梨子「果南さんに」 果南「」

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梨子-アイキャッチ6
~三年教室~

果南 「ダイヤ…ちょっといいかな?」

ダイヤ 「どうしたのですか?そんなに畏まって」

果南 「相談に乗って欲しくてさ」

ダイヤ 「相談ですか…はい、何のでしょうか」

果南 「梨子に、プレゼントを贈りたいんだけど」

ダイヤ 「えぇ」

果南 「あれこれ、色々悩んで決めたんだけど…自信持てなくて」

果南 「ダイヤに確認してもらいたいんだよ」

ダイヤ 「わかりました!それで、何をプレゼントするおつもりですか?」

果南 「待ってね、今出すかな」ゴソゴソ

ダイヤ 「持ってきてるのですね」

果南 「っとね…これ!」

果南 「どう…かな?」

ダイヤ 「…」ジィー

pixiv: 梨子「果南さんに」 果南「」 by てる

スクフェス総選挙

ダイヤ 「果南さんらしいプレゼントですね」

果南 「それで…喜んでくれるかな?」

ダイヤ 「私は、大丈夫だと思いますが…」

果南 「…が?」

ダイヤ 「注意事項は必ず説明してくださいね」

果南 「それは、大丈夫!メモもちゃんと書いて入れたから」

ダイヤ 「メモ?直接渡す時に、言えば…ハッ」

果南 「…///」

ダイヤ 「果南さん…」ジィー

果南 「な、なに?」

ダイヤ 「あなた、直接渡さないおつもりでいらっしゃるのですか」

果南 「な、なんの話?」アセアセ

ダイヤ 「当然、手渡しでしょうね」ニコッ

果南 「笑顔が怖いよ…ダイヤ…」

ダイヤ 「…」ハァー

ダイヤ 「一生懸命悩んで選んだんでしょ?」

果南 「うん…結構悩んだ…」

ダイヤ 「梨子さんに感謝してるのでしょう?」

果南 「お礼の手紙も書きました…便箋五枚くらい」

ダイヤ 「ならば、これを手渡しして直接、感謝の言葉を述べた方が…梨子さんも喜びますよ」

果南 「それは、分かってるけどさ///」

ダイヤ 「何を恥ずかしがってるのですか」

ダイヤ 「果南さんらしくありませんよ」

果南 「だ…だってさ!私ってサバサバ系じゃん」

果南 「そんな改まって、言うのって恥ずかしくて…」

ダイヤ 「変な所で乙女なんですから…」

果南 「しょうがないじゃん」

ダイヤ 「そんなに、深く構えず…いつも通り」

ダイヤ 「雑談でもして、スッと渡せば良いではありませんか」

果南 「うぅー…簡単に言ってるけど、難しいんだからね」

ダイヤ 「理解にくるしみますわ」

ダイヤ 「まぁ、も準備が終わってるのであれば、」

ダイヤ 「渡しにいきましょう」

果南 「えっ…」

ダイヤ 「せっかく、持ってきてますし…早い方が…」

果南 「無理無理!急すぎだって!梨子だって…迷惑に決まってる…」

ダイヤ 「それも、そうですわね」

ダイヤ 「では…分かりました…こうしましょう」

ダイヤ 「放課後…幸い、練習はお休みですので…ここまでいえばわかりますね?」

果南 「はい…」

ダイヤ 「それで、誘えますか?」

果南 「…」ウツムキ

ダイヤ 「…」

ダイヤ 「…」ハァー

ダイヤ 「梨子さんには、私が連絡しておきます」

ダイヤ 「放課後、生徒会室を開けておきますので使って下さい」

果南 「ダイヤ…ありがとう」

ダイヤ 「ついでに、ですが…これも渡してもらえませんか?」

果南 「うん…封筒?」

ダイヤ 「中身は、花丸さんが書いた作詞が入ってます」

ダイヤ 「なんでも、Guilty Kissの曲みたいで善子さんと作ったみたいです」

果南 「そうなんだー!うん分かったよ!渡しておくね」














~三日後~放課後














~淡島ホテル~

善子 「おじゃましまーす」

鞠莉 「善子に梨子!良く来たわね」

善子 「ヨハネだってば…」

鞠莉 「そうね」

善子 「ってのは、今回は置いておいて…鞠莉さん相談に乗ってくれないかしら」

鞠莉 「相談?善子の?」

善子 「私じゃなくて…」スッ

梨子 「鞠莉さん…」グスグス

鞠莉 「!?」

鞠莉 「どうしたの?そんなに眼の下、赤くして…」

鞠莉 「とりあえず、入って」

~鞠莉の部屋~

鞠莉 「はい、ハーブティーよ」

鞠莉 「少しは落ち着くと思うから、飲んでみて」

梨子 「ありがとうございます…」

善子 (あっ…おいしい)

鞠莉 「それで、またどうしたの?」

梨子 「…」ビクッ

梨子 「あ…その…」

善子 「リリー」

梨子 「よっちゃん…」

善子 「私から話すから、無理…しなくていいわ」

梨子 「…ありがとう」

鞠莉 (なんか、相当ヤバいやつみたね)

善子 「短答直入に聞くわ!」

梨子 「!!!」

梨子 「ちょっ!よっちゃん」

善子 「なに?」

梨子 「さっきと話違うんだけど!?」

善子 「うーん…まぁ、さっきは…あぁ言ったけど…よくよく考えれば」

善子 「相手は、マリーだし」

善子 「回りくどく言うよりは、直球の方が良いかなって思って」

梨子 「でも…」

善子 「変に話がこじれるのも嫌でしょ?」

梨子 「それは…そうだけど…」

善子 「ね?」

梨子 「…うん」

善子 「で…マリー」

鞠莉 「なにかしら?」

善子 「果南さんのことだけど…」

鞠莉 「果南のこと?」

善子 「そう!果南さんがリリーのことを嫌ってるのって本当なの?」

鞠莉 「果南が梨子のことを嫌ってる?」

梨子 「うぅぅ…」

鞠莉 「そんなことあるはずないじゃない」

善子 「!」

梨子 「!?」

善子 「リリー聞いた!果南さんは嫌ってないって」

善子 「リリーの勘違いなんだってば」

梨子 「じゃ…じゃあ、これは…一体なんなの?」

善子 「う~ん…」

鞠莉 「ところで…なんで、そんな話になってるの?」

善子 「発端は、これなんだけど…」

鞠莉 「ゲージ?」

善子 「見つけるの大変なんだけど…多分この辺に…いた!」

善子 「こいつが原因なのよ」

鞠莉 「…」ジィー

鞠莉 「青いカエル?」

鞠莉 (このカエル…どこかで…)

善子 「そう、このカエルを果南さんから、渡されたみたいなんだけど」

善子 「調べてみたら、ビックリ」

善子 「毒持ちのカエルで」

善子 「アルカロイド系?みたいで、なんでも…」

善子 「大人を数人殺せる毒なのよ」

善子 「それを、リリーに渡すんだもん」

善子 「…」

善子 「だから、果南さんは私のこと嫌いなんだって…」

善子 「遠まわしに…死んでほしいと思ってるって」

善子 「リリーが…」

鞠莉 (青いカエル…アルカロイド系…致死量の毒)

鞠莉 (果南…小さい…鮮やか…)

鞠莉 (まるで、宝石)

鞠莉 (宝石?…)

鞠莉 (確か、そんなカエルがいたわね)

鞠莉 (確か名前は…)

鞠莉 「コバルトヤドクカエル」ボソッ

梨子 「えっ?」

鞠莉 「このカエル…コバルトヤドクカエルじゃない?」

善子 「そんな名前だったわね!ネットで見たのも」

善子 「多分そんな感じだったわ」

梨子 「う、うん…果南さんも言ってたと…思う」

鞠莉 「思う?」

梨子 「実は、名前を聞いてたんですが…ちょっと舞い上がっちゃって…うる覚えなんです」

鞠莉 「そぅなのね」

梨子 「それで、ネットで後で画像を見ながら探して…毒があるって知って…」

梨子 「私…果南さんになにか、悪い事したのかなって…知らず知らずの内に迷惑かけてるんじゃないかって」

梨子 「色々考えたら…」

梨子 「怖くなって」

梨子 「もぅ、どうしていいか分からなくなって」ガタガタ

鞠莉 「…」

鞠莉 「先に言っておくわ!梨子」

鞠莉 「果南は、あなたのこと嫌っていないわ」

梨子 「えっ…」

鞠莉 「むしろ逆!likeよ」

梨子 「私のこと…好き?」

鞠莉 「That's right」

梨子 「なんで…なんでそんなこと言えるんですか?」

鞠莉 「それはね…」スッ

鞠莉 「このカエルを見れば分かるわ」

梨子 「?」

善子 「どういうこと?毒カエルなんでしょ」

鞠莉 「善子の言う通り、コバルトヤドクカエルは、猛毒のカエル」

鞠莉 「でも、それは…大抵、現地で捕獲したものなの」

善子 「?」

鞠莉 「元々は、アメリカ南部を生息地なんだけど、そこには怖い生物ばっかりで」

鞠莉 「この子は、アリやクモなんかを食べて生きてくんだけど、その食べ物の中に」

鞠莉 「猛毒をもつやつがいて、段々蓄積して、カエルも猛毒を持つって感じ」

鞠莉 「毒を持って毒を制するっていうのかしら」

善子 「この子も、じゃない」

鞠莉 「でもね?毒を持たない食べ物を与え続ける実験も行われたの」

梨子 「…!」

梨子 「もしかして…」

鞠莉 「無害なカエルになったの」

梨子 「じゃあ…この子は…」

鞠莉 「検査しないと分からないと思うけど…多分、無害じゃないかしら」

梨子 「私…果南さんのこと…」

鞠莉 「勘違いは、誰にでもあるわ」

鞠莉 「まだ、隣のダイビングショップに居ると思うから」

鞠莉 「いってあげて」

善子 「早い方がいいわよ」

梨子 「うん!ありがとうございます」

梨子 「いってきます」タッタッタッ

ーーーーー

善子 「でも、なんで…このカエルを選んだんだか?」

善子 「髪飾りとか他にもプレゼントならあったと思うけど」

鞠莉 「そうね…さっきは言わなかったけど、コバルトヤドクカエルには」

鞠莉 「他にも、呼び方があるの」

善子 「呼び方?」

鞠莉 「そぅ…『青い宝石』」

鞠莉 「『世界一綺麗なカエル』」

善子 「!」

鞠莉 「梨子は、自分のこと魅力が無いって言ってるけど…そんなことないわ」

鞠莉 「何たって、あの子…周りの人をあんなにも」

鞠莉 「魅了するのだからね」






















~後日談~

ダイヤ 「梨子さん、新曲の進捗状況はどうですか?」

梨子 「はい!順調です」

梨子 「聞いていきますか?」

ダイヤ 「そうですわね…では、一曲だけ」

ダイヤ 「~♪~♪」

梨子 「どうですか?」

ダイヤ 「良い曲だと思います」

ダイヤ 「Guilty Kissの曲ですね」

梨子 「はい!そうです」

ダイヤ 「題名は、なんていうのですか?」

梨子 「『コワレヤスキ』です」


おわり
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