善子「あっ、今日先輩が来るから」

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善子-アイキャッチ20
津島家・リビング

善子ママ「うん…分かったわ」

善子「よろしく頼むわね…」ソワソワ

善子ママ「(ほほう…?急にお家に呼ぶだなんていったいどちら様なのかしら?見た感じだと花丸ちゃんたちが来るときのテンションとは違うわね…)」

善子「ま、まだかな~…」チラチラッ

善子ママ「(時計を頻りに気にしちゃって…はっ!これはまさかあれですか?家の娘にも春が来たということですか!?)」

pixiv: 善子「あっ、今日先輩が来るから」 by 鷹南。

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ピンポーン♪

善子「っ!」ガタッ

善子「出迎えてくるから、普段通り!普段通りね!!」

善子ママ「はいはい」

善子ママ「(…なーんて素直に聞くはずないでしょう?こっそり後ろから覗いてやる!)」

善子ママ「さてさて噂の先輩さんは…って、あら?あの子って…」


玄関

善子「よく来たわね!我が上級リトルデーモンリリーよ!」ギランッ

梨子「だーかーらっ!そこまでの契約は結んだ覚えはないって言ってるの!あ、後リリーって言うのもやめて!恥ずかしいから//」

善子「え~?カッコいいのに…」

梨子「というか玄関でこんな押し問答しても意味ないでしょ。上がっていい?」

善子「あっ、ごめん!どうぞ上がっ「あらあらあら!」…げっ!」

善子ママ「あなた、もしかして桜内さんのとこの…!」

梨子「はい、そうです!母から話はうかがってます」ニコッ

善子ママ「ということは梨子ちゃんね♪まあ…!奥さんに似て綺麗ね~!」

梨子「そんなやめてくださいよ~!ママさんも母に聞いたように大変お綺麗です♪」

善子ママ「やだ~!上手なんだから!ささっ、上がって上がって!玄関で長話なんて失礼だわ!」

梨子「いえいえ。お邪魔しま~す」

善子ママ「どうぞ~!さて、良い紅茶あったかしら……あら?」グイッ

善子「…」イライラ

善子ママ「(目に見えてイラついていらっしゃる!?)」

善子ママ「ど、どうしたの善子?顔がちょっと怖いわよ?」

善子「普通にしててって言ったよね?」

善子ママ「いや、だってお客様が来たのよ?それに善子の先輩なら尚更じゃないの!あれくらいの対応するでしょ?」

善子「対応はまあいいわ。それよりなんで私より多く梨子さんとお喋りしてるわけ!?ズルいわよ!」

善子ママ「(梨子『さん』呼びか…へぇ~♪にしても桜内さんとこの娘さんかぁ。縁があるのねぇ、ふふっ♪)」

善子「ちょっと!聞いてる!?」

善子ママ「はいはい!とりあえずお部屋案内しなさいな。ちゃんと片付いてる?」クスッ

善子「ばっ…!昨日からしっかり片付けてるわよッ!…………あっ//」

善子ママ「ふ~ん?そうなんだぁ~~??」

善子「こ、このぉ~~~~!/////」

梨子「あ、あのぉ?」

善子「ごめん、梨子!待たせて!こっちこっち!」

梨子「え?善子ちゃん?押さないでよ~」

善子「…」チラッ

善子「むむっ」

バタンッ

善子ママ「…」

善子ママ「ふむふむふむ…」

善子ママ「(さっきの表情からして邪魔するなと言う感じね。あ、まあ邪魔しますけど)」

善子ママ「(それにしてもどういう方向で攻めようかしら?)」

善子ママ「娘の恋路、お手伝いしなきゃね♪」

善子ママ「(部屋に鍵が付いてないことを後悔しても遅いんだからね!)」


善子の部屋

梨子「へぇ~これが善子ちゃんの部屋か。なんというか、善子ちゃんって感じの部屋ね」

善子「ま、まあね!」

梨子「この前は散らかってるって言ってたのに片付いてるね?」クスッ

善子「そ、それは……儀式!魔法陣を書くために邪魔だから除去したのよ!」

梨子「そっか。で、なんの儀式をするの?」

善子「え、えっと…そ、それより梨子!実はね…!」

バーンッ!

善子ママ「…」

梨子「あ、ママさん」

善子ママ「我が同胞が儀式で召喚しようとしていたのは上級リトルデーモンリリー。そやつを召喚し愛を囁k 「わあわあわあわあ!//」

善子「ふんっ!」ガシッ

善子ママ「あ~れ~?」

ガチャンッ

梨子「あ、あれ~?」



善子ママ「もう。せっかく人が助け船出そうとしてたのに」

善子「どこがよ!……というかなんの話よ!」

善子ママ「えー?母親に隠し事ー?バレバレだゾ♪」

善子「いい歳して何ぶりっ子して「あ?」…ても変じゃないです」

善子ママ「全く。親をからかうでない!」

善子「からかってんの母さんじゃん…」

善子ママ「ふ~ん?」ニヤニヤ

善子「……なによ?」

善子ママ「あなた、梨子ちゃんの事好きなんでしょ?」

善子「な、なななな何を言ってるのかしら?」

善子ママ「この前のワンちゃんの一件で梨子さんに色々お話しちゃったな。でも不思議なのよね。なんであんなに素直に話しちゃったんだろう?他の先輩たちともずら丸たちとも違う。まさかこれって…みたいな?」

善子「なんでそこまで娘の気持ちに敏感なのよ!エスパーか!!」

善子ママ「だって善子分かりやすいし…」

善子「え?分かりやすい?だ、大丈夫よね?変に梨子さんにバレて気を使われたりされないよね?大丈夫よね?ね?」

善子ママ「(我が娘ながら可愛いわぁ…!)」

善子「…って、違うし!別にそういうんじゃないし!//」アタフタ

善子ママ「今さら取り繕ってもダーメ♪」

善子「むぅ…」

善子「じゃあ、邪魔しないでね…」

善子ママ「応援するわよ、善子!」

善子ママ「(直接ね…♪)」

善子「行ってくる…!」

ガチャッ

善子ママ「じゃあ次は…♪」



善子「梨子、待たせてごめん!」

梨子「お帰り~。どうしたの?」

善子「あ、いや!別に何もないわ!」

梨子「ほんと?確かママさん、私を召喚して何かするみたいなこと言ってなかった?」

善子「気のせいでしょ!」

梨子「そ、そう?」

善子「それより何しよっか!」

梨子「え?魔法陣書くんじゃないの?」クスッ

善子「あ、いや、その。り、梨子さんッ!」

梨子「はっ、はい!」ビクッ

善子「実は、今日呼んだのは…!」

バーンッ!

善子ママ「失礼しまーす!紅茶とお茶菓子持って来たわ♪」

梨子「あっ!ありがとうございます!」

善子「ふんっ!」ボフッ

梨子「善子ちゃん?ぬいぐるみにパンチして…どうしたの?」

善子「い、いえ!これはサンドバッグなの!ふんっ!ふんっ!」

梨子「え、えっと…可哀想かな」

善子「やめます!」

善子ママ「あらら。お邪魔だったかしら?」

梨子「そんな!問題ないですよ」

善子ママ「ほんと?嬉しいわ~♪」

梨子「あっ!このクッキー、ママさんが?」

善子ママ「えぇ♪あっ、辛くはないから心配しないでね!」

梨子「あはは。善子ちゃんの辛いもの好きにはびっくりですよ」

善子ママ「なんでか分からないのよねぇ。旦那に似たのかしら?」

梨子「ねぇねぇ?善子ちゃんはどうし…」

善子「ぶぅ…」ムスッ

梨子「よ、善子ちゃん!?」

善子「お構い無く~。梨子は母さんと話してる方が楽しそうだし…」

善子ママ「拗ねちゃって…」

善子ママ「(こうなるとめんどくさいのよね。爆弾を放つか…)」

梨子「こーら、善子ちゃん?」ポンッ

善子ママ「(あら?)」

梨子「なんで拗ねてるかは分からないけど、私は善子ちゃんに会いに来たんだよ?」

善子「でも私と話す時よりも、梨子楽しそうだし…」

梨子「そ、それはまあ…こちらにも理由がありまして//」プイッ

善子ママ「(おや?)」

善子「理由?ま、まさか本当は母さんと話すのが目的で…?」

梨子「ち、違うよ!私は…うぅ//」

善子ママ「(おやおや?)」ニヤニヤ

善子「あっ!赤くなった!やっぱりそうなんだ!うわぁ~ん!」

梨子「だから違うってば、もーう!//」

善子ママ「(目の前で青春されてる!ああ、やだ!ニヤニヤしちゃう♪)」

善子ママ「(じゃあ、ちょっと助けてあげましょうか!)」

善子ママ「梨子ちゃん?」

梨子「あっ!は、はいっ!」

善子ママ「家の子さ、変な子でしょ?相手するの大変じゃない?」

梨子「えとえと、そうですね…。まあ大変なのは確かですね」

善子「ふぇっ」ウルッ

梨子「…でも、みんなが辛いときや悲しいときに道化を演じてくれたり、見えないものを信じようという強い意志を持ってたり」

善子ママ「…」

梨子「とっても魅力的な子だなって思ってますよ!」ニコッ

善子「梨子…!」パァッ

善子ママ「そっか」

梨子「なんて、そんなのママさんの方が分かってるはずなのに。すみません!」ペコッ

善子ママ「いいのいいの!気にしないで!母親としてはこれほど嬉しいことはないわ♪」

梨子「ほんとですか?ありがとうござい…「あー!梨子ちゃんになら安心して善子を託せるわね♪」…ます……え?」

善子「ちょっ…!」

善子ママ「厳しいけど優しくて美人で善子の内面まで理解してくれてる…これ以上の存在いないでしょう?」

善子「か、母さん!ストップ!ストーップ!」

梨子「////////」カァァァ

善子「り、梨子?気にしないでね?あんなの母さんが適当に言ってるだけだから…」

梨子「…」

梨子「ご、ごめん!善子ちゃん!私、今日は帰るね!」

善子「えっ」

梨子「ママさん紅茶とお茶菓子美味しかったです失礼しますではさようなら」ササッ

善子「ま、待ってよ梨子!」

梨子「またね善子ちゃん!……はぅ//」

善子ママ「また来てね~♪」

ガチャンッ

善子「…」

善子ママ「あ~!やっぱりいい子ね、梨子ちゃん♪」

善子「終わった…嫌われた……」ガクッ

善子ママ「(全く梨子ちゃんの態度把握出来てないみたいね。これは面白いことになりそうだわ~♪)」

善子ママ「(そうだ!桜内さんにも協力してもらわないと!二人でお赤飯炊いてあげるのもそう遠くないはずよ!)」

善子「梨子さぁ~ん……」ウルウルッ




別の日

桜内家・リビング

梨子「あっ、母さん。今日後輩の子が来るからよろしくね?」

梨子ママ「後輩……あっ、もしかして善子ちゃん?」

梨子「そうかもねー」

梨子ママ「(まあ100%善子ちゃんでしょうね。津島さんに言われたように梨子にアプローチのヒントを授けなくちゃ!)」

ピンポーン♪

梨子「あっ♪」パァッ

梨子「はーい!」タタッ

梨子ママ「…」


玄関

善子「お、お邪魔しまーす…」

梨子「いらっしゃい!入って入って!」

善子「あ、はい…」

梨子「もう!何かしこまってるのよ?いつも通り堕天使すればいいじゃない♪」

善子「さ、さすがに先輩の家でするのもあれだし。好きな人の家ならなおさら……」ボソボソッ

梨子「え?何か言った?」

善子「なんにもないです!」

梨子ママ「あら、いらっしゃ~い」

善子「あっ!お邪魔しましゅ!」

梨子ママ「ふふっ。焦らなくていいのよ。自分の家だと思ってリラックスしてね♪」

善子「(親の方との仲は重要って母さん言ってたわね。だとしたら、前の梨子さんの対応は間違ってなかったのね!)」

善子「(私もちゃんとお母様に気に入ってもらわなきゃ!)」

梨子「もう!善子ちゃんは私に会いに来たの!お母さんは戻って戻って!」

梨子ママ「はいはい。それじゃ後で飲み物とお菓子持って行くからね、梨子?そして…」

梨子ママ「『よっちゃん』♪」ニコッ

梨子「………………はい?」

梨子ママ「ふふっ♪」

善子「(よっちゃん?これって気に入ってもらえてるってことなんじゃ!?やったぁ~♪)」

善子「はい!待ってます!」ニパッ

梨子ママ「(あら、可愛い!対して…)」

梨子「お母さん…?」ジトーッ

梨子ママ「(睨み付けちゃって、まあ…♪)」

梨子ママ「まあ、二人とも…」



梨子ママ「ごゆっくり♪」ニコッ



お赤飯はなかなか食べられない……かも。

おわりこ

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