千歌「他のスクールアイドルなんかぶっ潰してやる!」

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千歌-アイキャッチ36
—浦の星女学院スクールアイドル部室—


千歌『都会のスクールアイドルも目じゃないよ!かかってこーい!』

千歌『私達、Aqoursが一番だからね!優勝するから!アキバドームとか優勝とか関係なしに優勝するから!』

千歌『そんでもって沼津すこいんだぞーって教えてやるから!』

『チカ-ゴハンヨ-』

千歌『今行くー!ここら辺で動画を止めてっと』

曜「……」ピッ

千歌「よく撮れてたでしょ」ニコニコ

曜「……千歌ちゃん、質問していい?」

千歌「うん」

曜「この全スクールアイドルにケンカを売るような動画、いつ投稿したの?」

千歌「学校の皆に励まされた夜だから……一昨日だね」

曜「再生回数は?」

千歌「一、十、百……あ、一万回だって。すごいね」

pixiv: 千歌「他のスクールアイドルなんかぶっ潰してやる!」 by 二三

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曜「プチ炎上してるじゃん!どうしてこんな動画を作ったの!」

千歌「いや、その、皆に励まされて、何だかやる気がぐわーっ!ってなって抑えきれなくて……作っちゃった。てへっ」

曜「可愛く言ってもダメ!スクールアイドルがこんな問題発言をしたなんて、世に広まったら大問題なんだよ?」

千歌「よ、曜ちゃんのせいだよ」アセアセッ

曜「え?」

千歌「私が落ち込んでいた時に、梨子ちゃんと一緒に『やめる?』って焚きつけたの曜ちゃんじゃん」

曜「あ、あれはそういう流れというか……」アセアセッ

千歌「だから曜ちゃんにも責任はあると思うよ」

曜「ご、ごめんなさい」

千歌「謝るだけじゃちょっとねぇ」

曜「な、何かして欲しいの?」

千歌「手伝って欲しいんだ」

曜「何を?」

千歌「動画を作るの!」

曜「えぇ……」

千歌「私ね、気付いたんだ。Aqoursって内浦では少し有名だけどまだまだだって。どうしてかわかる?」

曜「結成してからまだ半年くらいだから?」

千歌「違うよ」

曜「実力不足?」

千歌「それもあるけど」

曜「百合ばっかりだから?」

千歌「そ、そうなの?って違ーう!こーほーぴーあーるが足りないの!」

曜「こーほー?」

千歌「こーほー」

曜「こーほー」

千歌「こーほー」

曜「なんか暗黒面の人みたい」

千歌「実はお父さん的な」

曜「嘘だーってね」

千歌「そうそう……って曜ちゃんがふざけるから変な話になったじゃん」

曜「ごめんごめん。それで広報PRが足りないってどういう事?」

千歌「あのね、私達ってAqoursをまったく宣伝していないでしょ?」

曜「言われてみればたしかに」

千歌「動画投稿サイトにPVを載せるか、善子ちゃんの生放送でしかAqoursを伝えきれていないんだよ。二つだよ!?半年間であげた動画は十個以下!ある意味ゼロだったんだよ!悔しいじゃん!」ウルウル...

曜「ある意味ゼロではないよね。なんで泣きそうになっているの?」

千歌「ちょっと昔を思い出しちゃって……と、とにかくAqoursには宣伝が足りないと思うんだ」

曜「もっと告知すればPVの再生回数も伸びるだろうし、入学希望者も増えていたかもね」

千歌「だからあの動画を上げたの」

曜「宣伝どころか炎上して逆効果だけどね」

千歌「再生回数はすごいのに?」

曜「コメント欄見てみて」ヒョイ

千歌「えっと……」

曜「どう?」

千歌「……なんか気分悪くなってきた」ヨロヨロ...

曜「取り敢えず動画を消して謝らなきゃ。ホームページに謝罪文載せよっか」

千歌「……待って」

曜「いやいやいや、時間ないよ?もう少しで一万五千再生だよ?」

千歌「ここで消したら諦めたって事じゃないかな」キリッ

曜「非を認めるだけだよ」

千歌「ううん違う!私、諦めたくないよ!」

曜「諦めてよぉ」

千歌「たしかにこの動画は悪かった……けどもっと良い私達を伝える方法で挽回したいの!」

曜「違う動画を作るって事?」

千歌「そう!」

曜「そんな事よりラブライブ決勝の為の練習を……」

千歌「……」ウルウル...

曜(な、泣きそうになってる……せっかく千歌ちゃんが元気になった事だし、少しくらい好きにさせてあげてもいいかな……)

曜「泣かないで千歌ちゃん。二つだけ約束してくれたら新しい動画を作ってもいいよ」

千歌「ホント!?」

曜「まず一つ。この動画を消して謝罪文を載せる」

千歌「う、うん」

曜「二つ目。新しい動画は非公開設定で載せて、私が許可してから公開する事」

千歌「わかった!じゃあまた明日、作ってくるね!」

曜「う、うん」

千歌「早く帰って動画編集の勉強しなきゃ!」タッタッタッタ...

曜「……練習は?」


—翌日・屋上—


千歌「早速作ってきたよ!」ニコニコ

曜「昨日果南ちゃんに捕まって放課後まで練習したのに、作れたの?」

千歌「徹夜で頑張った!」

曜(目の下が真っ黒……無茶したのかな)

千歌「とりあえず見てみて。スマホのアプリで……あったあった」ポチッ

曜「う、うん」

千歌『えー、こんばんは。私は今、浦の星女学院の屋上にいます。おそらく部室の真上あたりじゃないでしょうか』

曜「結構普通だね」

千歌『いよいよやってきましたこの日が。私はですね、今ちょっと見てください。沼津湾、その中には朝日のキラメキが見えます』

曜「今朝撮ったの?」

千歌「」コクコクッ

千歌『そして私の後ろには、仲間が世界最高峰の戦いの始まりを、今か今かと待ち焦がれています。Aqoursを愛する、本当に心から愛する女達よ!君の心は輝いてるかい!』

梨子『わー!』

善子『おー!』

果南『え、叫ぶの?』

千歌『盛り上がっていて良かった。それじゃあ皆!いつものアレいくよ!せーのっ!』

ちかよしりこかな『男の中の男達……出てこいや!』

『Aqoursをよろしくお願いします!』

果南『これでいいの?』

千歌『うん。果南ちゃん、手伝ってくれてありがとね』

果南『いいっていいって。また何かあったら呼んでねー』タッタッタッタ...

善子『朝から不幸だわ……眠い……』

梨子『よっちゃん大丈夫?ほら、おいで』ギュッ

善子『んぅ……』ギュー

梨子『はーいよしよし。ママが子守唄歌ってあげまちゅねー』

善子『ママァ///』

千歌『カメラ止めるの忘れてた』

千歌「……って感じなんだけど」ポチッ

曜「どこからツッコめば良いんだろう」

千歌「個人的にはAqoursのテロップがお気に入りかな。ドーン!とAqoursをよろしくって載せたから、これで知名度が上がるでしょ」

曜「悪い方向に知名度上がりそうだけどね。これパクリというか、モノマネだよね」

千歌「え?」

曜「え?じゃなくて。これプロレスの人でしょ」

千歌「総合格闘家だよ……あっ」

曜「知ってるじゃん……」ジトー

千歌「曜ちゃんなら知らなさそうだから、バレないと思ってたのになぁ」

曜「テレビで芸人さん達が、よくモノマネをしているからわかるって。なんでこれ選んだの」

千歌「なんか熱いPR動画ないか探していたら、美渡姉ぇが総合格闘技の試合を見てたの。それで真似しようと」

曜「真似はダメだって」

千歌「ちょっとだけだよ?最後だけ真似したの」

曜「そこが一番ダメなの!」

千歌「よくできてるのに?」

曜「オリジナルじゃないとまた叩かれるよ?しかも梨子ちゃん達まで巻き込んで……」ジトー

千歌「梨子ちゃんを起こしに行ったら、善子ちゃんと裸で寝ててさ。黙っている代わりに協力してくれたの。果南ちゃんはそこら辺を走ってたから誘ったよ」

曜「梨子ちゃんと善子ちゃんには触れない方がいいかな」

千歌「隠れて付き合ってるから内緒にしてって」

曜(がっつり動画で残ってるんだけど……あんな梨子ちゃん見たくなかったなぁ)ドヨーン

千歌「今回はこれでPRしようと思っているんだ。いいよね?」

曜「ダメ」

千歌「えー!なんでー?」

曜「モノマネは置いておいて、スクールアイドル感ゼロだもん。最後に男の中の男って言っちゃってるし。男の子いないじゃん」

千歌「た、たしかに……!」

曜「今気付いたんだ……」

千歌「自信作だったんだけどね。わかった。作り直してくるよ」

曜「動画自体を投稿しないって考えはない感じ?」

千歌「ない感じ」

曜「そっか……うん。まぁいいや」ニコッ

千歌「今度はスクールアイドル感出してみるね。明日もよろしくお願いします先生!」

曜「先生じゃないけど頑張ってねー」


—翌日・スクールアイドル部室—


千歌「曜先生!持ってきました!」

曜「はーい。今日のはどんな感じ?」

千歌「小悪魔系アイドルです!」

曜「小悪魔……?最近はあんまり見ないから、逆に新鮮かもね」

千歌「超新鮮だよ。ピッチピチだからね」

曜(今更だけど、なんで練習後の短時間で編集できるんだろ)ポチッ

善子『クックック……今日はこのヨハネが深淵の中、皆に紹介したいリトルデーモンがいるの』

曜(また善子ちゃんだ……真っ暗の中にライトで照らして何やっているんだろ。っていうかよく見たら屋上じゃん)

善子『リトルデーモン1号来なさい!』ユビサシッ

千歌『はい!』

曜(あ、小悪魔ってそういう)

千歌『ヨハネ様のリトルデーモン1号のちかちーです!小さい悪魔だけど……可愛がってね!』ギランッ

善子『ちょ、ルビィの丸パクリじゃないの!』

千歌『だってリトルデーモンのやり方知らないもん』

善子『自己紹介を考えておきなさいよって言ったのに……まぁいいわ。この地獄のエンターテイナーこと、ヨハネ様が教えてあげる!』

千歌『おぉ!』キラキラッ

善子『まずは……お前を蝋人形にしてやろうかぁ!』

千歌『あの歌、カラオケだと歌うまでが超長いよね』

善子『なんで知ってるのよ……あとは、』

ダイヤ『こらー!夜中に屋上で何をやっていますの!』

善子ママ『善子!夜中に出歩いちゃダメじゃないの!』

ちかよし『やっべ』

千歌「ここで動画は終わりなの」ポチッ

曜「……言いたい事はたくさんあるけど動画消そうか」

千歌「えー?」

曜「えー?じゃないよ!善子ちゃんも言っていたけど、これルビィちゃんのパクリじゃん!」

千歌「オマージュだよ」

曜「どっちでもほとんど一緒だよ!しかもまたスクールアイドル感とAqours感ゼロだし!」

千歌「曜ちゃんわがままだなぁ……可愛く撮れたと思ったのにさ」

曜「可愛いけどネットに上げるのはダメだよ。リトルデーモン4号に謝れとかまた怒られるよ?」

千歌「それはやだ……やり直す……」ショボン

曜「しかも最後の最後に、ダイヤさんと善子ちゃんのお母さん出てきたよ」

千歌「あの後、十千万でお説教食らったんだよ?ダイヤさんなんか『そんな娘に育てた覚えはありません!』なんて言うし」

曜「夜中に学校行くからだよ」

千歌「入学希望者待つ時は良かったのにね」

曜「許可取ったからね。ちょうど明日は学校休みだし、頑張ってまともな物を作ってよ?」

千歌「まともなPR動画ってどんなの?」

曜「んー、Aqoursの事をちゃんと伝えていて、なおかつインパクトがあれば良いよね」

千歌「紹介とインパクト……わかった」

曜(上手くいかなさそうだけど……)


—二日後・千歌宅—


千歌「今回は力作だよ。動画の方も七分強あるから」

曜「長いけど、また誰かの真似とかしてないよね」

千歌「……」アセアセッ

曜「したの?」

千歌「す、少しだけ!少しだけだから!軽く触った程度なの!」

曜「少しでもダメ!」

千歌「まず動画見て!それから良いかダメか決めて!お願い曜ちゃん!」ウワメヅカイ

曜(千歌ちゃんの上目遣い可愛い……///)

曜「見てダメだったら、ちゃんとダメって言うからね」

千歌「うん。再生するね」ポチッ

曜(私もちょっと疑い過ぎたかな。千歌ちゃんはこんなにも頑張っているんだもん。三度目の正直で、)

千歌『ウィィィィスッ!どうも、ちかちーでーす』

曜「待って待って」ポチッ

千歌「どうしたの?まだ始まって三秒だよ?」

曜「すっごい嫌な予感がするんだけど」

千歌「有名な人の動画らしくて、少し真似してみたんだ」

曜「イ◯ンモールのやつでしょ。この動画だと十千万の前だけど」

千歌「曜ちゃん詳しい……!」

曜「それにこの車、どうしたの?」

千歌「美渡姉ぇに内緒で乗り込んで動画を撮ったの。あとで怒られちゃった」

曜(どんどん嫌な予感がする……)

千歌「じゃ続きを」ポチッ

千歌『先日は入学希望者の最終受付日だったんですよ。入学希望者が百人にならないと廃校っていう。えーとですね、まぁ夜まで待ってみたんですよ』

曜「絶対あれじゃん……」ジトー

千歌『その後、なんとか朝の五時まで引き伸ばしてもらって、早朝はキツくない?と思いながらも皆で待ってみたんですよ。スィー』

曜「息継ぎまで真似る必要なくない?」

千歌『えー、なんとか待ったんですけども、入学希望者が百人来ませんでした。残念ながら。はい。九十八人まで頑張ったんですけどね。あと二人だったんですけれどもダメでした』

千歌『それでもね、私達Aqoursは浦の星女学院の名前を、Aqoursの名前をラブライブを通して軌跡として残していきたいと思うので、よろしくお願いします!』

美渡『さてと仕事……ってうわっ!千歌、サングラスなんか付けて何してんの!』

千歌『え、あ、AqoursのPR動画撮ってて……』オロオロ...

美渡『PR?』

千歌『と、とにかくもう終わりだから!』

美渡『千歌の事だから適当に宣伝したんでしょ。そんなんじゃダメ!ほら、十千万の宣伝も兼ねてうちでやるよ!』グイッ

千歌『なんで十千万もやるのさー!美渡姉ぇ仕事はー!?』

美渡『まだ時間があるから大丈夫だって。志満ー!ちょっと来てー!』

曜「……何これ」ポチッ

千歌「大変だったんだよ……十千万の宣伝とか、しいたけがただ走り回る動画とか、美渡姉ぇの会社の人が物置の上に座って大丈夫!とか言い出したり」

曜「もはや何の動画かさっぱりだね」

千歌「でもインパクトはあるよね」

曜「悪い意味でね」

千歌「曜ちゃん厳しいなぁ。もうこれで良いんじゃない?」

曜「オフ会0人はちょっとなぁ」

千歌「曜ちゃん、元ネタ知ってたんだね」

曜「いつもバスで帰る時、善子ちゃんがいろんな動画を見せてくるの。それで少し詳しくなっちゃって」

千歌「善子ちゃん、こういうの詳しいからなぁ」

曜「そうだ、次は善子ちゃんに動画の話を聞いて、また作り直してみよっか」

千歌「またリトルデーモンになるよ?」

曜「じゃあやめる?」

千歌「やめない!」

曜「やめて欲しいけど仕方ないね。また明日頑張ってみて」

千歌「うん」

曜(今度こそ、多分大丈夫だと思うけど……)


—翌日・梨子宅—


千歌「神作ってやつだね!」

曜「いきなり元気だね」

梨子「まだ動画を作っていたの?」

千歌「ちゃんとしたPR動画を作るまで諦めないもん」

梨子「曜ちゃんも大変ね」

曜「う、うん」ソワソワ

梨子「……曜ちゃん、最近私を避けているように感じるんだけど……」オロオロ...

曜「き、嫌いとかじゃないよ?」

梨子「じゃあどうして?」

曜「……ママァ」ボソボソッ

梨子「えっ、ちょ、待って、どうして曜ちゃんが知っているの?」アセアセッ

千歌「屋上で撮った動画、曜ちゃんに見せたの」

梨子「見せたの!?」

千歌「曜ちゃんしか知らないから大丈夫だって」

梨子「一人でも困るんだけど……」

曜「あんな梨子ちゃん見た事なくて、びっくりしててさ……でももう大丈夫、」

梨子「絶対絶対……秘密よ?」ギロリッ

曜「は、はひ」ガタガタ...

千歌「早速私が作ったPR動画見ていこうか。今回は善子ちゃんに教えてもらいながら作ったんだ」

曜「こ、今回もまた真似でしょ」

千歌「真似っていうか、そういうジャンルというか」

曜「?」

千歌「再生っと」ポチッ

『チカチ- ティ-ビ-エ-ブリデ-♪』

千歌『かんかんみかん!どうも、CHIKAKINです!』

曜「ヤバいヤバいヤバい」ポチッ

梨子「曜ちゃん?」

千歌「どうして止めたの?」

曜「千歌ちゃん、とうとうやってしまったね」

千歌「ふぇ?」

曜「ふぇ?じゃないよ!超大物パクるのはヤバいって!オフ会の時点でアウトだったけど!」

千歌「大物なの?」

梨子「私もよくわからないけど……」

曜「年収が億単位くらいって噂だよ」

梨子「( ゚д゚)!?」

千歌「年収が億単位……みかん何個分?」

曜「んー……プール十個分くらい」

千歌「( ゚д゚)!?」

曜「あ、伝わったんだ」

千歌「ど、どっどど、どどどどどどうしよう!社会的に消されちゃうよ!」

梨子「お、おちっ、落ちちちちちち着きなさい!東京に逃げましょう!」

曜「まだ動画を投稿していないから大丈夫だよ……これ、善子ちゃんに教えてもらったの?」

千歌「うん。ギリギリセーフだって」

曜「超アウトだよ」

梨子「よっちゃんたら……今夜はお仕置きね///」

曜「梨子ちゃんなんで赤くなってるの」

千歌「で、でも動画自体はかなり良くできたの!一応見てみて!」

曜(どうせ実験とか商品紹介だろうなぁ……)ポチッ

千歌『今回のゲストはこちら!鞠莉ちゃんでーす!』

鞠莉『チャオ〜。テレビの前のエブリバディ、マリーでーすっ!』シャイニ-

千歌『テレビじゃないんだけどまぁいいや。鞠莉ちゃん、何か紹介したい物があるって聞いたよ?』

鞠莉『そうなの。今日はこれを持ってきたの!』ドンッ

『鞠莉像』

曜「いやいやいや」

梨子「紹介してどうするのかしら」

千歌『それってフリマでも売れ残ったやつだよね』

鞠莉『それについてはノーコメントで。金ピカなのに超軽量というハイブリット置物デース!』

千歌『デメリット置物じゃないの?』

鞠莉『ノンノン。スペシャルな置物だけど、今回は動画を見てくれたあなたに!着払いでプレゼントしちゃいま〜す!』

曜「うわぁ……」

梨子「いらない……」

千歌『動画コメントで欲しいって教えてねー!』

千歌『それとAqoursをよろしくー!』

鞠莉『浦の星もー!』

ちかまり『ばいばーい!』

善子『ちょっと、そこはバイッ!って敬礼ポーズ!』

千歌『敬礼は曜ちゃんのだから真似しちゃダメだよ』

善子『自分のやってる事は真似だと思ってないのね……』

鞠莉『こういうムービーを撮るのって初めてだったけど中々面白いわね。今度ダイヤを呼んでドッキリ仕掛けましょう!』

善子『プリンと茶碗蒸しをすり替えて、ドッキリ仕掛けましょ』

鞠莉『悪魔ねぇ』

善子『ヨハネっ!』

千歌「こんな感じで作ったの」ポチッ

曜「却下でしょ」

千歌「こっそり投稿……」

曜「皆見るって」

千歌「投稿した後知らんぷり……」

曜「社会的に消されるよ?」

千歌「うっ」アセアセッ

梨子「私は好きだけどなぁ。中々面白いんじゃない?」

曜「そもそも全然Aqoursの宣伝になってないからダメだよ」

千歌「宣伝宣伝って……もっと大切なものがあると思う!」

曜「宣伝目的で作ったくせに……善子ちゃんに頼んだのが間違いだったかな」ジトー

千歌「じゃあ誰に教わればいい?」

曜「例えば……実況動画とか」

千歌「実況?皆で野球するの?」

曜「野球じゃなくて、ゲームとか」

千歌「どういう事?」

曜「ゲームしているところを、いろいろお話しながら撮影するの。中高生に人気って善子ちゃんが言ってた」

千歌「なるほど……わかった!早速探してみるね!」タッタッタッタ...ピョ-ン

曜「ベランダから帰った……」

梨子「よっちゃんとの赤ちゃんプレイを動画に……///」

曜「Aqours解散だよ?やめてね?」

梨子「(´・ω・`)」


—翌日・教室—


千歌「曜ちゃんお昼食ーべよー」

曜「うんっ。今日も授業疲れたね」

千歌「ねー。あれ、梨子ちゃんは?」

曜「善子ちゃんと食べるんだって」

千歌「そっか。じゃあ今の内に動画見せておこうかな」

曜「また一日で作ったの?」

千歌「徹夜!」

曜「練習がハードなんだからあんまり無理しないでよ?」

千歌「わかってるって。今回は有名なゲーム実況をやってみたの!」

曜(有名……?善子ちゃんに教えてもらっていろいろ見たけど、ゲーム実況をしている人ってたくさんいるけどなぁ)

千歌「編集も頑張ったの。何だか恥ずかしいけど……///」ポチッ

曜「今更照れられても」

『〜♪』

曜(ゲームのBGM……なんかレトロっぽい感じ)

『超沼津村』

曜「あ、これ知ってる。昔のゲームですんごい難しいやつだよね」

千歌「美渡姉ぇが押し入れに隠してたやつを見つけてさ。善子ちゃんからキャプチャー借りて撮ったの」

曜(千歌ちゃんがどんどん動画制作にハマっている……)

千歌「そろそろ始まるよー」ニコニコ

曜(千歌ちゃん何だか嬉しそう。よっぽど自信作なのかな?)

???『ハジメマシテ、ゆっくりみかんダヨ』

曜「そっち!?」ポチッ

千歌「何が?」

曜「な、なんで合成音声?肉声じゃないの?千歌ちゃんが直接話すんじゃないの?」アセアセッ

千歌「何だか恥ずかしくて///」

曜「アイドルなのに!?」

千歌「それにゲームに夢中になってさ、あんまり話せてなかったんだよね」

曜「じゃあAqoursの宣伝の意味ないじゃん……」ジトー

千歌「宣伝……あっ」

曜「まさか、ただ純粋に実況動画作ったの?」

千歌「///」コクンッ

曜「楽しむのは別に悪い事じゃないけど……」

千歌「せっかく作ったのに……ごめんね。作り直すよ」ショボン

曜「ま、待って!消す前にもう少し見せて」

千歌「……うん」ポチッ

みかん『キョウハ、コノゲームヲヤッテイクヨ』

曜「……のんびりした感じ、私は好きだな」

千歌「ホント!?じゃあじゃあ、また今度作ってみるね!」ニコニコ

曜「うん。Aqoursの宣伝なんかやめて実況動画だけ頑張ってね」ニコニコ

千歌「それとは別に作るよ」

曜「まだ頑張るの……?」


—翌日・千歌宅—


千歌「今回こそは投稿できるよ」エッヘン

曜「すごい自信だね」

千歌「すごい人達の動画を参考にしたからね。私も学ぶべき事が多かったよ」トオイメ

曜(千歌ちゃんはどこにいくつもりなんだろう……)

千歌「という事で最高傑作を見てみようよ」ポチッ

『〜♪』

曜 (何だか壮大なBGM……映画みたい)

『実話に基づく、感動ストーリー』

曜(おぉ、テロップが洋画っぽい。もしかしてそういう紹介動画なのかな)ワクワク

『Aqours』ドーン

曜(背景も内浦の画像で何だかすごい……!千歌ちゃん、いつの間にこんな動画を!?)

『浦の星女学院の廃校を止めるべく、彼女たちは動き出した』

『しかしタイムリミットはあとわずか。彼女達に何ができるのか——』

『刻一刻と迫る時の中、彼女達は何を思うのか——』

ルビィ『……』アセアセッ

花丸『……』オロオロ...

曜(あれ、流れ変わった?)

花丸『る、ルビィちゃ』ボソボソッ

ルビィ『え?も、もう始まってるの?あ、あの、浦の星、なくなるのやだー』

花丸『オラ、じゃなくてマルも嫌だなー』

ルビィ『どうしようかー』

花丸『困ったずらー』

ルビィ『こうなったら皆でぃぇ……皆じぇ、みんっ、みなっ』

花丸『落ち着いてルビィちゃん!』

ルビィ『み、皆で頑張ろう!』

花丸『で、でもどうやって?』

ルビィ『……だってー、可能性ー、』プツンッ

曜「あれ、動画ここで終わり?」

千歌「最後のは流石にマズいからね。いろんな人に怒られそうだし」

曜「そ、そっか」

千歌「それでどうだった?」

曜「最初はすっごく良かった。なんかハリウッドの映画予告みたいで新鮮だったね」

千歌「おぉ」

曜「途中で、タイムリミット過ぎたような……とか思ったけどあえてツッコまないよ」

千歌「今ツッコんだよね」

曜「最後が……まぁ、うん」

千歌「ルビィちゃんと花丸ちゃん、可愛かったでしょ」

曜「可愛かったけど……演技がねぇ」アセアセッ

千歌「アイドルだから、あのくらいでよくない?」

曜「ちょっとキツいかな」

千歌「曜ちゃんの理想が高過ぎるんだよ。あれくらいが丁度良いって」

曜「……わかった。特に問題はなさそうだから、一応投稿してみたらどうかな。多分炎上はしないと思うし」

千歌「やった!ありがとう曜ちゃん!」ギュッ

曜「い、いきなり抱き着いたらびっくりするって///」

千歌「早速投稿だー!」ニコニコ

曜(色々気になるけど……仕方ないかぁ)


—数時間後・曜宅—


prrr prrr prrr

曜「ん?……はい、千歌ちゃん?」ピッ

千歌『曜ちゃぁ……』

曜「ど、どうしたの?」

千歌『動画が……』

曜「まさか炎上したの!?早く消した方が良いって!」

千歌『違うの……再生回数が伸びないの』

曜「……あぁ、うん。だろうね」

千歌『え?』

曜「東海地区予選を一位で突破したとはいえ、まだまだ無名だもん。そんなAqoursが微妙な演技をする二人の動画を投稿して……どうなのかな」

千歌『で、でも、さすがにファンの人達くらいは、』

曜「ファンの人達は、Aqoursの最高のパフォーマンスが好きなんだと思う。なのに千歌ちゃんは『あのくらいで良い』って手を抜いて動画を上げたんだよ」

千歌『……』

曜「今回のは良い勉強になったんじゃない?」

千歌『……うん。ごめんね』

曜「私もキツく言い過ぎたよ。そうだ、今度のお休みに、二人でどこか出かけない?」

千歌『お出かけ……』

曜「最近ずっと動画ばっかり作っていたでしょ。気分転換もしないと、アイディアは浮かばないよ?」

千歌『……わかった。いっぱい遊んで、またいろいろ頑張る!じゃあねっ!』ピッ

曜「……どのくらい再生されたんだろ」ポチッ

『再生回数4,017回』

曜(そんなに時間経ってないのに……やっぱりすごいね千歌ちゃんは)


—数日後・沼津—


千歌「いやー、たまには遊ばないとダメだね」

曜「千歌ちゃん毎日遊んでない?」

千歌「あ、遊んでないよ。毎日真剣だもん」アセアセッ

曜「ふふっ、そっか」

千歌「またバカにして……むぅ」

曜「ごめんごめん。急な休みでちょっとテンション上がっちゃってて」

千歌「皆用事とか忙しいんだって。何だか、私と曜ちゃんだけ暇人みたい」ニコニコ

曜「千歌ちゃんよりは忙しいよ?」

千歌「曜ちゃんいじめないでよぉ」ジトー

曜「あはは……それにしても、よくこんなカフェを見付けたね」キョロキョロ

千歌「目の前が広場だから、よく路上ライブや催し物が間近で見られるって、沼津で人気のカフェらしいよ」

曜「知らなかった……私も根を詰め過ぎていたのかもね」

千歌「曜ちゃんは衣装も担当しているから、普段から疲れているでしょ?肩揉んであげるね」ササッ

曜「別に大丈夫だよ」

千歌「遠慮しないでっ」モミモミ

曜「あ、ありがとう///」

〜♪

千歌「ん、何だろうこの音」

曜「音楽……もしかして路上ライブ?」チラッ

千歌「あの三人が何かやるみたいだね」

???「」

???「」

???「」

曜(サングラスと帽子でよく見えないけど、女の人?)

〜♪

千歌「おぉ、踊り出したよ。曜ちゃん、もっと近くで見に行こうよ」グイッスタスタ...

曜「うんっ」テクテク…

千歌「ステップも早いし体全体で踊ってるね。疲れないのかな」

曜「たくさん練習したんじゃない?」

千歌「頑張っていたからね」

曜「え?」

千歌「が、頑張ってるねって言いたかったの。間違っちゃった」アセアセッ

曜「そっか」

???「」ジーッ

曜(なんかこっち見て踊っているような……)

???「」ニヤッ

千歌「なんか笑って……あ、帽子とサングラス取っちゃった」

曜「本当だ……えぇっ!?」

果南「」

花丸「」

ダイヤ「」

千歌「なんで三人が!?」アセアセッ

曜「きょ、今日ってゲリラライブとか予定あったっけ?」オロオロ...

千歌「聞いてないよ!ひょっとしてAZALEAだけのライブ?」

曜「わかんないけど、ど、どうする?」

千歌「もう少し様子を見てみよっか」

???「」タッタッタ...

???「」タッタッタ...

千歌「なんか増えたよ」

曜「……まさか」

鞠莉「」

ルビィ「」

千歌「あの二人も!?」

曜「( ゚д゚)」

千歌「な、なんでいきなり踊り始めたんだろ……」

曜「……あっ」

曜(これってもしかして、フラッシュモブってやつ?広場とかでいきなり踊りだして、サプライズで告白したりプロポーズしたり……告白///!?)

千歌「す、すごいねぇ」ソワソワ

曜(千歌ちゃんがソワソワし始めた!?それにさっきから踊っている皆がこっちを見てる……ち、千歌ちゃんが仕掛けたんだ!)

千歌「ま、鞠莉ちゃんが来たよ!」

鞠莉「」タッタッタッタ...

曜(前に見た動画と同じ流れなら、千歌ちゃんも踊りだして私に告白……///そ、そんな、心の準備ができてないのにー!)

鞠莉「ほらほら、そんな所に隠れてないで出てきなさい!」グイッ

曜「そ、そんな、皆が見ている場所で告白だなんて、」

梨子「ちょっと鞠莉ちゃん、引っ張らないでっ」スタスタ...

善子「な、何なのよもう!」テクテク…

曜「えっ」

千歌「梨子ちゃん達も来ていたんだね」

曜(……ひょっとして梨子ちゃん達のサプライズ?そっかそっか。あー……なんて勘違いをしていたんだろ私///)

千歌「顔真っ赤だけど大丈夫?」キョトン

曜「き、気にしないで……///」

千歌「そっか。ほら、見てみて!知らない人達も踊りだしたよ!」

曜「すごい……ダンサーさんかな」

梨子「ど、どういう事なの?誰か説明を、」

善子「リリー。話があるの」

梨子「な、何?」

善子「あのね……統廃合が決まって、学校がなくなっちゃうかもしれないけど……私はずっとそばにいるから!リリーとずっと堕天していたいの!」

梨子「よっちゃん……私もどこまでも堕天したいっ!」ギュッ

善子「リリー///」ギュッ

ワ-!キャ-!オメデト-!

曜「すでに付き合ってるのに、何を言ってるのかなあの二人」

千歌「告白って何回やっても良いものなんじゃない?」

曜「ふーん……」

曜(でもおかしいなぁ……なんで私と千歌ちゃんは呼ばれなかったんだろ。二人の為なら手伝ったのに)

〜♪

曜「え、また音楽?」キョロキョロ

梨子「」

善子「」

曜「なんであの二人まで踊ってるの……?」

千歌「……」

曜「ま、まだ何かやるのかな」

千歌「……そうだよ」

曜「え?」

千歌「」タッタッタッタ...

曜「ち、千歌ちゃん!?」

曜(な、何これ!?なんで千歌ちゃんまで踊りだしてるの!?わ、私も踊った方がいいのかな……でも振り付け知らないし……)オロオロ...

曜「……あ、音楽止まっちゃった」

曜(や、やっと終わりかな?)キョロキョロ

千歌「曜ちゃん!」

曜「ひぇっ」ビクンッ

千歌「こっち来て!」

曜「え、あ、う、うん」トテトテ...

千歌「……な、何だか緊張してきちゃった」アセアセッ

曜「……」ドキドキッ

千歌「……曜ちゃ、」

曜「私も好きっ///」ギュッ

千歌「!?」

曜「ずっと千歌ちゃんのそばにいたい!隣で笑っていたい!いつまでもいつまでも千歌ちゃんの視線を独り占めにしたい///」

千歌「ちょ、よ、曜ちゃん……?」

曜「最近怒ってばっかりだったけど、全部千歌ちゃんの為で……だから、その……よ、良かったら付き合ってください!」

ワ-!キャ-!ヤッパユリナンダヨナァ-!

千歌「待って待って、ストップストップ」

曜「えっ」

鞠莉「いつの間に本物のフラッシュモブになったの?」

果南「たしかに二人はお似合いだけどさ、計画を変更するなら言ってよー」

花丸「び、びっくりしたずら……」

ルビィ「愛の告白……///」

ダイヤ「すごいですわね……///」

曜「え?」

梨子「どこから変わっていたの?」

善子「アドリブとか苦手なんだけど?」

千歌「私にもさっぱりで……」

曜「千歌ちゃん、私の方がよくわかんないんだけど……」オロオロ...

千歌「……実はね、フラッシュモブでPR動画を撮ろうとしてたの」

曜「は?」

千歌「曜ちゃんにいろいろ言われて悔しくてさ、どうにか挽回したくて動画を探していたら……フラッシュモブが目に付いたんだ」

曜「う、うん」

千歌「Aqoursの皆に協力してもらって、あのダンサーさんは全部鞠莉ちゃんにお願いしたの」

鞠莉「うちのスタッフにダンス経験者が何名かいてね。連れてきたの」

曜「な、なるほど」

千歌「それで歌って踊って梨子ちゃん達を祝って。その後で曜ちゃんに、私もやる時はやるんだぞー!って伝えるドッキリみたいなフラッシュモブを撮影する……計画でした」

曜「……じゃあ告白とかは……?」

千歌「する気はなかった……」

曜「……私ここで死ぬね」

果南「まぁまぁ落ち着きなって。千歌。曜と付き合ったら?」アセアセッ

千歌「えぇぇぇええ!?」

鞠莉「あら、こんなに一途で可愛いピュアガールの告白を断るの?」

ダイヤ「女としてどうなのでしょう」

千歌「いやっ、そんなっ、い、いきなり過ぎて……き、嫌いではないけど///」

花丸「マルはお似合いだと思うズラ」

ルビィ「ルビィも!」

梨子「二人なら私達も安心できるわね」

善子「リトルデーモン同士、幸せになりなさいよ!」

千歌「うぅぅ……よ、曜ちゃん///」

曜「」チラッ

千歌「……よろしくお願いします」ペコッ

曜「っ!」

ダイヤ「これでめでたくカップル成立ですわね。フラッシュモブとやらも撮り終えた事ですし、早速練習に戻りますわよ!」

鞠莉「ダイヤったらこのまま休みにしなきゃダメよ」

果南「そうだよ。千歌と曜にデートの続きをさせてあげなきゃ」

ルビィ「お姉ちゃん……」ジトー

花丸「真面目さんズラ」

ダイヤ「わ、わかりましたよ!千歌さんと曜さん以外は学校に戻りますわよ!」スタスタ...

善子「えー、私達もー?」

梨子「よっちゃん。ライブも近いんだからわがまま言っちゃダメよ。それに……帰ったらご褒美あげるから///」ボソボソッ

善子「よーしっ!ダッシュで帰るわよー!」ダダダ...!

千歌「皆行っちゃった……」

曜「……千歌ちゃんっ」ギュッ

千歌「わわっ///」

曜「ごめんね、変な空気にさせちゃって」

千歌「い、いいよ別に。結局付き合っちゃったし」

曜「……空気を読んで付き合ってくれたの?」

千歌「……そうかもね」

曜「っ……」

千歌「それじゃあ空気を読んで……こんな事もしちゃおうかな」グイッ

曜「えっ」

チュッ

千歌「空気を読んで、次はどんな事しよっか」ニコニコ

曜「……で、デートでお願いします///」

千歌「りょーかい。撮影したフラッシュモブは明日編集するから、今日は夜まで遊ぼうね!」

曜「それは嬉しいんだけど……一つ良い?」

千歌「どうしたの?」

曜「さっき撮ったフラッシュモブって使えるの?」

千歌「もちろん使えるよ。ちゃんとAqoursをPRしたし、沼津のカフェを使って地元もアピール。これ以上にない広報PRだよ」

曜「……スクールアイドルって恋愛禁止じゃないの?」

千歌「……あっ」


—数日後・スクールアイドル部室—


『Aqoursをよろしくお願いしまーす!』

千歌「結局、普通の紹介動画に落ち着いちゃったね」

曜「これが一番良いんだって。ほら、練習行こ」

千歌「うんっ……ってあれ、梨子ちゃんがいつの間にか動画上げてる」

曜「梨子ちゃん?」

千歌「この前ね、動画投稿の方法を聞かれたから教えたんだ。その時にフォローしたんだけど、どんな動画かな……」ポチッ

梨子『はぁいよっちゃん///』ナデナデ

善子『ママァ///』

梨子『良い子でちゅねぇ///』ナデナデ

善子『バブー///』

曜「さ、再生回数は?」

千歌「……ひっ」

『再生回数745,445回』

曜「……見なかった事にしようか」

千歌「……そだね」




数日後。
千歌ちゃんがゆっくり実況で有名になり、梨子ちゃんがいろんな人にとても怒られるのはまた別のお話。


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『千歌「他のスクールアイドルなんかぶっ潰してやる!」』へのコメント

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