梨子「例えば、こんなクリスマス」

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梨子-アイキャッチ27
~ベランダトーク~

千歌「あ~!そういえば梨子ちゃん、善子ちゃんと急に仲良くなったよね!」

梨子「はあ~?仲良くなった?」

梨子「違うわよ!あの子が勝手になついてきたの!!」

千歌「そっか~!でも、わたしたちのことはりとるでーもん~って言うのに梨子ちゃんだけには上級…だっけ?そう言うでしょ?」

梨子「だから私はそんな高度な契約結んだ覚えはn……はっ!」

千歌「なんかすっかり善子ちゃん化してるよ、梨子ちゃん…」

梨子「むぅ…全部あの堕天使が悪いんだから」

pixiv: 梨子「例えば、こんなクリスマス」 by 鷹南。

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千歌「そいえば、梨子ちゃんはクリスマス予定あるの?」

梨子「ないわよ。そういう千歌ちゃんはどうなのよ」

千歌「わたし?わたしはよーちゃんと遊ぶのであります!」

梨子「えっ?いーなー!遊ぶんだったら私も一緒していい?」

千歌「別にいいけど善子ちゃん悲しんじゃうよ?」

梨子「なんでそこで善子ちゃんが出てくるのよ…」

千歌「だって上級…」

梨子「もうそれはいいから!」

千歌「えー」

梨子「曜ちゃんと遊ぶんでしょ?だったら混ぜてよ~」

千歌「まあ、別にいいけどさ~…もしかしたら明日急に善子ちゃんが押しかけてくるかもじゃん」

梨子「いくらあの子でも沼津からはるばる私のところに来やしないでしょ。それに1年生で集まるんじゃないかしら?」

梨子「鞠莉ちゃんたち3年生も最後のクリスマスは3人で朝から騒ぐって言ってたしさ。ここは学年別に盛り上がりましょうよ♪」

千歌「なるほどね~。まあわたしは構わないんだけどさ、都会っ子の梨子ちゃんがわたしたち田舎育ちのクリスマスに馴染むかな~って心配でさ」

梨子「もう半年以上一緒にいるのに今さらそんなの気にしないわよ!全く…さっきから千歌ちゃん変だよ?」

千歌「ぐっ…そ、そんなことないよ?」

梨子「あやしー…」

千歌「え、えーっと……あっ!志満姉?うん、うん!そっか今行くよ!すぐ行くよ!じゃ、そういうことで梨子ちゃん!おやすみ!!」

梨子「あっ、ちょっと千歌ちゃん!!…もう」

梨子「……あやしー」ジトッ


~梨子の部屋~

梨子「(絶対千歌ちゃんなんか隠してる。曜ちゃんに聞いてみようかしら…)」

梨子「…って、さすがに悪いか~」

梨子「(向こうにいた頃は適当に出掛けて夜は家族で過ごしてって感じだったもんな~)」

梨子「はぁ~、シングルヘルとはよく言ったものね~」ゴロゴロ

梨子「(ダメ元で善子ちゃん…って言ってもあっちも1年生で集まるだろうしな。3年生がそう話してた時なんか話してたし)」

梨子「ま、明日になってから決めよ……」

梨子「…zzz」













目覚めなさい、我がリトルデーモンよ…

梨子「う…うるさいぃ……」

我が真名、ヨハネの名を持って命ずる。

目覚めなさい、リトルデーモンリリーよ…

梨子「うぅ…。りりーってよぶな…わがままだてんしぃぃ……」

うにゃっ!?起きろ~!起きなさ~い!!

梨子「もう…なに~?」

善子「梨~子~!!」

梨子「ん~」

梨子「…………………………………………ん?」

善子「ふふっ、ようやく目覚めたわね。マイリトルデーモン?」ギランッ

梨子「………」

梨子「きゃあああああああああああ!!?」

善子「くくくっ…」

梨子「な、なな、なんで善子ちゃんが私の部屋にいるのよ!!」

善子「堕天使ヨハネに起こりうる事象は当然にして必z」

梨子「そういうのいらないから!!」

梨子「あー!もうッ!!」

善子「ご、ごめ……って、なんで布団被ってるの??」

梨子「当たり前でしょ!顔も整えてないし、髪はボサボサだし、そ、その上私の寝顔まで…」

善子「気にすることなの、それ?」

梨子「当~た~り~前~で~しょ!?もう信じらんない!」

善子「ふーん。梨子は別にそんな気にしなくても綺麗だと思うけど?」

梨子「……それはあれ?私が上級リトルデーモンだからとかいう善子ちゃん補正?」

善子「…梨子?」

善子「なに訳わかんないこと言ってるの?」

梨子「一番言われたくない人に言われた!」

善子「ほら!とっとと着替えて遊びに行くわよ!リア充しに!!」

梨子「わかった!わかったから!布団引っ張らないでってば~!!」



~電車~

梨子「ふぅ…。お母さんもなんで勝手に通すかな~」

善子「『梨子さんと遊ぶために来ました~』って言ったら、『じゃあついでに起こしてきてもらおうかしら♪』って」

梨子「お母さんには普通なのね…」

善子「くくっ。この世界に紛れるための処世術よ…」

梨子「お母様が教師だもんね~」

善子「か、関係ないしッ!!」

梨子「それでどうして私を誘ったの?善子ちゃん、1年生で集まるとかなかったの?」

善子「あの2人は……ふんっ!リトルデーモンたる自覚が足りないのよ!このヨハネをのけ者にするなんてぇ!!」

梨子「あら?もしかしてほったらかしにされちゃった?」

善子「違うしッ!そんなのリリーだってそうでしょ!?」

梨子「そ、それは…うぅ」

善子「あっ、ごめん…」

梨子「なんだかんだ立場似てるよね、私たち」

善子「幼稚園で一緒にいたって言っても、ずら丸はルビィとのが付き合い長いし…」

梨子「なんというか、少し入り込めない空気感っていうのかしら?3年生見てたらわかるけどさ、あんな感じの」

善子「曜や千歌も幼なじみだしね~」

梨子「ということは善子ちゃんは仲間探しをしてた訳だ」ニヤニヤ

善子「し、してないし。曜に連絡してみたりなんかしてないし!」

梨子「やんわり断られたと…」

善子「ぐぬっ」

梨子「そうだよね~?なるほど、なるほど…」

善子「…なによ?」

梨子「要するに堕天使ヨハネちゃんは高校生活初のクリスマス、Aqoursと知り合えたしリア充したかった訳だ!」ニコッ

善子「…べ、別にいいじゃん//」プイッ

梨子「そういうとこ、みんなにもっと見せてけばいいのに♪」

善子「うるっさいわね~!ほらッ!着いたから行くわよ!!」

梨子「はいはい、ヨハネちゃん♪」

善子「こういう時に呼ぶな、バカ//」



~商店街~

梨子「相変わらずおっきいリースだよね~」

善子「あの時はダイヤが意地張ってたわね」

梨子「善子ちゃんもでしょ?」

善子「でも結局灰色とか誰かさんが言ったし」

梨子「それでなんでああなったのよ…」

善子「そこはグレーゾーンってヤツよ」

梨子「まあ実際パーティーは楽しかったしね」

善子「そうねぇ~……あら?」

少女「お母さ~ん!お母さ~~ん!!」

梨子「迷子かしら…って、善子ちゃん?」


善子「どうしたの?」

少女「うぐっ…お母さん、お母さんが~!」

善子「はぐれちゃったんだ…」

少女「ちゃんと今日まで良い子にしてたのにぃ…サンタさん来てくれないよぉ…うぅ」

善子「泣かないのッ!大丈夫よ、お姉ちゃんが一緒に探したげるから!」

少女「でもサンタさんが……」

善子「そうね~…じゃあお姉ちゃんが今の悪いことを無くしたげる!」

少女「えっ…?」

善子「お姉ちゃんには不思議な力があってね?悪いことをこの手から吸収しちゃうの!」

少女「ほんと?」

善子「ほんと!だから一緒にお母さん探そ♪」

少女「うん!」ギュッ


梨子「ふふっ」クスッ

善子「梨子?ちょっとこの辺りで待っててくれる?この子のお母さん探してくるから!」

梨子「うん。私も手伝おうか?」

善子「大丈夫よ。田舎の商店街だもの。少し歩き回ればすぐ見つかると思うから」

梨子「わかった。迷子にならないようにね?」

善子「うっさい!!」

善子「…よし、じゃ行こっか?」

少女「うん♪」

タッタッタッ…

梨子「やっぱり良い子だな、善子ちゃん♪」



~やば珈琲店~

善子「やっぱ苦い…」

梨子「なんでブラック頼んだのよ」

善子「ブラック…それは黒、まさに堕天使の黒!!」

梨子「あっ!店主さん、この前はありがとうございました!」ペコッ

善子「聞いてッ!…っと、ありがとうございました!」ペコッ

梨子「ほら、ケーキと一緒に食べれば少しはましになるでしょ?」

善子「あんまり変わんないぃ…」

梨子「もう。ほら、私のカフェラテと取り替えてあげるから、ね?」

善子「べ、別に大丈夫…」

梨子「善子ちゃん?」

善子「…お願いします」

梨子「よろしい♪」

善子「……んくっ。うん、飲める」

梨子「そう、良かった」

善子「梨子は飲めるの、それ?」

梨子「私はヨハネちゃんみたいにお子ちゃまな舌じゃないし~」

善子「なんですってぇ~!」

梨子「ほ乳瓶…」ボソッ

善子「うにゃあああああああああ!!///」

梨子「あはは、ごめんごめん!んくっ…」

梨子「………」

善子「ん?」

梨子「にがぁ……」

善子「お子ちゃまリリー…♪」

梨子「うるさいわよ、アホ堕天使ぃ!//」



~ゲームセンター外~

善子「あはははははっ、あははっ!!ひ、ひぃー!お腹痛いっ…ふ、ふぅ~っ!」

梨子「絶対静電気のせいだもん…私のせいじゃないもん…」ムスッ

善子「4つあるタッチ式の自動ドア…全部、開かないッ…、ふっ」

善子「他の人が普通に入れるのに1人だけゲーセンに拒絶されるJK…ぷふっ」

梨子「タイトーだかサイトーだか知んないけど対等に扱いなさいよ、バカぁ!」

善子「どうする?もう1回挑戦する??」

梨子「見ときなさいよ…」スッ

自動ドア「…」

梨子「………」

善子「ほっ!」スッ

自動ドア「ウィーン!」

梨子「なーんーでーよー!!?」クワッ

善子「あははははははははっ!!」

梨子「納得いかない…」

善子「ほら!こんなとこじゃ迷惑になるし入るわよ、ビリビリリー?」

梨子「うるさい!//」


数分後…

梨子「ふふん…!」ドヤァ

善子「な、なんで…」

梨子「なんてことはないわ。私の放ったコインが運を引き寄せた。ただそれだけよ♪」

善子「なんでリリーだけ自分のMR当ててんのよ!」

梨子「本格起動はまだ先だし、ミッションコンプね!あとはμ'sで遊ぶわ♪」

善子「くぅ…」

梨子「その前にもう1回Aqours勧誘…あっ」

善子「さすがに追うのは…でもなぁ……」

梨子「善子ちゃん、これ♪」

善子「へっ…って、私のMR!?」

梨子「当たっちゃった、やったね♪」

善子「そんなぁ…」

梨子「しょうがないなぁ、じゃあ…はい!」

善子「えっ、嘘ッ!?……って、リリーのMRじゃない!」

梨子「自分のは自分で当てなさい」

善子「むぅ!じゃ、なんでこれ渡すのよ!」

梨子「もし善子ちゃんが私の当てたらそこにヨハネって印刷されるでしょ?なんか私が善子ちゃんの物みたいな感じで嫌だし…」

善子「どんな理由よ!!」

梨子「だから私の当たったとしてもスルーしなさいよ?いいわね?」

善子「えぇ…たかがゲームなのに……」

梨子「そういうの大事なの!」

善子「よくわかんない…」

梨子「わからなくていいの♪」

善子「まあ、他のゲームもしに行くわよ!」

梨子「はーい」



~カラオケ~

善子「三日月に 手をのばした 君に届け この想い…」

~♪

善子「ふぅ…」

梨子「わぁ!すごい!すごい上手!」パチパチ

善子「ふふん、当然ね!」

梨子「私は歌はちょっと自信ないからな~」

善子「私は好きよ、リリーの声」

梨子「ありがとう。にしても、善子ちゃんのことだからもっと堕天使って感じな歌を歌うかと思ってたわ」

善子「堕天使みたいな歌ってなによ」

梨子「あの一億何年生きてる…」

善子「閣下は関係ないわ!!」

善子「それよりリリーはなに歌うの?」

梨子「私は……これかな?」ピッ

~♪

善子「あっ、懐かしい」

梨子「ふふっ」

………

梨子「最高の思い出を…」

~♪

善子「映像付きは卑怯だわ、うぅ」

梨子「あのアニメは知ってたな~。友だちに勧められたから」

善子「もう1回見返そうかな~」

梨子「一緒してもい「ほんと!?」…う、うん。善子ちゃんがいいなら…」

善子「約束だからね?」

梨子「うん♪」

梨子「次は2人で歌う?」

善子「歌う!」

………

よしりこ「こっちみてる?こっちみないで!」

よしりこ「ワナワナワナ・ワナナンダ!」

梨子「味方みたい?」

善子「それとも敵?」

よしりこ「ワナワナワナ・ワナナンダ!!」

~♪

梨子「だてに千歌ちゃんからオススメされてないわ」

善子「私もルビィに何回も聴かされたし」

梨子「Aqoursのみんなと歌うのもいいけど、やっぱり少ない人数で歌うのもいいわね」

善子「リリーは鞠莉とずら丸とだったっけ?」

梨子「うん!楽しかったな~!善子ちゃんは曜ちゃんとだったよね?」

善子「じもあいコンビってね!」

善子「…リリーは私と歌って楽しかった?」

梨子「うーん、わからない…」

善子「あんまり、だったかな?」

梨子「わからないから、もっと2人で一緒に歌おっか♪」

善子「……うん♪」



~駅~

梨子「今日は楽しかったわ。ありがとう、善子ちゃん!」

善子「私も楽しかった!あと、ヨハネ!」

梨子「ふふっ。その返し今日初めてしたね」

善子「あれ、そうだっけ?」

梨子「これが上級リトルデーモンである私の特権かしら?」クスッ

善子「くくっ、リトルデーモンリリーよ。あまり主であるこの堕天使ヨハネに歯向かわない方がいいゾ…」

梨子「お言葉ですが主とは思っていません。我、リリーはヨハネと対等にあるのです…」

よしりこ「………」

よしりこ「ふふっ、あははッ!」

善子「ありがとう、梨子!本当に今日は楽しかったわ!これで夜も寂しくないわ!」

梨子「寂しく…?お母様やお父様は?」

善子「クリスマスくらい夫婦でどっかでイチャついてきなさいって追い出したの!」

梨子「なるほど…」

善子「それに昔から1人でクリスマスを過ごすこと多かったし、こんなの慣れっこよ!」

梨子「…本当に?」

善子「言ったでしょ?今日は梨子といっぱい遊んだし、あとはケーキでも買って夜を過ごすとするわ!」

梨子「そ、そう…」

善子「今日は急だったのにありがと!リトルデーモンリリー!さらばッ!」

梨子「あっ!善子ちゃん!!」

梨子「………」

梨子「ほんっと素直じゃないんだから…」



~津島家~

善子「んくっ……苦い…」

善子「やっぱりケーキだけじゃ急に甘くはならないかぁ…」

善子「………はぁ」

善子「(あっという間だったな~、リリーと過ごす時間。きっかけは本当になんのことはない始まりだったけど、私の言葉を、想いを理解してくれた)」

善子「(優しい人よね、梨子は。一緒にいるとお姉ちゃんみたいで、落ち着けるって言うか)」

善子「リリー…」ジワッ

善子「あ、あれ?なんか今日のこと思い出したら涙が…」

善子「私、こんな寂しがり屋だったっけ?あはは…」

善子「う、うぅ……」グスッ

善子「梨子ぉ……」





ピンポーン♪




善子「えっ」

善子「誰よ、こんな時間に。母さんたちはもう少し遅くなるって連絡あったし…」

善子「はぁ…しょうがないわね」ゴシゴシ

ガチャッ

善子「どちらさ……」




「メリリークリコマ~ス!!……なんて//」




善子「………」

梨子「な、なんとか言ってよ!//恥ずかしいでしょ!!//」カァァ

善子「………さっむ」

梨子「むっ!善子ちゃ~ん!?」

善子「サンタの帽子被って、寒いギャグかますなんて…ふふっ!」クスッ

梨子「なっ!?私は善子ちゃんが素直に寂しいって言わないからわざわざ来てあげたのに!」

善子「別に頼んでないし~」プイッ

梨子「このアホ堕天使~!!」

善子「はっはー!なんとでも言いなさい!」

梨子「全く…本当に素直じゃないんだから」

善子「………ありがと」ボソッ

梨子「どういたしまして♪」ニコッ

善子「なっ!?//そういうのは聞こえてないのがお約束でしょ!!」

梨子「こんな静かな夜で、目の前にいるのに聞こえてないなんてあり得ないでしょ?」クスッ

善子「こ、この~!//」

梨子「可愛い善子ちゃんいただき~」ニコッ

善子「だーかーら!ヨハネッ!!」

梨子「はいはい♪」

善子「くくっ、我が城に迂闊に近づくとは…たっぷり後悔させてあげるわ!」

梨子「ふふっ、受けて立つわ!」

おしまい

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