生徒会長真姫ちゃん

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真姫-アイキャッチ3
ラブライブに優勝し、μ'sが終わり、そして穂乃果たちが引退した頃…


私は生徒会長になっていた。

pixiv: 生徒会長真姫ちゃん by yacht

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一年前


穂乃果「ねえ真姫ちゃん。生徒会長をやらない?」

真姫「オコトワリシマス」

穂乃果「つれないなー。」

真姫「つれないって、皆そうでしょ。生徒会長なんて面倒くさいことはしたくないもの。花陽にでも頼めば?」

穂乃果「部長は生徒会長になれないの。部のことが疎かになるからだって。」

真姫「じゃあ凛は?」

穂乃果「さすがにそれはちょっと無理かなって…。」

真姫「(あんたが言うな。)…で、私なのね。」

穂乃果「おねがい、真姫ちゃん。」ウルウル

真姫「そ、そんなことしたって…。」

穂乃果「おねがぁい󾬌」

真姫 「…急にやる気が失せたわ。」

穂乃果「」ウルウル

真姫「わかったわよ。やればいいんでしょ。」






…という経緯があったんだけど、まあ、そういうわけで、私は生徒会長になり、なんやかんやで3年生になった。


この学校には目安箱があって、そのなかには無茶なお願いがあるのよ。例えば…



『学校で米を作らせて下さい。』


『何か目新しいことをして下さい。』


『有名人を呼んだ出前授業をして下さい。』


『女子行為室を作って下さい。』


『X月Y日の夜、神社に一人で来てください。』


…とかね。生徒会長ってこんなことまでしなきゃいけないのね。やっぱり生徒会長って大変だわ。でも、うだうだ言っててもしょうがないわ。早速始めましょうか。







生徒会長室

コンコン

真姫「入っていいわよ。」

雪穂「失礼します。もしかして私、何か悪いことをしましたか?」

真姫「別に叱ろうというわけではないわ。とりあえず座って。」

雪穂「は、はい。」

真姫「これを書いたのはあなたよね?」ペラッ

雪穂「そ、そうです。」

真姫「『有名人を呼んだ出前授業をして下さい。』かあ。どうしてこれを書いたの?あなたの事だから適当にって訳ではないと思うのだけど。」

雪穂「実はスクールアイドルの活動に悩んでまして…。テレビで活躍している人は何を考えているかを聞いてみたいんです。」

真姫「ふうん。うちの学校にはお金がないというのにねぇ。」

雪穂「す、すみません。」

真姫「まあいいわ。何とかするから。待っててなさい。」





講師「…今日は、私の話を聞いていただき、ありがとうございました。最後に一つだけ言わせて下さい。」

講師「私はアイドルを目指すにあたって、苦労を重ねました。」

講師「寒い。イタイ。などといったものから、七光りとまで言われました。このまま進んでも良いのかと、不安になりました。」

講師「そんななかで支えとなったのは高校時代の仲間の存在でした。」

講師「応援してくれる仲間がいるからここまでやって来れました。」

講師「みなさん、周りの人を大事にして下さい。その人たちは苦しい時にきっとみなさんの力となってくれます。」

講師「最後の最後で申し訳ありませんが、みなさんで一緒にあれをしたいのですが、いいですか?」

講師「それでは、せーのっ!」



「「にっこにっこにー!!」」







流石にこちゃんね。立派な講演だったわ。雪穂ちゃんも喜んでたみたい。これでμ'sを越える自信がついたって言ってたわ。さ、次の依頼に行きましょう。





居酒屋


「「かんぱーい!!」」

海未「ふぅ、美味しいですね。いい米を使ってます。」

真姫「なんていったって花陽プロデュースの『お米スムージー』だもの。」

海未「早速ですが、どうして私をここに呼んだのですか?」

真姫「実は、こんな投書があったの。」

海未「『何か目新しいことをして下さい。』ですか?どうしてこれを私に?」

真姫「海未は園田道場の師範として生徒を教える立場にある人だから、何か良いアイデアが思い浮かばないかなあって。」

海未「それで私ですか。しかし、これはちょっと難しいですね。」

真姫「あなたはもう立派な師範でしょう。なに若いからといって弱気になっているのよ。自信をもちなさいよ。」

海未「あ、いえ、そっちの方は大丈夫です。μ'sとしてステージに立ったことは、私に自信を与えてくれるのには十分でしたので。今では全く問題ありません。」

真姫「じゃあ何が問題なの?」

海未「この人が具体的に何を変えて欲しいのかが、全くわからないので、当人から話を聞かないことには何も始まらないかと…。ん?もしかして…。真姫、ちょっとお願いがあるのですが…。」




prrrrrr


真姫『もしもし、凛、今大丈夫?』

凛『もしもし、こっちは大丈夫だよ。今ちょうど練習が終わったところだから。』

真姫『そ。じゃあ本題に入るけど、最近何か悩みごとでもあるの?』

凛『あ、そっか…。あれを書いたのが凛だってわかったんだね。…凛はμ'sにいた頃のことがどうにも忘れられないの。ずっと前だけを向いてがむしゃらに頑張り続けられたあの頃のことを。』

真姫『陸上部は楽しくないの?』

凛『そんなことない!そんなことないけど…。』

真姫『まさか、リリホワトレーニングが懐かしいとでもいうの?』

凛「まあ、そんなところ。余計なことを考えずに、ただ前を向いていたいなぁって。』

真姫『そ。じゃあ海未に代わるね。』

凛『え?』

海未『もしもし、お久しぶりです、凛。』

凛『久しぶりだにゃ。海未ちゃん。』

海未『その語尾も懐かしいですね。』フフッ

海未『実を言うと私はリリホワトレーニングに関して言えば私も心残りがあったのです。あまりにもぬるかったと。そう、後悔しています。』

凛『海未ちゃん?良いように言っているけど、凛ちょっと怖いにゃ…。』

海未『ふふっ。凛は相変わらずツンデレさんですね。とりあえず今から家に行くので待っててくださいね。』ピッ

海未「真姫、すみませんがお先に失礼します。今日はありがとうございました。」キラキラ

真姫「いいのよ、それくらい。私のほうこそありがとう。凛をよろしくね。」





あれからというものの、凛はゲッソリとしていたわ。『真姫ちゃんひどいにゃー!』とかなんだか言いながらも元気になったみたいで何よりだわ。さ、次にいきましょう。





亜里砂「あ、こんにちは、真姫さん。もしかして行為室のことですか?」

真姫「ええ、そうよ。漢字は間違ってたけど。」

亜里砂「え、そうなんですかぁ?うぅ。最近はずっと間違えなかったのに…。お姉ちゃんに教えてもらえればなあ。」

真姫「仕方ないわよ。今はロシアにいるんだっけ?」

亜里砂「いえ、ロシアを離れて今はイギリスにいるみたいです。なんでも、いっぱい勉強したいことがあるそうでして。自分は井の中の蛙だからって。」

真姫「そうなのね…。あ、更衣室の件をすっかり忘れてたわ。先生に聞いてみたら、空き教室を一部屋使っていいって言ってたから、直ぐにでも使えるようになるわ。」

亜里砂「ありがとうございます。」

真姫「あ、そうそう、スクールアイドル、頑張ってね。」

亜里砂「はい!」






ふぅ、とりあえず目処がたったわ。次はこれかしら。





X月Y日


真姫「来てあげたわよ。本当に面倒くさいのね、あなた。」

希「まあ、ええやん。とりあえずちょっとお茶でもせえへん?」





真姫「で?いったい何の用なの?話相手が欲しいだけなら凛を寄越せるけど。」

希「学校、楽しい?」

真姫「はぁ?」

希「言葉通りの意味や。学校は楽しい?勿論、生徒会長としてや。」

真姫「そうねぇ。生徒会長は大変だけど、充実してて、とても楽しいわ。」

希「本当?だって、みんなやりたいことを自由にしてる。例えば、Printempsの3人は、学校でお米を作ったり、ケーキ屋に修行に行ったり、デザイナー系の学校にいったりしてるやん。」

真姫「花陽が水田を作るって言ったときはびっくりしたわ。手続き、面倒だったのよ。」

希「ウチだって、自由に日本中を旅しとる。せやから、真姫ちゃんには、やりたいことをやって欲しいんよ。自分に正直になって欲しいんよ。だって、穂乃果ちゃんに言われてやったんやろ?本当はしたくなかったんじゃないん?」

真姫「…分かってないわねえ。あなた。」

希「えっ?」

真姫「私のことを分かってないって言ってるの。私はこの学校が好き。ここの生徒が好き。だから、楽しくないわけないわ。穂乃果は私の背中を押してくれただけよ。」

希「せやけど…。」

真姫「それに、本当に嫌だったら目安箱なんかで神社には行かないわ。」

希「そっか…。真姫ちゃんは生徒会長を心から楽しんでるんか。真姫ちゃん、これからも頑張ってな。

真姫「当たり前でしょ。私を誰だと思っているの?元スーパースクールアイドルの西木野真姫ちゃんよ。精一杯やってやるわ。」





そうはいったものの目安箱の投書なんてそうそう来るわけでもなく、今は書類整理に追われているわ。


それでも私は頑張れる。先生や、生徒会のみんなも優しいし、何より全校生徒が皆、元気に学校生活を送れる。そのことが、私の今の幸せだから。

私が笑顔で学校生活を送ることが出来るのはみんなのおかげ。だから、生徒の悩みは全部解決してあげたいの。

帰り際に目安箱を見ると、一つ紙があるわ。次はどんな悩みかしら。この真姫ちゃんにまかせなさい。
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