梨子&曜「あの頃は」

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ようりこ-アイキャッチ4
ガララ

「いらっしゃいませ。1名様でしょうか?」

梨子(22)「いえ、友人が先に来ているはずなんですけど…渡辺で予約してると思います」

「渡辺様のお連れ様ですね。ご案内いたします」

ガラッ

曜(22)「あ、梨子ちゃん!やっほー!」

梨子「曜ちゃん!久しぶりだね」

曜「じゃあ、とりあえず枝豆とポテトでも頼んどこっか」

「お飲み物はいかがなさいますか?」

曜「わたし生中。梨子ちゃんは?」

梨子「わたしはカシスオレンジで」

「畏まりました」

pixiv: 梨子&曜「あの頃は」 by しずく饅頭

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曜「わー!それにしても久しぶり!梨子ちゃんますます大人っぽくなったね!」

梨子「ありがとう。曜ちゃんもすごく大人びてるよ?」

曜「そう?自分では変わってないなーって思ってるけど」

梨子「あとの二人がどうなってるか楽しみだね」

曜「ね!」

「お待たせいたしました。生中とカシスオレンジです」

曜「よーし!それじゃあ先に始めちゃいますか!」

梨子「うん」

「「かんぱーい!」」チンッ

───
──


曜「ぷはーっ!」

梨子「豪快なのみっぷりだね」

曜「ビールは最初の一口が一番美味しいんだよ。だから美味しいうちにたくさん飲まないと!」

梨子「わたしはビール苦手だなぁ」

曜「なんかあれだよね。お酒のチョイスが既に女子力全開だよね」

梨子「初めて飲み会に参加したときに勧められてから、なんだか一杯目は固定になっちゃった」

曜「はー…梨子ちゃんは可愛いなぁ」

梨子「もう、やめてよ。恥ずかしいよ」

曜「まあ、可愛いと言えば…」ニヤリ

梨子「ふふっ…そうだね」

「「わたしたちの恋人!」」

曜「どう?善子ちゃんとは相変わらずいい感じ?」

梨子「それが…」

曜「え?え?まさか…」

梨子「二人の都合が合わなくて、一ヶ月くらい会えてないの!」

曜「うわちゃー…それキツいね」

梨子「こんなに会ってないの、いつぶりかな…」

曜「梨子ちゃんが卒業してからの1年間は、どんな感じだったの?」

梨子「えっとね…」

───
──


梨子(18)「ふぅ…大学生活も大分なれてきたなぁ」

prrrrrrrr

梨子「電話…よっちゃんだ!」

ピッ

梨子「もしもし?」

善子(17)『もしもしリリー?』

梨子「よっちゃん。どうしたの?」

善子『ん…その、声が聞きたくて…///』

梨子(可愛い♡)

梨子「うん。わたしも丁度よっちゃんに電話しようかなって思ってたの」

善子『ほんと!?嬉しい…!』

梨子「離れていても、心は繋がってるんだね」

善子『以心伝心。ヨハネとリリーの間に交わされた契約の前には、物理的な距離など意味を持たないのよ!』

梨子「じゃあ…わたしが今考えてること、よっちゃんはわかるかな?」

善子『余裕よ!えっとね…』

梨子「ん?」

善子『わたしとキスしたい…でしょ?』

梨子「ぶっぶー。残念でした」

善子『やっぱなし!今のなし!』

梨子「正解は…よっちゃん可愛い♡でした」

善子『なによそれー!じゃあ、わたしの考えてることはなんでしょうか!』

梨子「わたしとキスしたい…でしょ?」

善子『それわたしが言ったやつじゃない!』

梨子「以心伝心で同じこと考えてると思ったからよっちゃんはそう言ったんでしょ?つまり、よっちゃんがそういうこと考えてたってことだよね」

善子『うぅ~///当たりよ!』

梨子「ごめんねよっちゃん。今日はこれで我慢してね」

チュッ♡

善子『~っ///』

梨子「えへへ///」

───
──


梨子「みたいな感じで、三日に一回くらいのペースでよっちゃんと電話してたかな」

曜「へぇー」

梨子「むー…自分から聞いたのに随分と興味なさそうだね」ジトー

曜「へ?いやいや、誤解だよ!ただ、千歌ちゃんのこと考えてて」

梨子「そうだ、千歌ちゃんとは今同棲してるんでしょ?あれっていつからだったの?気がついたらそうなってたイメージだから…」

曜「えっとね、大学1年目の終わりくらいだったかな?」

───
──


曜(19)「はーさぶさぶっ」ブルブル

曜「こんな日はさっさとお家に帰りましょ~♪」

曜「ん?」

曜(アパートの前に誰かいる…まさか不審者!?)

曜「って、あのアホ毛のシルエットは…」タタッ

曜「千歌ちゃん!」

千歌「ふぇ?あ…よーちゃんだぁ…」

曜「何でこんなところにいるの!?ていうかいつからいたの!?」

千歌「ん…覚えてない」ガタガタ

曜「震えちゃってるじゃん!身体もこんなに冷えて…とにかく中入って!」

・・・

千歌「ほわぁ…暖まったぁ…」ホカホカ

曜「はい千歌ちゃん。ココアだよ」

千歌「ありがとー」ゴクゴク

曜「で?」

千歌「?」

曜「なんでわたしの家の前にいたの?」

千歌「んー…言わなきゃダメ?」

曜「ダメです」

千歌「えっとね…」

曜「大丈夫、安心して。どんなことがあったかはわからないけど、落ち着いて話してほしいな」ナデナデ

千歌「あのね、実はわたし今すんでるところ追い出されちゃったんだ…」

曜「追い出された…って、千歌ちゃん実家暮らしだよね?何があったの?」

千歌「それが…」

曜「…」ゴクリ

千歌「毎日曜ちゃんに会いたいって愚痴ってたら、そんなに会いたいなら会いに行けって…」

曜「は?」

千歌「だって仕方ないじゃん…曜ちゃんは東京の体育大学で、わたしは地元の大学で…今までずっと一緒にいたのに離ればなれになっちゃったんだよ?会いたくもなるよ!」

曜「ごめん、ちょっと頭いたい」

千歌「曜ちゃん大丈夫!?そうだ、ベッドいこ?人肌で看病するから!」

曜「いや、いいよ。頭痛の原因千歌ちゃんだし」

千歌「う、嘘…チカに会えたのが嬉しすぎて体調が…?」

曜「わー、なんか久々だよこの感じ」

千歌「よーちゃん!チカも嬉しすぎて濡れちゃったよ!」ダキッ

曜「余計なこと言わなきゃ普通なのになぁ」

千歌「あ♡よーちゃんの匂い♡」スンスン

曜「うーん…わたし離れさせるには丁度いいと思ってたんだけど、仕方ないか…」

千歌「ヤバ…意識トびそ♡」クンクン

曜「千歌ちゃん」

千歌「え?」ハァハァ

曜「一緒に住もう」

千歌「」ドサッ

曜「あれ?おーい、千歌ちゃーん」

───
──


曜「てな感じで同棲が決まった」

梨子「千歌ちゃんの曜ちゃん依存症は治らなかったんだね…」

曜「まあ、昔からだし慣れたよ」

梨子「教室でもべったりだったよね」

曜「うん。わたしのどこにあんなに惚れてくれたんだろうね」ゴクゴク

梨子(行き過ぎな愛情表現さえも受け止める器の大きさじゃないかな)チビチビ

曜「ふぅ…もう一杯いっとこうかな~」

梨子「もう、二人が来る前につぶれちゃうよ?」

曜「大丈夫だよ。わたしがそこそこ飲むの知ってるでしょ?」

梨子「知ってるけど…」チビチビ

曜「なんていうかあれだよね。さっきも言ったけどにじみ出る女子力ヤバイね」

梨子「にじみ出るって何!?」

曜「梨子ちゃん見てるとわたしなんかが女として生きてていいのかわからなくなってくるよ」

梨子「大げさだよ…」

曜「梨子ちゃんはザ・女の子って感じだけど、善子ちゃんといるときもそんな感じ?」

梨子「というと?」

曜「ぶっちゃけて言うなら、S○Xのときとか」

梨子「っ!?ごほっ!げほっ!」

曜「梨子ちゃん受けっぽいけど、善子ちゃんもそうなんだよねぇ」

梨子「よ、曜ちゃん酔ってる!?」

曜「え?全然?」

梨子「そ、そういう話はもうちょっとお酒が回ってからにしない?」

曜「えー?この歳にもなってぴゅあぴゅあ梨子ちゃんですかー?」

梨子「いいじゃない別に///」プイッ

曜「でも、そんなピュア梨子ちゃんでもさすがに善子ちゃんとはシたんでしょ?」

梨子「それは…まぁ…///」

曜「へぇ~」ニヤニヤ

梨子「もうこの話は終わり!もういいでしょ!」

曜「あはは!そういえば、今年は善子ちゃんとどっか行ったりした?」

梨子「え?」

曜「ほら、スキーとか」

梨子「あー…行ってないよ。わたしたち二人ともアウトドア派じゃないし」

曜「てことは最後に行ったのは卒業旅行のとき?」

梨子「そうなるかな?」

曜「あのときもいろいろあったね~」

───
──


千歌「ひゃっほおおおお!」ズサーッ

曜「千歌ちゃん!スキーは体で滑るものじゃないよ!」シャーッ

千歌「あれ!?よーちゃあぁぁぁぁぁん!止まらないよー!」ズサーッ

曜「千歌ちゃぁぁぁぁぁぁん!」

梨子「曜ちゃん大変だなぁ…」

・・・

千歌「ひどい目に遭った…」ボロッ

曜「もー…手間かけさせないでよー」

千歌「転がりまくったからあざだらけだったのだ」

梨子「わたしもだよ。雪の上だったからあんまり痛くなかったし、平気だと思ってた」

千歌「その点、曜ちゃんはやっぱりすごいなぁ」

梨子「全然あざなかったよね」

曜「えー?梨子ちゃんってば温泉でわたしの身体ばっかり見てたのー?ムッツリこちゃんだー」

梨子「そ、そういう目で見てたんじゃないよ!」

千歌「そういう曜ちゃんはこたつむりだね」

曜「だって寒いもん」

梨子「外にいたときはあんなに元気だったのに」

曜「やっぱからだ動かすとあったかいから」

千歌「こうしてもあったかいよ?」ムギュー

曜「あーほんとだー」ホクホク

千歌「えへへ///」

梨子「じゃあわたしも」ギュッ

曜「梨子ちゃんいい匂いするー」クンクン

梨子「も、もう!やめてよ///」

曜「千歌ちゃんも梨子ちゃんもあったかくて…なんだか…眠く…」カクン

曜「zzz…」

千歌「ありゃ、曜ちゃん寝ちゃった」

梨子「ほんとだ」

千歌「曜ちゃん可愛いなぁ」

梨子「明日もあるから、わたしたちも寝ようか?」

千歌「うん。曜ちゃんをお布団に連れていこう」ズルズル

梨子「それじゃあ、おやすみ千歌ちゃん」

千歌「うん、おやすみ梨子ちゃん」

・・・

梨子(とか言いながらよっちゃんと連絡とってるんだけど。スマホの光を漏らさないようにしないと…)

よっちゃん:今日はどうだった?

梨子:すごく楽しかったよ

よっちゃん:いいなぁ

よっちゃん:リリーたちだけずるい

梨子:よっちゃんは来年だね

よっちゃん:一緒に行きたい

梨子:スキーに?

よっちゃん:二人きりで旅行したい

梨子:うん

梨子:いつか行こうか

よっちゃん:ねえ

よっちゃん:電話していい?

梨子:隣で千歌ちゃんたちが寝てる

梨子:また明日ね

よっちゃん:ぶーぶー

梨子:拗ねないで

よっちゃん:寂しいよ

よっちゃん:はやく会いたい

梨子「ん゛っ」キュン

梨子(文字だけなのになにこの可愛さ!?わたしだって会いたいよー!)

梨子:わたしもだよ

よっちゃん:おやすみなさい

よっちゃん:大好き

梨子「よっちゃん…」ウルウル

梨子(文面だといい子が過ぎるよ…帰ったらいっぱい甘やかそう)

ゴソゴソ

梨子(ん?千歌ちゃんか曜ちゃん、お手洗いかな?)

千歌「よーちゃん」ボソボソ

曜「zzz…」

千歌「…」バシッ

曜「ふぁっ!?」ビクッ

千歌「おはよう曜ちゃん」

曜「ん?ふぇ…朝?」

千歌「お邪魔します」ゴソゴソ

曜「んー…」

千歌「ねね、曜ちゃん…いい?」

曜「ダーメ…梨子ちゃんいるし…眠い…」

千歌「…」モゾモゾ

曜「こら」

千歌「わっ」

曜「悪さする子は…朝まで…はぐ…」

千歌「これはこれで…♡」ギュッ

曜「zzz…」

梨子(静かになった…なにしてたんだろう…?)

───
──


梨子「そんなことしてたの!?」

曜「千歌ちゃんが勝手にやっただけだよ。それより!善子ちゃんと約束してたのにまだ行ってないの?」

梨子「正直、今話すまで忘れてた…」

曜「善子ちゃん可愛そうに…」

梨子「お互いに忘れてるし、セーフ…多分」

曜「アウトだよ!善子ちゃん待ってるかもしれないよ?」

梨子「だ、だよね…?今度計画たててみようかなぁ」

曜「そのときは、わたしたちも一緒にいくよ!ダブルデートしよ!」

梨子「そうだね。楽しみだなぁ」

トントン

曜「お」

ガラッ

千歌「やっほー二人とも!」

曜「千歌ちゃん!」

善子「わたしもいるわよ!」

梨子「よっちゃん!」

千歌「よーちゃーん!」ガバチョ

曜「わっと!危ないよー!」

善子「待たせたわね」

梨子「馬鹿!寂しかった!」ダキッ

千歌「あれ?梨子ちゃんキャラちがくない?」

善子「梨子はちょっとでもお酒飲むと面倒くさくなるのよね」

曜「ありゃ、そうだったんだ」

善子「ま、恋人であるわたしの前でしか見せない姿なんだけど」ドヤァ

曜「うわ、あのドヤ顔むかつくなぁ」

梨子「馬鹿…よっちゃんのばか…」ビシバシ

善子「よしよし。いい子ね梨子は。寂しい思いさせてごめんなさい」

梨子「このままぎゅってしてくれてたら許してあげる…」

善子「もちろんよ。久しぶりに会えたんだもの。少しも離したくないわ」

千歌「ときどきチカたちのこといろいろ言ってくるけど、二人とも大概だよね」

曜「二組ともバカップルだよね~」

千歌「ねー」

「お飲物はお決まりですか?」

千歌「あ、飲み物!わたしビールね」

善子「わたしは烏龍茶でいいわ」

曜「あ、ビールもう一本!」

善子「ほら、梨子は?」ナデナデ

梨子「梅酒のソーダ割り…」ギュー

「かしこまりました」

曜「善子ちゃん飲まないんだ?」

善子「ええ、梨子を送っていくから」

千歌「お?そのまま泊まり?」

善子「そうね。明日は予定なしにしたから」

曜「となると、ご無沙汰だったアッチのほうも?」ニヤニヤ

善子「なに親父臭いこといってんのよ///」

千歌「えー?さっき一ヶ月くらい会えてなくて溜まってるって…」

善子「会話の話よ!会って話したいことが溜まってるって言ってたの!」

梨子「よっちゃん…」

善子「え?」

梨子「わたしは…したいよ…よっちゃんは、わたしを求めてくれないの…?」ウルウル

善子「あああああ!///わたしだってほんとは溜まってたわよ!したくて仕方ないわよ!」

梨子「よっちゃん///」キュッ

千歌「酔った梨子ちゃん強いなぁ」

曜「カシオレ一杯だけしか飲んでないはずなんだけど…」

梨子「よっちゃん…♡」スリスリ

善子「あー…ムラムラする…」

千歌「さすがにキスまでにしてね?」

曜「このお店気に入ってるから出禁とかやだよ?」

善子「それくらいは弁えてるわよ!」

梨子「…♡」

曜「善子ちゃんが来たとたんにこれだよ…急激に酔いが回ったみたい」

千歌「あんな甘えん坊な梨子ちゃん初めて見たね」

曜「それだけ嬉しかったのかな」

千歌「まあ、わたしも一ヶ月くらい曜ちゃんに会えなかったらと思うと、気が狂いそうになるよ」

曜「それはないよ。千歌ちゃんは絶対、わたしから離れさせてなんてあげないから」

千歌「うん。わたしも、曜ちゃんに何があっても離れてあげたりしないから♡」

曜「ふふっ」

千歌「えへへ」

善子「あんたたち、仲いいのはいいんだけどなんか怖いのよ…」

ようちか『ん?何が?』

善子「いや、なんでも…」

梨子「よっちゃん…構ってよぅ」

善子「あ、ごめんね梨子。ほら、おいで」

梨子「んー…♡」

善子「こーら、それは二人きりになるまでおあずけよ♡」

梨子「んぅ…よっちゃんのいじわる♡」

善子「わたしたちの禊は、何者の干渉もうけない、絶対的な不可侵領域で行う必要があるの。我慢できるわよね?リリー♡」

梨子「うん…♡」

千歌「久々に堕天使出てきてるね」

曜「きっと二人きりのときは堕天使プレイでもしてるんじゃない?」

千歌「そっか…」

「お待たせいたしました」

曜「お、お酒来たよ!」

千歌「よし、じゃあわたしたちも入れて仕切りなおそ!」

善子「はい、リリー」

梨子「ありがとうよっちゃん」

曜「それじゃあ、通算24回目の惚気会始めまーす!」

「「「「かんぱーい!」」」」



おわり
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2018年5月26日
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