千歌「未来の私が知ってるよ」

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千歌-アイキャッチ43
1: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/09(木) 23:12:00.47 ID:MuUf5TVM
美渡姉「千歌ー!遅れるよ~‼」

千歌「わかってる~!」


千歌「はぁ…はぁ…着いた!」

千歌「いたっ!ん?何この板……⁉」

千歌「に、入学式⁉」

千歌「えっどういうこと…?今日は…っと」

千歌「‼4月7日…な、なな…なんでーーーーっ⁉」

元スレ: 千歌「未来の私が知ってるよ」

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2: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/09(木) 23:15:42.33 ID:MuUf5TVM
千歌「いない!いない!いないったらいなーい‼」

千歌「ただでさえ入学式って聞いて混乱してるのに…クラスに曜ちゃんも梨子ちゃんもいないなんて…」

千歌「どーぅなってーるのーーー⁉」

ダイヤ「新学期早々騒がしいですわよ?」

千歌「あっダイヤさん…あれ?」

千歌「なんでダイヤさんが二年生の教室に~⁉」

千歌「リボンも赤だし、なんか今日変だよ?」

ダイヤ「千歌さん、今日は随分と失礼な態度ではありませんか⁉」

千歌「へっ?」

ダイヤ「物珍しげな表情、それに加え呼び方までも………ったはずですわ!」キッ

千歌「ひっ⁉」

ダイヤ「ダイヤさんと呼ばないように!と…常々言ったはずですわ‼」
3: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/09(木) 23:19:09.94 ID:MuUf5TVM
千歌「お、おかしい…」

千歌「曜ちゃんも梨子もいない代わりにダイヤさ…ダイヤちゃんが同じクラスで…」

千歌「しかもダイヤさっダイヤちゃんか…慣れないなぁ…ダイヤちゃんは既に生徒会長なんだよね。相変わらずすごいなぁ」

ダイヤ「千歌さん、先程から何をぶつぶつと独り言を言ってるのですか?」

千歌「ああ、えっとね…(困ったなぁ)は、早口言葉の練習!」

千歌「あはは…(これは流石にマズかったかな?)」

ダイヤ「一体何の意味があるのか知りませんが。まぁ、程々にしてくださりますよう、頼みますわよ⁉」

千歌「は、はーい!」

千歌「こんな時、いつもダイヤさんが言うお決まりのフレーズがあった気がするんだけど…」

千歌「なんだっけ?」
5: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/09(木) 23:25:25.77 ID:MuUf5TVM
千歌「ダイヤ、ちゃん!」

ダイヤ「どうしたのですか?」

千歌「今日のお休みは?」

ダイヤ「このクラスでは、えー…善子さんだけですわ」

千歌「えっ…?」

千歌「よ、善子ちゃん…⁉」

ダイヤ「何をそんなに驚いて…

千歌「は、はは…桜が綺麗だなー…」バタッ...

ダイヤ「千歌さん!千歌さん‼大丈夫ですか⁉」
7: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/09(木) 23:28:05.32 ID:MuUf5TVM
千歌「ん…ふわぁ…?」

千歌「6時半…結構早起きかな」

千歌「今日は休日練習だったよね、そろそろ支度しよ」

志満姉「おはよう、千歌ちゃん早いね~」

千歌「うん、なんか今日は調子いいみたい!」

千歌「行ってきまーす‼」

千歌「あっダイヤちゃん…」

千歌「…ん?ちゃん、だったっけ?」

千歌「まーいっか!おーいダイヤちゃーん‼」

ダイヤ「んまぁっ!ち、千歌さん…?」

千歌「どうしたの?もじもじして」

ダイヤ「いえ、その…新しい可能性を感じたり…なんでもありませんわ!」

曜「あっ千歌ちゃーんダイヤさーん、おはヨーソロー‼」

千歌「曜ちゃんおはよー!ねぇねぇ聞いて!今日見た夢なんだけどね…」
8: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/09(木) 23:41:17.72 ID:MuUf5TVM
曜「ふーん奇妙な夢だね。続きは?」

千歌「それがね、最後の方が曖昧で…善子ちゃんが欠席で…どうなったんだっけ」

曜「私も出てきたらいいのにな~なんてね」

千歌「確かに、なんかちょっと寂しかったよ。みんながいないと」

曜「そうだよね~。あ、みんな揃ったみたいだし、練習始めよ!」


果南「じゃあ今日はこの辺にしておこっか」

千歌「おつかれ~あっ果南ちゃん」

果南「んー?」

千歌「鞠莉ちゃんがね、一年生の教室の椅子が1つダメになっちゃったんだって!私それ見てくる」

果南「うん、でもなんで千歌が?」

千歌「最近しいたけの小屋を直したから今工具使うのにハマってて!」

果南「ぷっまた千歌らしいね。いいよ、私みんなに言っておくよ」

千歌「ありがとう、お願い!」

千歌「これ、だね」

千歌「あーガタガタなっちゃうやつだね。うんうん、これ使うの嫌だよね~」

千歌「ネジを締めて、安全点検!」ユサユサ

千歌「よーしオッケー!机と合わせて座ってみようかな」

千歌「ああ~いい天気で、日の光があったかい…」

千歌「用事も早く済んだし、ちょっと寝ちゃおうかな…」
9: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/09(木) 23:51:12.52 ID:MuUf5TVM
千歌「ぅわぁっ⁉寝過ぎ⁉」ガバッ

千歌「誰もいない…よかった」

「千歌ちゃん!千歌ちゃん!」

千歌「っ!この声は‼どこ?どこにいるの⁉」

「ここだよー」

千歌「あっ!曜ちゃん‼」

曜「千歌ちゃん!おはヨーソロー!大丈夫?なんか急に倒れちゃったんだってね」

千歌「うん!もう大丈夫……じゃ、なーーーい‼」

曜「え~どうしたの?」

千歌「リボンが…リボンが~!」

曜「なになに~?えっへへ~!私も今日から浦のほ…

千歌「黄色…」ポカ-ン

曜「千歌ちゃん?あれれ、どうしたの?おーい」ブンブン

千歌「どうしてこんなに、ぐちゃぐちゃになっちゃったの…?」

曜「変だな、お腹空いてるのかな?お菓子持ってきてあげるね!」タタタ
11: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/09(木) 23:58:17.14 ID:MuUf5TVM
曜「おはヨーソロー!」

果南「おっいたいた。千歌ー?」

千歌「果南ちゃん…あっ果南は、普通だ…!」

果南「普通って…私はうん、いつも通りだけど?」

千歌「果南ちゃーん‼」ダキッ

果南「わっと、珍しいじゃん。何?」

千歌「なんかね、不安になっちゃって…」

果南「あー、たまにあるよね。そういうこと」

曜「いいなー千歌ちゃんばっかりずるい~!」

果南「あはは、高校生になっても曜はそういうとこ変わらないよね~」

曜「うん!2人は私のお姉ちゃんみたいなものだから!」

千歌「お姉ちゃん、かぁ…」

千歌「へへっ悪くないかも」
12: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/10(金) 00:03:03.44 ID:He9g/uQR
果南「落ち着いた?」

千歌「うん!もう普段の元気に近づいたよ!」

千歌「あっ今のは普段の千歌っていうのと…

曜「説明しなくていいから」

果南「さ、帰ろっか」

曜「はーい」

千歌「今日は、4月7日…」

千歌「つまりまだ、生まれてないんだ!」

曜「ん?千歌ちゃんどうしたの?」

千歌「ねぇ、2人とも!スクールアイドルやってみない⁉」
13: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/10(金) 00:11:39.22 ID:He9g/uQR
千歌「っくぁ~よく寝た…」

ルビィ「本当によく寝てたね」

千歌「あっルビィちゃん」

ルビィ「椅子直してくれたんだね、ありがとう!」

千歌「あっいいよいいよこれくらい」

ルビィ「みんなお喋りしたりして待ってるから、そろそろ行こ?」

千歌「うん!いや~それにしても変な夢だったなぁ」

ルビィ「どんな夢?」

千歌「なんかね、私が入学式の日に学校行くんだけど、ダイヤさんが2年生だったり曜ちゃんが1年生だったりで、滅茶苦茶なんだよ」

ルビィ「へぇ~面白いかも」

千歌「でも、果南ちゃんは変わらず3年生で安心したよ!」

ルビィ「夢でも友達が普段と違うとなんだか不安になっちゃうよね。ルビィだったら、どんな感じになるんだろう…」

千歌「まあまあ、滅多にないからね、こんなこと」

千歌「あ!続きを曜ちゃんに話さなきゃ!」
15: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/10(金) 00:20:12.65 ID:He9g/uQR
ポツ...ポツ...

ルビィ「あっ雨…」

千歌「さっきまでいい天気だったのにどうしたんだろ?」

ルビィ「あっ連絡きたよ。お姉ちゃんからだ!なになに…天候が悪くなったため他のメンバーは先に帰るように言っておきました…だって」

千歌「私たちも急ごう!」ダッ


ダイヤ「連絡事項は目を通しましたね?ルビィ、帰りましょう。千歌さんも、お気をつけて」

千歌「うん、お疲れ様!バイバーイ!」

千歌「こりゃまた大変だよ~急な雨だもん」

千歌「次のバスまで長いなぁ…」

千歌「よーし!走って帰ろう‼」

千歌「気合い入れよっかな…すぅーー」

千歌「がおーーーー‼よし、ゴー!」
17: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/10(金) 00:28:38.48 ID:He9g/uQR
千歌「はぁ…はぁ…流石に遠いや…ちょっと休憩」

千歌「ふぅ~…寒っ!どうしよう…」

クゥ-ン

千歌「ほえ?犬?」

ワン!ワン!

千歌「いた!ちっちゃいのに独りぼっちなんだね…よしよし」

千歌「あ、あれ?どこに行くの?」

千歌「待って!そっちは車道だよ!危ないからこっちに来て!」

千歌「危なーーーいっ‼」

キキィィイイイ!!


ワンッ!ワンッ!

大丈夫か?お、おい!

──────────
20: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/10(金) 00:42:53.60 ID:He9g/uQR
果南「スクールアイドル?」

千歌「知らない?」

果南「うん、全然」

千歌「そっかぁ、ならこれを見てよ!」

果南「これは…すごいね~私たちと同じ高校生でしょ?」

曜「この人見て!衣装が可愛い!」

千歌「すごいでしょ!ある伝説のスクールアイドルはね、廃校が決定していたのに9人の努力でなんと!学校を存続させたのだ!」

曜「へ~奇跡だね」

千歌「そう、奇跡だよ!この奇跡に、賭けてみたいの!協力してくれる?」

果南「まぁ、私たちのとこもぶっちゃけ廃校決まってるようなもんだしね~。いいよ、千歌がやりたいって言うなら付き合ってあげる」

千歌「ほっ本当⁉」

果南「しっかしこんな田舎でアイドルね~」フフッ

曜「ねぇ千歌ちゃん!千歌ちゃんと果南ちゃんがやるって言うなら私もやりたい!」

千歌「いいの!嬉しい!」

曜「ダンスもすっごく楽しそうだしね!じゃあ船長の千歌ちゃんに向かって、敬礼!」

千歌「…ん?なんだろ、このモヤモヤ…」
21: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/10(金) 00:57:33.91 ID:He9g/uQR
千歌「なんだかおかしな話だよね」

千歌「学年も違うみんなとまたスクールアイドル始めるなんて…」

果南「んー?なんか言った?」

千歌「ううん、なんでもない!」

曜「なんかみんなさ、グループ名?があったけど、私たちはどうするの?」

千歌「ふっふっふ…実はもう、決まってあるのだ!」

果南「ほう。どんなの?」

千歌「ズバリっAqours!」

千歌「…あれ?なんか反応薄くない?」

果南「うーんなんだかね、どっかで見たか聞いた覚えがあるんだよ」

千歌「えっ?どこ?どこで⁉」

果南「そんなの忘れちゃった。でも、いいんじゃない?海って感じで」

曜「私も良いと思う!」

千歌「よ、よーしそれじゃあ決定ー!」

曜「おおー!」


果南「どこで見たっけな~…」
23: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/10(金) 01:14:23.88 ID:He9g/uQR
曜「千歌ちゃんおはよ!」

千歌「おはよう!今日早速部活申請しに行くよ!」

曜「部活かー。今までは競技一筋だったからちょっと新鮮に感じるよ」

千歌「そうだね、曜ちゃんずっと高飛び込みやってきたからね…本当にいいの?」

曜「もちろん!」

千歌「わかった!また後でね!」


ダイヤ「千歌さん、今日は転校生の方が来られていますわよ」

千歌「えっ‼本当⁉」ガタッ!

ダイヤ「そ、そんなに驚きま…

千歌「ねぇ!どんな人⁉ピアノ上手⁉」

ダイヤ「しっ知りませんわ!では、私はルビィの様子を見てきますから」

千歌「遂に来たね…梨子ちゃん」
24: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/10(金) 01:23:32.03 ID:He9g/uQR
ねぇ、起きて!起きてよ…千歌ちゃん…

(誰…?私に声をかけているのは…)

(真っ暗で、見えないよ…)

(手を握ってくれてる…)

(ありがとうって、言いたいのに…)

千歌ちゃん…私ね、嬉しかったよ。どうしていいのかわからなかったあの時、海の音…聴こえたよ…

(梨子ちゃんだ…)

(ごめんね、来てくれてありがとって、言いたいのに…)

(もっと話を聞きたいのに…頭がぼーっとして…)

(眠く…な…る………)
28: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/10(金) 02:22:08.07 ID:He9g/uQR
千歌「曜ちゃん、果南ちゃん!行こっ!」

果南「えー私も?」

千歌「当たり前だよ!」

曜「部活申請なんて初めて見るよ~」

果南「私も。中々新しく部を作るなんてないでしょ」

千歌「よーし…」コンコン

ダイヤ「はい、どうぞ」

千歌「失礼します」

ダイヤ「千歌さん、今日はどんな御用件で?」

千歌「部活申請に来ました!お願いします‼」

ダイヤ「スクールアイドル部、ですね…」

千歌(やっぱり前みたいに怒られるかな…)

ダイヤ「どんなものかよくわかりませんが、まぁ一応は受理しておきましょう」

千歌「ありがとうござ…ん?」

ダイヤ「…なんですの?」

千歌「ダイヤちゃん今、嘘ついてるよね?」

ダイヤ「?そんなわけありませんわ」

千歌「私は知ってるよ。ダイヤちゃん、嘘つく時…あれ?なんだっけ…」

ダイヤ「からかうなら、もう少し筋道立てて話してください」
29: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/10(金) 02:27:58.76 ID:He9g/uQR
ダイヤ「では、有意義にお過ごしくださいね。スクールアイドルさんたち」

果南「ん、そろそろお邪魔して長いし悪かったね」

ダイヤ「いえ、別にそんなことはありませんわ」

ダイヤ「何ならお茶でも出しましょう?」

曜「いえいえ申し訳ないです!」

ダイヤ「そ、そうですか…わかりました。では何か困ったことがありましたら、いつでも生徒会へ。可能な限りはサポートしますわ」

千歌「本当?言ったね⁉」

千歌「今、すっご~く困ってるんだよ!」

ダイヤ「何ですの?」

千歌「メンバーが足りなくてね、だから!」

ダイヤ「言ったはずですわよ。私スクールアイドルなど興味がありませんわ!」

千歌「そこをなんとか!(あれ?そんなことさっき言ってたかな?)」

ダイヤ「お気の毒ですが、ここはお引き取りください」ピシャッ

果南「あらら、なんか癪に障ったかな」

曜「あそこまで言うなら仕方ないよね」

千歌「うん…」

果南「そんなにあの子を引き入れたかったの?」

千歌「うん…」

果南「仕方ないよ。切り替えてこ」

千歌「そうだね。仕方ないよね…」



ダイヤ「はぁ……」

ダイヤ「どうして私は、いつもこうなのでしょうか…」
30: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/10(金) 02:35:55.13 ID:He9g/uQR
千歌「梨子ちゃん来るって言ってたのに結局今日は普通に過ぎちゃったし…」

千歌「なんか…ダイヤちゃんおかしい気がする」

千歌「なんで来るって言ったの?それにあの癖…癖?なんだっけ…全然思い出せない…」

千歌「確か…顔の…どこかを…

ドンッ

ピギィ‼

千歌「ご、ごめんなさい…あ!」

千歌「ルビィちゃん‼」

ルビィ「え…だ、誰ですか?」

千歌(しまったーーー!)
31: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/10(金) 02:55:33.39 ID:He9g/uQR
千歌「私、高海千歌!ダイヤちゃんと同じクラスだよ!」

ルビィ「お姉ちゃんの…それでなんだ。あ、あの…わ、私黒澤る、るるルビィですっ!」

千歌「ルビィちゃんよろしくね」スッ

ルビィ「よろしくお願い、します…」ギュッ

千歌「あのね、私たちスクールアイドル部っていうのを立ち上げたんだ!ルビィちゃん、よかったら入らない?」

ルビィ「スクールアイドル部⁉」

千歌「おっ興味持ってくれた?」

ルビィ「あ、あの、すいません!ルビィには無理です!」

千歌「どうして?まだ何も始まっていないよ?」

ルビィ「ルビィはアイドルが大好きで、でも…大好きなアイドルを見てきたからこそ、あんな風に輝くのは無理だと思うんだ…」

千歌「そんなことない!」

ルビィ「千歌さん…?」

千歌「ルビィちゃんにはまだ大っきな魅力が隠れているんだよ!それは、私も、他の人も、ルビィちゃん自身も知らないものだから、私たちと一緒に見つけよう!」

ルビィ「…!」

千歌「どう?やってみる気になった?」

ルビィ「こんなルビィだけど、大丈夫ですか?」

千歌「こんな?私の方がもっと不安要素多いんだよ?なんの特技もないし!」

ルビィ「これからよろしくお願いします!」

千歌「うん!こちらこそよろしく…

ワン!ワン!

ルビィ「うわぁぁあああ来ないでーーー!」

千歌「ルビィちゃんって…犬、苦手だっけ?」

ルビィ「助けてーーー!」
37: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/11(土) 01:04:21.69 ID:LA+wF8ly
千歌「犬が苦手といったらやっぱり!」

千歌「やっぱり…なんだっけ」

千歌「そのうち思い出すし今はいいや」

千歌「~♪」
38: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/11(土) 01:13:20.87 ID:LA+wF8ly
千歌「二人とも、聞いて!部員が増えたよ!」

果南「おっやるじゃん」

曜「すごい!どんな子?」

千歌「黒澤ルビィちゃん、1年生だよ!」

果南「へー曜と同じか」

曜「それなら明日、話してみるよ」

果南「でも、黒澤ってこの辺じゃあの生徒会長の家くらいしかないから、姉妹なんじゃない?」

千歌「あっうん、そうだよ」

果南「あのお姉ちゃんの妹ね~…」

千歌「……あっぁぁあああ‼」

曜「うわっ!どうしたの?」

千歌「ダイヤちゃん、認めてくれないかも!いや、仮にルビィちゃんの入部を認めてくれたとしても、ダイヤちゃんをどう勧誘すれば…」

果南「それなら、妹にお願いすれば?」
40: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/11(土) 01:36:42.34 ID:LA+wF8ly
ルビィ「あ、あのね、お姉ちゃん。ルビィスクールアイドルをやってみようと思うんだけど…」

ダイヤ「ルビィがそんなこと言い出すのは珍しいですわね。ちゃんと頑張りなさい?」

ルビィ「うん!それでね、よかったらお姉ちゃんも一緒に…

ダイヤ「私はやりませんわ。第一、私には生徒会長としてこの学校をより良くするために日々忙しいのですから、そんな暇ありませんわ」

千歌「それなら尚更、スクールアイドルとして私たちに力を貸して!」

ダイヤ「千歌さん…それはどういうことですの?」

千歌「ある9人のスクールアイドルは、廃校を阻止したよ。それも、ごく普通の高校生の女の子たちがね。私たちにももしかしたら…そんな奇跡を起こすことが出来るかもしれない!だから

ダイヤ「あり得ませんわ。スクールアイドルが廃校を阻止?それは具体的にどんな活動をしたというのですか⁉」

千歌「そっそれは…」

ダイヤ「行き当たりバッタリで上手くいくはずがありませんわ!ですが…いいでしょう。私を納得させる事実、計画、それから予算!これら全てを明確にさせたら私もスクールアイドルとして活動してもいいですわよ」

千歌「わかったよ…3つだね!明日までに揃えてくるから!失礼しましたー!」バタン

ルビィ「あわわ…大変なことに…」

ルビィ「お姉ちゃんもそんな難しいことなんで…」

ダイヤ「ルビィ、今は1人にさせて…」

ルビィ「お姉ちゃん…?うん、わかったよ」

ルビィ「一人で抱え込まないでね」

ダイヤ「っ!そ、そうですわ」

ダイヤ「だから、あんなことになってしまった」

ダイヤ「私は一体どうすれば…」

ダイヤ「何が、正解だったのか…そんなこと…」
41: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/11(土) 01:42:17.13 ID:LA+wF8ly
千歌ちゃん、今日も来たよ

(……………)

外、良い天気。海がすごく綺麗…都会にいたら、こんな風景決して見られなかったと思う。前は、何もかも不安で、嫌になって、どうしたらいいかわからなくて…

(…………)

ここに初めて来た時も、やっぱり不安で仕方がなかったけど、今は、ここが大好き

(………)

ねぇ、千歌ちゃん…起きて?
42: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/11(土) 01:57:16.31 ID:LA+wF8ly
今日も来てたんだ

うん…そのうちいきなり飛び起きそうで

まぁ、死んじゃったわけじゃないし、そうだね。千歌ちゃんならありそうずら

これで、大体みんな来てくれたけど…

ダイヤさんだけまだ来てないよ。そのまま帰らせちゃった自分の責任だって…別にそんなことないのに…

そう…ねぇ、知ってる?善子ちゃんのこと。私もこの前一緒に協力したんだけど…

うん、あの事故の原因を見つけるためにずっとあの辺りを歩き回ってるって…

すごく必死だったよ。インドア派なのにあんなに外出歩いて…やっぱりショックだよね

みんな辛いよ。こんなこと。友達が事故なんて…

…そろそろ帰ろっか

うん

(………)
43: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/11(土) 03:17:47.35 ID:LA+wF8ly
千歌「情報を集めるにはまず図書館!ってことで来たけど…」

曜「どこから始めればいいのかわからないよね…」

千歌「今日は果南ちゃんお家の手伝いでいないし。3人だけじゃ大変だよ~」

ルビィ「あっ…」

千歌「ん?どうしたの?」

ルビィ「あの子ね、昔から仲良しなんだ。読書が好きなんだよ!おーい花丸ちゃん!」

花丸「あっルビィちゃん!今日はどうしたの?」

ルビィ「あのね、今日は調べ物しに来たの」

花丸「そうなんだ。何のずら?」

ルビィ「スクールアイドルの資料だよ。ルビィね、スクールアイドルやることにしたんだ!」

花丸「すくーるあいどる?」

千歌「もしかして興味ある⁉」

花丸「わわっ!びっくりしたずら…」

千歌「ああっごめんね!私、高海千歌!よろしくね」

花丸「初めまして!オラ、国木田花丸です…はぁっ⁉また、オラって言っちゃったずら…」
60: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/12(日) 00:43:10.04 ID:8Exvh2+M
千歌「花丸ちゃんは何読んでるの?」

花丸「これはな、志賀直哉の『城の崎にて』っていう作品だよ」

千歌「あっ知ってる!電車に吹っ飛ばされちゃったお話だよね!」

曜「ええっ⁉」

花丸「合っているけど間違ってるずら…」

ルビィ「あっねぇ花丸ちゃん、資料探すの手伝ってもらってもいい?」

花丸「いいよ。マルに出来ることっていったらこれくらいだもんな」

ルビィ「ありがとう!」

千歌「…ん?」

曜「どうしたの?」

千歌「あっなんでもないよ…どうしたんだろ、私」

曜「何か気になる本でも見つけたんじゃない?」

千歌「そうなのかな~」
61: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/12(日) 01:03:04.23 ID:8Exvh2+M
千歌「すごいなぁこれ全部花丸ちゃんが読んだ本だよね?」

曜「これは…グレゴリオ聖歌の歴史?」

花丸「あっそれは…」

ルビィ「花丸ちゃんは聖歌隊に入ってたんだよ」

曜「へー!なら歌も上手なはず!これは勧誘のチャンス⁉」

千歌「ねぇ!よかったら、スクールアイドルやってみない?」ズイ

花丸「マルが?」

千歌「うん!」

花丸「そんなの…オラとは真逆の世界ずら」

千歌「誰だって最初から上手くいくわけじゃないんだよ。私もね、今思えばなんの取り柄もない自分を変えたいって思ったから、始めたのかもしれないんだ」

花丸「自分を変えたい…」

ルビィ「ルビィも頑張るから、やってみよ?」

花丸「オラ、地味だし、方言出ちゃうし、運動も苦手だけど…」

花丸「辛抱強さだけは負けないから、やれるとこまでやってみるよ。よろしくお願いします」

千歌「こちらこそよろしくね!うぅ~やったぁー!これで5人だよっ‼」
67: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/13(月) 00:30:43.05 ID:TcMsqRxv
千歌「これわかんないよ~」

花丸「そこはこうすれば…」

千歌「なるほど!」

曜「こっち予算の計画終わったよ~!」

ルビィ「参考にした他の学校のまとめも今出来たよ」

果南「それじゃ後は…」



コンコン

ダイヤ「どうぞ」

千歌「失礼します!」

ダイヤ「資料は出揃いましたの?」

千歌「うん、見て!」バサ
68: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/13(月) 00:36:27.42 ID:TcMsqRxv
ダイヤ「…はぁ、中々綿密に練ってありますわね」ペラ...

千歌「頼りになる新しいメンバーも増えたからね!」

花丸「…!」チラ

ダイヤ「そうですか。それは喜ばしいことですわ」

千歌「ねぇ、どうだった?内容」

ダイヤ「特にこれといった不確定要素もありませんし、認めざるを得ませんわ」

ダイヤ「約束通り、私黒澤ダイヤのスクールアイドルAqoursへの加入とさせていただきましょう」

千歌「本当⁉やったーーー‼」

曜「よかったね!」

果南「入るよ~ってなんだ、もう決まったみたいだね」クス

ルビィ「ホッ…」

ダイヤ「た、だ、し!やるからには必ず勝利ですわよ⁉」

ダイヤ「途中で投げだすなど、言語道断で

ルビィ「本当は、お姉ちゃんもやりたかったんじゃないの?」

ダイヤ「なっ⁉べ、別にそんなこと…ありませんわよ?」

ルビィ「姉ちゃんの癖なのかなぁ。お姉ちゃん、誤魔化す時に黒子を掻くよね」

ダイヤ「あ、そっそれは…その…」

千歌「誤魔化す時に黒子を掻く…⁉」

ドクン...

千歌「ダイヤさんじゃなくて…ダイヤちゃん…」

千歌「なんで…?」

千歌「あっ…やば…」フラッ

果南「千歌?どうしたの?」

千歌「わ…かんな…い…」バタ...

果南「千歌っ…‼」
69: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/13(月) 00:48:04.80 ID:TcMsqRxv
千歌(ん…真っ暗だ…)

千歌(ここは…うん、病院かぁ…まぁそうだよね)

千歌(誰もいないのかなぁ)

千歌(身体がすごく怠くて、重いよ…)

千歌[誰か、いないの?寂しい…この前みたいに手、握ってよ…)

千歌(今、午前3時かぁ…そりゃいないよね)

千歌(千歌が起きたってこと、誰かに知らせる方法は…)

千歌(そうだ!メモを書いておこう!)

千歌(千歌は一度起きました、でいいかな?よーし早速…⁉)

千歌(動けない…小指一本ピクリとも…全然!どうして、どうして⁉)

千歌(寝たきりで考えることしか出来ないなんて…そんなぁ…)

千歌(誰か来て…お願い!)

千歌(私は、今、ここにいるよ…)

千歌(やだ…眠気が…!)

千歌(嫌だよ…眠ったらわかんないよ!気づいてもらえないよ…)

千歌(みんな…)
71: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/13(月) 01:41:50.85 ID:TcMsqRxv
ダイヤ(もし、あの時に戻れたら…もっと親密になっていて自然と一緒に帰っていたら…気がつくと毎日そんな事ばかり考えていますわ)

ダイヤ(そのような事は不可能だとわかっていても、もし、夢の中だけでも実現するというのなら…)

ダイヤ(彼女と同じ学年がいいですわ…)

ダイヤ「それなら、今よりもっと親しくなれたのかもしれなかったですわね…」

ダイヤ「はぁ…」
72: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/13(月) 03:22:38.91 ID:TcMsqRxv
おはよう千歌

ごめん、今日も手がかりは見つけられなかった…

警察はただの前方不注意だったって決めちゃってるけど…やっぱりそうとは思えない

何かしら因果の結びつきがあって、そこから事件が起こったんだって…

そう!これもきっと悪魔バティンの瞬間移動の能力によるもの…な、わけないわね

ごめん…また行ってくるから。絶対見つけてくるから、待っててよ
73: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/13(月) 03:36:48.74 ID:TcMsqRxv
千歌「“こっち”に来る頻度が高くなって、色々あやふやになってきた」

千歌「私は…元々どっちにいたんだっけ…」

千歌「考えたってわからないからみんなと合わせて毎日を過ごす…」

ダイヤ「千歌さん。千歌さん…千歌さん!」

千歌「おわぁ⁉なっ何?ダイヤさっ…ダイヤちゃん」

ダイヤ「ようやく向いてくれましたか」

千歌「ごめんごめん、どうしたの?」

ダイヤ「あの、相談があるのですが…」


千歌「そうだったね。善子ちゃん、新学期になってからまだ一度も来てないよね」

ダイヤ「そうですわ。クラスメイトでありながら生徒会長であるというのにもかかわらず何の動きもなかった自分に呆れますわ…」

千歌「…行こう!」

ダイヤ「…?何処へですか?」

千歌「決まってるでしょ?善子ちゃんのお家!」
83: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/14(火) 00:49:13.48 ID:7M8p0TGg
ピンポ-ン

千歌「こーんにっちは~!」

千歌「あれぇ?いないかな?」

千歌「もう一度!こーんにっちはーーー!」

千歌「うーん?」

ダイヤ「何をうたのおねえさんのようなコールしているのですか…そもそもレスポンスがあると思いまして?」

千歌「あっなんかアイドルっぽいこと言ってる!」

ダイヤ「んなっ何か文句でも⁉」

千歌「ううん。あっ…」

千歌(目の隈すごいなぁ。徹夜して勉強したのかなぁ…やっぱり努力家なんだね)
84: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/14(火) 00:50:15.98 ID:7M8p0TGg
千歌「よーし返ってくるまで!こーんにっち…

善子「うるさい‼」ブンッ

ガッ!

千歌「いだぁっ⁉何するの~!」ヒリヒリ

善子「人ん家の前でうるさいのよ!何なのあんたたち」

善子「あっ…⁉なんでよ…本当に…っ!」バキッ!

ダイヤ「や、やめなさい!そんな、物に当たっても仕方ないですわよ⁉」

善子「何⁉あんた…今更何の用?」

ダイヤ「今まで私は同じクラスメイトであるというのにもかかわらず、あなたと一度も真摯に向き合うことがありませんでしたわ。たしかに今更と思うでしょうが、もし学校に対する悩みなどあれば…

善子「そんなのない。帰って」

千歌「あっちょっと待って!」

バタン...

千歌「そうだよね、一年知らんぷりしちゃったんだもん。あの反応が普通だよ…」

ダイヤ「これは一筋縄ではいきませんわね。どうすれば良いのでしょう」

千歌「善子ちゃん…えへへ」

ダイヤ「はぁ…どうしてこんな事態だというのにあなたは目が輝いているのですか?」

千歌「だって、すごく魅力的な子だと思ったから!もしね、学校来てくれるようになったら一緒にスクールアイドルやるんだ!」

ダイヤ「あなたって人は…」ハァ

千歌「ん?どうしたの?」

ダイヤ「ルビィに連絡をしますわ」

ダイヤ「今夜は帰りが遅くなる、と」
85: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/14(火) 01:00:42.66 ID:7M8p0TGg
千歌「そういえばこれ…」

ダイヤ「さっき善子さんが投げてきた教科書ですわね」

千歌「1年生の時のやつか~」

千歌「んっ?あれ…?ほぉ~…」ペラ

千歌「なるほど…」

ダイヤ「どうしました?」

千歌「善子ちゃん、今も学校行きたいと思ってるよ」

ダイヤ「なぜわかるのです?」

千歌「これ、見てよ」

ダイヤ「…!」ペラ

千歌「学校で聞かなかった分も、全部自分で勉強してあるよ。ほら、ここなんて特にしっかり書き込んである…」

ダイヤ「わかりました…なおのことこのままにはしておけませんわ!必ず善子さんをクラスへ戻らせましょう」

千歌「でも、すっごく怒ってたよね…もう顔合わせてくれないかも…」

ダイヤ「他のメンバーに協力を求めましょう」

ダイヤ「私たち2人で考えても限界がありますわ」
86: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/14(火) 01:12:15.01 ID:7M8p0TGg
果南「む~なるほどね。難しいね~」

千歌「うぅ~ん…」

果南「私が行ってあげてもいいけど、どうかなぁ。誰?ってなるだけだし」

千歌「そうかもね…」

果南「外には出ない感じ?」

ダイヤ「ええ…ここ2、3日ほど張り込みをしましたが、全くありませんわ」

果南「ふっ…ふふっ!」

ダイヤ「な、何かおかしいこと言いましたか?」

果南「いや?ただ張り込みしてるダイヤ想像したら面白いっていうか、可愛いなーって」

ダイヤ「か、果南さん…!あなたは…‼」

果南「あー照れてる」

ダイヤ「~‼」プンスカ

果南「もう弄るのこの辺でいいや。ねぇ千歌、1年生は?」

千歌「3人で遊びに行くって言ってたけど、場所的に多分交代で善子ちゃんの見張りしてくれてるよ。何故か曜ちゃん双眼鏡持ってたし」

果南「あんたたち仲良いね、ホント」

果南「ま、いい事だよ」

ピロン♪

千歌「あ、曜ちゃんからだ。おおっ⁉」
87: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/14(火) 02:29:03.68 ID:7M8p0TGg
果南「なになに~?見せてよ」

一年組でハンバーガー!
美味しいかったーーー‼

千歌「………」

果南「まぁ、今度誘ってもらいなよ」

千歌「こっちは真剣に考えているのに~‼」

果南「仕方ないじゃん。確かにあの子のためとか、学校のためっていうのもあるけど、始まりは千歌のワガママだってことを忘れちゃダメだよ」

果南「向こうは1年間何もしてくれなかったのに今更友達面するなってことでしょ?私もその気持ちわからなくはないね」

千歌「えっ…」

果南「だからこそ、絶対やり遂げな」

千歌「うん!」

ピロ-ン♪

千歌「あ、今度はルビィちゃんからだ」

千歌「えーと、善子ちゃんの外出を確認…⁉」

果南「ほら、行ってきな」

千歌「わかってる!」

果南「ダイヤも」ポン

ダイヤ「も、もちろんですわ」
88: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/14(火) 02:43:55.85 ID:7M8p0TGg
善子「何なのよ…あいつら…」

ピンポ-ン

善子「…また?」

「すいません、宅急便でーす」

善子(なんだ…)

善子「はい、印鑑ですか?」

「はい!ここにお願いしますねー」

善子「わかりました…これで」

「ありがとうございます!ではまたよろしくお願いしまーす」バタン...

善子「2人がかりで持ってきたけど…何?これ」グッ

善子「…⁉お、重っ…何入ってんのよ…」
89: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/14(火) 02:46:04.86 ID:7M8p0TGg
ルビィ「とりあえずお家には入れたね」

曜「あとは千歌ちゃんが上手くやってくれることを祈ろう!」

ルビィ「それにしても…なんで宅配業者さんの制服なんて持ってたの?」

曜「あはは、趣味だよ」
90: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/14(火) 02:56:46.12 ID:7M8p0TGg
善子「重い…もう、ここで開けちゃお…」

ビリ...ガバッ

千歌「こんちかーーーっ!」バッ!

善子「いやぁぁあああ⁉」

千歌「えっへへーびっくりした?」

善子「びっくりしたってもんじゃない!っとに何考えてんのよ…」

善子「何?警察呼ぶけど⁉」

千歌「いいよ!やってみなよ!」ダッ

善子「こ、来ないでよー!」

千歌「食べちゃうぞ~!」

善子「くっ来るなぁ~‼」ダッ!

千歌「待~て~!」

善子「いやー!」

花丸「ほぇ~…」

花丸「大変だな、リーダーって」
91: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/14(火) 03:09:30.01 ID:7M8p0TGg
善子「ゼェ…ゼェ…ひっ…久しぶり…こんなに走ったの…」

善子「流石にここまでは来ないはず…」

善子「っ…はぁ…」ゴロン

善子「風…結構気持ちいい…」

「隣、座っていい?」

善子「…⁉」ビクッ

「えっごめん、嫌だった?」

善子「いえ、その…」

「遠慮しなくていいからね」

善子「遠慮…?」

「走ってきたんだ。ここの坂結構キツいでしょ?私ここ駆け上がるの日課なんだ」

果南「私、松浦果南。果南でいいよ」

善子「私は……」

善子「私は…ヨハネよ」

果南「ん?ヨハネ?」

果南「あー…」

善子(どうせみんな引くんだから、もう慣れたし)

果南「ハーフとか?だから肌白いんだ。いいな~羨ましい私なんかずっと海だから真っ黒で…」

善子「…ふっ」

果南「ん?笑った?」

善子「そんなこと言う人初めて見た。そんなこと、言われるの…は…初めてで…」

善子「うっうぅ…」

善子「嬉…しい…」ポロ...

果南「ああっどうしたの…泣かないの。ほら、これで拭きな」スッ

善子「ありがとう…」グスッ

果南「ま、落ち着いたら話してみなよ。色々。思うことあったんじゃない?」
113: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/16(木) 03:29:37.80 ID:ELS+TIWT
善子「私、ずっと学校行ってなくて…同級生が家に来てくれたんだけど、追い返しちゃった」

果南「あちゃーどうして?」

善子「何も関わりなかったくせに…今頃になって突然家来て悩みがあればどうとかって…」

果南「うんうん、それで?」

善子「えっ?」

果南「善子はどうしたいの?」

善子「うーん…ん⁉な、なんで⁉名前…」

果南「千歌から聞いたよ。さっき話してくれたのも、本当はほとんど前に聞いてたんだ。ごめんね」

善子「…!うそ…」

果南「本当だよ。さ、善子…ヨハネの気持ち言ってみな。口に出すとスッとするよ」

善子「私は…本当は、学校に行きたい。でももうどうしていいのかわからなくて…」

果南「どうもこうも、普通にしていればいいんだよ。みんな善子が思っているよりずっと優しいからね。ありのままの姿で…もちろんヨハネでいたっていい」

果南「もしそれを悪く言う人がいたら…千歌も、ダイヤも、それから私も、許さない」

善子「…‼」

果南「追われたんでしょ?そろそろ来るよ」

千歌「おーーーーい‼」
114: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/16(木) 03:42:48.51 ID:ELS+TIWT
千歌「はぁぁ~っ…疲れた…!」

千歌「あれ?果南ちゃん⁉」

果南「偶然だったね、お疲れ様」

善子「………」

千歌「さっきは突然ごめんね。それでね、こ

善子「千歌、あのね…」

千歌「うん、何?」

善子「私…本当は2人が来てくれて嬉しかった…でも、上手く言葉に出来なくて結局突っぱねちゃって、その…ごめん…」

千歌「いいのいいの!」

善子「あと、学校なんだけど…」

善子「行くよ。行きたいし、行かなきゃいけないのよ」

千歌「ほうほう、なんでかな?」

善子「背中を押してくれる人が出来たから…!」

果南「………」ニコ

千歌「ほぇ~…流石だねぇ」

善子「ん?」

千歌「あっなんでもないよ!それじゃあ、今日はここでお別れにしよう」

千歌「バイバイ!明日、楽しみに待ってるよ~!」

善子「…バイバイ」


千歌「これで、よかったのかな?」

果南「善子はあのくらいが丁度いいんだよ。いつもの千歌でいったら疲れちゃうでしょ」

千歌「そ、そうかも…」

果南「そうだよ。んーでも千歌にしては意外なとこあったな」

千歌「えっなになに?」

果南「もう今日がっつり勧誘するのかと思ったから」

千歌「さすがにそれはやめたよ。強引になっちゃうし。もちろん明日からは勧誘に行くけどね~!」

果南「ふふっだと思った」
115: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/16(木) 03:58:47.67 ID:ELS+TIWT
ザワ...
 
「あ、あれもしかして…」

「津島さんじゃない?」

善子「……」

千歌「おっはよーーー‼」ダキッ

善子「ぅわぁっ⁉な、何すんのよ!」

ダイヤ「こら!朝から迷惑をかけない!」

千歌「ごめんなさーい」

ダイヤ「おはようございます、善子さん」

善子「お、おはよう…」

ダイヤ「席は、私の隣ですわ。わからないことがあれば何でも聞いてくださいね」ニコ

善子「そう、なら聞いていい?」

ダイヤ「ええ、どうぞ」

善子「私の靴、どうすればいいの?」

ダイヤ「まぁ!どうしたのですか⁉」

善子「朝から転んだ挙句、ドブに落ちた…」

千歌「ぷっあはははははは‼」

善子「わっ笑うなーー!」

千歌「だって…転んでドブに落ちるとか…わ、私でもないよそんなのっあはははは‼」

善子「ん~もう!」

ダイヤ「とりあえず教員に相談して来ますわね」
125: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/17(金) 00:10:23.08 ID:iV3bkrOX
ダイヤ「聞いてきましたわ」

善子「何て?」

ダイヤ「今日一日そのままでいろ、とのことですわ」

善子「はぁ~もう最悪…」

「津島さん、これ」

善子「えっ?」

「私体育用の靴あるから今日それ貸してあげるよ。明日私の下駄箱入れといてくれればいいから!」

善子「本当にいいの…?」

「うん!久しぶりに来てくれて嬉しい」

「ただでさえ少ないからねこの学校は」

「お弁当食べる?」

「朝から昼の話って…」

「わはははは‼」

善子「みんな…」

千歌「よかったね。みんな良い子達だから、きっと受け入れてくれると思ってたよ」

善子「良い子の皆さん、こんにちは。私は堕天使ヨハネ。この中で私のリトルデーモンになりたい方は、いらっしゃるかしら?」

シ-ン

善子(や、ヤバい…!)
126: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/17(金) 00:23:53.02 ID:iV3bkrOX
千歌「え?何?リトルデーモン⁉」

善子「そ、そうよ…」

千歌「なったらどうなるの?」

善子「わっ私の…支配下に置くのよ」

千歌「へ~どうしよっかな~」

ダイヤ「ふっくだらないですわ」

「じゃあ私リトルデーモン1号希望!」

「いや、ないね。私1番でしょ。先におはよう言ったし」

「私もさっき飴ちゃんあげたしー!」

ガヤガヤ

「「「誰にするの⁉」」」

善子「え…じゃ、じゃあ…君に決定ーーー!」ビシッ

ダイヤ「私…ですか?興味ありませ

「おおー!生徒会長を選ぶとは!」

「お目が高いっ!」

ダイヤ「なっ私は認めていませんわ!」

千歌「よーし皆の者!記念すべきリトルデーモン第一号を祝って胴上げじゃー!」

「「「おー!」」」

ダイヤ「えっちょっ…やめてくださ

わっしょい!わっしょい‼

千歌「もっと!もっと高くあげるのだー!」

千歌「それっ!」ゴンッ!

善子「あっ…」

ドサ...

善子「私…知らないから…」

ダイヤ「ち~か~さぁ~んっ⁉」

千歌「それ逃げろっ」ビュン

ダイヤ「廊下を走っていけませんわ‼」スタスタスタ

善子「すごい早歩きしてる…」
127: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/17(金) 00:33:28.00 ID:iV3bkrOX
千歌「みっちり叱られた…」

善子「当たり前よ」

千歌「まぁ、善子ちゃんが馴染めてよかったから結果オーライ!」

善子「結果オーライって…でも、ありがと」

千歌「えへへ。じゃあ、代わりと言ってはおかしいんだけど…」

千歌「私とスクールアイドルやってみない?」

善子「スクールアイドル…?」

千歌「知らない?」

善子「知ってるわよ。前に一度ネットで見たの。確かμ'sって人たちの…」

千歌「本当⁉」バッ

善子「ほ、本当よ…でも、あれを私がね…」

善子「いいわ。私も始めましょう、スクールアイドルとやらを。そして!ゆくゆくは全国に私のリトルデーモンを増やしていくの‼」

千歌「壮大だね~ま、それは置いといて」

千歌「よろしくね!善子ちゃん‼」

善子「善子じゃなくて、ヨ・ハ・ネ‼」
134: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/18(土) 02:25:06.76 ID:5I9UNcdA
ちかっち、調子どう?

まだ起きているところは見ていないです…

Oh…早く元気になるといいんだけど

時期を待つしかない現状が歯痒いってとこね

はい……

そんな暗い顔してはイケマセーン‼

鞠莉さん…そ、そうですよね

仕方ないでしょ?ゆっくり待つの。そのうち飛び起きるって

ふふっそれ、前も聞きました

…じゃあね、また来るよ千歌ちゃん
136: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/18(土) 02:41:32.12 ID:5I9UNcdA
千歌「3人で始めたこの部も、いつのまにか7人だよ!」

花丸「千歌ちゃん、これからどうしたいずら?」

千歌「んーとね、まだあと2人は欲しいなぁ~」

ルビィ「2人かぁ…どんな人かな?」

曜「まだ私たちは既存の曲でしか活動出来ていないから、作曲出来る人がいたら心強いよね!」

ダイヤ「作曲、その通りですわ!今我々に最も必要な要素と言えましょう」

善子「言われてみれば確かにこのグループ音楽経験者0よね。今のままじゃ中々しんどいのは明らかってことね」

果南「あー…そういえばさ」

千歌「ん?何ー?」

果南「なんか、私たちの学年に転校生来るって」

果南「なんか親がホテルの経営者らしくてね。ハーフ?らしいよ」

ダイヤ「まだ来ていないのでしょう?妙に詳しいですわね」

果南「だってこんなん配られちゃったら…ねぇ?」ピラ

曜「おお…すごい…強烈な人だね…」

善子「目立ちたがり屋?はっもしかして私のリトルデーモンが根こそぎ奪われる危機…?」

千歌「その心配はいらないんじゃないかな」

善子「そ、そうよね…よかった」

ルビィ「リトルデーモン?」

花丸「何それ?」

ダイヤ「善子さんのお友達ですわ」

善子「支配下よ!全くダイヤは…」

ダイヤ「何ですの?」

ルビィ「まあまあ…その辺にしておこ?」
137: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/18(土) 03:09:23.39 ID:5I9UNcdA
千歌「転校生かぁ…」

千歌「…?なんか前もそんなこと聞いた気がするけど、いつだったっけ…」

曜「千歌ちゃーん!」

千歌「あっ曜ちゃん!どうしたの?」

曜「来て来て~!」

千歌「はーい!なんだろう?」

果南「おっよく来たね。それじゃ行くよ」

千歌「えっどこへ?」

果南「決まってるじゃん。転校生に会いに行くんだよ」

千歌「…!3年生、なんだよね…」ゴクリ

千歌「ええと…あっ」

曜「どうしたの?」

千歌「ううん、なんでもない」


果南「着いたよ。呼ぼっか」

果南「鞠莉~?来たよ~」

鞠莉「マイハウスへWelcome!小原鞠莉よ。よろしくね」

千歌「高海千歌です、よろしくお願いします!」

曜「渡辺曜であります!」ビシッ

鞠莉「みんな個性的じゃない?果南」

果南「そうだね、曲者揃いだよ」

千歌「それどういうこと?」

果南「そのまんまの意味だよ」

曜「あははは!間違ってないかな!」

鞠莉「で、今日は何しに?」

千歌「えーと、ご挨拶と、勧誘です!」

鞠莉「勧誘?」

千歌「私たちと、スクールアイドル始めませんか⁉」
138: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/18(土) 03:18:39.42 ID:5I9UNcdA
鞠莉「スクールアイドルね、知ってる。今日日流行ってるみたいね」

千歌「…!どうですか⁉」

鞠莉「私にはso hardね。別にダンスとか歌が苦手とか嫌いだってわけじゃないけど」

鞠莉「何故だかわかる?ちかっち」

千歌「そうだなぁ~時間がないから、とか?」

鞠莉「ノー。答えは簡単。ジャンル違いだからね」

鞠莉「私、メタルとかそういう系しか聴かないし?所謂スクールアイドルとは合わないの。ごめんね?」

鞠莉「でも応援はしてあげるから♪」

千歌「そっかぁ~…」

鞠莉「またいつでも来て頂戴。チャオ~!」

曜「バイバーイ!」

果南「鞠莉、一個言っておくよ」

鞠莉「What's?」

果南「千歌はしつこいよ。中々諦めが悪いからね」クス

鞠莉「んーよくわからないけど、肝に命じておくわね」
139: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/18(土) 03:29:36.31 ID:5I9UNcdA
千歌「貴重な外国人助っ人枠!絶対入ってもらうよ~!」

花丸「朝から気合いすごいな。どうしたの?」

曜「例の3年生の転校生に会いに行ってね、衝撃的な出会いだったんだって」

善子「これまた騒がしくなりそう…」

ルビィ「善子ちゃん、大変だったからね」

善子「ヨハネよ。すごい距離走ったんだから」

ダイヤ「今となっては笑い話になってよかったですわ」

善子「本当にね」

花丸「どうかな。作曲、出来るかな」

千歌「むぅ~それもわからずじまいなんだよ」

果南「でも趣味偏ってるって言ってたし、その望みは薄いかもね」

ルビィ「そっかぁ」

鞠莉「楽しそうじゃない!これがスクールアイドル?」

千歌「あっ鞠莉さん!」

千歌「お願いしますっ!」

鞠莉「無理~気が変わらない限りはね」

千歌「じゃあ、どんな条件があれば入ってくれる?」

鞠莉「そうね、私の好きなジャンルへの要求も応えてくれる人がいれば、考えるかも⁉」

千歌「そんなぁ~!」

曜「当分入部予定はなし?」

鞠莉「そうなりま~す♪」

千歌「むむむ…更に作曲出来る人の必要性が高まったね…」
140: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/18(土) 03:33:50.43 ID:5I9UNcdA
千歌(目、開かない…)

千歌(意識だけは、あるのかな)

千歌(またみたなぁ。長い長い夢…)

千歌(今日も、はっきりと覚えてる。鞠莉ちゃんが頑固なんだよね…)

千歌(作曲出来る人…あっ…梨子ちゃん…!)

千歌(なんで…向こうでは気づかないんだろう⁉こんなに身近にいたのに…はっ⁉)

千歌(そういえば…向こうで一度も梨子ちゃんに会ってない…!)

千歌(どうして?何かあったの?教えてよ…)

千歌(誰か…)
141: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/18(土) 03:36:16.43 ID:5I9UNcdA
毎日来てるんだって?

はい、なんとなく不安で…

たまには休みなよ

でも…

毎日無理して通ってじゃあ大変でしょ。今度は梨子が体調崩して病院送りになるよ?

うっそれは…

大丈夫だって。起きたらすぐ連絡するから…あ、忘れてた。これあげる

ハート型で可愛いですけど…なんですか?これ

磁石だよ。逢いたい人を引き寄せる効果があるんだって。この部屋殺風景でさ、千歌が起きた時寂しいかなってなんとなく置いといたんだけど、2つあったからもう1つは梨子にあげるよ

ありがとうございます。なんだろう、不思議な感じ…

逢いたい人…逢える場所には決まりがあるのかなぁ

さぁ?そこまでは知らないね
142: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/18(土) 03:41:15.09 ID:5I9UNcdA
梨子「もし会えるなら…夢の中だけでも会えたらいいのにな」

梨子「今日…天気良くないなぁ」

梨子「あの日のことを思い出す…なんで先に帰っちゃったんだろう…待ってたら、もしかしたらこんなことには…ならなかったかもしれないのにっ‼」

ビュオォォオオオッ!

梨子「きゃっ⁉風強い…あっ!」

梨子「ハートの磁石が…!」

梨子「どこ?どこ?もしかして…海の方?わかんないよ…どうしよう」

梨子「これじゃ、この先ずっと千歌ちゃんと話せないよ…!」
152: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/19(日) 02:20:56.79 ID:B0yVuSHM
梨子ママ「そろそろ寝たら?」

梨子「うん…」

梨子「なんというか、オーラみたいなものを感じたんだよ。あの磁石からは…本当に、引き合わせてくれるような…」

梨子「ごめんね…果南さん。ごめんね…千歌ちゃん…」

梨子「どんどん離れていっちゃうような気がするの…」

梨子「寝なきゃ…」
153: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/19(日) 02:37:59.47 ID:B0yVuSHM
ダイヤ「千歌さんっ!」グワッ

千歌「ひっ⁉ご、ごごごめんなさい~‼」

ダイヤ「なっ何を謝っているのです?」

千歌「あ、違うんだ。よかったぁ~」

ダイヤ「心当たりがあるというのですか?」

千歌「え、いや…ないです…」

善子「怪しい…で、何よ?」

ダイヤ「善子さんも丁度良かったですわ。な、ん、と!この学年にも!転校生が来るそうですわよ‼」

「えっ本当~⁉」

「こんな立て続けに田舎に転校生が来るとか奇跡だよね~」

ザワ...
 
善子「テンション高っ!」

善子「でも、素直に喜ばしいことではあるかも」

千歌「転校生…」

善子「千歌?」ツン

千歌「………」

善子「おーい?」ギュ-ッ

千歌「いたたた…痛いよ」

善子「どうしたのよぼーっとして」

千歌「なんだかよくわからないんだけど、胸がざわざわしてるんだ…」

ダイヤ「睡眠不足はいけませんわよ」

善子「ねぇ、たまにはふざけてみてよ」

ダイヤ「どういうことですか?」

善子「睡眠不足不足はいけませんわ、をなんかふざけた感じに言ってみて」

ダイヤ「え~…睡眠不足は…」

ドクン...

千歌「…⁉やっぱり変だよ…なんか緊張?感動?そんな感じの高鳴りが…」

ダイヤ「睡眠不足は…」

ダイヤ「ぶっぶー…ですわ?」

千歌「あっ………‼」
154: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/19(日) 02:52:15.36 ID:B0yVuSHM
善子「ぶっ!あはははは‼ぶっぶーですわって…可愛い…あっはっはっは‼」

ダイヤ「笑い過ぎですわ‼あなたがふざけろって言ったはずですわよ⁉」

善子「そっそれにしたってぶっぶーて…ふっ」

ダイヤ「馬鹿に、しましたね?」ギロ

善子「してない!してないって‼」

「やばー見た?転校生」

「おしとやかな感じで綺麗だったよね~」

「東京から来たらしいよ」

「成る程!シティーガールってやつか!くぅ~!」

「何言ってんの…」

千歌(なんだろう…待っているの?何かを…)

千歌(探してるの?すごく大事な忘れ物を…)

千歌(そんな、不思議な気持ち…)

ドクン...!

千歌(鼓動がどんどん早くなって…苦しいほどに…)

先生「突然だけど、転校生来たから紹介するぞー」

先生「じゃあ入って~はいっどうぞ!」

「失礼します…」ガラララ

千歌(待って!なんとなくわかるよ…!だって、何処かで聞き覚えのある声だもん!)

「親の仕事の都合で東京から引っ越して来ました。転校生の…

千歌「あわわ…あれっ?」フラッ

バタッ...

善子「千歌!どうしたの?大丈夫⁉」

ダイヤ「これで二度目ですわ…善子さんゆっくり起こしてください!」

善子「わかってる!」

ダイヤ「せーの!」


千歌(待ってたんだ。望んでたんだ…)

千歌(向こうで…)
164: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/20(月) 01:57:23.64 ID:VehELX3v
千歌「わっ⁉」

千歌「………保健室じゃない」

千歌「なんかこっち久しぶりな気がする」

千歌「相変わらず殺風景な部屋…じゃない!」

千歌「みんなきてくれたって形跡がすごいや。お花綺麗!あとこれなんだろう…ハートの磁石?可愛いね」

千歌「このノートは…日記だ。誰の?勝手に読んじゃってもいいのかなぁ…」

千歌「あっ…私が事故に遭った時から毎日記録してある…」

千歌「これ書いたの梨子ちゃんだよね…ありがとう。ずっと来てくれてたんだね」

千歌「まだ昼間だよね、きっと誰かいるはず!」

千歌「こんなとこで寝ちゃいられないよ!急いで行かなきゃ」


千歌「はぁ…はぁ…歩く…だけなのに…きついよ…なんで?」

千歌「はぁはぁ…ちょっと休憩…ってまだ部屋出たばっかじゃん…」

千歌「ふぅ…1、2、1、2…」

千歌「はぁ…はぁ…っ肺が…苦しい…!」

千歌「ぜぇ…はぁ…ぜぇ…はぁ…」

千歌「あっあそこに人が…はぁ...はぁ…」

千歌「わっ!」ガッ

千歌「こんなところで…止まって…られないよ…」

千歌「はぁっはぁっ!ダメ…かも…」



「…っ⁉千歌っ‼」
165: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/20(月) 02:50:17.20 ID:VehELX3v
ダイヤ「初日早々にご迷惑をおかけしましたわ」

「いえいえ!私の心配は要りませんから。それより、大丈夫なんですか?」

ダイヤ「今保健室で寝ていますわ。よろしければ顔だけでも出してくださいね」

「はい。挨拶もまだですから、是非」


千歌「うーん……⁉なんで保健室?」

千歌「あっそうかぁ。私…」

コンコン

千歌「ん?誰だろ」

千歌「今先生いないよ~!」

「あっわかってます!」

千歌「ふ~ん珍しいね、どうぞ~?」

「失礼します」

ドクン!

千歌「…ありがとう」

「あの、私…

千歌「待って言わないで!わかってる‼」

梨子「えっ?」

千歌「初めてのはずなのに、全部知ってるよ!」

千歌「梨子ちゃん…桜内梨子ちゃん!音ノ木坂学院からの転校生で…私の、大切な友達…‼」

千歌「変だよね、おかしいよね⁉そう思ってくれて構わない‼でもね…私はずっと逢いたかったんだよ…あなたに‼」

千歌「私、高海千歌!千歌って呼んでね」

梨子「うん!よろしくね、千歌ちゃん」

梨子「ふふっあなたがそう言うと、何故だかこれまた変に思うかもしれないけど…なんだか私の方も初めて会った気がしないの。なんでだろう…?」

梨子「千歌ちゃんは…どうして私のことを知っているの?」

千歌「わからない。でもね、きっと自分が今よりもっと先の時間を過ごした気がするんだよ。だから」

千歌「未来の私が知ってるよ」

千歌「そんな気がするの…やっぱ変だね、えへへ」

ガチャッ!

善子「千歌ー?調子どう?」

千歌「今日はなんか色々ごめんね。また明日ゆっくり話そうね」
166: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/20(月) 03:22:33.82 ID:VehELX3v
千歌「ピアノやってたんだよね?」

梨子「そうだけど…よく知ってるね」

ダイヤ「………」

千歌「それとねそれとね!」

善子「千歌ーあんまリリーに迷惑かけないの」

梨子「リリー?」

善子「そ、梨子だからリリーよ」

ダイヤ「梨子さん、今日はあなたにお願いが!」バン!

梨子「ひっ⁉」

善子「ちょっと!怖がってるじゃない!」

梨子「あわわ…」

ダイヤ「も、申し訳ありませんわ」

千歌「梨子ちゃん音ノ木坂学院にいたんだよね」

梨子「うん、そうだけど…」

千歌「音ノ木坂のスクールアイドルってやっぱりすごいの?練習とか、文化祭とか!」

梨子「うーん…前はすごかったらしいけどね、私の時はもうそんなにだった、かな」

千歌「そうなんだ。なんかちょっと寂しいね」

善子「あぁ、音ノ木坂!すごいじゃない」

千歌「それでね、実は私たちもスクールアイドルをやってるの!」

梨子「そうだったんだね」

千歌「でも、今まだ作曲出来る人がいなくて!だからね、お願い!梨子ちゃん私たちと一緒にスクールアイドル、やろう‼」

梨子「そんな、アイドルなんて…無理無理!私地味だし普段絵とか描いてるような人間だから…」

果南「なら、楽曲提供だけでもいいからお願い出来ないかな」
167: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/20(月) 03:28:04.61 ID:VehELX3v
千歌「あっ果南ちゃん!」

梨子「楽曲提供…」

千歌「急には厳しいよね。無理矢理でごめんね。ゆっくり考えてくれたらいいから」

ダイヤ「やる気になるか否かはまず内情を知らなければ!ということで、私黒澤ダイヤがスクールアイドルについてあなたに今一度講義を開きますわ!」

善子「ドヤ顔して…よっぽどここ最近調べた知識を披露したいのね…」

果南「梨子ちゃん、だね。大勢でわちゃわちゃして悪いね。放課後良かったら私たちの部に顔だしてみてよ」

梨子「わかりました、えーと…」

果南「果南でいいよ」

梨子「果南さん、と、ダイヤさんと、千歌ちゃんと、善子ちゃん」

善子「ヨハネよ!」

梨子「じゃあ、よっちゃん」

善子「まぁ…それならいいけど」

ダイヤ「さん付け…距離がありますわね…」

千歌「じゃあダイヤちゃんでいく?」

ダイヤ「…まぁ、その方が私は…ええ…その…」

梨子「じゃあ、ダイヤちゃんで」ニコ

ダイヤ「おお…とても良いですわ!」ニンマリ

千歌「また相変わらず変なの」

ダイヤ「何ですか?」

千歌「なんでもないでーす」

ダイヤ「本当ですの?まぁいいですわ。梨子さん、放課後をお楽しみに!」

善子(自分はやっぱさん付け…)
168: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/20(月) 03:36:11.31 ID:VehELX3v
「…っ⁉千歌っ‼」

ここで誰が千歌を見つけたか決めてもらいます今日の23時までに最多得票のキャラで動かしますが、全員0の場合は予定通り進行します
Aqoursメンバー9人が対象です

※ 投票レスは数が多い為結果のみ掲載します(管理人)
207: 名無しで叶える物語(庭) 2017/11/20(月) 23:51:45.33 ID:nXpxRBH4
曜 16
善子 13
梨子 2
果南 2

曜に決まったか
これからどうなるか続き期待
204: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/20(月) 23:00:09.08 ID:VehELX3v
集計の結果曜に決まりました
投票ありがとうございました
後々組み込む予定です
208: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/21(火) 00:06:09.27 ID:u9TeINBr
果南「はーいそれじゃちょっと休憩ね」

花丸「ふぅ~疲れたずらぁ~」

善子「ふっ所詮下界の人間ね…堕天使ヨハネ、この程度の活動なぞっ…造作も…ない…」

ルビィ「すっごい汗、拭いてあげるね」

善子「あ、ありがと」

曜「そんな痩せ我慢したって仕方ないよ?」

善子「いっ言ってくれるじゃない…勝負よ!」

曜「おっ⁉望むところだー!」

花丸「2人ともほどほどにな」

千歌「ほぉー…」

ダイヤ「どうしたのです?」

千歌「あっ!見つかっちゃうよ‼」

梨子「っ⁉みっ見ないで!」バチ-ン!

千歌「んがっ⁉」

ダイヤ「あー…」

梨子「千歌ちゃん⁉ご、ごめんなさいっ!」

ダイヤ「随分綺麗に描いてくださいますのね」

梨子「全然そんなことないです…人に見せるなんて、とても恥ずかしくて…」

千歌「えーすごく良いじゃん!勿体ないよ!そのまま誰の目にも映らないなんて」

梨子「そ、そうかな…?」

千歌「そうだよっ!」
209: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/21(火) 00:27:33.99 ID:u9TeINBr
梨子「ねぇ千歌ちゃん」

千歌「なになにー?」

梨子「千歌ちゃんは、どうしてスクールアイドルを始めたの?」

千歌「ん~最初はね、μ'sの人たちみたいに輝きたい!とか、もっと色んな人にこの学校を知ってもらいたい!とか考えていたんだけどね…」

千歌「今は違うよ」

千歌「ラブライブに出場して、優勝するため!ただそれだけのために頑張っているんだよ…あーでも本当はそれだけってことでもないかも…う~やっぱわかんない!」

千歌「でもここにいるみんな、何かのきっかけがあって始めたよ。それは確か!」

梨子「…今日見てて思ったのはね、みんな生き生きしてたってこと。今まで見てきた誰よりも、みんな楽しそうに練習してたこと…ちょっと、羨ましいかもしれないって思ったの」

梨子「地味で、これといった取り柄のない私にも…出来るかな?」

千歌「もちろん!きっかけは、なんでもいいんだから‼」

千歌「だってね、私もまだ『ユメ』に気づいたばっかなんだよ」
210: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/21(火) 00:46:25.04 ID:u9TeINBr
曜「…っ⁉千歌ちゃんっ‼」

千歌(あ…曜ちゃ…)

曜「どうしてこんなところに…⁉ううん、今はそんなことよりも!」

曜「すいません!あの…患者が倒れて…」

曜「はい!私の友達…幼馴染です!」

曜「大丈夫だからね、千歌ちゃん」

曜「なんでこんなところで倒れていたのか、私にはなんとなくわかるよ」

曜「急がなくていいんだよ…」
211: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/21(火) 01:19:51.48 ID:u9TeINBr
…の……は………い……

…に……いた……と…える…

この……が………変えるかな

今日も太陽が照らしてる僕らの夢…

千歌(Aqoursの曲…?)

千歌(なんでだろ…あっ…!)

曜「すぅ…」

千歌(曜ちゃん…)

千歌「ありがとね…ふぇ?」

千歌「私…動けてる…!今度は怠くない!」

曜「う~ん千歌ちゃん…どうした…の…⁉」

曜「うそ…えっ夢じゃなくて…⁉」

千歌「待たせちゃってごめんね。やっと顔、見れたね」

曜「千歌ちゃん…千歌ちゃん千歌ちゃん千歌ちゃんっっ‼」ダキッ

千歌「ぅわぁ⁉危ないって」

曜「よかった、うぅ…本当によかったよ…!」ポロポロ

千歌「ずっと、みんなで待っててくれたんだよね。ありがとう」

曜「うっうわぁぁあああん‼」

千歌「もうそんな泣かなくても…」

曜「だって…大丈夫だって言っても…そのうち眠ったまま死んじゃうかと思ったんだよ…‼」ポロポロ

千歌「心配かけちゃったね。ごめんごめん。ほら、鼻拭いて。鼻水垂れてるよ?」スッ

曜「んっ!」ズビ-!

千歌「あははすごい勢い」

曜「えへへ…ありがと」

曜「あっそうだみんなに連絡しなきゃ!ちょっと待ってね…」

曜「………」

千歌「ん?急に静かになってどうしたの?」

曜「千歌ちゃん、今何かやりたいことってある?」
224: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/22(水) 23:10:54.20 ID:0GWT4cPX
千歌「やりたいこと?ん~特にないかな」

曜「そう…」シュン

千歌「あれ?どうしたの?」

千歌「あっ…じゃあ美味しいもの食べたい!」

曜「了解であります!」

曜「全速前進ヨーソローーっ‼」

千歌「今何時?」

曜「夜の10時だよ…あっ!ごめん!大きかったね」

千歌「そうそう。もう消灯してるから、なるべく静かにしよ?」

曜「うん、今日はここ来て色々考えてたらいつのまにか寝っちゃってて…あはは」

千歌「歌が流れてたのはそういうことだったんだね…あれのおかげで気づいたんだよ」

千歌「学校説明会…良くなかったのかなぁ」

曜「そんなことないよ!やれることはやったんだから、私は悔いはない」

千歌「どう?あれから希望者は増えた?」

曜「まだまだ…今のままだと厳しいかも…」

千歌「………」

曜「………」

「「ねぇ」」

千歌「あ、先どうぞ」

曜「うん、暗い話するのやめよ?何か食べたいもの探しに行こ!」

千歌「うん!」

曜「さっき、何言おうとしてたの?」

千歌「ひみつ!」
225: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/22(水) 23:31:35.35 ID:0GWT4cPX
曜「病室からは案外すんなりと脱走出来たね」

千歌「病院抜け出すのヒヤッとしたよ~」

曜「どれくらい遠くまで行けるかな…」

千歌「でもこういうのなんかわくわくするよね!」

曜「そうだね、あと朝の5時がリミットだよ。それまで適当にのんびりしよっか」

千歌「でも22時なんだよね。お店、やってないよね…」

曜「あ…」

千歌「じゃ、コンビニでも行こ!」

曜「コンビニでいいの?」

千歌「うん!いつも通りいつも通り!」

曜「なんか千歌ちゃんらしいや。ちょっと歩くけど、いい?」

千歌「もちろん!」

曜「よーし、手貸して!」スッ

千歌「はぇ?」

曜「もう、千歌ちゃんは飽くまで怪我人なんだよ?今日は引っ張られる側だよ!」

千歌「そういえばそうでした…えへへ。じゃあお願いします」ギュ

曜「改めて~全速前進~?」

千歌「ヨーソロー‼」
230: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/23(木) 22:55:45.70 ID:rhqJGxuc
千歌「そうは言っても22時ならまだ結構人がいるよね」

曜「そうだね、だからなるべくお客さんの中に溶け込むようにしなきゃ。知ってる人がいたらバレちゃうよ」

千歌「本当にいいの?」

曜「いいって!今日くらい奢るよ」

千歌「ありがとう!じゃあ何にしようかな~」

曜「あっ待って!」ギュッ

曜「っ…」

千歌「え~お店の中でも手を繋ぐのはちょっと恥ずかしいかな」

曜「ご、ごめん。ほら、おでんとかどうかな⁉」

千歌「いいね。そうしよっか」

千歌「じゃあ私玉子と大根!」

曜「わかったよ~。あと適当に選んでおくね」

千歌「ねぇ」

曜「ん?」

千歌「手、まだそのままなの?」

曜「いいじゃん今日くらい」

曜「姉妹みたいでさ」

千歌「あっ…そうだね。ならいいよ」

千歌(一個下か同級生かぁ…)

曜(千歌ちゃん今何考えてるんだろ?)

千歌「………」

曜「………」

曜「お金払ってくるね」

千歌「ありがとう。お願いします」
231: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/23(木) 23:26:04.69 ID:rhqJGxuc
曜「あっちっち!」

千歌「気をつけてよ~」

曜「ふぅ…ふぅ…コンビニおでんってこんなに熱かったかな?」

千歌「底にあるのは熱いんだよ」

曜「なるほど!あはは…」

曜「ごめん。せっかく起き上がれたのに…全然楽しくなかったよね」

千歌「え?そうかなぁ」

千歌「私は楽しかったよ!」

曜「ほ、本当⁉」

千歌「うん!なんか珍しい1日だったし…ってまだまだ時間あるけどね」

曜「なんか千歌ちゃんをエスコートしてあげるつもりだったのに私の方が迷惑かけちゃったしワガママ言ってたよね…」

千歌「ううん、そんなことない」

千歌「やっぱ言っておくね、さっき言おうとしてたこと」

千歌「たまには甘えてもいいんだよ?その、なんていうかな…妹みたいに!」

曜「千歌ちゃん…」

曜「ありがとう…よーし!この後何しよっか⁉」

千歌「つまんないお喋り!」

曜「決まりだよ!」

千歌「イェーイ‼」

曜・千歌「「あははははは‼」」
232: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/24(金) 00:26:19.41 ID:Sn5zF1d3
千歌「はぁ~楽しい時間もそろそろおしまいかぁ」

曜「あー…そうだね。そろそろ戻らなきゃ」

千歌「今日はありがとうね。楽しかったよ」

曜「私も!でも、これからもっと楽しいから!だから…その…」

千歌「この後、どうするのかって言いたいんでしょ?」

曜「…わかっちゃうものなのかな」

千歌「そりゃ長い付き合いだし、それこそ家族みたいな感じだったから」

千歌「もしかしたら、またしばらく会えないかもしれない。でも大丈夫だよ。待っててくれたらちゃんとおはようって帰ってくるから」

千歌「だから、申し訳ないけどちょっとだけ待っててね。まだやり残したことがあるんだよ」

曜「もう深くは聞かないよ。待ってる!それと、もう泣かない!」

曜「ずっと待ってる‼」

千歌「また、起こしに来てね。約束だよ?」

曜「約束する!それとね、今度はズルしない!梨子ちゃんと2人で行くから‼」
247: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/26(日) 02:01:51.76 ID:PJZEgnfG
千歌「すぅー…」

曜「寝ちゃった。次、またすぐ起きてくれるかな…」

曜「次って…いつだろうね…」

曜「あのね」

曜「いきなりおでんにしようって言ったのはね…」

曜「気づいてないんだと思うけど、千歌ちゃんの手…すごく冷たかったんだよ」

曜「だからね、少しでも温めてあげようって思っておでんにしたんだよ、ずっと手握って離さなかったんだよ…」
248: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/26(日) 03:33:29.57 ID:PJZEgnfG
梨子「曜ちゃん…おはよう。早いね」

曜「うん、ちょっとね…」

梨子「千歌ちゃんどう?」

曜「元気だよ」

梨子「そう…」

梨子「あっ…ハートの磁石…」

曜「えっ…⁉なんでここにあるの⁉」

梨子「…どういうこと?」

曜「私、同じの海岸で拾った…」カタッ

梨子「あっ…あぁ…‼」

梨子「ありがとう!曜ちゃん本当にありがとう‼」ポロポロ

曜「うぇぇっ⁉どうしたの梨子ちゃん?」

梨子「もう絶対見つからないと思ってたの!それ…私が落としちゃった物…」

曜「そっか。よかった!」

曜「これ強いんだね。ちょっと離しても引き寄せられるよ」

梨子「だから、私たちを導いてくれるような気がして…本当はどうかわからないんだけどね」

曜「千歌ちゃんも引き寄せてくれるかな!」

梨子「うん、きっとね!」
265: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/27(月) 20:08:29.25 ID:yqT0pl9i
2つ揃えて一緒に置いておけば

ずっと一緒だよ

決して離れ離れにならないよ
267: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/27(月) 21:16:36.11 ID:yqT0pl9i
千歌「…来た」

千歌「頭がやけにスッキリしてて気持ちいい」

千歌「なんだろう…全てが落ち着いて見えるって言うのかな」

千歌「おはようみんな~」

千歌「…ん?なんか少なくない?」

千歌「少ない、というより…」

千歌「私しかいないじゃん」
269: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/27(月) 21:47:40.72 ID:yqT0pl9i
千歌「おゝいみんな~?どこにいるの~⁉」

千歌「いない…いない…いない!どこ⁉」

千歌「また…1人になっちゃうの…?」

千歌「ここから出られなくなっちゃったの?」



千歌「嫌だよ…!」

千歌「まだ『ユメ』の途中なのに!こんな所で止まってられない‼」

千歌「絶対何かあるって!今までずっとそうだったんだから‼」ダッ
270: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/27(月) 22:16:04.01 ID:yqT0pl9i
千歌「そうだ…病院へ行こう!私がいる病室に行ったら、もしかしたら何かわかるかもしれない」

千歌「そうと決まったら!」


千歌「はぁ…はぁ…よし」

千歌「着いた…」

千歌「何番だったっけ…あっ思い出した。確か…」

ガチャ

千歌「失礼します…」

千歌「………」

千歌「…そうだよね。誰もいるはずがないって、本当はわかっていたのに」

千歌「何をしているんだか…あはは」

千歌「笑え…ないよ…」
271: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/28(火) 00:08:42.46 ID:dF4xJvM0
千歌「みんないない…Aqoursだけがどこにもいない」

千歌「私たちのクラスも、私を除いてダイヤちゃん、善子ちゃん、梨子ちゃんだけがいないのに、みんな普通に授業を受けている…」

千歌「ねぇ、むつ。梨子ちゃんは?」

むつ「梨子ちゃん?誰?いつき知ってる?」

いつき「知らなーい」

千歌(そんな…)

千歌(私は…また、別の世界に来ちゃったの…?)
272: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/28(火) 01:23:41.34 ID:dF4xJvM0
千歌「…どうしよう。でもこれは夢だから別にそこまで問題ないよね~」

千歌「あははは!」

千歌「はぁ…違う!違うの!」

千歌「たとえ夢の中でも千歌は千歌‼」

千歌「みんな普段とはなんかちょっと違ったけど、甘えん坊な曜ちゃんも、ノリが軽い果南ちゃんも、これまでのいきさつが違った梨子ちゃんも、他のみんなも同じ!」

千歌「何処にいたって友達…ううん、親友だから!親友であってライバルでもあって…家族だから‼」

千歌「居なくなるなんて…嫌だよっ‼」

千歌「心にぽっかり穴が開いちゃったみたい」

千歌「ぐすっ寂しいなぁ…」
283: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/29(水) 02:32:36.30 ID:ou1pVAxk
果南「ここにいたんだ…」

ダイヤ「果南さん…」

果南「辛いのはダイヤだけじゃない。みんな辛い。でも、前を向いてるよ。千歌の為に」

ダイヤ「………」

果南「いい加減にしなよ!ダイヤのせいじゃないって何回も言って…

ダイヤ「わかっていますわ、全て。だからこそ、今は何もしてあげられないのですわ…」ポロ...

果南「ごめんっ…でも、それどういうこと?」

ダイヤ「それは言えませんわ。たとえあなたでも」

果南「なんで⁉ちっちゃい頃からの仲でしょ⁉」

ダイヤ「申し訳ありませんわ」

果南「そう…どうしてもなんだね。いいよ、ダイヤがそういうなら私も詳しくは聞かない」

果南「じゃあ、最後に一つお願いしていい?」

ダイヤ「何でしょう?」

果南「ねぇダイヤ…」

果南「ハグしよ?」
284: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/11/29(水) 03:04:10.55 ID:ou1pVAxk
ダイヤ(後悔しかなかった、あの日の事)

ダイヤ(何故、一声かけられなかったのか。何故、後を追わなかったのか。何故、彼女があんな目に会わなければならなかったのか。何故、何故、何故…)

ダイヤ(自分を責めて欲しかった。でも、周りの人は皆優しかった、いや、優し過ぎた)

ダイヤ(誰も黒澤ダイヤを責める人はいなかった)



ダイヤ「だからこそ、距離を置きたかったのですわ」

ダイヤ「千歌さんという存在から…」

ダイヤ「私は、彼女から離れたかったのでしょうか…近づきたかったのでしょうか…」

ダイヤ「答えは簡単、どちらも。という事なのでしょう。ですから私が最初に行くことができたよですわ」

ダイヤ「何処かもわからない、あなたのいる世界に」

ダイヤ「今思えば、向こうでも私の我儘であなたへ労力を使わせてしまいましたわね。すみません、それと、ありがとうございます」

ダイヤ「ですが、あれはきっと無駄ではありませんわ。やり直しの為には必要なアクシデントだったのです」


ダイヤ「今度こそは、迷わずあなたを導きますから…」
309: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/01(金) 19:06:20.41 ID:+DAhHv5q
千歌「何もない」

千歌「普通に学校行って普通に帰る、いつかの普通怪獣の生活」

千歌「前はなんとも思わなかったのに…こんなに退屈だなんてね」

千歌「…はぁ」

志満「千歌ちゃん大丈夫?最近元気ないけど…」

千歌「うん、大丈夫…」



千歌「私に出来ることって、何?」

千歌「誰かを引っ張るって…誰もいないのにやれっこないじゃん」

千歌「……たい」

千歌「やり直したいよ。前みたいに、最初から…」

「その言葉、本気ですか?」

千歌「えっ…」

ダイヤ「絶対に取り消さないって誓えますか?」

千歌「な、なんで…⁉なんでここに…?」

ダイヤ「ようやく『仕組み』について理解出来ましたわ。行きましょう」

千歌「行きましょうって…何処に?」

ダイヤ「決まっているでしょう。以前いた世界へ帰るのですわよ」

ダイヤ「早く行きましょう。あなたの気が変わらない内に」ガシッ

千歌「ちょっと待って!どういうこと…?」
310: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/01(金) 19:14:46.31 ID:+DAhHv5q
千歌「はぁ~よく走ったね」

ダイヤ「この辺りですわ」

千歌「何があるの?ってあっ…雨…」

千歌「そういえば今日ずっと天気悪かったなぁ」

ダイヤ「千歌さん」

千歌「なーに?」

ダイヤ「あなたは…この場所に何か思い当たる節がありませんか?」

千歌「ここ?うーん…」

千歌「えーと…あ…」

千歌「ここで、事故にあったんだ…」
311: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/01(金) 19:39:53.17 ID:+DAhHv5q
ルビィ「ねぇ善子ちゃん、そろそろ…

善子「いや!やめない‼」

花丸「またそんなこと言って…千歌ちゃん悲しむよ?」

善子「……ごめん」

ルビィ「休憩しよ?ほら、クッキー食べて」

善子「ありがと」パク

善子「あとちょっとで…」

花丸「何か見つかったずら?」

善子「…ううん、何も」

ルビィ「そっか」

善子「正直言って、自分でも何がしたいのかよくわからない」

善子「こんなの…無意味だって、無駄だってわかってるのに…」

花丸「無駄なことなんてないよ」

善子「ズラ丸…」

花丸「千歌ちゃんがあんな目にあったの、悔しくてしょうがないんでしょ?」

善子「うん」

花丸「なら今までの千歌ちゃんのためにって頑張った事は仏様も見てるずら」

ルビィ「神様も?」

花丸「もちろん!」

善子「2人ともいつもありがとう。今日はこの辺で終わりにするわ」

ルビィ「うん、また明日ね」

花丸「変なとこ寄り道しちゃダメだよ?」

善子「しないわよ‼そもそも何なの変なとこって…」
313: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/01(金) 23:20:38.88 ID:+DAhHv5q
善子「結局今日も駄目…」

善子「このまま何もしてあげられないっていうの…?」

善子「何か…あるはず…」キョロキョロ

ルビィ・花丸「………」


善子「これは…無し。これも…無し。これは…う~ん…」

ルビィ「深く考えたって仕方ないよ」

花丸「本でも読んで気分変えたら…なんて思って図書館に連れてきたのにずっとこんな調子じゃなんだかね…」

善子「…これ」

ルビィ「どうしたの?」

善子「他人の夢に入る方法、だって」

花丸「胡散臭いずら」

善子「べっ別にいいじゃない!ちょっと興味が湧いただけよ」

ルビィ「読んでみたいと思ったなら目を通してみてもいいんじゃないかな?」

善子「ルビィ…」

花丸「なら、それ借りて今日はもう帰ろ?」
346: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/06(水) 03:33:11.47 ID:q/9jk0+r
善子「ふーん、へぇ…」

善子「なるほど…」

善子「言いたくないけど、確かに胡散臭いわね…」

パタン

善子「はぁ…」

善子(昔からずっと、こんな本ばかり読み漁ってた)

善子(その影響で私は堕天使、友達は悪魔。本気でそう思ってた…)


善子(そしてある時、自分に下衆な想いが芽生えた)

善子(善子って、ダサい。そう思うようになってしまった)

善子(そのうち私は『善子であること』を否定して『ヨハネであること』を創り出した)

善子(だから、周りから人が居なくなっていき、自分もまた遠ざかった。かつての友達や自分自身から)

善子「でも…」

善子「今は、本気で仲間と呼べる人がいる」

善子「善子も、ヨハネも受け入れてくれた初めての人」



善子「不器用でごめん」

善子「今は、こんな胡散臭い本にもすがるくらい…私は…」


善子「…もう行こ。時間ないし」

善子「ひとりぼっちのミッションね。失敗したら……」

善子「…知らない」
347: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/06(水) 03:43:04.10 ID:q/9jk0+r
ペラ...

善子「眠りとは、身体を休めると同時に現世を離れることでもあります」

善子「そして現世を離れるということはつまり、死とほぼ同じ状態というわけです…うわぁ」

善子「こんなの書かないでよ…ちょっと怖くなっちゃったじゃない」

善子「つまり、対極にすればいいのね。『向こう』に行くためには『こっち』を離れたらいい」

善子「誰かの夢で会うということは、その人と限りなく近い状態ってわけだから、その逆…」

善子「可能な限り…遠く…」

善子「千歌から、遠く…」ゾッ

善子「無理、そんなの…出来ないって…」

善子「でもやんないと…ああもう!」

善子「やるのよヨハネ…そう、やるのです!」
349: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/06(水) 03:45:21.34 ID:q/9jk0+r
ピロ-ン♪

ルビィ「ん?あ、善子ちゃんからだ!なんだろ」

ルビィ「えーと、しばらく旅に出ます…ピギィィイイイ⁉」
350: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/06(水) 04:08:16.69 ID:q/9jk0+r
善子「手持ちの全額使って、もって3日ね…」

善子「はぁ~一日中ネカフェ生活…退屈はしないといっても…」

善子「しんど…でもやらなきゃいけないし」

善子「そもそもこの環境で眠れるのか不安ね…」



善子「そろそろ眠れるかな」

善子「おやすみなさい…誰もいないけど…」

善子「………」

善子(向こう、いけるかな…)
351: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/06(水) 04:26:30.82 ID:q/9jk0+r
善子「ん…背中痛っ…」トントン

善子「…これは…成功…⁉」

善子「よかった。あの本の内容は確かに実現出来たのね…!」

善子「私のよく知る光景!いつもの海に、いつもの空!そして…いつか通り!人は少ない…」

善子「くだらない事はさておき、まず学校行かなきゃ。誰かしら聞けばわかると思うし…」

善子「あ、丁度バス来た…珍しく運がいいわね…?」



善子「着いたっ。先生どこいるかな…」

善子「あっ担任の…おはようございます!」ペコ

先生「おはよう。何か用?」

善子「あのっ2年生の生徒を探しているんですけど…」

先生「2年ね。私数学全学年担当してるからみんな大体顔わかるよ。なんせ1学年1クラスしかないし」

先生「…そうだよ。1クラスしかないから全員知ってるはずなんだけど…」

善子「どうしたんですか?」

先生「君、誰?1年生だよね。全く見覚えないんだけど…どうしただろう」

善子「…⁉どうもこうも、私はこの学校の1年の津島善子ですよ⁉」

先生「…ごめん、ちょっと待ってて。名簿持ってくる」

善子「わかりました…」


先生「………」

善子「先生!私のこと、知ってますよね⁉」

先生「津島さん、君の名前、名簿になかった…それどころか、在籍記録が一切ないよ…」

先生「君はどこから来たのかな?」

善子「そんなっ…‼」ダッ
353: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/06(水) 04:36:12.63 ID:q/9jk0+r
善子「ない、ない…私のロッカーには何も入ってない」

善子「ん…そういえば…」カチャッ

善子「やっぱり…!」

善子「ルビィもズラ丸も、この学校にいた形跡が全くない…‼」

善子「どうして…⁉ここは、千歌の夢の中のはずなのにみんないないなんて…おかしいって‼」

善子「そうだ!部室に行けば!」

ガラララ バタン

善子「活動してた気配がないわね…つまり…」

善子「私たちAqoursは、この世界には存在しない…!」


善子「こんなんじゃ千歌どころじゃないって…」
354: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/06(水) 04:50:01.86 ID:q/9jk0+r
善子「結局こっちに来ても何もせずおしまい…?」

善子「向こうで見つかるはず無いもの探して無駄に毎日過ごしたのに、今度は人の夢にまで入って無駄な時間過ごしたってこと…?」

善子「ふふっふふふ!あははははは‼」

善子「あっははは‼ヨハネは馬鹿よ!無いものを探し続ける愚か者…現代のドン・キホーテ‼あははは…はは…」

善子「………」グスッ

善子「うっ…うう…どうしていつも、報われないの!」ポロ...

善子「ずっと頑張ってきたのに!なんでなのよ‼たまには…人並みの幸運が訪れたっていいじゃない!」

善子「くそっくそっくそっ!本当にもう…!うっうわぁぁあああん‼」ポロポロ
355: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/06(水) 04:58:26.63 ID:q/9jk0+r
「どうして泣いているのですか?」

善子「うっうるさい!」グスッ

「友達が見つからないからでしょうか?」

善子「そうよ!って…えっ?」

善子「誰?な、なんで知ってるのよ…⁉」

「まさか『こちら側』で逢えるとは思っていませんでしたわ」

善子「私も…っ‼」

ダイヤ「善子さん。あなたも来ることが出来たのですね」

善子「よかった…本当によかった!誰もいないかと思ってた…‼」ダキッ

ダイヤ「あらあら…心配しなくても大丈夫ですわよ。Aqoursはどんなに離れていても繋がっていますから」ナデナデ

善子「うん…」

ダイヤ「さて、どうしてあなたがこの世界…千歌さんの夢の中へ入ることが出来たのか教えてもらいますわよ」
363: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/07(木) 03:01:59.10 ID:8yTHLdgC
ダイヤ「図書館の本で…?」

善子「うん、怪しいと思ってくれてかまわないけど」

ダイヤ「いえ、ここにいるということはつまり、事実としか言いようがありませんわ」

ダイヤ「よかったら、その遠くへ行くという具体的な内容を教えてもらいたいのですが」

善子「本の書いてある通りだと、夢に入るにはまず反転させるとあったわ。その例として距離を作るってのがあったの。だから私は出来るだけ遠くに実体的にに移動した」

ダイヤ「私の場合は…遠く、という表現が曖昧で…恥ずかしい話あなたと反対の経緯ですわね」

善子「へぇ…ややこしい話ね。頭こんがらがるからこの辺で終わりにしない?」

ダイヤ「わかりました」

善子「あの…聞きたいことがあるんだけど…」

ダイヤ「なんでしょう?」

善子「ここ、千歌の夢の中なのに…なんで千歌がいないの?」

ダイヤ「理屈は簡単ですわ。千歌さんが夢を見ていないからですわ」

善子「じゃあなんで私はここにいるのよ⁉」

ダイヤ「それは、もうじき彼女がここへ現れるからですわ」

善子「あっ…!私は先に別のとこから来ちゃったからってことね」

善子「でも…その、私もダイヤも千歌も、元の世界に帰れるの?」

ダイヤ「手段はありますわよ。あなたが実行するかにかかっていますが」

善子「やる!決まってるじゃない!」
364: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/07(木) 03:12:12.38 ID:8yTHLdgC
ダイヤ「わかりました。はぁ…」

善子「何よ?」

ダイヤ「難しいですわよ?」

善子「言ってみなさい?」

ダイヤ「この世界は千歌さんの元いた夢の世界とは別の存在ですわ。そう、彼女の望んでいなかった存在」

善子「Aqoursなんて存在しない世界…」

ダイヤ「あなたも探し回ったのですわね。きっと千歌さんもひたすら走り回るでしょう、必死に」

善子「そんなの言っちゃえばどうだっていいのよ。どうすればいいの⁉」

ダイヤ「Aqoursが存在しない世界にとって、私もあなたもありえない存在ですから、それらを抹消しなければならないのですわ」

善子「ひっ…」

ダイヤ「そして私たちが千歌さんを元の夢の世界、もしくは現実世界へ帰すには、この世界ごと抹消しなければいけませんの」

善子「そんなの、不可能じゃない…!」

ダイヤ「いいえ、不可能ではありません」

善子「…⁉なんで?」

ダイヤ「この世界は千歌さんの夢の世界、千歌さんの作り出した世界ですわよ。つまり…」

善子「………‼」
365: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/07(木) 03:18:47.95 ID:8yTHLdgC
ダイヤ「覚悟はできましたか?」

善子「イエスと言ったら嘘になるわね…」

ダイヤ「私も怖いですから、お互い様ですわ」ギュッ

善子「ん…ありがとう。あったかい…」

ダイヤ「ルビィが泣いている時もよくこうして安心させてあげましたわ。今ではすっかり立派になって、本当にあなたたちには感謝していますわよ」

ダイヤ「計画通り、やりますわ!」

ダイヤ「場所は分かっていますね?」

善子「当たり前じゃない」

善子「あの雨の日の、事故現場ね…」

ダイヤ「善子さん」

善子「何?」

ダイヤ「思い切りやってくださいね。私も千歌さんも大丈夫ですから、心配しないでください…」

善子「う、うん…」ドクン
366: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/07(木) 03:31:39.33 ID:8yTHLdgC
千歌「やり直したいよ。前みたいに、最初から…」

「その言葉、本気ですか?」




ダイヤ「あなたは…この場所に何か思い当たる節がありませんか?」

千歌「ここで、事故にあったんだ…」

ダイヤ「そうです。あの時と同じ状況ですわ」

千歌「うん、そうだけど…?」

ダイヤ「やり直したいのですね?」

ダイヤ「帰りますわよ…元の世界へ…!」ガシッ

グイッ

千歌「わわっ急に手を引いてどうしたの?」

ダイヤ(善子さん、頼みますわよ…)

千歌「ねぇ、ダイヤちゃん!」

ダイヤ「…⁉千歌さん…」クス

千歌「ねぇそっち車通るよ‼どうしたの⁉おかしいよダイヤちゃん‼」

ダイヤ「走って!もっと‼」

千歌「待って!そっちは車道だよ!危ないからこっち戻ろうよ‼」

千歌「危なーーーいっ‼」

キキィィイイイ!!

ダイヤ「かっ…は…」

千歌「…どう…し…て…」
367: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/07(木) 03:45:33.01 ID:8yTHLdgC
千歌「痛い!痛いよ…うぅ…誰か…‼」

ダイヤ「………」

千歌「どうしてなの…ねぇ…ダイヤちゃん…!」

善子「轢き逃げ…」

千歌「善子ちゃん…?た、たすけ…

ダキッ

千歌「善子…ちゃん…?」

善子「ごめんね。ちょっとだけ怖いけど我慢しててね…あなたを助ける方法は、これだけ…!」

千歌「かはっ…ねぇ、そっち、海…だよ…?」

善子「わかってる」

善子「ねぇ、千歌」

千歌「な…に…?」

善子「私、これからはずっと病院にお花持ってくから!それと、手を握っているから!だから安心して。後はダイヤに任せるわ」

千歌「…意味が…わからな…」

善子「一緒に海に還るのよ…」ニコ

ザバン...

千歌「ゴボゴボ…」

善子(ダイヤは即死。千歌は出血でそのうちね。私は…)

善子(重りで沈むだけ…怖いよ…)

善子(大丈夫…きっと、大丈夫…!)

善子(向こうへ帰ったら…ちゃんとお花持ってかなきゃね…)
369: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/07(木) 04:35:30.41 ID:8yTHLdgC
息が出来ない!助けて‼

やば…もう意識が…

私、死ぬんだなぁ。夢の中で…

ん?夢の中で死ぬ?あれ…?なんかおかしくない…?

私、夢の中で夢のを見てその夢が…ああ…もう…

千歌「意味わかんないよーーー‼」ガバッ

梨子「きゃっ⁉」

千歌「んあ?ここ…」

千歌「学校…それに、梨子ちゃん‼」

梨子「びっくりしたぁ…千歌ちゃん、急に飛び起きるんだから」

千歌「あ~ごめん!なんか嫌な夢見ちゃったみたいでさ。あはは…」

善子「本当しっかりしてよね。今大事な作業してるんだから」

千歌「大事な作業⁉」

善子「何とぼけてんのよ。鞠莉を認めさせる曲作りでしょ⁉」
371: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/07(木) 04:46:47.55 ID:8yTHLdgC
千歌「そ、そうだよね!うん!」

千歌「あれ?ダイヤちゃんは…?」

善子「今日早退したよ。なんでも身体が怠くて仕方ないしこんな状態じゃみんなに迷惑かけるからだって。真面目ね相変わらず」

梨子「明日元気になって来てくれるまでに、ある程度曲の完成に近づけようね」

千歌「うん!」

千歌(でも、なんか引っかかるなぁ…)

千歌(善子ちゃんもダイヤちゃんも、夢なのに妙にリアルだったんだよ…)

善子「まーたなんか考え事してる?」

千歌「あっううん、別に!」

善子「そ、ならいいんだけど。あまり1人で悩まないこと!」

千歌「それは善子ちゃんもね!」

善子「言ったな~⁉」

梨子「まあまあ、落ち着いて…」
372: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/07(木) 04:53:46.64 ID:8yTHLdgC
梨子「よし、それじゃあ今日はこのくらいにしよっか」

千歌「うん!2人ともお疲れ!」

善子「それにしても、結構進んだんじゃない?」

梨子「うん、すっごく順調!千歌ちゃんのおかげでね。それにしても千歌ちゃんポンポンメロディ浮かんですごいよね。私じゃ到底無理だよ」

善子「確かに、ちょっと順調過ぎるくらいよね。これなら別に作曲の問題なかったんじゃないの?」

千歌「それはー…えーと、たまたまだよ!」

善子「ふ~ん?」ジロ

千歌「ほ、本当だよ!」ドキドキ

善子「ま、偶然よね!」

千歌「よかった…」ホッ
373: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/07(木) 05:00:21.39 ID:8yTHLdgC
千歌「おはよー!あ、ダイヤちゃん!」

ダイヤ「千歌さん、昨日は申し訳ありませんわ」

千歌「いやいや、体調悪い日は誰にでもあるから!」

ダイヤ「後であなたに話したいことがあるので…」ボソ

千歌…?わかった!」

千歌「おーいみんなー!」
430: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/13(水) 22:34:46.69 ID:A3I8fgWp
~♪

曜「えっ⁉もうこんなに出来たの~⁉」

千歌「ふっふっふ…流石梨子ちゃんといったところなのだ!」

梨子「違うよ」

曜「えっ?」

梨子「私は千歌ちゃんのイメージに合わせただけだから。この曲はほとんど千歌ちゃんが作ったって言ってもおかしくないの」

曜「そう、なんだ…」

千歌「曜ちゃん…あのね…

曜「すごいっ!すごいよ2人とも‼」

千歌「うえっ?」

曜「こんな短時間で一曲仕上がっちゃうんだもん。2年生ってすごいなぁ…!私も、もっと2人に追いつけるように頑張るから‼」キラキラ

千歌「そ、そっかぁ!楽しみにしてるよ…」

梨子「千歌ちゃん…どうしたの?」

千歌「別に何もないよ~」

ダイヤ「………」
433: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/13(水) 23:13:37.72 ID:A3I8fgWp
ダイヤ「悩んでいるようですわね」

千歌「あはは…バレちゃったか」

千歌「そういえばさっき後で何か話すって言ってたよね」

ダイヤ「…千歌さん、あなた最近見た夢の内容を覚えていませんか?」

千歌「えっ突然なんで?」

ダイヤ「それはすぐにわかりますわ」

千歌「う~ん…全然覚えて…る!えーとね、学校にいってもAqoursのみんなが誰もいなくてーううん、いたんだけど…そう!ダイヤさんと善子ちゃんだけは何故かいたんだよね」

千歌「でも…そのあとどうだったのかは覚えてないや…ごめんね」

ダイヤ「その後は、私があなたと一緒に行きましたわ。あの場所へ」

千歌「あっそうそう‼行ったんだよ!」

千歌「……え?」

ダイヤ「そして私は、以前のあなたと同じシチュエーションで、あなたとトラックへ飛び込んだ」

千歌「な、な…なんで?なんでダイヤちゃんが知ってるの…?」

ダイヤ「どうしてだと思いますか?」

千歌「わっわかるわけないよ、そんなの」

ダイヤ「それは、私もあなたも、本来いるはずのない世界にいるからですわ」

ダイヤ「わかっているでしょう?ここでは今までの生活と少しだけ違う日常が送られていることに」

千歌「…うん」
434: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/13(水) 23:42:10.23 ID:A3I8fgWp
千歌「わかってるよ、これは私の見ている夢だって」

千歌「曜ちゃんは一個下で、その代わりに善子ちゃんとダイヤちゃんが同じ学年で…ずっと来なかったのに梨子ちゃんは突然内浦に来た」

千歌「本当はおかしいのに、でも、おかしいと思いたくないんだよ…!だってみんな大切だから!夢であっても途中で投げ出したくない!こっちの世界でもやるって決めたからやる‼」

千歌「それで、満足のいくところまでやりきったら、元の今までのみんなの元に帰りたいな…」

ダイヤ「ふふっ出来ますわよ!あなたなら」

ダイヤ「なんたって、この私が直々に助けに来たのですから」ニコ

千歌「ダイヤさん…‼」

ダイヤ「むっ⁉」

千歌「あっ…あはは。でも、それならなんで最初はすぐに力を貸してくれなかったの?」

ダイヤ「それは…わ、私がすぐに動くとルビィや花丸さんを勧誘するきっかけがなくなるから…ですわ!」

千歌「えー⁉絶対嘘だよ~!」

ダイヤ「うっ嘘ではありませんわ!」ポリポリ

千歌「ほら、黒子掻いてるじゃん!」

ダイヤ「あっ…す、鋭いですわね」

千歌「ふふっあはは!」

ダイヤ「ふふふっ!」
435: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/14(木) 01:01:53.31 ID:QWG6fr4M
千歌「ねぇ、詳しく知ってるんでしょ?夢のこと。教えて!」

ダイヤ「そうですわね、善子さんは先に元の世界へ戻りましたわ」

千歌「そっか、それはよかったよ。だから私たちだけ、なんだね」

千歌「なんでダイヤちゃんは私の夢に入れるの?」
445: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/15(金) 02:17:36.77 ID:rWdYOI70
ダイヤ「…あまり多くは言えませんわ。ただ、強いて言うなら…あなたが事故にあったあの日を後悔した時から知らない内に来ていました」

千歌「後悔?」

ダイヤ「ええ、あの日あなたへ何もしてあげられなかったことを何度も…」

千歌「なんでダイヤちゃんが責任を感じるの?」

ダイヤ「それは…」

千歌「事故にあったのは私の不注意だよ?ダイヤちゃんが責任感じる必要ないじゃん」

ダイヤ「千歌さん…」

千歌「善子ちゃんも言ってたよ!あんまり1人で悩んじゃダメだって」

ダイヤ「…その通りですわね」

千歌「もう1人で考え過ぎるの禁止ね⁉…よーしじゃあ問題!さっき私は何を悩んでいたのでしょーか?」

ダイヤ「向こうで作った曲をそのまま使うことの罪悪感ですわね」

千歌「え、エスパーなの…?ダイヤちゃん…」

ダイヤ「ふふっただ私があなたならそう考えてしまうのだと思って言っただけですわよ」

千歌「開いた口が塞がらないよ」

千歌「…いいのかなぁ」

ダイヤ「Aqoursで作った曲を使うことに何か悪いことでもありますの?」

千歌「そう言われると難しいよ~」

ダイヤ「あなたがこちらの学校でもAqoursを作ったのですから、決めるのは千歌さん次第ですわ」

千歌「そうだよね、うん…やるよ!もう完成間近だし!実はちょっとアレンジもいれたしね!」

ダイヤ「そうですか。きっと鞠莉さん喜びますわよ!」

千歌「だよね!あ…最後に1つ聞いていい?」

ダイヤ「何でしょう?」

千歌「この世界に来たのは、事故に遭う前からだったはず…ダイヤちゃんは、いつからここにいるの…?」
483: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/20(水) 00:58:47.39 ID:iXyyVzVB
ダイヤ「それは…」

千歌「それは~?」

ダイヤ「秘密ですわー‼」

千歌「ずる~い!なんでそういう大事なことは隠すのさ!」

ダイヤ「今は知るべきではないからですわよ」

千歌「なんだよそれ~もう、仕方ないなぁ」

ダイヤ「あなたは今やるべきことがあるでしょう?」

ダイヤ「待っていますわよ。あなたの力を」

千歌「まだ9人揃ってすらないからね…うん!」

千歌「仕上げに入ろっか‼」

梨子「千歌ちゃん、ちょっと変えてみたから聴いてよ」

千歌「本当⁉聴きたい聴きたい‼」


千歌「おお…良い!良過ぎる‼」

梨子「そんなに褒められると…ちょっと恥ずかしいかな」

千歌「さぁ披露するよ!明日行こう明日‼」

善子「はぁ⁉ちょっと早過ぎない?」

千歌「時間は待ってくれないんだも~ん」

ダイヤ「無理なら無理と言ってもいいんですのよ」

善子「いっ…言うかぁ‼これくらい出来らぁ‼」

ルビィ「あまりの無茶振りにキャラがブレてるよ」

花丸「楽しみだな、完成披露」ズズ-

果南「あ、私にも淹れてよお茶」

花丸「は~い」
484: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/20(水) 01:06:38.32 ID:iXyyVzVB
鞠莉「チャオ!あら~賑やかね」

千歌「聴いてくれる?」

鞠莉「モチのロンデース‼」

花丸「冗談はよしこさん!」

鞠莉「…やるわね」グッ

ルビィ「…?」

ダイヤ「ルビィ、今はもう知らなくても問題ありませんわ」

千歌「前座が長引いちゃったけど…聴いて!」

梨子「すぅ~…はぁ~…よし!」

善子「………」チラッ

千歌「Guilty Night,Guilty Kiss!」

~♪
485: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/20(水) 01:28:32.70 ID:iXyyVzVB
梨子「ふぅ~よかった…間違えなくて」

曜「2人ともお疲れ様!カッコよかったよ~‼」

梨子「えへへ、ありがとう。よっちゃんもお疲れ様」

善子「わ、私は別に余裕のよっちゃんだし?」

花丸「流石ずら…!」

ルビィ「うぅ…わかんないよぉ~」

鞠莉「…うん」

千歌「ねぇ、どうだった⁉」

鞠莉「曲としては、excellentね。言うことなし!でも…少し盛り上がりに欠けたような気がするのが残念デース」

千歌「…ふっふっふ」ニヤリ

鞠莉「What's?」

千歌「その通り!この曲は盛り上がらないんだよ。クールでロックな曲なのに、ね。何故だと思う…?」

鞠莉「ロックなのに盛り上がりに欠けるなんて…それは……」

鞠莉「…まったく、人を乗せるのが上手いんだから」

善子「この曲は1人足りないのよね~。ね?リリー?」

梨子「うん!だって、『そういう風に作った』んだもん」

鞠莉「真ん中を空けるなんて、大した度胸じゃない⁉」

千歌「聴かせてよ…本場のロック!」

鞠莉「マリーに任せなさ~い‼」

千歌「いいんだね?」

鞠莉「私は2度も言わないよ?」

果南「決まりだね、鞠莉。言ったでしょ?千歌はしつこいって」クス

千歌「よぉぉおおおしっ‼揃ったよ!9人‼」

ダイヤ「ようやく前に進みますわね」

千歌「うん!遂に進み出したんだよ…」

千歌「新たな別の物語が!なんちゃってね」ニコ
502: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/22(金) 01:22:54.57 ID:7M8p0TGg
果南「よ~し、行くよ~?」ググッ

鞠莉「まだまだ~♪」ス-ッ

果南「おっ結構身体柔らかいんだ。やるね」

鞠莉「前はエアロビとか色々やってたから!」

果南「エアロビかぁ~いいなぁ!私もやりたいかも」

鞠莉「でもすぐ飽きちゃったケド」

果南「じゃ、いいや」

果南・鞠莉「あはははは‼」

千歌「いいの?行かなくて」

ダイヤ「私の立ち入る領域ではありませんわ。それに、たまにはこうして遠くから眺めるだけというのも悪くないでしょう?」

千歌「はは、そっか。私にはわからないもんね、その感覚」

千歌「私は…妹みたいな存在が出来て嬉しいな!」

千歌「ね!曜ちゃん‼」

曜「ん~?」

曜「………」

曜「うんっ!」

花丸「絶妙な間の取り方ずら…」

梨子「ちっちゃい頃からずっと一緒だったから、2人だけの息の合うタイミングがあるんじゃないかな」

果南「いや、ただ聞いてなかっただけだよ」

曜「あ~!ひどいなもう~」

ルビィ「ふふふっ」

梨子「幼馴染かぁ…」

梨子「…いいなぁ」
503: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/22(金) 01:24:04.41 ID:7M8p0TGg
善子「…?どうしたのよいきなり」

善子「…別に私だってリリーと同じようなものだから!」

梨子「よっちゃん…ありがと」

善子「そ、そんな感謝されることじゃないけど…」

善子「なんなら今から私の眷属にしてあげてもいいわよ⁉」

梨子「それはいい、遠慮します」

善子「あ、そう…」

千歌「…ぷっ」

善子「わっ笑うなーーー‼」

ダイヤ「うっまたいきなり大きな声を出さないでくださいな!」キ-ン
504: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/22(金) 01:58:54.38 ID:7M8p0TGg
梨子「……!」

梨子「あ、千歌ちゃん!おはよう」

千歌「ん…おはよぉ~」

梨子「あら、寝不足?良くないよ」

千歌「うん、ちょっと考え事してたら寝られなくて…」

千歌(梨子ちゃんになら、言ってもいいかな…)

千歌「あのね…夢の中で眠る理屈について夜中ずーっと考えてたって言ったらどう思う?」

梨子「あー…私もたまに、似たようなことがあるかも」

千歌「本当⁉」

梨子「前に読んだ本の影響でね…。ある男が今自分がいる場所は本当に元からいた場所なのか?って疑いだして、遂に自分は違う世界から来たことを知ってしまうって内容だったかな…

千歌「それで⁉最後はどうなったの⁉」

梨子「きゃっ⁉そ、そんなに気になるの…?」

千歌「うん‼うん‼」

梨子「わかったよ。えーとね…最後に彼はね、認めるんだよ」

千歌「何を…?」

梨子「自分がこのまま…元いた場所と違う、今生活している場所で生きることを」

千歌「それはつまり、元の場所に帰ることを諦めたの?」

梨子「ううん、全然。彼はすっかり今の生活に馴染んじゃって、離れられなくなっちゃったの」

千歌「………」

梨子「苦難の多かった今までの人生よりも、ずっとのんびりとしていて人も温かい、彼の望んだ生活だったからね」

梨子「いつか夢みた暮らしが続くなら、このまま戻らなくていいってね」

梨子「私も、ここに来たばかりの時はこの本の内容を思い出したんだ。でも、今はこのお話の男の人と一緒だよ?」

梨子「もう、前の暮らしには戻らなくていいかなぁ。だって、ここでの毎日が楽しくて仕方ないから!」

千歌「楽しい…」
505: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/22(金) 02:08:21.68 ID:7M8p0TGg
梨子「うん!楽しいよ」

梨子「あとね、私この本の帯のコメントが好きなんだ」

千歌「どんなの?」

梨子「奇想の世界は日常にある。だよ」

千歌「…へぇ~」

梨子「夢の中で眠るって不思議だけど面白いね」

梨子「もしかしたら千歌ちゃんも、今夢を見ているのかもね…ふふっ」

千歌「知っているの?」

梨子「えっ?何を…?」

千歌「いーや、なんでもない!」

梨子「ふふっそろそろ学校行こっか。明日からより一層頑張らないと」

千歌「その通り!なんといってもラブライブの予選申し込みが始まったからね‼」
506: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/22(金) 03:44:37.38 ID:7M8p0TGg
曜「予選かぁ~なんだか部活感あるよね!良い響き!」

ルビィ「ここでかなり出場校が絞られるからね。どこも気合い入れてくるんだよ」

花丸「狭き門ずらね~」

善子「びびってたら負けるわよ、こういうのは」

ダイヤ「そうですわ!絶対に勝ち抜きますわよ!」

果南「おお、気合い十分じゃん。2年生は頼もしいね~」

鞠莉「その勢いでGo!」

鞠莉「ちかっち、予選は新しい曲なの?」

千歌「うん、そうみたい。また作るよー!」

千歌「でも、私と梨子ちゃんだけじゃなくて、みんなに意見をだしてもらいたいな!せっかく9人もいるし」

梨子「そうね。なるべくみんなの好みに合わせたいかも」

千歌「よーし張り切っていこーーー‼」

千歌「まずは予選突破だよ~!」
507: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/22(金) 03:59:47.61 ID:7M8p0TGg
曜「ねぇねぇ千歌ちゃん!」

千歌「何ー?」

曜「千歌ちゃんはさ、いつも曲のタイトルから考えているんだよね?」

千歌「ああ…うん、そうだよ」

曜「歌詞の方が先に思いつくことってあるの?」

千歌「もちろんあるよ」

千歌「メロディーが先に出来ていると歌詞が先かなぁ」

曜「へぇ~そうなんだ…」

曜「私はルビィちゃんと衣装を頑張るけど、歌詞とかで行き詰まったらいつでも手伝うから言ってね!」

千歌「ありがとう!」ギュッ

曜「えへへ…じゃあ後でね」


千歌「歌詞が先、かぁ…」

千歌「向こうでは歌詞が先だったよね。というかいつも歌詞が先なんだよ、本当は…」
508: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/22(金) 04:08:54.80 ID:7M8p0TGg
千歌「予選、挫いちゃったんだよねぇ。懐かしいなぁ」

ダイヤ「そうでしたね」

千歌「あっダイヤちゃん…」

ダイヤ「曲はどうするのですか?同じもので勝負しますの?」

千歌「…うん。今度こそね」

千歌「MIRAI TICKETで、予選突破する!」

千歌「そうじゃなきゃダメな気がするんだよ。他の曲じゃ、ダメなんだ」

ダイヤ「やっぱりリーダーですわね」

ダイヤ「当然私も賛成ですわよ」

ダイヤ「次こそは必ず、ですわ!」

千歌「ありがとう。駆け抜けたいね。最後まで」

千歌「さぁ、続きの作業に入ろうか」
509: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/22(金) 04:25:01.84 ID:7M8p0TGg
花丸「へぇ~星を見るんだな」

果南「昔から結構好きなんだ。よく夜空を見てるとね、あ~あの綺麗な星空を列車に乗って旅したいなぁ~なんて思ってたよ…まぁ、今も…だけど…」

花丸「素敵!ロマンチストずら」

果南「今度みんなで一緒に観れたらいいね」

花丸「オラも星座の勉強してみるな」

ルビィ「ルビィも前からちょっと興味あったの!」

果南「本当?嬉しいねぇ」

善子「出た~妖怪人たらし!」

果南「ほぉ~何?妬いてるの?」

善子「ちっ違うし!」

鞠莉「善子の顔が burningデ~ス‼」

善子「ち~が~う~も~ん‼」

善子「もういいっ!」ダッ

善子「リリー!鞠莉がいじめてくる!」

梨子「よしよし、そんな大したことないでしょ?」

ダイヤ「もう扱いに慣れていますわね…」

曜「いいなぁ~ねぇダイヤちゃん私にもあれやってー?」

ダイヤ「お断りしま…いいでしょう」

曜「やった~♪:」

ダイヤ(思えばこれも、過去に望んだもよでしたわね…)ナデナデ
538: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/26(火) 01:24:07.04 ID:DKendlnd
千歌「どう?」

梨子「難しくて、あまり進んでないの…ごめんね」

千歌「いやいや全然!謝ることじゃないよ~」

ルビィ「あっ千歌ちゃん、梨子ちゃん、これ!」サッ

ルビィ「ずっと作業しているみたいだからお姉ちゃんと作ったの!よかったら食べて!」

千歌「うわぁ~ありがとう!ダイヤちゃんにもありがとって言っておいて‼」

ルビィ「うん!」

梨子「ありがとう!いただきます」サクッ

梨子「美味しい…」

梨子「今なら、いける気がしてきた!」

千歌「悩んでる時に甘いもの食べるとよくあるよね~」

梨子「…うん!千歌ちゃん、聴いて!」

~♪

千歌(一度作った曲をもう一度作るって不思議)

千歌(当然同じ曲にはならないけど、それがいいんだよ)

千歌(なんだか、懐かしい感じがして…)

千歌「これ、良いよ…‼」

千歌「梨子ちゃん、ありがとう」

千歌「絶対突破出来るよ。私が保証する!」

梨子「だ、大丈夫かな…?」

千歌「絶対の絶対の絶対大丈夫‼」
539: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/26(火) 01:51:14.65 ID:DKendlnd
ダイヤ「良い仕上がりですわね」

善子「これには私も同意!」

梨子「あっ2人とも…」

千歌「ね!良いでしょ⁉」

善子「なんて言うかな…ちょっと静かになるパートがあってもいいかも」

梨子「確かにそうね。ありがとう」

ダイヤ「全員に意見を聞きましょう。時間はまだまだありますし、納得のいくまで改善していくのがミソですわ」

千歌「ミソってお味噌のミソ?」

ダイヤ「ミソは重要なものという意味合いがありますから、お味噌も料理の重要なものとしてそう呼びますわね、間違っていませんわ」

千歌「ほへ~」

ダイヤ「…という説は真相が定かではないため、中国から伝わった、醤という食品の完成する前のもの…未醤が形を変えて味噌と呼ばれるようになった説が有力ですわね」

善子「私は日本独自のものって聞いたことあるけど…」

善子「えっ…ど、どれが正しいの⁉」

ダイヤ「…わっ私だって知りませんわーーー‼」

梨子「そうだよね。正しい答えなんて、なくてもいいの」

梨子「私たちにしか出来ないもの作らなきゃ!」

善子「衣装班も順調らしいわよ」

千歌「よーし、じゃあこっちだって!」

千歌「まずは大豆の厳選から…」

梨子「み、味噌の話はもう終わったかな…」
540: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/26(火) 03:12:27.22 ID:DKendlnd
果南「はーいそれじゃ今日この辺でおしまい」

梨子「随分早く終わりますけど、どうしたんですか?」

果南「今日はみんなで海に行きたいかなって」

鞠莉「今日はって、いつも海にいるじゃない…なんらかのサプライズがsee-throughよ?」

千歌「あっ!今のはお見通しのseeと海のseaをかけた…」

善子「説明しなくていいから」

花丸「ルビィ君、千歌さんと鞠莉さんの座布団を全部持っていきなさい」

ルビィ「えっ…?座布団?」

曜「ルビィちゃん、パッパパパラパパッパッパ」

ルビィ「あぁ…‼わかったよ!」

ダイヤ「いいですかみなさん⁉早く行きますわよ‼」
541: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/26(火) 03:38:10.17 ID:DKendlnd
果南「到着~♪」

千歌「海の家かぁ~」

曜「う~んいい香り!何か焼いてるの~?」

ダイヤ「はいっお待ちどうですわ!」ドン

ルビィ「わ~つぼ焼き美味しそう!」

千歌「どうしたの⁉こんなにたくさん」

果南「お父さんが明日に備えて精をつけろってさ。私とダイヤで準備したんだよ」

善子「それにしても豪華ね…いいの?」

果南「さぁさぁ遠慮しないで!」

千歌「あぁぁあああ美味しーッ‼」

善子「ちょっと、はしたないわよ」

ダイヤ「あらあら今日は無礼講ですわよ⁉」

花丸「ふぅ~幸せずら…」

鞠莉「………」

果南「ん?どうしたの?」

鞠莉「こうやって友達とみんなでワイワイするのって今までほとんどなくて…」

鞠莉「だから、すっごく楽しいわ!果南、ダイヤ、ありがとう」

ダイヤ「いえ、そんなこと…

千歌「高海千歌!一曲歌いまーす‼」

曜「よっ!待ってましたー!」パチパチ

千歌「はぁ~るのぉ~うら~ら~のぉ~す~み~だ~が~わ~」

梨子「夏の海で何故その選曲…」

ワイワイ
542: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/26(火) 03:40:20.53 ID:DKendlnd
果南「片付けるよ~」

千歌「はーい!あー楽しかった‼」

梨子「明日が…本番…」

梨子「……」

ギュッ

梨子「…!」

ダイヤ「大丈夫ですわよ。今まで通りにやるだけですわ」

梨子「今まで通り…そうだよね、ここまで練習したんだもん」

ダイヤ「私たちが1番頑張ったと胸を張って挑めば大丈夫ですから」

ルビィ「本当⁉」

ダイヤ「ええ」

千歌「空いてる人~これ持ってってー!」

ダイヤ「さて、千歌さんたちを手伝いに行きましょうか」

ルビィ「うん!」
543: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/26(火) 03:57:08.31 ID:DKendlnd
千歌「流石、広いね~」

曜「何万人も入るんでしょ⁉すご~い!」

ルビィ「人が…たくさん…」

花丸「ルビィちゃん、怖くなったら横を見るずら。みんながいるからな。大丈夫大丈夫」

果南「こんな規模で披露するなんて初めてだからちょっとワクワクするよ」

千歌(そっか。初めて…かぁ)

千歌(もう、周りの環境なんて気にしない!ここが私の今の世界!)

梨子「見て!地元の人たちがいっぱい来てくれて…?」

善子「……」ソワソワ

梨子「…私もあまり落ち着かないけど、よっちゃんもかぁ。ふふっ」

善子「そりゃあやっぱり…ちょっとは緊張するわよ」

果南「だったら緊張が解けるおまじない!」

果南「善子、来な」

果南「ハグ、しよ?」

ドクン

千歌「…‼」

善子「えっ…ええっ⁉」

果南「ほら早く」

善子「ん…それじゃ、はい…お願いします…」

ダキッ

善子「…ねぇ、恥ずかしいんだけど」

鞠莉「マリーも‼」

ダイヤ「いだだ…鞠莉さ…く、苦しいですわ…」

鞠莉「sorry…」

千歌「さぁ行くよ‼」

千歌「手に入れよう…MIRAI TICKET‼」
545: 名無しで叶える物語(たこやき) 2017/12/26(火) 04:49:24.29 ID:DKendlnd
~♪

パチパチパチパチ

千歌(今までにないくらいのすごい拍手…)

千歌(それだけ、今回の出来が良かったってことなのかな)

千歌「みんな、ありがとう」

千歌「私ね、ここのみんなが大好き‼」

千歌「だから、これからも絶対輝き続けよ⁉」

ダイヤ「千歌さん…」

善子「当たり前でしょ⁉」

梨子「やり遂げるまで、ついて行くよ」

曜「満足するまで!」

千歌「ありがとう…」

果南「結果出るよ。後10分後だって」

ルビィ「うぅ…良かったよね?間違えてないよね?」

鞠莉「もちろん。最高のパフォーマンスよ!」

花丸「どことなく空気が重いずら…」

花丸「曜ちゃんは余裕あるなぁ」

曜「だって全力だもん!負けない自信しかないよ!」

梨子「発表されるよ!」

千歌「…来る!」
550: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) 2017/12/26(火) 06:38:53.54 ID:KhXaFzqg
千歌「お願い…!」

千歌「1位…は…」



千歌「1位…Aqours…⁉」

千歌「1位!1位だって‼1位だよ‼やったぁーーーっ‼」

梨子「やったね!」

善子「ま、当然の結果だけど?」

果南「目、赤いよ」

善子「う…うっさい!」

ルビィ「よかったよぉ~!」

花丸「マルも全力出せたから、嬉しいずら!」

鞠莉「スタンディングオベーションが止まないわね♪」

曜「うーん、最高!」

千歌「今度は…成し遂げたよ。予選突破」

千歌「すごい…身体が興奮で湧き上がってる!」

ダイヤ「千歌さん」

千歌「ダイヤちゃん…やったよ!」

ダイヤ「ええ、本当に!」

千歌「嬉しくてたまらないけど…実は、ちょっとこの先不安なんだ」

ダイヤ「どうしたのです?」

千歌「この先は、まだ見ていない光景だよ?全く想像がつかないから…」

ダイヤ「今日の仲間たちを見てください」

ダイヤ「こんなにも頼もしい仲間たち…彼女たちの顔を見てもまだ不安が残りますか?」

千歌「あはは…ううん、全然」

ダイヤ「Aqoursが前へ進むことはつまり、あなたも一緒に前進しているというのとですわよ。夢でも、あなたは成長し続けるのですわ。だから」

ダイヤ「このまま、駆け抜けていきましょう!」

千歌「うん!駆け抜けるってなんだかいい響き…!」

千歌「とりあえず1つ目の壁を越えた!後は決勝に向けて出発しよう‼」
551: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) 2017/12/26(火) 07:02:00.62 ID:KhXaFzqg
千歌「決勝大会はアキバドームかぁ…この前よりもっと規模の大きい会場なんだよね⁉」

梨子「うん、予選の倍くらいの大きさだよ」

花丸「あれより大きいずら⁉」

曜「そんなのが東京にあるの⁉」

ルビィ「今までもラブライブ決勝は必ずアキバドームなんだ。やっぱりスクールアイドルの聖地だからね。そんな大舞台で歌って踊れるなんて…ルビィは…」

花丸「好きだったもんな、スクールアイドル」

ルビィ「好きだし、何より憧れだったの。ルビィも、誰かの憧れになれるといいなぁ。これがルビィの目標」

鞠莉「なれるわ。こんなに素敵なスクールアイドル他にいないでしょ⁉」

ルビィ「鞠莉ちゃん…!」

果南「ま、後は力を出し切るってことだよ」

果南「私、最初はさ、正直なんとなく始めちゃったんだよね、スクールアイドルってのを」

果南「でも、それって他の真剣に取り組むグループからしたらすっごく失礼なことだと今になって思うよ。ああ、悪かったなって」

果南「だからこそだね、決勝では誰よりも真剣に取り組んだって言わせるパフォーマンスをしたい」

果南「ルビィが誰かの憧れになるのが目標っていうなら…それが私の目標かな」

曜「私は恩返しをしたいであります!」

曜「入学初日から、高飛び込みの方ですっごい期待されてたんだ。将来有望とか、記録がどうとか。それが…結構圧力になってて…」

曜「でもね、初めて友達と一緒に頑張れるものを見つけて、溺れるくらい楽しみたいと思ったんだよ!衣装のデザインに、体を動かす…好きなことをたくさん活かせることなんて滅多に巡り会えないし!」

曜「だから、こんな素敵な舞台に立てるためのきっかけを与えてくれた千歌ちゃんに感謝してる、ありがとう!千歌ちゃんだけじゃない、Aqoursのみんなのために最高のライブにするよ‼それが目標!」

千歌「曜ちゃん…うん、そうしよ!」
585: 名無しで叶える物語(玉音放送) 2017/12/31(日) 03:49:12.18 ID:I0LG76nS
花丸「マルは…まさか自分がこんなスクールアイドルを始めるだなんて夢にも思わなかったけれど、いつのまにか始めるどころか頂点を目指しててびっくりずら」

花丸「マルは本を読むことが好き。いつだって素晴らしい世界へ連れて行ってくれる本は、本当に偉大だな」

花丸「だからな、マルは優勝して、Aqoursをモデルにスクールアイドルの物語を書きたい!そして、マルみたいな地味な子でも頑張れるって背中を押してあげたいずら!これがオラの目標」

鞠莉「great!私は~そうね、始めにワガママ言っちゃったようにロックが好き!」

鞠莉「でも、日本だと女性のロック系のアーティストって中々出てこないじゃない⁉それが本当に残念で仕方ないわ」

鞠莉「それはね、やっぱりスクールアイドルにロックテイストが少ないからだと思うの!だから私は…スクールアイドルにカッコよさを求めてもいいって、新しい可能性を作りたいのが目標ね!」

善子「相変わらずぶっ飛んでるわね…でも、それは私も同じ。言っちゃえばかなりの変わり者なんだって自分でも思ってる」

善子「それはさ、私が私を否定するために作り出した偶像で…そんなモノ、いつか壊れてしまうと思ったし、実際すぐに壊れちゃった」

善子「だから私は、壊れた自分を見られたくなくて、学校に、行かなく…なっちゃった」

善子「憎かった。私を除いたみんなは学校で楽しいんだなぁ~なんて考えたら、余計に。だから最初は千歌たちのことも怖かった」

善子「でも、みんな私を受け入れてくれた。変わり者の私を!それは、本当に嬉しくて、嬉し過ぎて…毎日些細なことでも涙が出ちゃうくらいだった!」

善子「私はそんな優しくて、一緒にいると心地いいみんなとライブが出来る事が心から幸せ!だから、申し訳ないけど目標なんてないの。これ以上求めるものなんて、私にはないのよ」
586: 名無しで叶える物語(玉音放送) 2017/12/31(日) 04:11:22.01 ID:I0LG76nS
梨子「よっちゃん…ありがとう。私も一緒にいて、嬉しいよ」

梨子「私、ちょっと前までは考えられなかった世界にいるの。なんでだろう?友達がたくさんいて、人前に立って誰かを笑顔にさせる事をする…昔の私からは考えられないくらい正反対の世界にいるのに、今は不思議とこれが私なんだって思えてくるよ」

梨子「みんな、地味な私に輝きをくれてありがとう。こんな私に、ユメを与えてくれてありがとう‼」

梨子「私は、この大会を経てみんなともっともっと自信を持てる自分になれたらいいな!私の目標は…ぼんやりとしているけれど、こんなものかな♪」

ダイヤ「ぼんやりとなんてしていませんわよ」

ダイヤ「私の目標はもちろん、優勝ですわ!この学校を全国的に有名にするためには最高の手段と言えましょう」

ダイヤ「優勝した暁には入学希望者も激増!輝かしい未来を掴むことが約束されますわよ!」

ダイヤ「…というのは生徒会長としての役割ですわ。私黒澤ダイヤ個人としては…」

ダイヤ「Aqoursの9人で過ごした思い出を楽曲に込めたいですわ」

ダイヤ「私は、素直で純粋で、どこまでも駆け抜けていける、素晴らしい仲間たちと出会えたことへ感謝します」

ダイヤ「そして、何処へ行っても変わらない、同じ想いを共有できるということを決勝の舞台で届けたいですわ」

ダイヤ「離れ離れになっても、何年経とうとも、私たちはAqoursですから」ニコ

ダイヤ「最後、頼みますわよ…リーダー」ポン
587: 名無しで叶える物語(玉音放送) 2017/12/31(日) 04:44:19.46 ID:I0LG76nS
千歌「私、高海千歌!みかんが好きな、どこにでもいる普通の女の子!」

千歌「そんな普通過ぎる私が出会ったの、スクールアイドルという存在に‼」

千歌「ふふっそれはとても衝撃的で、本当に頭にガーンって響いたんだ」

千歌「でもね、流石の私もスクールアイドルを始めようなんて、こんな田舎じゃどうしようもないと最初は思ったよ」

千歌「それでも絶対にやる価値はあるって思ったから、とりあえずまずは!って幼馴染の2人に声をかけたら協力してくれて…」

千歌「さらにそこからはもっと多くの人たちが協力してくれて、今では9人もいるとはね…奇跡だよ!」

千歌「この奇跡は、もしかしたら偶然なんかじゃない、必然だったんじゃないのかな。みんなはどう思う?そんなことありえないって思う?でもね、私は、予め用意されていた出会いだったんだと思うんだ」

千歌「この9人だから、Aqoursはあるんだよ。みんな集まって出来たAqoursという奇跡で、今度は優勝という奇跡を起こそう‼」

千歌「私たちなら出来る!ラブライブで優勝‼やってやろうよ!本気をぶつけよう‼」

千歌「新しい未来を作ること、これが私の目標だよ」

千歌「出揃ったね。それじゃあみんな、準備はいい?行くよ!」

千歌「Aqoursーーー‼」

「「「サーンシャイン!!!」」」
588: 名無しで叶える物語(玉音放送) 2017/12/31(日) 04:54:59.30 ID:I0LG76nS
千歌「みんなで決意表明したのに…」

千歌「どうしよう…!」

千歌「新しい曲が…全く、思いつかない…‼」

ダイヤ「こうなるとわかっていました」

千歌「どうして⁉」

ダイヤ「ここからはあなたの知らない、先の未来ですから」

千歌「そっか、確かにそうだよね…」

千歌「もうここにいる時間が長過ぎてわからなくなってたけど」

千歌「決勝って、初めての舞台なんだよなぁ」

千歌「今までなんて、通用しない世界。だから新しい曲を作らなきゃいけないんだ」

ダイヤ「全く思い浮かびませんの?」

千歌「…ごめん」コクリ

ダイヤ「あまり追い詰める事は言いたくないのですが、もうあまり時間はありませんわね…」

千歌「そうなんだよ~!」

梨子「あら、千歌ちゃん今どう?」

千歌「ダメダメなのだ~‼」
589: 名無しで叶える物語(玉音放送) 2017/12/31(日) 05:02:34.38 ID:I0LG76nS
梨子「ふふっやっぱり千歌ちゃんもそういう時あるんだね」

千歌「そりゃそうだよ~。あ~本当にどうしよう…」

梨子「前にさ…」

千歌「うん?」

梨子「千歌ちゃんこんな事言ってたよね『未来の私が知ってるよ』って…」

千歌「あははは…確かに言った記憶があるよ。初めて逢えた時だね。でも、本当にそんな感じの気がしたんだよあの時は」

梨子「今はどうなの?私のこと、教えてくれる?」

千歌「うーん、もう長いこと一緒だから新しく梨子ちゃんに言うことなんて、ない!」

梨子「そっかぁ。ふふふ」

梨子「未来の私なら、きっと答えを持ってるはずだよね。聞けたらいいのに…」

千歌「そうだよね~。この先の私と話が出来たらなぁ~」

千歌「この想い、歌詞に出来ないかな…?」

千歌「今、ふわっとしたんだよ。不思議な感じ…どんどん書きたいものが湧き上がってくる!」

千歌「梨子ちゃん、今までで一番良い曲にしよう‼」
590: 名無しで叶える物語(玉音放送) 2017/12/31(日) 05:05:38.66 ID:I0LG76nS
ねぇ梨子ちゃん!今ね、千歌ちゃん一瞬笑ったよ!

ええっ本当に~?

うん!本当にホント‼

そっか!また一緒に歌いたいな…ね?曜ちゃん

うん!きっと、すぐに叶うよ‼
591: 名無しで叶える物語(玉音放送) 2017/12/31(日) 05:24:27.14 ID:I0LG76nS
ガチャッ

曜「私も歌いたい~!」

千歌「曜ちゃん!お疲れ様。衣装どう?」

曜「海のイメージって聞いたから海っぽい感じにしたよ!」

果南「ちょっと珍しい配色になってたね。私好きだよ」

曜「本当⁉ありがとう!」

千歌「みんなは?」

果南「振り付け考えてるよ。梨子が作ってくれたメロディーを頼りにね」

梨子「嬉しい!完成楽しみだね」

千歌「なんか私待ちでごめんね」

果南「そんなことないってみんな思ってるから、じっくり考えな」

千歌「ありがと」

曜「千歌ちゃん!」

曜「歌詞、出来たら私に一番に見せてよ‼」

果南「ほらほらもう行くよ~邪魔しないの」ズルズル

曜「お願いね~!」

梨子「ふふっやっぱり楽しいね。みんなといるのって」

千歌「私、何世紀でも一緒にいられる自信があるよ」

千歌だって、みんなといる限り、ずっと新しい楽しさが見つかるって、そんな気がするから‼」

千歌「さぁ頑張るよ!優勝まで完全燃焼‼」

梨子「無理は禁物ね?」

千歌「わかってます!」

千歌「誰にも真似出来ない…今の私たちしか作らないものに仕上げたい!今が最高だって、未来の私が言えたらいいな…」
592: 名無しで叶える物語(玉音放送) 2017/12/31(日) 05:31:10.10 ID:I0LG76nS
千歌「前日ってどうすごしたい?」

曜「みんなでワイワイ!」

果南「いいね~楽しそう」

鞠莉「私も賛成♪」

ルビィ「何処かに泊まるのかなぁ~?」

花丸「羽目を外し過ぎないようにな」

ダイヤ「その通りですわ‼前日というのは最も大切な時間であ…

善子「決勝よ?ある意味最後よ⁉いいじゃない」

ダイヤ「そ、そうですわね…コホン、わかりました」

梨子「…本当にいいのかな?」

千歌「いいんだよ。つまり、今回ももちろんやるよ⁉」

梨子「げっ…も、もしかして…」

千歌「恒例の…枕投げ大会~!」
593: 名無しで叶える物語(玉音放送) 2017/12/31(日) 05:45:22.08 ID:I0LG76nS
果南「はい、前日練習はこれでおしまい!」

善子「はぁ~疲れた…あっこれ口癖に…」

ルビィ「それだけ毎回全力ってことなのかも」

果南「おっいい事言うね~」

鞠莉「いい汗かいたし、温泉行く?」

花丸「マルもついて行くずら~」

ダイヤ「今更ながら、学年超えて仲が良い事は喜ばしいですわね」

千歌「そうだね、言われてみると」

曜「私たちもお風呂いこ~?」

梨子「千歌ちゃん、私と曜ちゃん先に行ってるよ?」

千歌「うん!わかったよ後で行く!」

ダイヤ「…どうしました?」

千歌「これが、最後なんだなぁって思って」

ダイヤ「それはこちらの世界で過ごす事が、という意味ですか?」

千歌「うん、なんだか寂しいよ…」

千歌「前は帰る手段を模索してたのに、今は帰りたくないの!」

ダイヤ「決して今生の別れというわけではないのですから…向こうへ行ってもAqoursはAqoursですわよ」

千歌「わかってるよ。わかってるけど…でも…」

ダイヤ「迷いが生まれたら負けますわ」

千歌「…明日だもんね。ごめん、切り換えるよ」

千歌「これが、私の望んだ世界の終わり…」
594: 名無しで叶える物語(玉音放送) 2017/12/31(日) 05:54:48.27 ID:I0LG76nS
千歌「いよいよ私たちの番だよ」

善子「言わなくてもわかってるわよ」

梨子「もう緊張はしない?」

善子「何故かね…少しもしないの」

鞠莉「楽しもうって思っているのよ♪」

ルビィ「楽しむ…!」

ダイヤ「良い意気込みですわ。楽しみましょうか」

果南「こんな舞台だもんね。楽しまなきゃ損だよ」

曜「見て見て~!私たちAqoursの名前があんなに大きく!」

花丸「なんだか、嬉しいな。やる気が出てくるよ」


千歌「ここから先どうなるかなんて、誰も知らない」

千歌「でもね、私…一つ知ってることがあるんだ」

千歌「それはね、今この場所で…私たちが一番輝けるってこと!」

千歌「みんな、行こうか」

千歌「さっきの答えはここにあるんだから」



千歌「未来の僕らは知ってるよ」
595: 名無しで叶える物語(玉音放送) 2017/12/31(日) 05:59:18.38 ID:I0LG76nS
千歌「本気をぶつけあって」

千歌「手に入れよう」

「「「未来を‼」」」
596: 名無しで叶える物語(玉音放送) 2017/12/31(日) 06:16:35.14 ID:I0LG76nS
千歌「あの日、私たち一番輝いていたかな?」

梨子「もう…変な事聞くんだから」クスッ

善子「これを見れば火を見るよりも明らかでしょ‼」

曜「ラブライブの優勝旗‼」

ルビィ「夢みたい…こんな、光景…」

ダイヤ「みんな本当によく頑張りましたわ」

花丸「マル、これからが見えてきたよ。自分がどうしたいのか」

果南「楽しみにしてるからね」

鞠莉「なんだか、あっという間ね」

鞠莉「みんなでうちに来た時なんかはびっくりしたけど、あれからずーっと楽しかったわ‼みんな本当に大好き!」

千歌「鞠莉ちゃん…私だってみんなのこと大好きだもんっ‼」

千歌「あの日のことは、ずっとずーっと忘れない‼」

ダイヤ「千歌さん…」

ダイヤ「そろそろ、ですわよ…」

千歌「うん、わかってる」



千歌「みんな、今まで本当にありがとう」

曜「えっ何?千歌ちゃんどっか遠くに行っちゃうの?」

千歌「うん、ちょっとね…」

曜「嫌っ!そんなの嫌‼ずっと一緒だって約束したじゃん‼」

果南「こらっ曜‼」

曜「…ごめん」

果南「千歌」

果南「その目、本気だね。詳しいことなんて聞かないよ」

果南「…帰ってこなくていいから」

善子「ちょっと!それどういうこと⁉」

鞠莉「きっと、ちかっちは遠くへ行ったきりなの…」

ルビィ「そんなぁ…もう、会えないの…?」

花丸「ううん、そんなことはないずら。この空の下心が通じあっていれば、きっといつかまた逢えるから…」
597: 名無しで叶える物語(玉音放送) 2017/12/31(日) 06:30:21.42 ID:I0LG76nS
果南「ダイヤは同伴?」

ダイヤ「ええ、私が送りますわ」


果南「…そっか。気をつけてね」

果南(なんでだろ…今頃になって思い出した)

果南(あのAqoursの文字、なんで見覚えがあったのか…)

果南(生徒会室の不要紙入れに書いてあったっけ…本当なんで今頃なんだろ)

果南「さっ、それじゃ笑顔で送ってあげよっか」

曜「り、了解であります!全速前進ヨーソローー‼」

千歌「……‼」

ルビィ「千歌ちゃん、どこへいっても頑張ルビィ!」

花丸「毎日しっかり食べるずらよ⁉」

鞠莉「シャイニーな毎日を過ごしてね」

善子「なっ舐められないように必殺技を教えてあげるわ!行くわよっじゃーんけーんポン!」

善子「負けた…」

千歌「ふふっ変なチョキ出してる…」ポロ...

梨子「千歌ちゃんが言ってくれた大丈夫って言葉、いつも私の励みになってるの。だからなんだってやれる気がする!私もたまには思いっきり考えなしに海に飛び込んでみるから‼」

千歌「あはは…無理は禁物だよ…⁉」ポロポロ

ダイヤ「それでは行きますわよ」

千歌「…もし今になってやめたいって言ったら?」

ダイヤ「ブッブーですわ‼」

千歌「…よかった」
598: 名無しで叶える物語(玉音放送) 2017/12/31(日) 06:41:40.32 ID:I0LG76nS
コロ...

千歌「ん?なんだろう」

千歌「あっこれは…ハートの磁石?」

千歌「…病室だ」

千歌「と、いうことは…」

千歌「戻ってきたんだ!」

千歌「でもまだ誰もいない…待ってたら誰か来るかな~」

「…それで、あの…」

「うんうん…」

千歌「お⁉話し声が…」

曜「う、うそ…」

梨子「夢じゃないよね?」

千歌「おはよう、2人とも」

曜「うわぁぁあああん!千歌ちゃん!千歌ちゃん‼」ポロポロ


梨子「よかった…本当によかったよ…‼」ポロポロ

千歌「心配かけてごめんね。もう大丈夫だよ」
599: 名無しで叶える物語(玉音放送) 2017/12/31(日) 06:43:09.21 ID:I0LG76nS
曜「手が冷たいからダメだと思ったよ~‼」

千歌「あっ確かにそうだったかも…だから握っててくれたんだね。ありがとう!」

千歌「曜ちゃん…リボンが赤だ…」

曜「えっ?」

千歌「ん、なんでもないよ」

梨子「どう?身体の調子は⁉痛いところとかない⁉」

千歌「うん、大丈夫大丈夫」

千歌「ずっと来てくれてたんだよね。梨子ちゃんもありがとう!」

梨子「千歌ちゃん、もう怪我しちゃダメよ?」

千歌「あはは、気をつけるよ」

梨子「あの後ね、善子ちゃんが遂に真相を突き止めたんだよ。轢き逃げの証拠を見つけたの」

千歌「本当⁉すごいなぁ…」

曜「あとねあとね!千歌ちゃんが眠っている間にね、1着衣装を作ってみたの‼」

千歌「本当⁉見たい!」

曜「もちろん用意してあるよ!じゃーん‼」

千歌「…信じられないけど、こんなことってあるんだね」

千歌「あのね、実は私も曲を作ったんだ」

千歌「タイトルは…」
600: 名無しで叶える物語(玉音放送) 2017/12/31(日) 06:44:14.37 ID:I0LG76nS
おしまい
本当に長い間お付き合いしていただきありがとうございました
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『千歌「未来の私が知ってるよ」』へのコメント

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