花丸「部室からいい匂いが……」クンクン

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花丸-アイキャッチ17
1: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 20:56:39.83 ID:EIxeaVEB
花丸「このお腹に染みるいい匂い、もしかして……」


ーーースクールアイドル部 部室

ガチャリ

花丸「やっぱり、クッキーのいい匂いだ!」

千歌「あぁ、まるふぁんふぃふぁっふぁい(あぁ、まるちゃんいらっしゃい)」モシャモシャ

曜「ふぁっふぉー、まるふぁん(やっほー、まるちゃん)」モシャモシャ

花丸「……2人とも、食べながら喋るなんて、はしたないずら……」

元スレ: 花丸「部室からいい匂いが……」クンクン

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3: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 21:00:41.94 ID:EIxeaVEB
花丸「ねぇ千歌ちゃん、このクッキーって、もしかして……」

千歌「そう、そのもしかして。梨子ちゃんの作ったクッキーだよ!」

花丸「やっぱり! ふふっ、美味しそうずら……」

曜「ほら、マルちゃんも食べよ食べよ!」

花丸「それじゃ、遠慮なくいただくずら。……そういえば、梨子ちゃんは?」

千歌「梨子ちゃんはトイレに行ったよ」

花丸「そうなんだ、じゃあ、後でお礼を言わなきゃ。……お手を合わせて、いただきますっ」パチン
4: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 21:05:05.45 ID:EIxeaVEB
アーン パクーッ

モグモグ

花丸「ふふふ……ふぉいひぃふふぁ……(おいしいずら……)」ニコニコ

千歌「マルちゃんってば、食べながら喋るなんてはしたなーい」ケラケラ

花丸「……!?」

ゴクンッ

花丸「……自分で言っておいて、ごめんなさい……///」

曜「まあ、でも美味しいからね、はしたなくなってもしょうがないよね」ケラケラ

千歌「だよねー」ケラケラ
5: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 21:10:42.47 ID:EIxeaVEB
花丸「梨子ちゃんって、すごいずら。だって、こんな美味しいお菓子をたくさん作れるし」

千歌「ねー、そうだよねー」

花丸「ピアノも弾けて絵も上手で、お裁縫だってルビィちゃんくらいできるし」

曜「手先が器用だもんねー」

花丸「おまけに綺麗で、いつもなんだかいい香りがして……おらに無いものをたくさん持ってて、憧れちゃうずら……」テレテレ

千歌「ほうほう」ニヤニヤ

曜「ほうほうほーう」ニヤニヤ
8: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 21:17:02.93 ID:EIxeaVEB
曜「マルちゃんが、梨子ちゃんに対してそんな思いを抱いてたなんてね。意外だよ」

花丸「うん。最初は東京の人だ、って理由でちょっと怖かったけど……今はもうそんな風に思わないし、むしろね……」

千歌「むしろ?」

花丸「……あんなお姉ちゃんがいたらな、とか思ったりするんだぁ……///」

千歌「ほえー、マルちゃん大胆だねぇ」

花丸「大胆、だなんて……。ここに梨子ちゃんがいないから、こんなこと言えるわけで……」
10: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 21:22:40.10 ID:EIxeaVEB
曜「で、それからそれから?」

千歌「もっと梨子ちゃんへの思いを聞かせてよ、マルちゃーん」

花丸「……千歌ちゃん、曜ちゃん。なんでそんなに興味津々なの?」

曜「そりゃあ、梨子ちゃんへの憧れをたくさん聞きたいんだよー」

千歌「そうそう、ちょうど梨子ちゃんも帰ってきたし」

花丸「……へっ、り、梨子ちゃん帰ってきたの!?」ドキッ





梨子「こ、こんにちわ……花丸ちゃん……///」テレテレ
11: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 21:30:09.80 ID:EIxeaVEB
花丸「え、あ、えっと……梨子ちゃん、い、いつの間に……戻ってきたの……!?」アセアセ

梨子「えーっと、その……」テレテレ

花丸「だって、部室のドアを開ける音、しなかったずら!?」

梨子「それはね……あの……」

千歌「梨子ちゃん、最近鞠莉ちゃんに、『コーガ流忍者のドアを静かに開ける方法』を教わったから、実践してるんだよねぇ」

梨子「最近クセになってるの……音を殺してドアを開けるの……」モジモジ

花丸「なんてことを梨子ちゃんに教えるの鞠莉ちゃんは……!!」
14: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 21:36:10.30 ID:EIxeaVEB
花丸「こ、これはね、梨子ちゃん……!!///」カオマッカ

梨子「……///」モジモジ

花丸「う、うぅ……」

りこまる「……///」テレッテレ



曜「……おやおや、千歌ちゃんや。お互い、顔真っ赤にしてなんにも喋らないよ」

千歌「そうだね曜ちゃんや。これはなんだかじれったいね」

曜「そうですなあ」
15: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 21:40:58.56 ID:EIxeaVEB
千歌「……ここは、若い2人に任せて、チカたちお邪魔虫は退散するとしますか」

曜「そうしましょか」

ガタッ

ようちか「それでは、ごゆ……」

花丸「ちょっと待って! 置いてかないで、というか『若い2人』って何なの!? オラと千歌ちゃんたち、そんなに年は離れてないずら!!」
16: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 21:46:05.97 ID:EIxeaVEB
千歌「じゃあね、マルちゃん……」

曜「健闘を、祈るっ!」ケイレイッ

ようちか「それでは、ごゆっくり~♪」


ガチャリ


花丸「ああああ、千歌ちゃん、曜ちゃん……!」アワワ
17: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 21:50:04.38 ID:EIxeaVEB
花丸(……どうしよう、梨子ちゃんと本当に2人きりになっちゃったよ……)

梨子「……ねぇ、花丸ちゃん……」

花丸「はっ、はいっ!」ビクッ

梨子「さっきのお話なんだけどね……あれって……」モジモジ

花丸「あれはその、えーっと、あれは……」

梨子「……あれは?」

花丸「う、う……嘘、嘘ずら!」
19: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 21:57:19.15 ID:EIxeaVEB
梨子「……嘘?」

花丸「そう、そうずら、さっき言ったことは、まるっきり嘘であって……!」

梨子「そうなんだ、嘘なんだ……」シュン

花丸(なんでそんなに落胆するの……!?)

花丸「……ご、ごめんなさい! さっき言った嘘は、う、……嘘ずら! 」

梨子「嘘の嘘、ってことは裏返って……やっぱり本当なの……?」

花丸「そ、そうだよ。だって、嘘をついたら仏様に怒られるから……」

梨子「そっか、本当なんだ、ね……///」テレテレ

花丸(ああ、もうオラって墓穴を掘っちゃった……もう、後戻りできないずら……)
20: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 22:04:11.53 ID:EIxeaVEB
花丸(恥ずかしい……恥ずかしくて、穴があったら入りたい……さっき掘った墓穴に入りたいずら……)

梨子「……花丸ちゃん」

花丸「はいぃ!」ドキッ

梨子「俯いてないで、顔を上げて……ね?」

ムクッ

花丸「……梨子、ちゃん……?」

梨子「あんまり見つめないで、梨子も……恥ずかしいから……///」カオマッカッカ
22: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 22:12:54.78 ID:EIxeaVEB
梨子「……花丸ちゃんが、私に対してそんな思いを抱いてたなんて、知らなかった……」

花丸「……ごめんなさい……」

梨子「謝らなくていいの。あのね……梨子もね、その……花丸ちゃんと同じことを、思ってたの……花丸ちゃんみたいな妹がいたらな、って……」

花丸「……えっ」
24: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 22:20:59.10 ID:EIxeaVEB
梨子「だって花丸ちゃん、梨子の作ったお菓子を、いつも美味しそうに食べてくれるでしょ?」

花丸「それは、梨子ちゃんの作るお菓子は本当に美味しいから……」

梨子「美味しそうに、にこにこ満面の笑顔で食べる花丸ちゃんを見て……すごく嬉しいし、とても可愛いな、って思ってたの……」

花丸「……まさか、梨子ちゃんがそんなこと……///」カオマッカッカ

梨子「できたら、独り占めしたいくらい、って……嫌だな、私ったらなんてこと言ってるの……///」カオマッカッカノカー
25: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 22:30:06.21 ID:EIxeaVEB
梨子「とにかくね。……梨子はね、花丸ちゃんに『お姉ちゃん』って慕われるの……とても嬉しいの」

ギュッ

梨子「だから梨子もね、花丸ちゃんのこと、これからは……ね……」

花丸「り、梨子おねえちゃ……」ドキドキ

梨子「なあに、……マルちゃん?」フフッ

花丸「……あああ、や、やっぱりは、恥ずかしいずら……///」カオマッカッカッカー
27: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 22:35:59.79 ID:EIxeaVEB
ーーースクールアイドル部 部室前


千歌「……ふーむ、どうやら」

曜「作戦成功みたいだね……」

ようちか「……」グッ


善子「ねぇ2人とも。部室の前で聞き耳立てて、何してるのよ」
28: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 22:39:55.80 ID:EIxeaVEB
曜「ああ、よっちゃん」

善子「どうしたの、一体全体」

千歌「ふふん、それは言えねえなあ。よっちゃん」

善子「なんでよ、そんな隠すようなことなの?」

曜「まあ、取り込み中というか、ね」

善子「取り込み中?」

クンカクンカ

善子「このいい匂い……もしかして……クッキーの匂い! 梨子ちゃんお手製のクッキーの匂いね!」
29: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 22:44:15.92 ID:EIxeaVEB
善子「さては千歌ちゃんと曜ちゃん……梨子ちゃんのクッキーを独り占めしようとしてるわね!? ヨハネの悪魔的勘がそう囁くわ!」

曜「ち、ちげーし!」ドキッ

千歌「そんなんじゃねーし!」ドキッ

善子「明らかに動揺してるじゃない、やっぱり図星ね!……そこを退きなさい、2人とも!」

グイッ

千歌「ダメダメ! まだここは通せないのだあ!」

善子「ヨハネだって梨子ちゃんのクッキー食べたいの!」

グイグイッ
30: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 22:48:57.77 ID:EIxeaVEB
千歌「曜ちゃん、このままだと……!」

曜「よっちゃん!」

善子「何よ!?」

シュッシュッシュッ

曜「……今この部室のドアの前にバリアー張ったよ、バリアー!」

善子「……バリアー、ですって?」

曜「そうバリアー! 堕天使は通ることのできない、特殊なバリアー!」

善子「な、なんですって……!?」

千歌「おお、曜ちゃんにそんなことができるなんて……!」
31: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 22:54:47.93 ID:EIxeaVEB
善子「くっ……ただの人間ごときがまさかそんな芸当を……!」

曜「このバリアーに触れたら、堕天使の体なんてもう……とにかく大変なことになるよ!」

千歌「説明が具体性にかけてる!」

善子「……甘く見てたわ、曜ちゃんのこと。……こうなったら斯くなる上は……」

曜「……何をする気……?」

善子「……最終手段よ!」




善子「ヨハネの堕天使設定を捨てるだけ! 押し通る!」

千歌「うわっ、着脱自由だ!」

曜「身も蓋もない!」
32: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 22:59:31.41 ID:EIxeaVEB
善子「さあ、そこを退きなさいっ!」

グイッ

ようちか「ああ、取り込み中なのに!」

ガチャッ

善子「……あらっ」

花丸「ふふっ、ふぃふぉふぁんふぉふっふぃーふぉふぃふぃふぃふふぁ……///(梨子ちゃんのクッキー美味しいずら……)」

梨子「食べながら喋るのははしたないよ、花丸ちゃん……///」
33: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 23:08:35.80 ID:EIxeaVEB
善子「梨子ちゃんとマルちゃん……まさか、2人でクッキーを独占してたなんて……!」

梨子「よっちゃん、何の話かわかんないけど……クッキーはまだあるから、安心して?」ニッコリ

花丸「ほら、よっちゃんも食べるずら」ニッコリ

善子「言われなくたっていただくわ、とにかく、全部食べられる前で良かった」フフッ

アーンッ

パクーッ

善子「あぁ、ふぉいひぃ。ふぉっふぇふぁふぁふぉふぃふぁうふぁ(あぁ、美味しい。ほっぺたが堕ちちゃうわ)」

梨子「そう、ありがとう。よっちゃん///」

花丸「よっちゃん、食べながら喋るなんてはしたないよ///」

ゴクンッ

善子「あらごめんなさい。ところで、梨子ちゃん、マルちゃん。……なんでそんなに顔が赤いの……?」

梨子「……なんでだろうね、マルちゃん」

花丸「どうしてだろうね、梨子ちゃん」

りこまる「……ふふっ///」カオマッカッカッカー

善子「……?」




終わり
34: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/01/03(水) 23:09:58.22 ID:EIxeaVEB
導入部的りこまる

曜ちゃんのバリアーは小学生の「バリアー張った!」的モーションを想像して頂ければ
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2018年5月26日
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