真姫「私はあなたの卒業を笑顔で見送れない」

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真姫-アイキャッチ24
真姫「…………」カキカキ

真姫「んー……」

真姫「違う……」

凛「真姫ちゃんまだ書いてるにゃ?」

真姫「ヴェェ!!凛!?」

pixiv: 真姫「私はあなたの卒業を笑顔で見送れない」 by ュキドケ

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花陽「ダメだよ凛ちゃん、真姫ちゃんの邪魔しちゃ」

凛「はーーい」

花陽「真姫ちゃんどう?送辞出来た?」

真姫「ううん、まだ…」

花陽「やっぱり大変だよね送辞考えるの」

凛「でも真姫ちゃんならすぐ出来ると思ったんだけどねぇ?」

真姫「私もよ…まさかこんなに大変なんて…」

凛「でももう卒業式明後日だにゃ」

真姫「うぅぅ〜〜」ジタバタ

花陽「あまり無理はしないでね?」

真姫「ありがとう花陽。そういえば部活の方は?」
 
凛「今日は新入生歓迎会のミーティングにゃ!今は穂乃果ちゃん達がまとめてくれてるんだ!」

真姫「穂乃果達が?」

凛「卒業するまでは私たちもまだ部員だから!って張り切ってるにゃ!」

真姫「穂乃果らしいわね」

花陽「それで私達は真姫ちゃんの様子を見に来たんだ」

凛「そうにゃ!何か生徒会でお手伝い出来ることない?生徒会長様!!」

真姫「ありがとう、でも卒業式の準備は問題なく進んでるしあとは送辞だけだからあとは私だけで大丈夫よ」

花陽「そう?一緒に考えようか?」

真姫「ううん、これは生徒会長の私がやらなくちゃいけないことだから大丈夫。ありがとう花陽、凛」

凛「そうかにゃ?そしたら今日はこれから3人でラーメン食べに行っくにゃー!」

花陽「だーめ!これから部室戻って私達もミーティングに参加!あと曲の構成とか振り付けやあれやこれや…」

真姫「ふふっ、花陽ももう立派な部長様ね?」

花陽「えっ?そっそうかな?///」

凛「そしたら部活終わってから行くにゃ!真姫ちゃんもそれならどう?」

真姫「ん〜私はまだ生徒会室で送辞やっていくから今日は遠慮しておくわ。ごめんね?」

凛「んーん大丈夫!残念だけど真姫ちゃんもあまり無理はしないでね?」

花陽「じゃあ私達は部室戻るね?何かあったらメールしてね」

凛「真姫ちゃんじゃーねぇー!」

真姫「ありがとう、じゃあね」

ガチャ

真姫「……さて」

真姫「もう少し頑張るか…」


ーー
ーーー

真姫「なんで書けないのよー!」

真姫「はぁ……」

真姫(なんで書けないの…)

真姫(三年生の大事な卒業式だから失敗なんてしたくないのに…)

真姫(三年生の…)

真姫「穂乃果…」

穂乃果「なに?真姫ちゃん?」

真姫「ヴッヴェェェ!?!?」

海未「だっ大丈夫ですか!?真姫!」

ことり「びっくりしたよぉ」

真姫「びっくりしたのはこっちよぉ…どうしたの3人して生徒会室に来て?」

穂乃果「いやぁ、真姫ちゃんがここで生徒会のお仕事してるって言ってたからお手伝いにぃ」

海未「違います!生徒会室にある穂乃果の私物を回収しに来たんです!」

穂乃果「そんなぁ!もしかしたらこのまま真姫ちゃん達が使うかもしれないのにぃ!」

海未「このぬいぐるみとか食べかけのお菓子とか使うわけないでしょ!ほらっ!さっさと片付けますよ!!」

穂乃果「うぅ…海未ちゃんの鬼ぃ…」

真姫「なんか、大変そうね…」

ことり「真姫ちゃんはどうしたの?生徒会のお仕事?」

真姫「まっ……まぁ私も卒業式の準備とかしてただけだから」

穂乃果「じゃあ私達もお手伝いするよ!」

海未「送られる側が手伝ってどうするんですか!」

ことり「ははは…でも大丈夫?もうお外まっくらだよ?」

穂乃果「じゃあもう今日はここまでにして四人でご飯でも」

海未「穂乃果ぁーーー!!!」

穂乃果「うわぁ!海未ちゃんが怒ったぁ!!」

ことり「私達まだ時間かかりそうだからもし良かったら戸締りしておこうか?」

真姫「ほんと?じゃあお願いしてもいい?ここだと進まなそうだし…」

コッコレハトットクヤツダヨ!
ソレモステナサイ!!

ことり「それもそうかも、じゃあ後は任せて!」

海未「もう遅いんで気をつけてくださいね」

穂乃果「真姫ちゃーん!またねー!!」

真姫「うん、じゃあね」

ガチャ


サ-ホノカ!ココカラホンバンデスヨ!
エ-!コトリチャンタスケテ-!
ワタシモテツダウカラガンバロ

真姫「全く、相変わらず賑やかというかうるさいというか…」

真姫「………」

真姫「またね…か……」


ーー
ーーー

〜帰り道〜

真姫(なんでだろう…)

真姫(今まで生徒会の仕事だってなんなくこなしてた…)

真姫(ただの送辞なのに…三年の卒業式の…)

真姫「ただの…」



希「おぉ!これは明らかに一年の時よりも胸が大きく…!!」ワシワシ

真姫「キャーーー!!!!」

真姫「な!な!何するのよ!!」

希「何って、久しぶりに会った真姫ちゃんのお胸の成長確認しようと」

真姫「しなくていいわよ!そんなこと!!」

真姫「てっ、希!?」

希「久しぶりやね真姫ちゃん!どうしたん神田明神まで来て?」

真姫「神田明神?」

真姫(わたし無意識にこんなところに…)

希「まさかバイト中のうちに会いに…!」

真姫「べっ別にそういう訳じゃないわよ…」

希「なぁーんだ、じゃあ何しに来たん?」

真姫「考え事してたら気づいたらここに…」

希「悩み事?」

真姫「そんな…ただ明後日の卒業式のこと考えてただけ」

希「そうか〜もうあれから一年経つんやなぁ…そういえば真姫ちゃん生徒会長やん?送辞もうできたん?」

真姫「……それは」

希「あら、まさか…」

真姫「…なっなによ!」

希「よし!ここは大人のお姉さんになったうちが相談乗ったろ!!」

真姫「なんでそうなるのよ!!」


ーー
ーーー

希「さぁさぁいらっしゃーい!」

真姫「お邪魔します」

真姫(そのまま流れで希の家に来てしまった…)

希「まぁ適当に座って?飲み物はお茶でいい?」

真姫「うん、ありがとう」

真姫(明後日には卒業式なのに…何やってるんだろ…)

希「はい、熱いから気をつけてな?」

真姫「ありがとう希」

希「で、完璧生徒会長様が送辞が書けなくて困ってるんやね?」

真姫「別にそうじゃないわよ」

希「ほんまに?」

真姫「………………」

希「………………」

希「真姫ちゃんほんまにめんどくさいなぁ…」

真姫「のっ希に言われたくないわよ!!」

希「まぁ、めんどくさいもの同士うちらの仲やん?」

真姫「………はぁ、それもそうね」

真姫「希の言った通りよ、送辞まだ全然書けてないの」

希「全然?」

真姫「そう全然」

希「珍しいなぁ、あの真姫ちゃんならパパッと書きそうなのに」

真姫「私もそう思ってたわ。でもなかなか筆が進まなくて…」

希「それはなんで?」

真姫「まぁ、今まで送辞なんて考えた事なかったし去年の穂乃果の送辞も歌ったりであれは見本にはならないし…」

希「本当にそれだけ?」

真姫「ん?どういう意味よ?」

希「本当に初めてだからって理由だけなん?」

真姫「当たり前でしょ?」

希「……はぁ〜〜〜」

真姫「なによ!その長いため息は!!」

希「真姫ちゃん絶対うちよりめんどくさいやん…」

真姫「なんでよ!!」

希「それは真姫ちゃんがまだ三年生が卒業するのを受け止められないんやない?」

真姫「なにそれ、意味わかんない」

希「真姫ちゃん」

真姫「…………」

希「真姫ちゃんは穂乃果ちゃんとも仲良かったもんなぁ」

真姫「なななんでそこで穂乃果が出るのよ!?」

希「え?だって真姫ちゃんは穂乃果ちゃんの事好きやろ?」

真姫「まぁ嫌いじゃないけど…」

希「でもだったら尚更ちゃんと書かんとね?」

真姫「そうよね…」

希「最近穂乃果ちゃん達とは話してる?」

真姫「生徒会とかで忙しくてあまり…」

希「じゃぁ一度話してみーひん?一人で考えてても進まんよ?」

真姫「でも穂乃果達の卒業式なのに?」

希「いいんよそれでも。だって先輩の前に…大切な友達やん?」

真姫「……ありがとう希」

希「いいんよ全然、じゃあご飯にしよっか!」

真姫「えぇ!?いいわよ別に!」

希「何言ってるんや!久しぶりに会えたんやからもっと色々話したいやん!!今夜は帰さへんよー!!」

真姫「私明日も学校なんだけど!!」


ーー
ーーー

〜次の日〜

真姫(昨日は深夜まで希の家に居てしまった…)

真姫(………)

真姫(話す…か…)


ーー
ーーー

〜音楽室〜

真姫(結局、ここに来ちゃった…)

真姫「音楽室でなんて会えっこないのに…」

真姫「………ピアノ…」



真姫「…………」♪

真姫「………愛してるばんざーい」♪


真姫「ここでよかった…私たちの今がここにある」♪


真姫「愛してるばんざーい」♪


真姫「始まったばかり…」♪


真姫「明日もよろしくね…」♪


真姫「明日も………よろしくね…」


真姫「よろしく…ね…」




真姫(だめ、泣いちゃ…)



真姫(今まで我慢出来てたじゃない…)


真姫(私は…穂乃果の卒業を笑って見送らなくちゃ…)


真姫(笑顔で……)





パチパチパチ



真姫「っ!」ゴシゴシ




穂乃果「やっぱり真姫ちゃんだ」

真姫「穂乃果…」

穂乃果「真姫ちゃんのピアノの音が音楽室から聞こえたから来てみたんだ」

真姫「なんで私のピアノってわかるのよ」

穂乃果「分かるよぉ!だって真姫ちゃんのピアノ私大好きだもん!」

真姫「…ありがとう」

穂乃果「真姫ちゃん覚えてる?ここ!ここで私達初めて会ったんだよ!」

真姫「覚えてるに決まってるでしょ、ピアノ弾いてたらいきなり穂乃果が入ってきてビックリしたんだから」

穂乃果「だってだってあんなに上手なピアノと綺麗な歌声聞いたら勧誘したくなるよ!」

真姫「大袈裟じゃない?」

穂乃果「ううん、そんなことない。だって私は真姫ちゃんのファン第1号だもん!」

真姫「ファン第1号?」

穂乃果「そうだよ!じゃなきゃあんなにしつこく勧誘しないよぉ」

真姫「…………」

穂乃果「でもあの時は本当に真姫ちゃんと出会えて良かったて思うんだ!」

真姫「私に出会えて?」

穂乃果「うん!!」


真姫「それは私も同じ…」

真姫「私も…あの時穂乃果に会わなかったらただ勉強だけして、一人で学校生活を過ごしてるだけだった」

真姫「それを穂乃果が変えてくれた…」

真姫「穂乃果…貴女が私の人生を変えてくれた」

真姫「こんなに楽しい高校生活送れてなかったと思う…ありがとう」

穂乃果「真姫ちゃん…」


真姫「だから…そんな私を変えてくれた穂乃果がもう明日から学校に来ないのが…想像出来なくて」

真姫「なんか考えてると、心に穴が空いた気持ちになっちゃて…」

真姫「本当はこんなんじゃいけないのは分かってる」

真姫「生徒会長としてちゃんと笑顔で三年生を見送ろうと思ってる」



真姫「でも私は…」


真姫(泣いちゃダメ)


真姫「三年生を…穂乃果を…」


真姫(こんなこと言っちゃダメ…涙も拭かなきゃ)

真姫(だめ……)






真姫「笑顔で…見送れない……」





穂乃果「真姫ちゃん……」

真姫「うぅ……ぅ…」

穂乃果「…ありがとう真姫ちゃん」ダキッ

真姫「穂乃果…」


穂乃果「真姫ちゃん、真姫ちゃんは私のおかげで変われたって言ってくれたけどね」

穂乃果「それは私も同じだよ」

真姫「穂乃果も…?」

穂乃果「そう、真姫ちゃんがあの時私達の曲に作曲してくれた…あれがなくちゃ私達あの日ライブなんて出来なかった」

穂乃果「まだμ'sが三人だった時に、最初に私達を変えてくれたのはね。真姫ちゃんだよ」

穂乃果「最初にμ'sに票入れてくれたの…真姫ちゃんでしょ?」

真姫「………」

穂乃果「本当に嬉しかったんだ、今まで言えなかったけど……ありがとう真姫ちゃん」


穂乃果「それに真姫ちゃんが変われたのは私だけじゃない。μ'sのみんなもそうだし」

穂乃果「なにより、真姫ちゃん自身で変われたんじゃないかな?」

真姫「私自身?」

穂乃果「そう、人ってね自分自身で変わろうと思わないと変われないんじゃないかな」

穂乃果「私達はそれの手助けをしただけ、変われたのは真姫ちゃんだよ」

穂乃果「だから今度は真姫ちゃんがこの音ノ木坂をもっともっと良い学校に変えていって…」

穂乃果「それに真姫ちゃんには花陽ちゃんや凛ちゃんみたいな大切な仲間もずっと一緒にいる。」


穂乃果「だから大丈夫」





真姫「…ありがとう穂乃果………もう大丈夫」

穂乃果「あっ!ごめんね!ずっと抱きしめちゃってて!」

真姫「いいの、私こそごめんなさい。明日卒業式なのにこんなところ見せちゃって」

穂乃果「全然平気だよ!最後に先輩らしいこと出来たかな?えへへ」

真姫「ふふっ、穂乃果と話せて本当によかった。明日の卒業式、楽しみにしてなさいよね」

穂乃果「おっ!なんだろなんだろ!楽しみだなぁ!!」

真姫「それより昨日の生徒会室の掃除はもう終わったの?」

穂乃果「…そうだ!今生徒会室で海未ちゃん待たせてるんだった!?」

真姫「全く…海未に怒られるから穂乃果は先に行ってて、私も後で生徒会室寄るから」

穂乃果「うん!じゃあまたね真姫ちゃん!」

真姫「うん、またね」


ワ-!オコラレル--!


真姫「ほんとにうるさい人…」

真姫「……ありがとう穂乃果…」




ーー
ーーー


私がきっかけで誰かを変えられたのかは

正直、まだ実感は湧かない。

でも、あなたの…学校のみんなのお陰で私は変われた。

私自身だとあなたはいってくれたけど、きっかけをくれたのは間違いなくあなた。

私も、そんなあなたみたいに誰かの変われるきっかけになれるように頑張ろう。


「続きまして送辞、在校生代表。西木野真姫」

「はい」


そして、そんな素晴らしいあなたの新たな旅立ちを


「送辞、在校生代表、西木野真姫。」



笑顔で見送ろう。




〜おわり〜
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2018年5月26日
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