天使の修行

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千歌-アイキャッチ5
天界

千歌「ふわぁ~・・・まだ12時か・・・もう一眠り・・・」

美渡「コラー!バカチカ!何時だと思ってるの!」

千歌「もうちょっとだけ・・・」

pixiv: 天使の修行 by バッツ

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美渡「あんまりダラダラしてると人間界に修行に行ってもらうよ!」

千歌「ええ!?やだよ!」

志満「あら、いいわね。千歌ちゃんももう16歳だし、人間界で修行すれば、立派な魔法が使える天使になれるはずよ」

美渡「いいね!ほら、準備しな!」

千歌「やだやだ!絶対行かないよ!」

志満「千歌ちゃん?」ニコッ

千歌「うぅ・・・はい・・・」

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人間界

善子「行ってきまーす!」

善子(もう!寝坊しちゃった!私は津島善子。いえ、この名前は忍ぶための仮の名。堕天使ヨハネが私の真名。・・・なんて言ってる場合じゃない!この時間のバスを逃せば学校に遅刻・・・もう今月何回目よ!本当に不運ね!)

「かんかんみかん♪かんかんみかん♪」

善子「何よこの変な歌は・・・おっと急がないと!」ドンッ

善子「痛っ!背中に何か降ってきて転んじゃった・・・」

千歌「いてて・・・あ、人間界に着いたみたい。さてと、どこ行こうかな」

善子「ちょっと!何よあんた!いきなり現れて!」ボロボロ

千歌「ふぇ?わっ!どうしたの服がボロボロだよ!」

善子「あんたのせいよ!どうしてくれるの!」

千歌「ふふふっ、ここはこの千歌に任せて!かーんかーんみかん!」

善子「きゃっ!」ボンッ

千歌「これで服が新品同然に綺麗になってるはずだよ」

善子「余計ボロボロのなったじゃない!」ボロボロ

千歌「あれ、失敗失敗。もう一回。かーんかーんみかん!」

善子「きゃ!・・・今度は本当に綺麗になった・・・。あなた何者?」

千歌「千歌は天使だよ!」

善子「はあ?何言ってるの?」

千歌「ほら!」バサッ

善子「へっ?えええええええ!!!!1」

千歌「あ、今は堕天使かな?ちょっと用事があって人間界に来たんだけど、天界から人間界に来ると堕天っていって、羽が黒くなるの。ほら、真っ黒」バサッ

善子「ほ、本物の堕天使・・・。って、急がないと遅刻遅刻!」

千歌「ふふふ、そんなときも千歌にお任せ!かーんかーんみかん!」

善子「あ、時計が30分戻った。時を操ったの?良かった・・・」

千歌「これでゆっくり話せるね」

善子「私はヨハネ。あなた、本当に天使なの?今は堕天使か」

千歌「うん!この魔法も本物だよ!」

善子「何のために人間界に?」

千歌「天界ではある一定の年齢になると人間界に魔法の修行に行くの。千歌は家でゴロゴロしてたら修行に行って来いって言われたから・・・」

善子「嫌々来たのね・・・」

千歌「でもあなたに会えたからラッキーだよ!これも運命!」

善子「調子いいわね・・・」

千歌「ところで急がなくていいの?」

善子「え?どうして?」

千歌「ほら、あそこの時計見てみて」

善子「うーんと・・・はあああ!?もう遅刻じゃない!時間戻してくれたんじゃないの!?」

千歌「うん、ヨハネちゃんの時計だけ戻したからね!」

善子「それじゃあ意味ないじゃない!このインチキ堕天使!急がないと!」ダダダッ

千歌「おたっしゃでー!」

___

善子「はあ、学校に遅刻するし、宿題は他のページやっちゃうし、ご飯のときはお茶こぼしちゃうし・・・不運の連続よ・・・」

善子「それに朝の堕天使・・・千歌とか言ったわね。あいつのせいで散々よ。もう2度と会いたくないわ・・・」

善子「ただいまー」

千歌「あ、おかえりなさーい。早かったね」

善子「」ズコー

善子「な、なんでいるのよ!」

善子母「あら、善子。帰ったのね」

善子「ちょっと!なんであいつが・・・」

善子母「こらっ!今朝、助けてもらったんでしょ?そんな態度じゃダメよ?」

善子「むしろ邪魔されたんだけど・・・」

善子母「よかったら、今日泊まっていってね。しばらくここにいてもいいわよ」

千歌「急ぐ旅じゃないので・・・お世話になります!」

善子「なんてことなの・・・」

___

善子「疲れた・・・」

千歌「お風呂気持ちよかったね!」

善子「あんたが急に入ってくるから変に疲れたわよ・・・」

千歌「わぁ、ベッドにダーイブ!」

善子「ちょっと!そこは私の場所よ!床に布団敷くからそこで寝なさい!」

千歌「えー、一緒に寝ようよ」

善子「い・や・よ!ほら、さっさと寝なさい!」

千歌「そういえばヨハネちゃんじゃなくて善子ちゃんなんだね!」

善子「早く寝ろーー!!!」

千歌「・・・zzz」

善子「早っ!」

千歌「これが千歌の高速睡眠術なのだ!」

善子「千歌が羨ましいわ・・・」

千歌「あっ、私が天使で魔法が使えるってことは皆に秘密ね」

善子「どうしてよ?」

千歌「誰かにバレたら天界に強制送還されちゃうの。そしてみんなの記憶も消さないとダメなの」

善子「私にはバレてていいの?」

千歌「1人まではいいの。さすがに千歌の事情を知ってる人がいたほうがいいからね。善子ちゃんは選ばれたんだよ!かっこいい!」

善子「こんなことに選ばれたくなかったわよ・・・」

善子(ふーん、何とか人前で魔法を使わせたら帰るのね)

___

千歌「わぁ!善子ちゃんのハンバーグもーらい!」

善子「こら!千歌、自分のを食べなさい!」

___

千歌「お風呂、ご一緒いいですか!?」

善子「だから!勝手に入ってこないで!」

___

善子「千歌!ゲームやるわよ!」

千歌「これが人間界の遊び!とっても楽しい!」

___

善子「千歌!ネットの生放送、付き合いなさい!」

千歌「堕天使かんかんみかんなのだ!」

善子「別の名前にしなさい・・・」

千歌「うーん、じゃあ堕天使ちかちー!」

善子「まあ、それならいいわね。あ、千歌の衣装がないわね・・・」

千歌「大丈夫だよ!かーんかーんみかん!」ボンッ

千歌「えへへ、可愛いでしょ?」

善子「魔法は便利ね・・・。でも可愛いわ」

___

善子「千歌が来てからしばらく経つ。最初は何とかして追い出そうと思ったけど、一緒に過ごしているうちに、それがなんだか楽しくなって。姉というか、妹というか、とにかく姉妹が出来たみたいに毎日が充実してるの。天界の修行はいつまでなのかしら。良かったらこのままずっと一緒にいて欲しいわね」

___

善子「行ってきまーす!」

千歌「あれ、善子ちゃん?今日はゲームをする約束だよ?」

善子「今日はどうしても外せない用事があるの・・・」

千歌「えー!むぅ!じゃあ一緒に行く!」

善子「今日は1人で行かせて・・・」

千歌「やだやだ!一緒がいい!」

善子「もう!しつこいわね!私は千歌と違って忙しいのよ!」

千歌「あっ・・・ごめんね・・・」

___

善子(ちょっと悪いことしたかしら・・・。でも、今日はダメなの。千歌にお礼がしたくて、アクセサリの予約をしてるの。サプライズで渡したいから、一緒はダメなの・・・。帰ったら謝らないと・・・)

ブゥーン!!

善子「・・・えっ」

善子(赤信号なのにトラックが・・・居眠り運転みたい・・・私の不運もここまで来たのね・・・短い人生だったわ・・・)

千歌「善子ちゃん!危ない!かーんかーんみかん!」

ボンッ

トラック運転手「・・・zzz・・・へっ」

善子「トラックがおもちゃの車に・・・」

「あの子がやったの?」

「魔法使い?」

「天使?」

千歌「・・・善子ちゃん、ごめんね。千歌、天界に帰らないと・・・」フワッ

善子「そんな・・・急すぎるわよ・・・嫌よ・・・もっと一緒にいたい・・・」

千歌「今までありがとうね・・・」

善子「嫌よ!ベッドも使っていい!ハンバーグも食べていい!だから・・・これからもっと一緒にいてよ!!」

千歌「さよなら・・・」フワッ

善子「千歌ーーーーーーーー!!!!!!!」

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_

数日後

善子(何か大切なものを忘れてしまっている気がする。この蜜柑色のアクセサリは私が買ったの。でも、どうして買ったのかしら。偶然見つけて気に入ったから?本当にそれだけ?)

善子「行ってきます」

善子「今日はまだ余裕があるわね。遅刻せずに済みそうね」

「かんかんみかん♪かんかんみかん♪」

善子(この歌は?・・・あれ、どうして涙がこぼれてくるの?この歌は一体・・・)

善子「ち・・・か・・・?」

善子(頭の中に浮かんだ名前・・・これはきっと大切な名前)

千歌「また会えたね・・・善子ちゃん」

善子「ち・・・か・・・千歌!」

千歌「一回は修行失敗しちゃったけど・・・もう一回やり直し!」

善子「グスン、ヒッグ、ちかぁ・・・」

千歌「わわっ!どうしたの?お腹痛いの?」

善子「ううん・・・嬉しいの・・・これ受け取って・・・」

千歌「わぁ!蜜柑色が綺麗!ありがとう善子ちゃん!」

善子(少し騒がしい、けど大好きな天使。どうかこれからもずっと一緒に・・・)
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2018年5月26日
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