理亞(25)「私たち、もう潮時かもね」ルビィ(25)「はあっ?!」

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理亞-アイキャッチ3
1: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:02:31.01 ID:vc/esCvo
ルビィ「それ本気?」

理亞「…だったらなんなの?」

ルビィ「…ふ~ん、じゃあこれからどうするの?」

理亞「実家帰って姉さんと喫茶店やろうかな…」

ルビィ「そんな気ないくせに」

理亞「…うっさい」グビッ

元スレ: 理亞(25)「私たち、もう潮時かもね」ルビィ(25)「はあっ?!」

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2: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:03:15.86 ID:vc/esCvo
ルビィ「」グイーッ

ルビィ「ハァ…だいたいさ、今までアイドルのことしか考えてこなかった私たちが今さら何言ってるの…」


理亞「…ルビィはまだ良いわよ。事務所で可愛がられてんでしょ?」チビチビ

理亞「よく聞くわよー?「ルビィはウチの事務所のマスコットだー」って。大事にされてんのね羨ましい」


ルビィ「…違うよ。ウチの事務所ってアイドルが私一人だけだから扱いわかんないだけだよ…」

ルビィ「こないだなんて後輩の子に飴もらったんだよ?もう完っ全に子供扱いじゃん…」グイッ
3: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:04:13.48 ID:vc/esCvo
ルビィ「はぁ~あ…」カラカラ

理亞「で、なんて返したの?」

ルビィ「「わぁ♪嬉しいー♪ありがとね☆」」キラッ☆

理亞「ぷっ…」

ルビィ「…ちょっと」ムスー

理亞「ごめんごめん、まあ気持ちはわかるわ、うん。アイドルだからね」

ルビィ「もぅ…」スッ


ルビィ「…なに呑む?」ピッピッ

理亞「ミルク酒」

ルビィ「ないよそんなの」

理亞「じゃあカルーアでいい」

ルビィ「…ん」ピッピッ
4: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:04:46.71 ID:vc/esCvo
ルビィ「…てか理亞のとこはさ」

理亞「うん?」

ルビィ「アイドル超強い事務所だよね」

理亞「まぁね」

ルビィ「私なんかとつるんでないでそっちと仲良くやってたらもうちょっと仕事来るんじゃないの?」

理亞「…それが出来たら苦労ないっての」クイッ

理亞「若いグループアイドルたちのライバル意識ハンパないんだから…」

ルビィ「そうなの?」

理亞「25になったとたん露骨に姉さん扱いしてくんのよ?」

理亞「遠回しに「オバサンはやく引退しろ」って言ってんのよあれ」ハァ

ルビィ「うわあ」
5: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:05:21.79 ID:vc/esCvo
ルビィ「…でもさ、私たちまだ25じゃん?」

理亞「もう25、よ。アイドルは」

ルビィ「ぅ…でも30過ぎてもトップアイドルの人いるし…」

理亞「そういう人はね、若いうちから固定ファンを大量につかんでんのよ」

理亞「ルビィもドルオタならわかるでしょ?」

ルビィ「…」

理亞「ファンクラブ限定の武道館ワンマンライブで抽選販売なのに落選祭りとかになるのよ?」

理亞「そんなのと私たちじゃ話にならないわよ」


ルビィ「そうだよね…」

理亞「今の私たちがここから逆転なんて…」


りあるび「はぁぁ~~……」
6: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:05:54.99 ID:vc/esCvo
ルビィ「…私も帰ろうかな…」カラカラ

理亞「……」

ルビィ「帰ってお姉ちゃんの…黒澤家の手伝いでもして…」

理亞「出来るの?」

ルビィ「……」

理亞「あれから1度も帰ってないんでしょ?」

ルビィ「…うん」

理亞「あれだけお姉ちゃんお姉ちゃん言ってた癖に」

ルビィ「…うるさい、理亞だって同じじゃん…どうせ正月も帰らないんでしょ?」

理亞「…まぁ、ね…」


理亞「はぁぁ…」バタッ

ルビィ「あーあ…」バタッ


りあるび「なんで結婚なんて……」
7: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:06:29.79 ID:vc/esCvo
コンコン


「ご注文のお飲み物お持ちしましたー」ガチャ


りあるび「!」ガバッ


理亞「ほらほらルビィちゃん、飲み物来たよー
♪あ、カルーアミルクこっちでーす♪」

ルビィ「わぁありがとうございます♪じゃあもう一回乾杯しよっか♪理亞ちゃん♪」

理亞「そうだねー♪」


「…悪くないわね」


りあるび「え?」
8: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:06:59.85 ID:vc/esCvo
「アイドルとしては、悪くない反応じゃない」

理亞「あ、あのー…」

ルビィ「あ、ひょっとしてファンの方ですかぁ?」

「まあそんなところね」

理亞「っ!…なにこいつさっきから……えっ!?」


ルビィ「どうしたの?理亞ちゃん」

理亞「この人、店の制服着てない…!」

ルビィ「あ!ほんとだ!」

理亞「顔がわからないくらい深く帽子傾けてるし…あなた一体何者?!」


「…ふっふっふ」
9: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:07:32.19 ID:vc/esCvo
「っしょーがないわねー、そこまで言うなら教えてあげるわ。よーく見てなさい!」クルッ


りあるび「…」


くるっ

「にっこにっこにー♪あなたのハートににこにこにー♪」

「笑顔届ける矢澤にこにこー♪」

「にこにーって覚えてらぶにこっ☆」


ルビィ「うそ…っ」

理亞「まさか…」

りあるび「ほんもののにこにー!?!?」


にこ「うん♪そうだよー♪」ラブニコッ☆
10: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:08:08.63 ID:vc/esCvo
理亞「――あの、それでどうしてにこさんがここに?」

にこ「あんたたちにちょっと話があってね」

ルビィ「私たちに…?」

にこ「まず先に謝っとくわ。ごめんなさい」ペコリ

ルビィ「えっ?」


にこ「…さっきまでのあんたたちの会話、聞かせてもらったわ」

理亞「ええっ?!じゃあ私たちが――」

にこ「ざっくり言うと、行き詰まってアイドル辞めようとしてた、そうよね?」

ルビィ「…っ!!」
11: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:08:40.87 ID:vc/esCvo
にこ「こういう言い方が合ってんのかどうかはわからないけど…間に合って良かったわ」

理亞「は、はあ…」

にこ「で?あんたたち、本当にアイドル続ける気はないの?」

理亞「それは――」


ルビィ「――にこさんは何をしにわざわざ私たちのところなんかに来たんですか?」

にこ「え?」

ルビィ「売れないアイドルを励ましに?それともかわいそうなアイドルを慰めに来たんですか?」

理亞「ちょ…!ルビィ?!」

ルビィ「私たちがどうなろうがにこさんには…トップアイドルのにこさんには関係ないじゃないですか!」

にこ「…」
12: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:09:18.23 ID:vc/esCvo
ルビィ「……紅白出場おめでとうございます」

にこ「…ありがとう」

理亞「そ、そういえば紅白で重大発表があるんですよねー?楽しみだなー」

ルビィ「私も楽しみにしてます。だからこんなところにいないでステージの準備した方がいいんじゃないですか?」

理亞「ル、ルビィってば…!」


にこ「そんなににこに会いたくなかった?」

ルビィ「……」

にこ「…嫌われちゃったかしらね」

理亞「ち、違います!この子昔からμ'sが大好きで、もちろんにこさんだって――」


ルビィ「――会いたく、なかったよ…っ」


理亞「ルビィ…?」
13: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:09:51.83 ID:vc/esCvo
ルビィ「…憧れのアイドルに初めて会うのがこんな場所で…しかも私はこんなんで…」

ルビィ「こんな情けない姿見られるくらいなら…会いたくなかったよぉ」ポロポロ

ルビィ「うわぁぁぁん!」

理亞「ルビィ…それ言うなら私だってそうだよ…」ポンポン


にこ「…情けなくなんかないわよ」

ルビィ「え…?」

にこ「誰だって上手くいかない時はくさったり愚痴ったりするでしょうよ」

にこ「別にいいんじゃない?そういう時があっても」


理亞「え…もしかしてにこさんにも…?」

にこ「そりゃあるわよ。昔から何度となく、ね」
14: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:10:33.55 ID:vc/esCvo
にこ「成功してるヤツ、頑張ってるヤツと自分を比較して、ムカついて、八つ当たりしたりしたこともあるわ」

にこ「今のあんたと同じね」ニコッ

ルビィ「!」


にこ「でも、諦めなければ奇跡はおきる、そう思うわよ?」

ルビィ「…今からでも、間に合いますか…?」

にこ「それはあんたたち次第ね」

理亞「でも私たち…もう25ですよ?」

にこ「夢を追うのに、遅いなんて事はない、とにこは思うわ」


にこ「だってにこがスクールアイドルを始めたのいつか知ってる?」

理亞「あ…そっか」

ルビィ「にこさんは高3でμ'sに入ってそれから――」

にこ「はいぶっぶー」

りあるび「えっ?」
15: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:11:08.32 ID:vc/esCvo
にこ「にこがスクールアイドルを始めたのは高1の時よ。あんたたちと同じね」

理亞「あ…」

ルビィ「えっ?!だってその時μ'sはまだ…」

にこ「失敗したの。その時はね」

ルビィ「うそ…っ?!にこにーがアイドルを失敗?!」

にこ「そ、言ってみればあんたのお姉さんと同じなのかしらね。まあその時のメンバーはμ'sにはいないけど」

ルビィ「あ…」


にこ「だから、あんたたちにその気があるんなら、まだまだ道はあるってこと」


りあるび「!!」
16: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:11:48.93 ID:vc/esCvo
にこ「もう一度聞くわ」

にこ「あんたたち、本当にアイドル続ける気はないの?」

理亞「そんなの…!」

ルビィ「続けたいに決まってるじゃないですか!」


にこ「そう…良かった、本当に間に合って」

りあるび「?」


にこ「実はね、今日はあんたたちをスカウトに来たのよ」

ルビィ「スカウト?って…まさかにこさんとユニットを…?」

にこ「違う違う」
17: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:12:20.34 ID:vc/esCvo
にこ「ごめんね、にこはもうユニットは組まないって決めてるの」

にこ「まあ理亞の天性のバネと運動神経、ルビィの雰囲気と歌声はちょっと面白そうではあるけどね」

にこ「でも違うの。そうじゃない」

理亞「だったらどういう意味なんですか?」

にこ「私と、じゃなくてあんたたちふたりでユニットを組ませたいのよ」


りあるび「ええ~~っ!?!?」


にこ「どう?どうせ今のままじゃじり貧なんだし、この話のってみない?」
18: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:12:49.71 ID:vc/esCvo
ルビィ「…ありがたい話なんですけど…どうして私たちなんですか?」

にこ「そりゃ売れると思ったからよ」

理亞「ほんとですかっ!?」

にこ「ずっと見てきたからね。たぶんいけるわ」

ルビィ「ずっと?」

にこ「ええ、ずっと」

理亞「私たちを…ですか…?」

にこ「疑ってる?」

理亞「い、いえ…!」


にこ「いいわ、それなら――」
20: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:13:22.51 ID:vc/esCvo
にこ「黒澤ルビィ、浦の星女学院のスクールアイドル・Aqoursに1年生時に加入。その年の冬のラブライブにて優勝を果たす」

にこ「学校の消滅に伴いAqoursは解散。一年限りの活動となるが、その人数や学年構成、活動実績から「μ'sの再来」と評されることとなる」

にこ「黒澤ルビィ自身はAqours解散後もソロでスクールアイドルを続けるが、ついに在学中にふたたびラブライブのステージに立つことは叶わず、一部の心ない観客から「Aqoursを汚すな」とヤジを飛ばされることもあった」

にこ「高校卒業後、大学へ進学するもののアイドル活動はやらず、大学卒業後に一念発起して上京、現在の事務所へオーディションを経て所属する」

にこ「しかし、元々女優専門の事務所のため、売り出し方がイマイチわからず活動は順調ではない模様」


にこ「――こんなところかしらね」

ルビィ「す、すごい…そんなに詳しく…」

理亞「に、にこさん!私は?」

にこ「そうね――」
21: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:13:59.37 ID:vc/esCvo
にこ「鹿角理亞、函館聖泉女子高等学院に入学時に姉の聖良と共に二人組のスクールアイドル・Saint Snowを結成、わずか数ヵ月後の夏のラブライブにて8位入賞を果たす」

にこ「が、優勝候補と評された冬のラブライブには出場叶わず最終予選で敗退、聖良が3年生のため自動的にSaint Snowは解散する」

にこ「鹿角理亞はその後新しいメンバーとスクールアイドルを続けるが、ラブライブ常連校ではあるものの、遂に1年生夏の成績を越えることはなかった」

にこ「高校卒業後は事務所のスカウトにより上京するも、生来の気難しさ故か高すぎるプライド故かユニットを組んでは解散するを繰り返す」

にこ「現在はソロで活動しているが、事務所からは推してもらえず、細々とした活動にとどまっている」


ルビィ「へぇ~そうだったんだぁ」ニヤニヤ

理亞「も、もういいです…!」

にこ「ふふふ」
22: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:14:29.29 ID:vc/esCvo
にこ「――信じてもらえたかしら?」

理亞「…私たちのことを知ってもらってるというのはわかりました。でも…」

にこ「でも?」

ルビィ「うん…知名度も話題性もない私たちがユニットを組んだところで上手くいくか…」

にこ「それなら心配ないわ」

りあるび「?」

にこ「あんたたちはこのにこにーが直々にプロデュースするからね」

りあるび「ええっ?!」

ルビィ「で、でもそれだとにこさんは…?」

理亞「そ、そうですよ!今だって物凄く忙しいのに…!」

にこ「それも心配ないわ。だって――」


にこ「にこにーは今年いっぱいをもってアイドル活動を停止するから」


りあるび「ええええええええええええええ!?!?」
23: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:15:00.86 ID:vc/esCvo
ルビィ「そ、そんな話噂でも聞いたことないよ!?」

理亞「ウチの事務所でもまったく話題になってない!むしろ今年も早々に紅白決めて・・・」


りあるび「!!まさか?!」


にこ「せいかーい♪紅白の重大発表はにこにーのアイドル活動停止宣言でしたー♪」ラブニコッ☆


ルビィ「どうして?!なんで辞めちゃうの?!」

にこ「別に辞めるわけじゃ…まあいろいろあんのよ」

理亞「辞めてどうするんですか?!」

にこ「だからあんたたちのプロデュースするっつってんでしょうが」

理亞「あ…」
24: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:15:32.83 ID:vc/esCvo
にこ「ちなみに事務所を辞めて新しくにこが事務所を立ち上げようと思ってるのよ」

にこ「で、その新事務所にあんたたちをスカウトしたいってわけ」


理亞「…ちょっと、頭がまわらなくなってきた…」

ルビィ「…にこさんは…なにがしたいんですか?」

にこ「…簡単に言えば、ちょっと休みたい、というか休みをコントロールしたいっていうか…」

ルビィ「…?」

にこ「だってウチの社長、にこがちょっと休みたいって言っただけで「じゃあ辞めたら?」なんて言うんだもん!そりゃこっちだって言い返したくもなるわよ!」

理亞「ええ…そんなことで…」

ルビィ「そんな辞めかたして大丈夫なんですか?潰されたりするんじゃ…」
25: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:16:31.69 ID:vc/esCvo
にこ「その辺は抜かりないわ。少し前からいろいろと種も蒔いてるしね。いざとなったら味方してくれる事務所も用意してるから最悪あんたたちだけでも逃がしてやれるわ」

ルビィ「そこまでして…」

にこ「そこまでしてるからこそ、失敗出来ないのよ」


にこ「…そしてこの絵の最後のピースがあんたたちってわけ」

りあるび「!!」


にこ「ね、どうかしら?この話、受けて――」ヴーッヴーッ

にこ「~~!ちょっと、電話いい?」スクッ

理亞「え、ええ…どうぞ」

にこ「悪いわね」ピッ


にこ(もしもし?こころ?――今日は電話駄目だって――)ヒソヒソ


にこ(ええっ?!ママの容態が?!)
26: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:17:12.65 ID:vc/esCvo
にこ(ちょっと、そこに真k…先生いる?――うん、お願い)

にこ(どういうこと?――うん、――うん、じゃあ命には――そう――わかったわ――)


にこ「……」ピッ

ルビィ「あの…」

にこ「ああごめん、えっと…」


にこ「…っ!ごめん、やっぱ今日はもう帰るわ!」

理亞「えっ…?」

にこ「ええと…返事は明日中ならいつでも良いから!」

にこ「大事なことだからちゃんと考えて結論出しなさい!あ、これにこの連絡先」

にこ「じゃあね!」ガチャ

バタン


りあるび「…………」
27: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:17:51.65 ID:vc/esCvo
理亞「……えっと」

ルビィ「夢じゃ…ないよね…?」

理亞「たぶん…」

ルビィ「……」

理亞「……」


理亞「どう…する?」

ルビィ「どうって……」


ルビィ「……乾杯、する?」

理亞「……そうね」クスッ
28: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:18:32.88 ID:vc/esCvo
理亞「ところでさ」

ルビィ「なに?」

理亞「ルビィはなに呑んでんの?」

ルビィ「白陰正宗」

理亞「アイドルが呑むモノじゃないね」

ルビィ「うっさい」


理亞「明日…さ」

ルビィ「うん」

理亞「もう1回ここに…さ」

ルビィ「…うん」


理亞「じゃあ」

ルビィ「うん」


りあるび「かんぱーい」


―――
29: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:19:10.79 ID:vc/esCvo
~1年後~


ルビィ「あーあ、カウントダウンやりたかったな…」

にこ「仕方ないでしょ。年末にやったらビックネームたちに食われて話題になんてならないわよ」

理亞「だからみんながオフに入る年明けちょい後に狙いをつけた。相変わらず抜け目ないですね社長」

にこ「あによー。おかげで大きい箱でやれるんだから万々歳でしょ?」

りあるび「ははーありがたきしあわせー」
30: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:19:43.83 ID:vc/esCvo
にこ「…でも、ようやくここまで来たわね」

ルビィ「はい!社長のおかげです!」ビシッ!

理亞「感謝してます!」ビシッ!

にこ「うむ!よく頑張ったわよ!あんたたち!」

りあるび「イエス!マム!」


にこ「…ほんとよね…」

ルビィ「…?」

にこ「私は箱を用意してあげることは出来ても…箱を埋めることは出来ないからね」

理亞「…社長…」


にこ「胸張んなさいな。もう1年前のあんたたちとは違うんだから」

りあるび「ハイ!」
31: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:20:23.38 ID:vc/esCvo
にこ「うんうん。あんたたちに目を付けてホント正解だったわ」

ルビィ「えへへ…」

理亞「ありがとうございます」

にこ「そのツインテールを見たときからこの子たちはわかってると思ってたのよ」


ルビィ「…?」

理亞「それは、どういう…?」

にこ「わかってるわよ~?そのツインテ、にこをリスペクトしてるんでしょ?スクールアイドルの時からだものね~♪」


理亞「いや、別に…」

ルビィ「私も…」


にこ「はあっ?!」
32: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:21:26.53 ID:vc/esCvo
にこ「じゃ、じゃあその髪型にこ関係なくやってんの!?」

理亞「姉さんとスクールアイドル始めるときに、覚えてもらいやすいようにって姉さんが…」

にこ「それだけ…?」

理亞「はい」

にこ「ル、ルビィは?あんたμ'sが大好きでにこのこと憧れのアイドルって言ってたわよね?!」

ルビィ「はい。あ、でも推しは花陽ちゃんなので!」

にこ「ぬぁんでよ!!」

ルビィ「憧れと好きは違うっていうか…ごめんなさい!」


にこ「……じゃあ理亞は?誰推しなの?」

理亞「私はA-RIZEの統堂英玲奈さん!」

にこ「くっ…!なんでとは言いがたい…!」

理亞「ふふん♪」
33: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:22:09.96 ID:vc/esCvo
にこ「はぁ~あ…もういいわ…今日はてきとーにレッスンして帰っていーわよ」

理亞「じ、冗談ですって…!」

ルビィ「ちゃんとにこにーのこと尊敬してますから!」

にこ「ほぉんとにぃ~~?」

理亞「ほら、にっこにっこにー☆」

ルビィ「にっこにっこにー☆」

にこ「……」

りあるび「ほら、社長も!にっこにっこにー☆」ニコニコニー


にこ「…っしょーがないわねー♪」

にこ「ぬぃっこぬぃっこぬぅいぃ~☆」ニコニコニー☆

りあるび「きゃ~♪さっすがにこにー♪可愛いー♪」パチパチパチ

にこ「ふふん♪あったりまえじゃない♪」


りあるび(ちょろい)
35: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:22:40.73 ID:vc/esCvo
にこ「あ、そうそうあんたたち」

りあるび「はい?」

にこ「明日は1日休みね」

ルビィ「えっ?」

理亞「ライブも近いのに…どうしてですか?」


にこ「…もう随分と実家に帰ってないんでしょ?」

りあるび「うっ…!」

にこ「新年のあいさつとか…諸々兼ねて一度家族に顔を見せて来なさい。今なら胸張って帰れるでしょ」

ルビィ「……」

理亞「でも…!」

にこ「でもはなし!」
36: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:23:10.96 ID:vc/esCvo
にこ「…帰れる時に帰っときなさい。いくら家族でも…いつでも思い立った時に会えるとは限らないんだから…」

理亞「…っ!はい…」

にこ「それに!これは妹をもつ姉の意見でもあるのよ」

ルビィ「!」

にこ「あんたたちの姉だってあんたたちのこと心配してるに違いないんだから。ね?」

りあるび「…はい」

にこ「よしっ!行ってきなさい!笑顔を忘れんじゃないわよ!」

りあるび「はいっ♪」


にこ「そのかわり、明後日のリハに遅れたら承知しないわよ!」

りあるび「は、はいぃ!」


―――
37: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:23:49.61 ID:vc/esCvo
―――

理亞「――っていうわけ」

聖良「そうだったんだ…」

理亞「だから、もう大丈夫!私は私の輝きを…私だけの雪の結晶を…たぶん、見つけたんだと思う」

聖良「うん」

理亞「今度こそ見てて、今度こそ…Saint Snowに負けないステージにしてみせるから」

聖良「ええ、期待してるわ」


理亞「…ほんとは、生で見せてあげられたらよかったんだけど…」

聖良「…ごめんね」

理亞「う、ううん!姉さんが悪いわけじゃない!私がもたもたしてたから…!」
38: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:24:25.46 ID:vc/esCvo
聖良「本当ならどこにでも駆けつけたいんだけど…さすがにね」

理亞「その言葉だけで充分、無理はさせられないから」


理亞「――姉さんにも…聖也にも」


聖良「…抱いてみる?」

理亞「い、いや、いいよ…」

聖良「ふふっ…相変わらず理亞は臆病ね」

理亞「!そ、そんなことない!貸して!」

聖良「あっ…!頭だけ気を付けて…?」

理亞「こ、こんな感じ…?」

聖良「そうそう…しっかり包み込んで…ふふ、落ち着いたみたい」

理亞「…かわいい」
39: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:25:03.53 ID:vc/esCvo
理亞「――じゃあ、そろそろ行くから」

聖良「さすが、話題のアイドルさんは忙しいのねー」

理亞「ちょっと」

聖良「ほら聖也、理亞おばさんに行ってらっしゃいは?」

理亞「理亞お姉ちゃん!もう…アイドルにおばさんなんて言わないでよー」

聖良「ごめんごめん、ちょっと名残惜しくなっちゃって…」

理亞「姉さん…」


聖良「…理亞、しっかり」

理亞「…はい、姉様」


――
40: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:25:54.33 ID:vc/esCvo
――

理亞「さて、と…」ヴーッヴーッ


理亞「ん?ルビィ?」


ピッ


理亞「はい――ああルビィ、そっちはまだ実家?――今日東京帰るんでしょ?――はぁぁぁ?!」

理亞「何言ってんの!――リハあんのわかってんでしょ?!――そうよ。あんたもでしょ?――なに?また家の用事?――」

理亞「――まったく…。――はぁ!?ぬぁんでよ!自分で言いなさいよ!――そ、そんなことで…なんか軽くない?――ホントにぃ?――」

理亞「――ハァ、わかったわ。――うん、そのかわりリハは…――わかってるならいいわ。はい、じゃ明日ね――」


ピッ 


理亞「まったくルビィったら…!少しは姉離れ出来たと思ってたのに…」

理亞「しょうがないんだから…」


ピッ


理亞「あ、姉さん?やっぱり今日――」


おしまい
41: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/03(土) 03:26:42.95 ID:vc/esCvo
お疲れさまでした

このSSは
ダイヤ「変わるもの、変わらないもの」
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1516375151/
のスピンオフです

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2018年5月26日
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