穂乃果「人酒を飲む、酒酒を飲む、酒人を飲む」

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穂乃果-アイキャッチ62
~高坂家・穂乃果部屋~

穂乃果「いよいよ来週だね」

海未「そうですね。すでにお店も予約しています」

ことり「雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんが20歳になったんだよね」

雪穂「μ’sメンバーが亜里沙と私の成人お祝い会を開いてくれるなんて…」

穂乃果「でも、飲みすぎちゃいけないからね?海未ちゃん?ことりちゃん?」

ことうみ「は、はい」

pixiv: 穂乃果「人酒を飲む、酒酒を飲む、酒人を飲む」 by tsugarulefthors

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穂乃果「私はお酒が飲めないけど…」

穂乃果「2人とも酔っぱらうとひどいんだからね?」

穂乃果「いわゆる酒癖が悪い、ってやつだよ」

海未「…そんなにひどいですか?」

ことり「正直そうは思わないけど…」

穂乃果「甘いよ甘い!そんな装備じゃ、逃げられるわけないじゃないか!」

雪穂「お姉ちゃん、無理に”Cutie Panther”を入れなくてもいいんじゃないかな…」



穂乃果「まずことりちゃんだけど…」

ことり「え?」

穂乃果「まさかカルーアミルクを20杯飲むとは思わなかったよ?」

ことり「あ、あれは…甘くておいしくてついつい」

穂乃果「甘いよ甘い!そんn」

海未「落ち着いてください」

穂乃果「…ともかく、カルーアミルクをそんなに飲んで、何をしたか覚えてる?」

ことり「えっと…」

穂乃果「覚えてないの?」

海未「穂乃果こそ、ことりを責めてどうするつもりですか?」

穂乃果「教えるだけだよ。何をしたって…」



穂乃果「私の服を脱がそうとしたんだよ!?」

ことり「」

雪穂「え!?」

穂乃果「”暑いよね?熱燗もびっくりするくらい熱いよね?でも胸は厚い…かな?”」

穂乃果「って言ってことりちゃんが私の服を脱がしに…」

雪穂「アウトだね」

穂乃果「思いっきりびんたしたら、その場はきれいに丸く収まったよ」

ことり「」



海未「穂乃果、さすがにそれはやりすぎです!」

穂乃果「私もそう思ったよ」

穂乃果「海未ちゃんがあんなことしなければ」

海未「はて?私が何かしましたか?」

穂乃果「やらかしたよ?」



穂乃果「まず、緑茶割り10杯を飲んだ海未ちゃんにびっくりだよ?」

海未「そうですか…?私としては平気でした」

穂乃果「平気?じゃあ飲んだその後…何をしたか覚えてる?」

海未「…恥ずかしながら覚えていません」

穂乃果「教えてあげるね」



穂乃果「酔っぱらった海未ちゃんは、私のズボンを脱がそうとしたんだ…」

海未「」

雪穂「ほんと!?」

穂乃果「”穂乃果はいつも破廉恥です!いっそのこと破廉恥な方向でいきましょう!”」

穂乃果「って言って海未ちゃんが私のズボンを脱がしに…」

雪穂「許せないね」

穂乃果「思いっきり拳骨したらその場はきれいに丸く収まったよ」

海未「」



穂乃果「だから雪穂、お酒はいいけど迷惑かけないでね?今の話みたいになっちゃうから」

雪穂「うん、そうだね」

穂乃果「それと…海未ちゃん、ことりちゃん」

穂乃果「2人が戦うべき相手、それは自分の理性だよ」

穂乃果「今度変な酔い方したら、絶交するからね?もちろん穂むら出禁だよ?」

ことうみ「はい…(なぜ“soldier game”のオマージュ…?)」



~当日、都内~

『沼津料理居酒屋 沼津のヌ』

μ’s「成人おめでとう!」

亜里沙「ハラショー!ありがとうございます!」

雪穂「μ’sメンバーにお祝いしてもらえるなんて…ありがとうございます!」

にこ「どうってことないわよ!何しろ2人はアイドル研究部の後輩だかr」
凛「から揚げおいしそー!」
花陽「チャーハンもおいしそうだよ!」

にこ「って挨拶の邪魔しないでよ!」

真姫「まあ、確かににこちゃんの挨拶はいらないわね」

にこ「何ですって!?」

希「頼んでたものが来たよ」



穂乃果…オレンジジュース
海未…梅酒
ことり…生
凛…生
花陽…生
真姫…生
にこ…レモンサワー
希…生
絵里…生
雪穂…生
亜里沙…生



亜里沙「雪穂、お姉ちゃん、これが初めてのお酒だよ!」

絵里「そうよ、亜里沙。これがお酒なのよ」

雪穂「亜里沙も相当嬉しいんだね…」

希「じゃあにこっち、乾杯してな」

にこ「それでは…雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんの成人のお祝いと、ここにいる全員の幸せを願って…」

にこ「乾杯!」
みんな「乾杯!!!!!!!!!!」

ゆきあり「いくよ…!!」

ごくごく…

絵里「雪穂ちゃん、亜里沙、どう?」

雪穂「うーん…」

亜里沙「あんまりおいしいとは…」

ことり「やっぱり苦いもんね」



凛「生、もう1杯!」

花陽「私も!」

にこ「にこはー、今度はー、ぶどうサワーにこ♪」

真姫「いつまでそのキャラでいるつもりかしら?」

にこ「なんですって!?」

亜里沙「…速い…」

絵里「凛も花陽も、意外とにこもペースが速いのよね」

海未「ですが、一気飲みは危険ですから絶対にしないでくださいね」



凛「海未ちゃんはいつもよりペースが遅いね」

海未「何しろ、以前酔って穂乃果を怒らせてしまったようなので…」

ことり「今日はお酒を控えめにする予定だよ」

花陽「あー…あのときはことりちゃんも相当酔ってたもんね…」

ことうみ「うっ…」

穂乃果「覚えていないんだって…」

にこ「まさかこの2人が、悪酔いするなんてね」



絵里「ごめんなさい」

雪穂「え、どうしたんですか…あっ」

絵里「ふー…」

海未「絵里は喫煙者なんです」

希「先輩に勧められてはまったんよ。2人も吸ってみる?」

亜里沙「私は…」

雪穂「遠慮しておきます…」

絵里「μ’sでたばこを吸うのは私だけなのよね。真姫あたりは吸いそうなんだけど」

真姫「吸わないわよ。たばこに含まれるニコチンは毒物及び劇物取締法によって毒物に掲げられている猛烈な神経毒で急性中毒だと嘔吐に脈拍不整や呼吸困難それに意識障害に陥り命の危機にさらされる上シアン化カリウムいわゆる青酸カリに匹敵するだけの猛毒ともいわれているのよ?」

絵里「いきなりえぐいこと言わないでくれる?」



ことり「私、今度はカルーアミルクね」

雪穂「皆さん、こうして今でも集まるんですね」

凛「そうだよ!でも、穂乃果ちゃんだけはお酒が…」

穂乃果「凛ちゃん、気にしないで」

真姫「さすがに体質はどうしようもないわ。あ、私また生で」

亜里沙「そういえば、穂乃果さんってお酒飲んだことあるの?」

穂乃果「あるよ」



穂乃果「一次会でビール1杯飲んだだけで、次の日は丸一日寝込んだけど」

雪穂「そういえば、それでお父さんに怒られてたっけ」

にこ「悪いことさせたわね。穂乃果が穂むらを継ぐ、っていうのに…」

絵里「その日は何もできなかった、ってことよね…」

穂乃果「あ、怒られたって言っても、”今度から気をつけるんだぞ”って程度だから大丈夫」

穂乃果「飲み過ぎたわけでもなかったし、体質なら仕方ないから、って」

海未「それはよかったです…」

穂乃果「飲むのは初詣の御神酒くらいだよ」



花陽「すみません、日本酒冷や1合!」

凛「さすがかよちん!寒いくらいお米大好きだね!」

花陽「そういう凛ちゃんだってビール4杯目だっけ?ラーメン好きだから麦が好きなんだね!」

真姫「2人とも!マッキー特製芋焼酎水割りでも飲みなさい!」

りんぱな「「さすが真姫ちゃん!!」」

真姫「でっしょー!」

まきりんぱな「「「あはははははは!!!」」」



ゆきあり「「うわぁ…」」

穂乃果「あの子達は、酔うとあんな感じになるんだよ…」

真姫「はい、マッキー特製芋焼酎水割り、5:5!」

花陽「それじゃあ3人で…」

まきりんぱな「「「かんぱーい!!!」」」

凛「おいしー!」

海未「見事に盛り上がってますね…」

希「よく考えたら5:5って普通やんね…」

ことり「雪穂ちゃん、サワーもおいしいよ?」

雪穂「じゃあレモンサワーで…」



真姫「マティーニはあるのかしら?」

海未「あるようですね」

亜里沙「マティーニ?」

凛「ジンをベースにベルモットをブレンドしたカクテル…」

「マティーニ!?」

凛「にゃっ!?」

絵里「あの…どちら様でしょうか?」

「ああ、ごめんなさい…この子、酔った状態で”マティーニ”って聞くとこうなるんです」

海未「はあ、それはなぜですか?」

「この子、実家のダイビングショップを切り盛りしているんですが…」

真姫「さてはマティーニの法則、かしら?」

「おお!でもなんでそんなことを知ってるのかなん?」

真姫「窒素中毒…いわゆる窒素酔いね」

真姫「窒素酔いの症状は、気分が高揚して正しい判断ができなくなること」

真姫「これがちょうどお酒に酔ったのと同じような状態だから…」

真姫「”数十m潜るごとにマティーニを1杯飲んだ”状態にみたてた、ってわけ」

真姫「つまり、深く潜るとそれだけ窒素酔いが激しくなりやすい、ってことね」

「ご名答!素晴らしい!」

真姫「仮にも医学部の学生なのよ?」



「じゃあじゃあ、潜水病もわかるかなん?」

真姫「減圧症のことね」

凛「げんあつしょう?」

真姫「海中から急に水面に浮上することで、ボイルの法則により水圧が減少して体内の気体が膨張し…」

真姫「その結果血管や組織が圧迫され全身に悪影響が起こってしまうこと」

真姫「まあ早い話、最悪命の危険もあるからダイバーが非常に気を付けることの一つね」

「すごい!せっかくだから勉強教えて!実は潜水士の試験が近くて…」
「ちょっとカナンちゃん!?」
「チカだってお客さんと仲良くなるでしょー?」

真姫「ええ、わかったわ!勉強と冷たいやけどを教えてあげる!」



穂乃果「真姫ちゃんは酔うとフレンドリーになるんだ…」

にこ「こうして他人のところに行っちゃうのもよくあるのよ…」

ゆきあり「ええ…」

花陽「フレンドリーというか、今回は向こうから絡んできたけど、ね…」



ことり「ところで真姫ちゃん、何かおかしなことを教えようとしてなかった?」

希「気のせいだべ」

雪穂「…希さん?」

穂乃果「希ちゃんは酔うと津軽弁で話すようになるんだ…」

希「わいは!唐揚げ1個残して、みんな津軽衆だの!雪穂ちゃん、かね?」

雪穂「え、お金取るんですか!?」

穂乃果「雪穂、今のは…」

希『あら、唐揚げを1個残して、みんな津軽衆やね。雪穂ちゃん、食べない?』

穂乃果「…って、聞いてるだけだよ」

亜里沙「つがるしゅう?」

穂乃果「”食べ物を1個だけ残して誰も手を付けないとき”とか”噂をしていてその本人が現れたとき”に…」

穂乃果「『津軽衆』って言うんだって」

雪穂「唐揚げいただきます…」



凛「もっと飲んでみたら?」

亜里沙「じゃあカルーアミルクを」

雪穂「私もそれで」

希「亜里沙ちゃんも雪穂ちゃんも、酒まねんだば無理して飲まねへもいいはんでな?」

ゆきあり「「!!??」」

穂乃果「今のは…」

希『亜里沙ちゃんも雪穂ちゃんも、お酒がだめなら無理して飲まなくてもいいからね?』

穂乃果「って意味だよ」

えりあり「ハラショー」

海未「ってなぜに絵里まで!?」

絵里「正直何を言ってるのかわからなくて…」

希「えりち!わのけやぐだでばな!わのしゃべってらことわがねの!?」

りんぱな(わからない、なんて言えない…)

穂乃果「えーっと今のは…」

希『えりち!うちの友達やんか!うちの話してることわからないの!?』

絵里「ええ(穂乃果がいて助かったわ…)」

雪穂「お姉ちゃんが通訳してる…」



ことり「さすがに菊の花はできないね」

亜里沙「きくのはな?お相撲さん?」

絵里「菊っていうお花のことよ」

花陽「菊の花…そういえば3連複に5,000円を…」

凛「かよちん、菊花賞の馬券をはずしたんだ…」

亜里沙「あっ…」

雪穂「それで、”菊の花”とは?」

にこ「伏せたお猪口の中に、1つだけ菊の花を入れたお猪口がある」

にこ「お猪口を開けていって、菊の花が出た人は開いたお猪口の杯だけお酒を飲む遊びね」

にこ「元々は高知県のお座敷遊びなのよ」

海未「もっとも、これが遊びといえるかは難しいですが、ね」

穂乃果「って何このくだり…」



雪穂「お姉ちゃん、もしかして普段それやってるの?」

穂乃果「あー…私抜きでやってたね。でもいいよ、しなくても」

希「すみませーん、スクリュードライバー4つに冷や2合!」

真姫「ブラッディメアリーとレッドアイ1杯ずつ!」←まだ隣の間にいる

「飲みっぷりがいいね!お代は全部私のおごりにしてあげる!」
「カナンちゃんいいの!?」
「きっぷを良くしたってばちは当たらないよ!」

穂乃果「だんだんとみんな、酔いが回ってきてるから」



希「スクリュードライバーきたはんで飲むべし!」

りんぱなのぞあり「「「「乾杯!!!!」」」」

亜里沙「おいしー!雪穂も飲もう!」

雪穂「ほんとだ、おいしー!あははは!」

海未「雪穂も本当は明るいんですね」

ことり「こんなに笑うなんて」

雪穂「あははは!LEDもびっくりするほど明るい高坂でーす!」

穂乃果「雪穂、またお酒…大丈夫かな…」



絵里「ハラショー!さすが灘の生一本ね!」

亜里沙「なだのきいっぽん?」

希「日本酒のブランドやね」

花陽「兵庫県の…灘って地域にある酒蔵で…作られた日本酒…」

凛「うーん…」

穂乃果(あっ、これまずいやつだ)



穂乃果「…海未ちゃん、ことりちゃん」

海未「はい…あっ、なるほど確かに一大事です」

ことり「海未ちゃんは凛ちゃんをお願い。私は花陽ちゃんを介抱するから」

絵里「あー…ちょっと飲みすぎてたわね」

海未「凛!お手洗いに行きましょう!」

凛「うーん…にゃー…」

ことり「花陽ちゃん!お手洗いはすぐ近くだから我慢してね」

花陽「あー…ぴゃあ…」

穂乃果「海未ちゃんとことりちゃんがそれほど酔ってなくて助かったよ…」



希「亜里沙ちゃん、気ぃつけねばあらんどみたけになるはんでな?」

亜里沙「?」

希『亜里沙ちゃん、気を付けないとあの子達みたいになるからね?』

穂乃果「ってこと」

亜里沙「はい、お酒には気を付けます…」

穂乃果「って言ってるそばから水割りを飲むなんて…」

絵里「やっぱりウオッカの本場ロシアの血が流れていりゅのよハラショーだけど私はB型なのに亜里沙の血液型はわかりゃにゃいこれぞましゃしくまじ卍からのチョベリバでありましゅ!」

希「えりち、めぐせはんであまりしゃべねでなが」

希『えりち、恥ずかしいからあまりしゃべらないでいて』

穂乃果「希ちゃんの言う通りだよ…絵里ちゃんももう限界だね…」

にこ「…」

雪穂「…」

穂乃果「…どうしたの?」



がばっ

にこ「働きたくないにこー!」
雪穂「働きたくないよー!」

もぎゅー

穂乃果「にこちゃん!?雪穂!?」

穂乃果(左からにこちゃんが、右から雪穂が抱き着いてきてるんだけど…)

にこ「握手会とかライブとかで迷惑…いや犯罪行為をするファンも結構いるから嫌にこ!」

穂乃果「にこちゃん!落ち着いて!」

にこ「穂乃果とくらしたいにこ!」

穂乃果「えっ!?それじゃアイドルやめるの!?」

にこ「やめないにこ!ほむらのアイドルとしてがんばるにこ!」

穂乃果「いや、それはちょっと…」

にこ「どうせならほのかにやしなってほしいにこー!」

穂乃果「願望を露骨にあけっぴろげちゃったよ!?」



雪穂「にこさん!お姉ちゃんは雪穂を養うの!」

穂乃果「雪穂も何言ってんの!?というか一人称!?」

雪穂「お姉ちゃんがいるから雪穂はニートとして暮らすの!」

穂乃果「こっちも相当な重症だよ!?」

雪穂「正直内定なんかとれる自信ないもん!」

穂乃果「それを堂々と言わないで!?」

雪穂「運よく会社に勤めても毎日遅くまで残業して休日出勤して過労s」

穂乃果「いや考えすぎだよ!?」

雪穂「ゆきほがいなくなったことで、こうさかけははかていほうかい…」

穂乃果「ネガティブにもほどがあるよ!?」

雪穂「それくらいならニートになっていちにちじゅうごろごろしてたいよ!」

穂乃果「雪穂は酔っぱらうと赤ちゃんになるんだね…」

雪穂「ゆきほがごはんをたべさせてもらうの!」
にこ「にこがごはんをたべさせてもらうの!」

穂乃果「右から雪穂が抱き着くし、左からにこちゃんが抱き着くし…」



穂乃果「もう!2人ともいい大人なんだからしっかりしなさい!」

にこ「…にこー!」
雪穂「…わーん!」

穂乃果「ええ…」



絵里「…もうお開きにしゅる?」

希「んだね…」

ことり「こっちも限界みたいだし、いいんじゃないかな?」

海未「ふう…介抱する身も大変でした」

りんぱな「」

亜里沙「ぐったりしてる…」

穂乃果「ペットボトルのお水を大量に車に置いてよかったよ…あっ」



穂乃果「真姫ちゃん、もうお開きだよ」

真姫「ごめんなさい、もうお開きだから…」

「今日はありがとう!今度は私達の故郷、沼津は内浦にいらっしゃい!」
「真姫ちゃんとお友達にも、内浦に来てほしいのだ!」
「うちのお店は『ウチウラワンダイバーマツウラ』!これ名刺!」
「はい!これが私の名刺!宿泊ならうちの実家、トチマンによろしくね!」

真姫「ええ…またね!」

穂乃果「すっかり仲良くなってる…」



穂乃果「本当にいいの?」

海未「ええ。ことりと私はさほど飲んでおりませんので…」

ことり「凛ちゃんと花陽ちゃんは、海未ちゃんと私の2人で送っていくね」

りんぱな「」

希「えりち!しっかりしなが!」

絵里「のぞみぃ…」

亜里沙「ゆきほぉ…」

真姫「希と私がまだ大丈夫だから、送り届けるわ。家も近いし」



穂乃果「そして…」

にこ「にこは一人で帰れるにこー…」

穂乃果「どうにかなだめたけど、にこちゃん一人で帰れるかな…」

ことり「現役売れっ子アイドルだから何かあったら、ね…」

海未「しかしにこは酔っていて理性が半ばない状態ですが…」

真姫「そうしたら、タクシーが来たわよ」

にこ「…すみませーん…」

希「大丈夫だんたな」

海未「…じゃあ、解散しましょう」

ことり「じゃあね、みんな」



穂乃果「さあ車に乗って!」

雪穂「おねえちゃんといっしょにいたいの!」

穂乃果「言うこと聞かないと置いてくよ!」

雪穂「むー…」

穂乃果「やっと乗ってくれた…水も飲んでね」



~午後10時、高坂家~

穂乃果「静かにしないと、お外で寝てもらうからね」

雪穂「はーい…」

穂乃果「ただいまー…」

高坂母「お帰りなs」

雪穂「…んー!」

どたばた

母「…もしかして」

穂乃果「うん…気分が悪くなったからトイレに行ったと思う」



穂乃果(楽しかったけど、雪穂もお酒を飲むと変わるんだね…)

穂乃果(とりあえずお風呂に入ろう…)

うわーん!
いいかげんにしなさい!

穂乃果(ん?)

母「もう成人したでしょ!駄々をこねないで!」

雪穂「いやだぁ!ゆきほはおねえちゃんといっしょにおふろにはいるの!」

穂乃果「」

穂乃果(結局雪穂と一緒にお風呂に入り、寝るときも離れてくれませんでした)



~日付が変わって、午前2時半~

雪穂「ZZZ」

穂乃果「…もうこんな時間…」

穂乃果(和菓子職人の朝は早い…見習いたる私の一日は厨房の掃除から始まります)

穂乃果(雪穂のことを考えて目覚ましなしでしたが、どうにか起きられました)

穂乃果(…こうして掃除を終えるともう3時です)

穂乃果「おはようございます」

高坂父「…(おはよう。早速仕込み開始だ)」

穂乃果「はい」

穂乃果(そして師匠―仕事ではお父さんではありません―の仕込みを手伝いつつ技術を…)

穂乃果(え?このくだりはいらない、って?じゃあ省略します)



~午前7時~

父「…(一通り終わったから、朝飯食べてこい)」

穂乃果「はい、失礼します」

わーぎゃーどたばた

母「穂乃果!今すぐ2階に来て!」

穂乃果「…うん」



~穂乃果部屋~

母「いい加減にしなさい!」

穂乃果「お母さん!?」

雪穂「おねえちゃーん!うわーん!」

穂乃果「」

母「『起きたら穂乃果がいない』って泣いてたのよ…いい歳して」

穂乃果「ええ…」

雪穂「…あたまいたい…なんかきもちわるい…」

穂乃果「二日酔い!?トイレに行くよ!」

雪穂「ゆきほをおんぶして…」

穂乃果「頭に来たし階段から転がしてもいいよね」

母「さすがにやめてくれる?」



穂乃果(どうにかトイレに連れていって対処できたけど…)

穂乃果「はい、あーん」

雪穂「あーん♪」

穂乃果「まさか大人になって実の妹にこんなことをするなんて…」

母「仕方ないわね…『穂乃果に食べさせてほしい』ってまた駄々をこねられたし」

父「…(しかしどうする?穂乃果が仕事にならないだろう)」

母「このままだと雪穂も店番は無理ね…」

父「…(穂乃果。すまないが、今日は雪穂の面倒をみてほしい)」

母「様子を見て店番は頼むかもしれないけど」

雪穂「おねえちゃーん♪」

穂乃果「わかりました…あと雪穂は抱き着いてこないで…私まだご飯食べてるから…」

穂乃果(というわけで、雪穂のお世話で一日が終わりました)



~後日・穂乃果部屋~

穂乃果「酔いが醒めた後、お父さんとお母さんからこっぴどく叱られてたよ」

雪穂「しかも結構覚えてる…」

ことうみ「お、おう…」

雪穂「恥ずかしいというか情けないというか…反省してます…」

穂乃果「まさか雪穂が赤ちゃん返りするなんて…」

海未「二日酔いはともかく、丸一日その状態ですか…」

ことり「なんだかあまり信じられないね…」



雪穂「これからはお酒の量を考えるよ…亜里沙のこともあるし」

穂乃果「まったくだよ。亜里沙ちゃんも、絵里ちゃん共々二日酔いで寝込んだって…」

ことり「花陽ちゃんも、1日棒に振っちゃったんだって」

海未「凛もですね。もっとも、締めのラーメンを逃したと言っていましたが」

雪穂「いかにも凛さんらしい…」

海未「真姫は翌日残らなかったそうです」

ことり「希ちゃんも、次の日は普通だったって言ってたね」

穂乃果「お酒が飲めて羨ましい…」

雪穂「そうかなあ…」



穂乃果「でもあの日、海未ちゃんとことりちゃんが控えてくれたのが救いだったんだから」

ことり「さすがに穂乃果ちゃんと絶交するのは嫌だったから…」

海未「穂むら出禁も御免蒙りたいですし、何事もほどほどが一番ですね」

穂乃果「介抱は一人じゃできなかったから助かったよ…でも楽しかったし、また集まろうね」



「ごめんください!」
「はーい…えっ!?本物!?」
「はーい、そうです!」



穂乃果「誰だろう?」

母「穂乃果ー!お客さんよー!」

穂乃果「はーい…ごめん、ちょっと行ってくるね」

ことうみゆき「行ってらっしゃい」



穂乃果「お待たせ…え?」

にこ「にこ♪」

母「まさか本物の矢澤にこが来て、色紙にサインまでしてもらえたなんて…」

父「…(テレビでよく見かける、あのアイドルか)」

穂乃果「お母さん…ところでにこちゃん、私に何か用事があるの?」



にこ「穂乃果さん!にこをお嫁さんにしてください!」

父母「」

覗いていたことうみゆき「」

穂乃果「」

にこ「この私矢澤にこは、穂乃果さんと生涯を共にしたく…」

穂乃果「えっ、あの、にこちゃん…一杯ひっかけた?」

にこ「何よ!人が真剣に話してるときに!確かにちょっと飲んできたけど!」

穂乃果(にこちゃんほろ酔い状態だ)

雪穂「にこさん、本当にお姉ちゃんなんかと…?」

にこ「本当は穂むらのアイドルとして穂乃果に養ってもらうにこ!」

雪穂父母ことうみ「」



穂乃果「全員禁酒!」





あとがき
お酒とたばこは20歳になってから。
飲んだら乗るな。乗るなら飲むな。
一気飲みやアルコールハラスメントはいけません。
過度の飲酒や喫煙は健康を害します。ほどほどにしましょう。

ありがとうございました。(了)
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