果南「あーあ、誰かに酷い事したいなぁ~」

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果南-アイキャッチ16
1: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:23:22.98 ID:KspGJgas
果南「う~ん…誰にしよっか~」

果南「ダイヤと鞠莉は友達だし…」

果南「曜と千歌は幼なじみ…」

果南「ルビィちゃんはダイヤの妹で花丸ちゃんはその大親友だもんね」

果南「となると……」

果南「梨子ちゃんか善子かな?」

果南「…………」

果南「うん!二人とも何かしても黙っててくれそうだし良いね!」

果南「どっちも一人で抱え込むタイプっぽいもん」

果南「梨子ちゃんなんてマゾっぽい顔してるから絶対楽しませてくれそう!」

果南「それに梨子ちゃんって…私の事を…」

果南「……ふふ!」

果南「善子の方は……」

果南「あの子、そういう事を知らなそうだし」

果南「こっちも良い反応が見れそう……」

果南「……」ゾクッ!

果南「よし!早速やろう!」


果南「まずは……」

元スレ: 果南「あーあ、誰かに酷い事したいなぁ~」

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2: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:23:59.94 ID:KspGJgas
~梨子編~


梨子「はぁ…」

思わずため息が出ちゃった……

梨子「良い曲が思い付かない…」

次のライブまで時間がないのに、良い曲が全然閃いてこないの……

早く作らないと、振り付けや歌の練習すら始められないし……

梨子「どうしよう…」

完全に皆の足を引っ張ってる。

その事実を痛感し、もう一度ため息を吐こうとした。

そんな時……

『梨子ちゃん、遅くまでお疲れ~!』コンコンッ!

ノックの音と同時にいきなり扉を開けられた。

梨子「きゃっ!」ビクッ

突然の事にビックリして思わず席を立ち上がり後退りまでしてしまう。
3: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:24:36.10 ID:KspGJgas
果南「おっとごめんね。ビックリさせちゃった?」

梨子「か、果南ちゃん?」ドキッ

教室に入ってきたのが果南ちゃんだと認識して更にもう一度驚いてしまう。

果南「もう、そんなに驚かないでよ~」

どうしよう、今のは印象悪かったかな?

……果南ちゃんには少しだけ苦手意識があって、
普段は気を付けて隠してるんだけど、急に来られると心の準備が……

果南「それより、今は梨子ちゃん一人だけ?」

でも、特に気にしてないみたいね。
良かった…

梨子「う、うん…ちょっとやることがあって……」

果南「どうしたの?」

梨子「曲作りです…でも、全然捗らなくて……」

果南「ふ~ん、大変だね」

梨子「はい…」

緊張するなぁ……

果南「なら、気晴らしにでも行かない?」

梨子「気晴らし…ですか…?」

どこに?と私が聞く前に素早く返答してきた。

果南「夜の海に!」
4: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:25:11.40 ID:KspGJgas
梨子「う、海?」

果南「うん!船で連れてってあげるよ」

梨子「…良いんですか?」

果南「もちろん!」

果南ちゃんからお誘いなんて珍しいなぁ……
もしかしたら他にも誰かいてついでに誘ってくれたのかな?

梨子「…他にも誰か来るんですか?」

果南「来ないよ。梨子ちゃんだけを誘ってるんだ」

梨子「私…だけ…?」

少しだけドキッとした……

でも、これは良い感触だけじゃなくて…
色んな感情が含まれてるドキドキで………

果南「二人っきりだよ」

果南ちゃんは強調するようにもう一度言う。

果南「とっても幻想的なんだ」

まるでデートにでも誘われてるみたい。

果南「行こう?」

梨子「…………」

二人っきり……
5: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:25:45.32 ID:KspGJgas
私には同性同士でも、この人とはあんまり二人っきりになりたくないなぁという人がいる……

こんな感覚、私だけなのかな?

それは決して、その人が嫌いって訳じゃないんだけど……

危機感?みたいなのを感じてしまう時があって、何かされるんじゃとか考えてしまうの……

自意識過剰なのかな?

いつも私の考え過ぎに終わるんだけど、やっぱり慣れない……

でも、果南ちゃんは仲間なんだし千歌ちゃんや曜ちゃんの幼なじみなんだもん。

……大丈夫だよね?
6: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:26:37.44 ID:KspGJgas
~~~


あれから流れるように船に乗せられて一時間以上経つ。

最初は海の景色を眺めてたけど日も暮れてきて風が冷たくなってきたから、私は船の中に入った、
船は大きくはないけど部屋が2つあって、操縦室と小さな船室(仮眠室?)がある。

私は小さな船室の方で休ませてもらい、今は中でタオルケットを羽織りながら、
千歌ちゃんの作った歌詞を読みつつ、曲のイメージを膨らませて、
たまに鼻歌なんかも歌いつつ作曲していた。

狭い室内でベットと窓があるだけの部屋、
エンジンの音以外しないこの環境が逆に集中できて、良いメロディがいくつか思い浮かぶ。

鼻歌を携帯のボイスレコーダー機能でいくつか録音し、
家に帰ったら選別しようと思っていた時、果南ちゃんが扉をノックして来た。

果南「梨子ちゃん、開けて良い?」

梨子「うん、良いよ」

さっきとは違い、こちらの返事を待ってから扉を開ける。
私が大袈裟に驚いたから気にさせちゃったかな?
7: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:27:11.83 ID:KspGJgas
果南「着いたよ~別世界」

「別世界?」と、首を傾ける私に手招きしながら続ける。

果南「外、出てごらん」

梨子「うん……わかった」スッ

呼ばれて外に出てみる。
するとそこには……


梨子「……凄い」


本当に別世界に来たみたいだった…

とても幻想的な空間が広がっている。

空はいつもより星が綺麗に見え、
海面には夜空に輝く星が映り、波の揺れでキラキラと輝いていた。

沖の方まで来ちゃったから陸地も見えなくて、
まるで宇宙にでも放り込まれたみたい……

梨子「きれい……」

果南「はは、気に入ってくれたみたいだね」

本当に綺麗……


しばらく、その光景に目を奪われていた……
8: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:27:53.19 ID:KspGJgas
~~~


数分間、その景色を堪能してると…

いつの間にか私のすぐ隣に果南ちゃんが立っているのに気付く、
肩と肩がぶつかりそうな距離で、また胸がドキドキする……

視線の端で果南ちゃんは私の横顔をじっと見つめているのがわかった。

果南「……」

梨子「……」

流石に変だよね……
少し警戒してしまう。

でも気のせいかもしれない。

電車とかでも、
あの人やたらとこっち見てるなぁと思ったら景色を見てるだけだったりするし……

やっぱり自意識過剰なのかな?
私って……

そんな事を考えていると果南ちゃんが動くのが視界の端で見えた。

果南「綺麗な髪だね」

突然、髪を触られる。
9: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:28:27.40 ID:KspGJgas
びっくりして思わず悲鳴が出そうになったけど、なんとか堪えた。
そこから軽く呼吸を整えて「…ありがとう」と返す。

出来るだけ平静を装ったつもりだけど、少し声が震えちゃったかな…?

軽く咳払いして喉の調子が悪かった体(てい)を装う。

果南「梨子ちゃんの髪、この海みたいに輝いてる……」

果南ちゃんは私のそんな様子には気にする事なく、
髪を優しく撫でながら囁くように言ってくる。

梨子「……」

なんて言えばいいんだろう?
なんてリアクションすればいいんだろう?

私は軽く微笑んで「ありがとう」ともう一度言った。

愛想笑いだとバレるくらい引きつった不自然な微笑みだと思う。

果南「……」

無言で私の髪を撫で続ける果南ちゃん……
何がしたいんだろう?

触り方は優しいけど、なんだか怖い……
10: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:29:04.14 ID:KspGJgas
果南「……ねぇ?」

梨子「…なに?」

しばらく撫でられていると突然声をかけてくる。
果南ちゃんの方を向くと無表情の彼女が見つめていた……

果南「梨子ちゃんさぁ……私と一緒にいるの避けてるでしょ?」

いきなりそんな事を言われて、体がビクッとしてしまう。
でも、このリアクションは相手に正解だと思われかねないので、急いで否定した。

梨子「そんな事ないよ!」

果南「嘘だね」

梨子「う、嘘じゃない…」

果南「わかるんだよ?そういうの」スッ

梨子「……きゃっ!」

果南ちゃんがいきなり私の腕を掴もうとしてきたので思わず避けてしまった。

果南「ほらね?」

怖い……
11: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:29:41.42 ID:KspGJgas
梨子「ち、違うの……ちょっとびっくりして……」

果南「なんで?」

梨子「……それは…」

言葉につまる……

果南「びっくりする要素なんてあるの?」

何も言い返せない……

果南「やっぱりさ、自然と私を避けてるね」

じりじりと果南ちゃんが迫ってくる……

果南「でも、毎日申し訳程度には話しかけてくれるよね」

それが怖くて思わず後退りしてしまう……

果南「必要なさそうなのに振り付けの相談に来たりさ」

必死で言葉を探す。

梨子「それは……私、運動神経良い方じゃないから……」

果南「悪い方でもないでしょ?」

梨子「………どう…かな」
12: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:30:15.50 ID:KspGJgas
果南「話も相談も……私にしてくる内容はすぐに済みそうな事ばかりだよね」

怖い……

果南「それをわざわざ私にするってことは、自分は貴方を避けてませんよってアピールのためなんじゃない?」

目も……声も……

果南「そういう軽い接触をしてれば後は私を避けても不信がられないもんね?」

普段の果南ちゃんとは違う……

果南「でもさ…そういうのも全部ね……バレてるの」

私がそんなことないと言う前に、

果南「否定したってダメだよ?」

発言を遮られる。

果南「まだ、なんにもしてないのにこんなに怯えてるじゃん」

体の震えが抑えられない。

果南「なんで怖いの?私何かしたっけ?」

壁に背がついた、これ以上後退りは出来ない。

果南「……梨子ちゃんに」スッ

梨子「ひゃっ!」ビクッ

果南ちゃんの伸ばした手が私の頬に触れる。

それだけで体中がぞわぞわとした。
13: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:30:48.38 ID:KspGJgas
果南「私の事、嫌い?」

梨子「そ……そうじゃない」

呼吸が乱れる。

果南「いつも……警戒してるよね」

梨子「……警戒なんて…してないよ…する理由が…ないでしょ……?」

しどろもどろになりながらも何とか答える、
すると果南ちゃんはいきなり手を振り上げた、

果南「本当にね…!」ドンッ!

梨子「っ!」ビクッ

果南ちゃんが私の背後の壁を叩きつけた。
その行為と突然、大きな音が耳元で鳴った事に驚き、
声も出せなくなってしまう、そんな私に果南ちゃんは一方的に話しかけてくる…
14: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:31:22.75 ID:KspGJgas
果南「普通ならする必要がないんだよ?」

果南「女の子同士なんだからさ」

果南「でも梨子ちゃんは私を警戒してる、なんでだろう?」

果南「それは女の子同士でもそういった事をされる可能性がある、そう感じてるからでしょ?」

果南「女の子に襲われるかもって」

果南「でもね普通の子はそんな事考えないんだよ?」

果南「梨子ちゃんがそんな事を考えてるのは心のどこかでさぁ……」

果南「期待……してるからなんだよ?」

果南「こんな風にされるのをね……」

さっきから何処を見て良いのか分からなくて下を向いていた、
そんな私の顎を掴み無理矢理、視線を合わせようとする。

梨子「あっ…!」ビクッ

果南「可愛いリアクションだ……」

凄くドキドキしてる……
これは……私が本当は望んでいた事だから?
15: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:31:57.32 ID:KspGJgas
果南「綺麗だよ…梨子…」

呼び捨てにされて胸が締め付けられるのを感じる。
今、どんな顔してるんだろう…私…

果南「ふふ」

果南ちゃんの顔が近付いてくる。

果南「梨子……好きだよ?」

梨子「うっ…//」ドキッ

また胸が締め付けられる感覚、このままだとされるがままになってしまいそう。

果南ちゃんの顔はゆっくりと近付いてきて鼻と鼻がぶつかる距離まで来ていた……

梨子「……」ドキ…ドキ…

果南「……」

お互いの吐息が顔にかかる、もうすぐキスされちゃいそうだ……

果南「良い?」

何が?とは聞けなかった。
しばらく黙っていると再び顔が近付いてくる。

果南「梨子……」

お互いの吐息が顔にかかる距離で……

もうすぐ唇が触れる……


その寸前で……
私は果南ちゃんを軽く押して遠ざけてしまう。
16: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:32:40.83 ID:KspGJgas
梨子「……ダ、ダメです」


果南「…ダメ?」

私が拒否すると果南ちゃんはとても不思議そうな顔をしていた。

梨子「……ごめんなさい」

思わず謝罪してしまった。

果南「……う~ん」

彼女は考え込むよう腕を組む。

果南「ダメかぁ~」

そのまま空を見上げた。

果南「う~ん」

その後、辺りを見渡す。

果南「ダメっていったってなぁー」スッ

そして…またゆっくりと近付いてきた……

果南「なにがダメなの?」

もう一度押し返そうとするも両腕を掴まれ阻止される。

果南「ムードは最高だし、シチュエーションも梨子ちゃん好みだと思うんだけど」

それを振り解こうとしたけど、掴む力が強くて無理だった……
17: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:33:18.07 ID:KspGJgas
果南「だいたいさ、こんな所までついてきて『ダメです』は無いんじゃない?」

どういうこと……?

果南「相手に失礼だと思うよ?」

失礼……?

梨子「……それは」

私が悪いのかな…?

梨子「…ごめん…なさい」

思わずまた謝ってしまった。

果南「別に謝らなくて良いけど」

梨子「……」

果南「まぁ、どの道この状況じゃ拒否権なんてないんだしね」

梨子「えっ?」

果南「断るならずっとこのままだよ?陸地まで梨子ちゃんが泳いでいけるなら別だけど……」

梨子「そんな……」

無理だ…
どれだけ離れたのかわからないけど、
陸地が見えないということは最低でも4kmは離れてる……
自分には泳げる距離じゃない。
19: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:34:03.78 ID:KspGJgas
果南「じゃあ、続きしよっか」

腕を捕まれたまま壁に叩きつけられる。
加減してくれたのか痛くはなかったけど、これから何をされるのか…怖くて思わず体がビクリと震えた。

梨子「や…やめて…」

果南「怯えてるね?」

梨子「やめてよ……果南ちゃん……」

果南「怖い?」

梨子「離して…」

果南「でも、期待もしてる顔だ……」

梨子「そんなの…してない……」

果南「だって、嫌だとかダメとか言うだけで本気で抵抗しないんだもん」

梨子「そんな……」

果南「しないって事は、そういう事でしょ?」

怖くて抵抗できないだけなのに……

果南「照れ隠しかな?」

梨子「違う……」

果南「恥ずかしいもんね」

梨子「違う……!」

果南「大丈夫だよ、期待してる通りにしてあげるから……」

梨子「やだ……んっ!」

いきなり抱き締められキスをされた…
息が苦しい……
鼻で呼吸すると果南ちゃんの匂いが入ってきた。
甘い香りで頭がくらくらする。

彼女から逃れようともがくけど、力が強すぎて離れられない。
20: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:34:51.64 ID:KspGJgas
果南「んっ……梨子……」

梨子「…あっ」ビクッ

無理矢理抱き締められながら果南ちゃんに頭を撫でられる……
何故か気持ち良くて思わず口がだらしなく開いてしまった、そこに彼女の舌が入り込んでくる。

口の中をザラザラとした他人の舌に犯される。

自分の舌でも触れたことのないような箇所まで……

梨子「……やっ……めて……」

苦しい……

梨子「んんっ……」

体の力が抜ける……

梨子「……ん…」

ぐったりしちゃう……

果南「……あっ!……ごめんね?苦しかった?」

彼女が抱き締める力を緩めたので、ゆっくりと床にへたり込む。
21: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:35:27.96 ID:KspGJgas
梨子「……はぁ…はぁ」

果南「ふふ、凄く可愛い顔してるよ」

どんな顔してるんだろう……?

やだ…

見られたくなくて咄嗟に顔を背ける。

果南「もっとよく見せてよ……」

でも、顎を掴まれ無理矢理果南ちゃんの方へ向かせられる。
目だけは合わさないようにまぶたを閉じたけど、
そうするとまるで、こっちを見ろというように顎を掴む力が強くなり思わず目を開けてしまった。

果南「ふふ、色っぽい目になってる……」

見つめないで……

果南「かわいいよ」バサッ

梨子「……あっ…」

床に押し倒されて上に覆い被さられた……
果南ちゃんの長い髪が頬をくすぐる……

梨子「んっ……!」

果南「はは、感じやすいんだね梨子ちゃん」

無邪気にこちらの反応を楽しんでる。
22: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:36:06.39 ID:KspGJgas
果南「また、可愛い顔になった……」

恥ずかしい……

果南「その顔も良いね」

もう見ないで……

果南「涙ぐんでるよ」スッ

私の左目尻を優しく右の人指し指で撫でて涙を拭き取る。
その後、その指をくわえた……

果南「ふふ、しょっぱい……」

梨子「もう…やめてよ……」

果南「ダメだよ~お楽しみはこれからなんだから……」ニコッ

不適な笑みを浮かべる。

果南「いろんなところ食べさせて?」スッ

梨子「ひゃっ……」

頬にキスをされた、
3回優しく……

そこから耳元まで舐められ、
耳たぶをあまがみされる。

梨子「…やだっ//」

いやらしい音が耳元で鳴って、とても恥ずかしい……

そこから今度は首筋に移動し、そこもあまがみされる……

梨子「っ!」ゾッ…

首筋に刺さる歯の感触、痛くはないけど……

怖い……!
23: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:36:41.29 ID:KspGJgas
梨子「やだっ!!」

咄嗟に果南ちゃんを突き飛ばしてしまった。

果南「ありゃありゃ」ドスッ

彼女は間抜けな声を出して後ろに倒れ込む。

果南「危ないなぁ……ダメでしょそんな事したら」

梨子「もうやめて!」

果南「なんで?」

……なんで?

梨子「それは……嫌だから…」オドオド…

果南「そうなの?」

不思議そうな顔で尋ねてきた、
私は黙って首を縦に振る。

果南「ふーん」

梨子「……」ドキ…ドキ…

果南「……じゃあ、はい」ポイッ

梨子「……?」

いきなり鍵の束を投げ渡された。
24: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:37:24.66 ID:KspGJgas
果南「梨子ちゃんがさっきまでいた部屋の鍵だよ~」

鍵?

果南「あーあ、それを持って部屋の内鍵を閉められちゃったら」

どういう事?

果南「私は梨子ちゃんには手出しできなくなっちゃうな~?」

何でそんな事を急に言い出すの……?

梨子「……」

……果南ちゃんの意図はわからなかったけど、私はその鍵を持って船室まで向かった。

足が震えて上手く歩けなかったけど這いながらでも向かう。
その後を果南ちゃんは腕組みしながらゆっくりと追い掛けてくる。

果南「はは、ホラー映画みたいだね?」

趣味が悪いと思った。
転がるように船室の扉の前まで行き扉を開けようとする。

梨子「…!」ガチャガチャ!

でも、開かない……

果南「あー、出るとき鍵かけちゃったから、開けないとダメだよ~」

鍵束には5個の鍵がぶら下がっている。
急いで鍵穴に刺すも手が震えて上手くいかない。

それでもなんとか落ち着いて、ゆっくり鍵を差し込んだ……
26: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:38:29.35 ID:KspGJgas
梨子「……っ」ガチャ


1つ目の鍵は不正解。


果南ちゃんとの距離が狭まっていく……


次の鍵を試す。


梨子「……うっ」ガチャ


2つ目の鍵も不正解。


果南ちゃんは、あと4歩くらいの距離にいる。
27: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:39:09.06 ID:KspGJgas
梨子「……っ!」ガチャ


3つ目も不正解。


次の鍵を試そうとするけど、鍵穴に引っ掛かって3つ目の鍵が抜けない。


梨子「…もうっ!」ガチャガチャ!


乱暴に引っ張って何とか抜いた。


果南「ちょっと~あんまり乱暴にしないでよ~?」


果南ちゃんの声がすぐ隣りで聴こえる。
手を伸ばせば届く距離だ……


梨子「ひっ!」チャ…ガチャ…


4つ目の鍵を試す、でもなかなか鍵穴に入らない。

手が震える……
29: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:39:44.05 ID:KspGJgas
それは焦っていたからもあるし、
5つ中3つも外してる事から、本当はこの束にはこの船室の鍵なんてないんじゃないかという不安もあった。


しかし、


梨子「!」カチャ


開いた…!


果南「おー」


急いで扉を開けて船室に入り込む、
しっかり内側から鍵を鎖(とざ)して……

なんとか逃げ延びる事が出来た。

果南「間に合ったねー」

扉の向こうでのんびりとした調子で語りかけてくる。

梨子「…はぁ…はぁ」

それに答える気力もなかった。

果南「ハラハラしたでしょ?」

まるでゲームでもやってるみたいな調子だった。

果南「はは、凄い凄い」

笑いながら果南ちゃんが扉から離れていく。

どうやら諦めてくれたみたい……
30: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:40:21.88 ID:KspGJgas
でも……


この後どうなるんだろう?


……流石に果南ちゃんもずっとここには居られないし、いつか陸に戻るよね…?

いつ帰れるんだろう……

こんなことになるなんて……

やっぱり断っておくべきだった……

いろんな考えが目まぐって頭の中がぐちゃぐちゃになる。
ほんの数時間前まで皆と笑っていたのが遠い記憶に思えた。

でも、もう安全なんだ……
その事実だけ認識し呼吸を整える。
まだ心臓は大きく鳴っていた。


梨子「……」スー…ハー…


少し…

落ち着いたかな…?

心臓の鼓動もゆっくりに戻っていく。

もう一度深呼吸をしようとした時に、
ガラガラという音が鳴った。
31: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:40:56.05 ID:KspGJgas
音の方を見ると船室の窓が開けられ、そこから果南ちゃんが浸入しようとしていた。

果南「この窓、固定式じゃないからさぁ開くんだよね~」

梨子「…ひっ!」ビクッ

果南「最新の船だったら、たぶん開かないタイプの方が多いと思うんだけど……よっと…」スタッ

船室に入り込まれてしまった。

梨子「あっ……やっ……」ガタガタ…

果南「あはは!良いね、その顔…」テッテッテッ…

私の元に駆け寄ってくる。

梨子「きゃっ!」

どうしていいかわからず床にへたり込む。

果南「よいしょっと」

そんな私を抱き抱えてベットに乗せられる。
その上に果南ちゃんも跨がってきて、小さなベットが軋む……

梨子「あっ……あ…」ブルブル…

身を守りたくてそばにあったタオルケットを掴み口元と胸を隠す。

果南「あはは、スヌーピーのあの子みたいだね」

ライナス…?なんて言える余裕はない。

果南「隠してないで見せてよ……」

タオルケットをあっさり奪われた。

果南「良い顔だ……」
32: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:41:59.79 ID:KspGJgas
私の顔を、じっと見ながら制服のボタンを外していく、
私の一挙一動を楽しむように……

梨子「……ぁ」

そして、あっという間に脱がされ下着姿にさせられた。

果南「可愛い下着だね」

そんな事を言われても顔を隠す事しか出来ない。

果南「だから隠さないでってば」ガシッ

梨子「うぅ……」

果南「顔も背けないで……」

また、無理矢理目を合わせられる。

恥ずかしい……

もう嫌だよ……

私の下唇を舐めてキスをする。
その後、頬にもキスをして軽くあまがみした。

梨子「うぅっ……」

噛まないで……
33: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:42:41.60 ID:KspGJgas
今度は鎖骨まで顔を移動し歯を軽く当てる。

梨子「…やっ!」

それ嫌い……

梨子「や…だっ!」

今度は……

梨子「っ!!」

私の胸に顔を埋める……

果南「んー……」スー

果南ちゃんの鼻息が聞こえる。

匂い嗅がないで……

果南「良い匂いだね」

ブラジャーを取られる

私の胸をまじまじとみて軽く先端をつついてきた。

梨子「ひゃんっ…!!」

果南「本当に感じやすいね」

そんな私の反応を見て楽しむように笑った。

果南「こうしたら…どうなるんだろう?」

梨子「……ぇ?」

何するの?と聞く前に、
果南ちゃんが私の胸に吸い付いてくる。

梨子「ぁ!!いやっ!やめてぇ!!」ビクッ

咄嗟に果南ちゃんの頭に手を回して離そうとする。
だけど全然離れない……
34: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:43:17.14 ID:KspGJgas
梨子「吸わないでっ!やだぁ!」

吸い付く力はだんだん強くなっていく。

梨子「やっ……!!やめて……!」

今度は先端に彼女の歯が当たる。

梨子「ひっ!!」ゾクゾク

そこをコリコリとあまがみしてきた……

梨子「やめてっ!……いや!それ…きらい…!」

私がどれだけ叫んでも止める様子はなく、
舐めたり噛んだりを繰り返した。

まるで犬に犯されてるみたい……

梨子「いやっ!!もう…舐めないで!……噛まないでぇ……」

果南「ふふ……」

更にエスカレートしていく……

梨子「ひゃっ!」ビクッ

果南ちゃんの右手が……
お腹を、すーっと指で撫でながら下に移動していく。

梨子「そこは……だめ……!」

指が……
他人の指が私の中に入ってくる。
35: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:44:03.53 ID:KspGJgas
梨子「おねがい…やめて…!」

果南「だーめ」

胸から顔を離しキスをしてくる。

その後、左手で私の頭を撫でた。

梨子「…あっ」

力が抜ける……

果南「撫でられるの弱いんだね……」

頭が、ぼーっとする……

果南「だらしない顔してるよ……梨子ちゃんのこんな顔……誰も見たことないんじゃないかな?」

梨子「やだ……みないでっ……」

そんな私の顔を見ながら彼女の指が中をかき回していく。

梨子「っ!!!」

左手で私の髪や頬に触れながら続ける。

梨子「いやっ……あっ!!」

果南ちゃんの長い指が……

梨子「やだっ!抜いて!」

奥に入り込んでくる……

梨子「こんなっ!やだっ!」

今まで味わった事のない感覚が体に広がる。

梨子「やっ!!」

体が熱い……

梨子「うっ……あっ!!」

何かが弾けそう……
36: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:44:48.65 ID:KspGJgas
梨子「こわい……こわいのっ!」

果南「大丈夫だよ……ほら……」

片手で私を抱き寄せる。

果南「怖くなくなったでしょ?」

私も果南ちゃんの体に抱きついていた。

果南「ふふ」

梨子「こわいよぉ……」

果南「ありゃりゃ?」

梨子「こわいのぉ……」

果南「う~ん、今までイッたことないの?」

梨子「え…?」

果南「あー、初めてだとちょっと怖いよね……不思議な感覚が込み上げてきてさ……」

指の動きが早くなる。

梨子「いやっ!やめてぇ…」

果南「大丈夫だよ……」ギュッ

強く抱き締められる。

梨子「あっ!やだっ……」

体がビクビクと震えだす……
38: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:45:27.70 ID:KspGJgas
果南「そろそろかな?」

梨子「もう!……だめっ!」

果南「大丈夫だよ……大丈夫」

私の頭を撫でながら……

梨子「うぅ……」ビクッ

右手の動きを早める……

梨子「あっ!!やっ!!」

体中に謎の感覚が広まっていく……

呼吸が荒くなって……

果南「可愛い所……私に見せて……」

指の動きが激しくなって……

梨子「ゃっ!!」


もう…


ダメ……!!


梨子「いやっ!!あっ……!あっ!」ビクッビクッ…ビクッ…
39: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:46:32.47 ID:KspGJgas
~~~


あれから、どれくらい経ったかな……?

果南「……ふふ」

梨子「…はぁ……はぁ」

果南「楽しかったよ梨子ちゃん」

梨子「……はぁ…はぁ」

果南「梨子ちゃんも気持ち良かったでしょ?」

梨子「……」フイッ

そんな事ない……

果南「素直じゃないなぁ~やっぱり」

梨子「……」

果南「でも……そういう所も好きだよ?」

また頭を撫でられる。

梨子「うぅっ……」

嫌なのに……

何故か体が喜んでる……

胸の中が凄くせつない……

果南「可愛いなぁ……梨子ちゃんは」

梨子「……」
40: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:47:13.73 ID:KspGJgas
果南「ねぇ?」

梨子「……」

果南「私の物になってくれる?」

梨子「……」

果南ちゃんの物……?

そんなの嫌だ……

嫌なのに……果南ちゃんの物にされてる想像をして体がゾクゾクしてる。

なんで……?


梨子「……」


問いかけには答えられなかったけど、果南ちゃんは笑って「またしようね」と耳元で囁いた……

梨子「……」

またするの……?

そんなの嫌……

嫌よ……

嫌なのに……

体がうずいて仕方ない……

そんな私に口づけして果南ちゃんは微笑んだ……
41: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:48:10.58 ID:KspGJgas
~数日後~

果南「練習終わり~」

千歌「おつかれ~果南ちゃん」

果南「うん、お疲れさま」

千歌「たまには一緒に帰る?」

果南「あ~嬉しいけど、今日ちょっと用事があるんだよねぇ~」

千歌「へぇ、そうなんだ」

果南「ねぇ?梨子ちゃん」

梨子「……」ビクッ

千歌「?」

梨子「う、うん……」

果南「梨子ちゃんと今度の曲の振り付けを考えようと思って」

千歌「そうなんだ」

果南「出来た曲につけるよりこういう躍りを入れたいって意見しながら作った方が良いと思うんだよね」

千歌「ふーん」

果南「……興味なさそうだね」

千歌「そんな事もないけど」

果南「まぁ、今日はそういうことだからまた今度ね」

千歌「うん!わかった」

果南「じゃあね、千歌」

千歌「またねー果南ちゃん!梨子ちゃんも!」

梨子「うん……またね」バイバイ……

………………シーン

果南「……」

梨子「……」

果南「さてと」スッ

梨子「…っ!」ビクッ

果南「じゃあ……始めようか?」

梨子「……はい」ドキ…ドキ…


おしまい
42: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:52:00.77 ID:KspGJgas
~善子編~


善子「はぁ……」

なんだか最近、元気が出ない。

なんでかしら?

特別大きな悩みがあるわけでもないけど……

善子「……」

まぁ、全くないわけでもない。

でも小さな悩みよ。

自分が思ってる『自分』と現実の『自分』とのズレが、
アイドル活動をして自分を客観的に見る機会も増えたからか、
それを毎日感じさせられるようになった。

善子「……」

そのせいか、これで良いのかな?と思う毎日を繰り返しちゃって、少しだけ自信がなくなってきたの……

善子「はぁ……」

本当に少しだけね……

善子「……?」

教室で一人悩んでいると誰かが近付いてくる気配を感じた。
この教室に用があるのか、ただ通り過ぎていくだけかはわからないけど、
別にやましいこともしてないし特に気にしない。

善子「……」

足音が扉の前で止まる。

どうやら、この教室に用があるみたいね。

ガラガラという音をたて一人の女性が入ってくる。

それは……
44: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:52:34.97 ID:KspGJgas
果南「やぁ」

果南だった。

果南「一人?」

善子「…えぇ」

いったい何の用かしら?

果南「ふーん」

私に用?

善子「……何か用?」

果南「うーん?別にそうじゃないけど~」

じゃあ何なのよ。

果南「……元気してるかなって思ってさ」

……何よそれ。

善子「ふん!ヨハネはいつも元気よ!」

果南「そう?最近、元気なさそうだけど?」

……年上って本当に苦手、こんな風に勘づいてくるから。

善子「あるわよ!」

果南「そうかなぁ~?」ニコッ

その謎の余裕も気に入らないわ。

善子「なによ…」

まるで子供の相手でもするみたいじゃない……
45: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:53:12.55 ID:KspGJgas
果南「…善子さぁ、悩み事あるんじゃない?」

善子「……ないわよ」

あとヨハネね。

果南「ふーん」ニコッ

また、何かわかったように……

善子「……」ムスー

ふん……

果南「……ふふ」クスッ

何よ…!
何笑ってるの!

善子「むっ……」

果南「はは、怒らない怒らない」

善子「別に怒ってないわよ!」

果南「はいはい」

また子供扱いしてる!

善子「……」ムスー

2年先に生まれただけで……!

果南「はは、膨れないの」

膨れてないっ!

善子「ふん!」フイッ

果南「あはは」

……ふん、やりづらい人ね。
46: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:53:46.50 ID:KspGJgas
果南「…………」

今度は急に黙って……何なのよ……

善子「……?」チラッ

果南「ふふ」ニコッ

横目で果南を見ると目があって微笑んでくる。

善子「なっ//」

私の事からかってるの?この人?
これだから、年上は嫌なのよ。

善子「……」フンッ!

果南「……ねぇ、善子」

善子「……なによ」

果南「ついておいで」コイコイ

善子「…?」

急に手招きなんかして……

今度は何?
47: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:54:30.89 ID:KspGJgas
~~~


果南に連れられて、気付けば海のど真ん中に来ていた。

善子「なんでこんなところに……」

まぁ、あれよあれよと船に乗せられる私も私なんだけど……

善子「こんなところに連れてきて、いったい何?」ジトォ…

果南「う~ん?」

のんびりとした口調で答える。

果南「悩んでる時はね?こういうところに来た方が良いんだよ」

善子「……べ、別に悩んでないし」

でも……

善子「そういうものかしら……」

時刻は夕暮れで、赤い夕日が海を照らす。
青い海が真っ赤に染められていた。

上では海鳥が船の回りを飛んでいて、それがベットメリーみたいにも見えて懐かしい気持ちにもなる。

鳥の鳴き声、波の音、風の音。
それに赤い景色……

善子「……きれいね」ボソッ

果南「ふふふっ」クスッ

たしかに……

こんな景色見てたら……

悩み事なんてどうでもよくなってきた……

善子「…………」

かもね……

善子「…………」
48: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:55:03.45 ID:KspGJgas
ぼんやりと数分間その景色を堪能してると、

果南「……善子」ギュッ

善子「!!」

いきなり抱きつかれる。

そうだった、この人ハグ魔なのよね……

果南「善子は善子のままで良いんだよ……」

頭をポンポンされた……

果南「自信を持ちな」ナデナデ

また、子供扱いして……

善子「ヨハネよ…」

果南「はいはい」ポン…ポン…

善子「……ふん」

でも、なんだか落ち着く……

……誰かに、
こんな風に抱き締めてもらったのっていつ以来だろ。

子供の頃はよくお母さんにしてもらってたっけ……

温かくて優しくて……

好きだな……これ……
49: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:55:39.86 ID:KspGJgas
~~~


しばらくの間、そのままでいた。

時折、頭を撫でたり頬を擦りあったりされたけど別に嫌じゃなかったから……

善子「……」

でも……

善子「……?」

だんだん……

果南「……善子」ボソッ

果南の息が荒くなって……

善子「…っ!」ゾクッ…

手つきが、いやらしくなってく……

私の髪を触る手が……

背中を撫で回す手が……

そこから下に伸びていく手が……

善子「ちょ……ちょっと!」

女子同士のスキンシップにしては行き過ぎてる。

善子「やめて!」ゴソ…ゴソ…

果南から離れようとするけど力が強くて離れられない……!
50: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:56:14.03 ID:KspGJgas
果南「暴れちゃダメだよ?」

果南に「善子」と私の名を呼びながらキスをされた。

善子「っ!!!」

果南「おとなしくしててね…?」

じょ、冗談じゃない!
私は体を必死に振って何とか果南から逃れる。

果南「ありゃ」

善子「なっなっ何すんのよ!」

果南「んー?キス」

わかってるわよ!そんなの!

善子「な、なんで……!」

果南「善子が可愛いから……」

善子「なっ!//」

果南「ふふ、赤くなってる」

善子「なってないわよ!」

そう言われて咄嗟に頬に手をやる。
熱い……

果南「やっぱり可愛いなぁ善子は……」スッ

善子「っ!」

私に近寄ってくる!

善子「ちょっと!それ以上、近付いたらただじゃおかないから!」

果南「そうなの?」

何よ、その不思議そうな顔…!

善子「そうよ!」

果南「ふーん」

でも、歩みを止める気配はない……

果南「それは楽しみだ……」ギュッ

善子「やっ……やめて」

再び抱き締められて、床に寝かせられた。
その上に果南が覆い被さってきて私は身動きがとれなくなる。

逃げられない……
51: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:56:59.13 ID:KspGJgas
果南「かわいいね……善子は」

な、何する気……?

わからないけど……

怖い…

善子「……や、やめ…て…」ガタガタ

果南「本当に可愛い……」

果南の手が頬に触れる。
それだけで体がビクッとはね上がった。

善子「やだ!やめて!」

果南「怯えすぎだよ」

善子「私…何かした?謝るから許して……」

果南「別に何もしてないよ」

だったらなんで……

果南「でも、強いて言うなら……」

善子「……?」

果南「善子が可愛いのが悪いかな?」

首筋にキスをされる。

善子「ひゃっ!!」

そのまま上にあがって今度は耳を舐められた。

善子「やっ!!なにしてるの!」

果南「善子を味わってるの」

善子「やだ!やめてよ…!」

なんでこんな事するの?

善子「やだ!!やだ!!」

果南「暴れちゃダメだよ」

そう言って耳に噛みついた。

善子「ひっ……!」ゾクッ!
52: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:57:33.67 ID:KspGJgas
何されてるの?私……

果南「次は……」

わかんないけど……

果南「服脱がすね」

善子「っ!」

怖い……!

善子「うぅ……ぅっ」

果南「…?」

善子「ひっく……うっ」グスッ

果南「ありゃりゃ……泣いちゃった」

善子「えぐっ……うぅ」グスッ…グスッ…

果南「ごめんごめん」

抱き寄せられて頭を撫でられる。

善子「こわいよ……」グスッ

果南「大丈夫だよ……」ポンポン

善子「やだ……もうやめて……」

果南「もうちょっと優しくするから、我慢して?」

善子「…いや!」

果南「わがまま言わないの」

わがまま?
何か言い返そうとしたけど唇を塞がれて言えなくなる。

善子「……んっ!」

またキスされた。
53: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:58:22.98 ID:KspGJgas
善子「……うぅ」グスッ

果南「ふふ、じゃあ続けるね……」

私の服を脱がし始める。

善子「やめて……」

抵抗するけど、するすると剥がされていく。

善子「なんで……」

服も…

善子「やだよ……」

下着も…

善子「やめて……」

あっさり取られちゃった……

善子「うぅ……」グスッ

海風が素肌に当たる……
普段は当たらない場所にまで……

善子「やだぁ……」

果南「ふふ」クスッ

善子「返して……!」

果南「だーめ…」ギュッ

また抱き締められた。
さっきより強く、ぎゅーっと抱き締められて……

善子「んんっ!」

身動きが全然取れない。

善子「離して!…いや!…いや!」

果南「離さないよ」
54: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:58:57.13 ID:KspGJgas
そう言いながら果南の顔が私の腋の方にいく。

善子「……!!」

そして、果南が……

善子「……うそ」

私の腋を舐めだした……

善子「や、やめて!そんなところ……」

果南「ん……れろ……」ペロペロ

善子「やだ!やだやだやだ!!!」

果南「ふふ」ペロッ…

なんでこんなことするの……?

善子「いやっ!きもちわるいっ!」

果南「……あむ……んっ!」ペロ…ペロ…

善子「…舐めないで!」

嫌だよ……

善子「変態!!」

果南「む……、それはちょっと酷いんじゃない?」ペロッ…

酷い?
それは今、貴方がしてる事じゃない……
55: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 07:59:31.16 ID:KspGJgas
果南「あははは、でも美味しかったよ」

善子「おいしいわけないでしょ…!」

果南「次はどこを食べようか……」

善子「…!」ビクッ

まだするの?

もうやめてよ……

果南「ここかなぁ」

今度は……

私の胸に顔を近付けて……

果南「……」チュッ…

吸い付いた……

善子「っ!やだ!!吸わないで!!!」

果南「……んっ」チューッ

善子「あっ!いやっ!!」

叫んでも全くやめる様子もない。

善子「いや!やめて!!」

私の胸に吸い付きながら、果南の指が下腹部へと伸びていく。

善子「やっ!なにしてるの!」

返事もなく下着の中に指が入り込む……

善子「ちょっと!!」

そして、私の中に…………
56: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 08:00:16.66 ID:KspGJgas
善子「いやーーーっ!!!」バタッ!バタッ!


果南「ちょっ…ちょっと暴れないで……危ないよ」

私がジタバタと、
必死で暴れると果南はようやく止めてくれた。

善子「…はぁ…はぁ」

果南「どうしたの?」

善子「あ、あんなところ触って……おかしいんじゃないの……あんた!」グスッ

果南「おかしいって……」

善子「……ひくっ……うっ」グスッ…グスッ…

果南「もう、泣かないでってば」

善子「えっ……ひくっ」グスッ…グスッ…

果南「う~ん、やっぱりそういう事……やったことないの?」

善子「……?」グスッ

そういうの…?

善子「なに…それ…?」グスン…

果南「ふーん」

何を言ってるのか分からない……

果南「……じゃあ」スッ

善子「…!」ビクッ

何する気……?

果南「教えてあげるね?」
57: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 08:00:58.33 ID:KspGJgas
善子「ひゃっ!!!!」

また指が中に入り込む……

さっきよりも奥に……

善子「やだぁ…!」

体がぞわぞわする……

変な感触……

気持ち悪い……

果南「……気持ちいい?」

善子「っ……」フルフル

首を横に振ると果南の指がもっと奥に入ってきた。

善子「っ!!!」

果南「気持ちいいでしょ?」

いやだ……

善子「うぇっ……うぅ」グスッ

果南「泣かないで……」

善子「やめて……果南ちゃん」

果南「果南ちゃん?」

善子「ヨハネやだ…こんなの……」

果南「なんか子供っぽくなっちゃったね」

善子「やだっ!…やだ!」

果南「ふふ、でも……可愛い……」

果南ちゃんの指が激しくなってく……
58: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 08:01:22.17 ID:KspGJgas
善子「やだ!なんか変……」

こわい……

果南「大丈夫だよー、ほーら」ギューッ

善子「あっ……///」

果南「落ち着いた?」

果南ちゃんの指がもっと激しく……

善子「いやぁ……!やめて!」ビクッ

果南「はは、もうイッちゃいそう?」

善子「いやっ!たすけて…!」

果南「抱き締めてあげるから安心して……」ギューッ

体がおかしい……

果南「ほら、良いよイッて……」

もうだめ……

なにか……

くる……!


善子「んっ!っ!!あっ!あっ!!!!」ビクッビクッ…ビクッ…
59: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 08:01:55.15 ID:KspGJgas
~~~


果南「今のがイクって事だよ」

善子「……?」ポーッ…

果南「気持ち良かった?」

……気持ち…良かったかな?

善子「……わかんない」

果南「わかんなかったかー」

胸の中がグルグルして、あれが気持ち良いのか悪いのか…
わかんなかった。

果南「じゃあ、もっとしてみる?」

善子「……え?」

果南「わかるまで……」ニコッ

そういうと果南ちゃんは、私を抱っこしてベットのある部屋に連れていく。
優しくベットに下ろしてくれた後、ほっぺを撫でてくれた……

善子「まだするの……?怖いからやだよ……」

果南「平気だよ、怖くなったらまた私がぎゅーってしてあげるから」ニコッ

果南ちゃんが私のほっぺを優しくつねりながら笑う。

善子「……でも、怖いもん」

果南「慣れれば気持ち良くなるよ……」

善子「本当……?」

果南ちゃんは「本当」と言いながら私の頭を撫でてくれた……

善子「えへへ」

うれしい……
60: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 08:02:29.14 ID:KspGJgas
善子「ねぇ……」

果南「ん?」

善子「ぎゅってして?」

果南「いいよ」ギュッ

善子「んっ!」ビクッ

これ……大好き……

ぎゅってした後、私のほっぺにキスしてくれた。
その後、果南ちゃんの顔が下に向かっていく。

善子「……?」

さっき、果南ちゃんの指にぐしゃぐしゃにされた所に……

善子「…なにするの?」

果南「んー?」

果南ちゃんが……

果南「こうするの」チュッ

私の汚ない所に口をつけた。

善子「っ!」

果南ちゃんの舌が私の中に……

善子「そんなところ舐めちゃダメだよぉ…」

果南ちゃんが……

善子「やだぁ!」ゾクッ!

ざらざらした果南ちゃんの舌が……

中で私のざらざらした部分に……

善子「っ!!!んんっ!」ビクッビクッ

また変な感覚……

胸の中で何かが渦巻いて……

これが……気持ち良い?
61: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 08:03:01.76 ID:KspGJgas
善子「やだ!」

せつない……

善子「やだぁ……」

果南ちゃん……

善子「やだぁ!」

果南ちゃんに……

善子「やだよ…」

手を伸ばす……

果南「……ん?…どうしたの?」

善子「いやぁ…」

果南「何がいやなの?」

善子「……果南ちゃんの…顔見えないの……いやぁ……」

果南「………//」

善子「せつないよぉ……」

果南「じゃ…じゃあ……さっきみたいに指でするね?」スッ

善子「あっ……」

果南ちゃんの顔が私の目の前にきた。

果南ちゃんの顔が見える……

うれしい……

果南「あんまり見つめないでよ//」
62: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 08:03:36.97 ID:KspGJgas
善子「キス……」

果南「……して欲しいの?」

善子「……」コクッ…

果南「かわいいなぁ……//」チュッ

キスしてくれた……

善子「好き……果南ちゃん……」

果南「私も好きだよ……」

善子「本当?」

果南「本当」ギューッ

また、ぎゅってしてくれた……

善子「えへへ…//」

果南「このままやるね」

善子「あっ!!」ビクッ

指がまた……私の中に……

怖いけど……

善子「っ!…果南…ちゃぁ……ん……」ビクッ

果南「なーに?」

善子「そばに…いてね?」

果南「うん……いるよ」

果南ちゃんの指が……

私の中でうごめいて……

また変な気持ちになっちゃう……
63: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 08:04:09.96 ID:KspGJgas
果南「気持ち良い?」

善子「あっ!んんっ!……わかん…ない…」ビクッ

果南「わかるようになるよ」

指が激しくなる……

善子「あっ!!やだぁ!!!」 

果南ちゃんの指がもっと激しく……

善子「やめて!!だめぇ……」ビクッ

果南「またイッちゃいそう?」

善子「こわいよぉ!果南ちゃん!!」

果南「ふふ、そばにいるよ……」ギューッ

またきちゃう……

果南「ほら、イッて良いよ……」

そんなに激しくしたら……

善子「あっ!!ひゃっ!!」

また……

……また…なにか…

なにか……


きちゃうよっ……!


善子「っ!あんっ!!んっ!やっ!あっ!!!!!」ビクッビクッ…ビクッ…ビクッ……
65: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 08:04:42.48 ID:KspGJgas
~~~


果南「気持ち良かった?」

善子「……」コクッ…

果南「ふふ、それは良かった……」

今……

果南ちゃんに抱き締められて……

凄い幸せ……

果南「ふふ」ナデナデ

善子「あっ//」

大好き……

果南「じゃあ……」

善子「……?」

果南「またしようか?」

善子「……」

またするの……?

果南「いや?」

善子「……ううん」

嫌じゃない……

むしろ……

果南「じゃあ…?」

果南ちゃんともっと……


善子「……したい…」
66: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 08:05:13.76 ID:KspGJgas
~数日後~


果南「練習終わり~!」

曜「おつかれ!果南ちゃん」

果南「おつかれ~」

曜「早く終わったし、たまには一緒に帰らない?」

果南「あーごめん、これからちょっと用事があって……」

曜「そうなんだ」

果南「ね?善子?」

善子「…え!?」ビクッ

曜「?」

善子「あっ!えぇと……そ、そうね!」

曜「?」

善子「これより闇の眷属達と天界を侵略しなければいけないの!」

曜「ふーん、よくわかんないけど」

果南「ははは」

曜「それじゃあ私は先に帰るねー」バイバイ

果南「うん、ばいばーい」

善子「さよなら~」

果南「……」

善子「……」

果南「……じゃあ」スッ

善子「……」ドキドキ

果南「行こっか?」

善子「……うん!」


おしまい
67: 名無しで叶える物語(あゆ) 2018/02/10(土) 08:05:56.19 ID:KspGJgas
誕生日おめでとう!果南ちゃん!
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『果南「あーあ、誰かに酷い事したいなぁ~」』へのコメント

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2018年5月26日
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