穂乃果「μ's崩壊物語」

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穂乃果-アイキャッチ18
~部室~

凛「うーん…」

花陽「凛ちゃんがうちに来て英語を勉強する予定が、結局何もしなくて…」

海未「こうして私が見ていないと、またいつ怠けるか…」

ことり「テストまであと何日もないんだよね…」

凛「だけど、わからないものはわからないよ…」

花陽「でも赤点だと、部活停止に…」

凛「それでも3割だよね?それなら大丈夫だよ!」

花陽「そうかなあ…」

pixiv: 穂乃果「μ's崩壊物語」 by tsugarulefthors

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海未「…そのような心構えがいけないのです」

ことり「海未ちゃん…?」

海未「”3割でいい”という気持ちでいるからだらけてしまうのです」

花陽「海未ちゃん…」

海未「もし凛が4割取れなければ、メンバー全員で登山に行きましょう」

凛「え?」

海未「すべては凛の英語の成績次第です」

ことり「う、海未ちゃん!」

海未「さあ凛、勉強しましょう?」



凛「…やだね」

海未「…なんですって?」

凛「登山には行かないよ」

海未「ほう、よくそんなことが言えますね」

凛「ことあるごとに登山登山って…」

海未「凛?」

凛「海未ちゃんは凛を遭難させたいんでしょ?」

海未「…凛、本当に怒りますよ?」

凛「へえ、逆切れするんだ」

海未「凛こそ、よくそんなことが言えますね」



ことり「海未ちゃん!凛ちゃんに謝って!」

海未「なぜ私が謝らなければならないのですか!」

ことり「海未ちゃんは凛ちゃんをいじめてるの!?」

海未「いじめですって!?私は凛を指導しているだけで」

ことり「指導!?こんなの、ことりから見たらいじめだよ!」

海未「ことりは何を見ているのですか!」

ことり「凛ちゃんは嫌がってるし、ましてみんなに無理やり登山させるなんて…!」

海未「ならば凛が真面目に勉強したら済む話でしょう!」

ことり「それを言うなら、脅して成績が良くなると思ってるの!?」

海未「これは脅しでもなんでもありません!」



花陽「凛ちゃん、海未ちゃんに謝ろう?」

凛「なんで!?海未ちゃんが勝手に言い出したんだから!」

花陽「今回は勉強しない凛ちゃんが悪いんだから」

凛「…じゃあ、みんなで登山したいの?かよちんは」

花陽「だって凛ちゃんがいけないんだよ!?きちんと勉強しないから!」

凛「登山したいならかよちんが行けばいいでしょ!」

花陽「私が登山に行かされるのも凛ちゃんの責任だからね!」



ことり「花陽ちゃん!言い過ぎだよ!」

花陽「ことりちゃん!厳しくするのも必要だよ! 親しき仲にも礼儀あり、です!」

ことり「必要!?なんで!?」

花陽「凛ちゃんが勉強しないから私達が登山に行くんだよ!?」

ことり「赤点でなければ問題ないんだよ!?」

花陽「たまには、凛ちゃんのせいでみんなに迷惑をかけていることを知るべきだよ!」



絵里「もう、どうしたのよ」

真姫「廊下まで聞こえてたわよ」

海未「凛が勉強しないからです!」

ことり「海未ちゃんが登山するって言ったから!」

凛「海未ちゃんが登山するなんて言うから!」

花陽「凛ちゃんが勉強しないから!」

にこ「…凛と海未が喧嘩して、ことりと花陽が仲裁できなかったわけね」



真姫「だけど…凛が勉強したら済む話でしょ?」

海未「ええ、そうです」

真姫「それなら凛は勉強しなさいよ」

凛「だけど『4割取れないとメンバー全員で登山』なんていうから!」

花陽「だから凛ちゃんが勉強しないから!」

にこ「まさか花陽が凛に怒るなんて…」

真姫「なるほど。凛、勉強を教えてあげるわ」

凛「ほんと!?」



花陽「真姫ちゃん!そんなのいらないよ!」

真姫「なんでそうなるのよ?」

花陽「そうやって凛ちゃんを甘やかしても、意味はないよ!」

真姫「じゃあ花陽はみんなで登山したいわけね」

花陽「仕方ないよ、たまには凛ちゃんも反省しないと」

凛「だからって勉強と関係ない登山は、する必要ないもんね!」

にこ「はあ…」



海未「…絵里は、連帯責任は重要だと思いませんか?」

絵里「え?」

海未「バレエは複数人で踊ることもよくありますよね?」

絵里「ええ、そうね」

海未「私達もラブライブ!のステージに立つ以上、メンバー1人の失敗がμ’sの敗退につながります」

絵里「なるほど、そういう意味ね」

海未「そのため凛の成績が良くない場合には連帯責任として、μ’sメンバーで登山します」

ことり「だからそれはよくないんだって!」

海未「ことりは静かにしてください!」

ことり「なんで!?意見を言っちゃいけないの!?」

海未「今これだけ強く言えるのなら、なぜあのとき穂乃果に言えなかったんですか!」

ことり「今それを蒸し返してどうするの!?」



絵里「静かにしなさい!」

ことり「絵里ちゃん!」

絵里「確かに、海未の言うことももっともね」

海未「絵里…」

絵里「だけどことりの言うことももっともだと思わない?」

ことり「絵里ちゃん…」

絵里「登山といっても…もしけがをしたらどうするの?遭難したらどうするの?」

海未「それは…気を付ければ大丈夫です!」

絵里「よく言えるわね。海未は登山経験者だから、山を甘く見るなんておかしい」

海未「登山前の準備や日頃の鍛錬をおろそかにしているから」

ことり「だから、そんなの何もやってないのにいきなり登山なんて無謀だよ!」

海未「いいえ、これも凛の成績次第です!私は曲げませんからね!」

絵里「不測の事態を何も考慮できない上に、素人を無理やり登山に連れ出すなんて…海未こそ登山者として失格よ!」



にこ「あーもううるさいわよ!結局のところ凛が勉強しないのが一番の理由でしょ?」

海未「ええ、そうです」

にこ「じゃあ凛が勉強すれば、それで解決でしょうに」

凛「だけど凛が4割取れなかったら、みんなで登山だって言うんだもん」

にこ「凛。あんたの成績で、μ’sの活動が決まるのよ」

花陽「凛ちゃん、にこちゃんの言う通りだよ」

凛「べーだ!海未ちゃんが謝るまで勉強しないもんね!」



海未「凛!さすがにもう許しません!」

凛「すぐにがみがみうるさいし、こうして登山に連れ出そうとするし…凛は海未ちゃんと違うんだからね!」

花陽「凛ちゃんこそ言い過ぎだよ!早く謝って!」

凛「かよちん言ったよね!?『厳しくするのも必要だ』って!」

花陽「凛ちゃんのことと海未ちゃんのことは別だよ!」

ことり「だけど、海未ちゃんもあまりに厳しすぎるよ!」

海未「何を言っているのです!これぐらいで根を上げるようではいけません!」

ことり「μ’sは海未ちゃんだけのものじゃないでしょ!」

真姫「そうよ!絵里も言ってたけど、登山を何だと思ってるの!?」

海未「鍛錬の場です!」

真姫「そう…それなら凛と2人だけで登山したら?」



凛「え!?真姫ちゃん!」

真姫「だいたいなんで凛の成績が悪いからって私達まで巻き込むのよ!」

にこ「真姫ちゃんの言う通りよ!私達を巻き込まないでよ!」

海未「それが連帯責任というものです!」

真姫「意味わかんない!私が何をしたって言うのよ!」



凛「真姫ちゃん話が違うよ!」

真姫「さすがに勉強不足は凛の責任でしょ!?」

凛「凛は無理やり登山に連れていかれるんだよ!?」

真姫「それは仕方ないわよ!普段凛がしっかりしていたらよかったのに!」

ことり「真姫ちゃん、海未ちゃんは4割取れなきゃ登山だって言ったんだよ?」

真姫「それでも、凛は少し真剣になった方がいいわよ!」



絵里「海未!ちょっと落ち着きなさい!」

海未「ですから私は落ち着いています!」

絵里「明らかにそう見えないわよ!」

海未「よってたかって…私の何が悪いんですか!」

ことり「海未ちゃんの気持ちはわかるけど」

海未「ことり!わかるならなぜ私を援護してくれないのです!?」

ことり「あまりにも凛ちゃんの接し方がひどいから」

海未「接し方がひどいですって!?もとはといえば凛が」

絵里「海未は自分の言動が正しいと思っているのね!?」

海未「当たり前です!そもそも、ことり達が甘すぎるんです!」

絵里「え?」



海未「穂乃果に対しても、私が小言を言ってもなだめてきますし」

ことり「それが甘いっていうの!?」

海未「そのせいで穂乃果がいつまでたってもだらしないじゃないですか!」

ことり「海未ちゃんは穂乃果ちゃんのお母さんじゃないでしょ!?」

海未「確かにそうですが、目に余るものがあります!ことりの甘やかしが悪いんです!」

ことり「海未ちゃん…!今のはことりも許せないよ!」

海未「事実を言ったまでです。不服があろうと、受け止めてください!」

絵里「つまり、海未のやり方は何もかも正しいと思っているの?」

海未「当たり前です!花陽も今まで優しすぎたんです!」



希「廊下まで聞こえてたよ」

絵里「希…」

希「どうしたの?」



海未「凛が勉強をしない上にことりも甘いから!」

凛「海未ちゃんが登山するって言うしかよちんも怒るから!」

花陽「凛ちゃんが勉強しないし真姫ちゃんも甘やかすから!」

ことり「海未ちゃんが登山するって言いだすから!」

真姫「凛に勉強を教えるのを花陽が拒否するから!」

絵里「ことりも海未も冷静でないから!」

にこ「とにかく凛は勉強しないしみんなも喧嘩をやめないから!」

希「みんなそれぞれやね…」



凛「聞いてよ!海未ちゃんったらメンバーみんなで登山するって言ったんだよ!?」

花陽「希ちゃん!たまには凛ちゃんにお灸をすえるのも必要だよね!?」

海未「連帯責任は必要だと思いませんか!?」

ことり「勉強と登山なんて何も関係ないよね!?」

真姫「登山させるならせめて凛だけにしてほしいわよね!?」

絵里「希!もう収拾がつかないからどうにかして!」

にこ「元はと言えば凛が勉強したら済む話でしょ!」

凛「だから海未ちゃんが!」

海未「凛です!」



希「海未ちゃん?本当の連帯責任なら、1人のミスをカバーするものじゃないん?」

海未「希…?」

希「そのたとえなら、誰かがミスしてもアドリブで軌道修正してくれると思うよ?」

海未「ですが、これはテストの話で!」

希「だとしたらなおさら、メンバーで登山はおかしくないかな?」



海未「…いいえ、そう思いません」

希「海未ちゃん!?」

海未「たとえカバーしようがミスはミスですからね。それは覆しようがありません!」

真姫「海未も意地を張るの止めなさいよ!」

海未「あくまでも正論を述べたまでです!」

花陽「そうだよ!真姫ちゃん達こそ、考えてしゃべってくれない!?」

真姫「考えてるわよ!とばっちりを受ける身にもなってよ!」



ことり「もうやめて!」

希「ことりちゃん!?」

ことり「みんな喧嘩して…おかしいよ!少しは凛ちゃんのことも考えてよ!」

真姫「考えてるからこうしているじゃない!」

ことり「いや違うよ!こんなに喧嘩して…ことりは嫌だよ!」

海未「ことり!」



にこ「逃がさないわよ」

ことり「にこちゃん!離して!」

にこ「ことりも学習しないわね…」

絵里「にこ…?」

にこ「自分の言いたいことだけ言って逃げてどうするつもりよ!?解決しないわよ!?」

絵里「ことり、にこのことも一理あるわよ。ここから逃げだしても」

ことり「だけどそういうにこちゃんも絵里ちゃんも何一つ解決してないじゃない!」

にこ「わざわざ喧嘩に入ってヒートアップしても困るでしょ!」

絵里「それに私も止めに入ったでしょ?」

ことり「本当は止めに入る勇気もなかったんでしょ!?」

絵里「ちょっとことり!」

ことり「絵里ちゃんだって、本当は喧嘩を止めたくないんでしょ!?」

絵里「どうしてそうなるのよ!」

ことり「生徒会長としてμ’sに入るの、最後まで嫌がってたもんね」

絵里「ことり…!言ったら悪いこともわからないの!?」

ことり「今のは言っていいことでしょ!?にこちゃんだって入部を拒否したし、ことり達のこと実は嫌いなんでしょ!?」

にこ「なんですって!?ことりもいい加減にしなさいよ!」



真姫「にこちゃんのこと見損なったわ」

にこ「ちょっと真姫ちゃん何言って」

真姫「言われてみれば、穂乃果のときも何もしなかったわね」

にこ「それは穂乃果が自分から」

真姫「そして今も止めようとしないで、ただいるだけ」

にこ「言わせておけば…!」

真姫「穂乃果のときみたいに、私にまた殴りかかるの?」

にこ「この…!」



真姫「海未もにこちゃんも、殴りかかったら?もちろん、先生に伝えるけど」

海未「真姫もよく神経を逆なでするようなことを…!」

ことり「さすがに真姫ちゃんも言い過ぎだよ!」

真姫「だから、海未だって同じことを凛に言ったでしょう?」

ことり「でも…!みんな言い過ぎだよ!」

真姫「それが何よ!」

ことり「海未ちゃんだって穂乃果ちゃんをぶちたくなかったはずだよ!?」

真姫「それだって元々はことりが言わなかったのが始まりでしょ!?」

ことり「そのときのことりの気持ちも少しは考えてよ!」



絵里「ちょっとみんな落ち着きなさい!」

凛「落ち着いてるよ!だから海未ちゃんの言うことなんか聞かないって言ったんだよ!」

花陽「だから凛ちゃんが勉強をさぼるのがいけないんだってば!」

海未「そうです!ですから何度も凛が勉強して良い成績をとれば」

にこ「海未もさすがに厳しすぎるわよ」

海未「にこ!」



にこ「赤点を回避すればいいものを4割だなんて…なるほど反発されるわね」

海未「にこも、”3割でいい”と?」

にこ「当たり前じゃない!ルールさえ守れば」

海未「にこは、アイドルにこれでいい、なんて思うのですか?」

にこ「…は?」

海未「にこが仮にアイドルになったとして、現状に満足するのですか?」

にこ「そんなわけないでしょ!」

海未「じゃあ3割で満足している場合ではありません!」

花陽「にこちゃん!海未ちゃんの言ってることもわかるよね!?」

にこ「花陽こそおかしくない!?勉強とアイドルが同じだと思ってるわけ!?」

花陽「少なくとも海未ちゃんの言うことももっともでしょ!?」

にこ「活動さえできればいいでしょうよ!」

花陽「それじゃだめだって海未ちゃんも私も言っています!」

にこ「じゃあ言うけど、私はそれでいいわ!」



絵里「あの、凛の勉強は」

凛「海未ちゃんが謝るまでしないよ!絵里ちゃんまで勉強って」

絵里「だけど凛が勉強すれば済む話だし、少しでもしましょう?赤点だと困るから」

凛「絵里ちゃんなんてしーらない!」

絵里「凛!私も怒るわよ!」



花陽「絵里ちゃん!もう凛ちゃんはほっといて!」

絵里「花陽!それはさすがにだめよ!」

花陽「いいんです!勝手に赤点取るなり登山決定するなりしても!」

絵里「花陽!いくらなんでもひどすぎるわよ!」

花陽「ひどくなんかないよ!凛ちゃんのせいでみんな巻き添えになっても!」

絵里「花陽も血がのぼってるわよ!頭を冷やしなさい!」



真姫「でも花陽も間違ってないわよ」

絵里「真姫まで…!」

真姫「凛の行為にはけじめが必要よ?」

絵里「だけど登山はちょっと…」

真姫「ええ、私もさすがにメンバー全員登山は御免よ」

絵里「それならもっと反対してもいいじゃない!」

真姫「うるさいわね!」



希「あの、みんな…」

海未「希が何を言おうと、考えを変えません!」

希「海未ちゃん!それは」

海未「これで結構です!」

希「え…」

ことり「希ちゃん、海未ちゃんはほっとこう?」

希「ことりちゃん…!でも」

ことり「でもも何も、こんなわからず屋さんはことりも知りません!」

希「それはそれでひどい…」

海未「希はことりの肩を持つのですか!?」

ことり「希ちゃんは海未ちゃんの味方なの!?」

希「いや、うちは…」



凛「希ちゃんは凛の味方だよね?」

花陽「希ちゃんは私の方を持つよね?」

希「どっちの味方も何もないよ」

凛「希ちゃんは中途半端だよ!」

花陽「どっちかはっきり決めてよ!」

真姫「希もこういうときにしっかりしてよ!」

希「え…」

にこ「希、私だって円く収めたいわよ」

絵里「希、お願い」

希「気持ちはわかるけど…」



希「みんな、いい加減もう喧嘩はよそう!」

凛「やだ!」

希「凛ちゃんだって原因はあるんよ?」

凛「海未ちゃんが怒らせたんだもんね!」

希「海未ちゃん」

海未「私は悪くありませんからね!」

希「海未ちゃんだって一言」

海未「むしろ止めようとしたことりが悪いです」

希「ことりちゃん」

ことり「ことりが何か悪いことした!?」

希「海未ちゃんに言い過ぎ」

ことり「花陽ちゃんだって結構ひどいよ!?」

希「花陽ちゃん」

花陽「凛ちゃんに厳しくすることも必要だよ!」

希「でも凛ちゃんに」

花陽「甘やかそうとした真姫ちゃんに言ってください!」

希「真姫ちゃん」

真姫「百歩譲って凛に責任はあっても、みんなに背負わす必要もないでしょ!」

希「まあでも…」

真姫「だいたいさっきからにこちゃんも止めないでいるのよ!?」



にこ「何よ、自分だって止められなかったくせに」

真姫「何ですって!?もう一回言ってみなさいよ!」

絵里「ほら!もう何回目よこのやりとり!」

にこ「うるさいわねえ…!」

希「にこっちもおさえて!」

にこ「なんでよ!真姫ちゃんから挑発してきたんだから!」

希「にこっちまで喧嘩したらいけないやん!」



絵里「だいたいにこももっと早くから止めに入ってたら」

にこ「はあ!?今そんな話はいらないわよ!」

絵里「それを言うなら今止めてみなさいよ!さあ早く!」

にこ「それどころじゃないでしょ!」

希「えりち!」

絵里「何よ!希こそ何とかしてみなさいよ!」

希「えりちまでうちに頼って…!」

絵里「しょうがないじゃない!希しかいないんだから!」

希「うちに丸投げするつもりなん!?」

にこ「さんざん止めようとしたわよ!でもできないものはできないわよ!」

希「うちにもできないことはあるんよ!」



花陽「こんな意地っ張りな子なんて、友達じゃないよ!」

凛「こんな不親切な子なんて友達でもなんでもないよ!」

海未「まったくみんな最低ですね…!」

ことり「張本人に言われたくないよ…!」

真姫「何よ…私の言い分だってもっともでしょ…!」

にこ「仮にもスクールアイドルが大喧嘩するなんて…!」

絵里「みんな歩み寄ろうともしないで好き勝手…!」

希「うちもどうにか収めようとしたけど…!」



「もう知らない!」



穂乃果(生徒会の仕事と先生との打ち合わせで遅くなっちゃった)

穂乃果「みんなお待たせ…」

「…」

穂乃果(重苦しい…だけど、どうにかしないと)

穂乃果「ねえみんな…その、何があったか知らないけど、仲直りしよう?」

穂乃果「何があったかはわからないけど…でもこのままじゃだめだよ!」

穂乃果「いっぱい喧嘩もしたけど、それでも乗り越えてきたでしょ!?」

穂乃果「みんなバラバラになっちゃうけどそれでいいの!?」



真姫「いいわよ!バラバラになったって!」

凛「別にいいもん!会いたくないから!」

花陽「それでいいです!みんな嫌いです!」

にこ「むしろ歓迎よ!アイドル研究部は所詮私だけで十分よ!」

希「みんな喧嘩して仲直りしないから!もううちも知らない!」

絵里「構わないわよ!今更仲良くする義理もないわ!」



穂乃果「え…みんな…」



海未「ことりには心底失望しました!」

ことり「海未ちゃんこそわからず屋だよ!」



穂乃果「海未ちゃん!?ことりちゃん!?ちょっとみんな!」



海未「私は弓道部に行きます。もう来ることは金輪際ありませんから」

ことり「ことりも帰るね。保健委員があるからここにはもう来ないよ」

凛「ラーメン食べに行こう。明日早速陸上部に転部しよっと」

花陽「アルパカさんのお世話をして、ご飯を食べに行こうかな」

真姫「こうなるなら、一人でピアノを弾いていた方がよかったわ」

絵里「やっぱりスクールアイドルなんて、くだらないものだったわ」

希「早く帰って受験勉強しないと。歌もダンスも試験にないし」

穂乃果「ちょっと待ってよ!」

にこ「結局ここは1人で十分なのよ。あんたも…生徒会長も出ていきなさい」

穂乃果「にこちゃん…」



穂乃果(こうして、μ’sは私のいない間に崩壊しました)

穂乃果(それも、私のせいで壊れてしまった時よりもあっけなく)

穂乃果(私のスクールアイドル活動も、もうおしまいです)

穂乃果(こんなことなら、あのときμ’sを終わらせておくべきでした)

穂乃果(私が『スクールアイドルを辞める』と言ったときに―)





ありがとうございました。(了)
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2018年5月26日
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