- ことり「もしもーし、あっ花陽ちゃん?」ズイッ
にこ「…」ズイッ
ことり「今にこちゃんと喫茶店にいるんだけど」ズイッ
にこ「…」ズイッ
ことり「うん、わかった!じゃあねー」ズイッ
にこ「…」ズイッ
ことり「…何してるの?」
にこ「あんたよ!あんたが何してんのよ!」
にこ「あんたがずっとこっち寄るから壁まで来ちゃったじゃないの!すっごい狭いわよ!」
にこ「そもそも向かい側にも椅子あるんだからそっち座りなさいよ!」
ことり「ことりはにこちゃんの隣が良いの!」
にこ「なんでよ?喋りにくくない?」
ことり「ほっぺたスリスリしたいもん!」
にこ「せめてもうちょっと包み隠して!?」
にこ「て、ていうかそれなら顔だけで良いでしょ!?何で体ごと来んのよ!?」
ことり「…したいから」ボソッ
にこ「え?」
ことり「独り占めしたいから!!!」ドンッ
にこ「っ!?」ビクッ
ことり「ハァ…ハァ…」
にこ(すっごい息当たってるんだけど…)
にこ「ちょ、ちょっと喫茶店で何してんのよ!?みんなこっち見てるんだけど!?」
ことり「にこちゃんがいけないんだよ…」ハァハァ
にこ「…は?」
ことり「こんなに可愛いのに…欲なんて抑えられないよぉ!!!」ハァハァ
にこ「何言ってんのねえ!?頼むから喫茶店で叫ばないで!?」
サワッ
にこ「ひゃあっ!な、何触ってんのよ!?」
ことり「きれいな髪…柔らかくてすべすべなほっぺた…」
ことり「そして恥じらいによって顕になったその表情…」
にこ(な、何なのよこの変態!?)
ことり「やっぱり我慢できないよぉ!」モギュゥゥ
にこ(抱きついてきた!?)
ことり「はぁ…幸せ♡」ギュゥゥ
にこ「ねえ苦しいんだけど…」
ことり(ふふふっ、ついににこちゃんを独り占めしちゃった♡)
ことり(この状況を見たら流石に花陽ちゃんでも諦めるよ)
花陽「おまたs…ええええええ!?」
にこ「た、助けて…花陽…」
ことり(驚いてる驚いてるww手応えあったかなww)
花陽「何やってるんですか!にこちゃんの隣には私が座るんです!どいてください!」グイッ
ことにこ『は!?』
ことり「諦めると思ってたのに…!」
にこ(た、助かった…)
にこ(…いや、それより花陽も!?)
花陽「いやいや、こんなことで諦める私じゃありませんよ」イケボ
にこ「何でイケボなのよ」
ことり「流石だね…」イケボ
にこ「アンタも!?」
ことり「でもやっぱり、この聖域は譲れないよ…ここは退いてくれないかな?」イケボ
にこ「何聖域って…」
花陽「それはこっちのセリフです、ことりちゃん、今すぐその場から離れなさい」イケボ
にこ「命令形!?」
ことり「一個上の先輩にそんな口聞いて大丈夫かな?」ニコッ
花陽「先輩後輩はとっくのとうに禁止されたはずですよ?」ニコッ
ことり「…どうやらお仕置きが必要みたいだね♪」
花陽「だったらこっちだって…!」
にこ「いい加減にしなさい!!!」
ことぱな『!!』
にこ「もう、わかったから…奥に入りなさい、花陽」
にこ「こんなの、にこが真ん中に来れば解決する話じゃないの…」
花陽「ごめんなさい、にこちゃん」
にこ「いやにこよりもことりに謝りなさいよ」
花陽「に、にこちゃんを思うあまりに…」
にこ「そこはいらないわよ!!スッと謝りなさいよ!!」
花陽「…し、失礼なことを言ってごめんなさい、ことりちゃん」
ことり「ううん、こっちも言いすぎちゃった、ごめんね」
にこ「全く…本当はおかしいからね?飲食店で全員同じ方向ってのは」
にこ「…」
ことり「…」
花陽「…」
にこ(どうにか揉め事を鎮めるためにこんなことしちゃったけど…)
にこ(何この気まずい空気…二人が怖い…)
ことり「」ギュッ
にこ「うわぁ!?」
ことり「はぁ…やっぱり暖かい…」ギュゥゥ
にこ「ちょ、ちょっと!?無言で抱きつくのやめなさいよ!?」
花陽「」スリスリ
にこ「いやアンタは何してんのよ!」
花陽「スベスベのほっぺたにスリスリしてるんです」スリスリ
花陽「サラサラの黒髪とも相性バツグングンなのに」スリスリ
花陽「何でみんなメロメロにならないんでしょう」スリスリ
にこ「擬音語が多いわ!!んで何相性バツグングンって!?」
ことり「花陽ちゃん、顔だけじゃなくて全身で感じてみようよ」ギュゥゥ
花陽「い、今それをしようと思ってたところですよ!」モギュゥゥ
にこ「ちょ、きつく抱きしめないで…苦しい苦しい…」パンパン
花陽「ご、ごめん」バッ
ことり「それって緩めのハグなら大丈夫ってことかな?」ギュゥゥ
花陽「あ、そっか」ギュッ
にこ「勝手に解釈しないで!?あと勝手に納得しないで!?」
ことり「にこちゃ~ん♡」ギュゥゥ
花陽「にこちゃ~ん♥」ギュゥゥ
にこ「いや全然緩めてないじゃないの!!だあああもう!!」
ことり「でも内心嬉しそう」
にこ「うるさいわ!!!」
店員「あ、あの…」
にこ「何よ!?」
店員「ヒッ!…そ、そろそろご注文の方を…」
ぱなことにこ『…あっ』
終
pixiv: 【ぱなことにこ】喫茶店ハーレム by VOLVOX
スポンサーリンク
『【ぱなことにこ】喫茶店ハーレム』へのコメント
当サイトはコメントシステムとしてDisqusを使用しています。
コメントの投稿にはDisqusへのアカウント登録が必要です。詳しくはDisqusの登録、利用方法をご覧下さい。
表示の不具合、カテゴリーに関する事等はSS!ラブライブ!Disqusチャンネルにてご報告下さい。