海未「にこって属性で例えると無属性ですよね」 にこ「は?」

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海未-アイキャッチ45
1: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:02:44.04 ID:G8Kqjl4d
in 部室

海未「火属性とか水属性とか、色々ありますが……、にこは無属性ですよね」

にこ「よくわかんないけど、バカにしてるってことでいいのかしら」ビキビキ

にこ「あんたに拳骨を落とすのは初めてになるわね」ハァー

海未「お、落ち着いてください、にこ」ビクッ

海未「話を最後まで聞いてください。ちゃんと納得するだけの理由がありますから……」

にこ「……」ジトー

海未「ですので、その振り上げた拳を降ろしてください」オドオド

にこ「フン……」サッ

にこ「まあ、とりあえず聞くだけ聞いてみましょうか」

海未「ありがとうございます」

元スレ: 海未「にこって属性で例えると無属性ですよね」 にこ「は?」

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2: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:04:44.24 ID:G8Kqjl4d
海未「ではまず……、そうですね」

海未「にこは、μ'sのことを考えていて思ったことはありませんか?」

海未「もしも○○に例えるなら、このメンバーは○○……というようなことを!」バンッ

にこ「」ビクッ

にこ「ちょっと!急に机叩かないでよ……びっくりするでしょうが」

海未「あ、申し訳ないです。……で。どうですか。考えたことありませんか?」

にこ「うーん……まあ、ないわけではないわね」

海未「でしょう!?」バンッ

にこ「」ビクッ
4: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:05:53.03 ID:G8Kqjl4d
海未「す、すみません」

にこ「……」ジトー

にこ「で。私が無属性なのはどうしてなのよ」

にこ「あんまり良いイメージないわよね。凡庸っていうか」

海未「いきなり本題に入ってしまうのも寂しいので、メンバーを順に語っていきましょう」

にこ「にこはいきなり本題でもいいんだけど」

海未「ちなみに基本は四大元素方式なので、地・水・火・風が中心になります」

にこ「話聞きなさいよ」
6: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:07:10.44 ID:G8Kqjl4d
海未「まずは穂乃果!」

海未「これはもう、火属性で決まりですよね。主人公色とでもいいましょうか」

海未「破壊と再生を司る炎は、運命の渦中に飛び込む存在が担うものですからね」

にこ「じゃあ、にこも火属性でいいでしょ」フン

海未「(無視)……全てを焼き尽くしかねない情熱と共存する、他者を惹き付け、癒やす灯火……」

海未「嗚呼、穂乃果……穂乃果ァ!私はあなたに身を焦がしています!!」

にこ「うわっ」ヒキッ

海未「というわけで穂乃果編は終わりです」

にこ「情緒不安定なの?」

海未「私は普段通りですが?」

にこ(腹立つな)
7: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:08:31.96 ID:G8Kqjl4d
海未「では次へと参りましょう。穂乃果と来たならば、ことりです」

にこ「ハイハイ、どうせ癒やしの水が~どうたらこうたらで水属性だってんでしょ。なんとなくわかるわ」

海未「え?ことりは光属性ですが?」キョトン

にこ「四大元素はどこいった!?」

海未「ことりは四大元素では言い表せない存在なので光です」

にこ「あ、そう……」

海未「ですが、さすにこです。半分は正解しています。癒やし=ことり、ことり=癒やしですからね」

にこ(まったく嬉しくない)
8: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:09:48.75 ID:G8Kqjl4d
海未「老いも若きも男も女も、敵も味方も全てを慈愛で包み込む白き聖女。まさしく光の存在。それがことりです」

海未「しかし、そんなことりを利用しようと悪の魔の手が迫るのです……」ギリッ

海未「ことり、安心してください…・ 。あなたは、私が守ります!ことりぃ!!」グスッ

にこ「うわぁ」ヒキ

にこ(こいつ幼馴染好きすぎでしょ……)

海未「というわけで、ことり編も終わりです」

にこ「さっきから切り替え早いのが気味悪いんだけど」

海未「ふふ、褒めないでください」テレ

にこ「ほんとに褒めてないけど……」

海未「(スルー)……そして次は、癒やしつながりで花陽にしましょうか」
9: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:11:10.64 ID:G8Kqjl4d
海未「花陽は考えるまでもなく土属性です。ちょっと地味なイメージがある属性なので申し訳ない気持ちもありますが……」

にこ「そうね」

海未「大自然に生きる動物たち。花陽もその中の一つにすぎないけれど、花陽は生命を愛し、生命に愛されていた……」

海未「もしも私がいくさに敗れて帰ってきたら……花陽の胸の中で眠って心の傷を癒やしたいですね」

にこ「あんたの脳内いくさはともかく、後半は、まあわかる……」

にこ「ちょうど今、すっごい癒やされたい気分だし」

海未「……次は絶対に勝ちましょう、にこ。私達を逃すために散った穂乃果のためにも……」クッ

海未「だから花陽、あと少しだけ……あなたに寄り添ってもいいですか?」ウルッ

海未「海未ちゃん、だいじょうぶ。だいじょうぶだよ……」(花陽のモノマネ)

にこ「」ゾワッ

にこ(このキモいくだりは幼馴染だけじゃないのね……)
10: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:11:56.75 ID:G8Kqjl4d
海未「え~、花陽編終わりです。花陽といえば凛なので、次は凛です」コロッ

にこ(もう何も言うまい)

海未「凛は元気いっぱいな風の子なので風属性です」

にこ「安直すぎでしょ」

海未「あと凛は走るのも早いので……風属性って運動得意なイメージありますし……」

海未「それにですね、風属性は第二の主人公属性といえます!凛だっていい気分でしょう」

にこ「凛は何属性だろうがどうでもいいでしょうよ」

にこ(いや。凛はアホだから喜ぶかもしれないか……)
12: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:13:24.28 ID:G8Kqjl4d
海未「ともかくですね」オホン

海未「気の向くままに各地を放浪し、出くわした問題に首を突っ込んで解決していく風来坊」

海未「歯に衣着せぬ毒舌と、ゴロツキどもを難なく倒す腕っぷし。各地で人々を魅了する少女。名を、星空凛と云った……」

海未、くるっとまわる。

海未「……」

海未「お凛さん、どうしても行くってのかい……?」

海未「あんたさえ良けりゃあ、ずっとアタシのところにいたって、いいんだよ……村の長だって、あんたとアタシが一緒になればって、」

海未「ーーー悪いにゃ。凛は風のように流れていくのが、性にあってるんだにゃ」(凛のモノマネ)

海未「……フン、そうかい。それならサッサと出てっておくれよ。いなくなる人間にかける情はないんだヨ」

海未「すまねぇにゃ。……ばいばいにゃ」(凛のモノマネ)

海未、戸を閉める動作。

海未「……うぅっ、お凛さんの、ばか……」ヨヨヨ

海未、くるっとまわる。

海未「というような具合で、風属性です」
13: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:14:03.24 ID:G8Kqjl4d
にこ「―――」

にこ「ついに小芝居挟みだしちゃった!」

にこ「ていうか花陽のときもそうだけど、そのモノマネなに?まあまあ似てるわね!」

にこ「それに村の長!なに女同士で一緒にしようとしてんのよ!」

にこ「そもそもなんで時代劇風なのよ!」

にこ「……はぁっ……はぁっ……」ゼェゼェ

海未「にこ、いっぱい喋りますね」

にこ「あんたのせいよ!」

海未「昨日見た時代劇がとても面白かったのを思い出しまして……」

にこ「知るか!」
15: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:16:02.55 ID:G8Kqjl4d
>>13>>14の間が抜けてました

海未「ではお次は一年生繋がりで真姫です」
14: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:15:15.13 ID:G8Kqjl4d
にこ「当然のように次に行くのね……」ゲッソリ

海未「真姫→医者→癒やしで水属性ですね」

にこ「凛に輪をかけて安直ね……」

海未「そうですか?イメージ的にもあってると思います」

海未「赤毛なので火属性っぽくはありますが、水……というより涙という印象ですね」

海未「よくある例えですが、にこがメデューサの魔眼で石化するとします」

にこ「石化ね。あるあ……ねえわよ」
16: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:16:46.48 ID:G8Kqjl4d
海未「水属性に備わる癒やしの力……、真姫は若くして最高峰の癒やしの力を行使できる天才でしたが……」

海未「そんな彼女でもメデューサの石化を完全に解くことはできず……。にこは眠りについたまま起きようとはしませんでした」

海未「自分ならば、というプライドはズタズタに。そして、にこを助けられない己の不甲斐なさに、一滴の涙がにこの体にこぼれ落ちたのです……」

海未、くるっとまわる。

海未「ぐすっ……にこちゃん、にこちゃん……!」(真姫のモノマネ)

海未「……」チラッ

にこ「?」

海未「にこちゃん……、起きてよ……!」(真姫のモノマネ)

海未「……にこの番ですよ」ボソッ

にこ「え?」
17: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:18:06.63 ID:G8Kqjl4d
海未「起きて、起きてよ……!起きなさいったら!」チラッ(真姫のモノマネ)

にこ(私に参加しろっての……!?)

海未「……」チラチラチラッ

にこ(はぁ、もう、仕方ないわね……)

にこ、目を閉じる。

にこ「……」スゥー

にこ「だれ、よ……うるさい、のは……」パチッ

海未「!」パァ

海未「に……にこちゃん……!?にこちゃん、わたしがわかる!?」(真姫のモノマネ)

にこ「なぁによ……みみもとでさわがないでよ……」ウツラウツラ

海未「にこちゃん!」(真姫のモノマネ)

にこ「きこえてるって……まき、ちゃん……」

海未「にこちゃん……!」ギュウウウ(真姫のモノマネ)

にこ「グエッ」
18: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:19:01.04 ID:G8Kqjl4d
にこ「う゛み、ぐ、ぐるじいっ」ググッ

海未「あ、す、すみません!つい、入り込んでしまいました……」パッ

にこ「勘弁してよね……」フゥ

海未「ええと、そんなわけで、真姫は涙で奇跡を起こす系水属性癒やし少女なんです。ご理解頂けたでしょうか」

にこ「真姫ちゃんがきいたら怒りそうね」

海未「言わないでくださいね」

にこ「こんなアホらしい話、あの子にしないわよ……」

海未「そうですか?まあ、いいです。気を取り直して次に参りましょう!」
19: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:19:56.54 ID:G8Kqjl4d
海未「にこ。絵里と希、どちらからがいいですか?」

にこ「急に選択制にされても困るんだけど……じゃあ、希で」

海未「いい選択ですね~。では希から語ることにしましょう」

にこ(絵里は悪い選択だったのかしら?)

海未「希は魔道に精通し、未来を見通す力を使っていくさを裏から操っていそうなのと……」

海未「闇夜に包み込まれるような包容力があるので……闇属性です」

にこ「言い方はあれだけど、普段やってることはそんな感じね」

海未「実は希は……親友を殺された過去がありまして。悲しみから、外法に手を染めたんです」

海未「戦乱を操るのも、目的のため……。そう、その親友を甦らせるという悲願のために……」

海未「……」

海未「悲しい話ですね」

にこ「事実ならね」
20: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:20:43.40 ID:G8Kqjl4d
海未「希って堕ちるときはどん底まで堕ちそうなイメージがありますよね」

にこ「……まあ」

海未「そして、絵里のことに話は移ります」

にこ(希は小芝居なしなのね)

海未「幼き頃から天才と謳われ、光属性を与えられた選ばれし者……」

海未「周囲の期待に答えようと、鍛錬を積み続ける彼女の安らぎは、家族の存在だけ……」

海未「いつしか彼女は、天から与えられた使命を重視するあまり、冷徹な存在として恐れられるようになってしまうのです……」

海未「しかし、一人の少女との出逢いが彼女を変えたのでした」

にこ「どこかで聞いたことあるような話ね」
22: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:23:48.97 ID:G8Kqjl4d
海未「―――そう、希です。彼女とのふれあいのなかで、少しずつ、元来の優しさを取り戻し始めたのでした」

海未「そして、希を介して、友人も増えていきます。なかでも、よくつるむようになったのが―――にこ、あなたです」

海未「三人は一緒に冒険し、夢を語り合い、希望に満ち溢れていました」

にこ「完全に悲劇が起きる前振りよね。ていうか希編と繋がってるんでしょ」

海未「展開予想は禁止ですよ、にこ!」

にこ「誰でもわかるでしょうよ……」

海未「とにかく、なんやかんやで、にこが死にます」

にこ「死因こだわってよ」

海未「希は魔の道へと堕ち、絵里は希を止めるために放浪の旅へと出ることに。光と闇。対になる二人の道は、果たして交わるのでしょうか」シンミリ

海未「第一部、完」

海未「……」

海未「さて。そしてようやく、にこの番です」ニコッ
23: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:24:46.67 ID:G8Kqjl4d
にこ「……ん?いや、待ちなさいよ」

にこ「あんたは?」

海未「え?」

にこ「だから、あんた自身の属性はなんなのよ。まだ聞いてないんだけど?」

海未「わ、わたしですか?」オドオド

にこ「なにキョドってんのよ」
24: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:25:24.80 ID:G8Kqjl4d
海未「だって、自分に何属性があるとか、恥ずかしいじゃないですか」テレテレ

にこ「……どの口で!?御託はいいから、さっさといいなさいよっ」

海未「うー……しかし……、でも……」

海未「……を守る……の剣士、園田海未……」ボソボソ

海未「~~~!!」カァァァ

海未「やっぱり、だめです!そんな恥ずかしいこといえません!」

海未「今日はここまでにしましょう!にこ、お先に失礼します」ダッ

にこ「ちょっ」

ガチャ、バタン

にこ「えぇ……」
25: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:26:06.26 ID:G8Kqjl4d
パタパタパタ

ガチャ、バタン

穂乃果「やっほー、おまたせ!……あれ?みんなまだなんだね」

にこ「ん」

穂乃果「あ、そういえば!さっき海未ちゃんが走っていくの見えたけど、なにかあったの?」

にこ「うーん、まぁ、色々と……」

穂乃果「色々と?」

にこ「……いや、やっぱりなんにもなかったわ」

にこ「無よ、無。にこは無属性だからね」

穂乃果「ほぇ?なにそれ」

にこ「なんでもないにこー」


その後。

海未の謎のテンションと謎の語りは、作詞のスランプによる徹夜のせいということがわかり

なんともいえない顔で海未を眺めるにこと、恥ずかしさに悶える海未の姿が部室で見られたという……。


-劇終-
26: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/05/11(金) 14:26:44.29 ID:G8Kqjl4d
おわりにこ!!
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