【かなにこ】ツインテールとハグ妖怪

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果南-アイキャッチ19
私が手を焼いた、とある女の話をしたいと思います

隙あらばハグを繰り返す正真正銘のハグ妖怪、松浦果南のことです

私はある日、ひょんなことから彼女になつかれ、毎日毎日意味もなくハグをされ続けるようになってしまいました

私が拒否しているにも関わらず、無理矢理ハグしてくることすら何度もありました

それでも私は機嫌を損ねさせないために、平静を保ち続けていたのですが

実にそれらは一週間も続き、もう耐えられない、思っていることを素直に言ってしまおう、そう私は考えt(ガチャッ

pixiv: 【かなにこ】ツインテールとハグ妖怪 by NCX

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果南「あれ?誰もいないかなん?」

…こんな話をしていたら、本人が来てしまったみたいですね

条件反射で机の下に隠れましたが、そもそも今回は私の意思を伝えることが目的だったので、すぐに出てきてしまいました

果南「あ、いた!」

果南「ハグゥ!」ギュゥゥ

にこ「痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!」

今日は一段と力が強い!

にこ「離しなさい!死ぬ!死ぬ!」パンパン

果南「ふぅ…」バッ

にこ「はぁ…はぁ…」

想像付きにくいと思いますが、本当にこんなことを毎日毎日されてたんです

彼女は私を絞って汁でも吸おうとしてるのでしょうか

果南「でも何で最初隠れてたの?」

にこ「身の危険を感じたからよ」

最終的には抱きつかれましたけどね

にこ「あのさ、そろそr「ねえ、明日休みだし今日泊まっていい?」

話を聞かない!しかも急に泊まりの話ですよ!?

にこ「いやだからあのね」

果南「妹の面倒も見てあげるからさ」

何で妹いること知ってんのよ!?

にこ「だからそうじゃなくて」

果南「それでもダメなら…」(ハグの構え)

にこ「わかったわかった!泊まらせてあげるから!」

果南「そんなに嫌なの?」

にこ「まああんなに強く抱きつかれたらねえ」

いや自覚あったのかよ

にこ「とりあえずは泊まらせてあげるけど、そろそろ自重しなさいよ?ハグするの」

果南「えぇ~」

にこ「へ・ん・じ・は?」

果南「…はい」

突然のことに困惑してしまいましたが、なんとか丸く収めることは出来たと思います

無意味なハグを完全に止めさせることは出来ませんでしたが、これで少しは大人しくなったはず、そう思っていました


【矢澤家】

にこ「ただいまー」

果南「おじゃましまーす、ごめんね急に」

本当よ!

ここあ「おねーちゃんおかえりー!」

こころ「おかえりなさいませ、お姉さま」

こころ「それはそうと、この方は…」

果南「あ、初めまして!松浦果南です!」

にこ「ごめんね、いろいろあって今日泊まることになっちゃったから」

こころ「全然大丈夫ですよ!人は多い方が楽しいですし!」

果南「ありがとう、今日はよろしくね!」

こころあ『よろしくお願いします!』



果南「そういえば名前聞いてなかったよね」

こころ「私は矢澤こころって言います」

ここあ「ここあだよー!」

果南「こころちゃんとここあちゃんだね」

こたろう「うー」

果南「あの子は?」

こころ「弟のこたろうです」

こたろう「ばっくだんさー?」

にこ「違う、全く違う」

果南「こたろうくんだね、今日はよろしくね!」

こたろう「よろしくー」

果南「でもやっぱりみんなかわいいね、ハグしたい欲で体うずいてきちゃったよ」

にこ「やめなさい」パシッ

果南「はい」


それから料理作りに出向いた私は、決して手を出さないという条件で、彼女に妹達の面倒を見させることにしました

若干の不安は残りつつも、黙々と料理を作っていたのですが…

こころ「きゃ―っ!」

やっぱり手出しやがった!

悲鳴が聞こえてきました、恐れていたことが起きてしまったみたいです

何してくれてんのよあの馬鹿!


こころ「ちょっと、何やってるんですか!」ジタバタ

果南「もう離さない♪君が全てさ♪」ギュゥゥ

こたろう「びーまいべいべー」

こころ「だから早く離してください!」ジタバタ

ここあ「これおままごとだよね?」

ガチャッ

果南「あ」

にこ「か~な~ん~?」プルプルプルプル

果南「い、いや、違うんだよ、これは…」

ゴツンッ!


果南「痛い…」ヒリヒリ

にこ「自業自得よ!全く…」

やっと自重したのか、その後の晩御飯では特に手を出す様子もなく、彼女はただ皆と楽しく話しているだけでした

風呂も一人で入らせたため、これといったことは何も起こりませんでした

私は妹達を寝かしつけた後、ついに意思を伝えようと果南の待つリビングに行きました

にこ「…果南」

果南「ん?」

にこ「あんたの方から行きたいと言い出したとはいえ、一応私も家に招いた立場上、言うのはアレかもしれない」

にこ「でも、言わせて欲しいの」


にこ「もう私に抱きつくのをやめて」

ついに言ってしまいました


果南「っ!…何で…」

にこ「もうウンザリなのよ…こっちはあんたの無意味なハグを毎日毎日され続けてるの」

にこ「もう一週間は経つわ。何日も何日も同じことをされ続ける気持ち、いい加減わかってくれない?」

果南「そ、そんな!私は良かれと思って…」

にこ「良かれと思って?あんたねえ…!」


ズドォォォン!

にこ「!?」

ブツンッ

果南「キャーーーッ!!!」

突如、停電が起きました

いつの間にか、外は大雨だったらしk「ハグゥ!」ギュゥゥゥ

にこ「ぐえっ!」

にこ「あ、あんた…まだ懲りてn…」

にこ「!」


その時、私はあることに気が付きました

果南「ぅぅ…」

彼女は、私に抱きついた後も、弱々しい声を出していたのです

その上、握る力もいつも以上に強く、これまでされてきたハグとは何かが違う…

そう、このハグには意味があったのです

「私を離さないで欲しい」というはっきりとした意味が!

流石にこの状況で振り払うのは、理不尽にもほどがある…

そう思った私は、このハグに対して逆にハグで返しました

このハグもまた「大丈夫、絶対に離れたりはしない」という意味のあるハグです

やがて停電は収まり、再び電気が付きました

果南「ぅぅ…」グスッ

彼女は泣いていました

にこ「何泣いてんのよ…」ナデナデ

果南「だってぇ…」ポロポロ

にこ「全く…あんたもう高3でしょ?」ナデナデ

果南「もうにこにハグ出来ないと思うと…ぅぅ…」ポロポロ

にこ「っ!」

こ、この女、さり気なく…!

…彼女は私が思っていたよりも、やり手だったみたいですね

にこ「馬鹿ねぇ…限度守ってくれるなら好きなだけ抱きついて良いのよ」ナデナデ

果南「!!でもさっき…」

にこ「あんたの様子を見て、気が変わったわ」

にこ「今までのこと、大目に見てあげる」

果南「…い、良いの?」

にこ「その代わり、これからはハグもほどほどにね、わかった?」

果南「…はい、ごめんなさい」

にこ「にしても、意外とそういうところあるのね、あんたも」ニヤニヤ

果南「…///」


あれから一週間、彼女の私へのハグの頻度は少なくなり、仲もより良くなりました

果南「おーい」

今考えてみれば、あの時は私も少し傲慢なところがあったのかもしれません

果南「誰と話してるの?」

これからは、私もよりもっと心を広く持ってみようt「もう、ハグっ!」ギュッ

うわあああっ!?


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2018年5月26日
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