善子「べすとふれんど」

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よしりこ-アイキャッチ5
善子「ねぇ、梨子?」

梨子「んー?」

善子「恋人とか作んないの?」

梨子「別にまだいいかな」

善子「別にって、花の大学生が言う台詞?」

梨子「よっちゃんだってそうでしょ?」

善子「私はいいのよ、別に…」

梨子「そうなんだ~」ニコッ

善子「な、なによ…?」

梨子「じゃあ、やっぱり私もいい!」

善子「ほんと、なんなのよ…」ボソッ

梨子「あっ!私、次講義だ!行って来るね♪」

善子「はいはい」フリフリ

善子「……はぁ」

🌸───────────────👿



pixiv: 善子「べすとふれんど」 by 鷹南。

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梨子「あっ、いたいた」

善子「梨子?どうかした?」

梨子「今から空いてる?」

善子「ゼミの先生のとこに顔出してからなら」

梨子「わかった。どれくらいかかる?」

善子「まあ、10分くらいかしら」

梨子「りょーかい。じゃあ、いつものラウンジで待ってるわね」

善子「ん」

………

善子「お待たせ」

梨子「お帰り、よっちゃん」

善子「で、私がなんなの?」

梨子「ほら!この前新しく出来たカフェあったでしょ!」

善子「まあ、確かにあったわね」

梨子「そこでカップルフェアしてるんだって!行ってみない?」

善子「また~?」

梨子「またとはなんだ、またとは~!ていていっ!」ビシビシッ

善子「地味に痛いからやめて。だって、そういうのこの前も行ったし、先月も行ったじゃん」

梨子「お金は出すからさ!ね?」

善子「んっ」ムニッ

梨子「ひゃっ」

善子「高校の時ほど運動してないんだから、甘いものは控えなきゃでしょ?」

梨子「ジムに行ってるし…」

善子「最近行ってないって言ったじゃない…」

梨子「え?私、そんなこと言った?」

善子「この前、飲みに言った時にジムの先生がヤらしい目で見てるから行くのやめたって…」

梨子「あ、あー…」

善子「お酒もほどほどにしなさいよね。このままじゃどうなるかわかったもんじゃないわ」

梨子「善処します…」シュンッ

善子「…………はぁ、行くわよ」

梨子「えっ?どこに?」

善子「待たせたお詫びよ。とっとと行くわよ!恋人っぽくするのめんどくさいからこれっきりだからね!」

梨子「よ、よっちゃ~ん!」ダキッ

善子「ばっ!//くっつくな!///」アセアセ

👿───────────────🌸

友人A「ねぇねぇ、梨子」

梨子「ん?なーに?」

友人A「実際どうなの?あの後輩ちゃんと出来てるわけ?」

梨子「後輩ちゃんって……。あー、よっちゃんのこと?」

友人A「そうそう。あんたたち基本一緒にいるじゃない?醸し出す雰囲気も恋人のそれって言うか…」

梨子「私とよっちゃんが?ないない~!」

友人A「ウソだ~」

梨子「ほんとに仲良いだけだしなー」

友人A「ふーん。確か、高校からの付き合いなんだっけ?」

梨子「そうだよ。可愛い後輩です♪」

友人A「むぅー……ほんとに違うの?」

梨子「だーかーらっ、違うって!」

友人A「そうなんかぁ…」

梨子「まあ…」

梨子「しいて言うなら、契約関係って言うのかな?うふふ♪」クスッ

友人A「?」

善子「梨子~、帰ろ~」

梨子「あっ、はーい!じゃあね!」

友人A「うん…」
 
「なに話してたの?」

「よっちゃんの話♪」

「いらないこと言ってないわよね…」

「どうかな?」ニコッ

友人A「ほんとに違うんかなぁ…?」

🌸───────────────👿

善子「占いをしてあげる」

梨子「あらら?そういうのはもうやめたんじゃなかった?」

善子「真面目な占いすらさせてもらえないとは…」

梨子「はい、じょーだんじょーだん」

善子「適当ね」

梨子「で、何を占ってくれるの?」

善子「手相占い」

梨子「地味ぃ…」

善子「あんたが言うか」

梨子「地味で陰湿な私は遠い彼方よ」

善子「はいはい。じゃあ、手出して」

梨子「ん」スッ

善子「…」ニギニギッ

梨子「…」

善子「…」サワサワッ

梨子「…よっちゃん?」

善子「ん?なに?」

梨子「まだかしら?」

善子「あー…まあ、ちょいと待ちなさいよ。覚えたてだから、ちゃんと見なきゃ」

梨子「ふーん」

善子「ふむふむ…」

梨子「何かわかったの?」

善子「生命線太いなって」

梨子「それくらい見ればわかるでしょ」

善子「そうとも言うわね」

梨子「というかさ」

善子「どうしたの?集中してるんだけど…」

梨子「自分の手相と見比べる意味ある?」

善子「うっ//」

梨子「よっちゃ~ん?」

善子「ほ、ほら!ここっ!」

梨子「ここがどうかしたの?」

善子「私のと似てるでしょ!良かったわね!確か、この線が入っていると幸運になるのよ!」

梨子「へぇー…」ジーッ

善子「つまり、梨子と私は…う、運命共同体ってヤツなのよ…///」

梨子「ふーん…。ねえ、よっちゃん?」

善子「な、なに?」

善子「(これはいつもの…)」


梨子『ちょっと気持ち悪いよ?』ジトッ


善子「(上手く煙に巻かれるパターンかしら)」

梨子「これ、よっちゃんと一緒ってことは不幸ってことになるんだけど?」クスッ

善子「……へ?」

梨子「だって、よっちゃん不幸体質でしょ?」

善子「あ、あー…」アセアセ

梨子「ほんと、よっちゃんって可笑しい」クスッ

善子「ッ!///」ドキッ

梨子「うふふ♪」ニコッ

善子「(ほんとこういうとこ!こういうとこがほんとにもうッ!//)」

🌸───────────────👿

善子「ねぇ、梨子?」

梨子「んー?」

善子「本当に恋人作んないの?」

梨子「だから、そう言ったでしょ?」

善子「ッ!」バンッ

梨子「きゃっ!もう、なに~?」

善子「私はあなたに本気だって言ったら?」ジッ

梨子「もう、よっちゃんってば…」

善子「…」

梨子「ここじゃ騒がしくなるからダメっ!」

善子「(あっ。これ、スルーの姿勢だ…)」

梨子「ね?」ニコッ

善子「わかったわよ…」ポスンッ

梨子「…」

梨子「(ごめんね、よっちゃん?あなたの好意は十分伝わってるよ)」

梨子「(東京に戻った私を追って、同じ大学に入って来るんだもん。さすがにわかるよ…)」

梨子「(でも、今の飾らない親友の関係がすごく心地よくて、壊したくなくて…)」

善子「リリー、今日夜空いてる?」

梨子「うわっ!それ久しぶりだね♪」

善子「えっ?今、なんて呼んだ?」

梨子「リリーって♪」ニコッ

善子「はぁー…飲んで忘れよ」

梨子「お相手します」クスッ

梨子「(私が勇気をちゃんと持てるようになったら、この関係に終止符を…)」

梨子「(ううん、違うわね)」

梨子「プレリュード、元気かな?」

善子「急にどうしたのよ?」

梨子「なんでもない♪」ニコッ

善子「変な梨子…」

梨子「(始まればいいな、なんて…♪)」

おしまい

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2018年5月26日
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