ギャル木田「まる姉、また本読んでる……」

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花丸-アイキャッチ21
1: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/07/08(日) 19:11:33.52 ID:e/uLuvsi
バサッ

花丸「わっ! いきなり読んでる本を取り上げないでよ……」

ギャル木田「まる姉はいつも本読みすぎ! こんなのばっか読んでると、ますます陰キャまっしぐらだよ!?」

花丸「えと……陰キャ、ってなあに?」

ギャル木田「……根が暗い感じの性格のキャラ、ってみたいな意味。ったく、こんくらい常識だよ?」

花丸「だってそんな言葉、本には載ってないもん……」

ギャル木田「そりゃ、まる姉の読む本には出てこないわよ。……はーあ、あたしたちって、双子なのに性格が真逆だよね。どうしてなのかな……?」


的なね

元スレ: ギャル木田「まる姉、また本読んでる……」

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8: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/07/08(日) 19:24:57.44 ID:e/uLuvsi
ギャル木田「まる姉さぁ、こういう本のどこがいいの?」

ペシッペシッ

ギャル木田「無駄に分厚いし、細かい字とか難しい例えばっかで読みづらいし、おまけに挿絵もないし……」

ギャル木田「こんなの読むより、ファッション雑誌とか読んでた方が、あたしら的にはすんごく為になると思うけど?」

花丸「小説はね、想像の旅なの。文字から情景を思い浮かべて、例えから心情を理解して、自分の頭の中にその場面の挿絵を描くんだよ。……確かに読み解くのは苦難の連続だけど、それを乗り越えた先の景色は……絶景ずら?」

ギャル木田「……言ってる意味がさっぱりわかんない。あたしはまる姉と違って頭良くないから、そういうの一切、理解できないわ……」

花丸「とにかく、一度読んでみることをオススメするよ」

ギャル木田「まっ、気が向いたらね」

花丸「ところで、なんでオラの部屋に来たの?」

ギャル木田「あー、そうだった。ばあちゃんがご飯できたら呼んでこい、って」

花丸「あっ、もうそんな時間なんだ。……ちなみに、今日のご飯はなあに?」

ギャル木田「あたしらの好きな……ばあちゃん特製肉じゃが♪」

花丸「やったっ♪」ワーイ
12: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/07/08(日) 19:37:27.40 ID:e/uLuvsi
ーーー夕食後


ギャル木田「はぁ、お腹いっぱいだ。やっぱ
ばあちゃんの肉じゃが最っ高っ♪」

ギャル木田「まる姉が先にお風呂入ったし、あたしは食後のデザートのアイスでも食べようかなぁ……?」

ギャル木田「……ん、これはさっき、まる姉が読んでた小説だ……」

パサッ

ギャル木田「ご丁寧に、猫の顔のしおりが挟んである……ていうかまる姉、読み進めるのはっや! これ昨日くらいに買ってきてた本っしょ……もう半分以上読んでんじゃん……」

ギャル木田「まる姉すげーなー……鈍臭いし、おっちょこちょいなところもあるけど、こういうところはマジすごいわ……」

ギャル木田「……」


>花丸「小説はね、想像の旅なの。文字から情景を思い浮かべて、例えから心情を理解して、自分の頭の中にその場面の挿絵を描くんだよ。……確かに読み解くのは苦難の連続だけど、それを乗り越えた先の景色は……絶景ずら?」

>花丸「とにかく、一度読んでみることをオススメするよ」


ギャル木田「……」
19: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/07/08(日) 19:42:08.95 ID:e/uLuvsi
キョロキョロ

ギャル木田「……まる姉はまだお風呂から出てきてない……よね?」

ギャル木田「まる姉がそこまで言うなら……一度チャレンジしてみようじゃんか……」

ペラッ

ギャル木田「バレないように、しおりの挟んであるところが読んでこ……どうせ話なんて、わかっんねーんだし……」

チラッ

ギャル木田「……」
24: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/07/08(日) 20:08:27.55 ID:e/uLuvsi
ペラッ

ーー「ああっ、和男さん、和男さん……!」

ーー櫻子は、和男の背中を強く抱きしめながら、何度も何度も和男の名前を叫んだ。

ーー和男が腰を、櫻子に激しく打ち付ける。その度に、櫻子は喘ぎを和男の耳元に漏らす。

ーー甘く、切ない吐息を孕んだ声は、和男の中の櫻子を愛する情熱を更に燃やし、益々腰の動きは加速する。

ーー和男のピストン運動は、さながら、産業革命期に開発された大型原動機のように、荒々しくも何かを産み出さんとする、爆発を見せていた。

ーー和男の愛を一身に受ける櫻子は、ただ淫らな声を上げ続け、脚を和男の背中に絡ませていた。

ーーやがて、和男のそれに行為の終局を告げる知らせが届き、和男は櫻子に短く問うた。

ーー「櫻子、出すぞ」

ーー「出して」

ーー短く返答を告げると、和男は腰の動きを早くし、一物に力を集中させた。

ーー和男と同時に、櫻子も和男の全てを迎え入れんと、連結している門戸を、窮屈にして求めた。

ーー「櫻子っ! 櫻子……!」

ーー「和男さんっ! 和男さん……!」

ーー二人な互いの名前を呼び合い、口づけを交わす。舌を絡め、抱きしめる腕を強くした。

ーーそして、和男の陰茎に集中力が途切れ、櫻子の膣内に熱いパトスを勢いよく、全て注いだのだった。
27: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/07/08(日) 20:14:53.01 ID:e/uLuvsi
ギャル木田「ちょっ、ちょっと、何これ……///」

ギャル木田「言い回しとかイマイチわかんないから、文章のふいんきから察するに……えっ、これって……つまり……ヤってるん、だよな……///」

ギャル木田「和男が、櫻子にその……中出ししたって、ことなんだよな……///」

ギャル木田「……ええ……///」

ギャル木田(まる姉、ウブっぽいと思ってたけど……こんなん読んでたのかよ……マジかよ……)

ギャル木田(……あたしだって、こんなの少コミでしか読んだことなくて、まだ経験ないけど……けど、まる姉よりはマシだと思ってたけど……)

ギャル木田「……マジかよ、まる姉……///」
29: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/07/08(日) 20:24:19.11 ID:e/uLuvsi
花丸「ふぅ、いいお湯だった……あっ」

スタスタ

花丸「おーい、マルお風呂から上がったよー。次入るずら?」

ギャル木田「あっ、まる姉……///」

花丸「どうしてそんなに顔が赤いの……?」

チラッ

花丸「あっ! これ、オラが読んでた小説! もしかして、挟んであったしおりのページを移動させたね!? そうずら!」プンプン

ギャル木田「ち、違うし、そんなことしてないし……ちょっと、読んじゃっただけだし……」

花丸「……ページが変わってなかったらいいけど。これからどんどん面白くなるところだから……」

ギャル木田「あの、さ。まる姉……」

花丸「ん? どうしたの?」

ギャル木田「まる姉のこと、見くびってたっていうか……その……す、進んでんだな///」

花丸「えっ、どういうこと?」

ギャル木田「す、すっとぼけやがって、こ、このっ……エッチがああああ///」

花丸「え、え、えエッチ!?」

ギャル木田「エッチエッチエッチ! あーもう……エッチ!!」

バタバタバタ

花丸「ちょっと、マルがエッチ、ってどういうこと? 一体なんのことずら!?」



終わり
59: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/07/08(日) 21:44:03.11 ID:e/uLuvsi
ミーンミーンミンミンミーン……

ギャル木田「あー、あっついよー……」グデーン

ゴロゴロ

ギャル木田「なんにもしてなくても、あっついよぉ……」ダラーン

花丸婆「これ、あんまりばあちゃんの部屋でゴロゴロしくさってはいかんずら」

ギャル木田「だって、ばあちゃんの部屋がうちで一番風通しが良いから、まだ涼しいんだもん……それでもあっついけど」

ユサユサ

ギャル木田「ねえ、ばあちゃん……エアコンつけよー? いい加減早くつけないと、暑さで死んじゃうよー」

花丸婆「じいちゃんもばあちゃんも、エアコンの風は苦手ずら。だから、扇風機で充分。というか、オラに頼むよりお父さんとお母さんに頼むべきずら?」

ギャル木田「お父さんもお母さんも取り合ってくれねーの……だから、ばあちゃんだけが頼りなの、命綱なの」

花丸婆「それを言うなら切り札ずら?」

ギャル木田「どぉーっちでもいいよー……」
64: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/07/08(日) 21:48:22.61 ID:e/uLuvsi
スタスタ スタスタ

ギャル木田「はあーあ、結局ばあちゃんの部屋から追い出されちゃったよ……ばあちゃんのケチ……」

ギャル木田「こういうところが、田舎の嫌なとこだよなあ……やっぱ都会に生まれたかったわ……」

ギャル木田「……そういや、まる姉どこいった?」

ギャル木田「おーい、まる姉ぇー!」

「ここだよー」

ギャル木田「あ、返事きた。……縁側の方から聞こえてきたな、いってみよ」
71: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/07/08(日) 21:54:07.06 ID:e/uLuvsi
ギャル木田「まる姉、縁側で何してんの……?」

花丸「ふふっ、極楽極楽ずら……」

ギャル木田「……たらいに水張って、足突っ込んで涼んでる……」

花丸「暑い日は、こうするに限るずら。……どう? 隣空いてるけど、座る?」

ギャル木田「なんかじじくさくて嫌なんだけど……」

花丸「そんなこと言うなら、場所譲ってあげないよ」プイッ

ギャル木田「冗談だって。でも……気持ち良さそうだから、あたしも足入れてみようかな……」

花丸「素直にそう言えばいいのに。ささっ、どうぞどうぞ」ニコニコ
81: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/07/08(日) 22:05:29.86 ID:e/uLuvsi
ピチョン

ギャル木田「きゃっ! ……うっわ、冷たっ」

花丸「氷も入れてあるからね、直ぐに足も慣れるよ」

ギャル木田「……あぁ、気持ちいい……足首から冷たいのが全身に伝わってくる……」ヒエヒエ

花丸「これさえあれば、夏の暑さも怖くないずら?」

ギャル木田「いやそれでも、やっぱエアコン欲しいって」

花丸「エアコンの風は、オラ苦手ずら。冷えすぎてお腹壊しちゃうから……」

ギャル木田「ばあちゃんと同じこと言ってる……。っていうかそれは、まる姉がいつもおへそ見せて寝てるから……」

花丸「……いつもじゃないずら! たまに、ずら!」プイッ

ギャル木田「そんな大差ねえーよ」
86: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/07/08(日) 22:17:38.50 ID:e/uLuvsi
ギャル木田「なぁ、まる姉……」

花丸「なあに?」

ギャル木田「まる姉は、こんな田舎に生まれたことに……後悔とかしたことないの?」

花丸「全然、したことないよ」

ギャル木田「嘘っ、あたしなんかしょっちゅう後悔するんだけど。買い物したくても、沼津まで行かなきゃいけないし、その交通手段もバスの本数少ないし」

花丸「だから、高校は沼津の高校にしたんだっけ?」

ギャル木田「そうだよ。けど……バスが少ないから、放課後も友達と遊んだりできないし、ほんと嫌んなっちゃう」

花丸「ふふっ、遊びたい盛りだもんね」

ギャル木田「いや同い年でしょ、双子なんだし」
91: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/07/08(日) 22:27:46.90 ID:e/uLuvsi
花丸「確かに、どこへ行くのも不便だったりするし、虫がたくさん飛んでくるのは嫌だけど……」

花丸「でも、此処にはルビィちゃんやじいちゃんとばあちゃん、お父さんとお母さん、そしてみんながいるから……」

花丸「……生活の利便性は良くすることはできても、人との繋がりを良くするのは難しいずら? その人との波長の合う合わない、っていうのもあるし」

花丸「マルはのんびり屋さんだから、この内浦の空気がすごく合ってるし……みんなも、そんなオラのことを優しくしてくれるから、オラはこの町が大好きだよ」

ギャル木田「なんか、達観してんね……ほんとは15歳じゃないでしょ」

花丸「双子だから年は一緒ずら」
97: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/07/08(日) 22:36:43.18 ID:e/uLuvsi
ギャル木田「なんか、まる姉に相談したのが馬鹿だったかなあ……」

チャプチャプ

ギャル木田「……確かに、此処にはみんないるもんね。じいちゃんもばあちゃんも、お父さんもお母さんも、まる姉も、ね」

ギャル木田「ばあちゃんのご飯が食べられるのは、内浦のこの家だけだもんね……」

ギャル木田「……わかった! もうあたし、此処のこと嫌いにならない!」

ギャル木田「けど、せめてこの近くに、大きなショッピングモールが欲しい! あとバスの本数増やして欲しい! それさえあればもう文句言わない!」

花丸「そういうのは、ルビィちゃんのお父さんに直談判するしか無いと思うよ……」

ギャル木田「一緒に直談判行こうよ! ルビィと友達でしょ、まる姉!?」

グイグイ

花丸「オラを巻き込まないでほしいずら……」
107: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/07/08(日) 22:42:34.13 ID:e/uLuvsi
ギャル木田「なんだよぉ。協力してよ、まる姉……」

チャプン

ギャル木田「協力してくれないと……これだ!」

花丸「ひゃっ! 背中に小さくなった氷を入れないで……冷たいよぉ!」プンプン

ギャル木田「にしし、協力してくれないともっと入れちゃうぞぉ……!」

花丸「そっちがその気なら、こっちも……!」

ピシャッ

ギャル木田「きゃっ! まる姉、水かけやがったなあ!」

ピシャッ ピシャッ

花丸「オラそんなにたくさんかけてないずら!」

ギャル木田「ははっ、倍返ししてやったった!」ケラケラ
115: 名無しで叶える物語(神宮) 2018/07/08(日) 22:53:07.15 ID:e/uLuvsi
花丸婆「おーい、お昼の時間ずら……って、あんたたちびしょ濡れじゃない、何があった?」

花丸「ちょっと、縁側ではしゃぎすぎた……」ビチョビチョ

ギャル木田「まる姉がたくさん水かけるから……」ビチョビチョ

花丸婆「……まあ、二人とも暑さを忘れて遊んでたのなら、それでいいずら。ささっ、ご飯食べような」

花丸「ばあちゃん、今日のお昼はなあに?」

花丸婆「今日も今日とて、お中元で頂いたお素麺ずら」

ギャル木田&花丸「えー、またお素麺!? お素麺飽きたー」

花丸婆(この子ら、性格は全く真逆なのに、食べ物の好みは一緒なんだなぁ……)



終わり
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2018年5月26日
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