梨子「ポッキーと理事長と」

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鞠莉-アイキャッチ16
1: 名無しで叶える物語(湖北省) 2018/11/11(日) 21:00:57.24 ID:YrcoX0Id
梨子「こっちの書類は片づけちゃっていいですか?」

鞠莉「ええお願いするわ。右の棚でいいわよ、一番下」

梨子「わかりました…っと」

鞠莉「Be careful. 重いわよー?」

梨子「先に…言ってくださいよもう」

鞠莉「ふふ、ごめんごめん。梨子の困ってるとこ見たくってね」

梨子「お手伝いを困らせないでください…それにしても、いつもながら書類の量すごいですね…全部一番下でいいですか?」

鞠莉「ええ。 Thank you. 本当はね、トップに回ってくる書類何て一枚程度でいいのよ」

梨子「でも鞠莉さんは、全部見たいんですね」

鞠莉「要領が悪いって、よくダイヤに言われるわ」

梨子「部活終わった後に、こんな遅くまでまた仕事したら心配されますよ普通」

鞠莉「でも目を通しておきたいじゃない? 報告だけじゃなくて、経緯とか考えとか想いとか」

梨子「鞠莉さんは本当に好きなんですね、この学校のこと」

鞠莉「もちのろんよ。好きじゃなかったら…この椅子には座れないわ」

元スレ: 梨子「ポッキーと理事長と」

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2: 名無しで叶える物語(湖北省) 2018/11/11(日) 21:01:50.62 ID:YrcoX0Id
梨子「鞠莉さんのそういうところ、私は好きですよ」

鞠莉「仕事もだけど、梨子のこともね?」

梨子「嬉しいですね」

鞠莉「もう、そういう冷たい反応…初々しい梨子の愛はどこへ行ってしまったのかしら?」

梨子「どこへも行ってませんよ…そろそろお茶入れますか?」

鞠莉「そうね、お願いしてもいい?」

梨子「わかりました、ちょっと待っててくださいね」

鞠莉「と、これも一緒にお願い」

梨子「何ですか…ってポッキー? 珍しいですね」

鞠莉「ええ、チカっちから貰ったのよ。買ってきたはいいけど食べ忘れたって」

梨子「ああ、そういえばポッキーの日でしたね、今日」

鞠莉「ティータイムにはちょっと不釣りあいだけど、折角だしね」

梨子「わかりました、一緒に用意しますね」
3: 名無しで叶える物語(湖北省) 2018/11/11(日) 21:02:40.00 ID:YrcoX0Id
鞠莉「んー、このチープな感じ、たまらないわねー」

梨子「その発言、ちょっと反感を買いますよ」

鞠莉「ノンノン、褒めてるのよ。高価ではないけれど、そこそこ美味しくて安いくて気軽に手に入る、素晴らしいと思わない?」

梨子「あまり褒めてるように聞こえませんが…」

鞠莉「まぁあんまり食べなかいからね、こういうお菓子…梨子は好きなの?」

梨子「好きですよ。自分から買うことって少ないですけど、時折食べたくなりますし」

鞠莉「梨子はお菓子食べなさそうだもんね、そのスタイル見れば」

梨子「もう、セクハラ発言で訴えますよ?」

鞠莉「でも部下ならともかく、wife なら大丈夫じゃない?」

梨子「わたしはまだワイフは早いです、ちなみにその発言もセクハラですからね?」

鞠莉「おお、怖い怖い」
4: 名無しで叶える物語(湖北省) 2018/11/11(日) 21:03:30.54 ID:YrcoX0Id
梨子「お菓子はあまり食べないですけど、食べるときはポッキーが多いかもしれませんね」

鞠莉「チョコが好きとか?」

梨子「いえ、手が汚れにくいので。もちろん美味しいですし」

鞠莉「なるほどね」

梨子「考え事してたり、勉強とか作曲とか…ちょっとしたときに口にできるのは楽ですから」

鞠莉「んーわかるわ。マリーもこれからはポッキー常備しようかしら。女子高生とポッキーって結構画になるのよね」

梨子「常備は止めてくださいね」

鞠莉「あら? マリーはには似合わない?」

梨子「この場所にはあまり…ではなくて、手が汚れないって言っても絶対じゃないですし」

鞠莉「それもそうね」

梨子「それに、鞠莉さんの書類は私たちのと違ってとても大切なものなんですから。注意してくださいね」

鞠莉「その大切な書類の整理を一学生に任せちゃってるのなオッケーなのかしら?」

梨子「本当はダメなんじゃないんですか?」

鞠莉「っていても責任はマリー持ちだから no problem なんだけどね」

梨子「全然ノープロブレムじゃないですよ」

鞠莉「気にしない気にしない。あ、いいこと思い付いたわ」

梨子「また突拍子もないことですか?」
5: 名無しで叶える物語(湖北省) 2018/11/11(日) 21:04:20.89 ID:YrcoX0Id
鞠莉「書類が汚れない食べ方よ」

梨子「そこまでしてポッキー食べたいんですか?」

鞠莉「問題があったら解決策を練るのよ、基本でしょ?」

梨子「いや何が基本かわかりませんが…それで、どんな方法ですか?」

鞠莉「梨子が食べさせてくれればいいのよ」

梨子「…鞠莉さんが書類整理してる時にですか?」

鞠莉「そう、よくあるじゃない? 手術中に汗、って言って拭かせる光景。あれを真似て『ポッキー』って」

梨子「ものすごくカッコ悪くないですか? 私は常にポッキー持ち歩いて鞠莉さんの隣に立つと?」

鞠莉「いい案だとおもうなけどねー」

梨子「全然いい案じゃないですよ…」

鞠莉「ちょっと試してみない? 梨子、ポッキー」

梨子「えぇ…ほんとにやるんですか…はいどうぞ」

鞠莉「ふぇんふゅー……んー、いい感じじゃない? 楽だし」

梨子「私は楽じゃないです」
6: 名無しで叶える物語(湖北省) 2018/11/11(日) 21:05:18.94 ID:YrcoX0Id
鞠莉「んー没かー…梨子、ポッキー」

梨子「まだやる…って、え? なんで私の方に差し出されるんですか?」

鞠莉「そのまま咥えて」

梨子「え、はい……ふ、ふわえまひは」

鞠莉「そしたらそのまま…マリーの口に持ってくるの」

梨子「……」

鞠莉「ポッキーゲーム。教室で話してるの聞いたの、試してみたくって…それじゃ始めようかしら……あむ」

梨子「んっ!」

鞠莉「っへ……んもう、いきなり折るとか反則じゃない?」

梨子「反則じゃないです、私の負けです」

鞠莉「あら、マリーの勝ちかしら? やったわ! じゃなくて、梨子はポッキーゲームは嫌い?」

梨子「鞠莉さんとなら、嫌いじゃないです…たぶん勝てますし」

鞠莉「それじゃ、何故?」

梨子「…ポッキーで鞠莉さんのキスの味、薄まっちゃうの…イヤでしたから」
7: 名無しで叶える物語(湖北省) 2018/11/11(日) 21:06:21.08 ID:YrcoX0Id
鞠莉「Oh……」

梨子「……っ!」

鞠莉「…リンゴみたいに真っ赤なっていくわ…可愛いわね」

梨子「ちゃ、茶化さないでください!」

鞠莉「ふふっ、久しぶりに梨子の戸惑う姿見たわ」

梨子「ま、鞠莉さんだって人のこと!」

鞠莉「梨子の好きだもの、素直な可愛いとこ見せられたらマリーだって照れるわよ?」

梨子「うぅ…せ、折角抑えてたのに…」

鞠莉「あらそうなの?」

梨子「鞠莉さんと…す、好きな人と二人っきりだから…本当はいつも緊張してるんですよ?」

鞠莉「いいことを聞いたわね。最近クールを装ってるわねーとか思ったけど」

梨子「全然…クールじゃないです。でも、この先鞠莉さんの隣にいるなら、鞠莉さんに似合うようにカッコよくならなくちゃって」

鞠莉「梨子…」

梨子「でもダメです…表面繕っても、鞠莉さんといると…緊張しちゃって…」
8: 名無しで叶える物語(湖北省) 2018/11/11(日) 21:08:12.82 ID:YrcoX0Id
鞠莉「あーん、もう! 梨子ったら可愛すぎよっ!」

梨子「ちょ、ちょっと! いきなり抱き着かないで下さい! し、心臓止まっちゃう…!」

鞠莉「りーこ」

梨子「な、なんですか?」

鞠莉「いいのよ、二人きりの時くらい。ううん、二人きりの時だからこそ、他に見せない梨子の姿、マリーに見せて」

梨子「ま、鞠莉さん…」

鞠莉「好きよ、梨子…大好き…」

梨子「わ、私も大好きです…だから」

鞠莉「ええ…混じり気の無い、二人だけのキス…しましょ?」
9: 名無しで叶える物語(湖北省) 2018/11/11(日) 21:08:58.00 ID:YrcoX0Id
おわり
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2018年5月26日
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