ゆる募:SSネタ

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花丸-アイキャッチ11
1: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2019/01/22(火) 22:04:58.88 ID:kfm6k7oJ
お好みのカップリングとお題を5個くらいいただきたいです
遅筆だけど甘やかして♡

元スレ: ゆる募:SSネタ

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2: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2019/01/22(火) 22:06:08.92 ID:UEz5ZTHS
かなまる
ぎぃやぁぁをちゃんとしたSSで
16: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2019/01/22(火) 22:21:53.38 ID:kfm6k7oJ
「ぎぃやぁぁぁあぁぁぁぁあああ!!」

花も恥じらう女子高生が、それもマルみたいな文学少女(自分で言うのもおかしいけど…)が、こんな声を上げるなんて、あのときは思っても見なかったずら――

初めてのぎぃやぁは、学園祭の出し物で演劇部の皆さんとAqoursのみんなで劇をやることになったときのことです。

のちに魔王カナンとなる魔人がやってきた最初の村で、いちばん最初にやられる役、それがマルでした。

このとき、魔人は実際はまだ悪の心が芽生えておらず、人間にとってあまりにも強い力で抱き締めてしまったがためにマルがとんでもなく痛がってしまい、人との共存を諦めてしまう――そんな裏のストーリーがありました。

演劇部の方の指示で、果南さんにはそれっぽく抱き締めること、おらにはとにかく痛そうにして欲しいと頼まれました。

「うーん、それっぽくって言っても…いつもよりちょっとだけ強くハグすればいいのかなん?」

「ハグで痛いって相当な力ずら…おらも頑張って痛そうにしてみるよ。」

そして実演。果南さんはおらをぎゅっと抱き締めました。あったかくて、周りが海のにおいでいっぱいになったとおもって安心していたら――

ぎりぎり、ぎちぎちと音が聞こえるかのごとく、万力のような力でおらを締め上げていきます!やばいずらやばいずら!!
23: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2019/01/22(火) 22:33:12.03 ID:kfm6k7oJ
(マル、あったかいなあ…)

「あ、あう…ちょっと、かな、がふ…」

「おー、さすがアイドル、緊張とかは無さそうだねー! じゃ、村人花丸ちゃんもセリフいってみよーか!」

万力の中で、もぞもぞと動くおらは、なおも締め付けられながら演劇部さんの声を聞きます。

痛そうな声を出す、というのは、本当に痛いときでなければ実は難しいことである。だって、歯を食いしばって耐えようとするから――いつか読んだようなフレーズが、頭の中に浮かびます。

いや、読んでいなくてもマルが後に日記に書き記したことでしょう。

しかし、この状況をなんとかして次のシーンにいってもらうためには、難しくてもやらなくてはなりません。

おらは、今までの人生でもいちばん大きく口をあけ、息を吸い、ライブで歌うためにケアしていた喉のこともなかったことにして、叫びました。

「ぎぃやぁぁぁあぁぁぁぁあああ!!??」

「おっほ♡ うーん、おっけ!w 痛そう! w じゃあ次のシーンは――」

もうろうとした意識の中で、おらはOKサインを聞きました。
26: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2019/01/22(火) 22:43:47.52 ID:kfm6k7oJ
「うーん… ん…?」

目を覚ましたときは保健室、側には不安そうな顔をした果南さんがいました。

「あ、起きた? えーっとごめんね…ちょっと、強かったかな、あはは…」

なんでも、マルは軽い酸欠のようなものになったらしく、果南さんが保健室まで運んできてくれた、とのことです。

「ほんとに、ごめんね」

ぽつりと言った果南さんは、とても、申し訳なさそう――いや、寂しそうな表情でした。

「なんていうか、あー…この配役、ハマってるよね? 馬鹿力の怪物、魔人カナン。演劇部のえーちゃんはそんな意識はしてないかもだけどさ」

「馬鹿力…」

ふと思い出すのは、船のパーツをもぎ取ったときのことで、確かに、とマルは表情で肯定してしまっていたのかもしれません。そして、それを見た果南さんはいっそう表情を暗くして――

「演劇だけのはずだけど…ちょっと、寂しくなるね。『魔人カナンは、普通の人と共存できない』なんて、さ…」

珍しく、というか初めて聞いた、果南さんの震えた声と、初めて見た目に浮かぶ滴に、おらは――
29: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2019/01/22(火) 23:02:30.18 ID:kfm6k7oJ
「そんなことないよ! そんなことないずら! 一緒にいて欲しいし、もっとハグして欲しいずら!!」

思ったままを吐き出していました。

「ま、マル…?」

確かに痛かったけど、なんだか、さっきの果南さんは、なんだか、なんだか…!

たくさん本を読んでいても、肝心なときにはピッタリはまるフレーズなんて浮かんでこなくって、マルはただ不器用に果南さんを励ますのでした。

「ご、誤解ずら! そもそも…そう! 知ってるかな、人間は、本当に痛いときは歯を食いしばっちゃうから、大きな声は出せないものなんだよ!」

「あ、そ、そうなの…? んーでも、じょあなんでマルは倒れて…?」

「それはー、それは…マルも専門家でもないからわからないずら…けど…」

どんくさいマルだけど、なんだかこのときは、必死になって果南さんを元気づけないとダメな気がしました。

「そう! 果南さんも聞いたはずだよ、おらが目一杯息をすってから叫んだこと! あんなことしたら内臓に負担がかかって当然ずら!」

「んんん? んー…まぁでも… うん?」

…なんだか腑に落ちてないようだけど、もう一押し。こわいけど…

「…じゃあ、もう一回、さっきみたいにハグして欲しいずら。」

「え"」

「マル、あんなの全然平気だってこと、ちゃんも果南さんにもわかって欲しいもん。果南さんがどんなに強くハグしても、それでもぎぃやぁって叫んで、そうすることで痛くないって証明するずら。果南がみんなと一緒にいていいって、証明するんだ!」

「……」

果南さんは、じっと黙りこんで、そして、ちょっぴりだけ安心した顔になって、

「わかった。じゃ、マル。証明の――ハグ、しよ。」

 

\ぎぃやぁぁぁあぁぁぁぁあああ!!/

  

そんなこんなで、果南さんは自分のことで悩んだら、おらをぎゅーっとするようになりました。正直やばいずら。でも、そのあととっても安心した顔をするものだから、おらも頑張ろうって思うんだ(?)。

これでまるのお話は――いや、まると水ゴリラのお話はおしまい。
31: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2019/01/22(火) 23:07:14.39 ID:kfm6k7oJ
というわけで>>2でした。無茶苦茶言いやがってこの野郎…。
お気に召していただけたら幸いです。

>>18
ありがとう、一緒に書こう!
俺はもらった順番に書いていくから、被るのイヤだったらちょっと離れた安価を狙っておくれよ。あと個人的には中の人ネタはちょっと詳しくないので、それを消化してくれると助かるっす。

あと、ネタだけじゃなくて感想貰えると嬉しいよ。
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2018年5月26日
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