花丸「殺人事件ずら?」

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花丸-アイキャッチ6
1: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 20:08:25.73 ID:pCamSjq/
とある長期休暇、無人島にて

鞠莉「ようこそ! マリー島へ!」

千歌「そんな名前なの?」

鞠莉「今名付けマシタ!」

果南「お金持ちなのは知ってるけど、無人島まで所有してるとは恐れ入ったよ」

ダイヤ「それにしても、なんでこんな無人島に別荘を作ったんですか?」

鞠莉「うーん……元々リゾート地として開発する予定だったけど、よくよく考えればこんな広くもない島に人が来るわけないって気が付いたの♪」

花丸「よくよく考えなくても分かりそうずら……」

曜「でも、鞠莉ちゃんって船の操縦できるんだね。憧れちゃうよ」

鞠莉「よく休暇にクルージングするから、船の操縦くらいは自分で出来ないとね!」

果南「まさか鞠莉が一級船舶免許持ってるとは思ってなかったよ。私はまだ18歳じゃないから取れないのに……」

千歌「果南ちゃんはこの船操縦できないの?」

果南「うん。私が持ってるのは二級だから色々制約があるんだよね~」

ルビィ「スケールが大きすぎて、ついていけないよぉ……」

鞠莉「じゃあ、早速別荘に案内してあげるからついてきて♪」


別荘前

花丸「はえー……おっきいずら……」

善子「でも、やけにボロいわね」

鞠莉「外見はよくないけど、中は掃除をしてあるから快適なはずよ」ガチャ

元スレ: 花丸「殺人事件ずら?」

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3: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 20:10:51.91 ID:pCamSjq/
梨子「本当だ……すごく綺麗で広いラウンジ……」

曜「キッチンもすごく立派であります!」

鞠莉「じゃあ、早速鍵を渡すわね。一年生は一階で、二三年生は二階よ」

花丸「マルが101、ルビィちゃんは102で善子ちゃんは103ずら」

千歌「じゃあ私は一番端の部屋! 201ね」

曜「私、千歌ちゃんの隣!」

梨子「それなら、私はその隣の203で」

鞠莉「じゃあ私が204で、果南は205、ダイヤは206ね」

千歌「曜ちゃん、梨子ちゃん、荷物置いたら海で泳ごうよ!」

ダイヤ「待ちなさい、千歌さん。何のために私達がこんな無人島に来たか忘れていませんか?」

果南「そうそう、ダイヤの言うとおりだよ。練習のために来たんだから遊ぶのは後だよ」

千歌「えー……」
4: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 20:12:17.42 ID:pCamSjq/
ダイヤ「千歌さんが言ったのよ。誰にも遠慮しないで声が出せて、時間も気にしなくて良い練習場が欲しいって」

千歌「そうだけど……少しくらいいいじゃんか~」

花丸「四日もいるんだし、一日くらいは遊んでもいいんじゃないかな?」

ルビィ「うん……ルビィもちょっとくらいは遊びたいかも」

ダイヤ「仕方ありませんね……果南さんも良いですか?」

果南「まあ四日間全部練習って言うのも味気ないしね。でも、その代わり今日はしっかり練習するよ」

千歌「うん! 曜ちゃん、梨子ちゃん部屋見に行こう!」

鞠莉「二階に上がる階段は急だから気をつけてね」

千歌「分かった~」

善子「本当に分かってるのか不安になるわね……」
5: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 20:14:49.55 ID:pCamSjq/
練習後 1日目午後7時

千歌「疲れた~」

梨子「こんなにしっかり練習できたの久しぶりかも」

花丸「お腹減ったずら~」

善子「そういえば、ご飯は誰が作るの?」

鞠莉「今日は私と曜で作るわ!」

曜「了解であります!」



午後8時

果南「お、カレーだね。合宿っぽい」

曜「海鮮たっぷりカレーだよ!」

鞠莉「シャイニーカレーデース!」

千歌「これってもしかして釣ったの?」

鞠莉「私が実家から運んできたものよ」

善子「鮑に……蟹に……これは何? 鯛?」

鞠莉「ふぐデス!」

ダイヤ「また悪趣味な……」

花丸「でも、美味しいからOKずら!」モグモグ
6: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 20:17:12.60 ID:pCamSjq/
鞠莉「そうだ! 私こんなもの持ってきたの」

梨子「ビデオカメラ?」

鞠莉「これで合宿の様子を全部メモリーに収めるの!」

ルビィ「食べないと冷めちゃうよ……?」

鞠莉「そうデシタ! カメラは端の方に置いておいて……」

果南「電源切らなくて良いの? 電池は大丈夫?」

鞠莉「コンセントと繋いでるから大丈夫よ♪」

梨子「それにしても、今時スマホが圏外になる場所なんてあるんだね」

花丸「そういえば電話はあるのかな?」

鞠莉「ないわよ。こんなところに引くわけないでしょ?」

ルビィ「そ、それって……も、もし、何かトラブルが起きてもどこにも連絡できないってこと?」

ダイヤ「心配ないですわ、ルビィ。鞠莉さんの船には無線がついていますから」

鞠莉「それに船を全速でとばせば、すぐに人のいる島にいけるからノープロブレム!」
7: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 20:19:05.41 ID:pCamSjq/
千歌「あ!」

曜「どうしたの、千歌ちゃん?」

千歌「そういえば、鍵なくしちゃったんだよ。ラウンジに下りる前に部屋の鍵閉めようとしたらなくなっちゃってたんだ」

梨子「練習から戻ってきた時はあったよね? 部屋に入れたわけだし」

千歌「うん……どうしよう……」

鞠莉「しょうがないわね~。合い鍵があるから、それを使うといいわ。折角だから皆にも教えとくわね」


玄関すぐ横の管理人室へ

鞠莉「この管理人室のキーボックスの中に、全部屋の合い鍵があるからなくした時はここから取ってね。
合い鍵もなくしたらそれ以上はないから絶対になくしちゃ駄目よ?」

千歌「はーい」

花丸「誰でも取れる状態でいいずら?」

善子「どういう意味よ」

花丸「別に変な意味じゃないずら」
8: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 20:21:33.78 ID:pCamSjq/
再びラウンジ

果南「この別荘ってお風呂ないの? 部屋にはなかったし、それっぽい部屋もなかったよね?」

ダイヤ「そうですわ。練習後にお風呂に入れないなんてぶっぶーですわ!」

鞠莉「安心してくだサーイ! ちゃんと外に大浴場がありマスから! 温泉じゃないけどね」

千歌「やったー! あとで皆で入りに行こうよ!」

鞠莉「大浴場って言っても、九人は入れないデスよ」



午後十一時 ラウンジ

果南「明日の朝はジョギングするんだから、もうそろそろ寝ない?」

千歌「えー、まだ私勝ってないよ~」

曜「大富豪はまた明日の夜やろうよ」

梨子「うん。睡眠不足で今日以上の練習したら倒れちゃうかも」


花丸「またマルの勝ちずら~」

善子「もう! なんでそんなに将棋強いのよ!」

鞠莉「次! 次は私の番!」

善子「ふふふ、次こそは我の秘めたる力が解き放たれる……」

ダイヤ「あれ、ルビィはどこ行ったの?」

善子「疲れたから、先に寝るって部屋に戻ったわよ」

ダイヤ「ちょっと様子を見てきますわ。貴方たちもルビィを見習って早く寝なさい」

果南「私はもう一度お風呂入ってから寝よっと」
9: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 20:23:50.76 ID:pCamSjq/
2日目 午前六時半

「きゃあああああああああああああ」
花丸(ん……梨子ちゃんの声?)
花丸(ゴキブリでもでたずら?)ガチャ

花丸「梨子ちゃん、どうしたずら?」

梨子「あ……ああ……鞠莉さん……」

花丸(階段?)
花丸(階段には怯えた表情で口をおさえている梨子ちゃんと、首が変な方向に曲がった鞠莉さんがいた。頭を階段の段差に打ったのか、大量の血が階段から流れ落ちてきていた。誰が見ても死んでいるのは明らかだった)


曜「なんで……こんな……」

ダイヤ「きゅ、救急車! 救急車を!」

花丸「もう……死んでるずら……」

千歌「ど、どうすればいいの? 果南ちゃん、どうすればいいの?」

果南「わ、私だって分からないよ……」

花丸「階段から落ちたのかな?」

善子「それ以外になにがあるのよ!」

花丸「と、取りあえず遺体を動かさないと、二階から下りることもできないずら」

果南「ごめん……わ、私……無理、かも」

ダイヤ「私が運びますわ」

花丸「マルも手伝うずら」
11: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 20:29:29.48 ID:pCamSjq/
ラウンジ 午前7時


花丸「とりあえず、無線で連絡するずら。もう助からないとしても、このままにはしておけないよ」

曜「果南ちゃん……大丈夫?」 サスサス

果南「駄目……また吐きそう……」

千歌「うええええええん……なんで鞠莉ちゃん……」ヒックヒック

善子「無線の操作なんて私達にはできないし、果南の復活待ちね」

果南「ごめんね……」

ダイヤ「仕方ありませんわ。こんな……こんなこと……」

花丸「あれ、そういえばルビィちゃんは?」

善子「こんなことがあったのに、まだ寝てるの?」

ダイヤ「私が起こしてきますわ」


数分後

ダイヤ「ルビィが全然起きませんわ……何度呼びかけても、扉を叩いても物音一つしない。鍵が閉まってるので中にも入れませんわ」

花丸「それなら合い鍵を使うずら」
12: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 20:31:50.84 ID:pCamSjq/
管理人室のキーボックス前

花丸「この鍵……変形してる?」

ダイヤ「どうしたんですか?」

花丸「102の鍵が変形してるずら」

曜「変形?」

花丸「多分熱したかなんかしてだと思うんだけど、形が明らかに変」

ダイヤ「一体誰がこんな悪戯をしたんですか!」

「……」

善子「兎に角、この鍵じゃ扉は開かないってことよね」

梨子「じゃ、じゃあ……どうすれば?」

曜「窓。窓だったらガラスだし、ルビィちゃんの部屋は一階だから閉まってても割って入れるはずだよ」
13: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 20:35:53.54 ID:pCamSjq/
外のルビィの部屋の窓前

花丸「窓も施錠してあるずら」

善子「じゃあ割るしかないわね」

梨子「これ、ちょうど良い石」

曜「とりゃ」パリーン

花丸「手を入れて鍵をあけてっと」

102号室内

ダイヤ「そんな……」

花丸(そこにはベッドで横たわって目を閉じているルビィちゃんがいた。彼女にかけられている布団は赤く染まって、ナイフが突き立っていた)
花丸(確認するまでもなく死んでいる。そう思ったけれど、念のため脈を確認する)
花丸(ゆっくり首を振ると、背後でダイヤさんが泣き崩れる声がした)



ラウンジ 午前7時15分

果南「ルビィちゃんが殺された?」

千歌「じょ、冗談……だよね?」

曜「……」

梨子「……」

花丸「もう四の五の言ってられないずら。一刻も早く無線で救助を呼ばないと」

果南「うん。分かった」
14: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 20:38:26.18 ID:pCamSjq/
ボート乗り場


果南「焼けてる……」

花丸「焼けてる?」

果南「操縦席に火がつけられたんだ。機器が全部駄目になってるよ……」

花丸「無線は?」

果南「無理。操縦だって多分できない」

花丸「それって……」

果南「私達……この無人島に閉じ込められたってことかな?」
15: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 20:40:02.15 ID:pCamSjq/
ラウンジ 午前7時半

曜「私達、ずっと無人島にいなきゃいけないってこと?」

花丸「四日経っても帰ってこなかったら、家族が捜索願を出してくれるはずだから、それに関しては問題ないずら」

千歌「でも……最低でも四日は、このままってことだよね?」

善子「そうね……」

ダイヤ「許せませんわ……ルビィと鞠莉さんを殺した犯人が許せませんわ」

梨子「そうだよね……鞠莉さんが殺されたって可能性もあるんだよね……」

ダイヤ「そうに決まってますわ!」

果南「でも、誰が……」

花丸「手分けして探すずら。この島からは船じゃないと出られない。だけど、マル達が来た船以外に船はないずら」

ダイヤ「つまり、犯人はまだこの島にいますわ」

果南「分かった。じゃあ二手に分かれて島と別荘をそれぞれ探そう。そんなに広くない島だし、数時間で調べ尽くせるはずだよ」
17: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 20:41:53.27 ID:pCamSjq/
二時間後

花丸「別荘内には誰もいなかったずら」

果南「外にもいなかったよ」

曜「もしかして、海?」

果南「それはないと思うよ。今日は相当海が荒れてるし、私達に見つからないような深い場所に長時間いたら流される」

ダイヤ「つまり、どういうことですか?」

善子「この島に第三者はいないってことよ」

花丸「ルビィちゃんを殺した犯人はマル達の中にいる……ことになるずら」

千歌「そんなの嘘だよ!」

ダイヤ「私が、ルビィを殺すなんてあり得ませんわ! 私以外の誰かに決まってますわ!」

果南「そんなこと言ったら、私だって鞠莉を殺すなんて出来るわけないよ!」

ダイヤ「鞠莉さんにも、ルビィにも関わりが薄い人が犯人よ!」

千歌「やめてよ! 人を殺す理由なんて誰も持ってるわけないよ! 関わりが薄いとかそんなので殺すわけない!」

果南「千歌……」
18: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 20:44:14.17 ID:pCamSjq/
花丸「オラが捜査するずら」

善子「何言ってるの? こんな時に探偵ごっこなんて――」

花丸「こんな時にふざけてると思われるかも知れないけど、オラ推理小説よく読むから皆よりは知識があるはずだよ」

曜「でも、マルちゃんに死体を調べさせるなんて……」

花丸「犯人を許せないのもあるけど、オラはこれから被害者が増えていくことだけは避けたいずら」

花丸「だから、捜査して少しでも怪しい人を見つけたい!」

千歌「マルちゃん……」

花丸「だけど、皆からすればマルだって怪しい。だから、一人だけマルに付き合って欲しいずら。マルが変なことしないか見張ってて欲しいずら」

助手>>20

花丸(まだ犯人は分からないけど、手伝ってもらう人は出来るだけ怪しくない人がいいずら)
21: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 20:47:23.27 ID:9y+v1Xsh
曜ちゃん
26: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 20:56:19.65 ID:pCamSjq/
糞雑マップ
https://dotup.org/uploda/dotup.org1777210.png
1550488105-レス26-画像

階段は鞠莉の死体
カメラは鞠莉のビデオカメラ
keyは管理人室にあるキーボックス
36: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 21:53:16.43 ID:pCamSjq/
曜「私がやるよ」

花丸「曜ちゃん……多分辛いと思うけど大丈夫ずらか?」

曜「私は馬鹿だし、役に立たないと思うけど。でも、二人のことが大好きだったから……絶対に犯人を見つけたい」

花丸「じゃあ、曜ちゃんはマルについてきてほしいずら」

花丸「マルと曜ちゃんが確認したことはとりあえず正しい。皆にはそういう認識でいて欲しいずら」

千歌「どういうこと?」

花丸「マルだけがここの鍵は閉まってたとか、そういうことを伝えてももしマルが犯人だった場合いくらでもねつ造できるずら」

千歌「マルちゃんが犯人なの!?」

善子「話を最後まで聞きなさい!」

花丸「でも、マルと曜ちゃんが確かめたことなら信憑性は高くなるずら。仮にどっちかが犯人でもお互いが監視し合えば現場で証拠を隠すなんてこともできないから」

果南「正直私は二人の死体なんて見たくないから、そうしてくれるとありがたいかな……」

梨子「共犯かもしれないなんて言ってもきりがないしね……分かった。二人の言うことは信じるよ」

ダイヤ「分かりましたわ」
38: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 22:49:32.47 ID:pCamSjq/
2日目 午前9時半 102号室 ルビィの部屋

花丸「まずはルビィちゃんの部屋の現場検証をするずら」

曜「現場検証なんてできるの?」

花丸「勿論正確な検証はできないずら。でもやらないと」

曜「台所からビニール手袋持ってきたよ」

花丸「ありがとずら!」

花丸「窓ガラスの破片が散らばってるから気をつけるずら」


証拠品『割れた窓ガラス』合い鍵が使えなくなっていたため、花丸達が割った窓ガラス。鍵は間違いなく閉まっていた。

花丸「ルビィちゃんの死因は胸を刺されたことによるもので間違いないずら。見たところ外傷は他にないずら」

曜「この包丁……昨日、私が使ってた……」

花丸「じゃあ、多分曜ちゃんの指紋がついてるずらね……」

曜「も、もし……警察が来たら私が逮捕されるってこと?」

花丸「分からないずら。でも料理中に曜ちゃんがこの包丁を使ってたって証言できるのは一緒に料理してた鞠莉ちゃんだけだから……」

曜「そんな……」
40: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/18(月) 22:54:45.50 ID:pCamSjq/
花丸「とりあえず血の乾き方と硬直具合から見て、死後1~2時間ってことはなさそうずら。多分昨日の夜から明け方くらいが死亡推定時刻ずら」

曜「すごいよ、マルちゃん! よく分かるね!」

花丸「本で読んだずら。曜ちゃんから見ても、布団の血とかこの血だまりの乾き方からついさっき殺された感じじゃないのは分かるはずずら」

曜「そうだね。確か見つけた時点でも血は乾いていたよね」


証拠品『ルビィの死亡状況』胸を一突きされて死亡。死亡推定時刻は一日目の夜から明け方頃。包丁には曜の指紋が残されている(はず)。


花丸「殺害方法自体はすごくシンプル。誰だってできるずら」

曜「で、でも、この部屋は密室だったよ? 鍵だって、ほら机に置いてある。私達が一緒に入った時もあそこにあったよ」

花丸(机には102号室の鍵が置いてある。最初にこの部屋に入った時も間違いなく置いてあったので、犯人が入った後には置いてないずら)


証拠品『102号室の鍵』ルビィの部屋の机に置いてある鍵。102と書かれたキーホルダー型のタグがついている。突入時には部屋にあった。


曜「鍵が部屋の中にあって、窓の鍵も閉まってたんだからこの部屋には入れないはずだよね? 犯人はどうやって部屋に入ったんだろう?」

花丸(部屋に入るのはドアと窓しかない。それに鍵だけ通せそうな隙間もないずら。もし部屋にある102の鍵を使って鍵を閉めても、部屋の外から机に鍵を戻すことは不可能ずら)
花丸(犯人はどうやって部屋に入って、鍵を部屋に置いたまま密室状態を作ったずら?)
花丸(>>41->>43
花丸(集めた証拠品の中にヒントがありそうずら)
41: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2019/02/18(月) 23:09:58.62 ID:aRGGUjSx
部屋にある鍵はタグを付け替えた別の部屋のもの
犯人は本物の鍵を使って外に出た
43: 名無しで叶える物語(笑) 2019/02/18(月) 23:15:23.63 ID:Eyp1jIs0
合い鍵を使って部屋を出た後に合い鍵を変形させた
44: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2019/02/18(月) 23:21:27.39 ID:R67T2qwS
ルビィちゃんはそもそも鍵を掛けていなかった


ちなみに連番でアンカー飛ばすときは
>>××-○○
みたいにするとついてくれるずら
45: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/19(火) 00:58:50.74 ID:HSP3mxEF
花丸「ここに置いてある鍵のタグだけ別の部屋のタグの可能性はないずら?」

曜「タグを付け替えたってこと?」

花丸「そうずら。このタグはキーホルダーだから付け替えられるずら」

曜「なるほど!それなら鍵を部屋に置いたままでも密室に出来る!マルちゃん頭いい!」

ガチャ

花丸「普通にあいたずら」

曜「うーん……違うかあ……あ、でも今は元に戻しただけで入った時は別の鍵だったとかはどうかな?」

花丸「マルは誰がこの部屋に行くとき、全部に付いていったずら。出るときも最後の人が現場を弄ってないか見てた。他の人がいないか別荘内を捜索したの時も善子ちゃんとダイヤさんが変なことをしてないかは常に見ていたずら」

曜「それってさ、最初から皆を疑ってたってことだよね?」

花丸「それは……」

曜「ごめん、マルちゃんは皆のために頑張ってるのに変なこと言っちゃった」

花丸「……」

花丸「そ、それでマルと果南ちゃんがボート乗り場に行っていた時に誰かこの部屋に入ってた?」

曜「皆ラウンジから一歩も出てないよ」

花丸「それだったら、入ったときも今もこの鍵はずっと102号室の鍵だったのは間違いないずら」


花丸「元々ルビィちゃんが部屋の鍵を閉めてなかった可能性はないかなあ?」

曜「それって……ダイヤさんが嘘ついたってこと?」

花丸「うーん……」

曜「それに私達が部屋に入った時、鍵閉まってなかったっけ? 皆を呼ぶ時に扉の鍵を開けたよ」

花丸「確かにそうだったような気がする……じゃあ、最初から閉まってなかった可能性はなさそうずらね」

花丸「普通に考えれば合い鍵を使ったんじゃないかな?」

曜「あ、そうだったね。そういえば、合い鍵があった。でも、変形してて使えなかったような?」

花丸「そんなの鍵を閉めた後に変形させればいいずら」

曜「それもそうだ……ってことは?」

花丸「誰でもできたってことずら。鍵の場所は皆知ってたから」

曜「犯人は分からないってこと?」

花丸「現段階ではそうとしか言えないかなぁ」
52: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/19(火) 07:53:08.48 ID:HSP3mxEF
2日目午前10時 階段 鞠莉の死体付近


花丸「鞠莉ちゃんの死因は多分首の骨の骨折ずらね」
花丸(いつも笑顔の鞠莉ちゃんからは想像できないくらい苦しそうな顔ずら……)

曜「鞠莉ちゃん……相当痛かったんだね。せめて目は閉じさせてあげよう……」スッ

花丸「この階段は急だし、電気が点いてなかったら踏み外すこともありそうだけど……ルビィちゃんのことを考えると殺された可能性も十分にあるずら」

曜「殺されたとしたら突き落とされたのかな?」

花丸「階段を上りきるところに隠れて、思い切り突き飛ばせば果南ちゃんくらい運動神経が良くても落ちちゃうと思う。それに、この階段は手すりがないから」

曜「なんだろうこれ?」ガサゴソ

花丸「この別荘の玄関の鍵だと思う。鞠莉ちゃんがこれを使って開けてるの見たずら」

曜「あ、これ鞠莉ちゃんの車の鍵だ!」


証拠品『鞠莉の鍵束』別荘の玄関の鍵や車の鍵、船の鍵などがついている。
54: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/19(火) 08:35:47.47 ID:HSP3mxEF
花丸「鞠莉ちゃんの死体も、ルビィちゃんの死亡推定時刻とあんまり変わらなそうかな。血だまりがしっかり乾いてるずら」

曜「この血だまり、ちょっとかすれてない?」

花丸「本当ずら。一階の廊下部分の血が引き伸ばされてる?」

曜「乾ききる前に拭こうとしたのかな?」


証拠品『鞠莉の死亡状況』首の骨を折ったことが死因。階段から突き落とされた可能性が高い。身体が変な風に引っかかって一階の廊下まで滑り落ちずに階段の途中で止まっている。
死亡推定時刻は一日目の夜から二日目の明け方。階段から滴り落ちた血が一階廊下の部分だけ引きのばされている。


花丸「指を怪我してるずら」

曜「本当だ、擦りむいてる。何の怪我だろう?」

花丸「突き落とされた時に咄嗟に壁を掴もうとして擦りむいたずら?」

証拠品『鞠莉の手の傷』右手の指の腹の擦り傷。おそらく落ちるときに壁に手をついて擦ったもの。

曜「ねえ花丸ちゃん。ちょっと思ったんだけど、階段から突き落として殺すのっておかしくない?」

花丸「おかしいずらか?」

曜「この階段は急だし、突き落とされたら無傷じゃすまないと思うんだけど死ぬとは限らなくない?」

花丸「確かに……そうずら。もしかして、殺してしまったのは犯人も想定外だった可能性もあるのかな?」

曜「それに音だって凄いはずだよ。こんなことして皆が起きてきたら大変だよ」

花丸「この別荘は防音がしっかりしてるみたいずら。今朝の梨子ちゃんの叫び声だってマルの部屋にはほんの僅かしか聞こえなかったよ」

曜「言われてみればあの時間起きてたけど、梨子ちゃんの声あんまり聞こえなかったなあ」

証拠品『別荘の防音設備』部屋の中にいると、外の音はほとんど聞こえない。

曜「犯人は分かった?」

花丸「分からないよ……。というか、こんなの誰だってできるずら」

曜「でも、一階のマルちゃんと善子ちゃんには難しくない?」

花丸「なんで?」

曜「だって鞠莉ちゃんを突き落とした後、自分の部屋に戻らないといけないんだよ? それに今朝も身体を避けながら下りるの難しいから、死体を動かしたじゃん」

花丸「うーん……難しいかもしれないけど、多分無理ではないずら」

曜「結局白紙かあ……」ガックリ

花丸「分からないことは多いけど、分かったことも増えたよ。とりあえず皆に報告するずら」
55: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/19(火) 14:00:33.80 ID:HSP3mxEF
2日目 午前十時半 ラウンジ

花丸「かくかくしかじかずら」

千歌「犯人は分からなかったんだ……」

果南「しょうがないよ。マルちゃんだって素人なんだから。ここまで調べただけで十分すごいよ」

梨子「それじゃあ、これからどうしましょう……」

善子「とりあえず一人にならないことだけは徹底するわよ」

ダイヤ「私にはルビィを殺した犯人が分かりましたわ」

花丸「え? そんなはずないずら!」
花丸(ルビィちゃんの部屋には誰でも入れたはず。一人に絞れるわけなんてない)

ダイヤ「鞠莉さんが最期に遺してくださった決定的な証拠がありますわ」

曜「決定的な証拠?」

ダイヤ「それと、先程の花丸さんの捜査結果を聞けば犯人はあの方しかいないと貴方達も分かるはずですわ」
61: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/19(火) 20:14:15.33 ID:HSP3mxEF
ダイヤ「これに見覚えあるでしょう?」

梨子「それって……鞠莉ちゃんのビデオカメラ?」

ダイヤ「そうですわ。このカメラは昨日鞠莉が皆の合宿風景を撮ろうとラウンジに置いていたもの。皆の笑顔が大好きな鞠莉さんらしいですわ」

果南「そういえば、そんなこと言ってたね」

ダイヤ「このカメラの位置的にラウンジの大部分が映るようになっていたんですわ」

善子「……!!!!」

ダイヤ「顔色が変わりましたわね」

善子「ち、違っ……」

花丸「もしかして……」

ダイヤ「さっき花丸さんは犯行時刻が昨日の夜から明け方あたりと言ってましたわね?」

花丸「うん」

ダイヤ「じゃあ、このビデオカメラの映像を早送りで見てみましょう」

善子「……」タキアセ
63: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/19(火) 20:16:52.35 ID:HSP3mxEF
千歌「これ……善子ちゃんだ!」

ダイヤ「薄暗くて見にくいですが、この背丈と服、髪の形は間違いなく善子さんですわ。しかも時間は午前三時半。花丸さんの言った死亡推定時刻とばっちりあいますわ」

梨子「この後は誰も通ってないみたいだね……」

ダイヤ「ルビィと鞠莉さんの死亡推定時刻あたりに管理人室に向かったのは善子さんだけですわ。つまり、ルビィの部屋の合い鍵を取りに行けたのは貴方だけですわ!」


証拠品『ビデオカメラの映像』ラウンジに置かれたビデオカメラによって録画されたもの。午前三時半に善子が玄関の方の扉を開ける様子が映されている。


善子「こ、これはトイレに行っただけよ! 地震があって目が覚めちゃったから……」

ダイヤ「地震? 昨日地震で起きた人は善子さん以外にいますか?」

「……」

ダイヤ「ほら、嘘ですわ。他の六人が誰一人感じていない地震を善子さんだけ感じたなんておかしいですわ」

善子「ち、違う! 私は本当にトイレに行っただけで……」

梨子「なんで地震なんて嘘をついたの? トイレに行っただけだったらそんな嘘つく必要ないと思うんだけど……」

善子「う、嘘じゃないわ! ず、ずら丸は信じてくれるわよね? 私はルビィを殺したりなんかしないわ!」

花丸「確かに善子ちゃんは怪しいかもしれない。だけど、嘘をつくにしても地震なんて嘘をつくのは違和感があるずら」

ダイヤ「焦って咄嗟に口走ったんでしょう。それとも、まさか地震が起こったことを証明できるんですか?」

善子「地震情報を見れば……」

千歌「でもここ圏外だよ?」

ダイヤ「大方確かめようのないことを言って誤魔化そうとしたに決まってますわ」

花丸(もし、善子ちゃんが嘘をついていないとするならば、『地震』が起きた証拠品を突きつける必要がありそうずら)
>>64-65 証拠品を突きつけるor文章でも可
64: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/02/19(火) 20:22:59.07 ID:A1OZvXbX
誰かの部屋で、本来倒れていないものが倒れていた
65: 名無しで叶える物語(SB-iPhone) 2019/02/19(火) 20:27:10.29 ID:TCmf+3Lr
お昼にみんなで遊んだジェンガが崩れてた
66: 名無しで叶える物語(笑) 2019/02/19(火) 20:27:54.51 ID:Z9V3j15e
鞠莉が落下した
69: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/19(火) 22:33:56.34 ID:HSP3mxEF
花丸「どこかの部屋で何かが倒れた時の振動ずら」

ダイヤ「どこかの部屋で何かが?」

果南「流石にちょっと曖昧すぎないかな?」

花丸「ずら……」

花丸「お昼にみんなで遊んでいたジェンガが崩れたずら!」

梨子「……」

千歌「……昨日のお昼は練習してたから、そもそもジェンガなんてしてないよ」

善子「ずら丸……貴方って子は……」

ダイヤ「あまりふざけないでもらえます?」

花丸「い、今のは全部冗談ずら。本当に言いたかったのは鞠莉ちゃんのことずら!」

ダイヤ「鞠莉さんの?」

花丸「鞠莉ちゃんが階段から落ちた時、おそらくそこそこの振動があったはず」

曜「あ、そういえば……善子ちゃんの部屋って……」

花丸「そう、階段のすぐ横ずら。だから、善子ちゃんだけが振動を感じたのに他の人は振動を感じなかった」

ダイヤ「ま、待ってください! もし、そうだとしたらなんで善子さんは鞠莉さんの死体に気が付かなかったんですか?」

花丸「電気が点いてなかったからだと思う。それに鞠莉ちゃんの死体は階段の途中で止まっていたから、意識して階段の方を見ないと気づかないずら」

善子「そ、そうよ! 地震って言ったけど、多分鞠莉が階段から落ちた時だったのよ!」

果南「つまり、鞠莉の死亡時刻は午前三時半のちょっと前で確定ってこと?」

花丸「ほぼ間違いないずら」

千歌「良かった~、やっぱり善子ちゃんじゃなかったんだね」

善子「何が良かった~、よ! 疑ってたくせに!」

千歌「わ、私は信じてたよ!」

ダイヤ「だ、だからといって、善子さんが犯人じゃないということにはなりませんわ」

ダイヤ「犯人だからこそ、鞠莉さんが落ちた時刻を知っていて、咄嗟にそれっぽい嘘をついただけかもしれないですわ!」

花丸「善子ちゃんが鞠莉ちゃんを殺した後に管理人室に鍵を取りに行って、ルビィちゃんを殺したって言いたいずらか?」

ダイヤ「そうですわ」

花丸「それはおかしいずら」

ダイヤ「何がおかしいんですか?」

花丸「善子ちゃん、靴の裏を見せてくれほしいずら」

一応指定してますが、安価は書き始める前なら拾います
正解があればそれで進んで、なければ正解は出ずに進めます
70: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/19(火) 22:34:37.79 ID:HSP3mxEF
善子「靴の……裏? え……」

千歌「赤い……これって血、だよね?」

ダイヤ「やっぱり……これこそ善子さんが犯人って証拠ですわ」

花丸「違うずら。これこそが善子ちゃんが犯人じゃない証拠ずら」
果南「どういうこと?」

花丸「これは鞠莉ちゃんの死体付近の写真ずら。この一階廊下部分の血痕を見て欲しいずら」

曜「拭き取ったみたいな形跡があるよね」

花丸「これは拭き取ったわけじゃないずら。暗くて血があることに気が付かなかった善子ちゃんが通った後ずら。乾いた後に通ってもこうはならないずら」

ダイヤ「あっ……」

花丸「もしも、善子ちゃんが鞠莉ちゃんを殺したのであれば血に気が付かないなんてことあり得ないずら!」ビシッ

ダイヤ「でも、知らないふりをしたのかもしれないですわ!」

花丸「そんなことをして善子ちゃんに何のメリットがあるずらか?」

ダイヤ「当然、疑われないためですわ」
71: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/19(火) 22:40:00.47 ID:HSP3mxEF
梨子「それっておかしくない?」

千歌「梨子ちゃん、おかしいってどういうこと?」

梨子「ダイヤさんの言うとおりだとすると、善子ちゃんは始めから疑われることが分かってたってことになるよね?」

果南「わざわざ知らないふりをしたくらいだもんね」

善子「本当に知らなかったのよ!」

梨子「でも、善子ちゃんが疑われるきっかけになったのってビデオカメラがあったからだよね?」

花丸「……ビデオカメラの存在に気付いていたという前提がないとダイヤさんの推理は成り立たないずら」

ダイヤ「そ、それは……ビデオカメラの存在を知っていて、でもラウンジを通りたかったから血があることを知らないふりをすることで疑いを晴らそうとしたに違いないですわ!」

曜「ダイヤさん……もうやめようよ……」

花丸「それもあり得ないずら。だって善子ちゃんは管理人室に行くのに、ラウンジを通る必要なんてないから」

千歌「ラウンジを通らずに管理人室に行くのなんて無理じゃない?」

善子「そうだわ! 私の部屋は一階。だからベランダから出て玄関に行けばラウンジを通らずに管理人室に行けるわ」(>>26参照)

梨子「要するにダイヤさんの推理のように善子ちゃんがビデオカメラの存在を知っていたならば、そもそもラウンジを通らなかったはずだよ。当然ラウンジに行かないなら血がつくこともない……」

花丸「まさか善子ちゃんがそれに気が付かなかったなんて言わないよね?」

ダイヤ「……私の負けですわ」

果南「ダイヤ……」

ダイヤ「ルビィが殺されてから、全然冷静になれないんですわ……善子さん、ごめんなさい」

善子「別にいいわよ……ルビィが死んで、一番辛いのが誰かなんて皆分かってるんだから」

ダイヤ「善子……さん……」ウルウル

千歌「一件落着だね!」

花丸(まだ断定はできないけど、善子ちゃんは限りなく白に近くなった……気がするずら)
75: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/20(水) 06:44:31.08 ID:rkC0xUgr
2日目 午前11時 ラウンジ

花丸「とりあえず捜査続行するずら」

曜「次はどこを調べるの?」

花丸「>>76-79」

候補
ボート乗り場、別荘周辺、二階廊下、誰かの部屋(個人名指定)、管理人室、トイレ、ラウンジ、大浴場
76: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/02/20(水) 06:53:15.74 ID:gxyxUwAh
大浴場
77: 名無しで叶える物語(笑) 2019/02/20(水) 07:20:09.54 ID:gelUD3VQ
鞠莉の部屋
78: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) 2019/02/20(水) 07:20:35.20 ID:AxnY6EuU
管理人室かなあ
79: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2019/02/20(水) 08:10:56.71 ID:7J2ZO1tW
別荘周辺
80: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/20(水) 13:21:26.37 ID:rkC0xUgr
2日目 午前11時5分 大浴場

花丸「なんで無人島に大浴場なんて作ったんだろう……」

曜「それは鞠莉ちゃんにしか分からないよ。多分聞いても分からないだろうけどね」

花丸「それにしても、この大浴場は別荘に隣接してるのに、わざわざ外に出ないといけないから不便ずら」

曜「別荘内にはお風呂ないから、元々作る予定はあったんだろうけど。なんで別荘内から行けるようにしなかったんだろう?」

花丸「日本の温泉ってよく歩かせるから、それをリスペクトしたのかなあ」

曜「鞠莉ちゃんなら考えそうって思えるからこわいよ……」

花丸「中は至って普通の作りずらね。入ったらすぐ脱衣所があって、引き戸を隔てて大浴場がある」

曜「この大浴場から別荘内に入ることって出来ないかな?」

花丸「見たところ無理そうだよ。当然隠し扉なんてないし窓もないずら」

曜「この大浴場の屋根に上って、そこから別荘の二階に入るとか」

花丸「簡単に言うけど、かなり大きな梯子でもないとマル達の身長の何倍もある屋根に上るのは不可能ずら」

曜「そんな梯子どこにもないね」

花丸「仮に屋根に登れても、別荘の二階に入るためにベランダにとびうつるなんて普通の人間には絶対出来ないずら」

曜「果南ちゃんなら?」

花丸「……無理なはず」
81: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/20(水) 13:23:18.79 ID:rkC0xUgr
花丸「洗面台にイルカの絵が描いてあるタオルがあるずら」

曜「果南ちゃんのだ!」

花丸「あれ? 昨日最後にお風呂入ったのはマル達一年生だったような気がするんだけど、その時にあったかなあ?」

曜「果南ちゃん、寝る前にもう一度お風呂入るって言ってたよ」

証拠品『果南のタオル』イルカのイラストが描いてあるタオル。寝る前に二度目の風呂に入った果南の忘れ物。

曜「このお湯が出るライオンみたいなのってなんて言うんだっけ? マーライオン?」

花丸「上半身がライオンで下半身が魚なのがマーライオンだから、顔だけのこれはただのライオンずら」

証拠品『マーライオン風の湯口』ライオンをかたどった湯口。口からお湯が出る。マーライオンをイメージしたかは不明。

曜「これ事件に関係あるとはとても思えないんだけど」

花丸「マルもそう思う。だけど、本当に関係ないかは犯人のみぞが知っているずら……」

曜「なんかそれっぽいこと言ってるよ……」
82: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/20(水) 13:26:07.38 ID:rkC0xUgr
2日目 午前11時15分 鞠莉の部屋

曜「鍵がかかってないよ」ガチャ

花丸「あの時間に部屋の外に出るのにわざわざ鍵なんてかけないずら」

曜「綺麗に片付いているね。荒らされた形跡は全くないよ」

花丸「ティーポットとカップがあるずら」

曜「ポットの中はもう冷たくなってるよ」

花丸「まあ昨日飲んだものだろうから当然ずらね」

証拠品『ティーポットとカップ』ティーポットには少しだけ紅茶が残っている。

花丸「他にめぼしい物……ベッドのこれって、次のライブの衣装?」

曜「私が作った衣装だよ。試作品が出来たから合わせてみてって昨日の夜寝る前に渡したんだ。これを着て歌ってる鞠莉ちゃん……見たかったな……」

証拠品『鞠莉の衣装』ベッドに広げられた衣装。次のライブで鞠莉が着ることになっていたもの。フリルがついた可愛らしい衣装。

花丸「荷物も漁ってみるずら」

曜「ちょ、ちょっとマルちゃん! それは流石に……」

花丸「着替えに……トランプに……お菓子……日焼け止め……特におかしいものはなさそうかなあ」

曜「もうやめようよ。鞠莉ちゃんの持ち物から犯人の手がかりが出てくるわけないじゃん」

花丸「それもそうだよね。もう死んじゃったからって好き放題漁るのは良くないずら。鞠莉ちゃん、ごめんなさい」
83: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/20(水) 13:33:14.37 ID:rkC0xUgr
2日目 午前11時30分 管理人室

曜「そもそも管理人室ってなんだろうね。管理する人なんていないのに」

花丸「作った当初はいるはずだったんじゃないかな?」

曜「入り口は一つ。窓はないね」

花丸「合い鍵を取りに行くにも戻すにも絶対扉から入らないといけないってことずら」

曜「椅子と机が一つずつ……灰皿にライター、ガスバーナーに掃除用具、大工道具みたいなのもあるよ」

花丸「大した物はなさそう」

曜「問題はキーボックスだよね」

花丸「壁にくっついてるからキーボックスを動かすことはできないずら。それで部屋にもキーボックス自体にも鍵がついてないから誰でも合い鍵を持って行ける」

曜「102号室の合い鍵だけが変形してるね」

花丸「他の鍵は問題なさそう」

曜「それにしても鍵を変形させるなんて時間かかりそうだよね」

花丸「そうでもないずら。ここにはガスバーナーもあるし、全部溶かすなら大変だと思うけど、鍵穴に入らなくするくらいはそんなに時間はかからないと思う」

証拠品『変形した102号室の合い鍵』方法は不明だが、変形してしている合い鍵。歯の部分がボロボロになっている。

曜「なんでこんな面倒なことしたのかな?」

花丸「それは犯人にしか分からないずら」

曜「またそれ……」

花丸「だけど……絶対何かしらの意図がある。それだけは断言できるずら」
84: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/20(水) 13:44:31.81 ID:rkC0xUgr
2日目 午前11時50分 別荘周辺

曜「外に証拠なんてあるのかな?」

花丸「犯人はほぼ間違いなく昨日の夜に一度は外に出ているはずだから。だからなにかしらの痕跡があっても不思議じゃないずら」

曜「船に火をつけたから?」

花丸「それは夜につけたとは限らないよ。夕方にだってつけられるずら。夜にやるのが一番安全だとは思うけど」

曜「じゃあ102号室の合い鍵を取りに行く時?」

花丸「それも夜である必要はないずら。鞠莉ちゃんが寝る前にわざわざ合い鍵の所在を確認しにいくとも思えないし、寝るちょっと前にトイレに行く振りでもして取っておけばいいだけずら」

曜「分かった! 鍵を戻す時だ!」

花丸「そうずら! 102号室の合い鍵はマル達が起きた時には管理人室にあった。つまり、犯人はルビィちゃんの部屋の密室を作った後に鍵を戻しに行ってるはず。
そもそもルビィちゃんは合い鍵で部屋に入られて、殺された後に合い鍵で鍵を閉められただけだから、これは密室殺人でもなんでもないずら」

曜「窓から出た場合、外から窓の鍵を閉める方法はないから。犯人は絶対に扉から出て、合い鍵で扉の鍵を閉めた。その状態でラウンジを通らずに管理人室に行くのは外を通るしかないってことだ!」

花丸「すごいずら、曜ちゃん頭良いね!」

曜「全部分かっている人に言われてもあんまり嬉しくないなあ……」
85: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/20(水) 13:47:27.33 ID:rkC0xUgr
花丸「善子ちゃんだけが唯一外に出なくても鍵を管理人室に戻せるけど、鍵を変形させる時間がないずら。
あのビデオカメラの映像を見る限り、ラウンジから玄関方面に出てから善子ちゃんは1分弱でラウンジに戻ってきてる。そんな短時間では無理なはずだよ」

曜「よし! じゃあ別荘周辺を二人で全速前進捜索しよう!」

花丸「丁寧に探して欲しいずら……」

曜「何もないね」

花丸「足跡なんてつき放題だもんね……」

曜「ベランダ……」

花丸「ベランダ?」

曜「ベランダから、飛び降りられるかなって」

花丸「この別荘は天井が高くて二階が高いから、飛び降りたらただじゃすまないずら。骨折してもおかしくないと思う」

曜「ロープで下りるのは?」

花丸「それなら出来ると思うけど……あの汚れたベランダを見る限り、そういう痕跡はなさそうずら」

曜「確かに、こんな汚いベランダに何かをくくりつけたらその部分だけ汚れが落ちちゃうもんね」

証拠品『二階のベランダ』飛び降りるには高すぎるベランダ。何かをくくりつけたら確実に分かるくらい汚れている。全ての部屋のベランダにそういった痕跡はない。
89: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/20(水) 18:27:13.62 ID:rkC0xUgr
証拠品まとめ
詳細は安価先で確認してください。

>>26地図
>>38『割れた窓ガラス』
>>40『ルビィの死亡状況』『102号室の鍵』
>>52『鞠莉の鍵束』
>>54『鞠莉の死亡状況』『鞠莉の手の傷』『別荘の防音設備』
90: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/20(水) 18:27:39.17 ID:rkC0xUgr
>>63『ビデオカメラの映像』
>>81『果南のタオル』『マーライオン風の湯口』
>>82『ティーポットとカップ』『鞠莉の衣装』
>>83『変形した102号室の合鍵』
>>85『二階のベランダ』
91: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/20(水) 18:49:00.44 ID:rkC0xUgr
2日目 午後1時 ラウンジ 昼食後

花丸「以上が捜査結果ずら」

ダイヤ「つまり、犯人は分からずじまい……というわけですね」

曜「うん……」ショボン

ダイヤ「別に責めてるわけじゃないですわ」

梨子「……」

千歌「マルちゃんの話を聞く限りだと、誰でも犯人になれるってことだよね?」

果南「そうだね。だって、皆が合い鍵の場所を知ってて、誰でも取りに行けるんだから」

梨子「本当に……誰でも犯人になれるのかな……」

千歌「梨子ちゃん……?」

梨子「例えばだよ? 例えばだけど、私が犯人だとしたらどうやってルビィちゃんを殺せる?」

善子「だから、合い鍵をとって、ルビィの部屋の鍵を開けて、殺した後に閉める。それだけじゃない」

梨子「違うよ。そんな単純な話じゃない。本当なら善子ちゃんの言うとおりなんだけど、ビデオカメラの存在がちょっとだけ事件をややこしくしてる」

花丸「梨子ちゃん……」

梨子「マルちゃんの捜査結果を聞いた限りだと犯人になり得る人は二人。当然マルちゃんは分かってるはずだよね?」

花丸(梨子ちゃんは、多分ラウンジのビデオカメラに映らずに鍵を管理人室に戻せる人のことを言ってる)
花丸(現段階の情報でそれができる人――つまり犯人になり得る二人……それは>>92-93)
答えは二人ずつでお願いします。どっちかで正解すれば正解ルートで進行します。
92: 名無しで叶える物語(笑) 2019/02/20(水) 18:54:35.05 ID:bIR0ODHf
花丸と善子
93: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/20(水) 19:05:03.08 ID:rkC0xUgr
花丸(マルと善子ちゃん……そんなのずっと前から気が付いてたずら。善子ちゃんの弁護をしてた時から……)

梨子「気付いてたって顔……してるね」

果南「マル……?」

梨子「さっきの仮定の話に戻るけど、合い鍵自体は寝る前に取っておくことができる。だけど、合い鍵を戻すのは絶対にルビィちゃんを殺した後じゃないといけないのは分かるよね?」

曜「うん、ルビィちゃんを殺すには合い鍵を使って扉を開ける必要があるから」

梨子「ラウンジのカメラに映らないで、私はどうやって管理人室に鍵を戻しに行けば良いのかな?」

ダイヤ「言われてみればその通りですわ。二階の私達は外を通って玄関から管理人室に入れない……」

梨子「ラウンジのカメラに映らないで管理人室に行けるのは……一階の自分の部屋の窓で外に出入りできる善子ちゃんとマルちゃんだけだよね」

千歌「ど、どういうこと? 私全然分からないよ!」

梨子「ルビィちゃんの部屋の密室を作るには扉から出ないといけないのは分かるでしょ?」

千歌「うん……窓の外からは内鍵が閉められないし、自分が別荘の中に戻れないからだよね」

梨子「102号室の扉から出て、合い鍵でその扉の鍵をしめる。だけど問題はここからなの」

梨子「その鍵をラウンジを通らないで管理人室に戻す手段は、二階に自分の部屋がある私達にはないんだよ」

千歌「外に繋がる手段がベランダしかないから……」

梨子「そう。だけどマルちゃんと善子ちゃんは違うよね。一階の自分の部屋の窓からは外に出て、玄関から管理人室に鍵を戻す。そして、もう一度窓から自分の部屋に戻れる」

善子「そ、それは……」

梨子「私が気がつけたことにマルちゃんが気付いていないわけないよね。今どころかずっと前に気が付いてたはず」

花丸「マルは……気付いていた……ずら」

梨子「なんで……言わなかったの? 疑われたくないから……なの?」
94: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/20(水) 19:21:21.50 ID:rkC0xUgr
千歌「梨子ちゃん、待ってよ! マルちゃんはみんなのために色々調べてくれたんだよ?」

梨子「本当にそうなのかな? 普通に考えれば、現場は一切弄らないで警察が来るのを待つの方が確実だと思わない?」

花丸「で、でも……みんながやっていいっていった……から……」

梨子「あの時は、みんな悲しんでた。マルちゃんが鞠莉さんとルビィちゃんのためって言うから反対なんてできるわけなかった」

梨子「でも、今思えば警察が来る前に決定的な証拠を隠すためだったって可能性もある」

曜「そうならないために、私がついてたんだよ! 私、ずっとマルちゃんと一緒に頑張って――」

梨子「それがもう駄目なんじゃないかな。曜ちゃんはマルちゃんに対して批判的思考でいる必要があった。マルちゃんの言うことを全部鵜呑みにしてるようじゃ、お目付役としては相応しくないと思う」

千歌「梨子ちゃんは……本気でマルちゃんが二人を殺したって……そう思ってるの?」

梨子「私だってそんなこと思いたくないよ! だけど、誰かが殺したのは確かなんだよ?! それで怪しいのはマルちゃんなんだから……そんな人にこれ以上好き勝手させるわけにはいかない!」

花丸「みんなも……そう思ってるずら? マルが怪しいって思ってるずら?」ポロポロ
花丸(泣いちゃダメ。そう思っても涙は止まらなかった。ただでさえルビィちゃん達がいなくなって泣きたいくらい悲しいのに、それを我慢してまでやってきたことで自分が疑われている現状がマルは辛かった)

梨子「私は今すぐマルちゃんをどうこうしたいわけじゃないよ。ただマルちゃんは頭が良いからこそ……あまり盲目的に信じるのはまずいって言いたかっただけだよ」

ダイヤ「……」

果南「……」

千歌「……」

花丸(結局その場はそれ以上の議論はせずに解散となった)
花丸(マルは自分の部屋にこもって、曜ちゃんに頼んで外から扉を封鎖してもらった)
花丸(皆から殺人犯だと疑われてまで続ける強さはマルにはなかった)
103: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/21(木) 14:19:03.53 ID:uwsdTgiB
3日目 午前9時
花丸(あれからマルはトイレとお風呂以外で一歩も外に出ていない)
花丸(食事は曜ちゃんが持ってきてくれたけど、それ以外は誰にも会ってない)

コンコン
花丸(窓を叩く音?)

善子「開けなさいよ」

花丸「どうしたの?」ガラガラ

善子「……」

花丸「用がないんだったら皆の所にいたほうがいいずら。一人でいると怪しまれるよ。善子ちゃんだって私と同じで犯行が可能だったんだから」

善子「哀れね。人を疑っていた貴方が、逆の立場になった途端引きこもるなんて」ギラン

花丸「うぅ……」

善子「ツッコミなさいよ!」

花丸「でも、事実だよ。マルは犯人を見つけたいんじゃなくて、多分疑われたくなかっただけだったんだよ」

花丸「だから、出来もしない探偵の真似事……ううん、真似事ですらないずら……」

善子「つまり、諦めるわけね」

花丸「諦めると言うよりやる必要がないずら。だってあと3日もすれば助けは来る。そうしたら警察が捜査してくれる。梨子ちゃんの言うとおりだよ」

善子「そんなこと始めから分かってたはずじゃない。それでも、捜査しようと思ったのはなんでなの?」

花丸「だから、疑われたくなかったから疑う側に回ろうとしただけずら……」

善子「違うわ」

花丸「なんで善子ちゃんがマルのことを分かるの!」

善子「小さい頃からずっと見てたからに決まってるじゃない」
104: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/21(木) 14:26:17.51 ID:uwsdTgiB
善子「ずら丸がどれだけルビィのことを大切に思ってるかは知ってるわ。だから自分の手で犯人を見つけたいのよね」
善子「これ以上被害者を出したくないって言ったのも嘘じゃないんだろうけど、団体行動を心がければ被害者が出ないことくらい分かってるでしょ?」

花丸「……そう……なのかな……?」

善子「それに、皆が皆を疑い合うっていう最悪の状況を避けたかったのよね? 貴方が率先して捜査することで」

花丸「深読みしすぎだよ」

善子「自覚はないかもしれないけど、ずら丸はいつもそうじゃない。自分のことより周りのことばっかり気にして」

花丸「オラはそんなに強くないずら」

善子「思いやりの心に強さも弱さも関係ないわよ。それでどうするの?」

花丸「どうするって?」

善子「このまま助けが来るのを待つ? それとも犯人を捜す?」

花丸「マルには出来ないよ。だって、マルはただの高校生だから」

善子「一番大切なのは出来るかどうかじゃない」

花丸「……やりたいかどうか」

善子「何よ、分かってるじゃない」

花丸「善子ちゃん……」

善子「ヨハネ!」

花丸「でも、マル……皆と話すのがこわいずら……」

善子「大丈夫。この堕天使ヨハネに任せなさい。私がずら丸の目と耳になってあげる」

花丸「なんで、そこまでしてくれるの? 善子ちゃんからしたらマル以外に犯人はいないんだよ?」

善子「信じてるからよ。ずら丸が私を信じてくれたようにね。それが正しいかどうかなんて後で考えればいいのよ」

善子「だからずら丸は私が間違ってないことを証明しなさい!」
110: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/22(金) 07:12:42.30 ID:M/a2rxAO
花丸「今から言う人に話を聞いてほしいずら」

善子「話って言われても具体的になにを聞けばいいのよ」

花丸「誰といたかとか何をしてたとか、些細なことで良いよ」

善子「それで誰から話を聞けばいいの?」

花丸「>>111

一つに指定していますが、>>111以降に出た個人名(ルビィと鞠莉、花丸以外)上から二人になります。
111: 名無しで叶える物語(禿) 2019/02/22(金) 07:19:22.39 ID:bcEfGwCj
果南
112: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2019/02/22(金) 07:36:54.11 ID:UDO6sfJy
ダイヤ
114: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/22(金) 20:59:00.87 ID:YbwGM6OU
善子「果南」

果南「どうしたの?」

善子「一昨日のことを聞きたくて」

果南「急にどうしたの? マルの代わりに?」

善子「べ、別にそういうんじゃないわよ」

果南「じゃあどういうこと?」

善子「どうだっていいでしょ!」

果南「それで一昨日のことって? ずっと練習してたよね?」

善子「別荘についた後で練習前は?」

果南「荷物を置いてすぐに鞠莉に別荘内を案内してもらったよ。ダイヤと一緒にね」

善子「それ以降のことよ」

果南「練習終わったのが午後の6時45分くらいで、別荘に戻ったのが午後7時だよね」

善子「それまではずっと9人で動いてたわよね」

果南「午後7時から曜と鞠莉が夕ご飯を作り始めたから、私は自分の部屋に戻って着替えたよ。それで、その後は夕ご飯ができるまでずっとラウンジにいたかな」
115: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/22(金) 21:00:20.76 ID:YbwGM6OU
善子「夕食を食べた後は?」

果南「鞠莉とダイヤと一緒に大浴場に行って、戻ってきたのが午後9時くらいかな。鞠莉の部屋でお茶しながらずっと話してて、その後千歌と曜と梨子が呼びにきたから四人でトランプしてたよ」

果南「で、午後11時に皆で寝ようってなったけど、私はもう一度お風呂に入りに一人で大浴場に行って、11時半くらいに別荘に戻ってきて、すぐに寝たよ」

善子「ラウンジに誰か残ってた?」

果南「いや、私以外部屋に戻ってたと思うよ」

善子「別荘の鍵は閉めた?」

果南「玄関の?」

善子「そうよ」

果南「閉めたよ」

善子「間違いなく?」

果南「うん。鞠莉から言われてたしね。部屋の鍵は閉めてって。だから玄関の鍵だってしっかり閉めたよ」

善子(確か昨日の朝は玄関の鍵は開いていたわね……)

果南「それがどうかしたの?」

善子「それだけよ。ありがと」

果南「私を疑ってるの?」

善子「疑ってないわけでもないけど、疑ってるわけでもないわ」

果南「私は犯人じゃないよ。だって、二階の私達にはできないんでしょ?」

善子「それは……そうだけど……」

果南「考えたくないけどさ。マルが鞠莉を殺して玄関の鍵を取ったんじゃないかって思うんだよね。そうしないと、私が閉めたはずの玄関から中には入れないから」
116: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/22(金) 21:02:25.14 ID:YbwGM6OU
善子「ダイヤ」

ダイヤ「どうしました?」

善子「一昨日のことを聞かせて」

ダイヤ「一昨日……練習の後ってことですか?」

善子「練習前は鞠莉と果南と別荘内を回っていたんでしょ?」

ダイヤ「そうですわ」

善子「練習後は?」

ダイヤ「部屋に戻って着替えた後に、一度ルビィの部屋に行って、その後は夕食まで自分の部屋にいましたわ」

善子「夕食を食べた後は?」

ダイヤ「三年生で大浴場に行った後は、ラウンジにいたり、自分の部屋にいたりって感じですわ」

善子「ルビィに最後にあったのはダイヤよね?」

ダイヤ「起きてるルビィにという意味なら、多分そうですわね」

善子「寝る前に様子を見に行った時は返事はあったの?」

ダイヤ「ありましたわ。だけど、疲れてるみたいだったから、すぐに寝かせて私も自分の部屋に戻りましたわ」

善子「それで次の日に……」

ダイヤ「あの時、私がルビィの部屋にいれば……」

善子「まさかこんなことになるなんて犯人以外は分からなかったんだから、しょうがないわ」

ダイヤ「……」
117: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/22(金) 21:10:08.35 ID:YbwGM6OU
3日目 午前11時 ラウンジ
千歌「みんなを集めて、どうしたの?」

曜「もしかして、犯人が……分かった?」

花丸「とりあえず、トリックは分かったずら」

善子「トリックって何のトリックよ」

花丸「密室には二つの種類があるずら」

果南「二つ? 自殺に見せるか他殺に見せるかみたいなこと?」

花丸「作った密室か、それとも偶然できた密室か。その二つずら」

善子「そんなの当たり前じゃないのよ」

花丸「偶然できた密室に意味はないけど、作った密室には絶対に意味があるずら」

ダイヤ「意味?」

花丸「作られた密室は特定の誰かしか入れないはずの密室。もしくは誰も入れないはずの密室じゃないと作る意味がないずら」

善子「さっきから何が言いたいのか全然分からないわ」

花丸「わざわざ密室にする意味は特定の誰かに罪を被せるか自殺に見せる以外ないってことだよ」

花丸「だって、もし誰でも鍵を開けられるような密室――そんなの密室でもなんでもないんだけど……もしそんな密室を作るくらいなら、鍵なんて全部開けっ放しで問題ないずら」

梨子「つまりマルちゃんと善子ちゃんが犯人に見えるのは、そう見えるように仕組まれたってこと?」

花丸「間違いなくそうずら」

善子「それでトリックってなによ」

花丸「102号室の合い鍵ずら」

善子「合い鍵?」

花丸「あの合い鍵がなんで変形してるのか、マルには不思議だったずら」

千歌「言われてみればそうだね」

花丸「あの合い鍵が変形していた理由。それはきっと――>>118

1.102号室の窓ガラスを割らせるため。
2.鍵穴に入らなくさせるため。
3.102号室の扉に触らせないようにするため。
118: 名無しで叶える物語(笑) 2019/02/22(金) 21:12:39.05 ID:IuK8YINx
続ききてた!
2
125: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/23(土) 08:16:53.56 ID:cZfA+eqg
花丸「鍵穴に入らなくさせるためずら」

曜「鍵穴に入らなくさせる? それに何の意味があるの?」

花丸「この102号室の合い鍵が本当に102号室の合い鍵であることを確認するにはどうすればいいと思う?」

千歌「タグを見ればいいだけじゃないの?」

花丸「タグは付け替えられるよ。キーホルダーなんだから」

梨子「……鍵穴に入れてみる」

花丸「その通りずら。鍵穴に入れて回してみるしかないよね」

果南「鍵穴に入れられない以上、私達はタグに書いてある文字を信じるしかない……」

ダイヤ「じゃあ、この合い鍵は102号室の合い鍵じゃないってこと?」

花丸「可能性は高いずら」

千歌「じゃ、じゃあ、私達が持ってる鍵を出して自分の部屋と合わない鍵を持ってる人が犯人ってこと?」

花丸「自分の部屋の鍵を持ってきて欲しいずら」
126: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/23(土) 08:23:16.71 ID:cZfA+eqg
10分後

曜「全部の部屋がちゃんと開いたね」

花丸(鞠莉ちゃんの部屋の鍵は鞠莉ちゃんの部屋に置いてあったずら)

善子「合い鍵の数も合ってるわね」

果南「じゃあやっぱり、この鍵は102号室の合い鍵ってことだよね」

花丸「一つだけ行方が分からない鍵があるずら」

千歌「あっ!」

ダイヤ「千歌さんの……鍵ですわね」

花丸「千歌ちゃんが今持ってるのは本来の鍵じゃなくて201号室の合い鍵だよね」

梨子「じゃ、じゃあ……この102号室の合い鍵はタグだけ付け替えた201号室の鍵……?」

曜「う、嘘でしょ?」

花丸「あらかじめ201号室の鍵を変形させて102号室のタグをつけておけば、ルビィちゃんを殺した後に管理人室に戻る必要はないずら」

善子「タグを付け替えた本物の102号室の鍵は外に捨てて後で処分すれば良いってことね」

ダイヤ「花丸さんの言うとおり、もし変形した102号室の鍵だと思っていたものが本当は201号室の鍵だったとしたら……」

曜「ち、千歌ちゃん……?」

千歌「私じゃない! 本当に私じゃないよ!」
127: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/23(土) 08:26:46.78 ID:cZfA+eqg
花丸「千歌ちゃんとは限らないずら。千歌ちゃんの鍵は盗まれた可能性があるから」

果南「盗まれたって、誰に?」

花丸「それは分からないけど、鍵を盗むのはそこまで難しくないよ。だって、本来は鍵なんてなくすはずがないんだから」

梨子「なくすはずがないってどういうこと?」

花丸「だって、私達9人しかいないんだよ」

ダイヤ「でも、現にこうやってなくして、そのせいで殺されましたわ!」

花丸「それは結果論ずら。この島に来たばっかりのマル達は鍵なんてなくすとは思ってなかったはずだよ」

果南「確かに……普通のホテルとかに泊まるのに比べれば気にしてはなかったかな」

花丸「それは鍵が盗まれる心配がないから。普通のホテルで鍵を放置なんて絶対出来ないずら。だけど、ここならラウンジに鍵を放置しても誰にも盗まれないと思うよね」

梨子「それに千歌ちゃんはそんなにしっかりと管理しなさそうだよね」

千歌「どこでなくしたかは覚えてないけど、言われてみれば全然気にしてなかったかも……」

花丸「誰に盗まれたか、心当たりはないずら?」

千歌「ごめん……分からないよ。練習終わった後は皆と喋ったし……」

善子「結局、誰でも犯行が可能だったってことね」
128: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/23(土) 08:34:02.93 ID:cZfA+eqg
ダイヤ「鞠莉さんは? 鞠莉さんのことはどうなるの?」

果南「多分合い鍵のない玄関の鍵を取るために殺されたんだと思う。だってあの日の夜、私は玄関の鍵を閉めたよ」

曜「じゃあ、これ以上私達で犯人を捜すのは無理だってことなのかな……」

梨子「もし……犯人が上手く証拠を隠していた場合、迷宮入りってこともあるかもしれない」

ダイヤ「そんな……」

千歌「でも、もう警察に任せるしかないよ。もしかしたら、指紋とかで分かるかもしれないよ!」

花丸「マルには……分かるかもしれないずら」

善子「本当なの、ずら丸?」

梨子「嘘……どう考えても誰にだって出来るじゃない! もう動機くらいしか犯人を特定する要素はないはずよ」

花丸「動機なんて一番どうでも良いずら。動機なんて星の数ほどいる容疑者を絞るために考えるものだって、ミステリー小説に書いてあったずら」

善子「それに、人を殺す動機なんて……私には絶対理解できない」

花丸「些細な一言で殺意を覚える人もいるだろうし、片思いしていた人と付き合っただけで殺そうとする人もいる。物事に対してどう思うかはその人次第ずら。
動機から特定なんてとてもじゃないけどできることじゃないと思う」

千歌「じゃあ、どうやって犯人を特定するの? 二人を殺すことは誰にでも出来たんだよね?」

花丸「どうやって殺したのかを考えている限り答えは出ないずら。大事なのは方法じゃなくて意図なんじゃないかな」

ダイヤ「意図?」

花丸「ルビィちゃんの部屋の鍵が閉まっているのには犯人を誤認させる意図があった。鍵が変形していたのは、別の鍵だと分からないようにするっていう意図があったずら」

果南「鞠莉?」

花丸「そう。鞠莉ちゃんが死んでいる意図――言い換えるなら意味こそが犯人を特定する鍵になるずら」

曜「でも、そんなこと考えても仕方ないってマルちゃんが言ったんだよ?


花丸「曜ちゃん、これは動機とは別の話だよ。なんで鞠莉ちゃんがあの時間、あの場所で、殺されなきゃいけなかったのか。その理由。憎んでたとかそういうのは関係ないずら」

梨子「それがマルちゃんには分かるの?」

花丸(犯人は――)
129: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/23(土) 08:44:40.63 ID:cZfA+eqg
思い思いに怪しい人を気軽に書いてほしいずら
適当なところで数えて、多い人に決定するずら
犯人があってればマルが勝手に推理するから、なんとなくでもレスしてほしいずら
間違ってたら……ずら
130: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/02/23(土) 09:28:36.93 ID:qb22DIQ+
なんとなくで申し訳ないが、ダイヤかなぁ
131: 名無しで叶える物語(たこやき) 2019/02/23(土) 09:40:56.25 ID:Bet3ZL/Z
りこ
132: 名無しで叶える物語(たこやき) 2019/02/23(土) 10:08:22.61 ID:NUTXtmbf
かなん
133: 名無しで叶える物語(茸) 2019/02/23(土) 10:22:52.07 ID:qyI4CcYp
花丸
134: 名無しで叶える物語(たこやき) 2019/02/23(土) 10:30:54.24 ID:WTIx5cpw
果南かなん?
135: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー) 2019/02/23(土) 10:32:19.64 ID:8S6FB03d
花丸
136: 名無しで叶える物語(茸) 2019/02/23(土) 10:32:38.81 ID:tNJA0cas
梨子
137: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/23(土) 10:50:19.68 ID:ZvEZkSsM
りこっぴー
138: 名無しで叶える物語(茸) 2019/02/23(土) 11:04:05.07 ID:Bl4UOQZi
ルビィに関しては鞠莉
鞠莉に関してはダイヤ
かなあ
139: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2019/02/23(土) 11:55:00.35 ID:L3MfmJA2
ルビィは鞠莉 鞠莉は果南が犯人かな?
140: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) 2019/02/23(土) 13:12:45.98 ID:vApJCWek
鞠莉がトイレか何かで廊下に出たら
ルビィの部屋から出てきた犯人と遭遇
何やかんやあって突き落とされ死亡
鞠莉を処理しようとした犯人だったが物音で起きた善子が近づいて来たのに気づき逃走って思ったけど違うか
141: 名無しで叶える物語(茸) 2019/02/23(土) 13:15:59.36 ID:tNEHxtaC
果南
142: 名無しで叶える物語(SB-iPhone) 2019/02/23(土) 13:46:14.88 ID:wPrz4RAY
144: 名無しで叶える物語(SB-iPhone) 2019/02/23(土) 14:43:15.96 ID:1mWLzYLh
花丸
145: 名無しで叶える物語(あら) 2019/02/23(土) 16:07:11.50 ID:Gpq3klT4
千歌の鍵が無くなった時点で、合鍵の存在を知ってるのは鞠莉だけだと思うので、ルビィ殺害の犯人は鞠莉かなあ

鞠莉の方は果南が風呂から帰ってきて鍵を閉めたという証言と、次の日の朝は開いていたという善子の記憶が食い違ってる
玄関の鍵が鞠莉が持ってる鍵束の中にあるのを知らずに施錠してしまった果南という予想にしておきます
146: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/23(土) 16:23:10.98 ID:cZfA+eqg
鞠莉で書きます
150: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/23(土) 19:41:46.92 ID:cZfA+eqg
花丸「鞠莉ちゃんが殺された意味は……」
花丸「ないずら」

善子「何言ってるのよ! ずら丸が意味があるって言ったんでしょ!」

花丸「意味がないことに意味があるずら」

千歌「私にはよく分からない……」

花丸「果南ちゃんが玄関の鍵を奪うために殺したのかもって言ったよね」

果南「うん」

花丸「そうだとしたら、わざわざ階段から突き落として殺す必要はないずら。合い鍵を使ってルビィちゃんと同じように寝ている内に殺す。もしくは、盗む方が確実だと思う」

梨子「いくら防音とはいっても、階段から落ちる振動は伝わる……現に善子ちゃんはそれで起きてるよね」

花丸「それに鍵を奪うのに鞠莉ちゃんをわざわざ起こすのはどう考えてもおかしいずら。ドアをノックしたところで起きない可能性だってあるんだから」

曜「じゃあ、鞠莉ちゃんは偶然階段から落ちたってこと?」

花丸「殺された意味がないのであれば、それは殺されてないってことになるずら。そこで一つおかしいことがあるんだよ。なんで鞠莉ちゃんは階段を使ったのかってこと」

ダイヤ「そんなの色んな可能性がありますわ。トイレとかラウンジに水を飲みに行ったとか」

花丸「でも、なんで自分の部屋の鍵は持っていかずに鍵束を持っていったのかな? 夜中に目が覚めて水を飲みに行く時に鍵束を持っていくずら?」

果南「ちょっと待って、まさか鞠莉がルビィを殺したって言いたいの?」

花丸「うん。だってそれ以外に鞠莉ちゃんがあの時間にあの場所で死んでいる理由はないから」
151: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/23(土) 19:43:06.90 ID:cZfA+eqg
果南「そんなわけない! 犯人がルビィの部屋から出てきたところを鞠莉が見て、口封じのために殺したって可能性だって十分にある!」

花丸「それはないずら。だってルビィちゃんを殺したのは鞠莉ちゃんだから」

果南「だから、その前提がおかしいよ!」

花丸「おかしくないよ。だって鞠莉ちゃんは午前3時半まで起きていたんだから」

曜「鞠莉ちゃんが起きてた? なんでそんなことが分かるの?」

花丸「衣装ずら」

曜「私が渡した衣装のこと?」

花丸「あの衣装は寝る前に渡して、鞠莉ちゃんはそれをベッドに広げて置いておいた。もし、その後ベッドを使ったのであれば衣装はどかすはず」

曜「そういえば、あのベッド……まるで使った形跡がなかった……」

花丸「まさか衣装を広げた布団を被って寝るなんてこと、マル達がするはずがない。ベッドに広げること自体はそんなにおかしいことじゃないけど、寝るのであればクローゼットにかけるよね」

善子「つまり、鞠莉は死ぬ間際まで寝てなかった……」

花丸「鞠莉ちゃんは船の運転にくわえて、練習もマル達と同じ量をこなしてる。それなのに、ベッドにすら入らなかった理由はなんなんだろう?」

梨子「船に火をつけたり、色々な工作をしていたから……」
152: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/23(土) 19:45:02.41 ID:cZfA+eqg
果南「そんなの嘘だ……」

花丸「それに果南ちゃんが話してくれた鍵を閉めたって証言も鞠莉ちゃんが犯人だって証拠になった」

善子「私達が朝見た時は鍵はあいてた。鞠莉以外にはあけられないってことね」

花丸「もし鞠莉ちゃん以外が犯人の場合、さっき言ったとおり階段から突き落とすなんてリスクを負って鍵を奪う必要はない。だから、玄関の鍵を開けたのは鞠莉ちゃん以外にはあり得ないずら」

果南「犯人が偶然鞠莉と鉢合わせて、殺して、鍵を持っているのを見つけたから利用しただけかもしれない」

花丸「午前3時半まで起きてた鞠莉ちゃんが、偶然鍵束を持って部屋から出たところで犯人と鉢合わせた?」

梨子「そんな可能性、零に近いよ」

花丸「それにもし鞠莉ちゃんが犯人だったら、持ってるはずのものがあるずら」

ダイヤ「102号室の本当の鍵ですわね」

花丸「うん。鞠莉ちゃんが死んだのはルビィちゃんを殺して自分の部屋に戻ってるところ。だから、もし鞠莉ちゃんが犯人だったら102号室の鍵を持ってる可能性はすごく高くなる」

果南「でも、鞠莉は鍵なんて……」

花丸「持ってたずら。鍵束を。車の鍵とか船の鍵とか色々ついてたから気が付かなかっただけで」

果南「だけど、鞠莉が犯人でも……鞠莉が殺されてない証拠はないよね」

花丸「それはそうだね。だけど、もし鞠莉ちゃんが殺されたとしても、それは多分正当防衛だと思うずら。だって、鉢合わせたとしても口封じしたいのは鞠莉ちゃんだから。
殺しちゃっても、それは殺意があったわけじゃないはずだよ。だから……マルは……追求したくないずら」

曜「うん。私もそれがいいと思う」

千歌「鞠莉ちゃんが……なんでルビィちゃんを殺したのかな……」

果南「そんなの考えても意味がないよ……。だって、どうせ分からないよ……」
153: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/23(土) 19:48:26.88 ID:cZfA+eqg
花丸(結局鞠莉ちゃんの鍵束を調べたところ本当の102号室の鍵が見つかった。それで鞠莉ちゃんの犯行はほぼ確定的になった)
花丸(そして五日目。マル達は無事救出された)
花丸(その後の捜査でも鞠莉ちゃんが犯人とされた)
花丸(だけど、なんでルビィちゃんが殺されたのかは分からないままだった)
189: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/25(月) 12:38:47.76 ID:PrE4tGi3
鞠莉(始めは仲の良い姉妹だなって、そう思っただけだった)
鞠莉(当然だけど、殺そうなんてただの一度も思ったことはない)
鞠莉(だけど、少しだけ妬ましかった。一番の友達だと思っていたから)

練習後

鞠莉「ねえ、ダイヤ。次のライブのことなんだけど……」

ダイヤ「ルビィ、疲れてない? あんまり無理しすぎちゃ駄目よ」

ルビィ「うん! ありがとうお姉ちゃん!」

鞠莉「……」


練習中

鞠莉「痛っ……」ドン

ダイヤ「大丈夫?」

鞠莉「当たり前でしょ♪これくらい大丈……」

ルビィ「私は全然平気だよ」

鞠莉(私のことは心配してくれないんだね)
190: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/25(月) 12:41:38.44 ID:PrE4tGi3
鞠莉(ルビィは私とは違う。お互いに良いところがあって、比べられるものじゃない。そんなことは分かってた)
鞠莉(それにルビィは家族なんだから、誰よりも優先されるのは当たり前)
鞠莉(三人でやってた時はこんな風じゃなかった。そう思うことはあったけど、今は今で楽しいから寂しくはない)
鞠莉(ずっと、そう思ってた。あの日までは)

???「可哀相。彼女の一番には永遠になれなくて」

鞠莉(その言葉は、喉に刺さった小骨のように、常に私の中に残り続けた)

???「私達、似てると思わない?」

???「血が繋がってるだけで、その人の一番に居続けるなんて許せない……そう、思ってる?」

鞠莉「ち、違う! 私はダイヤが笑っていればそれでいいの!」

???「それが自分に向いていなくても、本当にいいの?」

鞠莉「それは……仕方のないことだから……」

???「彼女の笑顔を自分に向かせる。そんなのは簡単。その方法はね――」

にア はじめから
199: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/25(月) 18:23:10.79 ID:PrE4tGi3
練習後 1日目午後7時

千歌「疲れた~」

梨子「こんなにしっかり練習できたの久しぶりかも」

花丸「お腹減ったずら~」

善子「そういえば、ご飯は誰が作るの?」

鞠莉「今日は私と曜で作るわ!」

曜「了解であります!」

花丸「じゃあマルは……>>200

1.曜と鞠莉を手伝う
2.ルビィの部屋に行く
3.梨子、果南とラウンジで話す
4.千歌の部屋に行く
200: 名無しで叶える物語(しうまい) 2019/02/25(月) 18:24:01.74 ID:X4cPVfVx
2
220: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/26(火) 00:00:00.60 ID:L4r1CGEe
1日目 午後7時15分
コンコン
ルビィ「あっ、マルちゃん」

花丸「遊びに来たずら」

ルビィ「入って入って!」

花丸「練習疲れたね」

ルビィ「うん。もうくたくただよ~」

花丸「!!!」
花丸(なんか、猛烈に嫌な予感がした……ルビィちゃんともう会えなくなるような……)

ルビィ「どうしたの? 難しい顔して」
花丸「そういえば、聞いたことあるずら? この無人島に伝わる伝説」

ルビィ「伝説?」

花丸「この無人島って昔は犯罪者が島流しにされるところだったらしいずら」

ルビィ「え……」

花丸「この島に送られた犯罪者は二度と島を出られなかったらしくて、今でも夜になるとその亡霊が出るとか……」

ルビィ「うぅ……なんでそんなこと言うの……言わなきゃ分からなかったのに……」

花丸「実はその亡霊には弱点があるずら!」

ルビィ「弱点って? お塩とか?」
221: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/26(火) 00:02:27.09 ID:L4r1CGEe
花丸「違うよ。合い鍵を持っておくずら」

ルビィ「なんで合い鍵を持っておくのが弱点なの?」

花丸「送られてきた犯罪者は空き巣が多かったらしいから合い鍵を持って、鍵をしっかり閉めると亡霊が入ってこないらしいずら」

ルビィ「亡霊って鍵がかかっていてもいなくても入れるんじゃないの?」

花丸「こういうのは理屈じゃないんだよ。吸血鬼に杭を打ち込むと殺せるのだって意味が分からないずら」

ルビィ「そういわれるとそういう気もしてくるけど……」

花丸「兎に角、しっかり戸締りするずら。ドアロックもかけて、窓の鍵もしめるだけじゃなくてちゃんとロックすると安心らしいって何かの本に書いてあったずら」

ルビィ「そもそも合い鍵なんてあるのかなあ?」

花丸「あ、あるに決まってるずら。多分!」
花丸(自分でもなんでこんな嘘をついたのかはよく分からなかったけど、咄嗟に口走ってしまった)
229: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/26(火) 19:24:16.60 ID:L4r1CGEe
1日目 ラウンジ 食事中

千歌「そういえば、鍵なくしちゃったんだよ。ラウンジに下りる前に部屋の鍵閉めようとしたらなくなっちゃってたんだ」

梨子「練習から戻ってきた時はあったよね? 部屋に入れたわけだし」

千歌「うん……どうしよう……」

鞠莉「しょうがないわね~。合い鍵があるから、それを使うといいわ。折角だから皆にも教えとくわね」


玄関すぐ横の管理人室へ

鞠莉「この管理人室のキーボックスの中に、全部屋の合い鍵があるからなくした時はここから取ってね。
合い鍵もなくしたらそれ以上はないから絶対になくしちゃ駄目よ?」

千歌「はーい」

鞠莉「あれ? 102号室の合い鍵がない?」

ルビィ「えっと、ルビィが持ってるよ」

鞠莉「なんで?」

ルビィ「合い鍵を持ってないとお化けがでるってマルちゃんが……」

鞠莉「お化け? そんな話聞いたことないけど……」

花丸「こ、この合宿に来る前に、この島のことを調べたずら。そしたら、そう書いてあったずら! 空き巣の幽霊が出るって!」

善子「ふーん、じゃあ私も持っておくわ。別に怖いわけじゃないわよ!」

千歌「私も持っておこーっと。曜ちゃんと梨子ちゃんも持っておけば?」

曜「お化け……かあ。まあ念のため持っておこうかな」

鞠莉「……それなら、私も持っておくわ」
230: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/26(火) 19:25:23.62 ID:L4r1CGEe
1 日目午後11時 ラウンジ

果南「明日の朝はジョギングするんだから、もうそろそろ寝ない?」

千歌「えー、まだ私勝ってないよ~」

曜「大富豪はまた明日の夜やろうよ」

梨子「うん。睡眠不足で今日以上の練習したら倒れちゃうかも」

花丸「またマルの勝ちずら~」

善子「もう! なんでそんなに将棋強いのよ!」

鞠莉「次! 次は私の番!」

善子「ふふふ、次こそは我の秘めたる力が解き放たれる……」

ダイヤ「あれ、ルビィはどこ行ったの?」

善子「疲れたから、先に寝るって部屋に戻ったわよ」

ダイヤ「ちょっと様子を見てきますわ。貴方たちもルビィを見習って早く寝なさい」

果南「私はもう一度お風呂入ってから寝よっと」

花丸「>>231
1.果南と一緒に風呂に行く。
2.ルビィの部屋に行く。
3.鞠莉の部屋に行く。
231: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー) 2019/02/26(火) 19:27:17.47 ID:40bM4yfz
2
232: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/26(火) 19:38:34.32 ID:L4r1CGEe
1日目 ルビィの部屋前

ダイヤ「ルビィ、起きてる?」コンコン

花丸「返事ないずら?」

ダイヤ「寝てるみたいですわ。鍵もかかってるし」ガチャガチャ

ダイヤ「花丸さんが変に脅かすから心配ですわ」

花丸「脅かしたわけじゃないずら。安心して眠れるようにって思っただけで」

ダイヤ「まあ、疲れてるんでしょう。眠れているのなら大丈夫そうですわね」


1日目 午後11時30分 自室にて

花丸「……一応窓の鍵かけてるか確認しようかな」

花丸(ルビィちゃんの部屋の鍵はかかってる。カーテンの隙間から見る限り、扉の鍵もドアロックもかかってる)
花丸(なんで、こんなに胸騒ぎがするんだろう……)


2日目 午前六時半

花丸(早めに目が覚めたずら……)

「きゃあああああああああああああ」
花丸(……梨子ちゃんの声!)
244: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/28(木) 03:56:51.43 ID:RLVJeXVj
花丸「梨子ちゃん!」

梨子「こ、これ……」

花丸「ゴ、ゴキブリ……?」

千歌「もー梨子ちゃん! 何かあったのかと思ったよ~」

梨子「何かあったよ! ゴキブリだよ!」

果南「にしても、こんな無人島にゴキブリなんているんだね」

鞠莉「ふぁぁ、騒がしいデスネ~梨子の声で起きちゃいまシタ……」

ルビィ「ピギィ……ゴキブリ……」

ダイヤ「大丈夫よ。別に襲いかかってくるわけじゃないわ」

果南「外に逃がしておくよ」

善子「朝ご飯はどうするの?」

曜「昨日のご飯が残ってるからおにぎりにしようよ」

花丸(あの嫌な予感は気のせい……だったのかな……)

ルビィ「どうしたの? もしかして……幽霊?」

花丸「ち、違うずら。それよりルビィちゃんは平気だった?」

ルビィ「うん! 花丸ちゃんのおかげでお化けでなかったみたいでぐっすり眠れたよ」
245: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/28(木) 03:59:53.55 ID:RLVJeXVj
2日目 午後6時30分 練習後 別荘周辺

果南「じゃあ、練習終わり! 夜ご飯まで自由時間だけど、しっかりクールダウンしてから遊ぶこと!」

千歌「やったー曜ちゃん! 今日こそは海行こうよ!」

曜「いいね」

果南「ちょっと、暗いんだから泳ぐのは駄目だよ?」

千歌「大丈夫だよ、釣りするだけだから!」

曜「食べられる魚が釣れたら、明日の朝は焼き魚であります!」

ルビィ「じゃあルビィは……どうしよう」

千歌「私達と釣りしようよ!」

ルビィ「でもルビィ釣りしたことないよ?」

曜「私達が教えるから」

ルビィ「じゃあ、やってみようかな……」

鞠莉「私は外を散歩してるわ」

果南「お、じゃあ私もついていこうかな。ダイヤも来るでしょ?」

ダイヤ「私は疲れたので、部屋で休んでますわ」

鞠莉「運動はしないからね」

果南「ジョギングくらいは駄目?」

鞠莉「駄目! ブレークタイムよ!」

善子「今日の晩餐は堕天使の涙零式。楽しみにしておくことね」

梨子「すごく不安……」

花丸「マルは……>>246
1.千歌曜ルビィと夜釣り
2.鞠莉果南と散歩
3.善子梨子と晩飯作り
246: 名無しで叶える物語(SB-iPhone) 2019/02/28(木) 04:14:21.91 ID:cR2PRTtX
⌒°( ・ω・)°⌒2番だビィ
253: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/28(木) 20:46:55.69 ID:Ax/VrlfT
2日目 午後7時 浜辺付近

果南「風が気持ちいいね」

花丸「ここは涼しいずら」

鞠莉「……そうね」

果南「ねえ、鞠莉」

鞠莉「なに?」

果南「どうしたの?」

鞠莉「どうしたって?」

果南「惚けないでよ。なんかここのところずっと元気ないよ」

鞠莉「そんなことないわ。果南の気のせいよ」

果南「私が何年一緒にいると思ってるの、鞠莉がいつもと違うことくらい見れば分かるよ。マルもそう思うでしょ?」

花丸「うん。鞠莉ちゃん、元気ないずら。笑顔も無理してるような気がする」

鞠莉「……ちょっと疲れただけ」

果南「ダイヤも心配してるよ」

花丸「マル達は皆鞠莉ちゃんの友達なんだから、何かあったら相談して欲しいずら」

鞠莉「Thank you マル、果南。でも本当に平気だから、心配しないで」

鞠莉「そろそろディナーができる頃デスし、戻りましょう」
254: 名無しで叶える物語(庭) 2019/02/28(木) 21:01:27.72 ID:Ax/VrlfT
2日目 午後11時 ラウンジ

千歌「ふわぁぁ……眠い……」

ダイヤ「それならさっさと寝なさい。トランプなんてしてないで」

梨子「善子ちゃんの作ってくれた堕天使の涙なんとかすごい美味しかったね」

善子「零式! あと、ヨハネ!」

果南「私も今日はもう寝ようかな」

花丸「おやすみずら~」
花丸(やっぱり杞憂だったみたい、何も変なことは起きてない)

3日目 午前7時半 ラウンジ
花丸「おはようずら」

果南「随分遅かったね」

善子「おはよう」

千歌「二人が遅いなんて珍しいね」

花丸「多分疲れがたまってたずら」

善子「私達が最後じゃないのね」

ダイヤ「ルビィと鞠莉がまだですわ」

梨子「朝御飯冷めちゃうし、起こしてくる?」

曜「じゃあ私が二人とも起こしてくるよ」
256: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/01(金) 00:31:19.06 ID:gd4mQccz
曜「大変だよ! 鞠莉ちゃんが部屋にいない!」

果南「鍵は開いてたの?」

曜「うん。だけど部屋に誰もいないよ」

千歌「ルビィちゃんは?」

曜「ルビィちゃんはまだ寝てるみたい」

ダイヤ「もう、あんなに遅くまで起きてるから……」

千歌「トイレとかお風呂にもいないの?」

曜「お風呂は分からないけど、トイレにはいなかったよ」

果南「皆で外に探しに行こう!」

花丸「うん」

ダイヤ「私はルビィを起こしたら合流しますわ」
257: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/01(金) 00:32:12.86 ID:gd4mQccz
3日目 午前8時15分 ラウンジ

花丸「どこにもいないずら……船はあったから島から出てることはないはずなのに」

千歌「もしかして海とか?」

果南「こんな朝早くから海に入ってるとは思えないよ」

ダイヤ「皆さん! ルビィの部屋が開きません!」

梨子「ルビィちゃんは起きないの?」

ダイヤ「窓を叩いて呼びかけても全く返事がないですわ!」

曜「合い鍵は?」

花丸「鍵は2本とも部屋の中ずら……」

善子「起きてくるのを待つ?」

ダイヤ「でも、もう10分以上呼びかけても起きないなんてありえませんわ」

千歌「窓ガラスを割って入る?」

果南「もしくは扉を壊すか……」

千歌「果南ちゃん扉壊せるの?」

果南「素手じゃ無理だよ。だけど管理人室に工具があったから、二度と閉まらなくなるけど壊すことはできると思う」

ダイヤ「どっちでもいいですわ。早く入りましょう。もしかして何かの病気かもしれませんわ」

花丸(窓か扉か……どっちを壊して入ろう?)
>>258
258: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2019/03/01(金) 00:36:35.87 ID:GD0zaAkK
トビラ
261: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/01(金) 01:14:28.13 ID:gd4mQccz
花丸「扉を壊して入ろうよ」

ダイヤ「窓を割った方が早いですわ」

花丸「でも、窓割っちゃったらその部屋で寝泊まりできなくなっちゃうずら」
花丸(扉を壊した方が多分修理費は高くつくけど……)

果南「よし、じゃあ管理人室から工具を持ってくるよ」パタパタ


3日目 8時半 ルビィの部屋前

千歌「ドリルで壊すの?」

果南「よく分からないけど鍵の付近に穴を開ければなんとかなるでしょ」
キュイイイイン

花丸「本当になんとかなったずら……」

果南「ドアロックも壊しちゃうよ」ギコギコ

曜「開いた!」

ダイヤ「ルビィ!」バタン

梨子「きゃあああああああああああああああ」

果南「鞠莉!!!」

花丸「動かしちゃ駄目ずら!」

果南「でも!」

花丸「もう死んでる……ずら」

ダイヤ「ルビィ! 起きて!」

千歌「これ……血が……」

花丸(ルビィちゃんの部屋には、ロープで首を吊った鞠莉ちゃんと、ベッドの中で胸を刺され冷たくなっていたルビィちゃんがいた)
花丸(念のため脈を確認したけど、二人とも死んでいた)
花丸(その後、外へ救助を求めに船に向かったけど、船は焼かれていたため操縦も連絡も不可能だった)
262: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/01(金) 01:17:05.76 ID:gd4mQccz
3日目 午前9時 ラウンジ

千歌「なんで……二人が……死んじゃったの?」

ダイヤ「ルビィ……」

果南「……」

花丸「ルビィちゃんに関しては間違いなく殺されたずら。包丁で心臓を刺されてたから」

ダイヤ「誰が! 誰がこんなことを!」

千歌「私達以外の誰かが……いたのかな?」

花丸「それは、ないと思う……今さっき皆で島全体と別荘の中を探したばっかりずら。誰もいなかったよ」

善子「それって……」

曜「……」

花丸(皆何も言わないけど状況的に答えは一つなのは明らかずら)

梨子「鞠莉ちゃんが殺した……それしか考えられないと思う」

果南「梨子!」ガタン

花丸「果南ちゃん落ち着くずら」

果南「でも、鞠莉が殺したなんて!」

千歌「あの部屋の鍵って2本とも部屋の中にあったんだよね?」

花丸「間違いないずら。マル達が入った時、2本とも机の上に置かれてた。誰かが入ってさりげなく置くことは不可能だよ」

善子「つまり……ルビィは……あの部屋の中にいた人物に殺された可能性が高いってことね」
263: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/01(金) 01:21:30.79 ID:gd4mQccz
花丸「鍵が2本とも部屋の中にある以上、絶対に外から鍵を閉めることはできないずら」

梨子「もしかして、その2本の鍵は102号室の物じゃないかも……」

花丸「それはもう確認済みずら。どっちも間違いなく102号室の鍵だったよ」

善子「私もずら丸と一緒に確認したから間違いないわ」

梨子「それなら、やっぱりルビィちゃんは鞠莉ちゃんに……」

果南「そんなことあるわけない!」

曜「だけど、あの部屋は扉も窓も施錠されてたよ。それは私達全員が確認したはずだよ」

果南「分からないけど、もしかしたら抜け道があるかもしれない。私が調べてくる!」

花丸「待って! 勝手に荒らしたら、まずいずら」

果南「だけど!」
花丸「ちゃんとビニール手袋をつけて、現場の物はしっかり写真を撮るずら。それで調べた物は元に戻す」

果南「マル……?」

花丸「マルも手伝うずら。二人で調べよう?」
275: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/02(土) 19:10:15.37 ID:7lbPy3Ll
3日目 午前9時15分ルビィの部屋

花丸「それにしても酷い状況ずら……」

果南「ねえ、鞠莉の身体……下ろしちゃ駄目なの?」

花丸「このままにしておくのも可哀相だよね。ゆっくり下ろすずら」

果南「これって首を絞められて殺された可能性はないのかな?」

花丸「もしそうだとしたら、首を絞めた時の痕と首つりした時の痕の二つがあるはずずら」

果南「鞠莉の首には一つしか痕がない……でも、首つりをした時に痕がつく場所を絞めれば――」

花丸「それはちょっと考えにくいずら。マル達は素人だし、首つりした時にどこに痕が出来るかなんて分からないから」

花丸「仮に分かったとしても、それができるのは鞠莉ちゃんが一切抵抗してこない場合じゃないと難しいずら」

果南「じゃあやっぱり……自殺なのかな……」

花丸「見たところ、椅子の上で首にロープをかけた後に椅子を蹴ったみたいずら」

証拠品『倒れた椅子』鞠莉の首つり死体の下あたりに倒れている椅子。

花丸「鞠莉ちゃんもルビィちゃんも死んでからそこそこ時間は経ってるみたいずら。多分深夜から明け方……」

果南「そんなことが分かるの?」

花丸「勿論正確じゃないけど、おおよそは」

果南「ルビィはこうして見ると寝てるみたいなのにね……」

花丸「タオルケットの下で刺されてるから、一見すると普通に寝てるみたいずら」

証拠品『鞠莉の死亡状況』首を吊ったことによる縊死。首についた痕は一つ。死亡推定時刻は深夜から明け方。
証拠品『ルビィの死亡状況』死因はナイフで心臓を刺されたこと。タオルケットの下で刺されて殺されていた。鞠莉と同じくらいの時刻で殺された。
276: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/02(土) 19:11:59.99 ID:7lbPy3Ll
果南「そういえば、鍵を壊したのになんでここにある鍵が102号室のものだって分かったのかな?」

花丸「簡単なことずら。102号室以外の全ての部屋の鍵穴にも合わなければ、ここにある鍵は102号室の鍵ってことになるずら」

証拠品『2本の102号室の鍵』ルビィの部屋の中に合った2本の鍵。どちらも他の全ての部屋の鍵穴に合わなかった。

果南「扉と窓以外に入る場所ってないかな」

花丸「天井からは入れそうにないずら。あるなら床下かなあ」

果南「床板が外れるってことはなさそうだよ。でもやけに汚れてる?」

花丸「本当ずら。砂埃かな」

証拠品『汚れた床』床が砂埃で汚れている。

果南「やっぱり扉か窓のどっちかからしか入りようがないってことだね……」

花丸「果南ちゃんには申し訳ないけど、これは鞠莉ちゃんが殺人に関与してない可能性はないと思う」

花丸「もし鞠莉ちゃんが関与してないのなら、意識を失わせてこの部屋まで運ばないといけないんだよ。そんなの絶対に不可能ずら」

果南「そう……だよね……」

花丸「だけど、鞠莉ちゃんがどうやってこの部屋に入れたのかが分からないずら」

果南「なんかマル、すごい冷静だね」

花丸「冷静?」

果南「だって、死体を見つけた時もすぐに触らないでって言って、鍵が机にあるのだってすぐに見つけた。それにあの鍵が102号室の鍵だってことも真っ先に調べてたよね」

果南「まるで、こうなることが、分かってたみたいに……」
277: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/02(土) 19:13:52.71 ID:7lbPy3Ll
花丸「それは……マルにも分からないずら。なぜか嫌な予感がしてて」

果南「別にマルがやったって思ってるわけじゃないけど、なんかちょっと冷静だなって」

花丸「マルがルビィちゃんに戸締まりをしっかりするように言ったのも嫌な予感がしてたからずら」

果南「だから合い鍵を持たせたんだね」

花丸「ルビィちゃんはちゃんと扉と窓も戸締まりをしてたずら。なのに、なんで入れたんだろう……」

果南「窓も傷一つないよ」

花丸「この窓の鍵に予め紐をつけといて、窓の外にたらしておくみたいな細工をしてたら、ルビィちゃんが寝る前に確認して気付くはずずら」
花丸(それに、昨日寝る前にマルはちゃんと確認したずら。窓の鍵に細工はなかった)

証拠品『窓』傷一つない窓ガラス。割られたような形跡は一切無い。花丸が寝る前には細工されていなかった。

果南「普通に考えたらルビィが招き入れたって考えるべきじゃない?」

花丸「確かに、鞠莉ちゃんが来たなら鍵を開けるのはおかしくないずら」

花丸「だけど、それだとベッドの上で殺されてるのが不自然ずら」

果南「言われてみれば、ドアの近くで刺すのが自然かな? 深夜に部屋の中まで入れるのはちょっと違和感があるかもね」

花丸「これ、ルビィちゃんのスマホ……」

果南「『ごめんなさい……』、これってまさか……」

花丸「遺書……なのかな? 鞠莉ちゃんの」

証拠品『ルビィのスマホ』机に置いてあったルビィのスマホ。メモ帳のアプリが立ち上がっており、そこには『ごめんなさい……』と打ち込まれている。

花丸「……ルビィちゃんを殺した後に罪悪感にかられて自殺した。それしか考えられないずら」

果南「……」
284: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/03(日) 17:16:37.58 ID:2yOKGpRr
3日目 午前10時 ラウンジ
善子「それで調査の結果はどうなの?」

花丸「鞠莉ちゃんは自殺。そして、ルビィちゃんは鞠莉ちゃんに……殺された。状況的にそれ以外はなさそうずら」

千歌鞠莉ちゃんが、ルビィちゃんを……」

梨子「これから、どうするの?」

ダイヤ「救助が来るのを待つしかないですわ」

曜「そうだね……練習どころじゃないもんね……」

ダイヤ「私は自分の部屋に戻っていますわ」

千歌「私もそうしようかな……」

果南「皆自分の部屋に行っちゃったね……」

花丸「……マル達も戻るずら」

花丸「あっ! そういえば、カメラ!」

果南「カメラ?」

花丸「このビデオカメラに何か映ってるかもしれないずら」

果南「そういえば、鞠莉がここに置いてからずっとこの部屋を撮ってたんだね」

花丸「昨日の夜まで巻き戻すずら」

果南「……」
花丸「……」

果南「何も映ってないよ」

証拠品『ビデオカメラの映像』2日目の夜は皆がラウンジから出てから朝まで、ラウンジを通った人はいない。
285: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/03(日) 17:18:02.85 ID:2yOKGpRr
果南「本当に、鞠莉がルビィを殺したのかな……」

花丸「そうに決まってる、はずずら……だけど……」

果南「だけど?」

花丸「腑に落ちないずら」

果南「なにが?」

花丸「船を燃やした理由が分からないずら」

果南「そんなの助けを呼ばれないようにするためなんじゃない?」

花丸「そんなことする意味があるずら?」

果南「だから、証拠隠滅?」

花丸「でも、マルはもう部屋の写真をしっかり撮ったずら。何かを動かしても意味ないよ」

果南「指紋とか?」

花丸「ルビィちゃんの部屋にはマル達の指紋いっぱいついてるずらよ」

果南「死亡推定時刻?を誤魔化すとか?」

花丸「そんなの誤魔化すまでもないと思う。夜中に殺されたのは明らかなんだから、詳しい時間が分かったところで関係ないずら」
286: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/03(日) 17:20:27.36 ID:2yOKGpRr
果南「そこまで言うなら、マルはなんだと思うの?」

花丸「まだ終わりじゃない……とか」

果南「終わりじゃないって、鞠莉は死んでるんだよ? これ以上何かが起こるわけないよ」

花丸「そうなんだけど……それ以外に思いつかないずら」

果南「でも、それっておかしいよ。鞠莉が犯人なんだよ? それなのにまだ終わりじゃないって、それってつまり……」

「きゃあああああああああああ」

花丸「善子ちゃん!」タタタタ

善子の部屋

花丸「大丈夫?!」バタン

善子「ずら丸……」

花丸「怪我はない?」

善子「ガラスの破片でちょっとだけ切っちゃったけど、問題ないわ」

果南「何があったの?」

善子「レンガが……窓の外から……」

花丸「レンガがロープで結びつけられてるずら」

果南「上のベランダからロープでレンガがつり下げられてるよ、振り子みたいにして善子の部屋にレンガをぶつけたみたい」

証拠品『ベランダにつり下げられたレンガ』ベランダにロープでつり下げられたレンガ。振り子のようにして善子を狙った。
287: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/03(日) 17:22:27.17 ID:2yOKGpRr
花丸「もし、頭にでも当たってたら死んでもおかしくないずら」

善子「どういうことなの? なんで私の部屋にそんなものが……」

果南「ねえ、これって上の部屋のベランダにくくりつけられてたんでしょ? 梨子の部屋だよね?」

千歌「何かあったの?!」バタバタ

花丸「かくかくしかじか」

梨子「私、こんなもの知らないよ!」

花丸「多分梨子ちゃんが知らないうちに仕掛けられてたと思う」

曜「じゃあ梨子ちゃん以外の誰かが仕掛けたってこと?」

花丸「分からないけど、その可能性はあるずら」

ダイヤ「ですが、振り子のようにして善子さんの部屋のガラスを破ったのなら、このレンガを逆に振る必要がありますわ。それは上の部屋にいた梨子さんにしかできないはずですわ」

梨子「そんなことないよ! 私の部屋のベランダに何らかの方法でくっつけておいて、何かをして外せるようにすればレンガに勢いをつけることはできるはず」

ダイヤ「何らかの方法で何かをしてって随分抽象的ですわね」

梨子「それは……調べてみないと分からないから……」

花丸「梨子ちゃんの言うとおりずら。こんなの調べるまでもなく簡単に出来るよ」

花丸「レンガを糸でベランダに結びつけておいてその糸を切るとか。遠くからでもできる方法なんていくらでも思いつくずら。梨子ちゃんの部屋だから梨子ちゃんがやったって考えるのは短絡的ずら」
288: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/03(日) 17:38:10.61 ID:2yOKGpRr
梨子「そもそも自分の部屋のベランダから他の部屋のベランダには簡単に移動できるし、誰でもやれるはずだよ!」

ダイヤ「まあ確かにそうですけど……」

千歌「でも、鞠莉ちゃんはもう死んじゃったのになんで……」

曜「鞠莉ちゃんが仕掛けておいたんじゃない?」

果南「でもその仕掛けが作動するようにするには誰かが何かしないといけないんだよね?」

善子「まだ犯人はいるの?」

ダイヤ「鞠莉さんとルビィを殺した人が……この中に?」

千歌「マルちゃんはどう思うの?」

花丸「その可能性はない……とは言えないずら」

ダイヤ「一ついいですか?」

ダイヤ「花丸さん、はっきり言って貴方はあまりにも怪しすぎますわ」

ダイヤ「皆に合鍵を持つように言ったり、現場に行こうとした果南に真っ先についていったり」

曜「ちょっと手際が良すぎるとは私も思っちゃった」

花丸「マルは現場を荒らしちゃまずいと思って……」
293: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/04(月) 18:08:28.07 ID:c7gbCJx9
ダイヤ「私は自分の部屋に戻りますわ」

花丸「それはまずいずら。全員で集まってるのが一番安全だよ」

ダイヤ「ルビィと鞠莉さんを殺したかもしれない人が交じってるんでしょう?」

千歌「でも……一人は危ないよ」

ダイヤ「信用できないですわ。さっきのレンガのも梨子さん以外が出来るとは言え、梨子さんがやってないとは限りませんわ。善子さんだって同じですわ」

善子「なんで私が!」

ダイヤ「そんな腕の傷くらいで自分が犯人じゃないとでもいいたいんですの?」

善子「私が自作自演したって言いたいわけ?」

ダイヤ「別にそういうわけじゃないですけど、信用できないのにはかわりありませんわ」

曜「ダイヤさん……」

梨子「私も部屋に戻るね。私を犯人に仕立て上げようとした人とは一緒にいられないよ」

果南「……」

千歌「梨子ちゃんとダイヤさん……行っちゃったね」

善子「ほんと馬鹿。信用できないんだったら一緒にいた方がいいに決まってるわ」
294: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/04(月) 18:09:41.16 ID:c7gbCJx9
花丸「ここに残った人達は絶対一人で行動するのはやめるずら」

曜「うん。でも、夜はどうするの? 鍵をかけてたって入られるかもしれないんだよね……」

果南「ラウンジにソファはあるし、ベッドのマットレスだけ運んでくればラウンジで寝られるよ」

善子「だけど、このラウンジは鍵がかからないわよ」

花丸「五人がまとまってるところで殺すのは危険ずら」

千歌「二人と三人に別れて鍵のある部屋にいた方が安全じゃないかな?」

花丸「うーん……じゃあ、二人と三人に別れるずら。だけど、しっかり戸締まりをして欲しいずら」
花丸「窓の鍵は簡単に回せないように固定して、扉の方はドアノブの下に机とかちょうど良い高さのものを噛ませて鍵を開けてもドアノブを動かせないようにするずら」

善子「そこまですれば他の人が入れる余地はなくなりそうね」

花丸「マルはもうちょっと調べたいことがあるんだけど……誰かについてきて欲しいずら」

善子「それなら、今度は私が付き合うわよ」

花丸「ありがとずら」

善子「それで、どこを調べたいの?」

花丸「まず管理人室に行くずら」
295: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/04(月) 18:12:12.34 ID:c7gbCJx9
管理人室
花丸「合い鍵は……皆2本ずつ持ってるよね」

善子「私も2本持ってるわ」

証拠品『空のキーボックス』皆が自分の部屋の鍵を2本ずつ持ってるため、キーボックスは空。

花丸「この工具で扉を開けられないかなあ……」

善子「私には分からないわ。金槌にノコギリ、ドライバーとかドリルとか色々あるみたいだけど、これで扉を開けられるの?」

花丸「扉を傷つけないで開けるのは多分無理ずら。だってこんな簡単な道具で傷つけずに開けられるなら鍵なんてあってないようなものずら」

証拠品『DIY用具』基本的なDIY用具が揃っている。金槌にノコギリ、ドライバー、ドリルなど。

善子「ずら丸はどう考えてるの?」

花丸「どうって?」

善子「どうやってルビィの部屋に鞠莉が入ったかって話よ」

花丸「分からないずら」

善子「でも、二択でしょ? 窓か扉かの」

花丸「だけど、扉はもう壊しちゃって調べようがないし、窓は無傷ずら」

善子「じゃあルビィ自身が開けた以外にないってこと?」
296: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/04(月) 18:13:16.03 ID:c7gbCJx9
花丸「そうなると、鞠莉ちゃんが犯人でルビィちゃんを殺した後に自殺したことになるずら」

善子「だけど、そうなると私の部屋に仕掛けられたあのレンガの説明がつかないわけね」

花丸「それにルビィちゃんがベッドで寝たまま殺されてるのにも説明がつかないずら」

善子「確かにそうね……」

花丸「レンガについては一つだけ説明がつかないこともないずら。時間であのレンガが落ちるようになってた可能性もあるずら」

善子「私が窓際に寄った瞬間にあのレンガは来たわよ。時間で落ちるようになってたとして、そんな偶然がある?」

花丸「それ以外説明がつかないずら……」

善子「それくらいの奇跡が起こらないと説明できないわけね」

花丸「一応外も調べてみるずら」
298: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/04(月) 18:16:00.14 ID:c7gbCJx9
3日目 午前11時 別荘周辺

花丸「昨日と違って、落ち葉だらけずら」

善子「無人島とはいえ、木は生えてるんだから落ち葉くらいあるわよ」

花丸「鞠莉ちゃんの部屋のベランダ、誰かが出た形跡があるずら」

善子「そんなことわかるの?」

花丸「ベランダの手すりの汚れが落ちてるずら。誰かが触ったのは間違いないよ」

善子「つまり鞠莉の部屋のベランダから梨子の部屋のベランダまで行ってレンガを仕掛けたわけね」

花丸「梨子ちゃんの言ったとおり誰でも出来たって言うのは間違いないずらね」

証拠品『鞠莉の部屋のベランダ』誰かしらが出た形跡がある。

花丸「それにしてもガラス粉々になってるずら……」

善子「まあレンガをぶつけられたら粉々にもなるわよ」

証拠品『善子の部屋のガラス』レンガがぶつけられ粉々になった窓ガラス。微かにしかガラスが残っていないことから相当の威力があったことが分かる。

花丸「……」

善子「どうしたの?」

花丸「元々鞠莉ちゃんが犯人で自殺したって思ってるのに、わざわざ他に犯人がいると思わせたのはなんでだろうと思っただけずら」
299: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/04(月) 18:18:49.32 ID:c7gbCJx9
花丸「マルは挑発だと思ってるずら」

善子「挑発?」

花丸「早く犯人を見つけないと、まだ殺すぞっていう挑発ずら」

善子「どういう意味よ」

花丸「船を燃やして逃げられないようにしたのも、逃げるって言う選択肢をなくすためなんじゃないかって思うんだ」

善子「つまり、犯人はばれるわけがないって高をくくってるってこと?」

花丸「あくまでもそう思っただけずら」

善子「私にはちょっと考えられないわ」

花丸「マルにだって考えられないずら」

善子「とにかく調べてみるわよ。何か分かるかもしれないわ」

花丸「窓の汚れがところどころないずら」

善子「窓の汚れ? ああ、言われてみれば……誰かが触った?」

証拠品『ルビィの部屋の窓ガラス』外の面のガラスについている汚れがところどころない。誰かが触ったと思われる。

花丸「やっぱり窓から入ったのかな……」

善子「窓ガラスを触ったくらいで開くものじゃないけどね」

花丸「それもそうずら」
300: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/04(月) 21:06:44.55 ID:4ak7jpH6
花丸(鞠莉ちゃんの他に犯人がいるにしろいないにしろ、次に皆がラウンジに集まる夕食の時に結論を出さないとまずいずら)
花丸(まず、一つ一つ考えてみるずら)
花丸(鞠莉ちゃんがルビィちゃんの部屋に何処から入ったのか)

>>301
301: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー) 2019/03/04(月) 21:32:19.05 ID:VTCMgwum
312: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/06(水) 17:43:32.61 ID:tQEpDhdW
3日目 午前12時 ラウンジ

千歌「梨子ちゃん達降りてこないね……」

曜「夕食の時間になれば流石に降りてくるよ」

果南「そういえば鞠莉の部屋でこんなもの見つけたよ」

花丸「何冊もあるけど、これはなんの冊子ずら?」

千歌「説明書みたいだよ」

善子「この別荘の設備の説明書ね。これがトイレ、キッチン、ドア、窓……」

花丸「もしかして!」

曜「私達も鍵の解体方法とか外から鍵を開ける方法みたいなのが書いてないか読んでみたんだけど、そんなのなかったよ」

花丸「操作説明とか、掃除方法とかそういうことしか書いてないずら」

証拠品『別荘の設備の説明書』別荘の設備の説明書。鍵を壊す方法などは書いていない。

果南「あとこれ」

善子「薬?」

証拠品『錠剤』何の錠剤かは不明。

果南「鞠莉が薬飲んでるところなんて見たことないから気になって」
313: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/06(水) 17:44:34.18 ID:tQEpDhdW
花丸「窓の可能性が高いずら」

善子「急に何よ」

花丸「ルビィちゃんの部屋にどこから入ったかって話ずら」

果南「根拠があるってこと?」

花丸「ルビィちゃんの部屋に残ってた砂埃ずら。あれは長い時間窓を開けていたからなのは間違いないはず」

曜「昨日の夜風が強かったのは外を見ても明らかだしね」

花丸「つまり、窓を長い時間開けなきゃいけない何かをしていたってことになるずら。それは多分あの密室を作るのに必要なことだったんだと思う」

千歌「何かって?」

花丸「それはまだ断定はできないずら。だけど……」

果南「……?」
314: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/06(水) 18:46:18.44 ID:tQEpDhdW
花丸「もし、マルが考えてる通りなら鞠莉ちゃんとルビィちゃんを殺したのはあの人しかいないずら」

果南「どういうこと? 鞠莉はやっぱり被害者なの?」

花丸「被害者であり加害者ずら。あの密室を作った鞠莉ちゃんには共犯者がいたんだと思う」

花丸「多分共犯者がいないとあの密室は作れないずら」

善子「でも私達全員現場不在証明はできないはずよね?」

千歌「現場不在……なに?」

花丸「昨日の夜に鞠莉ちゃんの部屋に行ってない証明ができる人がいないってことずら」

曜「つまり開け方さえ知ってれば誰でも出来たってことだよね」

花丸「それが誰にでも出来る開け方ならね」
315: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/06(水) 21:47:49.77 ID:B14cmNL8
果南「それでマルは誰が犯人だと思ってるの?」

花丸「それは――」
316: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/06(水) 21:52:11.95 ID:B14cmNL8
以降怪しい人を適当にレスしてほしいずら
全然証拠ないじゃんって思ったら一周目の印象や証拠も込みでなんとなくでもいいずら
317: 名無しで叶える物語(おいしい水) 2019/03/06(水) 21:53:59.09 ID:4eHOqLUc
なしこ
318: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/06(水) 21:55:24.52 ID:hrJ/x+1F
ダイヤさん
ルビィが無警戒に扉開けるしマリーと示し会わせてなんかしそう
細かいことはわからん!
319: 名無しで叶える物語(はんぺん) 2019/03/06(水) 21:55:56.47 ID:yzHXKQwr
俺も梨子ちゃんかな
一周目も二周目も言動が怪しいしそそのかす台詞もそれっぽい
320: 名無しで叶える物語(わたあめ) 2019/03/06(水) 21:56:49.65 ID:6q/VXxKQ
千歌ちゃん
321: 名無しで叶える物語(禿) 2019/03/06(水) 22:07:29.71 ID:lLoO7vzI
ダイヤ
322: 名無しで叶える物語(たこやき) 2019/03/06(水) 22:38:30.01 ID:pYfiLCOt
なんとなく曜ちゃん?

1日目の夜、マリーと一緒に料理担当
一周目でマリーの荷物を調べようとする花丸を静止したのには違う意図があった・・・?

ちょっと深読みしすぎかなぁ
323: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) 2019/03/06(水) 22:53:13.63 ID:eWxilkVK
メメント
324: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/06(水) 22:55:45.24 ID:Hmy+R5C8
窓の形状とか調べたいところだけど
窓ガラス破壊が必要な行動だと仮定すると怪しいのは善子
326: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/03/06(水) 23:09:37.36 ID:UbYoG2e0
曜ちゃん?
327: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2019/03/06(水) 23:14:08.83 ID:SXltpD5m
よーそろ
328: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/06(水) 23:16:35.45 ID:jUlM4nzA
梨子
338: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/07(木) 10:44:20.79 ID:mdAgLPRy
梨子ちゃんで書くずら
346: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/09(土) 18:15:49.51 ID:Wj0gfNfQ
3日目 午後7時 ラウンジ
ダイヤ「犯人が分かったらしいですが、それは本当ですか?」

花丸「犯人は梨子ちゃんずら」

梨子「な、何言ってるの? 私やってないよ!」

ダイヤ「貴方がルビィと鞠莉さんを……」

梨子「違うよ! それより私がやったっていう証拠はあるの?」

花丸「ベランダのロープずら」

梨子「あれは私じゃなくてもつけられるって話だった!」

花丸「だけど、他人の部屋のベランダで作業するのはリスクがあるのは間違いないずら」

梨子「それなら、ルビィちゃんの部屋にはどうやって入ったの?」

花丸「窓をノックして入れてもらったずら。扉よりは窓をノックした方が気付かれやすいから」

梨子「それなら、鞠莉ちゃんが自殺してるのはなんでなの」

花丸「あれは他殺ずら。マルの予想だともともとルビィちゃんは自殺に見せかけて殺される予定だった」

善子「もしかして、その準備中に?」

花丸「その通りずら。自殺に見せかけるための準備で鞠莉ちゃんは自分の首に縄をかけてみた」

花丸「その瞬間に鞠莉ちゃんの体を支えてる椅子を何らかの方法で倒せば自殺のように殺せるずら」

曜「何らかの方法?」

花丸「例えば紐みたいなものを椅子の足にかけておいて引っ張るなら、鍵のかかった窓の外からでもできるずら」

梨子「そんなの私とは限らないよ! こんなこと言うマルちゃんの方が怪しいよ!」

千歌「梨子ちゃん……」

梨子「マルちゃんならルビィちゃんと仲良しだし、全く警戒されないで部屋にはいれるよね」
350: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/10(日) 08:58:46.77 ID:ryTBMe+O
梨子「ルビィちゃんが寝てる時に殺すのなんてマルちゃんにしかできないはずだよ!」

花丸「マルはそんなことしてないずら」

梨子「証拠はあるの? マルちゃんが私の部屋にロープをくくりつけて私を犯人に仕立て上げようとしてるとしか思えないよ」

花丸「違うずら!」

梨子「もしかして、探偵気取りのことをしてるから自分は怪しくないって言うつもりなの?」

千歌「もうやめてよ!」

曜「千歌ちゃん……」

千歌「ルビィちゃんと鞠莉ちゃんがいなくなったのに、こんな喧嘩してるのって絶対おかしいよ」

ダイヤ「千歌さん。この話はもう喧嘩とかそういう次元の話ではないですわ」

果南「うん。この状況で仲良くなんて……絶対無理だよ」

梨子「兎に角私は認めない。こんなこじつけで犯人扱いされたくない!」タタタタバタン

千歌「梨子ちゃん……」

曜「いっちゃったね……」

善子「あのままで良かったの? 梨子が犯人だとしたら野放しにするわけにはいかないんじゃない?」
351: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/10(日) 09:00:03.00 ID:ryTBMe+O
花丸「戸締まりをしっかりして、団体行動を心がければ大丈夫ずら。武器になりそうなナイフはこっちで管理すれば良いから」

ダイヤ「念のため別けて管理しませんか?」

果南「わけるってどういうこと?」

ダイヤ「千歌さんと曜さんで1本、私と果南さんで1本、花丸さんと善子さんで1本。一カ所にまとめるのは危険だと思いますわ」

花丸「……そうかも、しれないずら」

果南「それなら、部屋割りもそれでいいよね」

曜「千歌ちゃんと一緒なら安心だな」

千歌「……」

花丸「部屋に戻るずら。そして、明日は朝7時に起きること。絶対に時間は守って二人一組で行動するように」

果南「マルも気をつけてね」

花丸「マルには善子ちゃんがついてるから平気ずら」

善子「ふん……調子の良いこと言っちゃって」
352: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/10(日) 09:01:52.40 ID:ryTBMe+O
3日目 午後10時 花丸の部屋
善子「ねえ、ずら丸」

花丸「何?」

善子「皆大丈夫よね?」

花丸「大丈夫ずら。明日さえ乗り切れば、すぐに助けはくるはずだから」

善子「どうして、こんなことになっちゃったんだろう……」

花丸「それはマル達が考えても分かりっこないずら」

善子「そうね……」

花丸「もう寝よう? 考えすぎたら頭痛くなるずら」

善子「もうちょっとそっち行って良い?」

花丸「うん」

善子「……」ギュ

四日目 7時
花丸「起きるずら」

善子「うぅ……眩しい……」

花丸「早くラウンジに集まらないといけないんだから、ゆっくりしてる時間はないずら」

善子「分かってるわよ……」
359: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/10(日) 20:34:51.31 ID:aGNTxCBd
4日目 午前7時 ラウンジ
花丸「え……」

善子「嘘……」

花丸(ラウンジには胸から血を流して倒れている千歌ちゃんがいた)
花丸(確かめるまでもなく死んでいる。もうそんな諦観のような感情しか沸かなかった)

曜「皆大変! 千歌ちゃんがいなくなって――」

果南「千歌……」

曜「早く! 早く治療を!」

花丸「……身体が冷たい。もう手遅れずら」

ダイヤ「……」

曜「嘘だよ! そんなの嘘だ! なんで千歌ちゃんが殺されないといけないの?」

梨子「嘘……なんで……千歌ちゃん?」

果南「梨子がやったの?」

梨子「違う! なんで私がこんなこと……するわけないよ」

曜「誰? 誰がやったの?!」

善子「わ、私とずら丸は確実に無実だと断言できるわ」

花丸「昨日は同じベッドでくっついて寝たから、もし夜の内に起きたら絶対に気が付くずら」

果南「私達は……同じベッドでは寝てないけど……」

ダイヤ「私じゃありませんわ」

曜「許さない……絶対に見つけ出して……」
360: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/10(日) 20:36:19.63 ID:aGNTxCBd
果南「ねえ、マルは何か分からないの?」

花丸「ルビィちゃんと鞠莉ちゃんの時とは違って衝動的な犯行に見えるずら」

果南「衝動的?」

花丸「ルビィちゃんの時は自分に疑いの目が向けられないような工作がされてたずら」

花丸「だけど、今回は疑われても構わない。そういう印象があるずら」

善子「自分が容疑者の一人になってでも殺したかったってこと?」

花丸「あくまでマルがそう思っただけずら」

梨子「そうだ! カメラは?」

ダイヤ「壊されてますわ」

花丸「手掛かりは……なしずら」

善子「私はもう嫌。こんな場所にはいたくない。ずら丸以外誰も信用できないわ」

花丸「善子ちゃん……」

善子「部屋に戻るわよ。全員でかたまるのが一番いいことは分かってるけど、もうそんなことは関係ないわ」

花丸「でも……皆は……」

善子「少なくとも昨日の事件に関しては私達が犯人じゃないことは私達同士が分かってる。私は犯人がいる六人より、犯人がいない二人を選ぶ」

花丸「そうだね……」

果南「マル……」
361: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/10(日) 20:38:35.04 ID:aGNTxCBd
4日目 花丸の部屋
花丸「本当にこれで良かったのかな……マル、間違えてたのかもしれないずら」

善子「しょうがないわ。もし間違っていたとしても誰もずら丸を責められない」

花丸「それは違うずら。人を犯人扱いしたんだから、マルだけは絶対に間違えちゃいけなかった」

善子「でも、ずら丸がああやって捜査してくれてたから他の皆はぎりぎりのところで理性を保てたんだから」

花丸「そうかな……」

善子「そうよ。もし、皆が好き勝手に動いてたらもっと大変なことになってたかもしれないわ」

花丸「マルは……もう疲れたずら」

善子「大丈夫。あと一日すれば全部元通りよ」

花丸「元通りじゃないずら。ルビィちゃんと千歌ちゃんと鞠莉ちゃんにはもう会えない。スクールアイドルも続けられないよ……」ウルウル

善子「……」

午後7時 花丸の部屋

花丸「……随分寝ちゃってたずら」

善子「お互い疲れが溜まってたのね」
花丸「今何時?」

善子「午後7時ね」

花丸「お腹減ったずら。ラウンジに行こう?」

善子「そうね」
362: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/10(日) 20:40:14.41 ID:aGNTxCBd
花丸「……なんか静かすぎない?」

善子「……」ゴク

花丸「大丈夫ずら。マルがついてるよ」

善子「べ、別に怖がってるわけじゃないわよ!」

花丸「開けるよ」ガチャ

ラウンジ

曜「あれ、二人とも何してたの?」

花丸「いつの間にか寝ちゃっててこんな時間になったずら」

善子「曜。あんまり一人でいない方がいいわよ」

曜「大丈夫大丈夫。もう犯人はいないし」

花丸「犯人がいないってどういうこと?」

曜「もう私が全員殺したから」ニコ

善子「曜……貴方……その血……」

曜「マルちゃんと善子ちゃんは千歌ちゃんを殺してないんだよね? だったら他の全員を殺せば犯人はいなくなるはずだよ」

花丸「な、なんでそんなことしたずら!」

曜「それは私の台詞だよ。千歌ちゃんを殺しておいて、何食わぬ顔でいるなんて許せない」

善子「もう曜は……駄目……」

花丸「逃げるずら!」

曜「逃げる? もう犯人はいないのに、なんで逃げるの?」

花丸「部屋に行くずら」タタタタバタン
364: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/10(日) 20:42:20.85 ID:aGNTxCBd
花丸の部屋
曜「開けてよ」ドンドン

善子「あと一日逃げ回るなんて絶対に無理」

花丸「じゃあ、二人で曜ちゃんを取り押さえるずら」

善子「分かった。それなら私に策がある」

花丸「え?」


パリーン
曜「なんで逃げるの?」

善子「それは私が千歌を殺したからよ」

曜「え? だって、二人は犯人じゃないって……」

善子「それは私とずら丸が共犯じゃない場合の話。共犯だったら話は別」

曜「許せない!!」ザク

善子「っっ!」

善子「今よ、ずら丸!」

花丸「うん!」グルグル

曜「解いてよ! 解け!」

善子「怒りに身を任せてたせいで、ロープを持ったずら丸が隠れているのに気付けなかったわね」

花丸「善子ちゃん……腕から血が凄い出てるずら……」

善子「この程度は治療すれば大丈夫よ。ちょっとだけ……痛いけどね」

花丸「ありがとう……善子ちゃん」

善子「こういう時くらいヨハネって言ってよ」

花丸「こういう時だからこそだよ」
365: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/10(日) 20:45:04.00 ID:aGNTxCBd
花丸(その後、ちょうど一日後に島へ救助が来た)
花丸(マルと善子ちゃん、曜ちゃん以外は全員死亡。全て曜ちゃんの犯行となった)
花丸(当然スクールアイドルなんて続けられるはずも無く、マルと善子ちゃんは学校でも浮いていた)

??日目 学校 図書室

善子「また図書室?」

花丸「うん。ここが一番落ち着くずら」

善子「たまには外に遊びに行きたい」

花丸「善子ちゃんが一人で行ってくれば良いずら」

善子「……」

花丸「どうしたの?」

善子「私は……ずら丸と一緒に行きたいのよ」

花丸「それなら、しょうがないずら」パタン

善子「よーし。それじゃあ今すぐ出発よ!」

花丸「ありがとう、善子ちゃん」

善子「何よ」

花丸「マルのこと励ましてくれてるんだよね」

善子「そんなんじゃないわよ」

花丸「ふふ、そう言うと思ったずら。やっぱり善子ちゃんはマルの一番の親友ずら!」ニコ

善子「わ、私もずら丸が……」

花丸「マルが?」

善子「なんでもない!」
366: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/10(日) 20:47:17.86 ID:aGNTxCBd
善子「ずら丸の一番は私だけ……」

花丸「何か言った?」

善子「何も言ってないよ」ニコ
367: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/10(日) 20:48:46.07 ID:aGNTxCBd
Happy end
380: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/10(日) 22:26:19.15 ID:aGNTxCBd
長々とお付き合い感謝ずら
ちょっと冗長すぎたのが反省点でした
386: 名無しで叶える物語(茸) 2019/03/10(日) 23:51:56.00 ID:CJK6woFY
逮捕状書いたで自由に採点してくれ

犯行方法
・ルビィにアイスティーを飲ませる
・1階自室の窓から外に出る
・外からルビィの部屋の窓に工具で穴を開け、窓の鍵を開けて侵入する
・アイスティーが効いて熟睡しているルビィを殺害
・穴を開けたルビィの部屋の窓を、無傷の自室の窓と交換する
・無傷になった窓に内側から鍵をかける
※床を掃除してドアから出れば、犯人は特定できない
・自室の窓には穴があるが、事件発覚前に他人に気づかれることはないだろう
・事件発覚後に襲われたように見せかけつつ、窓を破壊して穴の痕跡を消す。振り子にしておけばレンガは押せば戻ってくる

犯人
・単独犯ならばルビィにドアを開けてもらうほかなく、状況から不自然
・窓の説明書、工具調達などには鞠莉の関与は必須
・穴開き窓の部屋で過ごすのに善子の関与は必須
・ルビィ殺害は鞠莉と善子の共犯

犯人の想定外
・善子がルビィの部屋の外にいる間に、鞠莉が窓に鍵をかけて自殺してしまった
・その結果※が実行されず、密室が出来上がってしまった
 結果として共犯者の存在を示すことになった
420: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/13(水) 22:27:04.14 ID:FLT/QEIE
まだ残ってた
真相に関しては>>386がほぼ満点の解答出してるからいいかなと思ってた、すまん
434: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/14(木) 07:24:49.72 ID:JK86P3J5
にア つづきから >>315
3日目 午後7時 ラウンジ

花丸「……善子ちゃんだよね」

善子「え……?」

梨子「善子ちゃんが……犯人?」

善子「それは本気で言ってるの?」

花丸「本気ずら」

果南「マルがそういうってことは根拠があるってことだよね?」

花丸「勿論」

曜「じゃあ、善子ちゃんはどうやってあの密室を作ったの?」

花丸「窓を外したずら」

ダイヤ「窓を外したって、そんなことをしたらルビィが起きるに決まっていますわ」

花丸「当然ルビィちゃんを殺した後ずら」

善子「窓を外して部屋に入ったのに、ルビィを殺した後に外したって矛盾してるわよ」

花丸「矛盾してないよ。マルが言ってるのはあの密室を作った方法だから」

果南「つまり、部屋に入ったのは別の方法ってこと?」

花丸「うん。窓を鍵のある部分だけ割って入ったずら」

千歌「でも、ルビィちゃんの部屋の窓ガラスは割れてなかったような……?」

曜「あ……窓を交換したってもしかして……」

花丸「窓を割って中に入った後、窓を交換したずら。窓は内側からじゃないと外せないから」

花丸「ドライバーを用意してこの説明書にも書いてある通りにやれば、窓を外すのには素人にもできるずら」

果南「本当だ。窓の外すのって何個かネジを外すだけでできるんだね」ペラペラ
435: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/14(木) 07:26:59.89 ID:JK86P3J5
ダイヤ「でも、元々ルビィの部屋の窓はどこに行ったんですの?花丸さんの言うとおりだとすれば割れている窓があるはずですわ」

花丸「一つだけ割れた窓があるずら」

果南「善子の部屋の窓……」

千歌「だけどあれはレンガで割れた窓じゃないの?」

花丸「元々割れていた窓をレンガで更に割っただけずら。第三の犯人を匂わせてまでやらなければいけなかったことだから、そこには大きな意味があるはず」

曜「確かに、あの窓が元々割れてたかどうかはもう確かめようがない……」

花丸「逆に言えば一連の犯行は善子ちゃん以外には誰も出来ないことだよ」

ダイヤ「鞠莉さんと善子さんの共犯ということですか?」

花丸「おそらくそうずら。窓を外すのだって一人でやるには重労働だし、ルビィちゃんの部屋の窓と同じサイズの窓は同じ一階のマルの部屋と善子ちゃんの部屋だけ」

果南「だけど、マルの部屋の窓は割れてないってことは、善子にしか出来なかったってことなんだね」

千歌「本当に……善子ちゃんなの?」

善子「確かにずら丸の推理は筋が通ってるわ。だけど、その推理は窓が交換されたことを立証しないと成り立たないわ」

花丸「……」
436: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/14(木) 07:32:43.85 ID:JK86P3J5
善子「だって、別の方法で密室が作れるかもしれないじゃない。窓を交換する以外の方法があるかもしれないわ」

花丸「警察が来れば立証はできるずら。ルビィちゃんの部屋には絶対割れたガラスの破片が落ちてる。目に見えないくらい小さい破片が」

花丸「善子ちゃんのことだから掃除はしたと思う。でも、目に見えない破片の一つくらいは間違いなく残ってるずら」

花丸「もし、ルビィちゃんの部屋にガラスの破片が見つかれば……それはルビィちゃんの部屋の窓が割られた証拠になって、それは窓を交換した証拠に繋がるずら」

梨子「私達じゃ見つけられないけど、警察ならきっと見つけられる」

花丸「警察に調べられて発覚するのを待つか、ここで白状するのか。選んで、善子ちゃん」

善子「……流石ずら丸ね」

ダイヤ「善子さん……貴方……!」

善子「ずら丸なら分かるかもって思ってたけど、まさか本当に見破られるとはね」

花丸「鞠莉ちゃんは自殺に見せかけて殺したの?」

善子「鞠莉には、ルビィを自殺に見せかけて殺すって伝えてあったのよ」

善子「だから、自殺のセッティングをしている最中に椅子を倒したのよ。外からでも紐を使えば簡単だったわ。失敗する可能性もあるにはあったけど」

花丸「ルビィちゃんが一見すると死んでいるように見えないのには意味があった……それにあの遺書は鞠莉ちゃんのじゃなくてルビィちゃんの遺書のつもりだったんだね」

善子「鞠莉に工具を取りに行かせてる最中に殺したのよ。だけど、鞠理はそれに気付かず睡眠薬で寝てると思ってたわ」
437: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/14(木) 07:34:25.63 ID:JK86P3J5
果南「鞠莉は共犯だったんだね……」

善子「そうよ。鞠莉は自分の意思でルビィを殺そうとした」

ダイヤ「なんで! なんでそんなことをしたんですか!」

善子「貴方のせいよ」

ダイヤ「わ、私……?」

善子「鞠莉を蔑ろにして、ルビィばかりを目にかけるからこうなったの」

ダイヤ「そんな……私は別に鞠莉さんを蔑ろになんて……」

善子「残念だけど、鞠莉はそう思ってなかったみたいね」

花丸「なんで善子ちゃんは鞠莉ちゃんに協力したずら! ルビィちゃんはマルと善子ちゃんの親友ずら!」

善子「それを私の口から言わせるの?」

花丸「どういうこと……?」

善子「ずら丸に私だけを見て欲しかったからに決まってるじゃない。利害の一致」

花丸「そんな理由で……」

善子「そんな理由って、それはずら丸の価値観での話。私と鞠莉にとってはそんな理由じゃなかっただけ」
438: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/14(木) 07:41:28.92 ID:JK86P3J5
果南「それなら、なんで鞠莉を殺したの!」

善子「鞠莉が全部やったように見せかけるためよ」

善子「ルビィを自殺に見せかけるなんて不可能だと思ってたから」

梨子「協力するふりをしながら最後には裏切るつもりだった……?」

善子「ルビィが他殺死体として見つかる以上は私じゃない犯人が必要だった。そしてその犯人は死んでることが望ましかった。それだけ」
439: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/14(木) 07:47:36.00 ID:JK86P3J5
花丸「一つだけ聞かせて欲しいずら。なんで、船を燃やしたの?」

善子「私の部屋の窓ガラスを割るのに少し時間が欲しかった。それと、ずら丸の推理を聞いてみたかったのよ」

花丸「マルの推理……?」

善子「私だと分からないように工作はしたけど、私がやったと見破って欲しいって気持ちもあったわ。
すぐ助けを呼べたら捜査なんてしないでしょ?」

花丸「全然意味が分からないずら。そもそも、助けがこないからってマルがこんなことするとは限らないはずだよ」

善子「それはその通りね。だけど、私はずら丸ならそうするんじゃないかって思った。現にしてるし」

花丸「だから、マルの手助けをしてたときも変な誘導をしなかったずら?」

善子「うん。もし見破られたら、その時はその時だって思ってたから」

花丸「理解できないずら……」

善子「それが乙女心。ずら丸にはまだ分からないわね」

花丸「そんなの……分かりたくもないよ……」
440: 名無しで叶える物語(庭) 2019/03/14(木) 07:50:25.46 ID:JK86P3J5
??日目 図書室
果南「マル」

花丸「果南ちゃん……」

果南「図書室ばっかりじゃなくて外にも出ようよ」

花丸「だって、もう誰もいないずら……善子ちゃんもルビィちゃんも……」

果南「私はいるよ」

花丸「え?」

果南「千歌も曜も梨子もいる。ダイヤは……もうちょっと時間がかかるだろうけど、マルを心配してる人はいっぱいいるよ」

花丸「マルがもっと善子ちゃんに優しくしていれば良かったずら……そしたら、こんなこと……」

果南「今更後悔しても意味ないよ。だって時間は巻き戻らないから」

花丸「……」

果南「これからずっと後悔を背負ったまま生きるなんて息苦しいよ?」

花丸「でも……」

果南「とりあえず、のっぽパンでも食べようよ。ほら、私の奢りだよ」

花丸「……図書室は飲食禁止ずら」

果南「じゃあ、外で食べようよ。ほら、行こ?」

花丸「……うん!」
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『花丸「殺人事件ずら?」』へのコメント

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2018年5月26日
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