穂乃果「ことりちゃんを祝うよ」

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穂乃果-アイキャッチ23
1: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:05:46.63 ID:HRlBagup.net
穂乃果「問題は、今はライブを控えていてことりちゃんがとても忙しいってことだよ」

海未「新しくデザインすると言って張り切っていましたからね。かなり根を詰めている様子でした」

花陽「そんな状態で無理にパーティを開いても迷惑をかけちゃうだけなんじゃ……」

絵里「じゃぁ当日はプレゼントを渡すだけにして、パーティは後日にしましょう」

真姫「でも当日にプレゼントだけってのも味気ないんじゃない?」

凛「いつも衣装作りを任せちゃってるし、何か助けてあげたいにゃ」

希「それならことりちゃんが気にしない範囲で、差し入れとかしてあげるのはどう?」

にこ「そうね、ことりの性格的にあんまりおおげさだと恐縮しちゃうだろうし……さりげない気遣いとかは大事ね」

穂乃果「よし、それでいこう!各自、ことりちゃんを助けるべく頑張ることーっ!」

7人「おーっ!」

元スレ: 穂乃果「ことりちゃんを祝うよ」

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2: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:06:19.89 ID:HRlBagup.net
真姫「ことりは今この教室で衣装作りをしてるらしいわ」ヒソヒソ

花陽「うん。放課後に一人で教室に残って……頭が下がるよぉ」ヒソヒソ

真姫「まったくね。……ところで凛は?」ヒソヒソ

花陽「希ちゃんと何かやるから、って言って出て行ったよ」ヒソヒソ

真姫「そうなの?まぁいいわ。それじゃ、健闘を祈るわ」ヒソヒソ

花陽「うん、一番手、花陽行ってきます!このおにぎりで、ことりちゃん(の疲労)なんてイチコロですっ!」ヒソヒソ
3: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:07:40.25 ID:HRlBagup.net
ガラッ

花陽「ことりちゃん、いる?」

ことり「あれ、かよちゃん?どうしたの?」

花陽「うん、衣装考えるの大変だろうと思って……はい、これ!」

ことり「あ、おにぎりだ!」

花陽「考え事するときには炭水化物は大事だと思って……なんと、あの武川米なんだよ!」

ことり「む、むか……?」

花陽「武川米!山梨県は武川町で採れるブランド米ですっ!とっても美味しいから、食べてみて?」

ことり「う、うん、ありがとう……ところでかよちゃん、練習は?」

花陽「今は個別でステップの確認してるところだから、一旦抜けてきたんだ」

ことり「そうなんだ、ことりも早くデザイン完成させて、練習しないと……」

花陽「あんまり焦って無理しないでね?……あ、わたしそろそろ戻るね!」

ことり「うん、おにぎりありがとう!」

花陽「うん、ことりちゃんも頑張ってね!」
4: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:08:50.16 ID:HRlBagup.net
真姫「――――流石花陽ね。さりげないわ」

花陽「うん、でも……ことりちゃん、目の下に少しクマ出来てた、心配だよぉ」ヒソヒソ

真姫「やっぱり相当無理してたみたいね……ところで、あのおにぎりの具はなんだったの?」

花陽「シンプルに梅干しだよ?疲労回復には良いかと思って。小田原まで買いに行くの大変だったよぉ」

真姫「ちなみに塩は?」

花陽「モンゴル産の岩塩を砕いたやつだよ。ミネラルが豊富だから、普通のお塩より美味しいんだ」

真姫「そう……とりあえずあのおにぎりが、花陽の最大級の気遣いだということは分かったわ」

花陽「うん。真姫ちゃんは何をするつもりなの?」

真姫「そのことなんだけど、花陽。ちょっと手伝ってくれる?」
5: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:09:56.42 ID:HRlBagup.net
ことり「かよちゃんのおにぎり、美味しいなぁ」モグモグ

ことり「でもこれ、20個はあるよね……食べきれないよ……」

ことり「きっと心配してくれてるんだよね。早くデザインを完成させちゃわないと……」

ガララッ

ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ……ガタン!

真姫「花陽、そっち持って。降ろすわよ」

花陽「うん……重いね、真姫ちゃんも気を付けて」

ぱなまき「せーのッ!」ガタン

ことり「真姫ちゃん……?花陽ちゃん……?それは……?」
6: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:10:52.43 ID:HRlBagup.net
真姫「見て分からない?オルガンよ」

花陽「わたしはこの台車用務員室に返しに行かないとだから……またね」ガタガタガタガタガタガタガタガタ

ことり「えぇぇ……?その、何をするつもりなの?」

真姫「気にしないでいいわ。そうね、私のことは……iPodだと思ってくれていいわ。今だけ私はアイポッド真姫ちゃんよ」

ことり「な、何言ってるか分からないよぉ……」

真姫「…………」ジャーン

真姫「…………愛してる、ばんざーい♪」ジャンジャン

真姫「ここでーよかーったー♪」ジャンジャン

真姫「わたしーたーちーのいーまが、ここにあるー♪」ジャンジャン

ことり「えっ…………えっ?」
7: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:12:09.02 ID:HRlBagup.net
真姫「愛してる、ばんざーい♪始まったばーかーりー♪」ジャンジャン

真姫「あしたーもーよーろーしーくね、まだー♪」ジャンジャン

真姫「ゴールじゃないー♪」ジャンジャン

ことり「うん、すごく綺麗な歌だけど……うん?」

真姫「気にしないで続けて。BGMみたいなものよ」ジャーン

ことり「気にしないでって言われても……」

真姫「笑ってよ悲しいなら~♪」ジャンジャン

ことり「真姫ちゃんが気にせず続けるんだね……」
8: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:13:00.43 ID:HRlBagup.net
――20分後

真姫「――どーんなーとーきーもー♪」ジャーン

真姫「それじゃ私は練習に戻るわね」スクッ

ことり「えっ?うっ、うん」

真姫「あんまり根を詰めすぎちゃだめよ、それじゃあね」

ガラッ

ことり「なんだったんだろう……」

ことり「真姫ちゃんの歌は素敵だったけど、ぜんぜん集中できなかったよ……」

ことり「早く衣装を作っちゃわないと……!」
9: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:14:23.15 ID:HRlBagup.net
ガラッ

凛「いやいやいやいやいや」

希「はいはいはいはいはい」

ことり「!?」

凛「いやぁ~、どうも、μ'sの元気印こと、星空凛です」

希「どうもどうも。μ'sの女神こと、東條希です」

凛「ちょっと希ちゃん、自分で女神なんて言っちゃっていいの?」

希「ええんよええんよ。だってほら、こうすれば……」

凛「急に目をつむって、どうしたの」

希「めがみ、えない」

のぞりん「んはははははははははは!」

ことり「えっ……えっ……!?」
10: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:15:09.48 ID:HRlBagup.net
希「それにしても、近づいてきましたねぇ、ライブ!」

凛「近づいてきましたねぇ」

希「やっぱりこれくらいの時期になってくると、準備にも気合が入ってきますよねぇ」

凛「いやいやいや、私に言わせればね、準備なんて適当でいいんですよ」

希「ほほう、凛ちゃん、そりゃまたどうして?」

凛「なんてったって、ライブですからね。本番の日まで準備できる訳ですよ」

希「そりゃ、そうやけど」

凛「凛に言わせればね、もう、ライブの翌日が本番くらいの気持ちで構えちゃっていいと思うんです」

希「そりゃまた随分な。そんなんで大丈夫なん?」

凛「大丈夫ですよ、なんってったって、まだラ『イブ』ですからね」

のぞりん「んははははははははははははははははは!」

ことり「…………」
11: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:16:19.95 ID:HRlBagup.net
希「それにしても、この教室、なぜかオルガンがおいてありますねぇ」

凛「ああ、ありますねぇ」

希「これがピアノだったら別にいいんですけどね、オルガンとなると話は別ですよ」

凛「ほう、どういうことです?」

希「思わず怒鳴りつけたくなっちゃいますよ」

凛「そりゃよくないねぇ」

希「なんてこんなところに居(お)るがー!ってね」

希「んはははははははははは!……ん?」

凛「……ん?」
12: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:17:41.86 ID:HRlBagup.net
希「……」

凛「……」

ことり「……」

希「………………」

希「いやでもね、やっぱりライブの準備っていったら大変ですよ」

凛「大変ですよ」

希「中でもね、衣装!これ大変!」

凛「大変ですねー衣装!」

希「まだ一人や二人のライブならいいですがね」

凛「それくらいならねぇ」

希「これが九人分ともなるともうこれがしんどい訳ですよ」

凛「九人!九人分ですよ!」

希「頑張って作ったのに、八人分しかなかったりねぇ」

凛「あぁ~、そりゃ大変ですねぇ」

希「そんなことが当日に発覚した日にゃ、もう大変ですよ」

凛「衣装がないことになっちゃうからねぇ」

希「でもね、そんな事態になっても、衣装係に責任はないと思うんですよねぇ」

凛「あぁ、そりゃそうだねぇ」

希「なんたって、衣装がないだけに」

のぞりん「しょうがない」

のぞりん「んははははははははははははははははははははははは!」

ガラッ
13: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:18:48.31 ID:HRlBagup.net
ことり「………………なんだろ、今の」

ことり「……二人なりに励まそうとしてくれたのかなぁ」

ことり「…………でも、なんかプレッシャーをかけられたような」

ことり「うん、ちょっと落ち着こう……飲み物でも買いに行こうかな」ガタッ
14: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:19:53.97 ID:HRlBagup.net
にこ「A、ターゲットが教室を出たわ、どうぞ」

絵里「了解、これより潜入任務を開始するわ、どうぞ」

にこ「了解、私は引き続きターゲットの尾行と監視を継続する。どうぞ」

絵里「了解。まずは疲れを和らげるアロマの設置から始めるわ、どうぞ」

にこ「ナイスよ。……ターゲットは飲み物を買いに行く模様、一階の自販機に向かってるわ、どうぞ」

絵里「好都合ね。こちらA、アロマの設置に成功したわ。うん、いい香りね。自分用にも買って帰ろうかしら………どうぞ」

にこ「ちょっとえr……A、作戦に関係のない私語は厳禁よ、どうぞ」

絵里「ごめんなさいN、続いて創作意欲を刺激するリラクゼーションミュージックの設置に移るわ、どうぞ」

にこ「ちょっと、私はNじゃなくてYよ。苗字って決めたでしょ、どうぞ」

絵里「あら、ごめんなさい。……どうしよう、電源が見つからないわ、どうぞ」

にこ「落ち着きなさい、教室の構造は三年生のと変わらないはずよ、どうぞ」
15: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:20:48.82 ID:HRlBagup.net
絵里「……あったわ。あ、ことりの携帯が充電してある…………どうぞ」

にこ「後輩の携帯を覗くのは趣味悪いわよ、どうぞ」

絵里「それくらい分かってるわよ……よし、ラジカセの設置完了したわ、どうぞ」

にこ「よし、リピート再生を忘れるんじゃないわよ、どうぞ」

絵里「再生するわ――『ダッテーカノウセイカンジタンダー♪』――ひっ!?どうぞ!」

にこ「ちょっ、音量大きすぎるわよ!しかもそれμ'sのCDじゃない!どうぞ!」

絵里「てっ、停止……!『ファイトダヨッ!』……ひぃぃっ!?どうぞ!」

にこ「曲変えてどうすんのよ!?どうぞ!」

絵里「ほ、穂乃果が歌いだしてるわ……ええい!ぶちっ!どうぞ」

にこ「音大きすぎてことりに気付かれるところだったわよ……どうぞ」

絵里「なんとかコンセントを抜いて事なきを得たわ……どうぞ」

にこ「まったく……あ、ことりが飲み物を買い終えて教室に戻り始めたわ。急いで。どうぞ」

絵里「…………よし、適切な音量でリラクゼーションミュージックのリピート再生に成功したわ、どうぞ」
16: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:21:30.44 ID:HRlBagup.net
にこ「グッド、どうやらことりはトイレに寄る模様。そのままクッションの設置に移りなさい、どうぞ」

絵里「了解、どうぞ」

にこ「そろそろどうぞって言うのやめない?どうぞ」

絵里「まぁ、ただのライン通話だものね、どうぞ」

にこ「じゃぁどうぞやめるわよ………………どうぞ」

絵里「やめてないじゃない………………どうぞ」

にこ「絵里もやめてないじゃない、どうぞ」

絵里「絵里じゃないわ、Aよ。……にこだって。どうぞ」

にこ「にこじゃないわ、Yよ。Aがやめたらやめるわ、どうぞ」

絵里「そういうのずるいと思うわよ……どうぞ」

にこ「意外と会話のタイミングを取りやすいのよね、どうぞ」

絵里「たしかに、顔が見えない通話だと話し出すタイミングが被っちゃったりするわよね、どうぞ」

にこ「その点どうぞって便利よね、どうぞ」

絵里「確かにどうぞ便利ね、どうぞ」

にこ「……緊急事態よ、どうぞ」

絵里「どうしたの?どうぞ」
17: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:22:40.13 ID:HRlBagup.net
にこ「ことりが飲み物を持ってトイレに入ったことに気付いたのか、教室に向かいだしたわ。一旦飲み物を置く気ね、どうぞ」

絵里「なんですって!?まずい、今は教室の照明を目に優しいものに取り換えてるところよ、すぐには動けないわ、どうぞ」

にこ「了解、足止めを試みるわ、どうぞ」

絵里「助かるわ、どうぞ」

にこ「教室までのルートにアルパカのぬいぐるみを置いてみたわ、どうぞ」

絵里「さすがにこね、どうぞ」

にこ「だからYだって……しまった、ルートを読み間違えたわ!まさか西階段を使って行くなんて……!どうぞ」

絵里「落ち着いてにこ、まだ手はあるんでしょう?どうぞ」

にこ「いえ、西階段では階段を上った後、二年生の教室までは一直線……先回りしてトラップを仕掛ける余裕がないわ、どうぞ」

絵里「なんですって!?あっ!」ガシャーン!

にこ「どうしたの!?絵里!?応答しなさい、絵里!」

絵里「にこ、悲しいお知らせよ。取り替えた古い電灯が落ちて……割れたわ、どうぞ」

にこ「大惨事じゃない!?待って、今救援に向かってるわ、どうぞ」

絵里「ついでに箒とちりとりを持ってきてくれると助かるわ、どうぞ」
18: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:23:37.80 ID:HRlBagup.net
ことり「ふぅ。……よし、頑張らないと――――」

ガラッ

絵里「あらことり、奇遇ね」サッサッ

にこ「め、珍しいこともあるものね……あ、ちょっと絵里、ちゃんと掃いてよ。ちりとりに入ってないわよ」

ことり「に、にこちゃんに絵里ちゃん……?ここ二年生の教室だよ?」

絵里「こう、あるじゃない?無性に二年生の教室の空気を吸いたくなるときって」

にこ「あるある、あるわよねー。にこなんて一週間に一度はあるわよ」

ことり「えぇぇ……?それにその、ガラスの破片は……?」

絵里「これは……あれよ。隕石でガラスが割れたのよ」

にこ「あぁ、あるあるある!あっるわよねぇー!にこなんて毎日隕石でガラス割れてるもん」

ことり「ま、毎日はないと思うんだけど……」

絵里「よし、これで大丈夫ね。それじゃ私達はもう行くから。頑張ってね、ことり」

にこ「あんまり根詰めすぎるんじゃないわよ!」

ガララッ
19: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:24:45.38 ID:HRlBagup.net
ことり「な、なんなんだろう、さっきから……」

ことり「あれ、なんかいい香りが……それになんだろうこの音楽?」

ことり「椅子にクッションまで置いてあるし、教室の電灯もなんだか明るくなってるような……」

ことり「ま、まぁいいや……衣装衣装……」
20: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:25:31.50 ID:HRlBagup.net
ガラッ

穂乃果「こっとりちゃーん!」

ことり「ピィィッ!?」

海未「どうしたのですか、そんなに驚いて……!」

ことり「ホノカチャァン……ウミチャァン……」

穂乃果「ことりちゃん、衣装どう?あ、ほむまん持ってきたよ!」

海未「ことりは責任感が強いので、みんな頑張り過ぎてるんじゃないかと心配していますよ」

ことり「うん……でも、中々考えがまとまらなくて……」

穂乃果「そっかー。うんうん、大変だよねぇ……よっこいしょっと」(ことりを抱きかかえる)

ことり「ホノカチャン!?」

海未「よし……穂乃果、机をどけてレジャーシートを引いたので、そこに寝かせて下さい」

穂乃果「合点承知でぇ!」

ことり「ウミチャァン!?」
21: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:26:07.16 ID:HRlBagup.net
海未「行きますよ、ことり…………指圧の心は母心!押せば命の泉湧く!」ギュッ

ことり「ウミチャァアァ!?痛い痛い痛い痛い!」

海未「こっ、これは凝っていますね……!」

穂乃果「堪えて!ことりちゃん!」

ことり「いっ、痛いよぉ……」

海未「痛いのはことり、あなたの体が凝っているからです!こんな状態では疲労は溜まっていく一方……堪えるのです!」ギュゥゥッ

ことり「ピィィィッ!?」

穂乃果「ことりちゃん、ファイトだよっ!」

ことり「やっ、やめっ…………ホノカチャァンァァァァァンァァァァァン」
22: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:26:57.96 ID:HRlBagup.net
海未「ふぅ、気絶してしまいましたか……少々やりすぎましたね」

穂乃果「こっ、ことりちゃん、大丈夫!?」ユサユサ

ことり「ホノカチャァ……ことり、ことり……うわあああああああああああああああああん!」

穂乃果「ちょ、ことりちゃん!?大丈夫!?海未ちゃん!指圧強すぎたんじゃないの!?」

海未「すっ、すみません!泣かないでください、ことり……」

ことり「違うの、海未ちゃん、私、全然何も出来てなくって……」グスッ

ことり「みんなが励ましてくれてるの、分かってるのに……全然応えられなくって……」グスグス
23: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:27:46.92 ID:HRlBagup.net
穂乃果「ど、どうしたの?衣装のことなら大丈夫だよ!まだ時間はあるんだし……」

ことり「でも……みんなにすごく心配かけちゃって…………なんかすごく自分が情けなくて……」グスッ

ことり「みんなが代わる代わる様子を見に来てくれて……」グスッ

穂乃果「(涙目のことりちゃん可愛いなぁ)」

海未「(ええ、天使のようですね)」

ことり「結局全然進んでないんだよぉ~!うわああああん!」グスグス

穂乃果「(海未ちゃん、これは)」

海未「(ええ、そうですね)」

穂乃果「えっ……ことりちゃん、なんにも進んでないの……?」

海未「それは……まずいですよ。今日練習を休んでまで作業したのに、何の成果も無し、というのは……」

ことり「えっ……穂乃果ちゃん……?海未ちゃん……?そんなぁ……」グスッ

穂乃果「(かわいい)」

海未「(かわいい)」
24: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:28:29.19 ID:HRlBagup.net
穂乃果「穂乃果……信じてたのに、ことりちゃんのこと!」

海未「このままでは……ライブを断るしか…………そうなれば、μ'sのラブライブ出場への道は……」

ことり「そ、そんな……ことりのせいで…………」ウルウル

穂乃果「(ことりちゃんの涙目ってこんなに良いものだったんだねぇ)」ニヤニヤ

海未「(幼馴染をやってきているのに気づきませんでしたねぇ)」ニヤニヤ

穂乃果「まったくぅ、ことりちゃん?もうちょっと頑張ってくれないと――」

海未「――穂乃果!?それは言いすぎですよ!」

穂乃果「(なっ!?裏切ったな海未のすけ!)」

海未「(ふふふ、油断している穂乃果衛門が悪いのです)」

海未「大丈夫ですよことり、私はあなたの味方です。私も手伝いますから、一緒に頑張りましょう?」

ことり「うわああん!海未ちゃああん!」ダキッ

海未「(ぐふふふ)」
25: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:28:59.61 ID:HRlBagup.net
穂乃果「ずっ、ずるい!穂乃果も!穂乃果も味方だからねことりちゃん!」

海未「さっきまで散々ことりを責めておいて何を言うのです!ことり、大丈夫ですからね、私がついています」ダキッ

ことり「ウミチャァン……」ダキッ

海未「(ぬふふふふふ)」

穂乃果「むむむ、かくなる上は……ごめんねことりちゃんアターック!」モッギュー

ことり「ホノカチャァン!?」

海未「穂乃果!?」

穂乃果「大丈夫、私も手伝うよ!私達三人、いつも一緒だからね!」モッギュー

ことり「ホノカチャン……」ギュー

海未「穂乃果……」
26: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:29:47.03 ID:HRlBagup.net
――――数日後

穂乃果「ことりちゃん、誕生日おめでとーっ!」

7人「おめでとーっ!」

ことり「みんな、ありがとう♪」

穂乃果「いやぁ、一時はどうなることかと思ったねぇ」

ことり「ごめんねみんな、衣装出来るのが遅くなっちゃって……」

絵里「気にしなくていいわ。衣装担当を一手に任せている私達にも責任はあるわ」

ことり「うん、でも……当初の予定よりも丸々一日遅れちゃって……」

海未「丸々一日……ですか」

ことり「うん。毎日ちゃんと予定通り作業してたはずなのに、変だよねぇ。一日全然作業してない日があったみたい」

真姫「一日……全然作業してない日、ねぇ……」

希「不思議なこともあるもんやねぇ」

凛「全くだにゃ」
27: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:30:32.64 ID:HRlBagup.net
ことり「みんなが沢山気を遣ってくれてたのに、こんなに遅れちゃうなんて……」

にこ「沢山、そう、沢山ねぇ……」

穂乃果「もしかしてことりちゃん、怒ってる?」

ことり「え?どうして?」

穂乃果「ううん、なんでもないならいいんだよ。ただ、ちょっとことりちゃんの作業時間を奪いすぎてたような気は……」

真姫「そういえば私も……」

希「そういえばウチらも……」

凛「希ちゃんの寒いアドリブのせいで……」

希「ウチだけのせいなん、それ!?」

花陽「そういえばちょっとおにぎりの塩加減強めだったかも……」

真姫「味より量の問題だったと思うわよ……」

海未「それどころか、意図的にことりの泣き顔を見ようとしてたような……」

穂乃果「気絶もさせたね、そういえば」

にこ「わっ、わたし達は時間を奪うようなことはしてないわよ」

絵里「あの後ラジカセとかアロマとか全部ことりが片付けてくれたらしいけどね……」

にこ「…………」
29: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:31:25.23 ID:HRlBagup.net
ことり「ううん、みんなは悪くないよ。悪いのはちゃんと予定通り進められなかったことりだよ」

穂乃果「ことりちゃん…………!」

ことり「あ、そういえばみんながパーティしてくれるっていうから、ことりもシュークリーム作ってきたんだぁ」

穂乃果「おおお!ことりちゃんすごーい!いただきまーす!」

海未「さすがことりですね。私も…………っ!?」

にこ「こっ……これ……ワサビが…………!」

真姫「かっ、辛い……ことり、やっぱり怒って……!?」

ことり「ううん、怒ってないよ?ただの余興だよ?」

凛「凛のには、鰯が入って……生臭ッ!」

希「ウチはキャラメルや……うええ」

絵里「ハラショー……ことり、やるわね……うぷっ」

ことり「みんなが気遣ってくれるのは嬉しかったんだけどね?結局作業が進まなかったおかげで徹夜しちゃったから……次からは気を付けてね?」

穂乃果「ピーマンがぁ……ピーマンがぁぁ……」

花陽「ダッ、ダレカタスケテー!」


おわる
30: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/09/17(木) 17:32:45.67 ID:HRlBagup.net
今更だがことりちゃん誕生日おめでとう
あと読んでくれた人いたらありがとう(・8・)
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