希「わしわし占いはじめました」

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1: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/10(月) 13:34:59.74 ID:v0drbDre.net
 ――放課後 音ノ木坂学院>みんなの部室


希「のんたんアナライズ!」

にこ「ふゅひっ!?」

希「わしわし――むむっこれはこれは」

希「にこちゃん? 昨日のお風呂あがりに
  棒アイスくわえながらストレッチしてたら
  スマホにアイスこぼして『やっちゃったにこ……』って
  四つん這いになりながら涙ながらに呟いてるね?」

にこ「なんで知ってんの!?」

希「バストサイズから血行骨密度筋肉量性癖排卵日に至るまで」

希「オッパイ揉めばその子の事だいたい分かるんよ」

希「スピリチュアルやね?」

にこ「スピリチュアルどころかオーバーテクノロジーよ!
   近未来的すぎんでしょ! カメラの有無を疑うぞコラ!」

希「別にええよ? 盗聴器もカメラも仕掛けてへんからなぁー」

にこ「ぶっちゃけそっちの方がまだ良かったわよ……」

元スレ: 希「わしわし占いはじめました」

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4: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/10(月) 13:44:15.06 ID:v0drbDre.net
 次の日――お昼休み 音ノ木坂学院>屋上


にこ「――的なことが昨日あったんだけど どー思う?」

絵里「どう思うって言われても いつもの希じゃない」

絵里「私自身 とっくに忘れかけてた初詣に着用していった
   勝負下着の色まで 言い当てられたんだから」

にこ「ざっと半年前の話じゃないソレ……変な部分でかしこいのねアンタ」

真姫「しかも やたら誇らしげ」

凛「面白そう! りんも希ちゃんに揉まれてみよっかにゃー」

絵里「だ、駄目よ!」

凛「んにゃ!?」
5: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/10(月) 13:55:51.97 ID:v0drbDre.net
絵里「か、考えてもみなさい 希に揉まれたら最後
   体の隅から心の内まで覗かれるのよ? 恋人のように
   そう! まるで恋人同士のように!」

絵里「わたしはアナタ達に そこまでの十字架を
   背負わせたくないの わかってくれるわね?」

にこ「ニヤけながら言われても説得力ないんだけど!」

凛「うーん そんな大それた事なのかにゃー」

真姫「そのエスパーじみた話がどうであれ アイドルが
   胸をむやみやたらと差し出すのは ホメられた事じゃないと思うんだけど」

絵里「そうよそうよ! 破廉恥にもほどがあるわ!」

にこ「だからそのニヤケ顔はやめろと言ってるにこ!」
6: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/10(月) 14:10:13.31 ID:v0drbDre.net
凛「でーもー 気になるのにゃー」

にこ「やめときなさいって
   個人情報とか 知られたら色々あぶない部分もあるんだから」

真姫「そうね」

絵里「希に限ってそんなことあるわけないじゃない!」

絵里「わたしが体の不調を訴えたらおもむろにわしわしして
   わたしの体に合った下着を提案してくれたのは 希しかいないんだから!」

にこ「いや そこで下着を提案してくるあたり
   下心まるだしじゃない……」

真姫「まぁでも 下着が合ってないと
   カラダに不調が現れることは良くあるわよね
   私たち成長期なんだから尚更」

にこ「へ!? そ、そーなの?」

凛「にこちゃんには縁のない話だよnいひゃいいひゃい!
  ほっぺた伸びちゃうにゃあああああ!?」
9: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/10(月) 14:25:24.08 ID:v0drbDre.net
にこ「まぁ……思い返すと 私の壊れかけたスマホにも
   アドバイスくれたし そういう所は……ありがたいかな」

にこ「相談したくても 恥ずかしいから誰にも話せなかったし……」

絵里「でしょでしょ!? のぞみったら
   言いにくい悩みを 手際よく引き出してくれるの!」

真姫(わしわしって手際いいのかしら)

凛「じゃー りんも早速わしわしされてくるにゃー」

絵里「それは駄目! 高校生のお子ちゃまには
   あのスピリチュアル体験は早すぎるわ!
   未来の伴侶である私にこそ相応しいの!」

凛「えりちゃんさっきから言ってる事がメチャクチャだにゃー……」
11: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/10(月) 14:39:17.63 ID:v0drbDre.net
 ――同刻 音ノ木坂学院>中庭


穂乃果「……」

 >ぎゅるるるる

穂乃果「ううう……」

希「のんたんアナライズ!」

穂乃果「わひゃあん!?」

希「わしわし――なるほどこれはこれは」

希「海未ちゃんとケンカしちゃった勢いで
  教室を飛び出したはいいけど お弁当も財布も
  置き忘れてしまった でも戻るに戻れなくて
  お腹を空かせてにっちもさっちも って所やね?」

穂乃果「う、うん そうなんだ……」
15: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/10(月) 14:54:54.49 ID:v0drbDre.net
穂乃果「だって海未ちゃんってばヒドいんだよ!
    美術で指を怪我して辛そうだったから――」

穂乃果「私が食べさせてあげる って言ったら
    『穂乃果に悪いですよ 一人で出来ますから』って
    言ってくるの! 信じられないよ!」

希「二人とも相手のことばっかりやね結婚しろ」

穂乃果「え!? そ、そうかな てっきり海未ちゃん
    恥ずかしがってるだけかと思ってた……」

希「そんな逃げ口実を 遠回しにつく子やないと思うよ?
  恥ずかしいなら恥ずかしいって 素直に言うと思うけどなぁー」

穂乃果「あっ……確かに スゴいなぁのぞみちゃんって」

穂乃果「おっぱい揉まなくても海未ちゃんのこと
    すごく分かっちゃうんだね……羨ましいな」

希「おっぱい揉まないと 何も分からない人やと思ったら
  大間違いやからね!」

穂乃果「あはは すごいドヤ顔だ」
17: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/10(月) 15:08:06.55 ID:v0drbDre.net
希「だから 羨ましがる必要なんてないと思うんよ」

希「相手を知るやり方に おっぱいの方がとか
  思案した方がいいかどうかなんて 誰にも決められんよ?」

希「ほのっちは ほのっちのやり方で
  海未ちゃんの事を想っててほしいなぁ」

穂乃果「でも またケンカになっちゃうかも……」

穂乃果「それでもし 海未ちゃんの事キズつけちゃったら 私……」

希「じゃあ ほのっちはさっきキズついたん?」

穂乃果「そんなこと……絶対ない!」

希「なら 海未ちゃんも同じやって絶対
  二人して 相手のこと思って怒ってるんやからねぇ」
18: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/10(月) 15:15:31.23 ID:v0drbDre.net
希「もしキズがつくとしたらなぁ それは多分……」

希「ほのっちと海未ちゃんが仲違いしたキッカケじゃなく
  仲直り出来ないまま過ぎる 時間のせいやと思うよ?」

穂乃果「あ……」

希「会えないと苦しいやろ?」

穂乃果「うん」

希「キズつきそうになるやろ?」

穂乃果「うん」

穂乃果(海未ちゃんも こんな気持ちなのかな……)

穂乃果(海未ちゃん……)
19: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/10(月) 15:23:35.08 ID:v0drbDre.net
希「じゃあ行って 次は聞き逃したり
  食べ逃したりしたらアカンよ?」

穂乃果「うん!」

希「おっぱいも揉み逃さずにねぇ」

穂乃果「うん!」

穂乃果「……うん?」

希「のんたんみたく~よくばりに~ふくよかに~」

穂乃果「……あはは! そーれーなーらっ」

 >グイッ
20: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/10(月) 15:33:21.53 ID:v0drbDre.net
穂乃果「のぞみちゃんも 一緒にゴハン食べよっ」

希「へ?」

穂乃果「だってこの時間はいっつも
    絵里ちゃん達と一緒だから たまには私達とさ!」

穂乃果「あっ もしかしてもう食べちゃった?」

希「え、えーと……ここだけの話やけどぉ」

穂乃果「うんうん」

希「……まだどす」

穂乃果「やったぁー」

希(ウチには内緒のガールズトークしたがってたから
  席外したら なんやかんやタイミング逃しちゃったなぁ……)

穂乃果「今の穂乃果は欲張りだからね!
    海未ちゃんにことりちゃん 希ちゃんともおしゃべりしたい!」
21: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/10(月) 15:39:00.34 ID:v0drbDre.net
穂乃果「みんなにたくさんありがとうしたいし!」

希「……そっか」

希「そんなら のんたんもあやかっていいかな?」

穂乃果「いいですとも!」

希(ホント かなわんなぁこの子には)

希(立ち直ってもらいたくて言った事なのに
  立ち直るどころかパワーアップしてる――本当)

希「スピリチュアルやね」
22: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/10(月) 15:41:48.28 ID:v0drbDre.net
>第一話しわし

 『穂乃果とのんたん ときどきスピリチュアル』


       完
30: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 16:43:36.78 ID:qK/46X24.net
 ――お昼休み 音ノ木坂学院>中庭


凛「お弁当おいしいねー? かよちーん」

花陽「……」

凛「かよちん?」

花陽「えっ? ……う、うん! そうだね凛ちゃん!」

花陽「天気もよくて ぜっこうのお米とぎ日和だよねっ」

凛「思考が先祖返りしてるにゃー……」

花陽「うぅ……ごめんねえ ちょっと考え事があって」

凛「りんは物憂げなかよちんも好きだよー?」

花陽「凛ちゃん……うん、ありがとう」

花陽「……」
31: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 16:50:47.35 ID:qK/46X24.net
凛「あっ そうだかよちん!」

凛「こういう時は希ちゃんのおっぱい占いがいいらしいよー?」

花陽「お、おっぱい占い? ってなに……?」

凛「聞くところによるとー
  揉まれた人はみんな幸せの絶頂になるらしいにゃー」

花陽「ぜ、絶頂スルノォ!?」

花陽(も、揉まれて絶頂するってことはつまり あんなことや
   こんなことでアンアンしてプシュッてなるって事ぉ!?)

花陽「はぅうう……」

凛「りんもー 今度たのんでみようと思ってるんだにゃー」

花陽「だ、だだだ駄目ぇー! 凛ちゃんは駄目だよお!」

凛「うにゃあ……みんなして
  凛ばっかりを止めにかかるよぉーヒドいにゃー……」

凛「りんもアドバイスが聞きたいだけなのにー」
32: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 17:01:28.83 ID:qK/46X24.net
花陽「え? アドバイス?」

凛「おっぱいでする占いだからねー 希ちゃんが
  揉んだら 揉まれた子にアドバイスしてくれるらしいよー?」

凛「それを聞いた子みんなが 幸せの絶頂になったって噂にゃー」

花陽「あ……絶頂ってそういう……」

凛「他に意味があるにゃー?」

花陽「な、ないよ!? 少なくとも
   凛ちゃんの頭の中にはあったらいけないよお!」

凛「新手の情報統制だにゃー……」

花陽(希ちゃんの占いかぁ……)
33: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 17:07:43.87 ID:qK/46X24.net
 数時間後――放課後 音ノ木坂学院>みんなの部室


花陽(気になってちょっと早めに来たけど 誰かいるかなあ)

 >ガチャ

希「のんたんアナラぁイズ!」

にこ「うひゅぃん!?」

希「わしわし――にこちゃん 寝るときはちゃんと
  おヘソをしまって寝なあかんよぉ?」

にこ「だって最近暑いんだもん……」

希「それはそうと ほんのりバスト増えたねぇ?」

にこ「ほんと!?」
35: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 17:22:57.73 ID:qK/46X24.net
希「これは来週の身体測定にも期待出来そうやね
  どうするぅ? 今ここでわしわしをましましすれば
  更なる飛躍も夢じゃないかもしれんよ?」

にこ「いいわねそれ! 是非ともお願いする
   ワケあるかぁー! もぉー離してっ!」

にこ「ちょっアンタいつもより揉みすぎだから!
   やぁああ゛ああ゛あ!? 誰か助けてぇええ!」

花陽「……」

にこ「あっ花陽ぉ! ちょうどいいところに――」

花陽「お邪魔しましたぁああ!!!!!!!」

 >ちょっ待バタンッ
38: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 17:36:45.78 ID:qK/46X24.net
花陽(あぁ怖かったよう……見るのでさえ怖いのに
   揉まれるのなんて 絶対ムリだよお……)

花陽(……でも)

 ――のんたんのわしわしでバストサイズましまししてるね?

花陽(あんな正確な事まで分かるんだ………)

花陽「……うん 私だってスクールアイドルだもん
   怖くても頑張らないと……!」

 >ガチャ

希「あっ花陽ちゃん 戻ってきてくれたん?」

花陽「は、はい……」

花陽(にこちゃん 地面で脱力してる……)
40: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 17:46:17.57 ID:qK/46X24.net
希「ごめんなぁ怖がらせて
  いま謝りに行こうとしてたんよ」

花陽「い、いえべつにっ それよりも希ちゃん!」

希「んー?」

花陽「私のお、おっぱ……む、胸を揉んでっ あわよくば
   ダイエットのインストラクターをしてくれませんか!」

希「いやどす」

花陽「で、ではどうぞ!」

花陽「……」

花陽「えっ」
44: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 17:52:34.54 ID:qK/46X24.net
花陽「な、なんで!? もしかして
   私のおっぱいじゃ役不足ナノォ!?」

希「花陽ちゃん そうやないんよ」

希「不意をつかれて震えるおっぱいにこそ価値がある
  合意を得て差し出されたおっぱいを ウチは揉みたないんよ」

花陽「ちょっとなに言ってるか分かんないです」

にこ「なーにカッコつけてんのよ!」

 >ガバッ

希「ふぇ!?」

にこ「お返しにこ!」

希「に、にこちゃん!? やっ、ダメぇ!
  あんま揉まんといてよぉ!」

にこ「い・や・ど・す!」
45: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 18:01:01.37 ID:qK/46X24.net
花陽(……希ちゃんってもしかして けっこう打たれ弱い?)

花陽(不意をつきたいのも もしかして
   不意をつかれないための 防衛本能だったりするのかな)

花陽(じゃあさっきの合意やどうのって話は
   ぜんぶ冗談で ただの照れ隠し……?)

花陽(考えすぎかなあ――でも もしそうなら)

花陽(可愛い人だなぁ)

希「いやーん」

花陽「くすくすっ」
46: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 18:09:29.12 ID:qK/46X24.net
希・にこ「お騒がせしました」

花陽「いえいえ」

希「それで 花陽ちゃんはダイエットがしたいん?」

花陽「は、恥ずかしながら」

にこ「恥ずかしがることなんて無いわよ!
   私はアイドルとして 花陽の意識の高さを支持するわ!」

にこ「花陽の爪の垢を煎じて 希に飲ませてあげたいくらい!」

希「たった一度きりのアイドル人生
  のんたんは太く生きると決めてるからね」

にこ「太く生きるのと太って生きるのとでは ぜんっぜん意味が違うでしょうが!」

希「花陽ちゃんはこのままでも
  充分、魅力的やと思うけどなぁ」

にこ「聞けよっ!」
47: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 18:20:51.85 ID:qK/46X24.net
花陽「やっぱり……駄目かなあ」

花陽「……グスッ」

希「のんたんアナライズ!」

花陽「ひゃわ!?」

希「わしわしわしわし――これはこれは」

にこ「な、何が見えるの?」

希「雄大な草原にたたずむ壮年のいぶし銀が世界を滅ぼそうとするけど
  黄金のマイクを携えたスーパー勇者にこちゃんが世界を救うって出てるなぁ」

にこ「嘘つけ!」
48: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 18:28:03.99 ID:qK/46X24.net
希「にこちゃんのツッコミが楽しくて
  ついふざけたくなるんよ――うん わしわし終了」

花陽「ど、どうかな……? 私のカラダに前途はありますか!?」

希「それは毎日揉まん事には 比較しようがないけど
  花陽ちゃんがダイエットをしたい理由はわかったよ」

希「ウチも一緒に頑張りたくなったかなぁ」

花陽「の、希ちゃん……」

にこ「なにソレー にこちゃんも聞きたいんですけどぉー!」

希「だーめ
  二人だけの秘密やんね? 花陽ちゃん」

花陽「は、はいっ……」

にこ「むっー」

希「とりあえず 来週の身体測定を目標に
  頑張ってみよか」

花陽「う、うんっ お願い希ちゃん!」

にこ「ふんっだ!」
49: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 18:39:14.07 ID:qK/46X24.net
 次の日――お昼休み 音ノ木坂学院>屋上


にこ「――みたいな感じで
   にこのこと仲間外れにするのよ? ヒドくない!?」

絵里「な、なんて羨ましいの……一週間つきっきりで
   希におっぱいを揉まれるなんて!」

絵里「そんなやり口があったとは エリーチカ一生の不覚よ!」

真姫「ダイエットって成果が目に見えにくいから
   モチベーションが保ちにくいのよねぇ」

真姫「その点は希がいれば安心ね確かに
   あの子って歩くスキャナーみたいな子だし」

にこ「どいつもこいつも人の話を聞くにこ!」
50: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 18:47:21.22 ID:qK/46X24.net
絵里「今からでも遅くないから 私も希に――」

にこ「落ち着きなさいよ
   揉まれたらアンタの邪な目的が全部
   希にバレちゃうんじゃないの?」

絵里「うぅ……そうね 自重しとくわ
   あらっその春巻き美味しそうね 一個ちょうだい? にこ」

にこ「こいつ絶対ダイエット出来ないタイプにこ……」

真姫(花陽がダイエットする理由 気になるわねぇ……)

凛「りんはモチモチプニプニのかよちんも好きだよー」

真姫「ひ、暇になって来るのはいいけど
   気配ころして近付かないでよ! ビックリするじゃない!」

凛「世知辛い世の中にゃー……」
51: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 18:54:36.48 ID:qK/46X24.net
 3日後――放課後 音ノ木坂学院>屋上


花陽「……」

希「のんたんアナライズ!」

花陽「きゃわっ!」

花陽「の、希ちゃん そんないきなりっ」

希「ウチは不意打ち好きやからねー
  わしわし――ふむふむなるほどねぇ」

希「ごく僅かだけど引き締まってきてるよ
  コンディションもいい感じやね」

花陽「え!? そ、そうかなあ えへへ……やった」

希「やっぱり花陽ちゃんは笑顔が似合うねぇ
  浮かない顔してたから 心配したよ?」
52: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 19:00:37.62 ID:qK/46X24.net
花陽「あ……」

花陽「希ちゃんは……何でもお見通しだね
   そういうところ凛ちゃんみたい」

希「スピリチュアルやからね!」

花陽「ふふっ なにそれえ」

花陽「……ホントは ダイエットじゃなくてもよかったの」

希「知っとるよ」

花陽「スピリチュアルだから?」

希「あらら 先に言われてしまったなぁ」

 >あはははは――
53: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 19:08:30.55 ID:qK/46X24.net
希「――そう スピリチュアルやからね、のんたんは
  口に出さなくてもええよ 分かっとるから
  辛いやろ? 花陽ちゃんも」

花陽「ありがとう……希ちゃん でもねやっぱり
   受け止めなくちゃいけない事だから」

希「そっか なら聞かせてくれる?」

花陽「うん」

花陽「……凛ちゃんってね スゴいんだよお
   いつも私の事を好きだって言ってくれるの」

花陽「かけっこが遅くて笑われた時も
   絵が上手にかけなくて落ち込んでいた時も
   凛ちゃんはいつだって 私を好いて認めてくれて」

花陽「だから 私はアイドルになれなくても
   凛ちゃんがいればいいかなって いつも思ってた」
55: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 19:17:39.44 ID:qK/46X24.net
花陽「でも 凛ちゃんは私に
   『ぜったいスクールアイドルになりなよ』って言った」

花陽「ビックリしたなあ てっきり私はいつもみたいに
   『スクールアイドルじゃないかよちんも』って言われると思ってたから」

花陽「そんなこと初めてだったから たくさん考えたの
   でも 凛ちゃんが私に言った事の真意は分からなくて」

花陽「スクールアイドルじゃなかった私のことは
   凛ちゃんはもう認めてくれないの?
   とか考えて 落ち込んだりもしたけど……違うんだよね」

花陽「凛ちゃんはきっと 私がアイドルを諦めたら
   私が私を認められるなくなるって 気付いてくれてたんだよね」
56: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 19:24:17.25 ID:qK/46X24.net
希「花陽ちゃんの本気をいち早く感じ取ってたんやね――スピリチュアルなことに」

花陽「うん それに気付いたのは……」

花陽「……」

花陽「いざスクールアイドルになって 自分の憧れに
   打ち込むうちに……凛ちゃんの言葉が怖くなってからなの」

花陽「どんな私の事も 受け入れようとしてくれる
   や、優しい凛ちゃんの気持ちが……!」

花陽「い、いつもみたいにっ好き好き言ってくれる
   り、凛ちゃんの うっ……気持ちがグスッ
   だんだん つらくなってきちゃって……!」

花陽「凛ちゃんはっいつだって わたしの事を
   思ってくれてるのにい わ、わたし自分のことばっかり……で!」
57: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 19:37:29.74 ID:qK/46X24.net
希「スクールアイドルとして認められたい気持ちが
  強くなったから 凛ちゃんの気持ちが辛いやね」

花陽「グスッ……コクン」

希「花陽ちゃんは強いなぁ ウチなら
  それこそ取捨選択してしまいそうになる」

希「でも花陽ちゃんは どっちも捨てたくないんやろ?」

希「凛ちゃんに認められる事が嬉しかった花陽ちゃんも
  みんなに認められたいスクールアイドルの花陽ちゃんも」

花陽「――凛ちゃんは今でも 私のことを好きだって
   言ってくれる どんな私でいてもいいよって
   ……逃げ道をくれたけど」

花陽「わ、私はスクールアイドル“で”いたいからっ」

花陽「だから 私はもう凛ちゃんの気持ちを
   逃げ道なんかにしない したくないよおっ」

花陽「スクールアイドルとして
   進む道をくれた凛ちゃんの気持ちにも 応えたいから……」

希(ふふっ)

希(凛ちゃんがうらやましいなぁ
  聞いてるだけで妬けてくるよぉ)

希(でもまぁ――こんなにも素敵な後輩の行く末に
  こうして関われるなら それだけで儲けモンよね)
58: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 19:41:59.32 ID:qK/46X24.net
希(――認められることばっかりだと 肩肘張って
  自分を認めてあげることを 放棄しがちになるもんやけど)

希(花陽ちゃんは今 それにも果敢に取り組んでる)

希(ウチはどうなんだろう アレから少しでも
  変わる事が出来たのかなぁ――向き合っていられてるのかな)

希(……)


 10分後――放課後 音ノ木坂学院>校門前


希「――あっ」

花陽「急に止まってどうしたのお? 希ちゃん」
59: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 19:49:32.81 ID:qK/46X24.net
希「きゅ、急用を思いだした! 先に帰らせてもらうな――」

花陽「えっ! 希ちゃん!?」

 >また明日なぁ――」

花陽「う、うんー! またねえー!」

花陽「……どうしたんだろお あっちを向いてから急に」

花陽「……あ」

凛「すぅ……すぅ……かよちーん」
60: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 19:57:26.42 ID:qK/46X24.net
花陽「……凛ちゃん 待っててくれたの?」

凛「……んー? ――あっ」

凛「かよちんだー 特訓お疲れ様ー」

花陽「う、うん」

凛「よいしょ んっーーーにゃーー……ふぅ」

凛「一緒に帰ろー? 久しぶりにー」

花陽「……うん!」
61: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 20:01:21.94 ID:qK/46X24.net
凛「希ちゃんのおっぱい占いってどんな感じなのー? やっぱりすごいにゃ?」

花陽「ノ、ノーコメントですっ」

凛「ニャあ……またしても眠れぬ夜が続きそうにゃー」

花陽「……」

凛「また悩み事ー?」

花陽「う、ううん! 大丈夫、だから」

凛「んふふー 気丈なかよちん“も”りんは好きだよー」

花陽「……」

花陽「うん……ありがとう 凛ちゃん」

凛「でもねー」

花陽「……?」


凛「今は スクールアイドルのかよちん“が”一番好きかなー」
62: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 20:03:23.03 ID:qK/46X24.net
花陽「あ……」

花陽「り、ん……ちゃん……っ」

凛「にゃ!? なんで泣いてるのかよちん!
  お昼お米なん合食べた!? 今日は控え目に10合くらいっ?
  つまりは充電切れ!?」

花陽「ち、違うのお……! えへへ
   ただ 嬉しいの……嬉しいんだよ? 凛ちゃん」

凛「そっかー かよちんが嬉しいとりんも嬉しいにゃー」

 >じゃあ景気づけにラーメン食べに行くにゃー

 >えっ 私ダイエット中なのに行くノォ!?

 >たまにはいいのにゃー
64: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 20:10:15.22 ID:qK/46X24.net
希(――良かったなぁ 花陽ちゃん)

希(まぁなにも 自信のつけ方がダイエットだけとは限らんしなぁ)

希(それに 目的はほとんど果たせたみたいやし
  続けるかは 花陽ちゃん次第やねぇ)

希(それにしても不思議なもんやね――
  待ってましたといわんばかりの 凛ちゃんの言葉)

希(親友のなせる技なのかな 本当――)

希「スピリチュアルやね」
66: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 20:14:19.59 ID:qK/46X24.net
>第二話しわし

 『リク稲畑で捕まえて-のんたんスピリチュアルEdition』


       完
67: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 20:20:26.11 ID:qK/46X24.net
ことり「皆さんこんばんは! 南ことりです!」

ことり「ホノカちゃんのお話で出てきてから音沙汰がない
    私と海未ちゃんだけど 次回は出番があるんだって!
    ウレシイなー」

ことり「でもでも ちょっとだけ怖いよぉ……
    学校中がパニックになっててんやわんやするお話だって言うしぃ……」

ことり「でも それでも! ホノカちゃんならきっと
    なんとかしてくれるよね! ホノカちゃああああああああああああん!」


>次回! 第三話しわし!

 『Q.のんたんオブ・ザ・イヤー受賞式会場はこちらですか?
   A.スピリチュアルやね!』

ことり「お楽しみにー!」
68: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 20:33:21.82 ID:qK/46X24.net
 ――朝 音ノ木坂学院>みんなの部室


希「のんたんアナライズ!」

にこ「ひぴぃ!?」

希「わしわし――ほほうこれはふむふむ」

希「にこちゃん ミルク臭が気になるからって
  あまり強い香水ばかり使ったらいかんよぉ?」

にこ「に、にこだって 使いたくて使ってるワケじゃないもん」

にこ「でも……こうでもしないと ニオイを塗りつぶせないし――」

希「香水はね ニオイを隠すためじゃなくて
  ニオイを華やかにするためにあるんよ?」

にこ「え! そ、そうなのっ? じゃあ――」

にこ「にこのニオイも……華やかになるにこ?」
69: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 20:39:09.53 ID:qK/46X24.net
希「のんたんが今まで にこちゃんに嘘ついたことある?」

にこ「な、ないけど胡散臭いのよ! アンタはいつもいつも!」

希「ならウチも この胡散臭さに合う香水
  見つけんとなぁ――そうだ にこちゃんが選んでくれへん?」

にこ「わ、わたしが!?」

希「ウチもにこちゃんのを選んであげるから だってほら――」

希「にこちゃん持ち前のニオイの良さは
  ウチが一番知ってるかんねぇ~♪」
71: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 20:45:11.76 ID:qK/46X24.net
にこ「ひにゃん!? う、うなじに鼻当てて
   クンクンしないでよぉ! くすぐったいでしょうが!」

希「んふふー ってなワケで
  今週末にでも二人で選びに行こか」

希「それまでは 下手な香水に手は出さず
  ベビーパウダーで我慢しとこうなー?」

にこ「な、なにがベビーパウダーよ! どつくぞコラー!」


 >ガチャ……キィイ――


絵里「ジー」
72: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 20:49:15.33 ID:qK/46X24.net
 一時間後――朝 音ノ木坂学院>お手洗い


希「のんたんアナラーイズ!」

花陽「うみゅん!」

希「わしわし――ふんふんふむふむなるほどなるほど」

希「かよっちってば 昨日けっこーな夜更かししたね?」

花陽「う、うん……夜のお米特集が美味しそうで
   見入っていたらつい えへへ」

希「はは よだれ出とるよぉ? ほんま可愛いなぁかよっちは」

希「ほんとは 掘ったら埋める 傷ついたら治す前に
  スキンケアいらずの肌の管理を 念頭にいれたい所やけど」

希「こんなに可愛いかよっちは 
  お米なしじゃ見られんし 悩む所やねぇ」

花陽「て、照れるからやめてよう 希ちゃぁん……」


 >ガチャ……キィイ――


絵里「ジー」
74: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 20:54:44.74 ID:qK/46X24.net
 一時間後――お昼休み 音ノ木坂学院>屋上


絵里「うわあぁあああーーーーーーーーーーーーーーーん!」

絵里「もー我慢ならない! エリチカ! お家帰る!」

真姫「揉まれたいなら揉まれたいって
   素直に言えばいいじゃないの」

絵里「そ、そんなんじゃないわ! 私はただ
   この乱れた風紀に警鈴を鳴らしたいだけなの!
   ふじゅんいせーこーゆーハンターイ!」

真姫「本音は?」

絵里「希が私以外の胸を わしわしするのが許せないのよぉ!」

真姫(いつになく面倒くさいわね……今日のエリー)
75: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 21:00:25.41 ID:qK/46X24.net
花陽「ごめんね……私が不甲斐ないから
   絵里ちゃんにも迷惑かけて……」

真姫「ほら責任感じちゃってるじゃない」

凛「かよちんは特訓してるだけだよー?
  のぞみちゃん言ってたにゃー やましい事は何もないって」

凛「ところでかよちーん
  やましいってどういう意味なんだにゃー?」

花陽「えぇっ!? えっとぉ……チラッ」

真姫「シランプリー」

花陽「ダ、ダレカタスケテー……」
76: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 21:08:03.33 ID:qK/46X24.net
絵里「分かってる! 分かってるわよ!」

絵里「希がそんな不純な気持ちで
   わしわしをしてるワケじゃないって事くらい!」

絵里「分け隔てもない優しさが 
   希の長所なんだって事くらい! わかってる!」

絵里「でも……私は……私は!」

絵里「っ――」

絵里「――凛 行きましょう」

凛「んにゃ!? ど、どこに……?」
77: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 21:13:55.36 ID:qK/46X24.net
絵里「アナタも揉まれたがってたわよね?
   手伝ってくれたら 一回だけわしわしされる権利をあげるわ」

花陽「!?」

凛「ほんとー?」

真姫「今更だけど アンタ達、胸を安売りしすぎでしょ……」

凛「りんはオッパイに寛容なんだにゃー」

真姫「アンタそれファンの前で絶対言うんじゃないわよ
   囲まれた後 骨抜きにされるまで揉まれるから」

絵里「来なさい凛! のんたんにわしわしされ隊結成よ!」

凛「にゃふーん!」

 >タタタタッバタン――
78: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 21:19:47.09 ID:qK/46X24.net
花陽「じ、自分以外はわしわしさせたくないのに
   わしわしされ隊に引き込むって どういう事ナノォ……」

真姫「自己矛盾を抱えたままひた走る まさしく狂気ね……」

花陽「……ハッ そんな事より!
   凛ちゃん連れて行かれちゃったよー真姫ちゃあん!
   助けてぇえ 凛ちゃんがわしわしされちゃうの嫌だよー!」

真姫「い、イヤよ 自分でなんとかしなさいよね!」

花陽「うぅ……わ、分かった 自分で……そうだよね
   凛ちゃんに隣り合うって決めたんだから
   わ、私だって――」

 >タタタタッバタン――

真姫「……はぁ しょうがないわねぇ」

真姫(こんなお下劣な色恋沙汰には関わりたくないけど
   援軍を呼んであげる位なら してあげましょ――)

 >PiPiPi――トゥルルルルル

真姫「もしもし? 今ちょっといいかしら
   頼みたい事があるんだけど――」
79: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 21:25:38.91 ID:qK/46X24.net
 10分後――お昼休み 音ノ木坂学院>みんなの部室


にこ「たまには一人で アライズのDVDでも観ながら
   食べる昼食もオツなモノよねー」

 >キンコンカンコーン

にこ「校内放送? また誰かが何かやらかしたにこ?
   まぁ関係ないわよねー 私にはきっと」

 >皆さんこんにちわ――生徒会長の綾瀬絵里です

 >突然ですが 豊満で悩ましげな副会長 3年生東條希さんに
  わしわしされたい生徒がいましたら

 >早急に身柄を確保して 講堂に連行してきて下さい
  邪魔する人は全員敵なので すみやかに袋叩きにするように

 >会長の座? 内申点? 欲しけりゃくれてやるわよ! 以上です

にこ「……」

にこ「……はぁあああああああああ!?」
81: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 21:31:52.32 ID:qK/46X24.net
 同刻――お昼休み 音ノ木坂学院>三階廊下


希「――やってくれたなぁ エリチ」

 >みんなー希先輩がいたわよー!

 >希様ぁ! わたしのを揉んでくださーい!

 >のんたんinしたお!!!!!!!

希「こりゃまぁわらわらと 人気者は大変やねぇ」

希(階段へのルートはふさがれてる 非常口もダメかな
  10人程度なら一瞬で揉み伏せられるかもしれんけど
  あまりしたくないしなぁ――)

花陽「希ちゃーん! こっちー!」

希「――!」

 >ガラッ――ピョーン!

 >きゃああああ!

 >希様が窓から飛び降りちゃった……
84: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 21:43:18.12 ID:qK/46X24.net
 同刻――お昼休み 音ノ木坂学院>中庭


希「いたた ありがとなぁかよち
  こんなにフカフカなマット敷いててくれて
  おかげで助かったよぉ」

花陽「よ、よかった 上手くいって」

花陽「あっ そ、それよりも希ちゃん
   はやく逃げないとお! 絵里ちゃんは何が何でも
   希ちゃんに自分の命令を聞かせるつもりみたい!」

希「やっぱりそうか……安心しぃ 何があってもウチは
  エリチの言いなりになったりせーへんよ」

希「凛ちゃんをわしわししろなんて言われても
  聞く気なんてサラサラないからねー? よいしょっと」

花陽「希ちゃん……ま、待って! そっちは講堂だよお!?」

希「ウチがここで逃げても エリチはきっと
  何度でも同じことする だからここで決着をつけんと」

希「かよちのおかげでみんなは今ごろ三階やから
  今ならきっとエリチと1対1や ありがとうな?」

凛「――あ! 希ちゃんめっけー! かよちんもいるー!」
85: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 21:48:50.03 ID:qK/46X24.net
希「おっと手ごわそうなのが来たなぁ
  ほんなら また後でなぁ二人とも」

凛「逃がさないよー おっとっと――!」

花陽「……」

凛「ふふーん かよちんが凛の足について来られるのかにゃー?」

花陽「分かんない……でも」

花陽「ついていけるまで諦めないよお!」

 >ザッ

凛「りんはやる気満々なかよちんも好きー」

 >ザッ
86: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 21:53:32.22 ID:qK/46X24.net
 同刻――お昼休み 音ノ木坂学院>一階廊下


希「はぁ――はぁ」

ヒデコ「副会長! はやく!
    ここら一帯の防火扉を下ろしますから!」

希「な、なんでアナタが――?」

ヒデコ「穂乃果が言ったんです!
    副会長ならきっとこうするって!」

希「っ――ありがとう!」

 >希様ぁーお待ちになってぇえええ

 >つっこめぇeガシャアアアン!

希「……よし」

 >キィ――

希「エリチ!」
87: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 22:00:14.53 ID:qK/46X24.net
 同刻――お昼休み 音ノ木坂学院>講堂


絵里「のぞみ……」

希「……」

絵里「……」

絵里「は、ははっ ほんと……いいザマでしょう?」

絵里「人望 学問……アナタへの愛
   私の培った全てを投げ打っても アナタひとり律する事が出来ない」

絵里「どう蔑まれても ポンコツって言われる事になっても
   アナタが私だけのモノになってくれるのなr希「のんたんアナライズ!」

絵里「えっ」

 >ギュッ
88: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 22:06:49.88 ID:qK/46X24.net
希「――なんてな 揉んでなんかあげへんよー」

絵里「……なによ」

絵里「なによなによなによ!」

絵里「私の胸だけじゃ不満!? 私の何がいけないの!?
   希はどうすれば 私だけののんたんになってくれるのよ!」

希「はいはい」

絵里「っ――こ、こうやって 抱きしめて
   頭を撫でれば ごまかせると思ったら大間違い」

希「よしよし」

絵里「お、大m」

希「よしよし」

絵里「チカぁ……」
89: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 22:15:16.21 ID:qK/46X24.net
絵里「……あ」

絵里(そうだ……)

絵里(そうだったわよね 私が希を好きになったのは)

絵里(みんなに振る舞えるほど すべてを包み込む
  広大な優しさに 触れてからだったのよ……)

希「ごめんな エリチ」

希「ウチもな エリチの事は好きよ
  だからこそエリチが好きになってくれた自分を
  やめたくない 崩したくないんよ」

絵里「わ、私のおっぱい揉んでないくせに……!
   なんで そこまでハッキリ言えるのよ!」

希「大事なエリチの事やからね わざわざ
  わしわししなくても――全部わかるんよ?」

絵里(ズルい……ズルいわよ)

絵里(そんなこと言われたら 私――)

絵里「わしわししろだなんて 言えないじゃない!」

 >ギュッーー
90: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 22:19:25.93 ID:qK/46X24.net
希「エリチは甘えん坊やねぇ」

絵里「誰のせいよ 誰の」

希「じゃあそろそろ わしわししていいかな?」

絵里「この流れで!? しなくても通じ合えるって流れで!?」

希「のんたんだって人間だもん 別腹したくなる日だってあるんよ」

絵里「ちょっ ま、待って心の準備が――」

 >きゃああああああ!!

 >のんたんアナライズ!

 >あふぅん!



 >キィ――


  「……」


 >ドスンッ
91: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 22:23:02.29 ID:qK/46X24.net
う 「あの真姫がどうしても行ってというから来てみれば」

 >ドスンッ!

うみ「アナタたちは――」

 >ドスンッ!!

海み「公共的な一室で こうした乳繰り合いがしたいが為だけに――!」

 >ドスンッ!!!

絵里「……?」

絵里「あっ、あ、あぁああ……!?」

希「……? どうしたんエリ、チ……」

海未「みんなを巻き込んだと言うのですね――ッ!?」

絵里・希「」
92: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 22:29:14.50 ID:qK/46X24.net
 数時間後――放課後 音ノ木坂学院>屋上


絵里・希「――大変申し訳ございませんでした」

ことり「も、もういいよぉ クラスのみんなもほら
    楽しかったって言ってたし――ね? 穂乃果ちゃん?」

穂乃果「うんうん お祭りみたいでワっー!
    ってなってたよね!」

海未「不謹慎ですっ!」

にこ「中立に徹しててよかったわほんと……地鳴りとかすごかったもん」
93: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 22:32:56.99 ID:qK/46X24.net
真姫「イミワカンナイくらい揺れてたわよね ところで……」

花陽「ゼェ……ゼェー」

真姫「花陽はなんであんなにノビてるワケ?」

凛「りんは息絶え絶えなかよちんも好きだよー?」

花陽「ビクンビクンッ」

海未「ま、まぁ すでに罰せられた人を
   もはやどうこう言う気はありません――でも」

海未「謹慎中の自主トレのメニュー
   楽しみにしてて下さいね? せ・ん・ぱ・い」

絵里「チカぁ……」
94: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 22:36:33.99 ID:qK/46X24.net
 10分後――放課後 音ノ木坂学院>生徒会室


絵里「――あー疲れた……自業自得だけど」

希「肩でも揉む?」

絵里「あら 希は肩のわしわしも上手なのかしら」

希「のんたん こう見えても将来『指圧師』志望やからねぇ」

絵里「あら 天職じゃない」

希「ツッコミ不在……スピリチュアルやね」
95: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 22:44:22.04 ID:qK/46X24.net
絵里「……希はせいぜい! これからも
   不特定多数の誰かのわしわしを続けなさい
   確かに 私が好きなのはそういうアナタだから」

絵里「でもね 私はきっとその大多数の一番になってみせるわよ
   希が私以外をわしわししてる最中も 私の顔が頭によぎっちゃう位に」

希「……そっか もしかしてやけどエリチ」

絵里「ん?」

希「分散しかけた音の木坂わしわしの乱の責任を
  エリチ一人だけに集約させるように 自分から頼み込んだのは
  もしかして――」

絵里「えぇ アナタが私のためを思って 止めてくれた事態の顛末を
   独り占めしたかったからよ 一週間の謹慎で済んだのは御の字だったわね」

希「……愛されてるなぁ ウチって」

絵里「そうよ 希――どうしようもないくらい」

絵里「私は アナタが大好き」
96: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 22:48:20.81 ID:qK/46X24.net
希(隣にいるエリチの頭の重みが ウチの肩にかかる)

希(いいのかな ウチがこんな幸せ預かっても)

希(愛される資格なんて ウチにはこれっぽっちもないのに……)

希(みんなを騙してるウチが こんな……)

絵里「しあわせ」

希(……壊したくない 壊したくないなぁ)

希(――ウチが騙くらかしてる間だけの 笑顔だとしても)

希(せめて エリチが笑ってくれる今この時だけは)

希(だから言わんと いつも通りに
  ウチがウチでいるための魔法の言葉を)

希「――スピリチュアルやね」
98: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 22:50:32.93 ID:qK/46X24.net
>第三話しわし

 『Q.のんたんオブ・ザ・イヤー受賞式会場はこちらですか?
  A.スピリチュアルやね!』


          完
100: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/11(火) 23:26:24.93 ID:qK/46X24.net
穂乃果「みんなー! 見てるー?
    穂乃果だよー! いぇーいヽ(>ω<)ノ」

穂乃果「今回は私が予告担当だって! ここなら多分
    海未ちゃんに怒られないし ノビノビやるよ!」

穂乃果「いやぁ今回は なんやかんや穂乃果も 
    わしわしされ隊の敵性戦力にみなされて
    ことりちゃんともども生き延びるのに必死でした!」

穂乃果「まぁ海未ちゃんが一人で100人くらいなぎ倒したから
    実はそんなでmあっ コレ口止めされてたんだった……海未ちゃんに」

穂乃果「……み、みんな 今のは穂乃果とみんなの秘密ね?
    絶対だよ!? フリじゃないからね!」


>次回! 第四話しわし!

 『NONTAN'S BIZARRE ADVENTURE Part4 スピリチュアルは砕けない』


穂乃果「お、お楽しみにっ!」

穂乃果(わたし……第四話まで生き延びていられるかな)
102: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/12(水) 22:34:58.48 ID:d4Awax++.net
 ――朝 秋葉原>昭和通口 秋葉原公園


にこ「……しまった」

にこ「待ち合わせの時間より40分も早く来てしまったにこ……」

にこ(あまり立ち往生してしまうと この完璧な変装ですら
   隠しきれないアイドルにこちゃんの美貌によって
   メロメロになった人々が アキバを席巻してしまうというのにー!)

にこ(にこちゃんったらホントに小・悪・魔
   あぁんダメよダメダメみんなぁ! にこのために争わないでぇ!)

にこ「……」

にこ(そうなる前に 出来るだけ目立たない所で希をまってましょ……)
103: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/12(水) 22:44:47.61 ID:d4Awax++.net
にこ(ヒマ潰しに動画サイトでも開いて 私達のマネをする
   踊り手(笑)でも眺めて優越感に浸ろうかな)

にこ(こうやってとっかえひっかえ見てくと 極たまに
   私達くらい上手いのがいるから困るのよね
   ――ほらこの子とか)

にこ(なにがウィンク☆ウィングよセンスないハンネして)

にこ(その白鳥みたいな仮面もなんなのよ
   奇抜すぎて見るに堪えないから 顔出せコメで溢れてんじゃない)

にこ(挙げ句にはなんで穂乃果パートを踊るわけ!?
   そんなに上手いならこのスーパー・キューティクル
   アルティメットにこちゃんのダンスをマネしなs(ry
105: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/12(水) 22:51:47.27 ID:d4Awax++.net
 同刻――朝 秋葉原>みんなの歩道


希「NON TAN ココロ魅かーれてーくー
  その 眩しいえーがーおーにー」

希「んふふー ちょっと早めに出てきてしもうたけど
  待ち合わせ場所に隠れて忍ぶ余裕も出来るし――」

希「にこちゃんをわしっと
  驚かせられるんならトントンやねぇ」

希「NON TAN 気にしないフリしててーも
  ほーらー キミに恋してーる――」

 >ぴょんぴょーん

真姫「……」

真姫(二つも上の先輩が街中でスキップしながら
   ヘタな替え歌を歌いつつ一人駆けているのを
   見かけた時の心境たるや……筆舌に尽くしがたいわね……)
107: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/12(水) 22:59:44.32 ID:d4Awax++.net
花陽「――真姫ちゃんどうしたの?」

凛「早くゲーセンに行くにゃーん」

真姫「ウェ゛!? そ、そうね!
   アハハハ……あはははははは」

真姫(とりあえず次見かけても 他人のフリで通しましょ……)

真姫「……」

真姫「のんたんこころひかーれーてーくー……」

希「のんたんアナライズ!」

真姫「アヘュ!?」
108: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/12(水) 23:07:00.48 ID:d4Awax++.net
希「わしわし――ほうほうコレはコレは」

希「真姫ちゃんったらヒドいなぁ
  ウチのこと知らんぷりしようとしてぇ」

真姫「だ、誰だって あんな変な歌うたってる人とは
   関わりたくないって思うわよ!」

希「のんたんの替え歌 口ずさんでたのに良く言うねぇ?」

真姫「あ、あれは! ナントナクヨ……他意はないっ!」

凛「――あっ のぞみちゃんにゃー」

花陽「おはようございます! 希ちゃん!
   なんだか奇遇だねー」

希「おはよー それにしても
  三人でお出かけ楽しそうやねぇ」

真姫「話はじめるのはいいけど! その前に
   人の胸から手ぇ離しなさいよぉ!」
109: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/12(水) 23:13:34.15 ID:d4Awax++.net
 20分後――朝 秋葉原>昭和通口 秋葉原公園


にこ「……」

にこ(そろそろ来てもいい頃合よね
   μ'sの一員たるもの9分前行動は基本なんだから)

にこ「とけいチラッ」

にこ(な、なんか 私だけ楽しみにしてるみたいで
   かんに触るにこ……希も早く来なさいよね)

にこ(――楽しみ にこが楽しみに……?
   いやいや楽しみになんかしてないから!)

にこ(希のやつが どーしてもこのスーパーアイドルにこちゃんと
   香水を選びたいっていうから 嫌々つき合ってあげるだけなのよ!)

にこ(き、昨日の夜ちょっと寝付きが悪かったのだって
   遠足の前日シンドロームみたいなもので いわばワクワクよ! ワクワク!)

にこ(ドキドキなんかしてないもん! デートじゃあるまいしっ)

にこ「……」
110: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/12(水) 23:21:25.71 ID:d4Awax++.net
にこ(あーもう! 誰に言ってんのよ私は!)

にこ(でもアレよね 多分わしわしされたら
   この脳内会話も 希にバレちゃうだろうし
   一応――言い訳になるのかしら)

にこ(ふふっ言い訳の予約ってヘンな気分……)

にこ「……」

にこ(いやいやいや 待ちなさい矢澤にこ!)

にこ(胸を揉まれる前提で物事を進めちゃダメ!
   なに普通に受け入れてんのよ! あのスピリチュアルセクハラ女を!)

にこ(……はぁ)

にこ「はやく来てよね のぞみ」
112: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/12(水) 23:29:04.07 ID:d4Awax++.net
 同刻――朝 秋葉原>みんなの歩道


 >タタタタッ

希「けっこう話し込んでしまったなぁ
  のんたん一生の不覚やね」

希「にこちゃんも待ってるかもしれんし
  ダッシュで急がんと」

希「……ん?」

ツバサ「すぅ……すぅ……」

希「……」

希(ベンチの上で健気にもカラダを丸めて寝入ってる女の子がいた)

希(彼女を包む白いワンピースから覗かせる柔肌は瑞々しく
  真新しい涙の跡をたたえるキャンパスのように
  その無垢な寝顔を映えさせてやまない――その姿はまるで)

希(骨董品のベンチがフチになって収められた
 一枚の絵画のようやった……)

希「――って見とれてる場合やないよ!」

希「……でも 明らかに訳ありよね――この子」

希「靴も見当たらない 足に擦り傷がいくつかある
  裸足でここまで来たんやろか――可哀想に」

希「……よしっ」
114: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/12(水) 23:37:12.70 ID:d4Awax++.net
 20分後――朝 秋葉原>昭和通口 秋葉原公園


にこ「……」

にこ(九分前どころか遅刻じゃない!
   にこちゃんを待たせるとか 絶対に許さn)

 >にこちゃーん

にこ「っ――!」

にこ「お、遅かっt……じゃなくて
   にこもたった今ココに来たところよ!」

希「のんたんアナライズ!」

にこ「ひぃ!? ――ってアレ?」

希「ジョークやにこちゃん スピリチュアルジョーク」

希「見ての通り手がふさがっててな
  ゴメンねぇにこちゃん わしわししてあげられなくて」

にこ「そ、そう……いや別に期待なんてしてないからイイわよ
   それよりも――」

ツバサ「ムニャムニャ――おまんじゅう美味しい……」

にこ「ずいぶん大層なモノ背負ってるわね」
115: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/12(水) 23:47:45.29 ID:d4Awax++.net
希「せやろー? 道端で寝てた美少女なんよ?」

にこ「美少女ってレベルじゃないから!
   うちの部室にも関連グッズたくさん置いてるでしょ!?」

希「せやかてにこちゃん ウチにとって部室とは
  にこちゃんをわしわしするためのだけの空間やから」

にこ「視野せますぎんでしょ……」

希「んー? アイドルの関連グッズってことは
  つまりこの娘は――」

にこ「マジで覚えてないし……いい!?」

にこ「その子はトップスクールアイドル
   『アライズ』のリーダー 綺羅ツバサよ!」

希「ナ、ナンヤッテー!」

ツバサ「――んっ……あれ ココ……」
116: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/12(水) 23:53:05.07 ID:d4Awax++.net
にこ「お、起きた! アライズが起きた!」

希「なんで身構えるん?」

ツバサ「……わたし確かベンチで なんか目線が高い……」

希「堪忍なぁ こんな体勢させて」

にこ「うわっ よく見たら裸足じゃない!」

にこ「それでよく街中に存在できたわね!
   あんた本当に綺羅ツバサ……? 変装もしてないし
   スクールアイドルならもう少し危機感を――」

希「しっ――にこちゃん ちょっと待ち
  なにか様子がおかしい」

ツバサ「わたし……綺羅ツバサ 起きた……アラ、イ……ズ?」

ツバサ「あ、頭……痛っ――! うっク、あぁああ!?」
117: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 00:02:27.31 ID:d4Awax++.net
にこ「ちょ……!」

希「ここじゃ場所が悪そうやね 落ち着けるところに行こか」

にこ「そ、そうね!」


 30分後――朝 ファミレス


にこ「走り回って靴屋いってファミレス
   ――はぁ やっと一息つけたわね」

希「ツバサちゃんも落ち着いたみたいやね」

ツバサ「えぇ ありがとう――靴まで用意してくれて
    えっと 希さんと、にこさん……よね?」

希「なんなら のんたんでもいいよぉ?」

にこ「スーパートップにこちゃんでもいいわよ?」

ツバサ「え、遠慮しとくわ」
118: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 00:08:38.08 ID:8tDIFDoo.net
希「それで ツバサちゃんは覚えてないんやね?」

ツバサ「えぇ 名前と……ドコかから逃げてきたこと以外は
    すべて……にこさんは 私をよく知ってるみたいだけど」

にこ「私だけじゃないわよ! 日本中の大半が
   アンタに注目してるって位の有名人なのよ? アンタは」

ツバサ「……想像できない」

にこ「なんなら私のスマホからWikiでも動画でも見せて――」

 >それぞれすーきな事で 頑張れるならー

にこ「あ、コレじゃない 間違えた」

希「まぁまぁ あまり急いたら頭パンパンになるよぉ?
  ツバサちゃんも起き抜けやからね」
119: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 00:16:51.83 ID:8tDIFDoo.net
にこ「はぁ? 手っ取り早い方がいいに決まってるにこ!」

希「にこちゃんちょっと耳貸して――」

にこ「な、なによ……はいどーぞっ?」

希『ほら こういうのは
  記憶喪失した人の自然治癒に任せるべきってよく聞くやろ?』

希『さっきだって『アライズ』って
  ワードだけで あんなに苦しそうにしてたんやし」

にこ『だけど……そんなの悠長に待ってたら そうよ
   希ならわしわしすれば何かしら上手く伝えられるでしょ?
   今すぐやっちゃいなさいよ!』

希『それにしたって 何かしらのワードを
  経由せな伝えられんよ多分――まぁ確かに
  情報をもらうだけならタダかなぁ』

ツバサ「……?」
120: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 00:24:15.95 ID:8tDIFDoo.net
希「ツバサちゃん いやツバッち」

にこ「なぜソコを訂正した」

希「初対面でこんな事するんは かなり心苦しいんやけども
  ウチのこと誤解せんで欲しいんよ ウチはただ
  ツバッちを助けたいだけやって事わかってほしい」

ツバサ「え、えぇ……?」

希「そこにちょっぴりの下心が見え隠れしたとしても
  ソレはあくまで不可抗力っていうヤツでな? ウチとて
  ツバッちみたいな可愛い子と触れ合ったらドギマギsにこ「前置き長い! 早くするにこ!」

希「のんたんアナライズ!」

ツバサ「ひゅえ!?」
121: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 00:34:34.63 ID:8tDIFDoo.net
希「わしわし――これは なるほどなるほど」

ツバサ「あ、う……や……うっグスッ」

ツバサ「も、もぉお嫁にいけないぃ!」

ツバサ「わーん!」

希「あっ――ご、ごめんなぁ……ホントっこの通りやから」

にこ(まぁコレが普通の反応よねえ
   私らがわしわしに耐性ついてるだけで)

ツバサ「ううっ……グスットイレぇ……」

希「ト、トイレはな あっちの道を曲がって右に――」

にこ(なによ……初めてあったヤツに こんなに必死になっちゃって)

にこ(私には こんな態度とってくれないくせに……)
122: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 00:43:13.83 ID:8tDIFDoo.net
にこ「……で どうだったの? なんか分かった?」

希「そりゃあもうバッチリ
  記憶をなくした経緯は丸分かりや」

にこ「ほんと!? じゃあ聞かせてよ早く早くっ」

希「冷蔵庫のおまんじゅうを食べられたから」

にこ「は?」

希「いや、だからねぇ? 部室の冷蔵庫に楽しみに置いておいた
  穂むら印のおまんじゅうを食べられて ブチ切れたツバッちが
  財布から竿竹に至る数多くの私物を 寮の自室に叩きつけてから
  ワンピース一枚で秋葉原の街に繰り出しベンチでふて寝を開始しようと
  したはいいけど 勢いあまって後頭部を強打したらなんか記憶が飛んじゃったZE!」

希「って事らしいんよ? ――ちょっ
  にこちゃん? なんや顔が凄まじい事になっとるよ?
  アイドルにあるまじき放送禁止フェイスになっとるよ!?」
123: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 00:52:39.54 ID:8tDIFDoo.net
にこ「――はぁ アホらし もういいでしょ?
   こんな家出劇にかまってらんないわよ」

にこ「UTXに捨て置くなり警察に預けるなりすれば
   記憶なんて後からついてくるもんじゃない?
   精神的じゃなくて物理的な記憶喪失なんだし」

希「せやねぇ――でも どうせなら
  いい気分で目覚めてほしいんよ あの子には」

にこ「目覚めるってなにがよ」

希「比喩やけどね 今のあの子は夢見の渦中やと思うんや」

希「記憶が戻れば夢は晴れる でもその時
  イヤな記憶をキッカケに思い出したら それって悪夢みたく映らへん?」

希「だからせめてな――」

にこ「……知らないわよ」

希「え?」

にこ「知らないつってんの! 希まさかアンタ
   そいつが目覚めるまでずっと付きっきりでいるつもり!?」
124: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 00:57:18.06 ID:8tDIFDoo.net
にこ「アンタが知ってるいいキッカケとやらを
   何度も何度も何度も何度も試して ソレこそ記憶が戻るまで?」

にこ「ばっかじゃないの!?」

ツバサ「あ、あの……」

にこ「あ……」

にこ「ゴメン 怒鳴ったりして……でも
   それでもやっぱり――」

希「にこちゃん」

希「一度きりでいいんよ
  ウチにチャンスをくれへんか?」

にこ(っ――またその顔……? 
   ソイツのためがそんなにイイわけ……? ていうか)

にこ(私は 何に対してこんなにムカついてるの……?)

にこ(約束をすっぽかされてるから?
   綺羅ツバサとの扱いの差? それとも――なんなのよ……もう)
125: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 01:01:51.73 ID:8tDIFDoo.net
希「にこちゃん――」

にこ「っ――わ……」

にこ「分かったわよ 勝手にすればいいでしょ!」

ツバサ「えっと よく分からないのだけれど
    希さんが私に協力してくれるってこと?」

希「そーゆーことやね
  のんたんやっちゃうよー ちなみに――」

 >グイッ

希「にこちゃんもな」

にこ「えっ」
127: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 01:10:18.50 ID:8tDIFDoo.net
 二時間後――昼 音ノ木坂学院>衣装部屋


にこ「ちょっとぉ!? こんな事までするなんて
   にこちゃん聞いてないんですけどー!」

希「まぁまぁ せっかくの一回きりなんやし
  やるからには完成度を高くしていかんとね」

希「それにな にこちゃんは気付いてないかもしれんけど
  にこちゃんはさっき一回 ウチに協力してくれてたんよ?」

にこ「え?」

希「ほらぁ ウチらのリハーサル映像を
  間違って流してくれたやない?」

希「アレを聞いてもツバっちは動じなかったやろ?
  『アライズ』にはあんなに拒否反応おこしてたのに」

希「つまりソレは ウチらの歌や踊りを
  ツバっちの頭が無意識でも肯定してくれとるって事や
  だからきっと いいキッカケになり得ると思うんよ」

にこ「いや それってただ私達のことなんか眼中になかったから
   私達に関する記憶が元々ないってだけじゃないの? だから反応しようが無いみたいな」
128: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 01:16:00.29 ID:8tDIFDoo.net
希「と、思うやん?」

にこ「ま……まさか さっきわしわしした時
   見えたの? 私達に関した記憶みたいなのが」

希「そりゃあもう ウチらの曲をこっそり練習する位の
  熱狂ぶりで ウチも思わず照れちゃったよぉ」

にこ「う、うっそー……あのアライズのリーダーが」

希「動画にして投稿とかもしてたみたいやし
  まぁ いくらツバッちがウチら大好きとはいえ
  ただ踊ってもらうだけじゃパンチが弱い」

希「せやからもう一押しや あの子にとって
  ウチらμ'sのメンバーの中でもひときわ異彩を放つ 特別な存在がいるんよ」

希「その子の助力があって――ウチの作戦は
  完成する その彼女の名は――」

にこ「か、彼女の名は……?」

 >えっと 着替え終わったんだけど希さん
129: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 01:26:25.27 ID:8tDIFDoo.net
ツバサ「ど、どうかな 変じゃない?」

希「似合うとるよぉ さすがツバッち
  絶賛謹慎中の持ち主よりも似合ってるかもなぁ」

にこ「どうやってサイズ合わせたのよコレ」

 >よくぞ聞いてくれました! にこちゃん!

穂乃果「ことりちゃんが10分でやってくれました!」

にこ「なんでアンタが誇らしげにしてんのよ」

穂乃果「じゃじゃーん! 穂乃果だよ!」

にこ「聞けよ!」
130: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 01:31:02.92 ID:8tDIFDoo.net
希「ほのっち! ありがとうな来てくれて」

穂乃果「私も希ちゃんと同じ気持ちだからね!」

穂乃果「はじめまして! アナタがアライズのツバサちゃんだね?」

穂乃果「私は高坂穂乃果! 事情は聞いたよ!
    今日は一緒に たくさん歌って踊ろうね!」

ツバサ「で、でも――やっぱり私
    いきなり踊りなんて そんなの……覚えてもいないのに
    ぜったい上手に出来ない 出来る自信がない……」

穂乃果「大丈夫! アイドルはねー
    そんなの二の次パンの耳なのだぁー!」

にこ「初耳なんだけど!? その鉄則!」

穂乃果「いま考えたからね!」
131: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 01:34:19.59 ID:8tDIFDoo.net
穂乃果「だから 今は楽しむ事だけ考えよう!」

穂乃果「忘れたり思い出すのは後々!
    私達といっぱい 今だけの思い出つくろ!」

 >ギュッ

ツバサ「あ……」

希「面白いやろ? 高坂穂乃果って子は」

ツバサ「高坂穂乃果……さん」

ツバサ(不思議……この名前を呼んでると
    カラダの芯から温まるような……)

ことり「――みんなー準備できたよー」

にこ「わっビックリした!」
132: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 01:39:20.29 ID:8tDIFDoo.net
真姫「もう 急に呼び出すんだから」

凛「でもー ゲームも飽きてたからちょうどよかったよねー」

花陽「わ、わあほんとにツバサさんだあ……!
   サ、サイン……は無理ですよねさすがに」

海未「まったく アナタの周りはいつも
   慌ただしさが絶えませんね のぞみ」

穂乃果「それが希ちゃんのいいところだもんね!」

海未「悪いところでもあるんですよ」
133: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 01:40:50.06 ID:8tDIFDoo.net
希「どっちにしろ今は
  良し悪しよりも楽しみ重視やんね? ほのっち」

穂乃果「うん!」

にこ「思い切って前に出なさい 私達がフォローするから」

ツバサ「――すぅ はぁ……よし」

ツバサ「えぇ やってみる」

穂乃果「じゃあ行こう! みんな!」
134: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 01:51:15.24 ID:8tDIFDoo.net
 同刻――昼 音ノ木坂学院>講堂


ツバサ(……なにこれ)

ツバサ(足取りが軽い 自分の体じゃないみたい)

 >マッスグナー オモーイガー
  ミーンナヲムスブー

ツバサ(歌が自然と口をつく 音が確かなステップを促す)

 >ホンキーデモー ブーキーヨオー
  ブーツカリアウ ココロ

ツバサ(大げさな動きのなかに大らかな万感を込めるように)

ツバサ(これが μ's なのね)

 >ソレーデモーミターイヨー オオーキナユメハー

ツバサ(私はいま確かに 憧れた夢の最中にいる――!)
135: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 01:52:19.15 ID:8tDIFDoo.net
 >ココニーアールヨーハジマッタバーカリー

 >ワカッテルー

穂乃果・にこ・希「楽しいだけじゃない 試されるだろう」

 >ワカッテルー

穂乃果・にこ・希「だってその苦しさも 未来」

 >イクンダヨー

ツバサ・ことり・海未「集まったら強いー 自分になってくよー」

 >キットネー

穂乃果・にこ・希「変わりつづけて」

 >Wi'll be Star!
136: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 02:00:05.10 ID:8tDIFDoo.net
 一時間後――昼 音ノ木坂学院>みんなの部室


穂乃果「――では ツバサちゃん完全復活を祝しまして」

 >かんぱーい!

ツバサ「――ありがとう μ'sのみんな」

にこ「まさかほんとに上手くいくとは……」

希「スピリチュアルやね!」

ツバサ「記憶の事だけじゃない 私が今まで
    出来ずにいたこと アナタ達がみんな叶えてくれた」

ツバサ「本当にありがとう」
137: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 02:03:01.39 ID:8tDIFDoo.net
ことり「えへへ お役にたててなりよりですっ」

海未「それにしても穂乃果っ!
   今日のアナタはミスしすぎです!」

穂乃果「だ、だってエリちゃんのパート難しいんだもん!」

海未「私達と初めて合わせたツバサさんが
   あれだけ上手にできていたのですから そんな言い訳は通用しません!
   今から特訓です 屋上に行きますよ!」

穂乃果「うええん! 海未ちゃんの優しい鬼ぃいー!
    天使のような悪魔ー! ポカリみたいなアクエリー!」

ことり「ことりも行こっと それじゃあまたねぇーみんな」
138: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 02:08:29.07 ID:8tDIFDoo.net
真姫「ところで あなたはこれからどうするの?」

ツバサ「学院へ帰らなくちゃ さすがに心配してるだろうし」

真姫「じゃあ一緒に行く? 凛たちはどうする?」

凛「まだ遊びたりないから行くにゃー」

花陽「わ、わたしもツバサさんにお供したいです!」

ツバサ「そうね じゃあ途中までご一緒してもらってもいいかしら」
139: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 02:09:31.47 ID:8tDIFDoo.net
にこ「みんな行っちゃったにこ」

希「そうやねぇ」

にこ「……」

にこ(なんか 忘れられてそう……あんな事があった後だし)

にこ「……」

希「じゃあ――ウチらも仕切り直しといこか」

にこ「――え?」

希「さんざん待たせてごめんなぁ
  香水探しにいこか にこちゃん」
140: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 02:15:55.93 ID:8tDIFDoo.net
にこ「べ、べつに 私は――」

 >ガチャ

ツバサ「そうそう すっかり忘れてた――」

ツバサ「のんたんとアレするの」

希「えっ」

 >チュッ

にこ「イラァ」
141: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 02:18:38.28 ID:8tDIFDoo.net
ツバサ「また会いに来るから 高坂さんじゃなくアナタに」

ツバサ「人の胸を思う存分わしわしした責任
    それと今 ファーストキスをうばった責任もとってね?」

にこ「は、はぁあああ!? あんたが無理やり捧げたんでしょ!?
   それに責任もなにも 発端は全部あんたらアライズのせい――」

ツバサ「あれ にこさんアナタまだいたの?
    あまりにチンチクリンで気付かなかった」

にこ「アンタだけには言われたくないにこ!」

ツバサ「それじゃあまたねーのんたん ばいばーい」

 >ガチャ
142: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 02:39:05.67 ID:8tDIFDoo.net
希「……」

にこ「……」

にこ「帰るっ!」

 >ガチャッ

希「……ふぇ!? ま、待ってよにこちゃん
  一緒に香水選ぶんやろー?」

にこ「うっさい!」

希(なんでか肩を怒らせるにこちゃんに
  ウチはなんとか追いつき隣につく)

希(なんや分からんことだらけになったなぁ……
  しばらくしたらわしわし調査しなきゃいかんかな――でも)

希(昔から自分の胸をわしわししても 自分のことが見えた事は一度もないんよね)

希(さっきのキス あのトキメキのワケは
  ずっと分からずじまいなんかな――むむ
  思考停止してしまったのが悔やまれるね――まぁそれも含め)

希「スピリチュアルやね」
143: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 02:41:33.86 ID:8tDIFDoo.net
>第四話しわし

 『NONTAN'S BIZARRE ADVENTURE Part4 スピリチュアルは砕けない』


         完
144: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 03:01:39.16 ID:8tDIFDoo.net
凛「ねーこはコタツでまるくなるー りんだよー」

凛「なんかねー りんが次回予告するらしいよー」

凛「話は変わるけど りんはネコじゃないけど
  よくコタツで丸くなるんだー」

凛「それでねー そのまま寝ちゃうから
  よくお母さんに怒られるんだー ネコには厳しい世の中にゃー」

凛「ふぁあ……もう眠くなってきたぁ……コタツきもちー
  にゃー、にゃ…………にゃれ……よみゃ、にゃい……とー にゅー」


>じェかゃい にゃい五話し、わゃし……にゃー

 『にょんたん…にゃ、にゃにゅうあ…しゅぴ、りにゃる…すぅ すぅ――』


凛「zZZZZZZ……」
146: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 14:14:23.64 ID:8tDIFDoo.net
 >AM 11:17 エリチのお部屋


のんたん「スピリチュアルヤネ!」

のんたん「スピリチュアルヤネ!」

のんたん「スピリチュ――ピッ

絵里「――んっー 今日もよく眠れたわぁ」

絵里「これも等身大目覚ましのんたんDX(自作)のおかげかしら」

のんたん「スピリチュアルヤネ!」

絵里「たまに設定した時間外にもしゃべりだすのが玉に瑕だけど」

絵里「予想外な事ばかりする希らしくて そこも素敵よぉ!」

 >ギュッ

のんたん「スピリチュアルヤネ!」
147: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 14:20:43.92 ID:8tDIFDoo.net
絵里「さぁて勉強よ勉強! 謹慎期間は長くない!
   寝過ごして失った分を取り返すチカ!」

 >きゅるるる

絵里「……の前に 朝食をとりましょう
   ピザでも頼もうかしら なんたって今」

絵里「全国のスクールアイドル達と連携した
   タイアップ企画中なのよね!」

絵里「各グループが食べ親しんだご当地食材を
   ふんだんに盛り込んだピザという謳い文句で
   全国のファンを熱狂させているというあの企画!」

絵里「数量限定のタペストリーも付属してるっていうし
   これはもう頼むしかないわよ!」

絵里「あぁ……福岡Dreamピザもいいけど
   ゴーヤの乗った沖縄のLuckyピザもいいわぁ
   それとも無難に東京A-RISEピザかしら エリチカ悩んじゃう><」
149: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 14:32:52.50 ID:8tDIFDoo.net
 >PM 12:32 エリチのお部屋


絵里「……うぷっ さすがにピザ4枚を
   一人でっていうのは 無理があったわ……」

絵里「それによくよく考えたら……私ってそこまで
   他のアイドルに興味ないのよね……」

絵里「そうよ……さんざん帰国子女と賢さアピールしていても
   私は生粋のジャパニーズなのよ……限定品と行列があれば
   大した理由もなくとびこみたがる 等身大のJKなのよ……」

絵里「ふふっこんな所で遺伝子の凄さを実感するなんて
   また少し賢くなれたかもしれないチカ」
150: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 14:42:40.72 ID:8tDIFDoo.net
絵里「それはそうと どうしようかしらこのタペストリー……
   にこか花陽にでも配りましょうか」

絵里「あーあ この絵柄がみんな希なら良かったのに……
   ピザライブ企画がウチにも回ってこないかしら」

絵里「だけど そのためにはアライズ越えか……
   ピザ枠は各都道府県ごとに一校のみだものね」

絵里「はぁお腹いっぱい……なんか眠くなってきちゃった」

絵里「一眠りしよっかな――おやすみのんたん」
151: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 14:54:57.61 ID:8tDIFDoo.net
 >PM 15:57 エリチのお部屋


絵里「ふあー……おはようのんたん」

のんたん「スピリチュアルヤネ!」

絵里「あら もうこんな時間!」

絵里「勉強は後回しにして 海未が用意してくれた
   トレーニングメニューこなさなくちゃ」

絵里「ふむふむ この内容なら食後の運動にはピッタリね
   みっちり2時間は頑張りましょう!」
152: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 15:23:18.10 ID:8tDIFDoo.net
 >PM 16:02 エリチのお部屋


絵里「疲れた……ちょっと休憩――」

絵里「ってアレ? もしかして
   まだ5分くらいしか経ってない?」

絵里「……」

絵里「ま、まぁ 練習のキモとなるのは長さじゃなく密度だから!」

絵里「私くらいの効率系アイドルともなれば
   常人にとっては23分相当にもなる練習量を
   これっぽっちの時間で得られるものなのよ!」

絵里「……」

絵里「はぁ……こんな時に希がいてくれたら
  いつもみたく無尽蔵に動けるのに……チカぁ」

のんたん「スピリチュアルヤネ!」
153: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 15:42:02.24 ID:8tDIFDoo.net
絵里「あ、ごめんなさい……
   なんだか当てつけるような言い方をして」

のんたん「スピリチュアルヤネ!」

絵里「ありがとう……希
   ねえ――私たちが初めてあった日のこと覚えてる?」

のんたん「スピリチュアルヤネ!」

絵里「そうそう 運命的な出会いだったわ……あの頃はね
   黒板消しが私の仲を取り持ってくれた キューピットみたいに見えたものよ」

のんたん「スピリチュアルヤネ!」

絵里「あははっ、そうね懐かしい あの学級裁判は傑作だったわ
   最終的にクラス中みんな被告人になって迷宮入り
   最高の連帯責任だったわよね」

のんたん「スピリチュアルヤネ!」






亜里沙「お姉ちゃんまた独り言いってる……」
154: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 15:50:24.39 ID:8tDIFDoo.net
 >PM 19:21 エリチのお部屋



絵里「それでね――あら もうこんな時間じゃない」

絵里「のんたんが聞き上手だから エリチカつい話し込んじゃった」

のんたん「スピリチュアルヤネ!」

絵里「そうだ! 反省文かかないとね♪」

絵里「ユメの迷路~硝子の蝶々たちは~」

 >ガサゴソガサゴソ

絵里「まずは作文用紙をしいて」

絵里「文鎮でとめて」

絵里「墨をすって」

絵里「筆はいいわね 日本の雅って感じ……ハラショー……」

絵里「さあっしたためましょう!」

絵里「反省文~反省ぶーんフンフンフフーン♪」
157: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 16:02:11.37 ID:8tDIFDoo.net
拝啓 東條希さま、いかがお過ごしでしょうか。

   引きこもりを余儀なくされたエリチカはと言うと、
   希と密接する空気からの隔離を強いられ、
   毎夜眠れぬ夜が続いています。 過呼吸になることもしばしば

   持ちネタの「おうち帰る」も言う機会に恵まれず
   性欲ともども持て余してしまいそうです。
   よければのんたんの「スピリチュアル」と
   末永く一緒に使ってあげて下さい。

   東條絵里。 あぁ良い響き!
   おうちで希の帰りをまつ賢妻愛妻エリーチカ!
   やきもきする私に同調するように、お外で働く
   のんたんが言うの「のんたん! おうち帰る!」って

   希ったら……そこまで私の事を?
   もう! 私もアナタが……好・き
   キャッ言っちゃった言っちゃったぁ!

   余談ですが最近、妹であるありさの視線が痛いです。
   だけど少し興奮しました。 希にもあんな目で見られたい。 かしこ
158: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 16:14:47.40 ID:8tDIFDoo.net
 >PM 21:32 エリチのお部屋


絵里「――よし 我ながら完璧な出来ね」

絵里「時間もキッカリおやすみたいむチカ
   本当……1日ってあっという間よね」

絵里「希に会えないと寂しいけど
   それでも楽しいのはやっぱり のんたんのおかげかしら」

のんたん「スピリチュアルヤネ!」

絵里「よーし 修学旅行で隠し録りした
   希の寝言ボイスを流してっと――」

絵里「オヤスミなさい のんたん……希」
159: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 16:31:54.99 ID:8tDIFDoo.net

――
―――


希「エリチ!」

絵里「の、希? ダメ……来てはダメ!
   私は捕らわれの身なのよ……関わったら
   アナタにまで咎が及んでしまう! それこそ極刑――」

希「そんなこと気にしてたん?
  そのくらい 二人で背負えば軽いもんやと思うよ?」

絵里「希っ……!」

希「ウチは天国、地獄どっちでもええ 隣にエリチが
  いないんなら ドコにいても死んだようなモンなんよ ウチは」

希「だから エリチとじゃなきゃ行きたくないし生きたくもない」

絵里「そんなの、私だって 私だって同じよ!」

希「じゃあ一緒に帰ろう? 必ず――ウチがなんとかするから」

にこ「にっこにっこにー! 超新星フルコンで宇宙がヤバいにこー」

希「そんなことさせんよぉ?
  YAZAWA大神官! これが最後のスピリチュアルやね!」


―――
――
160: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 16:34:29.23 ID:8tDIFDoo.net
 >AM 11:26 エリチのお部屋


絵里「――あ」

絵里「夢か……」

のんたん「スピリチュアルヤネ!」

絵里「……そうね」

絵里「希はいつも 私の中にいてくれているのよね」

絵里「勝手に寂しがって、いじけて
   それでなにかを疎かにしたら 希に笑われちゃう!」

絵里「よーし! 残りの謹慎生活も頑張るわよ――」



 >ぐうううう


絵里「あっ その前に腹ごしらえのピザ3枚頼みましょ♪」
161: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/13(木) 16:38:27.87 ID:8tDIFDoo.net
>第4.5話しわし

 『えりのずるやすみ!』

        完
166: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/14(金) 15:33:11.76 ID:HfbDXlwL.net
 ――夕方 UTX学院>プール


 >カパッ

あんじゅ「うーん……」

あんじゅ「ここにもいないみたぁい」

英玲奈「何故ポリバケツにいると思うんだ……」

あんじゅ「だってぇ ツバサちゃんの行きそうな場所は
     全部探したじゃなぁい……」

あんじゅ「今回はきっと 私達じゃ思いつかないような場所にいるのよぉ」

英玲奈「ふむ……それもそうか」
167: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/14(金) 15:39:31.73 ID:HfbDXlwL.net
英玲奈「スパの砂風呂で全身を覆って竹筒で呼吸をしていたり」

あんじゅ「忍者さんみたいだったよねぇ」

英玲奈「割烹着をきて食堂のおばちゃんになりすましたり」

あんじゅ「似合って可愛かったなぁ 割烹着すがたのツバサちゃん」

英玲奈「フィットネスクラブのバランスボールに穴をあけて
    中に潜むツバサのことだ どこにいてもおかしくはない」

あんじゅ「本当 ツバサちゃんはかくれんぼがお上手よねぇ
     あんじゅお姉さんいつも驚きっぱなし」

英玲奈(かくれんぼで越えてはいけないラインを超越してると思うのだが)
168: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/14(金) 15:52:45.63 ID:HfbDXlwL.net
 5分後――夕方 UTX学院>学生寮区画


英玲奈「さてどうしたものか なまじ広い校舎だからこそ
    こうした時の取っ掛かりが必要になってくる」

あんじゅ「そうねぇ ツバサちゃんのお部屋に
     ガサ入れを申し出るとか! ――ダメぇ?」

英玲奈「あんじゅが個人的にしたいだけだろう」

あんじゅ「私は ツバサちゃんと英玲奈ちゃんの
     お姉さんですもの 二人の事をふかぁく知る義務があるの><」

英玲奈「血縁関係でもないのにな
    私もとんでもない人に気に入られてしまったようだ」

英玲奈「それと ガサ入れは却下だ」

あんじゅ「え~!」
169: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/14(金) 16:02:25.48 ID:HfbDXlwL.net
英玲奈「さすがに まんじゅうが原因でいなくなったメンバーを
    探すという理由で マスターキーを借りるワケにはいかないだろう」

あんじゅ「まんじゅうって部分を伏せてみたら?」

英玲奈「事が大げさになってどのみち明るみに出る
    だから私達だけで解決するしかない」

あんじゅ「そっかぁ残念 なにか手掛かりは――」

英玲奈「こういった時の対策に
    ツバサの制服と携帯につけておいた発信機の反応も
    ツバサの部屋で止まったままだ……連絡もとれない」

あんじゅ「私と一緒に選んだ携帯電話を置いていくなんて
     ツバサちゃん……お姉さんのこと嫌いになっちゃったのぉ――?」

英玲奈「まんじゅうを食べた犯人だからな」

あんじゅ「うぇえええん……」
170: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/14(金) 16:20:30.50 ID:HfbDXlwL.net
英玲奈「まぁ代わり気の早いツバサの事だ
    そんなことは明日にでもケロッと忘れてる」

あんじゅ「でもでもぉ……! ツバサちゃんすっごく怒ってた……
     あのままナマハゲになるんじゃないかって位」

英玲奈「その例えはどうかと思うぞ」

あんじゅ「そうよぉ……きっとツバサちゃん
     お姉さんに愛想つかして 家出しちゃったんだぁあ……!」

あんじゅ「ナマハゲになって悪い子探しに行ってるんだわぁああ!
     うぇええええええええええええええええん!!!」

英玲奈「お、落ち着け! 周りが見てる!」

 >ガサゴソガサゴソ

英玲奈「ほら! いつもの飴ちゃんやるから」

あんじゅ「すん……ぐっ……ふぇっ」

あんじゅ「……グスン」
171: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/14(金) 16:35:56.18 ID:HfbDXlwL.net
英玲奈「あんじゅはツバサのお姉さんなんだろう?」

あんじゅ「うん……」

英玲奈「なら頑張らないとな 謝りたいんだろう?」

あんじゅ「グスン……頑張る」

あんじゅ(ペロキャン美味しい)
172: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/14(金) 16:44:15.62 ID:HfbDXlwL.net
英玲奈(ナマハゲはともかく 外に出た可能性か)

英玲奈「――自分の教室に行こうとして 何故か
    グラウンドに迷い込む方向音痴のツバサのことだ 
    外にいくと思えないが」

あんじゅ「ペロペロ……一人で秋葉原になんか出たら
     きっと帰ってこれない……ツバサちゃん」

英玲奈「あまり考えたくはないが――仕方ない
    念のために受付で確認を……」

ツバサ「――あれ どうしたの? 2人とも」

英玲奈「ツ……」

あんじゅ「ツバサちゃあん!」
173: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/14(金) 16:59:30.73 ID:HfbDXlwL.net
 >ギュッ


ツバサ「きゃっ」

あんじゅ「ゴメンナサイ! お姉さんが
     ツバサちゃんのおまんじゅうを食べたから……!」

あんじゅ「もう悪い事しないからぁ ナマハゲって言わないからぁ」

あんじゅ「だから いなくならないでぇえ……!」

ツバサ「あんじゅ……ちょっ 分かったから離して!
    髪の毛に飴がくっついてるから! ベタベタするから!」
174: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/14(金) 17:11:53.91 ID:HfbDXlwL.net
英玲奈「外行きの服に 穂むら屋の紙袋……だと!?
    お前 一人で外に出て帰ってこられたのか!?」

英玲奈「信じられん……奇跡だ」

あんじゅ「ツバサちゃぁん……しばらく見ない内に
     おっきくなったわねぇ……お姉さん嬉しい」

ツバサ「どつくぞオマエら」

ツバサ「まぁ確かに最初はさ迷ってたけど……その
    途中でμ'sの人達に会って 色々と助けてもらったの」

ツバサ「本当は私がお礼しなくちゃなのに
    なんかお土産までもらっちゃって……」

英玲奈「そうか 音ノ木坂学院――μ'sには
    近い内に礼をしに行かなければならないな」

あんじゅ「お礼参りね!」

ツバサ「それはさすがに語弊があるんじゃ……」

ツバサ「……」

ツバサ「ゴメンね 二人とも」
175: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/14(金) 17:27:01.91 ID:HfbDXlwL.net
ツバサ「おまんじゅうを食べられたからって
    『アライズやめる』なんてヒドいこと言っちゃって」

英玲奈「いつもの事じゃないか 
    とばっちりも含めて私は気にしていない」

ツバサ「そうじゃないの」

ツバサ「たぶん私は 憧れが行き過ぎてたの
    『μ's』への――高坂さんへの憧れが」

ツバサ「だからとっさにあんなこと言って
    あぁやって家出みたいな事して みんなにも迷惑かけて……」

ツバサ「二人に向き合わない理由を
    憧れのせいにして逃げ出してた……ゴメン」

あんじゅ「ツバサちゃん……」
176: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/14(金) 17:40:20.93 ID:HfbDXlwL.net
英玲奈「……それこそ気にするな 誰だって
    何かのせいにしなければ前に進めない時がある」

英玲奈「それに気付いて正せるかどうかなんだ
    ヒトの心の格を決めるのは ツバサはそれに気づけた」

英玲奈「私は 今のツバサの心持ちを誇りに思う」

あんじゅ「え、英玲奈ちゃんって
     よく真顔でそんな恥ずかしい事言えるわよね……」

あんじゅ「もう……あんじゅお姉さんの
     カラダが熱くなってきちゃうじゃない!
     まだ明るい内からそういう台詞はどうかと思います!」

英玲奈「なっ! 知るかっ!」

英玲奈「良い年してペロキャン舐めてる高校生に
    分別を説かれたくなどない!」

あんじゅ「言ったなぁ~」

ツバサ「ぷっ……あははっ あははははは」
177: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/14(金) 17:48:33.74 ID:HfbDXlwL.net
ツバサ「ありがとう 二人とも……わたし
    もう『やめる』なんて言ったりしない」

ツバサ「わたしの……『μ's』との憧れは今日叶ったから」

ツバサ「これからは私達……3人のアライズで
    私達だけの憧れを叶えましょう!」

英玲奈「それでこそリーダーだ」

ツバサ「だから……その 仲直りに三人で食べたいの
    おまんじゅう 一緒に食べてくれる?」

あんじゅ「食べる食べるぅ あっその前に――」

あんじゅ「ツバサちゃあん いつものアレやってー」

ツバサ「☆~(*ゝω・* )バチコーン」

あんじゅ「はぅぅうん! もーかーわーいーいー」

あんじゅ「本当ウィンクさせたら世界一よねぇ
     ツバサちゃんはっ」

英玲奈「フッ――それじゃあ食堂にでも行こうか」

ツバサ「あ……」
178: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/14(金) 17:56:54.60 ID:HfbDXlwL.net
英玲奈「どうした? まだ何かあるのか?」

ツバサ「……ううん 行きましょう二人とも」

あんじゅ「はぁいツバサちゃん」

ツバサ(言いそびれちゃった――本当は一番に言いたかったけど
    まぁ お楽しみは後でって事でいいかな)

ツバサ(また一つ特別な憧れが――)

ツバサ(みんなのおかげで)

ツバサ「好きな人ができましたって」

英玲奈・あんじゅ「えっ」

ツバサ「あっ」
179: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/14(金) 17:57:31.23 ID:HfbDXlwL.net
>第4.8話しわし

 『三人寄ればあんじゅの知恵-フルハウス完全版-』

           完
181: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/ 2014/11/14(金) 18:44:47.68 ID:HfbDXlwL.net
花陽「皆さんこんばんは 小泉花陽です!」

花陽「りんちゃんがおコタツで眠っちゃって
   予告がうやむやになったみたいなので」

花陽「りんちゃんみたいに上手には出来ないと思うけど
   改めて わたしが五話の予告を頑張っていきますね」

花陽「えっと 暇が出来るたびにμ'sの部室に顔をだし
   希ちゃんにアプローチを仕掛けるツバサさん」

花陽「謹慎が解けた絵里ちゃんや
   なんか悶々するにこちゃんが入り乱れて
   みんなの恋模様は危険な領域へと、と……突入スルノォ!?」

花陽「はふう……恋バナは乙女の潤滑油だよね……
   これだけでご飯六杯いただけちゃうよお……」


>次回 第五話わしわし

 『激おこスピリチュアルファイナリアリティのんたんドリーム』


花陽「楽しみに待っててくださいね バイバーイ」
184: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 16:51:17.88 ID:XMNi6lhz.net
 ――放課後 音ノ木坂学院>廊下


絵里「のんたん♪ のんたん♪」

絵里(――希と会えずにいた長き一週間は終わった……)

絵里(なんやかんやあって謹慎期間が半日伸びたけれど
   神様は愛し合う二人にこそ試練を与え賜るもの!)

絵里「会えなかった時間が私たちの愛を育て
   私たちのこれからを濃密にしてくれるなら いくらでも受けてたつわ!」

絵里「それに μ'sのみんなは私がいないと
   てんでダメなんだから」

絵里「今ごろみんな 私がいない事に心を痛め、涙を流しながら
   エリーチカにすがりたくなる衝動を 必死にこらえてるに違いないの!」

絵里「待っててねみんな! 希!
   アナタ達の絢瀬絵里が今いくわよぉ!」
185: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 16:55:35.63 ID:XMNi6lhz.net
 5分後――放課後 音ノ木坂学院>みんなの部室


 >バタンッ

絵里「たっだいまぁみんな!」

絵里「かしこい!」

絵里「かわいい!」

絵里「エリーチカ!」

絵里「でぇす☆」

海未「――ですから ことりと私の配置をここに」

にこ「それだと全体的にしまらなくない?」

ツバサ「マグネット貸して にこさんはこう
    穂乃果さんはココにしたらどうかしら」

凛「りんの勝ちにゃー」

花陽「りんちゃんトランプタワー建てるの早いよお……」

希「んー タロットカードだと分が悪いかなぁ」

真姫「あんたらカードの絵柄つかって遊びなさいよ」

穂乃果「いやはや今日もパンがウマい!」

ことり「穂乃果ちゃんったら ホッペに食べカスついてるよ?」

絵里「(´・ω・')チカぁ……」
186: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 17:06:38.99 ID:XMNi6lhz.net
絵里(違うでしょみんな! ここは違うでしょ!?)

絵里(待ち焦がれた仲間の帰還を喜んで
   胴上げするシーンでしょ!? ここは!)

絵里(なにフツーに思い思いの事して楽しんでんのよ!)

絵里(あ、そっかぁ)

絵里(みんな集中しすぎて私に気付けなかったのね
   もう! それならそうと早く言いなさいよっ><)

絵里(この磨き上げた美声とダンスで
   今すぐ振り向かせてあげるんだから!)

絵里「みんなぁ!!!! たっだいm海未「さっきからうるさいですよ絵里!」

海未「いま大事な作戦会議をしてるんですから 後にしてください!」

絵里「(´;ω;)チカぁ……」
187: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 17:11:57.36 ID:XMNi6lhz.net
絵里(なによなによ! どうなってるの!?)

絵里(何でアライズの吉良なんとかが普通にいて
   私の席で私以上に馴染みながら会議に参加してるのよ!)

ツバサ「――ふふっ のんたんの隣だと安心するわね」

希「んー? 改めてそう言われると嬉しいなぁ」

絵里(あ、あの子まさか 希を狙って!?)

絵里(ゆ、由々しき事態だわ! このままでは
   私の希が牙なんとかに盗られちゃう! もう我慢ならない!)

絵里「そこは私の席よ! 早くどきなさい! 桐なんとか!」

ツバサ「綺羅ツバサよ 絢瀬さん」

絵里「あっ ご丁寧にどうも――じゃない!」
188: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 17:21:39.62 ID:XMNi6lhz.net
絵里「みんなそれでいいの!? 
   コイツはμ'sの敵よ? 敵!」

絵里「私達みんなでピザライブのタペストリーになるために
   打倒A-RISEを目指すんだって このまえ誓ったじゃない!」

真姫「なにそれこわい……前世の話?」

絵里「穂乃果っ!」

穂乃果「えー、だってツバサちゃん
    たくさん菓子パン買ってきてくれたし」

絵里「餌付けされてんじゃないわよっ――ことり!?」

ことり「穂乃果ちゃんが良いなら私は何でもいいよ♪」

絵里「そうねアナタってそういう子だったわね!」
189: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 17:29:56.08 ID:XMNi6lhz.net
絵里「海未は? 部外者がいるなんておかしいわよね!?」

海未「ですが、絵里と比べて かしこそうで
   建設的な意見をたくさん出してくれますし――」

絵里「凛! 花陽!」

凛「りんは問い掛けられて困惑するかよちんも好きー」

花陽「りんちゃあん……」

絵里「のろけてんじゃないわよぉ!」

絵里「にこはどう思うの? おかしいわよねこんなのっ!」

にこ「チラッ」

希「~♪」

にこ「ま、まぁ多少は……ね」
191: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 17:36:06.57 ID:XMNi6lhz.net
絵里「ほら見なさい! ここはアナタのいる所じゃ――」

ツバサ「それよりも聞いたわ 絢瀬さんアナタ
    のんたんが好きすぎる余り 学院を乗っ取ろうとしたとか」

絵里「それが何? 部外者には関係ないと思いますけど!」

ツバサ「そうね 学院という大きな垣根がある以上
    私達の関わりなんて微々たるモノかもしれない」

ツバサ「でもソレは 学院という組織の枠組みに限った話よ
    のんたんを取り巻く 個人的な色恋に携わる私は
    同じ土俵にいるアナタと大きな関わりがある」

絵里「っ……!」

ツバサ「絢瀬絵里 私はアナタに宣戦布告をするわ!」

にこ「あ、あんたらねぇ……!」

希「――もう しょうがない子やねぇエリチは」
192: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 17:48:26.74 ID:XMNi6lhz.net
絵里「希……? でもコイツ――」

希「座れないからってカッカしたらアカンよぉ?」

絵里「そうじゃなくてねっ? 私は――」

希「ほら 席がないならウチの膝つかってもええから」

絵里「チカぁ~♪」
193: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 17:57:21.78 ID:XMNi6lhz.net
希「よしよし」

絵里「うふふふ」

ツバサ「あ、絢瀬さぁん? 私もう席を立つから
    ソコどいたらいいんじゃないかな?」

絵里「あぁその席もういらないからアナタにあげる
   ようこそμ'sへ 歓迎するわ」

ツバサ「イラァ」

にこ(なによ……にこちゃんカヤの外じゃない)

にこ(せっかく香水つけてきたのに……希のバカ)

にこ(べ、べつに 構ってもらいとかじゃなくて
   あくまで社交辞令として一言もらいたいだけだし
   別にいいけどさ……)

にこ「……」
194: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 18:06:46.07 ID:XMNi6lhz.net
海未「はぁ……長引きそうな痴話ですね
   会議は一旦やめて 私達は先に練習に行きましょう」

ことり「そうしよっかぁ」

穂乃果「えー」

凛「もっと見てたいにゃー」

花陽「ま、まぁ話なら後で聞けるよお りんちゃん」

真姫「ほら にこちゃんも行きましょ?」

にこ「……うん」

 >ガチャ――バタンッ

ツバサ(……ふうん)

ツバサ「ちょっと私も失礼しようかな
    それじゃあまたね のんたん」
195: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 18:13:54.77 ID:XMNi6lhz.net
絵理「フッ……このノゾエリ・サンクチュアリに
   恐れをなして逃げ出したのね」

希「……」

絵里「にこの事が気になるの?」
希「うん……浮かない顔してたから なんで分かったん?」

絵里「浮かない顔してたからよ アナタが
   にこを目で追いながらね」

絵里「ほら行って のんたんの出番じゃないの?」

希「……」

絵里「……希?」

希「そう――やね……よっと」

希「ありがとなぁ エリチ」

絵里「どういたしまして 私の好きな希」
196: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 18:27:18.94 ID:XMNi6lhz.net
 同刻――放課後 音ノ木坂学院>屋上


にこ「――なに? こんな所に呼び出して
   私は練習しなくちゃいけないの」

にこ「某グループのリーダーさんみたいに
   他校へ遊ぶに行く暇なんかないんだけど」

ツバサ「にこさんも のんたんのこと好きなの?」

にこ「……」

にこ「……」

にこ「は、はぁ!? いきなり何!?」

ツバサ「暇がないみたいだから 手っ取り早く聞いてみたんだけど」

にこ「そ、そうじゃなくて 質問がおかしいっつってんの!」

にこ「わ、私があのスピリチュアルセクハラ女を
   す、すす好きとかっ! ちゃんちゃらおかしいわよ!」
197: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 18:31:07.54 ID:XMNi6lhz.net
ツバサ「そうかしら まぁいいけど
    それならそれでも 私は構わない――でも」

ツバサ「あとで吠え面かかないでよね?」

にこ「……もう行く」

ツバサ「そうだそうだ――もう一つ良いかな」

ツバサ「何でにこさんって のんたんにアダ名で呼ばれてないの?」

にこ「……え?」

ツバサ「アナタ達って結構長い時間いるのよね?
    つい最近会った私でさえ呼ばれてるのに おかしな話じゃない?」

ツバサ「さっき部室で μ'sの仲間内の話を聞いてる限りでは
    呼び方を相手によって使い分けてるみたいに見えたけど」

ツバサ「のんたんは どういう基準で選んでるのかしら
    呼び方を変える人とそうじゃない人とを」

ツバサ「まぁ一般論でいうなら
    特別、親しい間柄で用いられるモノよね」

にこ「っ……」

ツバサ「……それだけよ じゃあね」
198: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 18:37:35.31 ID:XMNi6lhz.net
 五分後――放課後 音ノ木坂学院>部室


ツバサ「お邪魔しまーす……ゲッ」

絵里「あら? まだ居たのねアナタ」

ツバサ「アナタこそ
    練習しなさいよ……のんたんは?」

絵里「にこの所に行かせたわ」

ツバサ「ふぅん 意外……絢瀬さんって独占欲強そうなのに」

絵里「強いわよ? 強くなきゃあんな事件起こさないでしょうに」

ツバサ「クスッ それもそうね」
199: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 18:40:52.83 ID:XMNi6lhz.net
絵里「いいのよ 私が好きなのは
   みんなに優しい希なんだって 気付いたんだから」

絵里「それに……」

ツバサ「それに?」

絵里「にこもきっと 希の事が――」

ツバサ「みたいね あの様子じゃ気付いてないみたいだけど」

絵里「あら アナタもそう思う?」

ツバサ「えぇ間違いないわ――その自覚を促したくて
    さっき何度か煽ってみたんだけど さてどうなるやら」

絵里「変な人ね――分かっててわざわざ
   恋敵を増やすようなマネするなんて」

ツバサ「それをいうなら絢瀬さんこそ」

絵里「あはは! ……そうだった」

絵里「案外、私達って似た者通しなのかもね」

ツバサ「そりゃそうよ 同じ人を好きになった同士なんだから」

絵里「――負けないわよ?」

ツバサ「――望むところ」
200: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 18:46:56.30 ID:XMNi6lhz.net
 同刻――放課後 音ノ木坂学院>屋上


にこ(はぁ……どうしちゃったのよ私)

にこ(早く練習しなくちゃなのに……)

にこ(希の顔がばかりがチラつく思考をスイッチできない)

にこ(一度でも意識するとすぐにコレ――最近
   勉強や家事に対する集中力が乏しくなってる)

にこ(こんなの初めて……)

にこ「……あーもう! なんなのよ本当」

希「にこちゃーん」

にこ「ふぇ!?」
201: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 18:50:45.70 ID:XMNi6lhz.net
希「そないにビックリしてぇ どうしたん?」

にこ「べ、別に――それよりアンタ
   絵里に捕まってたんじゃないのっ?」

希「捕まってたワケやないよ 自分で招き寄せただけ」

にこ「なら尚更――!」

希「今は にこちゃんの方が大事やからね」
202: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 18:55:05.10 ID:XMNi6lhz.net
にこ「あ……」

にこ「ふ、ふんっ」

にこ「良い心掛けじゃない!」

希「香水つけてきてくれたんやね」

 >ギュッ

にこ「ひぃ!?」

希「んー?」

にこ「って――あれ……てっきりわしわしされるのかと」

希「あー……そうやねぇ」

希「まぁ たまにはムード重視って事かな
  もしかして にこちゃんはわしわしの方が良かったの?」

希「エッチやねぇ? ふふ」

にこ「はぁ!? 別に、そんなんじゃないわよ!」

にこ「こっちだって清々する! アンタのわしわしが無くなって!」
203: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 19:06:44.44 ID:XMNi6lhz.net
希「……」

希「そっか――にこちゃん」

にこ「なによ」

希「ウチな? ずっとなぁなぁにしてきた事があるんよ」

希「みんなの優しさにつけ込んで 見てみぬフリして
  ずっとズルズル引きずって後回しにしてた事」

にこ「希……? アンタなに言って」

希「だから気にせんといてな にこちゃんのせいやない
  ――むしろ ウチにとってみたらありがとうなんやから」

希「……今までありがとう――香水、似合ってるよ?」

にこ「……あ」

にこ「……あれ? 希――?」

にこ「希! 希……」

にこ「……希」
205: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 19:12:39.95 ID:XMNi6lhz.net
 五分後――放課後 音ノ木坂学院>講堂


海未「遅いですよ! にこ――え?
   希ですか? 見てませんけど……」

海未「って待ちなさい! 話はまだ――」



 五分後――放課後 音ノ木坂学院>みんなの部室


絵里「――どうしたの? 血相変えて」

絵里「のんたん……? ここには来てないわよ
   てっきりアンタと一緒なんじゃないかと――」


 五分後――放課後 音ノ木坂学院>校門前


ツバサ「……きゃっ いきなり何?」

ツバサ「え? 見てないけど――とにかく肩を離して」

ツバサ「何かあったの……? あっ――こら、待って!」
206: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 19:22:13.58 ID:XMNi6lhz.net
 数時間後――夜 音ノ木坂学院>理事長室


ことりママ「――本当にいいのね?」

希「はい」

ことりママ「出過ぎたことを言うようだけれど……」

ことりママ「アナタのご両親は 自分たちの都合で
     いくつもの学校を転々としてきたアナタを いつも案じていた」

ことりママ「だからこそご両親はアナタにこう尋ねた
      親元にいるか親元を発つかのをどちらかを」

ことりママ「その結果アナタはここにいます
      一人暮らしを音ノ木坂学院を選んだ」

ことりママ「それはアナタ自身が 音ノ木坂でなら
      より良い結果が得られると思ったからでは?」

ことりママ「なのに 実際に2年在籍した今になって――なぜ……自分から」

希「……」

希「決めた事ですから――ウチ……東條希は」

希「音ノ木坂学院から転校します」
207: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 19:26:25.31 ID:XMNi6lhz.net
 同刻――夜 秋葉原>にこの家


 >おかけになった電話番――

こころ「お帰りなさい! お姉さま」

 >の届かない場所に――

にこ「……」

こころ「お姉さま……?」

 >源が入っていないため――

にこ(のぞみがいない……どこにもいない)

にこ(のぞみのいえにも……おとのぎさかにも
   じんじゃにも……ぶしつにも――どこにもいない)

にこ「希……」

にこ「どこにいるのよ……希――」


 >トゥルルル

 >トゥル――

 >ト――

 >――
208: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 19:28:15.84 ID:XMNi6lhz.net
>第五話しわし

 『激おこスピリチュアルファイナリアリティのんたんドリーム』

           完
209: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/18(火) 20:10:38.63 ID:XMNi6lhz.net
絵里「こんばんはみんな アナタのエリーチカよ」

絵里「それで希は? 私のんたんと一緒じゃないと
   喋りたくないんだけど」

絵里「……え? 話が違うじゃないの!」

絵里「私はのんたんとイチャラブ出来る密室があるって
   聞いたからここまで来たのに! そんなのあんまりよ!」

絵里「……えっ コレ、希も見てるの?」

絵里「……コ、コホン」

絵里「長かった揉みしだき占い道を 終える覚悟をもって 仲間の元から去る決意をした希」

絵里「誰もがその状況に打ちひしがれる中でもなお
   瞳に絶え間ない煌めきを宿す 彼女がとった決断とは!」

>次回! 最終話しわし

 『のんたん大勝利! 希望の未来へレディ・スピリチュアルやね!』

絵里「……は? 私と希についてに関する記述が
   まるでないんだけどこの予告! おかしいわよこんなの!」

絵里「ハラショー! もう怒ったわ! エリチカ! おうちかえr
213: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/25(火) 23:56:04.99 ID:C0gG4xRW.net
 ――夜 秋葉原>バス乗り場


希「……」

 >ピッ

希(ははっ……たくさんメール来てる
   電話もこんなに――)

希(にこちゃんはともかく みんなまで
   これは……告げ口されちゃったかな)

 >プシュー

希「……あっ すいません――ウチも乗せて下さい」

希(……ふふっ おかしいなぁ)

希(つい方言が出てきちゃうよ)

希(もう使う機会もないのになぁ……)
215: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 00:05:53.11 ID:foMdYnXN.net
 同刻――夜 にこの家>居間


にこ「……」

にこ「ん……」

にこ「――あれ……ここ」

ことり「……み、みんな! にこちゃんが起きたよぉ」

海未「本当ですか!?」

穂乃果「にこちゃん! 分かる? 私だよ! 穂乃果!」

にこ「ち、近っ! 分かるわよ! 分かるから離れてっ」

ことり「良かったぁ……」

真姫「だから言ったじゃない 単なる貧血だって」

海未「だからといって心配はします!
    家の前で倒れたと聞かされれば普通は」

にこ(そうか……私 希を探してる途中で――)

にこ「……希 そうよ……希は!?」
216: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 00:12:47.97 ID:foMdYnXN.net
ことり「それは……」

穂乃果「にこちゃん……私達もあの後ね
     にこちゃんを探し回ってたんだよ」

にこ「私の事なんかいいから質問に答えてよ!
    希の事で なにか知ってるんでしょ!?」

にこ「あの様子……普通じゃなかった
    希に何かあったら私……私」

真姫「……私達も同じだったのよ」

にこ「え……?」

真姫「私達も にこちゃんに何かあったんじゃないかって
    気が気じゃなかったって言ってるの」

真姫「だから もう二度と
    『私の事なんか』なんて言わないで そんなの――」

真姫「いつも自分がNo.1アイドルだって
    のたまってる にこちゃんらしくないじゃない」

にこ「真姫ちゃん……」
217: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 00:19:34.73 ID:foMdYnXN.net
にこ「……ゴメン」

ことり「ううん仕方ないよ それだけ
     希ちゃんの事が好きになったんでしょ? にこちゃんは」

にこ「なっ……べ、別にそんなんじゃないわよ!」

ことり「そうかなぁー?」

穂乃果「いつもなら真っ先に 自分の心配してたのに
     優先順位がガラッと変わってるもんねー?」

ことり・穂乃果「ネー」

海未「そんな話をしている場合じゃないでしょう!?
    つぎ脱線させたら2人とも ラブアローシュートで磔にしますから」

ことり・穂乃果「はい すいませんでした」

真姫(まるで犬とその飼い主ね)
218: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 00:29:52.48 ID:foMdYnXN.net
穂乃果「みんなで一緒に にこちゃんを探してた話はしたよね」

穂乃果「にこちゃんの様子が変だって教えてくれた
     ツバサちゃんと絵里ちゃんも 一緒になって探したんだけど」

穂乃果「にこちゃんは見つからなかった……でも
     辺りが暗くになった頃 私達に二つの連絡が入ったんだ」

海未「一つはアナタが玄関先で倒れたという
    アナタの妹達からの連絡です」

真姫「もう……人が何度も鳴らしてるんだから
    倒れる前に携帯くらい出なさいよねっ」

真姫「妹さんが機転を利かせて 着信音から
   私達への連絡に繋げたから良かったものを……」

真姫「それと 救急番号くらい教えといて――」

にこ「わ、わかったわよぉ! うん……
    ゴメンね……ありがとみんな こころ達は……?」

花陽「――寝かしつけてきたよぉ」
219: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 00:38:37.31 ID:foMdYnXN.net
ことり「ありがとう 花陽ちゃん」

にこ「花陽……」

花陽「眠る間際まで にこちゃんの心配をしてたよ?
    もう こんな無茶しちゃ……駄目だからね?」

にこ「うん……ありがと」

海未「……二つ目の連絡は ことりのお母さんからでした」

穂乃果「落ち着いて聞いてね? にこちゃん」

にこ「さっきの流れで いま釘をさすって事は
    やっぱり……希に関する事よね?」

穂乃果「うん……希ちゃんが 希ちゃんがねっ……?」

真姫「今夜……東京を発つそうよ」

にこ「……」

にこ「え……?」
220: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 00:44:14.72 ID:foMdYnXN.net
にこ「ウソ……」

海未「本当です」

にこ「ウソ! なんでそんな……!」

にこ「なんでよ ねぇ……どうして!?」

花陽「にこちゃん……静かに――ね?」

にこ「あ……」

にこ「……ゴメン」

海未「にこもやっぱり 聞かされていませんでしたか」

にこ「小旅行や……なにかじゃないのよね?」

花陽「残念ながら……」

ことり「ことりだって信じられないよ……
     希ちゃんが自分から転校したいだなんて」

にこ「はは……自分から転校って……なに?」

にこ「アイツはいつも……ヘラヘラ笑いながら
    人のことモミモミするドスケベ乳好き女だけど……」

にこ「私達が悲しむと自分のことのように悲しんで……
    私が笑うと 自分の事のように喜んでくれた……助けてくれた……」

にこ「それなのに……どうして?」

 >ポタッポタッ

にこ「どうしてなの……?」

ことり「にこちゃん……」

海未「……」

真姫「……」

花陽「……」

穂乃果「……行こう みんな」
221: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 00:51:12.78 ID:foMdYnXN.net
にこ「穂乃果……?」

穂乃果「分からないなら聞くしかない!」

穂乃果「分からないままには しておきたくない事だから!」

穂乃果「そうだよね? にこちゃん」

にこ「あ……」

にこ「当たり前……じゃないっ」

ことり「穂乃果ちゃんがいうなら 私は何でもいいよ!」

海未「詳しい転校先はまだ決まっておらず
    希はしばらく 親元に帰って休学する予定だそうです」

海未「つまり 希が使う交通機関 ルートの一切が不明です
    東京から出て雲隠れされてしまえば一巻の終わりでしょう」

海未「他のみんなはまだ外で探してくれています
    人手はあればあるほど良い 頑張りましょう!」

真姫「結局は人海戦術か
    とっかかりが欲しい所だけど仕方ないわね」

花陽「私だってまだ 希ちゃんと話したい事いっぱいある!」

にこ(希……!)

にこ「絶対に探しだしてやるんだから!」
222: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:02:04.39 ID:foMdYnXN.net
 同刻――夜 秋葉原>バス乗り場


絵里「すんすん……ここら一帯からも 希のスメルが香るわね」

絵里「……あれ ニオイがここで途切れてる
    まるでのんたんが空を飛んで逃げたかのよう……不思議チカぁ」

ツバサ「すこぶる信じがたい情報ありがと」

絵里「なによ! 私と希の絆にイチャモンつける気なの!?」

ツバサ「つけてないからすこし黙ってて」

 >ピッ……トゥルルル

ツバサ「もしもし――私の現在地から出たバスが
     どこに向かうのかを全員に伝えといて」

ツバサ「英玲奈」
223: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:12:59.06 ID:foMdYnXN.net
 10分後――夜 秋葉原>ラジ館前


 >トゥルルルル

にこ「はぁはぁ――な、なによこの着信さっきから
    非通知でかけてきて――あぁもう無視よ無視っ」

にこ(……でも もし希からだったら――?)

にこ「ええい! はいもしもし!」

 >矢澤にこ 今すぐ駒込駅南口に向かえ

にこ「はぁ!? 誰よアンタ! 変な機会音声使って!
    なんでアイドルにこちゃんの番号を知って――」

 >さぁ? 強いて言うなら君たちに借りがある
  いちアイドルグループかな それと声は地声だ

にこ「はぁ?」

にこ(言われてみると この声、どこかで聞いたような――)

 >いいか? 駒込駅南口だ

 >とある手がかりを元にしてもなお

 >手当たり次第が前提にある懸念付きだ 人手がいる

 >君たちの仲間はもう他の場所に向かっているぞ

にこ「あんた……」

 >東条希に会いたいのだろう? ならば行け

にこ「っ……ありがとう!」

にこ(希……! 希……!)
224: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:22:18.71 ID:foMdYnXN.net
 数十分後――夜 東京>駒込駅


 >タタタタッ

にこ(ふざけんな! ふざけんな!)

にこ(そうよ! こんなの絶対ふざけてる!)

にこ(これから私に 何回、思い出させる気よっ)

 >スマホにアイスこぼしたね?

 >わしわしすればその子の事だいたい分かるんよ

にこ(携帯いじるたび 占いの露天みかけるたび)

 >バストアップも夢じゃないかもよぉ?

 >ウチと一緒に香水 選びに行こう?

にこ(シャワーを浴びるたび 小瓶に触れるたび
    ……呼吸をして香るたび)

 >ウチにチャンスをくれへんか?

 >じゃあ ウチらも仕切り直しといこか

 >にこちゃん ありがとう

にこ(悔しくなるたび 嬉しくなるたび
   ……寂しくなるたび 絶対アンタを思い出す……)

にこ「人が捨てられないような物っ……たくさん増やしてっ!」

にこ「こんなに人の日常を――私の心を占めてから消えるなんてっ」

にこ「絶対に許さないからぁー! ――希ぃー!」

希「……え?」

にこ「はぁ……はぁ!」

希「にこ、ちゃん……?」
225: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:27:30.91 ID:foMdYnXN.net
希「にこちゃん……なんで」

にこ「なんで? なんでっつった!? アンタ!」

にこ「はっ分かんないでしょうね!
    人の気も知らないで 勝手に逃げ回ってたアンタには
     こんな人目もある場所じゃ 胸だって揉めないでしょうし!」

にこ「だから聞かせてあげる!
    ……そんなの そんなの――!」

にこ「好きだからに決まってんでしょ……!」

 >ギュッ

希「あ……」

にこ「バカ……!」
227: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:32:42.20 ID:foMdYnXN.net
希「……にこちゃん」

にこ「どうしていなくなったのよ
    にこが嫌いになったから? アイドルが嫌になったから?」

希「ううん 違うよ――私が嫌なのは私だけ」

希「自分の力に振り回されて
   みんなをだましてる自分が嫌になったの」

にこ「力って……あの占いのこと?」

希「うん……昔から私は転校しがちでね
   友達を作るなんて夢のまた夢だったんだ」

希「誰だって……目を見て話をして手探りで心を開いてるのに」

希「私は力をつかって覗き見て 人の心をこじ開けて
   ずっと相手に取り入ってを繰り返してきた」

希「……でもね 仕方なかったんだ……」

希「いつ別れてしまうかわからない環境で
   友達を作るためには こんな力にでも頼っていかないとって」

希「強迫観念みたいな気持ちがずっとあった
   転校生ってハンデもあって――なおさらね」

にこ「そんなの! 別にどうだっていいじゃない
    アンタが私達を助けてくれたことに変わりはないもん!」
228: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:38:15.91 ID:foMdYnXN.net
希「……」

希「音ノ木坂学院での暮らしも そうなるハズだった
   でも――一人で暮らせるなら 転校はしなくてもいいって言われて」

希「私はこれで解放されるって思った
  もう力に頼らなくてもいいって」

希「でも駄目だった――こんな力に頼ってるうちに
   私は 普通の友達の作り方が分からなくなってた」

希「それでも自力にでって みんなの気を引く一環に
   無理やり口先を変えたら引っ込みがつかなくなって
   エリチと出会った頃には 結局……力に頼ってた」

希「もう分かったでしょ?
   私はみんなを助けるなんて建て前で ずっと正当化してた」

希「私はただ 自分が助かりたかっただけ……」

希「あまつさえ 絵里ちゃんやツバサちゃん……
   あんなに良い子の恋心まで 私のズルで向けさせて
    ……巻き込んで」

希「にこちゃんも……ゴメン ゴメンね……」

希「みんなのグループを 私の一心で汚しちゃった」

希「こんな私じゃみんなに アイドルに相応しくないよ……」
229: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:48:31.86 ID:foMdYnXN.net
にこ「……バカ!」

にこ「バカバカバカ!」

にこ「勝手に見くびってんじゃないわよ! もう!」

希「に、にこちゃん……?」

にこ「このスーパートップアイドルにこちゃんが
    培ってきた審美眼が告げてるのよ! アンタは――」

にこ「最高に素敵な女の子で 最高に可愛いアイドルって」

海未「――そうですね」

希「う、海未ちゃん……」

海未「希 アナタは大きな思い違いをしています」

海未「力が人格を作るのではありませんよ マンガじゃあるまいし
    人格が力を育むだけなんです――なにより」

海未「アナタは穂乃果と私に言ってくれたじゃありませんか
    想い合ったキッカケが互いを傷つける事はないと
     傷つくのは 遠ざてしまってからの時間だけだって」

海未「あの言葉も アナタの力とやらが
    もたらした物なんですか? 違うでしょう?」

海未「アナタはとっくに解放されていますよ 私から見れば、とっくに」
230: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:55:01.12 ID:foMdYnXN.net
穂乃果「うん! 私と海未ちゃんがこうしていられるのは 希ちゃんのおかげ!」

希「穂乃果ちゃん……」

穂乃果「占いのやり方がどうかなんて 気にしなくていいんだよ!」

穂乃果「希ちゃんは希ちゃんのやりたいやり方で
     私達を見守ってくれればいいの!」

穂乃果「そのやり方が占いじゃなくなってもいい!
     私は 希ちゃんの言葉を信じてるから!」

ことり「そうだよ! 私の信じる穂乃果ちゃんの
     言葉を信じてよ! 希ちゃん!」

希「ことりちゃん……」
231: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 01:57:52.51 ID:foMdYnXN.net
真姫「そもそもね 決定的な矛盾があるのよあんたの話には」

真姫「わしわしを拒まれない時点で
    そ、それなりの仲じゃないの……?」

真姫「べ、別に私とアンタが仲良しってワケじゃないけどね!」

真姫「……帰ってきなさいよ こないと許さないから」

希「真姫ちゃん……」

凛「凛はわしわしされてないし 
   難しい話はよく分かんないにゃー」

凛「でも 希ちゃんがいなくなるのは嫌にゃ」

凛「だから一緒にラーメン食bじゃなくて アイドルしようよー」

希「凛ちゃん……」
232: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 02:01:37.79 ID:foMdYnXN.net
花陽「私は希ちゃんのおかげで 強くなれたよ」

花陽「今だって たくさん走ってきたけど
    これも希ちゃんがくれた課題なんだよね?」

花陽「そう、だよね……? グスン……!」

花陽「やだよぉ 希ちゃんがいなくなるの嫌なの……」

希「花陽ちゃん……」

絵里「みんなアナタが好きみたいね」

絵里「どうするの? アナタがまた自分を卑下したら
    アナタを好きな私達の気持ちまで貶めちゃうけど」

希「絵里ちゃん……」

ツバサ「それ 他人行儀で気持ち悪いから
     いつもの呼び方にしてよね――のんたん」

希「ツバサちゃん……」

希「みんな……私は……」

希「ううん ウチはっ――」
233: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 02:06:13.56 ID:foMdYnXN.net
 数日後――お昼休み UTX学院>食堂


あんじゅ「――それで! 続きは続きは?」

ツバサ「聞きたい?」

あんじゅ「聞きたい聞きたい!」

英玲奈「おいおい ここまで来て生殺しか?
     せっかく手伝ってやったのにな」

ツバサ「借りを返すっていう名目でやった事に 見返り求めないでよっ」

英玲奈「おっとそうだったな」
234: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 02:18:59.11 ID:foMdYnXN.net
ツバサ「まぁ結末が知りたければ
     自分の目で確かめましょうって事ね」

あんじゅ「なによそれーもう 某ゲーム会社の
      攻略本みたいなこと言って! ツバサちゃんの意地悪! ぷんぷんっ」

英玲奈「まぁ今日は特に予定もないからな
     音ノ木坂学院に顔を出しにでもいくか」

ツバサ「ほんと!?」

英玲奈「いい加減 部費をツバサのタクシー代に回してる
     お叱りを受けそうなんでな 今日は私達がエスコート役だ」

あんじゅ「わぁい! じゃあ放課後にレッツゴーね!
      お姉ちゃん道案内 頑張っちゃう!」

あんじゅ「ツバサちゃんの愛する生のんたんって
      どんなのかしら 直に会うのは初めてだから楽しみね><」

ツバサ「生っていうな――そうね まぁ一言でいうなら」

ツバサ「優しい人かな 誰よりも――」
235: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 02:25:10.30 ID:foMdYnXN.net
 同刻――お昼休み 音ノ木坂学院>教室


 >もみもみ

穂乃果「うーん」

ことり「ど、どうしたの穂乃果ちゃん!?
     これ見よがしに自分の胸をわしわししてっ!」

海未「……」

穂乃果「なんか最近さー 変な感触が
     するような気がするんだー……気のせいかなぁ」

穂乃果「希ちゃんに診てもらおうかなー」

海未「……」

ことり「そ、そそそういう検診ならば!
     希ちゃんが出るまでもなく ことりがしちゃうよぉ!?」

 >バンっ!

海未「はしたないです!」

海未「第二次成徴期に伴う胸の違和感ていどに
    ピーチクパーチクしてないで 黙ってお昼を食べなさい!」

穂乃果「はぁい……でもよかったぁ」

穂乃果「みんな胸に違和感がある日もあるんだ
     海未ちゃんがいうなら間違いない!」

海未「うっ……」

ことり(あ……やっぱり知ったかぶりだったんだ)
236: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 02:34:03.30 ID:foMdYnXN.net
穂乃果「胸のスペシャリストといえば希ちゃんだけど
     出来ることなら自分で解決しなくちゃだしね!」

穂乃果「ありがとう! 海未ちゃん!
     海未ちゃんも困った時はいつでも私に言ってね!」

海未「ぐぅうう――!」

ことり(海未ちゃん……小さい胸に収まった
     大きい良心が痛んでるんだね……?)

穂乃果「あ、でも 海未ちゃん恥ずかしがり屋さんだから
     私達には話しにくい事もあるよね でも大丈夫! そういう時にこそ――」

海未「ほ、穂乃果……? も、もうこれ以上は……!」

穂乃果「希ちゃんに相談だよ! オッパイについt

海未「うわぁああああああああああああん!!!!!!!!」

海未「穂乃果のばかぁあああああああああああああああああ!!!!!!」

 >ガラガラッピシャン!

穂乃果「……その他もろもろ――ってアレ?」
237: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 02:37:56.92 ID:foMdYnXN.net
穂乃果「えっと……もしかして海未ちゃん泣いてた?」

ことり(そりゃあ 想い人から胸揉み占いの仲介なんて受けたら
     誰だって泣くよ……ことりだって泣く……)

穂乃果「ううう……ま、まずは希ちゃんに相談
     しちゃダメぇ! まずは自分で動かなくちゃ!」

穂乃果「待ってよ海未ちゃあああああん!」

 >ガラガラッピシャン!

ことり「……チュンチュン」

ことり「目の前に私がいるのに 希ちゃんに相談……かぁ」

ことり「羨ましいな……ちょっとだけ」

ことり(わしわし占い……私も受けてみようかなぁ)
238: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 02:44:38.42 ID:foMdYnXN.net
 同刻――お昼休み 音ノ木坂学院>音楽室


絵里「――というわけで
    のんたんに捧ぐラブソングを作るから 協力してくれない?」

真姫「ヴェー……脈絡がない上に
    モチベーションの上がらない依頼しないでよね……」

真姫「そもそも にこちゃんと希はもう……相思相愛じゃない」

真姫「今さら何やっても……意味ないんじゃないの?」

絵里「意味のあるなしじゃないでしょ 色恋沙汰は」

絵里「意味なんて損得勘定は捨てて
    イミワカンナイで突き進むべきなの!
     そこはいつも 真姫を参考にさせてもらってるわ」

真姫「まさか私のせいでこの前の学院ジャック事件が起きたの!?
    自己嫌悪に陥るからやめてよ! あと別にイミワカンナイは
     私の代名詞でも座右の名でもないから!」
239: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 02:51:31.25 ID:foMdYnXN.net
絵里「いいから曲作ってよ
    とびっきりNOZOMIサウンドっぽいのでお願い」

真姫「身を引く気は?」

絵里「引かないし媚びないし省みないわ
    ハラショーに後退はないのよ!」

真姫「……はぁ なんでよ……イミワカンナイ!」

真姫「私は……諦めて身を引いたのに
    何でアンタは……そうやって あぁもう……!」

絵里「えっ……真姫 アナタ、泣いてるの?」

真姫「泣いてない!」

絵里「ま、まぁその アレよ……うん」

絵里「今度ピザおごってあげる 
    A-RISEピザは高いからDreamピザね」

真姫「ははっなによそれ……! 励まし方もバカ丸出し!」

絵里「ば、バカとは何チカ!」
240: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 02:55:44.39 ID:foMdYnXN.net
真姫「あーなんか馬鹿みてたら
    私も真面目にするのバカらしくなってきた!」

絵里「うぅう~! バカバカしつこぉい!」

絵里「真姫なんて知らないチカ! もう謝っても
    ピザおごってやらないから! ぷんぷん!」

真姫「いらないわよ! 励ましなんて――もう必要ないの!」

真姫「作ればいいんでしょ? アンタと希が
    くっつくような曲を そうすれば私も――」

真姫「私も 諦めないから!」

 >ポロロンチャラララ♪

絵里「……」

絵里「……」

絵里「け、計画通りチカ!」 ※嘘です
241: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:04:32.69 ID:foMdYnXN.net
 同刻――お昼休み 音ノ木坂学院>中庭


凛「お弁当美味しいねー? かよちーん」

花陽「うん! ……でもぉ
    凛ちゃんのカップラーメンは お弁当……なのかな?」

凛「だって美味しいよー? それにかよちんのビックおにぎりも
   端から見ればお弁当とは言い難いにゃー」

花陽「う……それはそうかも でも一番好きだから……」

凛「じゃー 一番好きな物を持ち寄せるのが
   かよちんと凛のお弁当だにゃー」

花陽「……そっか えへへ、そうだね」
242: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:07:40.61 ID:foMdYnXN.net
凛「そーいえばー」

花陽「うん?」

凛「かよちんはどんな凛が一番好きー?」

花陽「えっ」

花陽「えぇええええええぇえええええ!?」

花陽「い、いきなりどうしたの凛ちゃん!?」

凛「なんとなく気になったにゃー
   ねえねえ かよちんはどんな凛が好きなんだにゃーん?」
243: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:10:44.32 ID:foMdYnXN.net
花陽「そ、それは……」

花陽(ああぁああ全部って言っちゃいたいけど
    それは凛ちゃんの専売特許だし そもそも
     この前の一件からソレは言いたくないっ逃げてるみたいで!)

凛「……」

花陽「わ、わたしは……」

花陽「私と一緒にいる時の凛ちゃんが 一番……す、好きだよ」

凛「かよちん!」

 >ガバッ

花陽「はうっ!」

凛「えへへ嬉しいよー」

 >ギュッー

花陽「あぅあぅう……」

花陽(ちょっとズルい言い方だったけど
    凛ちゃんが喜んでくれたから 結果オーライかな)

花陽(ありがとう希ちゃん 希ちゃんがいなかったら
    あんな言葉でてこなかったと思う)

花陽(希ちゃんと出会えて 良かった――)
244: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:16:17.87 ID:foMdYnXN.net
 同刻――お昼休み 音ノ木坂学院>屋上


 >凛も好きにゃー

 >あぅぅう

希「あらあらうふふ――お盛んやねぇ」

にこ「なーに黄昏てんの?」

希「おっと にこちゃん――部室にいなくてよかったん?」

にこ「別にいいのよ ゴハンも食べ終わったし
    今日はみんな忙しいみたいで集まれないし――それに」

にこ「あんたに会いたかったしね」

希「そっか――んもうっ可愛いなぁにこっちは」

にこ「……そういえばさ」

希「んー?」

にこ「私にもいつの間にかニックネームついてるけど
    なんか基準とかあるの? 結局のところ」

希「あーそれなぁ 簡単な話やよぉ」

希「誰かのウチに対する 好感度、っていったらアレやけど
   ある程度の好意を持たれてたら 考えるようにしてるだけ」

にこ「なんだ……心配して損したわよ あのデコッぱちめ」

希「それでも 自覚してなかったり
   にこっちみたいに思考を先送りにしてる人には
    あまり付けないようにはしてるよ 混乱させたくないからねぇ」
245: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:20:57.39 ID:foMdYnXN.net
にこ「アンタなりの処世術ってワケね……めんどくさ」

希「そうや 面倒くさいんよ
   それでもにこっちは そんなウチを選んでくれた」

希「恋人なんて ずっと出来る気なんかせんかった……
   友達のスキンシップと 恋人のスキンシップは違うから」

希「日常的な触れ合いを深めて 恒常的なモンにする関係やもん
   そうやってウチに触られることを よしとしてくれる子がいるとは思わんかった」

希(――きっとウチがあの日 逃げ出したのは
   そういう面もあったんやろうね いざ出来た恋人に
    嫌われるのが怖くて……出来る前に逃げ出してた)

希(ウチは……)

 >ギュッ

希「にこちゃん……?」
246: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:28:22.27 ID:foMdYnXN.net
にこ「大丈夫よ 私はアンタを嫌いになんかならない」

にこ「確証が欲しくなったら その度にわしわししたらいいの」

にこ「その為なら私はいつでも胸を貸すわ アンタが
     掛け値なしに私を信じられるその日まで」

希「にこっち……」

希「ありがとう」

 >ギュッ

希(こんなに簡単な事やったんね にこっち)

希(ウチはいつからか 人の本心を引き出すばかりで
   自分の本心を伝える事を 放棄してたんやね……)

希(こんなにも 頼れる人たちが近くにいたのに)

希「もしもな――にこっち
   今からでも 遅くないなら」

希「ウチが明かせる心の内を
   これから少しでも多く 増やしていきたい」

にこ「うん」

希「それで、えっとな……? そ、その初めてを
   にこっちに受け取って欲しいんよ」

希「ええかな……?」

にこ「……うん いいよ? 聞かせて――希」

希「ありがとう ウチはな……」

希「ウチは――にこっちの、にこちゃんの事が」


 >ガタガタッ
247: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:32:03.96 ID:foMdYnXN.net
 >ちょっ! 押さないでよ絵里ちゃん!

 >仕方ないでしょ! 後がつかえてるんだから!

 >凛も見たいにゃー

希「……」

 >こ、こんなの破廉恥です!

 >とかいいながらしっかり凝視してるじゃない!

 >えっと……みんなぁ喧嘩は……

 >穂乃果ちゃん可愛いよ穂乃果ちゃん

にこ「……」

 >ガチャン

えりほのまきことうみりんばな「あっ」

にこ「なぁにしてるワケぇ? アンタたちは?」

絵里「え、えっとぉ」

凛「に、逃げるにゃー!」

穂乃果「全軍たいひー!」

にこ「待ちなさい!」
248: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:38:04.60 ID:foMdYnXN.net
希「あははっ――ふふっあはは!
   もーみんな! 本当に飽きさせんねぇ」

にこ「なぁに笑ってんのよ 行くわよ希!」

希「もとよりそのつもりやね! 一人残らず
   のんたんアナライズの寵愛を受けてもらうよぉ!」


  同刻――お昼休み 音ノ木坂学院>廊下


希(自分より一回りも小さな手を握り 共に駆け出す
   この凸凹な歩幅が今は心地良かった)

希(ウチについてこようと頑張るにこっち
    そのにこっちのペースに合わさるウチの歩調
     その一体感がとても嬉しくて 息が上がってしまいそうだ)

希(溢れ出すにこっちへの感情に釣られて
   我慢が出来なくなったウチは 言わずじまいだった気持ちを
    伝えるべく――手を離して、手を突き出した)

希「のんたんアナライズ!」

にこ「はひんっ!?」
249: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:47:28.53 ID:foMdYnXN.net
にこ「って何で私に!?」

希「全員まとめての対象には にこっちも入ってるんよ
   まぁそんな事よりもな――にこっち」

希「好きです」

にこ「……」

にこ「ふぇ!?」

希「にこっちの事を愛してるよ――私は」

にこ「あわっあわわわ」

希「にこっちはどう?」

にこ「そ、そんなの……分かりきってる癖に……」

希「うん 伝わってるよ……スピリチュアルやね?」

にこ「なにがスピリチュアルよ……非科学的すぎんでしょうが」

にこ「でも……」

 >チュッ

にこ「今だけは 感謝してもいいかもね」

にこ「私達を引き合わせてくれたんだから」

にこ「私も――大好きよ 希」
250: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/26(水) 03:52:31.15 ID:foMdYnXN.net
 >最終話しわし

 『のんたん大勝利! 希望の未来へレディ・スピリチュアルやね!』













 希「わしわし占いはじめました」

          完
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