ことり「今ならひざを貸してあげます」

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ことり-アイキャッチ17
1: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/16(日) 15:45:06.10 ID:ys+/LAwm0

海未「全員休み、ですか?」

ことり「うん、そうみたい」

海未「しかしまた、いったいどうしてですか?」

ことり「えっとね、3年生のみんなは受験関係のことで、1年生のみんなは英語の試験……だったかなぁ」

海未「なるほど。では穂乃果はどうしたんです?」

ことり「穂乃果ちゃんなら、店番しなくちゃいけないの忘れてたーって、走って帰っちゃった」

海未「はあ。事情は分かりました」

ことり「うん」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394952305

元スレ: ことり「今ならひざを貸してあげます」

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3: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/16(日) 15:49:37.98 ID:ys+/LAwm0
「ラブライブ!」二次創作

※海未ちゃん誕生日おめでとう!
※でもスケジュールの関係で1日遅れ……
※ほんのりことうみ色のSSです
>>5000字くらいですぐに終わります
※ぶるーべりぃとれいんがWonder zoneにWonderful Rushする展開はありません
※よろしければ少しの間お付き合いください
4: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/16(日) 15:52:33.15 ID:ys+/LAwm0

海未「とすると、ことりを待たせてしまったようですね。すいません」

ことり「ううん。屋上気持ちいいし、ぜんぜん気にならなかったよ」

海未「そうですか。なら良かったです。……が、今日の練習、どうしましょうか?」

ことり「2人で練習……はちょっとさみしいね」ウーン

海未「そうですね。今はダンスの練習が中心ですし、2人で体力トレーニングというのもモチベーションが続きませんし」ムム

ことり「あはは、海未ちゃんがやるなら、ことりは付き合うよ?」

海未「ふふ、それもいいですね。最初は3人で走りこみでしたし。……ですが、皆が休んでいるんです。今日くらいは休みの日ということにしておきましょう」

ことり「は~い」



海未「それでは私は弓道部の方に行こうと思います。ことりはどうしますか?」

ことり「えぇ~、海未ちゃん行っちゃうの~?」

海未「え、その……こちらの練習がないなら、当然あちらに顔を出すべきですが」

ことり「海未ちゃん、さっき今日はお休みの日だって言ったよ~?」

海未「いえ、全体としてはそれでいいと思うのですが」

ことり「休むことも大事だって思うな」

海未「それはまあ、そうですが」

ことり「ここに座ってると、お日様の光があったかいよ?」

海未「はあ」

ことり「ほら海未ちゃん、隣にどーぞ?」ポン ポン

海未「………」

ことり「海未ちゃ~ん……?」ウワメ

海未「……もう、本当に仕方がないですね、ことりは」

ことり「えへへ」


5: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/16(日) 15:54:01.68 ID:ys+/LAwm0

海未「風が気持ちいいですね」

ことり「うん」

海未「そう長居はしませんよ?」

ことり「そうなの?」

海未「無為に過ごすわけにはいけませんから」

ことり「私と一緒にいる時間なのに?」

海未「あー、いえ……その、言葉の綾と言いますか……」

ことり「あはは、ごめんね。いじわるなこと言っちゃった」

海未「もう、ことりは……」


ことり「でも海未ちゃん、そんなにあれもしなきゃー、これもしなきゃー、ってしなくてもいいと思うよ?」

海未「そういう訳にはいきません」

ことり「がんばりすぎだったりしない?」

海未「いえいえ、一度しか無い、その……若い時期と言いますか、高校生の時間というのは貴重だそうですから。可能な限り色々なことに打ち込むべきです」

ことり「それはそうだけど……」

海未「ことりはどうなんです? 色々とやりたいことがあって、頑張っているのではないのですか?」

ことり「う~ん……確かにμ’sの活動以外にも、服飾の勉強もちゃんとしておきたいし、アルバイトもけっこう楽しいかな」

海未「そうでしょう。だから時間は貴重なんです。熱意が続いて、身体に無理をかけない限りは、何かをしていないと」

ことり「そうだねぇ……」ウーン

海未「はい」

6: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/16(日) 15:56:05.60 ID:ys+/LAwm0

海未「じゃあ、そろそろ失礼します」

ことり「あ、うぅ~……ちょ、ちょっと待って、海未ちゃん!」

海未「もう、なんですか、ことり?」ジトッ

ことり「ひざまくら! ひざまくらしてあげるよ!」

海未「はい?」

ことり「えっとね、海未ちゃん、身体を休めることも大事なんだよね?」

海未「そうですね」

ことり「だったら、1人でじっと休むよりも、も~っと休めることがあったとしたら、とってもいいことだよね?」

海未「はい、それは確かに」

ことり「今ならひざを貸してあげます」

海未「はぁ」

ことり「ふつうにお休みするより、海未ちゃんはばっちり身体を休められて、とっても効率的です」

海未「………」

ことり「だからお願い、もう少しことりとおしゃべりしていよ?」

海未「……ことり」

ことり「ね、海未ちゃ~ん……?」クビカシゲ

海未「……時々、ことりは確信犯だと思ってしまいますよ」

ことり「えへへ」

海未「まあ、大したことではないので構いませんけれど」

7: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/16(日) 15:58:10.87 ID:ys+/LAwm0

海未「痛くないですか、ことり?」

ことり「ううん、大丈夫だよ」

海未「ならよかったです」

ことり「正座でしてあげてもいいんだよ?」

海未「いえ、それでは痛くするでしょう。シートもそんなに分厚くありませんし。……これで十分ですよ」

ことり「海未ちゃんこそ、どっか窮屈だったりしない?」

海未「ふむ、床が草地でないのが惜しいところですね。それと膝枕といっても、ものすごく感動するわけでもないようです」ハテ

ことり「えぇ~、それはなんか悔しいなぁ」

海未「しかし柔らかいとかそういう話ではなく、なんというか落ち着きます。……いい気分です。殿方の気持ちが、少し分かった気がします」フム

ことり「なんか海未ちゃん、変態さんみたいだよ?」

海未「失敬な。ありのままの感想を述べただけですよ」

ことり「そっかぁ」

海未「はい」



海未「ところでことり?」

ことり「な~に?」

海未「何か私に相談があるのではないですか?」

ことり「ふぇ? 相談?」

海未「いえ、わざわざあの手この手で引き止めたのです。何か話があるのだと思ったのですが……違うのですか?」

ことり「あ、うぅ……そう思ってくれたんだ。ごめんね、海未ちゃん」シュン…

海未「構いませんが……つまり、特に相談はないと?」

ことり「うん。お話したいことがな~んにもないわけじゃないけど、ものすごく困ってることはないよ」

海未「そうですか、それを聞いて安心しました」

ことり「ごめんね~」

海未「いいですよ」


8: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/16(日) 16:01:34.55 ID:ys+/LAwm0

海未「しかし、それならどうして引き止めたんです?」

ことり「う~ん、特に理由は……ないわけじゃないけど」

海未「はい」

ことり「やっぱりただ話したかっただけ、かな。スクールアイドルを初めてから、すっごく忙しくなって、休みの日もμ’sのみんなでってことが多くなって。それはそれでとっても楽しいけど、海未ちゃんと2人でゆっくり話す時間も欲しいなぁー……って」

海未「なるほど、そういうことでしたか」

ことり「ごめんなさい……」

海未「もう、謝りすぎですよ。先程も言ったように、少し引き止められたくらい、大したことではありませんから」

ことり「うん」

海未「それに……むしろ私も謝って、感謝をしなければなりませんね」

ことり「??」

海未「ことりに少しでも寂しい思いをさせてしまったことに謝罪を。そして私もことりとゆっくり話したいと思っていましたから、引き止めてくれたことに感謝を」

ことり「……もう、海未ちゃんは」

海未「どうかしましたか?」キョトン

ことり「なんでもありません!///」



海未「さて、では何について話しますか?……っと、その前に」モゾモゾ

ことり「どうしたの?」

海未「いえ、少し頭の位置を……あ、このあたりはいいですね。とても柔らかいです」

ことり「ちょっとぉ……///」

海未「ふふ、今なら貸してくれると言ったのはことりですよ? 我慢して下さい」

ことり「もう……///」

海未「……えっと、痛くはないですか?」

ことり「うん、まだまだ大丈夫」

海未「それはよかったです。さて」

ことり「あ、海未ちゃん。だったら質問いいかな?」

海未「ええ、なんでも構いませんよ」


9: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/16(日) 16:04:10.27 ID:ys+/LAwm0

ことり「質問、っていうよりちょっと気になっただけなんだけど……さっきの若いんだからいろいろやらなきゃー、って話、もう少ししたいかな」

海未「いいですよ。ただ、どうしてその話を?」

ことり「んっとね、余計なお世話って思われちゃうかもしれないけど……」

海未「気にしないで何でも言ってください」

ことり「うん、ありがと。でね、やっぱりことりから見ると、海未ちゃんってがんばりすぎかもー……って時々思うんだ」

海未「そうでしょうか?」

ことり「そうだよ~。スクールアイドルと弓道しながら、勉強もきちんとしてるし、あと日舞に箏に長唄に、それと書道も。それなのに、空いた時間にゆっくりしているとこあんまり見ないし、むずかしそうな本読んでたりするし……」

海未「そう聞くと節操がありませんね」

ことり「そういうことじゃなくて……わたし心配なんだよ? 海未ちゃん、ちゃんと休めてるかなって。知らないところで体調くずしてたりしないかなって」

海未「μ’sの中では体調管理に気を使っている方とは思いますが」

ことり「ねぇ海未ちゃん。確かに海未ちゃんはぜんぜん風邪も引かないし、身体が強いんだなって、ことり憧れることもあるよ。でもね、疲れるのは身体だけじゃないから……」

海未「……」

ことり「ごちゃごちゃ言っちゃった。とにかくちょっと心配なの。ここ半年くらいの海未ちゃんが」

海未「なるほど……」

ことり「………」ジッ

海未「………」

ことり「………」

海未「……はあ。今から話すことは、できれば覚えていて欲しくはないのですが」



ことり「内容を聞いてから考えるね」

海未「手厳しいですね。……大した理由、というより感情じゃないんですよ」

ことり「うん」

海未「ことりから見て私は、どういう人物に見えますか?」

ことり「ふぇ? えっと……自分をきちんとコントロールしていて、しっかりした人かな」

海未「そうなのでしょうか? 少なくない人が同じようなことを言ってくれますが……ことり、私自身はそうとは思ってないんですよ」

ことり「えぇ~?! それは謙遜だよ~」

海未「いえ。……私はですね、ただ不安なんですよ」

ことり「不安?」


10: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/16(日) 16:05:59.19 ID:ys+/LAwm0

海未「ええ、不安です。いろいろとやるべきことややりたいことがあって、その中でどのように行動すればいいのか、よく分かってないんです。だからあれもこれも取り組もうとするんです」

ことり「そうなんだ……」

海未「自分に何ができるのか、何がしたいのか、何をするべきなのか……。わからなくて不安で、とてもじっとしてられなくて、バタバタもがいているだけなんですよ、私は」

ことり「そう、かなぁ……」

海未「ことりはそういうことを考えたりはしませんか?」

ことり「私は……あんまりないかなぁ。海未ちゃんみたいにちゃんと考えられてないから、目の前のやりたいことをただやっているだけ、なのかも」

海未「それでいいのですよ。それで色々なことが良い方向に動いているのですから、きっと何が大事で何が大事でないのか、考えずとも分かっているんです」

ことり「う~ん……」

海未「……正直、留学の話を最終的に引き止めて……少なくとも引き止める方向に動いてしまったことは、今でも正しかったのか考えてしまいますが」

ことり「それは……ううん、ことりが今やりたいことを決めただけだから、気にしないで」

海未「やっぱりことりは私とは違いますね。そういうところ、尊敬していますよ」

ことり「考え過ぎだよ~。ことりはそんな……う~ん」

海未「ふふ、よく分からないことを言っていますね」

ことり「もしかして、ちょっぴりごまかされたのかな?」

海未「ええそうです。だって恥ずかしい話なのですから、真っ向話したりしませんよ」

ことり「もう……」


11: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/16(日) 16:07:42.44 ID:ys+/LAwm0

海未「ふぅ……しかし本当に今日は日差しが心地よいですね」

ことり「うん」

海未「いけませんね。ことりの膝から離れがたくなります」

ことり「……海未ちゃんは、さ」

海未「はい」

ことり「海未ちゃんは、心配しなくともちゃんとできてるよ」

海未「そうでしょうか?」

ことり「うん、ことりが保証してあげる、ぜったい」

海未「それは心強いですね……」

ことり「ぜったいだからね」

海未「はい……」

ことり「うん」

海未「………」

ことり「海未ちゃん?」

海未「ふぁ……はい、何ですか……?」

ことり「もしかして寝ちゃいそう?」

海未「そうですね。ちょっと待って下さい、すぐに起きますから……」

ことり「寝てもいいんだよ、海未ちゃん?」

海未「そんなわけには……参りませんよ。ことりに無為な時間を過ごさせてしまいますから」

ことり「……それだったら、大丈夫」

海未「どうしてですか……?」

ことり「だって、海未ちゃんが寝ちゃうことが、私にとっては大事なことだから」

海未「何ですか、それは……? ふふ、おかしなことを言うことりですね……」

ことり「………」

海未「もう……起きますから……」

ことり「………」

海未「………」

ことり「………」

海未「………」スゥ…スウ…

ことり「……やっぱり疲れてるんだね、海未ちゃん」


12: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/16(日) 16:09:50.63 ID:ys+/LAwm0

ことり「(海未ちゃんが寝ちゃった)」

   「(海未ちゃんにとっては、ここで寝ちゃうことは無為な時間なんだよね)」

   「(でもね、ことりにとってはそうじゃないんだよ?)」




ことり「(この人ががんばり過ぎないように、ことりは何ができるかな?)」

   「(何もしなくたって、ことりとゆっくりしていることが目的と思ってくれたら……)」

   「(……それは望みすぎかな)」




ことり「でもね」

   「いつもがんばりすぎな大好きなあなたが、少しでも休めるように」

   「膝ぐらいだったらいつでも貸してあげるからね、海未ちゃん」




13: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/16(日) 16:13:36.59 ID:ys+/LAwm0

はい、たったこれだけです;
海未ちゃんのプロフィールを初めて読んだ時に思ったことは、

「ちょっ、やってること多すぎwww」

でした。
なので頑張り過ぎたりしてないかとか、そんな心配(妄想)していたら、ことりちゃんが海未ちゃんに膝枕するSSが……。
読んでくださった方、ありがとうございました。

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