花陽「語ろう」

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花陽-アイキャッチ18
1: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW fb9e-bO8q) 2015/10/20(火) 23:30:14.75 ID:jjDWpRBZ0.net
花陽「今日のお題は?」


真姫「なんでもいいわよ」


花陽「なんでもいいとは」


真姫「例えば食器だったり、食事だったり、食マナーだったり」

花陽「食ばっか」

真姫「いいじゃない、食」


花陽「食を語る?」

真姫「なんでもいいわよ」

花陽「真姫ちゃんの欲を聞きたい」

真姫「欲」

花陽「欲」

元スレ: 花陽「語ろう」

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2: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW fb9e-bO8q) 2015/10/20(火) 23:33:43.70 ID:jjDWpRBZ0.net
花陽「何々がしたい、何々をしてみたい」

真姫「あぁ」

花陽「ないの」

真姫「今はないわ」

花陽「いつあるの」


真姫「3日前とか」

花陽「むむ」

真姫「お寿司が食べたいって」

花陽「食」

真姫「私って食が好きなのかしら」

花陽「多分、きっとそうなる、今のままだと」
3: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW fb9e-bO8q) 2015/10/20(火) 23:37:35.11 ID:jjDWpRBZ0.net
花陽「食といえば」

真姫「あなたも食好きなの」

花陽「そうなる」


花陽「食といえば」

花陽「今日、お昼ご飯を食べた時」

花陽「なんでご飯を食べてるんだろうって」

真姫「腹が減っては戦が出来ぬからよ」

花陽「私、ご飯が好き」

真姫「あなたも食好きね」

花陽「でも食べちゃう」

真姫「それはもう、人間とかに向ける倫理観ではないから」

真姫「ご飯に対してはご飯に対しての倫理を」

花陽「ご飯に対しての倫理」
6: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ (JPW 0Hfb-bO8q) 2015/10/20(火) 23:43:05.93 ID:jjDWpRBZH.net
真姫「人間が好きなときは食べちゃだめ」

真姫「ご飯が好きなときは食べなさい」

花陽「それがご飯に対しての倫理」

花陽「ご飯からしたらどうなの」

真姫「ご飯は喋らない」

花陽「虫も喋らない」

真姫「虫は鳴くわよ」

花陽「ご飯も鳴くよ」

真姫「あなた何食べてるの」

花陽「虫」

真姫「ご飯って」

花陽「私が食べるものはご飯」

真姫「なるほど」
7: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW fb9e-bO8q) 2015/10/20(火) 23:51:05.05 ID:jjDWpRBZ0.net
真姫「人間は食べない?」

花陽「真姫ちゃん、怖いよ」

真姫「私は食べないわよ」

花陽「食べないよ」

真姫「よかった」

花陽「ご飯は、私が食べたらご飯だけど」

花陽「私が食べる前はご飯じゃない」

花陽「なに」

真姫「物」

花陽「抽象的だね」

真姫「抽象的かしら」

花陽「物からご飯になるけれど、ご飯は物ではないの」

真姫「物ってどこまでを指すのかしら」

カタカタ
8: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW fb9e-bO8q) 2015/10/20(火) 23:59:15.33 ID:jjDWpRBZ0.net
・(もの、ぶつ)とは、広義には対象を特定化せず一般的・包括的にいう語であり、人間が知覚し思考し得る対象の一切である


花陽「物からご飯になっても物だね」

真姫「超広義的」

真姫「あなたも私も物」

花陽「うん」

花陽「真姫ちゃんが3日前お寿司を食べたかったことも物だ」

真姫「じゃあ私は」

真姫「3日前にお寿司を食べたかったとは言わずに」

真姫「ただ「物」といえばよかったのかしら」

花陽「真姫ちゃんが一言「物」って言っても理解できないよ」

花陽「だから物じゃないよ」

花陽「物一言だけ言う真姫ちゃんが出来るね」

真姫「それは物ね」

花陽「それを物とは言えるね」

花陽「あ、共有しなくても物なら、お寿司真姫ちゃんは真姫ちゃんの中では物だ」

真姫「便利じゃない」

花陽「物しか考えなくて良くなるね」

真姫「素晴らしい」
9: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW fb9e-bO8q) 2015/10/21(水) 00:06:24.81 ID:3CEgzcOx0.net
今の会話までを、私は物とした


凛に伝えてみる


真姫「物」

凛「?」


伝わらなかったみたい
これは花陽との会話で既に分かっている
凛の中で物は物でしかなく、私の物と違うのだ

椅子を指さす

真姫「物」

凛「うん」

次に腕

真姫「物」

凛「うん」


最後に頭

真姫「物」

凛「うん」


頭を頭としか捉えていない
物として捉えてくれたならば、凛も物と返してくれたはずだから
10: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW fb9e-bO8q) 2015/10/21(水) 00:09:42.04 ID:3CEgzcOx0.net
物が物であるためには物を自己で固めること
物を固めたならば、それは物となり
私は物を物とすることができる

これをなんとかしてジェスチャーで、凛に伝えようとして
まるでどじょうすくいみたいに踊って
それすら物にして、無限に物を作り出して物を伝えようとして

凛「?」

頭にハテナが浮かんでる
このハテナを引きちぎるという物を凛に伝えることはできないだろうか

花陽を呼んでこよう
11: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW fb9e-bO8q) 2015/10/21(水) 00:13:23.63 ID:3CEgzcOx0.net
花陽「呼んだかな」

ジェスチャーで物を伝える

花陽「わかった」

どうやら伝わったよう
物について話した仲だから当たり前といえば当たり前かもしれないけれど
物を介すことによって、これまでの複雑な会話思考を全て伝えることが出来るのだ
人類初、テレパシーとも呼べるこの代物


花陽がジェスチャーを始める
案の定どじょうすくいのように踊って、案の定凛は頭にハテナを浮かべる

その物を花陽は物で伝えようとして、苛立ちは物にして、表面は既に花陽の物なのか否かで問われれば
わからないとも言えない状態
物が必要なよう
12: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW fb9e-bO8q) 2015/10/21(水) 00:17:13.73 ID:3CEgzcOx0.net
ぜぇぜぇと呼吸をして二酸化炭素という物を吐き出す物
これらを物にして凛に伝えようとする
凛がそろそろ泣き出してしまった

どうやら一度物について理解しなければ、物となれず物とわからぬようだ
物を物で物するから、物を知らぬなら物となれぬ

今日は、凛も加えてSkypeだ
まずはSkypeをダウンロードすることを物…言葉で伝えた


物以外に出会えて、久しぶりにその笑顔を見せる
嬉しそうだ
13: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW fb9e-bO8q) 2015/10/21(水) 00:20:40.17 ID:3CEgzcOx0.net
家に帰ってきた

Skypeはじめ


真姫「凛、今日はあなたをなかせてしまってごめんなさい」

花陽「ごめんなさい」

凛「怖かったよ」

凛「真姫ちゃんがずっと無言で」

凛「凛の前でどじょうすくいしてて」

凛「かよちんも来たと思ったら同じことで」

真姫「ごめんなさい」

花陽「ごめんなさい」

凛「気になってきた」

真姫「物、よ」

凛「物?」

花陽「物だよ」
14: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW fb9e-bO8q) 2015/10/21(水) 00:24:54.63 ID:3CEgzcOx0.net
真姫「凛は、物っていったら、何を思い浮かべる」

凛「ぬいぐるみ」

花陽「かわいい」

真姫「ぬいぐるみは物ね」

凛「うん」

真姫「ぬいぐるみのモチーフになったのは」

凛「ねこさん」

花陽「ねこさんは物」

凛「んー…」

凛「ねこさんは、生き物…」

凛「物」

真姫「ねこさんは物」

真姫「人間」

凛「物」

真姫「脳みそ」

凛「物」

真姫「思考」

凛「物」

凛「物」

凛「物」
15: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW fb9e-bO8q) 2015/10/21(水) 00:30:16.88 ID:3CEgzcOx0.net
わたしたちは、超高密度な会話をした

歴史上類を見ないスピードの会話をした

物だけで伝わるのだ
物といえば物と返され、笑いすら物になるので、
今日だけで口を何度「お」の形にしただろうか
そのうち、体の形が物になってくれれば楽なのだが
進化とはそういうことではないのか
より、楽な方へ、便利な方へ、


花陽からこんな提案があった
行動を物にしてみないか
16: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW fb9e-bO8q) 2015/10/21(水) 00:36:18.54 ID:3CEgzcOx0.net
早速私は歩いた
これを物にした、するとそこにいた
中間に物を介している、物があることにより歩くことは物になる、到達が残る
テレポテーション
私は喋った
これを物にした、すると届いていた
中間に物を介し、そして物があることにより、喋りは物なのだ、到達が残る
これに関しては相手が物を知っていようがいまいが関係などない、ただ結果が残るだけだから

世でいう、超能力の類は、こんなにもあっさりとできてしまったが
別段、このことには何の興味もない
それ以上のことが、もっと出来てしまうだろうから
到達すら消すならば、そこには物しか残らず、完全に物と化す
世界の掌握
17: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW fb9e-bO8q) 2015/10/21(水) 00:39:18.25 ID:3CEgzcOx0.net
物として、この手記を残しておこう

いつか誰かが見るであろう

物として、物があるなら

誰かが、きっと…
18: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW fb9e-bO8q) 2015/10/21(水) 00:44:29.05 ID:3CEgzcOx0.net
………………………………………………………………………

真姫「どうよ」

花陽「すごくそれっぽいね」

真姫「それっぽいでしょう」

花陽「でもその話も、物になっちゃうんでしょ?」

真姫「そうなっちゃうのよね」

花陽「なんか怖いかも」

真姫「次、花陽の番よ」

花陽「むむ、では語ります…」







おわり
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