希「3Dほのパイ流出事件」

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希-アイキャッチ14
1: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 18:13:36.05 ID:xzI/CKOG.net
 ――朝 音ノ木坂学院>みんなの部室


希「くぅ……くぅ」

希「むにゃむにゃ……のんたんあならーいず……ムフフフ」

 >バタンッ

にこ「こらぁあああ! またアンタは人の部室で寝泊まりして!」

希「んー……? あ、にこちゃーん」

希「ふぁあ……おはよう
   今日もモーニングコールしにきてくれたん?」

にこ「私の顔を見てどうしたらそう思えるにこ!
    そーとーおめでたい頭してんのねアンタ!」

希「そりゃあ
   怒っても台無しになりようがないくらい
    可愛い顔してるからねぇ にこっちは」

希「ウチにとっては 程よくベストなモーニングコールやね?」

にこ「あ、ううぅう! うっさい!
    もうっ毒気が抜かれるわね!」

にこ「ほらっもうすぐホームルーム始まるわよ
    そのハンモック片付けて さっさと教室に行く!」

元スレ: 希「3Dほのパイ流出事件」

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2: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 18:22:38.38 ID:xzI/CKOG.net
希「はぁい にこっちはまたニュースサイト巡回?」

にこ「じゃなきゃわざわざ朝っぱらから部室開けに来ないわよ
    最近は誰かさんのせいで 常時、開放されてるようなもんけど」

希「なんや ウチに会いにきてくれてた思ってたのにぃ」

にこ「そうなのぉ 一番に希ちゃの顔を見たくて
    にこちゃん 早起きして部室に来たにこよ?」

にこ「はいこれで満足? 満足したら
    さっさと出て行きなさいよオッパイ寄生人」

希「ツれないなぁにこちゃんは じゃあまた後でなぁ」

にこ「はいはいまたね」

 >カチカチッ

にこ「……」

にこ「ん――なによこのトピック」

 >ガタッ

にこ「な、ななななっ」

 >なんじゃこりゃああああぁああぁああぁああぁああぁああぁああぁああ!!!
3: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 18:29:16.10 ID:xzI/CKOG.net
 同刻――朝 音ノ木坂学院>校門


穂乃果「うぅ……今日も暑いねー」

ことり「あはは……もう7月なんだって実感しちゃうよ――それなのに」

穂乃果・ことり「なんで海未ちゃんは汗一つかいてないの!?」

海未「心頭滅却です明鏡止水です!
    心持ち一つで 暑さなどどうとでもなるでしょう?」

穂乃果「ならないよ! 穂乃果たち高校生だよ!?
     達人の心得なんて身に覚えがないよ! あってはいけないよ普通!」

ことり「あはは……海未ちゃんらしいね
    ちょっと前の期末テストもすごかったもん」

穂乃果「私と比べたらことりちゃんだってスゴいよ!」

ことり「ううん 海未ちゃんは勉強も疎かにしないで
     春休みの弓の大会でも頑張ってたもん」

穂乃果「そっかぁ海未ちゃんはスゴいね! ほんとっ」

海未「と、当然です! 先に行きますからねもうっ」

穂乃果「あー! 照れてる照れてるー!」

ことり「待ってよ海未ちゃあん!」

海未「……えへへ」
4: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 18:34:27.52 ID:xzI/CKOG.net
 同刻――朝 音ノ木坂学院>みんなの玄関


にこ「……」

穂乃果「あっ にこちゃんおはよう!」

海未「おはようございます」

ことり「おはよう!」

にこ「あぁうん、おはよう――じゃない!」

穂乃果「ど、どうしたのにこちゃん
     殺意の波動に目覚めた矢澤みたいな顔してるけど」

ことり「穂乃果ちゃん! いくらにこちゃんでも
     昇竜拳が出来るのはSTART:DASHの間だけだよ!」

にこ「なんの話よ! それより見なさいこれっ!」
8: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 18:45:57.00 ID:xzI/CKOG.net
海未「パソコンのプリント用紙……がどうかしましたか?」

にこ「あっ、こっち裏面だった……」

 >ピラッ

にこ「今度こそ刮目しなさい!」

穂乃果「えっと――人気スクールアイドルグループ
     μ'sの高坂穂乃果の胸部が3Dデータで流出……?」

ことり「そのオッパイを3Dプリンターで出力する ファンが続出してる……」

ことり「んー……それってつまり」

ことり「ピヨぉ!?」

にこ「そうよ! おかげで私達の動画のコメントまで
     炎上してんのっどういう事よこれは!」

海未「な、なぜこのような事に……!」

穂乃果「えっと……」

穂乃果「3Dデータとプリンターってなに?」

にこ「ズコー!」
10: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 18:58:18.25 ID:xzI/CKOG.net
にこ「簡単にいうと! アンタの胸を模したプラスチックや
    シリコンが 3Dプリンターがあるご家庭に一つずつ置かれてんの!」

海未「そ、それはさすがに誇張しすぎなのでは?」

ことり(一家に一台ほのパイを……ゴクリ)

穂乃果「えっ」

 >えぇえええええええぇえええええええぇええええええ!


 数時間後――お昼休み 音ノ木坂学院>部室


穂乃果「いやぁ そんなこともありましたが今日もパンがウマいね!」

ことり「はい穂乃果ちゃん ことりお手製のジャムパンだよぉ」

穂乃果「わぁありがとう!」

にこ「過去形にすんな! アンタら危機感も羞恥もなさすぎ!」

真姫「別にいいんじゃないの 炎上商法っていう例もあるし
    現にランキングも鰻登りだったじゃない」

にこ「そこは正攻法で行きなさいよ! アイドルなんだから!」

海未「そ、そうですよ! あまりに破廉恥です!」
12: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 19:06:48.99 ID:xzI/CKOG.net
にこ「で、実際のところ アンタがやったの?」

穂乃果「ううん だってほのかパソコン苦手だもん」

にこ「猫かぶってるだけじゃないの?」

海未「幼なじみの私が保証しますよ
    頻繁に穂乃果の部屋に出向いてる私が」

ことり「うんうん! 私も証人になる!」

希「内部犯ありきで考えるのは危険やよ
   水掛け論にもなりがちやし とりあえずホワイトボードで概要をまとめよか」

絵里「さすが希ね 頼りになるわ」

花陽「うぅ……胸がコピーされるなんて恐ろしいよぉ」

凛「凛とにこちゃんは発展途上だから心配ないにゃー」

にこ「どういう意味よ!」

海未「私も発展中です! 成長してますから!」
15: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 19:15:13.62 ID:xzI/CKOG.net
・3Dデータは『穂乃果のほのパイ!』という名前で 共有サイトに投稿されていた

・ほのパイ3Dデータのアップロード日は3月の下旬

・ほのパイが高坂穂乃果の胸を模した物であることが
  発覚し拡散され始めたのが6月下旬

・その後 投稿者のアカウントは自主的に凍結されている

・当該データの投稿者コメントには
  『素晴らしい出来です! アナタもぜひ触ってみてください!』とあった
   このコメントはアカウントがなくなるまで 一切の変化がなかった

・フィギュア職人も息を飲む造詣であった為
  投稿者はオッパイにゆかりのある女性である説が有力である


希「まぁこんな所やね」

真姫「なによオッパイにゆかりある女性って」

希「ただの個人的見解やね!」

にこ「まとめに主観織り交ぜないでよ!」
18: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 19:19:46.01 ID:xzI/CKOG.net
にこ「ネットの説は八割が本人説なの! つまりは穂乃果!」

穂乃果「海未ちゃんもジャムパン食べる? はいあーん」

海未「あ、あーん……」

ことり「おいしい? 海未ちゃあん」

海未「えぇとても」

にこ「聞けよ! あとイチャつくな!」

希「まぁまぁ 投稿者は穂乃果ちゃんやないと思うよ? ウチは」

にこ「はぁ? 根拠はあるのよね?」
19: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 19:25:17.35 ID:xzI/CKOG.net
希「他にもあるけど とりあえずは穂乃果ちゃんの態度かな」

穂乃果「ふえ?」

希「ネットにあんな形で拡散されるなんて
   考えただけで恐ろしい事なのに まるで他人事や」

希「こんな落ち着き払ってる子が
   事件の煽りを受けた程度で アカウントを閉めるやろか」

花陽「あ、たしかに」

穂乃果「そんなに恐ろしい事かなー
     みんなの人気につながってるなら私は嬉しいけど」

真姫「……確かにこの子なら胸囲差分みたいなのを作ってでも
    3Dデータの制作を喜んで主導しそうね」

凛「鋼の心臓だにゃー……」

にこ「ぐぬぬ じゃあいったい誰なのよ! おかしいじゃない!」

花陽「あのぉ……気になることがあるんだけどいいかなぁ」
20: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 19:33:14.65 ID:xzI/CKOG.net
絵里「どうしたの? 花陽」

花陽「発覚って書いてるけど どうやって発覚したのか気になって」

海未「まとめWikiには サイト利用者が
    投稿者に問い合わせて聞き出したとありますね」

希「メールの受け渡し内容も全部キャプられとるなぁ」

にこ「発覚時期はμ's結成後だからね
    私達のプロフィールを見た利用者が気付いて
     投稿者に尋ねてみたら肯定されたって流れみたいよ」

にこ「まったく穂乃果じゃないなら いったい誰が……」

花陽「でも 本当に穂乃果ちゃんの胸かどうかも分からないのに
    名前だって偶然で 投稿者がただ……嘘をついてる可能性だってあるのに……」

花陽「こんなの……穂乃果ちゃんが可哀想だよぉ」

凛「かよちん……」
21: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 19:41:47.30 ID:xzI/CKOG.net
にこ「ネットの祭り上げなんて総じてそんなモンよ」

にこ「当事者以外にとって都合のいい解釈と邪推を積み上げて
    より自分達が愉しめて悦べる憶測で沸き立ってるだけ
     事実なんてどうでもいいの」

絵里「スクールアイドルとなれば 女子高生の胸も同義
   それで躍起になる人もいるのかも」

絵里「今やある種の偶像なのね『ほのパイ』は」

絵里「多くの人がプリントされた模造品を
   穂乃果のものだと信じて顕現する偶像」

絵里(あっなんか今の私 結構かしこそうな事いえたかも!)

真姫(女子高生の胸って言葉回しがとても滑稽)

ことり(まぁ偶像であることは確かだよね 神がかってるもん穂乃果ちゃんは)
22: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 19:50:08.93 ID:xzI/CKOG.net
にこ「あぁもう振り出しじゃない! ……あっ」

海未「どうかしましたか? にこ」

にこ「そうよことり! アンタでしょ投稿者は!」

ことり「ピヨッ!? ど、どうして……?」

にこ「μ's結成の話が立ち上がる前からアップロードされてるし」

にこ「ファッションに造詣が深い幼なじみのアンタなら
     その頃から穂乃果のサイズを把握しててもおかしくない!」

ことり「そんなの言いがかりだよ!」

真姫「たしかに……私達みんな あの頃は一般人だったのよね」

真姫「もしもデータが本当に穂乃果を模した物なら
    投稿者は穂乃果を知っていて かつ近しい人物であることは間違いないと思う」

ことり「そ、そんなぁ……」
23: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 19:54:19.61 ID:xzI/CKOG.net
ことり「穂乃果ちゃあん……違うよ わ、私やってないよ……」

絵里「ええい白状するチカ!」

穂乃果「モグモg……ふえ? なんか立て込んでるねぇ
     よくわからないけどことりちゃんだったの?」

ことり「違うの! やってないよ私はぁ!」

海未「その通りですっ! そうやってアリバイを作ろうとしてる
    にこだって怪しいじゃないですか!」

にこ「はぁ!?」

海未「近しい人が怪しまれるのなら 現一年生を除く
    学院生みんなが怪しまれるべきと言ってるんです」

海未「特に穂乃果は性に関する羞恥が薄いのは事実なんです
    クラスメートにスリーサイズを教え合いっこを持ち掛けるくらい 純粋なんですから!」

にこ「ならアンタだって犯人候補よ!
    もしかして共犯なんじゃないの アンタら二人!」

花陽「や、やだよぉ みんな喧嘩しないで……」

凛「怖いにゃあ……」

希「――まぁまぁ みんな落ち着かんといかんよ」

希「言っておくけど そもそも高校生には難しいんよ
   この騒動を引き起こすのは 金銭的な面からね」

にこ「えっ」
26: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 20:03:56.90 ID:xzI/CKOG.net
希「さっきざっと調べてみたけど 3Dプリンターも
   データ制作に耐えうるスペックの機種一式は
    かなりハイエンドらしいんよ 全部で云10万円もするんやない?」

ことり「そうだそうだ! ことりのポケットマネーで
     そんなの用意できないもん!」

絵里「フッその通りよ希
    まぁ私は最初から気付いてたけどね」

にこ「じゃ、じゃあ大人がやったっていうの?」

穂乃果「私のお父さんだったりして! あはは」

真姫「お饅頭つくる片手間にオッパイつくってるとか
    想像するだけで気持ち悪いからやめてよっ!」

真姫「あっ言っとくけど私はやってないからね
    さっき海未が言ってたように 入学だってしてないし穂乃果なんて知らないから」

穂乃果「まぁ冗談はさておき! お父さんはもちろん
     雪穂やお母さんにも無理だと思うよ!」

穂乃果「お父さんは仕込みで忙しいし
     お母さんも家事とかあるし 雪穂は家の中では
      いつも私と一緒にいるから」

穂乃果「そもそもそんな沢山の機械でコソコソされたら
     普通に気付くよね! 家族なんだもん!」
28: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 20:07:49.37 ID:xzI/CKOG.net
にこ「じゃあ誰なのよもう!」

にこ「穂乃果に近い大人にも高校生も無理となれば
    容疑者ほとんどいなくなるじゃない!」

希「にこっち」

にこ「なによ!」

希「ウチは難しいって言っただけで
   高校生に無理とは一言も言っとらんよ?」

にこ「え……?」

希「ちょっと長くなるけどよぉく聞いといてな?」
29: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 20:13:34.50 ID:xzI/CKOG.net
希「まず大前提として この投稿者は3Dプリンターを間違いなく持ってる」

希「3Dプリンターに対応するデータを制作する人は
   プリンターの所有者であることがほとんどやからね」

希「模造できてるかのテストも兼ねてるやろうし
   すでに出力を試して直に触れた事は 投稿者コメントからも読み取れる」

希「でも ここまでの事をやってのけた投稿者にも関わらず
   ネットでの行動はあまりにズサンや」

希「ネットに実名を乗せたり
   質問に律儀に応答して苗字まで明かす」

希「炎上した事に危なげを感じたのか
   急いでアカウントを閉じたりとまさに散々やね」
30: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 20:15:40.59 ID:xzI/CKOG.net
希「だから投稿者は かなりネットに疎い――いや
   ある面に限っていえば詳しいのかも知れんのやけど」

希「不特定多数の他人と接する上での情報の秘匿
   という当たり前のことを失念していた
    いや――それを気付く機会に見舞われなかったからやろうね」

希「ネット上で接する全てをCPUか何かと認識する位に
   ……投稿者は、いや彼女は 一生懸命すぎたんやから」

希「ほのパイだけやない いつも没頭して、研究して
   何かに打ち込んでる子やからこそ こうなった
   ほんと……どうしようもないくらい生真面目なんやから」

希「なぁ――そうやろ?」


 「海未ちゃん」
31: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 20:21:04.79 ID:xzI/CKOG.net
凛「にゃにゃっ!?」

ことり「ピヨぉ!?」

真姫(なるほどね……)

花陽「う、うそ……海未ちゃんが……」

絵里「ま、まぁ私ははじめっからお見通しだったわよ
    時間でいうと>>4あたりから」

穂乃果「甘食ウマー」

海未「ははっ……希 一体なにを……」

にこ「ちょっと待ちなさい! 今の長ったらしい台詞に
    イコール高校生である事を示唆する情報がないじゃない!」

希「ううん ちゃんと仕込んでおいたよ、にこっち
   確かにまだ 足りない部分はあるんやけどね」

真姫「にこちゃん 希はこう言いたかったのよ
    気付くキッカケがあればこんな事は起こらなかった」

真姫「そのキッカケを与えるのは経験 ネットでの経験よ
    つまり投稿者は3月中の時点で コンピューターに触れる時間が
     絶対的に不足していたハズなの――その主たる原因はなにかしら?」

にこ「原因? 単に忙しかったんじゃ――」

にこ「あ……まさか」
32: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 20:25:01.08 ID:xzI/CKOG.net
にこ「手に入れたばかりだったってこと?」

希「そういう事 さすがは真姫ちゃんやね」

真姫「3月って符号で 頭を回したらピンときただけ」

希「あらあら仲間想いな事やねぇ?
   いつもつっけんどんな態度とっとるくせにぃー」

海未「ま、待って下さい!」

海未「投稿者が3月中にその……道具一式を手に入れてたとして
    それらの情報と私を結びつける証拠はあるんですか!?」

海未「ないなら……そんな推理は無効です!」

希「それがあるんよ」

海未「……!」

希「そしてそれが 高校生である海未ちゃんが
   高価なモノを得ることが出来た手段をも 同時に示してる」
33: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 20:31:11.79 ID:xzI/CKOG.net
穂乃果「3月……3月――あっ! そっか!」

穂乃果・ことり「海未ちゃんの誕生日!」

希「今回はとても テストの成績が良かったみたいやねぇ?」

海未「ぐっ」

希「大会の成績もスゴい まさに自慢な娘や
   海未ちゃんのご両親からしてみれば」

希「ウチならつい 高いモノでも買い与えてしまいそうやね♪」

海未「ぐぅううう!!!」

凛「う、海未ちゃんが頭を抱えてうなってるにゃ!」

花陽(海未ちゃんも なんだか可哀想……)
34: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 20:40:45.74 ID:xzI/CKOG.net
海未「――です」

にこ「え?」

海未「まだです!」

海未「さっきの話にはまだ 説明しきれていない部分があります!」

海未「確かにパソコンを得たばかりの人間が
    まともにインターネットをするのは無理かもしれない」

海未「ですが投稿者は 3ヶ月たった6月下旬にも
    同様のミス いえそれ以上のミスを犯している」

海未「普通 そんな事は有り得ないと思いますが」

希「……」

真姫(詭弁のようにも聞こえるけど……それは百も承知かしら)

真姫(しかもこれは 自分の身を守るというよりむしろ……)

海未「そしてもう一つ……」

海未「確かに私には パソコンを得る機会があった――それは認めます」

海未「ですがその機会を得られる人なら
    校内にいくらかはいるんじゃないでしょうか」

海未「それとも 私以外にはいないと言い切るつもりですか?
    ほのパイを作ってネットにおく それらの行程を行える人が私以外にいないと?」

海未「言い切れない筈です そんなしらみ潰しを行う暇もない!」

海未「よってアナタは 私を犯人だと断定できる証拠を提示できない! 希!」
35: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 20:43:57.39 ID:xzI/CKOG.net
にこ(スゴい自信ね……)

真姫(こう見ると 海未の自室へのガサ入れすら悪手かしら……)

真姫(海未なら なにかしらの対策を講じていてもおかしくないし……)

希「うーん」

希「まぁそんな悪魔の証明に付き合わんでも」

希「証明ならふつーに出来ると思うよ? ウチの考えが正しければ」

海未「なっ……!」

        SpiritualGun
希「いわゆる『決定的証拠』って奴やね」

海未「っ――!」

希「にこっち ちょっくらパソコン借してな?」

にこ「えっ!? い、いいけど」
38: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 20:51:27.66 ID:xzI/CKOG.net
希「ちょちょちょいっと はい出た」

花陽「このサイトは……?」

穂乃果「モグモグ……『3Dきょ~ゆ~』って書いてるけど」

にこ「ここ……ほのパイが置かれてたサイトじゃない!」

絵里「そのログイン画面……希もアカウントを?」

希「ううんウチはもっとらんよ ログインに使うのは――」

希「海未ちゃんのアカウントやからね」

海未「そ、そんな事……出来るはずがありません!」
40: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 21:03:48.09 ID:xzI/CKOG.net
希「ううん出来るはずやよ?
   アカウントは自主的に凍結されただけ」

希「それは単に海未ちゃんが非公開に設定しただけやろ? きっと」

希「なら アカウントそのものはまだ生きてるハズ」

海未「そういう問題ではなく! そもそもパスワードが――」

希「んふふー それが分かるんよぉ?」

希「言ったやろ? 投稿者はネットに不慣れな人で
   なおかつ穂乃果ちゃんが大好きな――大事なウチらの仲間やって」

海未「……希」

希「IDは海未ちゃんのメルアドを入れて――さぁいくよ」


 ▼パスワードを入力してください


 【honoka】
41: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 21:06:01.84 ID:xzI/CKOG.net
にこ「ほ、ほんとに」

凛「ログインできたにゃー!」

真姫「……たしかにこれは初歩的なパスワードだけど」

真姫「……」

絵里「さすが希ね! 私ほどじゃないけどハラショーよ!」

花陽「じゃあホントに海未ちゃんが……?」

海未「……」

海未「……はい 私が、やりました」

ことり「海未ちゃん……」

ことり「何でこんなこと、したの?」

希「動機なんてええよ」

希「海未ちゃんは穂乃果ちゃんがスゴく好きやった」

希「だから作ってしまった それもたまらなく好きだから
   誰かと共有してみたかった」

希「でもネットでの立ち回りが下手だったからこうなりました
   ――動機ならそれでええと思うよ? ウチは」
42: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 21:12:17.86 ID:xzI/CKOG.net
海未「……いいんです」

海未「言って下さい……希」

海未「そんな……辻褄あわせはいいですから」

 >ポタッ……ポタッ

海未「いいんです その気持ちだけで私は……」

希「……ほんとにええの?」

海未「アナタにだから任せたいんです」

海未「お願い、します……」
43: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 21:16:56.78 ID:xzI/CKOG.net
希「……」

希「そっか――穂乃果ちゃん」

穂乃果「なに? 希ちゃん」

希「あまり海未ちゃんに厳しく当たらんといてあげてな」

穂乃果「うーん……考えとく!」

希「ありがとう それで、動機やね……」

希「これは さっきのえりちの話がヒントになった」

絵里「えっ!? ほんと!?」

希「うん ホント」

絵里「チカぁ~♪」
46: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 21:21:50.40 ID:xzI/CKOG.net
にこ「どういう事?」

希「さっき偶像がどうのって話があったやろ?」

希「あぁ言うんは 自分一人だけが思ってるだけじゃ
   どうも揺らぎやすいモノなんよ」

希「出来るだけ多くの人が 海未ちゃん製のほのパイを
   ほのパイであると認めれば認めるほど より真実味が増していく」

希「そうすることで
   模造品が本物に取って代わるような 真実が宿ることがあるって事やね」

希「海未ちゃんは『ほのパイ』に 穂乃果ちゃんという
   『真実』を付与したかったんやろ? ネットの力で」

海未「……はい」
48: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 21:32:11.59 ID:xzI/CKOG.net
凛「つまり……どういうことだってばよにゃ」

真姫「そこらの砂利や雑草がお米や麺だよって言われたら信じる?」

花陽「そんなの有り得ませんッ! お米は唯一神なんだよぉ!?」

真姫「まぁそういう事ね 偶像とする対象に
    本質と外れた意義や別格を見いだすのが崇拝なの」

真姫「お米を神様とかいいだしたり 模造品を人に見立てたり」

真姫「でも人の気持ちなんて移ろいやすくて上がり下がりが激しい
    その崇拝が薄弱になれば せっかくの偶像も揺らいでしまう」

真姫「だからそれを 自分以外の人の気持ちで補うのよ」

真姫「海未も補おうとしたのね 自作したほのパイは
    確かにほのパイであると認めてくれる人を増やす事で」

絵里「偽りを真に昇華させたかった……」

にこ「ちょ、ちょっと待ってよ!」

にこ「じゃあ海未は――このネットニュースも
    炎上もぜんぶ仕組んで こうなることを見越してたって事!?」

にこ「この騒ぎを故意的に引き起こせたって事は――つまり」

凛「そんなの ネット初心者じゃないにゃー……」

真姫(さっきからあった違和感はコレか――そうなると希は)

真姫(それが虚偽であることを踏まえた上で
    あれだけ
50: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 21:41:40.28 ID:xzI/CKOG.net
真姫(それが虚偽であることを踏まえた上で
    あれだけ正確な憶測をたてていた……それどころか)

真姫(その虚偽に整合性を植え付けて
    この場の結論として成り立たせようとしていた)

真姫(とんだペテン師……でも それを希が成し得たかったワケはきっと)

真姫(……)

真姫(ふふっ……とんだなんて言ったら失礼ね)

真姫(とても優しい道化師)

海未「……」

海未「最初はただ欲しいだけだったんです……」

海未「年始めのテレビ番組を見て
    こんなプリンターもあるんだって」

海未「これで穂乃果の胸を作ってみたいって
    漠然と思っていただけでした」

海未「気付いたら貯めていたお年玉をはたいて
    それでも足りないとなれば 両親に頼み込んでいました」

にこ「実費と記念日とご褒美で なんとか手に入れたって事ね」

海未「用途は……言えずじまいでしたけど」

ことり(クラスメートのオッパイを精巧に作りたいから
     そのための道具を用意してくれなんて
      親に頼み込める胆力を持つ人とか この世にいないよ……)
51: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 21:47:58.15 ID:xzI/CKOG.net
海未「ツールを手に入れて その後も色々と壁がありましたが
    幼なじみの私から見ても 本物と見分けがつかない位の
     完成度を誇るほのパイが作れたと自負していました」

海未「夢のようでした あの穂乃果が私の目の前で
    素肌をさらしていると錯覚すらしました」

ことり「なんて羨ま……チュンチュン♪」

花陽(すんでのところでごまかした……)

海未「あとは……希が言ってくれた通りです」

海未「日が経つ内に ほのパイがほのパイであることの
    自信がなくなった私は ネットワーク上にほのパイをあげて
     客観的にもほのパイをほのパイたらしめようとしました」

海未「タイトルにも規約スレスレの実名を使って
    ですが それだけではやはりパンチ不足でした」
52: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 21:53:25.69 ID:xzI/CKOG.net
海未「感想はいくつか上がりはしましたが どの方も
    『リアリティがある』 『素晴らしい等』という
     賞賛しか残してはくれませんでした」

希「《穂乃果》という名前は実名ではなく
    作品に付けられた便宜上のキャラクター名と 勘違いされたんやろね」

海未「はい……ほのパイを 現実の
    高坂穂乃果の胸に結びつける人はいませんでした」

海未「一通のメッセージが届いた あの日までは……」
55: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 21:58:38.33 ID:xzI/CKOG.net
海未「私達がμ'sとして名を広めた事で
    ついにほのパイが穂乃果のオッパイであることを 気付く人が出てきました」

海未「私はチャンスだと思いました
    ここで私が認めれば 多くの人がほのパイを認めてくれる」

海未「ですが……みんなのμ'sを
    私一人の欲望のために利用したくなかった……」

海未「結果は見ての通りですけど」

 >ポタッポタッ

穂乃果「海未ちゃん……」

海未「わ、私はっ……そこで 自分の名をあげる選択肢も
    あった事に気付いていましたっ……!」

海未「私は敬愛する親友の体が欲しいがために
    3Dデータを作ったμ'sのいちメンバーであるとっ」

海未「穂乃果には咎など一切およばず
    私がすべての泥をかぶる形で 事態を拡散させる選択肢がっ」

海未「でも、でもぉ……」

海未「わ、私は 大好きな女の子のために
    身を切る勇気すらありませんでしたっ……!」

海未「あろうことか 穂乃果を罪人にしてしまったっ……!」

海未「私は……私は」

穂乃果「……」

穂乃果「ヒドいよ……海未ちゃん」
56: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 22:04:12.85 ID:xzI/CKOG.net
海未「ごめんなさい ごめんなさい……穂乃果ぁ……
    私はアナタを……μ'sを貶めてしまいましたっ……」

穂乃果「何で3ヶ月前からオッパイの更新をやめたの!?」

海未「ごめんなさい……ごめn」

海未「えっ」

穂乃果「穂乃果は成長期なんだから!」

穂乃果「オッパイは常に最新のモノにしてくれなくちゃ困るよ!」
60: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 22:11:18.20 ID:xzI/CKOG.net
海未「え……いや でも……それは」

穂乃果「にこ部長! 高坂穂乃果はここに
     新たなμ's的な広報活動を進言します!」

にこ「えっ」

穂乃果「海未ちゃんが作戦の主体となり
     μ'sメンバー全員のオッパイを世界に普及させよう!」

花陽「普及させちゃうノォ!?」

穂乃果「話題性にいるのは爆発力だもん!
     もう実証済みなんだから これを利用しない手はない!」

にこ「だからって アイドルらしくない事で人気を上げても――」

穂乃果「らしくないなら らしいと思われるまで
     頑張るのが先駆者のデステニーなんだよ!」

穂乃果「スクールアイドルとしての新しいスタイルを みんなで確立させようよ!」

海未「ま、待って」

海未「待って下さい! そんな……そんな虫のいい話!」

海未「私は……私は咎められるべきでしょう!?
    なのにアナタは……アナタは何故そんなにもっ……」
62: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 22:18:50.91 ID:xzI/CKOG.net
穂乃果「……海未ちゃん もういいんだよ?」

穂乃果「海未ちゃんはさっき 私とことりちゃんをかばってくれた
     かばってくれてた希ちゃんを押しのけてまで 自分から罪を告白してくれた」

穂乃果「海未ちゃんはいつだって
     私達のために身を呈してくれてるよね?」

穂乃果「だからね 今度はほのかが 海未ちゃんの事を支えてあげる」

穂乃果「海未ちゃんだって たまには間違えていいんだよ?」

穂乃果「頼りない私の代わりに いつもしっかりしてくれてるんだもん」

穂乃果「だから たまには――」

穂乃果「海未ちゃんは海未ちゃんのために 弱みを見せてもいいんだよ?」

 >ギュッ

海未「そんなことっ……そんなことないっ……」

海未「わたしだっていつもっ 穂乃果に頼ってばかりで……!」

海未「ぅグスッわたし……私は……ぁああああ――」

海未「わぁああああああ穂乃果ぁあ……! ほのかぁあああ――」
64: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 22:22:58.00 ID:xzI/CKOG.net
凛「イイハナシダニャー」

ことり「いいなぁ……私もあの輪に混ざりたいよぅ……」

真姫「どうでもいいけど アンタ達いま
    全員おっぱいに危機を抱えてんのよ? 分かってる?」

絵里「別にいいわよ 胸の一つや二つ」

花陽「よくないよぉ! ……ってアレ?
    にこちゃんと希ちゃんがいない――」


 同刻――お昼休み 音ノ木坂学院>屋上


希「あぁいい天気……絶好のお昼寝日和やね」

にこ「――最後まで聞かなくてよかったわけ?」

希「にこっちこそぉ コッソリ抜け出しおったクセにぃ~?」

にこ「私はっ……ただ気になっただけよ」
65: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 22:27:06.45 ID:xzI/CKOG.net
希「それをウチに尋ねにきたん? 嬉しいわぁ」

にこ「うっさい!」

にこ「ほら パスワードよパスワード」

にこ「別に海未はネットに疎くなんかなかった
    危険性を理解した上で 仲間の名前をパスワードにしていた」

希「別にアカウントを立ち上げた当初は 穂乃果ちゃんも
   有名やないし――身内しか知りえないなら パスワードとしてはいいと思うけどなぁ」

にこ「だとしても炎上した後にも放置しとくのはおかしいでしょ
    放置するにしても パスワード位変えとくべきじゃないの?」

希「忘れてたんやない?」

にこ「適当なこと言うんじゃないにこ!」

希「それか どうしても変えたくなかったかやね」
67: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 22:31:46.34 ID:xzI/CKOG.net
にこ「変えたくなかった?」

希「炎上したってことは データが出回りきってる可能性もある
   ほのパイが複製されて いろんなロダに拡散されてたりとか」

希「そんな状況で わざわざ本家をクラックして
   マスターデータを盗む必要はない」

希「キャプにして炎上の燃料にするなら良いかもしれんけど
   それを危惧する必要が そもそも海未ちゃんにはない」

にこ「確信犯だったからね」

希「つまりパスとアカウントが割れても
   海未ちゃんは痛くもかゆくもないって事――それなら」

希「好きな人の名前を パスワードとして残していたかったんやないかなぁ」

にこ「……」

にこ「それもそっか」
70: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 22:38:16.62 ID:xzI/CKOG.net
にこ「はぁあ……希も危険な橋渡ってんのねぇ」

にこ「ソレが分かっていながら 『海未は3月中にPCを手にいていた』
    なんて推理 よくみんなの前で発表できたわよホント」

にこ「ネット初心者って線がないなら 誕生日くらいしかないじゃない」

希「まぁソコは口八丁でのらりくらりとやるつもりやったよ」

希「半分はカマかけてたようなモンやし パスワードに限ってなら
   今言ったように 穂乃果ちゃん関連って確信があったけど」

希「何度も打ち込むことは覚悟してたのに
   まさか一発で当たるとは スピリチュアルな話やね」

にこ「冷や汗もんじゃない……」
71: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 22:46:38.01 ID:xzI/CKOG.net
にこ「じゃあ最後にもう一つ」

希「えぇー! ウチもう寝ちゃいたいんやけどぉ」

にこ「海未のネット不慣れ説っていう 解釈を捏造してまで
    海未をかばいたかった理由を教えなさいよ」

希「あぁアレね なかなかの出来どすえ?
   矛盾少なくて――パスワードの信憑性も高まるし」

にこ「お・し・え・な・さ・い」

希「にこっち……一から百まで知りたがるのって
   ホンマ……日本人の悪い癖やと思うよ? たまには余韻をやn

にこ「いいから! 聞かないと今日の夜っ気になって眠れない!」

希「んー……じゃあ条件!」

にこ「……なによ」

希「にこっちの膝枕がええなー」
72: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 22:52:42.25 ID:xzI/CKOG.net
にこ「ぐっ……」

希「ウチもぉー にこっちの膝がないと昼はおろか
   夜も8時間しか寝れんくて寝不足になっちゃうんよー」

にこ「適正睡眠時間なんですがソレは!」

希「……だめぇ?」

にこ「~~っ!」

にこ「ほらっ どうぞ!」

希「わぁい にこっち優しいなぁ」
74: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 23:02:03.40 ID:xzI/CKOG.net
希「んんん――プニブニのモチモチやねぇにこっちの膝は」

にこ「じ、実況はいらないからさっさと解説してよ!」

希「別に大したことやないよ ウチはただ」

希「あんなにも好きな子のことを想って
   一人頑張ってた海未ちゃんを応援したかっただけ」

希「ウチならこうやって にこっちの膝がほしくなったら
   すぐ言い出してしまいそうになるけど――」

にこ「すでに言いだした後だから説得力バツグンね! にこちゃん幻滅ぅ」

希「でも海未ちゃんは ずっと我慢して隠し立ててきた
    あんな出費や努力をしてまで 穂乃果ちゃんとことりちゃんのために――」

希「ずっと“完璧な幼なじみ”であろうとした」

希「それって 何よりも高潔で美しい気持ちやないやろうか」

希「まぁ ただの推測やけどね」

にこ「……」

にこ「二人の群像でありたいがために ほのパイって群像にすがりたかった、か」

にこ「あーあ……ネットにアップロードしてなきゃ
    ただの美談でおわったってのに ホント馬鹿やってくれちゃって」

希「汚れてなんかあらへんよ――少なくともあの時の涙は」

 >穂乃果ぁああ――ほのかぁああ……!

希「ウチはキレイやったと思うから」

にこ「
75: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 23:04:05.90 ID:xzI/CKOG.net
にこ「……ふふっ」

にこ「そうね」
76: 名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/ 2014/11/27(木) 23:05:02.89 ID:xzI/CKOG.net
 >のんたんの事件簿 Case1

  『3Dほのパイ流出事件』

                完
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