花陽「ここに豆腐があります」海未「ありますね」

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花陽-アイキャッチ16
1: 名無しで叶える物語(あゆ)@\(^o^)/ (ワッチョイ da73-p+Hw) 2015/11/08(日) 00:20:23.82 ID:ZRVWCtAD0.net
花陽「………」

海未「………」

花陽「…なんで豆腐が?」

海未「さあ…」

花陽「えっ、海未ちゃんが持ってきたんじゃないの?」

海未「私はてっきり、花陽が持ってきたのかと」

───某日放課後、部室にて

元スレ: 花陽「ここに豆腐があります」海未「ありますね」

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2: 名無しで叶える物語(あゆ)@\(^o^)/ (ワッチョイ da73-p+Hw) 2015/11/08(日) 00:22:40.86 ID:ZRVWCtAD0.net
花陽「……もめん豆腐」ボソッ

海未「?」

花陽「海未ちゃんはもめんときぬごしの違いって知ってる?」

海未「あまり気にしたことはないですね」

花陽「もめんは作る時に圧縮してるから、食感がしっかりしてるんだ。きぬごしは水分をしぼらないから、やわらかくて口当たりが滑らかなの」

海未「ほうほう」

花陽「一般的には、もめんは鍋とか焼き豆腐とかに使われてて、きぬごしは冷奴とか湯豆腐に使われることが多いんだよ?」

海未「流石は花陽です。食べ物に関しては人一倍の知識を持ち合わせていますね」

花陽「えへへっ、それほどでも……////」
4: 名無しで叶える物語(あゆ)@\(^o^)/ (ワッチョイ da73-p+Hw) 2015/11/08(日) 00:26:41.95 ID:ZRVWCtAD0.net
海未「ということは、この豆腐はもめんなので、鍋などに向いているということになりますね」

花陽「鍋、かあ…」

海未「そろそろ鍋が恋しい時期になってきましたね」

花陽「グツグツ煮込んだ鍋の中に、豆腐はもちろん、白菜やネギ、お花の形のにんじん、お肉とかシイタケをぎっしりと……」

海未「心なしかポカポカしてきました…」

花陽「そして〆には、うどんやラーメン、そしてご飯!!最後はアツアツの汁をグイッと…」

海未「ああっ、なんだかお腹が空いてきました…。まだ練習前だというのにぃ~」


海未「…」

花陽「…」

うみぱな「…」グウゥ~

海未「////」

花陽「////」

海未「…今度、みんなで鍋でも食べましょうか」

花陽「そうだね…」
6: 名無しで叶える物語(あゆ)@\(^o^)/ (ワッチョイ da73-p+Hw) 2015/11/08(日) 00:30:21.49 ID:ZRVWCtAD0.net
花陽「…鍋って、いろいろな食材がつまってて」

花陽「まるでμ’sのみんなみたいだよね」

海未「…でしたら、花陽は豆腐ですね」

花陽「ぅええっ、花陽、豆腐なのぉ……」タジタジ

海未「やわらかくて、弱々しくて、今にも崩れてしまいそうで…」

海未「ですが、どこをとっても穢れのない白さで、とっても優しい味わい…」

海未「そんな豆腐が、花陽と似ていると思ったのです」

花陽「うぅ、褒められてるのか貶されてるのか、わからないよぉ~」

海未「ふふっ。しっかり褒めていますよ、花陽」

海未「鍋(μ’s)に豆腐(花陽)は、欠かせない存在です」

花陽「な、なんだか…恥ずかしい、です…////」
7: 名無しで叶える物語(あゆ)@\(^o^)/ (ワッチョイ da73-p+Hw) 2015/11/08(日) 00:33:30.06 ID:ZRVWCtAD0.net
花陽「じゃあ海未ちゃんは………、うぅ~ん」

海未「…無理に考えなくても良いのですよ?」

花陽「ううぅ~~~~んん……………」

花陽「………白菜、かな?」

海未「その心は?」

花陽「白菜って、芯がしっかりしてて、シャキッとしてて」

花陽「でも、鍋で煮込むとトロトロになって、とっても優しい食感になる…」

花陽「…こんなところ、かな」

海未「……なんといいますか、少し恥ずかしいですね。なんだかムズムズします」

海未「…ですが、とってもうれしいです!花陽、ありがとうございます」

花陽「えへへ~、どういたしまして♪」
10: 名無しで叶える物語(あゆ)@\(^o^)/ (ワッチョイ da73-p+Hw) 2015/11/08(日) 00:40:20.58 ID:ZRVWCtAD0.net
がちゃ

穂乃果「二人ともおまたせ~」

ことり「ごめんね~おそくなっちゃって」

真姫「海未と花陽しか居なかったの?」

凛「おまたせにゃ~」

希「おまたせ~」

にこ「練習始めてればよかったじゃない」

絵里「ごめんなさい、暇してたでしょ?」

花陽「ううん、そんなことないよ、絵里ちゃん」

海未「全員揃いましたね?早速着替えて練習に向かいましょう」

7人「は~い」

花陽「…」チラッ

豆腐「」

花陽(豆腐さん、実は花陽、海未ちゃんと二人っきりで、ほんのちょっぴり緊張してたんだ)

花陽(きっとあのままだと、会話が無くて、少し気まずかったと思うの)

花陽(でも豆腐さんのお陰で海未ちゃんとお話できたし、海未ちゃんの違った一面が見ることができたし…)

花陽(海未ちゃんともっと仲良くなれた気がするの)

花陽(…豆腐さん、どうもありがとうございます)ペコリ

希「ん?花陽ちゃん、頭下げてどうしたん~?」

花陽(でもこの豆腐、どうしよう…)

花陽(消費期限は今日まで…、そうだ!)

花陽「みっ、みんな!」

8人「?」

花陽「きょ、今日の練習終わり、よかったらっ!」
11: 名無しで叶える物語(あゆ)@\(^o^)/ (ワッチョイ da73-p+Hw) 2015/11/08(日) 00:44:59.89 ID:ZRVWCtAD0.net
グツグツグツ…

??(熱いな…、煮込まれているのか?)

??(周りには白菜、豚肉、ネギ…)

??(そうか…我は“鍋”になったのか…)

??(ん?此奴等は…)

ウワー、イイニオイダー!!
ホノカモテツダイナサイ!マッタク…
チョットコトリ、マタチーズケーキナンカイレタラオコルワヨ?
ニコチャンメガコワイヨォ~
マキチャン、モウオニクタベラレルカニャ?
マダヒガトオッテナイデッショー!
ハラショー!ノゾミ、コレハナニ?
ソレハシラタキッテイウンヨ?

??(随分にぎやかな奴らだ。悪い気はしないな)

ゴハンタケタヨー!

??(あれは確か花陽殿…)

??(あの時花陽殿は我に頭を下げていたが……)

??(感謝しているのは我の方なのだよ、花陽殿…)
12: 名無しで叶える物語(あゆ)@\(^o^)/ (ワッチョイ da73-p+Hw) 2015/11/08(日) 00:46:38.89 ID:ZRVWCtAD0.net
??(あの時の我は、自らに劣等を抱いていた…)

??(何故我はこのような地味な食材に生まれてしまったのか、と…)

??(嫌われることこそ少ないものの、特別好かれることもない…)

??(食べ物として生まれた以上、ただ虚しく死の運命を待つのみだった…)

??(しかし我は、花陽殿に頭を下げられたとき、はっとしたのだ…)

??(あの時我は、確かに感謝の念を感じたのだ…)

??(そして気づいたのだ。感謝されることは、こんなにも尊いことだったのだと…)
13: 名無しで叶える物語(あゆ)@\(^o^)/ (ワッチョイ da73-p+Hw) 2015/11/08(日) 00:49:21.94 ID:ZRVWCtAD0.net
絵里「みんな揃ったわね?それじゃあ手を合わせて…」

9人「いただきまーす!」

ひょい

??(誰かに持ち上げられた…)

??(花陽殿ではないか!真っ先に我を食べてくれるというのか…)

??(我々食べ物にとって、”食べられる”ということは存在価値であり、同時に存在が消える瞬間でもある…)

花陽「あーん」

??(我は此処で消える…。だが、この身は花陽殿の栄養となり、花陽殿を生かし続ける…)

??(見ろ、この幸せそうな顔を。きっと食べることが大好きなのだろう…)

??(こんなに美味しそうに食べてもらえるなんて、我はなんて…)

花陽「…いただきます♡」ボソッ

??(幸せ者なんだろう…)

ぱくっ

海未「花陽。豆腐は熱いですから気を付けて…」

花陽「ぅあっっっっっつい!!!!!!」

終わり
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