花陽「いや~~最高でしたね」

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花陽-アイキャッチ2
1: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 07:51:19.00 ID:YBiwq70t.net
花陽「特に理事長が溶鉱炉に沈むシーンが……」ぺちゃくちゃ

凛「あっ……」

にこ「こらっ!」

ペシーン

花陽「ぴゃあ!」

にこ「どーしてくれんのよ!今から観るところだったのに!」

花陽「あわわわ……ごめんなさぁい……」

にこ「全く!モラルハザードもいいところよ!」

※ いじめ、自殺に関する表現があります(管理人)

元スレ: 花陽「いや~~最高でしたね」

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2: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 07:55:59.54 ID:YBiwq70t.net
凛「ふん」

にこ「なによ」

凛「かよちんは悪くないもんね、不用意に耳の穴を開けてるにこちゃんが悪いんだよ」

にこ「はぁ~~?足の裏に魚の目が出来てただでさえイライラしてんのよ、それ以上減らず口を叩くと人体模型にするわよ」

凛「おらぁ!」

パチーン

にこ「い、いい度胸してんじゃない……」

花陽「り、凛ちゃん……」

凛「かよちん下がって。にこちゃんには一度しっかり上下関係を教えてあげないとね」

にこ「それはこっちのセリフよ……もう許さ無いからね」
3: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 07:58:38.92 ID:YBiwq70t.net
にこ「らぶにこー!」

ドドドド

凛「ひょい」

にこ「おげーっ!!」ズザザザザ

凛「遅いにゃ~~爪が生えるスピードより遅いにゃ~~」

にこ「このぉぉ!!」ブンッ

スカッ

凛「おりゃ!」

ベキョ

にこ「へぶっ……は、は……」ボタボタ

凛「鼻血汚いにゃ~~もうほっといていこ、かよちん!」

花陽「う、うん」

にこ「ま、待ちなさいよ……」
4: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 08:00:35.40 ID:YBiwq70t.net
海未「……は?凛に殴られた?」

にこ「……もう無理よ、アイドル研究部……辞めたい……」

海未「部長がしっかりしてなくてどうするんですか!」

にこ「だって一年生怖いし……」

海未「ま、まぁ……凛と真姫は別としても、花陽はいい子じゃないですか」

にこ「甘いわね……悪意の塊よあの子は」
5: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 08:02:48.19 ID:YBiwq70t.net
にこ「この前なんて……」




花陽「ぴゃあ!ごめんなさい!凛ちゃんに送るつもりのグロ画像がにこちゃんに!」

にこ「……うっ」

花陽「ぴゃあ!ごめんなさい!間違えてにこちゃんの家に特上寿司出前しちゃった!」

にこ「ううっ……」




海未「ひ、ひどい……」

にこ「もう嫌……なんで私ばっかり……」
6: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 08:08:01.41 ID:YBiwq70t.net
真姫「にこちゃ~~ん?」

にこ「ひっ」

海未(ま、また始まった……私は逃げましょう)ソソソ

真姫「にこちゃん!また逃げたの!?駄目でしょ~~!ほら、首輪!!」

にこ「や、やだやだやだ!」

真姫「にこちゃんが私の家の壺を割ったんでしょ~~?5億円もするのよねぇ~~あれ!」

にこ「あれ割ったのは花陽でしょ!」

真姫「知らないわよ~~!私にはにこちゃんが割ったように見えたの!!文句ある!?」

にこ「う、うう……」

ガチャン

真姫「ほら!服脱ぎなさい!」

にこ「やだぁ……」

真姫「脱ぎなさいっ!!本当グズね、使えない!」

にこ「うう……う……」ヌギヌギ

真姫「そのまま四つん這いになって足を上げておしっこしなさい」

にこ「嫌!嫌!」

真姫「しなさい!!」ゲシッゲシッ

にこ「う……ひっ……」チョロチョロ

真姫「気持ち悪い……」カシャカシャ

にこ「撮らないでよぉ……」
7: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 08:09:57.26 ID:YBiwq70t.net
花陽「ぷくくくくく……これ……」

真姫「ね?面白いでしょ?ワンちゃんみたい」

凛「今度はお尻をバットで殴るにゃー!」

真姫「いいわね~~逃げられないように縛ってあげましょ」

にこ(……また打ち合わせしてる)
8: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 08:14:22.94 ID:YBiwq70t.net
希「にこっち?わしわし!」

にこ「……」

希「元気だし!にこっち!」

にこ「……希」




凛「……あれ?希ちゃん?」

希「うっ」

凛「にこちゃんとなに喋ってるの?」

希「な、何でも無いんよ、じゃ、じゃあまた明日な、にこっち……」

にこ「あっ、希……待って……」

凛「ばしーーん!!!」

にこ「あっ!!いっ、痛ったぁ……な、何すんのよ!」

凛「素振りの練習だにゃ~~なんかにこちゃん見てたらムカついてくるんだよね~~」

凛「ばしーーん!!!」

にこ「いっ!いっ……痛い……やめて!やめて!」

凛「ばしーーん!!!」

にこ「ぅっ……う……」
9: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 08:18:43.78 ID:YBiwq70t.net
凛「最近反応が薄くてつまんないよねぇ」

真姫「ちょっと前までは抵抗してたのにね、今じゃ『ほらやりなさいよ』みたいに睨んでくるのよ、本当気持ち悪い」

花陽「ふ、ふたりとも……ぷくくく……もうそろそろやめた方がいいよぉ~~」

凛「かよちん楽しそうだにゃ~~」

真姫「まぁ、明日も遊んであげましょ、教室まで迎えに行くわ」

凛「さんせ~~!」
10: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 08:21:31.74 ID:YBiwq70t.net
ガラガラガラガラ

「またきた……」

「あーあ……矢澤さん……」

にこ「……なによ」

真姫「にこちゃん、ちょっと遊びましょ、外に行くわよ」

にこ「……」

凛「聞こえてないの?早く立つにゃ~~!」ゲシッ

にこ「……わかったわよ……」

花陽「ほらほら、早く歩いてくださいっ」

にこ「……ちっ」
12: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 08:27:35.46 ID:YBiwq70t.net
真姫「ほら、見える?アルパカの性器を舐めてあげなさい」

凛「くっさいケダモノ同士喜ぶにゃ~~」

にこ「……」

花陽「早くしてくださいよぉ、ほら」

凛「にこちゃんのお弁当持って来たんだよ~~、早くしないとこれ、地面に捨てちゃうよ」

にこ「……わかったわよ」

……ペロペロ

真姫「うわ……本当にやってる」

凛「あははははははは!!!ひー、ひーっ……お腹痛いにゃ~~!」

花陽「ぷくくくくく……」

にこ「う……う……」ボロボロ

凛「泣いてるにゃ~~」

真姫「本当、何やらせても気持ち悪いわね」

凛「ついでにお弁当もポイ!」

ガチャン……

にこ「あ……朝から作ったのに……」

凛「アリさんに食べてもらうにゃ~~」

花陽「不味くて食べないんじゃないかなぁ?」
13: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 08:30:25.51 ID:YBiwq70t.net
穂乃果「ああーっ!!またにこちゃんをいじめてる!」

真姫「げっ……穂乃果よ」

凛「へへーん!逃げるにゃ~~!」

穂乃果「こらぁぁぁ!!!……逃げ足が速い……」

にこ「……いいのよ、穂乃果、別に」

穂乃果「だって、こんなんじゃラブライブ出られないじゃん!」

にこ「……」

穂乃果「にこちゃんも先輩なんだからガツンと言ってよね!もう!」

にこ「……ごめん」

穂乃果「もう……」
14: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 08:32:27.24 ID:YBiwq70t.net
凛「エアガンで下校中のにこちゃんを撃つにゃ」

パンパン!

にこ「いっ!……」

凛「あっ、顔に当たっちゃった、ま、いっか」

パンパン!

花陽「次、私にやらせて~」

凛「はい、どーぞ!じゃあ凛は水風船を投げるにゃ!それ!」

パシャン……

絵里「……に、にこ……」

にこ「ほら、授業始まるわよ」
15: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 08:35:01.57 ID:YBiwq70t.net
絵里「何言ってんのよ、今帰ってるんでしょ」

にこ「……あ、いつの間にか終わってたのね……はぁ、やっと家に帰れる……」

絵里「にこ」

にこ「……何よ」

絵里「悩みがあったら何でも相談しなさい。私たち、友達でしょ?」

にこ「……はいはい、別に悩みなんてないわよ」

絵里「……そう、良かった」

にこ(知ってるくせに……バカ……あんたみたいなのをクズって言うのよ……)
16: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 08:41:06.50 ID:YBiwq70t.net
にこ「……もうやだ……死のっと」

にこ「……ごめんね、ママ……こころ……ここあ、こたろう……」

にこ「首吊りってどうやるのかしら……手すりにタオルを引っ掛けて……」

にこ「こう……ね、よし」

にこ「……すーっ、はー……」

にこ「……よし」

にこ「……短い人生だったわ」

にこ「音ノ木坂が廃校になりますように……そして、あの三人が呪われて死にますように……」

ガコンッ……
17: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 08:44:41.62 ID:YBiwq70t.net
「……星空、西木野、小泉……なんで呼ばれたかわかるよなぁ?」

凛「な、なんのことでしょうか……」ダラダラ

「三年の矢澤がなぁ、首吊って死んだんだよ、それでなぁ、遺書にお前らの名前が書いてたんだ」

真姫「ま、マチガイですよ……そんな酷いこと、してないですよ……」

花陽「そ、そうです……なにも死なななくても……ねぇ」

真姫「こ、こら!花陽!」

「とりあえず、放課後に親御さんにも来てもらう、今日はもうお前らは帰れ……」

花陽「……」

真姫「……」

凛「……」
18: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 08:46:50.38 ID:YBiwq70t.net
凛「……し、死ななくてもいいじゃんか……」

真姫「そ、そうよ……私だったら、耐えてるわよ、あんなくらい、ちょっと遊んでただけじゃない……」

花陽「た、退学かなぁ……ど、どうしよう……やだよぉ……」

凛「ううう……」

真姫「……」
19: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 08:50:29.47 ID:YBiwq70t.net
穂乃果「だから言ってたのに!!」

凛「……う、う」

穂乃果「バカじゃないの!何のためにアイドルやってたと思ってるの!?廃校を救うんでしょ!?」

真姫「ち、ちがうの」

穂乃果「なにが違うの!」

バシン

真姫「い、いた……」

穂乃果「あなたたち三人がにこちゃんを殺したんだよ!!なんでそんなに平気でいららるのっ!!」

ことり「穂乃果ちゃん、もう、やめたほうが……」

海未「そ、そうですよ、なにもそこまでするつもりがあったわけじゃ……」

穂乃果「はぁー……もう知らない、じゃあね」

バタン


真姫「……」
20: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 08:53:40.10 ID:YBiwq70t.net
「真姫」

真姫「……何よ」

「先生から聞いたぞ、お前、学校で……」

真姫「……そうよ……だから?」

「……っっこの!!」

バシンッ!

真姫「きゃっ」

「っこの!!バカ娘がっ!!!何を考えてるんだっ!!このっ!!」

真姫「パパ、痛い……やめて」

「……なにがスクールアイドルだ……この、この……俺が、どんな思いでお前を育ててきたと……この……」

真姫「……ごめん」

「……」
22: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 09:12:38.07 ID:YBiwq70t.net
絵里「凛」

凛「……」

絵里「家に帰らないの?」

凛「帰ったら……お父さんとお母さんが……」

絵里「……そう、怒られるのが怖いのね」

凛「……」

絵里「……自分のすることに責任も持てないくせにっ……バカッ」

凛「絵里ちゃんだって……」

絵里「黙って見てたよねって!?」

凛「……そうだよ」

絵里「凛が私に何を言えるっていうのよ!!」

凛「……う」

絵里「私は悪く無いわよ!!私は!!何も!!!」

凛「嘘だ……嘘だよ……絵里ちゃんだって……」

絵里「……人殺し」

凛「……」
24: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 09:15:50.71 ID:YBiwq70t.net
花陽「あはは、おはよう、凛ちゃん」

凛「かよちん、顔、腫れてるよ……」

花陽「お母さんにいっぱい叩かれちゃった……あははは」

凛「……」

花陽「退学、決まったみたいだよ、私たち」

凛「……知ってるよ」

花陽「あっ……ごめん」

凛「ううん……しょうがないよね……」

花陽「凛ちゃんもなんだかやつれてるね」

凛「お母さんと一緒に、にこちゃんのお母さんに謝りに行ったんだ、そしたら会いたくないって怒鳴られて……」

花陽「あはは……私も」
25: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 09:18:09.18 ID:YBiwq70t.net
穂乃果「μ'sは5人にして今まで通り活動するよ」

海未「ですが……もうすでにニュースにもなってしまってますし……廃校を救うというのはちょっと……」

穂乃果「できないって?」

海未「もう……無理ですよ、無理です」

穂乃果「……にこちゃんのバカ、生きてりゃ何とかなったのに」

海未「……」
29: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 09:57:20.54 ID:5nSkYtyp.net
穂乃果「バカ……バカ……にこちゃんのバカ……何で……」

ことり「穂乃果ちゃん」

穂乃果「……バカ」

ことり「にこちゃん、私たちを頼ってくれなかった」

穂乃果「……」

ことり「きっと、私たちも同じくらい、悪かったんだよ、どこかで目を瞑ってきた……自分は無関係でいたくて……」

海未「……知りません!私は!」

ことり「嘘つき、海未ちゃん」

海未「にこがそこまで悩んでいたなんて私は知りませんでしたよ!」

ことり「また自分が悪くないって言うんだね……」

穂乃果「もういいよ!その話はっ!」

ことり「……穂乃果ちゃん」

穂乃果「バカ!バカ!……おしまいだよぉ……全部……おしまいだよ……」

海未「……」
30: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 10:01:15.25 ID:5nSkYtyp.net
穂乃果「……」

希「穂乃果ちゃん」

穂乃果「しばらく活動は休止して……それから再開しようと思うの」

希「……うん、まぁ、それは……ええけど」

穂乃果「疲れた……帰るね……あ、曲、誰が作ればいいんだろ……ははは」

希「……真姫ちゃん」
31: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 10:06:51.96 ID:5nSkYtyp.net
希「真姫ちゃん」

真姫「今さら何しに来たわけ?」

希「お話させて」

真姫「嫌。帰って」

希「お願い」

真姫「嫌。」

希「……どうしても嫌?」

真姫「帰ってって言ってるでしょ」

希「……」

真姫「お説教なんかもう良いわよ……私の人生、とっくに終わってるんだから……」

希「責めたりせえへんから聞かせて」

真姫「何をよ」

希「何でにこっちにあんなことしたん?」

真姫「……」

希「ウチにも、えりちにも、穂乃果ちゃんにも、海未ちゃんにも、ことりちゃんにもしないで、何でにこっちなん?……それだけ、聞かせて」

真姫「……何よ、それ」
32: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 10:08:36.87 ID:5nSkYtyp.net
希「お邪魔します……誰もおれへんの?」

真姫「パパとママは今、勤務中よ。私の転校先を探す仕事……ね」

希「……そう」

真姫「さっさと話すから帰ってね」

希「うん」
33: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 10:19:04.09 ID:5nSkYtyp.net
真姫「まず……にこちゃん、三年生に全然友達居ないんだもの」

希「まぁ……確かにそうやね」

真姫「絵里と希とは何となく心の距離を感じる……とか言ってきたの、それで私たちとよく喋るようになって……」

真姫「最初は普通に楽しかったわよ、私と凛と花陽、それに……にこちゃん、一緒にお昼ご飯を食べてたわ」

真姫「でも、毎日来るのよ?……毎日。私たちの教室の前まで来て、弁当箱持って、待ってるの」

真姫「それで、ある日、凛が『にこちゃん、何でいっつも凛たちのところに来るの?』って言ったの」

真姫「そしたらにこちゃん、急に誤魔化しはじめて。『何よ、文句あるわけ?』とか言い始めるの」

真姫「……生意気でしょ?そう思わない?私たちとしか喋れないくせに、さも、会ってあげてるような口ぶり……」

真姫「それで、ちょっぴり私たちも腹が立ってきて、一回、冗談で嘘の集合場所を教えたの」

真姫「軽いイタズラのつもりよ。ほんの少し懲らしめてあげたかっただけなのに……」

真姫「にこちゃん、嘘つかれたって気づいて、一人でお弁当食べはじめて……それで、私たちがネタばらしして姿を見せたら……」

真姫「にこちゃん!すっごく怒って!『何よあんたたち!人を馬鹿にするのも良い加減にしなさいよっ!』って……泣きながら……あぁ……気持ち悪い……」

真姫「友達がいないから私たちのところに来てるのに……偉そうに……そのくせ無視されたらすぐ泣いて……」
36: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 10:26:32.28 ID:5nSkYtyp.net
真姫「だんだん、凛も花陽もにこちゃんへの当たりが強くなってきて… それで、ヒートアップしたら、『もう一緒に食べてあげないよ』っていったら、急に大人しくなって……」

真姫「それから、私たち三人は、にこちゃんを見下しはじめたわ、一緒にご飯を食べてあげることを条件に、色々なお願いをするの」

真姫「例えば……理事長室に忍び込んだり、花壇の花を食べさせたり、外でおしっこをさせたり……なんでもやってくれたの」

真姫「プライドの高い先輩だと思ってたら、本当は人と仲良したくてしたくてたまらない寂しがり屋で……バカみたい」

真姫「それを見て私たち三人は大笑いしてたは……密かな楽しみ……やがて、過激になっていって……」

真姫「ふふふふふ……あははははははは……あはははははははは……」
37: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 10:36:10.48 ID:5nSkYtyp.net
真姫「……ふふふ……バカみたいね……私も……今思い出しても笑えるわ……あの間抜けな顔……」

真姫「あっ……はははははははは……はは……は……」

真姫「……そのうち本当に辛くなったのか知らないけど、私たちのところには来なくなったんだけどね……それでもにこちゃんをいじめるの……楽しくて、楽しくて……」

真姫「先輩よ、先輩……?なのに、ヘコヘコして……お金もないし、スタイルも悪いし、口も悪いし……良いところって、変に純粋なところくらいかしら?」

真姫「あ、そうそう……一番良かったのは、頑固な所ね……誰にも相談しないから、ずっと問題にならなかったの……死ぬまでずっと」

真姫「…………グズで、バカで、性格も悪いし……本当に……なんのために生きてたのかしら」

真姫「……でも、もう良いでしょ」

真姫「もうわかってるわよ、私たちの方がもっともっと救いようのないクズだってこと……もう、十分分かったから……」

真姫「……ああ、だから話したく無かったのよ……被害者みたいに話を組み立てちゃうから……悪いのは100%私たちのはずななのに……」

真姫「……謝りたい……にこちゃんに……もう一度会えるなら……」

真姫「どんなお願いでも聞くから……もう一度会って……全部謝りたい……」

真姫「ふふふ……なーんて……多分、自分がスッキリしたいからそう思ってるだけよね……」

真姫「……どう?良い話だったでしょ?」

真姫「でも、希だってもっとにこちゃんと仲良くしてあげても良かったんじゃないの?」

真姫「まぁ……人殺しがいっても仕方ないわね……ふふふふ……」
38: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 10:40:30.62 ID:5nSkYtyp.net
希「……帰るな」

真姫「気が変わったわよ、もう少し居てもいいのに」

希「……もう、これ以上聞きたくない」

真姫「そ……」

希「さよなら、真姫ちゃん」

真姫「バイバイ。希のこと、嫌いじゃ無かったわよ」

希「そう……?ウチは真姫ちゃんのこと、大っ嫌いやけどね?」

真姫「……ま、そうよね……」

希「じゃあ……」

真姫「……」
39: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 10:45:11.68 ID:5nSkYtyp.net
今日もにこちゃんが首を絞めに来た

にこちゃんは気がつくといつも枕元に立っている

私は動くことが出来ず、ゆっくりと喉元に手を添えられて、優しく殺される

あんなに酷いことしたのに、気持ち良く殺してくれる

目が覚めると、いつものように首元に置いたタライに1日の食事をぜんぶ吐いてしまう

私はひどく痩せてしまった
42: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 10:49:22.01 ID:5nSkYtyp.net
今日はにこちゃんが糸のこぎりで首を切り落としにきた

にこちゃんは汗を流し、息を切らしながらわたしの首を切り落としに来る

最初に鋭い皮膚の断裂を感じ、やがてゴリゴリ、と骨を削る音と振動がこみかみに伝わってくる

私はただ、仰向けになってそれを受け容れている

殺したいほど、私のことを憎んでいるはずだから

だから、せめて夢の中でくらいは殺されてあげたい

もうにこちゃんは何処にもいない

私は日に日に痩せていった
43: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 10:54:41.38 ID:5nSkYtyp.net
今日のにこちゃんは様子がおかしい

カバンから取り出したDVDのケースを私に渡してきた

にこちゃんは嬉しそうに寝転んだままの私を見ていてくれた

私はもう涙を流すしか出来なかった

にこちゃんはただ優しく笑っていた

優しくされたら、罪が償えないじゃないか

早く殺してほしい、殺してほしい……

そう願い続けた
44: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 10:57:18.55 ID:5nSkYtyp.net
にこちゃんは日に日に優しくなっていく

私が失敗した分だけ慰めてくれて

頑張った分だけ頭を撫でて褒めてくれるようになった

私の罪悪感は消化不良を起こし始めた

早くわたしの命を奪って欲しい

それ以外に許される方法がないのに
45: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 11:03:16.41 ID:5nSkYtyp.net
凛「久しぶりだね」

凛「今、凛とかよちんは一緒に働いて、一緒に暮らしてるんだ

凛「でもかよちんも、昨日、首を吊って死んじゃった」

凛「毎日毎日、にこちゃんが出てくる夢を見ていたみたい」

凛「最後はもう、凛のことを覚えて無かった」

凛「だから、ゆっくりとお別れ出来た感じかな?」

凛「寂しくなんか無いよ。かよちんは地獄に行けたんだ」

凛「凛だって、もう少ししたらどうなるかわかんないけどね」

凛「真姫ちゃんみたいに、変な病室に閉じ込められるかも知れないし……」
46: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 11:07:48.95 ID:5nSkYtyp.net
凛「穂乃果ちゃんは頑張ってアイドルしてますか?」

凛「いや、音ノ木はもう無いけどね、あの後はどうなったの?」

凛「……そう、残念だったね……凛たちのせいだね、ごめんね」

凛「ううん、本当に、ごめんね」

凛「凛はどうすれば良いのかな?もう、周りには何も残って無いよ」

凛「かよちんは押し入れに入ってるけど、もう喋ってくれないし」

凛「……うん、やっぱり寂しいかな?寂しいって、こんな気持ちなんだね」

凛「凛にはずっとかよちんがいたから、寂しいって気持ちが良くわかんなかったんだね」
48: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 11:12:55.10 ID:5nSkYtyp.net
凛「ようやく、あの時のにこちゃんの気持ちがわかり始めたかなぁ?」

凛「……多分、違うと思うけどね」

凛「まぁ、いっか……何にせよ、もう会えないわけだし」

凛「それでも、にこちゃんは凛の心の中で生きてるんだ」

凛「髪の毛の間から怒りを訴えてこっちを睨みつけてくるにこちゃんがずっと生きてる」

凛「もうダメだよ……背負いきれない。人間、死んだ後のほうが重たくなっていくんだね、不思議だね」
49: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 11:19:30.39 ID:5nSkYtyp.net
凛「稼いだお金の三分の一はにこちゃんのお母さんに送ってるんだ」

凛「でも、今まで一度も受け取ってくれたことはない」

凛「弾き返される度に、もう次は送らないようにしようって決めるんだけどね」

凛「いつの日か受け取って貰って、許される時が来るのを期待してるんだろうね、凛は。バカだね」

凛「もう、何百万も貯まってるんだ」

凛「だから、穂乃果ちゃんに代わりに渡して欲しくて、今日は会いに来たの」

凛「ごめんね。凛の顔なんか見たくないよね」

凛「……ほんと?……ありがとう」

凛「うん、ごめんね、ごめんね」

凛「凛はもうお金なんていらないから」

凛「好きに使ってくれてもいいよ」

凛「穂乃果ちゃんにも謝らないといけないことがたくさんあるから」
50: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 11:24:14.88 ID:5nSkYtyp.net
凛「あーあ……寂しいなぁ」

凛「かよちんと真姫ちゃんとお弁当が食べたいよ」

凛「……もちろん、にこちゃんもね」

凛「死後の世界なんて無いけどね」

凛「もう一度やり直せるなら、仲良くしたいなぁ」

凛「にこちゃん……すっごく、いい先輩……だった……から……うっ……」

凛「……ごめんね」

凛「そろそろ時間だよ」

凛「じゃあ、またね」
51: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 11:32:31.48 ID:5nSkYtyp.net
穂乃果「凛ちゃんも二度と会えなくなった」

穂乃果「凛ちゃんは、花陽ちゃんを殺したのは自分だと、嘘をついた」

穂乃果「どうしてそんなことを言ったのかはわからないけど」

穂乃果「きっと凛ちゃんは花陽ちゃんを加害者としてじゃなく、被害者として死なせてあげたかったんだと思う」

穂乃果「その後、私たちはずっと5人でアイドルを続けていた」

穂乃果「それなりの努力と、努力以下の結果を出して、解散に至った」

穂乃果「もしかしたら、ずっと9人でいれた未来もあったのかも知れないけど」

穂乃果「とりあえず今は、前向きに生きたいと思う」

穂乃果「真姫ちゃんは、どう思う?」
52: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 11:38:20.88 ID:5nSkYtyp.net
真姫「サンタさんはいるのよ」

穂乃果「そうだね」

真姫「サンタさんは何でも欲しいものをくれるの」

穂乃果「うんうん」

真姫「ずっと、にこちゃんをくださいってお願いしてるの。大きめの靴下を用意したわ。にこちゃんはちっちゃいから入るはずよ」

真姫「でもダメ。サンタさんは悪い子の所にはやって来ないのよ」

真姫「だから私、いい子にならなくちゃ。いい子になって、サンタさんが来るのをずっと待たなきゃいけないの」

穂乃果「ずっと待つの?」

真姫「サンタさんが許してくれるまでね」

穂乃果「そっかぁ」

真姫「ずっと待つの、ずっと……」

穂乃果「うん」

真姫「……」
53: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/06/14(日) 11:38:53.82 ID:5nSkYtyp.net
おわり
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『花陽「いや~~最高でしたね」』へのコメント

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