凛「気になるなぁ…う~ん、気になるなぁ…」

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凛-アイキャッチ21
1: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/16(火) 21:07:21.67 ID:K8yklbVY.net
穂乃果「おやおや……おやおや?」ヒョコ

凛「あ、穂乃果ちゃん…」

穂乃果「迷える子羊かな? どうしたの、凛ちゃん」ピョンピョン

凛(うわぁ…テンション高いにゃあ…)

凛「うん、まぁね…いろいろ…」

穂乃果「よかったらお姉さんが聞いてあげようか? 子羊ちゃん」タタンタン

凛(うわ、タップ踏み出したにゃ…)

元スレ: 凛「気になるなぁ…う~ん、気になるなぁ…」

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2: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/16(火) 21:12:09.05 ID:K8yklbVY.net
凛「いや、そういうテンションの悩みじゃないから…」

穂乃果「へ? あれれ? 凛ちゃん、元気ないなぁ~」ツンツン

凛「いや、ちょ…」

穂乃果「凛ちゃんらしくないなぁ~」ツンツン

凛「ちょ、や…ちょ、やめるにゃ…」

穂乃果「まぁまぁ…まぁまぁ…話してごらん? 楽になるよ?」

凛「でも…」

穂乃果「まぁまぁ…ほら、気軽にね? 話してみたら案外楽になるかもしれないよ?」モミモミ

凛(うわっ…急に背後に回られて肩揉まれたにゃ…)
3: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/16(火) 21:18:49.34 ID:K8yklbVY.net
凛「う~ん…」

穂乃果「ほらほら、身も心もリラックスしよう?」モミモミ

凛「…穂乃果ちゃんはさ」

穂乃果「うんうん」

凛「……」

穂乃果「うん?」

凛(どうしよう…こんなこと言ったら、穂乃果ちゃん、きっとびっくりするよね…)

凛「穂乃果ちゃんは……」

凛「>>6
6: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2014/12/16(火) 21:30:24.06 ID:CFAvAEbr.net
死体って見たことある?凛は…あるよ
7: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/16(火) 21:40:28.98 ID:K8yklbVY.net
凛「穂乃果ちゃんは、死体ってみたことある? 凛は…あるよ」

穂乃果「え?」ピタッ

凛「ねぇ、穂乃果ちゃん」

穂乃果「な、なにかな…」

凛「温かい死体があるの、知ってる?」

穂乃果「ど、どうしたの凛ちゃん? 何だか変だよ?」

凛「変かもしれないにゃ。だから答えて、穂乃果ちゃん。
  温かい死体って、知ってるかにゃ?」

穂乃果「…え……っと、知ら、ない…」

凛「そう……そっか。温かい死体っていうのはね。
  死んだばっかりの死体のことを言うんだよ」

穂乃果「凛、ちゃん…?」

凛「あはは……当たり前のことだよね、これ」
9: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/16(火) 21:50:27.90 ID:K8yklbVY.net
穂乃果「あはは…冗談かな? あ、あんまりそういうのはお姉さん感心しないなぁ~、なんて…」

凛「どういうこと?」

穂乃果「だっ…いや、その…だから、し…死体とか…そういう言葉はあんまり…」

凛「だって凛、本当に見たから…死体」

穂乃果「やめて、凛ちゃん……どうしたの?」

凛「あ、そういえば…」

穂乃果「…?」

凛「もう、冷たくなってるかもしれないにゃ」

穂乃果「っ…!」

凛「穂乃果ちゃん。一緒に、見にきてくれないかにゃ」
11: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/16(火) 22:06:57.90 ID:K8yklbVY.net
───────



穂乃果「ね、ねぇ凛ちゃん? どこまで行くの?」

凛「……」

穂乃果(どうしよう…凛ちゃん、様子が変だよぅ……
    音ノ木を出てからずっと黙ってるし…)

凛「ここ」ピタッ

穂乃果「え、ここ……公園?」

凛「うん…」

穂乃果「あ、待って凛ちゃん…!」

凛「…」テクテク

穂乃果「ど、どこまで行くの…?」

穂乃果(凛ちゃん、し…死体なんて……冗談だよね…?)

凛「そこの、」

穂乃果「え?」

凛「そこの、遊具の後ろ」
13: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/16(火) 22:28:43.04 ID:K8yklbVY.net
穂乃果「遊具の後ろ…って、えっと…」

凛「そこの遊具の後ろに、死体があるんだにゃ」

穂乃果「やだ…うそ…凛ちゃん…?」

凛「行こ? 穂乃果ちゃん」ギュッ

穂乃果「え、え? 凛ちゃん、本当に…?」

凛「そこに死体があるんだにゃ、穂乃果ちゃんにも見せたいんだ」

穂乃果「待って……待って凛ちゃん…!」ギュッ

凛「どうしたの?」

穂乃果「…」

凛「…」
16: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/16(火) 22:46:44.39 ID:K8yklbVY.net
凛「分かった。じゃあ凛だけ見てくるね」

穂乃果「あ…でも」

凛「待ってて」タッタッ

穂乃果「…」

穂乃果(どうしよう、どうしよう、どうしよう……)ドックンドックン

穂乃果「はぁ…! はぁ…!」

凛「穂乃果ちゃん」

穂乃果「ひっ!」ビクッ

凛「穂乃果ちゃん?」

穂乃果「あ、ど、ど…どうしたの!?」

凛「この猫ちゃんが、そうなんだけど」

穂乃果「え?」
21: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/17(水) 20:29:44.34 ID:Alm6+NvM.net
凛「猫ちゃん、今朝見つけたんだ。誰かに踏まれたら大変だから、ここに隠したの」

穂乃果「そ、そうなんだ…」

凛「ねぇ…穂乃果ちゃん」

穂乃果「なぁに?凛ちゃん」

凛「この猫、死んでるんだよ」

穂乃果「う、うん…」

凛「何でだろう。どこも悪くないのに。すっごくきれいな顔してるのに…何で、動かないの……?」

穂乃果「凛ちゃん……」ピトッ

穂乃果(猫ちゃんの体が、冷たかった)

穂乃果「凛ちゃん」

凛「…」

穂乃果「一緒に、埋めてあげよっか」
23: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/17(水) 20:36:31.65 ID:Alm6+NvM.net
凛「…」

穂乃果「ね?」

凛「でも、猫ちゃん…こんなに可愛い顔してるのに……」

穂乃果「…」

凛「可哀想だよ…」

穂乃果「うん。とっても可愛い顔してるよね、猫ちゃん。
    でもね、きっと可哀想なんかじゃないよ」

凛「どういう、こと…?」

穂乃果「最期に、凛ちゃんからとびきりの優しさを貰ったから」

凛「え?」

穂乃果「凛ちゃん。今の時期はとっても寒いから、外にいる猫ちゃんは凍えちゃうよ。
    だから、温かい土の中で眠らせてあげるの」

凛「でも…」
24: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/17(水) 20:43:49.23 ID:Alm6+NvM.net
凛「でも…」ジワッ

穂乃果「お別れしなきゃ駄目なんだ。猫ちゃんのためにも」

凛「でも…でも…」ウルウル

穂乃果「凛ちゃん…」

凛「いやだよ…ぐすっ…別れたく、ないにゃあ…」

穂乃果「ごめんね、凛ちゃん」ギュッ

凛「うぅぅ…! いやだよぉ…ねこぢゃ…」

穂乃果「気付いてあげられなくてごめんね。つらいよね」

凛「うぅぅ…、うわあああん!穂乃果ちゃあああん!うええぇぇん!」

穂乃果「よしよし。きっと猫ちゃんも、凛ちゃんにありがとうって言ってる」
25: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/17(水) 20:50:08.07 ID:Alm6+NvM.net
───────


穂乃果(それから…)


凛「ご、ごめんね…穂乃果ちゃん…恥かしいところ見せて」

穂乃果「ううん、いいよ」

凛「土はこれくらい掘ったら十分かな」

穂乃果「うん」

凛「猫ちゃんは、寂しくないかな」

穂乃果「うん。きっと大丈夫」

凛「あ、そうだ」ゴソゴソ

穂乃果「?」
27: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/17(水) 21:11:25.41 ID:Alm6+NvM.net
穂乃果「手帳?」

凛「寂しくないように、手紙も一緒に埋めようと思って」

穂乃果「そっか」

凛「……」

穂乃果「……」

凛「…っ」ジワッ

穂乃果「…凛ちゃん、お別れできる?」

凛「うん…うん…!」グスッ

穂乃果「手伝うよ」

凛「ばいばい…猫ちゃん…!」
29: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/17(水) 21:26:00.23 ID:Alm6+NvM.net
『またね、ばいばい』


穂乃果(ちらりと見えた紙に、そんな文字が見えた)

凛「……」

穂乃果「……」

凛「行こっか」

穂乃果「もう、いいの?」

凛「うん。ここにいたら、また泣いちゃいそうだから」

穂乃果「そっか」

凛「ばいばい…」ニコッ

穂乃果「……」

穂乃果(凛ちゃんは、無理したように笑ってから)

凛「寒いね……」

穂乃果(そう言って、また泣いた)
31: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/17(水) 21:40:22.09 ID:Alm6+NvM.net
───────

穂乃果(帰り道)


凛「ねぇ、穂乃果ちゃん」

穂乃果「なぁに、凛ちゃん?」

凛「凛ね、ずっと気になってたことがあるんだ」

穂乃果「うん」

凛「何でだろう、何でだろう…って、う~ん…って、悩んでたにゃ」

穂乃果「穂乃果も気になるなぁ。凛ちゃんはどんなことに悩んでるんだろう」

凛「言っていい?」

穂乃果「いいよ、凛ちゃん」

凛「何で、悲しいと泣いちゃうのかな」
33: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/17(水) 21:55:29.26 ID:Alm6+NvM.net
穂乃果「え?」

凛「凛は泣き虫なんだよね。昔から、我慢できないんだにゃ。
  それで、何で凛はこんなに泣けるんだろうって、不思議で仕方がないの」

穂乃果「そっか、何で悲しいと泣いちゃうか、ね……」

凛「穂乃果ちゃん、分かる?」

穂乃果「う~ん…む、難しい質問だなぁ…あはは…」ムムム

凛「やっぱり、そうだよね…」

穂乃果「あ、そういえば昔のことなんだけどね」

凛「うん」
35: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/17(水) 22:02:13.12 ID:Alm6+NvM.net
穂乃果「雪穂がブランコから落ちて、怪我しちゃったことがあってね」

凛「うん」

穂乃果「穂乃果は大泣きしたの。雪穂が死んじゃう!って。お父さんに泣きついたんだ」

凛「雪穂ちゃんは大怪我だったの?」

穂乃果「ううん、かすり傷。
    それでも……その頃の穂乃果には一大事で、とにかく必死で」

凛「…」

穂乃果「そしたらね、お父さんが言ったの」
36: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/17(水) 22:08:53.91 ID:Alm6+NvM.net
穂乃果「人は誰かのために泣くことは出来ないって」

凛「……え?」

穂乃果「あはは、酷いこというよね。
    人は自分のためにしか泣けない。もし穂乃果が雪穂のことを思って泣いてるなら、
    それは雪穂がいなくなる自分が可哀想だから泣いてるんだって」

凛「……ひどいにゃ」

穂乃果「う、うん…。だから自分勝手に泣くんじゃないって言われたんだよね」

凛「じゃあ、凛が泣くのも……自分が可哀想だから?」

穂乃果「どうだろうね。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」

凛「?」
37: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/17(水) 22:12:42.75 ID:Alm6+NvM.net
穂乃果「ただ、そのあとお父さんがね。言ったの」

凛「…」

穂乃果「人は自分のためにしか泣けないけど、誰かのために笑うことが出来るんだって」

凛「…!」

穂乃果「誰かが喜んでるから、幸せそうだから、自分も笑うことが出来るって」

凛「うん…」

穂乃果「泣くくらいなら、笑って雪穂を元気付けてやれって言われたの」

凛「……ひどくなかったにゃ」

穂乃果「ふふふ、子どもの頃の穂乃果には、意味がよく分からなかったけどね」
39: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/17(水) 22:18:11.19 ID:Alm6+NvM.net
穂乃果「だから、凛ちゃんももっと笑おう」

凛「穂乃果ちゃん…」

穂乃果「悲しくて涙を流す理由は難しいけど、笑うのは簡単だから!」

凛「……う、うん!」

穂乃果「よし、走って帰ろっか!」ダッ

凛「あ、どこ行くの!?」

穂乃果「いや、穂乃果も凛ちゃんも、たぶん学校に鞄忘れちゃってるから、戻る!」

凛「あ、ほんとだ!」

穂乃果「もう夕方だし!急いで行かなくちゃ!いこっ!」

凛「今行くにゃ!」
40: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/17(水) 22:24:23.29 ID:Alm6+NvM.net
凛「の、前に!」キキーッ

穂乃果「凛ちゃん?」

凛「す────っ!」

凛「猫ちゃ───────ん!!!!」

穂乃果「わっ!」ビクッ

凛「助けてあげられなくて!!!!!ごめんね───────!!!!」

穂乃果「凛ちゃん…」

穂乃果(お腹の中に、ぐるぐる回ってた後悔の気持ちを吐き出すように、凛ちゃんは叫んだ)

穂乃果(目に涙を浮かべて、でも、最後には笑いながら)

凛「今度は遊ぼうね!元気な猫ちゃんの姿で!!!!また会いに来てね!!!!待ってるよ───!!!!」

穂乃果「くすっ……すぅぅ…!
    穂乃果からもお願い!!!!また凛ちゃんに会ってあげてね────!!!!」
41: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/17(水) 22:30:44.02 ID:Alm6+NvM.net
ばいばい!


穂乃果(凛ちゃんと穂乃果はそう言って、公園を後にした)

穂乃果(練習をサボってしまった穂乃果たちは、海未ちゃんにすごく叱られちゃった。トホホ…)

穂乃果(でも、凛ちゃんの悩みに付き添えた穂乃果は、後悔していません)

穂乃果(穂乃果はちゃんと、上級生としてしっかり凛ちゃんに答えられたかな?)

穂乃果(……)

穂乃果(ここだけの話、凛ちゃんの前ではお姉さんとして気丈に振る舞ってたけど、家に帰ったら泣いちゃった)

穂乃果(朝から凛ちゃんの様子が違うって思ってたけど、まさかあんな大事だとは思わなかったよ)

穂乃果(猫ちゃん。凛ちゃんの優しさは、ちゃんと伝わったよね!)
52: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 07:37:53.78 ID:Pe5R+SUL.net
───────


部室




凛「う~ん、気になるなぁ…気になるなぁ…」

穂乃果「ふぁ~……おはよー」ガチャ

凛「あ、おはよ、穂乃果ちゃん」

穂乃果「ああ凛ちゃん、おはよう」

凛「……ん~」

穂乃果「どうしたの?」

凛「え? あー…」チラッ

穂乃果「?」

凛「何でもないにゃ」

穂乃果「………」

凛「……」

穂乃果「いま、穂乃果の顔見て、頼りなさそうだからいいや、って思った?」

凛「…………お、思ってないよ?」ドキドキ
53: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 07:42:27.28 ID:Pe5R+SUL.net
穂乃果「ほんと?」

凛「う、うん…」

穂乃果「………」ジー

凛「………」サッ

穂乃果(目線をそらされた…)

凛「……」ドキドキ

穂乃果「……」ジー

凛「……」キョロキョロ

穂乃果「……」ジロジロ

凛「……」チラッ

穂乃果「……」ジー

凛「!」サッ

穂乃果「いま目線そらした?」

凛「そらしてないにゃ」
54: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 07:47:25.18 ID:Pe5R+SUL.net
穂乃果「いや凛ちゃん…絶対隠し事してるでしょ…」

凛「え!そっ…それは…その…」

穂乃果「穂乃果も、一応上級生だし…」

凛「えっと……」

穂乃果「穂乃果じゃ、頼りない?」

凛「そ、そんなことないにゃ!」

凛(ただ……こんなこと人に聞いていいのかって、思っただけで……)

穂乃果「凛ちゃん…」

凛「えと、その……実は」

凛(穂乃果ちゃんなら、いいよね…?)

穂乃果「うん」

凛「>>58
58: 名無しで叶える物語(すだち)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 07:52:36.69 ID:P30T0jHa.net
穂乃果ちゃんのことが好きだにゃ
70: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 19:00:51.63 ID:Pe5R+SUL.net
凛「穂乃果ちゃんのことが好きだにゃ」

穂乃果「えっ、ありがとう。穂乃果も凛ちゃんのこと好きだよ。
    どうしたの急に? 」

凛「ずっと気になってることがあるんだにゃ」

穂乃果「うん」

凛「好きってどういうことなのかなぁって」

穂乃果「ほぇー……凛ちゃんもお年頃かな?」

凛「いや、そんなんじゃないけど」

穂乃果「そっかー……好きって気持ちが、不思議になっちゃったんだね」

凛「うん…」

穂乃果「ふふ、そっかぁ」
71: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 19:04:00.25 ID:Pe5R+SUL.net
凛「どうして笑うの?」

穂乃果「んー? ふふふ、そうだねー。
    穂乃果も、同じ気持ちになったことがあるからかな」

凛「ほんと?穂乃果ちゃんも、凛と同じこと考えたことあるの?」

穂乃果「うん。穂乃果の場合は、つい最近なんだけどね」

凛「最近…」

穂乃果「えっとね、穂乃果ね」
74: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 19:23:46.36 ID:Pe5R+SUL.net
穂乃果「スクールアイドルを初めて、みんなと一緒に頑張って。
    みんなと一緒に過ごしててね、思ったの」

凛「……」

穂乃果「ことりちゃんや海未ちゃん。絵里ちゃんに希ちゃんに、にこちゃん。
    花陽ちゃん、真姫ちゃん」

穂乃果「それから凛ちゃんのことが、穂乃果は大好きなんだって」

凛「穂乃果ちゃん…」

穂乃果「みんなのことが好きで、好きで、どうしようもないくらい、大切なんだって」

凛「凛も……凛も同じだにゃ」

穂乃果「くすっ♪ きっと、みんなもそうなんじゃないかな」

凛「そうなの……?」

穂乃果「きっと」

凛「そっか。えへへ」
77: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 19:40:47.54 ID:Pe5R+SUL.net
凛「えへへ。それって、何だかすっごく、嬉しいにゃあ…」ニヘラ

穂乃果「だよねー…凛ちゃんも嬉しいよねー」ナデナデ

凛「ふにゃあ…」

穂乃果「でも、みんなのことが大好きって気持ちがあまりにも当たり前すぎて、
    たまに何でだろうってなっちゃうんだよね?」ナデナデ

凛「うん。そうなんだ…
  凛は何でみんなのこと、こんなに好きなんだろう。
  好きって、なんなんだろう」

穂乃果「難しいよね」

凛「うん…」

穂乃果「一緒に考えてみよっか?」

凛「うん!」
78: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 20:02:07.27 ID:Pe5R+SUL.net
───────


穂乃果(というわけで、練習終わりの午後)


穂乃果「なに注文しよっか」

凛「凛はコーラ飲むにゃ」

穂乃果「穂乃果は、いちごオーレにしようかな。
    すみませーん」

凛「他にデザートとか食べる?」

穂乃果「うーん……太っちゃうから、いいや」

凛「じゃ、凛はショートケーキ頼むね」

穂乃果「……」

凛「……」

穂乃果「ほ、穂乃果も頼む」

凛「えっ」
79: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 20:13:42.82 ID:Pe5R+SUL.net
───────


凛「穂乃果ちゃん」

穂乃果「ん?」

凛「えっと、さっきの話だけど」

穂乃果「うん。好きだっていう気持ちについてだね」

凛「凛考えたんだ。好きってなんなのか」

穂乃果「わっ、ホントに? 聞かせてほしいな」

凛「……」

穂乃果「?」

凛「は、恥ずかしいんだけどね?」

穂乃果「うん」

凛「凛はね…」
80: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 20:30:21.33 ID:Pe5R+SUL.net
凛「凛にとって必要な人たちのことが好きなんだと思う」

穂乃果「それは、どういうこと?」

凛「何ていうか…大好きな人たちが凛から離れていくっていう想像をするとね?
  凛は泣きたくなるんだにゃ」

穂乃果「ふむふむ」

凛「その人たちがいなくなったら、凛は凛じゃなくなっちゃう気がして…
  だから、その人たちは凛にとって必要不可欠なんだ」

穂乃果「そっか……分かるよ。
    穂乃果も、たまにお母さんと雪穂がいなくなっちゃう夢見て、泣いちゃうことあるし」

凛「それに、凛は好きな人たちに必要とされたいにゃ」

穂乃果「……」

凛「好きな人に頼りたいと思うし、頼られたいって、思うんだ」
82: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 20:35:05.28 ID:Pe5R+SUL.net
凛「ねぇ穂乃果ちゃん」

穂乃果「ん?」

凛「穂乃果ちゃんにとって、一番頼りになる人って、誰?」

穂乃果「頼りになる、かぁ……そうだなぁ」

凛「…」

穂乃果「お父さんかなぁ」

凛「!」

穂乃果「やっぱり、頼りになる人って言ったら、お父さんを思い浮かべるかな」

凛「確かにそうだにゃ……凛、μ'sの中でしか考えてなかったにゃ」

穂乃果「あ、μ'sなら、そうだね。
    絵里ちゃんに、希ちゃんに、にこちゃんかなー」

凛「三年生だね」

穂乃果「うん…やっぱり、何だかんだすっごく頼りになるもん。絵里ちゃんたち」
83: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 20:41:47.57 ID:Pe5R+SUL.net
凛「そっかー…」パクッ

凛「あ、美味しい」

穂乃果「穂乃果も食べよ」パクッ

穂乃果「ん~…!」

凛「凛はかよちんがそうだにゃ」

穂乃果「何が?」

凛「えっ」

穂乃果「あ、ああ!た、頼りになる人だね!
    ごめんこのケーキがあまりに美味しすぎて…」アタフタ

凛「ケーキでそこまで幸せそうになるなんて、羨ましいにゃー」

穂乃果「そ、それで…花陽ちゃんがそうだって?」

凛「うん!かよちんはすっごく頼りになるんだ!」

穂乃果「へー」
85: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 20:51:08.48 ID:Pe5R+SUL.net
凛「あのねあのね、かよちんって、ホントに頼りになるんだよね!」

穂乃果「例えば、どういうとき?」

凛「凛が何か失くしたとき、かよちんの方が先に見つけるし、忘れ物したら貸してくれるし!」

穂乃果「あ、あぁ…うん」

凛「凛がどんなに落ち込んでても、かよちんは慰めてくれて、元気付けてくれるんだ!」

穂乃果「そっか…二人は仲が良いもんね」

凛「うん! それにかよちんも凛を頼ってくれるし!」

穂乃果「ほぉ~。ということは、凛ちゃんにとって花陽ちゃんが一番、好きな人ってことかな?」ニシシ

凛「そ、それは…!」
86: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 20:59:32.03 ID:Pe5R+SUL.net
穂乃果「え~? 穂乃果は凛ちゃんのこと大好きなのにな、凛ちゃんは違うんだ…しくしく」

凛「ち、違うよ!? 凛も穂乃果ちゃんのこと大好きだし…えっと…!」アタフタ

穂乃果「ふふふ、ホントかなぁ~?」ニヤニヤ

凛「もう!穂乃果ちゃんのイジワル!いい加減にしないと怒るにゃー!」プンプン

穂乃果「あはは♪ ごめんごめん、やりすぎちゃった♪」

凛「も~」

穂乃果「でも、そっか。好きっていう気持ちと、必要として必要とされたいって気持ちは確かに一緒かもね」

凛「……」チュー

穂乃果「うーん、そうだなぁ…穂乃果は」

凛「いちごオーレ飲まないの?」

穂乃果「あ、飲もうかな」チュー
88: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 21:31:20.23 ID:Pe5R+SUL.net
穂乃果「はぁ…おいちい」チュー

凛「コーラとケーキ合わないにゃ…」モグモグ

穂乃果「何で頼んだのっ?」

凛「好きなもの同士だったんだにゃ…」チュー

穂乃果「あはは…」

凛「じゃあ今度は穂乃果ちゃんの番ね」

穂乃果「穂乃果の番?」

凛「うん。穂乃果ちゃん」

穂乃果「そうだね。穂乃果は……
    というか、えへへ、実は穂乃果もよく分かってないんだけど」

凛「それは知ってるにゃ」

穂乃果「!?」
89: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 21:45:55.08 ID:Pe5R+SUL.net
凛「それでも、穂乃果ちゃんなりの考えを聞きたいんだよね」

穂乃果「うーん……あんまり、期待できるものじゃないけど」

凛「……」

穂乃果「まぁ、ほとんど一緒かな。必要として、されて、みたいな。
    でも穂乃果はもう少し踏み込んだ感じかな」

凛「?」

穂乃果「好きな人にも、穂乃果のことも好きになってほしいって思う」

凛「わぁ…」

穂乃果「えへへ…穂乃果はわがままだから。
    大好きな人たちも穂乃果のこと好きになってくれたら、すっご~く嬉しい!」

凛「穂乃果ちゃんらしいにゃあ…!」
91: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 22:24:23.97 ID:Pe5R+SUL.net
穂乃果「好き」

凛「へ?」

穂乃果「穂乃果は凛ちゃんのこと好きだよ」

凛「ええ!? どっ、ど、どういう…」

穂乃果「凛ちゃんは、穂乃果のこと好き?」

凛「えぇ…えー……さ、さっきも言ったにゃ…」

穂乃果「もう一回、言って?」

凛「…………好き」

穂乃果「えへへ♡ 嬉しいなぁ」

凛「穂乃果ちゃん…」
92: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 22:35:16.68 ID:Pe5R+SUL.net
凛「……穂乃果ちゃんは、好きって気持ちは、何だと思う?」

穂乃果「うーんと、分かんない」

凛「えぇ!?」

穂乃果「好きって何だろう」

凛「それが分からないから話してるんだにゃー!」

穂乃果「………でも」

凛「?」

穂乃果「分からなくても、いいんじゃないかな」

凛「え?」

穂乃果「誰かを好きになる理由、分からなくてもいいんじゃないかな?」

凛「そ、それを言ったら、お終いにゃ…」
93: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 22:43:35.87 ID:Pe5R+SUL.net
───────


穂乃果「美味しい!」

凛「ここのケーキは最高にゃ!」

穂乃果「も、もも、もう一個いっちゃう!?」

凛「い、いっちゃうの!?」

穂乃果「えーい!すみませーん!チーズケーキ一つ!」

凛「いっちゃったにゃ!えっと、えっと…!
   凛はマカロンお願いします!」

穂乃果「これで何個目だっけ!?」

凛「忘れた!」

穂乃果「じゃあいいや!」
95: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 23:09:28.88 ID:Pe5R+SUL.net
穂乃果「よし、次のデサートを待つあいだ、何しよっか」

凛「いや、さっきの話の続きがしたいにゃ!」

穂乃果「続きか~。あ、そうだこの前さ、
     新しいユニット組もうかって話があったよね」

凛「二人組でってやつだね」

穂乃果「うんうん。それでね、穂乃果」

凛「それ、最初の話に関係あるのかにゃ?」

穂乃果「あ、あるよぅ。えっとね、それでね?
     穂乃果、密かに考えてた歌詞があってね」

凛「穂乃果ちゃんが?」

穂乃果「うん!スマホに書き溜めてるんだ~」
97: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 23:16:39.31 ID:Pe5R+SUL.net
穂乃果「好きな人に、振り向いてもらいたいって感じの歌詞なんだよね」

凛「へ~」

穂乃果「これがそうなんだけどね」スッ

凛「へ~! 見せて見せて!」

穂乃果「あ、すみませーん!ケーキ追加で!」

凛「わあ!凄いにゃあ!歌詞っぽいにゃー!」

穂乃果「恥ずかしいけど、どうかな?」

凛「抱きしめられたいとか追いかけられたいとか、結構大胆な歌詞だにゃ!」

穂乃果「きゃー!恥ずかしい!」カアア

凛「でも、とっても元気が出そうな歌詞だね!」

穂乃果「うへへ…ありがとう♪」
99: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 23:21:46.15 ID:Pe5R+SUL.net
凛「これだったら、すぐにでも歌にできそうだよ!」

穂乃果「いやいやー!それは無理だよぅ!」

凛「絶対大丈夫だよ!穂乃果ちゃん凄い!」

穂乃果「う~ん…でもでも、あと一つ、納得できないんだよね」

凛「そうなんだ。作詞って難しくて、凛には分からないや~
   あ、このフルーツ甘くて美味しいにゃ」

穂乃果「うーん」

凛「ねぇ穂乃果ちゃん」

穂乃果「なぁに?」

凛「もし新ユニットができるなら、凛は穂乃果ちゃんと組みたいにゃ」

穂乃果「!」
100: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 23:27:37.15 ID:Pe5R+SUL.net
凛「穂乃果ちゃんとだったら、きっと楽しく歌えると思うんだ!
   その歌詞もすっごぉく良かったし!」

穂乃果「凛ちゃん! うん! 良いね! 穂乃果も凛ちゃんと組みたくなってきた!」

凛「ほんと!? やったー!」ギュー

穂乃果「うわぁ!て、テーブル越しに抱きついたら危ないよ!?」

凛「えへへー♡ 穂乃果ちゃんが支えてくれるから、平気だにゃ!」

穂乃果「……も、もー。仕方ないなぁ、凛ちゃんは。よしよし」ナデナデ
102: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2014/12/18(木) 23:39:58.21 ID:Pe5R+SUL.net
───────


穂乃果(それから夕方くらいまで、凛ちゃんと楽しいお喋りをして。
    ケーキを食べて、一緒に作詞をした)


穂乃果(………)

穂乃果(悲しくて泣いちゃうのは何でだろう。
    愛しくて幸せに感じるのは何でだろう)

穂乃果(凛ちゃんはいつも、そんな風に、何かに疑問を持つ、好奇心旺盛な女の子!)


穂乃果「じゃあ凛ちゃん、また明日!」

凛「うん!またね、穂乃果ちゃん!」


穂乃果(凛ちゃんは元気いっぱいに手を振ってから、走っていく)


凛「……っ!」ピタッ!


穂乃果(って、おや……? 凛ちゃんが止まっちゃったよ?
    どうしたんだろう?)


凛「う~ん、気になるなぁ…何でかな?」

穂乃果「!」


穂乃果(どうやら、まだまだ凛ちゃんの悩みが尽きることは無いみたいだね!)


穂乃果「おーい!凛ちゃーん!」





    お    わ    り
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『凛「気になるなぁ…う~ん、気になるなぁ…」』へのコメント

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