絵里「やってしまった」

シェアする

絵里-アイキャッチ4
1: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 10:43:14.81 ID:41LmoL57.net
すうすうと行儀のいい寝息を立て眠る海未を眺め、絵里は頭を抱えていた

絵里「はぁ…」

毎日のように海未の存在に悩まされ、眠れない夜が続き、情緒不安定になっていた絵里は、ついに理性の制止を振り切り、欲望の赴くままにーーー海未を犯したのだ

最初は純粋な好意だった。恋慕ではない友愛の情だったと思う。それがいつ恋慕の情に変化したのか、それを彼女は覚えていない。気付いた時には海未の姿を目で追い、彼女の一挙一動に心乱される日々を過ごしていた。

海未は自分が希に惚れていると思っている。その事実がまた絵里を苦しめた。海未の言う通りに自分は希に惚れてると思い込もうとした。それが最善の選択だと思ったこともある。

だけど、それは無理だ。希のことが嫌いなわけではない。むしろ好きだ。ただ、それは友愛の意が強い
海未に対する胸が締め付けられるような熱い感情ではないのだ

悩み続け、睡眠不足でふらふらの絵里を心配し、真姫は睡眠薬を渡した。市販の睡眠薬なのでそこまで強力ではないが、薬に耐性のないものになら効き目は抜群だろう。

真姫は絵里が眠れるようにと睡眠薬を渡したのだ。ただ、絵里の精神は限界を迎えていた。

そして、自宅に海未を招き、薬を盛り、寝息を立てる彼女を欲望のままに蹂躙した。

目を覚まさなかったことがせめてもの救いだ。自分の体液に塗れた海未の身体を拭きながらふっと絵里は思った

絵里(私、最低ね)

元スレ: 絵里「やってしまった」

スポンサーリンク
7: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 11:09:08.97 ID:wnbW/QVw.net
布越しに海未の太腿に触れ、体液に濡れた肌を拭う。とくんとくんと心音が激しく高鳴る。心臓を口から吐き出してしまいそうなほど胸が苦しい

満たされない。海未と身体を重ねることで少しは元の自分を取り戻せると思っていた。海未に惚れる前の冷静な自分に戻れると思っていた。だが、実際は違う。身体も心も満たされない。それどころか渇く一方だった。

そこで絵里ははっと我に帰った。気付かぬ内にまた手が伸びていた。海未の胸に手を伸ばしていた。まるで麻薬に溺れる薬中患者のように海未の身体を渇望していたのだ。

絵里「わ、たし、わたしは、どうして」

手を引っ込め、身体を抱き、震えた。怖い。まるで自分が自分ではなくなるかのような自制の効かない理性が怖い。このまま海未の側にいれば取り返しのつかないことになるかもしれない。それが何より怖かった

絵里「海未、うみ、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめん、なさい」
10: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 11:26:08.87 ID:wnbW/QVw.net
壊れたラジカセのように「ごめんなさい」と繰り返し、神に見捨てられた聖人のように口角を歪めながら泣いていた。

その時、絵里の心に救いの光明が降った。

海未「…絵里…泣かないでください」

最初それは絶望だった。海未の声を聞いた瞬間、絵里は身体を硬直させ、罰を待つ罪人のようにゆったりと海未を見上げた。

絵里「…う…み?」

海未「…ごめんなさい。そんなに苦しませるつもりはなかったんです」

絵里「…おきて?…これは…ちがうの…ちがう…ちがうちがうちがうちがうちがうちがう…ちがう…っ」

海未「絵里、落ち着いてください」

絵里「いやだ、いや、嫌だ!おねがい、海未!きらわないで!海未!うみぃ!おねがい…なんでもするから…きらいにならないで…」

海未「…絵里」
13: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 11:38:22.05 ID:wnbW/QVw.net
蜘蛛の糸に群がる囚人のように海未の腕を掴み、涙と鼻水でぐちゃぐちゃに歪めた顔で懇願する

海未「絵里、大丈夫です。大丈夫。落ち着いてください」

絵里「うみっ、おねがいよぉ、きらいにならないで」

海未「絵里!」

海未は思わず声を荒らげる。びくっと怒鳴られた幼子のように肩が跳ね、絵里は充血した瞳で海未を恐る恐る見る。声は出ない。言葉はない。

そんな絵里を安心させるように海未は微笑みを浮かべ、言葉を紡ぎ出す

海未「絵里、まず最初に謝っておきます」

絵里「えっ…」
17: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 11:58:36.80 ID:wnbW/QVw.net
海未「私、その、実は途中から起きていました」

絵里「…?…?」

最初、海未の言ってる言葉の意味が理解できなかった

海未「えっと、なので絵里がそこまで苦しむ必要はないといいますか」

絵里「う、み、なんで?」

やっとの思いで捻り出せた言葉はそれだけだった。

絵里の最もな問いに海未はほんのりと頬を紅潮させ、聖母のように微笑み、絵里の髪に手を伸ばす。

海未「私も…その…絵里のことは…嫌いではないので」

海未は絵里の頭を撫で、ぼそぼそと呟いた
21: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 12:11:12.70 ID:wnbW/QVw.net
絵里「…海未…期待していいの?」

海未「ええ、いいですよ」

絵里「本当に?」

海未「はい、本当ですよ」

絵里「穂乃果は…もういいの?」

絵里の言葉に海未は思わず頬を染める

海未「え、ええ、いいです」

絵里「…海未…嘘はだめよ」

海未「ご、ごめんなさい」

絵里「…海未、穂乃果のこと、好きなのにどうして私のことを…受け入れる気になったの?」

海未「うっ、そ、それは…」

絵里「それは?」

海未「…絵里のことも穂乃果と同じくらい好きなので…」

絵里「海未ー…それってつまり」じとー

海未「…すいません」しょぼん
23: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 12:20:58.63 ID:wnbW/QVw.net
絵里「…はあ」

海未「絵里、怒ってます?」

絵里「別に怒ってないわよ」

海未「本当に?」

絵里「ええ、怒ってないわよ。だってーーーすぐに私以外のひとのことは考えられないようにこのエリーチカがあなたのことをメロメロにしちゃうんだから、ね?」ぱちっ

……………



時を同じくして

にこ「すうすう…むにゃむにゃ」



真姫「やってしまったわ」

おわり
スポンサーリンク

シェアする

フォローする

『絵里「やってしまった」』へのコメント

コメントの投稿には初回のみDisqusへのアカウント登録が必要です。Disqusの登録、利用方法を参考に登録をお願いします。
表示の不具合、カテゴリーに関する事等はSS!ラブライブ!Disqusチャンネルにてご報告下さい。