にこ「誰からの電話?」

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にこ-アイキャッチ22
1: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 21:43:36.18 ID:xa8WsxVI.net
にこ「へぇ、子供会の旅行なのねー…」

にこママ「そうなのよ~。お泊りだから、明日の朝帰って来るんだけど…」

にこ「ん、わかった。気を付けて行ってきてね」

にこママ「にこは来ない?」

にこ「うん、行かないよ。だってぇ、にこが行ったら大騒ぎになっちゃうでしょ?」

にこママ「…それもそっか。じゃあ、せっかくのお休みだし、ゆっくり休んでね」

にこ「うん、ありがと」

こころ「おねえさま、いってきます!」

にこ「うん、いってらっしゃい」

ここあ「お姉ちゃん、寂しくない?」

にこ「寂しくなんてないわよ、大丈夫。心配しないで行ってらっしゃい」

虎太郎「プールー…」

にこ「うん、いってらっしゃい。気を付けるのよ」




にこ「…んー、今日は一人かぁ」

にこ(…やっぱりついてけばよかったかなぁ。暇だわ)

にこ(…今まで休みの日って、何してたんだっけ…)

prrrrrrr

にこ「こんな朝から電話?なんだろ」ピッ

にこ「もしもし?にこだけど」

>>2『もしもし』

元スレ: にこ「誰からの電話?」

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2: 名無しで叶える物語(らっかせい)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 21:44:06.26 ID:0yOOHU84.net
ことり
5: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 21:46:57.10 ID:xa8WsxVI.net
にこ「…ことり?どうかしたの?」

ことり『…にこちゃん?あのね、ことりだけど…』

にこ「うん、知ってるけど。どうしたのよ?」

ことり『…えっと、その、にこちゃん…今日、暇かなーって…』

にこ「今日?ええまあ、暇だけど」

ことり『ほんと!?…ねえ、にこちゃん…』

ことり『今日、ことりとデートしませんか!?』

にこ「…デート?」

ことり『うんっ…どうかな?』

にこ「…まあ、いいけど。どうすればいい?」

ことり『ほんとぉ!?やったぁ…!じゃあ、ことりがお迎えに行くね!ちょっと待ってて~』

にこ「はいはい」プツッ


にこ「…ことりとデートか」
6: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 21:53:15.21 ID:xa8WsxVI.net
ピンポーン

にこ「はーい」

ことり「…」

にこ「ことり、久しぶりね」

ことり「にこちゃん…!うんっ!」

にこ「…えっと、窓閉めたし、元栓閉めたし…よし。鍵も閉めた…」ガチャリ

ことり「…にこちゃっ…」ギュッ

にこ「なっ!?ちょ、ど、どうしたのよ、ことり!?」

ことり「…え、えへへ…だって、こうしてちゃんと会うの、すごく久しぶりで、嬉しかったから…ごめんねっ」

にこ「…まあ、そうよね。にこも卒業してから、μ`sのみんなとは会えてなかったし…にこも嬉しいわ」クスッ

ことり「うんっ!」

にこ「それじゃ行きましょっ。ことり、どこか行くアテあるの?」

ことり「もちろんです!にこちゃんとのデートプランは完璧だよっ!」

にこ「ふふ、頼もしい限りだわ」

ことり「…あ、でも、少し…少しだけ、デートの前に寄りたいところがあるの」

にこ「?」
8: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 22:07:59.49 ID:xa8WsxVI.net
にこ「…音ノ木坂?」

ことり「うーんとね、音ノ木坂にも来てほしいけど、…今日は違うの」

にこ「じゃあどこに…」

ことり「えっとね…ここっ」

にこ「…上田屋さん」

ことり「そうです!」

にこ「うわ、懐かしいわねぇ…!制服もジャージもカバンも、学校の物は全部ここで揃えたのよね~」

ことり「ことりもそうなんだよっ!」

にこ「やっぱり、みんなそうよね~…って、あれ?」

ことり「どうかしたの?」

にこ「上田屋って、去年度いっぱいでやめちゃうって誰か言って…」

ことり「うん、そうだったんだけど…すみませーんっ」ガラガラ

にこ「…!?な、なにこれ!店内めちゃくちゃキレイになってる!にこの知ってる上田屋さんじゃない!?」

ことり「えへへ、実はね~…」


※知らない人のために解説
上田屋さんとは、上田屋洋品店というお店。音ノ木坂の正門の向かいにあるお店。
音ノ木坂の制服や小物、カバンなどの他、駄菓子や文房具も取り扱っている。
詳しくはSID南ことり編をどうぞ。
10: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 22:22:03.14 ID:xa8WsxVI.net
にこ「何この看板…μ`s御用達、最高の洋品店、新入生のみんなもファイトだよ…」

にこ(これ絶対穂乃果ね)

おじいさん「あれ、ことりちゃん。いらっしゃい」

ことり「はい、こんにちはぁ!」

おじいさん「…おや、そっちは…にこちゃんじゃないか!」

にこ「あ、はいっ!こんにちは!」

おじいさん「テレビ、見てるよぉ」

にこ「あ、ありがとうございますっ」

ことり「うふふっ。おじいさん、にこちゃんのファンなんだってっ!」

にこ「え、ほんとに?」

おじいさん「ああ、μ`sの時から応援してるんだよ」スッ

にこ「μ`sの時のにこのソロアルバム!」

おじいさん「まさか会えるとは思わなかったよ…ことりちゃん、何から何まで、本当にありがとうねぇ…」

ことり「いえいえっ!」

おじいさん「…にこちゃんも、ありがとう…本当に、ありがとうねぇ」

にこ「え、あ、はいっ!?」

おじいさん「…本当はねぇ、去年いっぱいでお店も閉めようと思っていたんだけど…μ`sが大人気になったろう?」

にこ「え、ええ、まあ…」

おじいさん「そしたらもう、老人2人じゃやっていけないくらいに客足が増えてねぇ…
       今じゃオトノキの生徒さんが毎日手伝いに来てくれるし、子供たちも毎日お菓子を買いに来てくれる。
       婆さんと毎日のように泣いて喜んでたよ。
       …やめる、なんて言ったけれど、やっぱり…長年やってきた店だし、どこか心の中で、閉めたくなかった気持ちがあったんだろうねえ」

にこ「…」

おじいさん「だから、μ`sのみんなには本当に感謝してるんだよ…おしまいにする、って聞いたときは驚いたけど…
       春先ににこちゃんがプロデビューするって聞いてね。もっと驚いて、心臓がとまるかと思ったよ」
11: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 22:30:25.51 ID:xa8WsxVI.net
にこ「あ…」

おじいさん「にこちゃんの歌を聞いて元気をもらって、わしも婆さんも若返ったような気がするねぇ」

にこ「…う、ぁ…」グスッ

ことり「に、にこちゃん!?」

にこ「…ご、ごめん…っ」

おじいさん「あ、ああ、ごめんねぇ、そんなつもりは…」

にこ「い、いえっ!」ゴシゴシ

ことり「だ、大丈夫?」

にこ「うん、ありがと。…嬉しいのよ」

にこ「にこたちの歌で、元気になってくれてる人がいる…笑顔にさせることができてた…そのことが」

ことり「にこちゃん…」

にこ「…おじいさん!CD、貸してくださいっ」

おじいさん「ああ…はい」

にこ「…」キュッキュッ

にこ「…これでよし!」

おじいさん「おお、にこちゃんのサイン…」

にこ「それと…色紙!この色紙ください!3枚!」

おじいさん「あ、ああ、300円だよ」

にこ「はいっ。…よし!これ、お店にぜひ飾ってください!あと、これがおじいさんので、これがおばあさんの!」

おじいさん「…い、いいのかい?本当に…」

にこ「もちろん!」

おじいさん「ありがとう…」

にこ「いえ!…それじゃ、また来ます!」

おじいさん「…本当にありがとう、にこちゃん。待っているよ」

にこ「はい!にっこにっこにーっ!」
12: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 22:38:40.76 ID:xa8WsxVI.net
にこ「…ことり」

ことり「んー?」

にこ「…にこ、アイドルやっててよかったわ」

ことり「うふふっ。ことりも、そう思うよ!」

にこ「ふふ…あ、そういえば、みんな元気?」

ことり「あ、うん!海未ちゃんは相変わらずビシバシーって感じだし、穂乃果ちゃんは生徒会のお仕事と、勉強を頑張ってるよっ」

にこ「へー、あの穂乃果が…」

ことり「うん。3年生になったし、このままじゃだめだー、絵里ちゃんたちみたいになるー、って」

にこ「へぇ…」

ことり「あ、花陽ちゃんたちはぜんぜん変わってないよ。にこちゃんの知ってる感じ!」

にこ「…まあ、あの子たちが変わるのなんて想像できないしね」

ことり「…あ、でも…」

にこ「?」

ことり「3人ともモッテモテなの!真姫ちゃんは毎日のように下駄箱にラブレターが入ってて…
    凛ちゃんが運動するといつの間にかギャラリーができてて、花陽ちゃんが歌い終わるといつの間にか拍手が巻き起こるの」

にこ「それはまた…楽しそうね、見に行きたいくらいだわ」

ことり「えへへ、楽しいよっ」

にこ「ラブレター貰った真姫の反応が目に見えるわ…」

ことり「『んも~っ、なによこれ~っ!』って」

にこ「あははっ!似てる似てる!」

ことり「えへへ、真姫ちゃんに怒られちゃうかな」
13: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 22:41:28.54 ID:xa8WsxVI.net
ことり「…でもやっぱり…にこちゃんと絵里ちゃん、希ちゃんがいないから…少し、少しだけ…寂しいかも」

にこ「…ことり」

ことり「…な、なんてねっ…」

にこ「…ことり、手」

ことり「え?あ、うん…」

にこ「…」ギュッ

ことり「にこちゃん…手…」

にこ「…にこも、寂しいわ」

ことり「え…?」

にこ「今までμ`sとして、9人で頑張ってきたでしょ?…やっぱり、1人だと寂しいのよ」

にこ「…でも、今は隣にことりがいて…嬉しいの」

ことり「…に、にこちゃ…」カアァ

にこ「…だからっ!今日はお互い、寂しさを少しでもなくしましょ!」プイッ

ことり「…うんっ!」
14: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 22:49:07.37 ID:xa8WsxVI.net
にこ「…そういえば、ことりは?」

ことり「なに~?」

にこ「ことりはどうなのよ?他の5人のことはわかったけど、あんたのことがまったく聞こえてこないんだけど」

ことり「あ、それは…あはは…」

にこ「んも~、ことりってばいつもそうなんだから。どうせ、自分より他のみんなの方が~、って思ってるんでしょ?」

ことり「…」

にこ「…そんなんじゃダメよ。あんただってアイドルなんだから、自分が一番に輝こう、って気持ちで頑張りなさい」

ことり「…うん」

にこ「それでよし」

ことり「…えっと、ね、ことりは…」

にこ「うん」

ことり「…にこちゃんみたいになりたいなー、って、思って、頑張ってるよ…」

にこ「…にこみたいに?」キョトン

ことり「うんっ。にこちゃんみたいに、笑顔一直線に、とってもカワイイアイドルを目指したいなって!」

にこ「…」

ことり「だから、にこちゃんのにっこにっこにーみたいに、ことりも考えてみたの!」

にこ「…どんなの?」

ことり「うふふ、じゃあ見ててね…行くよーっ」


ことり「南ことりです!ファンのみんなのこと、ことりのおやつにしちゃうから!ちゅんちゅん♡」


ことり「どう?」

にこ「…まあ、50点ってところね」

ことり「ええっ!…厳しいなぁ」

にこ「10点満点中の」

ことり「!?」
15: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 22:58:03.84 ID:xa8WsxVI.net
ことり「あ、そうだ。にこちゃん、お腹空いてない?」

にこ「え?…あー、もう10時か。…そうね、朝ご飯も食べてないし」

ことり「じゃあ…ちょっと早いけど、行っちゃおうかな!」

にこ「どこに?」

ことり「それはねー…」



ガタンゴトーン

にこ「電車混んでるわねー」

ことり「そうだねぇ…夏休みだし、出かける人も多いのかも」

にこ「…ふんふーふふーん」

ことり「あ、にこちゃん…」

にこ「ん?」

ことり「今の…」

にこ「ああ…なんか電車乗ると、つい歌いたくなるのよね。ぶる~べりぃとれいん」

ことり「…えへへへ」

にこ「…すごい顔になってるわよ」

イケブクローイケブクロー

にこ「…ちょっと、ことり!池袋着いたわよ!ことりー!」



にこ「…す、スイーツパラダイス…!」

ことり「そうっ!スイパラです♡」

にこ「…は、初めて来たわ…ここがスイパラなのね…!」

ことり「にこちゃん、来たことなかったんだ…」

にこ「…だって」

ことり「ああっ、ごめんなさいっ!そんな目で見ないでぇ~…」

にこ「…ま、いいわ。じゃあ…入るのね?」

ことり「うんっ!」
16: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:02:37.76 ID:xa8WsxVI.net
にこ「はえ~…」

ことり「はぁ~ん、いつ来ても素敵ぃ~…」

にこ「…これ、ホントに全部食べ放題なのよね…」ゴクリ

ことり「そうだよ~~~!」ヒョイヒョイ

にこ「ちょ、ことり、そんなに取って大丈夫なの!?食べきれる!?」

ことり「大丈夫~~~」ヒョイヒョイヒョイヒョイ

にこ「…若いわねー」

ことり「にこちゃんも取ろうよーっ!」

にこ「…はいはい」クス



にこ「…」ジーッ

ことり「ん~っ、美味しい~♡」チーズケーキmgmg

にこ「…」ジーッ

ことり「こっちも美味しい~♡」レアチーズmgmg

ことり「…にこちゃん?食べないの?」

にこ「…」ジーッ

ことり「…に、にこちゃん?ことりの顔に、何かついてる…?」

にこ「…いや、色々考えてて」

ことり「悩み事?」

にこ「いや…ことりについて」

ことり「ことり?」
17: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:05:11.02 ID:xa8WsxVI.net
にこ「…なんか、この3か月会わなかっただけで、すごく大人びた気がするわ」

ことり「…ことりが?」

にこ「うん」

ことり「…んー、そうかなぁ…」

にこ「…色気が出たというか…」

ことり「い、色気って…」

にこ「…ここも」モッギュー

ことり「ぴゃあ!」

にこ「…」

ことり「にこちゃっ、な、なにするのぉ!」

にこ「…やっぱりスイーツ食べると育つのかしら」

ことり「もぉ~、にこちゃぁ~ん…」
18: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:12:57.08 ID:xa8WsxVI.net
ことり「ふんふんふーん♪」

にこ「…ことりって」

ことり「なにー?」

にこ「すごく美味しそうにケーキ食べるわよね」

ことり「だって、美味しいんだもんっ!」

にこ「…やっぱり」

ことり「?」

にこ「ことりって、いつも一歩引いたところに居て、なんとなく自分を隠してるけど」

ことり「そ、そうかな?」

にこ「うん。…こういう、素が出てるとこ見ると、すごく可愛いのよね」

ことり「むぐっ!」

にこ「だ、大丈夫?」

ことり「だ、大丈夫ー…か、可愛いなんて…にこちゃんの方が可愛いよぉ」

にこ「まあ、否定はしないけど…ことりって、海未とか真姫とか、そういうのとは違う方向性で素直じゃないから」

ことり「…うーん」

にこ「自覚はないんでしょうけどね。にこから見たらそう見える。だから、ことりの素の表情は、いつも見えない分、すごく魅力的」

ことり「…」カァァ

にこ「…ことり?顔赤いわよ?」

ことり「にこちゃんのせいですっ!」プイッ

にこ「あ、怒ってる顔もレアね。可愛い」フフッ

ことり「もー、にこちゃんっ!」プンスコ
19: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:18:54.34 ID:xa8WsxVI.net
にこ「はー、食べたわ…数か月分くらいのスイーツ食べたような気がするわ…」

ことり「…ねえ、にこちゃん、ホントによかったの…?」

にこ「ん?…ああ、そんなことことりは気にしなくていいのよ。にこは働いてお金貰ってんのよ?後輩に奢るくらいどうってことないの」

ことり「うーん…でもぉ」

にこ「いいから黙ってなさい」ギュー

ことり「ひ、ひゃい…いひゃいよ、にこひゃん」

にこ「わかればいいのよ」パッ

ことり「いたたた…」

にこ「そういえば、これからどうするの?」

ことり「うーんと…にこちゃんは、どこか行きたいところある?」

にこ「んー、にこは特にないわ。ことりのやりたいこととか、行きたいとこに付き合うだけでいいわ」

ことり「そ、そっか…じゃあ…」

にこ「?」

ことり「ことりのお家に帰ります!」

にこ「えっ」
20: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:25:35.52 ID:xa8WsxVI.net
にこ「ことりの家に来るの、久しぶりね。前に来たのはハロウィンの衣装作りの時だったかしら」

ことり「そういえば、そっかぁ…なんだか、すごく前のことみたいに感じるねっ」

にこ「…そういえばあの時、さ」

ことり「?」

にこ「…あんたに酷いこと、言っちゃったわよね。ごめん」

ことり「…もー、にこちゃん?まだ気にしてるの?」

にこ「…だ、だって」

ことり「もういいんだってばっ」

にこ「…」

ことり「…もー、そんな顔しないでっ!ね?」

にこ「…うん」

ことり「うふふっ。…それじゃあにこちゃん、そろそろ始めようと思います!」

にこ「…ん、わかったわ」
21: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:28:31.35 ID:xa8WsxVI.net
ことり「…にこちゃん、ここ…」

にこ「…っと、ここ?」

ことり「あぁ、違う…そこじゃなくて、そっち…あ、うん、そこっ」

にこ「…ふむ…なかなかね」

ことり「そ、そうかなぁ…」

にこ「触っても大丈夫なの?」

ことり「うん、大丈夫…」

にこ「…んー」サワサワ

ことり「あぁっ♡」





にこ「…ちょっと」

ことり「え?」

にこ「変な声出さないでよ」

ことり「…えへへ、ごめぇん。くすぐったくて…」

にこ「…衣装直ししてるだけなのよ?」
23: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:36:07.45 ID:xa8WsxVI.net
にこ「…しかし、やっぱりすごいわねことりは。これだけの衣装、一人で直しちゃうんだものね」

ことり「えへへ…」

にこ「大変じゃない?ちゃんとみんな手伝ってくれるの?」

ことり「うんっ、みんな手伝ってくれるよ。…でも、衣装はね、ことりが唯一自信を持てることだから…なるべく、自分で仕上げたいの」

にこ「やっぱり、譲れないところがあるのね…」

ことり「うんっ!」

にこ「…そういう精神はいいと思うけど、無茶しないでよね?」

ことり「わかってるよっ。…あ、にこちゃん、クローゼットの、右から3番目の衣装、取ってぇ」

にこ「はいはい」


にこ「右から3番目…あ、これね」バサッ

にこ「…あ、何か落としちゃった。ことりごめーん」

ことり「ううん、大丈夫ー…あ、ああっ!!」

にこ「…あれ?この衣装って、たしか」

ことり「な、なんでもないのよ!なんでもないのよなんでも!」バシッ

にこ「あ、ちょっ…急に奪うなんて、怪しいわね」

ことり「な、なにがぁ…?」

にこ「…」バッ

ことり「…」サッ

にこ「…なんで隠すのよ」

ことり「えっと…」

にこ「…寄越しなさい」

ことり「いやです」
25: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:45:16.85 ID:xa8WsxVI.net
にこ「…あ、にんにく落ちてる」

ことり「ぴえぇっ!?」バサッ

にこ「今だ!」バシッ

ことり「あっ!」

にこ「…これって」

ことり「あ、ぁ…」


にこ「…なんでことりが持ってんのよ」

ことり「それは…」

にこ「…チャイナ衣装」

ことり「…」

にこ「たしかあの時歌ったのは輝夜の城よね。せっかくのセンター曲だったから、卒業するとき衣装持ち帰ろうと思ってたんだけど、なかったから諦めてたのよね」

ことり「…」

にこ「…ことり」

ことり「はい…」

にこ「説明」

ことり「…チャイナ衣装は、ことりのお気に入りだったの」

にこ「うん」

ことり「…ライブのあと、宣材写真を撮るときに、ことり、にこちゃんと2人で写真、撮ったでしょ?」

にこ「そういえばそうね」

ことり「…にこちゃんと2人で撮った写真って、1年の間で、あれだけだったから…その思い出として、写真と一緒にこっそり持ち帰ってきちゃって…」

ことり「…ごめんなさい」

にこ「なるほどねー」

ことり「…にこちゃん、怒ってる…?」

にこ「別に?」

ことり「本当に…?」

にこ「ほんとに」
27: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:54:05.96 ID:xa8WsxVI.net
にこ「…ま、変なことに使ってたならそりゃ怒るけど…ことりはそんなことしないだろうし、大事にしてくれてるんだったっらいいわ。衣装も本望でしょ」

ことり「にこちゃん…ありがとぉっ!」モッギュー

にこ「ちょ、くっつかないでよ!ほら、衣装直しの続き、やっちゃうわよ!」

ことり「うんっ!」



にこ「…ふぃー!疲れたぁ…」

ことり「ありがとうにこちゃん、助かったよぉ…」

にこ「いや、大丈夫よ…」

ことり「アイドルの衣装に関しては、やっぱりにこちゃんが一番分かってくれてるから…よかったぁ…」

にこ「…ふふん、ま、にこは本物のアイドルだからねぇ~。レベルアップしたにこにーの力が加わって、音ノ木坂のスクールアイドルの魅力も、さらにアップするわけよね!」

ことり「うんっ!間違いなしだねっ!」

にこ「…あぁ、なんか…あ、いや、なんでもない」

ことり「え?…なに?」

にこ「…いや、言うべきじゃないとは分かってるんだけど。…μ`sに居た頃が、懐かしいなって」

ことり「…にこちゃん…」

にこ「…もう、そんな顔しないでよ!」

ことり「あ、うん、ごめんっ…」

にこ「…あ、あー、もうこんな時間だし、そろそろお腹空いたわね!夜ご飯、どこかに食べに行きましょうか!」

ことり「ま、待って!」

にこ「?」

ことり「…ことりの」

にこ「??」

ことり「ことりの手料理、食べて行ってくれませんかっ…?」
28: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 00:00:01.21 ID:6c8w2/DX.net
理事長「ことり、ただいまー…あら?」

ことり「…だから、このタイミングでお豆腐を入れるの!」

にこ「なるほどねー!その方が確かに、味も良くなるか…」


理事長「あら、矢澤さん。いらっしゃい」

にこ「あ、理事長!お、お邪魔してます!」

ことり「お母さんおかえりーっ!夜ご飯作っちゃってたよ~」

理事長「ありがとう。何を作ってたの?」

ことり「肉じゃがとお豆腐のサラダだよっ!にこちゃんに食べてもらいたくて~」

理事長「あら、じゃあ矢澤さん、今日はお泊り?」

にこ「えっ!?あ、そんなつもりは!」

理事長「ふふ、うちは構わないわよ」

ことり「…にこちゃ~ん」

にこ「うっ…な、なによ…」

ことり「…お泊り、していこ?」キラキラ

にこ「……準備、してくる…」

ことり「気を付けてね♡」
29: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 00:03:20.72 ID:6c8w2/DX.net
にこ「ふぅ…」
ピンポーン

ことり「どうぞ~!」

にこ「お邪魔しま…あぁっ!?」

ことり「お帰りなさい、あなた♡ご飯にします?お風呂にします?…それとも……」


ことり「こ・と・り?」


にこ「…バカじゃないの」

ことり「えへへ、一回やってみたかったの」

にこ「あっそ…」

にこ(超ドキドキしたとは言うまい)

ことり「もうご飯できてるよっ。一緒に食べよっ!」トテテテ

にこ「あ、うん」

にこ(…ことりのエプロン姿…可愛いわね…)
30: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 00:25:39.74 ID:6c8w2/DX.net
にこ「…おいしい!ことり、これ肉じゃが、何か隠し味とかあるの?」

ことり「ううん、何も。普通の肉じゃがだよっ」

にこ「え、ほんとに?うちのと結構味違うんだけど…」

ことり「強いて言えば…愛情かな♡」

にこ「…なるほど」

ことり「うふふっ♡」

理事長「…矢澤さん」

にこ「あ、はいっ?」

理事長「あなたの活躍、テレビで見ています。まだデビューしてから間もないのに、すごいわね」

にこ「そ、そんなことぉ…」

理事長「うふふっ。そんな矢澤さんが家に来てくれるなんて、本当に嬉しいわ」

にこ「いやいやぁ、そんなぁ~」

理事長「それで、矢澤さん…あとで、CDにサインもらえる?…なんて、うふふ。やっぱりダメかしら」

にこ「よ、喜んでっ!」

ことり「…もう!お母さ~んっ!」

理事長「何よことり、いいじゃないの~」

ことり「恥ずかしいよぉ!」

理事長「私がアイドルにサインを求めちゃ駄目かしら?」

ことり「だめ~っ!にこちゃんに迷惑かけないのっ!」

理事長「あら、そんなこと言って。矢澤さんを泊めさせたのは誰だったかしら」

ことり「む~っ…」

にこ「…ぷっ」

ことり「…にこちゃん?」

にこ「あ、ごめんごめんっ。…いや、理事長とことりも、親子なんだなって思ってね」

にこ「理事長も、アイドルの道に進んでいれば、大人気だったと思うのになぁ~」

理事長「や、矢澤さん…」

にこ「でもでもぉ、親子で芸能活動してる人はたくさんいるし…あ、そうだ。理事長は、アイドルとかにはまったことありますぅ?」

理事長「わ、私?…そ、そうね、ことりがスクールアイドルを始めてから、少し昔のことを思い出したりもしたけど…あの頃は、たしか…」


ことり(…この後、ご飯が終わるまで、お母さんとにこちゃんが熱いアイドル談義を始めてしまい、ことりは蚊帳の外でした…)
31: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 00:49:32.78 ID:6c8w2/DX.net
にこ「…ことり~」

ことり「…」チューン

にこ「…ねえ、悪かったって…」

ことり「…」チュンチューン

にこ「…ことりってばぁ」

ことり「…じゃあ」

にこ「?」

ことり「お風呂」

にこ「…が、なに?」

ことり「…一緒に入ろ?」

にこ「なっ…!」

ことり「…」

にこ「だ、だめよ!どぁめどぅぁめよ!」

ことり「…」チューン

にこ「…わ、わかったわよ…一緒に入るわよ」

ことり「ほんとぉっ!?」

にこ「元気じゃないのよ!!」

ことり「それじゃあにこちゃん…行こっか♡」ギュッ

にこ「…ちょ、ことり、握る力強すぎない…?そ、それに笑顔が少し怖…」
33: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 01:10:59.94 ID:6c8w2/DX.net
にこ「…」

ことり「はぁ~、しあわせぇ…」ウットリ

にこ「お風呂に入ったのに、汚された…」ドサッ

ことり「うふふ~…」

にこ「…」

ことり「…ねえ、にこちゃん」

にこ「…なによ」

ことり「眠い?」

にこ「…少し」

ことり「…あと2時間、起きてられそう?」

にこ「…12時までってこと?…微妙だけど、まあ、一応」

ことり「よかったぁ…!じゃあ、それまで遊ぼっか!」

にこ「…何かあるの?」ムクリ

ことり「…んーと…トランプ?」

にこ「そうじゃなくて。12時に何かあるのか、ってこと」

ことり「…んー、内緒っ」

にこ「…そう」
34: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 01:20:24.81 ID:6c8w2/DX.net
にこ「ぐぬぬぬぅ…」

ことり「えーっと…こっちかな…」

にこ「…」

ことり「やっぱり…」

にこ「…」

ことり「…やっぱりこっち!」バッ

にこ「ぬがーっ!また負けたー!ぬぁんでよぉ!」

ことり「うふふ~、にこちゃんってね、勝った!と思ったとき、すこ~しだけ口角が上がるの」

にこ「!」

ことり「えへへ、ちゃんと見てるでしょ?」

にこ「…もう一回よ!」



にこ「…こっちかしら」

ことり「…」ニコニコ

にこ「…やっぱり…」

ことり「…」ニコニコ

にこ「…あんた表情変わらなすぎでしょっ!」

ことり「うふふ~」ニコニコ
35: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 01:53:03.13 ID:6c8w2/DX.net
にこ「…なんだかんだ、トランプでかなり時間潰したわね」

ことり「楽しかったねぇ~」

にこ「まあね……ふあぁ、そろそろ眠いわ…あぁ、もうすぐ12時ね」

ことり「…ねえ、にこちゃん」

にこ「ん?」

ことり「ことり、今日にこちゃんと過ごせて楽しかった」

にこ「…ん、まあ、そうね。にこも、ここ最近で一番楽しい一日だったわ。もう少し色々見て回れたらよかったんだけど」

ことり「…ことりも、もっといろんな所、行けたらよかったんだけど…衣装のこと、どうしてもにこちゃんに見てもらいたかったから」

にこ「…そ、そう。ま、プロのアイドルだし、と、当然よねぇ!」

ことり「…」

にこ「…ことり?」

ことり「…にこちゃん」

にこ「な、何よ、改まって」

ことり「…衣装、どうだった?」

にこ「どうだったって…そりゃ、いつも通りよ。すごくよかった」

ことり「…プロの目から見ても?」

にこ「…ことり?」

ことり「…」ジーッ

にこ「…ええ。私から見ても、ことりの衣装作りのセンスは最高よ。プロの世界を見ても、そう思う」

ことり「……よかったぁ」

にこ「…ことり、どうかした?なんか変よ」

ことり「…あのね」


ニッコニッコニー!ニッコニッコニー!ニッコニッコニー!

ことり「!」ビクンッ

にこ「!」ビクッ
36: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 02:05:39.09 ID:6c8w2/DX.net
ことり「あっ、アラームだぁ…!」

にこ「ぬぁんでそんなアラーム音にしてんのよ!」

ことり「…だってぇ、今日は…」


ことり「にこちゃんのお誕生日だったから~!わ~~」パチパチ


にこ「…え、あ、そ、そっか…」

ことり「にこちゃん、お誕生日おめでとう!ことりね、今年はにこちゃんのお誕生日、一番に祝いたかったの~!」

にこ「ことり…」グスッ

ことり「ちょっと待っててね~~…」トテテテ

にこ「あ、うん…」

ことり「ただいま!…じゃじゃ~ん!」

にこ「うわぁっ…お、おっきいケーキね…!」

ことり「2と5のローソクで、にっこにっこにー、にしたんだっ♡」

にこ「ことり、…にこ、嬉しい、すごく…!」

ことり「えへへ…あ、でも、夜に食べると体に良くないから、朝ご飯に食べようねっ」

にこ「あ、え、じゃあ見せに来ただけ!?」

ことり「そうだよ~。それじゃあ、ケーキしまってくるね~」トテテテ

にこ「…ことりも結構、自由人よね」
37: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 02:09:12.71 ID:6c8w2/DX.net
にこ「ふあぁ…」

ことり「ただいま~…あ、にこちゃん、あくびして…ふあぁ…」

ことり「…うつっちゃった」テヘ

にこ「ぷっ。ほんとに?」

ことり「ほんとほんと!…それじゃあにこちゃん、寝よっか」

にこ「…そうね、そろそろ限界かも」

ことり「あ、お布団持ってくるね」

にこ「ことり」

ことり「なに~?」

にこ「…せっかくだし」

にこ「…一緒のベッドでも、いいんじゃない?」

ことり「…に、にこちゃ…」
38: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 02:13:02.51 ID:6c8w2/DX.net
にこ「…やっぱり少し狭いわね」

ことり「一人用だから…」

にこ「…ま、夏には少し暑いけど…えいっ!」ギュッ

ことり「わっ!にこちゃん…うふふっ、おかえし!」ギューッ

にこ「あっ、ちょ、苦し…」

ことり「ぎゅ~っ♡」ギュムッ

にこ(あ、私死ぬんだわ)

ことり「にこちゃんいい匂い…やわらかい…ぷにぷに…ぷわぷわ…好き…」ギュッ

にこ「」


ことり「…あれ?」

にこ「」

ことり「…にこちゃん、寝ちゃった」

ことり「…もう少しお話したかったけど、仕方ないかぁ…」

にこ「…」

ことり「…もう、寝ちゃったんだよね?起きて、ない…?」

にこ「…」
39: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 02:26:13.87 ID:6c8w2/DX.net
ことり「…私、音ノ木坂を卒業したら、留学…しようと思ってるの」

ことり「前に誘ってくれた人から、また連絡が来てね。この夏休み中には、みんなに話すつもり」

ことり「…もし、ことりが服飾の仕事に就けたら…ことり、にこちゃんの衣装が作りたいの」

ことり「もちろん、みんなに着てもらう、普通のお洋服も作りたいけど…
    アイドルの衣装を作るのは、この先、にこちゃんがいないとできないことだから」

ことり「…んー、できないわけじゃないけど、やりたいと思えない…が正しい、かなぁ?」

ことり「ぜひ、お願いしますっ。…それじゃあにこちゃん、おやすみなさいっ」

ことり「…やっぱり、にこちゃんは、ことりの憧れのアイドルだよっ」




にこ「…ことり」

ことり「…」


にこ「…当たり前でしょ」

にこ「この銀河系No,1アイドル、矢澤にこに相応しい衣装を作れるのは、あんただけよ。頑張りなさい」


ことり「…うんっ」


にこ「…おやすみ」クスッ
40: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 02:37:01.32 ID:6c8w2/DX.net
ことり編 おわり

にこちゃんの誕生日SSとして書いてたけど、22日のうちに終われなかったのホントアレです
見切り発車で書いてたのもあったので、微妙な感じになってしまいました
見て下さった方ありがとうございました
一応μ`sメンバー全員分の展開は考えてあったので、せっかくだしまた書こうと思います
45: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 03:09:55.23 ID:6c8w2/DX.net
にこ「へぇ、子供会の…」

にこママ「そうなのよ~。お泊りだから、明日の朝帰って来るんだけど…」

にこ「ん、わかった。気を付けて行ってきてね」

にこママ「にこは来ない?」

にこ「うん、行かないよ。だってぇ、にこが行ったら大騒ぎになっちゃうでしょー!」

にこママ「…そう?まあ、せっかくのお休みだし、ゆっくり休んでね」

にこ「うん、ありがと」

こころ「おねえさま、いってきます!」

にこ「うん、いってらっしゃい」

ここあ「お姉ちゃん、ホントに行かないのー?」

にこ「お姉ちゃんはいーの。心配しないで行ってらっしゃい」

虎太郎「でぃずにー…」

にこ「うん、いってらっしゃい。気を付けるのよ」




にこ「…んー、暇ねぇ」

にこ(…やっぱりついてけばよかったかなぁ。ディズニーランドなら、お客さんも大勢いてバレなかっただろうし)

にこ(…行くアテもないし、寝てようかしら)

prrrrrrr

にこ「…電話?」ピッ

にこ「もしもーし、みんなのアイドル、矢澤にこでーすっ」

>>46『もしもし』



寝る前に安価だけ置いてきます。安価はことり以外のμ`sメンバーでお願いします
46: 名無しで叶える物語(りんご)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 03:13:26.26 ID:fIy38K9n.net
穂乃果
47: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 22:41:25.80 ID:6c8w2/DX.net
にこ「穂乃果?何よ突然」

穂乃果『にこちゃん!久しぶり!』

にこ「ん、そうね。久しぶり」

穂乃果『にこちゃん、今日暇?』

にこ「えっ…まあ、暇、だけど」

穂乃果『じゃあ今お家?』

にこ「そうよ」

穂乃果『わかった!』プツッ

にこ「あ、ほ、穂乃果?…切られた…相変わらず、猪突猛進って感じね…今回ばっかりは意味がわからないけど」

ピンポーン


にこ「…あ、はーい」



穂乃果「やあ、にこちゃん!」



にこ「…ああ、穂乃果。いらっしゃ…え、穂乃果ぁ!?」

穂乃果「えへへ、来ちゃったっ♡」
48: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 22:52:05.86 ID:6c8w2/DX.net
にこ「来ちゃったって…」

穂乃果「なんだかんだ、家近いし」

にこ「いや、限度があるでしょ」

穂乃果「電話してるときはもう歩いてました!」

にこ「にこが居なかったらどうするつもりだったのよ…」

穂乃果「んーっとね、どうせ暇かなって思って」フンス

にこ「どーゆー意味よぉ!」

穂乃果「あ、そんなことよりにこちゃん」

にこ「そんなことって…で、なによ」

穂乃果「今日うちに泊まりに来ない?」

にこ「…穂乃果の家に?」

穂乃果「そう!どうかな?」

にこ「…まあ、いいけど」

穂乃果「やったー!じゃあ行こっ!」ガシッ

にこ「あ、ちょ、穂乃果!」

穂乃果「なに?」

にこ「…にこ、まだパジャマなんだけど」

穂乃果「…あ」

にこ「はぁ…」

穂乃果「てへっ」
49: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 23:01:13.73 ID:6c8w2/DX.net
穂乃果「…」ジーッ

にこ「…そういえばあんた、髪型変えたのね」ヌギヌギ

穂乃果「うん!あ、ちなみにね、海未ちゃんは希ちゃん、ことりちゃんはにこちゃんの髪型にしてるんだよ!ほら見てー」

にこ「へー…2人とも似合ってるじゃない」

穂乃果「…」ソワソワ

にこ「海未がライブ以外で髪結ってるのはレアねー。ことりの髪型が変わってるのも珍しいわね」

穂乃果「…ねえねえ」

にこ「何よ?さっきからソワソワして」

穂乃果「…穂乃果は?穂乃果は似合ってる?」

にこ(…自分も褒めてほしかったのね。まるで犬ね)クス

にこ「…ま、ポニテも似合ってるんじゃない?」

穂乃果「ほんと!?えへへ…あ、絵里ちゃんみたいに賢く見えるかな」ドヤ

にこ「その発言自体が賢くないわよ」

穂乃果「そんなぁ!」

にこ「ふふっ。絵里が見たら喜ぶんじゃないかしら。…ま、にこはいつものサイドテールが一番可愛くて、穂乃果に似合ってると思うけど」

穂乃果「…」シュルッ

にこ「ほどいちゃうの?」

穂乃果「…にこちゃんが可愛いって言ってくれたから、今日はサイドテールに戻す」

にこ「…そ」クスッ

穂乃果「…うん」


穂乃果「…」ジーッ

にこ「…ところで、さっきから何見てんのよ」

穂乃果「いやぁ、アイドルの生着替えなんて、めったに見れるものじゃ無いしと思って…」

にこ「おっさんか!」ボスッ

穂乃果「わっぷ…あ、にこちゃんのパジャマ、いい匂い」スンスン

にこ「わっ!ちょ、な、何嗅いでんのよ!」バシッ

穂乃果「あぁ~ん!」

にこ「うるさいっ!」
53: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 23:32:01.14 ID:qTcNBAPA.net
穂乃果「…ねー、にこちゃーん」

にこ「…なによ、変態穂乃果」

穂乃果「なっ!穂乃果変態じゃないよ!」

にこ「いーや変態ね!エロ穂乃果!」

穂乃果「そんなことないってばー!」

にこ「穂乃果の家に泊まったら襲われちゃうんじゃないかしら!」

穂乃果「なっ!なんでそんなこと言うの!にこちゃんのばか!」

にこ「ぬぁんですって!?バカっていう方がバカなのよ、あほのか!」

穂乃果「むうぅぅぅぅぅ…!」

にこ「ぬうううぅぅぅぅ…!」

穂乃果「…ぷっ」

にこ「…ぷふっ」

にこ「…懐かしいわね」

穂乃果「…うん」

にこ「凛も合わせて3人でバカやってたことも、随分昔のことに思えるわ」

穂乃果「ふふっ、そうだねっ」
54: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 23:35:24.61 ID:qTcNBAPA.net
にこ「…穗むらも、随分久しぶりに来た気がするわ」

穂乃果「ほんとだよぉ!にこちゃん、時々来てくれるって言ってたのに…ぜんっぜん来てくれないんだもん」ムスーッ

にこ「にこだって忙しいんだから。申し訳ないとは思ってるけど…」

穂乃果「…うん、大丈夫だよっ。怒ってないから」

にこ「どーも」

穂乃果「いえいえ」ガラッ

ほのママ「いらっしゃ…あら、穂乃果」

穂乃果「ただいまー。にこちゃん連れてきたよ!」

にこ「こんにちはー」

ほのママ「あら、にこちゃん!久しぶりねぇ、元気にしてた?あ、テレビ見てるわよぉ!」

にこ「あ、ありがとうございますぅ!にっこにっこにー!」

穂乃果「もー、お母さん!にこちゃん今日はオフなんだから!」

ほのママ「あ、ああそうよねっ、私ったらごめんなさい」

にこ「い、いえっ!ファンのみなさんに喜んでもらえるの、嬉しいですから♡」

ほのママ「あぁ、やっぱり可愛いわねぇ…」

穂乃果「も、もうっ!にこちゃん行こ!」グイッ

にこ「あ、ちょ、引っ張らないでよ!…お、お邪魔しまーす!」

ほのママ「うふふ、ごゆっくり~」
55: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 23:38:26.27 ID:qTcNBAPA.net
にこ「…で?」

穂乃果「?」

にこ「これからどうするのよ?まだ午前中だけど、何かするとか」

穂乃果「特に決めてないよ?」

にこ「…」ハァー

穂乃果「???」

にこ「…いや、たしかに泊まりには来たけど…どこにも行かないでずっと家にいるわけ?」

穂乃果「…ああ!そっか、にこちゃんお出かけしたいんだね!」

にこ「いや、別にそういうわけではな…」

穂乃果「じゃあデートしよっか!」

にこ「で、デートって…」

穂乃果「そう、デート!」

にこ「…ま、まあ、いいわよ?付き合ってあげても。…で?どこに行くの?」

穂乃果「…アキバ?」

にこ「近っ!」

穂乃果「だ、だって…あんまりお金ないし…」

にこ「…ぷっ。穂乃果らしい理由ね」

穂乃果「そ、そんなことないでしょ!」

にこ「そんなことあるわよ」

穂乃果「ないっ!」

にこ「…ま、いいわ。じゃあ行きましょ、アキバデート。…行くからには、満足させなさいよね」

穂乃果「…うんっ!まかせてっ!」
56: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 23:41:19.76 ID:qTcNBAPA.net
にこ「…ゲーセンも随分久しぶりに来たわねー」

穂乃果「穂乃果も結構久しぶりかも。寄ろうとしても、海未ちゃんが「受験生なんですよ」って…」

にこ「なるほどね、海未らしいわ…」

穂乃果「とか言いつつ、練習の時は海未ちゃんが一番張り切ってるんだよ!?なのに放課後になった途端、鬼みたいに…」

にこ「海未が鬼なのはいつも通りでしょ」

穂乃果「あ、そうだったー!あっはっは!」

にこ「あーっはっは!」

穂乃果「…」キョロキョロ

にこ「…」キョロキョロ

穂乃果「…どこに海未ちゃんいるかわからないからね」

にこ「そうね…」

prrrrrrr

穂乃果「!!」ビクゥッ

穂乃果「…う、ううう、海未ちゃんからだ…」

にこ「嘘ぉ!?」
57: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 23:42:38.86 ID:qTcNBAPA.net
穂乃果「……も、もしも~し…」

海未『もしもし…あ、あら…穂乃果?』

穂乃果「…」

海未『…どうやら間違えてかけてしまったみたいです。すみません』

穂乃果「そ、そそそそそそっかぁ!ならよかったよぉ!」

にこ「ちょっと穂乃果!」

穂乃果「だ、大丈夫だよ…」

海未『…穂乃果、勉強は大丈夫ですか?…わからないところがあったら、すぐ聞いてくださいね』

穂乃果「う、うん!」

海未『…では、また。……失礼しました』プツッ

穂乃果「…海未ちゃんからの間違い電話だったよ…びっくりした…」

にこ「本当に間違いだったのかしら…」

穂乃果「あはは、すごいタイミングだったね…」
59: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 16:59:26.78 ID:kYDery8I.net
prrrrrrrr

にこ「!」

穂乃果「…」

にこ「…海未からなんだけど」

穂乃果「えぇ…」

ピッ

にこ「…も、もしも~し!にこでーすっ!この電話はぁ、現在電波の…」

海未『にこ、お久しぶりです。ゲームセンターは楽しいですか?』

にこ「」

海未『家に居るにしてはやたら雑音が多く…先程、微かですが、にこの声も聞こえていました。ゲームセンターに居るのはすぐにわかりました。』

海未『…まあ、にこも忙しいのでしょうし、穂乃果にも普段厳しくしているので…今日はゆっくりしてください』

海未『穂乃果をよろしくお願いします。…また今度、会ってお話できればいいですね。それでは、また』

にこ「…あ、ありがとう。わかったわ、またね」

穂乃果「…海未ちゃんなんだって?」

にこ「…宿題させろだって」ニヤリ

穂乃果「うぇえええ…」

にこ「ウソウソ。今日くらいゆっくりしろ、だって」

穂乃果「…そ、そっか…!よーしっ、遊ぶぞーっ!」

にこ「おーっ!」
60: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 17:07:28.44 ID:kYDery8I.net
穂乃果「…わあぁ~っ、すごぉ~い!」

にこ「ふふん!クレーンゲームなら誰にも負けないわよ~!お~っほっほ!」

穂乃果「よっ!流石アイドル!宇宙ナンバーワン!…えっと、にこちゃん!」

にこ「ポキャ貧か!」

穂乃果「え、えへへ…」

にこ「…ま、いいけど!…あ、穂乃果、これどっちの色がいい?やっぱオレンジ?」

穂乃果「んー、ピンクの方がいいな!」

にこ「そう?」

穂乃果「うんっ!これ、にこちゃんだと思って部屋に置いておくんだー!
    だから、にこちゃんも、オレンジのくまさんを…穂乃果だと思って、可愛がってね?」

にこ「……あ、う、うん…」

穂乃果「…?にこちゃん、どうかした?」

にこ「な、なんでもないわよっ!」

穂乃果「あ、そうだ!プリクラ撮ろうよ!見てみて、これーっ」

にこ「…シール帳?」

穂乃果「そう!穂乃果ね、シール集めが密かな趣味なんだけどね」

にこ「へー。あんたそんな趣味あったんだ。可愛いとこあるのね」

穂乃果「…か、可愛いかな?」

にこ「と、思うけど」

穂乃果「…え、えへへ…」

にこ「…ふふ、いいわよ。じゃあ撮りましょ」
61: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 17:13:29.20 ID:kYDery8I.net
にこ「…ちょっと穂乃果」

穂乃果「なに?」

にこ「なんでお友達コースがあるのに恋人コース選んでんのよ」

穂乃果「だってデートだもーん」

にこ「…」

穂乃果「穂乃果とにこちゃん、ラブラブカップルだもんね~!」キャッキャッ

にこ「ば、バカじゃないの!?」

穂乃果「…あ、そうだ……にこちゃんにこちゃん」

にこ「?」

穂乃果「前向いて、目閉じてて」

にこ「…こう?」

穂乃果「そうそう…」

トリマース 3 2 1

チュッ

パシャッ

にこ「…は?」

穂乃果「…えへへー、初めてチュープリ撮っちゃった」

にこ「…」プシュゥゥ

穂乃果「うわっ!にこちゃん顔赤いよ!どうしたの!?」

にこ「…いや、もう…なんでもないわよ……」
63: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 17:32:59.00 ID:kYDery8I.net
にこ「…穂乃果、それ貼って恥ずかしくないの?」

穂乃果「え?なんで?」ペタペタ

にこ「…いや…」

穂乃果「ふんふんふーん♪」

にこ「…あああああああっ!!!」

穂乃果「うわぁっ!?に、にこちゃんどうしたの!?」

にこ「どうしたもこうしたもないわよ!スマホに貼るのはやめなさい!!」

穂乃果「えーっ、なんでぇ!?」

にこ「なんでもよ!…そ、そうだ!ほら、にこもアイドルだから!そういうのはマズイの!事務所のうんたらで!」

穂乃果「…うーん、そっか。そうだよね……あ、にこちゃん!お腹空いたし、ご飯食べよー!」

にこ「…はぁ」

穂乃果「…にこちゃん?」

にこ「…あ、な、なに?」

穂乃果「ご飯食べよーって言ったんだよ!…聞いてなかったの?」

にこ「あ、ああーそうね!お腹空いたしね!」

穂乃果「うんっ!」

にこ(…今日くらい振り回してやろうと思ったけど…流石穂乃果。振り回されっぱなしな気がするわ)

にこ(…それにこの子、どこまで意識してんのかしら…)

穂乃果「…?穂乃果の顔に何かついてる?」

にこ「…別に。なんでもないわ。それより、どこに食べに行くの?」

穂乃果「んーっとねぇ…そうだ!」
64: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 17:35:40.78 ID:kYDery8I.net
ウィーン

にこ「…久しぶりに来たわね、メイドカフェ」

穂乃果「うん。穂乃果も、ワンダーゾーンの時以来かな~」

チーン


ミナリンスキー「お帰りなさいませ!お席の方空いていますので、すぐにご案内…でき…ます…」


穂乃果「…」ポカーン

にこ「…」ポカーン

ことり「…あ、えと、穂乃果ちゃ…にこちゃ…」

穂乃果「…ことりちゃん!?」

にこ「ことり!?なんでまだここに居るのよ!?」

ことり「あ、こ、これは、そのぉ…」

メイド「ミナリンスキーさん?大丈夫?そろそろ休憩に…」ヒョコ

ミナリンスキー「あ、いえっ!大丈夫です!…こほん。それでは、こちらへどうぞ」

穂乃果「一瞬で切り替わった…!」

にこ「プロ根性ね…」


にこ「…ことりのツインテール…にこより似合ってる気が…」ブツブツ

穂乃果「…ことりちゃんのも可愛いけど、でも、やっぱりツインテールといえばにこちゃんだよ」ニパー

にこ「…ありがと」
68: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 23:22:32.43 ID:kYDery8I.net
にこ「…へー、短期のバイトねぇ」

ことり「うん…ちょっと、色々あって…あ、み、みんなには内緒にしてね…?」

穂乃果「大丈夫!誰にも言わないよ!ことりちゃん、困ったら穂乃果も手伝うからね!」

にこ「ことりも大変ねー。なんかあったら相談しなさいよ?あんた、すぐ抱え込むんだから」

ことり「うんっ。ありがとう、2人とも…こほんっ」

ミナリンスキー「それでは、こちらがメニューになります。ご注文お決まりの頃、またお伺いしますっ」ペコリ

穂乃果「…やっぱりすごいねぇ」

にこ「ええ…」




ミナリンスキー「はぁ~い、こちら、ニコニコポテトとぉ、愛情たっぷりオムライス、イチゴのケーキにぃ…はい!」ドン

にこ「…何これ」

穂乃果「こんなの穂乃果頼んでないよ?」

にこ「私もだけど…」

ミナリンスキー「サービスドリンクですっ♡」

にこ「…ぬぁんでカップル用のドリンクが出てくるのよ!」

ミナリンスキー「だってぇ、」


ことり「今日はデート、なんですよねっ?」


ミナリンスキー「だからぁ、2人の仲がも~っと深まるように、ミナリンスキーからのサービスですっ♡」

にこ「あ、ちょ、ことり!」

ミナリンスキー「ごゆっくりどうぞ~」トテテテ
69: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 23:25:07.46 ID:kYDery8I.net
にこ「…」

穂乃果「…え、えへへ、少し恥ずかしいね…」

にこ「…ほ、穂乃果もそんな恥ずかしがることないでしょ!こ、こんなの、同じタイミングで飲まなければいい話…」チュー

穂乃果「…」チュー

にこ「…」ジーッ

穂乃果「…」ジーッ

にこ「…あ、あ」カアァ

穂乃果「…っ」カアァァ

にこ「…なんでタイミング合わせてきてんのよぉ!」

穂乃果「だ、だって!にこちゃんが合わせてきたんじゃん!」

にこ「な、何言ってんのよ!穂乃果が!」

穂乃果「な、なんで!?それこそ、にこちゃんが!」

にこ「…」

穂乃果「…」

穂乃果「…あ、その、にこちゃん」

にこ「?」

穂乃果「…や、やっぱり、なんでもない…」

にこ「…そ、そう…」

にこ「…」ドキドキ

穂乃果「…」ドキドキ


ことり(…うふふ、大成功~!)
71: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 23:34:45.36 ID:kYDery8I.net
にこ「…ことり…今度会ったら許さないわ…」

穂乃果「あはは…に、にこちゃん!そろそろ帰ろっか!」

にこ「…そうね、あとは家でゆっくりするのもいいかも…あ、でも」

穂乃果「?」

にこ「帰る前に、ちょっと寄っていきたいところがあるんだけど」



穂乃果「…ああ、神田明神かぁ」

にこ「そうよ」

穂乃果「…走る?」ドヤッ

にこ「今は他の人たちもいっぱいいるから。また今度ね」

穂乃果「ふふ、だよねっ」


にこ「…μ`s卒業の時、神田明神にお願いした…『アイドルとして成功する』…って願い、叶ったから。お礼を言いに来たのよ」

穂乃果「…なるほどね。じゃあ、穂乃果もお礼しなきゃ。いつも来てはいるんだけど…」

にこ「穂乃果も何かお願いしたの?」

穂乃果「うん。…『にこちゃんが、楽しくアイドルできますように』って」

にこ「…あんた」

穂乃果「てへっ」

にこ「…まったく」ナデナデ

穂乃果「んっ…えへへ」ニヘラ


にこ「…」パンパン ペコリ

穂乃果「…」パンパン ペコリ

にこ「…よし。じゃ、行きましょうか」

穂乃果「うんっ」

「また来てな~」
72: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 23:39:05.73 ID:kYDery8I.net
にこ「…うわぁっ!?希!」

穂乃果「希ちゃん!」

希「穂乃果ちゃん、いつもありがとうな」

穂乃果「うんっ!」

にこ「…久しぶりね」

希「にこっち、久しぶり。あ、いつもテレビで見とるよ~。立派になっちゃってー」

にこ「…ふ、ふん!当たり前でしょー!」

希「CDも置いてあるんよ~?」

にこ「神社に!?」

希「いやー、まあ、置いといたらご利益なさそうだけど、一応な~」

にこ「ぬぁんでよ!」

希「ふふっ。相変わらずで安心したよ、にこっち」

にこ「…あんたもね。…んじゃ、そろそろ行くから」

希「ん、もう行ってしまうん?」

にこ「…今日は穂乃果とデートなの」ボソッ

希「…なるほどなぁ。そんなら、ここに長居する必要はないな~」

希「にこっちー、上手くやりなよ~?」ボソッ

にこ「うるさいっ!」

穂乃果「?」

にこ「…そういうわけだから。んじゃ、また来るわ」

穂乃果「またねー!」

希「うん、またね~」
73: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 23:46:35.22 ID:kYDery8I.net
穂乃果「ただいまー」

ほのママ「あ、穂乃果…」

穂乃果「お母さん?なにー?」

ほのママ「あのね、ちょっとお父さんと配達行かなくちゃいけなくなっちゃったのよ。
     1時間くらい、店番頼めない?にこちゃん居るところで申し訳ないんだけど…」

穂乃果「雪穂は?」

ほのママ「亜里沙ちゃんのところに」

穂乃果「むぅ、雪穂め…わかった。にこちゃんごめん、上で待ってて!」

ほのママ「にこちゃん、ごめんなさいねぇ…」

にこ「あ、いえ、大丈夫です!」

ほのママ「じゃあ、行ってくるから」

穂乃果「行ってらっしゃーい。…まったく、タイミング悪いんだから…」ブツブツ

にこ「あ、穂乃果、にこも手伝…」

穂乃果「ううん、大丈夫!にこちゃんはお客さんだから!待ってて!」

にこ「でも…」

穂乃果「いいからいいからーっ!」
74: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 23:52:58.05 ID:kYDery8I.net
にこ(部屋に無理矢理押し込まれてしまったわ)

にこ「…とは言われても、やっぱり…」ウロウロ

にこ「いやでも、勝手に手伝ったら…」ウロウロ

にこ「…」



穂乃果「い、いらっしゃいませぇ~!あ、はい、えっと、穗むらまんじゅうが10個、あんみつが…あ、はい、そちらは穗むらまんじゅうが2個の、クリームあんみつが3個で、あぇ、えっと…」

にこ「…」チラッ

穂乃果「うぅ、こんな時にお客さんいっぱい…」

おばさん「ちょっと、店員さん?これ間違えてるんだけど」

穂乃果「うわわぁ、すみませーんっ!」

おじさん「おーい、クリームあんみつは?」

穂乃果「ひえぇ、ただいまーっ!」


にこ「…全く。穂乃果!」

穂乃果「にこちゃん…?」

にこ「ちょっと来なさい」グイッ

穂乃果「うわあっ、引っ張らないでぇ!す、すみませーん!少々お待ち下さぁ~い!」

ザワザワ ザワヤザワ
なあ、あれって…
ああ、アイドルの矢澤にこだよな…
ここに住んでたのか?
いやほら、スクールアイドル時代の…
75: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 23:54:04.83 ID:kYDery8I.net
穂乃果「に、にこちゃん!何するの!?お客さん待ってるんだけど!」

にこ「にこも手伝うわ。あの人数、1人では捌ききれないでしょ」

穂乃果「う…で、でも!」

にこ「でもじゃない。お客さんが困ってんのよ?ほら、エプロン貸しなさい」

穂乃果「う、うん…これ、使っていいよ。あとこれ、三角巾」

にこ「ん」キュッ

にこ「…よーし、やるわよ!」

穂乃果「…に、にこちゃ…」


にこ「もう!まだ言ってんの!?あのね、にこは困らせてもいいけど、お客さんは困らせちゃダメ。
   あんただって店員で、アイドルもやってるんだから、わかるでしょ?お客さんのこと第一に考えなさい!」


穂乃果「…うんっ」

にこ「それでよし!さ、穂乃果のお母さんたち帰ってくるまで頑張りましょ!ファイトだよっ!」

穂乃果「…ああっ!それ穂乃果の台詞なのに!」
78: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 23:59:28.26 ID:kYDery8I.net
にこ「…ふぅ~、ひと段落…」

穂乃果「にこちゃん、ありがとぉ~…」

にこ「別にいいわよ、これくらい。いつもの仕事に比べたらどうってことないわ」

穂乃果「でもにこちゃん、流石だね~!手際が違うっていうか!」

にこ「…ま、まあ?アイドルだから!これくらいできて当然っていうかぁ~?」

穂乃果「…アイドル関係なくない?」

にこ「…」

穂乃果「…ふぅ、それじゃあちょっと休憩にして、お茶でも…」



ザワザワ ヤザワザワ

にこ「…なんか外が騒がしいわね」ガラッ

キャー!
本物の矢澤にこだー!
すげぇ!
はじめて生でみた!
かわいー!
サインください!
握手してー!


にこ「…こ、これは…」

穂乃果「に、ににににこちゃん!」

にこ「何よ?」

穂乃果「見てこれ!」

にこ「なになに…『和菓子屋穗むらで、矢澤にこが働いてる…』…って、めちゃくちゃ拡散されてるじゃない!」

穂乃果「や、やっぱり手伝ってもらったのがよくなかったんだ…」

にこ「…これは…怒られるかな~…」

穂乃果「ど、どどどどうしよう…」

にこ「…」

穂乃果「うぅ…」

にこ「…穂乃果、大丈夫よ!」

穂乃果「え…?」
79: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/26(日) 00:01:46.89 ID:z/SiEFEw.net
にこ「にっこにっこにー!みんなぁ~、こんにちは!矢澤にこでーすっ!」

穂乃果「え、ちょ、にこちゃん!?」

にこ「この子はぁ、この穗むらの総領娘、高坂穂乃果ちゃんっていって、お友達…いや、スクールアイドル時代の、仲間なんです!」

にこ「それでぇ、にこ、今日は少しお手伝いに来ていました!…そ、こ、でぇ…」

にこ「和菓子、い~っぱい買ってくれた人には、にこが握手とサインをしちゃいま~っす!」

にこ「あ、でも急いじゃどぅめどぅめどぅめ~!」

にこ「にことぉ、穂乃果ちゃんが忙しくならないようにぃ、順番に並んでねぇ♡」

穂乃果「…」ポカーン

にこ「…ほら、穂乃果。なにぼさっとしてんのよ」ヒソヒソ

穂乃果「…え?あ、うん」

にこ「…ここからが本番よ。にこが注文聞くから、穂乃果はお菓子用意して」グッ

穂乃果「は、はいっ!」

にこ「あ、はぁい!いらっしゃいませぇ~!」
80: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/26(日) 00:05:07.12 ID:z/SiEFEw.net
穂乃果「さ、流石に辛くなってきたよ…にこちゃん…」ゼェハァ

にこ「ほ…穂乃果……ま、まだ大丈夫でしょう…やれるでしょ…」ゼェハァ

穂乃果「に、にこちゃん、息上がってるよ…」

にこ「…そ、そんなこと…ないわ…ったく、順番って言ってんのに…なんでこう、アイドルのファンってのはマナーが…」ブツブツ




すみませーん!

にこ「は、はい、ただいまぁ!少々お待ちくださ~い!…はぁ」

ガラッ
にこ「あ、ちょっ、待っててって言って…」


絵里「はぁい、穂乃果、にこ。久しぶり!」


穂乃果「ぅ絵里ちゃん!?」

にこ「なんで絵里が!?」

絵里「まあまあ、大人しくお手伝いさせなさい。年上からの施しは大人しく受けるべし!」

にこ「にこの方が生まれ早いんだけどっ!」

雪穂「お姉ちゃん、ごめんね!せっかくにこさん来てたのに!」

亜里沙「穂乃果さん!にこさん!亜里沙も頑張りますね!」

穂乃果「亜里沙ちゃんまで…!」

にこ「…ったく…」

絵里「にこ、辛いでしょうけど頑張ってね。あなたはこれくらいで音を上げる女じゃないでしょ?」

にこ「…もちろん!」

絵里「じゃ、準備はいい?…はい、次の方どうぞー!」

「は、はぁ~い!」


にこ「…」

花陽「…え、えへへっ♡」

真姫「…」

凛「わ、ホントににこちゃんがいたにゃー!」

にこ「…花陽ォ!」
81: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/26(日) 00:22:38.68 ID:z/SiEFEw.net
凛「なんで凛たちまで手伝わされるの~…」

真姫「…だからやめときなさいって言ったのに」

花陽「だ、だって…にこちゃんのサイン欲しかったんだもんっ♪…それに、久しぶりに穂むらまんじゅうも食べたかったし…♡」

凛「かよちんだけ幸せそうだにゃ~…」

にこ「…」

絵里「…さ、流石にこね…なにも言わずに満面の笑顔でファンと接してるわ…」

真姫「はぁ…次の方、どうぞぉ…」


海未「……ど、どうして穗むらに皆集まって…?」


凛「海未ちゃんだにゃ!」

穂乃果「な、なな、なんで海未ちゃんが…?」

海未「お、おばあさまに頼まれて、お饅頭を買いに来たのですが…今日は随分、盛況だったのですね…え、絵里!?それににこまで…」

にこ「…な、何も知らないで来たの!?」

海未「そ、そういうのには疎いものですから…なるほど、お母様がにこのCDを私に預けたのはそういうことですか…」

絵里「まあ、海未はそういう子よね…それで、注文は?」

海未「あ、はい、穗むらまんじゅうを…」
82: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/26(日) 00:29:33.46 ID:z/SiEFEw.net
海未「…よし。久しぶりに私も手伝いますよ!」

亜里沙「海未さん、エプロン姿かっこいいですねっ!」

海未「…そ、そうでしょうか?」

花陽「もうこれで大変じゃないねっ!」

真姫「むしろこれだけ居たら、人手が余るレベルじゃないの…」

にこ「…」

雪穂「…に、にこさんは瀕死寸前なんだけど…」

凛「アイドルってやっぱり大変だにゃ~…」

絵里「よし、じゃあ次の…」

穂乃果「ま、待って!」


穂乃果「…今の海未ちゃんので、全部売り切れちゃった」
83: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/26(日) 00:30:41.31 ID:z/SiEFEw.net
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

にこ「…はぁ、今日は休んだ気がしなかったわ…」

穂乃果「…ご、ごめんね、にこちゃん…」

にこ「…ま、いいわよ別に。今日はあんたと一緒に色々できて楽しかったわ」

穂乃果「…え、えへへ、ありがとう」

にこ「こちらこそ。…まあ、欲を言えば、穂乃果の手料理とか食べてみたかったけど」

穂乃果「…そ、それは無理かなぁ…」

にこ「…ふーん」

穂乃果「穂乃果、揚げまんじゅうくらいしか作れないから…」

にこ「…あんた、料理苦手なんだっけ?肉じゃが作れるとか言ってなかった?」

穂乃果「…もうしばらく作ってないので…」

にこ「…あ、そう…」

穂乃果「…ね、ねえ、にこちゃん…」

にこ「?」

穂乃果「…今日の最後に一つ、お願いが…」

にこ「何よ、改まって」

穂乃果「…一緒にお風呂、入らない?」

にこ「…」
85: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/26(日) 00:34:21.73 ID:z/SiEFEw.net
穂乃果「はぁ~…極楽、極楽」

にこ「ちょっと穂乃果、もう少し詰めてよ!狭いわよ!」ムニッ

穂乃果「ひゃぁっ!に、にこちゃ、どこ触ってるの!?」

にこ「や、柔らかい…じゃなくて!狭いんだから仕方ないでしょ!
   一緒に入ろうって言ったのあんたなんだから、それくらい我慢しなさい!」

穂乃果「むぅ~!…こうなったら…!」

にこ「…な、何するつもりよ…!」

穂乃果「希ちゃん直伝ッ!わしわしマックス~!」ワシワシ

にこ「ひゃあああっ!」

穂乃果「…」

にこ「…な、何よ!無言で揉むのやめなさいよ!」

穂乃果「…希ちゃんは、相手がにこちゃんで楽しかったのかな」

にこ「どーゆー意味よっ!」ゴスッ

穂乃果「いっ…た~い!にこちゃん!何で殴るの!」

にこ「殴られて当然よ!にこ、もうあがる!!」

穂乃果「ああっ、待ってにこちゃん!」

にこ「…なによ」

穂乃果「お詫びに頭洗ってあげるから!」

にこ「…」
86: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/26(日) 00:36:04.00 ID:z/SiEFEw.net
にこ「…こういうのって普通、背中流すとかじゃないの?」

穂乃果「んー…なんかね、にこちゃんの背中が綺麗すぎて、触れないっていうか…」

にこ「何よそれ…」

穂乃果「ふんふんふーん♪」

にこ「…あんた、頭洗うのうまいわね」

穂乃果「んっふっふ、そうでしょぉ~…お客さん、かゆいところはありませんか~?」

にこ「んっ…ないわよー…ぁっ」

穂乃果「…へ、変な声出さないでよっ!」

にこ「き、気持ちよかったんだからしょうがないでしょ!」

穂乃果「…う、うん…」

にこ「…」

穂乃果「…にこちゃんの髪、綺麗だよね」

にこ「当たり前でしょ」

穂乃果「…ふんふんふーん」

にこ「…ちょっと、何遊んでんのよ」

穂乃果「サイドテール!穂乃果とお揃い~…」

にこ「…」

穂乃果「…あ、あれ?にこちゃん、おこ?」

にこ「…おこじゃないから、早く流しなさい」

穂乃果「は、はーい…」
87: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/26(日) 00:40:50.42 ID:z/SiEFEw.net
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


穂乃果「…にこちゃん、そろそろ寝よっか…」

にこ「…そうねー…あ、このクマ」

穂乃果「…?あっ、それ?にこちゃんに昔取ってもらったやつだよ!」

にこ「…まだ飾ってたのね」

穂乃果「もちろんっ!にこちゃんとの思い出だもんねっ!」

にこ「…そうね」

穂乃果「にこちゃんの家には?」

にこ「…もちろん、飾ってあるわ」ニッ

穂乃果「…ふふっ、よかった!じゃ、電気消すねーっ」

にこ「はーい」



穂乃果「…にこちゃん寝たー?」

にこ「…早く寝なさいよ」

穂乃果「え~?」ギュッ

にこ「なっ…あ、暑いわよっ…」

穂乃果「え~っ!」

にこ「…」ギュッ

穂乃果「…えへへ」ギューッ

にこ「…ふふっ」モッギュー
88: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/26(日) 00:47:15.11 ID:z/SiEFEw.net
穂乃果「…にこちゃん」

にこ「何よ」

穂乃果「…ありがとうね」

にこ「…こちらこそ。あんたのおかげで、疲れとかはともかく…ストレスとかは全部吹っ飛んだわ」

穂乃果「ほんと?」

にこ「…うん」

穂乃果「…そっか」

にこ「…うん」

穂乃果「…ねえ、にこちゃん」

にこ「…」

穂乃果「…にこちゃん?寝ちゃったかな」



穂乃果「……また、どこかで一緒に歌おうね」

にこ「…」

穂乃果「穂乃果…卒業したら、アイドルは続けないかもだけど…歌うことは、続けたいと思ってるの」

にこ「…」

穂乃果「そしたら、一緒に歌おうね」

にこ「…」

穂乃果「…おやすみっ」



にこ「…おやすみ。ぜひ。一緒に、歌いましょうね」
89: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/26(日) 00:53:49.52 ID:z/SiEFEw.net
穂乃果「…ん~」

にこ「…やっと起きた?」

穂乃果「…なんでにこちゃんが家に…?」

にこ「…なに寝ぼけてんのよ」

穂乃果「…あ、そうだった…にこちゃん、泊まりに来てたんだもんね…」ゴシゴシ

穂乃果「…あ!!にこちゃん!!!」

にこ「なっ!…何よ」

穂乃果「お誕生日おめでとうっ!!忘れないうちに!」

にこ「…あ、ありがと、穂乃果。うん…」

穂乃果「何も誕生日プレゼント用意してないけどっ!」

にこ「…昨日散々もらったからいいわよ、別に。…それより、さっきお母さん呼びに来たわよ。そろそろご飯だって」

穂乃果「うん、わかった…あれ?にこちゃん…」

にこ「…何よ?」

穂乃果「…髪型、サイドテール……」



にこ「…ま、ちょっとした気分転換よ」
90: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/26(日) 00:58:46.79 ID:z/SiEFEw.net
穂乃果編 おわり

前にほのにこで2本ほど書いてるので、展開被らないようにって思って書いてたら微妙になっちゃいました
マンネリ対策としてμ`s全員出そうと思ったけど、持て余しちゃった感あります。ごめんなさい
見て下さった方ありがとうございました
他のメンバーは需要ありそうなら書きます
94: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/26(日) 01:28:44.08 ID:z/SiEFEw.net
安価下の子で書いていきます
穂乃果、ことり以外のμ`sメンバー(海未、花陽、凛、真姫、希、絵里、にこ)の中からお願いします
95: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2015/07/26(日) 01:31:31.01 ID:XPRlt8eK.net
かよちん
96: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/26(日) 01:43:46.50 ID:z/SiEFEw.net
にこ「…あー、ママたちもこころたちも明日まで帰ってこないし…暇ねー」

prrrrrrr

にこ「…電話」ピッ

にこ「もしもし?にこだけど」


『も、もしもし!』


にこ「花陽じゃない。どうかした?」

花陽『に、ににににこちゃん!!』

にこ「うわっ…な、何よ」

花陽『き、ッ、今日は、お時間ございますか…!』

にこ「…ど、どうしたのよいったい…?まあ、今日は暇だけど」

花陽『ほ、ほんとぉ!?…じ、じゃあ…その…花陽と…』

にこ「?」

花陽『花陽と付き合ってくださいっ!』

にこ「はぁっ!?」

花陽『あ、へ、へんな意味じゃなくてっ!ただ、少し、一緒におでかけとか、お泊りとか、したいなって…』

にこ「…なるほどね。わかった、いいわよ」

花陽『や、やったぁ…!ありがと、にこちゃん!』

にこ「ううん、いいわよ」

花陽『じゃあ、アキバの駅の電気街口で待ってるね』

にこ「わかったわ」

花陽『…あ、週刊誌とかに狙われたりしないかな…もっと人気のないところの方が…』

にこ「…人気のないところの方が怪しまれるわよ…それじゃ、今から準備して行くから。ちょっと待ってて」

花陽『は、はいっ!待ってますっ♡』ピッ


にこ「…花陽と2人、か。……なんか、久しぶりに燃えてきたわね」ニヤリ
108: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/27(月) 23:08:45.40 ID:gF4VdonC.net
にこ「花陽ーっ」

花陽「…にこちゃん!」パアァ

にこ「久しぶりね、花陽。元気そうでよかったわ」

花陽「う、うん、久しぶりっ!…げ、元気にしてた?」

にこ「当たり前でしょー?元気じゃなきゃ、アイドルなんてやってられないわ!」

花陽「…はあ、ああぁ…」

にこ「…何気の抜けた声出してんのよ」

花陽「…い、いやぁ、だって…本物のアイドルが目の前にいるんだなぁって思うと…」

にこ「何言ってんの?今までだって散々一緒に居たじゃないの」

花陽「そ、それとこれとは話が別だよっ!今のにこちゃんはスクールアイドルじゃなくて、プロデビューを果たしたスーパールーキーなんだよっ!?」

にこ「…そう改めて言われると、なんか照れるわね」

ザワザワ

花陽「…少しザワザワしてきたね…にこちゃん、行こっ」ギュッ

にこ「あ、ちょっ、そんなに引っ張らなくても着いていくってば!」
109: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/27(月) 23:19:41.59 ID:gF4VdonC.net
にこ「どこ行くのよ?」

花陽「あ、とりあえず、花陽の家に行って荷物を置いてきた方がいいかなぁ、って」

にこ「なるほどね。…そういえば花陽の家に行くの、初めてだっけ」

花陽「…言われてみると、そうだね…DVDの貸し借りとかも、部室でしてたもんね」

にこ「花陽の家かぁ…どんなとこなんだろ」

花陽「べ、別に普通の家だよ…あ、ここだよっ。ただいま~」

にこ「あ、お、お邪魔します」

ぱなママ「花陽ちゃん、おかえりなさ~い」

にこ「あ、どうもっ」

ぱなママ「まぁ、可愛い…やっぱり実物を目の前で見ると違うわね!」フンス

花陽「も、もぉ、お母さんっ」

ぱなママ「あ、そうね。初めまして、花陽のママです」

にこ「あ、はいっ、矢澤にこですっ!」

ぱなママ「ねえにこちゃん、いつものやってもらっても…」

花陽「お、お母さんっ!今日のにこちゃんはオフなのっ!だから、めっ」

にこ「まあまあ、花陽…にっこにっこにー!あなたのハートににこにこにーの、矢澤にこでーすっ!青空も~、にこっ♡」

ぱなママ「うふふ~、可愛い…♡あ、にこちゃん、サインを…」

花陽「もうっ!はしゃぎすぎだよっ!にこちゃん、行こっ」ガシッ

にこ「あ、ちょっと花陽っ、痛い痛い!!」

ぱなママ「あらー…ヤキモチかしら♡」
110: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/27(月) 23:21:52.76 ID:gF4VdonC.net
にこ「…意外と普通の部屋ね」

花陽「え、そ、そうかな?」

にこ「てっきり、部室みたいなことになってるものだと」

花陽「そ、そこまでじゃないよ…あ、でも」ガラッ

にこ「!?」

花陽「コレクションは、ここに…」モジモジ

にこ「…あ、あんた…」

花陽「?」

にこ「…い、いや、想像を絶する詰め込まれ具合だったから…って、これ!」

花陽「流石にこちゃん、お目が高いっ…」

にこ「この世に100枚しか出ていない、鹿空のメジャーデビュー前の、コミケ限定版CD…!花陽、持ってたのね…!」

花陽「う、うんっ…お母さんに、誕生日プレゼントでもらったんだ」

にこ「うえぇ!?あんたのお母さん、いったい何者…ああっ!こっちは…こ、これも…!」

花陽「あはは…」

にこ「…花陽、流石ね。にこが見込んだだけある…やっぱり、伝伝伝を引き継ぐに相応しい女よ」

花陽「にこちゃん…!」

にこ「花陽…!」


ビシガシグッグッ ヒシッ


にこ(…でもこの胸の膨らみはやっぱり…少し腹立たしいわね)

花陽(にこちゃん、身長は花陽とそんなに変わらないはずなんだけど…ちっちゃい…可愛い…)
111: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/27(月) 23:23:24.19 ID:gF4VdonC.net
花陽「ねえ、にこちゃん。そろそろ出かけない?」

にこ「ん、いいわよ。…花陽と初デートね」クスッ

花陽「…で、でででで、でーとぉ!?」カアァ

にこ「そ、デートよ」

花陽「に、にににこちゃんと、デート……あ、ああぁっ…嬉しすぎます…で、でもっ…にこちゃんは女の子だし…アイドルだし…週刊誌とか…」

にこ「…花陽」

花陽「ああっ私には無理ですッ!」

にこ「…あの」

花陽「にこちゃん…」

にこ「はい」

花陽「これは夢なんだね…ほっぺたをつねってください…」

にこ「あ、うん」ムニィ

花陽「ああっ、夢じゃない!?」

にこ「…なにこれ!ちょ、花陽!なにこのほっぺは!ちょっと、これは卑怯よ!!すごく柔らかい!!」ムニムニムニムニ

にこ「ああっ、花陽!花陽花陽ーっ!」ギューッナデナデナデ

花陽「あ、ああっ、にこひゃん、凛ひゃんみひゃいらよぉー!だ、だえかたしゅけちぇ~~!」



にこ「…ごめん。あまりの花陽の癒しオーラに飲まれて、自分を見失ってたわ」

花陽「う、ううんっ、大丈夫…それに、にこちゃんに触られるの…気持ちよかったから…」モジッ

にこ「…ち、ちょっと、誤解されるような言い方やめなさいよ…」

花陽「えへへ…あ、そ、それじゃあ、改めて出発しよっか」

にこ「ん、そうね。あ、どこに行くか決まってるの?」

花陽「あ、うんっ。一応、決めてはあるんだけど…」
112: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/27(月) 23:29:28.37 ID:gF4VdonC.net
にこ「…あんた、少し顔変わった?」

花陽「う、うぇえ!?」

にこ「なんか、前よりも随分締まった顔つきになったと思うわ」

花陽「そ、そう?…食べるご飯の量とかは、変わってないんだけど…」

にこ「そういう意味じゃなくて。なんていうか、花陽も先輩として頑張ってるんだろうな、ってのが伝わってくる感じ」

花陽「え、えぇっと、そうかな…えへへ…」

にこ「…そういう表情はいつも通りで可愛いんだけど」

花陽「も、もぉ、にこちゃんってば…あ、着いたよぉ!」


にこ「…アイドルショップかぁ、久しぶりね…って、あれ。こんな立派なビルの中には無かったわよね?」

花陽「あ、にこちゃんは知らないんだ…あのね、ラブライブの盛り上がりに、A-RISEやにこちゃんの業界入り…
   ここ1年とちょっとだけで、アイドルへの注目がすごいことになっていて…」

花陽「そこで、このアイドルショップも移転して、大きなスペースで営業してるんですっ。
    スクールアイドルだけじゃなくて、超メジャーアイドルから地下アイドルまで、幅広い品ぞろえ!」

にこ「はぇ~…そんなことになってたのね」

花陽「さ、行きましょう!」キラキラー

にこ「…ええ!血が騒ぐわ!」キラキラー
113: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/27(月) 23:37:57.63 ID:gF4VdonC.net
にこ「へー、このグループ、また新曲出したのね!」

花陽「そうなんですっ!今回の曲もイケてます…!」

にこ「…あっ、これ…」

花陽「雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんの!」

にこ「…ふふ、あの二人もしっかりやってるみたいね」

花陽「うんっ!やっぱり穂乃果ちゃんと絵里ちゃんの血が繋がってるんだなぁ、って思うよ」

にこ「あんたたちは最近どうなの?ちゃんとやってる?」

花陽「あ、うんっ。最近は、凛ちゃんがリーダーとして、練習を引っ張っていってるんだ~。穂乃果ちゃんも相変わらず元気で…でも」

にこ「?」

花陽「ことりちゃんと、真姫ちゃん…海未ちゃんも、最近悩んでるみたいで…」

にこ「ふーん…?」

花陽「…花陽も、部長として声をかけられたらいいんだけど、なかなか…」

にこ「…まあ、それでいいんじゃないの?」

花陽「え?」

にこ「…花陽は花陽なりのやり方で支えてやればいいじゃない。そういうずけずけと人に突っ込んでいくのは、穂乃果に任せておけばいいのよ」

花陽「にこちゃん…」

にこ「…ま、もし困ったら呼びなさい。ある程度は仕事蹴ってきてあげるから。…ほら、なにしょげた顔してんのよ。楽しくいきましょ。…デートなんだから」

花陽「…うんっ」



にこ「…しかし、さっすがA-RISEね。コーナーの大きさが半端じゃないわ…グッズとかCDとかは本人たちから貰うから買わなくて済むけど…」

にこ「…お布施としてやっぱり買っとこうかしら。……って、な…なんじゃこりゃーっ!?」

にこ「ぬぁんでμ`sのグッズがこんなことになってんのよ!?絵里と希のなんて、こんな値段で…あれ、にこのが無い…?」

花陽「あ、あはは…μ`sはいろんなところで有名になったし…現行のアイドルじゃないから再生産とかもされないらしくて、値段が…」

にこ「…なるほどね。あんたたち6人は活動を続けてるからともかく、絵里と希は卒業したから、もう新しいグッズは出ない…」

花陽「にこちゃんも業界デビューしたから、プレミアが付いちゃったのかな…」

にこ「いやぁ…なんか改めて、有名人になったんだなって感じねー」

花陽「花陽は、少し恥ずかしいかな…」
114: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/27(月) 23:39:47.50 ID:gF4VdonC.net
花陽「はぁ…」

にこ「…どうしたのよ、溜息なんかついて」

花陽「やっぱり、可愛いなって思って」

にこ「ふーん…あんたがそんなに好きなアイドルって誰なの…よ…」

花陽「…えへへ、にこちゃんですっ♡」

にこ「…うっそぉ!?あ、A-RISEと同じくらいのコーナーが設けられて…」

花陽「あ、見てみて!μ`sの時のにこちゃんのグッズが紛れてる…ぴゃあ!」

にこ「ど、どど、どうしたのよ…うわあっ!何この値段!?い、違法じゃないの…?」

花陽「あ、あはは…無断でグッズを作ってるところもあるから今更って感じだけど…」

にこ「…いや、まあ、やっぱり嬉しいものね。こうして取り上げてくれてるの見ると」

花陽「そうだね…」

「あのー」

にこ「はい?」

「矢澤にこちゃん、ですよね!?私、ここの店主でして。もしよければ、サインをいただけないかなと…」

にこ「…今、オフなんですけど」

「ああ、すみません…」

にこ「…ま、いいけど。何に書けばいいの?」

「あ、ありがとうございます!この色紙に…」

にこ「…ん。…にこがここに来てたの、秘密よ」

「は、はいっ!この色紙は額に入れて、大事にお店に飾らせていただきますっ!」

ザワザワ

え、にこちゃん?
どこどこ、どこにいるの?
ここに来てるの?

花陽「…に、にこちゃんっ!」ガシッ

にこ「え?なによ、花」

花陽「ぴゃああああああ!!」ダッ

にこ「うわぁっ!?ちょっと花陽!そんなに引っ張らないで!転ぶ、転ぶぅ~!!」
115: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/27(月) 23:44:44.54 ID:gF4VdonC.net
花陽「…ごめんね、にこちゃん」

にこ「何がよ?」

花陽「花陽がアイドルショップに連れて行ったばっかりに、ファンの人たちにバレちゃって…」

にこ「ああ、別にいいわよ。慣れっこだし」

花陽「…でも、にこちゃんはアイドルで、やっぱりそういうのには気を付けないと…お仕事の関係とか…」

にこ「…はぁ。いい、花陽?今はアイドルの仕事は関係無いの」

花陽「え、えっと…」


にこ「…強いて言えば、花陽と一緒に遊んで、花陽を笑顔にする…それが仕事。…なんて」クスッ


花陽「…に、にこちゃ…」カアァ


にこ「もし今日もアイドルとして居てほしい、って言うならそれでもいいわ。そしたら、今日の矢澤にこは…花陽、あんただけのアイドルよ」

にこ「…それに、もう私も花陽も、μ`sじゃないけど…今でも変わらない、友達でしょ」ニッ


花陽「あ、ああぁ…」フラッ

にこ「…は、花陽っ!?」
117: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 00:14:20.19 ID:2jlOhC6M.net
花陽「はぁ~、幸せ~…」

にこ「…まあ、何はともあれ、元気になってよかったわ」

花陽「…あ、ご、ごめんねにこちゃん!」

にこ「いいわよ、別に気にしてないから。…それにしても、ここのお米美味しいわね」mgmg

花陽「だよねっ!ここはお米に関してはこだわりにこだわり抜いている…「GOHAN-YA」の名前は伊達ではありませんっ!」

にこ「…ぷっ」

花陽「?」

にこ「…相変わらず、好きなことになるといい顔するわね」

花陽「あっ…」シュン

にこ「何よ、もっと語っていいのよ?」

花陽「え、でも…」

にこ「花陽の話、聞いてて楽しいから。ほら、よく自分の好きなことになると熱く語りすぎて、相手のこと考えない人っているじゃない?」

花陽「う、うん」

にこ「でも花陽は違うのよねー、なんか丁寧だし。花陽が優しいからかしら」クスッ

花陽「そ、そんな…」

にこ「ふふっ」

花陽「…えへへ」

にこ「…さ、食べ終わったし、アイドルショップ巡りの続き行きましょ!」

花陽「え、えぇっ!?でも、またさっきみたいに…」

にこ「もう吹っ切れたわ。いっそ、アイドルショップ全部回るくらいの勢いで行きましょう!…ね、花陽!」

花陽「…は、はいっ!!」
118: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 00:15:58.12 ID:2jlOhC6M.net
にこ「…はー、歩いた歩いた…」ドサッ

花陽「…結局、一日中歩き回っちゃったね…ごめんね、にこちゃん。疲れちゃったよね」

にこ「…いいのよ、花陽」ポンッ

花陽「わっ…」

にこ「にこも楽しかったし。花陽も笑顔になってくれたから」ナデナデ

花陽「…えへへ、ありがとう。…あ、ねえにこちゃん」

にこ「んー?」

花陽「折り紙とか…好き?」
119: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 00:17:06.80 ID:2jlOhC6M.net
にこ「…へぇーっ、花陽にこんな特技があったなんて…」

花陽「実は折り紙、得意なんですっ」ドヤッ

にこ「すごく器用ねー…あ、これ。μ`sメンバーでしょ」

花陽「えへへ~、そうだよっ。にこちゃんにあげるっ」

にこ「いいの?」

花陽「そのために作ったんだからっ!」

にこ「…ふふ、ありがと。大事に部屋に飾っとくわね」

花陽「うんっ!…あ、にこちゃんもすごいねっ。すごく綺麗な折り目…」

にこ「…まあ、普段の家事で身についたことよ。洗濯物もばっちりたためるわ」グッ

花陽「にこちゃん、お母さんみたいだね…」

にこ「お姉さんと言ってほしいものね」

花陽「…お、お姉ちゃんっ♡」

にこ「…」グシャッ

花陽「ああっ!折り紙が!にこちゃん、大丈夫…?」

にこ「…ええ、まあ」キリッ

花陽「よ、よかったぁ…ね、ねえにこちゃん!次は…」
120: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 00:21:37.53 ID:2jlOhC6M.net
花陽「…よしっ、できたよ!」

にこ「えっと…アルパカ?」

花陽「正解!」

にこ「花陽の絵、可愛いわねー。そういえばポスター作りとかも手伝ってたんだっけ?」

花陽「あ、うんっ。絵を描くの、好きだから…」

にこ「…もしかして。子供の頃の夢は、絵本作家だったとか~」

花陽「な、なんでわかっちゃったのぉ!?」

にこ「…ホントに?」

花陽「わ、笑わないでよぉ…」

にこ「ふふっ、大丈夫よ。おかしくて笑ってるんじゃないから」

花陽「ほ、ほんとぉ…?」

にこ「ほんとよ、ホント。可愛いな、って思ってね。あー、絵しりとりなんて久しぶりにやるわねー…はい、描けた」

花陽「これは…亀?」

にこ「正解~!」

花陽「…ふふっ、にこちゃんの絵も、とっても柔らかい…」

にこ「…ま、まあ、ほら、妹たちがいるから…付き合ってたから、自然にそうなっちゃっただけなのよっ」

花陽「うふふ、にこちゃんらしくて可愛いと思うよっ…あ、次はねぇ…」



<花陽ちゃ~ん!にこちゃ~ん!ご飯よ~!

花陽「あ、は~い!…それじゃあにこちゃん、お夕飯食べよっか!」

にこ「ええ!」
121: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 00:22:56.95 ID:2jlOhC6M.net
ぱなママ「召し上がれ~」

花陽「いただきま~す!」

にこ「…い、いただきま~す…」

花陽「…にこちゃん?どうかしたの?」

ぱなママ「食欲ないの?」

にこ「…いや、あの…これ、全部?」

ぱなママ「そうよ~?あ、パパのぶんは別に残してあるから、全部食べちゃっても大丈夫よ♡」

にこ「まだあるの!?」

花陽「ん~♡」mgmg

にこ「あ、あはは…」





にこ「…驚いたわ…あんたもお母さんも、あんなに食べるなんて…」

花陽「そ、そんなに食べてたかな…」

にこ「あの細身なお母さんの、どこに栄養が行ってるのかしら…」

花陽「そ、それは気になるなぁ…花陽、結構お肉ついちゃうから」

にこ「…にこに少し分けてほしいくらいだわ」

花陽「あ、そうだ。そろそろ花陽、お風呂入ってくるね」

にこ「あ、はーい。…一緒に入る?」ニヤリ

花陽「え、えぇっ!?は、恥ずかしいよぉ!だめ、だめだめぇっ!」ワタワタ

にこ「ふふ、冗談よ。行ってらっしゃい」


にこ(…穂乃果とか凛とかならともかく、花陽はそういうタイプじゃないか)

にこ(…案外ことりとかは大丈夫そうね。あとは絵里と希とか。…海未とか真姫はダメそうね)

にこ(…いやいや、何を残念がってるの私は。だいたいにこだってそういうの恥ずかしいし)
122: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 00:24:40.97 ID:2jlOhC6M.net
花陽「お待たせ~っ」

にこ「…」ポカーン

花陽「…にこちゃん?花陽に、何かついてる…?」

にこ「…いや、色気が」

花陽「ええっ!?」

にこ「…にこもお風呂頂くわね」



花陽「…あ、お、おかえり…」

にこ「お風呂ありがとう。気持ちよかったわー」

花陽「う、うんっ…」ソワソワ

にこ「…花陽?」

花陽「…ね、ねえ、にこちゃん…ご飯も終わったし、そろそろ、その…」モジモジ

にこ「……そうね。そろそろ、ね」









花陽「あ、ああああああ~っ♡」

にこ「…ど、どうしたのよ」

花陽「今、今のところ…もう一度っ…!」

にこ「今のって…ええっと、ここ?」

花陽「あ、あぁ~♡」

にこ「…どうしたのよ?」








花陽「…ここのツバサさんの表情です」
123: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 00:25:29.58 ID:2jlOhC6M.net
にこ「…どこよ」

花陽「…」

ダンシンダンシン レッミ ピッ

花陽「…ここです」

にこ「…最高ね」

花陽「はい」

にこ「ダンスで紅潮した頬がまたいい味出してるわ」

花陽「その通りです」

にこ「振り向いた瞬間、そしてこのジト目」

花陽「この腰の落とし方も素晴らしいです」

にこ「スクショしましょスクショ」

花陽「もうしました」

にこ「ナイス」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

にこ「…はー、堪能したぁ…」

花陽「楽しかったね…」

にこ「…うわ、もうこんな時間なのね…」

花陽「うん…」

にこ「そろそろ寝る?」

花陽「…あ、ち、ちょっとまっててーっ」トテテ

にこ「?」
125: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 00:28:11.80 ID:2jlOhC6M.net
にこ「…花陽どこ行ったのかしら。もう日付変わっちゃったわよ…」

花陽「お待たせーっ…はい、これっ」

にこ「随分遅かったわね。何?」

花陽「これ、にこちゃんに絶対見てほしい映像なんです」

にこ「…ふーん?そんなにレアな映像の?」

花陽「ここでしか見られない、誰も見たことのない映像ですっ!」

にこ「…それは気になるわね…!再生してもいい?」

花陽「ぜひっ!」



にこ「…?これ、個人撮影っぽいわね」

花陽「…」

にこ「ねえ、これ…」

花陽「花陽、少し外すね」トテテテ

にこ「ちょ、ちょっと花陽…」


『んー、撮れてるかな』


にこ「…?これって」


穂乃果『にこちゃ~ん!やっほー!』


にこ「…穂乃果?」
127: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 00:32:21.31 ID:2jlOhC6M.net
花陽『わん、つー、わん、つー…凛ちゃん、少し早いよっ』

凛『はいにゃ!』

花陽『海未ちゃんっ、ことりちゃんをちゃんと見てっ』

海未『はいっ!』



穂乃果『にこちゃんと絵里ちゃんと希ちゃん、3人が卒業しちゃった後も、穂乃果たちはこうして、スクールアイドルとして頑張っています!』

穂乃果『今のグループ名はねぇ…あ、もう知ってたっけ?…んー、まあいいや!穂乃果、話すこともあんまり考えてないし…それじゃ、練習風景でした!』



ポロローン

凛『…撮れてるー?…うん!よしっ』

凛『にこちゃ~ん!凛が紹介するのはー、作曲風景だにゃ!』

真姫『凛、少しうるさい』

凛『ごめんなさ~い…』

凛『真姫ちゃんは最近、こうして音楽室にこもっています。なんでも、新曲がなかなかピンとこないとか…』

真姫『ん~~~~~~~』

凛『…最近、お疲れみたいにゃ。凛もお手伝いできたらいいんだけど~…うーん、あと何を話したらいいんだろ?ま、いっか!またね~!』
128: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 00:35:56.37 ID:2jlOhC6M.net
ことり『こんにちは~』

ことり『にこちゃん、お久しぶり!南ことりです。今日はー、6人になってからの衣装を紹介します!』

ことり『まずはこれ!7人だった時のμ`sで歌った、これからのSomedayの衣装のアレンジバ~ジョ~ン!』

ことり『6人で活動をするときに、すぐに歌える曲だったから…衣装を少しだけ変えてもう一回歌ったの!』

ことり『にこちゃんがいなかったから、やっぱり寂しかったんだけどねっ…えへへ』

ことり『…にこちゃんと絵里ちゃん、希ちゃんが抜けてから…ことり、あんまり上手く衣装作れなくなっちゃった』

ことり『えへへ、不思議だね…少し昔に戻っただけなのに…?え、ええっ?もう時間なの!?』

ことり『そっか~…じゃあ、またね、にこちゃん!…秘密だけど、今、メイド喫茶でこっそり働いてるの。今度、時間があったら会いに来てね♡』



海未『…だ、大丈夫でしょうか。あ、はい…こほん。にこ、お誕…』

ことり『うみちゃん!』

海未『あ、ああっ!な、なんでもありません。…今日は私、園田海未がお送りします。私は、作詞風景をお見せします』

海未『…やはり、6人になってからあまりいい歌詞が思い浮かばず…なので、今日はことりと真姫と、3人で考えてみます』

真姫『いぇーい。まっきまっきま~』

ことり『いぇーい!ちゅんちゅんちゅ~ん』

海未『…真姫もことりも最近、疲れて少しおかしくなっているような気がします。さて、それでは…』

真姫『…んー、やっぱり元気な感じがいいと思うのよ。クール系の曲は、絵里と希がいないと締まらないような気がするし』

ことり『でも、可愛い曲もいいよねっ。…でも、にこちゃんが居ないから~…』

真姫『とは言うけど、この可愛い真姫ちゃんがいるでっしょー?』

ことり『あ、そっかぁ!』

海未『…今日もなかなか進まなそうです。…あ、もう時間ですか?わかりました。それでは、また。…真姫、ことり、あのですね…』
129: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 00:41:51.58 ID:2jlOhC6M.net
真姫『にこちゃ~ん?元気にしてるー?』

真姫『可愛い可愛い西木野真姫ちゃんよ!今日は、練習風景じゃなくて…みんなの日常に迫ってみたいと思いま~っす!』

真姫『……はぁ。最近、私疲れているんだわ。…恥ずかしい…後で消しておいてね?』

真姫『今はお昼休み。まずは3年生からね。…あ、3年生って穂乃果たちの学年だからね?』

真姫『どうやら今日は、生徒会の仕事?お邪魔しまーす…』

真姫『…見える?あの穂乃果の、いつになく真面目な表情…海未はいつも通りだけど、ことりは難しい顔してるわね』

真姫『…あれ、よく見たら受験勉強してるだけだったわ。お仕事はヒデコさんたちがやってくれてるみたいね』

凛『やったー!今日のおにぎりもゲットにゃ~!』

真姫『購買から、凛と花陽が返ってきたみたい。花陽~』

花陽『あ、真姫ちゃ~ん!』

真姫『おにぎりを両手に持って…ふふ、幸せそうね』

真姫『凛も元気いっぱい。…あ、時間?わかったわ。…またね、にこちゃん』



穂乃果『にこちゃん!…せーのっ』

6人『お誕生日、おめでとう!!』

ことり『今までの映像は、にこちゃんへの誕生日プレゼントでした~!』

海未『なかなか会えないので、このような形で声を届けようということになったのです』

真姫『あんまりいい機材が用意できなくて、、長い時間は取れなかったんだけど…』

凛『にこちゃん!絵里ちゃんと希ちゃんも一緒に、遊びに来てね~っ!』

花陽『ま、待ってますっ!そ、それじゃあっ』

6人『またねー!』


雪穂『…と、いうことで、ここまでの撮影は私、高坂雪穂と』

亜里沙『綾瀬亜里沙でお送りしました!』

ゆきあり『お誕生日、おめでとうございま~す!』
130: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 00:47:09.70 ID:2jlOhC6M.net
理事長『…ええと、ここでいいのよね?』

『は、はいっ』

理事長『矢澤さん、こんにちは。理事長です。職員室からお届けするわね』

先生『矢澤ー!テレビ見てるぞー!』

先生『今度サインちょうだいよー!』

先生『クイズ番組に出るなら、復習しに帰って来いよー!矢澤はバカだからな!』

理事長『…み、皆さん…』

理事長『…矢澤さん、たまには顔を見せに来てくださいね。綾瀬さんと東條さんも、一緒に。
    ことりも毎日、どこか寂しそうです。…私も、少し寂しいかな。…ふふ、なんてね。お誕生日おめでとうございます、矢澤さん。それでは』




絵里『…ちゃんと撮れてるかしら?』

絵里『今はロシアに留学、ってことで帰ってきてるんだけど…花陽からメールを貰ってね』

絵里『…にこ、お誕生日おめでとう。そのうち日本に帰るから、またみんなで集まりましょう。…またね』




希『やっほー、にこっち!お誕生日おめでと。花陽ちゃんに頼まれて、撮られていま~す』フリフリ

『の、希ちゃんっ!』

希『あ、ごめんごめんっ。にこっち~、テレビ見とるよ~、大活躍やね!
  もし暇が出来たら、神田明神にもお参りに来てな~?うち、大学か神田明神にいるから!』




ヒデコ『にこ先輩!おめでとうございます!編集は私たちがやりました~!』

ミカ『それぞれがにこ先輩にだけ見て欲しい、っていうことで、他のメンバーたちには見せたくなかったんだって!』

フミコ『理事長と絵里先輩、希先輩へは、花陽ちゃんが直接アプローチして撮ってくれたんですよ!』

ヒデコ『それじゃ、また!』

フミコ『音ノ木坂に、ライブしに来てくださいね!』

ミカ『あと、これを企画してくれた花陽ちゃんにお礼を!それでは!』
131: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 00:57:32.30 ID:2jlOhC6M.net
にこ「…」

花陽「…と、というわけで、お誕生日プレゼントでした…」

にこ「…はなよ…っ」グスッ

花陽「に、にこちゃんっ!?」

にこ「…ありがとぉ…」ギュッ

花陽「わっ……う、うんっ」


にこ「…そういえば」ズズッ

花陽「あ、これティッシュ」

にこ「ありがど…」チーンッ

にこ「…あんたからのメッセージだけ、無かったように見えたんだけど」

花陽「…それは…」

にこ「…」

花陽「それは……花陽は、直接言いたかったから…」

にこ「…花陽」

花陽「えへへ、ちょっとだけ、ズルしちゃった…このムービーを撮ろうって言ったのは、花陽なの」

花陽「にこちゃんになかなか会えないから、動画にして送ろう、って…」

花陽「…でも、花陽がメインの場面は撮らなかったの。…撮ろうって提案した後、やっぱり、どうしてもにこちゃんに直接言いたくて…
   恥ずかしいから、企画係としてだけでいいって、ウソついちゃった…花陽は、悪い子です」

にこ「…」

花陽「…お誕生日おめでとう、にこちゃん…ごめんね」ギュッ

にこ「……はなよ…」

花陽「…にこちゃん、大好きっ…」

にこ「…ありがとう」

花陽「…にこちゃん…っ」グスッ

にこ「…なんであんたまで泣いてんのよ」

花陽「…だって…ごめんね…ごめんねっ…」
132: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 00:59:11.12 ID:2jlOhC6M.net
花陽「…お、同じベッドだと、やっぱり少し狭いね」

にこ「…ま、いいんじゃない?たまには」

花陽「…そうだねっ」

にこ「…花陽」

花陽「?」

にこ「狭いし、もう少し詰めてもいい?」

花陽「う、うんっ」

にこ「…」モッギュー

花陽「わっ…」

にこ「…花陽、やわらかいわね」

花陽「…にこちゃん…」モッギュー
134: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 01:09:30.34 ID:2jlOhC6M.net
花陽「…にこちゃん、まだ起きてる?」

にこ「…寝た」

花陽「…そっか」


花陽「…私、アイドルになれるかな?」

にこ「…」

花陽「…将来の夢、私ね、まだ迷ってるの」

花陽「…ステージで輝くにこちゃんを見てたら、やっぱり、アイドルになりたいって気持ちが強くて」

花陽「……でも、こんな私でも、大丈夫かなって…未だに思うの」

にこ「…」

花陽「……そ、それだけですっ」


にこ「…むにゃむにゃ。これから言うことは全部寝言だから」

花陽「…え?あ、うん…」

にこ「…もっと花陽は自信持ちなさい。花陽は可愛いんだから。あんたは、スクールアイドルでも、今のアイドル業界でも、トップに立てる才能がある」

にこ「そう私は思ってる。…アイドルになるんだったら…待ってるから」

にこ「…ま、あんたがデビューする頃には、にこはもう圧倒的トップアイドルになってるから、追いつくのは大変でしょうけどっ!」

にこ「…でも、花陽なら追いついてくる、と思う。…って、寝言にしてはちょっと喋りすぎね」


にこ「おやすみなさい」

花陽「…うんっ、おやすみっ」
135: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 01:17:51.26 ID:2jlOhC6M.net
>>133
うわマジだ 間違えてる…やっぱりちゃんと推敲するべきでした ごめんなさい


花陽編 おわり
書いてるときはテンションあがるにゃ~って感じなんですけど 読み返すと微妙でオチが弱かったですね…
見て下さった方ありがとうございました
137: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 01:26:18.57 ID:2jlOhC6M.net
そういえば見事にプランタンだけ終わったんだなって思いました(小並感)
次の子はこれから書き始めます

安価下で

海未、真姫、凛、絵里、希、にこ

の中からお願いします
138: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 01:32:36.71 ID:gQrXDlbj.net
海未
141: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 18:01:34.48 ID:2jlOhC6M.net
にこ「…んー、今日は一人かー」

prrrrrrr

にこ「電話?なんだろ」ピッ

にこ「もしもし?にこだけど」

『…もしもし』


にこ「…海未?どうかした?」



海未『……その、にこ…その、あの、ええと…その』

にこ「…?」

海未『園田海未です』

にこ「イタズラなら切るわよ」

海未『ああっ、待ってください!今言います!』

海未『…その、にこ…私と、私と…付き合っていただけませんか!?』

にこ「ぶっ…」
142: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 18:04:01.65 ID:2jlOhC6M.net
海未『にこ?どうかしましたか?にこ!?』

にこ「…な、なんでもないわよ…」

海未『そ、そうでしたか…そ、それでその…』

にこ「…まあ、いいわよ。どうせ今日は家族もいないし、暇だったのよ」

海未『…本当ですか!』

にこ「…一応聞いておくけど、変な意味じゃないわよね」

海未『変な意味?』

にこ「…ああ、なんでもない。大丈夫そうだから」

海未『そうですか…?そ、それでは私の家に…あ、いや。そういえば、にこは私の家は知りませんよね』

にこ「そうね」

海未『それでは迎えに行きます。準備して待っていてください!』

にこ「ん、りょうかい。…あ、そうだ」

海未『はい?』

にこ「…せっかくだし、今日の夜…泊めてもらえない?」

海未『…ふふ、もちろんです!それでは!』


にこ「…まさか海未と二人で休日過ごすとは…思ってもみなかったわね」
145: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 18:29:36.64 ID:2jlOhC6M.net
ピンポーン

にこ「あ、はーいっ」トテテ

ガチャッ

海未「…おはようございます。久しぶり、ですね」

にこ「ああ、海未。おはよ…あれ?」

海未「?」

にこ「あんた、なんでそんな髪型に…」

海未「…あ、これですか?…その…デートならにことお揃いの方がいいのではないか…と、ことりが…」モジモジ

にこ(ツインテールに、白ワンピ…海未ってこんなに可愛かったっけ…)

海未「わ、私はデートというつもりではないと言ったのですが……あ、あの、にこ?…似合いませんか…?」

にこ「…ふふ、ばっちり似合ってるわ!この矢澤にこが言うんだから間違いない、でしょ!」

海未「本当ですか…!」パアァ

にこ「うん、ホントよ。…それじゃ、行きましょっか」

海未「はいっ」
146: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 18:39:18.08 ID:2jlOhC6M.net
にこ「は、はぇ~…」

海未「…どうかしましたか?」

にこ「いや、豪邸だなと……真姫とは違う方向で」

海未「はぁ…まあ、家のことは誇りに思っていますが、そういったことは考えたことはありませんでしたね」

にこ「まあ、毎日住んでたらそうもなるでしょ」

海未「そういうものでしょうか」

にこ「そうよ」

海未「…とりあえず、入りましょうか。どうぞ」

にこ「お邪魔します」

うみママ「…あら」

にこ「あ、こんにちは…」

うみママ「あなた、矢澤にこさんね」

にこ「は、はいっ」
147: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 18:46:09.17 ID:2jlOhC6M.net
うみママ「海未さんからお話は聞いています。…そして、私も」

うみママ「ご活躍の方、私の目にも届いております」スッ

にこ「あ、これ私のCD…」

うみママ「…普段、このような音楽は聞かないのですが…海未さんに影響を受けてしまいまして。…よろしければ、サインなど」

にこ「あ、はい…」

海未「…お、お母様っ!にこは今日はお休みなのです、そういうことは…」

にこ「いいわよ、海未。海未のお家の方だもん、休みも何も関係ないわよ。サービスサービスっ」

海未「は、はぁ…」

うみママ「…ふふ、ありがとうございます。大事に飾っておきます。それでは、ゆっくりしていってくださいね」ペコリ

にこ「ど、どうもっ」

うみママ「では…ふんふんふーん♪」ルンルン

にこ「…あんたのお母さん、実は意外とお茶目だったりしない?」

海未「…そうかもしれません」
149: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 18:54:36.10 ID:2jlOhC6M.net
海未「ここが私の部屋です」スッ

にこ「…あんたの部屋って」

海未「…な、何かおかしいでしょうか…?」

にこ「…意外と女の子っぽいもの置いてあるのね」

海未「なっ…」

にこ「いつもお堅い海未だし、もっとシンプルな部屋かと思ってたわ」

海未「わ、私だって!…可愛いものとかにも、興味ありますから…」ボソボソ

にこ「…ふふっ、そうよね。海未だって女の子だもんね~」

海未「…」ジトー

にこ「もう、そんな目で見ないでよ…」

海未「…にこは」

にこ「?」

海未「…いえ、なんでもありません。…それで、その、にこ」

にこ「何よ」
150: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 19:01:37.56 ID:2jlOhC6M.net
海未「…き、今日は何をしたら良いのでしょうか…」

にこ「はぁ!?」

海未「だ、だって、その…穂乃果やことりとは休日二人きり、ということもありましたが…
    1年間、にこと一緒に活動してきても、2人だけで何かをするというのは無かったので…」

にこ「…あぁ、確かに。言われてみれば、そんな気がするわね…」

海未「…勢いだけで誘ってしまいました…すみません」

にこ「そんなに落ち込まないの!…じゃあ、海未!」

海未「…はい」

にこ「今日はデートにしましょ!」

海未「…で、ででででで、デートですかっ!?」カアァ

にこ「…何照れてんのよ」

海未「あ、いえ、言葉の響きで、つい…」

にこ「女同士なんだから、そんなに気負わなくてもいいでしょ…ねえ、どう?デートっ」

海未「あ、ああ、そ、その…はい…不束者ですが…」フカブカ

にこ「えっ、ちょっ…あ、はい…」フカブカ
153: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 20:27:42.57 ID:2jlOhC6M.net
にこ「デートはいいとして…どこに行こうかしら。…そうだ、海未の趣味とか特技は?それに合わせて…」

海未「趣味は読書と書道…特技は、日舞と剣道、弓道です」

にこ「あ、あー、なるほどね。うん…」

海未「…すみません」

にこ「い、いいのよ!いちいちしょげないでよっ!」

海未「はい…」

にこ「…じゃあ、図書館なんてどう?」

海未「図書館、ですか?…でも、図書館はデートをするような場所では…」

にこ「ふふん、海未…このにこちゃんに任せておきなさい!」
154: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 20:30:41.47 ID:2jlOhC6M.net
海未「わぁ…!」

にこ「最近の図書館はすごいわよね。カフェが併設されてたりしてるのよ」

海未「はい…!こ、これなら…で、デートができますねっ、にこ」ニコッ

にこ「!」ドキッ

海未「…ど、どうかしましたか?」

にこ「あ、ああいや、なんでも…」

にこ(…改めて海未と二人でいると、意識しちゃってダメね…いつも通り、いつも通り…)



海未「本、見つけてきました」

にこ「おかえり。遅かったわね」

海未「読みたい本を探すのに手間取ってしまって…」

にこ「ふーん?どんなジャンルなの?」

海未「…こ、これを…」

にこ「…恋愛小説」

海未「はい」

にこ「…あんた、読めるの?こういうの、耐性ないんじゃ…」

海未「…これも、作詞のためです…」

にこ「…が、頑張って…」

海未「…あ、にこは何を持ってきたのですか?」

にこ「ん?あー、これこれ」

海未「…絵本、ですか?」

にこ「そ。…あの子たち、にこの読み聞かせが好きなの」

海未「あの子たち…ああ、こころちゃんたちですか」

にこ「そう。…こころってば、もう小学校の中学年なのよ?」

海未「ふふ、可愛くていいじゃないですか。ほほえましいです」

にこ「えー、そう?…姉としては、嬉しくもあるけど…少し心配なのよね」

海未「…でも、気持ちはわかります。私も、にこの読み聞かせなら…聞いてみたいです」

にこ「は、はぁ?」

海未「…せっかくですし、お願いしてもいいですか?」

にこ「え、えぇっ!?ここでぇ!?…し、しょうがないわね…少しだけよ?」
155: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 20:32:23.25 ID:2jlOhC6M.net
にこ「…ということで、お姫様は王子様と結ばれたのでした」

にこ「…めでたし、めでたし」

海未「…ふふ、とても素敵でした」パチパチ

にこ「…アイドルが高校3年生の女の子に絵本の読み聞かせって…いったいどんなシチュエーションよ」

海未「にこの演技力と、…そうですね、お姉さんとしての暖かさが伝わってくる、いい読み聞かせでした」クスッ

にこ「…それはどうも。…じゃあ、私別の本探してくるから」

海未「はい」ニコ


にこ「ふう、立ち読みしながら選んでたら、だいぶかかっちゃったわね。お待たせー…う、海未っ!?」

海未「…お、おかえりなさい、にこ…」プシュゥゥ

にこ「か、顔真っ赤よ…い、今飲み物買ってくるから!」

海未「…うぅ」



にこ「はい、お茶でよかった?」

海未「ありがとうございます…」ゴクゴク

にこ「…いったい何を見たのよ」

海未「…き、きき、キスシーンを…」

にこ「…なるほど」

海未「…それで、その、にこにお聞きしたいのですが…」

にこ「な、何よ」

海未「…にこは…したこと、ありますか…?」

にこ「は、はぁっ!?」

海未「…」

にこ「な、ないわよっ!…ったく…」ゴクゴク

海未「そ、そうですか…そ、それでは…女性同士で、体を重ねるというのは…」

にこ「ごふっ…」
156: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 20:33:49.39 ID:2jlOhC6M.net
海未「に、にこ!」

にこ「…あんたバカぁ!?」ゴシゴシ

海未「す、すみません…そういうことには疎いもので…身体を重ねる、というのもよくわからなくて…」

にこ「…ま、まあ、そうよね」

海未「普通に抱きしめあうだけだと思ったら、違うようですし…」

にこ「…っていうか待って。あんたさっき、女性同士って言った?」

海未「あ、はい…」

にこ「ちょっとそれ見せて」

海未「はい」

にこ「…」ペラ ペラ


にこ「百合小説!」バシッ

にこ「なんでこんなものが図書館に…そもそもこれは恋愛小説なのかしら」ブツブツ


海未「…」ペラ ペラ

海未「…にこ」

にこ「何?」

海未「…にこの持ってきたこれは、なかなか面白いですね」

にこ「…あ、うん」
157: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 20:39:20.26 ID:2jlOhC6M.net
海未「楽しかったですね、図書館デート」

にこ「…そうね。あんたから爆弾発言が飛び出したこと以外は」

海未「わ、私、何か言いましたか…?」

にこ「身体を重ねるって」

海未「それが何か…」

にこ「破廉恥なこと」

海未「え?」

にこ「破廉恥な行為のことよ」

海未「…」

にこ「…」

海未「私は最低です…」シクシク

にこ(面倒くさい子ねー)

にこ「…あ、そうだ。ほら、もうお昼も過ぎたし、ご飯にしましょ」

海未「…そうですね。何にしましょうか」

にこ「開き直り早ッ…んー、そうね。海未はやっぱり和食のほうがいいの?」

海未「…そ、その、秘密なのですが…にこ、耳を」ヒソヒソ

にこ「?」

海未「…時々穂乃果たちと食べる、洋食がとても美味しくて…」

にこ「…ぷっ」

海未「なっ!?笑わないでください!」

にこ「ごめんごめん。海未もちゃんと女子高生なんだなって思ったのよ」クスクス

海未「…うぅ」
158: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 20:45:11.62 ID:2jlOhC6M.net
にこ「…」

海未「…」ウキウキ

にこ「…ファミレス、そんなに楽しい?」

海未「あ、いえ。そんなことは」ニコニコ

にこ「…感情抑えきれてないわよ。顔に全部出てる」

海未「えぇっ…そ、そんなことは」キリッ

にこ「もう遅いって」クスクス

海未「…すみません」

にこ「いいのよ。ほら、早くメニュー決めちゃいなさい」

海未「は、はいっ。…び、ビーフシチュー…ハンバーグ…ステーキ…」

にこ「…一応聞くけど、初めて来たわけじゃないのよね?」

海未「はい、何回か来たことはありますが…でも、やはり、食べたことのないメニューばかりなので…」

にこ「…ふふ、いつもしっかりしてる海未のこういうとこ見ると…やっぱ、年下なんだなーって思うわ」

海未「そ、そうですか?」

にこ「うん。今の海未、子供みたいよ。…海未ちゃ~ん、よしよ~し」ナデナデ

海未「あ、あ…」カアァ

にこ「ふふ」

海未「…」

にこ「?」

海未「……」

にこ(黙っちゃった)

にこ「…海未?」

海未「…」

にこ「…注文決まった?店員さん呼んじゃうわよ?」

海未「…もうちょっとですから」

にこ「はいはい」
159: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 20:46:19.59 ID:2jlOhC6M.net
「お待たせしました、チーズインハンバーグです」

海未「は、はい…!」

「こちら、ビーフシチューです」

にこ「はい」

「ごゆっくりどうぞ」

海未「…いただきます」

にこ「いただきまーす」ニコニコ

海未「…にこ、見てください」

にこ「んー?」ニコニコ

海未「…チーズが、中からとろけ出してきます…!」

にこ「そうね」ニコニコ


海未「…にこ、どうしてそんなに笑顔なのですか」

にこ「海未が可愛くて、ちょっと顔がゆるんで」

海未「か、可愛くなど…あ、あぁ、おいしいですね…!」

にこ「ふふ、そうね~」
160: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 20:47:12.46 ID:2jlOhC6M.net
海未「…」ジーッ

にこ「…?」

海未「…」ジーッ

にこ「…食べたい?」

海未「えっ!」パアァ

にこ「…はい、あーん」

海未「あ、あーん…」

にこ「美味しい?」

海未「はい…」ニヘラ

にこ「そりゃよかったわ」

海未「…にこ」

にこ「?」

海未「…あ、あーん…」

にこ「!」キューン

海未「…は、恥ずかしいので、早くしてください」

にこ「…あーん…」

海未「…美味しいですか?」

にこ「うん、美味しいわ」

海未「よかったです」ニコッ

にこ「…でも」

海未「?」

にこ「にこの作るチーズハンバーグには勝てないわね~」

海未「!!」

にこ「…どうしたの?もしかして…にこのチーズハンバーグ、食べたいぃ?」

海未「!!!!」コクコク

にこ「…ふふ、今度ね」

海未「…や、約束ですよ!」

にこ「はいはい」
164: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 21:46:30.62 ID:2jlOhC6M.net
海未「~♪」

にこ「海未ってば、すっかりご機嫌ね」クスッ

海未「あ、そ、そうですか?」

にこ「珍しく鼻歌なんて歌っちゃって」

海未「私だって鼻歌くらい歌います」

にこ「そっか」

海未「はい」

にこ「まだまだ知らない海未がいっぱいね」

海未「…私も、知らないにこばかりです。…にこのこと、たくさん教えてくださいね」

にこ「もちろん。海未のことも、教えてよね」

海未「はい!」

にこ「…さて、フラフラ散歩してたら結構いい時間ね」

海未「…あ、そうですね。そろそろ…」

にこ「門限?」

海未「いえ、そういうわけではないのですが…稽古の準備をしないといけないな、と思いまして」

にこ「…ああ、なるほどね。いつもやってるの?」

海未「はい、毎日の積み重ねが重要ですから。学校でスクールアイドルとしての活動をする分、家での稽古の時間もしっかり取らなければなりません」

にこ「すごいわねぇ、海未は」

海未「そんなことはありません。…私は、一人で芸能界に切り込み、人気アイドルになったにこの方がすごいと思いますよ」

にこ「…褒めても何も出ないわよ」

海未「ふふ、結構ですよ」
166: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 21:54:18.56 ID:2jlOhC6M.net
うみママ「おかえりなさい、二人とも」

にこ「お邪魔します」

海未「…それではお母様、今日もお願いします」

うみママ「…にこさんが来ているのに?今日くらいは…」

海未「いえ。いくら友人が来てくれているとはいえ、やはり欠かしてはいけないことですから」

うみママ「…わかりました。では、先に道場で待っています」

海未「よろしくお願いします」ペコッ

にこ「…」

海未「…すみません、にこ。この毎日の時間は、どうしても譲れないのです」

にこ「いいわよ、別に。…あ、海未」

海未「?」

にこ「にこも見学してもいい?」

海未「…ええっ!?」



海未「…あの、本当に来るんですか?」シュルッ

にこ「駄目ならいいけど」ジーッ

海未「…いえ、ダメというわけでは…」

にこ「なら見せてもらうわ」ジーッ

海未「…わかりました。…ところでにこ」

にこ「?」

海未「どうしてずっとこちらを見ているんですか!」

にこ「あ、いや、海未の揺れる髪と、白い肌が綺麗でつい…」

海未「…まったく」

にこ「ごめんごめーん」

海未「…いえ。大丈夫です。……着替えも終わりました。さ、行きましょう」

にこ(顔つきが変わった…流石ね)
167: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 22:01:16.72 ID:2jlOhC6M.net
~♪

海未「…」ペコリ

にこ「…はぇ~」ポカーン

うみママ「…今日は一段と気合が入っていましたね、海未さん」

海未「…そ、そうでしょうか?」

うみママ「にこさんがいらっしゃってるから、かしらね」クスクス

海未「なっ…!」

にこ「すごくよかったよ、海未ちゃん♡」

海未「…あ、ありがとうございます…」

うみママ「ふふ。…そうだ、せっかくです。にこさんも、踊って行ってはくれませんか?」

にこ「え?」

海未「お、お母様!」

うみママ「あなたたちのステージ、どうしても近くで見てみたかったのです」

海未「μ`s最後のライブに来ていたではありませんか!」

うみママ「あの時は舞台の上だったもの。こんなに近くでは見れないでしょう?」

海未「そ、そんな無茶を…にこだって、無理で…」

にこ「…ふふ、わかりました!やりましょう!」

海未「…」

にこ「海未もどう?」

海未「わ、私もですか!?…さ、流石にこの恰好では」

にこ「じゃあ着替えましょ」

海未「え、えぇっ!?本当に、やるんですか…?」

うみママ「…」ジッ

にこ「…観念しなさいよ」

海未「…はい」
168: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 22:04:30.61 ID:2jlOhC6M.net
にこ「…とは言ったものの、お出かけ用の服だから…にこもうまく踊れるかどうかはわからないのよね」

海未「そうですね…ジャージは、私の物ではサイズが合わないでしょうし…」ゴソゴソ

にこ「うーん…」

海未「…あっ!にこ!」

にこ「どうかした?」

海未「…これが」

にこ「…なんで?」

海未「…ことりが来た時に置いていったのが、そのままになっていたんですね…しかも、狙ったかのように、私の物とにこの物が…」

にこ「…じゃあ、それで行きましょ。いいわよね?」

海未「う、うぅ…はい……というか、にこの方こそ、振りと歌は…」

にこ「何言ってんの?」

にこ「私はアイドルよ。今まで歌った曲なら、全部余裕で歌って踊れるわ」

海未「…頼もしい限りです」

にこ「…いい?振りに関してだけど、2人で踊るから…」



海未「…失礼します」

にこ「し、失礼しますっ」

うみママ「…あら」

海未「…やるからには、精一杯やらせていただきます」

にこ「…それじゃあ、行きます!」


~~~~♪

「「フィーバーッ!」」
169: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 22:18:53.56 ID:2jlOhC6M.net
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

にこ「あー、海未のお家のご飯、すごく美味しかったわ…今まで食べた和食の中で一番おいしかったかも」

海未「それはよかったです…」フラッ

にこ「…ちょ、海未?」

海未「…今になって、どっと疲れが来てしまいました…」ドサッ

にこ「ちょっと、大丈夫…?」

海未「…大丈夫です。どちらかというと、精神的疲労かもしれませんね…まさかお母様の目の前で…」ジタバタ

にこ「ま、まあまあ、落ち着いて…」

海未「にこも、突然すみませんでした…本当に恥ずかしいです」

にこ「にこは大丈夫だから…」

<海未さん、にこさん。お風呂の準備、できましたよ。入ってしまってください

海未「は、はいっ!」



海未「…どちらが先に入りましょうか」

にこ「…一緒に入る?」

海未「ああ、それもいいで…えぇ!?」

にこ「ふふ」

海未「む、無理です!無理です無理です!」

にこ「…そこまで否定されると凹むわね」

海未「す、すみません…お先にどうぞ」

にこ「…それじゃあお先にいただくわ」

海未「はい…」
170: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 22:22:13.76 ID:2jlOhC6M.net
にこ「…はー、全身の疲れが取れていくわ~…」

にこ「……歳かしら」

<にこ?

にこ「…?海未?」

<やっぱり…一緒に入っても、いいですか?

にこ「…いいわよー」

海未「…失礼します」

にこ「…うわー」

海未「…な、なんですか」

にこ「海未…すごく綺麗ね…」

海未「な、何見てるんですか!もう…す、少し詰めてください。入れません」

にこ「ごめんごめ~んっ。…海未って、大和撫子って感じ」

海未「…なんですか、藪から棒に…」

にこ「思ったこと言っただけよ」

海未「そうですか…」

にこ「…そういえば、なんで一緒に入る気になったの?」

海未「…どうしてでしょう」

にこ「なにそれ」

海未「ふふ…わかりません」クスッ

にこ「…あっそ」クスッ
171: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 22:29:42.21 ID:2jlOhC6M.net
にこ「ふぅ~…いいお湯だったわねー」

海未「はい…あ、にこの布団、持ってきますね」

にこ「あ、うん」


にこ「…海未の布団」

にこ「…」

にこ「いやいやいや、今何を考えたのよ私は…」

にこ「…」

にこ「…」スンスン

にこ「…いい匂い」ボスッ

海未「お待たせしました…」

海未「…にこ?」

にこ(やっば!!!)

海未「…もう、にこ?そんな姿勢で寝たら身体を痛めてしまいますよ…よし」

にこ(よかったー!!海未が鈍感でよかったー!!寝たふりで誤魔化せるー!!)

にこ「…うーん」

海未「あ、にこ?ほら、あなたのお布団敷きました。こっちですよ」

にこ「…あ、ご、ごめん。寝ちゃってたみた~い…」

海未「…すみません、今日は色々と…」

にこ「ん、ああ、いいのよ、大丈夫。楽しかったから」

海未「そ、そうですか?」

にこ「うん」

海未「…それならよかったです。…ところでにこ、もう少し起きていられませんか?」

にこ「うん?大丈夫だけど」

海未「…少しだけ付き合ってください。…ババ抜きで、勝負です」
172: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 22:41:11.35 ID:2jlOhC6M.net
にこ(…残りの手札は、海未が2枚…)

にこ(…今までの経験からして…)

にこ(勝てるッ!)


海未「…さあ、勝負です」

にこ「…ふふん、にこに勝て…!?」

海未「ふふん」ドヤアァァ



にこ(…め、目を瞑っている…!)



海未「…どうですか、にこ!これで私の表情は読めません!」

にこ「…」チラッ

海未「…どうしました?早く…」

にこ「はいはい」ピッ

海未「…な、なっ…!なぜなのですか…!!」ガクッ

にこ「……成長したのね、海未」

海未「…しかし…負けてしまいました」

にこ「…負ける戦には慣れているでしょう?…これからも、精進なさい」

海未「…はいっ…!」

にこ(完全に不正な勝利だったけどね)



にこ「…ふあぁ…」

海未「…ふふ、そろそろ寝ましょうか」

にこ「そうね…よいしょ、っと」

海未「…な、何を…?」

にこ「何って、布団くっつけてるんだけど」

海未「な、なぜですか!?」

にこ「悪い?」

海未「…いえ」
173: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 22:43:10.18 ID:2jlOhC6M.net
にこ「…それじゃ、おやすみ」

海未「あ、にこ!」

にこ「…何?」

海未「…にこや絵里、希が卒業してから、3か月が経ちましたね」

にこ「早いものね」

海未「ええ。…そこで、なのですが…私は、この3か月間…1人で歌詞を完成させられたことがないのです。最近は、皆に頼りっぱなしです」

にこ「…」

海未「…3人が抜けたことで、6人だったころに戻った。それだけだ、と割り切って、頑張りました」

海未「…でも、やはり上手く書けないのです。…それだけ、と割り切るには、大きすぎる存在でした…」

にこ「…」

海未「…その、私は…アイドルとして、にこを尊敬しています。…正しくは、スクールアイドル時代から、ずっと…」

海未「にこは、絵里や希とはまた少し違う、格好よさがあります。もちろん、アイドルとしての可愛さも。
    そんなところも含めて、私はにこが大好きでした」

海未「…今日の私は、そんな…尊敬するにこから、何か教えてほしかったのかもしれません」

にこ「…にこから教えられることは、何もないわよ」

海未「…そうですか」

にこ「随分あっさりね?」

海未「…そこはやはり、にこですから。そういうのは不得意ではないかと踏んでいました」

にこ「言ってくれるわね…」
174: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 22:45:17.05 ID:2jlOhC6M.net
海未「…にこ」

にこ「何?」

海未「…寝る前に、もう一度…私の頭を、撫でてくれませんか…?」

にこ「…」

海未「…今日のお昼の時に、撫でてもらったあの感覚…どうしても、忘れられないのです」

にこ「…そのくらいなら、いくらでもしてあげるわよ」ナデナデ

海未「んっ…ありがとう、ございます…」ニコッ

にこ「…どういたしまして」

海未「…」

にこ「海未」

海未「…はい…」

にこ「…みんなのこと、頼っていいじゃない。なるようにしかならないんだから、少しくらい、状況に甘んじていいのよ。…今みたいに」ナデクシャ

海未「…はい」ニコッ


海未「…そういえば」

にこ「?」

海未「…あまり、私の知らないにこを知ることができませんでした…」

にこ「…また一緒に過ごせばいいじゃない。こうして二人で。…その時にでも、見つけてごらんなさい。…おやすみ」

海未「…そう、ですね。おやすみなさい…」


にこ「…作詞、ね」
175: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 22:46:12.82 ID:2jlOhC6M.net
…るほど……が、………なのね…

海未「…ん…?」

……しもし?……そう、わたし…………だけど…

海未「…う、うん…」ムニャ

……はい、ありがと。それじゃ。


にこ「…起こしちゃったりとか、してないわよね…」

にこ「…よしっ」


にこ「…あ、もしもし?矢澤にこです。この前はどうも~っ!…あ、その、一つ、お聞きしたいんですけどぉ…」

にこ「…はい!ありがとうございましたー!…で、あとは、…にこの言葉で…」カリカリ








海未「…」ガバッ

海未「…にこ?」

にこ「おはよ」

海未「…おはようございます」

にこ「…にこ、急な仕事が入っちゃったから帰るわね。昨日は一日ありがと。またね」

海未「に、にこ!」

にこ「?」

海未「…そ、その…少し、こちらに…耳を貸してください」
176: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 22:47:15.47 ID:2jlOhC6M.net
にこ「…なに?」

海未「…」


チュッ


にこ「……!?」

海未「…お、お誕生日、おめでとうございます……そ、それだけですっ!!」ガバッ

にこ「………う、海未、今の…」

海未「し、小説で!!女の子同士で、お誕生日を祝うときの、プレゼントが、その…だったので!!」モゾモゾ

にこ「…そ、そそっそそそ、そういうことよね~!わかってた、うん、わかってたわ!…ありがと、じゃあねっ!」

海未「は、はいっ!…あっ!」

にこ「今度は何!?」

海未「…チーズハンバーグ、約束、ですよ」チラッ

にこ「…任せといて!」グッ
178: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 22:49:34.65 ID:2jlOhC6M.net
海未(…あああああああ!!園田海未、ついに、やってしまいました…)

海未(…い、いくら頬とはいえ、き、キキッキキキキキキスを…)

海未「…起きましょう。朝の鍛錬で、煩悩を払います…」カサッ

海未「…?これは…」


『極秘!矢澤にこ秘伝 作詞の書』


海未「…いつのまにこんな冊子を…?」ペラッ

海未「…これは…」




にこ「ふあぁ…ねむ」
179: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 22:53:44.01 ID:2jlOhC6M.net
海未編 おわり
2人の性格がイマイチだったきがしました ごめんなしあ
見て下さった方ありがとうございました

ちなみににこちゃんが作った作詞の書の中身は
にこちゃんが徹夜で業界人たちに聞いてまわった作詞作曲のコツと、にこちゃんからの熱いメッセージです
182: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 23:09:20.87 ID:2jlOhC6M.net
次のお話 安価下で
真姫 凛 絵里 希 にこ の中からお願いします

今気づいたけど これから1日1本ペースで書かないと穂乃果誕生日のSS書けないですね…
183: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/28(火) 23:10:21.64 ID:8le8JeN2.net
えり
188: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 22:06:02.04 ID:IJDQ/n2X.net
にこ「…さて、暇ねー。なんだか当たり前のように暇ねー」

にこ「まさか番組の景品で温泉旅行を貰えるとは…4人組だったからママたちに譲ったけど」

prrrrrrrrrr

にこ「…ん?」

にこ「もしもし?にこだけど」

『もしもし?』


にこ「絵里!久しぶりね」

絵里『にこ!やっと話ができた…!元気にしてた?』

にこ「ええ、元気よ。そっちこそ元気なの?」

絵里『ええ、おかげさまで。それでにこ、今日ってこれから暇かしら?』

にこ「ん?ああ、暇よ」

絵里『そう?よかった!実は先週、ロシアから帰ってきて』

にこ「あ、そうなんだ!もっと早く言ってくれればいいのに」

絵里『…先週から、散々メールも電話もしてたんだけど、見なかったのは誰かしら?』

にこ「ぐっ…ごめんなさい…」

絵里『…ふふ、いいわよ。にこ、アイドルだものね。忙しいのわかってるから』

にこ「…ありがとう」
189: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 22:10:14.83 ID:IJDQ/n2X.net
絵里『それで、今週いっぱいは大学の講義もなくて暇なのよ。それで…にことデートでもしようかなって。うふふっ』

にこ「で、デート…なるほどね…いいわよ、付き合ってあげる」

絵里『ほんと?ありがとう』

にこ「そういえば、希は?」

絵里『希にも連絡したんだけど、今日は大学があるんだって』

にこ「そっか。希も大変ね」

絵里『うん。みんなの休みが合えばいいんだけどね』

にこ「そうねー…にこもまだ新人だし、休み少ないのよね」

絵里『仕方ないわ…』

にこ「あ、そういえばあの子たちは?練習あるかしら」

絵里『にこっ!』

にこ「は、はいっ!」

絵里『…私は「にことデート」がしたいのよ!2人でっ』

にこ「…え、…う、うん」

絵里『…にこ、家?』

にこ「そうだけど」

絵里『今から迎えに行くわ。準備してて』

にこ「…わ、わかったわ。待ってるわね」
190: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 22:13:34.42 ID:IJDQ/n2X.net
絵里『それじゃ、ま…』

『にこさん!』

絵里『うわ、ちょ、亜里沙!』

にこ「亜里沙?」

亜里沙『はい!おひさしぶりです!』

にこ「そうね、久しぶり」

亜里沙『あの…にこさん!今日うちに泊まりに来ませんか!?』

にこ「…泊まりに?」

絵里『ちょ、亜里沙!突然…』

にこ「…なるほど、それもいいかも」

絵里『えぇっ!?』

にこ「じゃあ、泊まりの準備もしておくわ」

亜里沙『やったー!』

絵里『…いいのよ、無理しなくて』

にこ「無理なんてしてないけど?」

絵里『…そ。じゃあ、今そっち行くわね』

にこ「はいはーい」ピッ


にこ「絵里とデートに、お泊まり…」

にこ「…あー、なんでこんなにウズウズしてんのかしら」

にこ「ああ、それだと新しい下着のほうが………ってなんでやねーん!」


にこ「…はぁ。独り言増えたわね」
191: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 22:18:55.07 ID:IJDQ/n2X.net
ピンポーン

にこ「!」ダダダダッ

ガチャッ
絵里「にこ、久し…」

にこ「絵里ーっ!」ギュッ

絵里「わっ…ちょ、ちょっとにこ?…もう、どうしたのよ」クスクス

にこ「…はっ」

絵里「?」

にこ「…」

絵里「…」

にこ「今のは忘れて」

絵里「なんでー?」ニヤニヤ

にこ「なんでも」

絵里「だーめ」

にこ「ダメじゃなくて」

絵里「ふふっ。満面の笑みで飛びついてくるにこ、すっご~く可愛かったわー」

にこ「忘れて」

絵里「無理よ無理よ。私だけには無理よ」

にこ「捕まえちゃう…じゃなくてさ。忘れなさいよ」

絵里「それが人に物を頼む態度ですか」キリッ

にこ「突然の生徒会長モードやめなさい」

絵里「みとめられないわぁ」

にこ「それ凛の真似でしょ」

絵里「わかる?」

にこ「当たり前でしょ。何年あんたの声聞いてると思ってんのよ」

絵里「…あら、嬉しいこと言うわね」

にこ「不可抗力。あんた同学年の生徒会役員だったんだもの、嫌でも耳に入ってきたわ…で、忘れた?」

絵里「忘れてないわ。それじゃあ行きましょ」

にこ「…」
192: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 22:21:29.25 ID:IJDQ/n2X.net
にこ「…お邪魔します」

絵里「ねえ、にこー」

にこ「…何よ」

絵里「また抱き付いてよ」

にこ「い、や、よ」

絵里「えー。…ところでにこ、なんで抱き付いてきたの?」

にこ「…さあね」

絵里「ねえってばー」

にこ「あーもーうるさいっ!あんたそんなにしつこかったっけ!?」

絵里「頑固さだったら、穂乃果や海未にも負けないと自負しているわ」

にこ「そうじゃなくてっ!…今までこんな絡み方してこなかったでしょ、って言ってんのよ」

絵里「…んー、そうね。それに関しては…」


絵里「寂しかったから、かもね」

にこ「…寂しい?」

絵里「ええ。私、新学期始まって早々、2ヶ月くらいロシアにいたから…すぐにみんなと会える距離に居なかったから。寂しかったのかも」

にこ「…なら、にこも一緒かな」

絵里「え?」

にこ「…にこも一緒。絵里に会えなくて寂しかったのよ」

にこ「…たぶんね」

絵里「にこっ!」ギュッ

にこ「うわっぷ…」

絵里「にこっ!今日はめいっぱい楽しみましょうねっ!」モッギュー

にこ「わ、わかったから…くるじい~っ…」

ガラッ
亜里沙「ああっ!にこさんいらっしゃい!お姉ちゃん、ずるい!亜里沙も、ぎゅーっ!」

にこ「し、しぬ…」
193: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 22:23:04.11 ID:IJDQ/n2X.net
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

絵里「に、にこ~?そんなに怖い顔しないでー…」

にこ「…」ツン

絵里「…ご、ごめんってばぁ…まだ怒ってるー?」

にこ「…もう怒ってないわよ」ツーン

絵里「嘘ー?」ツンツン

にこ「嘘じゃないわよ」エミツーン

絵里「じゃあどうしてよ~っ」

にこ「…」

ザワザワ
うわ~、可愛い…
美人だ…
姉妹かな?
まさか、女の子同士で…

にこ「あんたが電車の中でベタベタくっついてくるからでしょうがっ!」
194: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 22:31:35.54 ID:IJDQ/n2X.net
絵里「…ご、ごめんなさい…完全に距離感が狂っちゃってるわね…」

にこ「…まあ、いいわよ。そんなに気にしないで」

絵里「ありがとう…」

にこ「…それで、デートに選んだのは原宿…いいセンスね。さすが絵里」

絵里「そうかしら?やっぱり、女の子のデートといえば、って感じしない?」

にこ「…他のみんなデートしたら、ここには来ない気がするのよね」

絵里「そう?」

にこ「うん」

絵里「ことりなんかはオシャレだし、来たりするんじゃないかしら」

にこ「…あー、そう言われるとそうかも…あ、それで?どこに行く?」

絵里「…にこ」

にこ「?」

絵里「ここのお店、全部回りましょう!」

にこ「…ぜ、全部ぅ!?」

絵里「そうよ!まだまだ時間はたっぷりあるんだし、にこもなかなかお休み取れないんでしょ?さ、行くわよーっ!」

にこ「…あ、絵里ーっ!置いてかないでよぉ!」
195: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 22:46:40.15 ID:IJDQ/n2X.net
にこ「…絵里、さっきからアクセサリーとか小物のコーナーだけやたら見入ってるわね。何か欲しいものでもあるの?」

絵里「あ、き、気づいてた?」

にこ「当たり前でしょー?服は割とあっさりスパッと決めてこーんなに買ってる癖に、小物系は時間かけて見てて、なのに一つも買ってないし」

絵里「…いやー、あのね。少しアルバイトを始めたのよ」

にこ「へー、絵里が…どんな?」

絵里「…まあ、アルバイトっていうか、どっちかっていうと内職なんだけど…アクセサリー作りを」

にこ「へぇ…あ、そういえば…絵里、ことりの小物作り手伝ったりとかしてたものね。髪留めとかのアクセは絵里担当のが多かったし」

絵里「そうそう。それで、大学で仲良くなった友達に、ちょっとしたものをプレゼントしたのよ」

にこ「へー。それで?」

絵里「そしたら、なんかすごい話題になっちゃって…」

にこ「うわぁー…大変ね」

絵里「まあ、昔からの趣味だから、大変とは感じなかったわ。…それで、みんな私に材料費と電話番号を渡して去っていくのよ」

にこ「…ははー、なるほどね。だから色々見てたのね」

絵里「そうなの、参考にしたくて。…なんか、あんまりこういうの良くないんじゃないかとは思うんだけど…なかなか断れなくて」

にこ「…昔のあんただったら、バッサリ断ってたんでしょうけどね」

絵里「…そうね。誰かさんたちのせいで、随分丸くなっちゃった」クスッ

にこ「ふふっ、誰のせいかしら」

絵里「さあねっ」

にこ「…あ、そうだ。そういう材料だったら、この辺の安いお店、色々知ってるわよ。次そこ行かない?」

絵里「ほんと?」

にこ「もちろん!この私を誰だと思ってんの?スーパーアイドルにしてその裏側は、家庭の事を想い続ける倹約家、矢澤にこなのよ!」

絵里「…ふふ、流石にこね」
198: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 23:11:59.13 ID:IJDQ/n2X.net
絵里「ハラショー!このクレープ、とっても美味しいわ!」

にこ「流石、女子のための街って感じね~。心だけじゃなく、胃袋まで掴んでくる………ああ、美味しい…」


絵里「これ…ポテトチップスよね?」

にこ「そ。揚げたてのポテトチップスを出してくれるの」

絵里「あ、揚げたての…!……いただきます」パリッ

絵里「おいしい…」

にこ「わかるわー、その気持ち…あーむっ」

絵里「…それは?じゃがりこ、じゃないわよね」

にこ「これねー…ふふ、食べてみなさい。あーん」

絵里「あー…んっ。…わぁ、美味しいわ!これは…?」

にこ「ポテりこよ」

絵里「ポテりこ、覚えておきましょ…あーむっ」

にこ「うひゃあああ!」

絵里「…あ、ごめんなさい…にこの指まで食べちゃった」ペロッ

にこ「も、もうっ!こういうのやめなさいよねっ!」


絵里「…たこ焼き屋さんまであるのね」

にこ「そうねー、やっぱり色々…っていうか、絵里?あんた原宿来たことあんの?」

絵里「…前に真姫と穂乃果と、スクールアイドルの勧誘に来た時くらいしかなくて…単純にイメージで原宿を選んだだけだから…」

にこ「ないの!?…お店に片っ端から入っていこうっていう提案はもしかして、そういうこと?」

絵里「そういうことです…」

にこ「はぁ…あぁっ、すみませぇん、青のりなんですけどぉ、半分にはかけないでくれますかぁ?
   はぁい!ありがとうございまーっす!…あんた、海苔嫌いだったわよね?」

絵里「にこ…!」


絵里「あっつ!」

にこ「…ふー、ふー…ほら」

絵里「あ、ありがと。…んー、おいひいわね!」

にこ「…あんた、さっきから美味しいしか言ってないわね」

絵里「だって、美味しいんだもの…」

にこ「…幸せそうで何よりだわ」クスッ
199: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 23:19:13.96 ID:IJDQ/n2X.net
にこ「いやー、歩いたわねー」

絵里「そうね、なかなか応えたわ…」


「…あ、あなたは!」

絵里「え?」

にこ「…あぁ、もしかして、ファンの方ですかぁ?でもごめんなさあい、今はオフでぇ…」

「絢瀬絵里さんですよね!」

にこ「そっちかーいっ!」

絵里「そうだけど、あなたたちは…ああっ!あの時の!」

スクールアイドルH「そうです!あの時勝負してもらったスクールアイドルです!」

にこ「…あんたたち、そんなことしてたの?」

絵里「あっちからふっかけられたのよ」

スクールアイドルR「あの時は遅れをとりましたが…でも!もう負けません…」

スクールアイドルJ「いざ勝負です!」

絵里「…ふふ、いいわよ。受けて立つわ」

スクールアイドルK「ああっ!そちらはもしかして、矢澤にこさん!?」

にこ「あ、やっと気づいてくれた…ふふん!そうよ!」

H「まさかにこちゃんまで居るとは…ちょうどいいわ!」

R「今こそ、私たちの実力を見せる時!」

J「さあ、いくわよ!」

K「私は新メンバー…フレッシュさも負けません!」


にこ「…ふん、やるしかないみたいね…!絵里!」

絵里「任せて!」
200: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 23:26:20.62 ID:IJDQ/n2X.net
にこ「…ま、だいたいにして、フレッシュさだったらにこだって新人アイドルだもの。負けるわけないわよね~!」

絵里「ふふっ、そうね!でも、私たち元に勝負を挑むなんて…あの子たち、大物になるかもね」

にこ「ふふ、そうかもねっ。…しかし絵里、あんた全然衰えてないわね。むしろ、さらに上達したように見えたわ」

絵里「…毎日、続けてるからね」

にこ「え?」

絵里「…ほら、もうアキバよ。降りましょう」

にこ「あ、ちょっと…」



絵里「ただいまー」

亜里沙「お姉ちゃん、おかえり!食材、準備しておいたよ!」

絵里「ありがとう、亜里沙」

にこ「お邪魔しまーす」

絵里「にこ、ちょっと待っててね。今からご飯作っちゃうから!」

にこ「今から?…大丈夫?疲れてない?…っていうか、絵里って料理できたっけ」

絵里「ふふ、大丈夫よ。にこは部屋で休んでて!」



にこ「…とは言われても、何もすることないわね」パサッ

にこ「…もう、絵里ってば…こんなところにノート開きっぱなし?絵里らしくないわね…って」

にこ「これは…」ペラッ

にこ「……絵里」
201: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 23:33:29.95 ID:IJDQ/n2X.net
絵里「にこ!できたわよー!」

にこ「…あ、うんっ、今行くわ」

絵里「…にこ?どうかした?」

にこ「は、はぁ?別になんでもないわよ?」

絵里「…そう?」



にこ「…へぇー、これがロシア料理…」

絵里「そうよ!」

亜里沙「私も頑張りました!」

にこ「亜里沙と絵里って料理できたんだ…てっきりダメな人かと」

絵里「何言ってるのよ…そんなこと言ったら、誰が毎日ご飯作るのよ」

にこ「…ま、それもそうね。じゃあ…」

「「いただきまーす」」


にこ「…このボルシチ美味しいわね」

絵里「ほんと!?」

にこ「…なるほど。絵里が作ったのね…うん、美味しいわよ」

絵里「ふふ、私の得意料理なの。にこに褒められちゃったんだから、もうプロ級の腕前ってことよね♪」

にこ「まったく、何言ってんのよ…」

亜里沙「にこさん、にこさん!亜里沙の作ったピロシキはどうですかっ!」

にこ「あ、これ?…ん、美味しいわ!流石ね~」ナデナデ

亜里沙「えへへ~、褒められちゃった」

絵里「…」

にこ「絵里?」

絵里「…」プイッ

にこ「???」
202: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 23:37:51.65 ID:IJDQ/n2X.net
にこ「ごちそうさまー!いやぁ、美味しかったわー…そうだ、レシピとか教えてくれない?妹たちにも作ってあげたいのよ」

絵里「…今度ね。さ、亜里沙、片付けちゃいましょ」

にこ「…ちょっと、絵里?」

絵里「…」ツーン

にこ「…ねえ、亜里沙ちゃん?にこ、何かした?」

亜里沙「う~ん…?…あ!そうだ…にこさん、ちょっと」ヒソヒソ

にこ「…」

絵里「…二人で内緒話?」

にこ「…あ、そ、そういうわけでは」

絵里「…亜里沙は可愛いからね。…ふーん」

亜里沙「お姉ちゃん!」

絵里「何かしら?」

亜里沙「亜里沙がお片付けしておくから、にこさんとお部屋に戻ってていいよ!」

絵里「…でも」

亜里沙「いいからいいからーっ!」

絵里「わ、ちょ、押さないでよっ!」

にこ(…しばらく見ない間に、亜里沙ちゃん随分強くなったわね…)
203: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 23:40:32.96 ID:IJDQ/n2X.net
にこ「…絵里」

絵里「……何よ」

にこ「ご飯、ごちそうさま。美味しかったわ」

絵里「………それはよかったわ」

にこ「ねえ、ちょっと」

絵里「何よ」

にこ「お風呂入れる?」

絵里「…まだ」


<お姉ちゃ~ん!にこさ~ん!お風呂沸いたよ~!


絵里「…入れるわよ」

にこ「…ねえ、その…一緒に入らない?」

絵里「…入るわ」
204: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 23:48:55.77 ID:IJDQ/n2X.net
にこ「…やっぱり絵里、綺麗ねー」

絵里「…私は、にこの方がスベスベしていていいと思うわ」

にこ「またまた、お世辞はいいわよ。…いいなぁー、にこもぉ、絵里みたいにナイスバディーだったらよかったのにぃ」ムニュッ

絵里「ひゃあっ!な、なにするのよ!」

にこ「…あんた、また育った?なんか、解散の日に揉んだ時よりさらに…」

絵里「そんなこともあったわね…ってぇ!なんで突然胸を触るのよ!」

にこ「まあまあ、いいじゃないのーっ!裸の付き合いなんだから!」

絵里「お、怒るわよっ!」

にこ「おー、よしよしっ。絵里は偉いわね~」ナデナデ

絵里「ふぇ…」ポケー

にこ(うわ、すごい顔になってる)

絵里「…」

にこ「…」ナデナデ

絵里「…私も」

にこ「?」

絵里「…にこに撫でて欲しかったの」

にこ「…ふふ、そうだったのね。ごめんごめんっ」ギュッ

絵里「……不思議ね」

にこ「何がー?」

絵里「…にこ、小さいのに…お母さんみたいな暖かさがあるの」

にこ「お姉さんって言ってほしいところね。それに、にこの方が絵里よりも生まれは早いもの」

絵里「…ふふ、そうだったわね、お姉ちゃんっ♪…なーんて」

にこ「…」ブクブク

絵里「にこ!?」




にこ「…も、もう一回お姉ちゃんって呼んでくれてもいいわよ?」

絵里「いやでーすっ♪」

にこ「ぐぬぬ」
205: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/29(水) 23:58:41.20 ID:IJDQ/n2X.net
絵里「さて、そろそろ寝ましょうか。亜里沙はなんだか、もう寝ちゃったみたいだし…いつもはもう少し起きてるはずなんだけど」

にこ「…ねえ、絵里」

絵里「なに?」

にこ「…いや、なんでもないわ」

絵里「そう?ならいいけどっ」



絵里「じゃあ、おやすみなさい、にこ」

にこ「…やっぱり、待って。絵里」

絵里「…どうしたのよ、さっきから?なんか変よ?」

にこ「…あのノート、見ちゃったの」

絵里「!」

にこ「…あんた、あの曲、どうしたの?」

絵里「…ふふ、見られちゃったなら仕方ないわね」


絵里「…私、どうしてもμ‘sとして、みんなと歌って、踊っていたことが忘れられないの」

絵里「穂乃果、海未、ことり、花陽、真姫、凛…そして、希と、にこ」

絵里「…ごめんっ」グスッ

にこ「…いいわよ。自分のペースで続けて」

絵里「…ありがと。…それでね」

絵里「ロシアに行く前、真姫に作曲について。海未に、作詞について少し教えてもらった」

にこ「…」

絵里「…スクールアイドルにこだわりたいって言ったのに、こんなこと言って…おかしいわよね」

にこ「おかしくなんてないわ」

絵里「…ありがとう」

絵里「…まだ慣れない大学生活をしつつ、アクセ作りもしつつ、作詞作曲のことも学んで…って、すごく大変だったわ」

絵里「でも、またみんなで歌うことを考えたら、辛くはなかった。むしろ楽しかったわ」
206: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 00:10:28.26 ID:yfFXe0tE.net
絵里「…ダンスも、にこが衰えてないって言ってくれたわよね。…とっても嬉しかったわ」

絵里「ロシアではね、おばあさまにまたバレエを教えてもらってたの」

絵里「今でもアイドルを続けてる、にこ達に見劣りしないようにって」

にこ「…あんた」

絵里「…まあ、そんなこんなな3か月を過ごして、やっとのことで完成させたのがあの曲なの。稚拙なものだけど」

にこ「そんなことない!…あんたが頑張って作った曲が、稚拙なわけない」

絵里「…ありがとう。…ねえ、にこ」

にこ「…何?」

絵里「…また、9人で歌える時が来るかしら」

にこ「…そうね。まず穂乃果が誘いに来たら間違いないわね」

絵里「…ふふ、そうね」

にこ「…ま、歌えると思うわよ」

絵里「ほんとにー?」

にこ「うん」

絵里「にこはもうプロのアイドルなのに?」

にこ「勿論」

絵里「同じステージに立たせてもらえるかしら?」

にこ「…にこがも~っと有名になったら、過去のことが掘り返されるはず。…そしたら、μ‘sのことも間違いなく、また世間に名前が広がる」

にこ「そこがチャンスよ!そこでμ‘s復活!人気は再爆発!そしたら、新曲のCDだって…」

絵里「ち、ちょっと!そんなこと…」

にこ「無理でも押し通せばいいのよ!」

絵里「…めちゃくちゃね」

にこ「あんたの過ごした3か月のがめちゃくちゃよ」

絵里「そうかしら」

にこ「そうよ」
207: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 00:21:44.14 ID:yfFXe0tE.net
にこ「…絵里」

絵里「なに?」

にこ「…にこ、あの曲歌いたいわ。みんなで」

絵里「…ありがとう」

にこ「…なんか、こんなこと言ったら、真姫あたりにボロクソに言われるんでしょうね」

絵里「スクールアイドルにこだわりたいって決めたの、私たちだからね」

にこ「ホントそれよね」

絵里「ちょっとぉ!解散するって決め手になったのはにこちゃんたちでしょぉ!?」

にこ「あ、今の似てる」

絵里「え、ほんと?」

にこ「ほんとほんと」

絵里「なにそれ、いみわかんないっ!」

にこ「んー、今のは微妙かな。…なにそれぇ、いみわかんなぁいっ!」

絵里「似てるー!!」

にこ「でっしょー!」

絵里「流石にこね!」

にこ「…ぷっ」

絵里「…ふふっ」

絵里「…言葉にならない、吐息が凍り~、すぐに消えてく、一人立つ街角~」

にこ「探してしまう、君の背中を~、いるはずもない、人ごみの中~」

「「今日はね~、会いたいと~、言えばよかあったぁー」」

絵里「…今のは私じゃない?」

にこ「わかる。あの時の、なぜか幼い真姫の感じ出てたわ」

にこ「ぷっ…」

絵里「ふふっ…」




にこ「…寝ましょ」

絵里「…ええ。それこそ真姫に何されるかわからないわ。おやすみなさい」

にこ「…おやすみなさい」
208: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 00:29:54.59 ID:yfFXe0tE.net
にこ「…ふあぁ…朝ね…って」

絵里「…ん~」

にこ(…がっつり抱きしめられてる)

にこ「…ふふ、そうよね。意外に甘えんぼさんだもんね、あんた」

絵里「…おばあさま…ありさ…」

にこ「可愛いわねー…」クスクス

絵里「……にこ…お姉ちゃん…?」

にこ「…」

絵里「お姉ちゃん…えりちかも、撫でて…」

にこ「…ったく、どんな夢見てるのかしら」ナデナデ

絵里「……えへ…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

にこ「…じゃあ、お世話になったわね」

絵里「いえ、こちらこそ色々ありがとう」

にこ「…またね」

絵里「…また、ね。…あっ!ちょっとまって!」ダダダダ

にこ「うわ、絵里って家だとあんな風に走るのね」

絵里「…お待たせ。これ」

にこ「?」

絵里「…今日、誕生日でしょ?おめでと。誕生日プレゼントよ」

にこ「…ありがと。それじゃ」

絵里「ええ、それじゃあ」
209: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 00:33:32.83 ID:yfFXe0tE.net
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

亜里沙「あ、お姉ちゃん!にこさん出てるよ~!」

絵里「えっ、ほんと!?」


『そのアクセ、かわいいね!』

にこ『でしょぉ~?これ、世界に一つしかない宝物なんです~!私の大事なお友達が作ってくれてぇ!』

『へぇ~、いいね。あ、それで、今回の新曲についてだけど…』

にこ『あぁ、はい!今回の曲は、「ずっと私は私らしく」ってテーマなんです!それで、今回の衣装は、昔来ていたものを意識してみました!』

『昔?』

にこ『はい!ほら、私、昔スクールアイドルだったじゃないですかぁ!』

『なるほどねぇ!それで…』



絵里「…よしっ!亜里沙、私たちも、今日も一日頑張りましょうね!」

亜里沙「うん!」
210: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 00:38:30.04 ID:yfFXe0tE.net
絵里編 おわり
心のどこかでμ‘sに未練が残ってる絵里ちがいるんじゃないかと思ったんですけど 上手く書けなかったです
というか毎回終盤の展開が雑になってる感ありますあります ごめんなさい
見て下さった方ありがとうございました

ちなみに 絵里が渡したプレゼントにはアクセサリーの他に にこの新曲のきっかけになる何かが入っています
スクフェスの「これからも、にこがにこらしくありますように」っていう言葉が好きだったので
215: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 00:51:47.21 ID:yfFXe0tE.net
なんか見直したら本当にイマイチなとこ多いので、全部書き終わったら何かそのへんフォローするようなものを書きたいです 蛇足かもですが
そして1週間以上かけてにこちゃんの誕生日を祝っていたら自分の誕生日が終わってたことに気づきました

次のお話 安価下で
真姫 凛 希 にこ の中からお願いします
216: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 00:52:05.57 ID:HgOwndFr.net
凛ちゃん
225: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 22:57:00.46 ID:yfFXe0tE.net
にこ「…はー、今日はママたちお出かけさせちゃったし、暇ねー。…そろそろ大きな仕事もあるって言うのに、休んでていいのかしら」

prrrrrrrrrr

にこ「…もしもし?にこだけど」

『もしもし!繋がったー!』


にこ「凛?どうかしたの?」

凛『にこちゃん!』

にこ「うるさっ!…何よ突然!」

凛『にこちゃん、き、今日ひま!?』

にこ「…うん、まあ、暇だけど」

凛『ほんと!?やったぁーっ!…ね、ねえ、じゃあ、凛に少し付き合って!』

にこ「…別にいいけど、凛がにこに頼みごとなんて珍しいわね」

凛『珍しいかにゃ…?と、とにかく、今から凛、にこちゃんの家に行くから!ちょっと待ってて!』

にこ「ん、わかったわ。準備しておく」

凛『ありがと!』プツッ

にこ「…んー、何の用かしら。…それに、少し様子がおかしかったような…?」
226: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 22:58:06.38 ID:yfFXe0tE.net
ピンポーン

にこ「来たわね。はーい」

凛「にこちゃん!」

にこ「凛、元気にしてた?…って」

凛「うんっ!凛はいつも元気だよ!久しぶりだね、にこちゃん!…にこちゃん?」

にこ「…凛」

凛「?」

にこ「…その恰好はなによ」

凛「何って、ジャージだけど」

にこ「…もしかして、運動?」

凛「ち、違うにゃ!」

にこ「…じゃあ何よ」

凛「…そ、それは…」

にこ「?」

凛「…こ、これからお話しするから!だから、ちょっとお家入れて!」

にこ「…あ、うん…どうぞ…」

凛「お邪魔しまーす!」

にこ「…今日の凛は一段と行動が読めないわね…」


にこ「…で、凛」

凛「?」

にこ「…いったい何しに来たのよ?ただ遊びに来たってわけじゃないんでしょ?」

凛「…ば、ばれてた?」

にこ「当たり前でしょー?あんたの電話での動揺っぷり聞いたら、何もないなんて思わないわ」

凛「…実は…にこちゃんに、凛をこーでぃねーとしてほしいの!」

にこ「…こ、コーディネート?」

凛「そう!」

にこ「…そういうのって、ことりが得意でしょ?なんでにこ?」

凛「…あ、あのね…」
227: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 22:59:46.57 ID:yfFXe0tE.net
~回想~

穂乃果「サマーガールコンテスト?」

ことり「そうなの!夏にぴったりのコーディネートを披露するっていう企画なんだけど~…なんと!私たちに声がかかりました~」

花陽「サマーガールコンテスト…それってたしか、サマーフェスティバルの一環で、特設ステージでのライブもあったよね…?」

ことり「うんっ!本当は、そのライブのために呼ばれたんだけど…運営の人から、せっかくならコンテストの方にも出てみないか、って!
    学生部門とアイドル部門があって~…私たちは学生部門です!」

海未「…それで、ライブの衣装はともかく…コンテストに出る衣装はどうするのですか?」

ことり「…それは~、はい!」

真姫「…これ、お金じゃない…どうしたのよ」

花陽「し、しかもこんなにっ…」

ことり「運営の人から預かったお金なんだけどね~…これで、各自で服を用意してください!」

海未「各自で、ですか?ことりが見てくれたりは…」

ことり「…本当は、みんなのぶんの服も選んじゃおうと思ったんだけど…運営の人が、「同部門出場者同士での助け合いはダメです」って…」

穂乃果「…うーん」

ことり「あ、でも、メンバー内でのお手伝いはダメだけど…他の人に手伝ってもらうのは大丈夫~!たとえば…絵里ちゃんとか?」

海未「…もしもし、絵里ですか?確かロシアから帰ってきましたよね。あの、今週末空いていますか?」

花陽「海未ちゃんがめったに学校で使わない携帯をっ!…あれ?凛ちゃん…」

凛「」

穂乃果「り、凛ちゃんが灰になってる!」

凛「…り、凛には…凛には無理だにゃ…」


~回想終わり~
228: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 23:04:55.56 ID:yfFXe0tE.net
にこ「…なるほどね。…でもあんた、そういうの克服したじゃない。それをなんで今更」

凛「そっ!それは、凛だってもう普通にスカートとか履くよ!?…でも、コンテストだよ?…そうなると、やっぱり、自信ないんだよ…」

にこ「…あんたの言い分はわかった。協力するわ」

凛「ほんと!?」

にこ「ええ!にこと凛で、2部門制覇しましょ!」

凛「うんっ!…え?」

にこ「それ、にこもアイドル部門で出るから」

凛「…え、えぇ~っ!?」

にこ「大丈夫大丈夫。同部門の出場者同士じゃなきゃいいんでしょ?ならセーフよ、セーフ」

凛「…ほ、ほんとかにゃ~…」

にこ「大丈夫よ!にこを信じなさい!」

凛「…にこちゃんだから心配だにゃ」

にこ「そういうこと言うのはこの口かしら~?」ギュウウウ

凛「い、いはいいはい~っ!ごめんなひゃ~い!」

にこ「わかればいいのよ。…ふふっ」

凛「いたた……にこちゃん?どうしたの?」

にこ「…こうして凛に何か言われて、にこが怒って…ってやるのも、ちょっと久しぶりだなと思ってね」

凛「…そうだねっ。凛も、にこちゃんといっしょに遊べなくなったの、少し寂しいにゃ…」

にこ「…凛」

凛「…でも!今日はにこちゃんが一日一緒に居てくれるんでしょ?」

にこ「…もちろんよ!」
229: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 23:18:45.22 ID:yfFXe0tE.net
凛「ただいまー」

りんママ「おかえりー!あれ、早かったねぇ」

凛「ジャージで行ったら怒られちゃったにゃー」

りんママ「あちゃー!そりゃ怒られちゃうよにゃー」

にこ「お邪魔しまーす」

りんママ「わ!にこちゃん!相変わらず可愛いね~っ、元気?テレビ見てるよーっ!サインちょうだい、サイン!」

凛「ちょっとママ!今はそんな時間ないのっ、あとでにしてにゃ~っ!」

りんママ「えーっ、ママにも少しくらいお話しさせてよー」

凛「だめーっ!もうっ、にこちゃん行こ!」グイグイ

にこ「あ、ちょ、引っ張らないでえええええ」ズザー

にこ(…さすが親子って感じね…)

にこ「しかし…」チラッ

りんママ「もー…ん?ママに何か用かにゃ?」バチコーン

にこ「い、いえっ!なんでも!」ドキドキ

にこ(凛のお母さんいくつなのよ…!若すぎない…!?)
230: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 23:24:32.34 ID:yfFXe0tE.net
凛「もー、ママってば。友達連れてくるといつもああなんだよ?」ヌギヌギ

にこ「まあまあ、いいじゃないの」

凛「む~…」ヌギヌギ

にこ「…」

凛「…」ポイッ

にこ「…凛」

凛「にゃ?」

にこ「…もう少し恥じらいとかないの…?」

凛「え?だって、今までずっと一緒に着替えたり、お風呂入ったりもしたし…」

にこ「いや、でも、もう少しほら…」

凛「…にこちゃ~ん…もしかして凛のこと、変な目で…」

にこ「違うわよ!!…も、もういいわ、早く着替えちゃって…」

凛「も~、にこちゃんが話しかけてきたのにー!」

にこ(…しかし)

凛「ふんふんふんふふ~♪」

にこ(凛の腰からお尻にかけてのライン、引き締まっててすごく綺麗ね…パンツルックも映えそう。…でも)

にこ「凛」

凛「にゃ?」

にこ「…凛はやっぱり、可愛い服がいいんでしょ?」

凛「…う、うん」テレテレ

凛「あえてカッコイイ系で行こう!…とも考えたんだけど、やっぱり…スカートが、いいなって…えへへ…」

にこ(…可愛い。私が今まで出会ったどの女の子よりも乙女じゃないかしら)

にこ「…よし!凛、頑張りましょうね!」

凛「…う、うんっ!」

にこ(ことりだろうと真姫だろうと誰だろうと、かかってきなさい…うちの凛が一番可愛いところ、見せてやるんだから…!)メラメラ


凛「…少し熱くないかにゃ?」パタパタ
237: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/02(日) 01:46:30.95 ID:WFNnxO+l.net
凛「ん~、おいしいにゃ~…」

にこ「…凛」

凛「んー?」

にこ「…何食べてんのよ!」

凛「アイスだにゃ!暑いから~」

にこ「嬉しくて~」

凛「嬉しくて~」

にこ「楽しいね…って!私たちは今服を買いに来たんでしょう!?遊んでる場合じゃないの!」

凛「にこちゃん、自分で乗ったくせに…そんなに怒らなくても」

にこ「いい?凛、私はね、あんたを絶対優勝させるって意気込みで来てるの!わかる!?」

凛「…で、でも、優勝は…や、やっぱり凛、皆の前に出ても恥ずかしくないようなお洋服なら、なんでも…」

にこ「ばかーっ!」ベシッ

凛「いたーいっ!にこちゃん何するにゃ!」

にこ「そんな目標建ててることがまず恥ずかしいの!やるからには徹底的にやるわよ!」

凛「…は、はぁ~い…」
244: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 20:54:01.45 ID:YAaF9nB2.net
凛「…なかなか見つからないにゃー…」

にこ「…そうね…がむしゃらに探してもダメ。まず、大事なのはテーマよ。それが決まってないと、いくら探してもまとまらないわ」

凛「あ、それならもう決まってるにゃ!「せいそけい」だって!」

にこ「へー、清楚ね…凛がそういうこと言い出すのって……ん?ちょっと待ちなさい。「だって!」って何よ」

凛「ことりちゃんが言ってたの思い出したにゃ!」

にこ「そういうのは先に言いなさい…」ムニー

凛「ごめんなひゃい…」

にこ「…まあ、でもわかったわ。清楚系ね。…凛が、清楚…」

凛「?」

にこ「…なんでもないわ」

凛「…なんか悪意を感じるにゃ」



にこ「…なかなか無いわね。凛に合う服…」キョロキョロ

凛「…ねえ、にこちゃん?」

にこ「何よー?改まっちゃって」キョロキョロ

凛「…凛ね、にこちゃんに教えてほしいことがあるんだ」

にこ「へー。何よ」ゴソゴソ

凛「…えっと…」

にこ「…?」

凛「…や、やっぱりなんでもないにゃ!あ、あの服可愛いかも!にこちゃん、先に行ってるねー!」ピュー

にこ「あ、ちょっと凛!待ちなさい!……なんなのかしら?」
245: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 21:00:36.52 ID:YAaF9nB2.net
にこ「とどのつまりラブリー!…わかる?だから、このスカートは…」

凛「…にこちゃんの女子道はやっぱり、凛にはわからないにゃ」

にこ「…あんたねぇ…っていうか、そもそもなんでにこに頼んできたのよ」

凛「えっとね…今の音ノ木坂の人以外でなら…にこちゃんと一緒にお買い物するのが、一番楽しいかな?って思ったからかなー」

にこ「…凛」

凛「あとね…少し、寂しかったからかも」

にこ「…」

凛「…凛ね、いっぱい後輩ができたんだ」

にこ「…そう」

凛「…でもね、毎日、なんだか少し寂しいの。周りにみんながいて、楽しいはずなのに」

凛「でもでも、ある日ね、凛、にこちゃんが居なくて寂しいんだなって気づいたの」

にこ「…ん?」

凛「?」

にこ「ちょっと待ちなさい。なんで後輩の話からにこが出てくるのよ」

凛「え?だって、にこちゃんは妹みたいで可愛かったから~」

にこ「あんた、バカにしてる?」

凛「してないにゃ!…あ、でもにこちゃんはおばかさんだし~」

にこ「そうそう、にこはおバカ系アイドル…ってぇ!何言わすのよ!」

凛「自分で言ったんでしょーっ!…あ、でもでも、時々お姉さんみたいで、かっこいいなって思ってたよ!」

にこ「お姉さんみたい、じゃなくて、お姉さんなの!」

凛「えぇ~?でも、それにしては少し抜けてるにゃ~」

にこ「ぬぁんですって!?」


凛「でもね、凛はそんなところもぜ~んぶ合わせて、にこちゃんが好きなんだ~」


にこ「…」

凛「…あれ?にこちゃん、どうしたの?」

にこ「…なんでもないわよ。あんたとこうやって絡むの久しぶりで…楽しい…なんて、ほんの少し思っただけよ」

凛「…にこちゃん…」

にこ「…ふん」プイッ
246: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 21:04:36.65 ID:YAaF9nB2.net
凛「にこちゃ~んっ!にこちゃんにこちゃんにこちゃ~~~んっ!!!」

にこ「やめなさーいっ!」

凛「ねえ、にこちゃ~ん?なんでそっちばっかり向くの~?」グイグイ

にこ「近い~!」

凛「ねえねえにこちゃ~ん!」グイグイ

にこ「暑いわよ~!」

凛「ねーってばー!」

にこ「凛っ!」

凛「あぅ…ご、ごめんね。凛、少し調子に乗りすぎちゃった…イヤだったよね…えへへ、ごめんね…」

ギュッ

凛「…に、にこちゃん…?」

にこ「…そ、そういうんじゃないから!」

凛「え…?」

にこ「…凛のこと、嫌いとか、イヤとかじゃないから」ギュゥ

凛「に、にこちゃ…」カアァ

にこ「…」



「…にこ?」

にこ「ぴーっ!!」バッ

「…おや、相手は星空凛か。意外と大胆なのだな」

凛「…あっ!」


真姫「…2人とも、衆人環視の中で何してるのよ」

英玲奈「…ふふ」


にこ「真姫に、英玲奈…!」
247: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 21:12:14.90 ID:YAaF9nB2.net
凛「…というわけにゃ!」

真姫「…ふーん、なるほどね」クルクル

にこ「何よその顔は!」

英玲奈「概ね、自分も抱き付かれたい…とか思っていたのではないかな」

真姫「なっ!そ、そんなことあるわけないでしょっ!」

凛「あ~っ、真姫ちゃん、ウソついてる顔だにゃー!」

にこ「真姫…あんた」

真姫「あーもぉーっ!うるさいわよ!…っていうか、買い物の続きはいいの!?もうお昼過ぎよ!」

凛「…え?あぁーっ!ほんとだ!」

にこ「…もう2時間も経ってたのね……あ、真姫は服、決まったの?」

真姫「…ええ。たまたま会っただけなんだけど、英玲奈さんに手伝ってもらっちゃって」

英玲奈「ふふ、これも何かの縁だと思ってな」

にこ「…あっそ」

真姫「…じゃ、私たちはランチして帰るから。凛、にこちゃん、またね」

英玲奈「…当日、楽しみだな。では、また」
248: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 21:15:36.07 ID:YAaF9nB2.net
にこ「…っぷはぁーっ!」ドンッ

凛「にこちゃん、お行儀悪いにゃ…」

にこ「わかってるわよ…飲まなきゃやってらんないでしょ…」

凛「…でもそれ、ジンジャーエールでしょ?」

にこ「気分よ、気分。…はぁ、まさか真姫と英玲奈が組んでるなんて…困ったわね…」

凛「…これだ!…っていうのが無いんだよね…」

にこ「そうねー…そもそも、清楚っていうテーマが凛のイメージとは違うのよ…」

凛「うーん…」

にこ「凛は元気なスポーツ少女って感じでしょう?…うーん」


「あら、お二人さん。はろ~」


にこ「ああ、ハローハロー。…ってぇ!?」

凛「…ことりちゃんと…あんじゅさん」

ことり「こんにちは~、凛ちゃん!にこちゃんも、久しぶり~!」

あんじゅ「やっぱり、サマフェスのためのお買い物かしら~?」

にこ「…あ、あんたたちまで組んで…」

凛「…」ズーン

にこ「…」ズーン

ことり「…あ、あれ?」

あんじゅ「んもぉ、そんなに落ち込まなくても…」

にこ「…μ`sの衣装担当のことりと、A-RISEのビジュアル担当のあんじゅ…」

ことり「お、大げさだよ~、たまたま会っただけで…」

あんじゅ「…戦意喪失させちゃうのも、優勝への近道かもよぉ、ことりさん?」

ことり「あ、あんじゅさん…」
249: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 21:16:37.54 ID:YAaF9nB2.net
あんじゅ「ふふっ、なんちゃって。…今回のテーマが星空さんと合ってなくて迷ってる…って感じの顔ね~」

にこ「」ギクッ

あんじゅ「それなら簡単よ?思い切って、イメージを変えちゃえばいいの!」

凛「イメージを…?」

あんじゅ「ふふっ、私からのヒントはここまで。それじゃあ星空さん、にこ、またね~」ヒラヒラ

ことり「あ、ま、まってくださ~い!…あ、凛ちゃん、にこちゃん!」

にこ「?」

ことり「…イメージを変えるっていうのは、すごくいいことだと思う!
    …でも、凛ちゃんの大胆さを生かして、もっと根本から覆してみる…っていうのも、アリだと思うよっ!
    3歩目は大胆にっ!…それじゃ、またね~!」

凛「…だいたん、イメージ…」

にこ「…敵に塩を送るなんて、あの2人、余裕ね…」
250: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 21:19:02.37 ID:YAaF9nB2.net
にこ「…はぁ~」

凛「ねえ、にこちゃ~ん…?」

にこ「何よ~」

凛「なんでコスプレショップなの~?」

にこ「…大胆に」

凛「大胆じゃなくて、もはや奇抜の域にゃ!」

にこ「あら、凛ってば難しい言葉を覚えたのね。偉い偉い」

凛「…っていうか!そろそろ凛で遊ぶのやめてほしいにゃ~!」

にこ「いいでしょ別に…」

凛「え~…」

にこ「…あー、あんたやっぱり髪結っても可愛いわねー。練習の時にサイドで結んでたやつ、あれ前からすごく可愛いと思ってたのよ」

凛「か、可愛いなんて…」

にこ「あ~、可愛い~…」ギューッ

凛「に、にこちゃん…」

にこ「…はぁ。…色んなところ回ってきたけど、なかなか決まらないわね~…」ナデナデ

凛「むぅ~…」モジモジ

にこ「服だけならいいけど、凛とマッチするかと言われれば違うし……あんじゅとことりのヒントを……あーもう、わけわかんないわ…」キョロキョロ

凛「…ん~」

にこ「……あっ!」

凛「うわぁっ!?耳元で大きな声出さないでよぉ!」



にこ「凛!作戦が決まったわよ!…これなら、誰にも負けないわ…ふっふっふ…」

凛「…に、にこちゃん、怖い顔してるにゃ…」
251: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 21:20:16.91 ID:YAaF9nB2.net
にこ「ふっふーん、これで完璧ね!」

凛「…ね、ねえ、ほんとにこれ、大丈夫なのぉ…?」

にこ「大丈夫よ、にこを信じなさい!この目に狂いがなければ、凛は絶対大丈夫!」

凛「…うーん…」

にこ「はぁー!肩の荷が一気に下りた気分だわ!凛!これからどこか遊びに行かない?」

凛「…ねえ、にこちゃん」

にこ「?」

凛「…凛、やっぱり――――」








凛「…ごめんね、にこちゃん。凛のわがままのせいで、こんな時間に…」

にこ「いいのよ、別に。今日はとことんあんたに付き合うって決めてたんだから。
   …それに、私…凛を勝たせる、って思いだけで、凛のこと全然考えてなかったんだー、って反省したわ。こっちこそ、ごめんね」

凛「に、にこちゃんが謝ることないにゃ!だって…」グゥー

にこ「…ふふ、お腹空いたわね」

凛「…うん」

にこ「ラーメンでも食べていきましょうか?最近、美味しいお店紹介してもらったのよ」

凛「ほんと!?…あ、でも今日は家でにこちゃんのぶんまでご飯作ってるって、ママが…」
prrrrrrrr

凛「…もしもし?」

りんママ『あ、もしもし凛ちゃん?ママだけどさー、いや参った!にこちゃんのぶんもご飯作って待ってようかと思ったんだけどね、食材なーんもなかったのよ!』

凛「…えっ」

りんママ『まだ家着かないでしょ?にこちゃんと美味しいもの食べてきなさい!そういうことだから!そんじゃ!…あ、あとにこちゃんのお泊りの準備もできてるからって言っといてね!』
プツッ

凛「…食べにいくにゃ」

にこ「うん、だいたい聞こえてた。…泊まって行っていいわけ?」

凛「…にこちゃんがいいなら、凛は大歓迎だよ!」

にこ「…じゃ、遠慮なく」クスッ
252: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 21:22:49.26 ID:YAaF9nB2.net
凛「ほえー…こんなお店があったんだね~…あ、とんこつ醤油で!」

にこ「私は塩で。…まったく、こんな場末の店に毎週数回通ってるなんて、ファンが聞いたらどうなるのかしら」

凛「…そういえばこのお店、にこちゃんが誰かに教えてもらったんだよね?それって、誰に…」

ガラッ
穂乃果「はぇ~っ…こんなお店が…」

凛「…穂乃果ちゃん!」

穂乃果「凛ちゃん!…と、にこちゃん!?」

凛「穂乃果ちゃんがこのお店知ってたんだ!」

にこ「…その後ろに居る、あいつよ」


ツバサ「…あ、あら…にこ、偶然ね」

凛「…ツバサさ~~ん!?」



ツバサ「…熱いものを克服しようと色々回っていたら、ここにたどり着いて…それで、あまりのおいしさに、つい…」

凛「へ~!ツバサさんも、可愛いところあるんだね~っ」ズルズル

穂乃果「ほんとだよ~!なんだか、もっと身近になった、って感じ!」ズズーッ

にこ「こらこら、あんまりいじめてやらないの…でもまあ、意外ではあるわよね」

ツバサ「…アイドルだってラーメンの一杯くらい食べる。当然でしょ?」ドヤ

にこ「今その顔されても、カリスマは感じないわよ」

ツバサ「…言うようになったわね、にこ」

穂乃果「たしかに!にこちゃん、あれだけA-RISEにビビってたのに!」ズルズル

にこ「ビビってない!」

凛「そういえば、あんじゅさんと英玲奈さんのことも呼び捨てだったにゃ!あ、替え玉お願いしまーす!」

ツバサ「ふふ…スクールアイドル時代の因縁かしらね?私たちA-RISEと、にこ。共演することも多いし、プライベートでも結構付き合っててね。
    仲良くなったついでに、穂乃果さんや、星空さんたちと同じように接してほしい、って頼んだの」

凛「へ~…」ズルズル

穂乃果「…でも、さすがにこちゃんだね!歌は大ヒット、そしてA-RISEの3人ともこんなに仲良しになっちゃうんだもん!」

凛「そうにゃそうにゃ…あ、替え玉お願いしまーす!」

にこ「ちょっと凛!いくら奢るからって食べ過ぎ!」

ツバサ「私もお願いします」

穂乃果「あ、私もー!」

にこ「…ほんと、よく食べるわね…」
253: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 21:30:23.72 ID:YAaF9nB2.net
凛「ただいまーっ!…はぁ~っ、疲れたー!」ドサーッ

にこ「うわっ!ちょっと、大事な服なんだからもう少し丁寧に扱いなさいよ!」

凛「あ、ごめんごめ~んっ」

にこ「まったく…」

凛「…ふ~、一日中歩いてたから、汗びっしょりだね!」

にこ「…そうね、屋上で練習してた頃を思い出したわ」

凛「よーっし!にこちゃん!いっしょにお風呂入るにゃ!」

にこ「なっ!?なんで一緒に入らなきゃ…」

凛「いいからいいから~っ!」


にこ「…なんで…」

凛「まあまあにこちゃん!もう入っちゃったんだから、言いっこなしだにゃ!あ、先に体洗うねー!」

にこ「…あんた、もう少し恥じらいとかないの…?」

凛「え?」

にこ「…なんでもないわよ」

凛「りんりんりんがべー♪」

にこ「…あんた」

凛「にゃ?」

にこ「…ちょっと大きくなった?」

凛「え?何がー?」

にこ「…胸がよーっ!!」ワシワシ

凛「に、にゃーっ!!何するにゃー!!」

にこ「ぬぁんでにこは1ミリも大きくならないのに!やっぱりラーメン!?ラーメンなのかーっ!!」ワシワシワシ

凛「かよちーん!まきちゃーん!誰か助けてにゃーっ!!」
254: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 21:33:12.64 ID:YAaF9nB2.net
凛「やっぱり一緒に入らなければよかったにゃ…」

にこ「だからごめんって言ってるでしょ…」

凛「…もう凛寝る!」モゾモゾ

にこ「あっ、ちょっと凛ってば!」

凛「あっ!」ガバッ ゴンッ

にこ「ったぁ~!ちょっと!いきなり起き上がらないでよ!」

凛「いてて…ごめ~ん……ねえ、にこちゃん」

にこ「…何よ」

凛「…凛、やっぱり教えてほしいの!」

にこ「…そういえば、日中も言ってたわね。…何なのよ?」


凛「…凛ね、ずっとにこちゃんのにこにー…ちょっと寒いとか、わかんないとか言ってたけど…」

にこ「…そういえばそんなことも言われたわね」

凛「でもでもっ!アイドルしてる時のにこちゃんは、やっぱり、誰よりも女の子で…それで…上手く言えないけど…」


凛「だから、凛に教えて!にこちゃんの、にこぷり女子道!」
255: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 21:38:56.97 ID:YAaF9nB2.net
にこ「……こ、これだけ教えれば、もう十分でしょ…」

凛「…うんっ!凛、にこちゃんの魂はばっちり受け継いだよ!かよちんにも負けないくらいに!」

にこ「…そ、そりゃ、よかったわ…」

凛「…よし!これでもう安心して寝られるにゃ!」

にこ「…そ、そうね…それじゃあ、寝ま…あ、ああ…あああーっ!!」

凛「ど、どうしたのにこちゃん!?」

にこ「…あんたの服ばっかり買って、にこの服も用意するの…忘れてた…」

凛「ええーっ!?…あ、あーっ!凛も!凛も忘れてた!!」

にこ「え!?…って、あんたの服は買ったじゃない」

凛「ち、違うの!だって、明日は…」


ポーン ポーン


にこ「あ。日付、変わっちゃったわね」

凛「ああ…」

にこ「…?」

凛「…にこちゃん」

にこ「何よ?」

凛「…お誕生日プレゼント、用意するのを忘れたにゃ…」

にこ「…あぁ、そういえば今日、にこの誕生日か…」

凛「…ご、ごめんにゃーっ!にこちゃんにあんなに色々手伝ってもらったのに、凛から何もあげられないなんて~っ!」

にこ「…ふふ、いいわよ別に。気にしないから」

凛「…でも…」

にこ「誕生日プレゼント、別にいらないわよ。…でも、その代わり」

凛「…?」

にこ「コンテストで優勝しなさい!それで、許してあげる!にこぷり女子道の教育費もまけてあげる!」

凛「…ええっ!?お金取るの~!?」

にこ「当たり前でしょ~?プロの技術を教えてるんだから!…ま、あんたなら優勝出来るわよ。頑張りなさい」

凛「に、にこちゃん…」

にこ「…それじゃ、疲れたし寝るわ。おやすみなさい」

凛「…うん、おやすみ」
257: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 22:02:11.66 ID:YAaF9nB2.net
~サマーフェスティバル当日~

穂乃果「…よーっし、絶対優勝するぞー!」

海未「…わ、私も、せっかく絵里に手伝ってもらったのです…が、頑張ります…」

真姫「海未…顔、真っ青よ…」

ことり「大丈夫だよ、海未ちゃん!そんなに緊張しなくても~」

花陽「…」キョロキョロ

穂乃果「…花陽ちゃん?どうかしたの?」

花陽「…あ、実はね、凛ちゃんがまだ来てなくて…」

真姫「凛?…おかしいわね、さっきまでは一緒に…」

「…あの」

花陽「?」

「…今日は、よろしくお願いいたしますわ」

穂乃果「…あ、よ、よろしくお願いします!」

「…それでは、ごきげんようっ」

海未「…穂乃果、知り合いですか?」

穂乃果「ううん、見たことない人…でも」

ことり「すごく綺麗な人だったね……声も可愛かった~」

花陽「……うーん」

真姫「花陽?」

花陽「…今の人、どこかで…?」
258: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 22:07:35.65 ID:YAaF9nB2.net
「やっほー!!みんな、はっちゃけてるか~い!?」

「さあさあ、長かった学生部門もこれで終わりだッ!…さー、その最後を飾るのは…こちら!」



ワアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

「おお~~っとぉ!!なんという盛り上がり!先程の5人に負けずとも劣らない声援!」


「…」トコトコトコ


「揺れるオレンジの長髪!それに見事にマッチした大きなリボン!そしてそれらを引き立たせるような、真っ白なワンピースッ!」

「これは文句のつけようがないお嬢様だ!」


穂乃果「ほぇ~…やっぱり綺麗…」

海未「…すごいですね」

真姫「みんな釘付けって感じね…」


にこ「…当たり前でしょ」


ことり「あ、にこちゃん!」

花陽「…に、にこちゃん!?来てたのォ!?」

にこ「そうよ、一般アイドル部門に出るんだから。…それにしても、にこのコーディネートは完璧だったみたいね」

海未「にこの?…ということは、あの方はにこが…」

穂乃果「…え?でも、にこちゃんがコーディネートしたのって…」
259: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 22:12:43.73 ID:YAaF9nB2.net
「はぁ~いっ!それではぁ~~~~…お名前の方をどうぞっ!」

「はいっ。…星空」


ことり「…もしかして…」


「星空凛です!」

ザワ… ザワ… ざわ…


穂乃果「…り、凛ちゃん!?」

真姫「…あ、あれが凛!?」

花陽「や、やっぱり…!」


「おおっとぉ!?星空凛ちゃんといえば、ショートヘアの似合う活発少女だったが、ここでまさかのイメージチェンジ!
 会場もザワついております!…さて、凛ちゃん!ズバリ、今日のコーディネートのイメージは!?」



にこ「…さて、最後の仕上げよ」


凛「はいっ!それは…」


バサッ!


「な、なななななぁ~~~~~~んとぉ!!!凛ちゃんワンピースを脱ぎ捨てたあああああああああああっ!!!!!」


花陽「あ、あわわわわわ、凛ちゃん…!」チラチラ

真姫「花陽…目隠してないでしょ」

海未「は、ははははは…破廉恥ですっ!」

ことり「…あっ、見て!」
260: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 22:18:16.97 ID:YAaF9nB2.net
「わっぷ!…おっと、これは…カツラ?」



凛「…」ニッ


「おおおおおおおっとぉ!!!ここで凛ちゃん、いつものショートヘアスタイルに戻ったァ!今までのは囮だったのかぁーーっ!?」



凛「…清楚なお嬢様だって、太陽の下で遊びたい!ですっ!」


「…なんと、凛ちゃん!ワンピースの下に…水着とミニスカートを隠していたぁ~~~~~っ!!!」


凛「にゃんにゃんにゃ~んっ!あなたのハートをリンリンリン!勇気りんりんまじえんじぇー、星空凛だにゃ~っ♡みんなーっ、凛と一緒に海水浴、しにいくにゃーっ!」





ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!

にこ(…やったわね、凛…)






「さー投票の結果も出そろったぁ!ここに審査員からの票も合わせて…最終結果が出ます!ここで3位から発表していこう!まず3位は~~~~~…」

「園田海未ちゃん!」

海未「…わ、私ですか!?」

「そして2位は~~~~~~~~~~~~~~~~~~~…」



「星空凛ちゃん!」


凛「やったにゃー!にこちゃん、にこちゃーん!見てるー!?凛、2位だよーっ!………あれ?」

にこ「…凛、やったわね…」ウルウル


「そして1位は~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~…南ことりちゃんだーっ!!!!!!!!」


ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア


にこ「…は?」
261: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/04(火) 22:34:20.31 ID:YAaF9nB2.net
にこ「」


英玲奈「…燃え尽きているな。これからパフォーマンスだというのに」

あんじゅ「よっぽどショックだったのねぇ…」

英玲奈「自信満々だったからな…会場の盛り上がりも完璧だったし、観客投票で言えば1位だった。だが…」

あんじゅ「…審査員票が1票も入らないとはね~…」

英玲奈「…「新鮮ではあったが、清楚というスタイルを貫いていなかった」「まきちゃん」「素晴らしかったが、一番清楚なのは南さんだった」「むしろ最初から脱いで来てほしかった」…気転を利かせすぎた結果か…」



凛「…に、にこちゃん…ごめんね…」

にこ「…凛…こちらこそ…本当にごめん…私のせいよ…」

凛「り、凛はもう気にしてないよっ?」

にこ「…責任は取るわ…」

凛「ね、ねえ、にこちゃんってばー…」

にこ「…」

凛「…」


ツバサ「…星空さん。ステージの順番、変えてもらってきたから…私たちが先に出る。次にあなたたち、そしてにこの順よ。…お願いね。…あんじゅ、英玲奈、行くわよ」

あんじゅ「ええっ」

英玲奈「ああ」


凛「…あ、ありがとうございます!…んも~~っ!にこちゃん!」

にこ「…何よ」

凛「ちょっと立つにゃ!」

にこ「…」スンッ


凛「ん~っ……にこちゃんの、ばかーっ!」


ペッシーン!

にこ「いったあああああ!!…な、何すんのよ!」
268: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/05(水) 08:52:20.14 ID:LlL6Mc68.net
にこ「っていうかなんでお尻を叩くのよ!」

凛「え、だって、顔とかお腹だと痕がついちゃうかなって…」

にこ「余計なお世話よ!」

凛「にこちゃんのお尻、いいハリだね!」

にこ「どうでもいいわよ!」

凛「ふふっ、いつも通りのにこちゃんに戻ったにゃ!」

にこ「…あっ」

凛「…ねえ、にこちゃん」

にこ「…何よ」

凛「…負けても、絶対へこたれないのがにこちゃんでしょ?」

にこ「…」

凛「ことりちゃんのことで、μ`sが解散になった時も…にこちゃんは凛とかよちんを誘って、またアイドル始めようって言ってくれたよね」

凛「にこちゃんは失敗とか、そういうのに負ける人じゃないんだよ!昨日教えてもらった…それがにこちゃんの女子道でしょっ!?」

にこ「…凛」

凛「だから、今日負けたことはバネにして、また頑張ろう!凛も、もっと可愛くなれるように…清楚ってテーマでも、ことりちゃんに勝てるように頑張る!」

にこ「…」ボソッ

凛「え?」

にこ「いや、なんでもないわ。…それより、負けたことは負けたんだから、女子道のお金、払ってもらうわよ~」

凛「…え、ええぇ~っ!?」

にこ「…なんてね。凛、ありがと。…ただ、ステージ上でやってた、あんたの自己紹介…あれ、にこのより受けてたのはやっぱり腹立たしいわね」

凛「そっ、そんなの凛は関係ないにゃー!」

にこ「…ふふっ」


花陽「凛ちゃーんっ!そろそろ私たちの番だよ~!」

凛「あ、今行くにゃ!」


にこ「…いってらっしゃい」

凛「うんっ!行ってくるにゃーっ!」
269: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/05(水) 08:56:26.85 ID:LlL6Mc68.net
凛編 おわり
今回ばかりは全然中身が思いつかなくて ほの誕SSとも平行してたのでだいぶ時間かかってしまいました ごめんなさい
自分でも内容に納得いってないので、にこりんはそのうちリベンジします
見て下さった方ありがとうございました

次は希編書きます
272: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/06(木) 20:27:55.20 ID:gsyiCPHI.net
にこ「…はぁ、今日は暇ね…ママたちが帰ってくるのは明日だし…って、なんでママたち出かけてるんだっけ?」

にこ「…あーあ、誰かから遊びのお誘いでも来ないかしら。…って、来ないわよね…」


prrrrrrr

にこ「…電話」ピッ


にこ「もしもし?にこだけど」


『あ、もしも~し』


にこ「…希!」

希『やっほー、にこっち。元気しとった?』

にこ「希こそ!」

希『テレビ、にこっちの出てるとこはちゃんと全部見てるよ~』

にこ「ふふ、ありがと。そういえば希も、この前テレビ映ってたじゃない?神田明神で」

希『もー、あれすごい恥ずかしかったんよ?』

にこ「恥ずかしいって…何よ今更。ステージに立ってるより全然楽じゃないの?」

希『あはは、にこっちにはそうかもしれんけど…あ、そうだ。にこっち、今日暇?』

にこ「ん?ああ、暇だけど」

希『じゃあ、うちとちょっと遊んでくれない?』

にこ「ええ、いいわよ」

希『ほんとに?ありがと!えりちも誘ったんやけど、ロシア帰りで忙しいらしくてな~』

にこ「ああ、絵里も帰ってきてたのね…。にこはどうすればいい?」

希『んー、そやなぁ。じゃあ、神田明神で待ち合わせにしよっか』

にこ「おっけー。準備して今から向かうわ」

希『うん!待っとるよー』ピッ



にこ「…」ウキウキ
273: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/06(木) 20:31:10.77 ID:gsyiCPHI.net
にこ「…希!」

希「お、にこっち~!待った?」

にこ「今来たとこ…っていうか、待ってたのあんたじゃない」

希「ふふっ、一回やってみたかったんよ」

にこ「あっそ」

希「うんっ」

にこ「…」

希「?」

にこ「…希」

希「なにー?」

にこ「…久しぶり。会いたかったわ」

希「…うん、久しぶり。うちも会いたかったよ~」ニコッ

にこ「…あ、あーもう!そのなんでも分かってる、みたいな顔やめなさい!」

希「ふふっ、それがうちのスタイルだもん。…にこっちも寂しかったんやね~」ニコニコ

にこ「なっ…ば、馬鹿にしてーっ!何よ!寂しくて悪いの!?」

希「…ううん、ええよ。うちも寂しかったから」

にこ「…あ、そ。…そういえばあんた、大学行きながらここでバイトしてるんでしょ?大変じゃないの?」

希「んー、大変じゃない、って言えばウソになるけど…でも、楽しいからええんよ」

にこ「ふーん…まあ、希らしいけどさ。どっちかに絞ればいいのに」

希「…う~ん…それでもいいんやけど…ん、そろそろ時間かな?」チラッ

にこ「?」
274: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/06(木) 20:32:48.60 ID:gsyiCPHI.net
タッタッタッタッタッ…
「…ふぅー…あ!おーいっ、希ちゃーん!」

希「ふふっ、おはよ!今日も精が出るね~、穂乃果ちゃん」

穂乃果「うんっ!やっぱり、勉強の気分転換には走るのが一番っ!」

にこ「…なるほどね」

穂乃果「あ、にこちゃん!久しぶりーっ!テレビ見てるよ!頑張ってね!穂乃果も頑張るから!」

にこ「はいはーい。転ばないように気を付けなさいよ!」

穂乃果「うんっ!ありがとー!今度ゆっくりお話ししよ!海未ちゃんに怒られちゃうから!それじゃ、またねー!」タッタッタッ

希「相変わらずやろ?」

にこ「そうね…穂乃果も、あんたもね」

希「んー?」

にこ「なんでもないわ」

希「そっか」

にこ「そうよ。…ん?こののぼり…」

希「どうかしたん?」

にこ「…ちょ、これ何よ…!?希、あんたいつ神田明神の公認アイドルなんかになったわけ!?」

希「あ、あぁ、それな…μ`s解散した後、神主さんとにこっちのこと話してたら、「希ちゃんもアイドル続けてみたらどうか」って…」

にこ「…へぇ」

希「あ、別にダンスとか歌とか、特別なことしてるわけやないんよ?どっちかっていうと、アイドルじゃなくてマスコットキャラクターみたいな」

にこ「…なるほどね。あ、すみません。この希ちゃんラバーキーホルダーとお守りください」

希「えっ!?買うん!?」

にこ「…何よ、悪い?」

希「い、いや、ええけど…ちょっと照れるやん?」

にこ「何言ってんの、今更じゃない」

希「その…目の前で友達に買われるのは…」

にこ「…あ、じゃあこのソロアルバムも。…どうせなら希のグッズ全部買ってこうかしら~」ニヤニヤ

希「ひゃあああ~」

にこ「ふふん」
284: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/09(日) 18:39:44.72 ID:ae0OLcm0.net
にこ(…というかなんでμ`s時代のソロアルバム置いてあんのよ)

にこ(私のシングルもあるし…)

希「あー、にこっちのシングルな、ご利益はなさそうやけど、一応置いてあるんよ」

にこ「ご利益なさそうとか言うなーっ!」




にこ「…そんで、これからどうするのよ?何か決めてある?」

希「ふふーん…それはね~」

にこ「…それは?」

希「決めてないよ~」

にこ「ないんかーいっ!」

希「んー、そやねぇ…」

にこ「…そんじゃ、にこに任しておきなさい」

希「…にこっちに?」

にこ「そ!デートよ、デート!さ、行くわよ!」スッ

希「…この手は?」

にこ「はぁ?何言ってんのよ、手繋ぐの。ほら」

希「…うん」ギュッ
285: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/09(日) 18:40:38.31 ID:ae0OLcm0.net
にこ「…それにしたって、今日は随分と気合入った服装ね」

希「あ、わかっちゃう~?にこっちとデートやから、今日は気合入れてきたんよ!」フンス

にこ「…アイドルなんだから、常に気合入れた服を着てなさい」

希「もー、酷いなぁ」

にこ「…ま、でも似合ってるわよ。可愛い」

希「…へ?」

にこ「だから、可愛いって言ってんの」

希「…う、うん、そっか…ありがとう…」

にこ「…何照れてんのよ」

希「て、照れてないよ?」

にこ「標準語に戻ってるわよ」

希「も、戻ってない~」

にこ「…なるほど。…可愛いって言われ慣れてないのよね」

希「そんなことないし…」

にこ「希~、今日は一段と可愛いわよ~」

希「あああ…こんなんうちのキャラやない~…」
286: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/09(日) 18:41:26.51 ID:ae0OLcm0.net
にこ「よし!着いたわよ!」

希「…水族館かぁ」

にこ「デートといえばねー」

希「そういうもんなん?」

にこ「…たぶん」

希「…にこっち、彼氏とかいたことあるん?」

にこ「んなわけないでしょ」

希「…だよね」クスッ

にこ「何笑ってんのよ!」

希「ううん、安心しただけ。…なあなあ、にこっち」

にこ「何よ?」

希「…イルカショーとか見れるんかな?」
287: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/09(日) 18:41:58.41 ID:ae0OLcm0.net
にこ「あ、ほら、始まるわよ」

希「えっ、ほんと!?」

にこ「…ずっと館内マップ見てたわね」

希「だ、だって…楽しみやし」

にこ「…ぷっ」

希「なっ!なんで笑うん!?」

にこ「いや、なんでも。…あ、ほら希!ジャンプするわよ、ジャンプ!」

希「わ、ほんとや!にこっち、前行こ、前!」

にこ「ちょっと!引っ張らないでよ!」

希「…ほんとにあんなとこまで跳ぶんかな?……」ジッ

にこ「…」ジッ

「「跳んだー!!!」」

バッシャーン

にこ「つめたぁっ!!」

希「見た!?見たにこっち!すっごい跳んでたよ!」

にこ「…見てた、見てたわよ。…っていうか、なんであんたほとんど濡れてないのよ!」

希「それはまぁ…スピリチュアルやから…あああ!!!見て!にこっち!すごい!すごいよ!」

にこ「…あんた、意外と子供っぽいとこあるわよね」

希「…そかな?」

にこ「そうよ…」

希「ああっ!え、あんなことまで出来るん…!?」

にこ「希…」

希「ん?」

にこ(…楽しそうだし、いっか)
288: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/09(日) 18:44:12.14 ID:I5T1y2YR.net
にこ「希」

希「ん?」

にこ「ここ、手入れてみなさいよ」

希「手?なんかあるん?」

にこ「いいからいいから…ぷっ…」

希「??にこっち、何笑って…ひゃああああ…」ヘナヘナ

にこ「あっはははは!おっかしい!こんな希初めてみた!」

希「う、うるさいで、にこっち!…っていうかこれ、何が…」

にこ「それねー、ドクターフィッシュっていう、古い角質を食べてくれる魚。お肌が綺麗になるんだって」

希「…ふーん…で、でも、ちょっとくすぐったいなぁ」

にこ「…えい」チャポン

希「ひゃあああああ」

にこ「っくくく…」プルプル

希「…にこっち…」

にこ「な、なに…?ひー、苦しい…」

希「にこっちも、顔の角質食べてもらったらええんやない…?」

にこ「…の、希?顔が笑ってないわよ?」

希「…オシオキやーっ!!」グググググ

にこ「ぎゃーっ!!希!死ぬ!溺れる!ひいいいいいっ!!」

希「…やめてほしい?」グググ

にこ「やめてほしいです!お願いします!」

希「…わかった。じゃあ、顔を水槽に突っ込むのはやめにするわ」パッ

にこ「助かった…」

希「…その代わり」

にこ「?」


にこ「」ビクンビクン

希「ドクターフィッシュの力で生まれ変わったうちの手による、シャイニングワシワシMAXや…」ドヤ

にこ「そ、それこそ死にそうだったわよ…」ガクッ

希「…っていうかにこっち…身長は少し伸びた気がするけど、胸は全然育ってないんやね…」

にこ「余計なお世話よっ!」ガバッ
289: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/09(日) 18:44:48.12 ID:I5T1y2YR.net
希「うわー、タコや…!」

にこ「…ちょっと気持ち悪いわよね」

希「美味しそうやん?」

にこ「そう…?」


にこ「蟹だわ」

希「ん~…なかなかイイ蟹さんやね」

にこ「いいとか悪いとかあるの?」

希「色つやがいいし、お腹が白いし…」

にこ「…希」

希「んー?」

にこ「…あんた、お腹空いたんでしょ」

希「」ドキッ

にこ「…そろそろ何か食べに行きましょうか」

希「あはは、申し訳ない…」

にこ「ふふ、構わないわよ」

希「…あ、でも、もう少しだけ見させて!せっかく来たんやし…」
292: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2015/08/09(日) 19:36:49.79 ID:OwGdibTO.net
希「…なあなあ、あのペンギン」

にこ「?」

希「凛ちゃんと花陽ちゃんに似てへん?すごく元気に泳いでるのと、ぜんぜん水に入っていかないの」

にこ「…たしかに。…なら、あれが真姫ね。ずっと一匹で知らん顔で突っ立ってるし」

希「…ふふっ、確かにそやなー。…あ、それならあれはにこっちかな?真姫ちゃんにくっつき始めたで」

にこ「なんでそうなるのよ…ならあれが希と絵里ね。ずっとべったり」

希「なっ、なんでや!」

にこ「…あ、あの二匹ケンカしてる」

希「ほんとや…あ、一匹止めに入った!」

にこ「あれが穂乃果で海未で…止めに入ったのがことりね」

希「同じこと考えてたわ~」

にこ「ふふ、懐かしいわね」

希「…また、みんなで遊ぼね」

にこ「…なにしんみりしてんのよ!」

希「あはは、ごめん…」

にこ「…今日の希は私と遊んでるの!今日は私を見てなさい!アイドルとデートなんて貴重な体験よ!…ま、みんなで遊ぶのもいいけどね。それは今度!」

希「にこっち…ふふっ、ありがと!せやね、せっかくの機会やし、めいっぱい楽しむわ!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
希「ふー…楽しかったなぁ」

にこ「そうねー…にこも久しぶりだったし…あ、それで何食べる?好きなもの言ってみなさい」

希「んー…焼肉」

にこ「女の子らしさも何もないわね」

希「だって好きなものって言うから~…」

にこ「…ま、いいわ。焼肉…」

希「どこかアテあるん?」

にこ「まあね」
294: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2015/08/09(日) 19:38:08.63 ID:OwGdibTO.net
希「…へぇ~」

にこ「2人です。はい…さて」

希「こんなお店あるんや…」

にこ「お寿司もスイーツもお肉も食べ放題よ!さあ、好きなもの持ってきなさい!」

希「わーいっ!」ルンルン

にこ「…ふふっ」


希「ふんふ~ん♪」ジュージュー

にこ「…希?」

希「なに~?」

にこ「…さっきから焼いてばっかりじゃない。食べなさいよ」

希「だってにこっちが食べれない…」

にこ「あのね…私に対する心遣いとか、そういうのいらないからね?どんどん遠慮しないで食べなさい。はい、トング貸して」

希「え~」

にこ「早く」

希「…ほんとにええの?」

にこ「いいって言ってるでしょー。ほら、食べなさい」

希「ありがと~」

にこ「いいえ~」


希「…このお寿司のネタ」

にこ「なによ?」ジュージュー

希「…さっき見てきたあの子たちが捌かれてるんよね」

にこ「…食べづらくなること言うのやめなさいよ!」

希「ごめんごめんっ。あ、お肉持ってくるねー」

にこ「…あ、じゃあ希、飲み物持ってきて」

希「ええよー。何がいい?」

にこ「そうねー、炭酸以外で頼むわ。お腹いっぱいになっちゃうからね」

希「…任しといてー」ニヤリ

にこ「…」ニヤリ
295: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2015/08/09(日) 19:39:20.67 ID:OwGdibTO.net
希「持ってきたで~」

にこ「あ、ありがと。……」ゴフッ

希「ぷっ…くく…」プルプル

にこ「…何入れてんのよ、これ…!」

希「希特製、ミックスコーヒーやで~」

にこ「…あんたねぇ…!」

希「あはは、たまにはええやろ?…っ~~~!」

にこ「あっはははは!引っかかったわね!」

希「か、辛い…!」

にこ「いくつもある中から1つを引き当てるなんて、さすがスピリチュアルパワーって感じね~!今希が食べたやつだけ、ワサビ盛っておいたのよ~」

希「…にこっち、ひどい…からいぃ…」

にこ「ふふっ、希に一杯食わしてやったわ…!」

希「…にこっちも昔のままじゃないってわけやね…!」ガタッ

にこ「…何持ってくるつもりよ」

希「お鍋があったからね。少し…」

にこ「…」ゾクッ


希「お待たせ~」

にこ「…これって」

希「チーズケーキ鍋や」

にこ「…あ、あんたなんてことを…」

希「……覚悟決めるで」

にこ「あんたが食べなさいよ!!」
296: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2015/08/09(日) 19:41:10.17 ID:OwGdibTO.net
にこ「…ひどい目にあったわ…」

希「…結局後半はフードバトルやったね…」

にこ「…そうね…違う意味でバトルだったわ」

希「で、これからどうする?」

にこ「…んー、そうね。無難にショッピングモールとか?」

希「お、ええやん!…あ、にこっち」

にこ「何?」

希「…うち、新しい服欲しいんよ」

にこ「…ふ~ん?」ニヤリ

希「…えっと」

にこ「…任せておきなさい!」




希「…にこっち、これ…恥ずかしいんやけど…」

にこ「いやぁ~、似合ってるわよー!」

希「…こ、こんなの痴女やん!下着と変わらんよ!」

にこ「あんたのナイスバディ~を生かしてあげたんでしょー?にこには無理だからね~」

希「にこっち…」

にこ「なによっ!そんな目で見ないで!」
297: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2015/08/09(日) 19:42:19.83 ID:OwGdibTO.net
希「…胸、痛いんやけど」

にこ「いやー、前に着てたタキシード似合ってたからね?男装もいいかな~と思って」

希「…だからって、なんでわざわざ胸潰す必要があるん…」

にこ「腹立つから」

希「…にこっち」ドンッ

にこ「!」

希「…覚悟は、出来てるよね?」

にこ「な、なななな…」

希「ふふっ…」

にこ「…つ、次の服探してくるわ~っ!!」ピューッ

希「…にこっちには壁ドンは早すぎたかな」

にこ(…何ドキドキしてんのよ私は…アレは希なのよ…!)


希「…にこっち」

にこ「何よ~?」

希「…うち、そろそろ怒るよ」

にこ「なんでよ~?似合ってるわよ、スクール水着」

希「…にこっちに頼んだうちがバカだった!っていうかなんでこんなサイズのがあるん!?」

にこ「…でも、あんたもよく文句も言わずに着るわよね」

希「そっ、それは…」

にこ「ん~?」ニヤニヤ

希「…にこっちが選んでくれてるから…」

にこ「…」

希「…」

にこ「…希っ!ごめん!」ギュッ

希「ひゃっ!?ち、ちょっとにこっち…」

にこ「…今からバッチリ希に似合う服見つけてくるから!ことりすらギャフンと言わせるような服を!」

希「…にこっち…」

にこ「…任せなさい」グッ


希「…大丈夫かなぁ」
298: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2015/08/09(日) 19:44:37.44 ID:OwGdibTO.net
にこ「どうよ!」

希「…」

にこ「…何よ、今度は真面目に選んできたでしょ?」

希「…少しでも疑ったうちが悪かったよ…」

にこ「…まあ、疑われて当然のことをしてたのはにこだし。…で、どう?意外とワンピースとか似合うかなと思って」

希「…で、でも、似合ってるかな…?」

にこ「何よ、不満?ならこの上着も合わせてみなさい」

希「…あ、これなら…」

にこ「はい、決まりね!ほら、脱いだ脱いだ」グイグイ

希「ちょっ、い、今脱ぐから!待っとって~!」


にこ「…あ」

希「これ、にこっちのカーディガンやん!」

にこ「…」ポイッ

希「あ、買うん?…あれ?でもサイズが…」

にこ「…あんたのよ」



希「…にこっち、ほんとによかったん?買ってもらっちゃうなんて…」

にこ「別にいいわよ。自分の時間が少ないから、財布の中身は増える一方なの。樋口さんも野口さんも、にこの財布に居るよりは希のために消えた方が本望でしょ」

希「…もしかしたら、にこっちのファンだったかもしれんよ?」クスクス

にこ「…さあね」クスクス
299: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2015/08/09(日) 19:45:27.60 ID:OwGdibTO.net
希「…なあ、にこっち」

にこ「…な、何よ?改まっちゃって」

希「…うち、毎朝にこっちのお味噌汁が飲みたいな…」

にこ「ぶっ…い、いいいったい何を言い出すかと思えば!バカじゃないのぉ!?」

希「ぷふっ、にこっち焦りすぎ!冗談やって」

にこ「あんたのはどれが冗談なのかわかりづらいのよ!」

希「そうかな~。結構わかりやすくしてるつもりなんやけど」

にこ「全然わからないわよ!」

希「あはは、ごめんごめん。…じゃあ、にこっち」

にこ「…」

希「毎朝のお味噌汁は諦めるから、今夜のお夕食…作って欲しいな~、なんて…」

にこ「…それくらいなら、まあ」


にこ「希、家に材料は何かある?」

希「いや、特にないなぁ。調味料が一通り揃ってるくらい…何作るん?」

にこ「…じゃあ、にこの得意料理を作ってあげるわ。丁度、ひき肉も安いしね」

希「にこっちの得意料理?」

にこ「そうよー。…ん、玉ねぎ少し高いわね」

希「…にこっち、お母さんみたいやな~」

にこ「そう?」

希「…うん」

にこ「…希」

希「ん~?」

にこ「…なんでもない」
300: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2015/08/09(日) 19:51:16.85 ID:OwGdibTO.net
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

希「ん~っ、美味し~っ!」

にこ「…そりゃよかったわ」クスッ

希「こんなに美味しいハンバーグ、久しぶりに食べたわ~…にこっちの料理の腕はやっぱりピカイチやね~…お料理番組に引っ張りだこやね!」

にこ「…にこも考えてたけど、最近は料理番組とか減ったのよねー。それにまあ…どちらかといえば、ウケるのは料理下手な人でしょうし」

希「んー、そうかなぁ。うちは料理できる人好きやけど」

にこ「それは個人の感想でしょー」

希「あと胸も小さい方がええなぁ」

にこ「…」

希「あとは身長も小さくて、髪型はツインテールで」

にこ「イヤミ!?」

希「違うよ~」

にこ「ピンポイントで刺してきてるじゃない!」

希「うちは、イヤミ言いたいんやなくて…にこっちが大好きってことが言いたいんよ」

にこ「…」

希「…なんだかんだ言いつつ、今日一日エスコートしてくれたにこっち…うちは大好き」

にこ「…ま、まあ…楽しかったし?楽しくなかったら付き合ってないわよ」

希「…ふふ、ありがと」

にこ「…私も」

希「?」

にこ「…なんでもない!」

希「ふふっ、そっか~」

にこ「そうよ!」


希「…はー、ほんとに美味しかったわー。ごちそうさまー」

にこ「おそまつさまでした」

希「…さて、次は…」

にこ「?」

希「…んっふっふ~…」
301: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2015/08/09(日) 19:52:55.17 ID:OwGdibTO.net
にこ「は、離しなさい!希と2人でお風呂なんてー!」

希「にこっちってばー!そんなに怖がることないってー!」

にこ「あるわよーっ!いやああああああああ」

希「逃がさへんよ~…とぉーうっ!」スコーン

にこ「へぶっ!」ドサッ

希「…ふふん、こんなこともあろうかと練習しておいた、お風呂定番のイベント…桶投げつけよ~ん」

にこ「どの辺が定番なのよ…」

希「さ、それじゃ…観念しよか?」

にこ「…あ、あ…」


イヤアアアアアアアアアアアアア…

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

希「…はー、今日は楽しかったなぁ」

にこ「…そうね」

希「今度はみんな一緒に遊ぼな」

にこ「そうね」

希「…じゃあ、おやすみ」

にこ「…希」

希「なにー?」

にこ「…無理、しないようにしなさいよ」

希「無理なんかしてへんよ?」

にこ「ホントに?…あんた、誰よりも寂しがりやなんだから…」

希「…にこっち」

にこ「…の、希はにこの高校生活の中で一番付き合い長い友達なのよ!無理してたらわかるんだからね!」

希「…日中はあんたの冗談はわかりづらい~、とか言ってたのに?」

にこ「う、うるさいわね!それとこれとは別!わかるものはわかるのーっ!…はい!この話はこれでおしまい!」
302: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2015/08/09(日) 19:54:27.89 ID:OwGdibTO.net
希「…ありがとな。…なあ、にこっち。お守り買ったやろ?あれ、貸して」

にこ「ん…~っと、これ?」

希「…んんんんん、ぷしゅっ!…よし、これでおっけーや」

にこ「何してんのよ」

希「ふふっ、希パワーをたーっぷり注入したんよ。これでにこっちには、いつもうちが憑いてるで~」

にこ「なんか怖いわよ!」

希「大丈夫大丈夫、いい憑神様だから」

にこ「知らないわよ!」

希「…でも、本物のうちにも会いに来てね」

にこ「当たり前でしょー?会いたくなったら連絡しなさい。なかなか休み取れないけど、頑張って調整するわ。…私だって、寂しいんだから…」

希「…にこっち!」ギューッ

にこ「あーもー!暑い!」

希「…あ!忘れてた!電気電気~」カチッ

にこ「うわっ…急に大きな声出さないでよ…何?」

希「ごめんごめん。…っと、丁度12時や。…はいっ、にこっち!」

にこ「…これって」

希「にこっち、誕生日おめでと!」

にこ「…希」

希「…ほんとはな、にこっちが誕生日だから…昨日一日、うちが色々してあげようと思ったんやけど…逆にしてもらってばっかりやったね」

にこ「…そんなことないわよ」

希「え?」

にこ「…久しぶりに、楽しい休日を過ごせたから。希に会えたから…いい誕生日プレゼントだったわよ。これ、開けてもいい?」

希「…うん、ええよ」

にこ「…ネックレス」

希「そ。…前にえりちに少し習っただけやから、あんまり綺麗にはできなかったけど…」

にこ「…何言ってんの。今まで見てきたどんなネックレスより綺麗よ」

希「…にこっち…」

にこ「…どう?似合う?」

希「うんっ!」
303: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2015/08/09(日) 19:57:46.48 ID:OwGdibTO.net
にこ「…ふふ、ありがと。…あら、これ」

希「うん、うちとお揃いのタロット」

にこ「…これ、ちょっと欲しかったのよ」

希「えー、ほんとに?」

にこ「嘘なんてついても得ないでしょー?…ん~」

希「?」

にこ「…よし。…うちのカードがそう告げるんよ…どう?」

希「…髪型まで真似してもらってアレやけど、体系はどうもならんなぁ」

にこ「うぅるさいわよっ!」

希「…じゃあ、うちも…」ガサゴソ

にこ「…」

希「…に、にっこにっこにー♡」

にこ「…悔しいけど、可愛いわ」

希「ほんまに?ありがとー」

にこ「…ねえ、希~」

希「んー?」

にこ「あんた、昨日は随分とキャラが違ったわねー?いつもの飄飄とした感じはどこ行ったのかしら?かなり素のあんたが出てたわよね~」

希「なっ!だ、だってそれは…うちからしても、にこっちは1年の時からの…友達やし…」

にこ「…あれって友達って言えるのかしら」

希「えっ!?にこっちはあのころ、友達だと思ってくれてなかったん!?」

にこ「…まあ、思ってたけど…」

希「え?なんて?」

にこ「…希のこと、私も大好きだって言ったのよ!はいはい、もう寝ましょ!お肌に悪いわ!おやすみ!」

希「…おやすみっ!」モッギュー

にこ「…朝になったら、タロット教えてね」モッギュー

希「…もちろん!」
304: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2015/08/09(日) 20:01:18.96 ID:OwGdibTO.net
希編 おわり
見て下さった方ありがとうございました
そういえば希とにこの過去に何があったのかとか明言されてないですよね?私気になります

次はまきちゃん編です
329: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/16(日) 19:10:56.00 ID:UebWC5Wo.net
にこ「…んー、今日は一人ね」

にこ「…?」

prrrrrrr 

ピッ

にこ「もしもし?にこだけど」

『もしもし』


にこ「…真姫?珍しいわね」

真姫『何よ、電話しちゃ悪いの?』

にこ「ほらーっ、すぐ怒らないのっ。久しぶりに声聞けてうれしいにこ!」

真姫『…な、な…き、きもちわるいっ!』プツッ

にこ「えっちょっ……切られた…いったい何だったのよ…」
330: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/16(日) 19:13:59.91 ID:UebWC5Wo.net
にこ「ふんふふ~ん♪今日はいい天気~♪たまには一人で外でランチでも~…」


真姫「あ、あら、にこちゃん…」


にこ「…ま、真姫…?」

真姫「偶然ね?こんなところで会うなんて」

にこ「…こんなところって、うちの前なんだけど」

真姫「あ、もしかしてにこちゃん暇なの?だったらこの私が、にこちゃんの休日を…」

にこ「じゃ」

真姫「ち、ちょっとぉ!待ちなさいよ!」

にこ「…にこ、プライベートなんですけど」

真姫「ご、ごめんなさい…じゃなくてぇっ!」

にこ「…それで?何の用?」

真姫「あ…そ、その…にこちゃん、今日、暇?」

にこ「暇だけど」

真姫「明日は?」

にこ「暇よ」

真姫「……そ、その、…今日一日、私に付き合ってくれない?」

にこ「いいけど」

真姫「…いいの!?」

にこ「…何驚いてんのよ」

真姫「いや、別に……その、それで、…今日、ママとパパが居なくて、家に一人なの。…もしよかったら、泊まって行ってくれない?」

にこ「いいけど」

真姫「ほんと!?…もしもし、和木さん?ええ、リムジン。今すぐににこちゃんの家の前に。よろしくね」

にこ「…」

真姫「さ、にこちゃんは泊まる準備をよろしく」

にこ「え、ええ…それはいいけど、真姫、あんた…」

真姫「な、何?」

にこ「…ずっとここにいたの?そんなに汗びっしょりで…」

真姫「ふふっ…な、何の話かし…」フラッ

にこ「真姫ーっ!」
331: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/16(日) 19:16:21.29 ID:UebWC5Wo.net
真姫「…うぅ」

にこ「もう、なんなのよあんたは…」

真姫「…ごめん」

にこ「謝ることないわ。ほら、シャワー浴びてきなさい。そのままじゃ気持ち悪いでしょ」

真姫「ありがとう…」

にこ「…まったく」クスッ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

真姫「…シャワー、ありがとね」

にこ「いいえー」

真姫「…ねえ、にこちゃん」

にこ「何よ?」ゴソゴソ

真姫「アイドル、楽しい?」

にこ「…そうね、楽しいわよ」ガサガサ

真姫「…歌うのも、楽しい?」

にこ「もちろん」ニッ

真姫「…そう」

にこ「…真姫?あんた大丈夫?熱中症はヤバいわよ」

真姫「…大丈夫よ。そんなの自分が一番分かってなきゃいけないことよ」クルクル

にこ「そういえばそうだったわね。そのくせ、薄着とはいえ外の炎天下の中にこを待ち伏せしてたけど」

真姫「ぐ…」

にこ「ま、いいわ。準備できたわよ」

真姫「…うん。それじゃ行きましょ」
334: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/16(日) 23:57:54.84 ID:UebWC5Wo.net
にこ「…ねえ」

真姫「何?」

にこ「なんで待ち伏せなんてしてたわけ?もう一回電話かけるなり、家に直接来るなり…方法はいくらでもあったでしょ?」

真姫「…で」

にこ「?」

真姫「で、デートの誘い方なんて知らなかったんだから!しょうがないじゃない!」

にこ「…ぷっ…」

真姫「電話切っちゃったし、もうダメかなって思ったの!何よ!悪いの!?」ウルウル

にこ「いや、真姫も可愛いところあるんだなーって思っただけよ。ごめんごめん」

真姫「…」グスン

にこ「ごめんってば」ナデナデ

真姫「な、撫でないでっ…」ペシッ

にこ「はいはい」
335: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 00:12:07.87 ID:3hdnRwST.net
真姫「…来たわね。はい、にこちゃん」

にこ「…」ポケー

真姫「どうしたのよ…?早く乗って」

にこ「な、なんでもないわよ!…お、お邪魔しまーす…」

真姫「あっそ……あ、お手伝いの和木さん」

にこ「ど、どうも…」

和木「真姫様がいつもお世話になっております」

にこ「ま、真姫さま…」

真姫「…」クルクル

にこ「ぷっ」

真姫「何笑ってるのよ!」

和木「ふふ…真姫様、それで」

真姫「昨日伝えたとおりにお願い」

和木「かしこまりました」

にこ「…昨日?」

真姫「あっ…!こ、これとそれとは別!別なの!」

にこ「…ふーん…」キョロキョロ

真姫「…にこちゃん?」

にこ「あっ、な、何!?」

真姫「…落ち着かないみたいね。…リムジン乗るの、初めて?」

にこ「な、ななな、そんなわけないでしょー!?芸能界入りしたこのスーパーアイドル矢澤にこちゃんが、リムジンに乗るの初めてだなんて…」

真姫「…」

にこ「…」

真姫「別に、見得なんて張らなくていいわよ」

にこ「…うん」キョロキョロ
336: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 00:26:17.95 ID:3hdnRwST.net
真姫「…ねえ、にこちゃん」

にこ「なに?」

真姫「写真…撮ってもいい?」

にこ「写真?」

真姫「…私ね、最近、よく写真を撮るの」

にこ「趣味?」

真姫「そうなるのかしら?」

にこ「いい趣味ね」

真姫「そう?…それで、思い出に、今日はいっぱい写真を撮りたいの。…いい?」

にこ「…ふふっ、いいわよ!今日のにこはオフだからねー。アイドルとしてじゃなくて、真姫の友達の矢澤にことして、被写体になってあげましょうかね~!」

真姫「…ありがと」

にこ「どういたしましてっ」

真姫「…っしょっと」

にこ「…うわー、すごいカメラね」

真姫「パパのお下がりを貰ったの。…じゃあ、撮るわよ」

にこ「…あ、ポーズは?やっぱりこのポーズ?」ニコニー

真姫「あ、普通にしてて」

にこ「はい」



真姫「撮るわよ。…はい」パシャッ

にこ「ん」

真姫「…撮れたわ」

にこ「見せてー」

真姫「駄目よ」

にこ「ぬぁんでよー!いいじゃない!」

真姫「…と、とにかくダメなのよ!…ほ、ほら、車着いたわ!降りましょ!」グイッ

にこ「ああっ!ちょっと、引っ張らないでよ!」
340: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 22:27:29.55 ID:3hdnRwST.net
にこ「美術館?」

真姫「パパと時々来るの」

にこ「へー…」



にこ「…に、入場料だけであんなに…?」

真姫「まあ、こんなものよ」

にこ「本当に…?ママに昔連れてきてもらったところは、こんな…」

真姫「…もう!いいから!」

にこ「ま、真姫、押さないでっ!」




にこ「へぇ~…うわ、この絵すごい迫力ね…」

真姫「…」クルクル

にこ「…」

真姫「…」

にこ「真姫」

真姫「…何よ」

にこ「がおー!」

真姫「…な、何やってるの?気持ち悪い」ニヘラー

にこ(冷たい言葉、優しい視線…獲物は…)

にこ「た、食べないでよね…?」

真姫「?」
341: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 22:31:16.99 ID:3hdnRwST.net
にこ「…真姫」

真姫「?」

にこ「…なんで芸術作品って、こういう…エロ的なのが多いのかしらね」

真姫「そ、それが芸術なんじゃないの?」クルクル

にこ「…何想像してんのー?」

真姫「してないわよっ!!」


真姫「…」

にこ「何見てるの?」

真姫「天井よ」

にこ「わぁ…星空?」

真姫「そうよ」

にこ「…星以外にも色々描いてあるわね」

真姫「美術品なんだから。そんなに単純なものじゃないのよ」

にこ「じゃあこの絵は?単色で塗ってあるだけの絵だけど」

真姫「…単純なものじゃないのよ」

にこ「…」



にこ「見てみて真姫、これどうなってんのかしら」

真姫「どうなってるも何も…騙し絵ってこういうものでしょ」

にこ「…んもー!なーんでそういう冷めきった反応しかできないわけ?このスーパーアイドルにこちゃんとデートできてるんだから、もっと楽しそうにしなさいよ!」

真姫「なっ…」

にこ「ねぇ~、真姫ちゃんってばぁ~…にこと一緒に居て、楽しく、ないぃ…?」キラキラ

真姫「うっ…い、いみわかんないっ!にこちゃんのバカーっ!」ダッ

にこ「ちょっ、うるさいわよ!ってどこ行くの!ま……あ、えっと…お、お騒がせしてすみませぇ~ん…真姫ーっ!」ダッ
342: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 22:35:03.71 ID:3hdnRwST.net
真姫「…ごめん」

にこ「別にいいけど」

真姫「…本当は、にこちゃんと一緒に回れて、すごく嬉しいの」

にこ「真姫…」

真姫「…でも、どんな顔してていいのか、わからなくて」

にこ「あっそ」

真姫「あっそ、って…」

にこ「…ほら、まだ全然見れてないんだから。一緒に回りましょ」スッ

真姫「…うん」ギュッ

にこ(…?)



にこ「真姫、見て」

真姫「?」クルッ

にこ「どう?あの絵と似てる?」

真姫「ぶっ…に、にこちゃん!真似しなくていいから!」

にこ「…や~っと笑ったわね!」

真姫「え?」

にこ「笑顔。にこと一緒に歩くんだから、笑顔で居ればいいの!あんたの笑顔、可愛いんだからっ」ツン

真姫「あ…う、ん…」カアァ

にこ「はい、にっこにっこにー」

真姫「や、やらないわよ!」

にこ「ふふっ、まぁいいわ。続き、行きましょ」ニコッ

真姫「…ええ」クスッ
343: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 22:43:31.97 ID:3hdnRwST.net
にこ「…へー、写真展ね」

真姫「そう。最後は企画スペースになってて…月替わりで色々やってるのよ。今月は写真展ね」

にこ「ふ~ん…どれも綺麗に撮れてるのねー」

真姫「ええ…」

にこ「題名「vs山」…題名の由来も書いてあるのね。ええと…「山の頂にアタックする前の気持ちを込めた一枚です」…ふーん」

真姫「…」

にこ「真姫もこういうとこに写真出してみたらいいのに」

真姫「まあ、出したことはあるけど…」

にこ「あるの?」

真姫「…一応ね」

にこ「ふーん…ん?」

真姫「何?」


にこ「題名「憧れの笑顔を目指して」。撮影「西木野真姫」…」


真姫「う゛ぇえっ!?」

にこ「これ、あんたが撮った写真じゃない!」

真姫「て、展示されてたの…?」

にこ「凛と花陽がにっこにっこにーしてる…ふふっ、よく撮れてるじゃない」

真姫「…被写体が良いのよ」

にこ「…まったく、素直じゃないんだから。えっと、題名の由来は…」

真姫「す、すとっぷっ!」バッ

にこ「ちょっと。読めないじゃない」

真姫「も、もういいでしょ?」

にこ「何よ、恥ずかしいの?別にいいじゃない、展示されてるからにはみんなに見られる運命なのよっ…」

真姫「よくないのっ!」グイッ

にこ「あっ、ちょっと!引っ張らないでよ!まだ見終わってない~っ!!」
344: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 22:53:07.06 ID:3hdnRwST.net
真姫「ご、ごめんなさい…」

にこ「…まあ、いいわよ。楽しかったし」

真姫「そ、それなら…よかったわ。私も…」

にこ「?」

真姫「にこちゃんと一緒に見れて、楽しかった」

にこ「…ふふっ、真姫ちゃーんっ!」ギュッ

真姫「う、うぇぇ…暑いわよっ!」

にこ「気にしない気にしなーい!」モッギュー

真姫「も、もう……あ、ねえ、にこちゃん?」

にこ「なに?」

真姫「写真…いい?」

にこ「もちろん!」

真姫「…ありがと」

にこ「じゃあせっかくだし…二人で撮りましょ!」



真姫「はい、タイマーセットしたわ。じゃあ、行くわよ」

にこ「はーい!」

真姫「急いで戻らないと…きゃっ!」コケッ

にこ「え?あぁっ、ちょっと!」

パシャッ
345: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 22:55:49.83 ID:3hdnRwST.net
真姫「…やっぱり撮り直させて」

にこ「あはは…いいじゃない、これも味よ」

真姫「よくないわよ!にこちゃんなんてこんな顔して…私なんか顔も写ってないのよ!」

にこ「いーのいーのっ!そういうのが思い出ってものでしょ!撮り直したら意味ないわ!」

真姫「…」クルクル

にこ「はいはいっ!それで、次はどこに行くの?」

真姫「…」

にこ「…」



にこ「…次はどこに行くんですか?」ヒソヒソ

和木「公園でございます」ヒソヒソ

にこ「へぇ、公園…」


にこ(…公園?)
346: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 22:58:41.06 ID:3hdnRwST.net
真姫「…」

にこ「…へぇ、綺麗な公園ね…なんとなく空気が澄んでる気がするわ」

真姫「…にこちゃん、こっちに座って」ポンポン

にこ「ん?……うわー!なにこれ!重箱じゃない!」ポスッ

真姫「…私が作ったの」クルクル

にこ「…ふ~ん」ニヤニヤ

真姫「な、何よぉっ!」

にこ「別にぃ~?真姫ちゃん、にこのために作ってくれたんだなぁ~って思ったら嬉しくてぇ~」

真姫「べ、別ににこちゃんのために作ったんじゃないわよ!ただ、ランチの予約がどこも取れなかったから…」

にこ「はいはいっ。…手が傷だらけなのは、そういうことだったのね」

真姫「なっ…ど、どこで…」バッ

にこ「美術館で手繋いでたでしょ。謎が解けたわ」

真姫「~~~っ…」カアァ

にこ「何よ、恥ずかしがることないのに~…」

真姫「ふんっ!」プイッ
347: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 23:02:05.33 ID:3hdnRwST.net
にこ「…で、開けていいの?」

真姫「…いいわよ」

にこ「自信満々ねー…」パカッ

真姫「ふふっ」ドヤァ

にこ「…へぇ。見た目はいいけれど…料理は味よ。食べていい?」

真姫「もちろんよ!」

にこ「いただきまーす…ねえ真姫、箸は?」

真姫「ここよ」

にこ「貸してよ。食べられないわよ」

真姫「…あーん」

にこ「うえぇっ!?」

真姫「…あーんって言ってるじゃない。あーん」

にこ「…あ、あーん…」

真姫「…どう?美味しい?」ワクワク


にこ「…あら、普通に美味しいわ」

真姫「!」パアァ

にこ「あんた、料理もちゃんとこなせたのね。美味しい」

真姫「ふ、ふふっ、でっしょー?この私に出来ないことなんてないのよ!」フフン

にこ「よしよし」ナデナデ

真姫「ふぇ…!?」カアァ

にこ「…あ、ごめん。つい…勝ち誇った時のここあに似てて」

真姫「…あっ…その…」

にこ「?」

真姫「……別に。なんでもないわ」チラチラ

にこ「…素直じゃないんだから。素直に言ってくれないとわかりませーん」

真姫「…わ、わかってるくせに…」

にこ「そうよ~?何も言わなくても思ってることわかっちゃうもの。特に真姫はね」

真姫「じ、じゃあ…」

にこ「駄目でーす」

真姫「ぐ…」
348: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 23:03:49.58 ID:3hdnRwST.net
にこ「はー、美味しい…」mgmg

真姫「…あ、にこちゃん」

にこ「んー?」

真姫「写真、撮っていい?」

にこ「ん」ピース

パシャッ

真姫「…ありがと」

にこ「こちらこそ~」

真姫「?」





にこ「…ふぅ、ごちそうさま」

真姫「お粗末様。じゃあ、少し休憩したら次に行きましょ」

にこ「おっけー。…公園、なつかしいなぁー」

真姫「私はあんまり来なかったわね。名前も知らないような女の子に誘われて、本当にたまーに遊んだくらい」

にこ「ふぅん…」コツコツ

真姫「ちょっと、何登ってるのよ…」

にこ「滑り台だけど?」

真姫「見ればわかるけど…」

にこ「きゃーっ」スイーッ

真姫「…」
349: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 23:06:58.25 ID:3hdnRwST.net
にこ「…あ、ちょっと真姫」

真姫「何?」

にこ「ブランコ」

真姫「…」

にこ「…」ジーッ

真姫「……」クルクル

にこ「座って」

真姫「…乗らないわよ」

にこ「真姫ちゃぁん、お願いっ、座ってぇ~?」

真姫「…」ポスン

にこ(チョロすぎでしょ…)

真姫「…で?」

にこ「えっとねー…よっと!」

真姫「なっ!に、にこちゃん、何して…」

にこ「何って、二人乗りだけど…やったことない?」

真姫「な、なななないわよ!それに…」

にこ「?」

真姫(にこちゃんのスカートが、目の前に…!さっきの滑り台といい…前はこういうの、一番にこちゃんがしっかりして…)

にこ「ほら、行くわよー!」キイィ

真姫「えっ!?ちょっと、こんなに加速…」




にこ「あっはははは!はやーい!!」

真姫「ちょっとおぉぉぉぉ!!無理、もう無理よぉぉぉぉ!!」

にこ「真姫ー!どうー?」

真姫「どうもなにもないわよぉ!怖いぃぃ!」

にこ「…意外と根性ないのねぇー」
350: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 23:08:06.52 ID:3hdnRwST.net
にこ「…怒った?」

真姫「べ、別に…」

にこ「だからごめんって…ちょっと懐かしくて、テンション上がっちゃって」

真姫「怒ってないってばぁっ!」

にこ「」ビクッ

真姫「…ご、ごめんなさい…本当に怒ってないから」

にこ「…本当に?」

真姫「本当よ」

にこ「…よかったわ」

真姫「ふぅ…」

にこ「あ、えっと…」

真姫「次、行きましょ」
351: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 23:12:29.38 ID:3hdnRwST.net
にこ「…映画館?」

真姫「違うわよ。プラネタリウム」

にこ「なるほど」

真姫「私、最近よく星を見るの」

にこ「へー。趣味が写真に、天体観測…」

真姫「べ、別にいいじゃない!」

にこ「いや、いいのよ?ただ意外だったってだけ」

真姫「…そ、そういうことね…ごめんなさい」

にこ「いや、謝ることは…」

真姫「…」

にこ「…」

真姫「…い、行きましょ」

にこ「え、ええ。そうね」




にこ「…きれい…」

真姫「…初めて?」

にこ「うん…」

真姫「…星よりも、にこちゃんの目の方が輝いて見えるわ」クスッ

にこ「…ま、当然ね。私は、なんてったってアイドル。スターなんですもの」

真姫「ふふっ、そうだったわね」

にこ「t…ふあぁ…!」キラキラ

真姫(「にこちゃんってば、結構見た目相応なところあるのね。年齢からしたら、少し幼いけど」…なんて言ったら、怒られるわね)
352: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 23:22:50.06 ID:3hdnRwST.net
にこ「はー、楽しかったわ!」

真姫「それならよかったわ。本当は夜に星空を観に行こうと思ったんだけど、天気予報が雨だったから」

にこ「そっかぁ…はー、なんか綺麗で感動しちゃったかも。また来ようかしら」

真姫「にこちゃん」

にこ「ん?」

真姫「そ…その時は、私も誘って」

にこ「もちろん」ニコッ

真姫「ふふっ…あ、そうだ…」

にこ「写真、でしょ?」

真姫「…そうよ」ニコッ




真姫「…はい、セットできたわ。今度は転ばないわよ」

にこ「それ、フラグって言うのよ?」

真姫「二度と同じ間違いはしないの!」

にこ「えー、でも真姫ちゃんってばぁ、ちょっと抜けてるとこあるしぃ」

真姫「な、そ、そんなことないわよ!」

にこ「えー、あるよ~」

真姫「ないーっ!」


パシャッ
353: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 23:24:16.74 ID:3hdnRwST.net
真姫「…」ショボン

にこ「ま、真姫…そんなに落ち込まなくても…」

真姫「…だって、これじゃああんまりいい思い出に見えないじゃない…」

にこ「…お、思い出より今!今を楽しみましょうよ!ほら、今が最高っ!」

真姫「…本当に、最高だと思ってる?」

にこ「もっちろんよ!大好きな後輩と一緒にこうしてデートしてて、最高じゃないわけないでしょ!」

真姫「だ、だいす…」カアァ

にこ「…ね?ね?」ニコー

真姫「…そ、そうね」

にこ「」ホッ


真姫「…うん、そろそろいい時間だし…」

にこ「?」

真姫「ディナーに向かうわ」
354: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 23:25:50.86 ID:3hdnRwST.net
にこ「うっ…わぁー…たかぁ~い…」

真姫「…どうしたの?」

にこ「…ドラマでしか見たことないから…」

真姫「…にこちゃん、本当に芸能人?」

にこ「間違いなく芸能人よ!」

真姫「じゃあ、誰かに誘われたり…」

にこ「断ってるの!忙しいし、家族もいるから!」

真姫「…そういうこと」クスッ

にこ「…真姫、ありがとね…私、憧れてたのよ…高層ビルから、夜景を見ながらのディナー…」グスン

真姫「…泣くほど?」





「お待たせしました。ごゆっくりどうぞ」

にこ「わぁ…!なんてツヤのいいお肉なの…!いくらするのかしら…」

真姫「…」

にこ「…これ、私が食べていいのよね」

真姫「…にこちゃんが食べなかったら、誰がどうするのよ」

にこ「そ、そうよね……いただきます」

真姫「…いただきます」

にこ「はむっ…」モグモグ

真姫「…」モグ

にこ「…」

真姫「…どうしたの?」

にこ「…美味しい」キラキラ

真姫「よかったわね」クスッ
355: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 23:49:27.24 ID:3hdnRwST.net
にこ「御馳走様でした…」キラキラ

真姫「…ふふ、幸せそうね」

にこ「…ねえ、真姫」

真姫「どうしたのよ、改まっちゃって」

にこ「…」

真姫「…」


にこ「…真姫に、さ…」


真姫「うん?」


にこ「…いつ言おうか、迷ってたんだけど…」


真姫「…う、うん…」ソワソワ


にこ「…何ソワソワしてんの?」


真姫「なっ!なんでもないわよ!は、早く言ってよ!」


にこ「はいはい。…真姫」


真姫「…はい」
363: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 21:07:26.88 ID:J2pK0vkS.net
にこ「今日は、ありがとね」


真姫「は?」


にこ「…いやいや、「は?」って…」

真姫「だ、だって、今の流れって」

にこ「…もしかして、告白でもされると思った?」

真姫「な、ななな…」

にこ「ふふっ、にこってば演技派ね~!ま、こういうシチュエーションだとそう思っちゃうわよね~」

真姫「…に、に」

にこ「んー?」

真姫「にこちゃんのばかぁっ!!」ダッ

にこ「あっちょっ!真姫!待って、真姫!」
364: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 21:09:20.20 ID:J2pK0vkS.net
にこ「…」ゼー ハー

真姫「…にこちゃん」

にこ「や、やっと見つけたわ…」

真姫「…ごめんなさい」

にこ「気にしないで。…改めて、今日、誘ってくれてありがとね」

真姫「…」

にこ「…にこ、まさかこんなデートができるだなんて思ってなかった」

真姫「べ、別に普通でしょ…」クルクル

にこ「真姫にとっては普通かもしれないけど、にこにとっては普通じゃないの」

真姫「…私の行きたいところに行っただけよ」

にこ「それでも十分楽しかったし」

真姫「…」

にこ「ありがとう」

真姫「…どういたしまして」

にこ「さっきさ、私に「幸せそう」って言ってたわよね」

真姫「…ええ」

にこ「私は幸せよ」

真姫「…そう」


真姫「…随分、時間経っちゃったわね」

にこ「誰かさんのせいでね」

真姫「うっ…も、もう謝ったでしょ!?」

にこ「冗談だって」

真姫「もう…じゃあ、帰りましょうか」

にこ「うん」

真姫「…ねえ」

にこ「んー?」

真姫「手、繋いでもいい?」

にこ「もちろん」ギュ

真姫「…」ニコ
365: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 21:10:11.61 ID:J2pK0vkS.net
にこ(…そういえば、真姫が逃げ出したあの時…告白されると思ってたわけよね)

にこ(もし、私の指摘が図星で、それが恥ずかしくて真姫が逃げ出したとすると…)

にこ(…告白を待ってたってこと?それってつまり……)



真姫「…にこちゃん?どうしたのよ、そんなに難しい顔して」

にこ「…ま、真姫…」

真姫「何?」

にこ「…な、なんでもない…」カアァ

真姫「…??」









にこ「…別荘?」

真姫「あれ?にこちゃん、家に来たことないんだっけ…?」

にこ「ないけど…」

真姫「別荘じゃないわよ。正真正銘の西木野家」

にこ「…マジ?」

真姫「まじよ」
366: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 21:10:58.01 ID:J2pK0vkS.net
真姫「…にこちゃん、お風呂はどうする?」

にこ「…どうするって言われても」

真姫「先に入るかどうかってことよ」

にこ「先に入ってきていいわよ」

真姫「そ」

にこ「うん」

真姫「…その」

にこ「?」

真姫「一応、大きなお風呂も、あるけど…」

にこ「…」

真姫「…ねえ、どうする?」

にこ「…真姫が決めていいわよ」




にこ「いつもは大きいお風呂は使ってないの?」

真姫「ええ。いつもは…」ガチャ

真姫「ここだけど」

にこ「……キャンドル置いてある…浴槽も、よくマンガとかで見るアレだわ…」

真姫「…何かおかしいの?」

にこ「だいぶおかしいわよっ!!」
367: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 21:11:25.66 ID:J2pK0vkS.net
にこ「ふ~…まるで温泉ね」

にこ「あああ~~…癒される~~…」

にこ「…しかし遅いわね。真姫~?」


な、何よ~…>


にこ「まだ来ないの~?」


い…今行くわよ!>


にこ「…今更恥ずかしがることないでしょ~?温泉一緒に入ったりしたじゃない!」


あれはみんな一緒だったから…>


にこ「…」


2人きりだと恥ずかしくない…?>


にこ「…」ペタペタペタ

ガラッ


真姫「きゃああ!!」

にこ「遅いっ!」

真姫「に、にこちゃん!ちょっとくらい隠しなさいよ!」

にこ「あんたが一緒に入るって決めたんでしょ!のぼせちゃうわよ!」グイッ

真姫「あ、ああああ…」カアァ
368: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 21:12:17.16 ID:J2pK0vkS.net
カポーン……

真姫「…」チラッ

にこ「…」チラッ

真姫「…なんでこっち見てるのよ」

にこ「そっちこそ見てるでしょ」

真姫「にこちゃんが見るから見るんだってば!」

にこ「ほら、やっぱり見てるんじゃない」

真姫「…」

にこ「…ぷっ」

真姫「…ふふっ」

にこ「私たち、ずっとこんな感じよね」

真姫「まあね」

にこ「…でも、なんだかんだで好きなのよ」

真姫「…何が?」

にこ「こういう関係が。それと、真姫のことがかな?」

真姫「なっ…!」カアァ

にこ「…顔赤いわよ?もうのぼせた?」

真姫「だ、大丈夫よ…」

にこ「ふーん」ニヤ

真姫「…」

にこ「…えい!」モギュッ

真姫「ひゃあぁぁっ!!」

にこ「…随分立派ねぇ。絵里とか希にも負けないくらいに育ったりして…」

真姫「な、何するのよ!」

にこ「いいじゃない、別に~」

真姫「も、もぉ…!許さないわよ!」

にこ「ま、真姫ちゃ~ん…ちょっと顔が怖いにこ~…」

真姫「わ、ワシワシMAXよ~っ!!」

にこ「ぴゃああああああああ!!!!」
369: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 21:14:55.65 ID:J2pK0vkS.net
真姫「…ご、ごめんなさい…」

にこ「いいわよ、最初に仕掛けたの私だし…」


真姫「…ね、ねえ、にこちゃん」

にこ「んー?」

真姫「…寝る前に、写真…撮ってもいい?」

にこ「もちろん」



真姫「…セットしたわ」

にこ「ん」

真姫「…っと」ポスン

にこ「今度はコケなかったわね」

真姫「当たり前よ…ねえ、ちょっと、こっち来ない?」

にこ「そっちがこっちに来なさい」

真姫「…」ススス

にこ「あら、随分素直ね」

真姫「…別に」

にこ「ほら、笑いなさいよ。今日最後の写真くらい」

真姫「…そうね」ニコ


パシャッ
370: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 21:16:42.05 ID:J2pK0vkS.net
にこ「はー、広いベッドね…」

真姫「別に普通でしょ…」

にこ「普通の一人用ベッドは2人寝たら狭いのよ?…あ、そうだ。写真、現像したら私にもちょうだいね」

真姫「…うまく撮れなかったけど」

にこ「いいのよ。思い出だから。…っていうか、2人で撮るときはタイマー使わないで、和木さんに撮ってもらったらよかったんじゃないの?」

真姫「…あっ」

にこ「…ほら、そういうとこが抜けてるって言ってんのよ」クスクス

真姫「そ、そういうのは早く言いなさいよぉ!」

にこ「かしこい真姫ちゃんなら気づくと思ってぇ~」

真姫「もおぉ~~!にこちゃんのばか~っ!」ポカポカ

にこ「痛い痛い!やめなさいよーっ!」


真姫「…ねえ、一つ言い忘れてたんだけど…」

にこ「なに?」

真姫「今日のデート…実は、前から計画してたことなの」

にこ「知ってるけど…」

真姫「う゛ぇえっ!?」

にこ「いや…むしろバレてないと思ってたの?隠し事ヘタクソよね、真姫」

真姫「…おやすみなさい!」プイッ

にこ「うぇえ!?…あ、うん、おやすみなさい…」

真姫「…あ」

にこ「?」

真姫「明日、いつ頃帰るの?」

にこ「んー、そうねぇ…お昼前には帰っちゃうかも」

真姫「わかったわ。おやすみ」

にこ「ん。おやすみ」
371: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 21:17:06.22 ID:J2pK0vkS.net
チュンチュン

にこ「ん…」

真姫「…起きた?」

にこ「…おはよ」

真姫「おはよう。朝ご飯の準備、出来てるわよ」

にこ「え、ほんと?」

真姫「簡単なものだけど、許してね」

にこ「全然大丈夫よ…ありがと」

真姫「…先に行って待ってるわ」

にこ「うん…あ、洗面所借りてもいい?」

真姫「いいわよ」



にこ(すごく寝心地のいいベッドだったわぁ…)シャカシャカ

にこ(…なんか歯磨きの水ですら高級品に見えてくるわね)シャコシャコ

にこ(…ん?)

にこ(首元、赤くなってる…何かしら。虫にでも刺された?)

にこ(ま、いっか…)
372: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 21:17:53.48 ID:J2pK0vkS.net
にこ「…」

真姫「…にこちゃん、お誕生日おめでとう」


にこ「…」ポカーン

真姫「…にこちゃん?」

にこ「…あ、何?」

真姫「座らないの?」

にこ「あ、ええっと…うん…」

真姫「…何か、嫌いなものとかあった?」

にこ「う、ううん!全然好きよ!」

真姫「そ。よかった」

にこ「…いや、まさか、朝からこんなに料理が出てくるとは思わなくて…」

真姫「…あ、そうよね。朝からは少し重かったかしら」

にこ「そうじゃなくて…」

真姫「…何よ、はっきりしないわね…」

にこ「…と、とりあえず…ありがとう」

真姫「どういたしまして。にこちゃんがお昼までには帰るって言うから、出すタイミング、今しかなくて」

にこ「…うん」
373: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 21:18:12.69 ID:J2pK0vkS.net
真姫「…それと、にこちゃん」

にこ「あ、えっと…はい?」

真姫「…これ」

にこ「?」

真姫「誕生日のプレゼント」

にこ「…えっと、これは…」

真姫「…」クルクル

にこ「ゆ、指輪…」

真姫「…私とのペアリングなんだけど」

にこ「…こ、これ、もらっていいの?」

真姫「…やっぱり、ペアリングは嫌だった?」

にこ「い、いや!全然嫌じゃないわよ!むしろ嬉しい!」

真姫「…よかった。付けてみて」

にこ「…ぴったり」

真姫「それなら、よかった」

にこ「…ここまでしてもらっちゃって、いいのかしら」

真姫「…にこちゃんだから、ここまでするの」

にこ「え?」

真姫「…なんでもない」

にこ「…そう?」
374: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 21:21:04.12 ID:J2pK0vkS.net
にこ「ホントにありがとね、真姫。こんなに色々してもらっちゃって…」

真姫「だからいいってば…」

にこ「この借りは、必ず返させてもらうわ」

真姫「いいのに…」

にこ「そうじゃないと、にこの気が済まないから」

真姫「…そう」

にこ「ええ」

真姫「…じゃあ、期待していてあげるわ」

にこ「ありがとう。最高のデートを考えておくわ」

真姫「ふふ。楽しみね」

にこ「…それじゃ」

真姫「…にこちゃん」

にこ「?」

真姫「…にこちゃんって、ちょっと騒がしいけど…だからこそ、いないと、その、物足りないっていうか…それに、写真だって、渡さないといけないし…だから…」

にこ「何が言いたいのよ」

真姫「…ま、また遊びに来なさいって言ってるのよ!」

にこ「…もちろんよ」クスッ

真姫「…じゃあ、また」

にこ「ええ。またね。…あ、そうだ。ちゃんとにこの出てるテレビはチェックしなさいよ!」

真姫「わかってるわよ」

にこ「…ならよし。じゃあね!」
375: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 21:21:33.47 ID:J2pK0vkS.net
真姫編 おわり
383: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 23:15:04.56 ID:J2pK0vkS.net
普通に書いてたつもりだったのですが 終わってみたらちょっと今までとはベクトルが違い、友情より恋愛的な感じになってしまったかもしれません
見て下さった方ありがとうございました

次はにこ編でラストの予定ですが 回収し忘れたネタがいくつかあるので、もし行き詰ったら、そちらの方を投下します
390: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 22:22:10.84 ID:oeb9N37K.net
司会者『…というわけだけど』

にこ『はい、そうなんですぅ~っ!』


キラリン


真姫(…!)


希『はい、もしもし~』

真姫「希?」

希『お、真姫ちゃんから電話してくるなんて珍しいね~』

真姫「ちょっと聞きたいことがあって。…ペアリングを付ける指って、何か意味とかあるの?」

希『ペアリング?うん、あるでー。うちの知ってるのでよければ教えるよ』

真姫「…左の小指、なんだけど」

希『えっとねぇ…「二人だけの信頼、秘密。願いの成就。愛のお守り」…だったかな?』

真姫「…」

希『真姫ちゃん?真姫ちゃーん?』

真姫「ありがとう」

希『うん、大丈夫やでー』ピッ


真姫「……」


にこ『それじゃあ聞いてください、新曲、矢澤にこで―――』ウインク


真姫「~~~~っ!」ジタバタ




にこ「希」

希「ん~?」

にこ「あんたから散々聞かされてた、占いとかの話さ」

希「うん」

にこ「初めて役に立った気がするわ」

希「ふ~ん…?」

にこ「…たぶん」
393: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 22:39:53.35 ID:oeb9N37K.net
『憧れの笑顔を目指して』

『西木野真姫』

『私の先輩は、とても素敵な笑顔の持ち主でした。

しかし、その先輩はもう遠いところに行ってしまいました。

そんな彼女に追いつけるよう、日々努力を重ねる私たちの日常から、一コマを切り取り、この題をつけました』


真姫「…我ながら痛い文章を書いたわね」

海未「そんなことはありません」

真姫「う゛ぇぇぇ!!う、海未!いつから居たの!?」

海未「初めからいました。…真姫」

真姫「な、なによ…」

海未「…感動しました」グスッ

真姫「…あ、ありがとう」

海未「この写真と文章は、何に使うのですか?」

真姫「…写真展に出す時の、説明文みたいなものよ」

海未「そうでしたか。…ふふ、この写真はきっと、良い場所に飾られますね」

真姫「だといいけどね」

海未「私も最近、写真をよく撮っているんです」

真姫「海未も?」

海未「はい!山の景色は素晴らしいですから…今度真姫も一緒に行きましょう!」

真姫「…遠慮しておくわ」

ガチャ
凛「あ!海未ちゃん、真姫ちゃん!何してるの?」

真姫「な、なんでもないわよ!」

海未「凛!」

凛「にゃ?」

海未「来週の日曜は空いていますか?」

凛「うん!」

海未「では、山頂アタックです!」

凛「」


真姫「…凛も大変ね」
394: 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 22:43:18.93 ID:oeb9N37K.net
以上真姫編の蛇足です
404: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/26(水) 21:16:00.03 ID:JsVLK3d2.net
にこ「ん…ふあぁ…もう朝かぁ」

にこ「…って、ママもこころ達もいないし、別にこんなに早く起きる必要はなかったわねぇ~」

にこ「…今日は…ああ、22日だっけ」

にこ「いつもならママたちが誕生日パーティーしてくれてたけど…今日はどうだろ」

にこ「…はぁ、せめて何か面白いことでも――――――」


prrrrrr


にこ「…っ!?」





『矢澤にこ』






にこ「…ちょっと、なによこれ…どういうこと…!?」


にこ「気持ち悪い…切りましょ」


にこ「…あれ?あ、あれ…なんで?なんで切れないのよ…!」


にこ「…」ゴクリ


ピッ
405: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/26(水) 21:17:21.65 ID:JsVLK3d2.net
にこ「…もしもし」


『もしもし』


にこ「…え?」


『あ、本当に繋がっちゃったぁ!わぁ~、希ちゃんのおまじないはやっぱりすごいニコ~♡』


にこ「…ど、どういうこと…?」


『もしもし?矢澤にこちゃんですかー?』


にこ「…そ、そうだけど」




『こんにちは!矢澤にこで~っす♡』



にこ「…」


にこ『あれ?もしもし?もしもーし、にこちゃ~ん?』


にこ「…なにこれ、意味わかんない…」
409: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/26(水) 22:39:55.78 ID:JsVLK3d2.net
にこ「…あの」

にこ『あ、ごめんねぇ突然!…えっとぉ』

にこ「はい」

にこ『にこちゃん、今おうち?』

にこ「…そうです」

にこ『あ、じゃあ今から行くね♡』

にこ「…は?」

にこ『それじゃ~♪』ブツッ


にこ「どういうことなの…」


にこ(…そういえば、希のおまじないがどうとかって…)


にこ「…希ならきっと、なんとかしてくれるわよね」

prrrrrrr


希『もしも~し』

にこ「あ、ちょっと希!?」

希『ニコっち?…あ、もしかしておまじないについて聞きたかったとか♡』

にこ「…希?」

希『ん、どうしたん?そんな怖い声出しちゃって~。今日は低音パート担当なん?』

にこ「…あんた、本当に希?」

希『も~、ニコっちってば冗談キツいわぁ~。ウチは正真正銘、東條希やん♡』

にこ「…わかったわ。ありがとう」

希『あれ、もういいん?』

にこ「十分よ…」

希『そっか~』

にこ「ええ、それじゃ」

希『またね~♡』

にこ「…」


にこ(駄目だ…)
424: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 06:06:33.08 ID:NPKeIj4Y.net
にこ(いつもの希じゃない…こういうスピリチュアルなことで頼れるの、希くらいしかいないのに…)


にこ(…うーん……正直、オフの時は…芸能界の人たちと個人的な用事では関わりたくないし)


にこ「…頼むわよ」



prrrrrrrr

『もしもし?』


にこ「…もしもし」


『あら、どうしたの?今日は機嫌でも悪い?』



にこ「…絵里」



絵里『もう、何よ?』



にこ「よかった、あんたはいつも通りね」

絵里『いつも通り…?それはそうよ、私はいつも私でしかないもの』

にこ「そ、そうよね!心配して損したわ…」

絵里『何、心配事?ニコってば、私たちのこと、もっと頼ってくれていいのに――――』

にこ「…そうね、ありがとう」

絵里『で、どうしたの?エリチカに話してみなさい♡』

にこ「」

絵里『にこ?どうかし』

にこ「ごめん、また今度ね」

絵里『え、ちょっとにk』

ブツッ


にこ(絵里も駄目か…)

にこ(まったく、どうしちゃったのよ…2人とも、なんかこう…頭が残念な感じになってる気がするし)
425: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 06:10:09.22 ID:NPKeIj4Y.net
ピンポーン

にこ「…来たかしら」ゴクリ

にこ(…とりあえず、のぞき穴から…)チラッ

にこ「…誰もいない?」


ピンポーン

にこ「…もう!誰よこんなことしてるのは!」ガチャッ

「「にこにー、ただいまー!」」ギューッ

にこ「…へ?」

こころ「どうしたの?」

ここあ「ちょうしわるいの?」

にこ「…こころ、ここあ」

「「うん!」」

にこ「…あぁ」フラッ

こころ「ニコちゃんだいじょうぶ!?」

ここあ「おねつあるの!?」

にこ「…ううん、大丈夫。寝て起きたばっかりだったから、眠くて。おかえり、こころ、ここあ」ナデナデ

こころ「うん!」

ここあ「ただいま!」

にこ「ちゃんと手洗うのよ」

「「はーい!」」

にこ「…」



にこ(私の知ってる2人とは雰囲気も年も違う子だけど、でも…あの子たちは間違いなく、こころとここあ…)


にこ(…いったいどういうこと?)



にこにー、タオルがないよー!>


にこ「はいはい、今行くわよー」
426: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 06:13:53.18 ID:NPKeIj4Y.net
「…そっちのニコも、ちゃぁんとお姉ちゃんしてるニコね!」


にこ「え?………っ!?」


「くすくす」




にこ(髪はおさげだし、胸は71cmしかなさそう(私は74あるのよ!!)だけど…こいつは、間違いなく…)



にこ「矢澤にこ…」



ニコ「ニコッ♡」





ニコ「とりあえず、出かけましょっ!チビたちに、にこにーが2人いるなんてバレたら大変だもの!」

にこ「…ち、ちょっと待ちなさいよ!あんたいったい…」

ニコ「こころー!ここあー!ニコ姉、ちょっとお出かけしてくるねー!タオルはお風呂場にあるのを使って~!」

はーい!>

ニコ「さ、行くニコよ♡」ギュッ

にこ「あ、ちょっ…!」

ニコ「しゅっぱ~つ!」ダッ

にこ「ま、待ちなさいよぉ~!」
427: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 06:15:22.28 ID:NPKeIj4Y.net
にこ「…ねえ」

ニコ「ん~?」

にこ「…いったいどういうわけ?あなたいったい…」

ニコ「え~?ご存じのとおり、ニコはニコだよっ♡」

にこ「…いや、そうじゃなくて」

ニコ「?」

にこ「…はぁ。あのね、ちょっとマジメに話を…」

ニコ「あ、見てみて!あの鳥、9羽で飛んでる!まるでμ`sみたいニコ!」

にこ「だあああああ!!!ちょっと!話聞きなさいよ!」

ニコ「んも~、アイドルがそんな顔しちゃダメニコよ♡」

にこ(腹立つ…)

にこ「…埒が明かないわ。ちょっと来なさい!」グイッ

ニコ「ああん、引っ張らないでぇ~」
434: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 22:48:08.66 ID:NPKeIj4Y.net
にこ「ふぅ…」

にこ(家出てぜんっぜん時間経ってないのに、もう1日分の体力使い果たした気がするわ…)

ニコ「それで、話って?」チューチュー

にこ「ああ…って、何飲んでんのよ」

ニコ「メロンソーダだけど…」

にこ「そうじゃなくて」

ニコ「ドリンクバー頼んだしぃ」

にこ「いや、うん…」

ニコ「あ、おかわり行ってくるね~」

にこ「頭痛い…」



にこ「…で、話させてもらうけど」

ニコ「やっとニコね~」

にこ「誰のせいよ…」

ニコ「誰だろ~?」

にこ「…ま、いいわ。そんで、あんたは何者?」

ニコ「矢澤にこニコ~!」

にこ「それはわかったわよ!私も矢澤にこなの!」

ニコ「知ってるよ!」

にこ「…」

ニコ「?」チューチュー

にこ「だからね?」

ニコ「うん」

にこ「なんで同じ人間が2人居るのかって聞いてんのよ」

ニコ「ん~」
435: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 23:11:06.07 ID:NPKeIj4Y.net
にこ「そりゃぁ地球上、そっくりな人間は何人かいるって言うわよ?でも、さすがにこれはおかしいじゃない?ドッペルゲンガー?」

ニコ「えっとねぇ…ニコ、ひとつおまじないをしてみたの」

にこ「おまじない?…ああ、最初の電話で言ってた…」

ニコ「そう!希ちゃんが誕生日だから教えてくれた、ヒミツのおまじない♡」

にこ「…どんな?」


ニコ「異世界の自分を呼び出しちゃうおまじない!」


にこ「…」

ニコ「どうしたの~?」

にこ「希ってば、スピリチュアル極めすぎじゃない?」

ニコ「え~、いつもの希ちゃんだと思うニコ~」

にこ「の、希ちゃん…」

ニコ「?」

にこ「あ、いや…続けて」

ニコ「うん。ええっとね、そのおまじないっていうのは、神田明神で……あ!来た来た、ニコの注文したハンバーグ!」

にこ「」

ニコ「~♪」

にこ「…それ食べ終わったら行くわよ」

ニコ「どこに?」

にこ「神田明神以外にどこかあるの?」

ニコ「んも~、そんなに怒らないで!わかってるニコ!」

にこ「はぁ…」
438: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/06(日) 21:00:40.57 ID:FrNnIiX1.net
にこ「着いた…」

ニコ「…ふー、いい食後の運動になったニコね~」

にこ「それはよかったわね……さ、話してもらうわよ」

ニコ「何を~?」

にこ「あのね…」

ニコ「ん~?」キョロキョロ

にこ「いつまでもすっとぼけるってんなら…希直伝、ワシワシMAXの刑よ~っ!!」ワシワシ

ニコ「ぴっ!」

にこ「…ふふ~ん…どうやら私の方が「ある」みたいねぇ…」

ニコ「よ、余計なお世話よ~っ!」

にこ「…それぇ~っ!!」ワシワシワシワシ

ニコ「ぴゃああああああああ!!!」

にこ「ほら、どうなのよ!話す気になったかしら~!?」

ニコ「は、話す!話しますからぁ~っ!」

にこ「…よろしい」

ニコ「はぁ、はぁ…」

にこ「…で?」

ニコ「…に、にっこにっこに~」

にこ「…」

ニコ「嘘です、ウソですっ!…えっとね」
439: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/06(日) 21:03:33.73 ID:FrNnIiX1.net
ニコ「ここに立って」

にこ「…こんなところに?」

ニコ「希ちゃんが、「こういう人の目につかないところとか、すみっことかに、不思議な力が強~く残ってたりするんや~」って言ってたし…」

にこ「へぇ。希が言うならそうなんでしょうね」

ニコ「そして、他の世界の自分を呼び出したい場所を、絵馬に書く」

にこ「あんたが書いたのは、にこの自宅ってわけ?」

ニコ「そうそう!さすがニコ~♡」

にこ「そりゃどうも…」

ニコ「そして、絵馬を地面に伏せて…最後に二回、ぱんぱんっと拍手!そうすればあ~ら不思議!別の世界の自分が現れちゃったってわけニコ!」

にこ「…ほんとぉ?」

ニコ「嘘だと思うなら、試してみる?」

にこ「…誰で」

ニコ「にこ?」

にこ「成功したら、またにこが増えるってことよね?」

ニコ「うん♪」

にこ「絶対やめとく」

ニコ「えぇ~、なんでぇ~?」

にこ「あんたみたいなのの相手が疲れるからよ!!」

ニコ「そんなこと言っちゃってぇ…本当は可愛くて仕方ないく・せ・にぃ~♡」

にこ(本気でぶん殴ってやろうかしら)
440: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/06(日) 21:04:38.87 ID:FrNnIiX1.net
にこ「…あ」

ニコ「?」

にこ「それなら、μ`sメンバー呼び出して試してみればいいじゃない。さて、電話電話ー」

ニコ「ん~」

にこ「…何よ、浮かない顔ね」

ニコ「μ`sのみんなを呼び出せたら、今、にこちゃんはここには居ないニコ」

にこ「え…それって、どういう…」

ニコ「…」

にこ「…ち、ちょっと待ちなさいよ。みんな居ないなんてことないわよね?希も絵里も、電話には…」

ニコ「……」

にこ「…な、なんか言いなさいよ」

ニコ「…にっこにっこにー♡」

にこ「そういうのいいから!」

ニコ「…実はね」

にこ「…」
441: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/06(日) 21:06:11.59 ID:FrNnIiX1.net
ニコ「みんな暇じゃないから、ニコに付き合ってる暇は無いんだってぇ~」



にこ「…」

ニコ「あれ?どうかし」

にこ「ふんっ!」ゴスッ

ニコ「にこぉ~っ!!!」

にこ「思わせぶりな態度とっておいて、そんなどうでもいい理由なんかーい!」

ニコ「どうでもいいなんてひどいニコ!ニコにとっては死活問題でぇ!」

にこ「知るか!」

ニコ「だから、今のニコが暇なんだから、そっちのにこも暇かなぁ~って呼び出してみたら…」

にこ「そんな理由!?そんな理由で私こんな世界に来ちゃったわけぇ!?」

ニコ「ニコッ♡」

にこ「帰る」

ニコ「ああ~っちょっと!ちょっと待って!」

にこ「ぬぁによ」

ニコ「ちょっとだけ付き合って!お願いっ!」

にこ「散々付き合ったわよ!」

ニコ「まだ1時間半しか経ってないニコ!5時まででいいからぁ~」

にこ「体感では1日以上付き合ってたわよ!それに、私は暇じゃないの!」

ニコ「じゃあ今日は何してたの?」

にこ「…家で寝てた」

ニコ「暇なんじゃないの!」

にこ「ひ、暇じゃないわよぉ!?日々アイドルとして働く私…その疲れを取るための貴重な睡眠で…」


ニコ「…」ピクッ


にこ「だから、今日という日はとても大切で………って、どうしたの?」
442: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/06(日) 21:07:19.14 ID:FrNnIiX1.net
ニコ「…も、もしかして…アイドルに、なったの?」

にこ「…そうだけど」

ニコ「…!」パアァッ

にこ「…」

ニコ「すごい!すごいニコ!わぁ~っ、ニコ、将来は本当にアイドルデビューしちゃうんだぁ…!スクールアイドルじゃなくって、本当に…!」

にこ「ま、まあね!そりゃ、世界、いや宇宙ナンバーワンアイドルの矢澤にこちゃんよ?デビューくらい造作もないし…」

ニコ「はぁ~ん、す・て・き…ねぇねぇ、サインしてぇ~っ」

にこ「し、しょうがないわねぇ~…って、自分のサイン貰ってどうすんのよ」

ニコ「自分であって自分じゃないんだから、いいのっ!」


にこ(…世界が違っても、さすが私…ミーハーね)サラサラ


にこ「…はい」

ニコ「やったぁ~、ありがとぉ~っ!」ピョンピョン

にこ「…あれ?でもそうなると…あんた、今職業は?」

ニコ「高校生だよ?」

にこ「…え?」

ニコ「だからぁ、現役バリバリの高校3年生ニコッ♡」

にこ「…今、何年?」

ニコ「えっとぉ…2016年?」

にこ「えっ…」

ニコ「え?」
443: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/06(日) 21:13:51.51 ID:FrNnIiX1.net
今回はここまでです ゆっくり進行ですみません



紛らわしいので、少しまとめます


にこ表記→今まで主人公として書かれてきた矢澤にこ

一人称は、もう一人と紛らわしいので「私」 ニコを呼ぶときは「あんた」



ニコ表記→異世界の矢澤にこ

一人称は「ニコ」 にこを呼ぶときは「にこちゃん」



「にこ」が高校を卒業したのは2016年3月 2016年4月から芸能界デビュー 2016年7月時点で芸能人(アイドル)

「ニコ」は2016年7月時点で高校3年生
449: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 20:26:53.87 ID:HMFRJ5fm.net
にこ「…あんた!いくら勉強やらないからって、留年してんじゃないでしょうね!」

ニコ「…それ、ケンカ売ってんの?」ジト

にこ「違うわよ!」

ニコ「何と言われようと、ニコは現役の高校3年生なの!今日で18歳なの!」

にこ「…そう」


にこ(この世界では、私たちの世界の出来事が1年遅れてるってこと?)

にこ(…いやでも、7月22日の時点で絵里と希は、私とあんなに気軽に連絡を取れるような関係じゃ…)


にこ(…頭痛くなってきた)


ニコ「全く、失礼しちゃうわね」ツーン


にこ(…っていうか、こっちのニコもこういう顔するのね…やっぱり)
450: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 20:28:55.87 ID:HMFRJ5fm.net
ニコ「…ところで」

にこ「何よ?」

ニコ「帰りたい?」

にこ「は?」

ニコ「元の世界に帰りたい?」

にこ「それはもちろん…」

ニコ「じゃあ、返してあげる」

にこ「えっ?ほんとに?あんだけゴネてたくせに…いったい何を企んで」

ニコ「はい」

にこ「何?絵馬?」

ニコ「にこちゃんを呼び出すのに使った絵馬。これを今度はにこちゃんが使えば、戻れるって」

にこ「ふーん。ありがと。随分素直に渡してくれるのね」グッ

ニコ「…」

にこ「手離しなさいよ!」

ニコ「ただし!」

にこ「…な、何よ」


ニコ「この絵馬を渡すのに、条件が一つ―――――――」
453: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/10(木) 01:40:52.71 ID:0/dH83Dz.net
にこ「…ん」ゴシゴシ

にこ「ここは…にこの部屋?ってことは…」

にこ「帰ってきたー!」

にこ「…」

にこ「…まあ、約束だし…」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



にこ「…風景だとか景色だとかは、あっちの世界と全然変わらないわねぇ。さて…」


にこ「すみませーん、絵馬一つ…」
454: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/10(木) 01:43:07.18 ID:0/dH83Dz.net
にこ「…たしか、この辺に立って…」

ニコ「呼び出したい場所を、絵馬に書いて…って、どう書いてあったっけ。…「矢澤にこの部屋」…で、神様もわかってくれるでしょ」

にこ「地面に伏せて…二回」パン パン


にこ「…これでいいのよね?」


prrrrrr


にこ「!」


『矢澤にこ』


にこ「…平然と接してたけど、本当に不気味な体験してるわよね…」ピッ


『にこちゃ~ん!』

にこ「はいはい」

ニコ『ちゃんと呼び出してくれたニコね~!ニコ~、う・れ・し・いぃ~♡』

にこ「切るわよ」

ニコ『ああっ待って!…えっと、今どこ?』

にこ「神田明神よ」

ニコ『じゃあ、今行くね~!』

にこ「待った!」

ニコ『何?』

にこ「…うちにあるものなんでも使っていいから、変装してきなさい」

ニコ『変装?』

にこ「ええ。変装用の服がタンスの一番下に入ってるから。理由は…言わなくてもわかるでしょ」

ニコ『あぁ~…なるほど!了解ニコ~♪』ピッ


にこ「…大丈夫かしら」
462: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/10(木) 08:13:49.84 ID:0/dH83Dz.net
>>461
指摘ありがとうございます

>>454
ニコ「呼び出したい場所を、絵馬に書いて…って、どう書いてあったっけ。…「矢澤にこの部屋」…で、神様もわかってくれるでしょ」

にこ「呼び出したい場所を、絵馬に書いて…って、どう書いてあったっけ。…「矢澤にこの部屋」…で、神様もわかってくれるでしょ」

です
455: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/10(木) 01:49:50.32 ID:0/dH83Dz.net
ニコ「ふーむ…にこちゃんってば、ずいぶんいっぱい服持ってるニコね~」ガサガサ


ニコ「どれもかわいい…さすがニコ!」


ニコ「でも、変装しないといけないから…着れないのは残念ね~」ゴソゴソ


ニコ「……あ、この赤ぶちのサングラス可愛い!このダサいサングラスじゃなくて、こっちにしましょっ」


ニコ「…ふふん、どう見ても一流芸能人の風格ニコね」ドヤ


ニコ「…ん?」


ニコ「写真…にこちゃんと、ママと…これ、もしかしてこころとここあ?きゃーっ、可愛い…!雰囲気けっこう違うわね~」


ニコ「ん?…こっちの男の子は……誰?」


ニコ「……まいっか!行ってきま~す!」
456: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/10(木) 01:52:34.56 ID:0/dH83Dz.net
ニコ「ごめ~ん、待った~?」

にこ「ん~~~~~っ…」

ニコ「ニコちゃん?」

にこ「遅いっ!」

ニコ「可愛い服がいっぱいあって、つい見入っちゃったニコ~」

にこ「ったく……って!あんたそのサングラス…!」

ニコ「あ、これね!可愛いから付けてきちゃった~」

にこ「これはダメ!」バシッ

ニコ「きゃっ!…ちょっと、何するのよー!」

にこ「これは大事なものなの!だからかけちゃダメなのよ!」

ニコ「ふ~ん…でもぉ、そしたらニコはどうやって顔を隠すの~?」

にこ「…じゃあ」

ニコ「?」

にこ「私がそっち着る」

ニコ「そこまで大事なの?」

にこ「そうよ」

ニコ「…そっか。ごめんね」

にこ「べ、別にそこまで怒ってないから…」

ニコ「そう?じゃあよかった!さー、着替えましょーっ!」

にこ「…はぁ」
457: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/10(木) 01:58:06.76 ID:0/dH83Dz.net
ニコ「ふんふんふ~ん♪」

にこ「…」

にこ(こうして見てると…)

ニコ「ん?」

にこ(…本当に貧相な体よね…)

ニコ「やだ~、にこちゃんってばえっち~」

にこ「鏡見てるようなもんなんだから、えっちも何もないわよ」

ニコ「えぇ~、でもぉ~」

にこ「いいからさっさと着替えなさい!」

ニコ「…そういえば、にこちゃん」ジー

にこ「…何よ」

ニコ「…本当にニコより、ちょっと大きい…」

にこ「な、何見てんのよ!」

ニコ「鏡を見てるようなものなんだから、えっちも何もないニコ~♪」

にこ「ぐ…」

ニコ「くすくす♡」
458: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/10(木) 02:09:04.70 ID:0/dH83Dz.net
ニコ「よ~っし、お着替え完了ニコ!さあ!いざ芸能界へ!」

にこ「…大丈夫かしら」

ニコ「大丈夫大丈夫、うまくやるニコ♡」

にこ「…信じらんないわよ」

ニコ「自分を信じないと!」

にこ「私は私のこと信じてるけど、厳密に言えば、あんたは私じゃないし…」

ニコ「んも~、心配性ね~」

にこ「…」

ニコ「大丈夫だって、にこちゃん!」

にこ「…にこじゃなくて、ネロと呼びなさい」

ニコ「ネロ?」

にこ「芸人に、私に声も背もそこそこ似てるのが居るのよ。これはそいつの恰好なの」

ニコ「へ~…」

にこ「あいつは今日オフだから会うことないはず。…はい、私の名前は?」

ニコ「ネロちゃん♡」

にこ「よろしい」

ニコ「よぉ~し、それじゃあ改めて出発ニコ~♡」

にこ「はぁ…」
459: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/10(木) 02:09:40.20 ID:0/dH83Dz.net
~回想~

ニコ「この絵馬を渡すのに、条件が一つ―――――――」

にこ「…何よ?」

ニコ「…ニコを、そっちの世界に連れてって!」

にこ「は、はぁ!?」

ニコ「にこちゃんが活躍してる芸能界を、ぜひぜひ覗いてみたいの!お願いっ!」

にこ「だ、ダメよ!そんなことしてバレたらどうすんのよ!」

ニコ「大丈夫、うまくやるニコ!」

にこ「無理よ、無理!」

ニコ「…じゃあ、この絵馬は…」

にこ「ち、ちょっと待ちなさい!すごく綺麗な投球モーションやめ!」

ニコ「…連れてってくれる気になった?」

にこ「…でないと私、帰れないんでしょ」

ニコ「うん♡」

にこ「…わかったわよ」

ニコ「やったー!にこちゃん、ありがとう~っ♡」

~回想おわり~
482: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 21:33:40.04 ID:Ss8rQ5SL.net
にこ「…」キョロキョロ

ニコ「…」

にこ「…いいわよ」

ニコ「ねえ、そんなにコソコソする必要あるのー?」

にこ「あるわよ!見つかったら面倒でしょ…!」

ニコ「ん~」

警備員「こら!」

にこ「」ビクゥ

警備員「ここは子供が入っていい場所じゃ…」

ニコ「誰が子供よ」ジト

警備員「おや…」

ニコ「こほん。…にこにーにこにーにっこにっこにー♪明るい笑顔のにっこにっこにー♡警備員さん、今日もお疲れ様です♡」

警備員「あ、ああ、矢澤さん…すみませんね」

ニコ「いえいえ~♪」スタスタ


にこ「…」

ニコ「どうかした?」

にこ「…なんか、こう…負けた気がするというか」

ニコ「?」
483: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 21:44:38.56 ID:Ss8rQ5SL.net
ニコ「へ~、テレビ局の中ってこんな感じになってるニコね~」

にこ「あんまりキョロキョロしないでよ、怪しまれるでしょ…」


「…あら?にこじゃない」


にこ「げ…」

ニコ「…!」

ツバサ「はぁい、にこ。お疲れ様。そんなにキョロキョロしてどうしたの?」

ニコ「ツバサちゃ~んっ!?え、え、なんで!?」

にこ「しまった…!」

ツバサ「なんでって…あなたこそどうして?今日はオフのはずよね?それに、ツバサちゃんって…」

にこ「そ、それはほら!ツバサさんたちA-RISEの応援に来たんですよー」

ツバサ「…あなた、たしか…」

にこ「げ、芸人の譲崎ネロで~す…」

ツバサ「そうそう。たしかあなたたちのこと、英玲奈が…」

にこ「そ、そうでしたか~…ち、ちょっと待っててくださいね」

ツバサ「う、うん…?」





にこ「こっち来なさい」ガシッ

ニコ「うわっとっと…」

にこ「…言い忘れてたけど、A-RISEは私と一緒にメジャーデビューしたの。で、かなり仲良くさせてもらってるからよろしく。呼び方も呼び捨てで」

ニコ「ふむふむ…」
484: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 22:02:38.93 ID:Ss8rQ5SL.net
ニコ「い、いやー、ごめんなさいねー」

ツバサ「今日のにこは、なんだかいつもと違うわね」

ニコ「そんなことないで…ないわ」フンスフンス

ツバサ「…鼻息荒いわよ」

ニコ「ま、まさか!そんなことはないです…ないですわ」

にこ(駄目だこれ…)

ニコ「と、ところでつ、ツバサ」

ツバサ「何?」

ニコ「サインください」

ツバサ「え?」

にこ「ふんッ」ゴスッ

ニコ「痛っ!!」

にこ「失礼しましたー…」グイグイ

ニコ「さ、サイン…」ズルズル

ツバサ「…にこってば、漫才でもするのかしら?」






にこ「何やってんのよ!」

ニコ「だってぇ…」

にこ「だってじゃない!はぁ…もう、さっさと帰るわよ」

ニコ「えー!まだ全然見て回れてないニコ!」

にこ「このままだとあんたのボロが出まくって大変なことになるでしょうっ!」

ニコ「ケチー!」

にこ「ケチじゃないわよ!」

ニコ「…ちんちくりん」ボソッ

にこ「あんたもでしょうがっ!」


ザワザワ


にこ「…なんか騒がしいわね」
486: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 22:07:48.44 ID:Ss8rQ5SL.net
ニコ「どうかしたんですかぁ?」

にこ「ちょっ…!」

スタッフ「ああ、矢澤さん!いやね、生放送なんだけど、出演者の方が急に体調を崩しちゃって…」

ニコ「なるほど~…」

にこ「…ちょっと、変なことに首つっこまな…」

ニコ「それって、ニコが代わりになることとか、できますかぁ?」

にこ「!!!」ブーッ

スタッフ「え、ええ、大丈夫ですけど…というか、矢澤さん、今日オフじゃないんですか?」

ニコ「細かいことは気にしない気にしなーい!ささ、行きましょーっ」

にこ「っ、ま、待ちなさい!」


ニコ「あっ、じゃあちょっと行ってきますね~、『ネロさん』♡」


にこ「なっ…」


ニコ「にっこにっこにー♪」

スタッフ「矢澤さん、なんか今日雰囲気違いますね」スタスタ

ニコ「そう?まあね~♡」スタスタ







にこ「終わった…にこの芸能人生終わった…」
487: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 22:13:53.27 ID:Ss8rQ5SL.net
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ニコ「お疲れさまでした~♪」



「にこ、ハロ~」


ニコ「あっ…あ、あ、あああ、あんじゅちゃん…!!」

あんじゅ「お疲れ様~。お仕事も終わったし、たまたまにこがスタジオに入るのが見えたから覗いてたんだけど……すごくよかったわよぉ」

ニコ「あ、ありがとうございまひゅっっ!」

あんじゅ「なんでも、急に出演が決まったんでしょ?それなのにあれだけできるなんて…尊敬しちゃう♡」

ニコ「はぁ~ん…♡」

あんじゅ「さすが、A-RISEが認めたアイドルね!それじゃあ、お先に~」

ニコ「う、うんっ!」


ニコ「はぁ~…あのあんじゅちゃんに認められちゃってるなんて、さすがはニコね~…いや、さすがにこちゃんって感じかな」

pppppp pppppp

ニコ「…あ、真姫ちゃんからメール…」


ニコ「…ふふっ♡」
488: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 22:15:46.42 ID:Ss8rQ5SL.net
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
にこ「…」グビグビ

にこ(…そろそろあれから1時間くらい経ったわね…収録も終わったころか)

英玲奈「…おや」

にこ「…英玲奈……さん」

英玲奈「今日はオフではなかったのか?」

にこ「ん、まあ…」

英玲奈「…にこ。さっき生放送に出ていたのは誰なんだ?」

にこ「え?えっと、矢澤にこは生放送に…」

英玲奈「いや…矢澤にこは君だろう。少なくとも、私の知っている矢澤にこは」

にこ「…は?」

英玲奈「…どうも話がかみ合わないな。どうかしたか?」

にこ「……あんた、わかるの?」

英玲奈「分かるも何も…気づかない方がおかしいさ。いくら譲崎ネロとにこが似ていたとしても。…ツバサは気づかなかったようだが」

にこ「…はぇー…」

英玲奈「私は譲崎ネロと矢澤にこ、どちらのファンでもあるからね」

にこ「…それはどうも」

英玲奈「…ま、事情は聞かないでおくが…なかなか面白い番組に仕上がっていたようだ」

にこ「…マジ?」

英玲奈「マジだ。なんなら録画してある。軽く見てみるといい」ピッ



にこ「…へぇ」

英玲奈「…じゃ、私はこれで。これから用事があるのでな」

にこ「ええ、ありがと」



にこ「…さすがニコね」



pppppp pppppp

にこ「…真姫から?」


にこ「…んー」
489: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 22:25:31.69 ID:Ss8rQ5SL.net
ニコ「あ、やっと見つけたニコ~!」

にこ「…」

ニコ「…にこちゃん?」

にこ「…遅いっ!」

ニコ「あ、あはは、ごめんなさ~い…」

にこ「…ふん」

ニコ「…怒ってる?」

にこ「そりゃ怒ってるわよ…勝手に私の代わりにテレビに出るなんて暴挙、よくもやってくれたわね」

ニコ「…」ショボン

にこ「…まあ、でも」

ニコ「?」

にこ「よくやってたじゃない。そこはまあ…褒めてあげるわ」

ニコ「…」

にこ「?」

ニコ「ありがとぉ~っ♡」ギュッ

にこ「わっ、ちょ、抱き付かないでよ!」

ニコ「も~、緊張して死ぬかと思ったニコ!あんなこと毎日やってるなんて、にこちゃんやっぱりすごいんだなってわかったよ~!」

にこ「あ…あ、当たり前でしょ~!私を誰だと思ってんのよ!」

ニコ「それは、もちろん…」


「「宇宙No.1アイドル、矢澤にこニコ!」」


にこ「…ぷっ」

ニコ「うふふっ」
490: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 22:26:27.17 ID:Ss8rQ5SL.net
prrrrr prrrrr

ニコ「あ、電話ニコ」

にこ「誰からの電話?」

ニコ「にこちゃんの方にも来てるニコよ♡」

にこ「え?あ…真姫」

ニコ「こっちも、真姫ちゃん」

にこ「…私が出ていい?」

ニコ「むしろニコが出る理由が無いニコ!」

にこ「…ん」ピッ


にこ「もしもし」

真姫『…もしもし、にこちゃん?ごめんなさい、忙しいところ…テレビ、見てたわよ』

にこ「あ、ああ…」

真姫『あれ、代役なんだってね。…まあ、その…すごいんじゃない?』

にこ「…ありがとう」チラッ

ニコ「」ニコッ

にこ「…で、どうしたの?」

真姫『ああ、それはこっちが聞きたかったの…にこちゃん、ほぼ同時に2通メールしてきたでしょう?』

にこ「2通?」

真姫『そう。「もうお仕事は終わりだから、今から私の家に来れる」ってメールと、「今テレビ局だから無理」ってメール』

にこ「え?私が送ったのは無理って…」

ツンツン

にこ「あ、ちょっと待ってて」

真姫『うん』
491: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 22:30:45.89 ID:Ss8rQ5SL.net
ニコ「えへへ」

にこ「…アンタのせいかっ!!」

ニコ「だってぇ、せっかく招かれたんだから行かなくちゃ~」

にこ「アンタのせいでこんなところにいるんでしょうがっ!」

ニコ「大丈夫大丈夫、タクシーチケットは貰ってきたから♡」

にこ「元の世界に帰らせないといけないじゃない!」

ニコ「多めに掠めてきたニコ♡」

にこ「…さすがね」

ニコ「それほどでも♡」


にこ「…真姫?ごめんなさい。無理っていうのは他の人に送るメール。間違って送っちゃってたみたい」

真姫『そうなの?ふぅん…じゃあ、家には来れるってことでいいのね?』

にこ「ええ、大丈夫よ」

真姫『…どのくらいで来れる?』

にこ「…んー、1時間半くらいかな…」

真姫『ん、わかったわ。こっちとしてもそのくらいの方が都合がいいの』

にこ「都合がいい?」

真姫『あ、な、なんでもないわよっ!それじゃあ待ってるからねっ!』ブツッ


にこ「…相変わらず焦るとすぐ電話切るのね」

ニコ「…それじゃ、帰ろっか!」

にこ「ええ」
492: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 22:37:16.60 ID:Ss8rQ5SL.net
ニコ「タクシーなんて初めて乗ったニコ…」

にこ「意外と乗り心地いいわよね。便利だし」

ニコ「気軽に使える料金じゃないのがザンネンだけどね~」

にこ「まあね」


ニコ「…さて、これでお別れニコね~」

にこ「…別れる時は意外とアッサリね」

ニコ「だって、「この世界の、これからの矢澤にこの時間」は…ニコが過ごしていい時間じゃないからね」

にこ「…?」

ニコ「察しが悪いニコねぇ…真姫ちゃんからのメール、ちゃんと読んだの?」

にこ「読んだわよ…まあ、この前真姫に貸したものとかあるし、そのことじゃないの」

ニコ「…にこちゃんってバカでしょ」

にこ「な、ぬぁんですってぇ!?」

ニコ「そんなんだから彼氏も友達もできないニコ」

にこ「う、うるさいわねっ!彼氏はともかく、友達はいるわよっ!」

ニコ「はいはいっ。…じゃ、絵馬貸して」

にこ「あ、あぁ…はい」


ニコ「ん。…今日はありがとね」

にこ「…こちらこそ」

ニコ「とっても貴重な体験だったニコ…」

にこ「自分とこうして会話するなんて、スピリチュアルも何もあったもんじゃないからねー」

ニコ「…ニコ、自分の世界に戻ったら、もっとアイドル目指して頑張るね」

にこ「…頑張りなさい」
493: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 22:49:44.91 ID:Ss8rQ5SL.net
ニコ「…今度はにこちゃんと共演してみたいなぁ」

にこ「…あんたがメジャーデビューできたらね」

ニコ「ふふっ、待ってて欲しいニコ♡」

にこ「ええ、待っててやるわ。その絵馬のおまじないも、それまで覚えておいたげる」

ニコ「ありがとっ。じゃあ、そのときはついでに、「こっち」の家族にも会わせてね」

にこ「もちろん」

ニコ「…ねえねえにこちゃん」

にこ「ん?」

ニコ「ちょっとちょっと」

にこ「何よ」

ニコ「目瞑って~…」

にこ「うん」

ニコ「…」


チュッ


にこ「………は?え?」

ニコ「…やっぱりぃ~、ニコって可愛い~♡」

にこ「あ、あんた、いま、なにしたかわかってんの…!?」カアァ

ニコ「何って…ほっぺにチューしただけニコよ?そんなに焦るなんて…」

にこ「あ、焦りもするでしょうがっ!」

ニコ「ほら、アイドルは自分を好きにならないといけないっていうか~」

にこ「バカ言ってんじゃないわよ!あんたねぇ!」

ニコ「…」パン パン

にこ「あっ、ちょっと…!」

ニコ「それじゃ、またね~♡にっこにっ…」キラキラ




にこ「…ほ、ほんっと…勝手なヤツね……」


にこ(…にこにー、最後まで言えてなかったわね…)


にこ(ださ…)
494: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 22:57:21.78 ID:Ss8rQ5SL.net
にこ「…っと、いけない…そろそろ約束の1時間半ね」

にこ「急がないとね。えっと、携帯はー…」ゴソゴソ


にこ「…ん?…リボン?」



『ニコのこと忘れないように、大事に持っててね!』




にこ「…あんたみたいなの、忘れるわけないでしょーが…」


シュルル キュッ


にこ「…ぃよしっ!」
495: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 22:59:24.95 ID:Ss8rQ5SL.net
にこ「…久しぶりに来たけど、相変わらず大きな家ね~…えっと、チャイム…」

ピンポーン

にこ「矢澤にこですけど…」

真姫『あ、にこちゃん?やっと来たのね。今…きゃっ!ちょ、ちょっとほ―――』ブツッ

にこ「…?」

ガチャ バタン!!

ドドドドドドドドドドド


にこ「…な、何の音?」

「にっこちゃ~~~~んっ!!」ギューッ

にこ「のぅわぁああああっ!!」ドサッ


にこ「いったたた…何すんのよ…って」

穂乃果「いらっしゃい!久しぶりだね!」

にこ「穂乃果!?」

穂乃果「待ってたよ!さ、行こ!」

にこ「い、行くって、あんた…」

穂乃果「さあ、あのお部屋に向かってダッシュだ!」

にこ「ま、待ちなさいってばぁ~~~~~!」
496: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 23:07:22.41 ID:Ss8rQ5SL.net
にこ「ぜぇ、ぜぇ…」


真姫「いらっしゃい、にこちゃん」

にこ「…真姫…久しぶり、ね…」

真姫「ええ」


「あ、お姉ちゃんだー!」


にこ「…え?」

こころ「お姉さま、おかえりなさい!」

虎太郎「テレビ、面白かったー…」

にこ「な、なんであんたたちここに…」

にこママ「いやー」

にこ「…ママ!?」

にこママ「旅行から帰ってきて、にこの誕生日パーティーの準備しようと思ったら、西木野さんから電話がかかってきてね。
     なんだかんだで、西木野さんたちと一緒にやらせてもらうことにしたのよ~」

ここあ「お姉ちゃん、真姫ちゃんの家すっごいんだよ!」

真姫ママ「有名アイドルのお誕生会なんだし、これじゃあ足りないくらいよ~…ねえ、真姫ちゃん?」

真姫「ま、ママも張り切りすぎなのよ…」

虎太郎「きらきらー…」

真姫「…」ナデナデ

にこ「…なんで人の妹たち撫でてるのよ」

真姫「…なんだか懐かれちゃって」

こころ「真姫さん、とても優しくて…えへへ」

真姫「…」ニヘ

にこ「ま、真姫ちゃんがにこにも見せたことないような顔してる!!」

真姫「し、しし、してないわよ!」

雪穂「遅くなりましたー!買い出し終わりです!」

亜里沙「ハラショー…!にこさん、久しぶりです!」

ほのママ「あら、役者はみんな揃ってたみたいね!追加のお料理もお菓子も任せてね~!」

ほのパパ「…」ニッコニッコニー
497: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 23:08:26.26 ID:Ss8rQ5SL.net
ことり「あ、にこちゃ~ん!」

絵里「待ってたわよ!」

花陽「ご飯、炊けてるよ~っ!」

凛「こっちも準備オッケーにゃ…って、にこちゃん来てるーっ!」

希「え?わっ、ほんとや!凛二等兵!急いで海未隊長を呼んでくるのだー!」

凛「はいっ!」

にこ「…あんたたち」

ことり「えへへ…あ、にこちゃん、そのリボン可愛い~!結び方もおさげにしたんだ~…イメージチェンジ?」

にこ「あ、これ?…まあ、ね」

凛「呼んできたにゃ!」

海未「…よく来ましたね…ではなくて。お久しぶりです、にこ。…さ、準備はできています」

真姫「…こっちよ」

にこ「あ、えっと…」

にこママ「んもぅっ、どうしたのよにこってば!」


にこ「…あ、ありがとう…」モジモジ


にこママ「…あら」

穂乃果「…にこちゃん可愛い~っ!」モッギュー

凛「貴重な照れにこちゃんにゃ~っ!にこちゃんにこちゃんにこちゃ~んっ」モッギュー

にこ「うっ、うるさいわねっ!」

ことり「もうっ、穂乃果ちゃんも凛ちゃんもふざけないのっ。にこちゃんが可愛いのはわかるけど、せっかくのお料理が冷めちゃうよっ」

絵里「そうよー。…ほら、にこ、早く」

希「お礼言うのなんて後でもできるんやから。ねー」

にこ「…うん」グスッ

花陽「に、にこちゃん泣いてるぅっ!?」

ツバサ「…あら、にこ。やっと来たの?」

あんじゅ「随分遅かったわねぇ…」

英玲奈「…ふふ」

にこ「なっ、あ、あんたたちまで!?っていうかいつの間に…」
498: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 23:10:49.40 ID:Ss8rQ5SL.net
真姫「…あーもうっ!キリがないわ!早くしなさいよ!」ガシッ

にこ「うわわっ、ちょっと腕掴まないでよ!痛い痛い!」


にこ「…ふふっ、そういうことね」




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



ニコ「…ん~」

穂乃果「あ、起きた?」

ニコ「…って、えぇ!?穂乃果ちゃん!?」

穂乃果「よかった~、何しても起きないから、死んじゃったかと思ったよ~♡」

海未「穂乃果、縁起でもないことを言わないでください」

絵里「まあまあ、いいじゃない。…ニコ」

ニコ「え、あ、うん…?」

希「お誕生日、おめでとな♡」

にこ「…え、っと…なんで、みんなが家に…?」

花陽「えっと、ニコちゃんにお誕生日プレゼントとケーキを持ってきたんだけど…」

凛「ニコちゃん全然起きる気配がなかったから…」

こころ「おうちのなかで待っててもらってたにこ!」

ここあ「そのほうが暑くないにこ!」

ことり「にこちゃんのお母さん、今日帰ってこれないみたいだから…」

真姫「…ま、その代わりに私たちがお祝いしてあげても…って」

ニコ「…みんな」

穂乃果「よぉ~っし、それじゃあにこちゃんも無事目覚めたところで!パーティーするぞーっ!」

「「「おーっ!」」」


ニコ「…くすくすっ♡」






((あっちでも誕生日、満喫してるかな―――))
499: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 23:11:39.11 ID:Ss8rQ5SL.net
にこ編 おわり
501: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 23:28:24.11 ID:Ss8rQ5SL.net
~誕生日パーティー 深夜~

にこ「…ん、ん~…?」

にこ(あつい…っていうか)

にこ「…いたたたたた」

にこ(もう、また…虎太郎ってば、寝てる時に首のあたりをつねってくるから…)

虎太郎「…」スヤ

にこ(…って、虎太郎じゃない?こころでも、ここあでもないし…妙に力が強…)

真姫「ん…」ツネツネ

にこ「…」


にこ(アンタかい!)


真姫「…にこ…ちゃ…」


にこ「…」

真姫「ん~…」

にこ「…やっぱり、寂しかったのかしらね。…私もよ」ナデナデ

真姫「ん…」

にこ「…ふぅ」

にこ(…さて、まだ起きるには早いし…もう少し寝ましょ)

にこ「おやすみ、真姫」





真姫「…ねえ、にこちゃん」

にこ「?」

真姫「…その、何かするなら、私の起きてるときにしてよ…」

にこ「は?」

真姫「…く、首元が赤くなってるのよ!にこちゃんのせいでしょ!」

にこ「…いや、それ虎太…」

真姫「責任取れるの!?」カアァ

にこ「…バカじゃないの」

真姫「ば、バカはどっちよー!!」
502: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/09/27(日) 23:33:03.48 ID:Ss8rQ5SL.net
投下し忘れてた、まきちゃん編にて、起きたにこにーの首元が赤かったネタの回収です
時系列はにこ編ですが、同じ理由で赤くなってたってことで。


このSSはこれで終わりです。にこ誕記念に書いてたSSですが、2ヶ月以上も経ってしまいました。次にSSを書くときは十分に書き溜めてから投稿します
長い間、ここまで見て下さった方、保守して下さった方、本当にありがとうございました。
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『にこ「誰からの電話?」』へのコメント

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