真姫「愛してるばんざーい」

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真姫-アイキャッチ15
1: 名無しで叶える物語(四国地方)@\(^o^)/ (プレステP bab7-ix99) 2015/12/12(土) 16:03:10.40 ID:bsxGDos201212.net
・地の文だらけです
・愛ばん作詞は真姫ちゃんなのか問題についての自分なりの回答
・強いて言うならのぞまき。のぞまき流行れ。

元スレ: 真姫「愛してるばんざーい」

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2: 名無しで叶える物語(四国地方)@\(^o^)/ (プレステP bab7-ix99) 2015/12/12(土) 16:03:46.56 ID:bsxGDos201212.net
晴れて高校生活が始まったわけだけど、私には周りのみんなほど浮かれた気分になれない。

友達作りに躍起になることもない。部活に入ることもない。

私にはやるべきことがある。学業に専念して、いい成績を取って、医学部のある大学に進んで…

最終的には両親の病院を継ぐ医者になる。

…将来像がこの時期にもう既に固まっていること自体は悪いことじゃないんだろうけど。

まき「………」
3: 名無しで叶える物語(四国地方)@\(^o^)/ (プレステP bab7-ix99) 2015/12/12(土) 16:04:26.37 ID:bsxGDos201212.net
中学生のときには勉強で困ったことなんて全然なかったけど、医学部を志すとなると油断はできない。

高校では新しい科目もでてくるし、何より大学受験は高校受験と違って全国規模の受験戦争。

西木野総合病院の後取り娘として、失敗なんて許されない。だから、仕方ない。

そう、仕方ないことなんだって、自分に言い聞かせていたら、いつか。

ピアニストになりたいなんて大それた夢も、いつか消えてなくなるのかな…?

まき「………弾きたいな」
4: 名無しで叶える物語(四国地方)@\(^o^)/ (プレステP bab7-ix99) 2015/12/12(土) 16:05:24.19 ID:bsxGDos201212.net
伝統校だけあってピアノも年代ものだけど、調律はしっかりしている。

ピアノを弾いているときは、色んなことを忘れることができる。

教養のためって父親に言われて、小さいころからクラシックやジャズを習ってきた私は、いつの間にか彼の期待以上に音楽の魅力に取り付かれてしまったみたい。

まき「…ふぅ」

曲の終わりの一音が消え、現実に引き戻される。

心地よい疲労と、少しの寂寥。

ふと、控えめな拍手が聞こえてきた。
5: 名無しで叶える物語(四国地方)@\(^o^)/ (プレステP bab7-ix99) 2015/12/12(土) 16:06:01.34 ID:bsxGDos201212.net
のぞ「すごい上手やなぁ。好きなん?リスト」

まき「別に。そういう気分だっただけよ。私は弾けたら何でもいいの。ショパンでもシベリウスでも」

のぞ「ふぅん。でもその割には寂しそうな顔するんやな?音楽なら楽しくせーへんと。そや、弾き語りっていうん?歌ったりはせんの?自分で作詞したりして」

まき「…考えたこともなかったわ。それより、ちょっと馴れ馴れしすぎない?私たち初対面よね、生徒会副会長さん」

のぞ「あんな素敵なピアノが聞こえてきたら感想のひとつでも言わんとあかんやん?」

まき「…アリガト。でも生徒会の仕事は大丈夫なの?」

のぞ「賢くて可愛い生徒会長がいるから大丈夫なんよ」

まき「何それ。意味分かんない」
6: 名無しで叶える物語(四国地方)@\(^o^)/ (プレステP bab7-ix99) 2015/12/12(土) 16:06:26.60 ID:bsxGDos201212.net
家に帰り、自室で机に向かう。副会長の言葉が頭から離れない。

まき「作詞…」

本当に考えたこともなかった。ただ弾いているだけで満足だったから。

でも、一度意識すると作ってみたいって思いが溢れてきた。

高校生になったら私の音楽は終わり。そう決めていたはずなのに、だからこそか、最後に自分の音楽を作ってみたくなったのかもしれない。

作詞なんてしたことないけれど、今の気持ちを素直に言葉にすればいいだけだとしたら、簡単だって思う。

音楽が好き。この思いを表現したい、自分の音楽で。言葉で。

まき「愛してる、万歳」

自然と言葉が浮かんだ。好きなこと、好きなもの、好きなひとへの愛情を歌う歌。

それから、夢を追う人への応援歌にもしたい。ピアニストの夢。医者の夢。いろんな夢。

夢に向かう人のために背中を押してあげる歌。

まき「みんなの夢の木よ、育て」
7: 名無しで叶える物語(四国地方)@\(^o^)/ (プレステP bab7-ix99) 2015/12/12(土) 16:06:47.74 ID:bsxGDos201212.net
放課後の音楽室。観客はいない。

副会長には聞いてもらいたい気もするけれど、恥ずかしい気もする。

一人ぼっちの弾き語り。

自分の音楽の集大成のつもりで曲を作って詩を書いた。

この歌を歌い終わったら音楽はやめよう。医者になるための高校生活を送ろう。そう決意して、弾く。

まき「……ピアノ、楽しいな」
8: 名無しで叶える物語(四国地方)@\(^o^)/ (プレステP bab7-ix99) 2015/12/12(土) 16:08:18.94 ID:bsxGDos201212.net
ふと、拍手が聞こえてきた。

もしかして、とも思ったけれど先日とは明らかに違う、盛大な拍手。

現れたその人はやっぱり副会長ではなくて、私の知らない人だった。

ほの「すごいすごいすごい!感動しちゃったよ!歌上手だねえ!ピアノも上手だねぇ!!」

ほの「いきなりなんだけど…あなた、アイドルやってみたいと思わない!?」
9: 名無しで叶える物語(四国地方)@\(^o^)/ (プレステP bab7-ix99) 2015/12/12(土) 16:08:57.20 ID:bsxGDos201212.net
おしまい。
くぅー疲れましたw
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『真姫「愛してるばんざーい」』へのコメント

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