【SS】これは夢オチのSSである

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穂乃果-アイキャッチ40
1: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/26(月) 21:52:29.63 ID:NdG5fFCv.net
タイトルが決まって無かったので夢オチになるかはわかりません。

※鬱、血が流れるような描写有りなので苦手な方はブラウザバック推奨

長くなるので末永くお手柔らかにお願いします。

※ 前作記事へのリンクです(管理人)

【SS】干渉【ほのにこ】

【SS】干渉2【ほのにこ】

元スレ: 【SS】これは夢オチのSSである

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3: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/26(月) 21:53:50.86 ID:NdG5fFCv.net
……ッ!………!!

鳴る銃声、人間の倒れる音

そして私が冷たいビルの壁に倒れ込む音。


「もう…どうなっちゃったのかしらね。」


不意になる音は妨げられない。

手が塞がっていれば尚更妨げられない。

故意的に出す音なら耳を塞げる。


けど、私が今していた行為に鳴る音は

耳を塞がなくても


慣れ


意識として聞こえなくなっていた。
4: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/26(月) 21:55:01.19 ID:NdG5fFCv.net
タッ、タッ、タッ


けれどこの音だけはまだ慣れない。怖いから。

手が塞がっていないのに妨げられない。

耳を塞いでもいつでも聞こえてくるような気がして。


希「……よかった…。」

希「ご飯、持ってきたよ。一緒に食べよか?」


彼女が歩いてくる音、それだけは特別で安心する音、そして恐怖の音だった。



私には信頼のできる仲間がいて、私には頑張れる場所が有って…

…有った。

けれど突然こんなことになってから私はまた一人ぼっちになってしまった。

それでも希はいつも隣に居てくれた。

お節介なんだか、ただ単に私の魅力に溺れた性別を超えた愛なのか

そんなのはどうでもよくて、ただ私を安心させてくれたり恐怖を思い出させる

私がまだ人間でいられる源でもあった。
5: 名無しで叶える物語(りんご)@\(^o^)/ 2015/01/26(月) 21:57:06.83 ID:NdG5fFCv.net
私がどんな悪でも正義を持った人で居られる

希がここに来てくれるだけで忘れないで居られる。


???「あなた、どこ所属?」カチャッ

「ひっ、〇〇〇〇です!!」

???「---------のこと知らない?」

「し、知りません!」

???「…そう」

「っ…


そしてまた銃声は鳴る。

また一つ化け物に変わっていく。

人殺しをする時点で人間ではないけれど…

せめて私自身への言い聞かせ。


そう、私はあの日のあの子のために。…怒りに忘れてしまわないように

…また言い聞かせる。


絵里「…私は音ノ木坂でスクールアイドルをしていたの」


と。
6: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/26(月) 21:59:32.80 ID:NdG5fFCv.net
-01- 眠り姫


目が覚めると私は知らない部屋にいた。

不思議な事に寝る前の行動が思い出せない。

ただ、とてもスッキリした気分なのは寝起きのせいだろう。


どれくらい眠っていたのか。

ここはどこなのか。


穂乃果「だめだぁー…思い出せないっ…」


それこそ寝起きだからか集中力が無いのは仕方が無い。と思い

心の中のモヤモヤと不思議な空間に1人座り込み、自分の記憶を待っていた。




するとドアを挟んで階段を上がる音が聞こえてきた。

お母さんや雪穂、海未ちゃんやことりちゃんが起こしにくる足音じゃない。

そう感じた私は布団に潜りまだ寝ているふりをしてみた。
7: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/26(月) 22:01:12.01 ID:NdG5fFCv.net
コンコン

???「おはよう…って今日も起きてないか。」

ガチャ、バタン


聞き慣れない声だ。いや、聞いた事が無い声だ。

私は人一倍、真姫ちゃんやにこちゃんに叩かれるくらい
人とのコミュニケーションに積極的だから声ですぐわかる。

ベットの隣のイスや何かに座った音が聞こえた。



???「……こんなに可愛いのにね。」

これは私に対してなのか

普段、可愛いとはμ'sのメンバーやクラスメイトに言われて慣れているけれど

顔の知らないファンのみんな、ましてや今は声しか聞こえていない人に言われると

ものすごく照れくさくなっちゃう。





???「………。」

それからその人が続ける言葉は無かった。
8: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/26(月) 22:03:51.35 ID:NdG5fFCv.net
よく考えると「こんなに可愛いのにね」が私のことだとすると

どうしてこんなに残念そうなのか



こんなにも長く寝ているから怒っているのかな?

けど今日は何か予定あったっけ?


そもそも今、どこにいるのか、何をしているのかも解らないし…



それから少し沈黙が続き、その人が立ちあがる音が聞こえた。

今だ、ここしかない!というタイミングで私は起きる仕草をした。


穂乃果「ふわぁー…良く寝た」ぷわぷわ

穂乃果「あ、あれ?」


私ながら良い演技だ。いつも起こしにくる海未ちゃんの前でこんなことをしてるから。


???「……!!」ガタッ


その人は驚いた様子で私の方を見つめる。
9: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/26(月) 22:05:17.22 ID:NdG5fFCv.net
穂乃果「あ、お姉さん。私、ここで寝る前の記憶が思い出せません」
   「失礼ですがここはどこですか?」


お姉さん「ご、ごめんなさい!私もびっくりしているの」
    「えーっと、…あなたは高坂穂乃果さん?」

穂乃果「あ、はい。そうですが」

お姉さん「びっくりさせちゃってごめんね。…今コーヒー入れるから!」

穂乃果「あっおかまいな…


ドタドタ


お姉さんの驚き方、凄くびっくりしてた。

実際、どこかわからないしお姉さんが誰かわからない私の方がびっくりなんだけど…



お姉さん「はい、どうぞ。お腹すいたでしょ?サンドウィッチもどうぞ。」

穂乃果「あ、ありがとうございます」
10: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/26(月) 22:06:24.10 ID:NdG5fFCv.net
お店を経営しているんだろうか、食器や盛り付けが全てお洒落で

コーヒーも私の大好きな甘さ、サンドウィッチもとっても美味しい。


穂乃果「お姉さん!とっても美味しいです♪」モグモグ

お姉さん「そう?穂乃果さんにそう言ってもらえると嬉しいわ」

穂乃果「えへへ…」

お姉さん「笑った顔も可愛いのね」

穂乃果「そ、そんなことないです///」



お姉さん「ところで、穂乃果さんは何処から来たの?」

穂乃果「えっ?…えっと…私も記憶が曖昧で…。」

お姉さん「そうなの。まぁ目覚めたばかりだものね」
    「少しだけれど、一応私が知っていることを話すわ。」
    「信じられないかもしれないけれど…落ち着いて聞いて。」


「あなたは約2年もここで眠っていたわ。」
11: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/26(月) 22:10:25.40 ID:NdG5fFCv.net
穂乃果「に、2年間!?」

お姉さん「信じられないかもしれないけど、本当よ」


突然のスケールの大きな話に私は言葉を失ってしまった。
ここは夢なんだ、いや現実だ。
数秒の間に何度も繰り返し、そして思い出したかのようにこう言った。

穂乃果「…じゃあ穂乃果は2年間もお姉さんに…」
   「本当にすみませんでした!」

お姉さん「いいえ!気にしないで!私は嫌々お世話していたわけじゃないから」
    「こんな可愛い女の子を見れて、癒されていたわ♪」

穂乃果「えっ///」

お姉さん「冗談よ、いろいろワケがあってね」



約2年前、とある女の子が訪ねて来たの。

その子もワケがありそうな子でね


そうね、特徴はあなたと同じ年ぐらいの
声がふわふわってしている感じの可愛い子だったわ。
その時は急いでいるらしく少し強い声だったけど。

どうやらその子「カバンに変なマスコットを付けていて
髪の毛がオレンジ色の可愛い女子高校生」を探していたらしいの。

そう、たぶんきっとそれは穂乃果さん。

けどその時は私と穂乃果さんは出会ってなくて何もしてあげられなかったわ。


そしてその次の日にも同じような女の子が訪ねて来たの。

特徴は、スタイル抜群でいかにも優等生と言った感じの
しっかりしていそうな子だったわ。

その子はしっかり「高坂穂乃果」という名前を教えていったわ。
12: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/26(月) 22:12:09.22 ID:NdG5fFCv.net
それから数日してあなたは私の経営してるここの店の前に倒れているのを
常連のお客さんに聞いてここに運ばれて来たというわけ。

けど穂乃果さんやその二人に関する情報はこの2年間は聞いていないわ。

だから、私が教えて上げられるのはこれだけ。


なかなか理解できないでしょうけど落ち着いて考えて。

ちょっと席を外すから、自分で整理をしてみて。

あ、あとあなたの荷物はそこにあるから。

…バタン


意外と私は自身は落ち着いていた。

不思議とどこか安心してしまったような気もしていた。

ところで、ここが何処なのかは聞いてなかった。

でも聞いた話だと私の住んでいる音ノ木坂からは遥か遠くなのだろう。

だって、音ノ木坂でそこそこ有名なスクールアイドルだし…

一応…和菓子屋の看板娘だし…///

知ってる人が1人もいないなんてことは無いよね…?


穂乃果「あ、そういえば…携帯。」

2年も経ってれば充電があるわけないか…と思いながら電源ボタンを押す。

穂乃果「嘘…」

そういえば、私海未ちゃんに「穂乃果は携帯をいつも携帯しなさすぎです!」って言われてたっけ。

楽しい話をしてる時に迷惑メールが来ると嫌だから電源を消す癖が出来ちゃって

…いや、今は本当にラッキーだった!


穂乃果「現在地!」

音声認識「現在地は…」


-01- 眠り姫
14: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/26(月) 22:19:07.62 ID:NdG5fFCv.net
-02- とりかご


「…疲れた」

一日の接客を終えて更衣室のソファーに倒れ込む。

「お疲れ様」ニコッ

彼女は私と同じ日にこの店にやってきたのにこんなにも強い。

「あなた、疲れないの?さすが、伝説のメイド。ミナリンスキーなだけはあるわ」

そう、私とは年季が違う。


ことり「……えへへ。」


私達はこの世界に来てからずっとここで働いている。
運がよく、身分を証明するものが無くても快く私達をバイトとして迎え入れてくれた。
そのうえ営業時間外はここに泊らせてもらえている。
15: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/26(月) 22:20:32.11 ID:NdG5fFCv.net
ただ、1つ文句をつけるとするなら

ツンデレメイド喫茶だということだ。


私は別に普段から意識してこんな人格をしてる訳ではない。

けど、私もアイドルをしていたから…

ツンデレを演じる事はできる。


たまにこの仕事をしていると素の自分とメイドの自分の違いがわからなくなる。


設備もいいし、メイド達の仲もそれなりに良い。
給料も悪いわけでもなく仕事も大変だけれどこんなものよね。

だから、この仕事が嫌なんじゃなくて…。

本当の私の中のツンデレを見てくれる人がいない。

こんなこと、喋ったら恥ずかしいけど…


真姫「穂乃果…にこちゃん…みんな…」ボソッ

ことり「……」
16: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/26(月) 22:23:32.09 ID:NdG5fFCv.net
ガチャ


メイド「マッキー、ことりんすきー?今時間大丈夫?」

真姫「ええ」

ことり「大丈夫だよ」


メイド「今日、相手していたお客さんがね知ってるって言うの」

真姫「知ってる?」

メイド「えーっと…高坂…」

ことり「穂乃果ちゃん?」

メイド「そうそう…その子の特徴、確かオレンジ色の髪で女子高生だよね?」

真姫「ええ」

メイド「お客さんも聞いた話だけど、知り合いのよく行くお店の
    寝た切りの女の子がそんな感じの子だったらしいの」

真姫「でもそれぐらいなら何人居ても…」

ことり「…!そのお店ってどこに」

メイド「8区よ。」
17: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/26(月) 22:27:24.56 ID:NdG5fFCv.net
ことり「8区……ことり行く。」ガタッ

メイド「無茶よ、6区の噂を知らないの?」ガシッ

真姫「それに、動くとしても確証が無いし!」ガシッ

  「噂は知らないけれど身の危険を賭けるには見あわないわ」

ことり「知らないよ!噂なんて鵜呑みにするのはよくないって海未ちゃんが!」

真姫「……」

メイド「……」

ことり「う、海未ちゃんが…ぐすん」ボロボロ


私以上に辛いのはわかってる。
いつもふわふわしていたことりが二人きりになってからの2年間
余計に先輩ぶって一度も泣かなかったんだから。


真姫「……」ギュッ

ことり「……!……///……うわああああん」



-02- とりかご
18: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/26(月) 22:33:44.02 ID:NdG5fFCv.net
-03- wish



「報告です、先ほど8区へ向かわせた男が何者かによって射殺されました。」

「……」

「……」

「…すみません、やはりこれ以上」

「いいえ、私達は貴女達に忠誠を誓ったのです。
 元々、私達のような人は生きる希望も無くて…
 けど、貴女達のような美しく希望の有る人を守れる。
 それだけで私達は幸せなんですよ。死んでいった仲間も。」

「……」

「そう落ち込まないでください。死んだ仲間のためにも
 貴女達は幸せになってください。」

「……本当にありがとうございます」グスッ

「いえ…では、後ほど。」
19: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/26(月) 22:36:03.08 ID:NdG5fFCv.net



りんぱな「海未ちゃん!」

「凛、花陽。ごきげんよう。」

花陽「この間の件はどうなったんですか…?」

凛「穂乃果ちゃんがいるっていうのを聞いたけど…」

海未「…まだ確認が取れないみたいです。それと…」

凛「…?」

海未「また1人、辞めていきましたよ。」

りんぱな「……」

凛「そう…だよね、凛達お願いしてるだけでなにもしていないもんね…」

花陽「やっぱり私達が直接…」

海未「だめです!危険すぎます!」



…あっ
20: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/26(月) 22:38:43.46 ID:NdG5fFCv.net
りんぱな「……」

凛「…お部屋戻るね」

花陽「わ、私も…」

海未「……」


凛「海未ちゃんは絶対何か隠してる」

花陽「あ、危ないって…どういうことなんだろうね」

……


言えるはずが無い。

私達に協力をしてくれている団員が命を賭けて6区を渡ろうとしていること。

そして、いつも亡くなったことを辞めたとなんとなく誤魔化していること。


二人が知ってしまったら、

あのメンバーの中でも一番奇麗な心を持って、一番若い2人には…


だから…私が守るしかありません…。



穂乃果…ことり…。


いつになったら出会えるのでしょうか。


-03- wish
22: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/26(月) 22:41:08.06 ID:NdG5fFCv.net
-04- 反政



「…アイドル商業禁止法」

この世界ではアイドルに対する扱いがとても厳しい。


いや、厳しいなんてものじゃない。

見つかってしまうと場合によっては即射殺される。


アイドルをしていたら確実にアウト。
お店の看板娘も注目をあびてくるとアウト。

治安の悪い区では他の犯罪を取り締まるのに精いっぱいで
ほんの少しだけどメイド喫茶や女の子が前に立てるお店があるらしい。


けど、本当に意味がわからない。…少なくとも私達の世界では禁止される訳が無いわ。



それに、私はスクールアイドルをしていて…

アイドルを目指しているんだもの!


反抗心が無いわけないわ!絶対にテレビに映ってやるんだから!


そして…またみんなで集まるんでしょ。

…穂乃果。


みんなで集まれる方法は何度も考えた。

けど、各区を回るには命がいくつあっても足りない。


なら、集めるしかない。8人に命をかけてもらって。


私も禁止法なんて知らないわ。命を賭けてメディアを動かす。


アイドルはいつだって、私を裏切らないんだから。


-04- 反政
32: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/27(火) 22:02:29.63 ID:016+DrD0.net
-05- 嘘つき占い師



「また、6区でやられたってよ…」

「マジかよ、今月何回目だ?」

「…聞いたか?あの噂」

「あれだろ?6区の狙撃手!」

「そうそう。噂によると、ひたすら何かの情報を集めてて
 ギャングらしい男をひたすら狩り続けてるとか…
 女なら通っても殺されないらしいがなかなか直接顔を見れた奴はいないらしいぜ」

「そりゃあ、出会ったら殺されるんだもんな…」

「けどよ、偶然後ろ姿だけ見たっていう奴がいたらしい」

「まじかよ」

「金髪で背が高くてモデルスタイルの美少女らしいぜ」

「まじかよ!」

「…それと1人じゃないらしいんだ」

「?」

「2人。厳密に言うと狙撃手1人、仲間が1人」

「どおりで24時間…」

「っで…その仲間が、ここ、7区から出て行くのを見たらしい」

「!…マジかよ…怖ええ…」

「気を付けないとな、あ!店員さんビール!」
33: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/27(火) 22:04:55.39 ID:016+DrD0.net
……


ウチは7区の占い師。

昔からウチの占いはよく当たるって評判なんよ。


この世界に来てから、えりちはああやって情報を集めてる。

いや…もう既に情報なんてないのかもしれない。


穂乃果ちゃん…。


ただ、貴女の事を思ってえりちは撃ち続けてる。


けど責任は最初に止められなかったウチにあって…。

そのせいでえりちは奇麗だった素肌と心はすっかり血に染まってしまった。
34: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/27(火) 22:06:20.38 ID:016+DrD0.net
この先にどんな事が待ち受けているのか、ウチにはもうわからない。


ウチらが拠点としてる5区から7区は治安が悪い。

だから、お店が少ない。

けど客層が恐ろしい分、たくさんのお金を儲ける事が出来る。


お金を稼ぐことは丸裸で放り出されたこの世界で生きるためには必要なこと。


だから、ウチは向こうでも得意だった占い師になった。



悪い人ばかりではない。



「次、○○○○ぶっ潰したら、5区から7区まで平和が訪れるぜ!」

「おお!やってやろうじゃねえか!」

「おっと、こんな廃れた街に占い師か…お譲ちゃん可愛いね」

希「いいえ…」

「ほら、正義が勝つってことを占い師に言ってもらわないとな」

「そっすね!…じゃあよろしくたのむよ…」
35: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/27(火) 22:07:47.29 ID:016+DrD0.net
- - - - - - -


生きるためにはお金が必要だ。だから占い師になった。

アイドル営業禁止法。

それでも生きるためにはお金が必要だ。

占いは人を幸せにするもの。

けど、有名になってしまうと政府に殺されてしまう。

殺されたらえりちを守るのは誰?。


ウチ意外いるわけない。


だから…生きるためには嘘をつかなければならない。

…一日にたくさんの人と接する職業だから…そのぶん。


「おい!お前、この間の占い師か?お前が止めてれば兄貴は死ななくてすんだんだ!」

「金返せ!兄貴を返せ!」

「このぼったくり占い師が!!!!!!!!」

「おい…可愛いじゃねえか、許してやるからよ俺らに回させろよ…」ガシッ

希「嫌っ!!!」パシン


- - - - - -
36: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/27(火) 22:14:58.00 ID:016+DrD0.net
引いたのは負のカード。

それでも良い事をしようとしてる人にもウチは嘘をつかなければならない。


希「平和と勝利を示してる…きっとええことあるで♪」


「おお!さすが占い師!よくわかってる!ほら1万だ、あと可愛いから…チップもな」

「兄貴!占い師にときめいちゃってるんじゃないですか?」

「馬鹿言え!…もし生きて帰ったら新入りも誘って一緒に酒を飲もうな…お譲ちゃんもどうだい?」

希「あはは…」



これが終わったら、えりちに会える。


希「あなたの幸運はこの希にお任せあれ!」


この嘘が付き終わったらえりちに会える。


希「あなたの運勢、真実を占います!」


この嘘が終わったら…





私は嘘つき。占い師。

真実を知っていても、真実は言えない。

…。




-05- 嘘つき占い師
37: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/27(火) 22:17:06.40 ID:016+DrD0.net
-06- 希望を追って




真姫「…どうしてもって言うなら私も付いていってもいいわ」

ことり「真姫ちゃん…でも…」

真姫「……」

ことり「真姫ちゃん…」

真姫「……だから、どうしてもっていうなら…」

ことり「……」

真姫「もおおおお!!いいわ!!早く行くわよ!!」

ことり「えっ!?」

真姫「私も行きたいのよ!一刻でも早く穂乃果達に会いたいのよ!」

ことり「真姫ちゃん…!」

真姫「…余計に先輩ぶるなら私の気持ちにも気付いて引っ張ってってよ…///」ボソッ

ことり「……うん!!」ギュッ








営業が終わり、深夜帯。


ことり「お店にもメイドさんにもたくさん迷惑をかけちゃうことになるね…」

真姫「ええ…」


二人はお店を後にした。


お店がある4区から8区まで長い道のりだ。
38: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/27(火) 22:18:27.84 ID:016+DrD0.net


ことり「真姫ちゃん本当にやるの!?」

真姫「……」ジリリ

ことり「真姫ちゃん!?…真姫ちゃん?」


ジリリ...ヴゥゥゥン


真姫「かかったわ!エンジン!」

ことり「運転…できるの?」

真姫「……」

ことり「…歩いて行く?」

真姫「人さえ避ければ歩くより危険は低いわ。」

ことり「…でも」

真姫「こんな格好で出てきたんだもの、政府に見つかったらそこでアウト」
  「海未でも逃げれないと思うわ」

ことり「…そう…だよね」

真姫「じゃあ、行くわよ」
39: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/27(火) 22:19:17.26 ID:016+DrD0.net



そろそろ5区まで来ただろうか

長い走行時間で無免許で初運転であることをとっくに忘れていた。


思えばあれからいろんなことがあって二人っきりでいるのも久しぶりだ。



真姫「ことり」

ことり「なぁに?」

真姫「…ありがとう」

ことり「へ?」

真姫「…この二年間、ずっと私の前で強くいてくれたから。」

ことり「どうしたの?真姫ちゃんこそいつも一緒に居てくれてありがとう」

真姫「…本当は穂乃果達に会いたくて辛くて…泣きたいでしょ?」

ことり「……」

真姫「けど私の前では強がってる。本当は私なんて置いて1人で一度泣きたかった」

ことり「…そんなこと…ないよ」
40: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/27(火) 22:20:35.56 ID:016+DrD0.net
……

キキーッ

車が急に止まる。


ことり「真姫ちゃん?」

真姫「…ことり」


チュッ


ことり「っ…///ま、まきちゃん?」

真姫「ことり…好きよ」


初めてのキスはとても優しい感触だった。
ここに来てから2年間、いや人生で初めての経験は
自然と涙が流れて…心が浄化するようだった。


真姫「……」

ことり「…ぐすん」



ことり「…ことりも…真姫ちゃんの事好き、だから…」


ピタッ
41: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/27(火) 22:21:38.12 ID:016+DrD0.net
ことり「」ウググ

真姫「そういえば私達アイドルだったわね」

ことり「?」

真姫「だったら答えは元の世界に戻ってから聞かせて」

ことり「…」


真姫「同性カップルってファンに受けがいいらしいじゃない?」


ことり「…真姫ちゃん!」ニコッ



絶対に2年間を取り戻す。

絶対に穂乃果ちゃん達を連れて帰る。


そして…「ラブライブ!」に出場する!




-06- 希望を追って
46: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/28(水) 21:19:29.31 ID:MH/MuOX7.net
-07- ファイトだよ!


音声認識「現在地はカザキノトオ8区、ミエッタニー・カフェです。」



穂乃果「カザキノトオ8区…?」


調べてみると私の住んでいた世界、音ノ木坂と似ても似つかない

全く知らない世界に来てしまっていたようだ。


…どうしよう。

でも、どうしようもない…。

帰るにも帰れない…。


目覚めてすぐにたくさん不思議なことが起こっているんだから…気が気じゃ無い。


よく考えれば私のような普通の女の子がアイドルをやれる時代が来たのだから

別に突然別の世界にやって来たっておかしくない。


穂乃果「なんてね…あはは…」
47: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/28(水) 21:20:34.68 ID:MH/MuOX7.net
どうやらお姉さんが言っていた2年間の眠りと深く関係がありそうだ。

それと、思い出せない寝る前の記憶。

…何か重大な問題を抱えていたような…。


それより

海未ちゃん、ことりちゃん。

今頃どこにいるのかな?心配してないかな?


穂乃果「…2年間…か」


穂乃果は…穂乃果は心配だよ…。



ガチャッ


お姉さん「言い忘れてたけどここは8区のミエッタニー・カフェ……よ……?」
48: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/28(水) 21:21:10.60 ID:MH/MuOX7.net
穂乃果「……」グスン

お姉さん「…穂乃果さん?」

穂乃果「あの…!」




高坂穂乃果!ファイトだよ!

海未ちゃん、ことりちゃん。みんな!穂乃果は大丈夫だよ!絶対にそっちに戻るから…!。



穂乃果「しばらくここで働かせてください!!」




-07- ファイトだよ!
50: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/28(水) 21:25:27.87 ID:MH/MuOX7.net
-08- 救世主


汚い話になってしまうが

私、またはあなた。

世界で多くの個性がある限り

自分にとっての命には優先順位が出来てくる。


私が一番大事にしている人。


そんな人のために何人もの命をベットしていく。


有志とは言え、心優しい人が消えていく。

毎日のように協力者だった人が腐乱した肉。


…人間だった物となって帰ってくる。


正気の沙汰ではない。


気がつけば二人の他に私しか続く者がいなかった。

だから次は私が行く。

そう思い立つには私にとって時間は必要が無かった。
51: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/28(水) 21:26:21.32 ID:MH/MuOX7.net


ここは6区。

もう既に6区の狙撃手の目に私は映っているはず。


日が落ちるまでに8区へ。


…走っていても気が付いた。手が震えている。


大丈夫。女は撃たない。


海未「凛、花陽。穂乃果は絶対に生きていますよ…!」



バァァン!!!!



…銃声が鳴る


海未「……ッ!!!!」


慌てて隠れた建物の隙間に寄りかかる。

逃した私を追うような足音が聞こえてくる。


海未「どうして…ですか…」ガクガク
52: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/28(水) 21:28:11.18 ID:MH/MuOX7.net
結局、会えずお終いでした。

凛、花陽。ご心配かけてすみません。


それから私達や穂乃果のために死んで行ってくれた皆様

感謝しきれません…。


足音が近くなる。


…8人はどうかご無事で生き延びてください… ガクガク



足音はすぐ隣に


あっ…あっ…アイドルになれて本当に良かったです…穂乃果…




ドスッ


「あなた、穂乃果って言ったわね?詳しく……あっ………?」


海未「……!!」




-08- 救世主
58: 名無しで叶える物語(りんご)@\(^o^)/ 2015/01/29(木) 19:02:21.16 ID:dWxD9zcV.net
まきちゃん
59: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/29(木) 22:10:46.06 ID:dWxD9zcV.net
-09- 繋


希「はぁ…はぁ…っ…」

希「延命完了…やな…。」


ウチのような小規模の商売をしていても

政府の人間は法を良いように使い

点数稼ぎのためだけに襲っていく。


ただ私は逃げなければならない。

そして、私のことを恨む人からも。


希「もう7区には居場所があらへんな。」


7区で稼いだお金を使って食料を買い、6区のえりちに届ける。

そうやって繰り返すのが当たり前になっていた。


続けていけばいつかは慣れると思っていた嘘つき占い師。

…まだ慣れない。


辛い。

長距離の移動で歩くことには慣れたけど

気付かない内に疲労で体がボロボロになっていく。


本当に辛い。

一応、女の子やし。
60: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/29(木) 22:11:39.22 ID:dWxD9zcV.net
……

今日から8区に足を運んだ。


しばらくは7区で動く事が出来ないこと

そろそろ長く座って商売のできる場所が尽きてきたこと

8区は政府の目も届かず、ごろつきも居なく7区よりも安全で穏やかな街であること


その事を考えると今まで通り過ごすよりも安全に生きられる。

往復に足りない時間は睡眠時間を削ればいい。



…ただ、薄汚れた7区の住人でさえ嘘つくのは私には辛いことだった。

これからは戦いとは全く縁の無い人間を傷つける可能性がある


そう思うと今にもストレスで内臓が破裂しそうだ。
61: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/29(木) 22:12:43.98 ID:dWxD9zcV.net
数日後。



思ったよりも私は8区からも居場所を無くしそうだ。


7区は戦いで人が死んだり、外からの悪い人たちが入ってきたり

人が多く入ったり出たりするので安定したコミュニティーが出来ない。


悪いところであったが私にとっては都合の良い場所だったのだ。


8区では私のような1人の嘘つき占い師でも、人から人へ

噂が伝染し、いつからか私は普通の人ではなく街の人のストレスの矛先になっていた。


ゴスン!


希「痛っ!……」
63: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/01/29(木) 22:13:38.51 ID:dWxD9zcV.net
額から少し血が流れている。


「はは、ざまーみろ!ペテン師が!!」

「金返せよクソ女!!!」


たくさんの怒号と一緒に物が飛んでくる。

ウチに向って。

人は群れになった途端限度を忘れてしまう。

もう街の人は私を殺す勢いだ。


希「ご、ごめんなさい!ウチはただ…」


こんなにたくさんの人を相手にするという光景は前にも見たことがある。

けどそれはこんな不幸な思い出じゃない。


これからウチは物をぶつけられてゆっくり意識を失っていくんだ。


これまで抱えていた物全てを捨てられる。

…皮肉にもそんな事ばかり頭が過る。


えりち…みんな……ありがとね



「酷いよ!!!こんなのやめてください!!!!!」


-09- 繋
72: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/02(月) 20:29:17.57 ID:3H0gqGKk.net
-10- 退屈な姫を連れ出して



凛「ずいぶん歩いたね」

花陽「…こんなことして…大丈夫かなぁ?」

凛「だって海未ちゃんばかり外の世界を見てずるいんだもん!」


花陽「でも…海未ちゃんは私達のために…」

凛「わかってるよ、かよちん。」


凛「きっと海未ちゃんは私達のために私達より辛いことを知ってる」

花陽「……」

凛「そしてそのことを凛達は知ってる。だから私達が行動する」

花陽「…そんなの…」

凛「無事に帰ってこれればまたいつもみたいにお説教してもらえるんだよ?」
 「そんなの元の世界に帰るよりも簡単な事だよ!」

花陽「…うん!そうだよね!」


凛「かよちん!ほら、4区が見えてきたよ!」
75: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/03(火) 22:31:14.50 ID:B3ZUNuZq.net
長い道のりを抜けると雰囲気が一転し賑やかな街が見えてきた。

秋葉と凄く似ている。


凛「す、すごいにゃ~!」

花陽「…!」キラキラ


不思議と2年ぶりにあの世界へ帰ってきたような

まるで二人でアイドルショップに遊びにきたような


この街に来て驚いたのは女性が多いこと。

アイドルに対しての規制が強すぎるこの世界で

メイド喫茶やそういった店が並ぶのは絶対にありえないと教えて貰ったからだ。
76: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/03(火) 22:33:20.13 ID:B3ZUNuZq.net
長い間、海未ちゃんに守られて室内で過ごしていた2人にはこの世界に来てから初めての感覚だ。


メイド「あなた達向こう側から来たの?」

花陽「5区から来ました!この街はなんて素晴らしいんですか!」キラキラ

凛「かよちんはしゃぎすぎだにゃー!」キラキラ

メイド「…ふふっ、4区へようこそ。」


凛「メイドさんはここで働いてるのかにゃ?」

メイド「そうよ、今ちょっと困った事があって…この二人、見なかった?」


メイドは二人の美少女メイドの写真を見せる。
78: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/03(火) 22:52:48.28 ID:B3ZUNuZq.net
凛「ま、ま…まきちゃん?」

花陽「ことりちゃん!?どうしてメイドの格好してるのぉ!?」


メイド「マッキーとコトリンの知り合い?」


花陽「知り合いというか…」

凛「…良かった…この二人がどうかしたの?」

メイド「ウチで働いてたんだけど、この間突然居なくなっちゃって」

花陽「もしかして…」ガクガク

メイド「いいえ、政府に撃たれたなんてことはないと思うわ。」

凛「?」

メイド「2年間二人は働きっぱなしだったから…辛くなって出ていっちゃったのかも…」グスン

凛「…」

花陽「……きっと。きっと、大丈夫だと思いますよ。」

メイド「お客さんも減る一方で…それにマッキー達が居ないと私も…楽しくないし。」



凛「きっと帰ってくるよ真姫ちゃんとことりちゃんなら。」

花陽「その間…よかったらお店、手伝いますか?」
79: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/03(火) 23:00:42.78 ID:B3ZUNuZq.net
………


花陽「聞いてる感じ、なんだか上手くやっていけそうだね」

凛「あとは海未ちゃんが納得してくれればいいんだけど…」

花陽「…うぅ、胃が痛いよ…」

メイド「ここがお店よ」

凛「ツンデレメイド喫茶…」


メイド「…それから言い忘れてたけどもう1人この間入ったメイドさんがいるから」


ガチャッ


凛「…!」

花陽「…!」

メイド「仲良くして上げてね」


にこ「……あ…あ…」


凛「にこちゃんがどうしてここにいるの!?!?」

花陽「お化け!?!?!?」ガタガタ


にこ「とても2年ぶりとは思えないわ ね!え!」グリグリ



-10- 退屈な姫を連れ出して
81: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/05(木) 22:14:44.01 ID:GLxXKRwd.net
-11- 情報と世界線



「穂乃果ちゃん頑張ってるね、はいおまけしとくよ」

穂乃果「いいんですか?ありがとうございます♪」


今日私はお店の足りない食材の買いだしに出かけていた。


絶対に2年前に、音ノ木坂に帰るために私は少しずつ情報を仕入れていた。

もちろんお店にお世話になった分働いて返すため精いっぱい努力して時間が無かったので

こういった買いだしの合間などにたくさん人が出入りするお店やカフェ等で情報を集めるしかなかった。


私の世界では有り得ない程のアイドルへの規制の強さ

他の区の治安の悪さ、6区の狙撃手。


私1人では命がいくつあっても足りないぐらいの行動範囲の狭さばかり見えてくる。


もう二度とμ'sの皆には会えないのかな

それともこのまま私が頑張って…頑張っても…いつか死んじゃうのかな

どちにしろ本当は二度と元の世界には戻れないのかもしれない

そんなことばかり


独りになると私の心の弱さばかり見えてくる。
85: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/07(土) 21:20:39.37 ID:oxcW99t+.net
本当はこれは長い夢の世界で、明日になれば…


明日になれば学校に行って

また海未ちゃんに遅いって怒られて、ことりちゃんに助けてもらって

授業中は寝ちゃって、また海未ちゃんに怒られてことりちゃんに助けてもらって

お昼は海未ちゃんとことりちゃんとお弁当を食べて

午後の勉強が終わって

放課後になったらすぐに練習に行くんだ。


そしたらもっと人数が増えて


凛ちゃん、花陽ちゃん、真姫ちゃん。

それから希ちゃん、絵里ちゃん、そしてにこちゃん。

海未ちゃんとことりちゃんと私を入れたら9人だよ。


たくさん…たくさんだね。


ううっ…

今ならわかる…

仲間がいるってとっても…とってもあったかいなって。



泣きそうになりながら

今日の買いだしを終えて帰路につく
87: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/09(月) 00:05:02.01 ID:BM4OdnW6.net
-12- 血を見た二人。



「あなた、穂乃果って言ったわね?詳しく……あっ………?」


海未「……!!」


銃口を向けられた事よりも先に、見覚えのある顔に驚いた。

こんな世界で2年も立つと頭まで疑い深くなってしまったのか

私が彼女が彼女であることを認識するまでにほんの数秒時間が必要だった。


海未「…絵里…?……絵里なのですか!?」

絵里「嘘……海未?」


彼女は銃を下しその場に倒れ込んだ。
88: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/09(月) 00:05:34.13 ID:BM4OdnW6.net
不思議と私が落ち着いていたのは

いつになっても気楽で居られる仲間だったということの再確認なのか

それとも私自身がいまだに望んだ再会でさえ信じられていなかったのか

わからない。


誰のものかもわからない血が彼女の白い肌をつたう。

赤と、白と、金色。…そして彼女が絵里であること。

今にも倒れそうなぐらい頭が痛い。


海未「絵里はずっとここで戦って居たのですか?」

絵里「いいえ、希も……そういえば希…遅いわね。」
89: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/09(月) 00:07:01.27 ID:BM4OdnW6.net
海未「希…良かったです…二人とも無事で。」

私はすぐに携帯を取り出し電話をかけた。
自分の喜びよりも先に部屋にこもらせたままの二人へ伝えたかった。

絵里「私達はね。ところで…穂乃…海未はどうしていたの?」

海未「私は凛と花陽を安全な5区において7区の噂を確かめにここまできました」


絵里「5区から……危ないじゃない!ここにいつも5区からのギャングがたくさんやってくるわ!
   二人と連絡は取れる?」

海未「今丁度電話をかけてるところなのですが…
   二人の事ですから、携帯を置き忘れているのかと…」


絵里「そう。早めに5区に戻らないとね。希を連れて私も行くわ。」

海未「はい。2人は2年も希と絵里の顔を見るのを楽しみにしていましたから。」

……




絵里「ところで…ほの…」

海未「…?」

絵里「いや…、とても聞きたいことがあるわ。」


ズババババン!!
91: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/09(月) 00:09:11.46 ID:BM4OdnW6.net
絵里「(銃声…!?)」


絵里「向こうから銃を鳴らしてやってくるギャング達は?」

海未「6区の狙撃手を狩りにいかせた私の部下です。」

絵里「…!それじゃあ……」


海未「ええ、私達は2年間無駄な命を賭けて戦っていたようです」


絵里「……ごめんなさい!!」


海未「いいえ謝ることはないです。
   それより今すぐ7区へ逃げましょう。」

絵里「あなたは…?」

海未「私も行きます。…今、私がいても躊躇せず彼らは撃ってきました
   そして凛と花陽とは連絡が付かない…それはどういうことか…。
   絵里と仲間だと勘違いされたといったところでしょう」

絵里「それなら…」

海未「彼らの凶暴な目つき、それと隣には6区の狙撃手。
   納得してもらえると思いますか?」


絵里「(花陽…凛…)……。急ぎましょう」



-12- 血を見た二人。
92: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/09(月) 20:37:14.69 ID:BM4OdnW6.net
-13- 真実と夜



見てられない…。


たくさんの人に1人の女の子が物を投げられている。

抵抗せずに。


服装は見た様子だと、占い師。

怒号や罵声を聞く感じ

きっと噂に聞いていた7区から来た嘘つき占い師だ。


けれど私の想像していた姿とは違った。


服で隠れているけど、私にはわかる。


……


穂乃果「…希ちゃん!!」


集まる人々をかき分けて私は走り出す。
93: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/09(月) 20:37:43.58 ID:BM4OdnW6.net
穂乃果「酷いよ!!!こんなのやめてください!!!!!」

ドスッ

穂乃果「痛っ!!!」

希「穂乃果ちゃん!?」

穂乃果「久しぶりだね希ちゃん。希ちゃんもこの世界にいたんだね!」

希「…穂乃果ちゃん…穂乃果ちゃん…8区にいたなんて…」


みんなはこの世界に全員居るのかな

希ちゃんはなんでここに独りでいるのかな

びっくりしすぎて頭が回らないや。


とりあえず今はどうする…

ミエッタニーカフェに戻る?




いや…危ない。


希「穂乃…

穂乃果「今すぐに逃げるよ!!!」
94: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/09(月) 20:38:34.56 ID:BM4OdnW6.net
どうすればいいか、ここからどう生きていけばいいか

そんなもの今の私にはどうでもよくて


向こう側にある薄汚れた世界へ…

7区…よりももっと先へ。


私達は無我夢中で逃げ続けた。


希「穂乃果ちゃん、もう無理や。…さっき銃声が聞こえたやろ?」

穂乃果「……」

希「何故かしらないけど政府の人間まで殺しに来てるってことや
  銃を持ってるとしたら6区付近のギャング…または政府や」


長時間逃げてきた疲労と逃げ場の無いような現状に私達はメンタルまでやられてきた。

せっかく出会えたのに、ここで終わるなんて嫌だ。


昔も違う事でこんなことがあった。

けど、いつも私はこう言って乗り越えてきた。


辛いけれど精いっぱいの笑顔で


穂乃果「希ちゃん!もう少し…ファイトだよっ!」


ってね


-13- 真実と夜
100: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/14(土) 20:27:16.16 ID:LAD5yNVA.net
-14- にこりんぱな



にこ「いい?…無理にとは言わないわ。仲間としてのお願い。」

凛「……」

花陽「……」

にこ「本当はこんな危険な賭け、私1人でやるつもりだったの」
  「けど1人で実行するよりも3人で効率的に動いた方が生存率は上がる…」

凛「……」

にこ「最初は命を投げうつ覚悟で挑もうと思ったわ。」
   …けどあなた達二人に出会えて考えが変わった。」

花陽「……」

にこ「にこも一緒に生きて帰りたい…そう思えたのよ。」
  「…私も内心ビビってる。死ぬ時は撃たれるのよ?想像しただけで痛いんだから。」

花陽「それって」

凛「にこちゃん…」

にこ「なぁによ!!たまにはあんたらに甘えてあげてんのよ///」


「だから…無理にとは言わない、協力してくれないかしら?」
104: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/18(水) 19:42:54.72 ID:LV+/5Frq.net
それから私達は喫茶で働きながら必要な情報を収集し

バイト代は作戦をより確実なものにするための資金にしていた。

この世界は本当に物騒なもので少し足を踏み入れれば安く武器を調達することなんて簡単だった。


もちろん敵であっても撃つことはしたくない。

ただ最悪のケースは腹をくくるしかない。


そのケースというのはもちろん私達が襲われた時。命を狙われた時。

そして…


私達を邪魔する一般人を避けなければならない時。


その覚悟でも私達の作戦は無謀だ。

いろんなの人のいろんな人生を巻き込むことになる。
105: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/18(水) 19:43:48.51 ID:LV+/5Frq.net
ただ、皮肉にも私にとって他の人の命よりも

μ's…いやμ'sのみんなに会いたいと思う自己中心的な私の欲が

遥かに上回っているような気がして。


このまま作戦は続けられていく。
106: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/18(水) 19:44:34.57 ID:LV+/5Frq.net
突然知らない世界へ投げ出され

そこは人殺しや戦いは当たり前。

私達の愛していたアイドルという娯楽でさえ否定され

長い間そんな生活をしていても

人間と言うのは物によるけれどすぐ慣れるもので


二度と帰れない、帰る手段なんて無いことなんて既にみんな解っていた。

私自身、意識はしていなかったけれど

気付けば大事な仲間に最後に会えればいいだなんて思っていた。


他の8人がμ'sとしてステージで発表しないといけない奇麗な姿を汚さないため

ファンを引き連れていくための奇麗な心を汚さないため

そのためになら夢見がちな才能の無いアマチュアアイドルの私が手を汚す。

そのぐらい、いくらだって人を殺せる。



-14- にこりんぱな
109: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/19(木) 22:12:01.87 ID:eyamSZUj.net
-15- 境界戦


「はぁっ…ふうっ…頑張って!希ちゃん!」ダッシュ

希「……ふっ…はぁっ…はぁっ…!」ダッシュ


見覚えのある人物が向こうに見える。

見覚えのある人物が此方へ駆けてくる。


海未「向こうから誰かが…」

絵里「あれはのぞ…希!?」

海未「…と隣の…」


希「えりち!無事やったんね!!」

穂乃果「海未ちゃん!?ぅえりちゃん!?」


海未「穂乃果!?」

穂乃果「うん!穂乃果だよ!」

海未「本当に穂乃果なのですか!?無事でしたか!?…やっぱり8区の噂と言うのは…」

絵里「……久しぶりね、穂乃果。」

希「(……えりち)」

穂乃果「久しぶりだね!でもとにかく今は話してる暇なんて無いよ!!詳しくは後で話すけど後ろから…街の人に…」

希「政府の人間もおまけやね」

海未「いえ、私達も銃を持ったごろつき達……に追われています。」
110: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/19(木) 22:26:38.90 ID:eyamSZUj.net
私が望んだ彼女への再開は突然訪れた。

出会えた喜びや出会えなかった今までの悲しみよりも先に

今の状況をどうにかしようと思っていた。

それは友達や仲間だからではなく、私の人生には狂おしい程大事な存在だったから。


気付いた時には私は人間ではなかった。

向こうでも私自身を変えてくれた穂乃果という存在。


それは私が私で居られる場所を与えてくれた時。

そして、私がまだ人間だと思っていられる時。


私はこれまで何度も人を殺してきた。

この狂気は私自身という化け物をあらわにするそんなワンシーン。


結局、私はアイドルでも学生でも人間でもなくてとっくに一匹の化け物。

それは人を喰らう物でもなく殺戮することに喜びを感じるわけでもなく


欲するものがただ仲間という存在だっただけ。


けどそれでもいい、原動力はどうであれ今は彼女達を救える。

ここさえ凌げば私自身という化け物としてまた生きて行くのかもしれない。

それでいい。


ただ、ここで死ねば私は6区の狙撃手。
112: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/19(木) 22:28:08.72 ID:eyamSZUj.net
絵里「…ここで死んだら必死に足掻いた私達の2年はおしまいよ。」

海未「5区に凛と花陽が」

穂乃果「凛ちゃんと花陽ちゃんもこの世界に!」

希「それに…にこっち、真姫ちゃんことりちゃんもおるかもしれない」

絵里「この2年間でたくさんの命、汚い手をつかってまで情報戦に生き残ってきた。」
  「それぞれ辛い経験をたくさんしてきたと思う、だからこそ」

  「ここで死ぬわけにはいかないのよ。」カチャッ

海未「絵里…」

絵里「海未、戦える?」

海未「…ええ」

穂乃果「戦うって…穂乃果も戦うよ!」

海未「ダメです!」

……

海未「(今は一番奇麗なあなたこそ一番ダメなのです、穂乃果。)」
113: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/19(木) 22:29:53.17 ID:eyamSZUj.net
絵里「希…」ギュッ

希「……」

希「………///」


絵里「今までありがとう。」


希「うっ…えりち…?」

絵里「…穂乃果をお願い。」ギュッ



……

たまに思うんや、えりちは何を考えてるんやろうって。

本当はどうしたいんだろうって。


穂乃果ちゃんを見つけて

一番辛かったのはえりち自身やった。

なのにいつもえりちは冷静な判断をしようとする。


…たまには甘えて欲しいっておもうんやけどね。


けど今はこのままでいて。

ウチもそれが一番最善策な気がするんや。


…カードも。

- - - - -
114: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/20(金) 23:00:32.06 ID:0Zy8ZYpi.net
絵里「この数…」

海未「戦っていて気付いたのですが、6区側から政府の人間らしい増援が増えているような気がします。」

絵里「ええ、わかっているわ。」

海未「6区側からは私達を追うごろつきしか来ていなかったはずです。」

絵里「……おかしいわね。」

海未「嫌な気配がします。ここは早く道を作って8区まで逃げましょう」

絵里「そうね……希!」


ヴゥゥウーン


絵里「って希!!どこなの!?」

希「えりち!こっちやこっち!」

穂乃果「ひぐっ…うぅっ…」ガクガク

海未「穂乃果……」


ヴゥゥゥン
115: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/20(金) 23:02:43.29 ID:0Zy8ZYpi.net


絵里「これ以上戦ってもきりがないわ」

海未「危ない賭けですが隙を見て8区まで走り去ります」

希「8区…?6区側のほうが人が少なかったように見えたんやけど」


絵里「ええ、なぜかしらね。6区側から政府の人間らしき増援が来ているの」

海未「今は敵の人数が少ない7区側へ逃げたほうが生存率は高いかと。」


ズバババババン!!


穂乃果「ひっ!…」ガクガク

希「…」ギュッ


ズバババババン!!

穂乃果「ひっ!!……えぐっ……」ガクガク

希「…」
117: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/20(金) 23:06:54.13 ID:0Zy8ZYpi.net
絵里「囲まれたようね」

海未「もうやるしかありません。右側…7区側を一斉攻撃してその隙に4人ですぐに逃げましょう」カチャ

絵里「……いくわよ」カチャ



ズバババババン


絵里「っ…!」

海未「はっ…え!絵里後ろに!」

絵里「くっ…ここまでなの!」


ヴヴヴヴ…ヴゥゥゥゥン!!


希「…!」


ガッシャーン!! 


キィィィィィ


海未「!!」

絵里「く、車?海未、構えて」カチャッ



希「穂乃果ちゃん隠れて」サッ

穂乃果「……」ギュッ


ガチャッ バタン


ことり「やっぱり!!」

真姫「早く!!後ろに乗って!!」



-15- 境界戦
126: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/22(日) 21:47:13.04 ID:vrwATV0H.net
-16- 境界戦2



真姫「………」

ことり「……」ウツロ

真姫「…寝てもいいのよ?」

ことり「……はっ」

真姫「長時間揺られて眠くなったでしょ?私は大丈夫だから寝れる内に寝なさい」

ことり「…で、でも」

真姫「私が信用できないの?」

ことり「…ううん?…」

真姫「…ことり?」チラッ

ことり「……じゃ、じゃあお願い真姫ちゃん。」

真姫「ええ、おやすみなさい。」
127: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/22(日) 21:47:36.92 ID:vrwATV0H.net
深夜、5区。

私達は人に出来るだけ遭遇しないような道を探して

遠回り、それでもできるだけ短い距離で早く付くような道を探し進んでいた。


本当に退屈な時間だ。

これから私達は見たことも無い地域へ行って

根拠もないうわさ話の真相を探しに行くというのに緊張でもなく本当に退屈だと思っていた。


もちろん運転や人気にも緊張しながら運転するけれど

長い時間の運転を続けているといつのまにか普通になっていて

不思議と普通になっていた。


ただ、目的地まで走行するまで目の前の流れる景色を追い掛けて疲れた目を

たまに横で寝ている美少女を見て癒す。


そんな事を繰り返していると気づくと目の前が薄くなっていった。




……
128: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/22(日) 21:48:07.93 ID:vrwATV0H.net
……


目を覚ますと目の前には震えながらハンドルを切ることりがいた。

真姫「あ、あれ…ことり?」

ことり「あっ、…真姫ちゃんおはよう!起こしちゃった?」

真姫「起こしちゃった?じゃないわよ!どうしてことりが?」

ことり「えへへ…


グラッ


真姫&ことり「うわっ!」ガタッ


ことり「ふ~~…」

真姫「ふー…じゃないわよ!変わんなさい!」



ことり「ごめんね?真姫ちゃん。起きたら真姫ちゃんが寝てたからことりも頑張ってみたんだ」

真姫「そ、それなら私が悪いわ!…危険な目にあわせてごめんね…」

ことり「こっちこそ…ことり達はこうやって大丈夫だから♪」


129: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/22(日) 21:51:16.55 ID:vrwATV0H.net
ことり「それより、今どのへんなのかなぁ?」

真姫「そうね、人通りも多いし政府の人間もたくさんいるみたいだし6区のちか…


真姫「っていみわかんない!!」

ことり「……はっ!」

真姫「私達…」


ことまき「追われてるーーーー!?!?!?」


ヴヴーーーン




……


ことり「もう6区まで逃げてきたんじゃないかなぁ…」

真姫「まだ追ってくるわよ、それに人数も増やして…」

ことり「どうしてことり達がバレたのかな」

真姫「想像はつくわ…私達は喫茶から無断で行方をくらましたことになってるんだから…」

ことり「……」
130: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/22(日) 21:51:47.68 ID:vrwATV0H.net
真姫「にしても噂に聞いた通り6区の人達…感じ悪いわね」

ことり「うん…それにしても様子がおかしくない?」

真姫「確かに、7区側にみんな進んでるわね」


真姫「嫌な予感がする…早くウワサの真相を確かめて去ることにしましょう。」

ことり「うん」



……


真姫「もう!なんなのよ!この抗争は!」

ことり「真姫ちゃん!落ち着いて!!危ないよ!!」

真姫「今はそんなこといってられ…


真姫&ことり「うわーーーーっ!!!」


131: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/22(日) 21:52:40.18 ID:vrwATV0H.net
ことり「真姫ちゃん!!運転変わる!?」

真姫「大丈夫よこれぐらい!ことりは目の前に人いないか見てて!!」

ことり「あれ、あれ!?あれ絵里ちゃんじゃない!?!?」

真姫「エリー?絵里がいるわけないじゃない!!ふざけないで!!」

ことり「本当だよ!!海未ちゃんもいるよ!!あと奥に二人も!!」

真姫「こっちは集中してるの!!嘘だったらしょうちしないわよ!!」

ことり「あーっ!!!あーっ!!止めて止めて!!!!」

真姫「次はなんなの!!!危ないじゃない!!!キャッ!!!!」


キィィィッ


ことり「やっぱり!!」

真姫「きっと似てる人よ!!早く出たほうがいいわ!!…ってあれ…穂乃果!!!?」


ガチャ


ことり「みんな…!!」


真姫「えっ…」チラッ


真姫「早く!後ろに乗って!!」



-16- 境界戦2
136: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/26(木) 22:01:58.49 ID:3jIrlBTR.net
-17- エンドロールへ


絵里「あ、あの真姫?…1つ聞いていいかしら?」

真姫「何?エリー、運転で忙しいんだけど。」

絵里「その運転のことなの…、私真姫が運転免許持ってるなんて初めて知ったのだけれど…何時…」

希「この世界では運転免許は15歳で取れるようになってるんや」

ことり「あはは…聞いた事ないけど…」

希「冗談や」ニコッ

絵里「……」ゾワァ


絵里「下ろして!!」ガタガタ

真姫「何すんのよ!!危ないわよ!!」

海未「冷静になってください!もっと危ないです!!」ガシッ

ことり「絵里ちゃん!!」ガシッ

穂乃果「……」
137: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/26(木) 22:02:24.84 ID:3jIrlBTR.net
絵里「穂乃果、まだ怖い?」

穂乃果「…あっ!…ええと…」


希「…無理せんでええんよ?」

ことり「……」

真姫「…穂乃果?後ろにジュースあるから好きなの飲んでもいいわよ」

穂乃果「あ、ありがとう。真姫ちゃん。」

ことり「海未ちゃんはオレンジでいい?」

……




私は、予想以上に異世界にきてしまったこの状況に安心しきっていた。

だからこそ
嘘のような真実、紛れもない事実こそが一番怖いものである。

私はそのことを忘れて

いつものようにまたμ'sのみんなや家族、大事な人達と出会えると思っていた。


やろうと思えばやれたから。

私にとって可能不可能は気合いの一言で済んできたから。


…ファイトだよっ!じゃねーっつーの!
138: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/26(木) 22:09:05.56 ID:3jIrlBTR.net
それは私1人のことじゃなくて、みんなで叶えようとして集まった「みんな」の力。


私が眠ってサボっていた二年間の代償は、特に


廃校を阻止しようとしていた生徒会長と

6区で命をかけて戦っていた絵里ちゃん。


真面目な性格柄、μ'sの練習でいつも引っ張って行ってくれた海未ちゃんと

悪いことばかりをしているグループを率いていたリーダー。


私が泣きながら恐怖した血と魂の抜けたヒトを塊を何度も…

何度も見てきた絵里ちゃんと海未ちゃんはもう

私の二年間の穴埋めになって…殺しの事実は変わらない。


この目覚めてから数日が悪い夢なのならば早く覚めてほしいと思う。

目が覚めたら、また練習にいって休日はみんなと遊ぶんだ。

なんて…この間まで2年間寝てた私が何を言ってるんだろう。


もう私はこれからどうやって生きよう。

この車に乗って、最後に止まるのは何処だろう。

そしてこの世界から消えるのはいつだろう。

…もう、みんな気付いちゃってるのかな。


みんな気付いてるよね。私達はもう逃げ場が無いんだから。

今はここにはいないけど、にこちゃん凛ちゃん花陽ちゃんだってきっと同じ気持ちだ。

だからこうしてる。


この世界から消えるのは私達が死んだ時。

それでいいや…だって…
140: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/27(金) 19:36:29.47 ID:/2L1B2oV.net
携帯のTVからニュースが流れだす。


「6区から無免許の女性数人の乗った車が逃走中、中には武器を持った人が乗車しているという情報が…付近にお住まいの方は…」


海未「これは…」

絵里「間違いなく私達のことね」

真姫「…ふぅん」

希「アイドルとして…じゃなく犯罪者として…」

穂乃果「……ちょっと不思議だね。」

希「…せやねぇ」


「番組の途中ですがカメラ切り替わります!!


ザザッ…ザーーー


- - - - - - - - - - - -
142: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/28(土) 20:03:12.52 ID:beJuzcWI.net
「やっほ~♪全国のみんな お・ま・た・せ♥」

「誰も待ってないにゃー」

「はわわわ…大丈夫かなぁ……」

「改めまして、どうも私達…にこ!」

「りん!」

「ぱな!」


「「「3人合わせてにこりんぱなでーすっ!」」」


「今日はみんなが嫌っているアイドルの魅力を伝えにきたよーっ♥」

「それと…私達は探している人がいるんだ」

「ええと…そそそうなんです…」プルプル


「というわけで、にこりんぱな1曲目披露しまーっす♥ μ'sのみんなはやくきてねぇーっ!!」


- - - - - - - - - - - -
143: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/02/28(土) 20:25:29.03 ID:beJuzcWI.net
海未「連絡がつかないと思ったら…無事だったのですね」

ことり「にこちゃんも…!」

真姫「で、どうするの?この追手を避けながら行く?」

絵里「行くにしても、このまま逃げるにしてもにこ達がテレビ局を乗っ取ってる時点で命の保証は無いのね」

希「でも、このままじゃウチらまで危ないで……」ニコッ


穂乃果「……」

希「穂乃果ちゃんはどうしたいんや?」

穂乃果「あっ…えっとわ、私?…私は…」


絵里「……」

海未「……」

ことり「……」

真姫「……」

希「……穂乃果ちゃんは?」


穂乃果「私は……私も…行きたい。にこちゃん、凛ちゃん、花陽ちゃんに会いたい。」


絵里「…真姫、2区のrimimoTVよ!」

真姫「…りょうかい。」



それは良い悪いとかそういうものじゃなくて

みんな、いつも一緒にいたい。

一緒の気持ちなんだ。


-17- エンドロールへ
145: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/03/01(日) 23:23:42.73 ID:dnudiUka.net
「いやぁ、怖いですね。」

「最近、以前にも増して犯罪が急増しているところでこのような大きな事件が起きてしまいましたからね。」

「ええ、現在もまだ動きを見せるrimimoTV襲撃事件はこれからの犯罪史にも大きな影響を与えると思います」

「おっと、現場で動きがあったようです現場の○○さん!」

- - - - - -

「はい!この事件のリーダーと思われる3人組と大人数のギャングが
 rimimoTVを乗っ取っているのですが、ただいま入りました情報によるとたった今
 6区から無免許での運転をしていると思われる推定17歳ぐらいの女性が6人、中には武器を持っているという目撃情報がある6人を乗せた車が中に、
 rimimoTVの中に入っていきました。」

(チャンネル変えられないようにrimimoTVを別ワイプで映せ!早く!!)

- - - - - -

「そろそろ数時間が経ちますが現場はどんな様子でしょうか?」

- - - - - -


「はい!…ご覧の通りたくさんの警察官、警備隊の起動準備が整っておりますが
 たった今入った車の中には6区の狙撃手と呼ばれる凶悪殺人鬼が乗っているという証言もあり
 rimimoTV局内に居る一般人の命を狙われる危険性があるため警察官が中に突入することができません!」
146: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/03/01(日) 23:24:55.46 ID:dnudiUka.net
- - - - - -

「犯人のほうは、何か要求をしているのでしょうか?」

- - - - - -

「いいえ!犯人らは解放や金の要求は無くまだカメラの前で歌って踊っています
 数時間前にとある人達を探しているということをカメラの前で告げており
 今入っていった車の6人との関係性が大きくあると考えられ、このあとすぐに動きがあるのではないかと思われます。」

- - - - - -

「わかりました、引き続きよろしくお願いします。」
147: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/03/02(月) 00:01:59.63 ID:Q0gd/wWL.net
After DreamDrop -18-


目が覚めると私は見覚えのある部屋にいた。

不思議な事に見ていた夢も思い出せない。

ただ、とても悲しくてすごく長い夢で……


どれくらい眠っていたのか

見覚えのある部屋なのにここはどこなのかと思う。


「だめだぁー…思い出せないっ…」


それこそ寝起きだからか集中力が無いのは仕方が無い。

心の中のモヤモヤとボーッとした空気に1人座り込み、夢の記憶を思い出そうとしていた。


するとドアを挟んで階段を上がる音が聞こえてきた。

寝起きの鈍った思考では誰が来たのか明確には思い出せない

けれどこの足音は間違いなく…


そう感じた私は布団に潜りまだ寝ているふりをしてみた。
148: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/03/02(月) 00:02:53.39 ID:Q0gd/wWL.net
コンコン


???「おはよ…。…」

ガチャ、バタン


私は人一倍、真姫ちゃんやにこちゃんに叩かれるくらい
人とのコミュニケーションに積極的だから誰だかなんて声ですぐわかる

勉強机のイスに座った音が聞こえた。


???「……お姉ちゃん?今日こそ学校行かなきゃダメだよ?」


学校…学校かぁ…。どうして嫌な気分なんだろう。

今日こそって…どのくらい休んでいたっけ…思い出せないや。






???「ふぁぁ…、あたしも二度寝しちゃおっと…」


それから続ける言葉は無く部屋を出て行った。


あぁ、そうそうこの部屋は私の部屋だったんだ。
155: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/03/07(土) 22:44:56.14 ID:c/GlXroG.net
……

それにしても居心地がいいなぁ。


まるで、何年かぶりに実家に帰ってきた子みたい。

そんな体験ないけど。ドラマでよくそういうの見るかも。

そんな感じ。


まだ起きるには早い時間だったのかな。

だったらもう少し、寝ていてもいいよね。


モゾモゾ


おやすみなさぁ~い。
157: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/03/07(土) 22:48:54.05 ID:c/GlXroG.net
--------

「穂乃果、起きなさいっ」

「んんっ…お母さん、おはよう。」

「おはよう。今日からはさすがに学校に行きなさい。もうご飯したくしてあるんだから。」

「今日から…?」

「そうよ。いつまでもウジウジしてないで、穂乃果らしくない。…着替えて雪穂を起こしておりて来なさい」

バタン

「はぁい。」


穂乃果、何かしたっけ。

けど…気が重い。
158: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/03/07(土) 22:52:40.72 ID:c/GlXroG.net
「ゆーきほー、おはよーー、朝だよーーー」

「ううん…お姉ちゃん?今日は学校行くのー?」

「そうだよー今日は学校だよー」

「そうなんだー。…後10分…」

「お母さんが雪穂起こしなさいって!」

「ええ…私は時間まで寝るよ…」

「……てぇい!!」ガバッ


「うっ!!寒っ!!わかったよ今着替えるから…」


……
159: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/03/07(土) 22:57:38.63 ID:c/GlXroG.net
- - - - - - -

穂乃果「……いっただきまぁもぐ」モグモグ

穂乃果「…美味しー!」ニコッ


お母さん「雪穂、穂乃果をお願いね」ボソッ

雪穂「お姉ちゃんなら大丈夫だよ」ボソッ


穂乃果「なんか言った?…ごちそうさま」ガチャ

雪穂「はやっ!何も言ってないよ?」

穂乃果「ふーん?じゃ、穂乃果先に行くよ」

雪穂「あっ、待って!」モグモグ


- - - - - - -
160: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 13:30:50.98 ID:nV1exWlb.net
歩いている時、学校に向かうにつれ無意識に高まる不安の原因を段々思い出してきた。


ことりちゃんの留学が決まったこと。

それが原因で…いや、私の勘違いでことりちゃんと仲違いしてしまったこと。

私のせいでμ'sのメンバーの間に溝を作ってしまったこと。





そして、

…スクールアイドルをやめてしまったこと。
161: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/03/09(月) 21:25:55.32 ID:GuXPzi88.net
-00- Befor DreamDrop



ことりちゃん…。ごめんね。

…謝ったって…もう。



A-RISE……すごいなぁ。

追いつけないよ…こんなの。



私…何やってたんだろう。



- - - -
162: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/03/09(月) 21:26:30.21 ID:GuXPzi88.net
「おはよー!」

「…もう、寝てるし」

穂乃果「…起きてるー」

「まったくー」

「ねぇ、…ことりちゃん今日は一緒じゃないの?」

穂乃果「うん」

「今朝、園田さんから聞いたよ…ことりちゃん留学するんでしょ?」

穂乃果「…うん」

「寂しくなるね…」


穂乃果「……うん」


絵里「穂乃果ーーー!」

穂乃果「…?」

……
163: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/03/09(月) 21:27:02.26 ID:GuXPzi88.net
穂乃果「…ライブ?」

絵里「そう。みんなで話したの。ことりがいなくなる前に全員でライブをやろう!って」

希「来たらことりちゃんにも言うつもりよ」ニコッ

凛「思いっきりにぎやかなのにして!門出を祝うにゃっ!」

にこ「はしゃぎすぎないのっ」ペシッ

凛「にこちゃんなにするのーっ!」

にこ「ふん、手加減してやったわよー?」

花陽「ふふふっ…」


穂乃果「…」

海未「まだ落ち込んでいるのですか?」

絵里「…明るく行きましょう!これが9人の最後のライブになるんだから」

穂乃果「……」
164: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/03/09(月) 21:27:31.73 ID:GuXPzi88.net
穂乃果「私がもう少し回りを見ていればこんなことにはならなかった。」

花陽「そ、そんなに自分を責めなくても…」

穂乃果「自分が何もしなければこんなことにはならなかった!」

にこ「あんたねえ!」

絵里「そうやって全部自分のせいにするのは傲慢よ」

穂乃果「でも!」

絵里「それをここで言ってなんになるの?何も始まらないし誰も良い思いもしない」

真姫「ラブライブだってまだ次があるわ」

にこ「さっ、今度こそ出場するんだから落ち込んでる暇なんてないわよ?」



穂乃果「出場してどうするの?」

にこ「えっ…」
165: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/03/09(月) 21:28:06.22 ID:GuXPzi88.net
穂乃果「もう学校は存続できたんだから出たってしょうがないよ」

花陽「穂乃果ちゃん…」

穂乃果「それに無理だよ。A-RISEみたいになんていくら練習したってなれっこない。」

にこ「あんたそれ…本気で言ってる?」
  「本気だったら許さないわよ…

穂乃果「……」

にこ「許さないって言ってるでしょ!!!」

真姫「ダメっ」ガバッ

にこ「離しなさいよ!!にこはね!!あんたが本気だと思ったから本気でやりたいと思ったからμ'sに入ったのよ!!」
  「ここに賭けようって思ったのよ!!…それを…こんなことぐらいで諦めるの!!?こんなことぐらいでやる気をなくすの!!?」

穂乃果「……」

絵里「…じゃあ穂乃果はどうすればいいと思うの?…どうしたいの」

穂乃果「……」

絵里「…答えて」


……





穂乃果「辞めます。」


穂乃果「私、スクールアイドル辞めます」



166: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/03/09(月) 21:28:26.36 ID:GuXPzi88.net
希「穂乃果ちゃん…」





「くっ…」

「……」




パシン!!





それからして私は海未ちゃんと口を聞かなくなってしまった。


私が悪い…なのに…

ほんの少しまで一緒にいた仲間との日常が、

その日にして崩れて行くその光景が




落ち着くまでにはほんの少し時間が必要だった
167: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/03/09(月) 21:28:53.17 ID:GuXPzi88.net
-00- Befor DreamDrop
169: ◆ILsfyj.FRdod (りんご)@\(^o^)/ 2015/03/09(月) 21:49:11.09 ID:GuXPzi88.net
あとは 終わり
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