天の声「勇者よ…闘いの時がきた!」凛「zzzzzz…にゃ?」

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凛-アイキャッチ27
1: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-SwbW) 2015/12/27(日) 01:03:09.25 ID:XQu/8ZEH0.net
凛「むにゃむにゃ…」

天の声「ちょっ…その…」
凛「すぴー…すぴー…」



天の声「勇者よ…勇者さん…?えーっと…勇者さーん…?」

凛「すぴー…すぴー…」


天の声「んー…置き手紙でいいか」

元スレ: 天の声「勇者よ…闘いの時がきた!」凛「zzzzzz…にゃ?」

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3: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:05:11.99 ID:XQu/8ZEH0.net
朝だよ!



凛「んーっ!よく寝たにゃー…ん?なんだろこの手紙」

凛「えーっと…なになに?『勇者よ…時がきた!』」


凛「凛は勇者じゃないよ。人違いにゃー」グシャグシャぽいっ

凛「さーて遊びにいくにゃー」


天の声「……」



次の日の朝


凛「んーむにゃむにゃ…あれ?また手紙にゃ」

凛「…『勇者(星空凛さん。あなたのことですよ)よ…時がきた!』」


凛「まるで勇者が凛のような書き方にゃ……はぅあっ!?凛は勇者だったにゃ…」


勇者だよ!



凛「ママー、凛は勇者だったにゃー」

ママ凛「そう…けどね、ママに驚きはないの。凛が生まれた瞬間、あぁこの子は勇者だなって感じたわ」


凛「へぇー、そうなんだー」

ママ凛「勇者になってしまった以上、凛は旅に出て仲間を増やし、最終的には魔王を倒すことになっているの」


凛「そうなんだ…仲間を増やして魔王を倒せばいいんだね!」
4: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:07:12.89 ID:XQu/8ZEH0.net
ママ凛「そうよ」

凛「けどどうやって倒せばいいにゃ…」

ママ凛「これを使いなさい」

凛「うわぁ!すごい剣と鎧と盾にゃ!」


ママ凛「それはね、とてつもなくすごい武器と装備よ。それさえあればレベル上げが必要ないくらい強くなれるの。なんだったら、ひとつきで魔王を倒すことができるわ」

凛「ふーん。わかったにゃ!」


ママ凛「がんばるのよ」
凛「うーんと、まずは仲間を増やすにゃー」


ママ凛「そうね、まずは魔法使いなんてどうかしら?」

凛「魔法使いね…わかった!」


ママ凛「いってらっしゃい…勇者凛!」

凛「はーい、いってくるにゃー」


魔法使いを仲間にするよ!


凛「かーよちん」

花陽「あっ、凛ちゃんいらっしゃ…えぇぇ!?どうしたのその格好!」


凛「凛ね、勇者だったにゃ」

花陽「へぇー、そうだったんだー。けど驚きはないかな?初めて会った時、凛ちゃんって勇者なのかなーって思ってたよ」


凛「へー、そうなんだー」
花陽「で…どうしたの?」
5: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:08:52.30 ID:XQu/8ZEH0.net
凛「うん。でね、魔王とか言う人を倒しに行くから旅に出ることにしたにゃー」

花陽「えっ…旅にでるの…?」


花陽「(しばらく凛ちゃんと会えなくなるんだ…寂しいな…けど応援しないと!)」

花陽「寂しくなるけど…遠くから応援してるね。怪我だけはしないで…生きて帰ってきてね!約束だから!」


凛「え?」
花陽「えっ…?凛ちゃん?」


凛「かよちんが魔法使いだよ?」

花陽「ううん。私は魔法使いじゃないよ」


凛「えー、かよちんは魔法使いだよ!だって子供の頃…凛が怪我した時に『痛いのとんでけー』って治してくれたにゃ!」


花陽「あれは魔法じゃないよぉ…」

凛「そっか…分かった。かよちんが魔法使いじゃないなら凛一人で旅に出ていくよ…」しゅん



凛「かよちんと離れるのは寂しいにゃ…ぐすんぐすん」

花陽「(キュン!)」


花陽「私…魔法使いになる!」

凛「やったにゃー!」


魔法使いが仲間になったよ!


凛「じゃあこれ!黒っぽいワンピースに、魔女みたいなとんがりぼうし!」

花陽「これを着るの?」
凛「うん!そしたらかよちんは魔法使いにゃー」

花陽「肝心の魔法が使えないんだからほぼコスプレになっちゃうけど…まぁなんとかなるね!うん!」
6: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:11:18.13 ID:XQu/8ZEH0.net
花陽「おかあさーん、おばあちゃーん」


母ちん「どうしたの花陽?あらあら、凛ちゃんもいるのね。いらっしゃい」

婆ちん「凛ちゃんかい?いらっしゃい」

凛「こんにちはー。みてみて!凛、勇者になったよ!」


母ちん「あら、素敵な勇者さまね。ふふっ」
婆ちん「けど驚きはないねぇ。お婆ちゃん、凛ちゃんが生まれた時からこの子は勇者だなと思っていたよ」


凛「へぇー、そうなんだー」
花陽「よかったね、凛ちゃん!」
凛「うん!」


母ちん「なるほど…魔法使いとして勇者様と旅に出る…花陽はそう言いたいのね?」

花陽「えっ…どうして分かるの?」

婆ちん「花陽が生まれた時、あぁこの子はいかにも魔法使いだなぁと思ったもんさ」

母ちん「そうね。花陽の笑顔でみんなが幸せになれるもの」

凛「うん!凛もなれるよ!」

花陽「うぅ…恥ずかしいよぉ…。けど嬉しいかな…うん!ありがとう!」


母ちん「じゃあいってらっしゃい」
婆ちん「そしてこれを持って行きなさい」

花陽「えっ…これ…」

婆ちん「魔法の杖じゃよ。それさえあれば、魔法使いっぽくみてるだろ?」

母ちん「ただの杖であって魔法が使えるわけじゃないわ。勘違いしちゃ駄目よ、花陽!花陽に魔法は使えません!」

婆ちん「ちょっといい匂いのするただの杖だよぉ」


花陽「うん!分かった!ありがとうお婆ちゃん!…くんくん、確かに素敵な匂いです」

凛「じゃあいってくるにゃ!」

花陽「いってきます!」
7: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:14:23.50 ID:XQu/8ZEH0.net
魔王を倒すよ!


花陽「ねぇ凛ちゃん、魔王ってどこにいるの?」
凛「えっ?かよちんが知ってるんじゃないの?」

花陽「知らないよぉ…」
凛「んー…どうしよう」


花陽「とりあえず隣町に行ってみようか。何かあるかもよ?」
凛「そうだね。じゃあ隣町へいくにゃ!」


ガサガサ…

花陽「ぴゃあ!」
凛「な、なんの音にゃ!」


『だぁぁぁ!!』


凛「な…なんかでたにゃ!!」

花陽「きっと魔物だよ!お婆ちゃんがいつも言ってた…外は魔物でいっぱいだから勇者がいないなら外に出ちゃ駄目だよって」


凛「今はその勇者が凛にゃ…。かよちん、凛の後ろに隠れてて!」

花陽「ううん!私だって魔法使いだよ!凛ちゃんと一緒に戦う!」


凛「かよちん…けど、凛はかよちんを危険な目に合わせたくないにゃ!」


花陽「えっ…戦うためについてきてほしかったんじゃないの?」
凛「ううん。かよちんと離れたくなかったから来てほしかったの」


花陽「もう…凛ちゃんってば…」
凛「だから、かよちんは凛のそばにいるだけでいいからね!」


花陽「けど…私も同じだよ!凛ちゃんが危険な目にあうところなんてみたくないよ!」

凛「凛は勇者だから…危険どんとこい覚悟で闘わないといけないにゃ」

花陽「じゃあ…そのお手伝いを花陽にさせてよ…ね?」ウルウル

凛「かよちん…」

花陽「大好きな凛ちゃんが一人で傷つくところなんて…みたくないもん」


『ギャァァァァ!!!』


凛・花陽「え?」
8: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:16:12.56 ID:XQu/8ZEH0.net
凛「あれ、魔物が消えちゃったにゃ」

花陽「お金も落ちてるよ!」


凛「むむっ、なんか少し成長した気がするにゃ」

花陽「私も…経験値みたいなものをもらった気がする。いつもより美味しいおにぎりが握れるような気がする!」


凛「ま、気にせず隣町にいっくにゃー」
花陽「そうだねー」


『シャァァァァ!!!』

凛「そう言ってる間にまた魔物にゃ!」

花陽「(ぎゅーっ)」

凛「かよちん…やっぱり怖いんだね?」

花陽「違う…私、魔法使いなのに攻撃魔法を使えないから凛ちゃんにパワーを送ってるの」


凛「むむっ!うぅぅ…かよちんのぷにぷにでやわらかい体から力が送られてくるにゃ!これで勝負にゃ!」

花陽「頑張って凛ちゃん!大好きだから!」


『ギュゥァァァァァ!!』

凛「あれ?また勝っちゃった」
花陽「なんでだろうね?」


凛「まぁいいや。別に強くならなくてもこの剣さえあればひと突きで魔王なんか倒せちゃうからね」

花陽「そうだね」


凛「あ、街が見えてきたにゃー。かよちん、競争だからね!」

花陽「ちょっ、凛ちゃん待ってよー」
9: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:20:29.18 ID:XQu/8ZEH0.net
隣町についたよ!


凛「んー…家はたくさんあるのに人がまったくいないにゃ」
花陽「う、うん…しかもちょっと薄暗いね」

凛「大丈夫。怖くないよ」
花陽「うん…ありがとう。けど、誰もいないのかな?」

凛「うーん…困った時にはノックにゃ!」
花陽「うん。そうだね」


コンコンコン!

凛「ごめんくださーい!どなたかいらっしゃらないですかー?」

コンコンコン!

凛「星空凛です!勇者です!」

コンコンコン!

凛「星空凛は勇者である!」

コンコンコン!

凛「ごめんくださーい!」


ガチャ

凛「あれ?開いてるよ」

ギィィィィィ…

花陽「誰もいない…?」

凛「真っ暗で何も見えないにゃ。えーっと、ママから貰った懐中電灯をつけて」

パチッ


花陽「えっ…」

凛「これ…石像?男の人と女の人…それに子供の石像も」



花陽「もしかして…」
凛「よくあるアレかもしれないにゃ…」

花陽「あれ…手紙がおちてる」

凛「それ…凛が勇者だよって教えてくれた手紙とまったく同じ便箋にゃ!」

花陽「えっ、手紙で知ったの?」
凛「詳しい話はあと!とにかく、その手紙を読んで」
10: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:22:09.72 ID:XQu/8ZEH0.net
花陽「う、うん…。えーっと…『勇者よ…ご覧の通り、この街の人間はすべて石に変えられてしまった。』」

凛「やっぱり!」


花陽「『と、思いきや』」

凛「…違うの?」

花陽「う、うん…。手紙によると、魔王が業者さんに頼んで作ってもらったんだって」


凛「…なんのために?」
花陽「あのね、街の人全員を石に変えてやったぞアピールのためにって…」


凛「もう一度聞くにゃ。なんのために?」
花陽「これ以上は私にも分からないよぉ…」


凛「まーいいにゃ!次の街に行こう!」
花陽「うん!」


次の街についたよ!



凛「わー!すごーい!今度は明るいし人がたっくさんいるよ!」

花陽「うわぁ!すごい!市場もあるよ!」

凛「いつも通りにしてただけで魔物もたっくさん倒したし、お金にも余裕があるにゃ!」


花陽「本当に?…あのね、ひとつワガママ言ってもいい?」

凛「うん。ずーっと歩きっぱなしだったもんね。今日はもう宿屋で休むにゃ」

花陽「えっ…どうして分かったの?」


凛「かよちんの考えてることなんてお見通しにゃー」

花陽「そうなの…?」
凛「当たり前にゃー。けど、そんなにはお金持ってないから安い宿にしか泊まれないけど…」


花陽「当たり前に分かっちゃうんだ…ふふっ、なんか嬉しいな」ぎゅっ

凛「へっ?安い宿に泊まるのが嬉しいの?それに、急に抱きつくなんてどうしにゃー?」

花陽「えっ…急に抱きついちゃだめ?」
12: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:25:21.24 ID:XQu/8ZEH0.net
凛「まさか!どんとこいにゃ!だってかよちんのことだーいすきだもーん」


ギョエェェェェェ!!!

凛・花陽「へっ!?」

ボトッ!

花陽「ひぃぃっ!」
凛「な、なんにゃ!鳥みたいな魔物が空から降ってきたにゃ!」

ジャラジャラジャラー

凛「お金も降ってきたにゃ…しかもけっこう高額だよ!これで高い宿に泊まれるよ!」

花陽「やったね!凛ちゃん!」
凛「ちょっと豪華な宿屋を探すにゃー」


あったよ!

凛「ベッドはツインで」キリッ

花陽「えっ…ダブルじゃないの?」

凛「ツインだよ!凛はかよちんと同じベッドで一緒に寝るにゃー」


花陽「えぇ…」
凛「嫌…なの?」ウルウル

花陽「だって凛ちゃん寝相悪いんだもん…」

凛「大丈夫!凛は勇者だもん!寝相が悪くても大丈夫!」

花陽「うーん…(どういう意味なんだろう)」



宿屋「うるさい!さぁ!帰った帰った!」

??「無茶なお願いであることは分かっています…ですが、お願いです!」

宿屋「お金がないんだろ?…とっとと帰れ!」


凛「なんか騒がしいにゃ」

花陽「どうしたんだろう…」
13: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:30:05.07 ID:XQu/8ZEH0.net
??「布団さえ貸していただければ倉庫でもいいんです!だから泊めさせてください…お願い致します!」


宿屋「あんたもしつこいな…金がないならでてけって言ってるだろ!」


??「お金はありませんが…大切な友人が風邪を引いてしまって…お願いです!」
??「海未ちゃん…私なら大丈夫だよ…ゴホゴホッ」


宿屋「大丈夫だってよ。さぁ、帰った帰った」

海未「ことり…申し訳ありません。私が不甲斐ないばっかりに…」

ことり「ううん…こんな大事な時に風邪ひいちゃった私が悪いんだもん…だから謝らないで…ゲホッ、ゴホッ!」


海未「ことり!…大丈夫ですか?」

宿屋「商売の邪魔だ。さっさと帰れ!」


ことり「海未ちゃん…いこう」

海未「…本当……本当に申し訳ありません…」


ことり「ううん…海未ちゃんは悪くないよ。だから謝らないで」
海未「本当に…ごめんなさい…」

ことり「海未ちゃん…」


花陽「凛ちゃん…あのね!」


凛「大丈夫。分かってるにゃ」
花陽「凛ちゃん…!」


凛「おじちゃん!あの子達のお部屋もお願い」

海未・ことり「えっ…」


宿屋「い…いいんですか勇者さん?こんな薄汚いカッコのどこの馬の骨か分かんないような連中に無駄金使うことないですよ」ニヤニヤ

凛「…ふーん」

花陽「むっ…。ねぇ、凛ちゃん…あのね」
14: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:32:24.56 ID:XQu/8ZEH0.net
凛「大丈夫にゃ。凛もかよちんと同じ気持ちだよ」
花陽「凛ちゃん…」


凛「そうだね。やっぱやめるにゃ」
宿屋「ですよね?じゃあお連れさんもこちらへ」


凛「もっと感じのいい店員さんがいる宿屋に泊まるにゃ」

宿屋「なっ!」



花陽「体の具合は大丈夫ですか?さぁ、私たちと一緒に行きましょう」

海未「いいのですか…?」
凛「もちろんにゃー」

ことり「あっ…ありがとうござい…」ふらふらバタン


海未「ことり!!」
花陽「ひどい熱…早く宿屋に!」
凛「うん!」


感じのいい宿屋だよ!


花陽「…ふぅ」
海未「あの…ことりは!」

花陽「大丈夫ですよ。今は薬を飲んでぐっすり眠っています。明日になったら治ってると思うけど…」


海未「そうですか…良かった。本当に良かった…」

凛「凛も嬉しいにゃー」

海未「勇者様…あの…なんとお礼を言っていいか…」

凛「勇者様だって!凛、勇者に見えるのかな?」

花陽「うん!凛ちゃんはどこからどうみても可愛い勇者様だよ!」


凛「か…可愛いは嘘だよ…」テレテレ
花陽「ふふっ、可愛いよ」にこっ
15: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:34:59.23 ID:XQu/8ZEH0.net
海未「あ…あの…勇者様と魔法使いのお方は…」

凛「ちょっ、それ…さっきからくすぐったいにゃ。凛でいいよ!凛はね、星空凛。こっちは魔法使いのかよちんこと小泉花陽ちゃんにゃー」

花陽「はじめまして。」にこっ


海未「はい…初めてまして。私の名前は園田海未。こんな格好ですが…戦士のはしくれです」

凛「戦士なの!?たしかに強そうにゃ…」
花陽「では…あちらの方も…」


海未「えぇ、南ことり…。ことりは賢者です」


凛・花陽「賢者!?」

凛「賢者といえばやっぱりあれ!ってことは、ことりちゃんの正体は…ハリーポッ…」

海未「いいえ、違います」


凛・花陽「え?」

海未「違います…。それに、あの方自身は賢者ではなく魔法使いじゃ…と、とにかく!」


海未「じつは、私達は魔王を倒すため旅をしていました」

凛「え!凛たちもだよ!」
花陽「一緒だね!」


海未「そうですね」にこっ


海未「ですが…状況が変わってしまった」

花陽「えっ…変わったって…?」


海未「あなた達も感じているはずです。魔王の…魔物たちの変化に…」

凛「変化…?」


海未「ある日突然…私達の攻撃がすべてが効かなくなってしまった」

凛「えぇ!?」
16: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:38:16.16 ID:XQu/8ZEH0.net
海未「まるで力を失ってしまったように…何度切りつけても、何度も魔法を使って闘っても…蚊に刺された程度のダメージすら与える事ができない」

花陽「そんな…」

海未「魔物を倒し、経験した値を受け取りレベルアップを重ねお金も手にする…それがこの世界のシステムのはず」

海未「ですが自分たちの攻撃すべてが効かなくなってしまった。魔物が倒せなければ強くなることもお金を手にすることもできない…」


海未「なんとかやりくりしていたのですが…所持金も底をついてしまって…まともな食事もできず遂にことりが体調を崩してしまったのです…」


花陽「そんなことがあったんですね…」

海未「えっ…ご存知ないのですか?あなた達も同じなのでは…」


凛「凛達はね、倒してるよ」
海未「…えっ?倒してるって…まさか、魔物をですか?」


凛「うん。なんかね、魔物がやられていくんだにゃー」

海未「それは一体どうやって!」

凛「うーん…」

花陽「いつも普通にしてるだけなんだけど…やっつけちゃってるよ」


海未「えっ…普通にしているだけなのですか?」

凛「うん。しいていうなら…ママからもらった魔王なんかひとつきで倒せる勇者の剣を持っているってことかにゃ?」

花陽「使ってはいません!持っていただけです!」


海未「それは伝説の剣…さすが勇者様…お見それいたしました!」

凛「だから凛でいいにゃー」
18: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:40:59.95 ID:XQu/8ZEH0.net
海未「あの…お願いです!こんな事を言える立場ではありませんが…どうか…私達に力を貸してください!」

凛「うん、いいよ」
海未「すぐ承諾してくれるのですか?」

凛「うん!」
花陽「ふふっ、さすが凛ちゃん!」


凛「えへへー。で、お願いってなーに?」

海未「実は…助けてほしい人がいるんです」

凛「うん。どんな人?」


海未「私達の大切な人が囚われてしまって…だから…穂乃果を、助けてほしいのです!」






海未「では…行きますよ、凛」
凛「うん!」

花陽「本当に大丈夫…?まだ休んでた方がいいんじゃ…」

ことり「ううん。私も穂乃果ちゃんを助けたい…それに、すっかり良くなったもん!」にこっ


ことり「ふたりのお陰だよ」

凛「てへてへー。褒められたにゃー」

花陽「よかったね、凛ちゃん!」


海未「皆、無理は禁物です。何かあったらすぐにいってください。いいですね?」


ことり「うん!」
海未「では行きましょう!穂乃果が囚われている谷風の山奥に!」


凛・花陽「おー!」

凛「もちろん、かよちんと手をつないで向かうにゃー」

花陽「うんっ」
19: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:44:07.89 ID:XQu/8ZEH0.net
ことり「2人はとっても仲良しなんだね」にこっ

凛「うん!」

ことり「ふふっ、かわいい!」

海未「(しかし…この子達が本当に魔物を倒せるというのでしょうか…)」


凛「じゃあいくにゃ!」
海未「は…はい…」



穂乃果を助けに行くよ!



魔物「シャァァ!!!」

凛「魔物が出たにゃ!」

海未「花陽とことりは下がっていてください!」


ことり「えっ…」
花陽「けど…!」

海未「きついことを言うようですが、今のあなた達ではまともに魔物とやりあえません!下がっていてください!」

ことり「けど…私だって魔法で闘えるよ!」

花陽「私は…うぅ、何もできません…ごめんなさい…」

花陽「けど、とてつもなく美味しいお米の炊き方なら知っています!…って、まったく役に立たないよね?ごめんなさい…」


凛「謝らなくていいよ!かよちんは頑張ってるもん!」

花陽「凛ちゃん…」


海未「凛!隙だらけですよ!ここは戦場です。会話を楽しむ暇などありません、隙を見せたら一瞬で…」



魔物「シャァァァ…」

海未「(何故…魔物は黙ってみているのですか?)」


魔物「シャァァァァ…しゃしゃっ♪シャァァァァ…」

海未「照れている…?いや、喜んでいる…?」

海未「とにかく…いきます!はぁっ!!」

ーーガシンッ!
20: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:47:10.17 ID:XQu/8ZEH0.net
魔物「シャァァァ」


海未「くっ…やはり、まったく効いていません」

凛「じゃあ凛が行くにゃ!レベル上げしなくても魔王をひとつきで倒せる最強の剣で一網打尽にゃあ!」

花陽「凛ちゃん、待って!」

凛「ううん、凛は勇者にゃ…いかなる危険にも全力で立ち向かっていくにゃ!」


凛「はぁぁぁぁ!!」
花陽「凛ちゃん…だめっ!!」ぎゅっ


凛「かよちん離すにゃ!あとでね!そういうことはあとでのお楽しみにゃ!」

花陽「えっ?あとでなの…うん。じゃなくて!凛ちゃん大変!」
凛「どうしたにゃ!」


花陽「寝癖が…」
凛「にゃぁ!?凛としたことが…恥ずかしぃ…」

花陽「ふふっ、恥ずかしがってる凛ちゃんかわいい」
凛「うぅ…。ねぇ、寝癖だらけの凛も好き?」

花陽「うん!大好き!」


魔物「ギョィァァァァ!!」バコーンっ!


海未・ことり「嘘っ…」

花陽「あっ、爆発しちゃった」

凛「ね?いつもこんな感じで知らない間にやっつけちゃうの」
花陽「普通にしてるだけなんだよ?不思議だよね」
凛「ねー」


海未「私達があらゆる手段を使っても一匹も倒すことの出来なかった魔物をいとも簡単に…」

ことり「どんな力を使ったの!お願い、教えて!」


花陽「だから…普通にしてるだけで…」
凛「やっぱりこの剣なのかなー。すごいキラキラしてるし」

海未「…何故。」

ことり「分からないけど…これだけは分かっちゃった。凛ちゃんと花陽ちゃんと一緒にいれば穂乃果ちゃんを助け出せるよ!」


海未「ことり…」
凛「そうにゃ!1秒でも早く助け出すにゃ!」

海未「では急ぎましょう!」
21: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:49:16.95 ID:XQu/8ZEH0.net
急いだよ!

凛「ふぅー、なんとか穂乃果ちゃんって子が囚われている谷風の場所にきたにゃー」

ことり「すごいよ凛ちゃん!私達が何度もチャレンジしたのにここまで来ることができなかったんだよ!」

花陽「ふふっ、さすが勇者様だね!凛ちゃんっ」
凛「てへてへ。照れるにゃー」 


海未「(何故…あなたは手を出さずいとも簡単に魔物を倒すことができるのですか?)」


海未「と、とにかく…あの山のてっぺんまで行きましょう。そこに穂乃果がいるはずです!」

凛「うん!あと少しだよ!みんなでがんばるにゃー」

ことり「おー!」
花陽「(そもそもどうして穂乃果ちゃんは囚われの身になったんだろう…)」


花陽「聞くの忘れてた…えへっ」

海未「もう少しです穂乃果…私は…あなたを助けることが…待っていてください。穂乃果!」

花陽「けど…いいよね。人助けなんだもん!」



とにかく魔物がうじゃうじゃいるよ!


ーーガシンッ!

魔物「うへへへへへー」
海未「ぐっ!やはりここでもこちらの攻撃はまったく効きません…」

ことり「私も魔法で応戦するよ!はぁぁ!」


ーーダンッ!

魔物「ふんっ!うげげげげー!」

ことり「ぐぅぅ…やっぱり効いてない!」


凛「じゃあ凛が勇者の剣でひとつきにゃ!」

花陽「と、その前に!」
凛「にゃー?」
22: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:51:27.84 ID:XQu/8ZEH0.net
花陽「凛ちゃんの髪の毛をといであげるね」


海未「そんな暇はありません!これは命のやりとりなのですよ!」

ことり「待って海未ちゃん!…何か分かるかも」


海未「ですが…」
ことり「私達にはない…二人が持っている特別な力が何なのか…」

海未「……」



凛「まだ寝癖??うぅ…恥ずかしいにゃー。凛、だらしない子に見えたかな?」

花陽「そんなことないよ!もう…こんな事で落ち込んだら駄目だよ」

凛「だって…」
花陽「それに、凛ちゃんなら、だらしなくても大好きだから」

凛「かよちん…」


魔物「ギャァァァ!!!」バコーン


花陽・凛「あれ?」

海未「またですか…!?」
ことり「どうして…2人は普通にしていただけなのに!」


海未「とにかく…2人の力もあって所持金も私達のレベルも上がっています。」

ことり「うん!もっと急ごう!」


もっと急いだらいだらついたよ!


海未「穂乃果っー!」
ことり「ほのかちゃーん!」


穂乃果「…うぅ」

海未「穂乃果っ!」
ことり「穂乃果ちゃんっ!?」
23: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:54:54.02 ID:XQu/8ZEH0.net
花陽「よかった!無事でした!」
凛「やったにゃー!」


穂乃果「…あれ?海未ちゃんにことりちゃん…どうしたの!?」

海未「あなたを助けに来たのです!」
穂乃果「そうなの…!?」

ことり「穂乃果ちゃん…三人でまた旅にでよう?ね…?」


穂乃果「それは…できないよ!」プイッ!


凛「なっ!?それはどうしてにゃ!」

穂乃果「あれ?あなた…誰?」


凛「星空凛は勇者である。」

穂乃果「勇者…!?まさか、伝説の勇者ってあなたのことなの?」


凛「かよちん!凛、有名人!有名人だよ!」
花陽「ふふっ、本当だね」にこっ


花陽「あっ…私の名前は小泉花陽です。魔法を使えない魔法使いです!よろしくお願いします!」


穂乃果「うん、よろしく…けど、勇者様が来ても穂乃果の気持ちは変わらないよ」

海未「やはり…」
ことり「穂乃果ちゃんはそっちを選ぶんだね…」

花陽「えっ…。どういうことなの?2人は知ってたの?」

凛「そもそも穂乃果ちゃんって子はどうしてこんな山奥にいるんだにゃ!囚われてるって話じゃなかったの?」


海未「それは…」
花陽「嘘…だったの?」

ことり「違うの!嘘じゃないの…穂乃果ちゃんは…」

穂乃果「…また来たっ!」

凛「まさか…魔物かにゃ!」
花陽「きゃあ!」
凛「かよちんは凛の後ろに隠れるにゃ!」
24: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 01:58:55.30 ID:XQu/8ZEH0.net
凛「絶対にやっつけてやるにゃぁぁぁ!!!」


穂乃果「雨…やめぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」


花陽・凛「えぇぇぇぇぇぇ!!!」


穂乃果「…ふぅ。これでよし」

海未「毎度ながらお見事です。穂乃果」
ことり「さすが穂乃果ちゃん!」


凛「どうしよう…凛たち完全な迷子にゃ」
花陽「話が全く見えません!」


穂乃果「私は高坂穂乃果。こうみえても、武道家なんだよ。」

凛「武道家!?すごいにゃ…」

穂乃果「すごくないよ…今じゃ、ランクが下の魔物も倒すことができない。武道家と名乗るのも恥ずかしいくらいだよ」


ことり「そんなことないよ!だって…私達も…」
穂乃果「けど、こんな穂乃果にもできることがあるんだ」


花陽「それは…」

海未「穂乃果には天気を操ることができるのです」

花陽・凛「えぇ!!」
凛「すごいにゃ…」

穂乃果「そう?操るって言っても、天気を雨から晴れに変えることしかできないけど…」


海未「2人は、魔王に数人の手下がいることはご存知でしょうか」


凛「しりません!」
花陽「同じく知りません!」
25: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:03:13.82 ID:XQu/8ZEH0.net
ことり「各地に魔王の手下…つまり、ボスっぽい人たちがいてね。で…ここの近くに生息しているボスっぽい手下の力が天気を操ることなの」

穂乃果「その日の気分でいろんな町に雨を降らせて…村人達を困らせてるんだよ」


凛「そうだったの?知らなかったにゃ…そんなこと、絶対に許せないにゃ!」

花陽「雨ばかりだと作物も育たない…なんてひどいことを!」


穂乃果「ここにいるとね、どこに雨を降らせても防ぐことができるんだ。もう…穂乃果はこんな事でしか人を救うことができない」

穂乃果「だから、ここから離れるつもりはないよ!」


海未「ですが…あなたひとりでいるのは危険です!」

ことり「そうだよ!いつ、ここにそのボスっぽい手下が襲ってくるかもわからないのに…」


穂乃果「その時は…その時だよ」

海未「穂乃果っ!」
ことり「じゃあ私も残る!ここにいる!」


穂乃果「ダメだよ!ここにいたら…いつボスっぽい手下が襲ってくるか…」

ことり「それ、私と同じ事言ってるよ」
穂乃果「あっ…」

海未「私達はいつも一緒でした。これからもずっと…それは変わりません」


穂乃果「…いいの?」

海未「もちろん。例え何があろうとも、あなたとなら本望です」

ことり「私もだよ!穂乃果ちゃん!」


穂乃果「海未ちゃん…ことりちゃん!本当はひとりで寂しかったんだよぉぉぉ!」

海未「早く言えばいいものを…」
ことり「水くさいよ、穂乃果ちゃん」
26: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:07:47.06 ID:XQu/8ZEH0.net
そんなこんなで!


海未「私達はここに残る事にしました」

ことり「ここまで来れたのも2人のおかげだよ。本当にありがとうね、凛ちゃん、花陽ちゃん」


花陽「お礼はまだ早いんじゃないかな?」
凛「そうにゃー」

穂乃果「えっ…?」


凛「みんなで天気を操るボスっぽい手下を倒しに行けばいいにゃ!!」

花陽「うん。そうしたら全部解決だよ」にこっ


穂乃果「そうだけど…それができないから!」

海未「待ってください穂乃果…」
ことり「うん、今ならできるかもしれない…」

穂乃果「えっ…どうやって?だって、私達の攻撃が全部効かないんだよ?」


海未「はい。ですが…今は違います」


凛「凛がいるにゃ」にこっ

穂乃果「勇者様…」

凛「だから、凛でいいにゃー」
27: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:11:13.80 ID:XQu/8ZEH0.net
ボスっぽい手下がいる所だよ!


手下「な…なんだ貴様ら!」

凛「倒しにきたにゃ!」


手下「なにっ…!?馬鹿も休み休み言って欲しいもんだな」


凛「馬鹿って言われた…」
花陽「大丈夫!凛ちゃんは馬鹿じゃないよ!」


ことり「穂乃果ちゃんも違うよ!」
穂乃果「えっ…私、何も言ってないけど…」

ことり「えっ?えーっと…」
海未「とにかく、ことりと花陽は安全な場所に隠れていてください」


ことり「私も戦うよ!」

花陽「私は…うぅ、ごめんなさい…何もできないお邪魔虫で…」


凛「お邪魔虫じゃないよ!かよちんに何かあったら生きていけないにゃ…だから、安全な場所で隠れてて。そこで、凛達の応援をしてて欲しいにゃ」

花陽「応援だけでいいの…?」

凛「うん。かよちんの応援があれば、なんだってできる気がするにゃ。」


海未「ことりは花陽のそばにいてあげてください。」
凛「凛からもお願いするにゃ。かよちんを守ってほしいにゃ!」


ことり「うん、わかった…!」
穂乃果「私達がピンチになったら後ろから助けてね!」

ことり「うん!」
花陽「じゃあみんな…がんばって!」

凛・海未・穂乃果「うん!」
28: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:13:51.71 ID:XQu/8ZEH0.net
手下「(じーっ…)むふっ…むふふふ。じゅるり」


凛「にゃ?」

手下「お…おっとあぶない。爆発しかけた…じゅるり」

手下「さぁ、かかってこい」

凛「ふんっ!言われなくてもそうするにゃ!」

海未「いきます!」
穂乃果「うん!」


海未「まずは私から…はぁっ!!」

ーーガシンッ!

海未「っ…やはり」
手下「効かぬわ!!…はぁっ!」

ーードゴッ!

海未「うっ…!」

凛「海未ちゃん…!」
海未「へ、平気です…っ!」

穂乃果「ぐぅぅ…海未ちゃんの仇!!」


穂乃果「はぁっ!、やぁっ!!」

ーードゴッ!バコッ!


手下「…ふんっ!」

ーードカッ!

穂乃果「くっ!」


凛「穂乃果ちゃん…!うぅぅ…」
ことり「穂乃果ちゃん!海未ちゃん!」


手下「その程度か…ふっ。その程度で勝てると思うなよ!」


凛「うぅ…」
手下「残るはお前だけか…」


凛「だ、大丈夫…凛には…凛には…」

手下「その剣は…まさか!」
29: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:16:00.55 ID:XQu/8ZEH0.net
凛「凛にはひとつきで倒せる勇者の剣があるにゃぁぁぁ!!」

手下「させるかぁぁぁぁぁ!!!」


ーードガッ!!

凛「っぐ!」


手下「ふんっ!」

ーーガシンッ!


凛「ぐっ…凛は勇者なのに剣を魔物に当てることもできない…の?」

手下「ふんっ!雑魚が…くらえ!」

ーードガッ!

凛「うっ…くわぁ…」バタッ


花陽「凛ちゃんっ!!」

ことり「花陽ちゃん…駄目!」ガシッ!


花陽「やっ…ことりちゃん離して!凛ちゃんが…凛ちゃんが!」

ことり「大丈夫。花陽ちゃんはここで隠れてて。必ず私がなんとかするから」

花陽「ううん、私もいく!」

ことり「私は魔法が使える。けど花陽ちゃんは…?」


花陽「それは…」
ことり「私に任せて」

花陽「…うん!ことりちゃんも気をつけて!」

ことり「うん!」


花陽「うぅ…みんな…お願い!無事でいて!」
30: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:17:51.47 ID:XQu/8ZEH0.net
手下「ふんっ、他愛もない」


海未「ぐっ…穂乃果…凛…無事ですか…?」

穂乃果「う、うん…なんとか……」

凛「……」


穂乃果「けど…凛ちゃんが…」
海未「大丈夫。気を失っているだけです。ですが…頼みの綱の凛がいないとなると…」


穂乃果「海未ちゃん…ごめんね。巻き込んじゃって…」ぎゅっ
海未「何を言っているんですか。私達はずっと一緒です」

穂乃果「海未ちゃん…」

待って!


ことり「私も戦う!」ぎゅっ

穂乃果「ことりちゃん!それ…」
ことり「凛ちゃん…勇者の剣…ちょっと借りるね」



海未「ことり…何をするつもりですか!」

ことり「海未ちゃん、受け取って!」


がしっ!

海未「…なるほど。確かに、剣士としての経験は私の方が上。凛…この剣…一旦借ります!」


海未「この剣なら…いける!…では、いきます!」

手下「させるかぁぁ!」

穂乃果「はぁぁぁぁぁ!!!」
手下「なっ…離せ!」

ことり「魔法で穂乃果ちゃんの力を強くしたよ!」

穂乃果「ありがとう!ことりちゃん!…絶対に離さない!」


海未「くらえ…みんなの思い!!」

手下「う…うわぁぁぁぁぁぁ!!!」
31: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:19:48.19 ID:XQu/8ZEH0.net
ーーーガシィィィン!!!

手下「なーんちゃって」


海未「なっ…!!」
ことり「そんな…」

穂乃果「効かないなんて…!」


手下「甘いんだよぉぉぉ!!!」


ーーーバコォォォン!!!

海未・ことり・穂乃果「あぁぁっ!」


手下「…ふんっ、揃いも揃ってザコめが」


海未「そんな…ここまできて…うっ」

穂乃果「みんな…ごめん…」

ことり「謝らないでよ!うっ…穂乃果ちゃんが…悪いんじゃないもん…」


手下「さぁ、とどめだ…くらえ!」


凛「…(そんなこのさせない)」

凛「うごっ…け…凛のからだっ……動けぇぇ!!」


手下「なにっ!」

凛「っ…はぁ、はぁ……」

海未「り…凛…!」

凛「これ…返してもらうにゃ…はぁはぁ」フラフラ


海未「凛…無茶です!その体ではあなたの命が…」

凛「気分で天気を操ってみんなを苦しめる…許せないにゃ…そんな奴に、凛は負けない!!」


凛「かかってくるにゃ!」
32: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:22:24.95 ID:XQu/8ZEH0.net
穂乃果「凛ちゃん…駄目だよ!逃げて!」

手下「じゃあこちらからいこう…はぁぁ!!」


凛「…(目が…霞む…凛、しっかりするにゃ!)」

凛「みんなを…守るにゃぁぁ!」


ダッダッダッダッダッ…


花陽「だめぇぇぇ!!!」
凛「えっ…」

ことり「花陽ちゃん!」


手下「ふんっ、またザコか。くらえ!」

花陽「凛ちゃん…やめて!!」ぎゅっ


手下「………。」

穂乃果「あれ…手下が固まってる?」


凛「かよちん…離すにゃ。凛はあいつを倒すにゃ」

花陽「こんなにフラフラなのに…無理だよ」


凛「無理じゃない…凛は勇者にゃ!だから、命をかけてみんなを守るにゃ!」


花陽「凛ちゃんは勇者である前に凛ちゃんだよ!凛ちゃんは…普通の女の子なんだよ…?」


花陽「可愛いくて…優しくて…誰よりも女の子っぽい…花陽が大好きな凛ちゃんだよ!」


手下「うっ…」ガクッ

手下「や…やめろ…ぐぅぅ…」




穂乃果「苦しんでる…どうして!?」
海未「分かりません…一体…何故!」
33: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:25:09.78 ID:XQu/8ZEH0.net
花陽「大好き…だから、凛ちゃんを失いたくない…」ぎゅっ

凛「かよちん…」


手下「やめ…やめてくれっ!そんな…これ以上は…」



凛「どうしよう…なんか凛、こんな状況なのに今ものすごいかよちんにキスしたいにゃ」

花陽「へっ!?…もう、凛ちゃんってば……うん。少しだけだよ?」


手下「耐えられないだろぉぉぉ!!!!!」


ーーーバッコーン!!


凛・花陽「あ、あれ?」


凛「凛…何かしたかな?」

花陽「うーん…あっ!みんなの攻撃が今になって効いてきたとか?」


凛「なるほど!」

花陽「ふふっ、解決だね」
凛「うん!」

花陽「ボスっぽい手下も倒せたし…凛ちゃんもみんなも無事だし…本当によかった…」

凛「心配かけてごめんね。かよちん」


花陽「ううん…いいの。だから…ね?」

凛「う、うん…なんか急に恥ずかしくなってきたにゃ」

花陽「えっ…じゃあしてくれないの?」

凛「そんなはずないよ!じゃあ…目をつぶってください」

花陽「うん。」
凛「えーっと…照れるにゃ」

花陽「ふふっ、かわいいよ凛ちゃん」
凛「むー…」


穂乃果「あのー…ごめん二人とも」
34: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:26:53.56 ID:XQu/8ZEH0.net
穂乃果「あのね…お楽しみのとこ悪いんだけど…早く帰らない?」

ことり「ごめんね…海未ちゃんも穂乃果ちゃんもダメージが大きくて…」
海未「うぅ…は、恥ずかしいです…」


花陽「あー…あはっ」
凛「ご、ごめん…じゃあみんなで一緒に宿屋に戻るにゃー」

ことり「私に任せて!せーのっ!」



ことりちゃんの魔法で宿屋に戻ったよ!

そんなこんなで次の日だよ!


穂乃果「やっぱり穂乃果たちの力じゃ魔物すら倒せないね…」

ことり「うん…凛ちゃんの剣を借りれば魔物に勝てると思ったんだけど…」

海未「剣の力だと思ったのですが…やはり、見当違いだったようですね…」


穂乃果「やっぱり…勇者様じゃないと魔物も魔王も倒せないんだね…」

海未「悔しいですが…私達には不可能のようです」

ことり「一体…どんな力が働いて倒せてるんだろう」



凛「魔物にゃ!」
花陽「きゃあ!」

凛「かよちん…凛の後ろに!」

花陽「うん!頑張ってね凛ちゃん。倒したらまた美味しいラーメン食べに行こうね」


凛「本当に!?やったにゃー!かよちん大好き!」

魔物「ギャァァァァ!」

花陽「わぁ!もう倒しちゃった。さすが凛ちゃん」
凛「えへへー」


ことり「どうしてだろ…」
穂乃果「今もこの前もずっと普通にしてただけなのに」
海未「見当もつきません」

ことり・穂乃果・海未「うーん…」
35: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:32:16.32 ID:XQu/8ZEH0.net
そんなこんなで!

凛「うぅ…さみしいよ」

花陽「目的は一緒のはずです。みんなで一緒に旅に出ませんか?」


海未「いいえ、私達がいても足手まといになるだけですから」

ことり「魔物は倒せないけど…悪いことをする人たちをこらしめることはできるから」

穂乃果「しばらくは街の治安をよくするために戦うよ!」


凛「うん…」

穂乃果「そんな顔しないで。ほら、これ」
花陽「えっ…」


ことり「勇者様と仲間たちでLINEのグループを作ったよ」
海未「何かあったら教えてください。すぐに飛んでいきます」

ことり「私の瞬間移動っぽい魔法でね!」
海未「あなた達がいなければ今私達はここにいません。本当にありがとう…最高の仲間に出会えて幸せです」


凛「えへへー照れるにゃー」

花陽「じゃあ…みんな、元気でね!」


穂乃果「二人も気をつけてね!」
ことり「本当にありがとう!元気でねー!」
海未「必ずまた…どこかで!」


凛「うん!またね!」
花陽「みんなもお体に気をつけてねー!」
36: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ (ワッチョイW 4860-1kJ5) 2015/12/27(日) 02:34:26.28 ID:XQu/8ZEH0.net
まぁなんやらかんやらあって!



凛「ねぇ、これって仲間が増えたってことだよね?戦士に武道家に賢者の石でしょ?すごい!増えたね!」


花陽「うん。また、次の街でも新しい出会いがあるかもね。魔王もその手下も…まだまだいるみたいだから頑張らないと!」


凛「うん!みーんな凛たちが全部やっつけちゃうよ!」

花陽「そうだね。全部やっつけちゃおう!」


凛「少し不安だけど…かよちんと穂乃果ちゃん達がいれば大丈夫にゃ!」

花陽「うん!次はどんな出会いが待ってるかな…楽しみだね!」

凛「にゃー」



そんなこんなでね


凛「また魔物が出たにゃ!」

魔物「シャァァァァ!!」


凛「かよちん…凛の後ろへ!」
花陽「はい!」


凛「…」
花陽「ん?どうしたの?」

凛「ラーメン…」
花陽「うん。倒したらまた一緒にラーメン食べようね」にこっ


凛「わーい!かよちん大好きー」

花陽「うん、花陽も凛ちゃんが大好きだよ」


魔物「ウゲャァァァ!!」バコーン!

凛・花陽「あれ?」


第1章  おしまい
2: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 15:29:43.33 ID:AcvOpROH.net
ずいぶん間があいたけど、魔物も手下もたくさんいるよ!


凛「ちょっと変な匂いのするビームで村の人たちをネガティブにしたこと…絶対に許さないにゃ!」にこにこ


手下「ふんっしるか!(しかし…な、なんだ…まだ出会ったばかりなのに既にHPが半分以上減ったようなこのダメージ感は)」


手下「貴様…一体何をした!っていうか、なにさっきから笑ってるんだ!」


凛「えっ?凛はまだ何もしてないよ?」にこにこ

花陽「ふふっ、凛ちゃん顔がにやけてるよ」にこにこ


凛「だって!勝負に勝ったらかよちんが特別なおにぎりを握ってくれるって言うから楽しみで楽しみで」にこにこ

花陽「うんっ!凛ちゃんのためにすーっごく美味しいおにぎり握っちゃうね」にこにこ


手下「や…やめろ!」


凛「どんな具のおにぎりなの?」

花陽「んー…」

凛「じゃあ凛が当てちゃうにゃー!えーっと…梅おにぎり?」

花陽「ぶっぶー!ざんねーん。はずれだよ」にこにこ

凛「もしかして…しゃけ?シャケは嫌いにゃ!!」
花陽「それもはずれ」


凛「ほっ…」
花陽「けど、好き嫌いはよくないよっ!凛ちゃん…めっ!」

凛「うぅぅ…だってぇ…」

手下「よ…よせっ!」

※ ここから2スレ目です(管理人)

元スレ: 天の声「勇者よ…闘いの時がきた!」凛「zzzzzz…にゃ?」2

3: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 15:31:14.48 ID:AcvOpROH.net
花陽「じゃあヒントをあげるね。凛ちゃんの好きな…」


凛「ラーメン!」

花陽「あぁ!惜しい!ラーメンに入ってる…?」

凛「はぁっ!?…もしかして…チャーシュー?いや、メンマにコーン…ワカメに…分かった!煮卵!」

花陽「ふふっ、正解は…食べてからのお楽しみね」にこにこ

凛「じらされたにゃー…よーし!たくさん食べられるように少し運動しておくにゃー」


凛「無意味に剣をブンブン振っちゃうにゃ」

手下「やめろ…こ、これ以上は…!」



花陽「(じーっ…)」

凛「どうしたの?」ブンブン

花陽「うん!凛ちゃん…一段と勇者様になってきたなーって」にこにこ

凛「えっ…本当?ねぇ…勇者な凛のことも…すき?」
花陽「うん!どんな凛ちゃんでも大好き」


手下「キィュァァァァァァァ!!!」バコーン


凛「あれー?」ブンブン

花陽「まだ何もしてないのに…もしかして!伝説の剣だから素振りしてるだけでもダメージを与えられるのかも!」


凛「すごいにゃ…」

花陽「じゃあ、戻っておにぎり食べようか」

凛「うん!」
4: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 15:32:25.34 ID:AcvOpROH.net
ーーーガタガタッ


凛「なんの音にゃ!?」
花陽「凛ちゃん…?」


凛「今…何か音が…」キョロキョロ

花陽「気のせいじゃないかな…?ねっ?そうだよきっと」


凛「…うん。そうだね…きっと気のせいだよ…うん」

花陽「うん!じゃあ、宿屋さんに戻ろっか」

凛「違うよ!かよちんと仲良く手をつないで宿屋さんに戻るにゃー」

花陽「うん!」



宿屋に戻ったよ!おにぎりだよ!


凛「はっ!やっぱり煮卵にゃ!」

花陽「凛ちゃん大正解!はい、正解した凛ちゃんにはおまけのスペシャルおにぎりをプレゼント」

凛「わーいわーい」

花陽「ふふっ(凛ちゃん可愛い!あーもう可愛い!)」



凛「はむっ!もぐもぐ…」


凛「お…美味しい…」
花陽「本当に?花陽、すごく嬉しいな」にこにこ
5: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 15:37:44.72 ID:AcvOpROH.net
花陽「たくさんあるからね」
凛「うん!」

コンコン

凛「にゃ?」

??『勇者様…手下っぽいボスを2人も倒して頂いたとか。是非、お礼をさせていただきたいのですが…」


??『開けて頂けませんか?』


花陽「お礼なんていいのに…どうする?凛ちゃん?」

凛「うん。お礼はいらないにゃー」

??『ですが…私の気が済みません。住民を代表してお礼させてください。是非…お礼の言葉だけでも受け取ってくれませんか?」


凛「んー…(なんか怪しくない?)」

花陽「凛ちゃん…?」


凛「かよちん…ごめん、ベッドの下に隠れてて」にこっ

花陽「えっ…」
凛「念のためにゃ。…ね?」


花陽「うん…」ぎゅっ
凛「大丈夫!凛は平気だから」


花陽「うん…気をつけてね」

凛「分かってるにゃー」
6: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 15:42:38.32 ID:AcvOpROH.net
隠れたよ!

凛「うん…これでかよちんは大丈夫。よーし…ふぅ」


凛「いま…開けます」

ーーーガチャ


凛「はーい…」

凛「にゃっ!(綺麗な人…びっくりするほど賢そうで、息を呑むほど可愛い人にゃ!)」

??「勇者様…ありがとうございました。こちらは私たちの気持ちです」


凛「いえ…別にお礼が欲しくてやっつけたんじゃないので。結構ですよ」にこっ

凛「オコトワリシマス」



??「ですが…」

凛「その言葉だけで十分です。こちらこそご丁寧にありがとうございました。」ペコリ


??「では…中身だけでも見てもらえませんか?」

凛「…えっ?」
??「箱の中身がなんなのか…じっくりみてください」

パカーッ!

凛「な、なんにゃこの光っ!目…目が…」ゴシゴシ
7: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 15:45:44.03 ID:AcvOpROH.net
??「ふふっ…ごめんなさいね」

ーードカッ!


凛「わぁっ!…っ」

花陽「凛ちゃん…!」


凛「かよ…ち……」ガクッ

花陽「凛ちゃん…!…あなた、一体何者ですか!」

??「ふふっ、悪気はないの。ごめんなさい…けれど、これは貰っていくわ」



花陽「それは…凛ちゃんの勇者の剣!」


??「では、失礼するわ」

花陽「待って!!」

花陽「凛ちゃん…ごめんね!必ず取り返してくるからここで待ってて!」


凛「かよ……ち…だめ…うっ」
8: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 15:50:12.14 ID:AcvOpROH.net
とにかく追いかけるよ!


花陽「待ってください…!それは凛ちゃん剣です!返してください!」

??「…っく。意外としつこいわね…」

ダッダッダッダッダッ…


花陽「はぁ…ま……まってぇぇ……」

??「ごめんなさい…あなたに罪はないのだけど少し眠ってもらうわ」

花陽「まっ…てぇぇ…はぁはぁ…ピャア!」


ドテッ

花陽「うぅ…コケちゃったよぉ…」

??「……」


花陽「けど…追いかけないと…うぅ、凛ちゃんの剣が…」


??「大丈夫?」
花陽「えっ…」

??「怪我はしてないわね…良かった」
花陽「ありがとうございます…」

花陽「(うわぁ…すごく綺麗な人…とびっきり賢そうだし、とびっきり可愛い…)」


??「では、私はこれで失礼するわね」
花陽「えっ?ちょっ、待ってください!」


??「止めないで…お願い…私にはこの剣が必要なの。これさえあれば…」

花陽「…何か理由があるんですね?もしよかったら話してみてください!何か協力できるかもしれません!」
9: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 15:53:28.46 ID:AcvOpROH.net
??「結構よ。これは私の問題だから…」

花陽「けど…!!」


「シャァァァァ!!!」


花陽「きゃぁっ!」
??「ちっ…こんな時に!私の後ろに隠れて!」

花陽「は、はい…!」
??「大丈夫…これさえあれば私にも戦えるはず…」

花陽「えっ…まさか、それが目的で凛ちゃんの剣を?」


??「くらえ…はぁっ!!」


ーーガシンッ!


「シャァァァァ!!!」


??「まさか…効いてない!?」

花陽「あのね、剣の力はあるみたいなんだけど…凛ちゃんが使わないと発揮されないのかな?」


花陽「どうして凛ちゃんにだけ倒せるのか…理由はまだよく分からないんだけど…」


??「そんな…この剣でも倒すことができないなんて…」ガクッ
10: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 15:57:37.16 ID:AcvOpROH.net
花陽「大丈夫ですか!?」

??「希…ごめんなさい…私はあなたを助けてあげられない…」

花陽「のぞみ…?」

「シャァァァァ!!」


花陽「あぶないっ!」バンッ!

??「えっ…」
花陽「あぁぅっ!!」


??「えっ…助けてくれたの?」

花陽「うっ…うぅ…くっ」

??「あなた…どうして私を助けたりなんてしたのよ!」

花陽「うっ…だって…悲しい顔…してたから…うっ!」

??「しっかりして!」




凛「かよちん!!」

??「勇者様…っ!」

花陽「り…ちゃ…」

凛「かよちん!…嘘だ…しっかりしてよ!」


花陽「大丈…ぶ…」
凛「いやだよ…しっかりしてよかよちん!」

??「一旦引くわよ。…はぁっ!!」
11: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 15:59:51.90 ID:AcvOpROH.net
すごい煙だよ!


凛「ゲホッ…今度は煙にゃ…ゲホゴホッ!…あれ?凛たちがさっきまでいた宿屋さんにゃ…」


??「えぇ、瞬間移動的な魔法でここまで逃げてきたの」

花陽「うぅ…」
凛「そんなことより…かよちん、しっかりするにゃ!」

??「待ってて。今すぐ手当てしてあげるわ」


凛「触らないで!これ以上…かよちんにひどいことしたら凛は許さないにゃ!」

花陽「り…ちゃん…だめ…この人………いいひと…だから…」

凛「かよちん!」


??「ごめんなさい…すべて私の責任よ。だから、せめてその子を治療させてほしいの。…お願い!」


凛「…だったら早くしてよ。早く治してよ!」


??「えぇ…じゃあ……はぁっ!」

凛「(手が水色に光ってるにゃ…)」


花陽「んっ……んん。あれ?もう痛くない…」


凛「やった!かよちんの怪我が治った!」ぎゅっ
花陽「わわっ、凛ちゃん!」
12: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 16:00:42.72 ID:AcvOpROH.net
凛「かよちんがいなくなっちゃうかとおもったよぉー!」

花陽「もう…大げさだよ…。心配かけてごめんね」
凛「ううん!いいの…かよちんが元気なら」にこっ

花陽「あの…助けてくれてありがとうございました!」

??「お礼なんていらないわ。そもそも私のせいよ…けど良かったわ。それならもう大丈夫ね…。あと、これは返すわ」



凛「あっ…凛の剣」

??「それさえあれば魔物を倒せると思ったの…勇者様のようにね。けれど、私には無理みたい」


??「本当に…迷惑をかけてしまってごめんなさい。それでは…これで」


凛「待つにゃ」
??「…なに?」

凛「凛が手伝うにゃ」にこっ

??「えっ…」

凛「魔物を倒して助けたいひとがいるんでしょ?だったら凛が手伝うにゃ!」

??「なぜ…そこまで?」
13: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 16:01:31.93 ID:AcvOpROH.net
凛「何故…うーん。そうにゃ!かよちんを助けてくれたお礼をしないと…ねっ!」にこっ


??「勇者様…いいのですか?」


凛「うん!」


花陽「まずは、あなたの名前を教えてください。私の名前は小泉花陽。そして、星空凛ちゃん」

凛「よろしくにゃー。あなたのお名前は?」


??「私は…」

絵里「綾瀬絵里……魔法戦士よ」








絵里「ここが私達の家よ。さぁ、入って」

花陽「うん。」


凛「おじゃましまーす」
14: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 16:04:25.50 ID:AcvOpROH.net
入ったよ!


絵里「ただいま、希」

希「わーい、えりちだ!おかえり!」
絵里「えぇ、ただいま。一人で寂しくなかった?」


希「…うん。さみしくなかった…」

絵里「…ごめんなさい。寂しい思いをさせてしまって」

希「ううん…エリチ…がんばってる。だから…がまんすりゅ」

絵里「希はいい子ね…。そうだ、今日はお友達を連れてきたの」


凛「こんにちはー!」

花陽「こんにちは。初めまして…希ちゃん」にこっ



希「はじめまして…とうじょうのぞみです…」

絵里「ごめんなさい…すこし人見知りなのよ」


凛「そっか…。よろしくね、希ちゃん」なでなで

花陽「うん、上手に挨拶できたね。えらいえらい」なでなで

希「うん!…じょうずにあいさつできました!」


希「あのね…わたし…えをかいたの。」

花陽「そうなの?お姉さんに見せてくれないかな?」

希「うん!こっちだよ!」
花陽「うん!」
15: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 16:15:21.69 ID:AcvOpROH.net
凛「…ねぇ、この写真に写ってるお姉さんが希ちゃん?」


絵里「えぇ…それが本来の希の姿なの」

凛「大人っぽいね!けど、手下っぽいボスのせいで子供の姿にさせられちゃったんだね」


絵里「えぇ…。希は私を守ろうとしてあの姿に…」


絵里「あんな可愛くて…小さくてぷにぷにの姿に…」

凛「その手下っぽいボスは、体だけじゃなくて中身まで子供にするんだ…」


絵里「ええ、そうなの。けどこれだけは言わせて欲しい。決してあの姿が嫌という訳ではないの。」


絵里「むしろ大歓迎なの。そこだけは勘違いしないでほしいわ」

凛「うん。勘違いしないにゃ」


絵里「大事なことだからもう一度言わせて。むしろ大歓迎なの」


凛「うん。凛もかよちんが子供の姿でも大歓迎にゃ」


絵里「けれど…私はやっぱり…」

凛「うん…それは凛も同じ気持ちにゃ。やっぱり…いつものかよちんがいい」


凛「そっちのかよちんも好きだけど!凛も二回言っちゃうよ!そっちのかよちんも好きにゃ!」
16: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 16:18:50.34 ID:AcvOpROH.net
絵里「ねぇ、本当に希を助けてくれるの…?」

凛「勿論!希ちゃんを元の姿に戻そう!」

絵里「ありがとう…なんてお礼をすればいいか…」

凛「お礼なんていらないにゃ。って、これ二回目だね」にこにこ

絵里「えぇ…そうね」


凛「で、どうやったら元に戻るにゃ?」

絵里「すこし歩いた洞窟の奥に『魔法で小さくなった体を元どうりにする草』という草が生えているの」


絵里「その草とバニラアイスを混ぜて飲ませれば元どおりになるわ」

絵里「勘違いしないで。草を煎じて飲めば元どおりになるわ。けれどね、今の希は子供なの」


絵里「苦い薬が飲めないのよ…」


凛「なるほど…じゃあその元どおり草を取った後にコンビニに行ってくるにゃ」

絵里「そうね。けれど…簡単なことではないの。元どおり草を守っいるこは、希の体を小さくした魔王の手下なのよ」


凛「そいつを倒さないと草も取れないってことだね」

絵里「それに…その手下っぽいボスにも普通の攻撃は効かない。凛はそれでも倒せるというの?」


凛「うん!じゃあ早速行ってくるにゃ。場所を教えて」

絵里「そうね…。じゃあ案内するわ」
希「いやだ!」ぎゅっ

絵里「希…?どうしたの?」
17: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 16:23:23.05 ID:AcvOpROH.net
希「エリチはのぞみといっしょにいる!ずっとあそんでるもん!」

絵里「希…ワガママいわないで。これも仕事なのよ」

希「いやだもん…いやだ!」
絵里「希…」


凛「そういうことなら、場所だけ教えて。凛とかよちんで行ってくるにゃー」

花陽「うん!凛ちゃんと二人で行ってきます!」


絵里「えっ…けれど、これは私と希の問題。あなた達だけを危険な目に合わせることなんてできないわ」

希「…やっ!エリチといっしょにいりゅー!!」


凛「うん。絵里ちゃんと遊んでてね」

花陽「私達が希ちゃんにおみやげを買ってきてあげるから」

絵里「凛…花陽…。なんてお礼すればいいか…私…」


凛「だから、いらないよ」
花陽「ふふっ、そうだよ。」


絵里「凛…花陽…」

凛「じゃあ…行ってくるにゃ」

花陽「うん。行ってきます!希ちゃんもいい子にしてるんだよ?」

凛「帰りにバニラアイス買ってくるにゃー。」


希「うん!ありがとう!希…アイスだいしゅき!」


絵里「くれぐれも気をつけて…必ず生きて帰ってきて!」

凛「そのつもりにゃー」
花陽「じゃあ行ってきます!」
19: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 16:25:52.01 ID:AcvOpROH.net
絵里「くれぐれも気をつけるのよ!」
希「いってらっしゃーい」


凛「かよちん…いくにゃ」
花陽「うん…!」



行くよ!

凛「希ちゃんいい子だったにゃー。かよちんの子供の頃もいい子だったなー…ちょっと思い出しちゃった」

花陽「えぇ…そんなにいい子じゃなかったけど…」


「ダァァァァ!!!!」

凛「はぁ…可愛かったにゃあ…。ぷにぷにしてて可愛いかよちん…。どうしよう…大好きがとまらないにゃ」


「ギュアァァァァ!!」バコーン!

花陽「ぷにぷにって…ぶぅ。凛ちゃんひどいもん」

凛「ねぇ、今なんか音してた?」
花陽「ううん。してないよ」
凛「じゃあ気のせいにゃー」


凛「けど、勘違いしないでよ!ぷにぷに発言については凛は褒めてるにゃ!はぁ…大人になっても子供になってもかよちんへの大好きが止まらないにゃ」

「シャァァァァ!!!」

花陽「もう凛ちゃんやめてよ…照れちゃう…。あのね、花陽も凛ちゃんの大好きが止まらない…かな?うぅ恥ずかしい…」


「ギョエェェェェェ!!!」バコーン


凛「本当に?はぁ…可愛い。かよちんへの愛がますます止まらない…」


花陽「ふふっ、ありがとう」
20: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 16:28:22.26 ID:AcvOpROH.net
花陽「ねぇ、今って…何か大きな音がしてなかった?」

凛「ううん。してないにゃー」
花陽「だよね?なら、気のせいかな?」


凛「はぁ…かよちんへの大好きだけが止まらないにゃー」

花陽「私も、凛ちゃんの大好きが止まらないよ…」


凛「かよちん…」 花陽「凛ちゃん…」


「シャァァァァ…!ぎょ、ギョエェェェェェ!!!」バコーン


凛「ん?なんの音にゃ?」

花陽「う、うん…なんの音だろ…」


凛「わぁ!魔物がたくさんまっ黒焦げになってそこら辺に転がってるにゃ!」


花陽「わぁっ!えぇ…なにこれ…こわいよぉ…」

凛「大丈夫。凛がついてるよ」

花陽「凛ちゃん…」


凛「とりあえずお金も一緒に落ちてるし拾っておこうか」
花陽「そうだね」


凛「はぁ…かよちん大好き」
花陽「凛ちゃん大好き…」

「ギュエェァァァァァ!」

凛・花陽「え?」
21: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 16:31:52.71 ID:AcvOpROH.net
あっという間に洞窟の奥だよ!



凛「ボスっぽい手下め!神妙にお縄につくにゃ!」

花陽「凛ちゃん、それはちょっと意味が違うんじゃないかな?」


凛「あれー?間違えちゃったにゃー。てへてへ」

花陽「大丈夫。誰にだって間違いはあるから」

凛「うん!」


手下「誰だ貴様たちは…!まさか、俺たちの仲間を片っ端から倒してる奴ってのはお前たちかい?」

手下「だが、俺は簡単には倒せねーぜ」


花陽「凛ちゃん!睫毛がついてるよ」
凛「えぇ!?どこどこ!とってよかよちーん」


手下「ぐはぁっ!…くそっ、なんて攻撃を仕掛けてきやがる。これが伝説の勇者の力が…」


手下「だが…お前たちは俺には勝てない」

凛「ふんっ!そんなの…やってみないと分からないにゃ!」


手下「…まぁいい。最後に言っておきたい言葉はなんだ?冥土の土産に聞いてやるさ」


凛「最後に言いたい言葉なら決めてるにゃ。凛はかよちんに出会えてずーっと幸せだったよ…って」

花陽「凛ちゃん…嬉しいけど、最後の言葉なんて寂しい事言わないで。どこにもいかないで…」ぎゅっ

凛「かよちん…」ぎゅーっ


手下「ぐはっ!!」ガクッ…


手下「(これが伝説の勇者の力だというのか…)」

手下「ふっ…だが、これだけは言っておいてやろう。貴様たちはとっくに我々の弱点に気づいているかもしれない」



凛「え?」ポカーン

花陽「へっ?」ポカーン
22: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 16:35:15.48 ID:AcvOpROH.net
凛「弱点なんてあるの?なんだろ…前の日にじっくりよく眠った人間に弱いとかにゃ?」

花陽「ぬるめのお湯にじっくり浸かった人間に弱い…とかかな?」

凛・花陽「うーん…」


手下「まさか…貴様たちは我々の弱点に気づいていないのか…!?それなのにボスを2人も倒していたと?」


凛「気持ちでなんとかなったにゃー」
花陽「さすが勇者様だね」にこにこ


手下「ふんっ…なら最後に教えてやる。最大の弱点は皆同じかもしれない…だが、お前ら人間と一緒で我々にも好みがある」


手下「俺の好みじゃないんだよ…お前たちは!」


凛「ぐっ…!なんか知らないけど強そうにゃ!」

花陽「凛ちゃん…」
凛「凛は大丈夫!だから安全な場所で隠れてて」


花陽「でも…私も!」
凛「大丈夫!だから早く安全な場所へ!」


花陽「…やだ」

凛「えっ…。」

花陽「花陽も闘う!」
凛「闘うって…。駄目だよ!そんなわがまま言わないの!」

花陽「やだ!私も闘う!」

凛「闘うって…かよちんは魔法使いなのに魔法が使えないでしょ!」


花陽「それは…そうだけど…」

凛「あっ…」
23: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 16:37:56.06 ID:AcvOpROH.net
花陽「やっぱり…凛ちゃんも花陽のこと足手まといだと思ってたんだね…そうだよね?」


凛「ごめんかよちん!そういうつもりじゃないの!足手まといなんて思ってないにゃ!信じてよ!」

花陽「いいの…だって事実だもん。私は…何もできない」


花陽「ごめんね…。凛ちゃんの言う通り、向こうで隠れて応援してるね」にこっ

凛「かよちん…」


花陽「(私だけ…何もできない。海未ちゃんは戦士で穂乃果ちゃんは武道家で、ことりちゃんは賢者の石……)」


花陽「私だけ…何もない…。何もできない…ただの足手まといのお邪魔虫…」


凛「それは違うっ…。かよちん!手、かして!」

花陽「えっ…」

凛「凛…本当は怖い。だっていきなり勇者になったんだもん!それなのに魔王を倒すなんて無理だよ…。それに、かよちん言ったよね?凛は普通の女の子だって…」


花陽「…うん。言った…よ?」


凛「普通の女の子だけど…大好きなかよちんがいるから頑張れる!かよちんを守りたちから勇者にもなれる!」


花陽「えっ…本当に?」

凛「うん!本当はすごく怖いけど…。かよちんがいるから…!かよちんと一緒にいたいから…!かよちんがいるこの世界を守りたい!」


花陽「凛ちゃん…」

凛「今にも震えそうなくらい怖くてたまらないにゃ。だから、凛に力を頂戴…凛の左手をずーっと握っててくれないかにゃ?そしたらすごく落ち着くにゃー」

花陽「そんなことでいいの…?それなら誰にでもできるんじゃ…」

凛「凛の話聞いてなかったの?かよちんにしかできないことだよ」


花陽「凛ちゃん…うん!」

凛「何があっても離さない。かよちんも…穂乃果ちゃんや絵里ちゃん達も…世界中のみんなも、凛が守ってみせる!」
24: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 16:39:39.97 ID:AcvOpROH.net
手下「ぐはぁっ!…おのれ……お前達それを無意識で……!」


手下「その力…魔物や格下の手下達は一発で倒せたかもしれない。だが、言ったはずだ…お前達は俺に勝てない!」


凛「そんなの…やってみないと分からないにゃ!」

花陽「本当に大丈夫…?手をつないでると右手だけしか使えないよ?」


凛「………だ、大丈夫!」

花陽「(わぁ!凛ちゃん無理してるよぉ…うぅ、私のせいで…)」


凛「だって…!大好きだもん!大好きなら…なんとかなるよ!」

花陽「凛ちゃん…!」


手下「黙れ…黙れ黙れぇぇ!これでもくらえぇぇ!!!はぁぁ!」


花陽「やっ…いやぁぁぁぁぁ!!!!!」

凛「かよちん!なんか変な色のビームがかよちんに…なんてことするにゃ!」


手下「ふんっ…これで終わったな」

凛「かよちんの体が変なビームの色に覆われて…なんにゃこれは!かよちんしっかりしてよ!」


手下「よく聞け…俺の範囲は……13歳までなんだよ!!!」


凛「はぁ?何言って…」

花陽「ぴゃあー」

凛「にゃぁ!?」


花陽「おねえしゃん…だぁーれ?」びくびく

凛「なっ…!かよちんの体が縮んでるぅぅぅ!!!」

手下「ふんっ…これでお前達も終わったな」
26: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 16:44:50.64 ID:AcvOpROH.net
凛「な…なんてことを!」

なでなで

凛「お姉さんの名前は星空凛にゃー。よろしくね、花陽ちゃん」にこにこ


なでなで

凛「かよちんをこんな姿に変えて…絶対に許さないにゃ!」



なでなで

凛「気取らない性格だから凛って呼んでいいにゃー。よろしくね、花陽ちゃん」にこ



なでなで

凛「許さないにゃぁぁぁ!!」


花陽「わー、りんちゃー」ぎゅっ

凛「うん。抱っこしてあげるにゃー」デレデレ



凛「許さないにゃ!」キリッ

手下「言動と行動がリンクしてねーんだよ!まさかお前もこっち側の…」


凛「勘違いしないで!凛はどんなかよちんでも
も好きってだけにゃ!ふんっ」


手下「ふっ…言ってろ。一人が子供になった事で自由に攻撃ができないだろ!さぁ、これでお前らもおしまいだ…!」


花陽「りんちゃんいいにおいだねー」
凛「ちょっ、くすぐったいにゃー」

花陽「りんちゃんしゅきー」
凛「凛も花陽ちゃんのこと、だーいすきにゃー」

花陽「にゃーだって!ねこさんみたいでかわいいね!」
凛「そ、そうかにゃー?」テレテレ


手下「ぐぅおっ!?…はぁはぁ……(待て、意外とアリじゃねーか)」
27: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 16:47:15.66 ID:AcvOpROH.net
手下「まずい…もうHPが残り少ないような気がする…こうなったら…お前もだ!!」


凛「にゃあ!!!」

手下「お前も小さくなってしまえ!!」


凛「ぐぁぁっ!(だめだ…変な色のビームで意識がだんだん…)」



こんな時の…アレにゃ…お願い…みんな…助け………て…




凛「わぁ!」


手下「ふんっ…ばかめ。子供同士でなにができる…この勝負もらった!」

花陽「あれ…りんしゃん…こどもになっちゃったの?」

凛「え?りんは、りんにゃー」

花陽「ふふっ、ちいさくなってもりんちゃんだー」


花陽「りんちゃんしゅきー」
凛「てれるにゃー」

手下「やっちまったよ!これどストライクじゃねーか!」


手下「おのれ貴様等ぁぁぁ!!ぐぅあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」バコーン!!


花陽「うぅ…すごいおと…こわいよぉ…」

凛「だいじょうぶ!りんがまもってあげるにゃ!」


花陽「ほんとう?わーいーわーい」

凛「かよちんがわーいわーいなら、りんもわーいわーい」


花陽「あれ?このくさ…なんのくさだろ?」

凛「なんかからだがおおきくなりそうにゃくさにゃー」
29: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 16:49:32.28 ID:AcvOpROH.net





穂乃果「凛ちゃん!」

海未「花陽…無事ですかっ!」

ことり「LINEが入ってたから飛んできた…よ?」



花陽「すぅ…すぅ…すぅ…」
凛「すぴー、すぴー、すぴー…」


ことり「か、かわいい…この子達、凛ちゃんと花陽ちゃんだよね?」

海未「恐らく…魔王の手下の仕業でしょう…こんな姿に…」

穂乃果「うわぁー、すごい金額のお金が落ちてるよ!また倒しちゃったんだー」


海未「術に犯され、体を小さくされても闘いそして勝利する…二人は一体どんな力を持っているのですか」

ことり「とにかく、凛ちゃんたちを連れて帰らないと!」

穂乃果「そうだね」


ーーガタッ

海未「何者です!!」ビシッ!

絵里「凛…っ!花陽!やっぱり私たちも……あら?」

花陽「すぅ…すぅ…」

凛「すぴー…すぴー…」


希「わぁ!」
30: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 16:52:13.21 ID:AcvOpROH.net
ここはお馴染みエリチの家だよ!


凛「んっ…んー…むにゃむにゃ…」


凛「んっ!ラーメンの匂い!」バンッ!


花陽「ねっ?言ったでしょ?」

絵里「ハラショー…本当にラーメンの匂いで起きるのね」


凛「んー…あれ?ここは…絵里ちゃんのうち?」


希「そうや」

凛「にゃ?……うわぁぁ!!」

希「その驚き方、まるでうちがおばけやと思ってない?」

凛「こんな美人なおばけがいるの…?じゃなくて、もしかして…あなたが希ちゃん?」

希「うん。東條希。うちは僧侶や」


凛「僧侶…?あの小さくて可愛い希ちゃんが僧侶?写真で見るより大人っぽいにゃ…」


凛「そして写真で見るより大きい…」

希「じゃあ…うちが凛ちゃんのを大きくしてあげようか?」わしわし


凛「オコトワリシマス!!」

花陽「けど元に戻ってよかった…凛ちゃん、あれから大変だったんだよ?」


凛「へ?」


花陽「凛ちゃん…元どおり草をなかなか飲んでくれなくて…」
31: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 16:54:25.39 ID:AcvOpROH.net




凛『りん、のまない!にがいくすりなんてのまない!』


絵里『駄目よ!飲まないと大きくなれないのよ?』

ことり『そうだよ?大きくなれないよ?』


凛『いやにゃ!ぜーったいのまない!にがいのなんてのまない!』

穂乃果『バニラアイスで溶かしてるから大丈夫だって。苦くない苦くない』


凛『じゃあバニラアイスだけたべる!にがいのいらない!』

海未『いい加減…ワガママいわないで飲みなさい!』


凛『んんー!んんー!!!』
海未『いいから!口を開けなさい!!!』


ことり『希ちゃんと花陽ちゃんはすぐ飲んでくれたのに…』


穂乃果『まぁ気持ちも分かるんだけどねー。穂乃果も苦いのは飲みたくないもん』


凛『ぶぅぅぅぅぅ』

海未『こら凛!ちゃんと飲み込みなさい!』


絵里『はぁ…やっぱりここは…』


希『みんな…心配させてごめんな』

花陽『みんな、助けに来てくれてありがとう!おかげで元どおりだよ!』


絵里『花陽、早速だけど…あなたの出番よ』

花陽『あぇ?』



32: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 16:58:34.77 ID:AcvOpROH.net
花陽「なんとか飲んでくれたけど…あまりの苦さに気を失っちゃって…」


凛「えへへー」

花陽「全然目を覚まさないんだもん。寂しかったんだからね?」

凛「うん、ごめんにゃー」


絵里「穂乃果たちもさっきまでいたんだけど…元いた街に戻ったわ」


凛「そうなんだ…(ホグワーツに)」

花陽「うん。やっぱり忙しいみたい(ホグワーツだし)」


凛「もっとお話したかったにゃー」

絵里「また何かあればすぐ連絡して欲しいそうよ。飛んできてくれるらしいわ」


凛「あー、飛んで!(ことりちゃんの箒で!)」

花陽「(箒でなんて)すごい…さすがことりちゃんだね!」


凛「うん!」
33: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 17:02:12.04 ID:AcvOpROH.net
そんなこんなで!


絵里「私達の攻撃が通じない以上、一緒にいても足手まといになるだけだわ」

希「ごめんね…けど、いつか2人のように戦える力を身につけてみせる。それまで待っていてほしいんや」



花陽「うん…じゃあ、待ってるね」にこっ

凛「よーし!絵里ちゃんと希ちゃんもLINEグループ登録にゃー」

花陽「あっ!可愛い動物がいたら画像を送るね!」


絵里「それも大歓迎だけれど、助けが欲しい時にはいつでも呼んで」
希「二人はうちの命の恩人や。助けてくれてありがとう」


凛「お礼なんていらないにゃー」
花陽「むしろ、助けてもらっちゃったのは私たちの方だから…」


凛・花陽「助けてくれてありがとうございましたー」

希「ふふっ…。じゃあ…またどこかで」

絵里「いいわね?ピンチの時は必ず連絡するのよ?」



凛「絵里ちゃんはそればっかりにゃー」
花陽「ふふっ、そうだね」


凛「かーよちん!」
花陽「なぁに?」

凛「凛の左手はかよちん専用だからね」
花陽「うん!」

凛「今日も手をつないで次の街までいっくにゃー!」

花陽「おー!!」
34: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 17:03:21.45 ID:AcvOpROH.net





『申し訳ありません!また…手下がやられたとの報告が…』


『なに…?』

『ひぃぃ!?も、申し訳ありませんでした!』


『ふっ…まぁいい。誰にだって好みはある』


『は…はぁ…?』

『所詮一人ではなにもできない。いつまでも勝てると思うな…勇者よ』






凛「ねぇ、かよちんってラーメンは作れないの?」

花陽「うぇぇ…?ラーメン…インスタントならできるけど…」

凛「かよちんのラーメン食べたいなぁ…」


花陽「じゃあ今日はラーメンを作るね!」

凛「いいの!?」


凛「かよちんのラーメン♪かよちんのラーメン♪」

ギョェェェェェェ!!!  バコーン

ギィェェェェェ!!!  バコーン

ヒェェェェェェ!!!  バコーン


花陽「あれ…また変な音…?しかもお金がたくさん落ちてる…なんでだろ?」

凛「あー!かよちんへの大好きが止まらないにゃー!!」


第2章 おしまい
36: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 17:08:18.15 ID:AcvOpROH.net
凛「はぁ…はぁ…うっ!」ガクッ

花陽「凛ちゃん!」


手下「片手で私を倒せるとでも?」



凛「はぁ…はぁ…うぅ…」

花陽「凛ちゃん…ごめん!花陽のせいで…やっぱり片手じゃ無理だったんだよ…」


凛「違う!…かよちんは悪くない…凛が弱いから…はぁはぁ…」

花陽「ごめん凛ちゃん…私…本当にいらない子だね」

凛「だめ!かよちんが勘違いしてる!そんな時にはこうにゃ!」


凛「かよちんのせじゃないからね!」ちゅっ

花陽「はぃぅぇぇ!?」


凛「うるさい口は塞いでやったにゃ」キリッ

花陽「うっ…うぅ…急には恥ずかしいよ…」


凛「かーよちん!大好きにゃー」
花陽「凛ちゃん!」


手下「グゥァァァァァァ!!!」バコーン


花陽「けど凛ちゃん!傷だらけだよ?」

凛「うん!けど、かよちんから力をもらったからもう痛くないにゃー」
37: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 17:09:30.79 ID:AcvOpROH.net
花陽「だめ!ちゃんと薬草を使って治療しないと!回復魔法は使えないけど、薬草は使えるから治してあげれるよ!」


凛「大袈裟にゃー。けど嬉しい…ありがとうね!」


花陽「花陽に任せて!えーっと薬草は…うぅ…片手だとカバンから出しにくいよど…」

凛「がんばれかよちん!がんばって!」


花陽「あれ?そういえば手下の人はどこにいったの?」

凛「あれ?いなくなってる…。あっ、お金も落ちてる」


花陽「どこいったんだろうね?」
凛「ねー」


凛「いないならここにいても仕方ないし。お金拾って帰るにゃー」


花陽「そうだね。宿屋さんに帰りましょう!」
39: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 17:15:13.88 ID:AcvOpROH.net
帰ったよ!



凛「んんーっ!」

花陽「お疲れ様。ご飯作るから休んでてね」


凛「今日のご飯はかよちんのラーメンだよ!休んでなんていられないにゃ!」


凛「まだ時間あるよね?もーっとおなか空かせるために走ってくるにゃ!」

花陽「うん。気をつけてね」にこっ

凛「じっくり走りこんでくるにゃ。かよちんは少しゆっくりしてていいからね」


花陽「えっ…けど…」
凛「作るのは一時間後でいいにゃ。」

花陽「う、うん…」
凛「じゃあいってくるにゃー」

花陽「うん、気をつけてね」
凛「任せるにゃー」



花陽「凛ちゃん…。勇者の剣も持って行ってる…」

花陽「何するんだろ…」





街の入り口で待ち合わせだよ!


凛「急に呼び出してごめんね」

海未「水臭いですよ。あなた達は私たちの命の恩人なのですから」

穂乃果「そうだよ!凛ちゃん達が助けてくれなかったら今頃穂乃果は…」

絵里「それは私も同じよ。今頃希は…」


海未「で、私たち三人にどんな用があるのでしょうか?」

凛「うん…あのね、凛…強くなりたい!だから闘い方を教えてほしいにゃ!」


絵里「なるほど…確かに私達と違って凛には通常の戦闘知識がない」


穂乃果「けど、今の魔物には通じないよ?むしろ穂乃果達の方が教わりたいよ」
40: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 17:17:15.77 ID:AcvOpROH.net
凛「教えてもいいけど…かよちんといつも通りお喋りしてるだけで倒してるから何が何だかり凛にもさっぱりにゃ…」

穂乃果「そっかー」


絵里「闘い方を教えるのは構わないわ。けれど、どうして急に?」

凛「凛ね、みんなみたいに強くなりたいなって思って…」


海未「では、何故あなたは強くなりたいのですか?」

凛「そんなの決まってるにゃ。みんなを…かよちんを守るために!」


凛「片手で闘える勇者になりたいにゃ!」


海未「片手…ですか?」

凛「うん!右手には勇者の剣、左手はかよちんの手を握ってるにゃー」


絵里「そう、分かったわ」
海未「では早速はじめましょう」

穂乃果「じゃあ立ち回りなんかは私が教えてあげるよ!」


絵里「では、私と海未が剣術を教えてあげるわ」

凛「本当に?ありがとうにゃー」


海未「けれど、厳しいですよ?覚悟はできていますね?」

凛「うん!…ごめんね。みんな忙しいのに…特に海未ちゃんと穂乃果ちゃんはことりちゃんのことで忙しいでしょ?」


穂乃果「えっ?どうして?」

凛「ほら…クイディッチの試合とか、スリザリンとの抗争とか…」


穂乃果「ほぇ?」
海未「もう一度いいます。ことりは賢者であって彼とは一切無関係です!」

絵里「では、早速始めるわよ」


凛「うん!どんとこいにゃ!」
41: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 17:21:52.29 ID:AcvOpROH.net
一方花陽ちゃんはラーメンを作ってるんだよ!


花陽「凛ちゃん…私に内緒で何してるんだろ…」


花陽「…浮気」

花陽「ううん!凛ちゃんがそんなことするわけない!よーし!がんばってラーメンを…」



花陽「あぅあっ!私としたことがネギを買い忘れてる!」

花陽「ネギのないラーメンなど伝説の勇者様に食べさせるものではありません!」キリッ



花陽「念のため置き手紙して…と。」

花陽「うん!いってきます!」




凛ちゃんは頑張ってるよ!


穂乃果「凛ちゃん強いねー。もう教えることなんてないくらいだよ」

凛「えへへー。なんでかな?」

海未「恐らく、これまでの戦闘で凛のレベルが格段に上がっていたのでしょう。」

絵里「自分の強さに気づいていなかっただけで、あなたはもう充分強い勇者なのよ。」


凛「えへへー。照れるにゃー」ぐぅぅー

凛「はぁっ!?お腹減ったにゃ!」
穂乃果「私もお腹減ったよ…」


凛「じゃあみんなでかよちんのラーメン食べていく?食べたことないけどすーっごく美味しいよ!」


穂乃果「いいの!?じゃあお言葉に甘え…ふがふがっ!」

海未「わ、私達のことはおかまいなく!」
絵里「えぇ!私も家に帰れば希が待っているし…早く帰らないと!」


凛「そうなの?」
42: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 17:25:33.25 ID:AcvOpROH.net
穂乃果「ぷはぁっ!…なんで口を押さえたの?」

海未「花陽が初めて凛のために作ったラーメンですよ?気を使うべきです!」

穂乃果「あっ…なるほど!」


凛「なんのことにゃー?」

絵里「こちらのことは気にしないで!では、また何かあったらすぐに呼ぶのよ?」

凛「うん!本当にありがとう!また稽古つけてね」


穂乃果「任せてよ!」
海未「はい。飛んで駆けつけますよ」

凛「ことりちゃんの箒で?」
海未「だからそれは大きな間違いだと」


穂乃果「えー!ことりちゃんって箒で空を飛べるの!?」
海未「飛べません!って、あなたは知っているでしょう」


穂乃果「いやいやー。もしかしたら賢者って箒で空を飛べるのかなって思って!」

海未「飛べません!」


凛「あっ!今度はあれを教えてよ!エクスペトロなんとかノームってやつ」

海未「だからことりは賢者です!」


『勇者さまぁぁぁ!!大変ですっ!』


凛「へ?あなたは宿屋さんのご主人!どうしました?そんなに慌てて」


ご主人『じ、実は…表で大きな音がしたんで慌てて外に出たんです!そしたらこんな手紙が…』


凛「えーっと…なになに?『勇者へ。仲間をさらった。返して欲しければこの場所に100万ゴールドを持ってこい…。もし、来なければ仲間の命はない。魔物みたいな盗賊団より』だぁぁ?」



凛「そんな…嘘だ…」
43: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 17:27:25.60 ID:AcvOpROH.net
『念のために部屋の中も確認させてもらいました…すると、こんな置手紙が』


凛「えーっと…『凛ちゃんへ お疲れ様。ちょっとネギを買いに行ってきます…花陽』」


凛「凛のラーメンのせいで…かよちんがさらわれちゃった…」ガクッ

穂乃果「凛ちゃんしっかり!」


凛「凛のせいだ…かよちんを一人にさせたから…強くなってびっくりさせたいってくだらない事を考えて、かよちんを一人にさせたから…」


海未「しっかりしなさい!あなたは勇者なのですよ!」

絵里「えぇ。落ち込んでる暇はないわ。今は花陽を助け出すのが先決よ」


凛「…そうだ。凛がかよちんを助けないと!」


海未「凛達…の間違いでは?」
凛「えっ…手伝ってくれるの?」


穂乃果「当たり前だよ。だって仲間だもん!」

凛「みんな…」

海未「凛達の持っているお金に目が眩んでどこぞの盗賊達が誘拐したのでしょう。退治するのはここにいる四人で充分なはずです」


絵里「そうね。ことりや希とまではいかないけれど…私にも回復魔法が使えるわ」


穂乃果「じゃあみんな!花陽ちゃんを助けに行くよ!」


「「「おー!!!」」」
44: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 17:32:47.35 ID:AcvOpROH.net
助けに行くよ!


凛「みんな!ダッシュで行くにゃ!」


走っていくよ!


「シャァァァァァ!!!」

穂乃果「うわぁ!魔物だよ!」
海未「ちっ…こんな時に…」
絵里「凛…私達に指示を!」

凛「じゃあスルーで!!」

穂乃果・海未・絵里「おー!!!」

凛「魔物退治よりもかよちんの救出にゃあ!!!」



戦ってる暇なんてないんだよ!

凛「当たり前にゃ!」



そんなこんなで!

凛「着いたにゃ!」

穂乃果「花陽ちゃーん!どこー?」
絵里「花陽…!」
海未「いるなら声を…!花陽っ!」


手下「ふっふっふ…きたな勇者め」


凛「なっ!」

穂乃果「盗賊じゃないよ!あの人、魔王の手下っぽいボスの人だよ!」

海未「まさか…あなたが花陽を誘拐したのですか!」


手下「ばかめ…今頃気がついたか!ほらよっ!」


凛「かよちんっ!」
海未「気を失っているようですね」

絵里「あなた…花陽になにをしたの!」
穂乃果「絶対に許さない…」


凛「かよちんっ!目を覚まして!」
45: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 17:36:04.75 ID:AcvOpROH.net
手下「なーに言っても無駄だよ。俺を倒さなければ…この魔法使いは目を覚まさない」


凛「凛のかよちんに手をだしたな…!」


凛「大好きなかよちんに何かあったら…許さないにゃ!!」


手下「大好きね…ふふっ…。魔法使いがいなければこの程度か」


絵里「一体なんの話しなの…?」

手下「確かお前らはまだ気づいていないんだったな…。魔王様…あなたの言う通りでした!これなら勝てます!」


海未「ぐぅっ…何を言うかと思えば!」
穂乃果「勝つのはこっちの方だよ!」


手下「ふんっ…じゃあかかってこいよ!」


海未「ぐっ…(手下となれば私達の攻撃は通用しない)」

穂乃果「(どうすれば…)」


凛「かよちんに…手ぇだしたなぁぁ!!!」


絵里「…凛っ!」


凛「はぁっ!」

ーーガシンッ!

手下「その程度か!そうくるなら…これでどうだっ!!」

凛「…んあっ!!」


穂乃果「凛ちゃん!」

凛「凛が…倒さないと…はぁぁっ!!」


ーーガシンッ!!

凛「ぐっ…ぐぐぐっ…」

海未「やはり…効いていない…」
46: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 17:38:10.03 ID:AcvOpROH.net
手下「こざかしいわぁ!!」

ーードゴッ!!!


凛「んぁぁっ!!!…ぐぐっ…」
絵里「凛っ!」

穂乃果「無茶しちゃダメだよ…!」


凛「凛が…かよちんを助ける…凛が……凛が…」


絵里「とにかく…怪我の手当を」

凛「うぅっ…。うん!絵里ちゃんの水色のビームで元気になったにゃ!ありがとう!」


穂乃果「けど…一体どうすれば…」
海未「むやみやたらに手を出すだけでは勝ち目はありません…」


絵里「もしかして…」

凛「何かいい案があるの?教えて!」

絵里「いいえ…これはあくまで仮説よ。けれど、凛が魔物や手下を倒していた時、必ず側には花陽がいたわ」


凛「言われてみれば…!」

絵里「もしかして…今の魔物とやりあえる力を持っているのは凛でも、伝説の剣でもなく…」


凛「かよちん…ってこと?」

海未「たしかに…辻褄は合います」

穂乃果「そっか…だから花陽ちゃんを誘拐したんだよ!」

絵里「花陽の持つ力が起爆剤となり、凛に力をもたらしていたとするなら…」
海未「花陽の目を覚ます必要がありますね」


凛「けど、手下を倒さないとかよちんは目を覚まさない…」


穂乃果「待って!凛ちゃんは勇者様だよ。もしかしたら…別の起こし方があるのかも!」


絵里「それ以外に手はない…だとしたら、やってみない手はないわね!」


海未「私たちが奴の気を引きます。その間に花陽を…!」


凛「うん…みんな、任せたにゃ!」
47: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 17:44:41.31 ID:AcvOpROH.net
手下「どうした…もう終わりか?」

穂乃果「いくよ!はぁぁ!!」

手下「ふんっ!」
穂乃果「ぐっ…!」

海未「穂乃果っ!…私もいきます!はぁぁぁ!!!」

手下「効かんわ!」
海未「うっ…!」


絵里「なら魔法はどう?はぁ!!」

手下「ザコがぁぁ!!」
絵里「っ…!…やはり、ダメみたいね」

海未「どうすれば…」

ことり「それなら、私たちも協力するよ!」
希「うち達も協力するよ!」

穂乃果「ことりちゃん!」
絵里「希っ…!」


ことり「全然帰ってこないから心配したんだよ!」
希「うちも心配したんよ?」


穂乃果「えぇー、心配されちゃったー」デレデレ
海未「なぜ照れているんですか」

絵里「わ…私は別に照れてなんて!」
海未「あなたもですか!?」

手下「…ぐっ!…やるじゃねーか…」


穂乃果「へっ?」
海未「何ことです?」

ことり「とにかく、私が2人を回復してあげるね」

穂乃果「ありがとう!ことりちゃん大好きー」
ことり「本当に?嬉しい!」

手下「ぐっ…」

穂乃果「ほら、海未ちゃんも言ってあげなよ」

海未「大好きと言わなくても私の愛はことりにちゃんと伝わっているはずです」

ことり「わぁ♪えへへーっ、海未ちゃんの愛…たった今伝わったよ」

海未「はぁっ!?い…今のはその…恥ずかしい…」


手下「ぐはぁっ!…仲良し…三人組……ドゥフ、ドュフフ……」じゅるり
48: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 17:46:50.17 ID:AcvOpROH.net
希「えりち、うちも回復してあげるな?」

絵里「いつもありがとう…希」

希「……」にこにこ
絵里「……」にこっ

手下「どぅはっ!!そっちはそっちで言葉なんて……いらないってか…ドュフフ」じゅるり


手下「別に効いてなんかないんだからね!!」

穂乃果「へ?なんのこと?」
ことり「なんのことだろ…?」


手下「だが…俺はまだまだやれる!くらえぇ!!」


凛「かよちん…かよちん!しっかりして!かよちん!」

手下「って、いつの間に!憎き勇者め…その魔法使いから離れろぉぉ!」


穂乃果「2人の邪魔はさせないよ!」ガシッ!

手下「は…離せぇ!」



凛「かよちん…ごめん。凛…内緒で強くなってかよちんのことをびっくりさせたくて…だから一人にさせちゃった。こんなことになってごめんね」


手下「ぐはっ!?や…やめろ!」

凛「もう…絶対に危険な目には合わせない。凛ね、強くなったんだよ!だから…魔物なんか片手で十分にゃ」


手下「やめろっていってるだろぉぉぉ!!!」


凛「かよちんはいつも凛に勇気をくれる立派な魔法使いだよ。いつもありがとう…凛が強くなれたのはかよちんのお陰にゃ。」


手下「ぐはっ!!…ぐぐっ…ぐはぁっ!」

希「苦しんでる…?」
49: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 17:49:39.61 ID:AcvOpROH.net
海未「なぜですか!手は加えていない…今の普通の会話になんの意味があるというのですか!」

絵里「わからないわ。ただ、この勝負…」

ことり「勝てるかもしれない!」



凛「あのね、噂によると…かよちんは勇者のチューで目覚めるらしいにゃ」

凛「かよちん…大好きだよ。だから…目を覚まして…お願い!」


手下「ばかっ…よせ!!」


凛「かよちん…」ちゅっ


穂乃果「やった!」
絵里「したわね!」

希「うん!」
ことり「よかった…ねっ、海未ちゃんもみてたでしょ?」

海未「うぅ…恥ずかしすぎます…」



手下「キ…キスしただぁぁぁ!?はははっ!バカめ…そんなことで俺様の術が解けるわけがないだろ!」



花陽「んー…あ、あれぇ?」


手下「解けちゃったよ!」

手下「そんなはずないよ!

手下「なんだよもう!」


手下「真実の愛かよぉぉぉ!!!!!!」
50: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 17:51:24.01 ID:AcvOpROH.net
手下「ぐぅぅっ!…だがしかし、俺にも好みはある。…まだ、ここでやられるわけにはいかない!」


手下「キスするだけじゃ少しもエロくないんだからね!」



花陽「あ…れぇ?こ、ここはどこ?私…ラーメンを作るためにネギを買いに…」


凛「かよちんのばかぁ!!」

花陽「えっ…凛ちゃんどうしちゃったの?泣いてるの…?えっ…私、何かひどいことしたんだね?ごめんね…」


凛「そうにゃ…ネギなんかより、かよちんの方が大事にゃ!もうネギ買いに行くの禁止ね!」

花陽「う、うん…けどラーメンにネギはつきものだもん…」


凛「じゃあ一緒に買いに行こう…ね?」
花陽「うん!」


凛「凛の左手はかよちん専用にゃ。戦う時も、寝る時もネギを買いに行く時も…それ以外もずっとにゃ」

花陽「凛ちゃん…」



花陽「それじゃあトイレに行けないよ?」

凛「あぁ!そこは盲点だったにゃ!じゃあねー…寝る時でしょ、買い物の時とあと…」



手下「うるさいうるさいうるさい!!!ザコめ、離れろぉぉぉ!!」


穂乃果「あぁっ!!」
ことり「穂乃果ちゃん!!」


絵里「しぶといわね…」
希「もう少しやったのに…!」
51: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 17:52:54.69 ID:AcvOpROH.net
手下「はぁはぁ…お前ら2人同時に地獄へ送ってやる!!」


海未「まずいっ…!凛、花陽っ!!!」


花陽「きゃぁぁぁぁ!!!」



凛「かよちん…!どうしたにゃ!」


花陽「なんか…!服の中に入ったみたい!」


凛「うわぁ!かよちんの服の中がモソモソ動いてるにゃ!もしかして…いたずら好きのリスかにゃ?」


凛「そういえば…さっき、いかにもリストバンドを盗みそうなリスがいたにゃ!その子の仕業かも!」


花陽「ぴゃぁぁ!!こしょぐったいよぉ!凛ちゃ…た、たすけて!」


手下「うるさぁぁぁい!!!」

ことり「2人とも逃げてぇぇぇ!!!」

凛「任せるにゃ!!」バタンっ!



手下「!!」ピタッ


手下「お…押し倒しただぁ?」ゴクリ
52: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 17:54:38.75 ID:AcvOpROH.net
凛「待ってて!凛が捕まえてあげるからね!」モソモソ


花陽「うっ…!ぴゃあ!り…凛ちゃん助けてっ…!こしょぐっひゃい!」


凛「今助けてあげるね!待ってるにゃ!」もにゅっ、さわさわ


手下「そ、そんなとこ大胆に触っちゃう!?」


花陽「だめ…こしょぐったい…ぷぷっ!あははっ、きゃははっ!うぅ…だ…だめっ!」


凛「どうするにゃ…かよちんを早く解放してあげないと…そ、そうにゃ!意識してると蚊に喰われが急に痒くなるあの法則にゃ」



凛「かよちんの意識を別のところにもっていけば、こしょぐったくなくなるよ!」


花陽「あははっ!きゃっ…ふふっ、あははははー!た、ダレカタスケテェェェ!!」

凛「かよちん…ごめん!もう一度かよちんにちゅーするにゃ!」


手下「ぐはっ!うぅ…やめ…て…くれ……なんか…押し倒したり…そんなとこ触ったり…体を撫で回したり…さっきお前たち…」


手下「やんわりエロいんだよぉぉぉ!!!」バコーン!


花陽「うぅ…」

凛「よーし!捕まえたにゃ!」

花陽「助かった…はぁはぁ…」

凛「大丈夫…?」


花陽「うん…二回も助けてもらっちゃったね。ありがとう、凛ちゃん」
53: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 17:59:14.07 ID:AcvOpROH.net
凛「お礼なんていいにゃ。勇者なんだからこれくらい当たり前にゃ。…って、リスちゃん!もうイタズラしちゃうだめだからね!」


花陽「ふふっ、頭下げてる。謝ってくれてるのかな?」

凛「そうかもにゃー」



穂乃果「やったぁ!!やったよ!」

ことり「うん!またひとつ平和に近づいたね」


海未「しかし…何故でしょうか。2人は手を出していない。それなのに…」

絵里「手下が言っていた真実の愛って…?」

希「奴らの弱点は一体…」






『あ…あの…ご指示通り、魔法使いを誘拐したのですが…』

『勇者は使い物にならなかっただろう…所詮、ひとりでは戦う事もできまい』

『はい…いいところまでいったのですが…勇者の仲間達の援護もあって…』



『ふっ…まぁいい。』


『いいのですか?手下の数も徐々に減ってきています。もう少し危機感を持たれた方が良いのではないですか?』


『何故危機感を持たなくてはならない?我々は無敵の体を手に入れたじゃないか』


『…呪いの間違いでは?』

『ふっ…言ってくれるな。まぁそう焦るな』
『ですが…!』


『勝てないのなら、元から壊せば良いのよ』

『…?』




54: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 18:01:05.04 ID:AcvOpROH.net
凛「はぅあっ…」ガクッ


花陽「凛ちゃん…!しっかりして!」
凛「凛は…だめにゃ…」

花陽「凛ちゃん…しっかりしてよ!!」


凛「このラーメン…美味しすぎるにゃ…」バタッ

花陽「嬉しい!嬉しいけどしっかりしてよ!」



希「あのくだり何回目やろ」
海未「かれこれ12回目です」
絵里「ハラショー…」


穂乃果「あー、花陽ちゃんのラーメンおいしいね!」

ことり「ふふふっ、そうだねー」


海未「けれど良かったのでしょうか?2人っきりが良かったのでは…?」
希「ま、ええんやない?楽しそうやし」



凛「うぅ…こんなに美味しかったら食べ終わった時が凛の最後かもしれないにゃ」

花陽「そんなぁ!じゃあ食べないで!凛ちゃんがいなくなっちゃったらやだもん…」


凛「凛はそれでも食べる!だって残すわけにはいかない!かよちんのラーメンをたべるにゃぁぁ!」

花陽「凛ちゃんが命をかけて花陽のラーメンを食べてくれてる…感無量です!」


凛「ぐはぁっ…やっぱり美味しい…」ガクッ

花陽「凛ちゃんしっかり!!」
55: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 18:02:11.49 ID:AcvOpROH.net
海未「ちなみに今ので13回目です」

希「うん知ってる」



絵里「…」

ことり「絵里ちゃん…?どうしたの?」


絵里「手下や魔物を倒した時…必ずそばには花陽がいたわ」

海未「…はい」

希「実績からみても、花陽ちゃんになんらかの力が働いていると考えるのが普通やね」


穂乃果「けど、花陽ちゃんは普通の魔法使いだよ?」

海未「いいえ、花陽は魔法が使えません。言うなれば私たちのなかで唯一なんの力も持っていないはず…」

ことり「だとしたら…」

絵里「花陽、あなたは何者なの?」


花陽「おかわりもあるからね」

凛「わーい!かよちんの作った替え玉もだーいすきにゃー」


第3章おしまい
58: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:02:31.07 ID:AcvOpROH.net
手下「ギョェェェェェェェェェ!!」


凛「また勝ったにゃ!」

花陽「ふふっ、お疲れ様」


凛「かよちんその制服似合ってるにゃー」

花陽「本当に?たまたま街で貰ったから着てみたけど正解だったね。凛ちゃんもよく似合ってるよ」

凛「本当に?けどかよちんほどじゃないよー」
花陽「ふふっ、そんなことないよー」

手下「(ふっふっふ…騙されてるな。俺はまだやられていないぜ)」


凛「手下も倒したし、これで村にも平和が訪れてるはずだね」


手下「(隙を見て一気にたたみかけてやんよ!)」

花陽「うん。みんなのベッドをちょっと変な匂いにする呪いをかけるなんて卑劣な事をする手下だったね」


凛「うん…あの匂いは画期的だったにゃ。寝苦しくて仕方なかったもん」

花陽「ねー」


手下「(今だっ!)くらえぇぇぇぇ!!!!!」


凛「かよちんの匂いでごまかさないと眠れなかったにゃー」
59: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:06:08.39 ID:AcvOpROH.net
花陽「もう!…凛ちゃんぎゅーって力いっぱいひっついてくるんだもん」

凛「えへへー。だって大好きだからぎゆーってしてたいんだもーん」


手下「ぐはぁっ!!…くそっ、貴様…だが、まだまだなんだよぉぉぉ!」


花陽「あっ、凛ちゃん!制服のリボンが曲がってるよ。直してあげるね」

凛「わーい、ありがとー、大好きにゃー」


手下「王道かよぉぉ!ウゲェェェェェ!!!!!!」バコーン


凛・花陽「あれ?」

花陽「時間差かな?」
凛「きっとそうにゃ」


花陽「お金を拾って帰ろうか」
凛「うん!」



村戻ったよ!


凛「えぇ…かよちんもう着替えちゃうの?」

花陽「うん。少しでも魔法使いっぽい方がいいかなーって。ほら、魔法が使えないから服装だけでもそれっぽくって…」


凛「制服のかよちんかわいかったのになー」
花陽「凛ちゃんだって似合ってたよ。もう着替えちゃってるけど…」

凛「そ、そうかなぁー?さすがに制服姿の勇者なんて聞いたことないかなーって。だから着替えちゃった」


花陽「ふふっ、制服の凛ちゃんも、勇者様の凛ちゃんもどっちも可愛いよ」

凛「そ、そうかにゃー?」
花陽「そうだよ」にこにこ
60: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:08:04.32 ID:AcvOpROH.net
村人「勇者様…おかえりになられていたのですね!なんとお礼をすればよいのか…!」

凛「いえいえ、お礼なんていいにゃー。」


村人「そういうわけには参りません…!では、これをお納め下さい」


花陽「こんな大金…いただけません!」

村人「勇者さまのおかげで匂いに邪魔されずぐっすり眠ることができました。これは私どもの気持ちです。受け取ってください」


花陽「けど…」

凛「分かりました。では遠慮なくいただきます」


村人「いえ、お気になさらずに。本当にありがとうございました」

花陽「凛ちゃん…(受け取っちゃうんだ…)」

凛「では、このお金で村の人たちに新しいベッドを買ってあげてください」


村人「えっ…!?」

花陽「凛ちゃん!」

凛「手下の退治は凛が勝手にやったことです。お礼なんていりません」


村人「勇者様…なんというお方!本当にありがとうございました!」


凛「じゃあ凛たちはこれで。行こうかよちん」



花陽「うん!」
61: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:10:29.15 ID:AcvOpROH.net
次の街へ行こう!


花陽「ふふっ」にこにこ

凛「どうしたの?何かいいことでもあったー?」


花陽「うん。凛ちゃんがどんどん素敵な勇者様になってるなーと思って」

凛「えー、そうかな?勇者とか未だに全然自覚ないにゃー」


花陽「そうなの?可愛くて頼もしい素敵な勇者様だけどなー」
凛「てへてへー。そんなこと言われると照れちゃうにゃー」


花陽「(けど…ちょっと寂しいかな。なんだか凛ちゃんがどんどん手の届かない存在になってる気がして…)」


凛「かよちん…?」
花陽「ううん。なんでもないよ」にこっ

凛「うん…ならいいんだけど…」



そんな時だよ!

「あーれー…」フラフラフラ…


「やられ…た」バタン


凛「あっ!」
花陽「大変!女の人が倒れてる!助けてあげないと!」


凛「う、うん…(けどなんかわざとっぽくなかったかにゃ?)」

凛「待ってかよちん!ここは様子を見ながら…」
花陽「そんな暇ないよ!」



花陽「大丈夫ですか?お体の具合でも悪いのですか?」


「…かかったわね」
花陽「へ?」


??「ふん!」
花陽「きゃあ!」


凛「かよちん!!」
62: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:14:13.45 ID:AcvOpROH.net
??「動かないで!動けば魔法使いの命はないわ」

凛「…くっ。かよちんの優しさにつけこむなんて卑怯にゃ!」


??「ふんっ!なんとでも言いなさい。」

花陽「凛ちゃん…。私のことはいいから戦って」

??「戦えばどうなるかわかってんでしょーね?」ぐっ

花陽「痛っ…!」


凛「何が望み?凛はかよちんを守るためならなんでもするよ」


花陽「だめ!私のことはいいから戦って!」

凛「そんなことできないにゃー」
花陽「凛ちゃん!!」


??「ふっ…話が早くていいわ。じゃあ、その剣よ」

凛「これ?」


??「そう。その剣をよこしなさい。」
凛「お安い御用にゃ」ポイッ


花陽「凛ちゃん!だめだよ!」
凛「剣なんかより、かよちんの方が大事だから」にこっ


花陽「凛ちゃん…」

??「ふんっ、勇者っつっても大したことなさそうね。ほら、約束通り返してあげるわよ!」ドンッ

凛「かよちん!」ぎゅっ

花陽「凛ちゃん…ごめん…私のせいで…」

凛「かよちんのせいじゃないよ。だから元気だすにゃー」にこっ


花陽「…うん(あぁ…私…最低だ。また迷惑かけてる)」
63: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:18:12.07 ID:AcvOpROH.net
??「これさえあれば…」

凛「残念。魔物は倒せないよ」

??「なんですって…!?どういうことよ!」


凛「凛の仲間も同じことをやったにゃ。」
花陽「うん…結果は同じでした…」


??「そんなの…やってみなきゃ分からないでしょ?」

花陽「なにか悩みでもあるんですか?もしよかったら力になれるかもしれません!」

??「…」


花陽「あっ…あの…」

凛「うん、凛とかよちんなら役に立てるかもしれない。魔物も手下もバンバン倒しちゃうにゃー!」


??「それじゃ意味ないのよ…」

花陽「えっ…」


??「私が倒せなきゃ意味がないのよ!!」


「シャァァァァ!!!」

花陽「きゃあ!魔物っ…!」
凛「かよちん手を!」

花陽「うん!」
凛「ぶぅぅ…落ち着いてお話もできないにゃ」


??「当たり前でしょ。ここらへんは魔物がでる地帯なんだから。けど…これではっきりするわね」



??「この剣さえあれば…」ぐっ


??「くらいなさい!はぁぁぁぁぁ!!!」


ーーガシィィィン!!

??「ぐっ!」

「シャァァァァ!!!」

??「嘘…効かないなんて…!?」
64: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:21:41.05 ID:AcvOpROH.net
凛「だから言ったでしょ?どういうことか…伝説の剣では倒せないんだよ。噂ではかよちんに隠れた力があって…」


??「…そんな……じゃあ…どうやって倒してるっていうのよ!」


凛「…あれ?かよちんシャンプーかえた?」

花陽「あっ、分かった?駅前で試供品を貰ったから使ってみたの。どうかな?」

??「ちょっと、人の話聞いてるの?」


凛「ふんふんふん」くんかくんか
花陽「ふふっ、くすぐったいよー」

凛「うーん…」
花陽「今まで使ってたのとどっちがすき?」

凛「うん!どっちのかよちんも大好きにゃ!」

「ヤッパリソレカァァァァシャァァァァ!!!」バコーン


??「噂には聞いてたけど…本当に倒せるのね」

凛「まーね」

??「しかも剣は持たないで…。もしかして本当に伝説の剣に意味ないのかしら」


花陽「どうして倒せるのか詳しいことはまだ分からないんだけど…」

凛「分かってることといえばかよちんへの愛が止まらないってことだけにゃ」


花陽「うん…私も、凛ちゃんへの愛がとまらないだけ」


凛「どうしてかにゃー」
花陽「どうしてだろう…」
65: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:24:27.08 ID:AcvOpROH.net
??「…わかったわ!じゃあ私があんた達の仲間になってあげる!」


凛「それはお断りにゃ」

??「即拒否だぁぁ?ちょっと話ぐらい聞きなさいよ!」


凛「かよちんを人質にとる人を仲間にするわけないにゃ」プイッ

花陽「あれは私がどんくさかっただけだよ。だから話だけでも聞いてあげようよ…何か理由があるのかもしれないし」



凛「かよちんがそこまで言うなら…。じゃあ、凛の剣返して」

??「分かったわよ…ほら」

花陽「うん!やっぱりその剣は凛ちゃんが一番似合ってるね」にこっ

??「…その……あれよ」
花陽「ん…?どうしました?」


??「…悪かったわね!急に人質にとったりして」


花陽「う…うん。それは別に…」
凛「で、話って何なの?」

??「いいから仲間にしなさい!あんた達を観察して、どうやって魔物を倒してるのか私が解明してあげるわ!」


花陽「そんなことできるんですか!?」

??「ふっふっふ…当たり前でしょ?どう?悪い話じゃないはずよ」


凛「…かよちんはどう思う?」
花陽「悪い人じゃないみたいだし…いいと思うよ」


凛「…」
??「な、なによ…」


凛「いいよ!」
花陽「よかったですね」にこっ

??「当然の判断よ。この私が仲間になるっていってるんだからね!」
67: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:31:45.73 ID:AcvOpROH.net
にこ「とにかく…そうと決まれば自己紹介が先ね。私の名前は矢澤にこ。こう見ても戦士よ。よろしく」


凛「えぇ…戦士なの?戦士は海未ちゃんとかぶるってるにゃー。」


凛「転職する予定はある?」

にこ「なに?喧嘩売ってんの?」

花陽「まぁまぁ…。」



にこちゃんが仲間になったよ!


にこ「で、あんた達はどこへ向かってるの?」

凛「うーん…」
にこ「アテもなくただ歩いてるわけ!?」

凛「魔王を倒そうとは思ってるよ。けどどこにいるかわからないし…」

にこ「はぁ…呆れた。まぁいいわ。ここをまっすぐ行くと洞窟があるの。そこに魔王の手下がいるらしいから今から倒しにいくわよ」


凛「ううん。今日はもう宿屋さんで泊まるにゃー」

にこ「はぁぁぁぁ!?まだ真昼間なんですけどー?」


凛「今日はもう手下を一人倒してるにゃ。それに、かよちんの顔色が少し悪いにゃ」


花陽「えっ…」

凛「かよちんのことはなんでも分かるの。言ったでしょ?辛くなったら言ってって」


花陽「うん…ごめんね。少し疲れちゃって…」
凛「今日は宿屋でゆっくり休もう!…ねっ?か

花陽「うん…ありがとう」


「ドゥァァァァ!!!」

にこ「んなことしてる間に魔物が出たわよ!」


凛「どうしたの?元気ないにゃ…?」
花陽「う、うん…だから疲れちゃって」


凛「違う!かよちん…なにか悩んでる!」
花陽「そんなことないけど…」

にこ「って!話し合ってる暇はないわよ!魔物がいんのよ!」
68: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:35:42.19 ID:AcvOpROH.net
凛「なにをそんなに悩んでるの?」
花陽「悩みごとなんて…体重くらいだよ」

凛「じゃあ凛が当ててあげるにゃ」
花陽「えっ…」

凛「なんだ…。かよちんは凛に迷惑かけてると思ってるの?かよちんが凛に迷惑かけたことなんて一度もないんだからね!」


花陽「えっ…どうして分かったの?」

凛「言ったでしょ?かよちんの事ならなんでも分かるって」


「ギャァァァ…」

にこ「どうして黙って見ているのよ…あの子達…スキだらけなのに」



凛「それに、謝るのも反省するのも凛の方にゃ。どんなに村人たちを助けても、たった一人のかよちんを助けられなかった…」


凛「凛がしっかりしてないから…かよちんがあんな小さな戦士の人質にされちゃったにゃ…」


にこ「へぇーそう、小さな戦士ね。ふーん…。凛、ちょっとそこに座りなさい今から説教の始まりよ」


花陽「ううん。それは私がボーッとしてたからで…」

凛「凛はいかなる場面でもかよちんを守る義務があるにゃ!」


花陽「違うよ…勇者さまは私だけじゃない、世界中のみんなを守らないと」

凛「ううん。これは凛の義務にゃ。勇者としてじゃなくて、凛の使命なんだよ」


凛「大好きだよ、かよちん」
花陽「凛ちゃん…」


「ドゥグシャァァァァ!!」バコーン


にこ「えっ…」

花陽「あれ?今の音なぁに?」
凛「へ?音なんてした?」
69: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:37:57.04 ID:AcvOpROH.net
花陽「じゃあ私の気のせいかな」

凛「そうにゃー。よーし!あそこにある街までダッシュにゃー」

花陽「まってぇぇ…」
凛「ほーら!にこちゃんも早く!一緒にいくにゃー」

にこ「…一体何者なのよ」

にこ「って、ちょっと待ちなさいよ!小さな戦士は撤回しなさい!」


街に着いたよ!


凛「なんだろこの街…すごく華やかな街なのに空気がどんよりしててお通夜ムードみたいにゃ」

花陽「どうしてだろ…」

にこ「あそこにお城があるでしょ?そこにいる姫が目を覚まさないのよ」


凛「お姫様が…?って、にこちゃんが顔を布で覆ってるにゃ!」

花陽「どうしたの…?」

にこ「別にいいでしょ?寒いのよ」
凛「じゃあ上着を羽織ればいいんじゃ…」

にこ「顔が寒いの!とにかく気にしないで」
凛「うん…」


花陽「けど…お姫様が目を覚まさないってどういうことなの?」

にこ「魔王に呪いをかけられたのよ。魔王を倒さないと、お姫様は永遠に眠り続けてるってわけ」

凛「大変!早く呪いを解いてあげないと!」

街人「もしや勇者さまですか!」

凛「へ?」
花陽「すごい!やっぱり凛ちゃんって有名人だね」にこっ

凛「凛の知名度が一人歩きにゃ…」

にこ「当たり前でしょ。あんたは伝説の勇者なんだから」


凛「じゃあ…。どうも、伝説の勇者です!」きりっ

街人「勇者様だ…勇者様がいらっしゃった!」

街人「これで姫も一安心だ!」


凛「はい。必ずや凛が助け出してみせます!」

「「おぉー!!!」」
70: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:39:59.38 ID:AcvOpROH.net
家来「勇者様ですね?お待ちしておりました。」ぺこり

凛「これはこれはご丁寧に」ぺこり

家来「早速ですがこちらへ。王様がお呼びです」
凛「はい。」


花陽「あ、あれぇー?」
凛「どうしたの?」


花陽「にこちゃーん?あれ…?にこちゃーん?」

凛「えっ?にこちゃんがいないの?」
花陽「う、うん…どこいっちゃったんだろ…」


凛「もしかして…迷子!?」
花陽「じゃあ探さないと!」

家来「お連れの方でしたら私たちが探します。お二人は王様の元へ」

花陽「けど…」
家来「申し訳ありません。時間がないのです」


凛「何だか訳ありにゃ。にこちゃんなら大丈夫。かよちん…先に行こう」

花陽「うん…」

家来「ありがとうございます!早く…王様の元へ!!」


お城の中まで案内されたよ!


王様「おぉ!あなたが伝説の勇者か…!」

凛「伝説かは分からないけど勇者です。はじめまして」

王様「なんと…!ではこれで私の娘は助かるのですね!」

凛「はい!魔王も魔王の手下も凛達がやっつけます!」

花陽「はい!頑張ります!」


王様「突然で申し訳ありません。ですが、今日中に目を覚まさないと呪いによって娘は永遠の眠りについてしまう!」


花陽「たいへん!なら早く助けてあげないと!」

凛「分かりました!かよちん、LINEでみんなを呼んで。すぐに出発にゃ!」

花陽「うん!」


家来「その必要はありません」
花陽・凛「えっ…」
71: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:41:54.20 ID:AcvOpROH.net
王様「説明はあとです。とにかく…娘が眠る部屋まで来てください!」

凛「えっ…?お姫様のお部屋に魔王がいるんですか?」

王様「そういうわけではないのだが…とにかく、娘の部屋で娘を救う方法をお教えします。」


凛「は、はい…」



お姫様が眠ってる部屋だよ!


凛・花陽「綺麗な人…」

王様「あなた方2人と歳はそんなに変わりません。それなのに魔王は…くっ!」

凛「凛達はお姫様を助けたいです!その方法を教えてください!」

家来「はい、我々の住む街には古くから伝わる言い伝えがあります。」

花陽「言い伝え…ですか?」
家来「はい。それがですね…」



にこ「百に合うもの無敵なり。伝説の勇者の真実の愛で平和が訪れよう…でしょ?」


花陽・凛「にこちゃん!」
凛「どこいってたにゃ!」

花陽「心配してたんだよ?」

にこ「ちょっとヤボ用があったのよ」

凛「ねぇ、まだ顔隠してるの?」

にこ「言ったでしょ?寒いのよ」
凛「ふーん…」


王様「お連れのお方、よくご存知ですね!しかしあなた…どこかでお会いしましたか?初めてお会いした感じがしないのですが」

にこ「人違いよ。で、凛にどうして欲しいわけ?」


家来「はい。率直に申し上げます。お姫様の唇にキスをしてください」


凛「え!」
にこ「えぇっ!」


花陽「えっ…」
72: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:44:55.90 ID:AcvOpROH.net
にこ「って!どうしてそうなるのよ!」

王様「それが…姫を眠らせた時、魔王の口からはっきりと…」


魔王『貴様の娘は眠らせてやった!目覚めさせたければ我を倒すか…それか伝説の勇者にキスしてもらうんだな!』


魔王『ちがっ…!キスの部分は違う!嘘だ!きにするな!倒しにこいよ…倒さないと目覚めないからな!』

魔王『キスでは目覚めません!何度でも言います!キスでは目覚めません!!』



王様「とか言うもんだからキスで目覚めるんじゃないかと…」

にこ「なんなのよその魔王は。おっちょこちょいにも程があるでしょう」

家来「早くキスして頂けないでしょうか?お願いです勇者様!」

王様「勇者よ…たのむ!娘を助けてくれ…!」


凛「は、はい…。けど…」チラッ


花陽「凛ちゃん!」
凛「かよちん…」

花陽「凛ちゃんが決めることだよ。私なら…大丈夫だからね」にこっ


凛「かよちん…」

花陽「凛ちゃんは…勇者様なんだから…世界平和のために頑張らないと!」


花陽「(私だけじゃない。みんなの……勇者様だから…)」


王様「………ふっ」ニヤッ
にこ「(ん?)」

家来「さぁ!早く…勇者様!」

凛「は、はい…じゃあ…」
73: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:47:26.86 ID:AcvOpROH.net
凛「(目覚めなかったらどうするんだろ…偽物めー!とか言われて打ち首にされたりしないかにゃ?)」


家来「唇にどかんとやっちゃってくださいよ…ドュフフ」

王様「さぁ!早く!…ジュルリ」


凛「お姫様…いきます!」


ちゅっ


王様・家来「おぉー!!!!!!」


にこ「…ふんっ」

花陽「(すごく絵になってる…)」



にこ「…ダメねこれ。以外と腹立つわね」

家来「ぐはっ!……ん?まさか、あの覆面の正体は………っ!」



花陽「(どうしよう…私……これ以上…見たく…ない!)」


花陽「ちょっと外の空気吸ってくるね…」
にこ「花陽っ!ちょっ、待ちなさい!」




王様「……ふっ」ニヤリ
家来「王様。まだ早いかと」


王様「あー、ごめんごめん。勝利を確信しちゃったからつい無意識で」

家来「ふふっ…。さて、あちらのお二人をどうされますか?」

王様「覆面のやつも邪魔だ。捕らえて地下牢にでもぶちこんどけ。」

家来「分かりました。ではそのように」


王様「純粋な奴ほど壊しやすいものよ…。さぁ、仕上げだ!」


王様「姫よ…目覚めるのじゃぁぁぁ!!!」パチンッ
74: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:49:22.79 ID:AcvOpROH.net
姫「…っん」

凛「わぁ♪」

姫「あれ…?ここ…ヴェェェ!私の部屋!?」


凛「目覚めたにゃ!」

姫「あなた…誰?」
凛「凛の名前は星空凛!こうみえても勇者なんだよ」


姫「勇者様…?」

凛「その呼び方は照れるにゃー。凛でいいよ!お姫様」


姫「凛…?」
凛「体起こせますか?お手伝いしますね」

姫「…それ、やめてくれない?過保護にされるの嫌いなのよ」


凛「はい…ごめんなさいお姫様」
姫「それもやめて」

凛「えっ?」
真姫「真姫でいいから…凛」


凛「真姫ちゃん!」パァァ!

真姫「ちょっ!なによいきなり!」


凛「真姫ちゃん真姫ちゃん真姫ちゃーん!」
真姫「ちょっと…!」



凛「じゃあ元気になったところでかよちんを紹介するね!凛の大切で大好きな…あれ?かよちん?おーい、かよちーん」


真姫「そうよ…私も!パパっ!私の専属戦士はどこに…」

家来「では、早速準備しましょう」


凛・真姫「えっ?」

王様「結婚式の準備です」
75: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:51:16.16 ID:AcvOpROH.net
凛「ちょっ!それはまだ気が早すぎます!かよちんのお母さんとお婆ちゃん達にも正式にご挨拶してないのに…」


家来「なにを勘違いされているのですか?」

王様「今から行うのは姫と勇者様の結婚式に決まっています」




凛「えぇぇ!凛が真姫ちゃんと結婚!?」

真姫「ちょっと…!どういうことなのよ!」


凛「ぶふっ」
真姫「なんでちょっと笑ったのよ!」


凛「ごめんごめん。えへへー」

王様「勇者様とお前のキスで魔王の呪いが解けたんだ。まさに愛の勝利!これこそがまさに真実の愛を!」

家来「おそらく…真実の愛が魔王の弱点。お二人が真実の愛を貫けば魔王の息の根は止まるはずです。真実の愛を貫く…すなわち結婚」


凛「そ…そんなぁ!」
真姫「そんなバカな話があるわけないでしょ!」


王様「いいから結婚だ!」

真姫「パパ…どうしちゃったの?地位や身分は関係ない。私の人生だから私の好きに生きていいって言ってくれたじゃない!」


王様「事情が変わったんだ」
真姫「でも…!」

凛「会って10分も経ってないのに結婚するって言うのはちょっと…」


家来「では言い方を変えます。これは世界平和のためなのです」

王様「言ったはずだ。二人が結婚し真実の愛を育めば魔王は息の根を止める」

王様「これは全世界の命令だ…」


凛「そんな命令は聞けません!だって…真姫ちゃんの事は好きです!いい友達になれると思います。けど…」

真姫「私だって同じ気持ちよ!」
76: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:52:42.56 ID:AcvOpROH.net
家来「他に結婚したい人間でもいるのですか…?」


真姫「ヴェェェ…そんなのいるわけないでしょ!」

凛「はい!」
真姫「えぇっ!」


凛「います!」

真姫「言い切った…!」


王様「ぐはぁっ…!」

凛・真姫「え?」


家来「王様…!?大丈夫ですか?」
王様「ふっ…言ってくれるな勇者殿め…」


王様「では言い方を変えよう。二人とも身分を考えるんだな」

家来「花陽さんは魔法が使えない。あれではただの田舎から出てきた町娘です。伝説の勇者の相手にはふさわしくありません」


凛「それどういう意味ですか?あなたにかよちんのなにが分かるんですか!」


王様「お前もだぞ。たまたま雇った護衛の矢澤にことかいう奴と仲がいいそうじゃないか。身分をわきまえろ」


真姫「ちょっ!別に仲がいいってわけじゃ…たまたま近くにいたから一緒にいただけよ!…たまたまなんだから…別に好きって訳じゃないんだから…」


家来「ぐはぁっ!」

凛・真姫「え?」
77: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:54:58.95 ID:AcvOpROH.net
王様「ちょっ…大丈夫?そっかお前ツンデレに弱かったな」

家来「はぁはぁ…失礼いたしました…不意打ちだったのでつい」


王様「勇者はそれなりの地位を得た人間と結婚すべきだ。それに、勇者のキスで我が娘は目を覚ました。まさに真実の愛!」

王様「町娘や護衛に抱いていた感情は気の迷いだった。そうは思わないか?」

真姫「そんなこと…」

凛「思わないにゃ!けど、真姫ちゃんのことは大好きにゃ!でも…結婚とかそういうんじゃなくて…」

真姫「私もよ!私は凛と結婚なんてしない!第一、どんな人かもまだ知らないのに結婚なんてできないわよ!」


家来「矢澤にこはこの街を出られました」

真姫「えっ…どうして!」


凛「そういてば護衛の矢澤にこちゃんって…真姫ちゃんの護衛ってにこちゃんの事だったの!?」

真姫「えっ…にこちゃんのことを知ってるの…?」


凛「知ってるもなにもさっきまで一緒に…あれ?にこちゃんもいないや。どこー?」

家来「あなたにはほとほと愛想がつきたと。魔物を倒せない以上、護衛する力も必要もない。もう二度と会いたくないと申しておりました。」


真姫「えっ…そんな…」

凛「にこちゃんがそんなこと言う訳ないよ!…そうか、真姫ちゃんを助けたかったから凛から剣を盗んで…真姫ちゃん、誤解だよ!にこちゃんは…」


家来「花陽様も里へ帰られました」

凛「えっ…」

凛「かよちんが…?嘘だっ!凛に内緒で帰ったりなんてしないもん!」
78: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/11(月) 19:55:34.43 ID:AcvOpROH.net
家来「裏切り者の顔はみたくない。どうぞ姫様とお幸せに…。それと、あなたのことが大嫌い…だそうです。」


家来「先ほどのキスを見せられたら…思いが覚めたと。この浮気者と…」


凛「えっ…」フラフラ

ーーガクンッ


凛「かよちんに…嫌われちゃったの…?」

真姫「にこちゃん…私とは二度と会いたくないって…」


凛・真姫「そんな…」


王様「……ふっ。勝負あったな」
家来「さぁ、結婚式の準備を!!」


真姫「にこちゃんがいないんじゃ…」
凛「かよちんに嫌われたんじゃ…」


凛「もう、どうなったっていいや…」
真姫「もう…どうなったって…」



家来「ふっ…」

王様「お二人で真実の愛を貫くのですよ、勇者様」ニヤリ


第4部おしまい
86: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/12(火) 22:31:00.99 ID:4b3d7kVg.net
穂乃果「結婚おめでとう…凛ちゃん」


凛「ありがとにゃ」

穂乃果「凛ちゃん…全然嬉しそうじゃないね?」


凛「そう?普通だけど」
穂乃果「そっか…普通なんだ…」


ことり「えーっと、いつもの格好で結婚式をあげるの?」

凛「うん。別にどんな格好でも一緒だから」


ことり「そっか…一緒なんだ…」
海未「準備はできましたね?」

凛「うん」
海未「ではあちらの準備が出来次第、凛達の結婚式を…」


穂乃果「あっ!どうしよう!こんな時にトイレに行きたい!」

海未「どうしてこのタイミングで行きたくなるんですか!」


穂乃果「えー、だって緊張しちゃって…」

海未「何故穂乃果が緊張するんですか?」


穂乃果「えへへー。すみません、トイレの場所まで案内してくれませんか?」

家来「えっ…ですが、この場から離れる訳にはいきません。使いのものを呼びますのでお待ちください」


穂乃果「そこまでしなくていいですよ!では場所を教えてください」にこっ

家来「はい。まずはここを出て右に…」

穂乃果「…ふんふん」チラッ

海未「……」コクン
87: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/12(火) 22:34:02.02 ID:4b3d7kVg.net
ことり「あれ?凛ちゃんこんなところにゴミがついて…あわわっ!」


凛「あっ!」ガシッ!

ことり「ふぅ…ごめんね。助かったよ」

凛「あぶなかったにゃー。気をつけてね」にこっ


ことり「うん!」


凛ちゃん…聞こえる?


凛「あれ?」

家来「!!」


駄目っ!反応しちゃだめ!見張りの人に気づかれちゃう!


凛「……」

聞こえてたら…右頬をさすってみて


凛「んー…」スリスリ


家来「…突き当たりを左に曲がると王様の絵が飾ってある壁があります。そこをですね」

穂乃果「ふんふん…」


よかった…気付きてないみたい。


凛「(さすがことりちゃん…こんなことまでできるんだね!やっぱり、なんとかブルドア先生から教えてもらうの?)」


へ?えーっと…と、とにかく、用件だけ話すね。

凛ちゃんとお姫様、そして私たちはここに来てからずーっと家来の人達に見張られてるの。気づいてた?


凛「(あっ…言われてみれば…)」


希ちゃんが嫌な予感がするって言うからね、凛ちゃん達の住む街まで花陽ちゃんのことを見に行ったの。
88: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/12(火) 22:40:10.08 ID:4b3d7kVg.net
凛「んんっ!」


家来「…ん?」


穂乃果「で、ここを出て真っ直ぐ行くんですよね?」

家来「いいえ、違います。右です。そのあと…」

海未「ふぅ…」

凛ちゃん!だから反応しちゃダメだよ!あぶなかった…


凛「(ごめんにゃ…。で、かよちんは…元気にしてた?)」


希ちゃん達にも見張りがついてるから一瞬の隙をついて行ってきたんだけど…

そしたらね、そこに花陽ちゃんはいなかった。


凛「えっ!!」

家来「どうされましたか!」

凛「えっ…えーっと…」

海未「そうなんです!凛の結婚式だというのにラーメンがでないとか!」


凛「えぇぇぇ!!!ちょっ、それって本当なの!?」

凛「ラーメン…でないんだ…そんなの信じられないにゃ…」

海未「…ほっ」
89: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/12(火) 22:41:54.14 ID:4b3d7kVg.net
家来「…そんなことですか。」

穂乃果「パンとイチゴは出ますか?」

海未「別に聞いてもいいですがこれは穂乃果の結婚式ではなく凛とお姫様の結婚式ですよ。」


穂乃果「えへへー。で、トイレはここを出て左に曲がって…」

家来「いえ、右です。ですから…」

穂乃果「ふんふん…」



凛「(どうして?かよちんは里に帰ったって…)」

ううん。凛ちゃんと旅に出たあの日から一度も帰ってきてないって。


凛「(じゃあ…どこに…。あっ、そうか…二度と凛に会いたくないからだ…)」

えっ…

凛「(凛と二度と会うことのない…どこか遠い街に行っちゃったのかな…きっとそうだよ…だって、かよちんは凛のことが…嫌いって…)」


凛ちゃんは本当にそう思ってるの?

凛「(……)」


実際に花陽ちゃんの口から聞いたの?



凛「(もういいよ…せめて遠くで暮らすかよちんのために、真姫ちゃんと結婚して世界を平和にするにゃ)」


凛「(それが今の凛できるただ一つのことにゃ…)」


分かった。

けど…凛ちゃんが結婚を決意する時って花陽ちゃんに嫌われた時なんだね?


凛「(えっ…)」


真姫ちゃんと幸せにね。
90: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/12(火) 22:46:09.05 ID:4b3d7kVg.net
穂乃果「…はぁ」

海未「もう御付きの方を呼んだほうが早いかと」

家来「そのようですね。少々お待ちください」


ことり「あっ、私も穂乃果ちゃんと一緒にトイレに行こうかな」
海未「そうですか?では私もお伴します」


凛「あっ…みんな…」


ことり「じゃあね、凛ちゃん。」
海未「姫とお幸せに…」

穂乃果「凛ちゃん…本当にこれで…」


凛「……」

海未「行きますよ穂乃果」
穂乃果「うん…」


凛「だって…凛は嫌われてるんだもん…」


凛「(…かよちん)」






地下牢なんだよ!


花陽「うぅぅ…私たち、どうなっちゃうのかな?」

にこ「さーね。ほとぼりが冷めた頃に打ち首とか?」


花陽「ひゃぁぁ!うぅ…やだよぉぉ…」グスグス
91: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/12(火) 23:05:47.42 ID:4b3d7kVg.net
花陽「凛ちゃん助けて…。はぁ…って、今はそれどころじゃないよね」


にこ「そもそも王様はどうして私たちを地下牢に閉じ込める必要があるのかしら」

花陽「それは…結婚式に賛成してないから…とか?」

にこ「やっぱそうなるわよね」


花陽「(にこちゃんも賛成してないんだ…)」
にこ「…なに?なんか問題でもあるんけ?」


花陽「う、ううん!別に…」

にこ「で、花陽はどうなの?」

花陽「えっ…私?そうだね…閉じ込めるにしてもご飯くらいは出して欲しいかな…」


にこ「そうじゃないわよ!」

花陽「けど、大事な事だよ!うぅぅ…お腹減ったよぉ…」


にこ「正直なところ、私はそれなりに覚悟はしてたの」

花陽「へっ?」

にこ「私と真姫ちゃんは身分が違うから。どうにかなろうなんて考えてない…ただ、真姫ちゃんの側でずっと…」


花陽「真姫ちゃんって…お姫様のこと?」
にこ「さぁね」


花陽「そっか…だから凛ちゃんから剣を盗んだんだね」

にこ「違うわよ!あれは…どう考えても凛より私のほうが伝説の勇者に向いてると思ったから確かめただけ!」

花陽「ふーん、そっか」にこにこ
にこ「深い意味なんてないわよ」

花陽「うん、そうだね」にこにこ
にこ「なんかムカつくんですけどー」

花陽「ふふっ…ごめんごめん」にこにこ
93: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/12(火) 23:21:10.65 ID:4b3d7kVg.net
にこ「…魔物さえ強くならなかったらこんな事に…」


花陽「そうだね。普通に倒せてたらこんな事には…」


花陽「(凛ちゃんは…勇者になんて…)」


にこ「あの日…何百年かに一度ってくらいの流星群が見える日があったでしょ?」

花陽「うん!あったよね」


にこ「あの夜を境に、すべての魔物の様子が変わったわ。知ってる?」

花陽「その日からってことは知らなかったけど…流星群の事なら覚えてるよ。凛ちゃんと一緒にみてたんだ。綺麗だねって…二人で…」

にこ「ふーん」


花陽「その時にね…ふふっ、今思い出しても笑えるんだけど…ふふふっ」

にこ「どうしたのよ。勿体ぶらないで教えなさいよー」


花陽「そしたらね!頭に角とか生やした大きな男の人がいてね。体の色とかも紫色だったかな?でね、着ている服にも大きくデビルって書いてるような人で…」


にこ「へー」


花陽「その人ね、『もっと強くしてください!他に何もいらない…百合しかいりません!』って大きな声でお星様にお願いしてたの」

にこ「なによそれ!バカっかじゃない!…ぷぷぷっ」

花陽「強くなりたいって言っちゃう悪そうな人でも百合のお花が好きなんだねーって凛ちゃんと二人で…」


花陽「凛ちゃん…」しゅん
94: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/12(火) 23:27:01.25 ID:4b3d7kVg.net
花陽「そ、そうだ!にこちゃん達はみてなかったの?」


にこ「そりゃ見たわよ。私たちも真姫ちゃんとお城を抜け出して人里離れた山奥まで見に行って…とか!今はそういう話してないんですけど!」


花陽「ふふっ、ごめんごめん」にこにこ


にこ「あの日を境に、すべての戦士達が魔物を倒せなくなった。魔物や手下は全て魔王が作り出したもの…。つまり、その二つが倒せないとなると…」


花陽「魔王も倒せない…」


にこ「守る事のできなくなった護衛なんて必要ある?それでも…真姫ちゃんも王様と王女様も私を認めてくれたわ」


にこ「けれど、魔王に襲われて真姫ちゃんは永遠の眠りについてしまった…。私が守れなかったせいでね」


花陽「にこちゃんのせいじゃないよ!悪いのは…」


にこ「王女様は体を壊して病院で眠っているわ。私が真姫ちゃんと家族をめちゃくちゃにした…。そして、その日から王様は人が変わったように別人になってしまった。」


にこ「私に戦う力がないから…だから!」


花陽「ううん。それでも真姫ちゃんはにこちゃんに側にいてほしいはずだよ!」
95: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/13(水) 00:02:07.63 ID:VOoK9C4S.net
にこ「慰めはよして!自分が一番分かってるの…」


にこ「私はもう…」


花陽「ううん!そんなことない!にこちゃんは間違ってる!」

にこ「花陽…」

花陽「ここから出ようよ!そして、お姫様の気持ちを確かめようよ!お姫様だって、護衛としてじゃなく にこちゃんとして側にいてほしいって思ってるはずだよ!」


にこ「そういう花陽はどうなの」
花陽「えっ…私?」

にこ「もしここから出れたとしても…世界平和のために凛は真姫ちゃんと結婚するかもしれないわよ」

花陽「それは…仕方ないよ…」
にこ「本心なの?」


花陽「だって、凛ちゃんは勇者様だよ?こんな…魔法も使えないただの人間の私が今まで一緒にいれたことが奇跡なんだもん」


花陽「結婚は凛ちゃんが決めたこと。凛ちゃんが望んだ事だから…。世界平和のためだよ。反対する理由なんてない…」


花陽「うん…分かってるんだ。分かってるのに…」

にこ「はぁ…花陽…」ぎゅっ


花陽「凛ちゃんが勇者じゃなかったらって…!あの日、天の声なんか聞こえなくて勇者にならなかったらって!」


花陽「そしたら今もずっと…一緒に…」

にこ「泣くんじゃないわよ!…ばかね」


花陽「やだよぉ…っ……結婚しちゃやだぁ…凛ちゃんっ……だって…大好きなのは誰にも負けないもん!」


花陽「花陽が一番凛ちゃんの事を大好きだもん!」
96: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/13(水) 00:04:29.82 ID:VOoK9C4S.net
にこ「じゃあ、ここから出るわよ」

花陽「えっ…」


にこ「結婚式なんかぶち壊すのよ!」

花陽「…うんっ!」


にこ「にこ達をここにぶちこんだ手下の奴らにもお礼してやらないといけないし」

花陽「けど…どうすればここから出られるの…?結婚式だってもう終わってるかもしれないし…」


「そうね。それは出てから考えるといいわ」


花陽「へっ?」


絵里「早く…時間がないの」
花陽「あっ!」


にこ「絵里…っ!」

花陽「へ?」

絵里「久しぶりね、にこ」

花陽「知り合いなんだ…」
絵里「話はあと、早く式場へ!」


花陽「うん!」
にこ「分かってるわよ!」

絵里「けれど一体どんな方法を使ったの?近くにいた見張りの連中全員が気を失っていたけれど…」


絵里「あなたたち…魔法でも使ったの?」


花陽・にこ「へ?」
にこ「何って…普通に会話してただけで…」

花陽「どうしてだろ…」
97: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/13(水) 00:08:31.77 ID:VOoK9C4S.net
にこ「私たち…なんの話をして……待って!今もあの時も…花陽は……大好きって……」


絵里「とにかく時間がないわ。にこ…?早くいくわよ」

にこ「…待って!花陽、流星群の日に何を見たって言った?」

花陽「えっ…だから流星群を…」
にこ「じゃなくて!」

花陽「え?あーっ…う、うん…デビルって書いた服を着てた悪そうな大男の人が…強くしてください。百合しかいらないーって…」


にこ「まさか…いや、まったくない話じゃない。1何百年かに一度の流星群…パワースポット巡りが流行する世の中よ。まったくない話じゃない!」

花陽「パワースポット…?」
絵里「希は好きよ」
花陽「あっ、好きそうだねー」


にこ「ふっふっふっ…さすが世界最強の異名を持つハイパー護衛だわ。私にかかればどんな謎も解いてみせる!」


絵里「なんの話なの?」
花陽「うー…わからないよ…」
絵里「護衛って探偵もするの?」
花陽「するのかも…」


にこ「そのデビル男が魔王だとすると…!」

にこ「百合しかいらない…百に合う…真実の愛!」

絵里「ちょっと、どうしちゃったのよ?」


にこ「分かったわよ!魔王の弱点がね…!」

花陽「えぇぇぇ!!!」

絵里「ハラショー!」


にこ「とにかくいそぐわよ!」
98: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/13(水) 00:11:17.04 ID:VOoK9C4S.net
急いだよ!


家来「オホン…では、只今より伝説の勇者様と姫による結婚式をとり行います」


凛「うぅぅ…」ウルウル

姫「ヴェェ…なんで涙目なのよ!」


凛「だって…」
姫「…そうね。私も同じ気持ちよ…」


凛「けど…これが世界平和のためなんだよね?」

姫「…えぇ、そうよ」



穂乃果「どうしよう海未ちゃん…!本当に結婚しちゃうよぉ…」

ことり「凛ちゃん…」
海未「…くっ、仕方ありません。ここは力ずくでも阻止しましょう」

希「待って」
海未「ですが!」


希「時はきた…なんちゃってね」にこっ
海未「えっ…」



凛「じゃあ…凛と結婚…」

姫「私と…凛の…」



王様「……ふっ、これで私の勝ちだ」



その結婚式、ちょぉぉぉぉぉぉっとまったぁぁぁ!!!!!


王様「なにっ!?」
99: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/13(水) 00:24:40.16 ID:VOoK9C4S.net
凛「へ?」

真姫「その声は…!」


にこ「そのインチキ結婚式!待ってもらおうかしら!」

真姫「にこちゃんっ!」


穂乃果「えっ誰っ?」
希「にこっち…!」

ことり「知り合いなの…?」
希「うん。昔、エリチと3人で旅してたんや」
海未「そうだったんですか…」


絵里「良かった、間に合ったわね」

にこ「ふんっ!さーて、まずはどこからぶっ壊してやろうかしら」

希「とんでもないこと言い出すやん」
にこ「まーね」


王様「まずい…奴等をとりおさえろ!」
家来「ははー!」


真姫「ちょっと、どこいってたの!ずっとそばにいてって言ってたでしょ!」


家来「ぐはっ!」

王様「おい!…お前ツンデレ大好きだな!くそっ…じゃあ元々いた家来の者たちよ!奴らを取り押さえろ!」

おおー!


穂乃果「そうはさせないよ!」ガシンッ

海未「ここは私たちで食い止めましょう!」ギィシン!


ことり「うん!」
希「うん!」
絵里「ええ、いくわよ!」


凛「みんな…!」
100: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/13(水) 00:26:58.14 ID:VOoK9C4S.net
にこ「ふんっ、ずいぶん幸せそうな格好してるわね。お邪魔だった?」


真姫「これは…その…用意されたからたまたま着てるだけよ!」

にこ「ふんっ!」

真姫「そっちの方こそ…どうして側にいなかったのよ!」

にこ「そこは…謝るわよ。悪かったわね」
真姫「えっ…」

にこ「今の言葉覚えてなさい。何度クビにされても離れてやんないから」

真姫「望むところよ!魔物を倒せなくたっていい…ずっとそばにいなさいよ!」

にこ「分かったわよ!」




凛「ふふっ、誤解が晴れて良かったにゃー」

花陽「凛ちゃん…」



凛「えっ…かよちん!遠くの街に行ったんじゃ…」

花陽「遠く…?なんで?凛ちゃんに黙ってどこかに行ったりしないよぉ…」


王様「まずいっ…!勇者を取り押さえろ!」

希「させへんよ!」

王様「くそっ…!では私が直々に!」


花陽「ねぇ、結婚…しちゃうの?」

王様「!」ピタッ!


希「…止まった?」

にこ「やっぱり…私の推理は当たっていたわね!」
101: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/13(水) 00:31:43.31 ID:VOoK9C4S.net
凛「それは…」
花陽「やだっ!」

凛「えっ…」

花陽「絶対に…やだ!」



凛「かよちん…」

花陽「ワガママだって分かってるの!凛ちゃんは世界平和の為に結婚するんだって…けど…して欲しくないの…」


花陽「私…凛ちゃんが思ってるような人間じゃない。凛ちゃんを独り占めしようとしてる…最低だよね…ごめんね」


花陽「凛ちゃんが勇者じゃなかったらって…!お姫様を助ける時だって…どうして凛ちゃんがキスしなきゃいけないんだろうって!だから…」


花陽「凛ちゃんが勇者になってすごいなって思ってる…前よりたくましくなったし強くなった。けど…遠い存在になったみたいで寂しくて…」


花陽「ごめんなさい…私最低だね。嫌いになったよね?うん…嫌っていいよ。だから…」



凛「じゃあ、結婚しない」

花陽「えっ…」

凛「言ったでしょ?勇者の前に凛は凛だって。世界平和も大事だけど、かよちんを幸せにすることも大事だから。」


凛「かよちんが嫌なら…凛はしない」
花陽「凛ちゃん…」
102: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/13(水) 00:36:56.29 ID:VOoK9C4S.net
凛「ごめんね…凛が間違ってた。結婚なんかしなくても、真っ向勝負で魔王を倒せばいいだけの事にゃ」


花陽「…いいの?」


凛「いいに決まってるにゃー。それより…凛のこと…やっぱり嫌い…?」


花陽「えっ?どうだろ…凛ちゃんが嫌ってるから、お魚さんも凛ちゃんのことが嫌いなんじゃないかな?」


凛「えっ…なんの話にゃ?」
花陽「えっ?」


凛・花陽「え?」

にこ「で、花陽は凛のことが好きなの?」


花陽「それはもう!大好きです!」
凛「凛もかよちんが大好きにゃぁぁ!」

にこ「こっちも誤解が解けたわね」


家来「やめろ…よ、よせっ!お前達…揃いも揃って…!!」

家来「大いなる力によって無敵の体を得た魔王様の使いであるこの私が…小娘ごときに…」


家来「負けるわけがないだろぉぉぉ!!!!!」


にこ「ふんっ、じゃあくらいなさい」
家来「なにっ…!」


にこ「いいわね!一度しか言わないわよ!」

にこ「言いたくないからね。本当はこれっぽだちも言いたくないんだからね!」
103: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/13(水) 00:39:24.62 ID:VOoK9C4S.net
にこ「真姫ちゃん…その……好き」


真姫「は…はぁぁ?そういう大事なことはもっと大きな声で言いなさいよ!」


にこ「なんでよ!真姫ちゃん大好きって言葉をどうしてわざわざ大きな声で言わなきゃいけないわけ!」


真姫「そっちの方が伝わりやすいでしょ!にこちゃん大好き!…ほら、はっきり伝わったはずよ」


にこ「全然伝わってこないんですけどー」
真姫「はぁぁ?じゃあもう一度言うから聞いてなさいよ!」


家来「よせっ…やめろ!!」



真姫「だ…大好きよ!」

にこ「違う!私が真姫ちゃんの事を好きなの!」
真姫「違うわよ!私がにこちゃんの事を好きなの!」


にこ「それって両思いってこと!」
真姫「そうかもね!」


にこ・真姫「ふんっ」


家来「ぐぅぅっ…くそっ!負けてたまるかぁぁぁ!!」



穂乃果「私も海未ちゃんのことが好き!」

海未「どさくさに紛れてなにをいいだすんですか!」

家来「ぐはぁぁっ!!」
104: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/13(水) 00:43:14.55 ID:VOoK9C4S.net
穂乃果「いやぁー、言うならこのタイミングかなーって」

海未「私が見る限りではそんなタイミングありませんでした!勘違いもいいところです!」


ことり「私も海未ちゃんのことが好き!」
海未「ことりまで何を言いだすんですか!?」


ことり「あっ、でも穂乃果ちゃんのことも好きだよ」

穂乃果「そうなの?私もことりちゃんのこと大好きだよ!」

ことり「海未ちゃんは…」
穂乃果「どうなの?」


海未「……そ、それは」

ことり・穂乃果「嫌いなんだ…」しゅん


海未「そんなことは一言も言ってません!」


海未「その…えーっと…す、好きです!!」

ことり・穂乃果「わぁ♪」


家来「こっちもかよぉぉぉぉぉ!!!!!」


バコーン!!


花陽「きゃあ!」
凛「なんか家来が爆発したにゃ!」

絵里「すごいわ…!凛と花陽の力を使わずして手下を倒せた…」

希「一体…どうやって…!」
105: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/13(水) 00:46:09.26 ID:VOoK9C4S.net
王様「っ…!くそっ…もう少しだったのに」


にこ「次はあんたの番よ」
王様「ちっ…」

真姫「えっ…」

にこ「真姫ちゃん…あいつは王様じゃない。魔王本人よ!」


真姫「えぇ!!」
穂乃果「そうだったの!?」

海未「やはり…!手下も含めあなたの使いでしたか」

魔王「ふっ…気づくのが遅い」
真姫「パパをどこにやったの!答えなさい!」

魔王「あいつなら我が城の牢にぶち込んでいる。」

真姫「パパを返して」

にこ「全部私が助けてあげるから真姫ちゃんは隠れてて」

真姫「いやよ…!」
にこ「いいから隠れてなさい!守ってあげるから!」


真姫「っ…!分かったわよ!けど、あいつのこと倒さなかったら承知しないわよ!」

にこ「分かってるわよ!」


絵里「弱点も分かったことだし…」
希「残念やけど、そっちに勝ち目はないみたいや」


魔王「ふっふっふ…私は魔王だ。手下や魔物と一緒にしてもらっちゃ困る…簡単に倒せると思うなよ」

にこ「ふんっ!今のうちに大口でも叩いてなさい!じゃあ…いくわよ!」



ぐぅぅぅ…

にこ「ちょっ、なにこの音」
106: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/13(水) 00:48:15.53 ID:VOoK9C4S.net
花陽「あっ…そう言われてみれば捕まってからなにも食べてなかったんだ…」


にこ「ちょっと!今からって時に!」

凛「それは大変にゃ!結婚式だから食べ物がたくさんあるよ!すぐに…。あれ?ないよ!おにぎりがない!」


穂乃果「大丈夫!パンならあるよ!はい、食べて!」

花陽「パンより白米がいいよぉ……はむっ。…んっ!このパン美味しい…」

ことり「食べるんだね…」


凛「パンはあるのにラーメンもなければおにぎりも出ない結婚式…そこも含め魔王を許さないにゃ!」

魔王「お姫様の結婚式でそんなポピュラーなもん出すか!」



魔王「ふっ…まぁいい。これでもくらえ…!はぁぁぁっ!」


花陽「あぁぁぁぁぁっ!!!」


穂乃果「花陽ちゃん!」
凛「かよちん!」


海未「っ…!貴様…!」

ーーガシンッ!

にこ「そいつに通常攻撃は効かない!分かってるでしょ!」

絵里「じゃあどうすれば…」


にこ「だからこう言うのよ…真姫ちゃんの事が大好き!」

海未「大好き…?」
にこ「奴の弱点は百合よ!」

海未「百合…ですか?」

にこ「そう!百合よ。そりゃもう魔王となればガッチガチなガチ百合しか好まないはずだわ!」
107: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/13(水) 00:51:19.20 ID:VOoK9C4S.net
絵里「白いお花にそんな効果が…」


にこ「それがその百合じゃなくて…いや、やめとくわ。真面目に説明するのがバカみたいだから」


希「つまりはその百合を、凛ちゃんと花陽ちゃんは無意識にやっていたわけやね」

にこ「そういうことよ」

希「で…今さっき にこっちと穂乃果ちゃんたちがやっていたことも百合なんや」


魔王「くっ…!」

にこ「ええそうよ!そして、そのリアクションから察するに…百合が弱点ってのは間違いないみたいね」にやっ


希「さっきのが百合なんや…」


魔王「ふっ…だが、これで勝ったと思うなよ」

にこ「なんですって!」


魔王「俺に勝てると思うな!貴様等の百合など萌えの対象ではないわ!!」

希「ねぇエリチ」
絵里「なぁに希」

希「大好きや」
絵里「へっ…?」


魔王「ぐはぁっ!」

希「百合ってこういうことなん?」
海未「さぁ…?」

にこ「って、言ってるそばからやられてるんじゃない」
魔王「そんなことない!」


穂乃果「ねぇ、百合の花だったらあっちにたくさん飾ってあるよ。とってきたほうがいい?」

にこ「好きにして」
108: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/13(水) 00:55:09.66 ID:VOoK9C4S.net
穂乃果「お花の百合と弱点の百合がむかんけいだとすると…百合ってなんだろう」

希「謎は深まるばかりや…」
海未「まったくです…」


穂乃果・希・海未「うーん…」


真姫「はい!百合の花が弱点って聞こえてきたから必要かなと思ってたくさん持ってきたわ!」

にこ「あ…ありがとう!!」


魔王「ふっ…」

絵里「余裕ね。弱点が分かった以上…あなたに勝ち目はないのよ」


魔王「お前たちの…間違いだろ?」

絵里「なんですって…!」


魔王「私は負けん!何故なら…フハハハハハハッ!!!」
109: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/13(水) 00:57:10.84 ID:VOoK9C4S.net
凛「かよちんしっかりして!目を開けてよ!」


ことり「大丈夫…私の魔法で絶対に助けてあげるから!」

凛「ことりちゃんお願いにゃ!かよちんを助けて…」


花陽「うっ…」

ことり「あっ!」

花陽「んっ…あれ?」


凛「かよちん!よかったよぉ…もうこのまま目が覚めないかと思ったにゃー!」


花陽「もう…凛ちゃんそればっかりだよ」
凛「だって…」

ことり「ごめんね。けど、話してる暇はないよ」


凛「そうにゃ…魔王め、絶対に許さないにゃ!」

凛「かよちん!凛の左手を!」

花陽「やっ…!」

凛「え?どうしたの?」


花陽「私に触らないで!」ベチン

凛「えっ…」



花陽「凛ちゃんのことなんて大っ嫌い!!」




ことり「花陽ちゃん!」
110: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/13(水) 00:59:03.49 ID:VOoK9C4S.net
凛「ごめんかよちん…聞こえなかったにゃ。なに…?もう一回言ってみて?」


花陽「えっ…凛ちゃんのことなんか…大嫌い!!」


凛「…そ、んな……」ガクンッ

絵里「凛っ!」


穂乃果「花陽ちゃん!どうしちゃったの…?いきなりあんなひどいこと…!」

ことり「そうだよ!花陽ちゃん…!」


花陽「ごめんなさい…私…大嫌いって言ったはずなのに…口が勝手に大嫌いって…」

穂乃果「えっ…」


花陽「凛ちゃんのことが大嫌い…違う!私は凛ちゃんのことが大嫌いって…あれ?なんで?凛ちゃんの事が大嫌いって!…どうして!」



にこ「あんた…花陽になにしたのよ!」

魔王「ふっ…」ニヤリ



魔王「さぁ、真実の愛を確かめさせてもらおうか…伝説の勇者さんよ」


第5章おしまい
116: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 01:59:37.52 ID:B5QPymQa.net
花陽「大嫌いっ!…あれ?うぅ…もう一度、大っ嫌い!じゃなくて…大っ嫌い!」

花陽「違う!凛ちゃんの事が嫌い…大っ嫌い!!」


凛「ぐひゃっ!」バタッ
穂乃果「凛ちゃんしっかり!」


魔王「ふっふっふっ…」
絵里「花陽に一体何をしたの!」

魔王「フェアーじゃないだろ?そっちばかりが有利じゃ」


にこ「つまり、花陽の凛に対する大好きを封じたってわけね」
海未「なるほど…汚い手を使いますね」


魔王「ははっ!なんとでもいて!さぁ…どうする勇者よ!」


希「花陽ちゃんの大好きが使えないとなると…一体、どうしたらええんや…」

凛「そんなの、関係ないよ!」

魔王「なにっ…」


凛「そんな大嫌い…凛には効かない!だって、それはかよちんの本心じゃないもん!」


花陽「凛ちゃん…」ウルウル
凛「かよちん…」

花陽「私…凛ちゃんの事が大嫌い!」


花陽「違う!大嫌い!」

花陽「大嫌いじゃなくて、大嫌いだよ!だーいっきらい!」


凛「うん!ごめんみんな!凛は立っているのが辛いからちょこっとだけ横になるね」バタン

にこ「って!びっくりするくらい効いてるじゃないのよ!」


凛「うぅぅ…かよちんに嫌われちゃったよぉ…ううぅ…」

穂乃果「嫌ってないよ!」
花陽「うん!嫌ってるよ!」

穂乃果「あれ?」
花陽「あれぇー?」

凛「あはは…目の前が真っ暗になってきたにゃー」

穂乃果・花陽「り、凛ちゃん!?」
117: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:01:16.91 ID:B5QPymQa.net
絵里「あれじゃあ戦闘不能も同然ね…」
にこ「やるじゃない…ふんっ」

魔王「はっはっはっ!他愛もない!」


海未「一体どうすれば…」
穂乃果「私達でなんとかするしかないよ!」

ことり「うん、そうだね!」

魔王「ほう…興味深い。一体どうするつもりだ?」


絵里「私達にだって…百合くらいできるわ!」

真姫「私も協力するわ!こうみえて、護身用程度の魔法くらいなら使えるのよ!」

にこ「…ふんっ、やるなら徹底的にやってよね!足手まといにならないで」

真姫「分かってるわよ!」


海未「これだけの人数がいます。あなたに勝ち目はありません」

穂乃果「降参するなら今のうちだよ!」


魔王「なら、かかってこい。全てうけとめてやる」ニヤッ



にこ「なんですって…!じゃあいくわよ!…真姫ちゃん!」

真姫「な、なによ!」
にこ「…本当は言いたくないんだけど…」

真姫「なによ」
にこ「これも魔王を倒すためよ…!大好き!」


ことり「私たちもやらないと!穂乃果ちゃん…大好きっ!」
穂乃果「穂乃果もことりちゃんが大好き!」


魔王「うわー、大好きがいっぱいでやられたー」


絵里「どういう事なの…まったく効いていないじゃない」

魔王「ははっ!そんなもの…ぐはぁっ!…効かぬわ!…ゼェゼェ」

絵里「いいえ、そうでもないのかしら?少し効いてるみたい」


希「けど致命傷ってわけでもなさそうや」
ことり「魔物や手下は一発で倒せたのにどうして…」
118: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:02:54.56 ID:B5QPymQa.net
海未「やはり…私たちでは魔王が倒せるほどのレベルに達していないのでしょうか」


魔王「ふっ…そうではない」

にこ「じゃあどういうことなのよ!」



魔王「百合はとてもナイーブなジャンルなんだよ。百合はしようと思ってするものじゃない。そんな百合に…愛はない!」


魔王「愛の感じられない百合には萌えない!ガチ百合のみを好む私にとって、むしろ萎えるばかりだ…。そして、萎えは私の力となる…はははっ!」

希「なんやって!」



魔王「さぁ…どうする?真の百合道を極めるか?それとも…魔王をひとつきで倒せる伝説の勇者の剣とやらで私を切りつけるか?」


海未「くっ…!凛、借ります!」
凛「…へ?」


魔王「はははっ!」
海未「はぁぁぁぁぁっ!!!


ーーガシンッ!

海未「くっ…!やはり、伝説の剣も効かない…」
にこ「やっぱり…あいつを倒せるのは百合だけってことね」
119: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:07:15.11 ID:B5QPymQa.net
魔王「はははっ!見ろ…体に力が湧いてくる…私は魔王…そう、この世の魔物たちは全て私が作り出したもの…」


魔王「その程度の力、そして百合しか持ち合わせていない貴様達など…雑魚で充分だ!…はぁぁぁぁ!!」


「「「「「シャァァァァ…ギルギルギル…」」」」」



穂乃果「うわぁ!魔物がたくさん…」

絵里「…ふっ、ナメられたものね」

ことり「どうしよう…!」
海未「数が多いですね…」


「「「ギヂャァァァァ!!ギルギルギル…」」」


穂乃果「けど…やるしかないよ!」

にこ「分かってるわよ!」
希「そうやね…!やるしかない!」

真姫「私も闘う!」

穂乃果「お姫さまは凛ちゃん達を守ってあげてください!今、あの二人が狙われたら闘う術がない…」


真姫「分かった…。けど、みんな!」
にこ「わかってる」


穂乃果「みんな…行くよっ!!」

おおー!


凛「すごい数の魔物だ…凛も行かないと!」


花陽「大っ嫌い!」

凛「ぐはっ…!」

花陽「凛ちゃんしっかり!」

真姫「凛っ!しっかりしなさい!」
120: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:10:44.53 ID:B5QPymQa.net
凛「あっ…真姫ちゃんにゃ…」

花陽「お姫様…!」

真姫「真姫でいいわよ。花陽…」
花陽「う、うん…」


真姫「恐らく…花陽の呪いを解く方法も百合ってやつじゃないかしら?」


花陽「百合…?」

真姫「深いことは考えないで。あなた達はそのままでいいのかもしれない…」

真姫「大好きという言葉を使わずに花陽の愛が凛に伝われば呪いが解けるはずよ!」


花陽「私の愛が凛ちゃんに…?」

凛「ちょっとよくわかんないけど…かよちん…手を…」

花陽「やだ!さわらないで!」ペシッ

花陽「大っ嫌い!」
凛「うぅぅ…」

花陽「あぅぅ…私、凛ちゃんにひどい事…」


真姫「方法が分かるまで花陽は黙っていた方がいいかもしれないわね」

花陽「うん…そうだね」


花陽「(私はこんな場面でも役立たずなんだ…私なんかがいるから凛ちゃんは…)」


魔王「ふっ…」

凛「っつ!…あれ?手が…」パキパキ

花陽「えっ…!」
真姫「そんな…凛の手が石に!」
121: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:16:48.36 ID:B5QPymQa.net
にこ「なんですって!…真姫のイミワカンナイ仕草が大好き!」

「グシャァァァ!」バコーン


海未「それは本当ですか!…そ、その…私は
…穂乃果の事もことりの事も…だ、大好きです!何か問題でもありますか!」

「ドゥクシャァァァン!!」バコーン


絵里「一体何が起こっているの!?…えーっと…私は…その……。こうみえて、チョコレートが大好きなの」

「シャァァァァ!!!」


絵里「まさか、効いていない…!?」
希「そんなエリチが大好きや!」

「ギャァァァ!!!」バコーン


絵里「助かったわ…ありがとう希」
希「エリチはまだ百合を理解してないみたいやね」にこっ

絵里「そうなのかしら…?みんなみたいに好きなものを叫んだのだけど違ったのね。百合…難解だわ」


穂乃果「くっ…魔物なら簡単に倒せるのに!」

にこ「魔王ともなると、ガッチガチの百合しか好まない。私たちにはガチさが足らないっていうの…?真姫ちゃんの事は信じられないくらい愛してるっていうのに!」

真姫「えっ…!?」

にこ「さぁ…どう!これでも効かないっていうわけ?」


魔王「んー…俺、ツンデレはちょっと」
にこ「はぁぁ!?」

ことり「凛ちゃん…大丈夫!?」


凛「大丈夫なのかな…?分からないよ!どうして?凛の手が石に…!」


花陽「凛ちゃん…!」
凛「かよちん…怖いよぉ…」

花陽「だから触らないで!大っ嫌い!」

凛「うぅ…呪いのせいとはいえ、かよちんに冷くされるのは堪えるにゃ…」
122: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:22:20.94 ID:B5QPymQa.net
花陽「あっ…ごめんなさい…(私、また…凛ちゃんを傷つけてる…)」

凛「う、うわぁ!どんどん石になってくにゃ!」

真姫「まずいわ…このままじゃ凛の体が全て石になってしまう!」

凛「う、うぅ…」

花陽「…凛ちゃん!」


魔王「お前のせいだ」
花陽「えっ…」

魔王「いつだってお前は勇者に迷惑をかけてきた。こんな場面でも迷惑をかけるのか?」

花陽「それは…」


凛「魔王め…かよちんから離れるにゃ!…ぐっ!足まで石になってきてる!これじゃあ動けない…!」


凛「かよちん…逃げて!」

真姫「花陽…いいから逃げなさい!」


魔王「勇者がああなったのも全部お前のせいだ。お前が勇者を傷つけるから…」

花陽「そうだ…私のせいなんだ…」



穂乃果「大好き!」
「シャァァァァ!!」バコーン

穂乃果「花陽ちゃんだめだよ!奴の話に耳を傾けないで!」

希「大好きや!」
「ギャガァァァ!!!」バコーン


希「花陽ちゃんっ!!」
にこ「っ…これじゃキリがないじゃない!」
123: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:24:22.91 ID:B5QPymQa.net
絵里「花陽…っ!今行くわ!」

「ギシャァァァ!!!」

ーーガシンッ

絵里「っ…!!」

海未「絵里っ…!」
絵里「平気よ。けど…」

ことり「これじゃあ花陽ちゃんの所に行けないよ…!」


穂乃果「こうなったら力ずくで…!」

魔王「邪魔するなっ!!!」

穂乃果「あぁっ!!」

海未「穂乃果っ!」
ことり「穂乃果ちゃんっ…!」



魔王「ふっ…。今いい所なんだ」


花陽「私のせい…私の…」

魔王「俺も悪い奴ではない。勇者を助ける方法を教えてやろうか?」

花陽「えっ…」

魔王「こっちへ来い。教えてやる」


真姫「そんなの嘘に決まってるでしょ!騙されちゃだめ!」

凛「かよちっ……!」


凛「(駄目だ…もうしゃべれなくなっちゃった…)」


真姫「凛っ…!」
凛「(凛…このまま全部石になっちゃうのかな?)」

魔王「早くこっちへ来い。手遅れになるぞ…?」


花陽「本当に凛ちゃんを助けることが出来るんですね?」

魔王「あぁ、勿論だ」


真姫「適当なこと言わないで!嘘に決まってるわよ!」
124: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:26:47.82 ID:B5QPymQa.net
魔王「うるさい黙れ!!」

ーーバシンッ!

真姫「…っぁ!」

にこ「ちょっ…!はぁぁぁ!!」
魔王「ふんっ!お前も邪魔だっ!」

ーーバシンッ!

にこ「あぅっ!!」

絵里「にこっ!」


花陽「やめてください!もう…みんなに手を出さないで…」


魔王「いいだろう。さぁ、こっちに来い…。勇者だけじゃない。みんなを助けてやる」

花陽「……」
凛「(かよちん…だめ…絶対に…)」


花陽「凛ちゃん…ごめんね。私…」


凛「(えっ…。どうしてかよちんは泣いてるの?)」


花陽「凛ちゃん…大っ嫌いだよ…。」

凛「(待って…!)


花陽「今度は私が凛ちゃんを助けてあげるからね」にこっ


凛「(なんで…泣いて……)」



花陽「では、どうすればいいんですか?」

魔王「話が早い…お前の魂を貰おう。そうすれば勇者や仲間を助けてやる」
125: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:30:06.62 ID:B5QPymQa.net
花陽「分かりました」

魔王「話の分かるいい奴だな」

ことり「魂…?それって…花陽ちゃんの命と引き換えにってこと?」

海未「そんな…!他に何か方法があるはず…花陽、早まらないで下さい!…花陽っ!!」


花陽「みんなを助けるためなら…本望だよ」にこっ

ことり「花陽ちゃん…!!」


凛「(そんなの駄目に決まってるにゃ!)

凛「(動けっ…!凛の体…動けっ!かよちんを守らないと…!お願いっ…動いて!)」


ーー勇者よ


凛「(動くにゃぁぁ!!)」


ーーー勇者よ!



凛「(どうすればいいにゃ!どうすれば!)」


天の声「ちょっ!勇者殿!」


凛「(あれ?…あぁ、そうにゃ。凛は勇者だったにゃ…。全然自覚ないけど)」


天の声「時間がないから手短に話そう。もし、魔法使いの魂が魔王に渡れば魔王の呪いが解けてしまう」
126: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:31:28.10 ID:B5QPymQa.net
天の声「それは、魔王の完全体を意味する…。完全体になれば、もう百合では太刀打ちできない」


凛「(百合…?お花で魔王を倒せるの!?)」


天の声「あえてのスルーを貫くが…いいか、勇者よ。よく考えるのだ。何故…魔法使いが泣いていたのかを」



天の声「よいか?魔王を倒せるのは勇者だけ。魔法使いを救えるのも勇者だけ…」


凛「(凛にだけ…。そうにゃ!凛だけにゃ!)」


天の声「勇者よ…時はきた!魔王を倒すのだ!」


凛「(うん!けど、そもそもどうして凛が勇者になれたんだろ…)」


天の声「それは、あなた自身が望んだこと」


凛「(えっ…?)」


天の声「さぁ!勇者よ!時間がありません!」


凛「(そうだ!かよちんを助けなきゃ…かよちんが泣いていた理由を考えないと!理由でしょ? ?それは…)」


凛「(凛が…かよちんだったらなんて思う…?かよちんの事が大キラ…)」


あっ…




花陽「凛ちゃんを…みんなを助けてくれるんですね?」

魔王「あぁ、勿論だ」
127: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:33:29.10 ID:B5QPymQa.net
希「花陽ちゃん…だめやっ!」
ことり「花陽ちゃん…!」

にこ「花陽っ…!」


花陽「みんな…私のせいでごめんね」

花陽「凛ちゃんも…私のせいで……ごめんなさい…凛ちゃん…。大っ嫌い!!」


パキッ…パキパキ…

魔王「な、なんだこの音は…。ま、まさか!?」

バキバキッ!!

パァァァ!!!



凛「かよちん…助けにきたにゃ!!」


穂乃果「凛ちゃんっ…!」
真姫「凛の体が元どおりに…!」

魔王「くそっ…!貴様…いつの間に!!」


花陽「凛ちゃん…!」
凛「かよちんは渡さないよ!!」ぎゅっ


花陽「やっ…さわらないで!」ベシッ

花陽「大っ嫌い!!」


花陽「あっ…。私、また凛ちゃんにひどいこと…」

ぎゅっ

花陽「えっ…」
凛「それでもいいにゃ!」


花陽「凛…ちゃん?」

凛「かよちん…ごめん」
花陽「えっ…」


凛「凛…気づいてあげれなかった。かよちんが一番苦しいのに…」

花陽「私…?ううん!私は迷惑かけてばっかりで…」
128: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:40:16.79 ID:B5QPymQa.net
凛「違う!もし、凛が同じ呪いにかかってたら…自分の大好きがかよちんのことを苦しめてたら…そんなの耐えられないよ」

花陽「凛ちゃん…」
凛「凛、自分の事しか考えてなかった。かよちんの思い…気づいてあげられなくてごめんね…」

花陽「…ううん!」

凛「たのね、凛はどんなかよちんでも大好きだから!」


穂乃果「すごい…」
絵里「あれが百合…!」


にこ「これが…伝説の勇者の真実の愛だっていうの…?」


花陽「大っ嫌い…!」
凛「うん!」

花陽「だーいっきらい!」
凛「えー、そんなに?照れるにゃー」てへてへ


花陽「触らないで!」ペシンッ!

凛「にゃー。かよちんの愛が止まらないにゃー」


花陽「凛ちゃん…」

凛「大丈夫。何言われたって何されたって平気だよ。凛はかよちんのことがだーいすきにゃー」


花陽「凛ちゃん…!」ぎゅっ


凛「なーに、かよち…あれ?凛、かよちんに抱きしめられてる…」


花陽「凛ちゃん!」
凛「へ?」


花陽「大好きっ!」
凛「にゃー!!」ぎゅっ


凛「やっぱり凛はこっちのかよちんが好きにゃぁぁぁ!!」

花陽「ぴゃあ!」


「「「「「グシャァァァ!!!」」」」」バコーン
「「「「「ドグァァァァァ!!!」」」」」バコーン


絵里「魔物が一斉に爆発した…!」
真姫「きっと、花陽の呪いが解けたのね!」
海未「なるほど…と、なると…形勢逆転ですね」にこっ
129: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:42:37.53 ID:B5QPymQa.net
魔王「ぐはぁっ…くっ…ゼェゼェ…やめっ…ろ…クソが…もう少で……もう少しだったのに!!!」


凛「ふんっ、勝負あったにゃ」
花陽「私達は負けません!」


凛「かよちん…はい、左手」
花陽「うん!」



魔王「ぐぅぅぅ…こ、こうなったら…強行突破だぁぁぁ!!」


魔王「くらえっ!」


凛「くるにゃ!かよちんは凛の後ろに!」

花陽「う、うん…あれ…?後ろから光がこっちに向かってくる…」


魔王「はぁぁぁ!!」

凛「はぁぁぁぁ!!!」


花陽「なんだろ?あのひかり?すごい速さでこっちに向かってきて…」



ーーグサリ

花陽「あれ…?」


シャァァァァ…

凛「あれ…消えた?」

魔王「残像だ」
凛「へっ…!?まさか…」


花陽「うっ…」

凛「かよちんっ!」


花陽「凛…ちゃっ…」バタッ


凛「かよちん…っ!!」
130: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:44:28.68 ID:B5QPymQa.net
にこ・真姫・海未・絵里「花陽っ!」
穂乃果・希・ことり「花陽ちゃん!」


魔王「これが勇者に選ばれし者の魂の力…ははははははっ!!!」


凛「かよちん…!」

花陽「り……ちゃ……」


凛「やだっ…嘘だよ!体がどんどん冷たくなってる…だめ!かよちん!」

花陽「り…っ……ゃ…」

凛「待ってて!希ちゃんから教えてもらった回復魔法で助けてあげるから…」


花陽「…」ぎゅっ


凛「凛の手を離して。魔法に集中できないにゃ」


花陽「もぅ……い…ぃ…の…」

凛「よくないよ!早く治さないと…かよちんが…!!」


花陽「り……ちゃ……」

凛「駄目だよ…お願い……元気出して…お願い!」


花陽「り…ちゃ……だいす…………き……」ガクッ


凛「かよちん…?」
花陽「……」


凛「そんな…」

魔王「そう、悲しむことはない。そいつの魂は我の体の一部となり永遠に生き続けるであろう!」


にこ「そんな…!」
131: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:46:12.20 ID:B5QPymQa.net
魔王「そして、我は完全体へと進化した…もう、貴様たちなど敵ではない!」


にこ「っ…!こうなったら…真姫ちゃん!キスでもお見舞いして…」

魔王「やってみろ…毒を持って毒を制す…。もう、我に百合は効かない!以前のように…百合は私にとっての癒しでしかないわ!」



海未「っ…!」

魔王「さぁ…どうする?いっその事降伏するか!」



凛「かよちん…。やだよ…そんなの…嘘だ…嘘だ嘘だっ!!」


花陽「……」

凛「かよちん…!答えてよっ!」



魔王「もう、百合で私を倒すことはできない…。流れ星に向けた願い事は綺麗さっぱり消え失せた!これで、以前の体に戻ったも同然!」


魔王「もう一度言おう…!以前の体に戻ったも同然!!」


海未・絵里「んんっ?」


希「以前の体に戻ったんや…」

ことり「って事は…」

真姫「うん…そうなんじゃない?」


凛・穂乃果「えっ?」

にこ「…はぁ。凛、ちょっと耳貸して」

凛「ふん。ふむふむ」
穂乃果「えぇー、凛ちゃんだけずるいよー」


にこ「…分かった?」

凛「にゃー」

穂乃果「何が分かったのー?穂乃果にも教えてよー」
132: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:48:39.98 ID:B5QPymQa.net
魔王「戻ったぞ…!以前の魔王に戻ったぞ!あはははははははは!!!」


凛「んー…お腹減ったにゃー。かよちんは凛にラーメン作ってくれるかな…」

凛「よいしょっと」


スタスタスタスタスタスタ…


魔王「我は無敵になった!無敵に…あれ?無敵になった…?まぁいい!あーっはっはっはっはっはっ!!!」

凛「にゃー」


魔王「へ?」


凛「えいっ」

グサリ


魔王「ギョゴォォォォォェェェェェェェェ!!!!!!!」


ドゥバコーンっ!!!!!


凛「勇者の剣でひと突きにゃ!」

凛「レベル差だってなんのその!」


凛「ひと突きだよ!」


穂乃果「ひと突きで魔王が爆発したよ!」

海未「ひと突きで魔王を倒しました!」


凛「終わったにゃ!」
ことり「けど…」
真姫「花陽は…」


凛「あっ…かよちん…」

「んっ…」


凛「あぁ♪」

花陽「んんーっ!…あれ?魔王は…あれ?」



凛「かよちんが生き返ったにゃぁぁ!!」ぎゅーっ
133: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:49:59.80 ID:B5QPymQa.net
花陽「ちょっ…凛ちゃ…。どうしたんだろ…話の展開がまったくみえない。ねぇ、魔王はどうしたの?どこに行っちゃったんだろ…」


凛「魔王なら倒したよ!」

花陽「えっ…本当に?すごいよ凛ちゃん!おめでとう。さすが勇者様だね」にこにこ


凛「えへへー。あっ、でも…それも全部かよちんのおかげにゃー」

花陽「私は何もやってないけど…」


凛「かよちんがいたから魔王が完全体になって使い物にならなかった勇者の剣が…詳しいことはまた話すにゃー。そんなことより…ねぇ、かよちん」

花陽「なーに」にこにこ


凛「かよちんの作ったラーメンが食べたいです!」

花陽「そうなの?うん。じゃあ今から作るね」


凛「やったにゃぁぁ!」
花陽「ふふっ。みんなも一緒にどうですか?」


穂乃果「わーい!」
海未「いいのですか?」
ことり「じゃあお言葉に甘えて…」
希「楽しみやね」


ことり「うん!じゃあ私も手伝うね」
花陽「ありがとう。けど、みんな疲れてるでしょ?私一人で大丈夫だから」


真姫「えーっと…らあめん?」
絵里「もしかして…あなた…」

にこ「食べたことないわよ。真姫ちゃんはお姫様だもん」

「「「「「「「ハラショー…」」」」」」」

真姫「悪かったわね!!」


花陽「じゃあ、みんなのためにラーメンを作るね。その代わり…お願い事があるんだけど…」

凛「にゃ?」
134: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:52:13.73 ID:B5QPymQa.net
倒したよ!

そして世界が平和になったよ!


だから特訓だよ!

凛「かよちんがんばれ!」

花陽「うん!」



海未「では花陽、剣はこう持つのです!」

花陽「はい!」ぎゅっ

花陽「お…重い…きゃあっ!」
海未「花陽っ!」
凛「かよちん!」

ーーガシャーン!

海未「良かった…怪我はありませんか?」

花陽「う、うん…ごめんね。けど、次こそは必ず」


凛「駄目にゃ。いつか怪我する」
花陽「えぇ…」


凛「ドクターストップならぬ、凛ちゃんストップにゃ」

花陽「はぅぅ…あの有名な凛ちゃんストップだよぉ…」


海未「凛ちゃんストップが出てしまった以上…剣術を教えるわけにはいきません。やはり…花陽は戦士向きではありませんね」

花陽「うぅ…やっぱり?」

凛「そもそもかよちんに特訓なんて必要ないの!今すぐやめようよ!」


花陽「駄目だよ!悪い人はどんどんでてくるってお婆ちゃんが言ってたもん!そうなった時のために、私も強くならないと!」

凛「凛がいるから強くなる必要がないにゃ!」


穂乃果「花陽ちゃんはその凛ちゃんに迷惑をかけたくないから強くなりたいんじゃないかな?」にこっ

凛「ぶぅぅ…でも必要ないもん」
希「いじけない、いじけない」


穂乃果「じゃあ花陽ちゃん、次は武道家だよ!」

凛「武道家…うん!武器を使わないなら安心にゃ!かよちん頑張って!」

花陽「はい、がんばります!」
135: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:54:16.33 ID:B5QPymQa.net
武道家だよ!


穂乃果「じゃあ、このサンドバッグを殴ってみよう!」

花陽「わかりました!」


穂乃果「手はこんな感じで力一杯握って…そう!そんな感じだよ」グッ!

花陽「うん!こんな感じだね!」きゅっ


凛・穂乃果「(構え方が可愛い…)」

穂乃果「最初は慣れることが肝心だから力いっぱい殴るのはやめておこうね。怪我しちゃうといけないから」


花陽「分かりました。では…」


花陽「ぴゃあ!」ぽすっ

花陽「ぴゃあ!」ぽすぽすっ

花陽「ぴゃあ!!」ぽすぽすぽすっ



穂乃果「か…かわいい!」
凛「とてつもなく可愛いにゃ!」


花陽「ぴゃあ!」グキッ!


花陽「あっ…痛い」
凛「あぁっ!」ガシッ!

花陽「凛ちゃん…」
凛「かよちん…怪我したんだね?」


花陽「えーっと…」

凛「武道家も凛ちゃんストップです!」

花陽「うぅぅ…凛ちゃんストップは絶対だよぉ…」


絵里「では…次は私ね」

凛「もう大丈夫!魔法戦士も凛ちゃんストップにゃ!かよちんは今まで通り魔法使いのままでいいにゃ!」


花陽「その魔法使いでもないから頑張ってるのに…」
希「うん、治ったよ。もう大丈夫や。痛くない…?」

花陽「うん!ありがとう、希ちゃん。もう痛くないよ」にこっ
136: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:56:42.45 ID:B5QPymQa.net
花陽「はぅぅ…全然強くなれないよぉ…」

真姫「ねぇ、魔法使いなら魔法を覚えればいいんじゃない?」

花陽「あっ…そうだよね?頑張って本物の魔法使いになればいいんだ!」

凛「うぅぅ…危険なことはして欲しくないけど、やる気のかよちんを尊重してあげたいにゃ…」


凛「凛は一体どうすればいいにゃ!」
海未「知りません」


ーー扉どーんっ!

にこ「はぁはぁ…真姫ちゃんはいる!?」
真姫「どうしたの?」

にこ「今、家来の人から聞いたわ。王様は無事よ!それに、王女様の元気になられたわ。あれも魔王の呪いだったのかも…」

真姫「本当に?よかった…!」ぎゅっ
にこ「ちょっ!」


希「全部解決…やね」

ことり「うん。あっ…そうだ花陽ちゃん!魔法なら私達が教えてあげるね」

花陽「本当に?ありがとう!」
希「その代わり…厳しいでー」

花陽「が…がんばります!」


凛「今のままでいいのに…ぶぅぅ」
絵里「花陽の意思は固いの。諦めなさい」
凛「うぅぅ…」


穂乃果「そう言えば…凛ちゃんはどうして勇者なの?穂乃果はね、お婆ちゃんの代から武道の道を極めてたの」

海未「私もそうです。」
希「うちもや。エリチもやし…ここにいるほとんどがそうなんやない?」

真姫「私も元々は賢者の家系だし」
ことり「えっ…そうだったの?じゃあ私と一緒だね」

花陽「やっぱりみんな選ばれし者のなんだ…うぅぅ…私だけ普通の人…」

穂乃果「まぁまぁ…。で、凛ちゃんはどうなの?」
ことり「もしかして…伝説の勇者の娘さん?」


凛「ううん。凛とかよちんは普通の家系だよー」

花陽「でもね、初めて会った時から、あぁ凛ちゃんって勇者なのかなーって思ってたよ」

穂乃果「へー、そうなんだー」
絵里「だから勇者なのね」
海未「納得ですね」
137: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 02:57:55.55 ID:B5QPymQa.net
凛「うーん…けど天の声の人がね、勇者になったことは凛が自分で望んだことだって…」


花陽「えっ…凛ちゃん、勇者になりたかったの?」

凛「ううん。別になりたくなかったよ。凛はかよちんのお嫁さんに…けど…あれ?」


花陽「どうかしたの?凛ちゃん」

凛「んー…まさかね」


花陽「あっ、ラーメンのスープができた時間だ。」

凛「ってことは、もうたべれるの!?」
花陽「うん。あとは麺を茹でて具をのせるだけだよ」


凛「わーいわーい、みんなで食べるにゃー!


真姫「らぁめん…」

海未「真姫にとっては初ラーメンですね」
ことり「花陽ちゃんのラーメンはすごく美味しいんだよ」

にこ「まっ、私の味には負けるにこ」
真姫「えっ…?にこちゃん料理できるの?」

絵里「えぇ。にこはこう見えて料理がすごくうまいのよ」
穂乃果「へー、そうなんだー。すこし意外」


にこ「聞こえてるんですけどー」
希「まぁまぁ、ええやん。」


穂乃果「よーし!じゃあみんなで花陽ちゃんのラーメンパーリーだよ!」



凛「ラーメンパーリー?わぁ…叶っちゃった」

花陽「…凛ちゃん?どうしたの?」


凛「なんでもないにゃー!かよちん、行くよ!」


花陽「あぅぅ…待ってよぉ…!」
138: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 03:01:55.06 ID:B5QPymQa.net




ちょーっと前のことだよ!


凛・花陽「綺麗…」

凛「さすが何百年に一度の流星群にゃ!」

花陽「たくさんお願いしないと!」
凛「そうだね!えーっと…」


凛「かよちんと旅に出たいなー…で、いろんな街に行くの!いく先々でお友達をたくさん増やしてー…最終的にはそのお友達みんなでラーメンを食べるにゃ!」

凛「つまりは友達みんなでラーメンパーリーにゃ!」

花陽「ふふっ、凛ちゃんらしい夢だね」

凛「本当に?叶うといいにゃー」


花陽「けど、村の外には魔物がいっぱいだってお婆ちゃんが言ってたよ?2人じゃ難しいよぉ…」

凛「そっかー…」


凛「(なら、魔物を倒せる勇者にでもなろうかな)」


凛「それも含めじっくりお願いしておくにゃ…」

花陽「ふふっ、しっかりお願いしないとね」


凛「むむむー…うん!できたにゃ!!」

花陽「お疲れさま。叶うといいね」

凛「うん!ねぇ、かよちんはどんなお願いのとしたの?」


花陽「私は…凛ちゃんの…。ううん、みんなの願いが叶いますようにってお願いしようかな」


凛「えぇ…お米100年分とかじゃなくていいの?」

花陽「100年分も貰っちゃったら毎年出る新米に手をつけれなくなるもん。」


凛「なるほど…奥深いにゃー」

花陽「だから…私はみんなの願い事が叶いますように…これでいいかな」にこっ
139: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 03:03:04.25 ID:B5QPymQa.net
凛「ねぇ、凛の願いもかよちんの願いも叶うといいね!」

花陽「うん!」


『もっと強くしてください…百合しかいらない!!』


凛・花陽「んん?」
凛「変な夢」
花陽「ねー」


凛「流星…すっごい綺麗だね…」

花陽「うん!凛ちゃんみたい…」
凛「え?」

花陽「凛ちゃんみたいに綺麗だなーって」

凛「えー…えぇ?褒めすぎたよぉ…けど嬉しい。ありがとう!かよちん!」


『むむっ、なんか強くなった気がする。普通の攻撃とか効かない体になった気がする!』


凛「かーよちんっ!凛はかよちんの事がだーい好きにゃー」

花陽「もう、凛ちゃってばー」


『ぐはぁっ!!!』


凛・花陽「へ?」


おしまい
140: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 03:04:22.67 ID:B5QPymQa.net
以上です。誤字脱字が多くてごめんなさい。
また書く機会があれば次は落とさないように書きためてからあげます
本当にありがとうございました。
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『天の声「勇者よ…闘いの時がきた!」凛「zzzzzz…にゃ?」』へのコメント

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