『SS』穂乃果「ここは魔法の世界」

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穂乃果-アイキャッチ4
1: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:24:20.41 ID:ytra9Ilf.net
穂乃果「はぁはぁはぁはぁ……!」

???「ハハハっー!消えろー!!」ドコォッン!!

穂乃果「うわっ!?」

あっつ!炎あっつ!!死ぬってこれ、あたったら!!
いくらなんでもひどくない!?

???「いまここでお前に倒されるわけにはいかないのだ!……私の目的は世界征服!お前は邪魔なんだ!」ファイヤー

穂乃果「あっちちち!?」

別にそんなつもりじゃないのに!誰と間違えてんの!?

穂乃果「くっ、このぉー!」

こっちだって負けてられない、氷の魔法で……出来るかな?やるっきゃないよね!

穂乃果「てりゃっ!?」ビキィッ!

???「むっ」

やった!凍結した!……え。

???「ちょこざいなぁあ!!」ボォォッ!!

穂乃果「え、ちょ」

???「どこか、ここから限りなく離れた所へ吹っ飛べー!」ドコォッン!!

穂乃果「え、ちょっ……きゃあああああ!?!?」ヒューーーン……

こうして、なんか穂乃果は、誰かと間違われた挙句、吹っ飛ばされたのでした。

ー見知らぬ村ー

凛「きゃっほーい!今日も猪捕れたー!今夜はご馳走だー!」

村人A「すごいなぁ凛は。どうやって仕留めてるんだい?見たところ矢でも、槍でもなさそうだけど……」

凛「ふふん、そんなの使わないもんねー。だって凛は……おっとゲフンゲフン」

村人A「?」

凛「ないしょー」

ーーー

凛「ふんふふーん♪」バチバチィッ!

凛「便利だなぁ、これ。この電気っぽいので猪の『中身』から壊せるから、見た目綺麗なまんまなんだよねー」

ヒューン……ウワアアアアアアアア

凛「ん?」

穂乃果「ぎゃあああああ!?」

凛「うわっ、ちょ、だれああああああああ!!?」ドシャアァ!

元スレ: 『SS』穂乃果「ここは魔法の世界」

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2: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:25:30.64 ID:ytra9Ilf.net
凛「いたたた……」

穂乃果「いったーい!?」

凛「痛いのはこっちだよ!?だれあなた?!」

穂乃果「私?私は高坂穂乃果!魔法使いだよ!」

凛「へえ、まほ……え?」

穂乃果「ん?どうしたの?」

凛「……魔法使い?」

穂乃果「そうだよ!世界中旅してるの!……でもさ、なんかわかんないんだけど、変な人に、誰かと間違えられてさ」

穂乃果「ここまで吹っ飛ばされちゃったの」

凛「魔法って、こんなの……?」バチバチィッ!

穂乃果「おあっ!?……あなたも出来るの?」

凛「うん」

穂乃果「わっー!すっごーい!偶然だね!」
3: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:26:16.11 ID:ytra9Ilf.net
凛「それじゃ凛はこれで」

穂乃果「あなた、お名前は?」

凛「星空凛」

穂乃果「凛ちゃんか!よろしくね!」

凛「ん……じゃあね」

穂乃果「待ってよ待ってよ、せっかく出会えたのにもう行っちゃうの?」

凛「……」ムスッ

穂乃果「……?なんか不機嫌そうだね。どしたの」
4: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:26:55.95 ID:ytra9Ilf.net
凛「いや普通にあなたが怪しいから」

穂乃果「あ、怪しい?なんで?」

凛「……村には昔から、盗賊が来るんだ…そのリーダーが、『不思議な力』を使ってるんだ……それで、今わかった」

凛「あれは、魔法なんだ。きっと」

穂乃果「……どんな?」

凛「なんか水っぽかったよ。それで村の人達を襲ってたんだ」

穂乃果「なるほど……つまり凛ちゃんは穂乃果のことをその盗賊さんたちの仲間なんじゃないかと?」

凛「まあね」
5: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:27:27.59 ID:ytra9Ilf.net
穂乃果「まあ、仲間なんかじゃないから、安心して」

凛「……ふーん」

穂乃果「……それじゃ、穂乃果はまた適当に南にでも行こうかな…あ、じゃあね、凛ちゃん!縁が合ったら、また会おうね」

凛「……うん」

ーーー

凛「……変な人だったな」

凛「……まあいいか。ただいまー」ガラッ

穂乃果「おかえり」

凛「うん……ん?ん?!」

穂乃果「猪って美味しいんだね」モグモグ

凛「いやなんでいるの?」

穂乃果「いやね、お腹すいて行き倒れちゃって。で、介抱してもらって」

凛「ええ……?」

穂乃果「まあ、そういうわけだから!明日には出ていくからさ!」

凛「……ん」
6: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:28:16.92 ID:ytra9Ilf.net
穂乃果「……そういやさ、凛ちゃん」

凛「ん?」

穂乃果「なんでこんな村に住んでるの?ここから少し離れたところに、『街』があるって聞いたけど」

凛「……凛達はここでしか生活出来ないの」

穂乃果「? なんで?」

凛「……あの街に住むには、すっごいたくさんのお金と、『西木野』っていう組織の許可がいるんだ……だけど、凛達にはお金がない、許可も得られない。本当にそんな単純な理由だよ」

凛「それで、ここで昔ながらに、狩りをしたりして生活してるの……でも、狩りも何もしたくない人達が、盗賊に……」

穂乃果「……そうだったんだ」

凛「……はぁ」
7: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:29:26.46 ID:ytra9Ilf.net
凛「……あなたには、関係ないね……。寝よう。明日も早いんだから、凛は」

穂乃果「……ん。おやすみ」

ー翌朝ー

穂乃果「……」クカースピー

凛「……」zzz

ズッドォォオオオン!!バッシャァァアン!!

穂乃果「!?」

凛「……え、そんな。こんな朝っぱらから……!?」

村人A「凛!魔法使いさん!隠れてろ、絶対に出てくるんじゃないぞ!絶対にだぞ?」

ーーー

???「……」スッ

バシャァァアッン!

凛「……今回は『あいつ』1人……?なんで……?」

穂乃果「……どれ?あの全身フード?」

凛「そう……あいつが盗賊を率いてるんだけど……おかしいな」

???「……高坂穂乃果がここにいるのはわかっている。……はやく出てきなさい」

穂乃果「?!」

凛「え……」
8: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:29:57.84 ID:ytra9Ilf.net
凛「やっぱり、あなた……ッ!!」

穂乃果「ち、違うよぉ!?」

???「……そこか」バシャァァアッン!

凛「――え」

村人A「! しまっ――」

穂乃果「……」

ビキィッヅ!!

凛「……あ」

パキ、パキ…

穂乃果「あっぶなぁ……大丈夫、凛ちゃん」

凛「う、うん……」

???「……ようやく見つけた、高坂穂乃果」

穂乃果「……あなた、誰?」

???「……ふんっ、名乗らせるか……まあいいだろう……私はツバサ」


ツバサ「綺羅ツバサよ」

穂乃果「ツバサちゃんか……」

ツバサ「………………………………」

凛「………………」

穂乃果「……それで、穂乃果に何の用?」

ツバサ「………………。『あの方』からの命令でお前を始末しにきた。だからここで……お前を消す!」バシャァァアッン!

穂乃果「!」ビキィッ!!

ツバサ「防いでばかりじゃ、私には勝てない!!」ビシュッ!

ツバサが放った水は、鋭く尖っていた。それは四方から、穂乃果の体を貫こうと迫ってくる。

穂乃果「……ッ!!」

穂乃果「でやっ!」ビキィッヅ!!

ツバサ「!」

穂乃果はその水は凍らせ、片手を氷で剣のように変化させた。そしてそれを、ツバサの喉元を――。

ツバサ「甘いのね」ビシュッ!

穂乃果「――あ」ザスッ

凛「……!!」
9: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:30:42.06 ID:ytra9Ilf.net
に、届かず、代わりに貫いたのは、ツバサの水。
穂乃果の心臓部分を、貫いていた。

穂乃果「……」ガクッ

凛「い、いやぁあぁあああ!!!」

ツバサ「ふんっ、くだらない。所詮この程度」ビキッ

ツバサ「なっ……!?」


穂乃果「甘いのはどっちかな」

凛「え……!?ふ、二人いる!?なんで!?」

ツバサ「あ、あなた、なんで……」

穂乃果「それは穂乃果の氷分身」

ツバサ「なに……!?」
10: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:31:18.68 ID:ytra9Ilf.net
穂乃果「よく見なよ、血が出てないじゃん……お馬鹿なの?」クスクス

ツバサ「〜〜〜ッ!?こ、この」ガクッ

ツバサ「!?あ、足が……氷が」

穂乃果「動けないでしょ?」

凛「……!」

ツバサ「くっ、このぉっ!?……ぐ、ぐぐぐぐぐっ……!!」

穂乃果「……」パチンッ

ツバサ「うわあっ!?」コテン

穂乃果「……」

凛「……」

ツバサ「う、うぬぬぬ……お、覚えてなさいよ、必ず報復してやる!!!」ビュンッ!
11: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:32:15.43 ID:ytra9Ilf.net
穂乃果「……ふう」

凛「……ありがとう、穂乃果ちゃん」

穂乃果「ん?」

凛「守ってくれて……」

穂乃果「……どういたしまして……それじゃ、穂乃果は行くね」

凛「……え」

穂乃果「やること、出来たかもしれない。……さっきのツバサちゃん、理由はわからないけど、穂乃果を狙ってるみたいだったし」

穂乃果「だったら後を追って、先にぶっ潰そうかなって」

凛「結構考えてる事ハードだね!?」

穂乃果「あはは……それじゃ、ばいばい、凛ちゃん」

凛「あ……」

ザッザッザッ

凛「……」

ーーー

穂乃果「……さっきの、ツバサちゃん……首に……ネックレス……あれは……」

穂乃果「お母さんのだ……」

穂乃果「……」

穂乃果「……ツバサちゃん……いや、ツバサ……さっき、こっちに飛んで行ったよね……」

凛「そう、あれが『西木野』の街」

穂乃果「そうなんだ……ん?」

凛「やっほ」

穂乃果「え、なんでいるの!?」

凛「凛もついていく」

穂乃果「なんで!?」
12: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:33:40.10 ID:ytra9Ilf.net
凛「んー……なんていうかさ」

凛「あなたに興味が出たの」

穂乃果「……」

凛「それに……仲間は多いといいんじゃない?凛だって……」バチバチッ!

凛「……魔法、使えるよ」

穂乃果「でも危ないよ、さっきみたいな人に今後襲われないってほうが少ないかもよ……?」

凛「いいもん。その時は、一緒にぶっ飛ばせば」

穂乃果「……そっか」

穂乃果「……しょうがないなぁ」

凛「!」

穂乃果「……じゃ、まずは……あの街……『西木野』を目指そうか」


ー地球滅亡まで後180日ー
13: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:34:46.04 ID:ytra9Ilf.net
???「ツバサがやられた……」

??「まあ別にいいんじゃない?あの人はそこまで優秀ってわけでもなかったんだし」

???「それもそうね……さて……次の手は……そういえば、もう少しで、穂乃果……1人増えたみたいだけど、『西木野』に向かってるみたいよ」

???「興味はないの?」

??「特には」

???「自分の管理下……なのに?」




真姫「……別に。何も思うことなんてないわ。……じゃあ、行ってくるわ」コツッコツッコツッ…

???「……さて、あの子にも連絡しないと……」


ー『西木野』ー

穂乃果「ひえっー、なにここ、人多過ぎでしょ……」

凛「息苦しい……」

穂乃果「……というか、入っていいの?」

凛「うん。ただで住むのはダメってだけ」

穂乃果「ふーん……」
14: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:35:52.70 ID:ytra9Ilf.net
凛「さて、じゃあ何か買うんでしょ?」

穂乃果「うん、寝袋とか」

凛「お金は?ここ、すっごい物価高いよ?」

穂乃果「えっーと、これだけ」チャリンッ

凛「なんで金属が擦れる音しかしないの!?ちょっと見せて!」パシッ

穂乃果「あうっ、穂乃果の全財産……」

凛「……!?こ、これが!?」

凛「全財産691円とか舐めてんの!?」

穂乃果「自分の分の寝袋とかはあるから、まあぶっちゃけいいんだけどさ」

凛「……え、凛のは?」

穂乃果「だから困ってんじゃん」

凛「ちょっと取りに戻る!!待っててよ!!!」

穂乃果「最初から持ってくればいいのに。はーい、はやくねー」ドンッ

真姫「あいたっ」

穂乃果「あ、すみませ」

付人「貴様っ!真姫様になんということを!!」ガシッ

穂乃果「はいっ!?いたっ、やめ、やめてっ!?」

真姫「やめなさい、私は平気だから」

付人「……」スッ

穂乃果「けほっ、けほ……」

真姫「ごめんなさい、ちょっとこの人、過保護なの。許してあげて」

穂乃果「は、はあ」
15: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:36:16.11 ID:ytra9Ilf.net
真姫「私は西木野真姫。あなたは?」

穂乃果「高坂穂乃果」

真姫「そう……穂乃果、お詫びと言っちゃあなんだけど、さっき、物を買うのにお金がなくて困ってたみたいじゃない。よければ必要なものをあげたいんだけど」

穂乃果「ほんと?!」

真姫「ええ。……お詫びだからね」

凛「……穂乃果ちゃーん、おまた……!」

真姫「……あら、あなた、たしか……」

凛「に、西木野真姫……!?」

真姫「はじめまして」

凛「ど、どうも……」
16: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:36:56.84 ID:ytra9Ilf.net
穂乃果「なんか真姫ちゃんが必要なものくれるんだって!」

凛「ちょ、穂乃果ちゃん……!?」

真姫「いいのよ、別に」

真姫「さ、ついてきなさい」

ーーー

穂乃果「……ねえ真姫ちゃん」

真姫「……?なにかしら」

穂乃果「こんなところにあるの?確かにでっかい倉庫だけど…」

真姫「そうね、ここなら人目につかないわね」

穂乃果「ん?……どういうこと」

凛「……?」





真姫「私があなた達の敵って事よ」
17: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:37:21.83 ID:ytra9Ilf.net
穂乃果「え」

真姫「……私、面倒な事は嫌いなの。だから先に言っておくわ……」

真姫「私達はクラッシーヴィ。先日あなたの前に現れた綺羅ツバサは私の部下よ」

凛「……!」

凛「あなた達の……クラなんとかの目的って……?」
18: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:40:01.81 ID:ytra9Ilf.net
真姫「……まあ、簡単に言えば世界征服よ」

穂乃果「世界征服……」

真姫「そ。で、私はそんな事を目論む組織の幹部ってわけ。今も、貴方達を始末するために来たんだけど……そもそもね」

凛「?」

真姫「私は人を殺すなんて嫌なのよ。なのに貴方達は向かってくる……どうしろっていうのよ」

穂乃果「……余裕だね」

真姫「余裕だもの」
19: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:44:20.12 ID:ytra9Ilf.net
真姫「貴方達じゃどうあがいたって私には勝てない。だから見逃してあげるって言ってるの。お金もあげる。ここに住むことも許す。だから、尻尾巻いて逃げて欲しいんだけど」

穂乃果「……その前に、1つ聞きたいんだけど」

真姫「なにかしら」

穂乃果「……高坂×××って知ってる?」

真姫「……×××ね……ああ、あの人」



真姫「始末されたわよ、とっくの昔に」

穂乃果「……!!」

真姫「具体的に言うと、私達の組織に、ね」

穂乃果「……っ!あ、貴方達が…………お母さんを!!」
21: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:49:16.67 ID:ytra9Ilf.net
真姫「……」

凛「!」

穂乃果「く、このぉおお!!!」ビキッ、シュンッ!

真姫「ふん」ガキッ!

ギギギギギッ…

真姫「……氷が剣の形に……面白い事するのね」

穂乃果「……土の、壁」

真姫「そうね、私は土を自在に操る事が出来る」

真姫「例えばこんなふうに」パチッ

凛「……!!ひゃっ!?」グィッ

穂乃果「凛ちゃん!」

凛「うわーー!?つ、土が足掴んで……吊るされるーー!?」

凛「ぎゃーー!?スカート捲れる!!やめてーーー!?」

穂乃果「凛ちゃん待ってて、いま」

真姫「随分余裕ね」

穂乃果「!!」

ガキィッ!
22: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:54:39.06 ID:ytra9Ilf.net
穂乃果「うぐぐっ……!」ギリギリギリッ

真姫「……」ギリギリギリッ

穂乃果「…」ニヘッ

真姫「ん?」ピキッ

穂乃果「……油断するから悪いんだよ」

真姫「……足に氷が」

真姫「動けないわね、これじゃ。困ったわ」

穂乃果「……っ」イラッ

穂乃果「……あなたを倒して、進ませてもらうよ」スッ

真姫「ふぅん」カミノケクルクル

穂乃果「……ッ!!」ブンッ

真姫「……」

ーー

???「相変わらず悪趣味ねぇ……」

???「まあ、『あんな魔法』が使えるんじゃ、仕方ないかもだけど……」

???「……真姫はクラッシーヴィの中じゃ……」

???「間違いなく、最強の魔法使い」

ーー

穂乃果「……?」クラッ

穂乃果「あ、あれ……なんか、目眩が……」

真姫「……」
24: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 18:59:15.56 ID:ytra9Ilf.net
凛「穂乃果ちゃん……?」

穂乃果「けほっ、けほっ……!」ガクッ


真姫「私はね」

真姫「人間の体調、病気を操る魔法が使えるの」

穂乃果「……なにそれ」ハアハア

真姫「簡単に言えば、私はあなたを不治の病にすることだって、できるのよ」
25: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 19:02:09.59 ID:ytra9Ilf.net
穂乃果「そん、な……げほっ、けほっ!」ハアハア…

真姫「……逃げてくれるなら、見逃そうと思ったのに……残念ね」ゴゴゴッ、バキンッ!

真姫は土で鋭い槍状の物をつくり手に取る。

真姫「……さよならね、高坂穂乃果。つまらなかったわ、最高にね」スッ

穂乃果「……」

真姫「……」ブンッ


凛「やめてぇぇえええええええええええ!!!」
26: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 19:05:53.39 ID:ytra9Ilf.net
真姫「!」

凛「穂乃果ちゃんを殺さないでっ!!おねがいします、おねがいします……!!」ポロポロッ

真姫「……別にあなたは殺さないから安心しなさい」

凛「そういう事を言ってるんじゃない!!」

真姫「うるっさいわね……」パチンッ

凛「あ、(ドスンッ)うぐっ、あ、はっはっは……」タッタッタッタ

凛「やめてよぉ、もうなにもしないから、やめてよぉ……」

真姫「どきなさい」ドンッ

凛「あぐっ……!」コテンッ

凛「やめてぇっ!!」ガシッ

真姫「しつこいっ!!」ゲシッ

凛「うっ……!」
27: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 19:10:07.36 ID:ytra9Ilf.net
真姫「そんなに喚くなら、代わりにあなたを殺してあげる。その代わり、穂乃果は助けてあげるわよ、それでいいのね!?」

凛「………………いいよ」

真姫「はあ?」

凛「だったら凛を殺して!!」

真姫「………………出会ってまだちょっとの人のために、なんでそこまで出来るのよ」

凛「…………」

真姫「……」イラッ

真姫「……いいわ、だったら望み通り、そうしてあげる」スッ

真姫「……死になさいっ!!」ブンッ!!

凛「……っ!」ギュッ

ガキィィッン!!キュイーーン!!

真姫「……え」


?「あらあら、随分面白い事してるやん」
29: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 19:14:55.58 ID:ytra9Ilf.net
凛「……あ、あれ?」

穂乃果「……な、なんでこんな、離れたところに……」



希「大丈夫?二人とも」



真姫「……またあんた?希」

希「久しぶりやね、真姫ちゃん」
30: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 19:19:24.69 ID:ytra9Ilf.net
真姫「なんなのよアンタは……いつもいつも邪魔ばっかりして」

希「そんなんじゃないんよ。ウチはただ、困っとる人が放っておけないだーけ」

真姫「……どきなさい」

希「やー」

真姫「……だったら、あんたごと潰すだけよ!!」ゴゴゴッ!

穂乃果「う、うわぁ!?つ、土が……!」

凛「つ、潰されるーー!?」

希「つかまっとき」

穂乃果「は、はいぃぃ!?」ギュッ

凛「ぬぁぁあ!?」ガシッ


希「飛ぶよ」キュイーーン

ゴバァッ!!
31: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 19:33:36.14 ID:ytra9Ilf.net
真姫「……!くっ……」

ーー

穂乃果「……ウェ、あれ?」

凛「ここは……」

希「西木野の外やね。とりあえず離脱しといたよ」

穂乃果「あ、ありがとう……」
32: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 19:42:18.62 ID:ytra9Ilf.net
凛「……( ・д・ ポカー」

希「ん?どうしたの?」

凛「いや、どうやって……」

希「ああ、えっとね。うち、空間魔法使えるの」

凛「く、空間魔法?」

希「まあ、空間ねじらせたり出来るし、応用して擬似ワープもできるよ」

凛「す、すご……」
35: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 20:23:45.30 ID:ytra9Ilf.net
穂乃果「なんにせよ助かりました……」

希「ふふ……貴方達、これからどうするの?」

凛「…………」

穂乃果「……」

穂乃果「……真姫を追います」

希「……そう」

凛「ほ、穂乃果ちゃん……」
37: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 20:38:34.00 ID:ytra9Ilf.net
穂乃果「……クラッシーヴィ……お母さんの仇……!」

希「落ち着いて」

穂乃果「あ……」

希「……今のままじゃ、クラッシーヴィどころか、真姫ちゃんにだって敵わないよ。…いまは、少し落ち着こう」

穂乃果「……はい」
38: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 20:54:59.18 ID:ytra9Ilf.net
凛「…」グゥ〜

希「……」

穂乃果「……」

凛「……」

希「……ご飯食べる?」

凛「……うん」

穂乃果「……プッ」

凛「……なにさ」

穂乃果「んーんー……」
40: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 21:11:01.97 ID:ytra9Ilf.net
ークラッシーヴィ アジトー

???「……真姫」

真姫「なによ」

???「私は始末しなさいって言ったはずよ」

真姫「……仕方ないじゃない。希のやつが、また……」

???「……言い訳は聞かないわ」パチンッ

ウィーン

真姫「……ッ!ま、まさか……!」

???「罰を与えなきゃね……」

真姫「い、いや、嫌!やめて、それだけは……!!」

ーー

??「……」

真姫「むぐっー!?んんっー!??」ジタバタ

???「ほら、口あけなさい!!……あ、おかえり」

??「……なにを……?」

???「罰よ、罰。真姫って、みかん、嫌いでしょ?」

???「だから無理やり食べさせてるの」

真姫「んんんっーー!?!ヴォェエ……」
41: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 21:21:18.58 ID:ytra9Ilf.net
ーー

希「……ふう」

凛「ありがとう、希ちゃん」

穂乃果「奢ってくれて……」

希「いいんよ。これからも一緒に食べる事になりそうやし」

穂乃果「え?」

希「……うちも仲間にいれて。…というか、
なんか不安なんよ」

穂乃果「そりゃ、あんな魔法使える人が一緒にいてくれると、助かるけど……いいの?」

希「うちがそうしたいんよ」

凛「……じゃあ、よろしく!」

希「ん!」
42: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 21:25:23.03 ID:ytra9Ilf.net
ー翌日ー

穂乃果「……さあ、行こう…」

凛「うん」

希「長い長ーい、旅の始まりやね?」

穂乃果「……うん!」

穂乃果「行こう!」


ー地球滅亡まであと179日ー
44: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 21:31:30.95 ID:ytra9Ilf.net
ーーーー
数週間後
ーーーー

穂乃果「……あ、みて!湖!」

凛「やったぁ、体洗える……」

希「あとお水も補充出来るね……ふう」

穂乃果「ふう……誰もいないし、もう裸でいいよね?」

凛「大丈夫大丈夫」

希「うち水補充しとくね」

ーー

穂乃果「ふぃー、気持ちいいー」バシャパシャ

凛「よく洗っとかないと……」





にこ「……」コソコソ

にこ「……」スッ

にこ「……!」ダッ
45: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 21:38:50.87 ID:ytra9Ilf.net
にこ「……ちぇっ、お金入ってないじゃない……」

にこ「残念……返しとこ」テクテク


希「なーにが残念だって?」

にこ「にょわぁ!?」

希「なにをしてるのかな〜、お嬢ちゃん」

にこ「おじょっ……にこは18よ!!」

希「えっ、うっそ、同い年?」

にこ「……!」ダッ

希「あ、こら!」キュイン

希「逃げるな!」キュンッ

にこ「おおわぁあ!?」
46: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 21:47:06.87 ID:ytra9Ilf.net
にこ「う、うう……」

希「だめやん、さっきみたいな事したら」

にこ「……う、うるさいわね」

にこ「あんたには関係ないでしょ……」グゥ〜

にこ「……!」ガバッ

希「……お腹すいてるん?」

にこ「うううるさい!!」
48: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 22:00:17.66 ID:ytra9Ilf.net
ーー

にこ「……!……!!」ガツガツガツ

穂乃果「……希ちゃん、この子は?」

希「矢澤にこ」

凛「……いや、そうじゃなくて。なんでここに?」

希「めっちゃお腹空かせてたから、つい」モグモグ

穂乃果「まあいいけどさ」モグモグ

ーー

にこ「はぁー!食べたー!!」プハァッ

希「そりゃよかった」
49: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 22:08:58.08 ID:ytra9Ilf.net
凛「……?」

凛(……この子、妙に服が汚れてる…?)

にこ「……助かったわ、ありがとう」

穂乃果「ううん、いいんだよ」

にこ「……」

穂乃果「……?どうしたの」

にこ「……いいえ。なんでもないわ…じゃあ私は、これで」

希「ありゃ、もう行っちゃうの?」

にこ「ええ。……妹弟達が待ってるから」

希「そう…………にこっち」

にこ「ん?」

希「これあげる……ちょっとだけど」ポンッ

にこ「……!こ、これ……」

希「……しー」

にこ「………………ありがとう」
51: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 22:16:29.31 ID:ytra9Ilf.net
ーーーー

穂乃果「なんなんだったろうね、あの子……そう言えば希ちゃん、さっき、何あげてたの?」

希「内緒」

凛「あ、見て!街!」

穂乃果「本当だ!」

希「じゃあ、ひとまず、あの街まで行ったら休憩しよか。宿、安いといいけど」

ーー

にこ「……希、か」

にこ「……♪」ルンルン



??「楽しそうですね」

にこ「!? だ、だれ!」

??「なに、名乗る程の者じゃありませんよ。……名乗っても、意味、ありませんしね」

にこ「ど、どういう……」

??「『あなた』はちょうど良さそうですから……!」トンッ

にこ「え」クラッ

??「…………」

にこ「…………」

??「跪け」

にこ「…………」スッ

??「……よし。では、掴まっててください。飛びますよ」

にこ「…………はい」


ー地球滅亡まであと165日ー
53: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 22:27:07.47 ID:ytra9Ilf.net
???「……ふむ」

真姫「……なに唸ってるのよ」

???「いえ、ちょっと不安な事があって……」

真姫「不安なこと……?」

???「真姫、私が前に話した『大天使コトリエル』のこと、覚えてる?」

真姫「ああ、あったわね。それが?」

???「……穂乃果たちが、コトリエルの眠る洞窟に向かう可能性が出てきたの」

真姫「……え」

???「……まさか、コトリエルを蘇らせるなんてこと、ないとは思うわよ。でも……」

真姫「OK、わかったわ。不安要素はなくしておきたいってわけね。……で、先に蘇らせてこいと?」

???「そういうことね」
54: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 22:32:45.21 ID:ytra9Ilf.net
真姫「でも、あれって確か」

???「ええ。『蘇ってから最初に見た人物に異常に懐く』……刷り込みのようなものね」

真姫「私嫌よ、そんなの」

???「だったら部下にでも……ツバサは?」

ツバサ「ここに」

???「ちょうどいいわ。話、聞いてたでしょ?……コトリエルを、ここに、無事に連れてきなさい」

ツバサ「はい!」
55: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 22:37:50.96 ID:ytra9Ilf.net
穂乃果「……ん?ねえ見てみて」

凛「んー?」

希「どうしたん?」

『はいるな!絶対!絶対だよ!!』

穂乃果「はいりたい……」

凛「わかる……」

希「こんなんはいってくれっていってるもんや……」



希「いこか」

凛「うん!」

穂乃果「うん!」
56: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 22:41:08.50 ID:ytra9Ilf.net
穂乃果「うわぁ〜、なんか奥には財宝がザックザクとかありそう」

凛「ね〜……ん?」

キラキラッ…

凛「ねえねえ、なんかあっち光ってない?」

穂乃果「え!?財宝!?」

希「いってみよか!」



穂乃果「……」

希「……」

凛「……な、なにこれ…すごい……」

希「……結晶?」

穂乃果「で、でかぁ……しかも、これ浮いてるよ?」コンコンッ

ピシッ

穂乃果「え」
57: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 22:45:28.69 ID:ytra9Ilf.net
穂乃果「やっば!ヒビはいった……氷で誤魔化せないかな」ヒュオオオッ!

穂乃果「あ、だめだ……」ビシビシッ

凛「うわわわっ!」

バキャァァアッン!!

希「砕けた……?」

凛「あ、でも見て!」


穂乃果「お、女の子……?」


コトリエル「……」スッー

コトリエル「……」パチッ
58: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/19(火) 22:50:46.30 ID:ytra9Ilf.net
穂乃果「あっ……」

コトリエル「……あなた、お名前は?」

穂乃果(うっわ、可愛い声……)

穂乃果「……ほ、穂乃果」

コトリエル「そう、穂乃果……穂乃果ちゃん……」

穂乃果「ん???」

コトリエル「――穂乃果ちゃーーん!!」ギュッ

穂乃果「はぃい!?」

希「ありゃりゃ、穂乃果ちゃんは人気やねぇ」

凛「ちょ、ちょっと!なにしてんのさ!」

コトリエル「むっ〜、あなた誰?」

凛「凛は星空凛!あなたこそ、だれ!?」



コトリエル「私……私は大天使コトリエル」

コトリエル「人間を、導く存在です」

ー地球滅亡まであと159日ー
66: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 16:57:24.39 ID:gqmzNUmT.net
穂乃果「……こ、コトリエル?」

希「……!」

凛「……あれ、コトリエルってなんか本かなんかで見たような……」

コトリエル「伝説の大天使……と、今の時代じゃ言われているみたいだね」

希「やっぱり……こりゃとんでもないのを蘇らせちゃったんじゃ……?」

希(というかなんで、こんなところ、そして簡単に封印が……?)

コトリエル「これも運命なんです。きっと」

コトリエル「……地球に危機が訪れようとしているんです。そのために私は再び受肉したのだと思います」

穂乃果「……危機?」

コトリエル「具体的にはわからないけどね」
67: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 17:18:39.30 ID:gqmzNUmT.net
コトリエル「そういうことで、私はめざめたんだと思うの」

穂乃果「……うん。それは、いいんだけど……ねえ」

コトリエル「ん?」

穂乃果「いつまでしがみついてるの……」

コトリエル「だって穂乃果ちゃん可愛くて……」ギュウッー

凛「……」イラッ

凛「穂乃果ちゃん。この人、どうするの」

穂乃果「えっーと……」

希「穂乃果ちゃん。もしコトリエルが味方になるんやったら、絶対にそうしたほうがいいと思う」
68: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 17:53:34.46 ID:gqmzNUmT.net
穂乃果「そうなの?」

希「うん。絶対」

凛「……」

穂乃果「…じゃあコトリエル、いっしょに来てくれる?」

コトリエル「もちろん!」

コトリエル「誠心誠意、お手伝いします!」

ーーー

ツバサ「……」スタッ

ツバサ「ここね……よし、さっそくコトリエ」

穂乃果「あ」

ツバサ「え」
70: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 18:38:50.56 ID:gqmzNUmT.net
ツバサ「……高坂穂乃果……なぜここに……」

穂乃果「……そっちこそ」

コトリエル「…」

ツバサ「……!!そんな、コトリエルが……!?ちっ、なら……力尽くで!!」ビシャッァア!!

穂乃果「!」ビキィッ!

希「……貴方達もコトリエルを狙っていた、ということ?」

ツバサ「そうよ。コトリエルの力は強大だからね……よこしなさい!!」ビシャッァア!!



凛「――ふんっ!!」バチバチィッ!!

ツバサ「っ!」
71: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 18:58:22.06 ID:gqmzNUmT.net
ツバサ「なによあなた。邪魔しないでくれる?」

凛「……凛が」

凛「凛がやる」

穂乃果「……凛ちゃん?」

凛「……」

ツバサ「……ああ、あの村の」

ツバサ「なに、恨みでもあるわけ?」

凛「……そうだよ」

凛「恨みばっかりだよ!」

凛「村の人達を傷つけて……許さないって、いつも思ってた……だから」バチッ

凛「ここで全部かえす!!」

ツバサ「面白いじゃないの……」


凛VSツバサ
73: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 19:40:41.26 ID:gqmzNUmT.net
凛「でやぁぁ!!」バチバチィッ!!

ツバサ「真正面からやったところで無駄なのよぉ!!」ビシャッ

ドゴォッ!

ツバサは水で洞窟の岩盤をえぐり、その崩れた岩石で凛の電撃を防ぐ。

ツバサ「ま、感電?するかもしれないからね……こんなのはどうかしら!?」ビシャッァア!!

凛「このっ!」バチバチィッ!!

ジュグァアッ!!

凛「え!?」

穂乃果「…水に電気が通ってない?」


ツバサ「……純水って知ってる?『ほとんど』電気を通さない水だけどね……」

ツバサ「私なら、性質を細かくコントロールして『完全』に通さない純水にだって出来る!!」
74: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 20:17:32.18 ID:gqmzNUmT.net
凛「くっ……!」

ツバサ「ほらそら!! よけられるかしら!?」ビシュシュシュンッ!!

凛「きぁっ!?」ドスンッ!

穂乃果「凛ちゃんッ!」

もの凄いスピードのツバサの水は凛のお腹に思い切り叩きつける。
そしてそのまま洞窟の中に飛ばされた。

ツバサ「ふんっ、めんどうね、洞窟中を水でいっぱいにして、水圧で潰しちゃおうかしら……」

……バチバチッ

ツバサ「ん?」

ジュゴンッッ!!

ツバサ「どわっ!?」サッ

プス、プスプスッ……
75: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 20:24:52.15 ID:gqmzNUmT.net
穂乃果「な、なに……?」

ツバサ「…今のは…純水なんかじゃ防げないわよ……」


凛「……ちぇっ、絶対当たると思ったのに」

ツバサ「なによ、今のは」

凛「めっちゃ力いれて、めっちゃエネルギー貯めて、思いっきり放出する……『超電磁砲』?」

ツバサ「舐めた真似を……」

凛「これくらいしなきゃ、勝てないかもだし」

ツバサ「はっ、まけると思ってるんだ?」

凛「いんや、まったく」
76: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 20:43:27.69 ID:gqmzNUmT.net
ツバサ「……」

凛「……」

ビシュシュシュンッ!!
バチバチバチィッ!!

水と雷。
ぶつかり合う、対極のような存在。

凛「こんのぉ、くらえっ!」バチィンッ

ツバサ「……当たんないって、言ってるでしょ!!」バシュッン!

凛「ん?!な、なにこれ、もがっ!?」コポポッ

ツバサ「どう?地上で溺れそうな気持ちは?」

凛「むがっ、もがもがっ……!?」
77: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 20:53:07.80 ID:gqmzNUmT.net
凛「んがっ、んぐくぐっっ!!」

穂乃果「凛ちゃん!……もうだめ、助けるよ!?」

凛「……っ!……っっ!!」フルフル

穂乃果「凛ちゃん!?」

凛「……!」コポッ

ツバサ「ふふふ、このまま溺死させてやる……!」
79: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 21:21:15.03 ID:gqmzNUmT.net
希「……いや、あれは」

凛「んんんんっ〜〜〜!!!」カッ!

ツバサ「ん?」

ボッバァァアンン!!

ツバサ「なぁ!?」

穂乃果「爆発した!!」

凛「……けほっ、けぼっ……!どぉぉおりゃあぁあぁあああああ!!」バチッ

ジュッゴォオオオオッン!

ツバサ「――――」

希「超電磁砲!」


ツバサ「きゃあああああああああああああ!!??」

ドゴォーーン!!
80: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 21:40:01.10 ID:gqmzNUmT.net
ツバサ「う、ぐぐぐぐ……」プス、プスッ…

凛「……」タッタッタ

ツバサ「く、この……」

凛「……凛の勝ち」

ツバサ「っ!……このっ」ピシャッ

凛「わぷっ」パシャッ

ビュンッ

穂乃果「あ、逃げた」

ツバサ「覚えてなさいよーー!!!」

ヒューン

希「……まあ、一件落着やね」
81: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 21:42:15.89 ID:gqmzNUmT.net
凛「ふう……」

穂乃果「凛ちゃんすごいじゃん!」

凛「え、えへへ……」ポリポリ

希「……でも、無理しないでね」

凛「ごめん……」

コトリエル「見ててヒヤヒヤしましたよ〜……」

凛「あっそ」

コトリエル「ちゅんっ!?」

希「……よし、じゃ、穂乃果ちゃん。……ツバサの後を、追おうか」

穂乃果「……!そっか、うん。行こう」
82: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 22:04:49.94 ID:gqmzNUmT.net
ーー

???「……失敗?」

ツバサ「す、すみません……」

???「……」スクッ

ツバサ「……?」

???「……はっ」ゲシッ

ツバサ「うグッ……」

???「無能ねぇ、あなた」グリグリ

ツバサ「も、申し訳ありません…」

???「もういいわ。あなたはいらない……」

??「……あ、だったら、私にくれませんか?ちょうど乱暴に扱える実験体が必要なんですよ」

???「……いいわ。じゃ、あなたにあげるわ……海未」



海未「ありがとうございます……さっ、来てください」

ツバサ「……っ!い、いや……!」ドスッ

ツバサ「ぐえっ……!?」

海未「あなたに拒否権なんてないと思うのですが……?」グイッ

ツバサ「う、うう……」

海未「……ないですよね?」ニコッ

ツバサ「…は、はい……」

海未「よろしい♪では、行きましょうか」

ーー

穂乃果「……希ちゃんがつけてくれたマーキング……こっちを示してるけど……っていうかこんなのいつの間に」

希「ふふふ、うちをなめたらアカンよ♪」
83: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 22:22:20.79 ID:gqmzNUmT.net
穂乃果「……お腹すいたね」クゥ〜

凛「うん……」クゥ〜

コトリエル「…」クゥ〜

希「大天使もお腹すくんやね……まあいっか。……あ、じゃああそこの、ごはん屋でなにか食べよっか」

ーー

花陽「いらっしゃいませ〜」

凛「……あ!」

花陽「え……あー!凛ちゃん!?」
84: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 22:52:43.14 ID:gqmzNUmT.net
凛「かよちん!」

花陽「わっー!久しぶり!なんでここに!?」

凛「えっーとね……」

ーー
花陽「そうなんだ……そんな事に……」

凛「うん」

花陽「凛ちゃんはすごいな、私なんて、ただ逃げるだけで精一杯だったのに……」

穂乃果「……もしかして、花陽ちゃんは、あの村から……」

花陽「……うん。逃げ出した…それで、ここでお母さんと暮らしてるんだ」

希「……」

花陽「……よし、凛ちゃん、みなさん、ちょっと待っててくださいね。いまとびっきり腕をかけて美味しいご飯作ってきますから!」

ーー
凛「うんまーい!」

穂乃果「本当!すっごくおいしー!」

コトリエル「……!……!」モグモグ

希「お米も美味しいなあ、炊き方上手やね」

花陽「そこもセールスポイントですっ」

ーー
凛「……じゃ、かよちん。またね。美味しかったよ」

花陽「うん……では、みなさん。お気をつけて」

穂乃果「うんっ!全部終わったら、また来るね!」

コトリエル「さようなら!」

希「またねー」

ーー

花陽「……」カチャカチャ

花陽「……魔法、か」

花陽「私も使えてたら…凛ちゃんと、いられたのかな……」

花陽「……私も魔法が使えたらな…」


海未「なら使えるようにしてあげましょうか?」
85: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 22:58:44.74 ID:gqmzNUmT.net
花陽「え……だれ」

海未「知る必要は皆無です」トンッ

花陽「あ……」クラッ

海未「……」

花陽「……」

海未「…跪け」

花陽「……」スッ

海未「……よし」シュバッ


花陽ママ「……あれ、花陽?……どこ行ったのかしら……?」
86: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 23:05:50.85 ID:gqmzNUmT.net
ーー

コトリエル「ふいー楽チン楽チン♪」

希「小さくなれるって便利やなぁ……」

凛「……ていうか、あなた、本当に伝説の大天使なの?今のところなんの役にもたってないけど」

コトリエル「なっ」

穂乃果「まあまあ凛ちゃん。そう言わないの」

希「……んー」

穂乃果「どうしたの希ちゃん」

希「……いや、ちょっとね…マーキングが…ここなんよ」

穂乃果「え?」


希「マーキングが示している場所が、ここなんよ」
87: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 23:11:58.41 ID:gqmzNUmT.net
穂乃果「……なんにもないよ?」

希「そう。だからおかしいの……一体どこに……?」

凛「……うーむ」

コトリエル「空じゃない?」

穂乃果「え?空?」

コトリエル「うん。それしかないと思う」

希「……空……空か、そうかもしれん」

凛「でも空なんて……どうやって」

コトリエル「んー、みんな、私につかまって」

バサッ

穂乃果「うわっ、羽はえた!」
89: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/20(水) 23:15:31.25 ID:gqmzNUmT.net
希「ほほう」ガシッ

凛「……」ガシッ

コトリエル「行くよ〜?」

フワッ

穂乃果「う、浮いた……!」

希「おお、ほんとや!」

凛「ひえっ……」

コトリエル「このまま、上まで行くよ!」

穂乃果「……よっーし!いっけぇーー!」


ー地球滅亡まで後××日ー
99: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 19:41:35.95 ID:J+76E5rr.net
凛「ひえっ……」ヒュオオオ

希「たっかいなぁ……」

コトリエル「絶対落とさないから安心して」

凛「そんな事言われても……」ガクガク

穂乃果「凛ちゃん、大丈夫?」

凛「むりぃ……」

穂乃果「……」ギュッ

凛「ふぁ……?」

穂乃果「気が紛れるといいんだけど……」

凛「……エヘヘ」

穂乃果「ん?」

凛「なんでもなーい……」
100: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 19:47:36.39 ID:J+76E5rr.net
希「……どうやら、怖い思いして空飛んで良かったみたいやね」

穂乃果「え……あ!」


バァァァァッン!


凛「……で、でっか…」

穂乃果「あれがクラッシーヴィのアジト?」

希「やね。間違いない…」

コトリエル「一気に乗り込むよ〜!」
101: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 20:01:40.17 ID:J+76E5rr.net
スタッ

穂乃果「……どういう理由でこんなのが雲の上に……」

希「……それだけの魔力の持ち主がおるってことやない?」

凛「……」

コトリエル「みなさん、不安になることはありません。落ち着いていきましょう」

穂乃果「……うん」

ーー

ツバサ「ぐぁぁあっあぁぁあああああ!!?」

海未「まだ大丈夫ですよね?……次は、にこです」

にこ「……」スッ

ツバサ「ひっ……!」

にこ「……」タッタッ、ザシュッ!

ツバサ「ぐぁぁあっ!?」

海未「……ん。そろそろですかね。ツバサ、救急室にはいって1時間眠りなさい。……傷が治ったら、またやりますからね」

ツバサ「……は、はい…」フラフラ

海未「……やはり、対人戦闘の練習台は生身の人間に限りますね」

真姫「…………悪趣味ね」
102: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 20:08:20.55 ID:J+76E5rr.net
海未「おや、真姫ですか……なら、あなたが練習台になってくれません?あの子、いちいち悲鳴あげて、うるさいんです」

真姫「それが悪趣味だって言ってるのよ。……それに、その二人は誰よ」

花陽「……」

にこ「……」

海未「ああ。兵士ですよ、兵士。soldierです」

海未「……やはり、戦力と同時に、精神的も負いやれば、かなり有効だと思うんですよ」

真姫「……本当に」

真姫「あなたのそういうところ、昔から気に入らないわ」

海未「なら止めてみるといいです。……私に、勝てるなら、ね」

真姫「……やる気?」

海未「とんでもない」

海未「あなたに対して、やる気なんか出るわけないでしょう」
103: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 20:12:53.73 ID:J+76E5rr.net
真姫「……」イラッ

真姫「……やってやろうじゃない」ズモモモッ

海未「……素直に、土で戦いますか。いいコトです」

海未「なにせ、あなたの『病質悪化』の魔法は、かかれば必殺の代わりに、超至近距離ではないといけない……だからこそ、『必殺』、なんですよね?」
104: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 20:57:11.07 ID:J+76E5rr.net
真姫「私がそれだけに頼って、ここまで来たと思ってるの?」

海未「まさか。なんだかんだ言え、あなたの実力は認めていますよ。ただ、私よりは劣るというだけで」

真姫「ならはっきりさせましょう!!」ズアッ!

海未「ふっ、いいでしょう」

海未「ツバサが戻ってくるまでの暇つぶしとしましょうか!!」ゴバッ!
105: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 21:05:11.52 ID:J+76E5rr.net
穂乃果「ん?」

ドゴッーンッ……チュドーンッ……ズゴゴゴ

穂乃果「な、なに?すごい物騒なんだけど……」

凛「行くしかないよ!」

希「ん!」

ーー

???「ちょ、ちょっと貴方達!なにをしているの!」

海未「ふんっ!」ジュバッ!!

バクッ!

真姫「くっ……!」ゴッ!

ゴガガガガガッ!!

???「やめ……やめなさいっ!!」ドンッ!!

グワンッ!!

海未「っ!」ドンッ!

真姫「!?」ドンッ!
106: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 21:15:47.95 ID:J+76E5rr.net
真姫「ぐ、ぐぐぐっ……!?」ガクッ

海未「……なんのつもりです」

???「それはこっちのセリフ。なんで仲間割れしてるのよ。……侵入者。穂乃果一行よ。撃退しなさい」

海未「……そうですか。わかりました…あの二人を連れていっても?」

???「いいわよ」

ーー

真姫「ぐっ……」

???「ああ、ごめんなさい。忘れてたわ」パチンッ

真姫「あっ……ふう」
107: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 21:22:30.52 ID:J+76E5rr.net
???「ごめんなさい、加減がわからないのよ」

真姫「……なんで海未は平気なのよ」

???「……さあ。慣れちゃったのかしら」

真姫「……化け物め」

???「人間よ。人間離れしてるだけで」

真姫「……」

???「……さ、あなたは万が一、海未が突破された時のために、下がってて」

真姫「……一緒には」

???「いかないほうがいいわ。あの子は単独でこそ強い」

???「周りへの被害を考えないから、ね」

真姫「それは……あなたも同じじゃないの?」


真姫「絵里」



絵里「そんな事ないわよ」
108: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 21:28:33.29 ID:J+76E5rr.net
ーー

穂乃果「……暗いね」

希「……おかしい」

穂乃果「え?」

希「……なんで、人が一人もいない?」

希「これだけ大きな組織、構成員の一人や二人、居ると思うんだけど……」

凛「……そういえば」

凛「……ん?」


花陽「……」

凛「か、かよちん!?」

穂乃果「え、花陽ちゃん?」

凛「かよちん、なんでこんなところに……」トスッ

凛「え」

ジワッ

花陽「……」



凛の下腹部には、ナイフが刺さっていた。
109: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 21:32:15.77 ID:J+76E5rr.net
凛「あ、が……かふっ」ゴプッ

穂乃果「凛ちゃんッ!!」

希「…っ!」

花陽「……」スチャッ、チャキンッ、クルクル

希「な、なんや、あのナイフ捌き……」

穂乃果「希ちゃん……花陽ちゃんの相手、お願い」

希「任された……」
110: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 21:37:29.81 ID:J+76E5rr.net
凛「うぁあ、うぁぁあぁ……」ハアハア

穂乃果「凛ちゃん、凛ちゃん……ど、どうしよう、どうしたら……」

凛「痛い、痛いぃぃいい……」ドクドクドクッ

穂乃果(血が止まらない……このままじゃ凛ちゃんが……死んじゃう!)



コトリエル「穂乃果ちゃん、私に任せて」
111: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 21:42:23.08 ID:J+76E5rr.net
穂乃果「え……」

コトリエル「……」スッ

ポワッ
シュッ

凛「……あ、あれ」

穂乃果「……!」

穂乃果「……す、すごい」

凛「……傷が……治った」

コトリエル「私は治癒能力に長けた大天使。全ての傷、病、それが例え不治の病だろうと、治す事が出来ます」

希「……ははっ、チートやなぁ……おおっと!?」シュンッ
112: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 22:01:42.36 ID:J+76E5rr.net
にこ「……」

穂乃果「……!あの時の……なんで……」

希「もうどうなってることやらね、これ……」

凛「……」スクッ

コトリエル「……凛ちゃん」

凛「……ありがと」

コトリエル「……!」

凛「……希ちゃん!かよちんは凛がやる!だからそっちをおねがい!」

希「おっけい」

凛「……穂乃果ちゃん、コトリエル。行って」

穂乃果「……うん!」
113: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 22:07:28.74 ID:J+76E5rr.net
花陽「……」スクッ

にこ「……」スクッ

希「行かせないよ」パンッ!

グニャァッ

凛「うえっ!?」

希「空間をねじ曲げた……これでうちが解除するか、うちが死ぬまでここからは出られない」

花陽「……」

にこ「……」


希「でもこれ、すっごい疲れるから何度も何度も出来るものでもないし、集中力も切れる……短期決戦、や!」

凛「……うん!」

ーー

穂乃果「……」カツッカツッカツッカツッ



海未「……初めまして」

穂乃果「……あなたは」

海未「園田海未と申します。以後お見知りおきを」ペコッ
114: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 22:17:45.49 ID:J+76E5rr.net
穂乃果「……」

海未「……そちらがコトリエル……ですか。ふむ」

海未「今すぐコトリエルをこちらに渡してくれるなら、見逃してあげますが?どうします?」

穂乃果「……断る」

海未「そうですか。なら死になさい」ゴバッ!


穂乃果「――え」

海未「食いちぎりますよ、嫌なら防いでみなさい!!」

穂乃果「っっ!!」ビキィッ!!

海未「止まりませんよ、そんな程度じゃ!!」バキィッ!!

穂乃果「ぐっ!?」ビギビキィッ!!


海未「……私は『変形』、そして『洗脳』の魔法が使えます……さっきのは変形です」

穂乃果「……ハア、ハア…」

海未「このように、細腕ですが……」バコッ!

海未「異形にする事が出来、戦闘能力を上げると言ったことが出来ます」

穂乃果「ぺらぺらとよくしゃべる人なんだね……」
115: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 22:22:58.86 ID:J+76E5rr.net
海未「くせです……まあ、そうですね、長話もなんです」

海未「かかってきなさい」

穂乃果「……!」ビキッ、ジャギンッ!

海未「氷で剣を……ならば、私も」ジョワッギッン!!

海未「始めましょうか」


穂乃果VS海未
118: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 23:22:54.88 ID:J+76E5rr.net
穂乃果「……くっ!」ガキイッ!

海未「多少はやるみたいですね。……ですが、甘い!」ガッキィィッン!

バリィッ!

穂乃果「あ……くぁっ!?」ドコッ

氷の剣を砕かれ、前のめりになった穂乃果は、海未の回し蹴りを腹に食らった。

コトリエル「穂乃果ちゃ……」

穂乃果「……大丈夫」

海未「ちょっとした傷では、コトリエルが治してしまう……か。困りますね、それは」

海未「ならば、回復さえ出来ない状態にまで切り刻むのみ……!」
119: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 23:27:57.46 ID:J+76E5rr.net
穂乃果「うっ、ぐっ!……こん、のぉ!」ガキィッ

海未「力任せでどうにかなると思いますか!?」バキィッ!!

穂乃果「くあっ……!」

海未「もらった!」

穂乃果「……っ!」キンッ!

ビキンッ!

海未「……なに?」

奇妙な光景だった。
穂乃果の体は、氷で包まれいた。

海未「……なるほど、とっさの回避ですか」

穂乃果「あ、あぶな……」パキャッ

海未「……片手だけでは、少々とはいえ手こずるか……なら」ゴバッ!



海未「両腕でやりましょう」
120: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 23:36:20.25 ID:J+76E5rr.net
穂乃果「ならこっちだって……」シュインッ!

海未「いつまでもちますかね……ふふ」

ーー
凛、希



希「……にこっち」

にこ「……」チャキッ

希「くっ、目を覚まして……!」

にこ「……」シュバババッ

希「……くっ!曲がれ!」パンッ!

にこ「……?」グニャァッ

にこ「……!」ボキッ!

希「うっ……ごめんね……」

にこの腕ごと空間をねじ曲げ、腕を封じた希。
しかし、にこに止まる様子は見えない。

にこ「……」スチャッ

希「もうやめてよ、にこっち……!」

ーー
121: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 23:40:20.43 ID:J+76E5rr.net
凛「――かぁぁぁぁよぉちぃぃぃぃぃんんんんんんんん!!!!なぁぁぁあにしてるにゃぁあああああああああ!!!!!!」バチバジュバチイッ!!

バチッ、バッキィィイイイ!!!!

花陽「へぶっ!!??」

ゴンッ、ドコッ、ゴロゴロゴロズシャー、ガムゴン!!!

花陽「きゅ〜……」ピヨピヨ

凛「……よし!!」

凛「おっけー!!」

凛「…ごめんねかよちん、思いっきりぶん殴っちゃった……」

花陽「ひえ〜……」ピヨピヨ
122: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 23:50:47.08 ID:J+76E5rr.net
にこ「……」

希「うぐっ……!」ザシュッ

希「あかんなぁ、よけるのも辛くなってきた……」

にこ「……」スチャッ

希「……」

にこ「……!」スッオオオオ


希「にこっち……」ポフッ

にこ「……!」ジタバタ

希「……」ギュッ

にこ「……」スッ

ザシュッ!

希「……ッ!!で……も……離さへん……!」

にこ「…」

希「全部受け止めてあげる……だから!!」

ーーーー

ガギイッ!!

穂乃果「……ッ!」

海未「所詮はこの程度、ですか……」

海未「あなたの事を過大評価していたみたいです。……残念です。では、さようなら」スッ

穂乃果「くっ……!」

海未「……!」ブンッ


ガキィッンッ!!

海未「……?」
125: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/22(金) 00:01:52.40 ID:qHlRJ39K.net
穂乃果「……こんなところで、負けてるわけにはいかないんだ……!!」

海未「……ほう」

穂乃果「あなたを倒して、私は前に進む!」

穂乃果「……お母さんの仇を、とるために……!」

海未「……ふっ、面白い、ならば――」

ブーブーブー!ブーブーブー!

海未「ん?」

穂乃果「……え?」


『緊急事態発生。緊急事態発生』

『飛行城、墜落開始まで……残り40分をきりました。乗組員は、直ちに脱出してください』


ー地球滅亡まで後……ー
131: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/22(金) 20:01:37.68 ID:qHlRJ39K.net
ゴゴゴゴゴゴッ……

絵里「他の人たちは先に追い出しておいて正解だったわ……こんなタイミングで侵入者なんてね」

真姫「……絵里、これはどういうこと?」

絵里「『鍵穴』の位置についた」

真姫「……!」

絵里「後はこの鍵……飛行城ならぬ『飛行錠』を落とし、差込み、扉をあける……その先のパラレルワールドに行き…」

絵里「パラレルワールドの、人間全てを支配し、兵士にしてこちらに送り込む」

真姫「……」

絵里「無謀と思う?」

真姫「……バカらしいけど…それはそれで、あなのかもね……」

絵里「ええ。向こうの世界じゃ、魔法なんてものはないらしいわ。…海未には迷惑かけそうだけど」

真姫「むしろいきいきとしそうだけど」
132: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/22(金) 20:10:39.75 ID:qHlRJ39K.net
海未「……予定より早いですね」

穂乃果「うわわわっ!」コテッ

海未「…こうなると、あの二人も用済みですね…」パチンッ

ーー

にこ「……!」ハッ

にこ「え……!!」

希「…………目、覚めたんか……」

にこ「え、これ、なん、で……」

希「大丈夫、大丈夫よ。なんもない」

にこ「で、でも……!」

凛「希ちゃん!コトリエルに直してもらおう!?」

希「……ん」

ーー

穂乃果「あなたたちは……何をする気なの……」

海未「……それを答えても、仕方が無いというものです」

穂乃果「…逃げるの?」

海未「……心配しなくても」


海未「次会った時、真っ先にあなたを殺しに行きますよ」
133: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/22(金) 21:18:59.76 ID:qHlRJ39K.net
穂乃果「……」

海未「ですからあなたもここから離れなさい。巻き添えにされますよ」

海未「……では、さようなら。また会いましょう」

ーー

希「ふう……助かった……」

穂乃果「間に合ってよかった……」

花陽「……この人、すごいんだね……」

凛「人じゃないよ、大天使」

穂乃果「……とりあえず、みんな。ここを離れよう。…コトリエル、2人増えてるけど、大丈夫?」

コトリエル「うん。特に問題ないよ」

ーー

バササッ!
134: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/22(金) 21:37:19.55 ID:qHlRJ39K.net
バサッ、バサッ…

にこ「……あの」

希「ん?」

にこ「その……ごめんなさい、私のせいで……」

希「仕方ないよ、洗脳されてたんじゃ。……こっちこそ、腕……」

にこ「……いえ、それくらいして、止めてくれて、助かった……ありがとう」

希「……うん」

コトリエル「みんな、見て、飛行城が……」

穂乃果「……」


ズゴゴゴゴゴッ……


希「……落ちていく」
135: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/22(金) 22:03:17.96 ID:qHlRJ39K.net
ドッバコッォォォォオォォンンッ!!!

グゴッ!!

凛「……え」

ギガガガガガガッ!!

花陽「なに、あれ……」

希「地面が……裂けていく……いや」


穂乃果「……扉が開く……」

ガッパァァッ!!

ーー

海未「……ようやくですね」

真姫「……」

絵里「ま、手短にすませるわよ。魔法の使えない人間70億人程度、楽でしょう?」

真姫「簡単に言ってくれる……」

絵里「私はこの三人なら出来ると思うんだけどね」

海未「そうですね」

絵里「さ、始めましょう、3人の兵士による征服ショー」


絵里「soldier gameを、なんちって」
136: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/22(金) 22:28:09.44 ID:qHlRJ39K.net
コトリエル「……あんなの、見たことない」

穂乃果「……コトリエル」

コトリエル「ん?」

穂乃果「あの中に、入れる?」

コトリエル「……はいれる、けど…」

希「……穂乃果ちゃん?」

穂乃果「止めなきゃ……!」

凛「……」

穂乃果「大丈夫、穂乃果一人で行く。希ちゃんと凛ちゃんは、にこちゃんと花陽ちゃんをお願い」

希「……」

凛「……わかった」

穂乃果「……コトリエルもいるし、大丈夫」

穂乃果「…行ってくる」
137: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/22(金) 22:37:46.74 ID:qHlRJ39K.net
希「じゃ、こっちもワープで地面まで行くよ。掴まってて」

希「……穂乃果ちゃん、気をつけて」

穂乃果「うん」

ーー

コトリエル「いくよっ!!」

穂乃果「うんっ!!」

ビュゥゥウウウッン!!!

グニャァァッ!
プワンッ!

ーー
ーー
ーー
ー音ノ木坂学院ー

ほのか「……ん?」

うみ「……?どうしました、穂乃果」

ことり「何見てるの……?」

ほのか「いや、なんか……流れ星?」
138: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/22(金) 22:48:35.74 ID:qHlRJ39K.net
うみ「こんな時間に流れ星なんて見えませんよ」

ほのか「そうだけど……」

ことり「ふふ、変なほのかちゃ」



穂乃果「――にょわぁあああああ!!?」

コトリエル「きゃあああああああああ!!?」

ドッスーンッ!

ほのことうみ「!?」
139: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/22(金) 22:55:45.96 ID:qHlRJ39K.net
穂乃果「いったぁ……」

コトリエル「うう、コントロールが……」

ほのか「……え、え?」

うみ「こ、これは……一体……」

ことり「ほのかちゃん……と、ことり……?」

穂乃果「あてて……ッ!」

穂乃果「海未……!!」

うみ「!?!?!?」
140: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/22(金) 23:02:26.17 ID:qHlRJ39K.net
うみ「え、え……?」

穂乃果「なにをとぼけて……」

コトリエル「穂乃果ちゃん。たぶんこの人は『こっちの世界』の園田海未なんだよ」

穂乃果「……そ、そっか」

穂乃果「……御迷惑をおかけしました」ペコリ

うみ「は、はい……???」

コトリエル「行こう、穂乃果ちゃん」
141: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/22(金) 23:11:54.59 ID:qHlRJ39K.net
穂乃果「……どこ、どこに……」

コトリエル「……!見て!穂乃果ちゃんあそこ……」

チュドーーンッ!!

キャー!

穂乃果「……爆発……!」

コトリエル「行こう!」

ーー

真姫「やっぱり楽ね、あくびが出そう」スザザッ!

海未「もう少しペース考えてくれません?手が回りきらないです」スッ、シュッ

絵里「それもそうね。わざわざ攻撃するまでもないわ。……」クイッ

グンッ!

ーー

えり「ふう、さて、そろそろ……」グンッ!

えり「ん、んんっ!?」ガクッ

えり(か、体が……重い……!?)

ーー

絵里「……よし、行くわよ」

海未「やっぱり絵里の『重力』の魔法は最高にやっかいですね」
144: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/22(金) 23:39:28.11 ID:qHlRJ39K.net
穂乃果「……まてっ!」

海未「……おや、ここまで来ましたか」

真姫「……海未。私が相手しておくわ。あなたは続けて」

絵里「わざわざ一人でする必要ないわ。三人で……」

真姫「私が個人的に、潰したいの。腹たつの、この人見ると」

穂乃果「……」

絵里「……そう。なら、任せるわ」

海未「ここが済んだら、別のところに行きますからね」

真姫「わかってるわ」


穂乃果「……」ビキッ!

真姫「……」ズゴゴッ

真姫「……この世界の土は固いのね……」

真姫「好都合」ガキンッ!

真姫「……嫌いなのよ、あなたみたいに、諦めの悪い人……」

穂乃果「……この前のようにはいかないよ」

真姫「だといいんだけど、ね」


真姫VS穂乃果(&コトリエル)
145: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 00:05:23.39 ID:aYfJ/ERV.net
真姫「……ねえ、あなた」ガキッ!

穂乃果「なにさっ!」ギィッン!

真姫「どうして私達の邪魔をするの?」

穂乃果「……世界征服なんて……そんなの、絶対にだめだよ……!」

真姫「何がダメなのよ?具体的に言ってくれないと困るわ」

穂乃果「世界は征服するようなものじゃないんだよっ!」

真姫「だからこそ、いいんじゃない」バキィッ!!

穂乃果「……!」

真姫「喧嘩を売るなら……その覚悟は持ってるわよねッ!!」ドスッ

穂乃果「うくっ……!」
146: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 00:18:11.98 ID:aYfJ/ERV.net
穂乃果「それでも……私は!」

真姫「ほざいてるんじゃないわよ!!」ゲシッ

穂乃果「んくっ……!!」

真姫「なにをいきがってるのか知らないけど、身の丈を知りなさい!」

真姫「あなたは希や、私とは違うのよ!一人でなんか戦えやなんかしない!!」シャギァィィッンッ!

穂乃果「ぐっ……!!」

真姫「いま……教えてあげる。あなたの弱さを」

ドスッ!ゴリュリュリュリュリュッ!!!

穂乃果「くぁあああああああああああああ!!??」

真姫「あはははははははははははははははははははは!!!!!!!」
147: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 00:24:26.54 ID:aYfJ/ERV.net
真姫「ふう……」

穂乃果「あ、あ……」

コトリエル「穂乃果ちゃんっ!!……!?」ガクッ

真姫「土で足を固定させてもらってるわよ……治されたら面倒だからね……」

穂乃果「ごふっ……」ゴボッ

真姫「……やっぱり、期待はずれだったのね……」

真姫「さようなら、高坂穂乃果」

真姫「永遠に」ズオオオオッ!!

グニャリバギンッ!!

真姫「……?」
148: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 00:30:33.11 ID:aYfJ/ERV.net
穂乃果「……あ」


希「――来ちゃった」

穂乃果「……希ちゃん」

真姫「……余計な事を」

希「……」グッッ

コトリエル「……!!」パキンッ

希「コトリエル、穂乃果ちゃんを」

コトリエル「はいっ!」スッ、オオオオン……


真姫「余計な事を……」

希「真姫ちゃん」

希「決着つけようや」

真姫「……ふん、いいじゃない。ようやくやる気になったの?」

希「うん」

希「ぶっ倒してあげる」

真姫「……本気よ」

希「そりゃもう、100%で」

希「……穂乃果ちゃん、残りの二人を追うんよ。真姫ちゃんは、うちがなんとかする」
149: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 00:32:59.22 ID:aYfJ/ERV.net
穂乃果「うん……けほっ」

コトリエル「行こう、ゆっくり」

穂乃果「……希ちゃん、気をつけて」

希「そっちも……さて、真姫ちゃん」

希「そろそろ始めようか」

真姫「ええ……始めましょう」

真姫VS希
153: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 16:49:23.03 ID:aYfJ/ERV.net
ーー

にこ「……」

花陽「…世界征服って」

凛「……どうなるのかは、わかんないけど…今は3人が戻るのを待つしかないよ…」

にこ「そうね…」

凛「……ん?」

テクテク…ガクッ

花陽「……飛行城の中から誰か……?」



ツバサ「う、うぐっ……!」

にこりんぱな「っ!?」
154: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 17:15:14.30 ID:aYfJ/ERV.net
ツバサ「……何、が……」

ツバサ「どうして私が……こんな……話が違う……」

ツバサ「四分の一をくれるって言ったじゃない……なのに……」

ツバサ「ぐっ、くそ……っ!」バタンッ

にこりんぱな「……」
155: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 18:48:12.16 ID:aYfJ/ERV.net
ツバサ「…………うっ」

花陽「……あ、目、覚めました?」

ツバサ「……!なっ……づっ!」

にこ「動かないで。ひどい怪我なんだから……」

ツバサ「あなた達、なんで……」

凛「…わかんない」

ツバサ「……ふんっ」

ツバサ「……感謝なんてしないわよ」
156: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 19:31:12.27 ID:aYfJ/ERV.net
凛「……」

ツバサ「……ふんっ」

ツバサ「…さよなら」スタッ

花陽「え……でも」

ツバサ「…もういいでしょ。わかってるのよ、もう。これ以上は惨めになるだけ」

凛「……どこに行くの」

ツバサ「…………家に帰るのよ」

凛「そう……でもひとつだけ、いいかな」

ツバサ「……なにかしら」

パァンッ

ツバサ「……」ヒリヒリ

凛「…」

ツバサ「……そうね。これくらいは受けてあげるわ……それじゃあね」

ーー

にこ(え、なんなの。なんでビンタしたの)

花陽(さ、さあ……触れない方がいいかもしれない……)

凛「……」

ー音ノ木坂学院ー

希「……!」グッッ

真姫「ちっ……!」ドッ、パァンッ!

希「近づかれたら困るからねぇ!」
157: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 20:51:19.19 ID:aYfJ/ERV.net
真姫「ちょろちょろしてんじゃないわよ!!」ドゴゴッ!

希「これがうちのやりかたなのっ!!知ってるでしょ!」

真姫「気に入らない、本当に気に入らない!」ドッゴォム!

希「そういって得意の病質悪化の魔法使う気やろ!」ニュンッ!

真姫「もう使わないわよ、あんたにあれは!あんたは直接叩き潰すわ!」

希「それならこっちだって!」

真姫「ふふふふっ!!」

希「く、ふっふふふ……!!」
158: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 21:27:58.12 ID:aYfJ/ERV.net
ーー

穂乃果「見つけたっ!」

海未「……おや…真姫が相手していたはずですが……まあいいでしょう」

穂乃果「……」

海未「では、続きといきましょうか」

コトリエル「待って。あなたは私が相手する」

穂乃果「……コトリエル?」

コトリエル「大丈夫、行って、穂乃果ちゃん」

穂乃果「……うん。気をつけて」

タッタッタッ

海未「……あの子が絵里に勝てるとは思いませんけど」

コトリエル「でも私ならあなたを止める事が出来るよ」

海未「……」

コトリエル「おいで……」

コトリエル「大天使が大天使たる理由を教えてあげる」

ーー
159: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 21:35:20.18 ID:aYfJ/ERV.net
穂乃果「……」コツコツコツッ

絵里「こんなに早く再会するとは思ってなかったわ。穂乃果」

穂乃果「…ひとつ、訊きたいことがあるの」

絵里「なにかしら」

穂乃果「……あなた、『初めて』会ったとき、どうして穂乃果を襲ったの?」

絵里「……あなたが」

絵里「あの伝説の魔法使いの、娘だからよ……つまり、あなたの母親のことね」
160: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 21:44:59.03 ID:aYfJ/ERV.net
穂乃果「……」

絵里「ようするに、早めに潰しておきたかったのよ」

絵里「……そして、いま、のこのこと、また現れてくれた」

絵里「さあ、きなさい。盛大に殺してあげるわ」

穂乃果「……」

穂乃果「決着、つけよう」

絵里「そんなものはないわ。あるのはあなたの負けだけよ」
161: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 21:53:28.74 ID:aYfJ/ERV.net
穂乃果「どりゃぁああ!!」ガギィイッン!!

絵里「氷が炎に勝てると思ってるの!?」ファボォォオ!!

穂乃果「凍らせればいいだけの話!!」ビキビキピキッ!

絵里「そんなもので……無駄なのよぉ!!」ブォォア!

穂乃果「くっ、こんのぉ!!!」ビキャァア!!

絵里「なっ、ぐっ!?」ビキッ!

絵里(腕がっ……!)

穂乃果「お母さんを……返せっ!!」

絵里「くっ……死んだものは……かえって、こない!!」グッ、ドンッ!

穂乃果「うっ!?」ドンッ

絵里「……ふんっ」
162: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 21:59:40.92 ID:aYfJ/ERV.net
絵里(……片腕が塞がってて、上手いこと制御出来ないわね……)

穂乃果「ぐ、ぐぐ……!」ダンッ

絵里「やっぱり動けるのね……だけど」

絵里「この状況下じゃ、あなたは圧倒的不利よ!!」ボォォオオッ!!

穂乃果「くっ……」

ボオオゥ、キッーンッ!

絵里「おもしろいじゃない!見てみなさい、あなたの氷と私の炎が混ざって綺麗なものよ!」


絵里「冷たい火傷を味合わせてあげるわ!!」コォォオオオッ!!
163: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 22:06:48.33 ID:aYfJ/ERV.net
穂乃果「……っあ……!」

ジョワッギィィィイインンッ!!

絵里「ふう……ん?」

穂乃果「……あ、あれ」


???「……危なかったわ」


穂乃果「……!!」

???「間に合ってよかった……怪我はない?」


ほのママ「穂乃果」

穂乃果「お、お母さんっ……!!」

絵里「……な、なに……!?」

絵里「どうしてあなたが生きているの!?確かにあのとき……!」

ほのママ「この私があなた達如きやられるわけないじゃない」

絵里「く、くっ……!舐めた事……!」

ほのママ「口の利き方には気をつけなさい」スンッ

絵里「なっ……!!」

ほのママ「……」ボォォッビシャ、バチバチィッ!!

絵里「くぁぁあぁあぁあぁあぁ!??」
164: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 22:19:48.02 ID:aYfJ/ERV.net
絵里「あ、ぐぁぁ……」バタンッ

絵里(……魔力が……膨大すぎる!!)

ほのママ「ふう……あなた、向こうに戻ったら、魔力封印の後、牢獄行きよ」

絵里「……くっ、くそっ……!!」

穂乃果「……」

絵里(こんな……あっさりと……私たちの野望が…………!!)

絵里「……申し訳ございませんでした…………、ーー様……」

穂乃果「……?いま、なんて……」



ズッガキャァァァァァァッン!!!

ーー

真姫「あはははっ!ほら、これはどう!?」ドコッ!!

希「当たらん当たらんよぉ!!」グニャッ!!

真姫「ふんっ!」ガチィィッ!

希「……空間を曲げるってのは……こういうことも出来るんよ……!!」

真姫「……本当に、たいしたものね!!」ギリギヒギヒッ
165: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 22:26:58.99 ID:aYfJ/ERV.net
真姫「ふ、ふふ、ふふふふ」

希「あは、ははははは」

真姫「私、いま最高に楽しいわ!!希!!やっぱりあなたは最高の好敵手よ!!」

希「そりゃどうも!!」

真姫「だからここで私が勝つ!!」

希「おりゃー!」グニャッ!!



ズッガキャァァァァァァッン!!!

ーー

海未「ふ、ふぁあぁあぁ……」トロォ

コトリエル「だーめ、逃げちゃだめだよぉ」ギュッー

海未「はな、離し……」トロォ

コトリエル「あなたは悪い人ですっ。だからこうやって悪い事なんて忘れるくらい、癒してあげます」フワァフワァ

海未「あ、あ、ぁあぁあぁあぁ……」トロォン

海未(あ、なんか、気持ちいい……心地いいです…)

海未(ずっとこのままでいいかもしれない……)

海未「あふぇ〜……」トロォ

コトリエル「ふふふっ」




ズッガキャァァァァァァッン!!!
166: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 22:58:45.56 ID:aYfJ/ERV.net
ーー

凛「……!!」

にこ「な、なによ、あれ……空が……!」

花陽「さ、裂けてるー!?タ゛レ゛カ゛タ゛ス゛ケ゛テ゛ェ~!!」

ーー

ほのママ「!」

穂乃果「うわわっ、な、なに!?」

絵里「……!!」フワッ

穂乃果「……な、なにあれ、空が……!」

ーー

希「うわっ!?」

真姫「なによ、あれはぁ……!」

ーー

コトリエル「吸い込まれるっ……!?」

海未「んん〜……」ギュッ

ーー

ほのママ「よっと」スタッ

6人「――うわぁぁあぁあぁあぁ!?」ズシャーンッ

にこりんぱな「!?!?」
167: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/23(土) 23:54:52.71 ID:aYfJ/ERV.net
絵里「う、ぐぐっ……!」

絵里「あ、ああっ……!まさか……まさか、あのお方が……!」

穂乃果「……?」

絵里「ふ、ふふふ……あなたたちも終わりね……」

絵里「あのお方にだけは……絶対に勝てない」



絵里「『女神』……ミューズ様には!!」
173: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/24(日) 10:20:50.74 ID:SCSsCVl5.net
ミューズ『…………』

穂乃果「……!!」

凛「なに!?なんなのあれ!?」

ほのママ「…………」

花陽「ひえええ!?」

にこ「にこぉおお!?」

希「あれが……親玉ってこと?」


海未「……あの人が出てきたってことは…」

真姫「準備が出来たってことね」

コトリエル「……」バサッ

穂乃果「……!コトリエル!」

ーー

ミューズ『……ひさしぶりですね』

コトリエル「……」
175: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/24(日) 10:52:21.52 ID:SCSsCVl5.net
※PCから※

――

穂乃果「…あれは……人間なの?」

真姫「ミューズ様は元人間よ…」

凛「あれが…人間……?」

海未「…確か」

海未「公野櫻子、でしたっけ。名前」

――

ミューズ『早速ですけど、もう終わらせますね。世界』

コトリエル「!」

グラグラッ

コトリエル「…ど、どういうこと…征服じゃあないの……?」

ミューズ『そういう事になってますね。でも違う』
180: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/24(日) 14:54:51.88 ID:SCSsCVl5.net
ミューズ『私がしたいことはね…征服ではなくて』

ミューズ『破壊よ』

――

絵里「…え」

穂乃果「…いま、破壊って」

真姫「ど、どういうことよ…破壊って…!」

ミューズ『あなたたちもよく働いてくれました。おかけで魔力を貯める時間が十分にとれました』

絵里「…そんな」

海未「…私たちを、利用していたと?」

ミューズ『そうね。そうなるわ』
183: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/24(日) 15:50:27.76 ID:SCSsCVl5.net
絵里「く、こ、このォ…!!」グッドム!

ミューズ『そんなものが通じるとでも思って?』バシュン

絵里「な…!」

ミューズ『失せていなさい』ジュゴォォォ

絵里「え、…きゃああああああああ!!」

真姫「絵里!!」

ミューズ『ははは、脆い脆い。人間が』

コトリエル「やめなさい!」
184: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/24(日) 17:15:08.21 ID:SCSsCVl5.net
ミューズ『世界の破滅は、既に始まっています…止める方法があるとすれば、私は打ち負かす事でしょうね』

穂乃果「…」

ほのママ「穂乃果、みんなを連れて逃げなさい」

ほのママ「あれは私が相手するから」

穂乃果「…嫌だ」

ほのママ「穂乃果ッ!」

穂乃果「もうお母さんと離れたくないの…!一緒に戦わせて!」

ほのママ「……死ぬかもしれないわよ」

穂乃果「…大丈夫。お母さんがいるから」

凛「ちょっとちょっと、なんか二人fr盛り上がってるけど…凛達のこと忘れてない?」

希「そうだよ。ここまで来たらうちたちも戦うで…花陽ちゃんとにこっちは離れとき」

花陽「う、うん…」

にこ「わかったわ…」
185: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/24(日) 18:33:15.92 ID:SCSsCVl5.net
真姫「……」

海未「……真姫」

真姫「……やるしかないでしょ。破壊は馬鹿げてるわ…」

絵里「くっ……」

海未「……私も戦います……絵里、あなたは…」

絵里「……わかってるわよ」

ーー

ミューズ『私に逆らうのか……』

ミューズ『まだ私が公野櫻子だった頃、君たちクラッシーヴィには期待していたのに……残念だ』
188: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/24(日) 22:34:59.74 ID:SCSsCVl5.net
絵里「勝手に切り捨てておいて……よく言うわ!!」ファイヤー

ミューズ『きかないよ』バチィッ

絵里「くっ……!」

コトリエル「……あの人に普通の魔法は通じない」

コトリエル「あの人は人間から神になった……だから」

コトリエル「神には神しか対抗できない」
189: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/24(日) 22:40:37.63 ID:SCSsCVl5.net
真姫「神って……簡単に言ってくれるわ……そんなの」

コトリエル「……私なら出来る」

9人「!」

ほのママ「そんなことできるの?」

コトリエル「それをすると同時に……私の大天使の力は全てその人に継がれる……そして条件が後ひとつ」

コトリエル「九つの勇気ある者達……これには私を加えてだから、実際は八人だね……の、秘めたる魔力を一人に注ぎ込む事」

凛「……!」

コトリエル「そして、神を生み出す……そう、もうわかるね?」
190: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/24(日) 22:46:36.62 ID:SCSsCVl5.net
ほのママ「……OK、わかったわ。……じゃ、私が……」

コトリエル「それはできません」

ほのママ「……?なぜ……?」

コトリエル「あなただけは無理なんです……」

ほのママ「どうして……」

コトリエル「……えっと」



コトリエル「……神には、処女しか、なれないんです……」


9人「…………………………え?」
191: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/24(日) 22:49:26.09 ID:SCSsCVl5.net
コトリエル「男性の場合は、……まあ、そういうことです……清らかな体をもつもの……のみが、神になれるんです」

ほのママ「……ああ、そりゃ、私はだめね…」

コトリエル「……あの、一応訊いておくけど」

コトリエル「……えっち、したことある人、正直に……言ってください」


8人「………………」

シーン……

コトリエル「……はい、わかりました」
192: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/24(日) 23:08:35.69 ID:SCSsCVl5.net
ミューズ『何をぺらぺらと喋っているのです……ふん!』シュバァァッ!

ほのママ「っ!くっ!」バシュッウウ!

ほのママ「あなたたち!はやく!」

コトリエル「……穂乃果ちゃん」

穂乃果「えっ、穂乃果?!」

コトリエル「私は穂乃果ちゃんにしか大天使あげたくないの」

凛「……」

コトリエル「さあ、みんな、穂乃果ちゃんに、手を……魔力を」

コトリエル「新しい神を、誕生させるよ」
197: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/25(月) 21:58:15.94 ID:iPgfihNJ.net
凛「どうでもいいけどさ」

凛「つまりあの人もしょじ」

ミューズ『……!』ズオオオオ

凛「にゃあああああ!?」

ほのママ「ちょ、くっ……!」ドハァ

ほのママ「……悪いんだけど」

ほのママ「ちょっと、あいつの攻撃防ぐので精一杯だわ……!」

コトリエル「もう!凛ちゃん、余計なこと言うから!」

凛「こ、ごめん……」

希「で、でもどうするん、これじゃ八人……」



ツバサ「九人よ、私をいれて」
198: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/26(火) 22:29:46.69 ID:12tXoUEO.net
凛「……!?」

希「あ、あなた、なんで……」

ツバサ「……別に。来るつもりなんてなかったわ……ただ」

ツバサ「……癪にさわるのよ、こんなところでやられるなんて」

ツバサ「……時間がないんでしょ、さっさとするわよ!」

ーー

コトリエル「……じゃあ、防御、お願いします」

ほのママ「はいよ」


コトリエル「……みんな、穂乃果ちゃんに、魔力を」

にこ「私達……魔法、使えないけど、大丈夫なの?」

花陽「確かに……」

コトリエル「……これは、勇気も必要なんです。送るものは、魔力だけじゃないってことです」
205: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/30(土) 22:50:33.70 ID:umxkB2SJ.net
穂乃果「……」

コトリエル「いくよ、穂乃果ちゃん」

カッ!!

穂乃果「にょわっ!?」ゴゴゴッ


※超サイヤ人ゴッドのあれみたいな感じ※


穂乃果「うっ、わ…あったかい……」

穂乃果「体のそこから……そこから……あれ?」

コトリエル「なかもでてこないでしょ?そりゃそうだよ」

コトリエル「無に近くなるんだから」

穂乃果「……ふぅん」

凛「……!」

希(…魔法が…)

真姫(消えていくのが…はっきりと)

絵里「…ふんっ」
206: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/30(土) 23:16:35.44 ID:umxkB2SJ.net
海未「…あっけないですね」

ミューズ『……私と同じ領域に来ましたか』

穂乃果「……」

ミューズ『…ですが、無駄というものです』

ミューズ『世界の破滅は避けられない』バチユッ

ゴゴゴゴゴッ

凛「な、なに…!?」

ミューズ『空を見てみなさい』

希(空…?)




穂乃果「…隕石」

8人「!?」

コトリエル「…そういうことなのね」

ツバサ「い、隕石…!?そんなでたらめな…」

ほのママ「それだけの力が、あるってことでしょう…!」
207: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/30(土) 23:23:05.54 ID:umxkB2SJ.net
ミューズ『…止めたければ、私を倒す事ね』

穂乃果「…最初からそのつもり」

穂乃果VS公野櫻子(ミューズ)

穂乃果「…これは、凛ちゃんの魔法!」バチバィッ!!

ミューズ『…っ!』ズガアッ!



凛「きいてる!?」

真姫「どうなの?」

コトリエル「…大丈夫、ダメージは、必ず通ってる」

絵里「…」
208: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/30(土) 23:37:41.86 ID:umxkB2SJ.net
ほのママ「…私の魔法も、通じないって」

ほのママ「結構なものよね…」

コトリエル「あなたも強いと思います」

コトリエル「だけど…次元が違うんです」



穂乃果「ねえ、あなたっ!どうして、こんな事を…!!」ボォォオ!!

絵里(…!)

ミューズ『飽きたんだ、なにもかもに』

穂乃果「い、意味わかんないよ…まったくわからない!」

ミューズ『知られたくない!!』ガキィッン!

ミューズ『この世界は不平等なんだ、私はそんな世界が嫌いなんだ!』

ミューズ『だったら、私がこの手で…』

穂乃果「そんなの間違ってる!!」グニャンッ

ミューズ『間違ってる?どうしてそう言える!?』

ミューズ『私は世界中を旅して…絶望だけを見てきた!』

ミューズ『こんな世界は…間違ってる!!』
209: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 07:43:59.85 ID:V3dHtqaf.net
穂乃果「……」

ーー

担当『語尾に…にこ?なんすかそれ。あと♡乱用しすぎじゃないですか?それになんていうか、電波だし…』

公野櫻子『は、はあ…』

公野櫻子『でも人気でますよ、たぶん…』

担当『これ売れるんです?そうは思えないですけど』

公野櫻子『…』

担当『やっぱりもっと普通なので。売れるもの書いてください』

公野櫻子『…は、はい…』

ーー

ミューズ『……どうでもいい。これは、個人的なもの……』
210: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 07:48:21.19 ID:V3dHtqaf.net
穂乃果「……私は」

穂乃果「私は、この世界、好きだよ」

穂乃果「好きなみんながいるから」

穂乃果「嫌いな人もいるけど、それよりも多いから」

穂乃果「私は、この世界、好き」

穂乃果「だから…破滅なんてさせない」

ミューズ『……黙れ!!』ビジュゥゥッ!!

穂乃果「ふっ!」バガィィ!!

ミューズ『なら止めて見なさい!!』
211: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 09:14:01.04 ID:V3dHtqaf.net
ズゴゴゴゴゴッ!!!


花陽「……どうなってるの」

にこ「なんにも見えない…」

凛「…」

真姫「……」

ーー

ミューズ『愚かだ!世界も、人も、なにもかも!』ヂュジィヂッ!

穂乃果「それはあなたの思考だ!」

穂乃果「私達は確かに争う。さっきまでそうだった……クラッシーヴィの3人だって、ツバサだって、そうだった。だけど」

穂乃果「それは、それの根本的なところには、この世界が…好きだから…欲しいんだと思う」

ーー

凛「そうなの?」

海未「…嫌いなものを、欲しがると思います?」
212: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 10:13:15.85 ID:V3dHtqaf.net
ミューズ『なにを……』

穂乃果「私達は、そんな世界で生きている…これからも!!」

ミューズ『この世には争いしかない……そんな世界の何がいい!?』

穂乃果「それはあなたの限界だ!」ドゴォッ!

ミューズ『なに……?』ジュガァアッ!

穂乃果「私はただの魔法使い……何か特別なわけでもない、旅だって、お母さんを探すため、それ以外に理由なんてなにもない」

穂乃果「それでも、私は世界のほんの少しの部分だけでも、好きになれた!!!」

凛「穂乃果ちゃん……」


ミューズ『うるさい……!!』

穂乃果「もう終わりにしよう……こんな事!!」
214: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 10:24:18.68 ID:V3dHtqaf.net
穂乃果「ぐっ、ぬぬぬぬっ……!」ギ、グォォッキィンッ!!

海未「……!」

絵里「変形……」

凛「ドリルみたいな形…」


穂乃果「この腕に……全てをかける!!」

穂乃果「みんなの魔法、全て合わせて……!」コォォォォォッ!

ミューズ『く、ふふ…面白い……なら!!』ギ、グォォッキィンッ!!

にこ「うわ、あっちも!」

花陽「あ、あわわわ…」


穂乃果「どっちの思いが強いか、勝負!!」

ミューズ『…世界は』

穂乃果/ミューズ『守る!/壊す!』
216: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 10:34:55.21 ID:V3dHtqaf.net
穂乃果「ど、おりゃああああああ!!!」

ミューズ『うおおお!』

ギャッ、ギィィィィンンッ!!!

穂乃果「ぐ、ぐぐぐ……!!」ギャリギャリギャリ

ミューズ『おおお……!!』ギャリギャリギャリ


ブォォォォオオオ!!!


花陽「きゃー!?」グラグラ

にこ「ひえええ!?」グラグラ

ほのママ「みんな、私に集まって。…これは危ないわ…」



穂乃果「…ぐ、ぐっ!」ギャリギャリギャリ

ミューズ『……!』ニヤリ



コトリエル「…穂乃果ちゃん」
217: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 10:51:21.25 ID:V3dHtqaf.net
バッゴォォォッン!!

穂乃果「っく!」

ミューズ『ははははっ!!終だァ!!』

穂乃果「このぉおお!!」ギ、グォォッキィンッ!!

ガャリギャリガャリッ!!

ミューズ『ふんっ!無駄だ!』バギャァァアッン!!

穂乃果「くっ!あっあああああ!」ギ、グォォッキィンッ!!

ミューズ『何度も何度も……!!』バギャァァアッン!!

ギ、グォォッキィンッ!!

バギャァァアッン!!

バギャァァアッン!!

バギャァァアッン!!

ギ、グォォッキィンッ!!

穂乃果「ぐぅうう!!!」ギャリギャリギャリ

ミューズ『…!?』ギャリギャリギャリ
218: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 11:33:30.44 ID:V3dHtqaf.net
ミューズ『なぜ…なぜ折れない……』

穂乃果「私は負けない…あなたなんかに……!!」

ミューズ『こざかしい!!』ギャリギャリギャリ!!!

穂乃果「うああああああ!!!」ギャリギャリギャリ!!!

ビキッ

ミューズ『…な』

穂乃果「私の意志は砕けない…魔法も……」

ミューズ『なんっ、だとぉおおおお!?』

穂乃果「くらえぇぇえええ!!!」

ミューズ『ぅぅぅぅぅぅぅうううううううううううう!!!!』

穂乃果「うおぉぉぉおおおおおおおおおおお!!!」



ガッギィィィイイ......



『………なら』

公野櫻子『この世界、必ず守るのよ……』



穂乃果「…当然」

穂乃果「『私達』は、こんなところで止まらない」


ドゴォォォォンッ!!
219: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 11:52:13.29 ID:V3dHtqaf.net
ーー
ーー

希「…あ」

真姫「…ミューズが」

絵里「消えていく…」


グ、ゴゴゴゴゴ

ドッバァァァアッン…

花陽「あ、隕石が…」

にこ「消滅した…?」

コトリエル「あれはミューズが作り出していた幻想だったんだね…」

海未「……」


凛「穂乃果ちゃーーん!!すごいよー!!神様に勝ったよー!?」



穂乃果「……」

穂乃果「帰ろう」
220: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 12:19:00.89 ID:V3dHtqaf.net
ーーーー
ーーーー

絵里「……」

真姫「…絵里」

絵里「…行きましょう」

海未「…どこへ?」

絵里「…どこでもいいわ。…なんだか、疲れちゃった」

海未「そうですね」

真姫「……」

絵里「…とりあえず、適当に」

絵里「もちろん、ついてくるわよね?」

真姫「…ふふ」

海未「…ええ」

絵里「…あなたもくる?ツバサ」

ツバサ「…!」

ツバサ「…うん」

ーーーー

穂乃果「…終わったんだよね?」

コトリエル「うん、なにもかも、終わり」

凛「安心安心」

希「一時はどうなることかと思ったけどね」

花陽「私達はなにがなんだか…」

にこ「うん…」

穂乃果「…とりあえず、みんな、家に帰ろう…私が空間魔法使って、送ってあげる」
221: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 12:24:56.78 ID:V3dHtqaf.net
ーー

シュバッ

花陽「ありがとう、穂乃果ちゃん…凛ちゃん、またね」

ーー

シュバッ

にこ「ありがと…希、あの…」

希「ん?」

にこ「…ううん。やっぱりなんでもない…じゃあね」

ーー

シュバッ

希「んー、長かった…穂乃果ちゃん、家覚えたでしょ?いつでも遊びにきてね」

ーー

シュバッ

凛「…」

穂乃果「…」

凛「いつでも、会いに来て…来なかったら、こっちから行く」

凛「…ばいばい」

ーー
222: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 12:30:21.01 ID:V3dHtqaf.net
穂乃果「…コトリエル、うちに来る?」

コトリエル「うんっ!」

ほのママ「あらら、勝手に…まあ、いっか」

穂乃果「……」

コトリエル「…穂乃果ちゃん、どうしたの?」

穂乃果「いや……私のしたことって、正しいのかなって」

穂乃果「ちょっと、わかんなくなっちゃって」

コトリエル「…正しいよ…それと」

コトリエル「穂乃果は、いま、神様なんだから」

コトリエル「やる事全て、正しいとも言えるんだよ」

穂乃果「…そっか」
223: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 12:39:39.51 ID:V3dHtqaf.net
こうして。
世界は救われた。
世界制服を企んでいた四人の少女。
村で狩りをして過ごしていた1人の少女。
定食屋を開いていた1人の少女。
スピリチュアルな1人の少女。
弟妹のために必死になる1人の少女。
目覚めた大天使。

世界が好きだった1人の少女。

…ここは魔法の世界。

穂乃果「……」

魔法は奇跡の力。

その奇跡で、世界を救う事が、出来る世界だ。



おわり
224: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/31(日) 12:40:47.71 ID:V3dHtqaf.net
※長かった…ありがとうございました。
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『『SS』穂乃果「ここは魔法の世界」』へのコメント

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