ほのりん「愛をこめて、花束を」

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ほのりん-アイキャッチ1
1: 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 22:39:52.97 ID:IOBvUssF.net
バレンタインデーキッス リボンヲカケーテー♪

シャラララーステキニキーッス シャラララスーテキニー……

テレビの女子アナ「……以上、バレンタインにプレゼントしたい、チョコレートランキングでした!」

CMノアトハ、アノニンキジョユウガマサカノ……



雪穂「もうすぐバレンタインデーだね、お姉ちゃん」

穂乃果「そーだねー」ゴローン

雪穂「今年はお姉ちゃんが、海未さんとことりさんにバレンタインデーのプレゼント、渡すんでしょ?」

穂乃果「そーだよー」グダーン

雪穂「どんなチョコを作るのか、もう決めたの?」

穂乃果「まだー」デローン

雪穂「……コタツで寝ると風邪引いちゃうよ?」

穂乃果「だいじょーぶだいじょーぶ、眠くないからー」グデーン

雪穂「……そうやっていつも、寝ちゃうくせに」

穂乃果「眠-くなーいもーん……」zzz

雪穂「……」




穂乃果「い、イタイイタイ!! ……もう、ほっぺたつねんなくてもいいじゃん!」

雪穂「こたつで寝る方が悪いの」プイー

元スレ: ほのりん「愛をこめて、花束を」

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4: 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 22:51:54.68 ID:IOBvUssF.net
穂乃果「ふゎ~っ。もう、雪穂のせいで目が覚めちゃったよ~」カラダノビー
 
雪穂「……ラブライブ本戦も近づいてるんだから、もうちょっと体調管理しっかりしたらどう?」

穂乃果「あははぁー……ごめんちゃい」ペコリ

雪穂「わかればよろしい。それで、さっきの話の続き。もう、どんなチョコ作るのか、決めたの?」

穂乃果「ほんとにまだ決まってないよー。そんなこと聞いて、どしたの?」

雪穂「いやね、もしよかったら一緒に、作ろうかな……って」

穂乃果「はっはーん、雪穂。もしかして、チョコを大量に作ろうとしているんだね~?」

雪穂「どうせ作るのなら、チョコの材料もまとめて買えるから、って思っただけだよ」
5: 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 23:02:46.49 ID:IOBvUssF.net
穂乃果「そうは言ってもね、ほんとにまだなにも決めてないんだよぉ……」

穂乃果「あ~あ、雪穂が作ってくれればいいのにな~」

雪穂「それは駄目でしょ。こういうのは、自分でやらないと」

穂乃果「だ~よね~。むぅ……、去年のことりちゃんのチョコ、美味しかったなぁ……」

雪穂「あぁ、あのトリュフチョコ」

穂乃果「舌に乗せた瞬間にチョコが溶けて、ミルクの味わいとカカオの苦味がハーモニーを奏でてさぁ……」

穂乃果「まさに、『チョコ界のクリスタルキングやぁ!』って言っちゃったもん」

雪穂「その例え、いまいちピンとこないなぁ」
6: 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 23:15:47.98 ID:IOBvUssF.net
雪穂「……まっ、とにかく。もし作るものが決まったら早めに教えてね? 一緒に材料買ってくるから」

穂乃果「りょーかい! 考えておきま~すっ! ……ちなみに、雪穂は誰にチョコを渡すの?」ニシシ

雪穂「えっ!? えーっと……、亜里沙と、お父さんとお母さんとお姉ちゃんと……」

穂乃果「サッカー部のシマザキくん?」

雪穂「違う、やきゅうb……って!? なんでそんなこと知ってるのよ!?」

穂乃果「この間、亜里沙ちゃんが遊びに来てたから、こ~っそりね」ニシシ

雪穂「」カオマッカー

雪穂「……あぁ~、もう!! 私先にお風呂入っちゃうからね!!」コタツカラガバーッ

ドスドスドスドス……




穂乃果「ふっふっふ、お姉ちゃんに黙っているから、いけないのだ♪」ニシシ

穂乃果「……はぁ~、でもバレンタインかぁ……。ラブライブ本戦のこととか、生徒会のこととかでそこまで頭回らなかったよ……」

穂乃果「次の土日は練習もないし、その時に考えてみるかぁ」

穂乃果「さぁ~って、こたつで一眠り一眠り~♪」グデーン





チョットォー、コタツデネルナッテサッキモイッタデショー!!

穂乃果「」ビクゥッ
7: 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 23:35:22.26 ID:IOBvUssF.net
―――そして、土曜日



穂乃果「うーん、さてさて。どうしたものかな、どうしたものかな?」

穂乃果「普通にチョコレートを作って、海未ちゃんとことりちゃんに渡したい自分と」

穂乃果「ちょっと違う趣向のものを、バレンタインの日に渡したい。と、いう2つの意見の私がいる」

穂乃果「でも、違う趣向のもの、ってなんだ? 例えばクッキーとか?」

穂乃果「いやぁ~、クッキーはありきたりだしなぁ……」

穂乃果「それじゃあ、お裁縫で2人のお人形を作る……とか?」

穂乃果「いやいやいや、そもそもことりちゃんが作った方が上手だし、何より私がことりちゃんに頼んだら、最速で作ってくれそうだし」

穂乃果「それじゃあ意味がないんだよねぇ……。むぅ」アタマカカエー

穂乃果「海未ちゃんとことりちゃん、どっちも喜んでくれるもの……」

穂乃果「……もしかして。私自身、とか?」



ポワンポワンポワーン



妄想穂乃果「今日はバレンタインだから、私を、好きにしても、いいよ……」ウワメヅカイウルル

妄想海未「……」ナマツバゴクー

妄想ことり「ほのかちゃぁぁぁん!!」ルパンダイブー

妄想海未「あ、ちょっとフライングですよ!ことり!!」ルパンダイブー



ポワンポワンポワーン



穂乃果「」カオマッカッカー

穂乃果「だめだだめだだめだだめだ、今後の友達づきあいに支障が来たしてしまう!!」

穂乃果「あぁぁ、どうしよっかなぁ~」

穂乃果「……部屋の中で、考え込んでても仕方ないか。よしっ、外に出て考えてみよう!」
8: 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 23:56:35.63 ID:IOBvUssF.net
ピロピロピロピローン

イラッシャイマセーッ




穂乃果「……というわけで本屋さんまで来ちゃったんだけど」

穂乃果「ここで何か雑誌を立ち読みして、参考になるようなものを探してみよ~っと。……ん?」

穂乃果「あの、後姿は……凛ちゃん?」

凛「……」

穂乃果「お料理の本のコーナーで立ち読みしてる……」

凛「……どれも、美味しそうだにゃあ……豪華だにゃあ……」

穂乃果「お腹、空いてるのかな?朝ごはん食べてないのかな?」

凛「……でも専門用語が多すぎて、よくわかんないよぉ……」

穂乃果「何読んでいるんだろ?」メヲコラシジーッ

穂乃果「……『これであなたもミシュランシェフ! 和洋中華完全解剖』?」

穂乃果「うーん……。凛ちゃん、実は『ミシュランガイドに掲載されるような、凄腕料理人になりたいにゃ!』って思ってるのかな?」

穂乃果「もしそうだったら、私も協力しなきゃね! 主に試食とか」ジュルリ

凛「……やっぱり、凛には無理だにゃ……」

穂乃果「あれ? さっき読んでた本、閉じて戻しちゃった」

凛「……はぁ……」




ピロピロピロピローン

アリガトウゴザイマシターッ

穂乃果「……あれれ、帰っちゃった」

穂乃果「なんだか、すっごく元気がなかったように見えたけど……」

穂乃果「……これは会って、話をする必要があるかもねっ!」

穂乃果「よし、後を追いかけるよっ!!」




ピロピロピロピローン

アリガトウゴザイマシターッ
10: 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 00:12:00.43 ID:U30vuFFP.net
トボトボ……

凛「はぁ……」

タッタッタッタッ

穂乃果「り~んちゃんっ!!」

凛「フニ゛ャッ!!」ビクゥッ

ウシロフリムキー

凛「もう!穂乃果ちゃん、驚かさないでよ~。びっくりしたにゃあ~」

穂乃果「あはは、ごめんごめん(いま、髪の毛が逆立って見えたような……、ほんとに猫みたいだにゃ)」テヘペロ

凛「どおしたのっ? お買い物?」

穂乃果「うん、まあそんなところ。えっとね、さっき立ち寄った本屋で、凛ちゃんを見かけたから追いかけてきたんだ! なんだか元気ないように見えたけど、どうかしたの?」

凛「えぇ~?……凛はいつでも元気リンリンだにゃあ!」ネコポーズ

穂乃果「……」ジトー

凛「にゃん!」ネコポーズ

穂乃果「……」ジトー

凛「にゃん!」ネコポーズ

穂乃果「……」ジトー

凛「……ごめんなさい」シュン

穂乃果「素直でよろしい!」ニッコリ
 
11: 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 00:23:40.20 ID:U30vuFFP.net
イラッシャイマセー

オフタリデスネー

カウンターノオセキビニドーゾー




穂乃果「凛ちゃんと2人っきりでご飯なんて、初めてかもね!」

凛「お話するのに、なんでラーメン屋さんに入ったの? 凛は嬉しいけど」

穂乃果「『腹が減ってはなんとやら』っていうでしょ! お昼も近いし、腹ごしらえしてから話そう!」

スミマセーン、ショウユラーメンヒトツー

ショウユ、アイヨロコンデー

リンハ、ショウユラーメンオンタマノセニスルニャー

オンタマショウユ、アイヨロコンデー






穂乃果「ふぅ……満腹満腹!!」ニッコリ

凛「ラーメン代、凛の分も出してもらってなんだか悪いよ穂乃果ちゃん……」

穂乃果「いーのいーの! 私、たまにしか奢らないから結構貴重だよ?」ニヤリ

凛「……槍とか降らなければいいんだけどにゃあ……」
12: 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 00:45:54.31 ID:U30vuFFP.net
日付変わってID変わったけど、>>1です。

ガバガバ設定なところもあるかもですが、頑張ります。




キャッキャッ

ツギ、タクミクンガオニダヨー

ヨーシ、ミンナカクレテー!カゾエルヨー

イーチ、ニー、サーン




穂乃果「とりあえず、座ろっか」ベンチニコシカケー

凛「……うん」コシカケー

穂乃果「んじゃ、本題にいきましょーかっ! 『なんでいつも元気印の凛ちゃんが、そんなに元気がない』のか!」

凛「うんとね、実は……」

凛「バレンタインデーの日にね」

穂乃果「うんうん」メガキラキラ

凛「チョコを……渡そうと思って」

穂乃果「誰に渡すチョコなの?」メガキラキラキラン

凛「真姫ちゃんと……かよちんに」

穂乃果「ほーほーっ!」メガキラキラキラキラン

凛「それでね、朝から練習で、頑張ってたんだけど」

穂乃果「ふむふむ」コクコク

凛「どおしても、失敗しちゃうんだ……」

穂乃果「ふーむ、そうなんだ……。まぁ、料理ってすぐには上手くならないから、そこは練習あるのみだよ!ファイトだよ、凛ちゃん!」

凛「それで、ママが試しに味見をしたんだ、凛の作ったチョコ」

凛「そしたら……ママ、『これを渡したら、多分絶交されちゃうからやめときなさい』って」ウルウル
13: 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 01:02:55.47 ID:U30vuFFP.net
穂乃果「」オメメパチクリ

穂乃果(え、えぇぇぇ……。それってよっぽどのものなんじゃ……)

穂乃果(っていうか、『絶交されちゃう』ほどの出来ってどんなチョコなの……『友情ノーチェンジ』って言っていられる場合じゃないってことぉ!?)

穂乃果(お、落ち着け穂乃果……。まだ実物を見たわけでもない、食べたわけでもないんだから、この場で凛ちゃんの努力を全否定しちゃあ、断じていけないっ!)

穂乃果「(よっし、ここはとりあえず……)あ、あの。凛ちゃん? そのチョコの写真とかってあるかな? この、『穂むら』の看板娘である私が、凛ちゃんの料理の腕前を見てしんぜようぞ」ドヤア

凛「作ったチョコ、いま持ってるよ。ポケットに…」ガサガサ

穂乃果(なぜ今持ってるのぉぉ……、え、ちょっと怖いんだけどぉぉ)

凛「ほら、これだよ」デデーン

穂乃果「」

凛「実は……、ことりちゃん、お菓子作るの上手だから、いろいろアドバイス聞けたらな、って思ってことりちゃん家に行こうとしてたんだ……」

穂乃果「」

穂乃果「……コレハ、ダークマターカナニカカナ?」

凛「なんでカタコトニなってるのーっ!? 穂乃果ちゃんまでバカにするんだぁぁ!!」ウワーン
14: 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 01:17:40.04 ID:U30vuFFP.net
穂乃果「な、泣かないで!? ねっ? ねっ?」

穂乃果(こりゃまずい、まずいぞ……。ついつい本音を言っちゃったよ!やっちゃったよ!?私)

凛「ひどいよ穂乃果ちゃーん!」ウワアアアアン

穂乃果(えぇい、こうなったら……)

穂乃果「南無三!!」チョコパクー

凛「……あっ!」

穂乃果「」

凛「……穂乃果ちゃん?」

穂乃果「」

凛「だ、大丈夫?」

穂乃果「……コノチョコ、ナニイレタ?」

凛「え?」

穂乃果「コノチョコナニイレタ?トキイタノ」

凛「……ビターな大人にチョコにしようとして、カカオパウダーとインスタントコーヒーを丸ごと入れて、あとは……」

穂乃果「……ワタシ、コトリチャンノイノチ、スクッタンダネ」バタンキュー

凛「ニャア゛アアアアア、穂乃果ちゃんしかっりしてええええ」
18: 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 01:57:07.53 ID:U30vuFFP.net
ママー、アソコデオネエチャンガオネンエシテルヨー

エェ、ソウネー、ヘンナコネー

アンナトコロデオネンネシタラ、カゼヒイイチャウノニネー

シッ、ユビサシタライケマセン!






穂乃果「……ごめんなさい、凛ちゃん」ペコリー

凛「ううん、さっきは取り乱しちゃったけど、大丈夫だよ。穂乃果ちゃんこそ大丈夫なの?」

穂乃果「ダイジョウブ、ワタシハダイジョウブ」カオイロブルー

穂乃果「……まさか、あれほどのものだったとは、予想もしなかったものだから……」

凛「いいんだ。……凛も、途中で『これ、チョコじゃないよね絶対』って、思ってたから」

穂乃果(半分確信犯だったんだね……怖いなぁ)
22: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 02:17:17.90 ID:tx9viAV9.net
>>1です。
規正食らったので、携帯から投稿させてもらいます。

凛「だから、ことりちゃんの家に行く途中、本屋さんでお料理の本、読んでたんだけどね。色んな専門用語が飛び交ってて、凛の頭の中、ショートしちゃって」

凛「……やっぱり、凛はお料理しないほうがいいんだよね、向いてないんだよね……」ウルウル

凛「バレンタインの日に、『ありがとう』の気持ちを込めて、チョコを渡したかったのに。凛の背中を押してくれた2人に、渡したかったのに……」ポロポロ

穂乃果「凛ちゃん……」

凛「……、もうバレンタインの日は、買ってきたチョコを渡すことにするよ。その方が……」グスッ
23: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 02:30:23.36 ID:tx9viAV9.net
穂乃果「待って凛ちゃん。バレンタインは、必ず手作りのチョコでなければならない、訳じゃないよ」

穂乃果「チョコ以外の手作りのプレゼントを…恋人とか、かけがえのない友達に渡してもいいと思うんだ」

穂乃果「実は私も、海未ちゃんとことりちゃんに、チョコ以外のプレゼントを渡そうと考えてたんだ」
24: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 07:20:12.64 ID:tx9viAV9.net
凛「チョコ以外の、手作りのプレゼント……?」

穂乃果「とりあえず、凛ちゃんのお料理スキルの上達は後回しにして」

凛「え、後回しなの?」ガビーン
25: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 07:32:12.40 ID:tx9viAV9.net
穂乃果「……『ありがとう』の気持ちを伝える方法は、1つだけじゃないと思うんだ。だから、凛ちゃん。一緒に探そ?」ホノカスマイルー

凛「……、うん。そうだね! 凛、ちょっと諦めかけていたけど、なんだか勇気が沸いてきたにゃっ!」

凛「最高のプレゼント、絶対見つけてやるにゃあ~っ!」リンスマイルー

穂乃果「よ~っし、んじゃあさっそく、さがしにいっくよ~っ!!」

ほのりん「おーっ!!」
26: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 07:59:34.38 ID:tx9viAV9.net
ーーーこうして2人は、バレンタインデーに送る、『最高のプレゼント』を探し求め、街中を歩き回るのですが

ーーーなかなか、これだ! というものを見つけることができず、とうとう夕方になってしましました




トボトボ……

穂乃果「……あれだけ意気揚々に『さっがすぞ~』って言ったのに」

凛「結局見つからないなんて……」シュン

穂乃果「……こうなったら、花陽ちゃんと真姫ちゃんに渡すプレゼントは、『凛ちゃん自身』ってことで……」



ポワンポワンポワーン



妄想凛「凛の初めて……、怖いけど、2人になら、大丈夫、だから……」ウワメヅカイウルル

妄想花陽「凛ちゃん、かわいいよおおおお!」ルパンダイブー

妄想真姫「あ、花陽! ずるいわっ!!」ルパンダイブー



ポワンポワンポワーン




凛「」カオマッカッカー

凛「だ、だだだだだだ、だめにゃだめにゃだめにゃ! 穂乃果ちゃんのエッチー!!」カオマッカッカー

穂乃果「あははぁ、冗談だよ、冗談……」ニガワライー

穂乃果「これは出直して……明日も、また考えてみようか……?」

凛「……そうするにゃ」



トボトボ……



穂乃果「……あれ? ここ……」

凛「どうしたの、穂乃果ちゃん?」

穂乃果「お花屋さんなんて、あったっかな?」
27: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 08:41:33.56 ID:tx9viAV9.net
凛「あ、ほんとだ。……『ハナダ フラワーショップ』? 最近出来たのかにゃ?」

穂乃果「お花かあ……。せっかくだし、ちょっと、覗いていかない?」

凛「賛成だにゃっ!」





ドアガララー

イラッシャイマセー





穂乃果「うっわー……、中すっごいお花だらけ!」

凛「お花屋さんなんだから当たり前だにゃ。でも、素敵な香り……。外は寒いのに、店の中は春みたいだにゃ」

店員「いらっしゃいませ。なにかお花、お探しですか?」

穂乃果「えっと……、実は、バレンタインデーの日に渡すプレゼントを探してまして、それで……」エヘヘ

凛「バレンタインの日にお花を渡す人って、結構いたりしますか?」

店員「そうですね……、最近ですと、男性のほうがバレンタインデーに、女性にお花をプレゼントする、ってことは多いですね~」

ほのりん「男の子のほう、から……」フムフム

店員「日本では『バレンタインデーにはチョコレート』っていうのが相場ですが、海外ではメッセージカードを贈ったり、お花を渡したりするのが定番ですね」ニッコリ

ほのりん「ほえ~、そうだったのか(にゃ)」

穂乃果「……なんだか、女の子のほうから女の子にお花を渡しちゃうと、変な誤解されちゃいそうですね」カオテレー

店員「そうですか? ……バレンタインデーはそもそも『愛や感謝を相手に伝える日』なのですから、同性が同性にお花を渡すのも、おかしいことではないと思いますよ。もちらん、花言葉などをきちんと考えて、お花を選ばないといけませんが」ニッコリ

凛「愛や感謝を……お花に込めて、かぁ……」
28: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 08:55:01.95 ID:tx9viAV9.net
店員「それに今は……こういうのも、流行ってますしね」チョツトオマチクダサイネー


タッタッタッ……


凛「さっきの店員さん、店の奥に行っちゃったにゃ」

穂乃果「なにか、取りに行ったみたいだね」


タッタッタッ


オマタセシマシターッ

店員「こちらになります」ニッコリ

穂乃果「うわ~っ! 小さくて可愛いお花のバスケットだ!」

凛「赤や青、黄色に紫……色んな色のお花があって、まるでμ'sのみんなみたいだにゃ!」

店員「これ、よ~く、観察してみてください」ニッコリ

ほのりん「どれどれ……」メヲシカメジーッ

ほのりん「……」ジーッ

ほのりん「……」ジーッ

穂乃果「……あ、これ。もしかして、造花ですか?」

店員「ええ、その通りです」ニッコリ
29: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 09:22:31.90 ID:tx9viAV9.net
凛「造花……こんなに綺麗なのに、びっくりだにゃ」

店員「今の造花は、見た目も本物そっくりですから、こうやってバスケットにするのはもちろん」

店員「普通のインテリアグッズに造花をアレンジして、アクセントにしたり」

店員「枯れないので、玄関先やお部屋に1年中置いて、彩りを加えたり」

店員「色々な使い方が、できちゃうんですよ」ニッコリ

ほのりん「ほえ~……すっごい(にゃ)」

店員「明日、うちのお店で造花を使った『フラワーアレンジ』の教室を開くのですが……どうですか?よろしければ、 お2人とも」

店員「初心者大歓迎ですし、材料費なども100円均一のものを使用するので、そこまで高くはなりませんが……」

穂乃果「……どうしよっか? 私は、すっごく素敵だと思うな~。私がこんなお花のバスケットもらったりしたら、大喜びしちゃうなぁ」ホノカスマイルー

凛「凛だって……こんなお花もらったら、嬉しくて飛び上がっちゃうにゃ!」リンスマイルー

穂乃果「……それじゃあ、決まりだねっ!」

ほのりん「先生、明日はよろしくお願いします(にゃ)!!」




店員「せ、先生なんてそんな大袈裟な……」カオテレー
30: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 09:52:54.29 ID:tx9viAV9.net
ーーーそして、翌日

ーーー穂乃果と凛は、『ハナダ フラワーショップ』の店員さんの指導のもと

ーーーフラワーアレンジを、学ぶこととなりました





ドアガララー

イラッシャイマセー

ほのりん「こんにちわ~っ!!」

店員「あら、昨日の……。こんにちわ」ニッコリ

ほのりん「今日はよろしくお願いしま~っす!!」

店員「はい、よろしくお願いしますね」ニッコリ

店員「では、お店の奥の作業場へどうぞ。材料もそこに置いてありますので」

ほのりん「おっじゃましま~っす!!」






穂乃果「よいしょ、っと」イスコシカケー

凛「ふんにゃ、っと」イスコシカケー

穂乃果「この机のバラ……全部造花なんだよね。トゲはないけど、ほんと本物みたいだね」

凛「ほんとに見間違えそうにゃ、こんなのが100円均一で揃えられるなんて……100円均一、侮りがたしにゃ」

店員「今回はバレンタインデーが近いので、色々なバラを用意いたしました。色も何種類かあるので、お好きな色のバラを使って頂いて大丈夫ですよ」ニッコリ

穂乃果「あれ? 他のお客さんは……いないんですか?」

店員「ええ、今回はあなた方お2人だけですね」

穂乃果「私たち2人だけのために、ここまでしてもらって、なんだか申し訳ないです……」

店員「いえいえ、構いませんよ。それに造花は枯れないので保存が効くから、この材料もまた次の教室で使えますしね」ニッコリ

凛「この店員さんも……なかなか侮りがたしにゃ」
31: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 11:16:51.74 ID:tx9viAV9.net
店員「……さて、それでは。これよりフラワーアレンジ教室を、開講したいと思います」ニッコリ

ほのりん「よろしくおねがいしまーす!」

店員「今日は、昨日お見せしたフラワーバスケットを、作りたいと思います」

ほのりん「わくわく、わくわく♪」

店員「まずは、バスケットに飾りの包装紙を敷いて」

店員「造花を刺すための土台となる、オアシスを置いて」

店員「あとは、造花をバランスよく刺して、完成です!」ニッコリ





ほのりん「ざ、ざっくりしすぎぃ……」
32: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 11:40:21.82 ID:tx9viAV9.net
店員「え、でも大体このような感じですよ?」

店員「もちろん、花の刺す本数や、バスケットの大きさ、あとは彩りやらなにやらもきちんと考えていけば、バランスも難しくなっていったりしますが」

店員「ほら、簡単でしょう?」ニッコリ

穂乃果「簡単というか……」

凛「ざっくりというか……」

店員「でも、大事なのは、愛と感謝を込めて、造ること。ですけどね」ニッコリ

穂乃果「愛と……」

凛「……感謝」

店員「あとは、刺すバラの本数と、色、ですね」

ほのりん「本数と色?」

店員「花束とかでもそうなのですが、本数によって贈る相手に伝わるメッセージも、違ってきますから」ニッコリ

店員「色は、例えば赤色は『情熱、愛情』、白は『純潔、清純』、ピンクは『上品、気品』など、色によって意味合いも違ってきます」

店員「ただ、同じ色でも、色味の違いで意味も違ったり、バラの花弁の形などで意味も違ったり、説明するとややこしくなったりしますが」

店員「とりあえず、そこは割愛させていただきますね」ニッコリ







凛「なんだかすっごく、グーグルで調べました感のある説明だったにゃ」ボソッ

穂乃果「まあ、仕方ないよね」ボソッ
34: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 12:03:21.24 ID:tx9viAV9.net
店員「お2人とも、それぞれお友達に、このバスケットを渡すんでしょう?」

店員「でしたら、本数は13本にすることをおすすめしますよ」ニッコリ

店員「意味はーーー友情は、永遠に。ですから」

ほのりん「友情は、永遠……」

店員「あとは色、ですが……。これも、それぞれ渡したいお友達の、好きな色のバラを刺しても、いいと思いますよ」ニッコリ






ほのりん「色の前に、13本って……結構、中途半端な数だよねえ……」
36: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 12:24:23.00 ID:tx9viAV9.net
穂乃果「13、ってさ。2で割っても割りきれない数字、だよね」

凛「3で割っても、4で割っても、6で割っても1余るにゃ」

穂乃果「13で割りきれるのは13だけ……だよね?」

凛「え、なんでそんなこと凛に聞くにゃ」アセアセ

穂乃果「と、とにかくこれは刺す色のバランスに悩んじゃうよ……どうしよ?」

凛「でも、店員さんも言っていたにゃ。『本数によって、贈る相手に伝わるメッセージも、違ってくる』って」

凛「凛は……かよちんと真姫ちゃんと、ずっと、ず~っと……、おばあちゃんになったって、ずっと友達でいたいよ」

凛「だから、凛は……13本って決めたよ」

穂乃果「凛ちゃん……。うん、私も、海未ちゃんとことりちゃんと、おばあちゃんになっても、ずっとず~っと、仲良くいたいもの!」

ほのりん「よ~っし、レッツフラワーアレンジ(にゃ)!!」
37: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 12:48:36.90 ID:tx9viAV9.net
ーーーこうして、穂乃果と凛は、一生懸命試行錯誤し

ーーー穂乃果は、海未とことりに贈る

ーーー凛は、花陽と真姫に贈る

ーーー素敵な素敵なフラワーバスケットを造り上げたのでした



ほのりん「今日はほんとに、ありがとうございました!!」

店員「いえいえ、どういたしまして」ニッコリ

店員「……素敵な、素敵なバスケットができましたね」ニッコリ

ほのりん「はいっ!!」

店員「……喜んでくれると、思いますよ」ニッコリ

ほのりん「はいっ!!」


テクテクテクテク


穂乃果「我ながら、いいのが出来上がったねえ」コウコツ

凛「凛も、自分で自分を誉めたいにゃ~」ウキウキ

穂乃果「これはバレンタイン、楽しみだね~!」

凛「……穂乃果ちゃん」

穂乃果「ん?」

凛「……ありがとう、穂乃果ちゃん。穂乃果ちゃんがあの時、相談にのってくれなかったら……きっと、後悔の残るバレンタインになるところだったよ」シュン

穂乃果「そう、だね……(私も、ギリギリでことりちゃんの命を救えてよかったよ……)」ニガワライー

凛「……穂乃果ちゃんも、ずっと、ず~っと、『ともだち』、だからね!」リンスマイルー

穂乃果「……うんっ!」ホノカスマイルー


イラッシャイマセー


??「すみません、薔薇の花束を、作ってもらいたいのですが」

店員「ええ、喜んで」ニッコリ

店員「薔薇の色と、本数は、どうされますか?」

??「赤色、そして……108本の薔薇の花束を、お願いします」

店員「……もしかして、プロポーズ、ですか?」ニッコリ

??「……はい」コックリ
38: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 13:10:21.83 ID:tx9viAV9.net
ーーーそして、バレンタイン当日を迎えました




オハヨー
オハヨー!
ハイコレチョコダヨー
アー、チョコアリガトー




穂乃果「おっはよー! 海未ちゃん、ことりちゃん!」

海未「お早う御座います、穂乃果」ニッコリ

ことり「おはよう、ほのかちゃん!」ニッコリ

穂乃果「へへーん、お2人とも、今日は何の日か……ご存じですかな?」ニヤニヤ

海未「ええ、バレンタインデー、でしょう」

ことり「今年は、ほのかちゃんがわたしたちに、バレンタインデーのチョコレート、あげる番だもんね! わたし、きのうから待ちきれなかったよ!」ホノカムギュー

海未「3人、毎年交代でバレンタインデーのチョコレートを渡そう、と決めたのは穂乃果ですからね。……2年ぶりの、穂乃果からのチョコレート、楽しみにしていますよ」ニッコリ

穂乃果「ふっふっふっ……今年の私はひと味もふた味も違うんだから、楽しみにしていてよっ!」

ことり「あれ? いま、もらえないの?」シュン

穂乃果「んと……雰囲気を出したいから、放課後に……ね?」オネガイ

ことり「ほのかちゃん……、わかった。わたし、放課後を楽しみにしているよ!」

海未「随分と勿体ぶりますが……楽しみは最後まで残しておいたほうが、良いですものね」クスッ

穂乃果「だから、この紙袋の中身は絶対、ぜったい、ぜ~ったい、見ないでね!」

ことり「うん、約束するっ!」チュン

海未「……なんだか、逆に見てほしいそうな感じにも受け取れましたが……、穂乃果がそこまでいうなら」フフッ
39: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 13:38:15.73 ID:tx9viAV9.net
ーーーその頃、凛はといいますと



ダダダダダダッ



凛「フニャアアアアア、遅刻だにゃああああ」

凛「なんで誰も起こしてくれないにゃああああああ」

(凛ママも花陽も真姫も起こしましたが、凛が爆睡していたため、お灸を据える意味でほっとかれました)

凛「でも凛が快速飛ばしたらなんとか間に合うし、それに今日はなんといってもバレンタイン! あの時作ったフラワーバスケットも持ったし」

凛「テンションバッリバリに上げてくにゃあああああああ」



ダダダダダダッ



凛「あともうちょっとで学校!! …… ん?」

ミャーミャー

凛「って目の前に子猫が!? だめええええ、凛は急に止まれないにゃあああああ」

ミャーミャー

凛「そおぉぉっいっ」

ピョーン

凛「よおっし、なんとか子猫を避けたっ! ……って、バランス崩したにゃあああああ」

ガッシャーン

凛「……あたたた……」

凛「……はっ、バスケットは……!?」

ガサゴソ

凛「……なんとか、大丈夫、かな……?」ホッ

凛「あ、安心してる場合じゃないにゃああああああ、遅刻ううううう!」



ダダダダダダッ
40: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 14:10:11.33 ID:tx9viAV9.net
ーーーそして、教室




凛「はぁ、はぁ……。なんとか間に合ったにゃあ……」

花陽「あ、凛ちゃん。おはよう……制服少し汚れてるけど、大丈夫?」

凛「制服は気にしないで、ちょっと転んじゃっただけだから。それより、かよちーん! もう、なんで起こしてくんないのさ~っ!」プンプン

花陽「ごめんね、でも何回も起こしたんだよ? でも……」

真姫「凛が一向に起きないから、私たちは凛にお灸を据える意味で、ほっといて先に登校したのよ」

凛「ええええ、そんなひどいよお、真姫ちゃん……」

真姫「まったく……どうせ夜更かししてたんでしょ? だから寝坊したのよ」

凛「ま、まあ、ね……あはははは……(今日が楽しみすぎて、目がさえて眠れなかったなんて言えない……)」

花陽「ほら凛ちゃん、もうすぐ授業始まっちゃうよ? 早く準備しないと」

凛「ふにゃっ! 落ち着いてる場合じゃないにゃー!」

アー、フデバコトー、ノートトー、キョウカショトー

ニャニャッ、シャーシンスクナイニャー

真姫「……花陽、いいの? あの紙袋のこと。恐らく、バレンタインデーのプレゼントだと思うけど」ボソッ

花陽「……今は、聞かないよ。確かに凛ちゃんを起こしに行った時に、部屋に入って真っ先に気づいたけど」コソッ

花陽「『今年は凛がかよちんにバレンタインのチョコ、プレゼントするにゃー!』って言ってたから……いつも私があげてばっかりだったバレンタインなのに、今年はこっちがもらう側になったから、実は……楽しみなんだ」

花陽「だから、凛ちゃんのほうから言ってくるまで、私は何も言わない、待ってる」ニッコリ

真姫「……花陽」

花陽「でも真姫ちゃんに渡す分はちゃんとあるから、後で渡すねっ」ハナヨスマイルー

真姫「花陽……」パアアアッ
41: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 14:42:38.35 ID:tx9viAV9.net
ーーーそして、お昼休み




1年生徒A「あ、あの高坂先輩!これ……チョコレート、どうぞっ!」

穂乃果「あ、ありがとう~、すっごく嬉しいよ!」ホノカスマイルー

1年生徒B「園田先輩……これ、食べてくださいっ!」

海未「有難う御座います、頂戴致します」ニッコリ

1年生徒C「ことり先輩、チョコレート、もらってください!」

ことり「うん、ありがとう!」コトリスマイルー


キャーワタシチャッタヨー

ヨロコンデクレテヨカッタネー


穂乃果「……これで何個目なのかなあ。チョコレート」

海未「部室でお昼ご飯を食べてる間に、10人ほど、来たような……」

ことり「わたし、こんなにもらったの初めてかもしれない……」タハハ

海未「これも、μ'sの日頃の活動の賜物、とも言えますね」オチャズズーッ

穂乃果「こんなにもらったら、ホワイトデー、どうしたらいいんだろ……」ハワワワ

うみこと「そこ、心配するとこかい」ツッコミパシー
42: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 15:44:05.37 ID:tx9viAV9.net
ーーーそして

ーーーμ'sのメンバーは、屋上で軽めの調整を終え

ーーー穂乃果、海未、ことりたち3人は生徒会の仕事を

ーーー3年生組、1年生組も着替えを終え、それぞれの放課後を迎えようとしていました



ズズーッ

希「いや~、今日も練習後のいちごミルクが美味いやん」ヤーン

にこ「……」

希「どうしたん、にこっち。今日はやけに大人しいやん」

にこ「……別に、こんなもんでしょ」

希「そ~んなに、うちに、ワシワシされたいん?」ワシワシ

にこ「されたくないに決まってるでしょ」プイー

希「……」

希『秘めた思いは、ちゃんと伝えないと……あかんよ?』

にこ「」ビクウッ

希「ふふ、当たってるみたいやね。んじゃ、頑張ってね、にこっち♪」

にこ「……っさいわねー、わーってるわよ……」

にこ(さっきも意識しすぎて、結局真姫ちゃんになんにも話せなかったわ……)

にこ(ただ、チョコを渡すだけなのに……。なんてことない……はずなのに)

にこ(……まあ、言葉で言えないなら、メッセージで送るのが一番よね)

ポチポチポチポチ……

ポチポチポチポチ……



絵里「希」

希「絵里ち、どしたん?」

絵里「ちょっと、後で話が、あるんだけど……いいかしら」

希「……ええよ」

絵里「先に校舎裏で待ってるから。それじゃ」

希「うん、りょーかい♪」

希(うちも……秘められた思いを告白されるときが、来たようやね)
43: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 16:04:52.45 ID:tx9viAV9.net
ーーー生徒会室





穂乃果「ふうーっ、書類仕事終わりっ!」

海未「珍しい……穂乃果の方が先に、終わるなんて。やればできるじゃないですか」フフッ

穂乃果「ん?いや~、それほどでもないよ~」デレデレ

海未「褒めるとすぐそれなんだから」プイッ

穂乃果「あははああ、冗談冗談……」ニガワライー

ことり「ねぇ、そういえばもう放課後だよ? バレンタインデーのチョコレートは~?」

海未「そういえば、ずっと勿体ぶってましたものね。放課後に渡すから……と」

穂乃果「うん、そうだね。海未ちゃんもことりちゃんも……もうすぐお仕事終わりそうだから、用意してくるね。ちょっと、待っててねー」ピューン





穂乃果「おまたせ!ちょっとロッカーにまで取りに行ってたから」

ことり「ワクワク、ワクワク♪」

穂乃果「……あのね、これを渡す前に、まず言いたいことがあるんだ」

海未「言いたいこと……ですか?」

穂乃果「……こんなおっちょこちょいで、ドジを踏んじゃう私を、いつも支えてくれてありがとう」

穂乃果「海未ちゃんとことりちゃんがいなかったら、きっと私は、なにをやっても上手くいかなかったと思うんだ」

穂乃果「2人がいたからこそ、勉強も、生徒会のお仕事も、……μ'sの活動も、ここまで来れたと思ってる」

ことり「それは、大げさだよほのかちゃん……」

海未「そうですよ、μ'sの活動は9人全員で頑張ってきたからこそ、今があるのです!」

海未「まあ、勉強のお手伝いとか、生徒会の仕事のお手伝いなどは、正直その通りだと思ってますが」キッパリ

ことり「うみちゃん、ストレート過ぎだよぉ……」ニガワライー
44: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 16:26:03.72 ID:tx9viAV9.net
穂乃果「だから、これからも……海未ちゃんとことりちゃんは、私の友達でいてほしいんだ」

穂乃果「ずっと、ず~っと。例え、私たちがおばあちゃんになったとしても」

穂乃果「死が3人を別つまで、ず~っと……っ!」

海未「死が3人を……」

ことり「別つ、まで……」







うみこと「それは流石に重すぎるような……」

穂乃果「……えっ!? いま私、『カッコいい台詞言っちゃった』って思ったよ!?」

ウワーンハズカシーッ

うみこと「ふふっ……」

海未「例え、お婆さんになっても、ですか……。先はまだまだ随分長いですね」ウミスマイルー

ことり「わたし、たとえおばあちゃんになったって、ほのかちゃんとうみちゃんから、「かわいいねぇ、ことりさんや」って言われるように、頑張るよ!」コトリスマイルー

穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん……!」ウルル

穂乃果「……だから、大袈裟かもしれないけど、これ受け取って!」グスッ

穂乃果「愛をこめた……花束。枯れることのない……私たちの、友情の花束」グスン

うみこと「こ、これは……」

海未「青い薔薇と……」

ことり「白いバラのバスケットだあ~♪」

穂乃果「13本のバラのバスケット、だからね……青いバラと白いバラを、6本ずつ左右に置いて」

穂乃果「真ん中に、オレンジのバラを1本、刺してみたんだ」

穂乃果「……13本のバラはね、『永遠の友情』を意味するんだって」

穂乃果「造花だから、きちんと飾ればず~っと枯れないから……だから、これは私たちの友情の、花束」

穂乃果「これからも、ず~っと仲良しで、いようね♪」ホノカスマイルー
45: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 16:37:34.89 ID:tx9viAV9.net
海未「……穂乃果」グスン

ことり「……ほのかちゃぁぁん!」ホノカニダキツキー

海未「すっごく、嬉しいです……!ありがとう、ございますっ。一生大事にしますから……!」ウルウル

ことり「ことりも、ずっと大事にするよ! 3人の……枯れない友情の花!」

穂乃果「2人とも……ありがとう、ありがとう……」ポロポロ





ホワイトデーハコトリトイッショニ、ワタシタチモハナタバヲオクリマショウ!

ウン、ソウシヨ!

エット……ワタシハ、オカエシハチョコノホウガイイカナア、ッテ……

ホノカ……アナタ、ハナヨリダンゴナンデスカ!?

ソレジャア、チョコトオハナヲイッショニオクロウヨ、ウミチャン!
46: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 17:06:21.09 ID:tx9viAV9.net
ーーーその頃、1年生組の方は





凛「あ、あのね、かよちん、真姫ちゃん!」

花陽(あ、ようやく切り出した)

真姫(もう、もどかしいんだから……)

凛「あ、あ……あの……ね、あのねのね?2人に……わ、わわ渡したいものが、あって……」ガタガタ

花陽(凛ちゃん、緊張してる……ファイトだよ、凛ちゃん!)

凛「い、いつも凛の隣にいてくれて、ありがとう! 凛のこと、見ていてくれてありがとう! それと……凛にお勉強教えてくれたりしてありがとう!それから……えっと……」ガチガチ

凛「……んと……、……凛は、かよちんと真姫ちゃんって友達が、い、いて、本当に幸せ者だと、思うんだ……にゃっ!」

凛「これからも、ずっと、ず~っと友達でいたいから、これ、こないだ、造ってきたんだ!」

凛「これが、真姫ちゃんのお花!」

真姫「あ、ありがとう……」カオテレー

真姫「……赤い薔薇に黄色い薔薇、そして緑の薔薇のフラワーバスケット?」

凛「赤色が真姫ちゃん! 黄色が凛! そして緑色が……かよちんをイメージして作ったの!」

花陽「うわぁ、可愛いバスケット♪」

凛「真姫ちゃんのバスケットは、赤いバラが1本多くて、かよちんのは緑のバラが1本多くしてあるの」

真姫「この、13本の意味はなんなの?」

凛「13本のバラはね、『永遠の友情』って意味らしくて……だから、この数にしたの!」

真姫「『永遠の友情』……。なによそれ、素敵じゃない……」カミノケクルクルー

真姫「あ、ありがとう、凛……。大事にするわ……」カオマッカー
47: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 17:12:31.67 ID:tx9viAV9.net
凛「よ、喜んでくれて良かったにゃあ……」ヘナヘナヘナ

真姫「……友達からプレゼントをもらって、喜ばないわけないでしょ?」カミノケクルクルー

花陽「よかったね、真姫ちゃん!」

花陽「それで、私のバスケットは?」

凛「ち、ちょっと待つにゃ~」

ガサゴソ

凛「!?」

凛「あれ……」



凛(緑のバラの花が折れてる……なんで……?)
48: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 17:29:17.04 ID:tx9viAV9.net
凛(もしかして、朝転んだときに……)

凛(あのときに、衝撃で折れちゃったの?)

凛(真姫ちゃんの分が大丈夫だったから、油断しちゃった……)

凛(……どうしよう……こんな状態では渡せないよ……)

凛「……」

花陽「……凛ちゃん、どうしたの? 私も、早く凛ちゃんの造ったバスケット見てみたいな♪」

真姫「そうよ、勿体ぶらずに、渡したら?」

凛「……」

花陽「……凛ちゃん?」

凛「ごめん、かよちん。やっぱりかよちんの分は、渡せないよ……」

花陽「え、なんで? ……どうしたの急に」

凛「……かよちんに渡すバスケットの、緑色のバラの花がね、折れてたの」

凛「凛、今朝学校に来るときに、派手に転んじゃったから、もしかしたらそのときに折れちゃったのかも知れない……」

花陽「ま、まあその……ハプニングは仕方ないよ……」

真姫「全部の薔薇が、折れたりしたわけじゃないのなら、問題はないんじゃ……」




凛「問題あるよ!!」
49: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 17:44:01.66 ID:tx9viAV9.net
凛「……このフラワーバスケットの作り方を教えてくれた店員さんも言ってたんだ」

凛「『本数によって、贈った相手に伝わるメッセージの意味も違ってくる』って」

凛「……凛が13本にこだわったのは、伝わる意味が『永遠の友情』っていう意味だったから」

凛「かよちんと真姫ちゃんと、ずっと、友達でいたいから」

凛「それが……12本になったら、全然違ってくるよ! これじゃかよちんとは、一生の友達ではいられなくなっちゃうみたいじゃん!」

凛「そんなの……嫌だよ」グスン

凛「嫌なんだよ!」ポロポロ




タッタッタッタッ




花陽「り、凛ちゃん!?」

真姫「ちょっと、凛!?」

真姫「……とりあえず、追い掛けるわよ!」

花陽「……うん」コクッ
51: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 18:12:42.08 ID:tx9viAV9.net
ーーー校外、近くの公園

ーーー凛は、ベンチに腰掛けていました


凛「……」

凛「……」グスッ



ア、イタイタ、アソコヨハナヨッ

オーイ、リンチャーン


凛「……、かよちん、真姫ちゃん……」

花陽「はぁ、はぁ……。もう、探したよ? 凛ちゃん」

真姫「もう、いちいち心配かけさせるんだから……」プンプン

凛「……」

花陽「ねぇ、凛ちゃん。……私、凛ちゃんの造ってくれたバスケット、ちゃんと欲しいな」

凛「……ダメだよ。だって、お花取れちゃってるし……」

花陽「いいから……、ね?」

凛「……」

ガサゴソ

凛「……はい……どうぞ……」

花陽「……ありがとう」ニッコリ

花陽「凛ちゃん、ちょっと、待っててね」

エット……ソウショクノリボンヲコウシテ

トレタオハナノアタマヲコウシテ……

花陽「凛ちゃん、ちょっと失礼するね」

凛「な、か、かよちん、凛の髪の毛でなにしてるの……?」

花陽「こうやって、リボンを結ったら……はい、完成♪」

花陽「ほら、鏡を見てみて♪」

凛「鏡……?」




凛「あ……、緑のバラの髪飾りになってるにゃ……」
52: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 18:22:04.77 ID:tx9viAV9.net
花陽「えへへ……すごく可愛いよ、凛ちゃん」

真姫「ほんと、よく似合ってるじゃない、凛」

花陽「ほんとは、リボンの長さがもっとあれば、カチューシャみたいにしたかったんだけど……」

花陽「凛ちゃん、サイドアップも似合うから、そっちにしてみたよ♪」

凛「……かよちんは、怒らないの?」

花陽「なにが?」

凛「だって……凛、かよちんに贈るはずだったプレゼントを、台無しにしちゃったんだよ……?」

花陽「……怒らないよ。むしろ、すっごく嬉しいよ」ハナヨスマイルー
53: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 18:52:55.35 ID:tx9viAV9.net
花陽「だって……凛ちゃんが、私と真姫ちゃんのために頑張って造ってくれたものだもの」

花陽「……いままでずっと、凛ちゃんにあげてばっかりだったから、こうやって凛ちゃんからもらえて、私はすっごくすっごく、すっごく、嬉しいんだよ?」ニッコリ

凛「で、でも……」

花陽「……私はね、こうやって色んなことに挑戦する凛ちゃんが、頑張る凛ちゃんが、めげない凛ちゃんが、可愛くて、大好きなんだ」

花陽「これからも、そんな可愛くて、大好きな凛ちゃんと一緒にいられるだけで……私、すっごく、幸せだよ」ニッコリ

凛「かよちん……」

花陽「凛ちゃん、私も今度、そのフラワーショップ行ってみたいな。凛ちゃんのために、おっきなフラワーバスケット、作りたいんだ♪」

凛「……うん」グスッ

凛「こんど、一緒に行こう……かよちん」リンスマイルー

花陽「……うん」ハナヨスマイルー






真姫「ちょっと、私も行ってみたいんだけど!」
54: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 19:01:04.11 ID:tx9viAV9.net
りんぱな「あ、真姫ちゃんの存在忘れてた……(にゃ)」

真姫「忘れられちゃ困るわよ」

真姫「私だって、あなたたちの……友達、なんだから……」カミノケクルクルー

凛「ごめんなさいにゃ」テヘペロ

真姫「はぁ……、もうあなたたち2人が熱すぎて、近くにいると火傷しちゃいそうだから、ここらへんで失礼するわ」

花陽「え、真姫ちゃん一緒に帰らないの……?」

真姫「なんかにこちゃんが、『渡したいものがあるから、部室で待ってる』ってメールが届いてたから」

真姫「ちょっと……行ってくるわ」ドキドキ

凛「が……頑張ってくるにゃ~!」





ナニヲガンバルノヨーッ、イミワカンナイッ
55: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 19:13:55.56 ID:tx9viAV9.net
凛「真姫ちゃん……行っちゃったにゃ」

花陽「ねえ、凛ちゃん」

花陽「手をつないで……帰ろ?」

凛「ニヤッ!? な、なんでにゃ……?」

花陽「だって昔は、そうしてたでしょ?」

凛「し、小学生の頃の話だよそれ!?」

花陽「いいでしょ? たまには」ムギュッ

凛「にゃ、にゃにゃにゃにして……」アワワ

花陽「……凛ちゃんの手、温かい……」ギューッ

凛「……は、恥ずかしいにゃっ!!」

花陽「私は、恥ずかしくないよ?」

花陽「だって……大好きな凛ちゃんの、手だから……」カオテレー

凛「」カオマッカー




キョウハナンダカツカレタニャ

リンチャン、タマニハラーメンタベニイコ?

オ、イイニャ

サイキン、オイシイオミセミツケタカラ、ソコイッテミヨウニャ

ゴハンモオイシイトコロダトイイナア

キットオイシイニャ!




ーーーーFinーーーー
56: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 19:15:53.10 ID:tx9viAV9.net
とりあえずここで終了です。
初SSだったので、至らないところもあったかと思いますが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

のぞえり、にこまき編は、おまけとして書けたら……と思うので、休憩してからになると思います。
58: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 20:37:48.67 ID:tx9viAV9.net
おまけ





絵里(ついに……この時が来た)

絵里(高校生活最後のバレンタインデー、そう……今日私は、希に、告白をする)

絵里(いつも振り回されっぱなしの私だけども、今日は一味違う)

デデーン

絵里(なぜなら、この薔薇を携えて、希に告白をするのだから!)ドヤチカ
59: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 20:40:36.63 ID:tx9viAV9.net
絵里(108本の赤い薔薇……ストレートに『結婚しよう』を表現しているサイン)

絵里(ラブライブ本戦が終わって、学校を卒業して、それから私たちは……)





絵里(一つ屋根の下、同棲しちゃうんだからっ!!)クワッ
60: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 20:46:54.28 ID:tx9viAV9.net
絵里(ここまでこの花束を持ってくるの、結構大変だったのよねえ……)

絵里(大きめのボストンバックに入れて、カモフラージュはしてきたけど……)

絵里(思いっきり、目立ってわ……。希にも、にこにも『なに入れてきたの?』って聞かれたわ……)




絵里(しらを切って、なんとか押し通したけども。私ってば、なかなか頑固な女ね)ドヤチカ
61: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 20:53:15.05 ID:tx9viAV9.net
絵里(うーん、それにしても、まだ来ないのかしら……遅いわね、焦らすわね……)

絵里(は、早く私は希に『一緒になろう』と言いたい……)






希(既にうち、絵里ちのバックをとってるんけどね)ドヤノゾ
62: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 21:00:23.65 ID:tx9viAV9.net
希(絵里ちの、薔薇108本の下りからすべてを聞いてたんやけども)

希(こんな気づかれへんもんなんやな……、うちの忍びスキルがすごいんか、絵里ちが鈍感なんか……)

希(とりあえず……、絵里ちの耳に息でも吹きかけてみよかな?)




フーッ




絵里「!?」

絵里「な、ななななに!?お、お化け!? やだ、もう帰りたいんだけどぉ!?」



希「うちを呼び出しといて、先に帰るってなんなんよ」
63: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 21:05:40.52 ID:tx9viAV9.net
絵里「の、希!? い、いつの間に……」

希「(流石にずっと後ろにおった……とは言えんね)……さっき来たんよ、たまたま前に絵里ちがおったから、耳に吐息吹きかけたんよ」

絵里「ち、ちょっと!? 驚いちゃうから、やめてくれる!?」カオマッカー

希「堪忍堪忍……、んで、こんなところに呼び出して、どうしたん?」
64: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 21:23:58.78 ID:tx9viAV9.net
絵里(またも希に先手を打たれる形になったわ……。けど、それもこれを渡せば、形勢逆転よ)ニヤリ

絵里「の、希。あのね……私たち、この学校で友達になって……色んなことがあったわね」

希「せやね」

絵里「いまでも、μ'sが……私たちがラブライブ本戦に出場できるなんて、奇跡ではないかと思ってるわ」






絵里「でも、希との出会いは奇跡なんかじゃなくて、必然だったのよ」ドヤチカ

希「なにが言いたいのがピンとこやへんね」
65: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 21:34:26.61 ID:tx9viAV9.net
絵里「つ、つまりこれを渡したいのよ! ……今日は、バレンタインデーだから……」カオテレー

希「あらー薔薇の花束やんかー。どーしたんこれー(棒読み)」

絵里「こ、この薔薇の数……ちょっと、数えてみてくれる……?」

希「えー、めんどいやーん」

絵里「いいから!」

希「はいはい、わかりましたよ~。ひぃー、ふぅー、みー、よー……」
66: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 21:53:56.07 ID:tx9viAV9.net
希「きゅーじゅきゅ、ひゃーく」

絵里(い、いよいよだわ……)

ヒャークイチヒャークニ

絵里(希が108まで数えた瞬間、私はこういうの)

ヒャークサンヒャークシ

絵里(この薔薇の数はね、『プロポーズ』を意味するの)

ヒャークゴヒャークロク

絵里(希……、私とひとつになりましょう)

ヒャークナナ

絵里(『いやーん、素敵やーん! 絵里ち抱いて~』ってなるはず……!)




希「絵里ち、107本あったよお~」

絵里「そう、107本……」




絵里「107本!?」
67: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 22:04:16.07 ID:tx9viAV9.net
絵里「え、あ、あの……希さん? ちゃんと数えまして?」アセアセ

希「数えたよぉ、うちを疑うん?」

絵里「いや、そういうわけでは……」

絵里「(し、しまったあああ、事前に念のため数えておくべきだったわあああ。あの優しそうな店員さんに全幅の信頼を寄せすぎたああああ)」ガクッ

絵里「あぁ、私の計画は台無しよ……水の泡よ……」ガクゥガクゥ




希「なに絵里ち、これってプロポーズのつもりなん?」
68: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 22:15:31.49 ID:tx9viAV9.net
絵里「……へっ?」

希「いや、108本の薔薇をうちにプレゼントして、プロポーズしようとしてたんやろ? 絵里ち」

絵里「あ、はい……」

希「それが、107本しか無かったもんやで、動揺してたんやろ?」ニヤニヤ

希「毎度爪が甘いんよ……絵里ちは」


スッ


絵里「そ、それは……白い薔薇?」
69: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 22:24:56.19 ID:tx9viAV9.net
希「うちの、この1本の白い薔薇と」

希「絵里ちのこの107本の薔薇を、合わせて108本や」

希「……お互いを支えあって、一緒に生きていくのが、『めおと』と違うん?」

絵里「ええ、仰る通りです……」シュン

希(なんかしおらしなって、かわええやん。ちょっと悪戯したろかな……?)
70: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 22:38:41.75 ID:tx9viAV9.net
希「絵里ちの真っ赤な薔薇と、うちの白い薔薇」

絵里「ちょ、ちょっと希さん顔近づきすぎではないですか!?」

希「絵里ちの横には……うちがいるビジョンが、実は……絵里ちと初めて会ったときから見えとったんよ」

絵里「!?」

希「でも、見えとると言ったって、最初はボンヤリとやったんやけど」

希「それが、だんだんと心を通わせてくうちに、こうハッキリと見えてきてね……うちは、決めたんや。『初めては絵里ちに委ねよう』って」
71: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 22:51:08.51 ID:tx9viAV9.net
絵里「え、へ、え……え?」

希「絵里ち……」

希「今夜は、熱い夜になりそうやね」ボソッ

絵里「」バタンキュー




希「あらら、気を失ってしもたやん。刺激が強すぎたんやろか?」ニヤニヤ

希「とりあえず、これをお持ち帰りするとして、どうやって運ぼうか……」

希「……このボストンバック、結構大きいし、入るかな?」





ーーーーFinーーーー
75: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/17(水) 23:40:21.78 ID:njaS9IeS.net
おまけ その2



ーーーアイドル研究部部室



にこ「……遅いわね……」

にこ「もし来なかったら……どうしよ……」



コンコンコン

にこ「!?」

にこ(き、きた、まきちゃん!?)


ガララーッ


真姫「……ごめん、遅くなったわ」
76: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/17(水) 23:45:51.28 ID:njaS9IeS.net
にこ「お、遅いじゃない!! どこで油売ってたのよ!?」

真姫「ちょっと……野暮用? ……よ? 」

にこ「……疑問系で答えないでよ!」

真姫「そっちこそ! 放課後にわざわざ呼び出して! なんの用よ!?」

にこ「こ、こっちも野暮用?……よ?」

真姫「……にこちゃんも疑問系で答えてるじゃない!」






にこまき(……ほんとは、わかってる癖に、素直じゃないんだから……)
77: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/17(水) 23:47:56.98 ID:njaS9IeS.net
にこ「……」モジモジ

真姫「……」モジモジ

にこ「……」モジモジ

真姫「……」カミノケクルクル








にこまき(なんでだんまり決め込むのよ……なにか言いなさいよ……)
78: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/17(水) 23:52:03.03 ID:njaS9IeS.net
にこ(このままでは、収拾つかないわね……)

真姫(まずい、このまま黙ってても始まらないわ……)

にこ(こうなったら……先手必勝よ)キリッ

真姫(まず、こっちが話を切り出して)キリッ

にこまき(先に……)




にこまき(チョコを渡すっ!)
79: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/17(水) 23:59:40.33 ID:njaS9IeS.net
にこ「ま、ま……まk「にこちゃん! あの……」」

にこ「って、ちょっと! なに被せてきてんのよ!?」

真姫「はぁ? こっちが先に話したんだけど!?」

にこ「いやいや、私の方が先だったし! 真姫ちゃんが被せてきたんだし!」プンスカ

真姫「こっちの方が早かったわよ! 1秒こっちのが早かった!!」プンスカ

にこ「そんなの、誤差の範囲じゃない!?」





にこまき(ええい、話が進まないじゃない!?)
80: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/18(木) 00:08:05.36 ID:TOHf2snE.net
にこ「あぁ、もう! 今日はバレンタインデーで! いまは放課後で! 部室に二人きりのシチュエーションなんだから! なんとなく、察しがつくでしょ!?」

真姫「大方ついてるわよ! 私だってそのつもりで来てるんだから!……ほんとは、後でにこちゃん家に行って、渡すつもりだったんだけど……」カオテレテレ

にこ「え、真姫ちゃんも、私に渡すつもりだったの……?」

真姫「……」コクリ

にこ「……えええええっ!?」カオマッカー
81: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/18(木) 00:10:08.85 ID:TOHf2snE.net
にこ「……わ、わかったわよ……。それじゃ、お互い渡しましょ。言っとくけど、これ、義理だからね!」

真姫「わ、私だって、義理の義理だからね!?」






にこまき「はい、どうぞ……」カオマッカッカー
82: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/18(木) 00:13:23.68 ID:TOHf2snE.net
にこ「……ありがと」

真姫「こっちこそ……ありがと」

にこ「……」モジモジ

真姫「……」カミノケクルクル

にこ「これだけ、渡したかっただけだから……帰るね。チビたちも待ってるし……」

真姫「あ、そう……。それじゃ、私も帰るわ……」






にこまき「それ、じゃあ……」



ドアガララー
83: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/18(木) 00:31:00.12 ID:TOHf2snE.net
ーーーそして、夜も更けまして

ーーーこちら、にこの自宅





にこ「……ふう、洗い物終了。っと」

にこ「チビたちも寝ちゃったし」

にこ「……真姫ちゃんからもらったチョコ、開けてみようかしら」ドキドキ



ガサガサ



にこ「これゴディバのチョコじゃない!?」
84: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/18(木) 00:36:48.28 ID:TOHf2snE.net
にこ「……流石お金持ちというか……」

にこ「……これ、もしかして結構値段高いやつなんじゃないの? 」

にこ「なによ……『義理の義理』なんて言っといて……」


ヒョイ、パクー




にこ「……甘々じゃない」カオテレー
85: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/18(木) 00:47:05.53 ID:TOHf2snE.net
ーーーそしてこちらは真姫の自宅





真姫「んーっ、数学の課題、終わったわ」カラダノビーッ

真姫「……お勉強も一段落ついたし」

真姫「……にこちゃんからもらったチョコ、開けてみようかしら……」ドキドキ



ガサガサ



真姫「……『真姫ちゃんのハートににっこにこにー!(ハートマーク)ラブにこ!(ハートマーク)』ってチョコに書いてあるわ……」
86: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/02/18(木) 00:50:55.15 ID:TOHf2snE.net
真姫「全然、義理なんかじゃ、ないじゃない……」カオマッカー

真姫「思いっきり、ハートマークのチョコだし……」

真姫「……ハートを真ん中で割って食べるのって、なんか嫌なんだけど」


パキッ

パクーッ





真姫「……甘々じゃない」カオテレー





ーーーFinーーー
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