花陽(26)「早春のはなよ酒」

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花陽-アイキャッチ18
1: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/13(土) 17:28:48.68 ID:LNOq5RNo.net
ガチャッ

花陽「ただいま~・・・なんだか今日は外も部屋も温度が変わらないね・・・」

仕事が終わり午後8時、ようやく安らぎの我が家に帰宅です♪

花陽「ご飯が炊けるまでには・・・、まだ時間がありますね」

なら、やることはひとつ!
もちろん、仕事終わりの一杯です!

※ シリーズ記事へのリンクです(管理人)

花陽(25)「はなよ酒」

花陽(25)「冬のはなよ酒」

元スレ: 花陽(26)「早春のはなよ酒」

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2: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/13(土) 17:29:34.29 ID:LNOq5RNo.net
花陽「少しずつ温かくなってきたし、今日はこのお酒を飲んでみようと思います」

本当は冬のお酒なんだけど、私的には春に飲みたいこのお酒!

花陽「『越乃景虎 本醸造 にごり酒』日本酒好きには言わずと知れた、景虎の期間限定商品です!」

この越乃景虎に限らず、柔らかな温もりを感じる春に、にごり酒は合うと思います!

花陽「おつまみはたらの芽の胡麻和えにしましょう!」

そして春といえば山菜ですよね?
時期になればスーパーでも売ってるので、手軽に春を味わえるんだよね。
ウドやうるい、たらの芽にふきのとう・・・、どれもお酒に合うものばかりです。

花陽「まずは薄めの塩水で湯通しして・・・」

1分ほど湯通しして冷水にとってから、すりゴマ、砂糖、醤油で和えれば・・・
うん!今日も楽しい晩酌になりそうです♪
3: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/13(土) 17:41:05.19 ID:LNOq5RNo.net
花陽「さぁ、準備できましたよ♪」

緑の瓶とグラスには白く濁った日本酒、そして小鉢には鮮やかな緑のたらの芽・・・。
なんだか春って感じだね♪

花陽「さっそくお酒から頂きましょう♪」チビリ

花陽「これはいけない・・・いけないやつです。にごりなのにあまり甘さが目立たず、それでいてアルコール感も無い・・・、まろやかで優しい辛口って感じでスルスルと飲めちゃうお酒です!」チビチビ

度数は19度以上20度未満と結構高めだけど、そんな感じは微塵もありません!
とにかく『飲みやすい』の一言に尽きます。
甘みを抑えることで飲みやすさを引き出す、ある意味では超辛口の代表ともいえる景虎らしいにごり酒かもしれません。

花陽「辛口が好きでにごりは飲まないような人でも、これなら美味しく飲めそうだよね・・・」チビリ

さてさて、お酒はひとまず置いといて、ここでもうひとつのメインであるたらの芽を一口・・・。

花陽「ああ・・・、春ですねぇ・・・。ゴマの香りとたらの芽の苦味が優しいにごり酒によく合います・・・」チビリ

なんだか縁側でお茶を飲んでるような気分・・・。
4: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/13(土) 17:48:25.53 ID:LNOq5RNo.net
花陽「このお酒、実は年末の限定酒だったんだけど、とっておいて正解だったかも」チビリ


なんとなく暖かくなってから飲みたいなぁ・・・、って思ってたんだよね。
生の活性酒だからちょっと不安だったけど、変な味もしないし、ちゃんと冷蔵保存すれば数ヶ月なら問題なさそうです。

花陽「生酒を熟成させてる居酒屋さんもあるし、いろいろ試してみるのもいいかもしれないね・・・」チビチビ

うっかりダメにしちゃうのも嫌だから、しっかりと知識をつけてからやってみましょう。

ピーピーピー!

花陽「あ、ご飯炊けたみたい!お酒の残りも・・・、蒸らし時間にちょうどよさそうだね♪」

部屋中に充満したご飯の匂い、美味しいおつまみ、美味しいお酒・・・。

花陽「これが、今日という日を生き抜いたごほうびです・・・」
5: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/13(土) 17:51:20.41 ID:LNOq5RNo.net
花陽「そういえば、東京では今年も雪が積もりましたよね」

一昨年みたいな大雪じゃなかったけど、それでも首都圏で雪が積もると大変です。

花陽「雪が積もってももちろんお仕事はしなくちゃだし、前日からの雪予報だったから、早起きして家を出て会社に行ったんだよね」

学生の時なら雪で休校とかもあったけど、今は社会人だもん、雪が積もったってお仕事はあります。

花陽「やっぱり駅は大混雑で、他の社員もみんな遅刻して会社に着たんだけど、いつまで経っても出社しない人が一人いたんですよね・・・」

そうです!とっても非常識なうちの課の課長です!

花陽「電話しても結局出なかったんだよね・・・」

次の日に話を聞いてみたら『俺が雪の日に出社するわけないだろ?』とか胸を張って言ってました・・・。

花陽「もう、自信もって言うようなことじゃないですよ・・・」

ああ、思い出したらなんだかイライラしてきました・・・。

花陽「もう!こういう時こそお酒ですよね!課長のことなんて忘れましょう!」ゴクゴク

ああ、荒んだ心にお酒が染みる・・・。
8: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/13(土) 18:03:34.99 ID:LNOq5RNo.net
花陽「それにしても今日はほんと暖かいよね・・・」チビリ

予報では今日か明日で春一番が吹くみたいですね。

花陽「いよいよほんとに春って感じだね・・・」チビチビ

色とりどりの花が咲いて、春ってとっても楽しい季節だよね。
冬と違ってファッションの幅も広がるし、お出かけするのも楽しいです。
その反面、花粉なんかもあるし人によっては大変かもしれません。

花陽「症状が出てなくても、しっかり薬を飲んで早めの対策・・・」

これが花粉症対策の鉄則だよね。

花陽「でも、花粉症の薬って眠くなるって聞くよね?お酒との飲み合わせってどうなんだろう?」

なんだか体に悪そうな気が・・・。

花陽「・・・ちゃんとご飯を食べた後に飲めば大丈夫だよね?明日はお休みだし、ご飯を食べてゆっくり寝ましょう!」

窓の外、春の風に薄く曇る空を見上げながら、私の夜はすぎていくのでした・・・。
29: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 14:26:59.27 ID:zu6pXVHO.net
花陽「あ、暑い・・・春を通り越して夏手前みたいだよ・・・」

休日の繁華街、私は一人うなだれていました。
電光掲示板では今の気温は24度、夏のような日差しと朝まで雨だったこともあって、とても蒸し暑いです。

花陽「・・・どこかでお茶でも飲みましょう」

水分補給は大切だもんね?
そう思ってトボトボと歩いていると、一軒のお店が目に入りました。

花陽「立ち飲み屋さんですね・・・」

お店の前には『昼12時から営業中!』の看板。

花陽「・・・・・・」

・・・水分補給って、大切ですよね?
ここはひとつ、昼酒といきましょう!
30: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 14:34:53.52 ID:zu6pXVHO.net
「いらっしゃいませ~、お飲み物のご注文はこちらで~す」

お店に入るとカウンターのほうから若い店員さんの元気な声が聞こえてきました。
店内を見てみると、この時間から駄目な大人たちで結構賑わっています。
そしてカウンターの脇には、お盆と冷奴やお漬物といった冷たいおつまみが置いてあるみたいですね。

花陽「飲み物や温かいおつまみはカウンターで注文できるのかな・・・?」

半セルフのうどん屋さんみたいな感じだね。
とりあえず最初のおつまみは冷奴にしましょう。
お盆に冷奴を乗っけて、カウンターへと向かいます。

「いらっしゃいませ、こちら温かいおつまみとドリンクのメニューです」

カウンターに行くと、すぐに店員さんがメニューを見せてくれます。

花陽「ええと・・・とりあえず生大と・・・焼き鳥5本セットをお願いします」

「生大、5本セット、冷奴でお会計889円になります。焼き鳥は準備できましたらこちらの番号札でお呼びします」

立ち飲みだけあってリーズナブルなのは嬉しいですね。
それでは、昼酒飲んじゃいます♪
32: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 14:46:16.15 ID:zu6pXVHO.net
~~~~~~

お会計を済ませてビールを受け取り、隅っこのテーブルを陣取りました。
なんとなく、隅っこの席って落ち着くよね?

花陽「それではさっそくビールから頂きましょう♪」

重い大ジョッキを持ち上げて、グビグビと喉に流し込みます。

花陽「ぷはぁ!やっぱり喉が渇いてるときのビールは最高だね!」

これから夏にかけて、どんどんビールが美味しく感じるようになるよね。

花陽「夏祭りの屋台で飲むビールとか最高に美味しいんだよね・・・今から楽しみです」ゴクゴク

ビールだけじゃ物足りないし、冷奴も食べてみましょう!

花陽「・・・流行の滑らか系じゃなくてしっかりした食感だね。この素朴な感じが立ち飲みに合います」ゴクゴク

良い意味で安っぽいとでも言ったらいいのかな?
33: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 14:55:51.33 ID:zu6pXVHO.net
花陽「立ち飲み屋さんにしては、結構日本酒もあるんだね・・・」ゴクゴク

ビールを飲みながら店内に張ってあるメニューを眺めると、意外にも8種類ほど書かれていました。

花陽「お値段は一律300円・・・」ゴクゴク

もうビールも残り少ないし、二杯目は日本酒にしようかな?

「番号札8番のお客様~!焼き鳥ご用意できました~!」

花陽「ちょうど良いタイミングですね・・・」

残りのビールを飲み干して、早速カウンターに向かいましょう!
34: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 15:02:49.23 ID:zu6pXVHO.net
~~~~~~

花陽「第二ラウンド、です!」

焼き鳥とお酒を持って、テーブルに戻ってきました。

花陽「選んだお酒は『玉乃光 酒魂 純米吟醸』京都の有名な銘柄だね」

焼き鳥はモモ、ネギマ、カワ、砂肝、レバーの五本ですね。
カウンターの奥に焼き台があって、しっかりと炭火で焼いてくれてました。

花陽「さてと、それではまずはお酒から・・・」チビリ

花陽「うん、安心と信頼の玉乃光だね!控えめながら適度な甘みと香り、最後にキリッとしめてくれる酸味、飲みやすいお酒です」チビチビ

さてさて、焼き鳥さんも一口・・・。

花陽「ああ・・・この強めの塩加減と炭で燻された匂い、飲み屋さんにいるって感じです・・・」チビチビ

やっぱり値段が値段だからお肉は小さいけれど、正直大手チェーンの居酒屋さんの焼き鳥よりも断然美味しいです!
立ち飲みさまさまですね・・・。
35: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 15:12:35.95 ID:zu6pXVHO.net
花陽「立ち飲み屋さんって、結構いろんな人が入ってきて面白いですね・・・」チビチビ

私がこうやって飲んでる間にも、どんどん店内のお客さんが入れ替わります。
立ち飲みというお店柄、お客さんの回転がすごく早いみたいだね。

花陽「さっきのお兄さん、ちょっと気になったな・・・」チビチビ

少し前にスーツ姿の若いお兄さんがお店に入ってきたんだけど、カウンターで生大を受け取ってその場で一気飲みして急いでお店から出ていっちゃったんだよね・・・。

花陽「ビジネスバッグを持ってたし、仕事中だったんだろうけど、それにしてもあの飲みっぷり・・・」

よっぽどやりきれない事でもあったのかな?
・・・なんだか親近感を感じちゃいました。

花陽「もう3時かぁ・・・さてと、私もそろそろ行こうかな」

こういったお店で居座るのは、あまりよろしくありません。
さっきのお兄さんほどじゃなくても、サクッと飲んでサクッと帰る、それがマナーだよね。
残ってたお酒を飲み干して、ふきんでテーブルを拭いてからカウンターに返します。

花陽「ご馳走様でした~」

今度立ち飲み屋さんを巡ってみるのもいいかもしれないね。
そんなことを考えながら、私はお店を出たのでした・・・。
52: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 17:03:53.60 ID:FAGwlGOi.net
ガチャッ

花陽「ただいま~。うぅ、寒かったぁ・・・昨日までの陽気はどこに行っちゃったんだろう?」

仕事が終わり午後8時、ようやく安らぎの我が家に帰宅です♪

花陽「まずはストーブの電源を入れて・・・。ご飯が炊けるまでには・・・、まだ時間がありますね」

なら、やることはひとつ!
もちろん、仕事終わりの一杯です!
53: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 17:04:19.94 ID:FAGwlGOi.net
花陽「実は先日、出張で千葉県に行ってきたんです」

少し遠出をしたりすると、その土地のお酒を飲んでみたくなるよね?
千葉ってあまりお酒のイメージは無かったんだけど、地元の方がおススメしてくれたので一本買ってきちゃいました。
と、いうわけで今日は千葉県のこのお酒です!

花陽「『腰古井 米香る純米 呑呑 無濾過生原酒』なんとコシヒカリを使って造られたお酒らしいです!」

日本酒は一般的に、山田錦や美山錦、五百万石といった酒造好適米といわれるお米で造られてます。
でも、このお酒は食用米であるコシヒカリが使われてるんだよね。
コシヒカリで造られたお酒がどんな味なのか・・・ちょっと楽しみかも。
54: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 17:06:31.58 ID:FAGwlGOi.net
花陽「合わせるおつまみはサヨリのお刺身にしましょう!」

サヨリは春を代表する魚として有名ですよね、お酒とも合うしこの時期には是非食べたいお魚です。

花陽「ただお刺身にするだけじゃ芸が無いから、軽く塩で〆てみようかな・・・」

サヨリを下ろして5%ほどの塩水で数分間〆てみます。
日本料理や寿司で使われる立て塩って手法だね。

花陽「〆てる間に薬味も用意しちゃお」

小ネギを刻んで、生姜は・・・チューブでいいかな?
うん!今日も楽しい晩酌になりそうです♪
55: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 17:14:28.56 ID:FAGwlGOi.net
花陽「さぁ、準備できましたよ♪」

お酒の瓶とグラス、それからお刺身をテーブルに並べて、準備は万端です!

花陽「それでは、さっそくお酒から頂きましょう♪」チビリ

花陽「・・・あれ?結構美味しいじゃないですか!しっかりと日本酒らしいお米の旨みがありますね、甘みもちゃんと感じるし、生原酒らしく力強いアルコール感も良いです!」チビチビ

コシヒカリってこんなお酒になるんですね・・・。
もっと雑味があるかと思ったけど、予想よりも綺麗な味わいです。

花陽「度数が高いからかサッパリとした感じもするし、なかなか侮れない味ですね・・・」チビリ

さてと、サヨリのお刺身も食べてみましょう!
ネギと生姜をくるりと巻いて、お醤油をちょこんと付けてから、ぱくっと一口・・・。

花陽「うん、やっぱり美味しい!淡白なんだけどしっかりと味があるんだよね。脂とは違ったお魚本来の旨みがお酒に合いますね・・・」チビチビ

マグロやサーモンとは違った、爽やかな味わいが春って感じだね。
56: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 17:22:22.54 ID:FAGwlGOi.net
花陽「コシヒカリで日本酒・・・酒蔵さんもいろんな挑戦をしてるんですね」チビリ

数年前から食用米で造った日本酒も増えてきましたけど、わざわざお酒造りに適さない食用米を使うのは勇気のいることだよね。

花陽「この腰古井を造ってる吉野酒造さんもコシヒカリでお酒を造ったのは今回が初みたいです」

きっと全国の酒蔵さんが、日々いろんな研究をしたり、試行錯誤を重ねてるんだと思います。

花陽「もっといろんなお米でお酒が造られる日も近いかもね・・・」チビチビ

ピーピーピー!

花陽「あ、ご飯炊けたみたい!お酒の残りも・・・、蒸らし時間にちょうどよさそうだね♪」

部屋中に充満したご飯の匂い、美味しいおつまみ、美味しいお酒・・・。

花陽「これが、今日という日を生き抜いたごほうびです・・・」
57: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 17:28:15.08 ID:FAGwlGOi.net
花陽「そういえば、ついに来年度からうちの課にも新人さんが入ることになったんだよね」

早いもので4月で私も入社5年目・・・、ここにきてようやく後輩ができることになったんです!

花陽「課長から『新人教育は任せる』とか言われましたけど、そんなの任されるまでもありません!」

だって、課長に任せてたらすぐに辞めちゃいそうだもん。
言われなくても、私が教えるつもりです。

花陽「せっかく後輩ができるんだから、ちゃんと優しく、丁寧に教えてあげるんです!私みたいな思いは絶対にさせません!」

そのためにも、今まで以上に頑張らなくちゃだよね?
気合を入れるように、ぐぐっとお酒を煽ります。

花陽「う~ん、良い気分で飲むお酒は美味しいです♪」
58: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 17:32:58.78 ID:FAGwlGOi.net
花陽「それにしても、この時期はほんとに気温差が激しいよね」チビリ

昨日まではあんなに暖かかったのに、今はもう冬に逆戻りです。

花陽「外回りしてたらどんどん寒くなっていくから、屋外に出るたびにびっくりしちゃいましたよ」

もしかしたら、今日は朝が一番暖かかったんじゃないかな?

花陽「春一番がやってきても、ほんとの春はまだまだ遠そうですね・・・」

明日はもっと寒くなるみたいだし、気温差で風邪をひかないようにしなくちゃね。

花陽「さてと、まだまだ今週も始まったばかりだし、しっかりとご飯を食べて体力付けて頑張っていきましょう!

窓を叩く冷たい風に、早く春が来ることを願いながら、私の夜は過ぎていくのでした・・・。
64: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/17(水) 00:19:54.52 ID:qyMqo6jw.net
花陽「・・・ビールが飲みたいです」

いきなり何かが無性に食べたくなったり、飲みたくなったりすることってありますよね?
電車を降りて、改札を出たところで唐突にそんなことを考えてました。

花陽「コンビニで一本買っていこうかな・・・。いやいや!今飲みたいのはああいったビールじゃないんです!」

大手の缶ビールも美味しいけど、今はもっと味わい深いクラフトビールが飲みたいんです!
時計を見てみると、いつもより早く仕事が終わったこともあって、ちょっぴり寄り道が出来そうな時間です。

花陽「・・・一杯だけ、一杯だけ飲んで帰りましょう」

今日はお外で仕事終わりの一杯です!
65: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/17(水) 00:21:10.38 ID:qyMqo6jw.net
花陽「こんばんは~」

「あら、いらっしゃい。平日に来るなんて珍しいね」

お店に入るとお姉さんが温かく出迎えてくれました。
ここは駅の近くにあるクラフトビールの専門店です。
カウンター6席ほどの小さなお店を、若いご夫婦で切り盛りされています。

花陽「えへへ、無性に飲みたくなっちゃって・・・。一杯だけなんですけど、いいですか?」

「どうぞどうぞ~」

他にお客さんもいなかったので、一番は端っこの席に座ります。

花陽「えっと・・・今日のゲストビールってどんな感じですか?」

このお店の品揃えは、常設で多摩の地ビールが5種類。
その他に数量限定で入荷する「ゲスト」なビールが一種類です。

「今日は大阪の『ゆずホ和イト』ってビールだね。オレンジピールの代わりに柚子を使った、ベルジャンホワイトだよ」

私の質問にご主人が丁寧に答えてくれます。
柚子を使ったビール・・・面白そうですね。

花陽「じゃあ、それをお願いします」

「はいよ~」

今日も楽しい晩酌になりそうです♪
66: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/17(水) 00:22:12.22 ID:qyMqo6jw.net
~~~~~~

「はい、『ゆずホ和イト』でーす」

しばらくしてご主人がお酒の入ったグラスを差し出してくれました。

花陽「ありがとうございます」

見た感じは普通のビールですね・・・。
さっそく飲んでみましょう!

花陽「いただきます♪」ゴクッ

一口飲むとベルジャンホワイトらしい爽やかで柔らかい甘みが口に広がります、そして後からスパイシーな感じとほのかな柚子の香り・・・。

花陽「これ美味しいですね!柚子が引き立て役として良い仕事してます」ゴクゴク

「でしょ?けっこう女の子にも人気あるのよ?」

花陽「この味ならそうですよね」ゴクゴク

苦いビールが駄目な人でも、ゴクゴク飲めるお酒だと思います。
67: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/17(水) 00:22:56.19 ID:qyMqo6jw.net
「ビールだけじゃ寂しいだろうし、これサービス」

そう言ってご主人が小皿を差し出してくれました。

花陽「うわぁ、ありがとうございます!これ、鹿肉ジャーキーですよね?」

ご主人は燻製を作るのが趣味で、この鹿肉ジャーキーもお店の名物なんです。
強めのスパイスと鹿の味で、ビールがよくすすむんだよね・・・。

花陽「う~ん、やっぱり合いますね!」ゴクゴク

あ、もう飲み終わっちゃいましたね・・・。
一杯だけって思ってたけど、せっかくおつまみも頂いたんだし・・・

花陽「・・・すみません、ゆずホ和イトをもう一杯」

次の一杯でやめようと自分に言い聞かせながら、私の夜は過ぎていくのでした・・・。
73: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/17(水) 17:36:55.46 ID:nUVguaeh.net
ガチャッ

花陽「ただいま~・・・なんだか今日は外も部屋も温度が変わらないね・・・」

仕事が終わり午後8時、ようやく安らぎの我が家に帰宅です♪

花陽「ご飯が炊けるまでには・・・、まだ時間がありますね」

なら、やることはひとつ!
もちろん、仕事終わりの一杯です!
74: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/17(水) 17:37:58.17 ID:nUVguaeh.net
花陽「今日は福島の方からお土産で頂いたお酒を飲んでみます!」

東北は有名な銘柄からマイナーな銘柄まで、良いお酒が多いですよね。
2本頂いたんだけど、まずはこのお酒から

花陽「『花泉 本醸造 辛口』会津を代表する銘酒だね」

地元ではかなり評価の高いお酒みたいです。

花陽「合わせるおつまみは春らしく、蛍烏賊と浅葱の芥子酢味噌和えにしてみます!」

今年も春の風物詩、新蛍烏賊の季節です!
この時期はスーパーでも冷凍じゃない新物の蛍烏賊が手に入るんだよね。

花陽「食感が悪くなるから、目は取っちゃいましょう」

地道に蛍烏賊の目を取り除いて、その間にお湯を沸かして浅葱をさっと湯通しします。
芥子酢味噌はお酢の量を一般的なレシピの半分にして、その分芥子を増やして・・・

うん!今日も楽しい晩酌になりそうです♪
75: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/17(水) 17:51:19.30 ID:nUVguaeh.net
花陽「さぁ、準備できましたよ♪」

酒瓶とお猪口、おつまみの小鉢を並べて、もういつでも飲める状態です。

花陽「それではお酒から頂いてみましょう♪」チビリ

花陽「あぁ・・・これはいいお酒です。口当たりは結構ドライな感じでしょうか?スッキリした中にも、いかにも酒らしい味がありますね」

超辛口みたいな辛さもないし、特別旨みが強いわけでもないし、香りがすごくいいわけでもありません。
でも、どんなお料理にでも合わせられる味だと思います。
さっそく蛍烏賊も食べてみましょう!

花陽「う~ん、いい!いいですよ!辛めに作った芥子酢味噌が、蛍烏賊の甘みとコクを引き出してますね!浅葱の食感と香りも良い仕事をしてます!」

これぞ日本酒のおつまみ!って味だね。
76: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/17(水) 18:02:57.52 ID:nUVguaeh.net
花陽「おつまみと合わせると、このお酒の良さがよりよく感じられますね・・・」チビリ

自分が主役になるのではなく、お料理の引き立て役になれるようなお酒だと思います。

花陽「華やかなお酒は単品で美味しいけど、こういったお酒はお料理があってこそって感じだね」チビチビ

どんなお料理にでも合わせて美味しく飲める、まさに普段飲みにピッタリなお酒ですね。

ピーピーピー!

花陽「あ、ご飯炊けたみたい!お酒の残りも・・・、蒸らし時間にちょうどよさそうだね♪」

部屋中に充満したご飯の匂い、美味しいおつまみ、美味しいお酒・・・。

花陽「これが、今日という日を生き抜いたごほうびです・・・」
77: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/17(水) 18:12:58.12 ID:nUVguaeh.net
花陽「そういえば、今日は来年度の予算会議だったんですよ・・・」

本社から社長と専務が来て、各課ごとに予算会議が行われました。

花陽「来年から新人さんも入るし、いろいろとプレッシャーかけられましたけど、まあそれは当たり前のことだよね」

人が増えれば費用もかかるし、売り上げを増やさなきゃいけなくなるのは自然なことです。
でも、納得いかないのはやっぱり課長です!

花陽「普通に頑張りますとか、努力しますとか言っておけばいいのに、どうしていろいろと余計なことを言っちゃうのかな・・・」

目標を高く持つのは良いことだけど、あまりハードルを上げすぎると自分で自分の首を絞めることになります。

花陽「もう社長たちに言っちゃったことは変わらないし、来年度も課長の無茶苦茶に付き合うことになりそうです・・・」

ああ、思い出したらなんだかイライラしてきました・・・。

花陽「もう!こういう時こそお酒ですよね!課長のことなんて忘れましょう!」ゴクゴク

ああ、荒んだ心にお酒が染みる・・・。
78: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/17(水) 18:15:42.80 ID:nUVguaeh.net
花陽「今度機会があれば東北の酒蔵さん巡りとかしてみたいですね・・・」チビリ

今日花泉を飲んで改めて感じたけど、東北地方はやっぱり良いお酒が多いです。

花陽「こっちじゃ置いてないような銘柄や、知らない酒蔵さんもいっぱいあるんだろうなぁ・・・」

お酒の世界は奥が深いです。
きっと世界には私が想像もできないようなお酒がいっぱいあるんだと思います。

花陽「そんなお酒たちと出会うためにも、頑張ってお仕事しなくちゃですよね!よぉし、ご飯を食べて明日も頑張りましょう♪」

窓の外、春の風に薄く曇る空を見上げながら、私の夜はすぎていくのでした・・・。
88: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/02/18(木) 17:11:01.24 ID:UgeQfgaS.net
ガチャッ

花陽「ただいま~・・・なんだか今日は外も部屋も温度が変わらないね・・・」

仕事が終わり午後8時、ようやく安らぎの我が家に帰宅です♪

花陽「ご飯が炊けるまでには・・・、まだ時間がありますね」

なら、やることはひとつ!
もちろん、仕事終わりの一杯です!
89: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/02/18(木) 17:12:09.34 ID:UgeQfgaS.net
花陽「今日は福島のお酒2本目を飲んでみます!」

花泉のほかに、もう1本頂いたんですよね。
そんなわけで、本日飲むのはこのお酒!

花陽「『人気一 ウルトラマン基金 純米総攻撃』人気酒造さんと円谷プロダクションさんのコラボ商品ですね」

ラベルにはでかでかとウルトラマンに登場する怪獣さんたちが描かれています。
怪獣さんたちが日本酒好きの人間に総攻撃を仕掛けるために造ったお酒・・・という設定みたいです。
怪獣さんがお酒を造ってる写真まであって・・・もう人気酒造さんご乱心ですね。

花陽「おつまみは牡蠣の味噌漬けにしましょう」

作り方はいたって簡単、鰹出汁で茹でた牡蠣をお味噌で漬け込むだけです。
数日前に仕込んでおいたから、そろそろ食べごろだよね?

うん!今日も楽しい晩酌になりそうです♪
90: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/02/18(木) 17:18:34.15 ID:UgeQfgaS.net
花陽「さぁ、準備できましたよ♪」

テーブルの上に置かれた瓶のラベルが非常にシュールです・・・。
でも、お酒は見た目よりも味!完全にイロモノな感じがするけど、肝心の味はどうなんだろう・・・?

花陽「それでは、いただきます・・・」チビリ

花陽「・・・あれ?美味しいじゃないですか!香りはほとんど感じないけど、適度な甘みと酸味、それから後になんともいえない渋さがありますね」チビチビ

見た目は変ですけど、味は上手くまとまっています。
さすがは人気酒造さん!

花陽「これも花泉と同じで食中酒にピッタリな感じですね・・・」チビリ

後味の主張が強い分、こっちの方が味や脂の強いおつまみ向きかもしれません。
脂の乗った〆サバとか合いそうです。
91: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/02/18(木) 17:33:55.86 ID:UgeQfgaS.net
さて、牡蠣と合わせてどうなるかな?
一口食べてみましょう!

花陽「そうですよね、そうですよね・・・味噌漬けがお酒に合わないわけないですよね!牡蠣とお味噌の濃厚な味でお酒が進みます!」チビチビ

この牡蠣の味噌漬けなんですけど、実は高級なお寿司屋さんで最近流行ってるらしいです。
写真を見てから食べてみたくなっちゃって、自分で作ってみました!

花陽「この濃厚な味にも負けない、飲みやすくもパンチのあるお酒・・・」チビチビ

怪獣さん・・・侮れません・・・。

ピーピーピー!

花陽「あ、ご飯炊けたみたい!お酒の残りも・・・、蒸らし時間にちょうどよさそうだね♪」

部屋中に充満したご飯の匂い、美味しいおつまみ、美味しいお酒・・・。

花陽「これが、今日という日を生き抜いたごほうびです・・・」
92: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/02/18(木) 17:36:53.79 ID:UgeQfgaS.net
花陽「考えてみると、最近はこのお酒みたいに変わったラベルのお酒も多いよね」チビチビ

日本酒に限らず、ラベルにキャラクターが描かれたお酒を見かけることも増えましたね。
ご当地ヒーローのラベルとか、あとは可愛い女の子が描かれたいわゆる萌酒ってやつだね。

花陽「なんとなく、ラベルだけで中身は無いんじゃないかと思ってたけど、考えを改めなくちゃだね・・・」チビリ

あまり調べもせずに見た目だけで避けていた自分が恥ずかしいです。
このお酒もお土産で頂かなければ一生飲むことはなかっただろうし・・・。
お酒も人も見た目だけじゃわからないものだね。

花陽「これも新しいお酒の形のひとつですね・・・」

最初はキャラクター目当てでも、そこからお酒の良さに気付いたという様な人も、きっと大勢いるんだよね。
本当にいろいろなきっかけでお酒と出会える時代になったと思います。

花陽「出会い方は人それぞれ、好きになっちゃえばきっかけなんてどうだっていいんだもんね」

お酒に限らず、きっかけはきっかけにすぎません。
自分が好きだと思ったら、その気持ちを信じればいいんだよね?

花陽「さてと、今週も後半です!明日も美味しいお酒を飲むためにも、美味しいご飯をしっかり食べて、お仕事頑張りましょう!」

窓の外、春の風に薄く曇る空を見上げながら、私の夜はすぎていくのでした・・・。
98: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/19(金) 17:35:41.90 ID:EtRU8H1+.net
ガラガラッ

「いらっしゃい、嬢ちゃん今日はひとりかい?」

花陽「・・・一人です」

「好きな場所に座りな」

今日は会社帰りに気分を変えて外飲みです!
99: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/19(金) 17:36:36.62 ID:EtRU8H1+.net
ここはお年を召した大将が一人で切り盛りしている小さな居酒屋さんで、最近よく通ってるお店なんです。
日本酒の種類も多いし、お料理も美味しいんですよ!
・・・大将がマイペースだから、お客さんが多いとなかなか料理が出てこないこともあったりするんだけど、そこも含めてアットホームないいお店です。

「ほら、お通しだ」

大将がカウンター越しに大き目のお椀を差し出してくれます。

花陽「これは・・・」

「山形の冬といえば芋煮だ。もう名残の時期だけどな」

これが有名な山形の芋煮ですか・・・。
テレビではよく見るけど、実物を食べるのは初めてかも。
100: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/19(金) 17:44:05.68 ID:EtRU8H1+.net
「酒はどうする?」

花陽「う~ん、どうしよう・・・」

このお店の品揃えは、山形の地酒を中心に常時80種ほど・・・、大将秘蔵のお酒も入れるとこの狭い店内に100種類以上あるみたいです。
さすがに、これだけあるといつもメニューを見ながら悩んじゃうんだけど、今日はお通しが汁物だから、癖の無さそうなお酒にしましょう。

花陽「『秀鳳 特別純米 美山錦 超辛口』をお願いします」

「あいよ」

今日も楽しい晩酌になりそうです♪
101: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/19(金) 17:45:46.60 ID:EtRU8H1+.net
~~~~~~

「ほい、秀鳳の超辛口だ」

しばらくして大将がお酒の入ったグラスを差し出してくれました。

花陽「ありがとうございます」

お酒も来たし、早速始めちゃいましょう!

花陽「それではいただきます♪」チビリ

花陽「いいですね・・・こういったお酒はなんか久しぶりです。水のような飲みやすさの中にも、旨みがありますね・・・」チビチビ

「超辛口って言うほど辛くなくて飲みやすいだろ?結構柔らかい酒なんだよな」

大将の言うとおり、程よい辛さの中に見え隠れする柔らかさも魅力です。
私は美山錦というと、花陽浴のイメージが強いんだけど、同じお米でも酒蔵さんによってこれほどまでに味の違いが出ると考えると、やっぱり日本酒って面白いです。
102: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/19(金) 17:53:07.13 ID:EtRU8H1+.net
さてと、今度は芋煮と合わせてみましょうか!
具材は里芋に長ネギ、牛蒡や牛肉などなど・・・なかなか具沢山です。
まずはお出汁からにチビッと口を付けてみます。

花陽「はぁ・・・しっかりしたお出汁の味と具材から出た甘み・・・癒されます・・・」

滋味深い・・・とでも言えばいいのかな?
具もよく煮込まれながらも、それぞれが個性を持ってて、しっかりとおつまみにもなります。

花陽「やっぱりその土地のお酒と郷土料理って合うものなんですね・・・」チビリ

「ああ、これが山形の冬の醍醐味だな。俺の田舎は牛肉だけど、地方によっては具も出汁も変わるから、冬の山形に行ったらいろんな場所を周ってみるといい」

そういえば山形って行ったことがなかったですね・・・。
美味しいお酒も多いし、今度行ってみたいなぁ。
でも山形まで行こうと思うとお金も時間もかかるし・・・

花陽「大将のお料理美味しいから、私にはこのお店で十分かも・・・」チビチビ

「ははは、嬉しいねぇ」

私の言葉に子供みたいな笑顔を見せる大将は、お爺ちゃんなのにちょっと可愛かったです♪
103: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/19(金) 17:53:48.35 ID:EtRU8H1+.net
~~~~~~

花陽「大将・・・、もう一杯・・・」

「嬢ちゃん、飲みすぎだぞ。明日だって仕事なんだろ?」

花陽「もう、せっかく飲んでるのに仕事のことなんて言わないでくださいよ・・・」

私にとっての安らぎの時間は、お酒と共にあるんです。

「しかたねぇな、これ飲んだらちゃんと帰れよ?」

そう言いながら、お酒と一緒にお水を差し出してくれる大将は優しい人です。

「色々大変なこともあるんだろうけどな、そういったことがあるから楽しいことはより楽しくなるもんだ。また仕事に疲れたら旨い酒でも飲みに来な」

花陽「・・・がんばります」チビリ

大将にこういわれたら、頑張らないわけにいかないですよね?
美味しいお酒を糧に、明日も頑張っていきましょう!
111: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/20(土) 22:13:11.92 ID:CvI+qTC7.net
ガチャッ

花陽「ただいま~・・・すごい雨だったね・・・」

仕事が終わり午後8時、ようやく安らぎの我が家に帰宅です♪

花陽「ご飯が炊けるまでには・・・、まだ時間がありますね」

なら、やることはひとつ!
もちろん、仕事終わりの一杯です!
112: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/20(土) 22:13:54.61 ID:CvI+qTC7.net
花陽「今週も一週間お疲れ様でした!」

今日で今週も終わり、明日はお休み、今日は明日のことを気にせずゆっくり飲めるね。
と、いうわけで今日はのんびり飲むのに合いそうなこのお酒です!

花陽「『ひこ孫 純米吟醸 小鳥のさえずり』チュンチュンしてそうな名前だね」

当たり前だけどことりちゃんとは無関係です。

花陽「おつまみは前もって作っておいた鮪の角煮にしましょう」

この角煮は魚屋さんで安く売ってる鮪のスジ肉の部分で作りました。
一度茹でこぼしてから、醤油、酒、砂糖、味醂に生姜で味付けをしてあります。

花陽「冷たいままだと味気ないから、レンジで軽く温めましょう」

うん!今日も楽しい晩酌になりそうです♪
113: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/20(土) 22:14:51.30 ID:CvI+qTC7.net
花陽「さぁ、準備できましたよ♪」

鮪もいい具合に温まってますね。
早速グラスにお酒を注いで、飲んでみましょう!

花陽「それでは、いただきます・・・」チビリ

花陽「うん、やっぱりおいしいお酒です!香りも味も、深みがあるっていうか、奥行きがあるっていうか・・・そんな味わいですね」チビチビ

甘みよりも酒らしい渋みが立ってるように感じます。

花陽「若干重めな感じがする、のんびりと飲みたいお酒ですね」チビチビ

さてと、せっかく温めたんだから冷めないうちに鮪も一口・・・。

花陽「やっぱり合いますね・・・時間が経って味が染みこんでるから、重めのお酒にはもってこいだね」チビリ

鮪の筋は加熱すると柔らかくなるから、煮たり焼いたりすると美味しいんだよね。
114: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/20(土) 22:15:45.35 ID:CvI+qTC7.net
花陽「それにしても今日は暇でしたね・・・」チビチビ

どれくらい暇だったかというと、遅刻して出社した課長が2時間ほど新聞を読んで早退するくらい暇でした。

花陽「あれ?それだと課長はあまり普段と変わらないような・・・」

・・・課長のことは置いといて、とにかく暇だったんです。

花陽「毎年2月ってあまり忙しくないけど、年々酷くなってる気がします」チビリ

入社したばかりの頃は、もう少し忙しかったような気がします。
景気が回復してるってほんとなのかな・・・?

花陽「まあ、私が景気のことを考えても変わらないんだけどね」

とりあえず、目の前のことをしっかりとこなすのが一番です。

ピーピーピー!

花陽「あ、ご飯炊けたみたいだね!さてと、蒸らし時間で燗酒を飲みましょう!」

この小鳥のさえずりは燗上がりするお酒として有名です。
明日はお休みだし、おつまみも残ってるし、今日はまだまだ飲んじゃいます♪
115: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/20(土) 22:18:20.37 ID:CvI+qTC7.net
~~~~~~

花陽「それでは、再開しましょう!」

二合徳利にお酒を入れて、湯煎で温めて戻ってきました。
ぬる燗よりも少し熱いくらいの上燗にしてみたんだけど、どうかな?
お猪口に注ぐと、ふわりと芳しい香りがしてきます。

花陽「燗にしてどこまで変わるのかな?それでは、いただきます♪」チビリ

花陽「お、おいしい・・・予想以上においしいです!冷やで感じた渋みや重さが消えて、甘みが出てきてますね」チビチビ

飲み口としては燗の方が飲みやすい感じです。
でも、決して軽いわけじゃなくて、しっかりとした旨みはそのままで・・・。

花陽「冷やでも美味しかったけど、燗の美味しさはそれ以上ですね・・・」チビチビ

もしかしたら今まで飲んだ中で、一番美味しい燗酒かもしれません。
116: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/20(土) 22:19:02.04 ID:CvI+qTC7.net
花陽「豊かに広がる香り、濃厚な旨み、それでいて飲みやすい・・・」チビチビ

一口飲めば、また次が飲みたくなる、そんなお酒だね。

花陽「はぁ・・・最高です・・・」チビリ

美味しいお酒は人を幸せにしますね。

花陽「・・・あれ?もう飲み終わっちゃった・・・」

二合なんてあっという間だね・・・おいしいとなおさら早く感じます。
もう一合・・・って思ったけど、いくら明日が休みだからってあまり飲みすぎるのは良くないかな?

花陽「せっかくの休日が二日酔いで潰れるのは嫌だもんね・・・。明日の朝には雨も上がるみたいだし、ご飯を食べたら今日はゆっくり休みましょう」

明日は何をしようかな?
なんて考えながら、私の夜は過ぎていくのでした・・・。
122: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/22(月) 16:48:28.98 ID:LZSSOJrO.net
ガチャッ

花陽「ただいま~・・・なんだか今日は外も部屋も温度が変わらないね・・・」

仕事が終わり午後8時、ようやく安らぎの我が家に帰宅です♪

花陽「ご飯が炊けるまでには・・・、まだ時間がありますね」

なら、やることはひとつ!
もちろん、仕事終わりの一杯です!
123: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/22(月) 16:49:32.57 ID:LZSSOJrO.net
花陽「なんだか今日は疲れました・・・」

月曜日ってなんでこんなに疲れるんだろう?
こんな疲れた夜はのんびりふんわり、甘いお酒が飲みたい気分。
と、いうわけで今日はこのお酒です!

花陽「『花陽浴 純米大吟醸 美山錦 無濾過生原酒』銀色のラベルがかっこいいね」

花陽浴は最近人気の埼玉のお酒です!
人気なのと酒蔵さんがあまり大きくないのが相まって、結構手に入りづらいんだけど、とってもおいしいお酒なんですよ。

花陽「おつまみは・・・無難に湯葉刺しにしましょう」

花陽浴みたいなお酒は、おつまみのチョイスが難しいです。
湯葉ならどんなお酒にも合うし、多分問題は無いでしょう。
一口サイズにカットして・・・山葵醤油にはちょっぴり白だしも入れて・・・。

うん!今日も楽しい晩酌になりそうです♪
124: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/22(月) 16:56:20.51 ID:LZSSOJrO.net
花陽「さぁ、準備できましたよ♪」

テーブルの上は準備OK!
さっそくグラスにお酒を注いで・・・もう早く飲んじゃいましょう!

花陽「それでは、いただきます♪」チビリ

花陽「いい味ですね・・・疲れた体に染み渡ります。味もさることながら、フルーティーな甘い香りも素晴らしいです」チビチビ

一口含むと果物のような甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。
新酒らしいフレッシュさと、純米大吟醸ならではの雑味の無さもいい感じです。

花陽「この前飲んだ花陽浴は八反錦だったけど、あれよりも甘みも香りも強いね」チビリ

この美山錦の純米大吟醸は、日本酒としてはかなり甘く、香り高い部類です。
そのかわり、八反の純吟や純米大吟醸にあったようなキレはあまり感じられません。
同じ銘柄でも、やっぱりお米や製法によって結構味って変わるんだね。
さてと、湯葉も一口食べてみましょうか・・・。

花陽「・・・うん!湯葉だもん、もちろん合いますよね!出汁の香りがする山葵醤油もいいですね」チビチビ

ここまで甘みや香りが強いお酒だと、かなりおつまみを選びます。
変に冒険しなくて正解でしたね・・・。
125: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/22(月) 17:08:13.82 ID:LZSSOJrO.net
花陽「そういえば、この花陽浴の純米大吟醸シリーズって結構リーズナブルなんだよね」チビチビ

この48%精米の純米大吟醸シリーズは、通称HNB48と呼ばれていて、純米大吟醸としては比較的リーズナブルなお値段で購入できます。
リーズナブルでも満足感のある味わい、日常のちょっとした贅沢にピッタリのお酒かもしれません。

花陽「コストパフォーマンスを考えると本当に良いお酒です・・・」チビリ

あ、ちなみに山田錦だけは40%精米でお値段もちょっぴり高めになってるんですよ。

ピーピーピー!

花陽「あ、ご飯炊けたみたい!お酒の残りも・・・、蒸らし時間にちょうどよさそうだね♪」

部屋中に充満したご飯の匂い、美味しいおつまみ、美味しいお酒・・・。

花陽「これが、今日という日を生き抜いたごほうびです・・・」
126: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/22(月) 17:15:37.25 ID:LZSSOJrO.net
花陽「そうそう、休み明けから課長ったらもうありえなかったんですよ!」

課長がおかしいのはいつものことですけど、今日はなんていうか・・・もうひどかったです!

花陽「いつもどおり遅刻して出社したと思ったら、すっごく不機嫌なんです!」

それだけならいつものことなんだけど、今日は不機嫌具合がかなりのもので・・・。

花陽「話しかけたって返事もしないし、ただずっと不機嫌そうな顔で携帯いじったり、新聞読んだりしてるし・・・」

あからさまな不機嫌アピールして、いったいなにがしたいんですか!?

花陽「仕事さえしてくれれば不機嫌でも文句はないんだけど、肝心の仕事すら全然しないし・・・」

ああ、思い出したらなんだかイライラしてきました・・・。

花陽「もう!こういう時こそお酒ですよね!課長のことなんて忘れましょう!」ゴクゴク

ああ、荒んだ心にお酒が染みる・・・。
127: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/22(月) 17:18:25.15 ID:LZSSOJrO.net
花陽「はあ・・・人生はこのお酒みたいに甘くないですね・・・」チビリ

お仕事をお酒で表すなら、いかにもお酒らしい辛さと渋さを併せ持った二級酒ですね。
この花陽浴は・・・例えるなら、甘酸っぱい恋心みたいな感じかな?

花陽「恋心かぁ・・・どんな感じだったかな?」

長いことそういった感情を抱いてないからか、うまく思い出せません。
恋が甘酸っぱいなんて思う時点で経験不足なのかもしれないけど・・・。

花陽「でも、私だってまだまだ花の20代!きっとチャンスはあるはずです!」

大人の恋は甘くて苦いって言うし、私もいつかそんな経験をしてみたいです・・・。

花陽「はぁ・・・なに変なこと考えてるんだろう・・・?明日もお仕事だし、ご飯を食べて早めに寝ましょう」

窓の外、春の風に薄く曇る空を見上げながら、私の夜はすぎていくのでした・・・。
133: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/23(火) 16:50:35.86 ID:g8ykFSNM.net
番外編
凛「おしえて!かよちん!」~レアなお酒の入手方法~




凛「ねえ、かよちん?」

花陽「なに、凛ちゃん?」

凛「かよちんの部屋にお泊りすると、いっつも凛に珍しい日本酒を飲ませてくれるよね?」

花陽「う~ん、確かに珍しいっていうか・・・ちょっとレアなお酒が多かったかな?」

凛「結構美味しいのも多くて自分でも買いたいなぁって思うのもあったりしたから、スーパーとか近所の酒屋さんで探してみたんだけど、全然置いてないんだにゃ・・・」

花陽「あ~・・・、スーパーとかじゃ置いてないだろうね・・・」
134: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/23(火) 16:55:31.92 ID:g8ykFSNM.net
凛「インターネットで探してみても売り切れだったり、すっごく高かったりするし・・・かよちんはどうやってお酒を買ってるの?」

花陽「どうやってって・・・普通に酒屋さんで買ってるよ?」

凛「え~!嘘だよ!だって酒屋さんに行ったって、かよちんと飲んだお酒置いてなかったもん!」

花陽「う、嘘じゃないよ?」

凛「じゃあどこで買ってるの?」

花陽「ええと・・・、凛ちゃん、特約店って知ってる?」

凛「・・・とくやくてん?」
135: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/23(火) 17:00:13.43 ID:g8ykFSNM.net
花陽「たとえば・・・すっごく人気がある酒蔵さんがあったとするでしょ?」

凛「うん・・・」

花陽「でも、その酒蔵さんは小さいからたくさんのお酒を造ることができなくて、注文をもらっても数を揃えることができません!」

凛「それって大変なことになるんじゃ・・・」

花陽「そこで登場するのが特約店です!特約店は酒蔵さんと契約して、優先的に出荷してもらえるようにしてるんだ。特約店にしか出荷しないって酒蔵さんも多いんだよ?」

凛「そうなんだ・・・。でも、それってずるくないかにゃ?だって、人気のお酒を独り占めしちゃうんでしょ?」

花陽「特約店はその酒蔵さんの人気が出る前から、しっかり仕入れをして酒蔵さんを支えてたお店が多いから、そんなずるいってことはないんだよ?むしろ酒蔵さんとしては、人気が出たからこその恩返しって感じじゃないかな?」

凛「にゃるほど・・・義理と人情ってやつなんだね!」

花陽「うん!昔ながらの良い付き合いだよね」
136: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/23(火) 17:05:41.77 ID:g8ykFSNM.net
凛「・・・てことは、かよちんはその特約店でお酒を買ってるの?」

花陽「そうだよ。酒蔵さんによってはホームページで特約店を紹介してたりもするから参考にしてほしいな。
お店によってはネット販売をしてたりもするけど、そっちで売り切れになってても実際の店舗には在庫があることも多いから、やっぱり一度お店に足を運んでみるのがいいと思います!」

凛「へぇ・・・てっきりネットの方が在庫豊富なのかと思ってたよ」

花陽「あとは直接酒蔵さんまで行って、買ってきたりもするね。お店でいろんなお酒から選ぶのとはまた違った魅力があって面白いんだよね。実際に足を運んで買ってくると、なんとなくお酒に愛着も湧くし」

凛「酒蔵って造るだけじゃなくて、売ってたりするの?」

花陽「もちろん!例外はあるけど、ほとんどの酒蔵さんが事務所とか敷地内の直売所で販売もしてるんじゃないかな?」
137: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/23(火) 17:12:39.48 ID:g8ykFSNM.net
花陽「あ、あとお酒を買う上で一番大事なことがあるんだよね」

凛「・・・一番大事なこと?」

花陽「うん、実は・・・情報収集がすっごく大事なんです」

凛「お酒を買うのに情報収集しなくちゃいけないの?」

花陽「人気のお酒だったりすると、出荷からすぐに売り切れちゃったりするからね。正確な日付まではわからなくても、過去の発売時期を調べたりして、大まかな日程だけでも調べておいたほうがいいと思うよ」

凛「人気のお酒を買うのって大変なんだね」
138: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/23(火) 17:20:31.86 ID:g8ykFSNM.net
花陽「今度、一緒にお酒買いにいってみよっか?」

凛「連れてってくれるの?」

花陽「うん!酒屋さんならしょっちゅう行くし、ちょうど行ってみたいと思ってる酒蔵さんもあったから・・・一人で行くより二人で行ったほうがきっと楽しいし・・・」

凛「久しぶりに二人でデート・・・だね?」

花陽「で、でぇと!?り、凛ちゃん!?」

凛「えへへ、冗談だにゃ♪」

花陽「もう、凛ちゃんたら・・・」

凛「でも、連れてってくれるの楽しみに待ってるからね?約束だよ?」

花陽「うん!約束するよ!」



番外編おわり
143: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/24(水) 17:08:57.10 ID:ypW+JRFt.net
ガチャッ

凛「ただいま~、今日も疲れたにゃ・・・」

仕事帰りにラーメン屋さんに寄って、部屋に着いたのが午後8時。
セットの餃子で軽くビールを飲んできたけど、まだまだ夜はこれからだもんね!

凛「いいお酒もあるし、もう一杯飲んじゃっと♪」

もう少し飲んじゃってるけど、仕事終わりの一杯だにゃ!
144: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/24(水) 17:15:51.51 ID:ypW+JRFt.net
凛「ふっふっふ、いつもは缶ビールとかチューハイばかりだけど、今日の凛は一味違うよ!」

実はこの間かよちんと一緒に酒屋さんに行って、日本酒を一本買ってきたんだ!

凛「『花陽浴 純米大吟醸 山田錦 無濾過生原酒』えへへ、かよちんと一緒にかよちんを買ってきちゃった」

前にこの銘柄を何回か飲ませてもらったことがあるけど、日本酒っぽくない甘くて美味しい感じで、名前も味もお気に入りなんだにゃ!
ちなみにかよちんはこれと同じのと『凛』って日本酒を買ってたよ!・・・なんだか照れちゃうね
145: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/24(水) 17:21:58.14 ID:ypW+JRFt.net
凛「かよちんいわく『山田錦40%精米の、花陽浴シリーズ最高級酒』らしいにゃ」

最高級酒っていうだけあってちょっと高かったけど・・・たまにはいいよね?

凛「かよちんに簡単に作れるおつまみも聞いてきたし、さっそく作ってみよう!」

えっと・・・スジを取ったスナップエンドウを塩湯でして、出汁醤油と柚子胡椒で和えるだけ・・・。

凛「・・・なんだかバカにされてる気がするけど、まあいっか」

よぉし、おつまみもできたし、ここから先はオトナの時間だよ♪
146: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/24(水) 17:35:36.31 ID:ypW+JRFt.net
~~~~~~


おつまみとお酒の瓶、それにかよちんから貰った冷酒用のガラスのお猪口をテーブルに並べてみると、なんだかいつもと違って大人な感じ!

凛「これ!凛に足りなかったのはこれだよ!」

いつもみんなから子供扱いされるけど、凛だって立派なオトナの女なんだから!
きっと今の凛は絵里ちゃんなんかよりずっとオトナだよ。

凛「写真撮ってみんなに送ってみよっと」カシャッ

『晩酌にゃう』・・・これでいいかな?
携帯をしまって、お猪口にお酒を注いで・・・ついに一人日本酒デビュー!

凛「いただきます・・・」チビリ

凛「・・・あ、飲みやすい!全然変な味しないし、甘いけどスッキリしてる・・・」チビチビ

前に飲んだのは八反錦の純米吟醸ってやつだったかな・・・?
香りも味も、あれよりももっとお上品で優しい感じ。

凛「『甘口好きなら花陽浴は間違いない』ってかよちんが言ってたけど、本当にその通りだにゃ・・・」

苦かったり渋かったりする日本酒が苦手な凛でも、このお酒は美味しく飲めるもんね!
148: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/24(水) 17:46:52.95 ID:ypW+JRFt.net
凛「かよちん直伝のおつまみも食べてみよっと」

ちゃんと分量も守ったし、簡単な作り方だったから、いくら凛でも失敗してないはず・・・!
ちょっと緊張しながら一口・・・。

凛「・・・よかったぁ、ちゃんと美味しい!シャクシャクした食感と出汁の香りがお酒に合う・・・」チビチビ

柚子胡椒のピリッと感もいい感じ!
・・・柚子胡椒は気持ち少なめって言ってたのを守っといてよかったよ。

凛「『変なアレンジは失敗の元だよ!』って散々念を押されたもんね・・・」

柚子胡椒を入れるときに、ちょっと少ないかな?って思ったけど、かよちんの言葉を思い出してよかったよ・・・。
149: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/24(水) 17:55:01.22 ID:ypW+JRFt.net
凛「日本酒って買っても飲みきれないってイメージだったけど、これならむしろ足りないくらいかも」チビチビ

前にも自分で日本酒を買ったことがあったんだけど、好みの味じゃなくて結局飲みきれなかったんだよね。

凛「名前だけじゃどんな味かわからないし、吟醸とか純米とか種類もいっぱいあるし・・・やっぱり詳しい人に好みを伝えて選んでもらうのが確実なのかな?」チビリ

日本酒意外にも、お酒っていろんな名前のがあって難しいもんね。
興味があっても、なんだか敷居が高い感じするし。

凛「もっといろんな日本酒を飲んでみたいし、かよちんにいろいろ聞きながら試してみよっと」チビリ
150: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/24(水) 18:00:45.66 ID:ypW+JRFt.net
凛「そういえば、みんなから反応はあったかな?」

LINEで写真を送ってからしばらく経ったし、そろそろ誰か見てるはずだよね!
おっ!新着有り!きっとみんな凛のオトナな夜に驚いてるんだね!

凛「どれどれ・・・」
 

絵里『凛が日本酒?慣れないものを飲んで酔いつぶれないように注意するのよ?』

真姫『凛も背伸びしたいお年頃なのね』

希『背伸びする凛ちゃん・・・ええやん!』


凛「む~!なんだよ!みんなして凛を馬鹿にして!」

こんな人たちはほっといて、次にいこう!
ええと・・・、次は誰かな・・・?
151: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/24(水) 18:09:04.99 ID:ypW+JRFt.net
ことり『美味しそうだね!凛ちゃんが日本酒なんてちょっと意外だったかも』

穂乃果『いいなぁ~!穂乃果も飲みたい!』

海未『花陽浴ですか・・・いいお酒ですね。私は今晩は三岳です』

にこ『ちゃんと野菜も食べてるみたいで安心したわ。お酒ばかり飲んでないで、健康管理には気をつけなさいよ?』


凛「えへへ、いい反応だにゃ♪・・・なんだかにこちゃんだけお母さんみたいだけど」

でも、それだけ凛のこと気にかけてくれてるってことだもんね。
卒業して、みんな働いててもこうやって関わりがあるのって、すごくいいことだよね。

凛「あ、最後はかよちんからだ」
152: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/24(水) 18:15:33.70 ID:ypW+JRFt.net
花陽『お酒美味しかった?今度また一緒に飲もうね!』


何気ない言葉だけど、やっぱりかよちんのが一番嬉しいかも・・・。


凛『もちろんだにゃ!>ω</』


そのあとも、多分飲みながら返信してる海未ちゃんの文章が徐々に怪しくなってきたり、外野そっちのけで絵里ちゃんと希ちゃんが休日の予定を相談しだしたり・・・。
携帯をいじりながら、お酒を飲んで、一人のはずなのになんだか楽しくて・・・。
そんな感じで、凛たちの夜はすぎていきました・・・。
159: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/25(木) 16:45:20.38 ID:EyGGG8Jr.net
花陽「・・・あ、もうこんな時間なんだ!早く下ごしらえ終わらせなきゃ!」

台所でお料理をしながら時計を見てみると、もうすぐ約束の時間。
えっと、あと今のうちにやっておくことは・・・鶏肉を室温に戻して、赤貝を開いて・・・。
あとネギも刻んでおかないと・・・。

ピンポーン!

花陽「はーい!」

そうこうしてるうちに部屋の呼び鈴が鳴っちゃいました。
・・・もう、いつもは少し遅れてくるのにどうして今日に限って早いのかな。

ガチャッ

花陽「いらっしゃい、凛ちゃん!お仕事お疲れ様♪」

玄関のドアを開けて、凛ちゃんをお出迎え。
今日は凛ちゃんが泊まりに来たんです♪
160: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/25(木) 16:50:42.67 ID:EyGGG8Jr.net
凛「そうだ、かよちん!今日は凛もお料理手伝おうと思ってたんだけど・・・」

部屋に入るなり、凛ちゃんがそんなことを言い出します。
この前も手伝いたさそうにしてたし、やっぱりそうくるよね・・・。

凛「今日はちゃんと早めに来たし、まだやること残ってるよね?」

花陽「え、えっと・・・」

正直、凛ちゃんはあまりお料理が上手じゃありません。
包丁を持たせるのも不安だし、一人でやったほうが多分早く終わるし・・・。

花陽「ありがとう、凛ちゃん。でも、もうすぐ出来るから大丈夫だよ」

凛ちゃんの気持ちは嬉しいけど、ここは大人しくしててもらいましょう。

花陽「準備は花陽にまかせて、凛ちゃんはシャワーでも浴びててよ」

凛「えぇ~、でも・・・」

花陽「凛ちゃんはお客さんなんだから気にしないで!脱衣所にパジャマも用意してあるからね」

凛「うん・・・、じゃあお言葉に甘えて・・・」

とぼとぼとシャワーに向かう凛ちゃんを見送って、いざ準備再開です!
161: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/25(木) 16:53:50.78 ID:EyGGG8Jr.net
~~~~~~


花陽「あ、おかえり!ちょうど準備できたところだよ」

どうにか準備も終わって、ビールとおつまみをテーブルに並べてると、凛ちゃんが濡れた髪を拭きながら戻ってきました。
普段の凛ちゃんは元気一杯!って感じだけど、お風呂上りだと艶っぽく見えてドキッとしちゃうんだよね・・・。

凛「わるいにゃあ、なにからなにまで・・・」

花陽「ふふ、それは言わないお約束だよ。さ、座って座って」

二人で向かい合って座って、お互いにお酌して・・・
なんだか新婚さんみたいかも・・・。

花陽「それじゃ・・・」

凛「さっそく・・・」

りんぱな「かんぱーい!」

カツンとグラスを合わせてから、凛ちゃんが一気にビールを飲み干します。

凛「ぷはぁ!やっぱりシャワーを浴びた後のビールは最高だにゃ!」

花陽「凛ちゃん、なんだかおじさんみたい」

凛「だって美味しいんだもん!」
162: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/25(木) 17:01:51.22 ID:EyGGG8Jr.net
凛「ねえ、かよちん。これってお肉?」

花陽「うん、焼いた鶏肉にネギダレをかけたやつだよ」

ネギダレっていっても、みじん切りにした長ネギを鶏がらスープの素、お醤油、黒胡椒、食べるラー油で和えただけの簡単なものなんだけどね。
お手軽だけど切り方や味付けを変えればそのままおつまみにもなるし、いろんな食材に合うし、結構万能なんだよね。

花陽「ビールに合わせて作ってみたから、食べてみて」

凛「それじゃさっそく・・・」

促された凛ちゃんがパクッと一口。

凛「うん!これはビールだにゃ!なんかラーメン屋さんとか、中華屋さんのおつまみにありそうな感じだね」

花陽「味付けが鶏がらとラー油だからね。オイスターソースとか入れると、もっと中華っぽくなるんだよ」

凛「へぇ、これも美味しいけど、そっちも食べてみたいかも」

自分が作ったものを、誰かが美味しいって言ってくれるのって、やっぱり嬉しいです・・・。
163: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/25(木) 17:05:05.59 ID:EyGGG8Jr.net
~~~~~~


花陽「私はそろそろ日本酒にしようと思うんだけど、凛ちゃんはどうする?まだビールもあるよ?」

最初に用意してあったビールとおつまみがなくなった頃、私は立ち上がりながらそう言った。

凛「凛も日本酒にしようかな。次のおつまみは日本酒に合わせて作ってあるんでしょ?」

花陽「えへへ、ばれちゃってるね。じゃあ、お酒とおつまみ用意するね」

よかったぁ、もしここでビールにするって言われてたらあのお酒が出せないところでした・・・。
冷蔵庫から取り出した、そのお酒を背中に隠すようにして、凛ちゃんのところに戻ります。

花陽「凛ちゃん、この前買った花陽浴は飲んだんだよね?」

凛「うん!飲みやすくって美味しかったよ!」

よし、予想通りの反応です!
それでは本日のお酒のお披露目といきましょう!
164: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/25(木) 17:08:12.69 ID:EyGGG8Jr.net
花陽「そんな凛ちゃんのために、今日はこのお酒を用意しました!」

隠していた瓶をテーブルに置くと、凛ちゃんはなんだかきょとんとした様子。

凛「あれ?これって凛が買ったのと同じやつだよね・・・?」

花陽「ふふ、それが違うんだよね。ここを見てみて」

凛「・・・あ!凛のやつと違う!」

花陽「うん!『花陽浴 純米大吟醸 山田錦 おりがらみ』だよ!
おりがらみっていうのは、あえて少しだけお米や麹の滓を残した、薄く濁ったお酒なんです」

凛「へぇ・・・同じお酒でもいろんな種類があるんだね」

花陽「うん、違いを楽しんでもらえてらいいなって思ったんだ。あ、いまおつまみも持ってくるね!」
166: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/25(木) 17:15:09.83 ID:EyGGG8Jr.net
~~~~~~


花陽「おまたせ~」

二人分の小鉢におつまみをいれて、戻ってきました!

凛「おかえり~。これ・・・なに?」

凛ちゃんの前に小鉢を置くと、なんだか不思議そうに見つめてます。

花陽「菜の花と赤貝のからし和えだよ!菜の花も赤貝も今が旬だから、この時期ならではの酒の肴だね」

これも作り方は簡単!
茹でた菜の花と開いた赤貝を、白だし、醤油、からしで和えるだけです。
赤貝を自分で下処理するのは面倒だけど、活けモノを使ったほうが食感も香りもいいんだよね。

そしてまたお互いにお酌して・・・。

りんぱな「かんぱーい!」

本日二回戦開幕です♪
167: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/25(木) 17:18:24.91 ID:EyGGG8Jr.net
さてと、まずはやっぱりお酒からだよね!

花陽「いただきます・・・」チビリ

爽やかながらも甘い香り、花陽浴としては控えめながらもふくよかな甘さ・・・。
香りも味も、とても優しい包容力のあるお酒ですね。

花陽「・・・うん!やっぱり美味しい♪」

凛「うん、これも美味しいね!凛が買ったやつよりまろやか?な感じかにゃ?」チビチビ

花陽「おりがらみは口当たりがまろやかに感じるのが特徴のひとつだからね」

人によっては粉っぽいって感じることもあるみたいだから、そのあたりは好みと感性によるかもしれないですね。

凛「あと、ちょっとだけ最後に苦味がある・・・のかな?濁ってないやつのほうがスッキリした味だった気がするよ?」

花陽「その苦味が滓の味なんだ。それを旨みととるか、雑味ととるか、これも好みだね」

凛「にゃるほど・・・」チビチビ
168: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/25(木) 17:25:13.74 ID:EyGGG8Jr.net
花陽「よければからし和えも食べてみて?きっと優しいお酒に合うと思うんだ」

凛「そうなの?じゃあ、早速食べてみよっかな・・・」

このお酒は、どちらかといえば優しく柔らかいお酒です。
そんなお酒には、お肉やお刺身よりもほのかな苦味を感じる菜の花みたいなお野菜は合うと思います!

花陽「・・・」ドキドキ

凛ちゃんの反応が楽しみで、ついつい見つめちゃったりして・・・。

凛「美味しいにゃ!かよちんの言うとおり、優しいお酒に合う感じだね」チビチビ

花陽「そう?よかった♪」

凛ちゃんの言葉を聞いてから、自分でも一口・・・。
うん!菜の花の優しい甘みと苦味、赤貝の爽やかな香りと食感・・・それをお出汁の香りとからしの辛さがまとめてくれてるね。

花陽「えへへ、我ながら美味しいです・・・」チビリ
169: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/25(木) 17:37:50.63 ID:EyGGG8Jr.net
凛「ねえ、かよちん。どうして今日はこのお酒にしたの?」

花陽「同じお酒でも、ちょっとした工程の違いで味が変わるのも日本酒の面白いところなんだ。せっかくだからそれを自分で確かめてみてほしかったの」

凛「そうだったんだ・・・、確かにこうやって飲んでみると少しずつ違うってわかって面白いかも」

花陽「同じお米を使ってても酒蔵さんによって味は違うし、同じ酒蔵さんでも造り方によって味が変わる・・・もし少しでも日本酒に興味を持ってくれたなら、そういう面白さを感じてほしかったんだ」

酒蔵さんの数だけ味があって、そしてまた造り方によって味がある。
人と同じで、同じお酒なんて存在しない・・・だから日本酒は面白いんです!
170: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/25(木) 17:38:54.42 ID:EyGGG8Jr.net
凛「そっか・・・。あのね、凛ももっといろんな日本酒を飲んでみたいと思ってるんだ・・・」

花陽「凛ちゃん!」

凛「でも、吟醸とか本醸造とかいろいろあってよくわからないし・・・かよちんが一から教えてくれると嬉しいなって・・・」

花陽「うん!一緒にいろいろ勉強しようね!」

凛「えへへ。よろしくお願いします、かよちん先生♪」

花陽「じゃあ早速次のお酒いってみましょう!凛ちゃん甘めが好きなんだよね?だったら、正雪の雄町の純米大吟醸があるから、まずはそれを・・・あ、でも黒龍も捨てがたい・・・!」

凛「あはは・・・、もしかしてスイッチ入っちゃったかにゃ?」

それから二人でいろんなお酒を飲んで、いろいろおしゃべりして・・・。
楽しい夜になりました♪
171: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/25(木) 17:39:51.67 ID:EyGGG8Jr.net
~~~~~~


凛「ん・・・いたた・・・」

あれ・・・?いつの間にか寝ちゃってた?
座ったまま寝てたから、体のあちこちが痛いよ・・・。

花陽「すぅ・・・すぅ・・・」

向かい側では、やっぱりかよちんが寝てて・・・。
お互い大人になったと思ってたけど、寝顔はまだあどけなくて・・・なんだか可愛い。

凛「こんな所で寝てたら風邪ひいちゃうだろうし、とりあえずベッドまで運ばなきゃ」

酔っ払ってるとはいっても、凛だって肉体派だもん!
かよちんの一人や二人、お姫様抱っこでちょちょいのちょいだよ!
そう思って抱きかかえてみたものの・・・
172: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/25(木) 17:40:43.12 ID:EyGGG8Jr.net
凛「お、重い・・・、もしかしてかよちん太ったかにゃ?」

正直きつい!
でも、抱き上げちゃったから、いまさら椅子に座らせるわけにいかないし・・・。

凛「んっ・・・よいしょっと!」

ふらふらしながらも、どうにかかよちんをベッドまで移動させることが出来たにゃ・・・。
でも、思い切り力を入れたからか、酔いも眠気もなんだか覚めちゃってて・・・。

凛「・・・まだ、ちょっとお酒残ってるし、一杯飲んじゃおうかな」

少しだけ残っていた花陽浴をグラスに注いで、かよちんが眠るベッドに腰をかけて一口飲んでみたりして。

凛「えへへ・・・甘くて美味しいね」

隣にかよちんの温もりを感じながら飲んだお酒は、さっきよりも甘くて美味しかったにゃ・・・。
173: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/25(木) 17:41:08.71 ID:EyGGG8Jr.net
これで終わりになります。
お目汚し失礼しました。
こんな文章を読んでくださってありがとうございます。

需要があるかわかりませんが、機会があればまたどこかで書きたいと思います。
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『花陽(26)「早春のはなよ酒」』へのコメント

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