海未「ラブアローシュートが撃てるようになってしまいました」

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海未-アイキャッチ24
1: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/03/01(日) 23:02:42.17 ID:NJ1fs/SA.net
――高坂家 穂乃果の部屋

穂乃果「お茶持ってくるからちょっと待っててねー!」ガラッ

海未「……」

海未「…………」

海未「……………………よし」



海未「皆のハート撃ち抜くぞぉ~!ばぁん!!」キャッキャ

海未「ラブアローシュートッ!」スッ...ッドゴォォォォ!!

海未「きゃああ!?」

ガラッ

穂乃果「何か今凄い大きな音g――うわああ!?壁に穴があああ!?ベッドも吹っ飛んでる!?」

海未「ほ……ほのかぁ!」

穂乃果「な、何があったの!?何なのこれ!?」

海未「私にも分かんないです!手からビームみたいなのがあああ!?」

穂乃果「!?」

元スレ: 海未「ラブアローシュートが撃てるようになってしまいました」

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4: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/03/01(日) 23:04:36.71 ID:NJ1fs/SA.net
――数十分後

ヒデコ「壁とかベッドとか、完璧に直しておいたよ!」

フミコ「また何かあったら気軽に呼んでね!」

ミカ「それじゃ、あたし達はこの辺で!じゃあね!」

穂乃果「ありがとねー!」

海未「うぅ……申し訳ありません……」

穂乃果「大丈夫だよ、ちょうどお父さん達居なかったから怒られずに済んだし」

海未「しかし……」

穂乃果「それより、さっきのは何だったの?」

海未「私にもよく分らないのですが……手から何かが出たのです」

穂乃果「何か?」

海未「はい……。空に向けてもう一度やってみますね」ガラッ

穂乃果「う、うん……?」

海未「ら……らぶあろーしゅーと……」ドガァアアアアア!!

穂乃果「!?!?」
6: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/03/01(日) 23:05:26.60 ID:NJ1fs/SA.net
海未「これなんですが……」

穂乃果「い、意味わかんないよこれ!?」

海未「私はこれからいったいどうすれば……」

穂乃果「その前に1つ聞いていい?」

海未「な、なんでしょう」

穂乃果「ラブアトーシュート、って何?」

海未「……気にしないでください」

穂乃果「気になるよぉ~!!」

海未「だから気にしないでください!う、撃ちますよ!?」

穂乃果「ひぃ!?」



ことり「2人とも遅くなってごめぇん!聞いて聞いて!さっきね、なんか凄い大きな音がしたんだ!」


海未「あ、それ私です」

ことり「!?」
7: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/03/01(日) 23:06:05.28 ID:NJ1fs/SA.net
穂乃果「なんかね、海未ちゃんがね、ラブアローシュート撃てるようになったんだって!」

ことり「らぶあろー……何?」

海未「空に向かって撃ちますね……」

チュィイイン.....ッッドゴォォォォッ!!

海未(あ、詠唱なしで撃てるようになりました)

ことり「!?」

穂乃果「ね!凄いでしょ!?」

ことり「凄いなんてもんじゃないよ穂乃果ちゃん!?え!?何!?なんなの!?」

海未「ラブアローシュートです」

ことり「何でそんなに冷静なの!?」

穂乃果「2発も3発も見たら飽きてきたかなって」

海未「もうすっかり慣れました」

ことり「慣れねえよ!!」

海未「うるさいですね、撃ちますよ」

ことり「!?」
8: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/03/01(日) 23:07:19.84 ID:NJ1fs/SA.net
穂乃果「あんまり人に向けて撃っちゃだめだよ?」

海未「分かっていますよ。それより、これはどう役立てればよいのでしょうか……」

ことり「役立てるつもりなの?」

海未「せっかく撃てるのですから、何かに役立てたいのです」

穂乃果「が、害虫駆除とか……」

ことり「熊退治とか……?」

海未「あまり私には馴染みのないものばかりですね……」


<キャーーー!ドロボー!!!


海未「な、何でしょう!?」

穂乃果「外に出てみよう!」

ことり「うん!」


――玄関前

穂乃果「な、何かあったんですか!?」

穂むら常連さん「ドロボーよ!あ、あの人が私のバッグを……」

海未「っ!」ダッ
10: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/03/01(日) 23:08:28.70 ID:NJ1fs/SA.net
海未「待ちなさい!!」ダッダッダツ


泥棒「……」


海未「こうなったら撃つしか……」

ことり「ダメだよ海未ちゃん!」

穂乃果「さすがに撃ったらあの人死んじゃうよ!?」

海未「で、ですが!……!そうです、人に向けて撃つのがダメなら!」

穂乃果「海未ちゃん?」

海未「地面に撃ってその反動で!!」ドンッ!!ドヒャァ!!

ことり(海未ちゃんが瞬間移動した……)

穂乃果(ネ●ストみたい……)



海未「犯人をとっ捕まえてきました」

穂むら常連さん「お、おぅ……」

穂乃果「人助けだよ海未ちゃん!」

海未「はい!役に立ててよかったです!」

ことり「う、うん……?」
11: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/03/01(日) 23:09:22.89 ID:NJ1fs/SA.net
――翌日 通学路

穂乃果「あ、海未ちゃん!おはよう!」

ことり「おはよー」

海未「はい、おはようございます」

穂乃果「あれからどうだった?」

海未「いろいろと練習してみまして、威力調整ができるようになりました」

ことり「そんなさらっと言われても……」

穂乃果「おー!やってやって!」

海未「はい!では……」

ことり「何でちょっと嬉しそうなの……?」

海未「ではまず弱めに……えい」っぽん

小石「ゴロッ...」

穂乃果「おぉ?石がちょっと動いたくらいだ」

海未「では強めに……でぇえええええええい!!」チュイイイイイイ.......ッドゴォォォォオオオオ!!

ことり「ぴゃああああ!?」

穂乃果「おぉ!?雲が吹っ飛んだ!!っていうかロボットアニメの主人公みたい!!」

海未「えへへ……」

ことり「だから何で嬉しそうなの!?」
13: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/03/01(日) 23:10:10.40 ID:NJ1fs/SA.net
――放課後 屋上

絵里「――よし、全員揃ったわね。練習を始めましょう。じゃあまず柔軟から――」

海未「その前に……皆さんに聞いていただきたいことがあります」

希「んー?どうしたん?」

凛「何かあったの??」

海未「実は……突然ですが――」

真姫(また留学とか言わないでしょうね……)

海未「――ラブアローシュートが撃てるようになりました」

真姫(……まさか)

花陽「らぶあろー……ふぇ?」

にこ「突然のキャラ変とか何か?んなのいきなり言われても困るわよ」

ことり「海未ちゃん……その言い方じゃよく分らないよ」

穂乃果「よし!試し撃ちしよう!」

ことり「また撃つの!?」
14: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/03/01(日) 23:11:07.13 ID:NJ1fs/SA.net
海未「そうですね……実際にやってみないと通じませんね。では……」

穂乃果「どっかーん!だよ海未ちゃん!」

ことり「だ、だめ――」

海未「でりゃあああああああ!!!」ッドゴォオオオオオオオオオ!!!

絵里「うひゃあああ!?」

にこ「いひゃあああ!?」

希「ほ、ほほぅ……」ガタガタ

凛「うにゃああああ!?」

花陽「ぴゃあああああ!?」

真姫「っ!」ビクッ

真姫(……そう。あなたなのね、海未)

海未「これです」えっへん

ことり「だから何で嬉しそうなの!?」



理事長「いったい何の音ですか!?」

海未「おや、理事長」

理事長「おや。ではありません!説明しなさい!」
15: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/03/01(日) 23:11:50.51 ID:NJ1fs/SA.net
海未「は、はい!実は――」

真姫「理事長、海未がチカラに目覚めました」

理事長「……そう、でしたか。海未さん、あなたが」

海未「??」

ことり「お母さん?」

理事長「これで……皆が助かるのですね……」

真姫「で、ですが!あれを使えば!」

海未「あの……なんの話でしょうか?」

絵里「そ、そうよ。2人は何か知っているの?」

理事長「ええ、皆さんには話しておかなければなりませんね」

ことり「お、母さん……?」

理事長「――今、地球は滅亡の危機に瀕しています」
16: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/03/01(日) 23:13:25.75 ID:NJ1fs/SA.net
穂乃果「え!?どういうこと!?」

凛「かよちん死んじゃうの!?」

絵里「あの、理事長?冗談はそれくらいにして――」

理事長「冗談などではありません。……現在、地球に超巨大隕石が接近しています。このまま衝突すれば、地球から生命は居なくなるでしょう」

にこ「……へ?」

理事長「これを受け、各国は対策を練りました。巨大レールガンを作りこれを破壊する案。ミサイルを撃ち込む案――しかし、どれも無理と判断されました。
     軌道を逸らすほど高威力のミサイルは現在ありません。核兵器は宇宙では役に立ちませんからね。
      巨大レールガンなど建造する時間もありません。衝突は……3日後なのですから」

真姫「……そこでうちの、ニシキノ・サイエンス・テクノロジーに話が来たのよ。早急に能力者を作れ、と」

希「これまたスピリチュアルな……」

真姫「うち、そういう研究もしてたのよ……。音ノ木坂周囲に能力場を形成し、誰でもいいから能力に目覚めるよう仕掛けたの」

理事長「誰かが目覚める確率は100万人に1人だけ……。時間がなかったために広範囲に能力場を形成することもできず、絶望的な状況でしたが……」

海未「運よく、私が目覚めた。そういう事ですか」

真姫「運悪く、ね……」

凛「何で?これで皆助かるんでしょ?何で運が悪いの?」

真姫「……それは」

理事長「真姫さん?」

真姫「黙っているわけにもいかないわ。……海未を、失う事になるの」
18: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/03/01(日) 23:15:20.68 ID:NJ1fs/SA.net
海未「……」

穂乃果「海未ちゃんを!?」

ことり「どういうこと!?」

理事長「地球を滅亡させるだけの隕石……それだけ高威力な力を必要とします。人体がその衝撃に耐えられないのです」

凛「そんな……」

花陽「酷いです……」

にこ「……なら皆で死ぬだけよ」

真姫「にこちゃん……」

にこ「当たり前でしょ?勝ってに死なれて勝手に退部されちゃ部長として困るのよ!それだけよ!」

穂乃果「穂乃果も……そう、思う。海未ちゃんが居なくなるくらいなら、一緒に居なくなる……」

ことり「ことりも……。海未ちゃんが居ないなら生きてる意味ないもん……」

海未「……」

真姫「まぁ、ここで黙っておけば誰も目覚めませんでした、でまだ隠し通せるわ。あと3日黙ってれば誰にも分からないし」

海未「……やります」

絵里「ちょっと海未!?」

海未「穂乃果やことりが助かるなら、私はそれで満足です」

理事長「……そう」
22: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/03/01(日) 23:16:47.39 ID:NJ1fs/SA.net
ことり「海未ちゃん!?」

海未「忘れたのですか?……何があっても2人を守る。昔そう約束したはずですが」

穂乃果「で、でもっ!」

海未「ふふっ、ありがとうございます。でも、もう決めました」

真姫「海未……」

海未「それに自分を犠牲にして皆を助けるだなんて、正義のヒーローみたいでカッコいいじゃないですか
     このチカラは、人助けに使うべきものです。」

理事長「……いいのね?」

海未「はい」

理事長「では、明日の朝に理事長室に――」

海未「いえ、今すぐで構いません」

理事長「……最期の時間なのよ?挨拶などしなくていいのですか?」

海未「要りませんよそんなもの。……迷いが生まれてしまいます」

理事長「……そう」

真姫「海未……」

海未「真姫、私の部屋の引き出しに次の曲の詩があります。次の曲を、頼みますね」

真姫「……任せなさい」
23: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/03/01(日) 23:17:42.40 ID:NJ1fs/SA.net
――こうして世界は救われた、彼女を失って。

そして、1週間後――

穂乃果「テレビとか、やらないんだね」

真姫「滅亡寸前でした、なんて発表できるわけないじゃない」

ことり「でも、誰も海未ちゃんの事を知らないなんて悲しいよ……」

花陽「私達、海未ちゃんのおかげで生きているのに……」

凛「凛、寂しいな……」

にこ「あのバカ……勝手に死ぬなんて絶対に許さないわ」

絵里「もう、μ’sは解散ね……」

希「そやね……。うちにとっての奇跡、短かったな……」

真姫「せめてラストライブをやってからにしましょう。海未との最期の約束をまだ果たせていないわ……」



「勝手に解散されては困ります……」

穂乃果「この声……?」
24: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/03/01(日) 23:19:28.72 ID:NJ1fs/SA.net
海未「それと、勝手に殺されても困ります」

ことり「海未ちゃん!!」

絵里「まさか……海未っ!」

海未「何が人体には耐えられない、ですか。あの程度で園田がやられるわけないでしょう」

真姫(あ、あの程度……?1日が26時間になっちゃったくらいの衝撃よ……?)

花陽「海未ちゃん……海未ちゃん……!」

海未「はい、海未ですよ」

凛「帰ってくるの遅いにゃ!!」

海未「なかなか帰して貰えなくて……大変でした」

にこ「まったく……勝手に1週間も部活サボったのよ?分かってんでしょうね?」

海未「すみません」

希「海未ちゃんは……やっぱり凄いなぁ……」ポロポロ

海未「希がくれたお守りのおかげかもしれませんね、ありがとうございます」

穂乃果「海未ちゃん」

海未「はい」

穂乃果「おかえり」

海未「はい、ただいま」



29: 名無しで叶える物語(風靡く断層)@\(^o^)/ 2015/03/01(日) 23:24:07.08 ID:NJ1fs/SA.net
突発的に思い付いたので何となく勢いだけで書いちゃった
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