にこ「μ'sの誰か一人を私がこの手で....」

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にこ-アイキャッチ11
1: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:08:56.15 ID:GBGZds3Z.net
書き直し
閲覧注意です
回線悪いので酉つけて書きます

元スレ: にこ「μ'sの誰か一人を私がこの手で....」

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2: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:09:25.81 ID:GBGZds3Z.net
にこ「はぁ~」

にこ(今日も疲れたなぁ...)

にこ(けど大会も近いし....)

にこ「頑張らなくっちゃ!!」




にこ「もうママも帰ってきてるかしら...?」

ガチャ

にこ(あれ、電気消えてる?)

にこ「ママー?こころー?」

パチッ
3: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:10:10.98 ID:GBGZds3Z.net
?「矢澤にこちゃんかな?」

にこ「.....はい、そうです」

?「初めまして、誘拐犯です」

にこ「......は?」

?「聞こえなかったかな?僕たち誘拐犯だよ」

にこ「ゆうかっ....アンタ達まさかっ....!!」

誘拐犯「うん、今君のお母さんとこころちゃん、ここあちゃんこたろうくんは僕たちのところにいるんだ」

にこ「ま、ママ達は無事なのっ!?」

誘拐犯「うん、『今』はね」
4: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:10:49.45 ID:GBGZds3Z.net
にこ「要求はなに....家にお金なんて....」

誘拐犯「いやいや、そんなのは君に求めてないよ」

にこ「.....それじゃあ」

にこ「『ラブライブ』絡み?」

誘拐犯「......」

にこ「私達に....μ'sにラブライブを辞退しろってこと?」

誘拐犯「........」

にこ「?」

誘拐犯「うーん、関係あると言えば関係あるし無いと言えば無いかな?」

にこ「っ?どういうこと?」
5: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:11:24.95 ID:GBGZds3Z.net
誘拐犯「まず初めに勘違いして欲しくないのは僕たちはアイドルファンでは無いということさ」

誘拐犯「別にA-RISEに興味があるわけでもないし、君らがラブライブに優勝しようがどうしようがかまわない」

にこ「回りくどいわよ!!さっさと要件を言いなさい!!!」

誘拐犯「うるさいなぁ....そんなにうるさいと思わず通話終了ボタンを押してしまいそうだ」

にこ「ぐっ....」

誘拐犯「そう、君が今話してるのは誘拐犯なんだ、色々と気を付けようね」

誘拐犯「更に加えるとしたら僕たちは『愉快犯』でもあるしね」

にこ「誘拐犯....?」

誘拐犯「そう、これはねちょっとしたゲームなのさ」
6: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:12:46.73 ID:GBGZds3Z.net
にこ「げ、ゲーム?」

誘拐犯「そう、ゲームだ」

誘拐犯「まあ、とりあえず、机の下を見てよ」

にこ「......箱?」

誘拐犯「そう、僕からのプレゼントさ」

にこ「........」

誘拐犯「開けてごらん」

にこ「.......」ゴクリ

パカッ

にこ「......えっ!?」
7: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:14:06.16 ID:GBGZds3Z.net
ガタン!!

誘拐犯「大丈夫かい?」

にこ「あ、あんた!!私に何させようってのよ!!」

誘拐犯「ただのゲームさ、君の家族と仲間を天秤にかけたゲーム」

にこ「ハッ.....ハッ.....」

誘拐犯「これは、そういうゲームなんだ」




にこ「.......拳銃」
8: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:15:10.78 ID:GBGZds3Z.net
誘拐犯「ルールは簡単、『μ'sのメンバーを一人君の手で殺せばいい』、それだけさ」

にこ「.....は?」

誘拐犯「君がそれをクリアしたら君の家族四人を解放しよう」

にこ「なっ...そんなこと、出来るわけないじゃない!!!」

誘拐犯「君が殺さないなら僕らが君の家族を殺すよ?」

にこ「んなっ!?」

誘拐犯「言っただろう?僕らは『愉快犯』だって、身代金も何もいらない」

誘拐犯「君が苦しんだ顔が見たい、それだけさ」
9: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:15:40.97 ID:GBGZds3Z.net
にこ「何で....何で私なのよっ!!」

誘拐犯「?」

にこ「なんで私達家族がこんな目に....なんでよっ!!」

誘拐犯「うーん、別になぁ....」

誘拐犯「まっ、いいや、簡単に言うなら『運』かな?」

にこ「っ!!アンタ達っ.....」

誘拐犯「まあ、理由をつけるなら人気上昇中のスクールアイドル、そんな中で特に人気が急上昇してる君たちμ's」

誘拐犯「君たちがいたのは天国のような場所だ.....」


誘拐犯「それが地獄へと落とされたのならどんなに面白い顔が見れるかなって....ね♪」

にこ「っ......」
10: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:16:07.77 ID:GBGZds3Z.net
誘拐犯「今の君にルールを説明しても覚えられなさそうだから後でメールで送るね」

誘拐犯「最後にひとつ、もう一度言うけど僕らは『愉快犯』だ」

誘拐犯「交渉の類は一切受け付けない、警察に相談してもいいけどわかった瞬間、『全員殺す』」

にこ「なっ!?」

誘拐犯「僕らはどうせ、このゲームが終わった後捕まるんだ、それはわかってる、そこまで警察をなめてなんかない」

誘拐犯「だからこそ、やるなら徹底的にさ、こっちも交渉材料は最初に手放す。警察に通報して僕らが捕まっても人質は絶対に帰ってこない、そこら辺を重々承知してくれ、それじゃあ」

にこ「ま、待ちなさっ!!」

ガチャ

ツーツー
11: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:16:34.76 ID:GBGZds3Z.net
にこ「......」

ドサッ

にこ(なんで.....)


にこ「何で私がこんな目に.....」

にこ「.......」

カチャ

にこ「重い.....」

にこ(これで....私が.....μ'sの誰かを)


にこ「...うぷっ」


ダダダダダ

にこ「うげぇっ......おぇっ.....」



にこ「ハァ.......グスッ」


にこ「うわあああああああああああ!!!!!」


にこ(その日私は泣き叫んだ、とにかく何も考えたくなかった)

にこ(これから何が起こるかなんて)

にこ(私が誰かを殺すなんて)

にこ(泣いて、叫んで、我を忘れて)


にこ(泣きつかれて眠った後、また起きて、夢だったんじゃないかと思いもしたけれど)

にこ(荒れた我が家とそこに置いてある拳銃を見て現実を知ってまた少し泣いた)


0日目終了
14: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:20:12.02 ID:TI2Cwzra.net
にこ(朝携帯を確認したら『ルール』の詳細が書かれていたわ)

にこ(ルールは簡単なものだった)

にこ(1つめ、μ'sのメンバーが誰か死ぬこと)

にこ(これは拳銃じゃなくてもいいらしい)

にこ(屋上から突き落としても、縄で絞め殺しても....極論ならただの交通事故でも大丈夫らしいわ)

にこ(でも、そんな夢物語を見るわけには行かない....)

にこ(2つめ、期限は3日以内....)

にこ(3日以内にμ'sのメンバーが誰も死ななければ、私の家族は殺される....それは絶対に防がなきゃならない)

にこ(3つめ、このことは誰にも、μ'sのメンバーにも話さないこと...)

にこ(たったこれだけ....)

にこ(でも、このルールが私を苦しめる....)

にこ(それでも....)

にこ「.......ママ、こころ、ここあ、こたろう」


にこ「にこ、頑張るから....」

1日目
15: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:20:52.45 ID:1wQzHEJU.net
学校
希「あれ、にこっちきちんと寝た?」

にこ「え?」

希「いや、なんか眠そうだなぁって....」

にこ「き、昨日DVD観てたら遅くなっちゃって.....」

希「.......ふーん」

にこ「そっ、そういえばえっ、絵里は!?今日見てないけど!?」

希「もー、にこっち朝寝ぼけてたん?絵里ちは今日体調不良で休みだって先生言ってたやん」

にこ「あー、そう言えばそんなこと言ってたわね!!す、すっかり忘れてたわね!!」

希「......にこっち、何か隠してる?」

にこ「えっ!?な、何もないわよ!?あっ、私ちょっとトイレ行ってくるから!!」ダッ

希「あっ、にこっち!!」
16: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:21:20.81 ID:1wQzHEJU.net
トイレ
にこ「ハァ......ハァ」

にこ(あ、危うくバレるところだったわ、っていうか私....)

にこ「嘘つくの、下手過ぎ....」

にこ「それにしても、やっぱり希はキツそうね....」

にこ(私が考えているなかで殺さないと決めてる人が2人いる)

にこ(その一人が希....)

にこ(希は勘がいい....今の私が怪しいのはみんな思うかもしれないけど希だとこの『ルール』のことさえ気付かれてしまう可能性がある)

にこ(そうしたら、ママ達が殺されてしまう....それだけは避けないといけない)
17: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:22:08.21 ID:1wQzHEJU.net
にこ(もう一人は海未ね)

にこ(海未は武道の達人....奇襲を仕掛けても成功するとは考え辛いわ)

にこ(同じように凛も運動神経の高さから優先度は低くしないと....)

にこ(後は、絵里が今日休んでるから無理ね...)

にこ(これだけまず殺さずに済むっていう人がいるのは良かったけど)

にこ(逆に残った人の中の一人を殺さなければいけないということだわ....)



にこ「......」
18: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:22:35.34 ID:1wQzHEJU.net
放課後
部室
にこ「結局、誰にするか決められなかった....」

にこ(このままじゃ3日なんてあっという間だわ....早く決心をつけないと....)

にこ(拳銃はバッグに入れてある、取りだそうと思えばすぐに取り出して撃てる)

にこ(でも、私に撃てるの!?しかも、μ'sのみんなになんて)

ガラリ

「あれ、にこちゃんひとり?」

にこ「っ!!」
19: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:22:58.19 ID:1wQzHEJU.net
にこ「......ことり」

ことり「?どうかしたの?」

にこ「な、何でもないわ」

にこ「ほ、穂乃果と海未は?」

ことり「穂乃果ちゃんは、先生とちょっとお話があるみたいでー、海未ちゃんは今日は弓道部の方に顔を出してるの♪」

にこ(な、何なのこの絶好のチャンス....!?)


にこ(ことりはそこまで力もあるわけでもない....チャンスだわ!!)
20: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:24:26.50 ID:1wQzHEJU.net
にこ「ね、ねぇ、ことり、ちょっとお願いがあるんだけど」

ことり「どうしたの?」

にこ「ちょ、ちょっとそこの本取ってくれないかしら?私じゃちょっと届かなくて」

ことり「うん、わかったいーよ!ちょっと待って!」ガタ

にこ「.......」

ことり「本ってどの本?」

にこ「そ、その棚の上にあるやつよ」

ことり「これ、確かに高いなぁ、ことりの身長でもギリギリかも....ちょっと待っててね」

にこ「......」ジー

ことり「うーんしょ、うーんしょ、あとちょっと.....」


にこ「......」カチャ
21: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:24:59.77 ID:1wQzHEJU.net
にこ(今、完全にことりは棚の上にある本を取ることに集中してる....)

にこ(撃つなら今しかない!!)


ことり「うーんしょ....うぅ、あとちょっとなのにぃ」

にこ(撃ちなさい、にこ!!家族を取り戻すために....!!撃ちなさい!!ことりを....)ギュッ



にこ(ことりを.....殺す!!)


にこ「........」カチャ







22: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:31:19.84 ID:1wQzHEJU.net
ことり「取れたー!!」

ことり「取れたよ、にこちゃん!」

ことり「.....にこちゃん?」

にこ「ハァ...ハァ......ッ...ハァ....」

ことり「ど、どうかしたの?凄い汗....」

にこ「私....私は.....」


ことり「......」

ギュッ

にこ「え.....」

ことり「私が不安な時にね、穂乃果ちゃんがこうやって手を握ってくれたの」

ことり「不安になって緊張すると手が冷たくなっちゃうから暖めてあげてるんだって」



ことり「......どう?」
23: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:31:47.53 ID:1wQzHEJU.net
にこ「こんなの.....」

ことり「?」

にこ「こんなの....撃てるわけないじゃない......」


ことり「え、えーっと....野球の話?」

にこ「そ、そう、この小説、高校野球が舞台なのよ」

ことり「へー、ことり野球は良く知らないけどその本楽しめるかな?」

にこ「さ、さーね!あ、ありがとね本!!」

ことり「う、うん.....?」

穂乃果「ごめん、お待たせー!」

花陽「そこで穂乃果ちゃんに会ったの」

凛「大会も近くなったし、練習頑張るにゃー♪」


にこ「.......」

にこ(なぜ私は拳銃をカバンの中へ戻しちゃったのだろう....)
24: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:32:20.06 ID:1wQzHEJU.net
にこ「私ちょっとトイレ....」タッ


にこ(いや、わかってる....)

バタン、ガチャ


にこ「みんな、大切だから...みんな大好きだから....私には撃つことなんて出来ないっ....」


にこ(何も出来ずに終わるはずだった私の高校生活....)

にこ(そんな生活を変えてくれたみんなを殺すなんて私に出来るはずがない.....)


にこ(今日最大のチャンスを逃した私はその後も何も出来ないまま家に帰った)

にこ(その夜、私は家族の命とメンバーの命、どちらか重いか必死に考えたけれども、結局結論は出せないまま朝を迎えた....)

1日目終了
25: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:32:49.42 ID:1wQzHEJU.net
にこ「朝....になってたのね」

にこ「学校に行く準備しなきゃ....」

にこ(私はどうすればいいのだろう)


にこ(両方とも大事な命だから、私は奪いたくない....)


にこ(いっそのこと犯人を探し出して....でもそれはリスクが高い)

にこ(それでも、全員が生き残る道を考えるならそれが一番....)

にこ「......あら?」

にこ「郵便受けに箱?」

にこ「この箱、どこかで....っ!!!」
26: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:33:22.80 ID:1wQzHEJU.net
ダダダ....ガチャン

にこ「やっぱり....!!」

にこ(拳銃が入ってた時と同じ箱....)

にこ「つまり、やつらが送ってきた箱....」ゴクリ


にこ「........」

パカッ

にこ「粉が入った瓶と.....黒いビニール袋」

にこ「ビニール袋には何が.....」ガサゴソ


にこ「っ!!?」ガタッ


にこ「なっ....どういうことよこれ.....」


にこ(驚いて落としてしまったせいで袋の中身が外へ出た)









にこ(それは紛れもなく『人間の指』だった)

2日目
27: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:34:42.32 ID:1wQzHEJU.net
prrrr....

Prrrr.....

prっ

誘拐犯「はい、どーも」

にこ「あ、あんたっ、これっ、こっ、どっ...」

誘拐犯「あはは、落ち着いてくれよ」

にこ「っ.......これ、どういうことよ」

誘拐犯「気に入ってくれたかい?」

にこ「っ!!あんたっ!」

誘拐犯「おいおい、そんな声を荒げないでよ。僕は一言も言ってないよ」

誘拐犯「『危害は加えないって』」
29: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:39:57.01 ID:1wQzHEJU.net
にこ「あんたっ、殺すっ!!殺してやるっ!!」

誘拐犯「.......」

にこ「....?」

ペキ

「~"~"~"~"~"~"~"~"~"!!」

にこ「っ!?!?」

「だずっ....~"~"~"~"~"!!」

本当に人間なのか

そう思えるほど、悲痛的な叫び声が携帯から発せられる

にこ(でも、微かに聞き取れる助けを求める声は私がよく知ってる声...)




にこ「こたろうっ....!!」
33: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:45:15.77 ID:1wQzHEJU.net
誘拐犯「.......クスクス」

にこ「ごめんなさい、すみませんでした!!だから....だからっ!!」

誘拐犯「うんうん、わかってるみたいで良かったよ」

誘拐犯「それじゃあこれからの話をしようか」

誘拐犯「指の他にもうひとつ袋が入っているだろう?開いてごらん?」

にこ「.......」ピッ


にこ「.......粉?」

誘拐犯「お助けアイテムさ」
36: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:50:27.99 ID:1wQzHEJU.net
放課後
部室

穂乃果「みんなお待たせー!」

凛「もー、穂乃果ちゃん遅いにゃー」

穂乃果「ごめんごめん」テヘヘ

海未「それでは始めましょうか、ミーティングを」

花陽「今日も絵里ちゃんお休みなんだね....」

希「なんか今日も体調悪いみたいで無理やって」

ことり「心配だね....」

穂乃果「あっ、そう言えば雪穂が亜里沙ちゃんも最近休んでるって」

真姫「家族内で移っちゃったのかしら....」

海未「とりあえず、皆体調には気をつけてくださいね?」
40: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/25(金) 23:56:31.47 ID:1wQzHEJU.net
花陽「それで、今日は絵里ちゃんいないし、個人練するよりはミーティングにした方がいいって話になったんですよね」

穂乃果「でも、突発的なミーティングって大体お喋りで終わっちゃうよね~」

海未「そんなことありません!話すべき議題は色々とあります!」

ことり「例えば?」

海未「そうですね....メンバーが体調を崩しているのですし、体調管理についてなどはどうでしょう?」

希「うーん、そうなると最近流行ってるウィルスとか?真姫ちゃん知ってる?」

真姫「今は特にないわっ」

ガタッ

にこ「っ.....」ハァハァ
42: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 00:00:08.03 ID:uIMWLZG2.net
花陽「に、にこちゃん?」

ことり「どうかしたの?」

にこ「い、いえ、なんでもないわ....」

凛「よく見ると顔色悪い....」

真姫「もしかしてにこちゃんも何か..」

にこ「大丈夫だからっ!!」

にこ「さ、最近夜更かしし過ぎたせいよ、あはは、にこはアイドルなんだからもっと肌にきをつかわなきゃいけないのに」

穂乃果「にこ.....ちゃん?」

にこ「あっ、そうだ!私お茶を入れてくるわ!!」タッ

ガチャッ

にこ「っ.......」ハァハァ
46: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 00:05:21.49 ID:uIMWLZG2.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

誘拐犯「この粉、何だと思う?」

にこ「......麻薬、とかですか?」

誘拐犯「あははははは!!面白いね!何で殺人を強要してる僕達が君に麻薬なんか贈るんだい!!」


誘拐犯「これはねぇ.....毒物だよ、しかもとびっきりにヤバいやつ」

にこ「なっ!?」

誘拐犯「別に使わなくてもいいさ、でも毒物なら殺すのは簡単になる」

誘拐犯「例えばみんなにお茶を配る時にその中の1つにだけ毒を入れるんだ」

誘拐犯「そうしたら、誰が死ぬかわからない」

誘拐犯「誰を殺すか決められないのならランダムにしちゃえばいいのさ」

にこ「そんな....こと....」

誘拐犯「まあ、できないならいいさ、その時は君の家族を殺すだけさ」

にこ「っ.....」

誘拐犯「それじゃあ、頑張ってね」


ーーーーーーーーーーーーーーーー
49: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 00:14:01.99 ID:f/7njoPQ.net
にこ「.....」ゴクリ

ピッ


にこ「も、持ってきたわよ」

穂乃果「ありがとうにこちゃん!」

にこ「はいっ」カチャ

海未「あっ、私が配りますよ」

にこ「えっ....ありがとう」

花陽「私も手伝います」

海未「お願いします。はい、希」カチャ

希「ん、ありがと」

花陽「はい、穂乃果ちゃん」カチャ

穂乃果「花陽ちゃんありがとー」

にこ「っ......」ゴクリ

海未「はい、凛」カチャ

凛「ありがとうっ!」スッ

ゴク


にこ「っ!?」

凛「っ....」

にこ「っ!!」
51: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 00:18:05.27 ID:f/7njoPQ.net
凛「あっ、熱いにゃ~」

真姫「もうっ、ちゃんと冷ましてから飲みなさいよ」

凛「あはは、ごめん真姫ちゃん」

にこ「.....」

ことり「.....にこちゃん?」

にこ「あ、あーっ!!」

みんな「?」

にこ「ご、ごめん、そのお茶、葉がしけちゃったの忘れてたわ!」
52: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 00:20:28.66 ID:f/7njoPQ.net
穂乃果「え?」

にこ「ご、ごめん、入れ直すわね!!」カチャカチャ

凛「え、でも変な味しなかったから大丈夫だよ?」

にこ「わ、私の気が済まないのよ、ごめんね?」

凛「う、うん....」

にこ「そ、それじゃあっ!」タッ


真姫「.....」

にこ「ハァ......ハァ」

にこ(やっぱり....できない)
53: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 00:24:18.91 ID:f/7njoPQ.net
にこ(結局、私は何も出来なかった...)

にこ(何も出来ず、ただ無力感に苛まれながらこうして家へと歩いていくだけ...)

にこ(期限は明日、だけど...)

にこ「出来ないよ...」ボソッ

にこ(どうすればいいのよ...)
54: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 00:26:46.20 ID:f/7njoPQ.net
にこ「.....」

にこ「μ'sの誰か一人を....」

にこ「μ'sの誰か一人...」

にこ「一人....」

にこ「......」


にこ「道路....今....赤....」

μ'sの中で死ぬべきメンバーがいるのなら....

みんなを殺そうとして

そして、家族も救えない...


にこ「私....」タッ


プァーーーー!!!
55: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 00:33:37.92 ID:f/7njoPQ.net
「にこっ!!」グイッ

にこ「っ!!」ドサッ

にこ「....っ.....ハァハァ」

海未「様子がおかしいと思って付いてきたら....赤信号に突っ込むとか正気ですか!?」

にこ「っ....」ガチガチガチ

海未「に、にこ?」

パッ(青信号に代わる)

にこ「っ、うわあああああああ!!!」ダッ

海未「にこ!!」


にこ(駄目だ駄目だ駄目だ 駄目だ駄目だ駄目だ 駄目だ駄目だ駄目だ 駄目だ駄目だ駄目だ!!)
56: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 00:38:53.53 ID:f/7njoPQ.net


ガチャッ

ダダダッ(台所へ駆け込む)

にこ「おっ、おぇええっ!!」

にこ(死にたかった、死ねればよかった....)

にこ「だけどっ!!」

引かれる直前

思ってしまったのだ

にこ「.....怖いっ」
57: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 00:46:24.90 ID:f/7njoPQ.net
死ぬほど怖い

文字通り

にこ(あのまま車に引かれたら、そのまま死ねたかもしれない)

にこ(でも、生き残ってしまった)

にこ(あの恐怖を感じてしまったら....)

にこ「死ぬのが...怖いよぉ」


死にたくない


でも、死ななきゃ家族が死ぬ
79: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 19:37:20.71 ID:f/7njoPQ.net
にこ「あ"あああああああ!!!」

包丁を取り出す

私は右手で持って左手を掌を上にして置く

にこ(このまま、降り下ろせばっ!!)

にこ「っ...」ガチガチガチ

手が....震える

にこ「っ.....」

にこ(刺せっ.....刺せっ!!)


カラン


にこ「っ....」

にこ「死にたくないよぉ....」
80: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 19:44:32.15 ID:f/7njoPQ.net
でも...

にこ「っ!!」

にこ(テーブルの上に何かある...)

にこ「.....」

にこ(ボイスレコーダー...)

にこ「......」

私は震える手で再生ボタンを押す

「い"や"あああああああああああああああああああああ!!」
81: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 19:48:25.71 ID:f/7njoPQ.net
にこ「ヒッ」


「や"めて!!」「き" ゃ あ あ あ あ!!!」「っ"~"~"~"
~"~"~""~」「たすっ」「お"ね"え"さ"」「ア は ハ
ハ ハ」「し"にた くなっ」「 あ"あ" あ" あ" あ"」


ガシャンッ‼

にこ「......もう止めて....お願い....」グスッ

二日目終了
83: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 19:54:23.47 ID:f/7njoPQ.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

にこ「.........」

ドアを開ける

ガラ

希「あれ、にこっち今日リボンして...っ!?」

にこ「.......」

席に座る

希「に、にこっち?」

希が話しかけてきた

何か返そう

にこ「......おは、よう.....」

希「にこっち、顔色凄く悪いよ、目も酷い腫れ方してるし....」

にこ「へ、へいき....よ」

希「どういうことや、一体....」
84: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 20:00:38.87 ID:f/7njoPQ.net
ああ、どうしよう....

殺さなきゃ

でも

誰を?

希?

絵里?

先生「おい、矢澤!?」

にこ「......」

先生「おい、調子悪いのか!?」

にこ「......」
85: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 20:09:20.08 ID:f/7njoPQ.net
希「ごめんなさい、にこっちも今朝からこんな調子で....駄目みたいだったらにこっちも保健室連れて行くんで....」

先生「全く、どうなってんだ今日は....」

にこ「.......」

穂乃果?

海未?

ことり?

希「にこっち、次移動教室だから用意しないと」

にこ「.......うん」ガタッ
86: ◆RknlhgLqYYuh (こんにゃく)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 20:17:43.18 ID:f/7njoPQ.net
花陽?

凛?

「ねぇ」

にこ「......?」クル

真姫「ちょっと時間ある?」

にこ「......」コクリ





「.......」

三日目開始
88: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 21:06:42.01 ID:uIMWLZG2.net
音楽室

真姫「昨日から様子がおかしいと思ってたのよ」

真姫「今日の姿見て確信したわ、絶対何かあるって、何があったの?」

にこ「別に....何も」

真姫「何もないわけないじゃない!!」

にこ「っ」

真姫「そんな目腫らして!髪もぼさぼさ!おまけにその顔...まるで世界が終わるって顔じゃない!」

にこ「世界が終わる....ね」

にこ(案外間違ってないかも)

にこ(にこにとって家族も、μ'sも私の大事なもので、どちらかでも失ったら私は壊れてしまう)

にこ(いや、もう壊れてるのかな...)
89: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 21:16:08.30 ID:uIMWLZG2.net
真姫「悩んでるなら相談してよ!」

にこ「ごめんね、大丈夫よ」

真姫「全然大丈夫じゃないわよっ!!」

にこ「っ」

真姫「私はにこちゃんを大切に思ってるの!だから....だから苦しいのなら私に相談してよ!!」

にこ「ありがとう真姫ちゃん、でも相談して何とかなるものじゃないの」

真姫「大丈夫よ、私でいいなら何でもしてあげるから!!」



にこ「......」
91: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 21:25:24.06 ID:uIMWLZG2.net
真姫「病気だったら家の病院使えばいい!!お金だったら少しだったら貸してあげる!!悩みがあるなら専門のスタッフを呼んで
にこ「本当?」

真姫「ええ、本当よ!!」

にこ「本当に何でもしてくれるの?」

真姫「ええ、私に任せなさい!!」

にこ「それじゃあ、頼みがあるの」

真姫「ええ、教えてにこちゃんの悩み」

にこ「じゃあ....死んで?」

真姫「え




グサッ
97: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 21:30:15.90 ID:uIMWLZG2.net
にこ「......アハ」

真姫ちゃんが

真姫「えっ、お腹、赤っ...」

真姫ちゃんが真姫ちゃんが真姫ちゃんが真姫ちゃんが

真姫「ナイフっ、痛い」

真姫ちゃんが死んでくれる!!

真姫「嫌"あ"ああああああああ!!」

真姫ちゃんが望んで死んでくれるなら!

にこ「アハハハハ!!」

ママ達が助かる!!
98: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 21:36:21.90 ID:uIMWLZG2.net
真姫「た"す"っ」

にこ「逃げないでよ!!」

グサッ!

真姫「きゃあ"ああああ!!」

にこ「ねぇ、何で逃げるの?」

真姫「あ"じ、足がっ!!」

だって、私を助けてくれるんでしょ?

にこ「だったら死んでよ!!」
102: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 21:51:46.25 ID:uIMWLZG2.net
真姫「や、やだ....助けて 」

にこ「死ねええええええ!!!」

真姫「嫌あああああああああ!!!」












パンッ


にこ「.....えっ」



絵里「......」
104: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 21:58:17.99 ID:uIMWLZG2.net
にこ「がっ」ドサッ

絵里「あはっ、アハハハハハハハハハ!!!」

希「絵里ち!?何でや....何で銃なんて持って....」

絵里「だって、だってにこが真姫を殺そうとしたんじゃない!!」

真姫「に、にこちゃん...?」

.....寒い

絵里「真姫を救うためにはこうするしかなかったのよ!!」

怖い...死にたくない...

絵里「だから私は悪くない!!」

だけど....

絵里「だって....だって.....こうしないと...」

不思議なことに私は安心もしている...

絵里「亜里沙が殺されちゃうのよ!!!」
110: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 22:08:10.67 ID:uIMWLZG2.net
自分で自分を殺せないなら、誰かに殺してもらえばいいんだ

怖いけど、安心した...

絵里「亜里沙、私やったわよ!!あなたを守ってみせた!!」

にこ(そっか....私、絵里達も救うことが出来たんだ...)

真姫「にこちゃん!!」

にこ(これで、みんな助かった....)

誘拐犯『君たちがいたのは天国のような場所だ.....それが地獄へと落とされたのならどんなに面白い顔が見れるかなって....ね♪』

にこ(でも....全部あいつらの望み通りにはなりたくないわね....)

そうだ



笑おう
112: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 22:13:35.60 ID:uIMWLZG2.net
あいつらの思い通りなんかならない

そうだ

私にはとっておきの魔法がある

どんなことがあっても必ず笑顔になれる素敵な魔法


真姫「にこちゃんっ!!」

にこ「....に"っ」

真姫「っ!」




にこ「にっこにっこにー」ニコ


そうやって、満面の笑顔を浮かべて

私は重くなった瞼を閉じたのだった

終わり
113: ◆RknlhgLqYYuh (茸)@\(^o^)/ 2016/03/26(土) 22:15:42.37 ID:uIMWLZG2.net
昨日は寝落ちしました、すいません
時間経ったせいで書き方ちょっと変わって読み辛かったらすいません
完結できて良かったです
読んでいただきありがとうございました
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『にこ「μ'sの誰か一人を私がこの手で....」』へのコメント

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