花陽「おっぱいですよ!はやく!」

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花陽-アイキャッチ18
1: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 09:56:27.70 ID:hXQ9EKRb.net
海未「は、はい……」

にこ「海未……」

パサッ……

海未「は、花陽、凛、やっぱりやめましょう……こんなこと……」

凛「だめだよっ!だったらこのDVDくっつけて見られるようにするにゃー!」

花陽「D・V・D!」

凛「D・V・D!」

元スレ: 花陽「おっぱいですよ!はやく!」

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2: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 10:02:22.31 ID:hXQ9EKRb.net
一時間前


海未「なんですかね?このDVDは」

海未「ここは部室。破廉恥な映像ならば、園田警察が没収します」

海未「見ましょう」

海未「パソコンの使い方がわかりません」

海未「にこに聞きましょう」

にこ「なによ」

海未「DVD」

にこ「は?」
3: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 10:05:19.60 ID:hXQ9EKRb.net
海未「DVDをパソコンで見る方法を教えてください」

にこ「意外ね、海未がそんなに機械に弱いとは」

海未「機械はどうにも苦手です。分厚い説明書を見ただけでじんマシーンがでます」

にこ「おもんな!」

海未「ではでは、ご教授、手解き、よろしくお願いします」

にこ(……これはもしかしたらチャンスかもしれないわ)
4: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 10:08:09.69 ID:hXQ9EKRb.net
にこ「そうね、まず、四つん這いになりなさい」

海未「なんと!」

にこ「ナントでも、カントでも、ナントカカントカでも、すっぽこぴーよ。四つん這いになりなさい」

海未「どうしてもしなくてはダメですか」

にこ「どぅめどぅめよ」

海未「わかりました……はい」

にこ(ぷくくく、けっさくだわ)
5: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 10:11:22.65 ID:hXQ9EKRb.net
にこ「またがるわよ、よいしょ」

海未「あっ」

にこ「園田乗りのにこちゃん、ってわけね」

海未「これになんの意味があるんですか」

にこ「わかんないわよ。ただ、パソコンも洗濯機も、飛行機も、理屈はよく分からないけど、みんな使ってるでしょ?」

海未「なるほど、メモしておきます」

にこ「その心意気よ」
6: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 10:13:53.06 ID:hXQ9EKRb.net
にこ「このまま、私を乗せて部室を一周しなさい」

海未「わかりました」スック

にこ「わ、わ、わ!立ち上がっちゃ、どぅめどぅめよ!四つん這いのまま、よ!」

海未「なるほど、なるほど。メモメモします」

にこ「よし、よし、どう、どう」

海未「なぜ、撫でるのです」

にこ「出発進行よ!」
8: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 10:17:10.84 ID:hXQ9EKRb.net
ぺたぺたぺた

海未「にこは、軽いですね」

にこ「あったりまえよ」

海未「なんだか、娘と遊ぶ、母親になった気分です」

にこ「これは主従関係よ」

海未「いやいや、まさに、親子関係です」

にこ「黙りなさい」

ぺしっ

海未「反抗期ですね。マタニティーブルーになりますよ」

にこ「経産婦か!意味が違うわよ!」

海未「にこは、なんでも知ってますね」

にこ「あんたより、一年長生きなのよ」
9: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 10:21:10.24 ID:hXQ9EKRb.net
海未「一周しましたが」

にこ「ああ、ゆかい……じゃなくて、よし、よし、今のでインストールが完了したのよ」

海未「インストールとは?」

にこ「言葉に意味なんか無いわよ。意味は、言葉が無いと捉えられないけど、意味のない言葉はいくつでも作れるでしょ」

海未「なるほど、にっこにっこにー、とか、特に意味は無いですもんね」

にこ「かっちーん。頭にきたわ」

海未「う、嘘ですよ、機嫌を損ねないでください」

にこ「土下座しなさい」

海未「はい」

にこ「綺麗な土下座ね」

海未「日本舞踊は、この一礼から始まるのです」

にこ「ほほう」
10: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 10:25:16.55 ID:hXQ9EKRb.net
海未「両手の親指と人差し指で、トライアングルを作ります、それを肩幅に広げて、指先から、ゆっくり着地。体を前屈させて、やや遅れて、頭も下げるのです。この時に一度、前方を見るのがコツですね」

にこ「勉強になるわね」

海未「にこも、土下座をする機会があれば、ぜひ」

にこ「ないわよ」

海未「わかりませんよ」

にこ「絶対無いわ」

海未「へぇ」

にこ「それより、次のステップよ」

海未「はいっ!」
12: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 10:29:03.25 ID:hXQ9EKRb.net
にこ「まず、その四つん這いで汚れた手を、薬用石鹸で洗いなさい」

ジャジャー

海未「はい、洗いました」

にこ「手を拭きなさい」

海未「ハンケチーフを忘れました」

にこ「ハノケチーフを使いなさい」

海未「これは、これは、穂乃果のパンツ」

にこ「履き忘れて帰るから、何枚も部室にたまってるのよ」

海未「ごしごし。つまり、穂乃果は、ときどき、履かずに下校。う、鼻血が」

にこ「ハノケチーフを、鼻につめなさい」

海未「はい」

にこ「ぷくく」
15: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 10:35:03.97 ID:hXQ9EKRb.net
海未「はやく、DVDを見る方法を」

にこ「パスワード入力が必要なのよ」

海未「パスワードですか」

にこ「一応、私以外が、勝手に触られないようにね」

海未「なぜ、学校のものなのに、にこだけがパスワードを知っているのですか、私物化です」

にこ「私物化。私物化は悪いことじゃないわよ。じゃあ、あんたの住んでる土地は、いつあんたの土地になったわけ?地球を私物化して、生きてるのよ」

海未「そ、そんな、確かに」

にこ「地球に謝りなさい、そうね、これこそ、まさに……土下座よ」

海未「ははーっ」

にこ「ぷくく」

海未「再び、薬用石鹸、ハノケチーフで清潔にして……」

にこ「じゃあ、パスワードを教えるわ」
16: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 10:41:32.73 ID:hXQ9EKRb.net
海未「当てちゃいますよ、25252ですね」

にこ「うっ (おしい、2525よ)」

海未「おや、もしかして、ご名答ですかね」

にこ「違うわよ、バカ、バカ。単細胞ね。あんたの神経細胞、一直線に繋がってるんじゃないの?」

海未「ひ、酷いです」

にこ「ふふん、おバカさんには、バカに飲ませる薬をあげるわ」

海未「私はバカだったんですか」

にこ「バカからの脱却は、バカを自覚するところから始まるのよ。つまり、無知の知、ね」

海未「むちのち?なんだか、むちむちしてますね」

にこ「なかなか、むちむちした、柔らかい脳みそを、お持ちのようね」

海未「お餅のようですか、照れますね」
18: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 10:46:59.98 ID:hXQ9EKRb.net
にこ「おもちのように、むちむちの脳みそ」

海未「面白いですね」

にこ「どぅめどぅめよ、全然面白くないわ」

海未「funnyですよ」

にこ「どっちかと言うと、interestingよ」

海未「attractiveでは?」

にこ「うーん、stupid」

海未「それ、まだ知りません、なんですか?」

にこ「愚か、って意味よ」

海未「すちゅーぴっど……なるほど、愚か、ですか。って!なんでですか!」

にこ「では」

海未「あ、また逸れてましたね」

にこ「気を取り直して、パスワードを」

海未「ごくり」

にこ「……そのためには、海未が私のパソコンを使うのに、信頼に足るかテストをするわ」

海未「テスト」

にこ「そうよ」
19: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 10:52:46.09 ID:hXQ9EKRb.net
海未「そんな、そんな、私たちは、同じ部活を営む、運命共同体ではありませんか、廃校を、共に救うんでしょう」

にこ「私は廃校を救う気は別にないけど」

海未「そう言えば、そうですね、がーん、です」

にこ「これは、友人として信頼出来るか、とは、また別の話なのよ。いい?」

海未「ふむー」

にこ「コンピューターの、リテラシーとでも言おうかしら、そういうものが、きちんと備わっていないと、どぅめどぅめよ」

海未「あの、リテラシーとは」

にこ「正しく扱える能力、って意味よ」

海未「つまり、私が初心者だから、どんなことをするのか分からないと」

にこ「うーん、能力というより、心構えのテストね。誰だって、最初は、初心者だけど、パソコンとの付き合い方は、知識とは別のお話なのよ」

海未「む、むずかしいですね」
20: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 11:00:23.83 ID:hXQ9EKRb.net
にこ「まず口を開けなさい」

海未「あーん」

にこ「舌を出しなさい、喉の方を見るわ」

海未「ぺろん」

にこ「ふむふむ、次はお腹を出しなさい」

海未「すぽん」

にこ「おへそを触るわよ」

海未「あっ、あっ」

にこ「むっ、これはマズイわね」

海未「な、なんですか」
21: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 11:03:57.19 ID:hXQ9EKRb.net
にこ「今、私が調べたところによると、海未の体質では、コンピューター・ウイルスに対する免疫がないわ」

海未「コンピューター・ウイルス!その恐ろしいものはなんですか」

にこ「コンピューターから、コンピューターへ、ネットワークを通じて、飛んで行くウイルスよ」

海未「な、なんと、そんな時代になっていたとは。これでは、空港を封鎖しても、パンデミックの防ぎようがないです」

にこ「それは、現代、知識人の間で、目下議論中よ」

海未「私の身体を見て、何がわかったんですか」
22: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 11:08:11.50 ID:hXQ9EKRb.net
にこ「喉には異常は見られなかったけど、おへそがマズイわ」

海未「おへそ!」

にこ「へその緒ってあるでしょ」

海未「はい、ありますね」

にこ「あれの、結び方がマズイのよ」

海未「え、結び方」

にこ「あの結び方だと、極小の隙間が出来るのよ、そこから、ウイルスが進入してしまうわ」

海未「そ、そんな……私は、産まれながらにして、パソコンを触れない人間だったんですね」

にこ「諦めちゃどぅめどぅめよ、希望はあるわ」

海未「それは」

にこ「それは、ワクチンを投与することよ」

海未「ワクチン!」
23: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 11:13:04.70 ID:hXQ9EKRb.net
海未「さっき、免疫とか言ってましたけど」

にこ「あの結び方は、免疫が無いことのサインなのよ」

海未「へぇ、へその緒の結び方って、そんな意味が」

にこ「だから、免疫をつけるために、ワクチンを投与しないとね」

海未「注射ですか?痛いのはいやです、いやです」

にこ「大丈夫、飲み薬よ。ドリンクタイプの」

海未「はぁ、安心しました」

にこ「ここから西木野総合病院まで、2分くらいね。ちょっと、真姫の顔を借りて、今すぐ入手できるから、行ってくるわ」

海未「何から何まで、すみません」

にこ「かわいい後輩のためよ」

海未「ありがとうございます」

にこ「じゃあ、10分ほど、待っときなさい」

海未「はい」
24: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 11:17:50.29 ID:hXQ9EKRb.net
海未「親切な先輩を持つと、幸せですね」

ぺたぺた

海未「おや?その足音は、もしや、西木野真姫では?」

ガラッ

真姫「いかにも、私は真姫よ」

海未「やはり」

真姫「にこちゃんが走って出て行ったけど、何をしてたのかしら」

海未「パソコンで、DVDを見る方法を聞いていたのです」

真姫「へぇ、もう見たの?」

海未「見てません、パスワードがかかっているのです」

真姫「ふーん、そう」

海未「それに、今、にこは、私のために、コンピューター・ウイルスのワクチンを、西木野総合病院に買いに行きました」

真姫「……?」

海未「私のへその緒は、コンピューターに向いていないのです」

真姫「不可解、不可解……頭が痛くなってきたわ」
25: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 11:21:56.01 ID:hXQ9EKRb.net
海未「薬用石鹸のあとはハノケチーフなのです」

真姫「まず、その鼻につまってる、パンツを抜きなさい」

海未「はい、すぽん、うわっ、血まみれです」

真姫「血は慣れたわ、医者の子だもの」

海未「頼もしいですね、鼻血ももう止まってます。しかし、血を付いた穂乃果のパンツを見ると、想像力が働きます。う、鼻血が」

真姫「そんなもの、入れないで、このティッシュを使いなさい、エンドレスで鼻血が出続けるわ」

海未「ありがとうございます、さすが医者の子です。頼もしい後輩を持つと、幸せですね」

真姫「ふ、ふん、大したことないわよ」
26: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 11:26:20.18 ID:hXQ9EKRb.net
海未「にこを待ちます」

真姫「待って。さっきの話、なんかおかしいわよ」

海未「……?」

真姫「コンピューター・ウイルスは人には感染しないわ。パソコンをダメにしちゃうだけで、本当のウイルスじゃないのよ」

海未「へぇ!さすが医者の子ですね、にこよりも、正確な医学知識を備えています」

真姫「ああっ」

海未「どうしたのです」

真姫「めまいがしたのよ」

海未「めまいのreasonはなんですか」

真姫「海未、あなた、騙されてるのよ。にこちゃんの言ってることは、すべて嘘なのよ、海未の無知を利用したのよ」

海未「…………そ、そんな、私は、だまされていた?」
27: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 11:31:30.11 ID:hXQ9EKRb.net
真姫「それに、へその緒って、なによ。何も関係ないわよ」

海未「すべて嘘」

真姫「そうよ、嘘よ」

海未「いま、ふつふつと、怒りが込み上げてきます、私は、羞恥と同時に、激怒しています、必ずや、にこに、美しい土下座をさせて、薬用石鹸で手を清潔にさせてみせます、許せません」

真姫「ああっ、こわい、こわい、私は避難しておくわ、音楽室で、愛して万歳しておくわ」

海未「許せません、許せません、この世で最も、醜悪な行為、それは、善良な、無知な人間に漬け込み、愉悦することです」

真姫「海未、穏やかに解決するのよ、穏やかに」

海未「ふつふつ。ふつふつ」
29: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 11:38:48.79 ID:hXQ9EKRb.net
にこ「お待たせ!これを飲むと、効果てきめんよ」

海未「にこ、そのシュワシュワしているドリンクは、なんでしょう」

にこ「これが効くのよ、炭酸が、効果を促進するのよ」

海未「ふふん、おおかた、コーラにオレンジジュースをまぜて、唐辛子でトッピングでもしたのでしょう」

にこ「ギックギックゥ!」ズボシィ

海未「そんなもので治るわけ無いでしょうがっ!」

にこ「あれ~?にこ、間違えちゃったかも~?」

海未「真姫が、全て真実を教えてくれました。それは、あなたが飲みなさいっ!」

グイッ

にこ「むぐっ!」

海未「罪の味は、どうですか!」

にこ「にごぉぉぉぉ」

海未「その痛みは、私の、怒りです!」

にこ「にごぉぉぉぉっ!にごっ!にーっごにーごっにーっ!ごに!」

海未「おぞましい声です、一体もし、飲んでしまったら、どれだけ恐ろしいことに」
30: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 11:43:09.82 ID:hXQ9EKRb.net
にこ「にごぉぉぉぉ!」

海未「暴れないでください!」

ドタバタ!

海未「あ~~っ!釣られた魚ですかあなたは!ピチピチ、ピチピチと!もっとも、滑稽なのは、自分のエサに自分でひっかかった、ところですがね!」

にこ「にごぉぉぉぉ~~!」

海未「は、走った!」

ドガーン

海未「そして棚に激突し」

ドンガラガッシャーン

海未「諸々を巻き込んでぶっ倒れました」

にこ「」

海未「悪は滅びるのです」

にこ「」

海未「……あっ!」

海未「今の騒ぎで、DVD が、真っ二つに……」

海未「あ、あ、どうしましょう、持ち主に怒られます、どうしましょう」
33: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 11:47:08.73 ID:hXQ9EKRb.net
花陽「なに、なに?今の音?」

凛「祭りかな?凛も混ぜてーっ!」

海未「あわ、あわ」

にこ「」

凛「かよちん!にこちゃんが、茶色の泡を吹いて、倒れてるね」

花陽「凛ちゃん!そして海未ちゃんの手には、同じ色の液体が入ったボトルだよォ」

凛「ふむー。謎は全てとけた!つまり、これは……どくさつじけんですにゃぁ」

花陽「花陽サスペンス劇場です」

凛「だっだっだーんっ!」

花陽「だっだっだーんっ!」
35: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 11:50:13.68 ID:hXQ9EKRb.net
海未「あの」

凛「かよちん、海未ちゃんが何か、言いたげだよ」

花陽「ふむ。確かに、頭ごなしに犯人と決めるなんて、ケーソツにもほどがあります、ここはお話を伺いましょう。どうしたの?海未ちゃん」

海未「このDVD、誰のものでしょうか」

凛「!!!」

花陽「!!!!!!!!」

海未「あっ……」
36: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 11:55:09.91 ID:hXQ9EKRb.net
凛「かよちん、かよちん、凛と、かよちんが、バイトして貯めたお金で買った、DVD」

花陽「凛ちゃん、凛ちゃん、雨の日も、風邪の日も、インフルエンザの日も、働いて、稼いだお金で買った、DVD」

凛「そのDVDが、真っ二つ」

花陽「見てないうちに、真っ二つ」

凛「凛の心も真っ二つ」

花陽「二つに割れた、DVD」

凛「まるで二つのお月様」

花陽「下弦の月と、上限の月」

凛「まんまるお月が真っ二つ」

花陽「下弦と上弦、二つもあるけど」

凛「凛の哀しみは上限だ」

花陽「花陽の怒りも上限だ」
39: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 11:57:51.62 ID:hXQ9EKRb.net
凛「二つに割れた、哀しみは」

花陽「二人で分けても、より哀しい」

凛「ぴたりと二つに合わせても」

花陽「すでに離れた、大往生」

凛「心に鐘が、鳴り響く」

花陽「地平の奥まで鳴り響く」

凛「ひどく低くて聞こえない」

花陽「ぐんじょう色の、鐘の音」
40: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:01:04.66 ID:hXQ9EKRb.net
海未「あの、あの、どうも、すみません」


凛「割れた心を満たすには?」

花陽「響きを抑えに、手を重ね」

凛「やがては音が、死ぬ時まで」

花陽「ぐんじょう色の鐘の音」

凛「地平の奥まで鳴り響く」

花陽「廻る心も錆びついて」

凛「何も奏でぬこの身体」

花陽「固まり、錆びる、この身体……」
42: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:06:21.77 ID:hXQ9EKRb.net
海未「……」

花陽「どうして二つなんですか」

凛「事情を教えて下さいな」

海未「矢澤と園田がランデブー」

凛「矢澤と園田がランデブー?」

海未「騙され園田と、騙しの矢澤」

海未「嘘は破れて、塵となり」

海未「やがて、堕つるは、この惨事」

凛「なるほど、なるほど、トラブルにゃ」

花陽「二人の揉め事、飛び火した」

凛「私の岸まで飛んできた」

花陽「ドンガラガッシャン、なるほど合点」
43: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:10:21.60 ID:hXQ9EKRb.net
凛「悪いは園田?悪いは矢澤?」

花陽「ふむふむ、悪いは園田か?悪いは矢澤か?」

凛「けんか、けんかは両成敗!」



海未「ちょいとお待ちな二人とも」

海未「あまりに酷い、私が悪い?」

海未「私は騙され、あざむかれ」

海未「笑い、飛び乗り、歩かされ」

海未「頭を地面に押し付けて」

海未「挙げ句の果てには、血を流す」

海未「矢澤は自滅、因果応報」

海未「これは、けんかじゃありえませぬ」
45: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:14:26.97 ID:hXQ9EKRb.net
花陽「どうかな、凛ちゃん、どう思う」

凛「ひとつ気になる、些事ひとつ」

海未「なんです、猫さん、教えて下さい」


凛「このDVD、こちらの棚で」

凛「無残に命を失えど」

凛「どうもおかしい、この円盤」

凛「元々、向こうにあったはず」

凛「こんなところで何故割れる?」
46: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:17:39.03 ID:hXQ9EKRb.net
花陽「なるほど、なるほど、言う通り」

花陽「同じ円盤、しかし円盤」

花陽「DVDは、空を飛ばぬ」

花陽「空を飛ぶのはUFO(ゆーえふおー)」

花陽「誰かが触ったこの円盤」

花陽「誰かが見ようと動かした?」
48: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:22:04.98 ID:hXQ9EKRb.net
凛「部室に入ってDVD」

凛「ここでほんのり、ひっかかる」

凛「なぜその円盤が、話題にあがるか」

凛「こんな怒号の大惨事」

凛「それだけ壊れたわけじゃあるめぇ」

凛「つまりは、それが、原因さ」

凛「それが惨事の、原因さ」


凛「矢澤は見たけりゃ見れば良い」

凛「黙って一人で見れば良い」

凛「それでも、起きた、揉め事は」

凛「どうして起きた?揉め事は?」

凛「園田がそいつを動かして」

凛「矢澤が嘘を教えたな」

凛「なるほど、それなら筋が通る」

凛「どうです、どうです、園田さん」
49: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:27:57.32 ID:hXQ9EKRb.net
海未「おっしゃる通り、その通り」

海未「わたしがそれを、取り出した」

海未「他人(ひとさま)の物と、知りつつも」

海未「お手手を伸ばして、取り出した」

海未「中身を見たくて、取り出した」



花陽「どうする、凛ちゃん、どうしよう」

凛「やっぱり、園田も悪いじゃないか(呆れ)」

花陽「やっぱり、けんかは両成敗」

凛「矢澤はカニカニ、泡吹き、倒れ」

花陽「どうやら、光も見えてない」

凛「裁きを受けずは、園田のみ」

花陽「裁きを、裁きを、裁きを与えよ!」

凛「裁きを、裁きを、裁きを与えよ!」

花陽「煉獄の門は開かれた!」

凛「今、連なるは、牙城の鎖!」

花陽「園田に、裁きを!しかる、報いを!」

凛「裁きを!裁きを!裁きを!裁きを!」
50: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:29:56.06 ID:hXQ9EKRb.net
海未「あぁぁぁぁ!!」

凛「おとなしく縛られるにゃー!」

花陽「両手を後ろに回してくださいっ!」

海未「やめてくださいっ!お願いしますっ!」

花陽「だめです!(無慈悲)」

凛「ほ~ら!ほ~ら!絶望だにゃー!」

海未「あぁぁぁぁ!」
53: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:33:33.45 ID:hXQ9EKRb.net
花陽「よしっ、縛ったよ!」

凛「これで海未ちゃんは、まな板の上の鯉……いや、紐でぐるぐるされて、まな板の上のハムだね!」

花陽「さぁって、この哀れな泥棒ハムちゃんをどう調理しましょうかねぇ……」

海未「ひ、ひぃぃぃ」

凛「おっぱい」

花陽「?」

凛「おっぱいだよ、かよちん!」

花陽「あぁ~……なるほどね、凛ちゃん」

海未「乳房がどうしたんですか!」

花陽「乳房?気取ってんじゃないよっ!」

ピシャリ!

海未「ああっ!いけません!」
54: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:36:53.39 ID:hXQ9EKRb.net
花陽「おっぱいって、言って見ようか?」ニコォ

海未「お、お……」

花陽「おっぱいダヨォォォォォ!」

ピシャリ!

海未「おっぱいっ!」

花陽「言えるじゃないですか!」

凛「だめだよ、かよちん、今のは叫び声が、偶然にも、おっぱいに聞こえた、ただそれだけのことだよ」

花陽「なんだぁ、がっかり。ちゃんと言って下さい!」

海未「おっ、おっおっ……おっぱい!おっぱい!おっぱい!おっぱい!おっぱい!おっぱい!」

花陽「やかましい!」

ピシャリ!

海未「おっぱいっ!」

凛「ぎゃははは」
55: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:41:32.69 ID:hXQ9EKRb.net
海未「おっぱいがっ、どうしたんですかぁ」

花陽「まだ分からないのかなぁ」

凛「つまり、あのDVDには、おっぱいが詰まってた、そういうわけだよ」

海未「あっ…………えっ?」

花陽「おっぱい、がね?たくさんね、映ってたんだよォ!あそこにはっ!」

凛「夢がいっぱい、おっぱい、Fカップだったんだにゃぁぁぁ!」

海未「な、なんでそんなDVD、バイトまでして、買ったんですかっ!」

ピシャリ!

海未「おっぱい!」

凛「何が悪いのか言ってみるにゃあぁぁぁ」

花陽「見たかったからダヨォォォォォ!」

海未「あんたたち、レズですかぁぁ!」

ピシャリ!

海未「おっぱい!」
56: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:44:28.34 ID:hXQ9EKRb.net
凛「かよちん、待って」

花陽「んんっ」

凛「こんなことしても、おっぱいは帰って来ないよ」

花陽「的確な真理……」

凛「つまり、おっぱいを返してもらうには?」

花陽「なるほど、灯台、もと暗しだったね」

凛「腕の紐だけ解いてあげよう……」

海未「っっ……終わりですか、やっと……」

花陽「なぁに言ってるのかなぁ」

海未「!!」
57: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:45:31.64 ID:hXQ9EKRb.net
凛「おっぱいだすにゃ!」

花陽「おっぱいですよ!はやく!」

海未「は、はい……」

にこ「海未……」

パサッ……

海未「は、花陽、凛、やっぱりやめましょう……こんなこと……」

凛「だめだよっ!だったらこのDVDくっつけて見られるようにするにゃー!」

花陽「D・V・D!」

凛「D・V・D!」
59: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:49:14.03 ID:hXQ9EKRb.net
海未「ううっ……母上、父上、お許し下さい」

プチン……

ファサ……


花陽「ほぅ……」

凛「予想どうり、ちっこいにゃ~」

花陽「いやいや、凛ちゃん、大きさで判断するなんて、素人にしか見えない」

凛「もちろんだよ、かよちん」

花陽「小さいながらも……この形が、いい」

凛「綺麗だなぁ……」

花陽「はぁ~まるでご飯のように、しろくて、梅干しのように、紅い……」

凛「日の丸弁当みたいだねぇ、さっすが、大和撫子……」
60: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:51:09.50 ID:hXQ9EKRb.net
海未「………」

凛「おまた、むずむずするにゃ」

花陽「だめだよぉ、控えなくちゃ」

凛「が、が、が、がまん出来ないよぉ!」

花陽「凛ちゃあん!」

海未「あ、あの、もう、宜しいでしょうか」

花陽「だめです(無慈悲)」
63: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:54:11.37 ID:hXQ9EKRb.net
にこ「目が覚めたけど、動かない方が幸、ね……おそらく」

希「にこっち、目開いてるやん?」

にこ「ほげぇ、いつの間に!?」

希「喋れへん、喋れへん。黙っといてあげるから、ウチと、ちょっとこっちに来てくれへんかなぁ……」

にこ「あっ、あっ、あっ」

希「にこっち、お持ち帰り~」

にこ「にごぉぉ」
64: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 13:00:44.25 ID:hXQ9EKRb.net
海未(両手の親指と人差し指で、トライアングルを作り、それを肩幅に広げて、指先から、ゆっくり着地。)

海未(体を前屈させて、やや遅れて、頭も下げる。)

海未(この時に一度、前方を見るのがコツ……)


花陽「ど、土下座……」

凛「綺麗な土下座、だにゃ」

花陽「まるで、ギリシャ彫刻」

海未「この土下座に免じて、お許しください、お願いします」

花陽「だめ(即答)」

海未「あぁぁぁぁ!」

凛「おまた!むずむず!するにゃー!」




真姫「愛してる!ばん!ざーい!」

穂乃果「すごい!すごいよ!真姫ちゃん!」

ことり(ほのかちゃん、またパンツはいてない……)



希「えりち!にこっちを楽しもう!」

絵里「でかしたわ、希」

にこ「にごぉぉ」

絵里「動くんじゃないわよ」

にこ「許して下さい」

希「綺麗な土下座や」

絵里「認められないわぁ」

にこ「にごぉぉ」
65: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 13:01:24.23 ID:hXQ9EKRb.net
今日もおとのきはへいわ

お わ り
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『花陽「おっぱいですよ!はやく!」』へのコメント

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