高坂穂乃果(男)「プロデューサーに俺はなるっ!」

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ドンッ!!-アイキャッチ1
1: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 10:13:44.66 ID:iqwo4G9y.net
穂乃果「音ノ木坂が廃校っ」もぐもぐ

海未「はい......」

ことり「......」

穂乃果「......ど、どうすんの2人とも」

海未「どうすると......」

ことり「......言われても」

穂乃果「うーん。なら、俺にいい案がある」

海未「ほっ、本当ですか!? 穂乃果っ!」

ことり「穂乃果ちゃん!」

穂乃果「うん。俺の通うUTX学院のA-RISEってアイドルがいるんだけどさ、彼女らのおかげで今年の新入生1.5倍になったんだって」

海未「1.5倍......す、凄いですね、それは」

ことり「へぇー。私たちの高校とは大違いだ」

穂乃果「うん。というわけで、2人とも。スクールアイドルしなさい」

海未・ことり「......」

海未・ことり「へっ?」


みたいな?

元スレ: 高坂穂乃果(男)「プロデューサーに俺はなるっ!」

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4: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 10:23:22.09 ID:iqwo4G9y.net
海未「ス、スクールアイドルって......そんなの無理です」

ことり「うーん。ちょっと2人だけだと厳しいかも......」

穂乃果「いや、最初は2人だけかもしれないけどさ、2人の頑張ってる姿を見たらやってみたいなぁーって思う人もいるかもしれないだろ?」

海未「で、ですが......私たち......」チラッ

ことり「ねぇ......アイドルとかそんな......」チラッ

穂乃果「でも、他に廃校を阻止するためにできることって生徒にあるかどうかって考えたらスクールアイドルが一番可能性感じない?」

海未「......」

ことり「......」

穂乃果「ははは。そんな不安な顔すんなよ」

なでなで

海未「んっ」

ことり「はふぅ」

穂乃果「2人とも可愛いんだからきっとできるよ」にかっ

海未・ことり「」きゅん



こうして、園田海未と南ことりはユニットを結成した
9: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 10:37:21.23 ID:iqwo4G9y.net
園田家

穂乃果「たのもー」

海未「穂乃果っ」

穂乃果「おいっす、海未ちゃん。剣道の稽古に来たよ。おじさんいる?あ、これほむらの饅頭ね」はい

海未「あ、いつもありがとうございます」

穂乃果「いえいえ。ほむまんは美味しく食べてくれる人の味方だからな」

海未「あの、穂乃果......実は」

穂乃果「?」

海未「......父と母ににアイドル活動を反対されてしまいまして」

穂乃果「ふーん」

海未「......ふーんて」

穂乃果「で、海未ちゃんは?」

海未「えっ」

穂乃果「海未ちゃんはどうしたいの?辞めなさいって言われたからもう辞めるの?」

海未「わ、私はその......」

海未「......歌詞も書いたし、曲も穂乃果の言う通り音楽室にいたぼっちっぽい子に頼んでなんとかできたし、ことりも衣装を作ってくれてますから......その、でも......父と母がアイドルを私がすることを反対する理由もなんとなくわかるので......」

穂乃果「」じーっ

穂乃果「海未ちゃんがどうしたいのか、聞いてるんだけど」

海未「」はっ

海未「......」

海未「......やってみたいです、アイドル」ぼそっ

穂乃果「ふふふ。そうこなくては。んじゃ~ちょっと、おじさんとおばさんと話するから、あとはまかせな」

どたどたどた

海未「......穂乃果」
10: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 10:39:23.62 ID:iqwo4G9y.net
小一時間


穂乃果「オッケーもらったよ」ボロッ

海未「えっ!? ほ、本当ですかっ!? というか、穂乃果、ボロボロですけど大丈夫ですかっ!? 」

穂乃果「大丈夫大丈夫。ちょっとおじさんに稽古つけてもらったから。でも代わりにちゃんと毎日朝稽古1時間しろってさ」

海未「......穂乃果、ありがとうございます。なんとお礼を言ったら良いのか」うるっ

穂乃果「お礼をいうのはまだ早いさ。さぁ、ライブに向けて練習だっ!!」

海未「はいっ!」


園田海未が正式にメンバーになった
11: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 10:45:52.47 ID:iqwo4G9y.net
穂乃果「今日は早く帰れてラッキ~」

キキーッ

穂乃果「ん? このイカしたプリウスはもしかして」

ウィーン(窓下がる音)

理事長「穂乃果くん、お久しぶりぶりね。帰り?」

穂乃果「あ!やっぱりことりちゃんのお母さん。......あー、えと、理事長先生って言った方がいいの?」

理事長「どっちでもいいわよ、別に私はUTX学院の理事長じゃないんだし。帰りなんでしょう?送るよ?」

穂乃果「確かに。なら遠慮なく助手席失礼しまーす」

ドアガチャバターン


ブロロロロロ
13: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 10:53:28.09 ID:iqwo4G9y.net
理事長「ことりから聞いたわよ」

穂乃果「マジですか。明日から学院名物のクラス分けテストなんですよねー。マジやだテストーあーもー」

理事長「違う。アイドルよ、アイドル。スクールアイドルっ!!」

穂乃果「あ、そっちですか。ことりちゃん流石。話が早くて助かる」

理事長「私は一応母親としては応援してるんだけどね」

穂乃果「んっ? 理事長としては?」

理事長「なかなか難しいのよ。生徒を贔屓してはいけないから」

穂乃果「そういうものなのか......」ふむ

理事長「うちの場合は、生徒会の問題もあるし......」

穂乃果「ん? 生徒会...の問題?」
14: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 11:10:16.38 ID:iqwo4G9y.net
理事長「生徒会もね、今回の廃校問題に全力で対応考えてくれててね」

穂乃果「へぇー。いい生徒会長じゃないですか」

理事長「本当よね。理事長としては頭が上がらないわ。生徒がこんなに学校存続に向けて考えてくれるなんて。......でも」

穂乃果「?」

理事長「生徒会の今のやり方、考え方ではあの子達に必ず負担がかかりすぎて、あの子達が壊れてしまう。......だから、今は私は生徒会の活動にはストップをかけてるの」

穂乃果「それはまた、憎まれ役をかってでたんですねぇ」

理事長「生徒会長がねぇ。いい子なんだろうけど、ちょっと一筋縄ではいかない感じね」


穂乃果「そうなんだ」

理事長「生徒会はことりと海未ちゃんのスクールアイドルの活動を認めない方針またいよ」

穂乃果「はっ!? なんですと......!?」

理事長「今度のライブで5人集まらなければ部としてすら認められないままあの2人の活動はそこでおわり」

穂乃果「......そんなこと海未ちゃんもことりちゃんも何も言ってなかったけど」

理事長「だって、穂乃果くん、テストがあるんでしょう? ライブは2日後。クラス分けなんて大切なテストのために穂乃果くんの負担になるようなことあの2人が言うわけないじゃない」

穂乃果「......確かに」ふむ

キキーッ

穂乃果「あれ? こんな店の前まで送ってもらっちゃってすみません。ちょっとほむまん持ってくるから待って」

理事長「穂乃果くん」

穂乃果「?」

理事長「......私は立場上応援できないけど、正直、スクールアイドルワクワクしてるの」ふふっ

穂乃果「......ことりちゃんの作った衣装、パナいですから。成長記録用の写真撮りに来てくださいねっ」へへっ

理事長「楽しみにしてるわ。それじゃ」

ブロロロロロ

穂乃果「......」

穂乃果「あ、ほむまん渡すの忘れた......」


生徒会がなんかやばいと言う情報ゲットした
16: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 11:23:42.24 ID:iqwo4G9y.net
海未「ふふっ」

穂乃果「海未ちゃん今笑ったろ」

海未「いえ、笑ってません」キリッ

ことり「んー! ハノケちゃん似合うー!!」キャー

穂乃果「......女子の制服似合うって言われても複雑だけどなぁ」

穂乃果「てか、スカートのウエスト、細すぎて閉まらないんだけどこれどうしたらいい? ガムテとか貼り付けていいの?」

ことり「本当に閉まらない?」グググ

穂乃果「無理だよ」

ことり「......無理だね」

海未「見えないようにキレイにガムテープ貼ればいいんじゃないですかね」

穂乃果「うん。当日はそうする」

海未「それにしてもまさか私たちのライブ見るために女装するとは......」

ことり「いきなり『ことりちゃん家に制服余ってない』って来た時はなんか、ついに目覚めちゃったのかと思ったよ」

穂乃果「目覚めちゃったって......。いや、どうせテストで早く学校終わるからな。録画係も兼ねてやはりここは俺のプロデューサー魂が『潜入しかあるまい』と唸り声を上げてな」

海未「.....ふ....いよいよ明日ですかぁ......ふふっ」チラッチラッ

穂乃果「少しずつこっちチラチラ見て笑うのやめて」

ことり「穂乃果ちゃんも見に来てくれることだし、頑張ろう海未ちゃん!!」がしっ

海未「ひやっ!? ちょっといきな抱きつかれたら危ないでしょ!? ことりっ!?」

穂乃果「いやー、しかし、何回聴いてもいい曲だよねこれ」

海未「穂乃果がそう言うのなら、真姫に頼んで正解でしたね......ふっ......」

穂乃果「へー、マキって人が作ってくれたんだ。その人はアイドルしないって?」

ことり「赤毛でスタイルも良かったから誘ったんだけど」

海未「......ふっ......『オコトワリシマス』しか言ってくれませんでした......ふふっ」

穂乃果「そっかー。まぁ、いよいよ明日だし、2人とも、ファイトだよ!!」なでなで


海未・ことり「がんばりますっ!」キュンキュン
17: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 11:42:43.85 ID:iqwo4G9y.net
当日・公園の男子トイレ

穂乃果「......かっ、かわいい」ドキドキ

穂乃果(男だってバレたら社会的に死ぬから女装をより完璧にするためにことりちゃんに化粧教えて貰ってウィッグってやつもつけてみたんだけど)

穂乃果「やべぇ、これは芸能科の女子に勝ってる。俺、ちょーかわいいっ」

穂乃果(かわいいって作れるんだなぁー)シミジミ

穂乃果「制服も着替えたし、そろそろ下校時刻だろ。潜入するにはバッチリだぜっ」

おっさん「もれるもれるー」たたたた

スタスタスタ

穂乃果「♪~」

おっさん「えっ!? ここ女子トイ......えっ!?」

穂乃果(やべぇ走って逃げよう)だっ
19: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 11:59:54.44 ID:iqwo4G9y.net
音ノ木坂学院

穂乃果「さて、着いた着いた」

穂乃果「おおー。なんか入るのドキドキするなぁ」ドキドキ

穂乃果「すっごい。周り女子しかいない。まぁ、当たり前かぁー。女子校だしなぁ」ははは

穂乃果「中3の時を思い出すなぁ」

ーー


穂乃果「えっ!? 海未ちゃんとことりちゃん、音ノ木坂受けるの!?」

海未「はい。.....母の勧めで。それにことりも行くようですし」

ことり「ことりは小さい時から憧れてたから......」えへへ

穂乃果「え......。ズルいよ2人だけ高校も同じなんてさっ!? ずっと幼なじみ3人で仲良くしようって言ってたのは嘘だったの!?」

ことり「ハノケちゃん......」

海未「別に高校が違ったからって穂乃果と縁を切るとかそういうことではないですし」

穂乃果「ヤダヤダ!!こうなったら俺も行くっ!! 俺も音ノ木坂に行くっ」うわぁーん

海未・ことり「」


ーー

穂乃果「あぁ......内側からなんか凹んできた。思い出すまいとしてたのに、黒歴史感じちゃった......。中3の男子が号泣って本当、馬鹿すぎる......」

プルルルルル

穂乃果「あ、電話......。はいもしもーし」


海未『穂乃果! 今何処ですか? もうそろそろ始まるんですが』

穂乃果「あ! もうそんな時間か!? 大丈夫! 学校にはついてるから!階段登って突き当たりね!オッケー! すぐに行く! はしっていく! 未来で待ってて!」

ピッ

穂乃果「おし、行かねば!」ダッシュ

「今の人......すっごい可愛かった......あの人も講堂行くのかな?」

「どしたのかよちん。 あ、凛が可愛すぎて顔を背けるしかなくなってしまったかにゃー?」

花陽(......ライブ)

海未『ぜひ来てくださいねっ!』

花陽「......」

凛「? かーよちん! ほら、陸上部の見学早くいこっ?」

花陽「......う、うん」
22: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:14:09.38 ID:iqwo4G9y.net
講堂

穂乃果「はぁー着いた。......」

穂乃果「......これは」

穂乃果「......」


舞台裏

穂乃果「お待たせー! 海未ちゃん、ことりちゃん!!」

海未「あ、ほの......か」

ことり「うわーっ!! 穂乃果ちゃんかっわいいーー!!」

穂乃果「だよね。ことりちゃんもやっぱそう思う? この姿めっちゃ可愛いよね? 自分でもびっくりしてるんだよ、この可愛さ」じゃーん

ことり「うんうん! すっごぉいかわいぃー!! 後で一緒に写真撮ろっ!?」

穂乃果「え、写真はヤダよ。黒歴史の可能性感じるものは残さない主義だから」

ことり「やーん、断られたぁ」ショボーン

穂乃果「で、海未ちゃん固まってるけどどうしたの?海未ちゃん?」ゆさゆさ

海未「は! 気が遠くなってました」

穂乃果「あぁ、海未ちゃん中学の時もよく飛んでたな。まだ治ってなかったんだ」

ことり「うん。ことりがちょっとからかったらいつも恥ずかしがって気飛ばしちゃうからかわいぃんだ、海未ちゃん」

海未「んなっ!? ことり、からかわないでくださいよっ!? てか、わざとですが!?」

ことり「おっと口が滑った」

海未「~~~!?」ポカポカ

穂乃果「痛い!? 痛いっ!? なんでこっち殴るの!?」
24: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:27:43.87 ID:iqwo4G9y.net
海未「うう、ことりも穂乃果もなんか私の扱いがひどいです......」

ことり「そんなことないよー! 機嫌なおして~海未ちゃ~ん」よしよし

穂乃果「はは......。(本番前だってのに......緊張とかないのかな、この2人は)」

穂乃果「......」

穂乃果「......2人とも、ちょっと聞いて」

海未・ことり「?」

穂乃果「思えば早い2週間だった。2人から廃校のこと聞かされて、そこからアイドル活動初めてさ。2人の朝練にもダンスの練習にも歌の練習にも毎日付き合ってきたから、2人が頑張ってきたの知ってる。どれほど2人が廃校を阻止したいのか知ってる」

穂乃果「海未ちゃんは恥ずかしがりだから、本当はこんなことしたくないんだと思ってた。押し付けたのかと思ってた。
でも、あの日、心から『アイドルやりたい』って言ってくれたから、海未ちゃんのこと絶対に裏切らないって決めた」

海未「穂乃果......」

穂乃果「ことりちゃんはノリノリで引き受けてくれて正直めっちゃ楽だったけど、
でもその分衣装のこと、任せっきりにしてしまった。日に日に指に巻かれてく絆創膏が痛々しかった。それなのに弱音の一つも言わないから、ことりちゃんは絶対にやり遂げてくれるって、心から思った」

ことり「......穂乃果ちゃん」

穂乃果「俺の気軽な申し出にこんなに頑張ってくれた2人だから、正直に言う」

穂乃果「嘘はつけない」







穂乃果「ーーー観客、誰もいないんだ」
25: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:41:50.42 ID:iqwo4G9y.net
海未「......そんな」

ことり「......本当に?」

穂乃果「うん。さっき見てきたから。誰もいない」

海未「そうなん......ですね......」

ことり「......誰もいない......」

穂乃果「......」

海未「頑張ったんですけどねぇ......ははは......やっぱり難しいですね」

ことり「......うぅ、......ぐすっ......ひくっ」ボロボロ

海未「こ、ことり」

穂乃果「ことりちゃん」

ことり「ごめ、ん。泣くのは違うとわかってるけど......どうしてか......ぐす、な、涙が......うぅ......」ボロボロ

海未「......そ、そんな、泣かないでくださいよ......私まで......な、泣いて...うぅ......ぐすっ......」

穂乃果(あぁ、......こうなれば2人がどれくらい傷つくかわかってたはずなのに......予想できたはずなのに......俺は......なんて馬鹿なんだっ)ぐっ

がばっ

ことり「ひぐつ!? ほ、穂乃果ちゃん!?」

海未「ほ、穂乃果!? そんな、土下座なんてやめてくださいっ!!」


穂乃果「2人とも本当に申し訳ない。謝って2人を傷つけてしまったことが消えないなんてわかってる。わかってるけど、これしかできない。土下座しても事実は変わらないけど、変わってほしいけど......うう......」

ことり「...穂乃果ちゃん」ぐすっ

海未「穂乃果......」

穂乃果(何てことをしてしまったんだ。スクールアイドルの辛さなんて同級生の女の子を見て十分知ってたはずなのに。ちくしょう......ちくしょう......!!)

すっ

海未「顔をあげてください、穂乃果」

穂乃果「海未ちゃん......」

ことり「うん。ことりたち、大丈夫だよ。だから、顔をあげて? 穂乃果ちゃん」

穂乃果「......ことりちゃん」
26: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 12:52:29.66 ID:iqwo4G9y.net
海未「土下座しかできないなんてそんな自分を卑下しないでください。穂乃果は私たちにいっぱい色々してくれましたよ?」

ことり「うん! この2週間、練習で穂乃果ちゃんと毎日一緒にいて、本当に楽しかった。3人でワイワイしてさ。なんだか中学の時思い出して懐かしかったよ」

海未「観客がゼロっていうのはやっぱり堪えますけど、始まりが最悪ならもうそれからは良くなるだけですからね」

穂乃果「ごめん、ごめんな。2人とも。5人集めないと......活動できないのに......」

海未「なぜそれを」

ことり「あ、お母さんしゃべったな。おしゃべりめ」

海未「まぁ、期限までまだ数日ありますからね。できる限りのことはしますよ」

ことり「うーん、というか、観客ゼロじゃないよね」

海未「えっ!? 」

ことり「だって、穂乃果ちゃんいるじゃん」

穂乃果「あ」

海未「穂乃果、数入れちゃいます? サクラのパターンですよ、それ」

ことり「うふふ、こうなったらもういいじゃん!! 穂乃果ちゃんのために踊ろうよぉ、海未ちゃん!!」

海未「ふむ。せっかく練習しましたもんね......穂乃果。踊るので見てもらえませんか? 私たちのファーストステージ」

穂乃果「いいの......?」

ことり「うん! あ、ちゃんと録画もしてねー! あとで3人で見ようよ!!」

海未「えっ、録画は......いいですけど、2人で見てださい」

ことり「なんで!? 今更恥ずかしがることないじゃん海未チャーン」

海未「恥ずかしいものはいつまでも恥ずかしいんですっ」

穂乃果「......」

穂乃果(......2人の優しさに不覚にも泣きそうになった)
27: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 13:07:18.64 ID:iqwo4G9y.net
講堂に音楽が鳴り響き、曲がスタートした。

一番後ろの壁にもたれて、2人にカメラを向けた。

たった一人の観客のために踊られ、歌われる歌。

この悲しいファーストステージを見なかったことをいつか後悔させてやると、カメラレンズ越しに2人を見て心から誓った。

「ま、間に合ったー!!」

「ちょ、ちょっと!? かよちん!? ど、ど、いきなり走り出してどしたにゃー!?」

「凛ちゃん、しー!? 静かにっ!?」

「うにゃにゃ!?」

穂乃果(......お)

穂乃果(なんだよ......観客、くるじゃん)

ふと気づくと、隣に金髪の女の子が立っていた。

穂乃果(え、なに。音乃木坂って交換留学とかしてるわけ? 外人とかすげぇ。......てか、かわいいな、おい。アイドルやりませんかって後で声かけてみよう......ダメだ俺だと声でバレる。2人に声かけてもらおう)

音が止み、ステージの上で2人が向き合い、抱きしめあった。

穂乃果(......俺は見届けた。でも、スクールアイドルのプロデューサーとしては失敗した......とりあえず5人だけでも集めないと)

穂乃果(......とりあえず、機材片付けて2人のとこに行こう)

凛「かよちんー。 曲終わったよー? てか、これ見たかったなら言ってくれれば最初から一緒に来たのにー!」

花陽「感動した......」ジーン

凛「あぁ、こうなるとかよちんは10分ほど機能停止するにゃ。まぁ、このかよちんも凛は好きだけど」

穂乃果(......ほう。可能性、感じる2人だな)

ぬっ

スタスタスタスタ

穂乃果(えっ!? あそこに人がいた!? 観客3人だったの!?)

穂乃果(てか、ちっさっ!?)

穂乃果「ちょちょちょ、ちょっと待ってそこの」

矢澤「ああん? てか、あんた、何よ、その声、男みたいじゃない」ギロリ

穂乃果(やべっ)

穂乃果「あ、えと、高校1年生? もし良かったらスクールアイドルしてみない?(裏声)」

矢澤「」わなわな

矢澤「私は高3年よ!? バカにすんなっ!?」ダッ
28: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 13:23:15.27 ID:iqwo4G9y.net
穂乃果「は、あの身長で高3とかすごいな......女子校名物か?」

穂乃果「まあいいか。っと、とにかくさっさとバレないうちに帰らないと!?」ダッ

講堂から出ると赤毛の女の子の後ろ姿。

穂乃果(赤毛......赤毛!! )

追いついて、追い抜く瞬間に肩をポンっと叩いた。

赤毛「ヴェェ!?」

穂乃果「曲、よかったよ! ありがとう! これからもよろしくな!!」

赤毛「......だ、誰よ。今の」ヴェェ



穂乃果「急げ急げー」タタタタ

ぼいん

穂乃果「げふっ!? なにこの感触!?」

「こら、廊下は走っちゃいかんやん?」

穂乃果「いたたた。あ、す、すみません......」

「もう、ほら大丈夫? 怪我ない?」

穂乃果「あ、大丈夫ですぅ!?」

「え、なにその声」

穂乃果「」

「んー? キミもしかしておと」

穂乃果「これが最初で最後なんで見逃してくださーい(裏声)」タタタタ

「なんや、それ!? ってもういないやん!?」

「希ー? そこにいるの? ちょっと資料探し手伝ってくれないかしら?」

「えりち......。資料探してどんだけ時間使っとるん? もしかしてサボっとった?」

「ギクッ!? べ、別に講堂とか言ってないチカ!?」しどろもどろ

(かしこくないやん......)
29: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 13:23:24.84 ID:iqwo4G9y.net
走りながら考える。

ことりちゃんと海未ちゃんと
さっきのかよちんって子とにゃーって子と
チビ高3と金髪と赤毛。


穂乃果「うんうん。7人でいいじゃんいいじゃん!! それにさっき廊下走るなって言ってた人も結構可愛かったし、胸すごかったし!」

穂乃果「全部で8人か!! いよーっし! 絶対全員入れてスクールアイドルで廃校阻止だ!!」

穂乃果「燃えてきたーー!」ぴょーん

あぶなーーーい!?

穂乃果「えっ?」


キキーーーー








ーーーードンっ
32: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 13:38:39.21 ID:iqwo4G9y.net
穂乃果(女)「っていうトラックに撥ねられちゃう夢を見たよ!!」机バンっ

海未「最後の『ぴょーん』ってなんですか」

穂乃果「え? あの校門の前のところの階段から飛び降りた音」

海未「夢の中でも穂乃果......あなたは本当に私の言うことを守りませんね?」ピキピキ

穂乃果「えぇー。そ、そんな夢の中のことまで責任なんて持てないし、そんな目くじら立てられても穂乃果、反省しないよぉー」

海未「そこは反省してくださいよっ!?」

穂乃果・ことり「」きーん

穂乃果「うぇぇん。耳が痛いよ、ことりちゃん」ぎゅうー

ことり「......ことりもさっきのはきーんってきたよ、海未ちゃん」よしよし

海未「うっ。す、すみません。少し大きな声を出しすぎました」

ことり「でも、穂乃果ちゃんが男の子ならきっとかっこいいだろうなぁ」ふふっ

穂乃果「えー。かっこいいかなぁ」

ことり「うん! 海未ちゃんもそう思うよねっ?」

海未「......そこで私にフリますか、ことり」

ことり「ね? 男の子の穂乃果ちゃん、かっこいいよねっ?!」ズズイッ

海未「......ま、まぁ、かっこいいんじゃないですか? 今だって顔は整ってますし///」プイッ

穂乃果「わーい! 海未ちゃんにかっこいいって言われたー! じゃあ、穂乃果、男の子になったら海未ちゃんと付き合うー!」
33: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/03/08(日) 13:40:59.59 ID:iqwo4G9y.net
海未「はぁああああ!?」

ことり「穂乃果ちゃん、ことりはー? ことりはー?」

穂乃果「もちろん、ことりちゃんとも付き合うよっ!!」ブイッ

海未「えっ、ちょっと、......それは弓で射りたくなりますね」

穂乃果「いきなり怖いこと言わないでよ、海未ちゃん」

ことり「海未ちゃん嫉妬深~い」きゃー

海未「だった一遍に2人とお付き合いなんて......破廉恥ですよ」

穂乃果「また海未ちゃんは破廉恥言っとけばいいと思ってる。全く。とにかく、穂乃果はね、男の子だとしても女の子だとしても」

ぎゅー

海未・ことり「うわっ」

穂乃果「2人とずっと一緒にいられるならそれでいいよー」えへー

海未「もう......調子良いんですから。穂乃果は」

ことり「ふふっ。穂乃果ちゃんは穂乃果ちゃんだねぇ」

穂乃果「じゃあ、今日試しに帰りに3人で『ぴょーん』してみない?」

海未「それはお断りします」

穂乃果「うわーん、ことりちゃぁーん。海未ちゃんに振られたー」

ことり「あはは、穂乃果ちゃん」ヨシヨシ

海未「もう! 穂乃果は穂乃果なんですから」

穂乃果「あうう......また怒られ始めた......とりあえず」モグッ

穂乃果「今日も平和でパンがうまいっ」



おわり
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