穂乃果「ことりちゃん、だーい好きだよ!だ~か~らぁ……」ゴソゴソ

シェアする

穂乃果-アイキャッチ57
1: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/10(日) 20:00:22.98 ID:1VCUHIpd.net
ことり「……ぁん、ダ、ダメだよ穂乃……ゃん」


― ……様、聞こ……?お……? ―


ことり「でも、昨……こと言って……いっぱい……ちゃったよぉ~」


― あのう……お客様?起きて……い ―


ことり「穂乃果ちゃぁん、そんなにマカロン食べると……また海未ちゃんに怒られちゃうよぉ~」(ニヤニヤニヤニヤ)


― お客様、そろそろ着陸に入りますので起きてください。お客様 ―


ことり「ん……ほm穂乃果……ちゃん?」

ことり「……。」

ことり「……っ?!」

「お客様、お目覚めでしょうか?」

ことり「ひゃ、ひゃい!」

「良い夢を見ているところを申し訳ありません。間もなく着陸に入りますので、シートベルトのご着用を願いますか? ―

ことり「は、はい。す、すみません!」


ことり「……。」

ことり(全部聞こえちゃったかな?……は、恥ずかしいよぉ///)

※ 前作記事へのリンクです(管理人)

雪穂「……ハッ?!体重増えたぁっ!!」

元スレ: 穂乃果「ことりちゃん、だーい好きだよ!だ~か~らぁ……」ゴソゴソ

スポンサーリンク
2: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/10(日) 20:01:38.61 ID:1VCUHIpd.net
⊂(^ω^)⊃――。


――⊂(^ω^)⊃―。


――――⊂(^ω^)⊃。


――――――⊂(^ω^)⊃。


「……へご出発のお客様にご案内致します。……、ニューヨーク行き、定刻10時21分発、……便をご利用のお客様は……」


ことり「んん~!」(背伸び)

ことり「えっと……待ち合わせ場所は確かこのロビーだったはずなんだけど……まだ来てないのかな……」

ことり「はぁ……早く穂乃果ちゃんや海未ちゃんに会いたいなぁ。みんな元気にしてるかなぁ?」

「……ことり?ひょっとして、ことりですか?」

ことり「あ、その声はひょっとして……海未ちゃん!?」

海未「やはり……ことり、久しぶりですね」

ことり「う、う……海未ちゃぁん!」(ダキッ!)

海未「とっとと、こ、ことり!本当にことりなのですね?」

ことり「あぁん、海未ちゃん久しぶりだねぇ、とても会いたかったよぉ~!」(もっぎゅ)

海未「私もです。本当に久しぶりですね」

ことり「うん!あぁ、海未ちゃぁん」(さらにもっぎゅ)

海未「こ、ことり、さすがにこれは苦しいです。そ、それに周囲のし、視線が……」

ことり「あ、ごめんね。嬉しくてつい……///」

海未「い、いえ……その様子ですと元気そうでなによりです」

ことり「うん、私はあっちでも元気だったよ♪海未ちゃんは?」

海未「私もです。ことりが日本を発ってから少し寂しかったですが……。さあ、積もる話もあると思いますが、ひとまずバス停に向かいましょう」

ことり「うん、そうだね♪」
3: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/10(日) 20:02:35.44 ID:1VCUHIpd.net
海未「ことり、日本を離れてもう4年になりますが、あちらでの生活は慣れましたか?」

ことり「うん♪って向こうで4年間も暮らしたらさすがに慣れちゃうよね」

海未「それもそうですね。で、仕事の方は順調ですか?確か、あっちでデザイナーの仕事に就いたとメールにはそう書いてありましたが」

ことり「うん♪μ'sだったときの経験を活かして、ことりはあっちで精一杯頑張ってるよ!」

海未「ふふ、ことりはμ'sとして活動していたときから衣装を作ったり振り付けを考えたり、とても頑張り屋でしたからね」

ことり「えへへ、衣装や振り付けだけじゃなく、歌詞作りをしたこともあったっけ?」

海未「ありましたね。みんなでメイド服を着て秋葉原で路上ライブをしたときのことは、今でもすっかりと覚えていますよ」

ことり「私もだよ、海未ちゃん♪」

海未「……アキバドームでμ'sの最後のライブをやってからもう4年が経ったのですね……」

ことり「うん、なんかあっという間だった気がするね。色々あって忙しかったせいもあると思うけど」

ことり「あ、そうだ。実はね、メールでは教えなかったけど、凄いお知らせを持ってきたんだぁ♪」

海未「凄い、知らせですか?」

ことり「うん♪実はね~、うちの事務所が今度、日本で新しく事務所を開くことになったの!それで、事務所の専属デザイナーの一人として、ことりが任されることになったんだぁ!」

海未「そ、そうなのですか?!それは凄いことじゃないですか!」

海未「ということは……まさか、ことりは日本に戻ってくるということに?」

ことり「えへへ♪いちおう、そういうことになるのかな?でも、日本に戻ってこれるのはまだ1年以上先の話なんだけどね」

海未「それでも凄いことじゃないですか!そんな大事なことを再会するまで黙っておくなんて水臭いですよ、ことり」

ことり「だって、会ったときに驚かせたかったから。海未ちゃん、すっごく驚いたでしょ?」

海未「お、驚きますよ、まったく……」

海未「とにかく、おめでとうございます。ことり」

ことり「ありがとう、海未ちゃん♪そういえば、海未ちゃんは相変わらず道場の方を任されているんだよね?」
4: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/10(日) 20:03:07.58 ID:1VCUHIpd.net
海未「はい。ですが近頃、お父様から早く孫の顔がみたいからそろそろお見合いの一つでもして一日も早く婿を取ってくれと急かされまして……」

ことり「あははは、それは大変だね」

海未「道場の事情があるのでお父様が急ぐ気持ちもわかりますが……け、けけ、結婚なんて漠然としてて、わ、私にはまだ……///」

ことり「そ、そっかぁ。でも、海未ちゃんならきっといいお婿さんが見つかるよ。それにいざとなったら、ことりか穂乃果ちゃんが海未ちゃんを貰ってあげるから!」

海未「は、はぁ、嬉しいお誘いですが、それではお父様に孫の顔をお見せできないのでは?」

ことり「あっ、そうかもしれない……」

海未「まったく、ことりは相変わらずですね」

ことり「ふふふっ。ねえ、穂乃果ちゃんやみんなは元気にしてる?」

海未「ええ、μ'sのみんなもとても元気にしています。穂乃果は学生時代と変わらないままですが……」

ことり「あははは、そ、そうなんだ」

海未「そうです!いつも約束の時間に遅れたり、ご両親と喧嘩して家出してきたり、お菓子を食べすぎて体重を増やしたり、挙句の果てには私に穂むらの手伝いを押し付けてフラッとどこか遠くへ出かけたりと……穂乃果は昔とちっとも変わっていません!」

ことり「まあまあ、海未ちゃん落ち着いて」(苦笑)

海未「今日だってことりが日本に帰ってくるというのに、すぐに帰れないところにいるから海未ちゃんお願いとか言い出して……」(ブツブツ)

ことり「ほ、穂乃果ちゃんらしいね……」

海未「ですが……穂乃果はあの頃と変わらずにいつも前に向かって走り続けている、そんな気がします……」

ことり「……そっかぁ」


― えー、ドームライブの最終日に活動終了宣言をしたA-RISEの記者会見が始まる前に、次のコーナーへ行きたいと思います。 ―


― かしこいかわいい? ―


― エリーチカァ!! ―


― ハラショー♪ で、お馴染みの絢瀬絵里がお送りする『探せ!未来のスクールアイドル密着取材!』のコーナーで~す♪ ―


ことり「あれ?このテレビに映ってるの、絵里ちゃんだよね?」

海未「あぁ、そういえば、ことりは絵里がテレビ局に就職したのを知らなかったですね」

ことり「へぇ、絵里ちゃんが、凄いねぇ……」
5: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/10(日) 20:04:16.41 ID:1VCUHIpd.net
― ハラショー♪ で、お馴染みの絢瀬絵里がお送りする『探せ!未来のスクールアイドル密着取材!』のコーナーで~す♪ ―


絵里「絢瀬絵里、ただいま戻りました~」

「あら、おかえり。タイミングいいわね、ちょうどあなたの企画したコーナーが始まったところよ」


― 今日はここ静岡県内浦にある……高校のスクールアイドル…… ―


「あなたが企画した新コーナー、なかなかの視聴率よ。関東だけじゃなく、全国各地の学校からうちのスクールアイドルを取り上げて欲しいって要望が殺到してきて、電話がひっきりなしって感じよ♪」

絵里「ありがとうございます」

「うちのコーナーで取り上げて貰えば全国的にも知名度が上昇するし、公式ページで見てもらえる機会もぐっと上がるわ。そしてなんといっても、知名度が上がればスクールアイドルの甲子園であるラブライブ!で有利に立てるってことかしらね?」

絵里「そうですね。スクールアイドルの目標は何と言ってもラブライブ!優勝、ですから♪」

「ラブライブ!優勝ねぇ……そういえば、あなたも学生時代はスクールアイドルをしていたのよね?」

絵里「はい……スクールアイドルμ's。最高のグループでした」

「μ'sねぇ……。確か昔、そんなグループのスクールアイドルを聞いたことがあったような無かったような……」

絵里「結成して1年程で活動終了したので、A-RISEと比べたらもう忘れられてると思いますけど」

「へぇ、そうなの?じゃあ、あのA-RISEと一緒の世代ってことかしら。あなたみたいな人がスクールアイドルをやっていたなんて、人に歴史ありとはよく言ったものね」

「あ、プロデューサー、絢瀬さん。そろそろミーティングを始めたいので会議室に集まってください」

絵里「あ、いま行きまーす!」

「ねえ、こっちへ戻ってきたんだし、仕事が終わったら久しぶりに飲みにいかない?スクールアイドル時代のこととか色々と聞かせてもらいたいわ」

絵里「せっかくのお誘いですけど、すみません。ミーティングが終わったら今日は用事があるので一足先に退社を……」

「あら、私を差し置いて先約?まさか、局内で噂になってる同棲中の人とデートってことかしら?」

絵里「ち、違います!同棲中といっても学生時代の親友でただのルームメイトですから、へ、変な想像はしないでください」

「ふーん、『ただのルームメイト』ねぇ~」

絵里「それに、用事といっても、昔の友達とみんなで会う約束をしているんだけですから」

「あら、そうなの?残念ね。まあ、そういうことにしておいて、飲みに行くのとそのルームメイトについては、次の機会に詳しく教えてもらうってことにしておくわ」
6: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/10(日) 20:04:56.69 ID:1VCUHIpd.net
― にっこにっこにー♪あなたのハートにニコニコに―♪ ―


「あら、もうこんな時間なのね。それじゃあ、さっさとミーティングを始めるとしましょうか」

絵里「はい!」


― さあ、みんな!今日も楽しいたのしい『NICO'S KITCHEN』の時間が始まるニコ~♪ ―


― 今日のお料理は……じゃじゃーん!里芋の煮っころがしよ~♪ ―


― あぁ、そこのあなた!煮物料理は地味で味付けが面倒って思ったでしょ?ふふん、でも心配はしなくて大丈夫ニコ♪ ―


― この宇宙ナンバーワン1アイドル矢澤にこちゃんの教えたとおりに作れば、どんな料理も華やかに、どんな人でも美味しい料理が作れちゃう・か・ら♪ ―


― それじゃあ、音楽に合わせて楽しいお料理タイムの始まりニコ―♪ ―


――――


にこ「それじゃあ最後に、にこちゃんのテーマソング『にこにーにこちゃん』を歌って今日も終わりにするわよー♪」

にこ「じゃあ、行くわよ?せーのっ、にっこにっこに……」


― 以上、『NICO'S KITCHEN』のコーナーでした。にこちゃ~ん、ありがとうございましたー♪ ―


にこ「ちょ、何で歌わせてくれないのよ!!」


「カーット!お疲れさまでしたー」

「お疲れ様でーす!」

「お疲れっしたぁー!」
7: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/10(日) 20:06:09.75 ID:1VCUHIpd.net
― ……さん、煮っころがしを作れる女子ってどう思いますか? ―

― いやぁ、煮物は私も大好きなので、作ってくれる女性にはちょっとトキめいちゃいますね~ ―

― そうなんですか?じゃあ、私もにこちゃんに負けないように煮物料理の一つでも覚えてみましょうか? ―


にこ「きょ、今日も歌わせてもらえなかったじゃないの!まったく、どうしてこれからってときにいつもいっつも……」(ブツブツ

「にこちゃん、お疲れさまでしたー。飲み物どうぞー♪」

にこ「あ、ありがとう。あんた、ずいぶんと気が利くじゃないの」

「それはもう、ローカルとはいえ、にこちゃんはうちの番組の人気コーナーの一つですから♪ほら、今日もファンが見に来ていますよ」

にこ「ん?」

「おーい、にこちゃーん!」

「にこー、こっちむいてー!」

「にこちゃん、かわいいー!!」

にこ「は、ははは……」(相変わらず子どもばっかりね……)

「にこちゃーん、サインちょーだーい!」

にこ「はぁ……まったく、しょうがないわねー」

にこ「はいはーい、宇宙ナンバーワンアイドルにこちゃんのサインが欲しい人は、ちゃんと一列に並んでねー。あ、そこの君、ズル混みしないでちゃんと並びなさいよー」

「ねえねえ、にこちゃん!」

にこ「なに?」

「わたしもにこちゃんみたいにおりょーりがじょうずになってー、りっぱなおよめさんになりたい!」

にこ「健気なことを言うわねぇ。でも~、にこに~はみーんなのアイドルで~、可愛い~お嫁さんってわけじゃないのよねぇ~」

「じゃあ、わたしもあいどるになる~!」

にこ「あら、嬉しいこと言ってくれるじゃない。じゃあ、そんなあなたに、にこにーからとっておきのアドバイスを教えてあげるわね♪」

にこ「いい?にこにーみたいに、素敵なアイドルになりたかったら、まずはスクールアイドルから始めなさい!」

「すくーる、あいどるぅ?」

にこ「そうよ。高校に入ってスクールアイドルを始めたら、あなたにもきっと素敵な出会いと最高の未来が待ってるとおもうから♪」

「すくーるあいどる……うん、わかった!」
9: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/10(日) 20:07:41.96 ID:1VCUHIpd.net
ワイワイガヤガヤ。

「あ、いたいた。にこちゃ~ん、ちょっといい?」

にこ「なに?今いいところなんだけどー」

「実は○○社から出る新商品のCM出演してほしいって、あちらの人がね」

にこ「し、CM出演?!」

「うん、だから今から時間を」にこ「はいはーい!宇宙ナンバーワンアイドル矢澤にこ、今すぐに……」

AM11:25

にこ「……。」

「……にこちゃん?」

にこ「……ご、ごめーん♪にこ、今日は~すっご~~く大事な用があるの忘れてて~。だ~か~ら~、CMの話はまた今度、ゆ~っくり聞・か・せ・て♪」

「あ、ちょ、ちょっと、にこちゃん!」

にこ「ごめん、今日は本当に大事な用事があるの!」(ダッシュ


――――


新宿ピカデリー周辺


― にっこにっこにー♪あなたのハートにニコニコに―♪ ―


― さあ、みんな!今日も『NICO'S KITCHEN』の時間が始まるニコ~♪ ―


花陽「……。」

凛「かーよーちーん……」

花陽「あ、凛ちゃーん!」

花陽「凛ちゃん、お疲れさま……って大丈夫?ひょっとして、面接うまくいかなかったの?」

凛「うーん、なんか手応えがまるで無かったニャ~。ニャァ、就職活動って大変なんだねぇ~」

花陽「だ、ダメだよ凛ちゃん!まだ就職活動は始まったばかりだよ!ここからが本番だから頑張らないと!」
10: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/10(日) 20:09:04.85 ID:1VCUHIpd.net
― 以上、『NICO'S KITCHEN』のコーナーでした。にこちゃ~ん、ありがとうございましたー♪ ―


凛「あーあ、にこちゃんはいいニャー。卒業してもアイドル続けてきたおかげで、今じゃこうやってテレビに出演できるんだからさ」

花陽「ローカル番組だけどテレビに出られるなんて凄いよね、にこちゃん」

凛「凛もにこちゃんみたいにアイドル目指せばよかったかニャー?」

花陽「で、でも、にこちゃんの場合、アイドルというよりお料理教室の先生みたいな扱いになってる気がするけど……」

凛「そういえば、かよちん。凛はずっと気になってたことがあったんだけど、聞いていいかニャ?」

花陽「気になること?」

凛「かよちんは、どうしてプロのアイドルを目指さなかったのかニャ?」

花陽「え、わ、私?!」

凛「凛と違って、かよちんはずっとアイドルに憧れていたでしょ?だから、高校を卒業してスクールアイドルを辞めても、アイドルだけは続けていけばよかったのになぁって」

花陽「うーん……私もにこちゃんみたいにプロのアイドルを目指してもよかったんだけど……」

凛「けど?」

花陽「……わ、私ね、私はこれからアイドルになりたいって人の支えになれればいいなって、そういう仕事に就きたいなって思ったから……」

凛「へぇ、かよちんはそんなことを考えていたんだー。でも、かよちんは可愛いし、μ'sだったときの経験と実績があるから、今からでもアイドルを目指しても悪くないと思うニャー」

花陽「そ、そそ、そんなことないよー!凛ちゃんだって十分可愛いと思うよ?」

凛「そう?じゃあ、就職活動は止めてこれから凛と一緒にアイドルを目指してみるっていうのはどうかニャ?」

花陽「えぇ!そ、それはさすがに無理だよぉ!」

凛「ぷっ!嫌だなぁ、かよちん。そんなに真に受けないでよ。冗談に決まってるニャー」

花陽「も、もう、凛ちゃん!」

凛「ごめんごめん♪ はぁ、何かお腹空いちゃったニャー。かよちん、アキバに戻る前にラーメンでも食べていかない?」

花陽「でも……(時計を見る)、アキバに戻らないとみんなとの約束の時間に遅れちゃうよ?」

凛「ニャニャ?もうそんな時間なのかにゃ?!早く戻らないとまた真姫ちゃんに嫌味を言われるニャ!かよちん、早く急ぐニャー!」

花陽「ちょ、り、凛ちゃん……まってぇ……ダ、ダ、ダレカタスケテェ!!」
12: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/10(日) 20:09:52.66 ID:1VCUHIpd.net
西木野病院


真姫「……ックシュン!!」

「あら、可愛いくしゃみ。風邪でもひきましたか?」

真姫「ん~、別にそんなんじゃないけど……」

「この時期は気温差がありますからね、体調管理に気を付けてくださいね」

真姫「わかってるわ」

「あら、どちらへ?」

真姫「いつもの場所よ」
13: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/10(日) 20:10:40.53 ID:1VCUHIpd.net
西木野病院 院内保育所


「あっ!まきちゃんせんせいだ!」

「まきちゃーんせんせいー!」

真姫「みんな、ちゃんといい子にしていたかしら?」

「まきちゃんせんせい、まきちゃんせんせい、きょうはいつまでここにいるの?」

「まきちゃんせんせい、きょうはだいがくはおやすみなの?」

「まきちゃんせんせい、きょうはいっしょにごはんたべられるよね?」

真姫「ね、ねえ、その真姫ちゃん先生って止めてくれるかな?なんかちょっとこそばゆいし、それにまだ、先生じゃないから……」

「えー。まきちゃんせんせいは、まきちゃんせんせいでしょ?」

「うん!まきちゃんせんせいだー」

真姫「う、うーん、参ったわね」

「ねえねえ、きょうもなんかぴあのひいてよ!」

「あ、わたし、まきちゃんせんせいがつくったおうたがききたい!」

「ぼくもー!」

「あたしもー!」

真姫「まったく……しょうがないわねぇ」

「ねえねえ、まきちゃんせんせいはむかしあいどるをやっていたんでしょ?」

真姫「えぇ、μ'sっていう最高のスクールアイドルをやっていたわ♪」

「へぇ、すごーい」

「ずるーい、わたしもそのみゅーずっていうのにはいりたーい!」

真姫「うーん、μ'sに入るは無理だけど、スクールアイドルならあなたにも出来るんじゃないかしら?」

「ほんとう?」

真姫「もちろんよ♪やりたいって気持ちがあれば、どんなことだって出来るって私の大切な親友がいつも言ってたんだから♪」

「じゃあ、わたしがすくーるあいどるになったら、まきちゃんせんせいもいっしょにすくーるあいどるをやってくれる?」

真姫「それはちょっと約束できないわね。だって私は、μ'sのメンバーの一人だから。でも、応援ならしてあげてもいいわよ♪」

「ほんとう?じゃあ、わたしもおおきくなったらすくーるあいどるになって、みゅーずにまけないくらいがんばるね!」

真姫「ふふふ、生意気なこと言うわね。じゃあ、楽しみにしているから、約束だからね?」

「うん、やくそく!」
15: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/10(日) 20:12:09.34 ID:1VCUHIpd.net
神田明神


希「ふう……境内の掃除もこのぐらいでええやろ。後は……」

「東条さん、あかりちゃんの餌が切れちゃったんですけど、どうしましょう?」

希「それはマズイやん。すぐに業者へ連絡して餌を仕入れるよう手配しとくね」

「はい、お願いします」

「東条さーん、来月の結婚式について細かな打ち合わせがしたいって電話が……」

希「うーん……うちじゃちょっとわからんから明神会館の方にまわしてもらえる?」

「はい、わかりました」

希「ふう……今日も変わらずに忙しいね」

「希ー!」

希「ん?あぁ、エリチやん。もう仕事終わったん?」

絵里「まあね、今日はミーティングだけ出席して退社する予定だったから。希の方は相変わらず忙しそうね。大丈夫?ちゃんと仕事抜けられるの?」

希「それなら大丈夫。今日はお昼で仕事あがるよって伝えてあるから♪」

「東条さーん、月末のご婚礼料理賞味会について何ですけど……って、も、もしかして、絢瀬絵里さんですか?!」

絵里「わ、私?え、ええ。そうよ」

「うわぁ!本物の絢瀬絵里さんだ!私、あなたの大ファンなんです!!握手してもいいですか?!」

絵里「え、ええ、喜んで」

希「おぉ、エリチって人気者やったんやね~」

絵里「まさかぁ、にこに比べたら私なんてまだまだよ」

「あれ、東条さんって、まさか絵里さんとお知り合いだったんですか!?」

絵里「知り合いも何も、希と私、それとにこの三人でいま一緒に暮らぶxぶほxこ!!」

「??」

希「あぁ~……え、えっと~、そ、そうや!ほら、あっちで宮司が呼んどるよ。早く行ってあげて!」

「あ、はい!それじゃあ、絵里さん。今度あったときはサインをお願いしますね!」

絵里(手をふりふり)
21: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/10(日) 20:13:34.29 ID:1VCUHIpd.net
……。


…………。


希「……まったく、エリチってば口が軽すぎやん」

絵里「ご、ごめんなさい。つい、ね」

希「そういえば、海未ちゃんからメールが来てたよ。無事にことりちゃんと再会して、いまはこっちに向かってるって」

絵里「ことりと海未が?そう、よかったわ」

希「さて、うちも仕事はこのぐらいにして、うちらも学校に行こか?」

絵里「そうね。あ、でもにこはどうする?ちゃんと仕事を抜けられたのかしらね」

希「そんな心配せんでも、にこっちなら大丈夫やろ。ほな、ちょっと待っててな」


絵里「……。」


絵里「そういえば……穂乃果はことりを迎えに行かなかったみたいだけど……」


絵里「あの子、いったいどこで何をしているのかしらねぇ~」
24: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/10(日) 20:14:23.38 ID:1VCUHIpd.net
秋葉原近郊


― 愛してばんざーい ここでよかった 私たちの今がここにある ―


― 愛してるばんざーい 始まったばかり ―


― 明日もよろしくね まだゴールじゃない ―


「……。」


「…………。」


パチパチパチパチ!


穂乃果「ご清聴、ありがとうございました!」

穂乃果「またみなさんと会える機会があったときは、ぜひ私の歌を聴いてください!」

パチパチパチパチ!

「うわぁ!」

穂乃果「?」

パチパチパチパチ!
25: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/10(日) 20:16:01.02 ID:1VCUHIpd.net
総武線、新宿方面行


ガタンゴトンガタゴトン――――。


穂乃果「そっかぁ、あなた、東京に来るのは初めてなんだ」

「は、はい、慣れない都会でまさか、ま、迷子になるとは思わなくて……」

穂乃果「友達に携帯で連絡とか取れないの?」

「そ、それが実は……バッテリー切れになっちゃって……」

穂乃果「あ、あははは」

「す、すみません……///」

穂乃果「でも、ときどきいるよ。あなたみたいに迷子になっちゃう人~」

「で、でも、お姉さん、凄く歌が上手ですね!お姉さんの歌を聴いて、私本当に感動しちゃいました!!」



―  でもお姉さん、大きな駅ってだけでわかるなんて!!  ―



穂乃果「?!……くす、ふふふっ」

「あ、あのう、私、何か変なことを言いました?」

穂乃果「ううん、ちょっと昔のことを思い出しちゃってね……」

「??」

穂乃果「あ、次の駅を降りれば目的地はすぐ目の前だよ」

「は、はい!!」
27: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/10(日) 20:19:22.26 ID:1VCUHIpd.net
水道橋駅前


― ツバサさん、ドームライブの最終日にA-RISEの活動終了宣言を行ったという件ですが、これは事実なのでしょうか? ―


― はい!今回のドームライブが大成功に終わり、私たちはA-RISEとして持てる全てを出し尽くして、最後までやり遂げたと自負しています! ―


― で、では、今後の活動についてですが、3人はこれから…… ―


「あ、あのう、ここまで来れれば大丈夫です」

穂乃果「本当に大丈夫?一緒についていってあげようか?」

「い、いえ、大丈夫です。みんなもきっと、このアキバドームに来ていると思いますので」

穂乃果「そっか。それじゃあね♪」


……。


「……あ、あの!」

穂乃果「?」

「実はあたし、じゃなくて、あたしたちスクールアイドルをやっていて、今度のラブライブ!に出場するんです!だから、もしよければ、私たちのステージを見に来てください!」

穂乃果「……うん、わかった!」


……。


穂乃果「…ラブライブ!か、懐かしいな……」

穂乃果(やっぱり、あの子も私たちと同じ、スクールアイドルだったんだね)

穂乃果(……ファイトだよ!)


穂乃果「……。」


穂乃果「……あれ?」


穂乃果「そういえば、ことりちゃんが日本に戻ってくるのって……今日、だっけ?」(サーーー)



※とりあえず、書き溜めた分はここまで。続きはまた明日。
 補足:SS雪穂「……ハッ?!体重増えたぁっ!!」の続きです。
50: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/11(月) 22:57:04.87 ID:QEYjpkwt.net
音ノ木坂学院 校門


にこ「……。」


― にーこちゃん♪ ―


― 練習なら出られないって……えぇっ?! ―


― お姉さま! お姉ちゃん! がっこう~ ―


― ちょ、なんで連れて来てるのよ!! ―


― だって、こころちゃんたち見たいって言うから、にこちゃんのステージ♪ ―


にこ「……はぁ、まったく……あのときは色々とお節介な事をしてくれたわよね」(ボソ)


「お?やっぱり、にこっちが一番乗りやね~」

にこ「?!」

希「お待たせ、にこっち♪」

絵里「誰よりも早く来ているなんて、さすがにこね♪」

にこ「~~~~っ遅い!!」

絵里「ご、ごめんね。待ち合わせまで時間があったから、先に希と昼食をとってきちゃった」

にこ「私は仕事が終わったらご飯も食べずに真っ直ぐここに来たわよ!」

希「いやいや、待ち合わせは午後1時なんやし、ゆっくり昼食を食べる時間はあったやろ?」

絵里「ひょっとして仕事が長引いたせいで昼食がとれなかったの?」

にこ「そうじゃないけど!久しぶりにみんなと会うんだから、早くみんなと会いたいって思うのが普通でしょうが!」

希「おぉ、にこっちからそんな言葉が出るなんて意外やね~」

にこ「あぁ~!こんなことならCM出演の話をちゃんと聞いてからここへ来ればよかったわよ!」

「なに校門の前で喚いてるのよ、恥ずかしいわね」
51: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/11(月) 22:57:40.91 ID:QEYjpkwt.net
希「お、真姫ちゃん♪」

絵里「あら、真姫」

真姫「久しぶりね、希、エリー……と、にこちゃん」

にこ「ちょ、ついでみたいな呼び方しないでくれる!」

「あっ、絵里ちゃんたちだ!お~い!」

「真姫ちゃ~ん!にこちゃ~ん!」

絵里「久しぶりね、凛」

凛「絵里ちゃん、久しぶりニャ!にこちゃんも♪」

にこ「ふん!」

絵里「今日はどうしたの?スーツなんか着ちゃって、見違えちゃったじゃない」

凛「ほら、凛とかよちんはいま就職活動の真っ最中だから」

希「あぁ、そういえば、二人共もうそんな時期やったね。で、面接の手ごたえは…… 凛「ううう、それは聞かないでほしいニャ」 ……ご、ごめんな、凛ちゃん」

絵里「まあまあ、就活もまだ始まったばかりでしょ?そんなことでめげないの♪」

凛「ううう、絵里ちゃんの優しさが心に染み渡るニャ~」

希「花陽ちゃんのスーツ姿もなんか新鮮やね」

花陽「そ、そう?似合ってるかな?」

絵里「ええ、とってもよく似合ってるわよ」

真姫「スーツ姿の花陽を見ていると、凛がファッションショーでウェディングドレスを着たときを思い出すわね」

花陽「あのときはタキシードだったけどね?」

希「真姫ちゃんは医学生なんやろ?てっきり白衣で来ると思ってたんやけど」

真姫「そ、そんな、白衣を着て外を出歩けるわけないでしょ!」

希「それもそうやね」

凛「なんか、みんな昔のままで全然変わってないニャ。特ににこちゃんは~」(ニヤニヤ

にこ「なに、それはどういう意味!」

凛「にこちゃんが怒ったニャー!」 にこ「こらぁ、待ちなさい!」

花陽「あっ! ねえねえ、海未ちゃんとことりちゃんが来たよ!おーい、おーーい!」
52: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/11(月) 22:58:05.57 ID:QEYjpkwt.net
ことり「花陽ちゃーん、みんなー!」

真姫「久しぶりね、ことり」

ことり「みんなぁ、会いたかったよぉ」

海未「みなさん、お久しぶりです」

真姫「海未もことりも元気そうね」

海未「はい、真姫だけでなくみなさんも元気そうで何よりです」

凛「あれ?穂乃果ちゃんは一緒じゃなかったのかニャ?」

にこ「海未、あんた穂乃果と一緒にことりを迎えに行ったんじゃなかったの?」

ことり「何かね、穂乃果ちゃん、すぐに戻って来れない場所にいるみたいなの。だから、海未ちゃん一人で空港まで迎えに来てくれたの」

にこ「はぁ?!戻って来れない場所って、あの子どこに行っちゃったのよ!」

海未「三日前のメールによりますと、どうやら長野の方にいたようです」

絵里「な、長野って、じゃあ穂乃果は今こっちにいないってこと?」

海未「いえ、昨日受け取ったメールですと、急いで向かっていると書いてありました。ですが、その後は携帯の電源が切れたままで、連絡すらつかない状況でして……」

にこ「まさかあの子、今日みんなで会うっていう約束を忘れてるわけじゃないでしょうね?」

真姫「いくら穂乃果でも今日の約束を忘れてるわけないんじゃない?待っていればそのうち学校にやって来るでしょう」

希「そうやね。じゃあそれまで穂乃果ちゃんには悪いけど、うちらだけで校内を見て回ろか?」

絵里「そうね、久しぶりに学校を見て回りましょうか」
53: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/11(月) 22:59:06.40 ID:QEYjpkwt.net
……。


絵里「この桜並木を通るのも久しぶりね」

希「うちらはあのアキバでのライブ以来やね」

にこ「本当、すごく懐かしいわよね」

海未「ええ……」


― μ's、ファーストライブで~す♪ あ、ありがとうございます! ―


― ダメだよ、そんなんじゃ ―


― 穂乃果はお店の手伝いで慣れてるかもしれませんが、私は…… ―


― ことりちゃんだってちゃんとやってるよ。ほら、海未ちゃんも♪ それ、配り終えるまで止めちゃダメだからね ―


― えぇ~、無理です! ―


― 海未ちゃん、私が階段5往復できないって言ったとき、何て言ったっけ? ―


― わかりました、やりましょう! μ's、ファーストライブやりまーす! ―


海未「……そうですね」
54: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/11(月) 23:00:56.39 ID:QEYjpkwt.net
アルパカ♂&♀「フェエエエエエエエ♪」

ことり「あぁん、久しぶりだね、モフモフ~♪」

花陽「お水と餌は……うん、大丈夫だね♪」

子アルパカ「フェエエエエエエエ♪」

花陽「小っちゃかったアルパカの赤ちゃんも、もうすっかり大きくなったね」


― アルパカ使いだね~? ―


― わ、私、飼育員なので…… ―


― ……? おぉ、ライブに来てくれた花陽ちゃんじゃない! ―


― え、えぇ…… ―


― 駆けつけてくれた1年生の! ―


― あ……、はい…… ―


― ねえ、あなたアイドルやりませんか!? ―


― 穂乃果ちゃん、いきなりすぎ ―


― 君は光っている!大丈夫、悪いようにはしないから! ―


花陽「たくさん食べて、もっともっと大きくなってね♪」

子アルパカ「フェエエエエエエエ♪」

真姫「むー……」

絵里「真姫、難しい顔なんかしてどうしたの?」

アルパカ♀「フェエエエエエエエ~」

真姫「いや、まさかとは思うけど、このお腹……二人目がいるんじゃ」

「「「「「「えぇーーー!!」」」」」」

アルパカ♂「フェッフェーン」(ドヤ顔)

ことり「うわぁ♪」

花陽「また新しい家族が増えるんだね♪」

絵里「アルパカ小屋も増々にぎやかになるわね」
55: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/11(月) 23:01:28.29 ID:QEYjpkwt.net
ことり「この中庭の木の下でよくお昼を食べたよね?」

海未「そうですね。よく3人で並んでお昼を食べましたね」

凛「……。」


― かよちん、いこ!先輩たち帰っちゃうよ! ―


― 待って、どうしてもっていうなら私が連れていくわ!音楽に関しては私の方がアドバイスできるし、μ'sの曲は私が作ったんだから! ―


― えぇ、そうなの!? ―


― っ?!いや……えっと……、とにかく行くわよ! ―


― 待って、連れていくなら凛が! ―


― あたしが! 凛が! ―


― あたしが! 凛が連れていくの! ―


― 何なのよ、もうー! ―


― ダ、ダレカタスケテェェェェェッ!! ―


真姫「……なにニヤニヤしているのよ、凛」

凛「ニャニャ?なんでもないニャー。そういう真姫ちゃんこそ、ニヤニヤしちゃって何か思い出したのかニャ~?」

真姫「ま、まあね……昔のことをちょっと思い出しただけよ!」

凛「へへ……凛もだよ♪」
56: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/11(月) 23:02:16.43 ID:QEYjpkwt.net
ガチャガチャ  ガチャガチャ

海未「凛、どうですか?開けられそうですか?」

凛「うーん……ダメニャー」

花陽「この時期は学校もお休みだから、やっぱり使われていない教室は鍵がかかってるよね」

ことり「それじゃあ、事務員さんに頼んで部室の鍵を貸してもらうのはどうかな?」

凛「ことりちゃん、ナイスアイディア!ちょっと凛がひとっ走りで行ってくるニャ!」

絵里「待って、それはやめときましょう。私たちがここのOBとはいえ、今は部外者なんだから、無理言って校内を見学させてもらうだけでも感謝しないと」

希「エリチの言う通りやね。まあアイドル研究部がこうしてちゃんと存続しているのがわかっただけでよかったと思わないとね、にこっち?」

にこ「……ふふふふ!まったく、しょーがないわねー、あんたたちは」

花陽「にこちゃん?」

にこ「こんなことなんじゃないかと思って、実は部室の鍵を用意しておいたのよねー。ちょーっと待ってなさーい」

絵里「え?」


ガチャガチャ……カチリ!


凛「おぉ、開いたニャ!」

にこ「ま、にこにかかればざっとこんなものね♪」(ドヤ顔)

ことり「にこちゃん、凄い!」

絵里「さ、さすがにこね」

にこ「ふふん♪」

真姫「ってそうじゃなくて、どうしてにこちゃんが部室の鍵を持っているのよ!」

希「そうやん!まさかにこっち、部室の鍵を勝手に複製して……」

にこ「え、えぇ!!い、いや、そ、そそ、それは……。あぁん、ど、どうして、にこがこんなの持っているのかしら!?に、にこ、わかんなぁい♪」(テヘペロ

凛「に、にこちゃん……」

海未「まったく、後でちゃんと事情を説明して学校に返却してください」

にこ「は、はぁい」(シュン)

絵里「ま、まあ、にこのおかげで部室に入れるんだから、せっかくだし中に入りましょう」

にこ「そ、そうよ!私たちμ'sの原点とも言っても過言ではない、このアイドル研究部の部室に入れるんだしー。ささ、中に入るわよー!」

凛「あー、ごまかしたニャ」

にこ「う、うるさいわね!さっさと入るわよ!」
57: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/11(月) 23:03:08.94 ID:QEYjpkwt.net
「……。」


「…………。」


希「真姫ちゃん、どう?」

真姫「どうって……なんか不思議な感じね。ここの部屋だけ時間が止まったままみたい」

海未「あの頃のままですね」

凛「こうして椅子に座って待ってると、入り口からみんなが入ってくるような感じがしない?穂乃果ちゃんが元気よくドアを開けて入ってきたりして」

希「スピリチュアルやね~」

凛「あ、これ見て!A-RISEがスクールアイドルをやっていたときのポスター!」

花陽「あ、本当だ!懐かしいなぁ~」

ことり「海未ちゃんこれ見て!みんなで海外に行ったときの写真だよ!」

海未「ミナリンスキーのサインもまだ置いてありますね」

花陽「よ、よかったぁ……『伝伝伝』もちゃんと受け継がれていて何よりです!」

にこ「あれをちゃんと保管しておいてくれるなんて、さすがは私の後輩たちね」

希「……おっ!エリチ、この写真みてみ」

絵里「どれどれ……、亜里沙と雪穂ちゃんの写真ね!」


― 祝!ラブライブ!本戦出場!!  雪穂&亜里沙 ―


花陽「雪穂ちゃんも亜里沙ちゃん、必死に頑張って3年生の時に念願のラブライブ!ドーム大会に出場できたんだよね」

真姫「二人とも、ドーム目指してずっと頑張ってきたわよね。あの頃の私たちみたいに」

絵里「……ハラショー」

凛「ねえねえ、隣の部屋も見てみない?」
58: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/11(月) 23:04:03.52 ID:QEYjpkwt.net
真姫「こっちの部屋も変わらないわね」

凛「ねえ、ことりちゃん。これ、今の部員が使ってる衣装かニャ?」

ことり「そうじゃないかな?うわぁ、これすっごく可愛いよぉ~」

絵里「この部屋にも色々な思い出が詰まってるわよね」

希「そうやねぇ……」


― ホッした様子ね、エリチも ―


― まあね、肩の荷が下りたっていうか…… ―


― μ's、やってよかったでしょ? ―


― どうかしらね……正直、私が入らなくても同じ結果だった気がするけど ―


― そんなことないよ。μ'sは9人。それ以上でもそれ以下でもダメやってカードも言うとるよ ―


― そうかな…… ―


希「……ねえ、エリチ」

絵里「なに、希」

希「μ's、やってよかったでしょ?」

絵里「当たり前よ。今さらそんなこと聞いてどうしたの?」

希「ううん、何でもないよ♪うちもμ'sをやってよかったって思っとるよ♪」


― 何度も言おうとしたよ……でも、穂乃果ちゃん、ライブやるのに夢中で、ラブライブ!に夢中で ―


― だから、ライブが終わったら言おうと思ってた……相談に乗ってもらおうと思ってた! ―


― でも、あんなことになって……。聞いてほしかったよ、穂乃果ちゃんには!一番に相談したかった! ―


― だって、穂乃果ちゃんは初めて出来た友達だよ!ずっと側にいた友達だよ! ―


― そんなの……そんなのあたり前だよ! ―


― っ!?ことりちゃん!! ―


ことり「本当に色々な思い出があったよね、海未ちゃん。……海未ちゃん?」
59: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/11(月) 23:04:56.82 ID:QEYjpkwt.net
海未「ここにあると思ったのですが……」(ガサゴソガサゴソ)

ことり「海未ちゃん、どうしたの?何か探し物?」

海未「はい……」

希「なにを探してるの?」

海未「私のノートです。てっきり、ここにあるのだとばかり思っていたのですが……見当たらないようで」

真姫「ノート?それってまさか、μ'sの曲の歌詞とか書かれたノートのこと?」

海未「はい、私が書き溜めておいた歌詞ノートのことです。真姫、ひょっとしてノートの所在を知っているのですか?」

真姫「知っているも何も、少し前、穂乃果に会った時に見せ……」



― 毎…………間に 流れ…………めて今…… ―



― ………したいんだ 今………ない ―



希「?」

海未「何か聴こえてきませんでしたか?」

花陽「誰かが歌ってるのかな?」



― …節…… 変わっ……何も…… ―



― ………ことさ でもこ………… ―



― ………………………しまうよ ―



真姫「屋上から聴こえてくるみたいよ」

凛「凛たち以外に誰か……!!」

ことり「ひょっとして、穂乃果ちゃん?!」

絵里「屋上に行ってみましょう!」
60: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/11(月) 23:05:57.30 ID:QEYjpkwt.net
ガチャ!キーッ……


「Ah! きっときみも同じキモチ」

「……。」

「…………ふう」


ことり「ほ、穂乃果ちゃん?」

穂乃果「ん……?こ、ことりちゃん!!」

ことり「や、やっぱり、穂乃果ちゃんだ!」

穂乃果「ことりちゃぁん、久しぶりだねぇ!」(もっぎゅ)

ことり「穂乃果ちゃぁん、久しぶりだね、すごく会いたかったよぉ!」

穂乃果「ことりちゃん、私も会いたかったよぉ!」

ことり「穂乃果ちゃん、髪、伸ばしたんだね。見違えちゃったよ」

穂乃果「うん、どうかな?変じゃない?」

ことり「ううん、凄く似合ってるよ。あの頃の穂乃果ちゃんも素敵だけど、今の穂乃果ちゃんも素敵だよ♪」

穂乃果「えへへへ/// ありがとう、ことりちゃん♪」

にこ「まったく、あんただけ待ち合わせ場所に来ないから、みんなと会う約束を忘れてるんじゃないかと思ってたわよ」

穂乃果「あ、にこちゃん。久しぶり♪ にこちゃんはあんまり変わってないね」

にこ「よけーなお世話よ!ふん!」

海未「ほーのーかーっ!」

穂乃果「?!……う、海未ちゃん!」

海未「あなたって人は……あなたって人は、今の今までどこをほっつき歩いていたのですか!」

穂乃果「ご、ごめんね。調子に乗って色々なところで歌っていたらね、気づいたらずいぶん遠い場所にいたみたいで……」

海未「き、気づいたらって、あなたはいつからそんな放浪癖が身についたのですか!まったく、穂乃果が家を空けている間に、雪穂や家の人だけでなく、私がどれだけ心配したと思っているのですか?!」(ガミガミ

穂乃果「だ、だからごめんねって言ってるじゃん!」

海未「いいえ、今日という今日は許しません!今日こそはそのいい加減な性格を……」(ガミガミガミガミ

花陽「な、何か凄く見慣れた光景だね」

真姫「まったく、こうしてると穂乃果も海未もあんまり変わってないわよね」

絵里「ところで、穂乃果。どうして、屋上なんかにいたの?」

穂乃果「え?あぁ、特に深い意味はないんだけど、何となく屋上で待ってようかなって思って……。ほら、この場所は私たちμ'sにとって大切な場所だから」
61: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/11(月) 23:06:52.01 ID:QEYjpkwt.net
真姫「そうね、ここはμ'sの練習場所だったものね」

凛「凛たちにとって、部室と同じくらい大切な場所だニャ」

花陽「毎日ここで遅くなるまで練習して」

ことり「一緒におしゃべりをして」

希「ステージを作ってライブをやったときもあったよね?」

絵里「ええ……」

穂乃果「だから、みんなとの思い出が詰まったこの場所で、この曲を歌えばきっとみんなと再会できると思ったから」

海未「これ、私の歌詞ノート?」

穂乃果「このまえ部屋の片づけをしていたら偶然見つけてね、懐かしくて夢中になって読んでいたら、凄くいい詩を見つけたの。でね、せっかくだからこれをみんなで歌いたいなって思って、真姫ちゃんに頼んで新しい曲を作ってもらったんだ♪」

真姫「まったく、久しぶりに連絡してきたと思えば、新しい曲を作ってくれなんて言うから驚いたわよ」

穂乃果「へへ、驚かせちゃってごめんね。でも、我儘に付き合ってくれてありがとう、真姫ちゃん♪」

真姫「いいわよ、別に。私も久しぶりにμ'sの曲が作れて、凄く楽しかったから許してあげるわ♪」

花陽「じゃあ、穂乃果ちゃんがさっき歌っていたのはμ'sの新曲ってこと?」

穂乃果「うん♪」

海未「ですが穂乃果、どうしてまたμ'sの曲を作りたいって思ったのですか?」

穂乃果「えっとね……うまく言えないけど、私たちがスクールアイドルじゃなくなっても、μ'sはずっと9人のままで、ずっと変わらないよって想いを歌にしたかったから」
62: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/11(月) 23:07:57.18 ID:QEYjpkwt.net
絵里「本当ね、こうして久しぶりに9人が集まったけど」

希「うちら、全然変わってなかったよね?」


― 季節は巡る 変わってゆく何もかも ―


― 自然なことさ でもこころは ―


― すこし寂しがってしまうよ ―


真姫「あの頃のままよね」

にこ「結局、いつまで経っても私たち9人はμ'sってことなのかしらね」


― 君は想いを ―


― どこまで追いかけるのだろう ―


花陽「でもきっと、それはみんなとこの場所にいるからじゃないかな?」

凛「凛もそう思うニャ!」


― 一緒にいると決めた出会いから ―


― だいぶ遠い所へ来た ―


海未「そうですね。この場所に来れば、私たちはμ'sでいられる。そんな気にさせてくれます」

ことり「これからも、この先も、私たちはずっとこのままだよね?」

穂乃果「うん!変わらないよ、ずっと……ずっと……」


― Ah! きっとみんな同じキモチ ―
63: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/11(月) 23:08:24.50 ID:QEYjpkwt.net
穂乃果「ねえみんな、せっかくμ'sの新曲があるんだから、あの頃みたいに9人で歌おうよ!」

真姫「別にいいけど」

にこ「まったく、しょうがないわねぇ」

絵里「歌う前に穂乃果、この曲の名前はどうするの?」

穂乃果「名前?そういえば、決めてなかった。うーん……そうだなぁ」















穂乃果「そうだ!この歌の名前はね……」
64: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2016/04/11(月) 23:08:54.50 ID:QEYjpkwt.net
この歌の名前は…………。














END
スポンサーリンク

シェアする

フォローする

『穂乃果「ことりちゃん、だーい好きだよ!だ~か~らぁ……」ゴソゴソ』へのコメント

コメントの投稿には初回のみDisqusへのアカウント登録が必要です。Disqusの登録、利用方法を参考に登録をお願いします。
表示の不具合、カテゴリーに関する事等はSS!ラブライブ!Disqusチャンネルにてご報告下さい。