穂乃果「Dメール?」真姫「そうよ」

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穂乃果-アイキャッチ15
1: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 02:08:47.18 ID:u1T5jo9W.net
海未「過去にメールを送れるというのは信じがたい話ですね」

真姫「なによ、本当のことよ?」

絵里「で、それが何だって言うの?」

にこ「それを送れば過去を変えられるってことでしょ?」

穂乃果「うーん、なんかズルみたいだね」

真姫「たとえば宝くじの当選番号をあらかじめ知れば億万長者になれるわ」

にこ「私がやるニコ!」

元スレ: 穂乃果「Dメール?」真姫「そうよ」

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8: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 02:39:22.34 ID:u1T5jo9W.net
絵里「にこ……」

にこ「……うっ、いいじゃない、ちょっとくらい」

海未「確かに何か大変なことになる気もしますね」

真姫「まぁ試しに1回くらいやってもいいんじゃない?」

穂乃果「実際送れても当たらないかも知れないしね」

真姫「そうね。メールが来ても信じるとは限らないわ」

絵里「でも、成功すれば過去が変わるのよね……」

にこ「……過去が変わる」

穂乃果「じゃあ1回だけやってみようよ!それでおしまい!」

真姫「そうね。メンバーみんなでご飯くらいのクジでいいんじゃない?」

海未「私たちにはすぎたものですからね」

にこ「……じゃあ私が送るわ」

絵里「調べたら1万円ってのがあるわ」

穂乃果「じゃあそれだね!番号は……」

にこ「いれたわ。ほら見て」

海未「確かに……」

真姫「いいんじゃない?」

にこ「じゃあ送るわよ」

絵里「ええ」

にこ「……」チラッ
にこ「……」カチカチカチカチ

穂乃果「にこちゃんまだぁ?」
9: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 02:43:55.50 ID:u1T5jo9W.net
にこ「……っ!分かってるわよ!送るわよ!」

真姫「早くしなさいよー」

にこ「にこ!」ポチッ

穂乃果「うっ……うわああああ!」グニャアアアア




穂乃果「……はっ!」

海未「穂乃果?どうしたのですか?」

ことり「穂乃果ちゃん大丈夫?なんか気分悪そうだけど……」

穂乃果「……大丈夫」

海未「……そうですか。では帰りましょうか」
10: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 02:49:16.12 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「あれ?そういえばいつの間にか教室に……部室にいたはずだけど」

海未「部室?何を言っているんですか。授業が終わって教室で帰る支度してたじゃないですか」

ことり「やっぱり具合悪いのかな?早く帰ってお薬飲んで休まなきゃ」

穂乃果「……」

海未「そうですね。元気だけが取り柄の穂乃果が病欠だなんて笑われてしまいますよ」

穂乃果「……うん。もう大丈夫だよ。そういえばもう家に帰るの?」

ことり「あれ?どっか寄ってく?」

穂乃果「いや今日練習あったよね?」

海未「練習?」

ことり「?」

穂乃果「ほらμ'sの練習だよ!部室いかないでいいの?」

海未「……穂乃果」

穂乃果「なに?」

海未「μ'sってなんですか?」

穂乃果「……えっ」
16: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 02:58:45.70 ID:u1T5jo9W.net
海未「穂乃果?……ことりは知ってますか?」

ことり「さぁ……石鹸?」

海未「石鹸の練習ってなんですか……どうやったら上手く手を洗えるかですか?」

ことり「あはは、そんなわけないよね。穂乃果ちゃんのボケ……かな?」

海未「そうなのですか?」

穂乃果「……なんで」

海未「穂乃果?」

穂乃果「私たちスクールアイドルやってたでしょ!ほら廃校を救うために結成いたじゃん!」

海未「廃校!?そうなんですか!?ことりは何か聞いてます?」

ことり「ううん。お母さんそんなこと言ってなかったと思うよ。今年も定員以上の受験生来たって喜んでたし」

海未「穂乃果……また冗談ですか?」

穂乃果「そんな……スクールアイドルも知らないの?」

海未「それは当然知っていますよ。私たちには関係ないですけど」

ことり「今すごいブームだよね~。私たちの学校のグループもすごい人気だし」

海未「受験生増加もそれの影響が大きいかもしれないですね」

穂乃果「……過去が変わっちゃった」

ことり「穂乃果ちゃん?」

穂乃果「……私たちの思い出がなくなっちゃった」
17: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 03:06:00.33 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「ねぇ……私たちの学校のアイドルって……」

ことり「ええっと、矢澤先輩とか絢瀬先輩とかがやってるね」

海未「ラブライブ本戦に出れるかも知れないから応援よろしくと新歓でやっていましたね」

ことり「でもギリギリなんだってー。やっぱり全国は大変なんだね」

穂乃果「にこちゃんと絵里ちゃんが……」

海未「穂乃果そんな親しい仲でしたっけ?」

穂乃果「あっ、えっと……」

ことり「穂乃果ちゃんファンだからって先輩を『ちゃん』付けは怒られちゃうよぉ」

穂乃果「あ、あはは、そうだね……」

海未「穂乃果?また顔色が悪くなりましたけど大丈夫ですか?」

穂乃果「……うん。大丈夫。ちょっと保健室よるから先帰ってて」

海未「穂乃果!?」

ことり「いっちゃった……」
18: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 03:20:44.04 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果(部室の外まで来てみたけど……中は……)

にこ「じゃあ今日もがんばりましょ!ラブライブ絶対出るわよ!」

モブ's「おー!」

絵里「順位もあと少しで圏内だわ。気合い入れましょ」

にこ「じゃあ屋上いくにこ!」

穂乃果「あ……まずっ」

絵里「……あら?」ガチャ

穂乃果(もしかしたらこの二人は穂乃果みたいに記憶が)

にこ「どうしたの絵里?あら、何この子?」

穂乃果「っ!」

穂乃果(やっぱり記憶が……)

絵里「部室の前で立ってたのよ。ええと、2年生ね。何か用かしら?」

にこ「サインなら書いてあげるわよ!」

モブ「にこ先輩そんな練習もしてたんですかぁ」ハハハ

にこ「ファンは大事にするにこよ!」

絵里「どうやら違うみたいよ。顔色悪いし、ボーっとしてたのかしら」

にこ「保健室まで行ける?無理して倒れたら友達が心配するわよ」

穂乃果「だ、大丈夫です。みなさん練習頑張ってください」
19: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 03:26:19.54 ID:u1T5jo9W.net
希「お、エリチににこっち~。これから練習なん?」

にこ「あら希。そうよ、これからが正念場だから気は抜けないのよ」

絵里「にこ、張り切りすぎて周りを巻き込まないでよね」

にこ「わ、わかってるわよ。ちゃんとみんなのこと考えて行動してるわ。リーダーなんだし」

希「うんうん、がんばってなぁ。って、あれその子」

穂乃果(希ちゃん!)

希「にこっちたちのファンの子?さすが全国区のスクールアイドルやね」

穂乃果「……ごめんなさい!」

絵里「ちょっとあなた!?大丈夫なの!?

希「いっちゃった」

にこ「さ!私たちもいくわよ!ラブライブ絶対出るんだからね!」
21: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 03:33:57.14 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果(1年生のメンバーは……)

凛「かーよちん!帰ろー」

花陽「うん」

先生「星空!このプリント西木野に渡しておいてくれ。席も近いだろ?」

花陽「西木野さんですか……」

凛「もういないにゃー」

先生「まだ学校にいると思うんだが、これから会議で渡せないんだ」

花陽「は、はい……」

先生「頼んだぞー」

花陽「だって……どうする凛ちゃん?」

凛「凛ちょっと西木野さん苦手だにゃー。近寄りがたい雰囲気出てて」

花陽「頼まれちゃったし探そうか?」

凛「わかったにゃー」

穂乃果「……」
22: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 03:43:52.17 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「はぁ……凛ちゃんたちと真姫ちゃんは友達でもないんだ……」

海未「穂乃果!探しましたよ!」

ことり「保健室にいないから探しちゃったよー。中庭でなにしてるの?」

穂乃果「……何もしてないんだよ私」

海未「?」

穂乃果「あんなすごいことやってたのに……この私は何もないんだよ」

ことり「何もないことないよ。私は穂乃果ちゃんが大好きだよ?」

海未「そうですよ。穂乃果は宿題忘れたり寝坊したり迷惑もかけられますが、そこを含めて私たちは大好きですよ」

穂乃果「違うの!そうじゃないの!ここは違うの!」

ことり「ほ、穂乃果ちゃん?」

海未「ど、どうしました?」

穂乃果「頑張ってメンバー集めて、頑張ってライブして、頑張って廃校阻止して」

穂乃果「頑張ってラブライブ目指したんだよ!」

海未「ラブライブ?」

穂乃果「みんなとの絆があって、私も強くなって……!」

ことり「ほ、穂乃果ちゃん」

穂乃果「それが今の私だったの!」
23: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 03:48:54.76 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「なのに……ここには何もない」

海未「少し疲れているんですよ穂乃果。さぁ、早く帰りましょう。そうだ今日はお泊まり会でもしましょうか」

ことり「い、いいね!そうだよ!穂乃果ちゃん一緒に遊ぼうよ!」

穂乃果「ごめん。もう帰るね……」

海未「穂乃果!?」

ことり「待ってー」

穂乃果(過去が変わってμ'sがなくて、私たちの絆もなくなっちゃった……)

穂乃果「この学校には人気のスクールアイドルがいる……もう私の居場所はそこにはない」

穂乃果「……どうしよう」
26: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 04:06:14.05 ID:u1T5jo9W.net
翌日

海未「昨日は大丈夫でしたか?穂乃果」

穂乃果「うん。もう平気!今日も張り切っていこう!」

ことり「穂乃果ちゃんが元気になってよかったぁ」

穂乃果(どうしよう)



穂乃果(もう放課後になっちゃった……何も解決策が思い浮かばない)

海未「穂乃果?また暗い顔してどうしたんですか?」

穂乃果「海未ちゃん……」

穂乃果(ちょっと聞いてみよう)

穂乃果「あのね、ある機械を使ったら変になっちゃったの……」

海未「はい?なんですかそれ」

穂乃果「それで元に戻らなくて……」

海未「また冗談ですか?」

ことり「海未ちゃん、穂乃果ちゃん真面目だよ?」
27: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 04:12:13.64 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「それでどうしようって……」

海未「真面目なのは伝わりましたけど……要領がえませんね」

穂乃果「ごめん。うまく言えないんだ……」

海未「大変なことなのはわかるのですが……」

ことり「つまり、今穂乃果ちゃんはその機械を使ってピンチってことでしょ?」

穂乃果「……まぁ」

ことり「なら、試したかわからないけど、もう一回その機械使って元に戻せないの?」

穂乃果「あっ!」

海未「できるんですか?」

ことり「さ、さぁ……可能性の話で」

海未「例えば機械を使ってコナゴナになった物はその機械じゃ戻らないでしょう」

ことり「そ、そうだね。どんな機械かもわからないし、いいアドバイスにならなかったね」

穂乃果「そうだ、真姫ちゃんだ!」

ことり海未「?」
28: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 04:15:23.53 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「ごめん!用事思い出した!先に帰ってて!」

海未「穂乃果!?」

ことり「昨日と今日こんなんばっかだね、ははは」

海未「でも解決しそうな顔をしていましたね」

ことり「そうだね。私たちに言えないってことはあんま深入りしない方がいいのかな?」

海未「かもしれませんね。なら穂乃果の言うとおり先に帰りましょうか」

ことり「うん。穂乃果ちゃん上手くいくといいねー」
36: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 08:54:21.63 ID:u1T5jo9W.net
音楽室

真姫「~♪」

穂乃果「真姫ちゃん!」ガラッ

真姫「ヴェエ!?」

穂乃果「真姫ちゃん!」

真姫「な、なんなのよあなた!いきなりもう!」

穂乃果「あのね!相談があって!」

真姫「相談?……というか、あなた誰よ。2年生?どこかで私と会った?」

穂乃果「あ……えっと」

真姫「いきなり名前呼びなんて馴れ馴れしい人ね。何?危ない人なの?」

穂乃果「ち、違うよ……穂乃果は真姫ちゃんと友達で……いや、友達だったの?」

真姫「はぁ?さらにわけがわからないんだけど」

穂乃果「今すごく困ってるの!助けてほしいの!」

真姫「なんで私が見ず知らずの人を助けなきゃならないのよ……」

穂乃果「見ず知らず……」
37: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 09:00:23.09 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「真姫ちゃんの家は病院経営してて、医者を目指してて、ピアノが得意で――」

真姫「ちょ、ちょっと!何あなたストーカーか何かなの!本当に危ない人だったのね」

穂乃果「違うよ……穂乃果は真姫ちゃんのこと知ってるっていいたくて」

真姫「私の個人情報握ってる時点でストーカーみたいなものでしょ!何?女子高だからそっちの人なの?」

穂乃果「そうじゃなくて!」

真姫「な、何かしたら大声あげるわ!これでも私声大きいんだからね!」

穂乃果(ど、どうしよう……)

穂乃果「あ!そう!Dメール!これ知ってるでしょ!?」

真姫「なっ」

穂乃果「このことを真姫ちゃんに聞きた――」

真姫「あなた……どこでその情報を……もしかしてそれが狙い?脅して手に入れようっての?」

穂乃果(Dメールのことを言えば信じてもらえると思ったのに……)
40: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 09:13:03.10 ID:u1T5jo9W.net
真姫「まだ誰にも漏らしてないはずなのに……パパの部屋に盗聴器でも仕掛けたの!?」

穂乃果「ち、違う!」

真姫「犯罪者!今通報してあげるわ!」

穂乃果(真姫ちゃんに何言っても信じてもらえない!?)

穂乃果「わ、私はそのDメールを使って他の世界から来たの!」

真姫「は?そんなの信じられるわけないでしょ!」

穂乃果「本当だよ!」

真姫「もう話にならないわね。先生呼んでくるわ。名前は穂乃果って言ったわね」

穂乃果「待って!」ダキッ

真姫「ちょ!離しなさいよ!」

穂乃果(信じてもらうには……どうすれば)チラッ

真姫「このっ」

穂乃果(ピアノ……そういえばここに入ってくる時)

穂乃果「!!」

真姫「いい加減に――」

穂乃果「愛してるばんざーい!ここでよかった。私たちの今がここにあるー♪」

真姫「!?」
41: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 09:25:02.73 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果(真姫ちゃんの抵抗が弱まってからも私は歌い続けた)

穂乃果「大好きだばんざーい!頑張れるからー昨日に手をふってほらー前向いてー♪」

穂乃果「……ふぅ」

真姫「あ、あなたなんで……それ」

穂乃果「愛してるばんざーい。真姫ちゃんが作った歌。私の好きな歌」

穂乃果(つい目に入って歌っちゃったけど……これまたストーカーとか言われるのかな……)

真姫「ほ、ほんとに違う世界線からき、きたの?」

穂乃果「えっ、信じてくれるの?」

真姫「べ、別に完全に信じたわけじゃないけど、もう少し話を聞いてもいいかなって思っただけよ!」

穂乃果「今の歌のおかげ?」

真姫「……その歌は私が作ったのは間違ないないわ。でもまだ完成してなかった。それをあなたは完璧に歌った」

真姫「それも私が頭に思い浮かべた通りの構成で。これはまだ譜面にもおこしてない」

穂乃果「つまり?」

真姫「あなたが違う世界線から来たかどうか知らないけど、妙な力があるのは間違いないってことよ」

穂乃果「だから違う世界から来たの!」

真姫「だからそれがわからないからもう少し話を聞かせなさいって言ってるの!」

穂乃果「あ、そうか。えへへ……」ヘナッ

真姫「ちょ、ちょっと!いきなりしゃがみこんでどうしたのよ!」

穂乃果「な、なんか気がぬけちゃって……ようやく私の現状を誰かと話せると思ったら」

真姫「ほらっ!肩かしてあげるから。そこの椅子にでも座りなさい」

穂乃果「あ、ありがとう」
45: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 09:34:03.71 ID:u1T5jo9W.net
真姫「それで?何があったのよ。ええと」

穂乃果「穂乃果でいいよ」

真姫「あなた一応先輩でしょ?いいの?そんなんで」

穂乃果「一応じゃなくてちゃんとした先輩だよぉ。でもいいの。真姫ちゃんにはそう呼んでもらいたい」

真姫「……はぁ、わかったわよ。で?何があったのよ穂乃果」

穂乃果「う、うん」

穂乃果(それからこれまであったことを真姫ちゃんに説明してみた)

真姫「なるほどね。そのにこって人がDメール送ったら全然違う世界になったと」

穂乃果「そうなんだぁ……でもそんな世界が変わるほどの重大なメールじゃなかったのに」

真姫「ちょっとした過去改変でも世界全体には大きな影響を与えるってのは通説じゃない」

穂乃果「……」

真姫「それよりも私はあなたの記憶が持続していることが不思議よ」

穂乃果「そうなの?」

真姫「難しい説明は省くけど、そうなの。だからあなたは何か特殊な力があるのかもしれないわね」
46: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 09:39:32.06 ID:u1T5jo9W.net
真姫「話は理解したわ。解決策もなくはないわ」

穂乃果「ほ、ほんと!?穂乃果元の世界に戻れるの!?」

真姫「その解決策にたどりつけるかはあなた次第だけどね」

穂乃果「どういうこと?」

真姫「Dメールで世界が変わったなら、そのDメールを取り消せばいいのよ」

穂乃果「そうか!じゃあ、当選番号を別のにして送れば」

真姫「まぁなんとかなるかもしれないわね」

穂乃果「じゃあさっそく!」

真姫「いや、ここでできるわけないでしょ!今から私の家に行くからそこでやるわよ」

穂乃果「ありがとう真姫ちゃん!」ダキッ

真姫「ダキツカナイデ!」

穂乃果「あ、いつものくせでぇ」テヘヘ

真姫「ふん、まぁいい実験データがとれるかもしれないし、さっさと行くわよ!」
47: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 09:45:02.23 ID:u1T5jo9W.net
真姫邸

穂乃果「はぁぁ。やっぱり真姫ちゃんのお家大きいねぇ」

真姫「……今日初めて話した人に『やっぱり』とか言われると不気味ね」

穂乃果「ス、ストーカーじゃないよ!」

真姫「わかってるわよ。ただ慣れないだけ。ほら接続終わったわ」

穂乃果「うん。ええっと当選したから変わっちゃったなら違う番号を送れば……」

真姫「……」

穂乃果「よし!いくよ!」ポチッ



穂乃果「……どうかな?」

真姫「はぁ。どうかなって聞いてる時点で失敗だと思うけど。さっきと同じ世界ってことでしょ」

穂乃果「ええ!?なんでー!」

真姫「まぁそうなると思ったわ」フゥ

穂乃果「どういうこと?失敗するってわかってたの?」
49: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 09:52:47.29 ID:u1T5jo9W.net
真姫「だって、あなたの話だと宝くじの当選番号送ったんでしょ?なら、せめて1週間程度の変化しか起きないはずよ」

穂乃果「?」

真姫「でもあなたの話では少なくとも今年の4月から変化が現れている。これはおかしいわ」

穂乃果「全然わからないよぉ」

真姫「つまりそのにこって人は1週間前じゃなくて、今年の4月より前にメール送ったのよ」

穂乃果「ええー!?」

真姫「しかも、たぶん、メールの内容も当選番号でなく別のものよ」

穂乃果「そ、そんな……どうしよう」

真姫「解決策に辿り着けるかはあなた次第って言ったでしょ。あなたはそのにこって人が
どんなメールをいつ送ったのか調べなきゃならないのよ」

穂乃果「それを調べてそれを否定するメールを送る?」

真姫「ま、それしか今のところ方法はないわね」
51: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 09:54:25.53 ID:u1T5jo9W.net
にこちゃんDメールの時間設定いじってないじゃんって話
これ突っ込まないでそっとしておいてくれ
見切り発車でスタートしたからそこミスった
53: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 10:11:27.10 ID:u1T5jo9W.net
真姫「多少は手伝ってあげてもいいけど、内容は自分で聞きなさいよ」

穂乃果「えー真姫ちゃん来てくれないの?」

真姫「私そのにこって人知らないもの。それにあなたみたいに強い気持ちもないし」

穂乃果「そっか」

真姫「ま、内容わかったらまた来なさい。たいてい音楽室にいるから」

穂乃果「うん!ありがとう真姫ちゃん!」

真姫「……大変だと思うけどがんばりなさい」

穂乃果(やっぱりこっちの真姫ちゃんお友達いないのかな……)

穂乃果「そうだ!真姫ちゃん!」

真姫「なに?まだ何かあるの?」

穂乃果「そうじゃなくて、ええと、穂乃果とお友達になってよ!」

真姫「は、はぁ!?な、なにそれ意味わかんない!」

穂乃果「これかも仲良くしようってことだよ!一人よりも楽しいし!」

真姫「べ、別に一人でも楽しいからいいのよ!……ま、まぁあなたがそこまで言うならなってあげてもいいけど///」

穂乃果「うん!これからよろしくね!じゃあまたね!」タッタッタッ

真姫「まったく、嵐みたいな人ね。……友達……か」
54: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 10:23:53.31 ID:u1T5jo9W.net
翌日放課後

穂乃果「よし、にこちゃんに会おう。部室にいるかな?」チラッ

にこ「……」カチカチ

穂乃果「お、ちょうど一人でパソコンいじってる。タイミングばっちりだね」ガチャ

穂乃果「失礼しまーす!」

にこ「ん?」クルッ

穂乃果「あの矢澤先輩、少しお時間よろしいですか?」

穂乃果(馴れ馴れしいのはまずいって真姫ちゃんで学んだからね!)

にこ「別に大丈夫だけど……あんた昨日の」

穂乃果「あ、昨日は突然すみませんでした!」

にこ「別にいいわよ。体調は大丈夫だったの?」

穂乃果「はい」

にこ「で?なにか用?」

穂乃果「えっと」

穂乃果(し、しまったー!どうやって話すか考えてない)アセダラダラ

にこ「どうしたのよ」

穂乃果「ええと、結構前に変なメール届きませんでした?」

にこ「……なによ、いきなり」

穂乃果「内容が3つに分かれてるメールなんですけど」

にこ「ああ、なに?あれあんたの?」

穂乃果「え……違いますけど」

にこ「いたずらメールよ。昨日の夜メールボックス見てたら変なメールがあったのよ」

穂乃果(それかな?)

穂乃果「ええと、それにはなんて?」

にこ「なんか、たくさんの数字と『こっち』って内容」

穂乃果(それ穂乃果が昨日送ったやつじゃん!違うそれじゃない!)

穂乃果「えっと、それよりもっと前に何かありませんでした?」

にこ「あんた、なんか怪しいわね。何?なにか隠してるの?」ジト

穂乃果「あ、えーと」

穂乃果(どうしよう!これ正直に言った方がいいのかな……)
55: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 10:34:26.86 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「えっと、私は別の世界線ってのから来たんです?」

にこ「は?」

穂乃果「だから、こことは似てるけど違う世界から来たんです」

にこ「……え?なにこれ突っ込むところ?」

穂乃果「それで、元に戻るために色々やってて」

にこ「中二病乙!……あ、つい突っ込んじゃったわ」

穂乃果「本当なんですよぉ」

にこ「あのね、にこたちは今大事な時期なの!ここの生徒なら知ってるでしょ。もうすぐ予選なのよ」

穂乃果「ラブライブ……」

にこ「そ。だからあんたの妄想中二病小説には付き合ってらんないのよ。チラ裏にでも書いてなさい」

穂乃果「も、妄想じゃないのに……」

穂乃果「あ、そう前の世界では私もスクールアイドルで!ラブライブの本戦に出場が決まって!」

にこ「……」

穂乃果「そこでは私とにこちゃんと絵里ちゃん、希ちゃんとかがグループで!」

にこ「……」
56: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 10:42:29.00 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「どんなグループにも負けない絆で!どんなグループよりもすごいライブで!」

にこ「……!」バンッ

穂乃果「ひっ」

にこ「あんたね……ファンの子だから甘く見てたけど」

にこ「にこたちのグループ馬鹿にしたら許さないんだからね」

穂乃果「べ、別にしてな――」

にこ「あんたの考えた最強のグループ(笑)が私たちのグループより優秀って言いたいんでしょ!」

穂乃果「ちがっ」

にこ「にこたちのグループはダメダメで笑っちゃうってことでしょ!」

穂乃果「にこちゃ――」

にこ「あんたに何がわかるのよ!私たちはね、あんたたちファンが思っている以上に努力してるのよ!」

にこ「想像を絶する努力をよ!確かに今ラブライブに出れるか崖っぷちよ!でもね」

にこ「私の大切な仲間を馬鹿にするのは絶対に許さないんだから!」

穂乃果「そんなつもりじゃ」

にこ「出てって!今日のことは忘れてあげる。だから、もう来るんじゃないわよ!」バタン

穂乃果「……大切な仲間か」

穂乃果「私もそうだったのに……」グスッ
57: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 10:49:49.60 ID:u1T5jo9W.net
音楽室

穂乃果「どうしよう……」

真姫「はぁ、あなた馬鹿じゃないの?そんな剣幕で迫ったらそうなるでしょ普通」

穂乃果「ごめん」

真姫「メールの内容を知らなきゃ帰れないのよ?もう少し冷静に行動したら?」

穂乃果「……」

真姫「ま、最終手段として携帯を盗んでメールを見るって手もあるけど」

穂乃果「そ、それは……」

真姫「私もおススメはしないわ。そもそも1年とか2年も前のメールが残ってるかもわからないし」

穂乃果「はぁ……」

真姫「あとは矢澤先輩に話を聞いてもらえる状況をつくることね」

穂乃果「あんな後にそんなの無理だよ……」

真姫「でも考えなきゃ進まないわ」

穂乃果「ありがとう真姫ちゃん。……優しいね」

真姫「ふ、ふん。友達なら普通なんでしょ、こういうの!」

穂乃果「あはは、そうだね。ありがと」グスッ

真姫「がんばりなさい」
62: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 11:32:50.23 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「うーん、さて、どうしようかな」

「おっ、さっきにこっちと言い争ってた子やん」

穂乃果「えっ?」

希「やーやー」

穂乃果「希ちゃん……」

希「ん?うちの名前しっとるん?」

穂乃果「あ……ごめんなさい、東條先輩」

希「ええよええよ、希ちゃんで。んでー……あー、ごめん名前なんやっけ?」

穂乃果「あっ、すみません。高坂穂乃果です」

希「穂乃果ちゃんね。あー敬語もええで別に」

穂乃果「え、でも……」

希「穂乃果ちゃんがいた世界だとそうやったんやろ?」

穂乃果「えっ!?」

穂乃果(希ちゃん信じてくれて――)

希「そういう設定というかキャラ付けって友達作りに大事やもんなー。うちもなんかわかるわ」

穂乃果「あ、うん、そうだね……」

穂乃果(そりゃそうだよね)
63: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 11:40:11.52 ID:u1T5jo9W.net
希「でもあれはいただけんなぁ。にこっちアイドル研究部に誇りもっとるし、そりゃ怒るよ」

穂乃果「別にそんなつもりじゃ……」

希「自分が思ってることが相手に100%伝わるわけはない。相手のことを考えて伝えなきゃならのよ」

穂乃果「相手のことを考えて……」

希「って、これにこっちの受け売りなんやけどね」アハハ

穂乃果「にこちゃんが?」

希「にこっちは優しいでー。いつもみんなのこと考えてくれるし、仲間想いやな」

穂乃果(自分のことで夢中になりすぎちゃったってことかぁ……)

穂乃果(これじゃあ文化祭の時と何も変わってないじゃないか私)

希「でも、結構おもしろい設定やん。ちょっと外まで聞こえてきたけど」

穂乃果「……」

希「ウチもアイドルなんておもろいやん?妄想でも楽しくなるなぁ」
65: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 11:45:59.11 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「……希ちゃん」

希「ん?」

穂乃果「私の妄想聞いてもらってもいい?」

希「……」

穂乃果「えと……そう!ちょっと設定に悩んでて、そ、相談に乗ってもらえないかな?」

希「……んー、ええで」

穂乃果「ほんと!?」

希「どうせ今暇やし。生徒会室あいてるからそこで聞くよ」

穂乃果「あ、ありがとう!」グスッ

希「ちょ、穂乃果ちゃん。……ふふふ、大げさなやぁ」ナデナデ

穂乃果「ありがとうありがとう」グスッ

穂乃果(こうやってみんなと話せるって幸せなことだったんだなぁ)
67: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 12:01:17.07 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果(そこからこれまでのことを話した)

穂乃果(はじめは3人ではじめて、9人になって、文化祭でライブして)

穂乃果(合宿して、はじめてみんなで曲を作って)

穂乃果(雪の中みんなが道を作ってくれて、A-RISEに勝って)

穂乃果(ラブライブ本戦出場の夢を)

穂乃果(みんなと叶えて……)

希「ほー、ものすごい凝っとるなぁ」

穂乃果「……だから私はみんなとラブライブ優勝したいの」

穂乃果「私の大切な仲間たちと」

希「……穂乃果ちゃんはどうやったらラブライブ優勝できるかっていう設定に悩んでるん?」

穂乃果「……違うね。私はどうやったらみんなとまた幸せに過ごせるか悩んでるの」

穂乃果「ラブライブよりも大切なものがあるの」

希「そのためにはこの話をにこっちに信じてもらわなきゃならんってことやろ」

穂乃果「希ちゃん?」
69: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 12:09:17.74 ID:u1T5jo9W.net
希「あんだけ大声で言うてるんやもん。それだけ伝えたかったってことやろ?

穂乃果「……妄想だけどね」

希「……いんや、妄想や設定やないんやろ?」

穂乃果「!?」

希「にこっちは当事者やし、頭に血が上ってたのかもわからんし」

希「怒るのは無理ない。でも、外で客観的に聞いたら穂乃果ちゃんの必死さが伝わってきたんよ」

穂乃果「希ちゃん……」

希「まぁ半信半疑やったけどな、ははは。でも、今の話でこれが真実ってのはわかったよ」

希「穂乃果ちゃんの目、すごい想いがこもってたもん。これが嘘なんてアカデミー賞もんやん」

穂乃果「うわああああん!希ちゃん!」ダキッ

希「大変やったろうね。そっちの世界のうちならもっと上手に慰めてあげられるのにな」ナデナデ

穂乃果「ううん。希ちゃん、あったかいよ……」
70: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 12:15:53.60 ID:u1T5jo9W.net
希「さて、どうやったらにこっちに話を聞いてもらえるかやな」

穂乃果「うん……」

希「ほらほら、そんな暗くならないで」ナデナデ

穂乃果「えへへ……」

希「あんま後輩に知り合いおらんけど、こういうのもええなぁ」

穂乃果「ここの世界じゃ軽く聞こえて全然伝わらないかもしれないけど」

穂乃果「穂乃果は希ちゃんのこと大好きだよっ!」

希「……伝わるよ。向こうの私が羨ましいかも」

穂乃果「希ちゃん、関西弁が――」

希「そう!にこっちな!うちに考えがないこともないで!」

穂乃果「えっ!?ほんと?希ちゃんが聞いてくれるとか?」

希「こらこら、ここまで来たら他力本願はいかんで」

穂乃果「そうだね。ごめん」

希「これは穂乃果ちゃんの力で解決すべきことなんよ」

希「向こうの世界の素晴らしさは穂乃果ちゃんしかわからないんだから」
75: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 12:32:18.28 ID:u1T5jo9W.net
希「方法、それはズバリ穂乃果ちゃんもライブをするんや!」

穂乃果「ラ、ライブ?」

希「せや。にこっちは自分のグループが馬鹿にされて怒っとるんや」

希「なら、にこっちたちに認められるライブをすれば少しは冷静になるんとちゃう?」

穂乃果「そう、かな?」

希「にこっちはあー見えてアイドルに目がないし、興味を持つのは間違いないよ」

穂乃果「できるかな……今の穂乃果に」

希「穂乃果ちゃんはA-RISEに勝ったんやろ?この世界じゃA-RISEは全国1位や。
それを超えるライブなら納得するに決まっとるよ」

穂乃果「でもA-RISEに勝てたのはみんながいたおかげで……」

希「穂乃果ちゃんははじめ3人だったんやろ?それを見てうちらが入った」

穂乃果「うん」

希「なら大丈夫や。別に大会優勝せえ言っとるわけやない」

希「ただ、うちらの気持ちを動かすライブをすればいいんよ」

穂乃果「……気持ち」

希「大会では技術も大事だけど、想いを伝えるには情熱やん?」

希「それなら9人いなくても伝えられるやろ?」
77: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 12:40:57.50 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「……うん!わかった!やってみるよ!」

希「その意気や!じゃあ行くでー!」ガシッ

穂乃果「って、ええー!希ちゃんどこに!?いきなり引っ張らないでー!」

希「屋上に決まっとるやん!善は急げって言うやろー!」



にこ「じゃあ、10分休憩にするわよー」

モブ's「はーい」

絵里「みんな上手くなってきてるわね」

にこ「そうね。もう予選はすぐそこよ。悔いのないようやるわよ」

絵里「ええ」

希「たのもぉー!」ガチャ

穂乃果「うああああああああああ」

絵里「!?」ビクッ

にこ「な、なに!?」

希「お疲れ―、えりちににこっち」ニコッ

絵里「の、希……」

にこ「な、なんなのよ、いきなり」
79: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 12:46:06.01 ID:u1T5jo9W.net
にこ「あ、あんた!また来たの!?」

絵里「ん?あら昨日の子じゃない」

穂乃果「ど、どうも」

にこ「なに?またやろうっての?こっちは時間ないって言ったでしょ」

希「ストップや!にこっち落ち着きー」

にこ「なによ希」

希「別に喧嘩売りに来たわけやないよ。にこっちたちにお願いがあるんよ」

絵里「お願い?」

にこ「なによ」

希「ここにいる穂乃果ちゃんはなんと……!あの!A-RISEに勝ったことのあるスーパーアイドルなんや!」

穂乃果「ちょおおお、希ちゃん!?」

希「うちに任せとき」コソッ
80: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 12:55:41.39 ID:u1T5jo9W.net
にこ「あ、あんた!にこたちだけじゃ飽き足らず、希にまでそんな妄言吐いたの!?」

穂乃果「う」

絵里「A-RISEに勝った?この子が?ラブライブに出てたかしら?」

にこ「絵里、相手にしなくていいわ。そいつの妄言だから」

希「ところがどっこい……妄言ではありません……!現実です!これは現実です!」

にこ「なら証拠見せてみなさいよ。トロフィーとかあるんでしょ。まさか喧嘩で勝ったなんてオチはないわよね」

絵里「とても喧嘩が強そうには見えないけど」

希「焦ったらいかんでーにこっち。そやな2週間後にライブを見せるってのでどうや?」

にこ「はぁ?なんでよ、今やりなさいよ」

希「しっかりとした舞台で見た方がわかるやろー」

絵里「まぁ確かに音源も衣装もなしじゃよくわからないかも」

穂乃果(なんかすごい勢いで話がすすんでるよお)アワワ
81: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 13:06:22.08 ID:u1T5jo9W.net
にこ「……いいわ。なら2週間後に講堂で見せてもらうわ」

絵里「そうね。私たちの最終リハって名目で借りれるでしょうし」

希「ふふふ、腰抜かしたらあかんでー」

にこ「抜かさないわよ。ただ、あんた!逃げるんじゃないわよ」

穂乃果「えっ!?」

にこ「私だけじゃ飽き足らず、メンバー、希まで巻き込んだのよ。やっぱりやめますなんて通じないからね」

希「大丈夫や!」

にこ「希じゃない。そこのあんたに聞いてるのよ」

絵里「あ、名前聞いてなかったわね」

希「穂乃果ちゃんや。高坂穂乃果ちゃん」

にこ「穂乃果。もしくだらないもの見せたら罰として私たちの手伝いとしてこき使ってあげるわ」

絵里「ごめんなさいね穂乃果。私たちも時間がないの。あまり他にかまけてる場合じゃないの」

にこ「どうせ、小学生のお遊戯レベルでしょ。まぁ期待して待ってるわ」

穂乃果「……っ!くだらないものなんかじゃありません!」

にこ「……」

穂乃果「矢澤先輩たちの努力がどのくらいかはわかりません。でも!」
84: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 13:13:35.20 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「それと同じくらい……いえ、それ以上に努力しました!」

穂乃果「矢澤先輩がグループを馬鹿にされたと思ったなら謝ります」

穂乃果「でも、私たちのグループも馬鹿にはしてほしくないです!」

穂乃果「私は音ノ木坂学院スクールアイドルμ'sの高坂穂乃果です!」

穂乃果「私の……ううん、私たちの想いを絶対に伝えて見せます」

絵里「……」

希「……穂乃果ちゃん」

にこ「せいぜい2週間練習することね。希!もういい?こっちも練習があるのよ」

希「……え、うん」

穂乃果「ありがとうございました!」ガチャ

希「穂乃果ちゃんー、待ってーな」



絵里「希、すごい楽しそうだったわね。なんかあの子のあんな姿久しぶりに見たわ」

にこ「……」

絵里「にこ?」

にこ(吸い込まれそうな瞳の力だったわ。あの子……本当に)

絵里「どうしたのよ?」

にこ「なんでもないわ。さ、練習よ!」
99: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 16:20:08.44 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「さてと、ライブやる流れになっちゃったけど、正直大変だぁ……」

穂乃果「一人用のライブの振り付けってないんだよなぁ」

穂乃果「うーん、9人用のを一人でやるのは……」

穂乃果「なーんか、ダイナミックさが欠けると思うんだよなぁ」

穂乃果「……」

穂乃果「うん。やっぱりあれしかないね」



穂乃果「あのね、聞いてほしいことがあるの」

海未「?」

ことり「どーしたの?」
101: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 16:30:17.52 ID:u1T5jo9W.net
海未「……つまり、今の穂乃果は別の世界の穂乃果と?」

ことり「全然実感ないね……」

穂乃果「突拍子もないことだけ、信じてくれる?」

海未「正直なところ私はよくわかっていません。あまりにも現実離れしすぎてます」

穂乃果「……うん」

海未「ですが、穂乃果が困っていて、私たちに助けを求めているのはわかりました」

ことり「うん!前も言ったけど、どんな穂乃果ちゃんも穂乃果ちゃんだよ!」

海未「ええ。私たちはいつもあなたの味方ですよ」ニコ

穂乃果「海未ちゃん……ことりちゃん……」

ことり「それに違う世界って言ってもことりたちの知ってる穂乃果ちゃんとほとんど一緒でしょ?」

海未「そうです。多少の記憶違いあるかもしれません」

海未「ですが、内気だった私を遊びに誘ってくれた元気で優しい穂乃果はあなたでしょう」

ことり「どんな状況でも、私たちは最高の親友だよ!」
102: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 16:37:54.41 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果邸

ことり「それで、ライブをすることになったんだね」

穂乃果「うん」

海未「それで私たちはどうしたらいいんですか?照明とかの手伝いとか?」

穂乃果「ううん、海未ちゃんとことりちゃんには私と一緒に踊ってほしいの!」

ことり「えっ!?」

海未「わ、私たちもですか!?」

穂乃果「うん、ほらさっきも話したけどμ'sってはじめは私たち3人で始めたんだよ」

海未「それはわかりますが……ですが、あと2週間で矢澤先輩を納得させるものができるでしょうか」

ことり「海未ちゃん……本音は恥ずかしいからでしょ?」

海未「う。ア、アイドルなんて無理です!ヒラヒラのスカートなんてき、着れません///」

ことり「まだ衣装決まってないけどね」アハハ
105: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 16:47:21.12 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「ふふっ」

海未「な、なんですか!穂乃果まで笑って!」

穂乃果「い、いや。スクールアイドル始めた時もこんなんだったなぁって」

ことり「やっぱり海未ちゃんこんな感じだったの?」

穂乃果「うん。でも今では何千人って人の前で堂々と歌って踊れてるんだぁ」

海未「わ、私がですか……信じられません」

穂乃果「だから、お願い海未ちゃん!」

海未「う……」

ことり「海未ちゃん、別にアイドルになってって言われてるわけじゃないよ?」

ことり「1回だけ、穂乃果ちゃんのために踊ろうよ!」

海未「穂乃果のため……」

ことり「今まで私たちたくさん穂乃果ちゃんに救われてきたでしょ?恩返ししなきゃ!」

穂乃果「穂乃果が救った?二人にはいつも穂乃果が助けてもらってばっかりだけだと思うけど」ハハハ
106: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 16:55:51.43 ID:u1T5jo9W.net
海未「あなたは知らずうちに誰かの支えになっているような人ですよ」フフ

穂乃果「な、なんか恥ずかしいなぁ」

ことり「じゃあ3人でがんばろー!」

海未「と、その前に!穂乃果、μ'sは本来9人なのでしょう?ならば他のメンバーも誘った方がいいのでは?」

穂乃果「うん。それは私も考えてた。でも歌もダンスもお互いの呼吸が大事なんだ」

穂乃果「この世界の凛ちゃんも花陽ちゃんも真姫ちゃんも希ちゃんも私のことあまり知らない」

穂乃果「でも海未ちゃんとことりちゃんはずっと一緒だった。この世界も向こうの世界も」

穂乃果「だから3人でいいの。3人ではじめて、みんなの心を動かしたんだから」
108: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 17:07:24.44 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「スクールアイドルをやりたい。そんな気持ちを前面に出したのがファーストライブだったの」

海未「その気持ちを再びメンバーに伝えたいと」

穂乃果「うん。あの時の必死さが今回必要なのかなって」

ことり「私たちなら大丈夫だよ!ずーっと一緒だったんだから」

海未「そうですね。なぜだかわかりませんが、3人ならできる気がします」

穂乃果「これから2週間よろしくお願いします!」

ことり「でも、練習以外にもやることたくさんあるよね」

海未「まず楽曲は必須ですね。衣装は最低ジャージでも大丈夫でしょうが」

穂乃果「歌は私が用意するから大丈夫。衣装は」

ことり「私に任せて♪」

穂乃果「うん!μ'sの衣装と言えばことりちゃんの可愛いやつ!」

海未「大丈夫なのですか?練習と並行してやるには大変かと」

ことり「大丈夫だよ。それに見たいんだ。私の作った衣装を二人が来てる姿を」

穂乃果「ことりちゃんはデザイナーが夢だもんねぇ。穂乃果も手伝うから!」

海未「穂乃果が!?あなた裁縫なんてできないでしょう?」

穂乃果「それは前の穂乃果!今の穂乃果はことりちゃんの手伝いして少しはできるんだからね!」

ことり「うん!衣装も3人で頑張ろうね!」

海未「私だけ何もしてないようで気がひけますね」

穂乃果「海未ちゃんはμ'sに大切なものをいつもくれてるよ。それを胸に私はがんばってるの」
111: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 17:25:05.30 ID:u1T5jo9W.net
真姫「それでライブをすることになったのね」

穂乃果「うん。なんとか認めてもらってにこちゃんに話を聞いてもらわなきゃ」

真姫「じゃあ、忙しいんじゃない。こんなとこに来てていいの?」

穂乃果「それは、真姫ちゃんにお願いしたいことがあって」

真姫「?」

穂乃果「あのね、曲を作ってほしいの」

真姫「はぁ?あなた曲作りなめてるの?そんな短期間でできるわけないじゃない」

穂乃果「ううん。一から作ってってことじゃないの。穂乃果が歌うからそれをえっと編曲?してほしいの」

真姫「メロディーはできてるのね。それならできると思うけど」

穂乃果「ほんと!?ならお願い!」

真姫「じゃあ、今からでいい?」

穂乃果「うん。それじゃ歌うね」


穂乃果「~~~♪」


穂乃果「どう?」
112: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 17:26:34.13 ID:u1T5jo9W.net
書き忘れ、今は翌日放課後音楽室


真姫「……驚いたわ。前聞いた時も思ったけどあなた歌上手いのね」

穂乃果「真姫ちゃんとかに基礎から指導してもらったんだー!」

真姫「……仲よさそうね私」ボソッ

穂乃果「ん?なに?」

真姫「なんでもないわ。歌だけじゃない、曲もいいセンスしてるわね」

穂乃果「そりゃそうだよー。だって真姫ちゃんが作ったんだもん」

真姫「ヴェエエ!私?もう知らないとこで色々進んでて気味悪いわね」

穂乃果「ご、ごめん」

真姫「別に怒ってないわよ。なるほどね、だから曲を聞いててすぐにイメージできたわけね」

穂乃果「これって世界をまたいだナルシストってことになるのかな!?」

真姫「意味わかんない!」

穂乃果「じょ、冗談だよぉ」アセアセ

真姫「ま、とりあえず作っておくわ。その前にあなたの歌を録音してダビングするわね」

穂乃果「ん?真姫ちゃん用の他に何か使うの?」

真姫「……あなた本当にアイドルだったの?歌がなくてどうやって踊りの練習するのよ」

穂乃果「だからそれは真姫ちゃんが」

真姫「私が完成させるまで踊りや歌の練習をしないってことでいいわけ?」

穂乃果「おお!真姫ちゃん天才!」

真姫「……大丈夫かしら」
114: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 17:36:49.70 ID:u1T5jo9W.net
神田明神

穂乃果「おーい!」

海未「穂乃果。曲の方はどうでした?」

穂乃果「ばっちりだよ!仮歌は明日届くから踊りと歌の練習は明日からね!」

海未「わかりました。では今日は基礎体力を鍛えましょう」

穂乃果「そうだね!……って、あれ?ことりちゃんは?」

海未「……ことりならあそこです」

穂乃果「ん?」

ことり「ひぃーひぃー……もう動けないよぉ」グッタリ

穂乃果「あらら」

海未「まぁことりはもともと運動するタイプじゃありませんしね」

穂乃果「だ、大丈夫かな?」

海未「運動とはこういうものです。ほらっ、ことり!休憩終わりですよ!」

ことり「ひぃぃぃぃ」

穂乃果「本当に大丈夫かな……ことりちゃーん!」

ことり「ほ、穂乃果ちゃあーん」グデー


希「がんばりー、穂乃果ちゃん」
115: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 17:44:56.22 ID:u1T5jo9W.net
翌日放課後神田明神

穂乃果「仮歌持ってきたよ!」

海未「では聞いてみますね」

ことり「た、楽しみだねぇ」ガクガク

穂乃果「今日ことりちゃん、な、なんかぎこちないね」

海未「筋肉痛です。すぐに慣れますよ」

ことり「海未ちゃんともかく、穂乃果ちゃんともこんな差があったなんてぇー」

海未「そりゃ今の穂乃果は全国区のスクールアイドルですからね。基礎体力も普通にあります」

穂乃果「ご、ごめん。なんかズルしてるみたいで」

ことり「あ、ううん。だって、それって今のことりみたいな状況を超えた結果なんでしょ?」

海未「そうです。あなたも血のにじむような努力をしたんです。決してズルなんかじゃありませんよ」

穂乃果「あはは、もうあの筋肉痛は思い出したくないかも」

ことり「じゃあ、歌聞こうよ!」

海未「そうですね。では、ことりこちらのイヤホンを」スッ

ことり「うん、ありがとう」

穂乃果「なんか、穂乃果仲間はずれだね」

海未「いや、あなたが歌った曲でしょう。なんであなたが優先して聞くんですか」

ことり「それにイヤホン2個しかないし……」ハハハ
117: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 17:53:25.25 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「どうだった!?」

海未「……これ穂乃果ですか?」

穂乃果「え?そうだよ、そんなこと嘘つかないし、声もちゃんと穂乃果だったでしょ!」

海未「まぁそうなんですけど」

ことり「穂乃果ちゃんすごい歌上手くなったねぇ。この前カラオケ行った時と全然違うよ」

穂乃果(そのカラオケ行ったことは私知らないんだけどね)

海未「さすがですね。歌のレッスンもしっかりやったのでしょう」

穂乃果「μ'sには歌が上手い子多いからね。海未ちゃんも上手だよ」

海未「え、あ、ありがとうございます///」

ことり「それにしてもいい曲だねぇ」

海未「そうですね。メロディーもさることながら歌詞もまた素晴らしいです」

ことり「なんだが、希望って感じだね」

穂乃果「あ、それ書いたの海未ちゃんだよ」

海未「……は?」

穂乃果「だから、その歌詞書いたの海未ちゃん」

海未「え、えええええええ!?わ、私が、こ、こんな、恥ずかしいことを!?」

ことり「歌詞もまた素晴らしいです」

海未「ことりぃ!」
118: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 18:03:21.36 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「そもそもμ'sの歌詞はほとんど海未ちゃんが書いてるんだよ?」

海未「なっ……向こうの私はなんてことを……」

ことり「でも、なんで海未ちゃんだったの?」

穂乃果「ほら、海未ちゃんよくポエムとか書いてたでしょ?だから歌詞も行けるかなって」

海未「あああああ、やめてください!そんな恥ずかしいこと言わないでください!」

穂乃果「それに穂乃果もことりちゃんも作詞って苦手だったから」ハハ

ことり「でも実際すごいいい歌詞だったし、才能あるんだねぇ」

海未「穴があったら入りたいですぅ」

穂乃果「たまにものすごいのとかあるけど、歌詞ってちょっと大げさな方がいいんだよね!」

海未「……」

ことり「穂乃果ちゃん、海未ちゃんが息してないよ」

穂乃果「もう!だから海未ちゃんはμ'sに大切なものをいつもくれてるって言ったでしょ!」

海未「……大切なもの?」

穂乃果「うん。海未ちゃんの歌詞を歌うと自然と感動できるんだぁ。だからもっと誇っていいんだよ」

海未「……はい」

穂乃果「海未ちゃんの歌詞はいつも私たちを導いてくれるの。えへへ」

海未「……恥ずかしいですが、私も貢献できてるってことですね」
120: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 18:12:14.97 ID:u1T5jo9W.net
希「やー頑張っているね、若者たちよ」

穂乃果「あ、希ちゃん!」

ことり「あれって」コソッ

海未「ええ、元生徒会副会長の東條先輩ですね」コソッ

ことり「ここでバイトしたんだ。というか穂乃果ちゃん先輩だよぉ」コソッ

海未「しかし、相手もあまり気にしていませんね」コソッ

穂乃果「あ、紹介するね。この前も話したど私の親友の海未ちゃんとことりちゃん!」

海未ことり「こんにちわ」

希「おーこの子たちが噂の。結局3人でやることにしたん?」

穂乃果「うん!穂乃果たちはね、3人揃うと無敵なんだよ!」

希「そら楽しみやなー。うちも楽しみにしとるから練習頑張ってなー」ジャアマタナァ

穂乃果「ばいばーい!」

海未「穂乃果、東條先輩とは」

穂乃果「あ、ええと、友達!ちょっと相談にものってもらって」

ことり「へぇー」

穂乃果「希ちゃんはμ'sの頼れる存在なんだ!だからこっちの世界でもちょっと甘えちゃった」ハハ
121: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 18:17:14.53 ID:u1T5jo9W.net
海未「そうですか。たくさんの人が関わっているんですね」

穂乃果「うん。私のためにいろんな人が協力してくれてる」

ことり「絶対に成功させなきゃね!」

穂乃果「うん!」

海未「それじゃあ振り付けを覚えるところから始めましょうか」

穂乃果「よし、じゃあ穂乃果に任せて!いくよ!」

穂乃果(いつもは海未ちゃんが主導だった練習を穂乃果がやってる)

穂乃果(不思議な世界だな……穂乃果もみんなのために何か貢献できてるのかな)

海未「む、これは結構難しいですね」

ことり「そ、そうだね。さらに3人が合わせなきゃいけないし」

穂乃果「大丈夫!私たちなら!」

海未「できますね!」

ことり「うん!」
123: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 18:25:47.41 ID:u1T5jo9W.net
数日後穂乃果邸

ことり「じゃじゃーん!」

穂乃果「おお!」

海未「な……」

ことり「衣装できたんだー。試着してみようよ」

穂乃果(前とは細かいところが少し違うけど、こっちも可愛い衣装だなぁ)

海未「こ、ことり!な、なんですかこの衣装は!」

ことり「え、何ってライブで着る衣装だけど……」

海未「そうじゃありません!こ、こんな丈の短いスカート……は、破廉恥です!」

ことり「いやでも、アイドルってこんな感じだよね」

穂乃果「うんうん、ことりちゃん素晴らしい衣装だよ!」

ことり「えへへ」

海未「アイドルがそんな短いスカートを履く決まりはありません!私たちはもっと清くですね」

ことり「でも、もう作っちゃったし……これから直すのは」

穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃんが精一杯作ったんだよ!」

海未「う、わ、わかりました。もうどうにでもなれです……」

ことり「ご、ごめんね海未ちゃん。まさかそこまで嫌がるとは」

海未「あ、いえ」

穂乃果「ほらっ海未ちゃん」コソッ

海未「……ことり」

ことり「なに?」

海未「……えっと、少し恥ずかしいですが、最高の衣装だと思います。ありがとうございます」

ことり「うん♪」
124: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 18:37:12.68 ID:u1T5jo9W.net
神田明神

穂乃果「えっと、そこはここをこうして」

海未「なるほど、そうすることでスムーズになるのですね」

ことり「あはは、穂乃果先生だね」

穂乃果「え、照れちゃうなぁー」

海未「授業中熟睡、テスト赤点ギリギリの先生は嫌ですけどね」フフ

穂乃果「もー海未ちゃーん!」



花陽「……」

凛「かーよちん、どうしたの?」

花陽「あ、ううん。なんでもないよ」

凛「うーん?あれウチのジャージだね。スクールアイドル?」

凛「でもあんな人たちいたかなー?」

花陽「たぶん違うと思うけど」

凛「やっぱり、スクールアイドルに興味あったんでしょ?入ればよかったのに」

花陽「いや……私には無理だよ。あんな目標に向かって突き進むのは」

凛「でもすごい見てたにゃー」

花陽「それは……なんだか、すごい楽しそうだなって思って。練習の大変さより仲の良さが伝わるっていうか」

凛「かーよちん!」ダキッ

花陽「凛ちゃん!?」

凛「凛とかよちんも負けないくらい仲良しだにゃー!」
125: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 18:43:55.28 ID:u1T5jo9W.net
花陽「そうだね。私たち親友だもんね」

凛「そうにゃそうにゃ!そこらの親友には負けないにゃー!」

花陽「ふふ」



真姫「……」ジィー

希「……」ソロソロ

真姫「ふぅ、帰りましょう」

希「……ワシワシやぁ!」ワシワシ

真姫「ちょ、な、い、いやー!」

希「なーに隠れてみてるん?」

真姫「べ、別にいいでしょ!というか離しなさいよ!」

希「ま、まだまだ成長の余地ありやな」

真姫「なんの話よ!」

希「穂乃果ちゃん見に来たんやろ?」

真姫「あなた」

希「うちは東條希。あなたと一緒で穂乃果ちゃんに協力してるんよ真姫ちゃん」

真姫「……そう」

希「行かないでええん?」

真姫「いいのよ。今穂乃果に必要なのは私じゃなくてあの2人よ」
126: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 18:52:47.72 ID:u1T5jo9W.net
希「穂乃果ちゃんはそんなこと思わんと思うけど」

真姫「別に用があるわけでもないし。ただちゃんと練習してるか監視に来ただけ」

希「素直やないなー」

真姫「それに邪魔しても悪いでしょ。と、友達なんだから相手のこと気にかけて当然でしょ」フン

真姫「じゃ、私は行くわ。あなたも邪魔しないようにね」

希「はいはい」バイバイ

希「まったく不器用やな」



にこ「……」

絵里「にこ?どうしたの?」

穂乃果「じゃあ今度は石段ダッシュいくよ!」

海未「はい!」

ことり「うん!」



絵里「あらあの子たち」

にこ「……」
129: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 18:58:10.41 ID:u1T5jo9W.net
絵里「へぇ、頑張ってるみたいね」

にこ「ふん、死に物狂いで来なきゃ時間の無駄でしょ。当然よ当然」

絵里「にこもあの子たちのこと多少は認めてるんでしょ?」

にこ「多少ね。ほんっとに多少ね。小指の爪くらいね」

絵里「……もう」

にこ「アイドルはそんな甘いものじゃないのよ。2週間練習した程度で私たちと同等なんて無理よ」

絵里「まぁ、そうよね。これですごかったら私たちの立場がないわ」

にこ(でも、本当に違う世界で……ううん、そんな馬鹿なことないわ。B級SFかっての)

絵里「どうしたの?いきなり黙っちゃって」

にこ「なんでもないわよ。ほら行くわよ。帰りマックにでも寄って練習の予定考えるわよ」

絵里「はいはい」

にこ(絶対にラブライブ出てやるんだから)
130: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 19:08:44.59 ID:u1T5jo9W.net
また数日後穂乃果邸

海未「では、再生しますよ」

ことり「なんかドキドキするね」

穂乃果「ダンスはやっぱり客観的に見ないと上手くならないからね」

海未「それにしてもビデオカメラなんて持っていたんですね穂乃果」

穂乃果「あ、これ希ちゃんに借りたの。希ちゃんと言えばカメラキャラでもあるからね!」

海未ことり「?」

穂乃果「ほら!そんなことよりちゃんと見ないと!」

海未「あ、はい。では――」


映像「~~♪」


ことり「ほぉ……すごい!私たち本当のアイドルみたい!」

海未「確かに。こうして映像で見ると頑張ったかいがあったと言いますか」

ことり「あっほらここ!ちょっと苦戦したとこだけど、上手くいってるね」

海未「重点的に練習しましたからね。たった1週間でこれはすごいことですよ」

ことり「ことりたち才能あるのかな?」ヘヘヘ

海未「一応ラブライブ本戦メンバーですからね。別の世界ですが」

ことり「あはは、そうだね」

穂乃果「……」
132: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 19:14:34.05 ID:u1T5jo9W.net
海未「穂乃果?」

ことり「どうかしたの?」

穂乃果「あ、え、えっと」

海未「やはり素人目ではわからないようなダメな点があったでしょうか?」

ことり「え、そうなの?穂乃果ちゃん、ことりたちに遠慮せずはっきり言っていいんだよ?」

海未「そうです。ダメなところを指摘され人は成長するんですよ」

穂乃果「あ、ち、違うの!え、えと、そう!あんまり良かったから言葉を失っちゃったんだよ!」

ことり「ほんと!?穂乃果ちゃんに言われると自信になるね!」

海未「ええ。私たちは本当に努力していますし」

穂乃果「うんうん。これからもがんばろーね!」

海未ことり「はい(うん)!」

穂乃果「じゃあ今日は解散かな。また明日!」
133: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 19:20:54.30 ID:u1T5jo9W.net
ことり「じゃあね、穂乃果ちゃん」

海未「しっかりお風呂でマッサージしてくださいね」

穂乃果「海未ちゃんたちもケア怠らないでね」

海未「それでは」

ことり「また明日~」

穂乃果「……お風呂はいろ」



チャポン

穂乃果「はぁ……」

穂乃果「よかった。二人ともちゃんと踊れてる」

穂乃果「そりゃそうだ。もともと穂乃果より上手いんだもんね」

穂乃果「……でも」

穂乃果「なにかが足りない……」

穂乃果「私の知ってる私たちはもっと……すごかった」

穂乃果「技術じゃない……でも二人はすごい頑張ってる」

穂乃果「あの映像も魅力を感じた。……でも足りない」

穂乃果「ちゃんとわかってる……足りないのは……私だ……」
148: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 20:32:27.44 ID:u1T5jo9W.net
翌日学校昼休み

ことり「穂乃果ちゃーん、おひるごはん食べよー」

穂乃果「あ、うん」

海未「では机を失礼してと」

穂乃果「あ」

海未「どうかしました?」

穂乃果「お昼のパン買い忘れちゃった」

ことり「珍しいね、穂乃果ちゃんがパン忘れるの」

海未「まぁ疲れもありますしね、待ってますから早く買いに行ってください」

穂乃果「うん。あ、でも、先に食べてていいよ。二人はお弁当だし穂乃果より時間かかるでしょ?」

ことり「あー、うん。お言葉に甘えて先に食べてるね」

穂乃果「じゃ、行ってくるね」



穂乃果「はぁ、駄目だなぁ」

「あら、こんなとこでどうしたの?」

穂乃果「え?」

絵里「こんにちわ穂乃果。お昼食べないの?」

穂乃果「絵里ちゃ……絢瀬先輩。あ、と、今からお昼買いに行くんです。ちょっと忘れちゃって」

絵里「そう。練習はどう?順調?」

穂乃果「……」
150: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 20:40:30.82 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「……順調です。難関のフォーメーションも上手く行ってますし」

絵里「……」

穂乃果「じゃあ、友達も待たせてるので行きますね」

絵里「穂乃果」

穂乃果「はい?」

絵里「私とお昼食べない?」



穂乃果(よしことりちゃんたちにメールOK)

絵里「ここでいいかしら」

穂乃果「あ、はい」

穂乃果(中庭。ここではじめて絵里ちゃんと話したんだっけ)

絵里「ん?どうしたの?立ってないで座ったら?」

穂乃果「あ、はい!」

絵里「そんなビクつかないでよ。別ににこみたいに怒鳴ることしないし」

穂乃果「すみません」

絵里「んー」

穂乃果(それにしてもいきなりお昼って何の用なんだろ)

絵里「絵里よ」

穂乃果「え?知ってますけど」

絵里「違うわよ。絵里って呼んでいいって言ってるのよ」

穂乃果「え……でも」

絵里「あなた希とそんな感じで呼び合ってるんでしょ?なら別に私にしてもいいでしょ」
153: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 20:49:38.25 ID:u1T5jo9W.net
絵里「希の友達は私の友達よ。そうやって人間は信頼できる人を増やすのよ」

穂乃果「はい」

絵里「敬語もいいわ。希のあんな姿久しぶりに見たわ。よほどあなたがいい子なんでしょうね」

穂乃果「そんなことないよ。希ちゃんには助けてもらってばっかで」

絵里「希は好きで世話を焼いてるのよ。私も昔あったわ。まったくおせっかいよね」

穂乃果「……」

絵里「それで?何を悩んでるの?」

穂乃果「え?」

絵里「練習、上手くいってないんでしょ?」

穂乃果「それは……」

絵里「あなたなかなか顔に出やすいわね。すごくどんよりしてたわよ」

穂乃果「でも絵里ちゃんは矢澤先輩のグループで――」

絵里「別に私たち争ってるわけじゃないでしょ。あなたたちのライブを楽しみにしてるのよ」

穂乃果「楽しみ?」

絵里「ええ。ほら屋上でにこと言い合いした時、あなたすごい真剣だったでしょ」

穂乃果「あの時はいきなりごめん」

絵里「いいのよ。ただあの想いがこもったライブはどんなにすごいかって気になってね」
155: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 20:57:23.97 ID:u1T5jo9W.net
絵里「はじめは少し懐疑的だったけど、神社での練習見かけて本気なんだなって改めてわかったわ」

穂乃果(真姫ちゃんも希ちゃんも海未ちゃんもことりちゃんも絵里ちゃんも)

穂乃果(私の想いをちゃんと受け止めてくれてる)

穂乃果(どんなに離れてもμ'sはμ'sだ)

絵里「それはにこもよ」

穂乃果「え」

絵里「まぁあの子ひねくれたところがあるから分かりにくいけど、あなたのこと少しは認めていたわ」

穂乃果「にこちゃんも……」

絵里「それで?何を悩んでたの?」

穂乃果「あ、ええと、うん、聞いて。自分たちのダンスをビデオでとったの」

絵里「ダンスレッスンで重要なことね」

穂乃果「それを見てて、気付いたの。何かが足りないって」

絵里「あなたは確か結構ダンスも得意なのよね。ならあの二人の動きに何か原因が?」

穂乃果「違うの。足りないのは私だけ。二人はすごかった」

絵里「それは技術的な話?」

穂乃果「ううん、そうじゃない。なんか感覚的な」
156: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 21:07:09.42 ID:u1T5jo9W.net
絵里「感覚……か」

穂乃果「ごめんね。こんな抽象的な悩みで」

絵里「いいのよ。成長を求める過程で悩みは必ずでるわ」

穂乃果「うん」

絵里「そうね……その映像を見てどう足りないって思ったの?」

穂乃果「うーんと……私が前に見たのはもっとすごかったの。あ、ごめんまた曖昧」

絵里「すごかったか。ならその時の感情を思い出せばいいんじゃない?どんな状況だったの?」

穂乃果「えっと、ラブライブの最終予選で……あっ」

穂乃果(そうだ。こんなこと言ったらまた変な子扱いだ。こっちじゃアイドルですらないのに)

絵里「それで?」

穂乃果「え?」

絵里「ラブライブの最終予選でどうなったのよ」

穂乃果「絵里ちゃん……」

絵里「ほら、あんまお昼休みも長くないんだから」

穂乃果「あ、うん」

穂乃果(ありがと絵里ちゃん)
158: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 21:19:00.23 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「最終予選でA-RISEに勝った時が一番すごかったと思う」

絵里「A-RISEかぁ。そりゃA-RISEに勝てる状況ならすごいでしょうね」

穂乃果「……うん」

絵里「その日のこともう少し教えてくれる?」

穂乃果「うん。当日はすごい雪だったんだ。しかも、私たちはオープンキャンパスで別行動。
終わってから集合だったんだけど、大雪で電車がとまっちゃって」

絵里「絶望的な状況ね。でも、あなたたちはライブに出たんでしょ?」

穂乃果「……うん。学院のみんながね、穂乃果たちのために雪かきをしてくれたの」

絵里「ハラショー!それはすごいことね」

穂乃果「それも学院だけじゃなくて、会場までの道を全部!」

絵里「あなたたちになんとしても出てほしかったのね」

穂乃果「うん。それでね間に合ったの!みんなの力で!」

絵里「ふふふ。どれだけ嬉しかったのか穂乃果の顔を見ればわかるわね」

穂乃果「あ、えへへ///」

絵里「それでライブに挑んだのね」

穂乃果「うん。みんなが繋いでくれた道を無駄にしないように」

穂乃果「絶対にライブを成功させて予選を突破するんだ!って」

絵里「……」

穂乃果「絶対に成功させたい。今回だって絶対に成功させたいよ。なのに……違うの」
159: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 21:29:28.02 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「やっぱり、あの大舞台だからいつもより気合が入ってたのかなぁ……」

絵里「穂乃果」

穂乃果「なに?」

絵里「あなたは本当にライブ中、最終予選を突破したいって思ってたの?」

穂乃果「え、そんなの当たり前だよ!だってみんなが必死に作ってくれたんだよ!」

絵里「そう、みんなあなたたちのために頑張った。あなたはこの行為をどう思った?」

穂乃果「だから、すごい感謝してるよ」

絵里「ライブの後、手伝ってくれたみんなはなんて言ってた?」

穂乃果「『絶対に予選突破するって信じてた!手伝ったかいがあったよ』って」

絵里「やっぱり、穂乃果もう一度ライブの前を思い出してみて」

穂乃果「ライブの前……」

絵里「目の前にはあなたたちのために道を作ってあなたたちを応援してくれているみんながいる」

絵里「あなたはどう思った?」
160: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 21:40:06.68 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「あの時……」




『穂乃果ぁ!がんばれー!』
『μ's!!』
『海未ちゃーん!』
『ことりー』
『みんながんばれー!』

穂乃果『たくさんのありがとうを込めて、歌にしてみました。応援してくれた人、
助けてくれた人がいてくれたおかげて私たちは今、ここに立っています』

穂乃果『だからこれは、みんなで作った曲です!』

――そして

穂乃果『μ'sが、大好きだったから』




穂乃果「……そうだ。私、みんなにありがとうと幸せを届けたくて」

穂乃果「Snow halationを歌ったんだ」
161: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 21:50:42.54 ID:u1T5jo9W.net
絵里「アイドルっていうのは笑顔を見せる仕事じゃない。笑顔にさせる仕事」

穂乃果「それ」

絵里「にこがよく言ってることよ」

穂乃果「……うん、知ってる」

絵里「あなたは自分のために今度ライブをする。でも、それって本当のライブなのかしら?」

穂乃果「……」

絵里「本当のアイドルなのかしら?そこを考えればよりいいものになるかもしれないわね」

絵里「私は映像を見てないけど、きっと他の2人はとても輝いてるんでしょうね」

穂乃果「うん。……眩しいくらいに」

絵里「それはあの2人があなたをなんとか笑顔にさせたいって思って必死に踊っているからよ」

穂乃果「うん、うん」

絵里「あなたもライブの意義を見つければ、きっとこの世界で一番の輝けるわ」

穂乃果「……ありがとう絵里ちゃん」グスグス

絵里「がんばりなさい」ナデナデ
162: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 21:57:05.80 ID:u1T5jo9W.net
放課後

海未「穂乃果、行きますよ?」

穂乃果「ごめん!今日は二人で練習してくれない?」

ことり「どうしたの?」

穂乃果「うん。私に足りなかったものを見つけてくるの!」

海未「?」

ことり「ふふ、わかった。がんばってね」

穂乃果「うん!」

海未「張り切っていますね」

ことり「あの顔の穂乃果ちゃんはいつもすごいことをするんだよ」

海未「ですね。何かを得て戻ってくるでしょう。さて、私たちも練習ですね」

ことり「うん!」
163: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 22:03:22.66 ID:u1T5jo9W.net
1年教室

穂乃果「凛ちゃん!花陽ちゃん!」

凛「にゃ!」

花陽「ピャア!」

穂乃果「少し時間いい?」

凛「え、いいですけど」

花陽「凛ちゃん知り合い?」

凛「かよちんの知り合いじゃないの?」

花陽「ち、違うよー!」

凛「どういうことにゃー……」

穂乃果「あ、私たちここでは初対面だったね。初めまして高坂穂乃果です」

凛「やっぱりはじめてだったにゃー!」

花陽「り、凛ちゃん!先輩だよ」

凛「あ、ごめんなさい。星空凛です」ペコ

花陽「小泉花陽です」ペコリ

穂乃果「じゃあ、ちょっと行こうか。あ、穂乃果のことは穂乃果でいいよ」

凛「……穂乃果先輩」

穂乃果「穂乃果ちゃんでいいんだよ!凛ちゃん」

凛「きゅ、急には無理だにゃー」

花陽「ダレカタスケテー」
166: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 22:13:26.91 ID:u1T5jo9W.net
花陽「それでお話って言うのは」

穂乃果「あ、うん。花陽ちゃんってアイドル好きなんでしょ?」

花陽「えっ!?なんで知っているんですかぁ!?」

穂乃果「ま、まぁそれは置いといて。アイドル好きなのになんでアイドル研究部入らなかったの?」

花陽「あ」

穂乃果「うちのスクールアイドルすごい人気なんでしょ?ならいっしょにやればよかったのに」

凛「かよちんは恥ずかしがり屋にゃー」

花陽「それに声も小さいですし、みなさんみたいに目標を強く持てません」

穂乃果「じゃあ、もしライブを楽しいって思ったら入ってよ!」

花陽「え?」

凛「やっぱり穂乃果先輩はアイドル研究部だったにゃー」

穂乃果「あ、ううん。私は違うの。でも、アイドル研究部って楽しい所なんだ」

花陽「は、はぁ……」

穂乃果「でね、もうすぐ私たちライブするの!」

凛「にゃ!?アイドル研究部じゃないのにアイドルのライブするの?」

穂乃果「うん。ちょっと意味わからないかもしれないけど」

凛「だいぶわからないにゃー」
167: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 22:21:24.59 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「いろいろ強引だってのはわかってる」

穂乃果「でも、好きなのにやらないなんて悲しいじゃん!」

花陽「……でも勇気が」

穂乃果「だから私たちのライブが楽しかったら、やってみたいって思ったら入部してほしいんだ」

花陽「……」

穂乃果「大丈夫!花陽ちゃんはすっごいアイドルになるから!穂乃果が保証する!」

凛「根拠ないにゃー」

花陽「ラ、ライブはいつ?」

穂乃果「えっと、今週の金曜の4時から!場所は講堂だよ」

花陽「わ、わかりました。必ず行きます」

凛「かよちん?」

花陽「まだわからないけど。私をここまで必要としてくれた人、今まで凛ちゃん以外いなかったから」

穂乃果「それから凛ちゃん!」

凛「にゃ!?」
169: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 22:29:34.61 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「凛ちゃんにも来てほしいな」

凛「凛も?」

穂乃果「うん。それでね凛ちゃんも良かったら入ってほしいの」

凛「凛、アイドルってよくわからないから、楽しいって思わないかも」

穂乃果「うん、いいよ!」

花陽「いいの!?」

穂乃果「凛ちゃんは……私たちのライブを見て可愛いなぁって思ったら入って!」

凛「なんにゃそれ!どんな入部動機にゃ!」

穂乃果「そして、想像してほしいの。私たちの可愛い衣装を来て踊ってる自分を」

凛「え……」

穂乃果「絶対に似合うから!」

凛「似合うわけないにゃー。凛どっからどう見ても男っぽいし、アイドルって柄じゃないにゃ」

花陽「え、凛ちゃんは可愛いよ?」

凛「かよちんの方が100倍は可愛いにゃ!あと穂乃果先輩も」

花陽「凛ちゃん……」

凛「二人は似合うよ、アイドルみたいな衣装。でも凛が来ても惨めなだけにゃ」

穂乃果「そんなことない!絶対にない!100%ありえない!」

凛「!」ビクッ
173: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 22:45:12.46 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「もし凛ちゃんを可愛くないっていう人がいたら、例え凛ちゃんでも穂乃果が許さない!」

凛「……」

穂乃果「それにいいじゃん!想像の中くらい自分が可愛くなったって!そりゃみんな自分より誰かが
可愛いって思ってるよ。でも、自分自身の理想が可愛くても別にいいでしょ!」

花陽「……穂乃果先輩」

穂乃果「誰だって成功したり、高評価になったり、そういう自分をイメージするの!そうやって自分を磨くの!」

凛「……」

穂乃果「だから、可愛くなることを恐れないで」

穂乃果「いろんな可能性を見つめて人は成長するんだから」

凛「……うん」

穂乃果「私たちのライブを自分に当てはめて想像して、少しでも可愛いと思ったらチャレンジしてみて」

凛「わかったにゃ」

穂乃果「よーし!ライブ待ってるからね!」

花陽「は、はい!わざわざ私たちのためにありがとうございます!」

凛「ございます!」

穂乃果「やだなぁ、やめてよー。穂乃果はね二人にいつも助けられてるの」

凛花「?」

穂乃果「だから今度は私が助けたかったの。んじゃあ、今日はこれで解散!」

花陽「あ、はい!絶対に行きます!で、では失礼します!」

凛「します!」

穂乃果「ふふ、やっぱり好きだなぁ二人。……いつもありがとう」
174: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 23:00:31.08 ID:u1T5jo9W.net
廊下

穂乃果「あっ!希ちゃーん!」

希「ん?おー穂乃果ちゃんどないしたん?」

穂乃果「あっと、希ちゃんに話があって」

希「なになに?またなんか相談?」

穂乃果「まぁそんなとこ!」

希「じゃあ、また生徒会室でもいこか」

穂乃果「いまさらだけど、希ちゃんもう生徒会じゃないよね?」

希「元副会長は強いんよ」ニコ

希「そーいや、今日お昼えりちと食べたんだって?」

穂乃果「あ、うん。ちょうど絵里ちゃんと会って」

希「絵里ちゃんねぇ。だいぶ仲良くなったみたいやん?」

穂乃果「まぁ、向こうではずっと一緒だったしね」

希「それで何話したん?」

穂乃果「いつも忘れてはいけない感情……」

希「?」

穂乃果「あ、いや、違うね。そんな拘束的な感情じゃない」

穂乃果「そーだね、嬉しい時に自然とあふれる温かい気持ちの話だよ」
175: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 23:12:37.58 ID:u1T5jo9W.net
希「ふーん、深い話しとるんやな、二人は」

穂乃果「えへへ」




希「ほい、お茶」

穂乃果「ありがとう!」

希「さて、でー、うちに相談って?」

穂乃果「うん、えっとね」

希「うん」

穂乃果「穂乃果とお友達になってほしいの!」

希「……は?」

穂乃果「え!も、もしかして嫌だった?」

希「……あ、えーいや、そういうわけやなくて」

穂乃果「じゃあどういう?」

希「いやーうち、てっきりもう穂乃果ちゃんとは友達だと思ってたんやけど」アハハ

穂乃果「あ、うん!もちろん友達だよ!」

希「あ、そう?ふー恥かかんでよかったぁ」

穂乃果「でもたぶん希ちゃんが思ってる友達とは違うかも」

希「?」
177: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 23:28:45.76 ID:u1T5jo9W.net
穂乃果「たぶん、希ちゃんにとって穂乃果は友達だと思う」

穂乃果「でも、それってここだけの関係な気がするの。学校で会った時に話すような関係」

穂乃果「そうじゃなくて、穂乃果も希ちゃんにとっての絵里ちゃんみたいになりたいの!」

希「えりち?」

穂乃果「希ちゃん転勤が多くて、お友達ができてもすぐ別れちゃって、悲しかったんでしょ」

希「……なんでそれ」

穂乃果「この学院で絵里ちゃんとあってはじめて大切な友達ができたんでしょ?」

希「……」

穂乃果「はじめてずっと一緒にいたいって友達ができたんでしょ?」

希「せやな、えりちはうちに似ててな。少し気になったんよ」

穂乃果「大切な友達ができてすごい嬉しかったでしょ?心が温かくなったでしょ?」

希「うん……うん……」

希「簡単だと思ってた夢は子供のころ全然叶わなかった。高校に入って勇気出して、ようやっと友達ができた」

穂乃果「私も希ちゃんの夢になりたい!」

希「……穂乃果ちゃん」

穂乃果「笑顔な希ちゃんが好き。頼りがいのある希ちゃんが好き。優しい希ちゃんが好き」
181: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/14(土) 23:38:15.43 ID:u1T5jo9W.net
希「まったく……そっちのうちはずいぶんと口が軽いなぁ」

希「そのせいでうちが恥ずかしい目にあってるってわかってないやろ……」

希「でも……それだけ大切な仲間に巡り合えたってことやろな」

希「聞こえんかもしれんけど、おめでとさん。次はうちの番やな」

穂乃果「希ちゃん?」

希「……」スーハー

希「穂乃果ちゃん」

穂乃果「なに?」

希「うちと友達になってください!」

穂乃果「!」

希「本当の友達に」

穂乃果「えへへ、10年後も20年後も!ずっーと!友達だよ!」

希「もっともっーと先までや!天国まで友達や!」

穂乃果「なにおおお!じゃあ穂乃果は生まれ変わっても友達だー!」

希「ふふ」

『友達が出来てよかったね』

希「!?」

希「……うん!」
195: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 00:37:51.30 ID:c5x6jUj3.net
音楽室

真姫「あら。なんか久しぶりね」

穂乃果「うん。最近忙しくってね」

真姫「そりゃ素人とライブなんて無謀なことやってるんだもの。そうでしょうね」

穂乃果「むぼーなんかじゃないよー」

真姫「それで?今日はどうしたのよ」

穂乃果「うん、あのねお願いとお礼を言いに来たの」

真姫「……」

穂乃果「曲作ってもらって、またお願いなんてずうずうしいね」ハハ

真姫「別に今生の別れってわけでもないでしょ?そんな辛気臭い顔して」

穂乃果「……そう、だね」

真姫「……」

穂乃果「……」

真姫「それで?お願いとお礼って何よ」

穂乃果「あ、うん、まずはお礼から。真姫ちゃん、曲作ってもらったり穂乃果を助けてくれたり、
私がこっちに来てからずっと支えてくれてありがと」

真姫「……別に曲は私が作ったわけでもないし、助けなんてパパの装置借りただけよ」

穂乃果「ううん、私こっち来てからずっと不安だったの。一人で、一人の思い出を抱えて」

穂乃果「だから、真姫ちゃんが支えてくれて本当に救われたの」

真姫「……ふん、と・も・だ・ち、なんでしょ?」

穂乃果「うん、ありがと」ヘヘ
197: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 00:49:28.97 ID:c5x6jUj3.net
真姫「それで?お願いってのは?」

穂乃果「ライブに、来てほしいんだ」

真姫「金曜にやるってやつ、よね?」

穂乃果「うん。穂乃果と海未ちゃんとことりちゃんが精一杯の気持ちをこめて歌うの」

真姫「はー、そんなの言われなくても、もともと行くつもりだったわよ」

穂乃果「そうなの?」

真姫「この私が作った曲よ?どんな風になるか興味が出るのは当然でしょー」

穂乃果「ふふふ、そうだね」

真姫「なに?そんなくだらないお願いだったの?」

穂乃果「あ、違う違う。それもだけどね、もし、私たちのライブ楽しかったら」

穂乃果「アイドル研究部に入ってほしいの」

真姫「はぁ?なんで私が」

穂乃果「またストーカーみたいって言われるかもしれないけど」

穂乃果「真姫ちゃん、本当は音楽やりたいんでしょ?新しい自分になりたいんでしょ?」

真姫「ほんと、ストーカーね、あなた」

穂乃果「それに、友達も増えてもっと楽しくなるよ!」

真姫「別に友達なんてそんなたくさんいらないわよ。穂乃果、あなただけで十分よ」

穂乃果「真姫ちゃん……」
198: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 01:01:28.90 ID:c5x6jUj3.net
真姫「なによ?」

穂乃果「ううん。でもね、親しい友達の数だけ人間って幸せになれると思うの」

真姫「……」

穂乃果「真姫ちゃんにはもっと、もっーと幸せになってほしいんだ穂乃果」

真姫「……なんでよ」

穂乃果「だって、大切な友達だもん!大切な友達の幸せを願うって普通でしょ?」

真姫「別に幸せなんて……」

穂乃果「ううん、それだけじゃない。真姫ちゃんが幸せだと私も幸せな気分になるの!」

穂乃果「好きな人が幸せだと自分も幸せになれるの」

穂乃果「真姫ちゃんは私を支えてくれた。それで穂乃果は幸せを感じた。真姫ちゃんはどう?」

真姫「……」

真姫「あなたが笑顔になって私も嬉しかったわ」

穂乃果「それが友達だよ」

真姫「私が友達を作って、その子と楽しそうな雰囲気して、あなたは幸せを感じるの?」

穂乃果「幸せだよ。たくさんの真姫ちゃんの笑顔が見れるから」

真姫「……」

真姫「わかったわよ。ライブ楽しかったら入部考えてあげる」フゥ

穂乃果「ほんと!?」

真姫「ただし条件があるわ」

穂乃果「?」

真姫「私の一生の友達でいなさい」

穂乃果「うん!」
199: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 01:22:07.83 ID:c5x6jUj3.net
金曜講堂更衣室

穂乃果「わー、いいねいいね!」

ことり「穂乃果ちゃんもとっても似合ってるよー!」

穂乃果「海未ちゃんは準備でき……た?」

海未「……」

穂乃果「……」

海未「スカートの下にジャージは……駄目ですか?」

ことり「う、海未ちゃん」ハハハ

穂乃果「もー!またそのネタ!?2回目はみんな飽きちゃうんだよ!」ガバッ

海未「いやああぁあぁあああ!!」

海未「くっ……というか、穂乃果私にとってははじめてです!」

ことり「海未ちゃん、可愛いよ♪」

海未「うう……」

穂乃果「ほら!海未ちゃんこっちきて!」グッ

海未「あっ」

穂乃果「ことりちゃんも!」

ことり「うん!」

穂乃果「こうやって3人で並べば恥ずかしくないでしょ?」

海未「……そうですね」

穂乃果「前は穂乃果も頭いっぱいいっぱいだった」

ことり「穂乃果ちゃん?」

穂乃果「でも、今回はあの時よりもさらに幸せな私!」

海未「……穂乃果」

穂乃果「いこう!」
202: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 01:34:47.88 ID:c5x6jUj3.net
舞台上

海未「うっ……うっ……」ガクガク

穂乃果「海未ちゃん緊張してる?」

海未「す、すみません。正直なところかなりしています……」

穂乃果「なら!」ギュ

海未「あっ」

ことり「穂乃果ちゃんの左手はことりが」ギュ

穂乃果「大丈夫。私たちは最高の友達だから!」

海未「……はいっ!」

穂乃果「想いをこめて歌うの。自分のためじゃなく、誰かの幸せを祈りながら」

海未「……穂乃果、私はあなたを最高の笑顔にします」

ことり「わたしも♪」

穂乃果「うん!私も……みんなが笑顔になるような想いを歌に」

ことり「そうだ、こういう時ってなんて言えばいいんだろ?」

海未「ファイトオーとかですか?」

穂乃果「違うよ。こういう時は番号を言うの!」

ことり「おもしろそう!」

穂乃果「じゃあ行くよ!」

穂乃果「1!」

ことり「2!」

海未「3!」

穂乃果(4、5、6、7、8、9)

穂乃果(みんなへの想い届けるよ)



穂乃果(幕が上がる)


穂乃果「さぁ行こう!START:DASH!!」
205: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 01:48:49.59 ID:c5x6jUj3.net
『I say...Hey,hey,hey,START:DASH!!...』

『うぶ毛の小鳥たちも~♪』

穂乃果(ことりちゃん、いつも優しくしてくれありがとう)

『諦めちゃダメなんだ~♪』

穂乃果(海未ちゃん、いつも叱ってくれてありがとう)

『君も感じてるよね 始まりの鼓動~♪』

穂乃果(真姫ちゃん、わかりにくいけど気遣い伝わってるよ。ありがとう)

『明日よ変われ!』

穂乃果(花陽ちゃん、いつも幸せをありがとう)

『希望に変われ!』

穂乃果(にこちゃん、いつも引っ張ってくれてありがとう)

『Hey,hey,hey,START:DASH!!』

『雨上がりの気分で~♪』

穂乃果(凛ちゃん、いつも元気をくれてありがとう)

『高まる期待のなか~♪』

穂乃果(希ちゃん、μ'sの奇跡をありがとう)

『明日が咲くよ!』

穂乃果(絵里ちゃん、いつも抱きしめてくれてありがとう)

『またひとつ 夢が生まれ……』

穂乃果(本当にありがとう)
207: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 01:54:25.09 ID:c5x6jUj3.net
花陽「うわぁ……すごい……」グスッ

凛「かよちん、泣いてるにゃー」グスッ

真姫「伝わるわよ、穂乃果」

希「この瞬間……ちょっとした奇跡かもな」

絵里「穂乃果、あなたの相手を思う気持ち、体中に感じるわ」

にこ「……」

『彼方へと…僕は DASH!!』

にこ「……むかつくくらいに……輝いてるわね」
208: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 02:05:18.18 ID:c5x6jUj3.net
『~~~♪』


穂乃果「はぁ……はぁ……はぁ……」

海未「……穂乃果」

ことり「穂乃果ちゃん」

穂乃果「ありがとうございました!!」


花陽「ぐすっ……」パチパチパチパチ

凛「うー……」パチパチパチパチ

真姫「……っ」パチパチパチパチ

希「あ、はは……っ」パチパチパチパチ

絵里「ふふ……」パチパチパチパチ

にこ「……」パチパチパチパチ


穂乃果(一生懸命頑張って、私たちがとにかく頑張って)

穂乃果(今、私たちがここにいる、この想いを、みんなに届けられたかな)
211: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 02:15:03.09 ID:c5x6jUj3.net
ライブ後屋上

穂乃果(私はやっぱりみんなが好きなんだ)

穂乃果(ラブライブとか廃校とか関係ない。μ'sが好きだからここまでやれたんだ)

穂乃果(歌だけじゃ伝えきれない感謝の気持ちがある)

穂乃果(いつか、みんなに伝えたいな)



「ここにいたのね」

穂乃果「うん、少し風に当たりたくて」

にこ「そう。……いい風ね」

穂乃果「そうだね」

にこ「ま、冬だから少し寒いけど」

穂乃果「あはは」

にこ「……」

穂乃果「……」

にこ「穂乃果……いいライブだったわよ」

穂乃果「にこちゃ……矢澤先輩、ありがとうございます」

にこ「にこでいいわよ。いつもそう呼んでるんでしょ」

穂乃果「う、うん!」

にこ「さて、約束は約束よ。あんたのこと聞くわ」

穂乃果「ありがとう、にこちゃん」
212: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 02:23:22.87 ID:c5x6jUj3.net
穂乃果(それからμ'sのことをにこちゃんに話した)

にこ「なによそれ!このにこがあんたのポテトなんて取るわけないでしょ!」

穂乃果「とったの!それも大量に!」

穂乃果(丁寧に噛みしめるように)

にこ「あんた馬鹿でしょ!高熱でライブとか!」

穂乃果「うう、あの時は周りが見えなくて」

にこ「体調管理もアイドルの基本よ」

穂乃果(奇跡を当たり前のことだと思わないように)

にこ「A-RISEとお茶!?羨ましすぎるんですけど!」

穂乃果「A-RISEへの反応はどっちも同じだね……」ハハ

穂乃果(かけがえのない思い出を)

にこ「感謝のライブか……結局その想いが一番人を笑顔にさせられるのかもね」

穂乃果「うん」
214: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 02:34:02.73 ID:c5x6jUj3.net
穂乃果「これで穂乃果の歩みはお終い。まぁまだまだ続くけど」

にこ「先輩禁止かー。その発想はなかったわね。絆ってのが深まるのかしら」

穂乃果「穂乃果はそう感じたよ。みんなをもっと身近に感じれた」

にこ「私も絵里も1年生からアイドル研究部なの」

穂乃果「絵里ちゃんも?」

にこ「そ、私がスカウトしたの。なんかバレエやってるって聞いたから」

にこ「その時少し悩んでたのよ。踊りも歌もなかなか上手くいかなくて」

穂乃果「……」

にこ「困ったら、誰かに頼る。そう思ったの。そっちの方が他のメンバーにも有益だと思って」

穂乃果「それで踊りが上手な絵里ちゃん?」

にこ「そう。そこから2年になって3年になって。私たちがいつも部活内で最上級生だから
みんなをまとめようって気持ちがあったの。いつでも頼れる先輩でいようって」

穂乃果「そっか。じゃあ、先輩禁止なんて思いつかないね」

穂乃果「そういえば、アイドル研究部ってにこちゃんが作ったんだよね」

にこ「そ、だから私たちがいつも最上級生。やりたい放題よ」ニヒヒ
215: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 02:43:57.91 ID:c5x6jUj3.net
にこ「あんたたちのライブ見たらやる気が出てきたわ!」

穂乃果「よかったー」

にこ「次が最後の予選ライブだからね。気合い入れていくにこ!」

穂乃果「あはは!」

にこ「でも、そういう可能性もあったんでしょうね」

穂乃果「なにが?」

にこ「私が絵里に頼らなかったら、あんたたちとやってたのかなって」

穂乃果(あ……れ……)

にこ「私はこっちも十二分に楽しいけど、そっちもなかなか興味深いわ」

穂乃果(これ……って)

にこ「あ、そうそう。あんたが初めて来たとき言ってたメールのことだけど」

穂乃果(あ……っ……)

にこ「『一人で悩むな。誰かに相談しろ』ってメールだったわよ」

穂乃果「……あ……あっ!?」

にこ「ちょ、いきなりどうしたのよ」
216: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 02:44:20.74 ID:c5x6jUj3.net
穂乃果(このDメールを取り消したら)




穂乃果(にこちゃんの願いも幸せも奪うことになるんだ)

穂乃果(にこちゃんはまた……アイドル研究部で2年間1人きりに)
246: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 15:45:45.48 ID:c5x6jUj3.net
翌週月曜放課後

穂乃果(結局、どうすればいいんだろう……)

海未「穂乃果?どうかしましたか?」

ことり「なんか今日一日元気ないね」

穂乃果「あ、うん……大丈夫」

穂乃果(あの日の夜は今までのこと整理して、にこちゃんの気持ち考えて)

穂乃果(土曜日はどうすればいいか必死に考えて、考えて、考えて次の朝になって)

穂乃果(日曜日は絶望してた)

海未「また何か悩みですか?」

穂乃果「あ、いや、ライブの脱力感ってやつかな。ほら達成感といっしょにくるでしょ?」

ことり「そうなんだ」

海未「体は大事にしてくださいね」

穂乃果「……うん」

ことり「今日は……」

穂乃果「あ、ごめん。先に帰ってていいよ」

ことり「うん、わかった」

海未「では、お先に失礼しますね」

海未「……そうだ、穂乃果」

穂乃果「……なに?」

海未「知っていますか?」

海未「私たちは3人揃うと無敵なんですよ」

ことり「最高の親友だからね」

穂乃果「……」

海未「では」

ことり「またね、穂乃果ちゃん」

穂乃果「うん」
248: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 16:03:20.51 ID:c5x6jUj3.net
屋上

穂乃果「ふぅ……」

「こんなところで何してるのよ」

穂乃果「いろいろ悩んでてさ」

真姫「あなた、いつも悩んでるわね」

穂乃果「ごめん」

真姫「ま、状況が状況だし悩まない人なんていないでしょうけど」

穂乃果「……あのさ」

真姫「なに?」

穂乃果「もし、私が元の世界に戻ったら、この世界、μ'sのみんなってどうなっちゃうの?」

真姫「……」

穂乃果「消えちゃうの?」

真姫「さあね。そんなの誰もわからないわ」

穂乃果「そっか」

真姫「過去を変えたとしても、それを観測する術がないもの」

真姫「この世界だって何度も何度も変わってるのかもしれない。
私も1週間前は違う世界にいたかもしれない」

真姫「過去を変えた瞬間、それは当たり前の過去になっちゃうのよ」

真姫「その結果が世界の移動なのか、世界の再構築なのかは私にはわからない」

穂乃果「……馬鹿だからよくわからないよ」

真姫「そうね、しらなくていいことよ普通は」

穂乃果「みんなの幸せを願ったライブだったのになぁ」
249: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 16:17:52.39 ID:c5x6jUj3.net
真姫「少なくともあのライブで私たちは幸せになったわ」

穂乃果「ありがと」

真姫「Dメール……取り消すの悩んでるの?」

穂乃果「なにが正しいのかよくわからないの」

真姫「……」

穂乃果「にこちゃんが願った世界を否定したくない」

真姫「結局、あなたが決めなきゃいけないのよ」

真姫「どちらの世界も知っていて、どちらの世界も幸せにしてきたあなたが」

穂乃果「厳しいね、真姫ちゃん」

真姫「そうかしら、だいぶ優しいわ私」

真姫「私が矢澤先輩にメール内容聞いて、あなたを強制的に元の世界に戻すこともできるのよ?」

真姫「選択肢があるだけマシでしょ」

穂乃果「そっちの方が……いいかも」

真姫「馬鹿ね。そんなことしたら向こうでまたウジウジ悩むでしょ、あなた」

真姫「こっちでちゃんと解決していきなさいよ」
250: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 16:32:08.54 ID:c5x6jUj3.net
穂乃果「結局、悩めってことかー」

真姫「私としては、このまま一生穂乃果が悩んでても構わないけどね」

穂乃果「あー!ひどい!」

真姫「ずーっと、この真姫ちゃんの隣で悩んでなさい」

穂乃果「そんなことしたら穂乃果の頭がオーバーヒートしちゃうよー」

真姫「なら、早いところ決着をつけるのね。穂乃果の頭が壊れる前に」

穂乃果「穂乃果の頭壊れちゃったらどうしよう!?」

真姫「大丈夫よ。なんていったって私は医者の卵よ?治して一生面倒見てあげるわ」


穂乃果「穂乃果……もうちょっと考えるね。……ちゃんと結論出すから」

真姫「……」

真姫「穂乃果、私はいつでもどの世界でも一生あたなの味方よ」

穂乃果「うん、ありがとう」
253: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 17:06:37.11 ID:c5x6jUj3.net
廊下

凛「あっ!穂乃果先輩だー!」

花陽「こんにちわ」

穂乃果「凛ちゃん花陽ちゃん」

凛「なにしてるのー?」

穂乃果「散歩……かな」

凛「学校を散歩ってもの好きにゃー」

花陽「でも意外と面白そうかも。新しい学校を見つけられて」

穂乃果「あれ?花陽ちゃん眼鏡は?」

花陽「あ、私アイドル研究部に入ったんです」

凛「凛もー!」

穂乃果「入ってくれたんだ!」

花陽「それで新しい私を見つけたくてコンタクトにしてみました」

穂乃果「眼鏡もいいけど、こっちの花陽ちゃんも可愛いね!」

凛「同感にゃ!」

花陽「えへへ」

凛「かよちんはこの前の金曜日からずっとこんな感じにゃー」

花陽「これも穂乃果先輩が勇気をくれたおかげです!」

凛「うん!穂乃果先輩は人生アドバイザーにゃー!」

穂乃果「そ、そんな大げさな」

花陽「私も凛ちゃんも今幸せな気持ちでいっぱいなんです」

花陽「今は好きなことを好きって自信を持って言えます」

穂乃果「よかった」
256: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 17:20:36.22 ID:c5x6jUj3.net
穂乃果「二人はもう帰るの?」

花陽「はい。あ、でも寄り道はしますけど」

凛「今から二人でお洋服見に行くんだー!」

穂乃果「洋服?」

花陽「そうです。凛ちゃんのスカートを買いに行くんです」

凛「恥ずかしい話、凛スカートあんまり持ってないにゃー」

花陽「でも、これから着たいんでしょ?」

凛「うん!おしゃれも楽しいにゃー!」

穂乃果「おぉ!凛ちゃんになら、どんな服でも絶対に似合うよ!」

凛「それは言いすぎにゃ!」

花陽「私も似合うと思うよ」

凛「でも、はじめから決めつけないでいろんな服とかにチャレンジするにゃ!」

穂乃果「今度穂乃果にも見せてね」

凛「もちろん!穂乃果先輩にもたくさんアドバイスもらいたいにゃー!」

穂乃果「あ、実は、あんま私センスないかも……」アハハ

凛「大丈夫だよ!そうだ、今度いっしょに可愛い服たくさん見に行こうね!」

穂乃果「うん!約束!」
258: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 17:33:40.77 ID:c5x6jUj3.net
中庭

穂乃果「帰ろうかな」

「あら?穂乃果じゃない」

穂乃果「ん?」

絵里「今帰るところ?」

希「こんにちは穂乃果ちゃん」

穂乃果「二人とも今帰り?」

絵里「まだよ。これから生徒会室に寄っていこうと思ってて」

穂乃果「練習はいいの?」

希「今日は部活お休みや」

絵里「本当は予選で使う機材とかの準備をしようと思ってたんだけど、
新しく4人も人が増えたから多少の余裕があるの」

穂乃果「4人?」

絵里「花陽と凛、それから真姫」

穂乃果「真姫ちゃんも!?」

穂乃果(さっきそんなこと一言も言ってなかったのに)

希「あとはうちや」

穂乃果「え?希ちゃんも?」

絵里「希は正式な部員じゃなくてお手伝いをしてもらっているのよ」

希「まぁ今から部活に入っても、すぐに卒業やからね」

穂乃果「楽しくなりそうだね」

絵里「あなたもどう?部活入っていないんでしょ?」

穂乃果「私がアイドル研究部に……」
259: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 17:43:33.15 ID:c5x6jUj3.net
絵里「新しく入った1年生組はあなたの話ばっかしてるのよ」

穂乃果「……」

絵里「私たちが卒業した後も、穂乃果なら安心なんだけど」

希「……えりち、強引に誘ったらあかんで」

絵里「別に強引ではないでしょ?」

希「ほら、穂乃果ちゃんの顔見てみー。『言うとおりにしなきゃ!』って顔や」

希「穂乃果ちゃんはええ子やから、そんな言い方断れんて」

穂乃果(私がこっちの世界でアイドル研究部に入る……?)

絵里「んー?まったくそんな顔には見えないけど」

希「えりちはおもちゃのチョコレートを間違って食べそうになるくらいポンコツやから気付かないんや」

絵里「ちょ、それは今関係ないでしょ!」

希「あーそうやなー。かしこいかわいいのがえりちやもんなー」

絵里「希!!」

穂乃果(希ちゃん、穂乃果が違う世界の人だから入れないってわかって……)

穂乃果(ほんとにいつも優しいなぁ)

絵里「もう!からかわないでよ!」

希「えりちはかわええなー」

穂乃果「絵里ちゃん!」

絵里「ん、どうしたの?」

穂乃果「入部の話、少し考えさせて」

希「穂乃果ちゃん……?」
260: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 17:56:04.49 ID:c5x6jUj3.net
帰り道

穂乃果「こっちでアイドル研究部かぁ」

穂乃果(真姫ちゃんが言ってた選択肢って)

「穂乃果ちゃーん!」

穂乃果「あれ?どうして」

ことり「買い物の帰りなの。穂乃果ちゃんは……今下校中?」

穂乃果「うん。さっきまで学校にいたの」

ことり「そっかぁ。じゃあ、おかえり!」

穂乃果「あはは、まだ帰ってないよ」

ことり「ほらスーツ姿の旦那さんと買い物途中で偶然会った奥様って感じでしょ?」

穂乃果「そ、そうかな?」ハハ

ことり「そういう場合は家に着く前でも『おかえり』って言うと思うよ!」

穂乃果「じゃあ、ただいま。ことりちゃん」

ことり「おかえり~♪」

穂乃果「なんか、くすぐったいね」

ことり「でも、ずいぶん遅くまで学校にいたんだね」

穂乃果「あ、うん。いろんな人と話してたらいつの間にかこんな時間にね」

ことり「最近の穂乃果ちゃんはいろんなところに行っちゃうから、追いかけるのが大変だよぉ」

穂乃果「ごめんごめん」

ことり「でも、ことりは元気いっぱいの穂乃果ちゃんらしくていいと思うよ!」

穂乃果「あのさ、ことりちゃん」

ことり「なーに?」
264: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 18:14:54.85 ID:c5x6jUj3.net
穂乃果「ことりちゃんは穂乃果がスクールアイドルになったらいっしょにやってくれる?」

穂乃果「もし、アイドル研究部に入るって言ったらいっしょに入ってくれる?」

ことり「穂乃果ちゃんとことりはもう立派なスクールアイドルだよ?あんなすごいライブをしたんだから」

ことり「穂乃果ちゃんが活動を続けたくて部活に入るなら、ことりも喜んで入るよ」

穂乃果「ことりちゃん……じゃあ、いっしょに――」

ことり「……でも」

ことり「穂乃果ちゃんが続けたいのは今のスクールアイドルなの?」

穂乃果「え……」

ことり「穂乃果ちゃんが本当に居たいって思うのは今のアイドル研究部なの?」

穂乃果「それは……」

ことり「私は穂乃果ちゃんが大好き。だから、穂乃果ちゃんが決めたことなら
どこまでもついていきたい」

ことり「でも、大好きだからこそ、後悔するような選択はしてほしくない」

穂乃果「……」

ことり「いつもいっしょだもん、わかるんだよ。本当は何がしたいのか」

穂乃果「ことりちゃん……」

ことり「まぁ、でも、そう簡単に決められることじゃないんだよね、きっと」

穂乃果「……うん」
268: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 18:35:15.01 ID:c5x6jUj3.net
ことり「私は穂乃果ちゃん自身じゃないから、今どんな苦しさを抱えているのかはわからないけど」

穂乃果「……」

ことり「でも、もし穂乃果ちゃんとの思い出がなくなっちゃった世界にきたら、ことりは泣いちゃうな」

穂乃果「……うん」

ことり「これから大切な思い出をたくさん作ったら、穂乃果ちゃんは幸せになれると思うの」

ことり「でも今の穂乃果ちゃんを動かしてるのはなくしちゃった大切な思い出でしょ?」

穂乃果「……大切な思い出」

ことり「ことりはそれも大事にしてほしいな。だって、それも穂乃果ちゃんだから」

穂乃果「でも、そんな自分勝手」

ことり「うん、だからこれはことりの勝手な考えなの」

ことり「ことりは穂乃果ちゃんに幸せになってほしいから」

穂乃果「……うん。いつもありがと」

ことり「どういたしまして♪」
269: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 18:49:03.96 ID:c5x6jUj3.net
翌日放課後屋上

穂乃果(また屋上きちゃった)

穂乃果(高いところからの景色、肌に感じる風)

穂乃果(いつもここで練習してたんだよね、私たち)

穂乃果(他の場所を探したけど、ここしか練習する場所がなくて)

穂乃果(それからたくさんの時間を過ごして、大切な場所になった)

穂乃果「ここにもありがとうって言わなきゃね」

「なに一人でにやけてるのよ、気持ち悪いわね」

穂乃果「感謝を伝えてたの。大切なこの場所に」

にこ「ふーん。なら、私もしておくわ。……ありがとうございました」

穂乃果「ふふっ」

にこ「相変わらず寒いわねぇ」

穂乃果「冬だもん。しょうがないよ」

にこ「冬の気配は嫌いじゃないし、いいけどね」

穂乃果「この前もやったね、このやり取り」

にこ「……いい風ね」

穂乃果「そうだね」

にこ「……」

穂乃果「……」

にこ「帰りなさいよ」

穂乃果「え?」

にこ「ちゃんと、元の世界に帰りなさいよ」

穂乃果「にこちゃん……」
270: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 19:05:12.28 ID:c5x6jUj3.net
にこ「真姫に聞いたのよ。相当あんたのこと心配してたから後で礼でも言っときなさいよ」

穂乃果「もう数えきれないくらい感謝したよ」

にこ「感謝の気持ちは無限大なんだから何回やったっていいのよ」

穂乃果「ん、言っとく」

にこ「……ライブすごかったわね」

穂乃果「穂乃果自分じゃ見えないよ……」

にこ「雰囲気ってもんがあるでしょ!空気読めないやつね」

穂乃果「ご、ごめん」

にこ「次のライブ、にこたちもあんなすごいのがしたいって思ったわ」

穂乃果「できるよ、にこちゃんたちなら」

にこ「あんたも!やるんでしょ?」

穂乃果「え?」

にこ「ラブライブ本戦よ。しっかり優勝しなさいよね」

にこ「まっ、あーんなオーラ出せるグループなら余裕でしょうけどね」

にこ「それになんて言ってもこのにこちゃんが認めたアイドルなんだし!」

穂乃果「でも、穂乃果……」

にこ「帰らないなんて言ったらひっぱたくからね」

穂乃果「……にこちゃん」

にこ「ラブライブの本戦よ?一生に一度ってレベルよ?そんな権利あるのに
出ないなんて言ったら私は怒るわよ」
275: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 19:32:00.97 ID:c5x6jUj3.net
穂乃果「誰も悲しまないことをやりたい……自分勝手にならずに、でも楽しくて、
たくさんの人を笑顔にするために頑張るって決めてたの」

穂乃果「でもこれじゃあ、自分勝手だし、にこちゃんも悲しむ――」

にこ「はん!悲しむ?知らないわよ、そんなもん」

穂乃果「……」

にこ「いい?そんなのね、悲しませておけばいいのよ!自分勝手な願いをした報いよ」

にこ「それにこれは全部あっちの馬鹿にこのせいよ!あんたは関係ない」

穂乃果「でも……」

にこ「さっさと帰ってにこの頬でもはたいてやりなさい!」

にこ「にこである私が許可するわ!」

にこ「だから、さっさと――」

穂乃果「ううん!それだけじゃないの!穂乃果はこの世界が好きなの!」
277: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 19:41:56.43 ID:c5x6jUj3.net
穂乃果「でも!戻ったら!私が帰ったらこの世界が消えちゃうかもしれないんだよ!?」

穂乃果「にこちゃんもアイドル研究部も全部消えちゃうかもしれないんだよ!?」

にこ「……っ!」

穂乃果「ラブライブ目指せないかもしれないんだよ!?」

穂乃果「そんなの嫌だよ……穂乃果みんなが幸せになってほしくて」

にこ「消えないわよ!」

穂乃果「……えっ」

にこ「安心しなさい穂乃果。絶対に世界は消えないわ」

穂乃果「で、でも!真姫ちゃんがそういう可能性も――」

にこ「ない!」

にこ「可能性とか!理論とか!そんなのね、クソ食らえってのよ!」

穂乃果「にこちゃん」

にこ「私は今ここにいるの!絶対に本戦に出るの!観客を笑顔にするの!」

にこ「だから、あんたなんて居ても居なくても関係ないの!」

穂乃果「……っ」

にこ「この強い気持ちが……世界を作るんだから!」

穂乃果「世界……」

にこ「自分の存在が世界を左右?」

にこ「はん!いつまでも主人公面してんじゃないわよ!」
279: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 19:52:34.80 ID:c5x6jUj3.net
にこ「絶対に消えない!」

にこ「私のこの想いがある限り、この世界は私が主人公なのよ!」

にこ「主人公がいる限り世界はずっと続くのよ!」

穂乃果「……」

にこ「だから、あんたも早く自分が主役の世界に戻って、みんなを導きなさい」

にこ「あっちの世界の主人公はあんたでしょ」

穂乃果「……」

にこ「それにあっちの私も早くあんたが戻ってくるの待ってると思うわ」

にこ「主人公のあんたが居なかったら夢のラブライブでれないもん」

穂乃果「……うん」

にこ「ああもう!こんだけにこが悪者に徹してやってんのにまだウジウジと」ボソッ
282: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 20:05:50.95 ID:c5x6jUj3.net
にこ「世話が焼けるわね」

にこ「穂乃果」

穂乃果「?」

にこ「ラブライブ優勝できなくてもいいわ。……でも幸せにはなりなさい」

穂乃果「幸せ……」

にこ「あんたには大切な思い出がたくさんあるでしょ。それを共有する仲間も」

穂乃果「うん」

にこ「一生大切にしなさい。そして、これからもっと作っていくの」

にこ「向こうのメンバーはあんたが大好きよ絶対。もちろんにこもね」

穂乃果「私も大好きだよ」

にこ「なら、そのメンバーをもっと幸せにしてきなさい!」

にこ「過去の悲しさなんて忘れるくらい幸せにしてあげて」

穂乃果「でも、にこちゃんとは……」

にこ「私たちメンバーの絆は深く結ばれているのよ。こっちではグループじゃなかったけど」

にこ「でも、今こうして絆を感じている。穂乃果がμ'sを作ってくれたおかげ」
283: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 20:16:33.12 ID:c5x6jUj3.net
穂乃果「強い絆」

にこ「それにさっき言ったでしょ?にこが主人公のこの世界は消えないって」

にこ「だから、あんたが帰ってもここには高坂穂乃果がいるのよ」

穂乃果「この世界の私……」

にこ「どんな穂乃果だって穂乃果なのよ。なら絆を感じることができる」

にこ「真姫や花陽、凛なんて初めて会ったとは思えないほど仲も良くなった」

にこ「これも絆のおかげ」

穂乃果「μ'sがこっちの世界でも……」

にこ「ほら、どう?こっちの世界も幸せになりそうでしょ?」

にこ「この絆はすごいのよ?なんと他の世界にまで影響するんだから」

穂乃果「うん」

にこ「だから、例え穂乃果が向こうに帰ってもずっといっしょよ」

にこ「世界なんて関係ない。どこでもいつまでも私たちは繋がっているわ」

穂乃果「うん!」

にこ「さて、寒くなってきたし、そろそろ帰るわよ」

穂乃果「うん。じゃあ、帰りクレープでも食べて帰ろうよ!」

にこ「おっ、いいわね。行きましょ」

穂乃果(ありがとう、にこちゃん)

穂乃果「あっ!この世界の穂乃果にもちゃんと優しくしてあげてよね!」

にこ「はぁ?なんで優しく接しなきゃならないのよ!」

穂乃果「そっちの方が楽しいでしょ!」

にこ「そんなの知らないわ!……ま、でも、この先ずーっといっしょには居てやるわ」
293: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 22:12:55.43 ID:c5x6jUj3.net
帰り道

穂乃果「クレープおいしかったなぁ」

海未「おや、穂乃果」

穂乃果「海未ちゃん!弓道部の帰り?」

海未「はい。穂乃果は……一人ですか?」

穂乃果「さっきまでにこちゃんといたんだけど、解散したから帰るところだよ」

海未「そうですか。なら、いっしょに帰りましょう」

穂乃果「うん!」


海未「すっきりとした顔になりましたね」

穂乃果「えっ!?穂乃果顔丸かった!?」

海未「違います!どうして私があなたの顔の形を気にしなくてはならないんですか!」

穂乃果「いやー……向こうの海未ちゃんにいっつも体重のこと言われてたから、つい」

海未「向こうの私ですか……」

海未「いえ、そうではなく、元気になったのですねと言いたかったんです」

穂乃果「あー、うん。なんとか考えがまとまったからね」

海未「そうですか。笑顔の穂乃果が戻ってきてよかったです」
295: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 22:30:46.33 ID:c5x6jUj3.net
穂乃果「ふふ、いつもありがとー」

海未「まったくです。そろそろ宿題は自分でやってください」

穂乃果「ちょっとはやってるよー!」

海未「全部やってください」

穂乃果「穂乃果はμ'sも生徒会もあって大変なんだよぉ!」

海未「あなたの話では私も同条件かと。さらに私は弓道部にも出ています」

海未「向こうの私は宿題忘れていますか?」

穂乃果「ぐっ……でもぉ……」

海未「……はぁ、わかりました」

海未「なら、これからは宿題が出たら家でいっしょにやりましょう」

海未「これなら宿題を忘れず、勉強もでき、答えもわかって一石三鳥です」

穂乃果「うー。勉強は嫌だけど……うん、がんばるよ……」

海未「その意気ですよ」

穂乃果「じゃあなにかお返ししないと!」

海未「別にいりませんよ。穂乃果は知らずうちに誰かの支えになっているような人と言ったでしょう?」

海未「あえてお返しをと言うなら、これからも私といっしょにいてください」

穂乃果「海未ちゃん!」ギュー

海未「ちょ、ちょっと穂乃果!こ、こんな街中でやめてください!」

穂乃果「えへへ……」
297: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 22:39:15.29 ID:c5x6jUj3.net
海未「もう……」フフ

海未「……穂乃果」

穂乃果「なに?」

海未「もし帰って困ったことがあったら隣を見てください」

穂乃果「海未ちゃん?」

海未「そこには必ず私やことり、みんながいます」

海未「悩みも不安もいっしょに解決していきましょう。友達なんですから」

穂乃果「……うん!」

海未「向こうの私も困ったら隣を見るかもしれません。ですから」

海未「私の隣には穂乃果がいてくださいね」

穂乃果「うん、もちろん!ずっと、ずーっといるよ!」

穂乃果(ありがとう、海未ちゃん)
298: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 23:00:10.93 ID:c5x6jUj3.net
夜穂乃果邸

穂乃果「よし、じゃあ最後の仕上げだね」

穂乃果(穂乃果が戻った時、こっちの穂乃果が混乱しないようにしなきゃね)

穂乃果(それから私はいままで起きたことをノートに書き綴っていった)

穂乃果(私とみんなの絆の深さが伝わるように)

穂乃果(私の感謝の想いが伝わるように)


穂乃果「よーし、だいぶできたかな」

穂乃果「あとは……そうそう、これも書いておかなきゃ!」



凛ちゃんと花陽ちゃんとショッピングに行こう!

そこで凛ちゃんに似合うスカートを花陽ちゃんと相談して買ってあげよう!

真姫ちゃんに友達の話を聞いてみよう!

そこで真姫ちゃんの笑顔を見よう!

希ちゃんの家に絵里ちゃんと泊まりに行こう!

そして、みんなで仲良くいっしょにお風呂に入ろう!

海未ちゃんとことりちゃんを誘ってアイドル研究部に入ろう!

私たち無敵の3人組でアイドル研究部を引っ張ろう!

にこちゃんとクレープを食べに行こう!

そして、みんなとの絆の話をたくさんしよう!

思い出をたくさん作って穂乃果もみんなも幸せにしよう!
301: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 23:05:55.01 ID:c5x6jUj3.net
穂乃果「こんなところかな」

穂乃果「気合い入れたら結構な量になっちゃったよ」アハハ

穂乃果「でも、まだまだページは続く」

穂乃果「あとは、こっちの穂乃果が埋めていくんだ」

穂乃果「楽しい思い出も、辛い思い出も、悔しい思い出も」

穂乃果「その全てが幸せを作るエピソードになるんだ」

穂乃果「だから、がんばってね穂乃果」



穂乃果「さて、もう寝よう」

穂乃果「……表紙がさみしいなぁ。なんか題名つけようかな……」

穂乃果「うーん」

穂乃果「これかな!」

穂乃果(μ'sのみんな)

穂乃果(ありがとう)
304: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 23:22:39.91 ID:c5x6jUj3.net
木曜放課後真姫邸

にこ「ほら、これにこの携帯。文ももううってある」

穂乃果「うん」

にこ「これを見たら私は前に送られてきたメールを無視すると思うわ」

穂乃果「ありがとう」

真姫「日時はこれでいいのよね?」

にこ「ええ、問題ないわ」

穂乃果「……」

花陽「真姫ちゃんから話を聞いて本当にびっくりしました」

凛「うん。物語の中の世界だね」

絵里「……穂乃果。私たちはあなたからたくさん大切なものをもらったわ」

穂乃果「絵里ちゃん……」

絵里「それは友達であったり、想いであったり、勇気であったり、絆であったり」

絵里「いつまでもなくならないものばかりよ」

希「心の奥にあり続ける。穂乃果ちゃんといっしょに、ずっとね」

海未「そして、これからも増えていきます。穂乃果と、みんなといっしょに」

ことり「私たちみんな穂乃果ちゃんが大好きだから」

穂乃果「私もみんなが」

穂乃果「μ'sが大好き!」

真姫「穂乃果。メールを送ったら、この機械の問題点をパパに言ってみるわ」

穂乃果「うん」

真姫「私たちはこれから過去だけじゃなくて、未来を見ていくわ」

にこ「だからあんたも未来を見続けなさい」

穂乃果「うん」
306: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 23:28:03.68 ID:c5x6jUj3.net
真姫「放電現象が始まったわ。いつでも大丈夫よ」

凛「にゃー!すごいビリビリしてるー!」

花陽「あわわわわ」

絵里「凛、花陽落ち着きなさい」

希「大丈夫。別に怪我とかせんよ。でしょ?」

真姫「ええ」

にこ「すっご!なにこれ!アニメの世界みたい!」

海未「うかれすぎです!」

ことり「最後の最後までしまんないなぁ」アハハ

穂乃果「……」

穂乃果(指にそえた送信ボタンを押したらお別れ)

穂乃果(でも、心までお別れじゃない)

穂乃果(離れててもいつでもいっしょだ)

穂乃果(よし、押そ――)

絵里「穂乃果!」

穂乃果「!」
307: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/15(日) 23:43:49.08 ID:c5x6jUj3.net
絵里「身が震えるような、大切な想いをありがとう!」

穂乃果「うん」

花陽「穂乃果先……ううん!穂乃果ちゃん!私に勇気をくれてありがとう!」

穂乃果「うん」

凛「穂乃果ちゃん!自分自身に大事なことを教えてくれてありがとう!」

穂乃果「……うん」

希「穂乃果ちゃん。私の夢になってくれてありがとう!」

穂乃果「……うんっ」

海未「穂乃果。いつも私を傍で支えてくれてありがとうございます!」

穂乃果「……っ」

ことり「穂乃果ちゃん!いつもことりを引っ張ってくれてありがとう!」

穂乃果「……ううっ」

真姫「穂乃果!友達の……幸せの大切さを教えてくれてありがとう!」

穂乃果「……うっ、ううっ」

にこ「穂乃果!ラブライブの会場にいる全員を、その日一番の笑顔にしてみせなさい!」

にこ「……強い絆をありがとう!」

穂乃果「うぁぁあああああああああああ」ポチッ
310: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 00:02:03.02 ID:vqbPyYvl.net
「……乃……?」

「穂……!」

「……乃果!!」

「穂乃果!!」

穂乃果「あっ……!」

海未「いったいどうしたんですか?いきなりボーっとして」

穂乃果「……え」

絵里「10秒くらいボーっとしてたけど、体調でも悪いの?」

海未「そうなのですか?保健室いきますか?」

穂乃果(これは……私は)

にこ「なに?体調悪いの?」

穂乃果「あ、いや、ちょっとボーっとしちゃって」

にこ「アイドルとして見てらんない顔してたわよ。自覚を持ちなさいよ自覚を」

穂乃果(穂乃果が……スクールアイドル)

真姫「ま、いいけど。で?どうするの?」

にこ「あ!だからにこが送るにこ!」

絵里「にこー」

穂乃果(送る……!?)

穂乃果「だめええええ!」
311: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 00:04:29.85 ID:vqbPyYvl.net
海未「ひっ!?なんですか!いきなり大声出して!」

穂乃果「実験は中止!!なしなの!!」

絵里「どうしたの?いきなり」

穂乃果「いいからなし!!」

真姫「……まぁ確かに遊びでやるものでもないわね」

真姫「ごめんなさい、私が軽率だったわ」

にこ「え、やめるの?……まあ、別ににこはいいけど」

にこ「というか、にこにーの絶対的なアイドル力でスターになれば
宝くじの賞金程度は余裕だしぃ」

穂乃果「ほらっ!そんなことよりもう昼休み終わっちゃうよ!
早く教室にもどらなきゃ!ほらほら!」

にこ「そんなことって何よ!」

海未「ちょ、穂乃果。押さないでください!」

絵里「そ、そんな4人もいっぺんにドアの近くに押したら狭いでしょ!」

真姫「なんなのよ!もう!」

穂乃果(穂乃果戻ってきたんだ……この世界に……!)

穂乃果「……ただいま」

海未「?」

穂乃果「えへへ……ぎゅー!!」

にこ「ば、馬鹿!こんな狭い状況で抱きつくな!つ、つぶれる!」

穂乃果「えへへ」

穂乃果「……さ、行こう!」
324: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 01:12:38.88 ID:vqbPyYvl.net
その後の世界


音楽室

穂乃果「真姫ちゃん!」ガラッ!

真姫「ヴェエ!?もう!ドアを乱暴に開けないでっていつも言ってるでしょ!」

穂乃果「あ、ごめーん」

真姫「はぁ……で、なんの用?」

穂乃果「真姫ちゃんにね、お礼を言いに来たの!」

真姫「はあ?なにに対してよ」

穂乃果「うーん、なんだろね」

真姫「意味わかんないんですけど」

穂乃果「へへっ」

真姫「そういえば、Dメールどうだったのよ?」

穂乃果「うん、それがすごい大変……って、えっ!?なんで!?」

真姫「やっぱり……あの時のあなたの態度どうみてもおかしかったし」

真姫「送るってうきうきしてたのに、急にボーっとしたら、今度はやめるって」

真姫「なにかあったと考えるわよ普通。んで、何が怪しいってどう考えてもDメールよ」

穂乃果「……真姫ちゃん、名探偵みたいだね」

真姫「ふん、このくらい私にかかれば余裕よ!」

真姫「で、どうだったの?あの態度的にいいものではなかったのでしょうけど」

穂乃果「ううん、悪いものではなかったよ。どっちかと言えばいい思い出になった」

穂乃果「でも、もう使ってほしくはないかな。他の世界のことはその世界に任せたいの」

真姫「……」

真姫「わかったわ」
326: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 01:24:22.44 ID:vqbPyYvl.net
穂乃果「ごめんね。すごい発明なのに」

真姫「いいのよ、誰かが幸せになるかわりに誰かが不幸になるんなら意味ないわ」

穂乃果「不幸になったのかはわからないけど、あの世界の人たちは精一杯生きてた」

穂乃果「そこにこれ以上干渉しないほうがいいのかなって」

真姫「……あの装置もともと地震や台風、雪崩なんかの災害用なの」

穂乃果「災害用?」

真姫「そう。死傷者が少しでも減るように。あらかじめ何が起こるかわかれば避難できるでしょ?」

真姫「でも結局それって神様の真似事なのよね」

真姫「人間がそんなことしたら、いつか痛いしっぺ返しが来るかもしれない」

真姫「だから、やめさせる。私たちは世界に身を任せるしかないのよね」

穂乃果「……ありがと」

真姫「べ、別に穂乃果のためじゃないけどね」

穂乃果「ほら、そうやっていつもみんなを陰で支えてくれてる。だからありがとう」

真姫「……」

真姫「……私たち、一生の友達なんでしょ」

穂乃果「……あっ」

真姫「あ!ち、違う!今のなし!……もう、何でこんな恥ずかしいこといきなり口に出るのよ」

穂乃果(そうだ、世界は繋がっているんだ)
328: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 01:30:54.53 ID:vqbPyYvl.net
穂乃果「真姫ちゃん、私たち一生友達だよ」

真姫「///」

真姫「もう!からかわないで!」

穂乃果「からかってないよ。本当にずっといっしょなの」

真姫「……最後までその言葉責任持ちなさいよ!」

穂乃果「ふふっ」



穂乃果「あ、そうそう、これあげるよ」

真姫「ん?なにこれ……えっと、バッチ?」

穂乃果「そう穂乃果が作ったの!μ'sバッチ!」

真姫「なに、いきなりどうしたのよ、これ」

穂乃果「うーん、作りたかったんだよ。形としてさ」

穂乃果「μ'sの想いを」

真姫「は、恥ずかしい人!……ま、一応もらっておいてあげるわ」

穂乃果(真姫ちゃん、いつも穂乃果を気遣ってくれてありがとう)

真姫「♪」
329: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 01:38:01.29 ID:vqbPyYvl.net
廊下

穂乃果「あ、花陽ちゃーん!」

花陽「穂乃果ちゃん、こんにちは!」

穂乃果「ちょうどよかった。探してたんだ!」

花陽「私を?」

穂乃果「そう!」

花陽「なにかなぁ?」

穂乃果「えっとね、これ!」

花陽「これ……」

穂乃果「μ'sのバッチだよ!オリジナルで作ったの!」

穂乃果「デザインは穂乃果がしたからセンスないかもしれないけど……」

穂乃果「でも、何にも負けない想いはこめたの」

穂乃果「花陽ちゃんにもらってほしいんだ」

花陽「こ、これ……」

花陽「す、す、すすすすす」

穂乃果「す?」

花陽「すごいです!!うわぁ!!かっこいい!」

花陽「本当のアイドルみたいです!」

花陽「本当にありがとう穂乃果ちゃん!絶対に、ずーっと大切にするね!」

穂乃果「うん」
330: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 01:43:06.33 ID:vqbPyYvl.net
穂乃果「あ、あとお礼も言いにきたんだ」

花陽「へ?お礼?」

穂乃果「そうそう」

花陽「花陽がするのはわかるけど、穂乃果ちゃんからお礼されることした?」

穂乃果「したっていうか、いつもしてること。花陽ちゃん、いつもありがとう!」

花陽「?」

穂乃果「なんていうのか、日ごろの感謝かな」

花陽「日ごろの感謝かぁ。じゃあ、花陽もしなきゃだね」

花陽「穂乃果ちゃん、いつもありがとう!」

花陽「今の私は好きなことを好きって自信を持って言えるよ!」

穂乃果(花陽ちゃん、いつも私に、私たちに幸せをありがとう)
333: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 01:50:53.69 ID:vqbPyYvl.net
中庭

凛「穂乃果ちゃんだー」

穂乃果「あ、凛ちゃん」

凛「今日はいい天気だねー」

穂乃果「そうだねー」

穂乃果「あ、凛ちゃんに言うことあるの」

凛「ん?なーに?」

穂乃果「いつもありがとう」

凛「えーと、どういたしましてにゃー!」

凛「穂乃果ちゃん、いつもありがとう!」

穂乃果「どういたしまして」

穂乃果凛「あはは」

凛「凛はね、穂乃果ちゃんやみんなと出会ってたくさん変身できたの」

凛「凛は自分の可能性を見つめ成長できた。だからありがと!」

穂乃果「うん!」

穂乃果「あ、あとこれ!」

凛「バッチ?」

穂乃果「そう、μ'sの」

凛「おー今日の穂乃果ちゃんはなんかすごいにゃー!」

穂乃果「もらってくれる?」

凛「もっちろん!肌身離さず持ってるよ!」

穂乃果「ふふ」

凛「ほんとうにありがとー!」

穂乃果(凛ちゃん、いつも元気をありがとう)
335: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 01:58:50.11 ID:vqbPyYvl.net
廊下

海未「穂乃果?どこ行ってたんですか?」

穂乃果「あ、海未ちゃん。うーんとね、みんなのところ!」

海未「みんな?集まっているのですか?」

穂乃果「ううん。一人ずつ会ってるの!」

海未「はあ」

穂乃果「だから海未ちゃんにも会えてよかった」

海未「なにをしているんですか?」

穂乃果「えっと、海未ちゃん!いつもありがとう!」

海未「え、いきなりどうしたんですか?」

穂乃果「こうやって日ごろの感謝の気持ちを伝えてまわってるの」

海未「そうですか。それはとても大事なことですね」

穂乃果「うん。誰かを幸せに出来る気持ちだよ」

海未「ふふ、穂乃果もいつも私の隣にいてくれてありがとうございます」

穂乃果「これからもね!」

海未「ええ!」

穂乃果「あとこれを海未ちゃんに渡すね」

海未「これは……μ'sって書いてあるバッチですか?」

穂乃果「そう、名付けてμ'sバッチ!」

海未「そのままですね」

穂乃果「気持ちはこめたよ!」

海未「ええ、伝わってきますよ。穂乃果がみんなを大事に思っていることが」

海未「ありがとうございます。一生の宝にします!」

穂乃果(海未ちゃん、いつも穂乃果のために叱ってくれてありがとう)
337: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 02:07:00.39 ID:vqbPyYvl.net
教室

ことり「あ、穂乃果ちゃん戻ってきたー」

穂乃果「やっほー」

ことり「海未ちゃんもどっか行っちゃったし……」

穂乃果「海未ちゃんとならさっき会ったよ。たぶん、もう少しで戻ってくるんじゃないかな?」

ことり「そうなんだ、じゃあ教室にいようかな」

穂乃果「そういう私はことりちゃんを捜してたの」

ことり「私?」

穂乃果「そうだよー」

ことり「どうしたの?」

穂乃果「えっと、ことりちゃん!いつもありがとう!」

ことり「うん、こちらこそいつもありがとう」

ことり「穂乃果ちゃんにはいつも助けられっぱなしだし」

ことり「だからありがとう!ことりはいつも穂乃果ちゃんの幸せを願ってるね!」

穂乃果「穂乃果もいつもことりちゃんの幸せを願うよ!」

ことり「えへ」


穂乃果「あと、これも」

ことり「なに?」

ことり「うわぁぁ、μ'sのバッチだぁ」

ことり「これ穂乃果ちゃんが作ったの?」

穂乃果「デザインだけね、全部作るのはさすがにプロに任せちゃったよ」

ことり「でも、すごく可愛い!大切にするね!穂乃果ちゃんの気持ち」

ことり「大好きだよ!穂乃果ちゃん!」

穂乃果(ことりちゃん、いつも優しくしてくれてありがとう)
339: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 02:17:58.40 ID:vqbPyYvl.net
生徒会室

穂乃果「絵里ちゃん!」

絵里「穂乃果、どうかしたの?」

穂乃果「絵里ちゃんを捜してたの!っていうか生徒会室で何してるの?」

絵里「え、ああ。少し書類の整理をね」

穂乃果「絵里ちゃんは元会長なんだから別にやらなくていいんだよ?」

穂乃果「あ、やっぱり穂乃果たち全然ダメダメかなぁ?」

絵里「ふふ、そんなことないわ」ナデナデ

絵里「あなたたちは立派に生徒会をやっていると思う。この元会長が保証するわ」

穂乃果「なら、どうして?せめて穂乃果たちにも声掛けてくれればいいのに」

絵里「ううん、一人でやりたかったの」

絵里「感謝の気持ちを伝えたかったのよ、あなたたちに。いつもありがとうって」

穂乃果「穂乃果も!絵里ちゃん、いつもありがとう!」

絵里「やっぱりいいものね、感謝するって」

穂乃果「でも、なんか急だね」

絵里「そうね。でも、伝えなきゃいけない、大事にしなきゃいけない感情だって」

絵里「私の心が訴えてきたのよ」

穂乃果「……そっか」

穂乃果「じゃあ、私からは感謝の形も渡しちゃうね!」

絵里「あら?これは」

穂乃果「μ'sのバッチだよ」

絵里「これはとってもハラショーだわ!死ぬまで身につけるわ!」

穂乃果「大げさだよぉ」ハハハ

絵里「いつか私もみんなに何か送ることにしましょ。感謝の気持ちを」

穂乃果(絵里ちゃん、いつも抱きしめてくれてありがとう)
341: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 02:28:53.43 ID:vqbPyYvl.net
部室

希「穂乃果ちゃんが来る……カードがそう告げるんや!」

穂乃果「希ちゃーん!」ガチャ

希「おっ、当たった」

穂乃果「どうしたの?」

希「なんでもないで。それでどうしたん?」

穂乃果「えへへ、いつもありがとうって言いに来たの!」

希「えらい唐突やなぁ。まぁうちもいつもみんなに感謝しとるけど」

穂乃果「うん!μ'sは感謝で溢れたグループなんだ!」

希「おっ、ええこというやん」

穂乃果「μ'sが、みんなが大好きだからね!」

希「……うちも本当に大好きやμ'sが」

穂乃果「そんな感謝と永遠の友情の証であるこのバッチを希ちゃんに!」

希「これ……」

穂乃果「穂乃果が作ったの!みんなに感謝といつまでも一緒だよって伝えたくて」

希「穂乃果ちゃん……」

穂乃果「ただのメンバーじゃない、大切な友達に!」

希「……せやな、うちらはただのメンバーでも、ただの友達でもない」

希「友達の中の友達、本当の友達や!」

穂乃果「うん!」

希「じゃあ、またお泊まり会でもしよか!」

穂乃果「いいね!絶対しよう!」


希「……見とる?うち、たくさんの友達が、本当の友達が出来たよ」ボソッ

穂乃果(希ちゃん、μ'sの奇跡をありがとう)
344: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 02:39:14.43 ID:vqbPyYvl.net
屋上

穂乃果「これでよかったんだよね」

にこ「あ!やっと見つけたわ!」

穂乃果「にこちゃん」

にこ「みんなあんたのこと探してるわよ!さっき会ったのにどこにもいないって」

穂乃果「うん、ごめん」

にこ「もうミーティングの時間よ、行くわよ」

穂乃果「ねぇ、にこちゃん」

にこ「ん?なによ」

穂乃果「にこちゃんはさ、3年間楽しく過ごしたかった?」

にこ「急にどうしたのよ」

穂乃果「にこちゃんは1年生と2年生の時に1人でアイドル研究部を頑張ってた」

穂乃果「もし過去に戻れて、やり直せるならどうする?3年間楽しい日々に変えられたとしたら」

にこ「前に過去にメールを送れるって騒いでた時、実は私1年生の私に向けたメールを送ろうとしたの」

穂乃果「一人で悩むな。誰かに相談しろ?」

にこ「な、なんでわかるのよ!そうよ、そんな感じの内容よ」

穂乃果(やっぱり後悔してたんだ)

にこ「そんな性格にあの時なれてたらもっと早く、あんたたちと一緒に活動できたのにってね」

穂乃果「え?」

にこ「ほら私こんな性格でしょ。だから、1年の時失敗して、でもそれを直さなくて」
346: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 02:54:26.67 ID:vqbPyYvl.net
にこ「はじめてあんたたちと会った時も、ライブするって聞いた時もあんな態度で」

にこ「なかなか素直になれなくて」

にこ「もっと誰かを思って行動する性格ならよかったのにって過去に願ったのよ」

穂乃果「1年生からアイドル研究部を成功させるためじゃ……」

にこ「はぁ?違うわよ。私は今が好きなの。だから別にあの時の成功とかもう気にしてないわ」

穂乃果「私たちのために送ろうとしたの?」

にこ「でも今思うと送らなくて本当によかったわ」

にこ「一人だった2年間での悔しさ、あんたたちを見たときの妬み」

にこ「そういういろんな感情を経験してたからこそ、今の私、今のμ'sがあると思うもの」

穂乃果「……」

にこ「それにもし送っちゃってたら、こんな楽しいμ'sを知らない私ができちゃいそうだし」

にこ「そんなのにこがかわいそうじゃない」

穂乃果「そうだね、μ'sの楽しさを知らないのはもったいないね」

にこ「おそらく他にないわ。こんなに絆の深いグループ」

にこ「どんな時もどんな場所でもそれを感じれる」

にこ「だから、私は今が最高に楽しいわ。それこそ悔しい過去を忘れるほどに」

穂乃果(にこちゃん、私はみんなを過去の悲しさを忘れさせるくらい幸せにできてるかな)
347: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 03:06:33.59 ID:vqbPyYvl.net
穂乃果「にこちゃん、いつもありがとう」

にこ「なによ急に」

穂乃果「あ、今日ね、みんなに日ごろのお礼を伝えてまわってるの」

にこ「ちょ、じゃあなんで私のとこには来ないで屋上でたそがれてんのよ!」

穂乃果「いやーそれは。まぁいいじゃん」

にこ「よくないわよ!」


穂乃果「あとこれ」

にこ「バッチ?」

穂乃果「うん。オリジナルバッチ」

にこ「μ'sの文字と上下に番号と名前」

穂乃果「一人ずつ違うだよ、ちゃんと」

にこ「へぇ、なかなか凝ってるわね」

穂乃果「でしょ?一生懸命がんばって作ったの」

穂乃果「これを見たら離れていてもみんなを思い出せるの」

穂乃果「μ'sがいつまでもμ'sだって証」

にこ「……また大切な思い出が増えていくわね」

穂乃果「これからもずっと増えていくよ!」

にこ「そうね」

穂乃果「だから」

穂乃果「ずっと、ずーっと一緒にいてね!」

にこ「……」

にこ「ふん、あんたが嫌って言ったってずっと付きまとってやるわ」ニヒヒ

穂乃果(にこちゃん、いつも引っ張ってくれてありがとう)
349: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 03:23:35.72 ID:vqbPyYvl.net
にこ「ほらそろそろ行くわよ!」

穂乃果「そうだね、ラブライブも近いし」

にこ「そうよ!絶対に会場にいる全員を、その日一番の笑顔にしてみせるんだから!」

にこ「そのためにはまだまだ改善の余地があるわよ!ほら、部室いくわよ!」ガチャ

穂乃果「うん!」

穂乃果「……」



『穂乃果ちゃん、今日お菓子作ってきたんだぁ。食べよう?』

『穂乃果!あんまり食べ過ぎるとまた後悔しますよ!』

『ちょ、ちょっと凛ちゃん!?穂乃果ちゃん、たすけてー』

『あー、じゃあ穂乃果ちゃんも捕まえるにゃー!』

『うちも混ざるでー。穂乃果ちゃん!わしわししたるー!」

『穂乃果ー、ここの振り付けのことなんだけどちょっといいかしら?』

『穂乃果、私はいつでもどの世界でも一生あたなの味方よ』

『穂乃果、幸せになりなさい』



穂乃果(私たちは繋がってる。強くて深い絆で)

穂乃果(場所も、時間も、世界さえも越えて繋がり続ける)

穂乃果(ラブライブは通過点。μ'sのゴールはもっと先にある)

穂乃果(ずっと一緒でたくさん大切な思い出を作っていく)

穂乃果(苦しいことも、悲しいこともずっと一緒に乗り越えていく)

穂乃果(そうやって幸せを感じられる人生を、みんなと一緒に)

穂乃果(お母さんになっても、おばさんになっても、おばあちゃんになっても)

穂乃果(歩んでいくんだ)

穂乃果(みんなを幸せにする。そして……私も幸せになる)

穂乃果(そんなお互いを思いやる関係をいつまでも)




穂乃果「やり遂げるよ 最後まで」


おわり
351: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 03:30:26.50 ID:vqbPyYvl.net
くぅ~疲れましたw これにて完結です!

この↑のネタを俺も1回くらい使いたいっていう馬鹿げた理由から始めた
初SSがまさかこんな長くなってしまうとは自分でもわらってまう

俺「最後夜遅くなっちゃったけど見てくれた人ありがとうございました」
俺「って、なんで俺くんが!?」
352: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 03:33:13.37 ID:vqbPyYvl.net
あ、それと矛盾、誤字脱字、キャラの語尾とかごめんね
たくさんコメントありがと
おつかれさまでした
396: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 22:44:36.33 ID:vqbPyYvl.net
要望があったみたいなんで向こうの穂乃果ちゃんのお話を書いてみます
流れを考えてみたんだけど、また長くなりそうかも
ただ、本編が結構きれいにまとめることができたんで、書いてて蛇足に
感じたら途中でやめるかもしれんご了承
400: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 22:49:31.77 ID:vqbPyYvl.net
あ、これIFだから本編ではこっちの世界は消えてる可能性もある
残ったとしたらこうなるかなって話
本編では世界が消えたか残ったか誰にもわかりません
393: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 22:34:15.10 ID:vqbPyYvl.net
Another

帰り道

穂乃果「ねぇ!スクールアイドルってすごいよね!今すごいブームだし!」

海未「なんですか藪から棒に」

穂乃果「同じ高校生があんなに輝けるなんてすごいよね!」

ことり「そうだねぇ。大きな大会も開かれてるし、みんなの憧れの存在って感じかな」

穂乃果「そう!でさ、二人に話があるんだけど!」

海未「……私たちでスクールアイドルをやろうって話ですか」

穂乃果「う、海未ちゃんエスパー!?」

海未「誰だって想像つきます!」

穂乃果「だったら話は早いね!明日部室に行ってアイドル部に!」

海未「……いいですよ」

穂乃果「え、いいの!?」

ことり「ことりも一緒に入るよ♪」

海未「私たちはすでに多少ですがアイドルとしての経験がありますし」

ことり「穂乃果ちゃんに誘われたら入ろうねって話してたの!」

穂乃果「おぉ……あの恥ずかしがり屋の海未ちゃんがこんなあっさりと」

海未「私だって日々成長しています」

ことり「穂乃果ちゃんには才能があるから、ことりたちを導いてくれると思うな♪」

海未「ええ、ですから何も不安はありませんね」

穂乃果「……」

穂乃果(穂乃果に才能……)

ことり「穂乃果ちゃん?」

穂乃果「あ、ううん、なんでもないよ!じゃあ、明日部室に行こー!」
395: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 22:40:32.63 ID:vqbPyYvl.net
穂乃果邸

穂乃果(穂乃果に才能か……)

穂乃果「すごいなぁ……」

穂乃果「よしっ!穂乃果も頑張ろう!」

穂乃果「えっと、これは達成……っと」

穂乃果「他のメンバーとも仲良くできそうだし、これからが楽しみだなぁ!」

穂乃果「明日は何を達成しようかなー」

穂乃果(これは奇跡だ)

穂乃果(別の私がくれた温かい奇跡)

穂乃果(穂乃果に恥じないように、穂乃果はやっていくぞー!)
404: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 23:06:06.11 ID:vqbPyYvl.net
翌日部室

穂乃果「おじゃましまーす!」ガチャ

海未「穂乃果!そんな勢いよくドアを開けてはいけません!」

ことり「こんにちは~」

にこ「ん?あら、騒々しさに定評のある3人組じゃない」

海未「にこ先輩!騒々しいのは穂乃果です!私じゃありません」

絵里「穂乃果を叱ってる時の海未がある意味一番騒々しいかも」コソッ

希「それ海未ちゃんに言ったら泣くで」コソッ

凛「あー!穂乃果ちゃんだー!やっほー!

穂乃果「凛ちゃんやっほー!他のみんなもやっほー!」

花陽「穂乃果ちゃんやっほぉー」

にこ「だー!全員分のあいさつは長くなる!」

絵里「それで、今日はどうしたの?遊びに来たのかしら?」

穂乃果「ううん、違うよ!」

希「なんや穂乃果ちゃんの顔が輝いてんなー」

真姫「あの子はいつもあんなんでしょ」

希「にひひ、よー見とるなぁ真姫ちゃんは」

真姫「っ///、からかわないで!」

穂乃果「私たちをアイドル研究部に入れてください!」

穂乃果「一緒にスクールアイドルをやらせてください!」

にこ「……」

にこ「はん、遅いのよまったく!」

ことり「?」

希「にこっちは数日前から『穂乃果はまだ来ないのかしら』ってぶつぶつ言っとったからねぇ」

凛「にこ先輩、穂乃果ちゃんの話ばっかだったよねー」

にこ「う、うるさいわね!」
408: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 23:17:58.71 ID:vqbPyYvl.net
海未「あのー、それで入部の話は」

絵里「もちろん歓迎よ」

ことり「やったね!」

穂乃果「みんなよろしくね!」

花陽「うん!」

絵里「頼れる2年生が増えてよかったわね」

凛「楽しくなるにゃー!」

真姫「騒々しくもなるけどね」

希「それがええくせにー」

真姫「だから、からかわないで!」

希「真姫ちゃんはおもろいなー」

海未「真姫や花陽、凛は部活の先輩ですね」

花陽「そ、そんな!海未先輩に先輩なんて呼ばれたらぁ……」アワアワ

ことり「海未ちゃん、花陽ちゃんが……」

海未「そ、そんな動揺するとは」

穂乃果(私が頼れる存在か)

にこ「あーもう!いつまで騒いでんのよ!ほらミーティングやるから隣の部屋行くわよ!」

モブ「穂乃果ちゃんたちの分の椅子も出さなきゃね」

モブ「そうですね。これから楽しくなりそうですね!」
409: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 23:31:27.43 ID:vqbPyYvl.net
にこ「さて……おほん!」

凛「にこ先輩なんか格好つけてるー」

真姫「新しく増えたから威厳でも出そうとしてるんじゃないの?」

希「無駄なことせんでもなー」

花陽「わ、私はああいうにこ先輩もいいと思うけど」

にこ「そこっ!茶化さないの!」

絵里「さて、これからの予定だけど」

にこ「新メンバーが6人増えたけど、本戦は今まで通りのメンバーで戦うわ」

海未「当然ですね。今から私たちが入るには練習時間が足りませんし」

ことり「ことりは裏方とかも好きだよ~」

穂乃果「うんうん!衣装とかも手伝えるしね!」

にこ「悪いわね。でも、ラブライブ優勝を目指す心は全員同じはずよ!」

絵里「舞台に立つ私たちも部員みんなに感謝して精一杯ライブをするわ」

凛「いい話だにゃー!」

にこ「そこで一つ私たちから提案があるのよ」

絵里「それは、メンバーがもっと親密になるために必要なこと」

モブ「もっと親密?」

モブ「私たち連携もいいと思いますけど」

にこ「まだまだ足りないわ!でもこれをすればもっといいグループになるの!」

絵里「少し前に方法を教えてもらったの」

モブ「誰にだろ?」コソッ

花陽「うーん、まぁそれは気にしなくていいことだよ」コソッ

にこ「その方法は……先輩禁止よ!」
411: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 23:49:09.51 ID:vqbPyYvl.net
凛「先輩禁止?」

にこ「そうよ。今からメンバーは誰に対しても敬語も先輩も禁止にするのよ!」

モブ「えー!?」

モブ「絵里先輩をよ、呼び捨てぇ?」

モブ「心の準備が……」

にこ「先輩後輩の垣根を取り払うのは重要なことよ!まぁ、すでに敬語なんて使ってないやつもいるけど」チラッ

真姫凛「?」

絵里「これはただ親密になるためにするわけじゃないわ」

絵里「一人ひとりがどのメンバーも支えるって考えるようにしてほしいの」

にこ「先輩後輩の関係の時よりももっとメンバーを思い合えるのよ」

絵里「そして支えてもらったら感謝の気持ちを持ちましょう。私たちはラブライブ本戦に
出れるけど、それはいろんな人が支えになってくれたからよ」

絵里「苦しい練習を支えてくれた他のメンバー、応援してくれるファンの人たち」

絵里「そういったいろんな人がね」

にこ「ライブはただ歌を披露する場じゃない。感謝の気持ちを歌で届ける場所なのよ」

絵里「そういう想いをもっと感じてほしいの」

にこ「だから先輩禁止。親しくなればなるほど人を思いやることができるのよ」
412: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/16(月) 23:57:04.88 ID:vqbPyYvl.net
希「うちは賛成や」

穂乃果「私もそっちの方がいいと思う!」

真姫「そうね。遠慮なんてしてたら心は一つにならないわ」

モブ「そ、そうだよね!よし、私も賛成!」

にこ「よーし、それじゃ今からね」

モブ「い、今から!?」

花陽「大丈夫、すぐに慣れると思うよ」

モブ「花陽はなんか最近見違えたわよね」

花陽「うーん……前に進む勇気をもらったからかな」

絵里「さ、じゃー一通りやってみましょう」

海未「あ、一ついいですか?」

にこ「なに?」

海未「私の敬語は……」

絵里「そうねぇ、敬語じゃない海未も見てみたいけど」

にこ「別にあんたはいいわよ。親友の二人にもそうなんだし」

海未「よ、よかったです……」

ことり「敬語じゃない海未ちゃんも可愛いと思うけど」

海未「十数年敬語で話してきたのに、いきなり無理です!」

穂乃果「まぁ、海未ちゃんは敬語でも思いやりは伝わるし」

にこ「よし!やってみるわよ!」
419: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 00:16:27.58 ID:jpyJqR9k.net
凛「にこちゃん!」

にこ「真姫」

真姫「海未」

海未「絵里」

絵里「花陽」

花陽「ことりちゃん!」

ことり「希ちゃん♪」

希「穂乃果ちゃん!」

穂乃果(μ'sだ……ここでもμ'sが)

モブ「す、すっご!もう適応してる!」

凛「なんかスムーズに出てきたね!」

花陽「うん。今までもそうだったみたい」

穂乃果(μ'sの絆がある!)

真姫「ま、事前情報もあったしね」

海未「真姫」

穂乃果(……わかってる。今は繋がってるけど、繋げてくれたのは向こうの私)

真姫「ほ、穂乃果、あの」

穂乃果「うん!やっぱりみんな仲良くするのが一番だ!」

ことり「穂乃果ちゃん……」

穂乃果「どうしたの?」

ことり「う、ううん。なんでもないよ」

にこ「……何人か恥ずかしがってるメンバーもいるけど、すぐ慣れるわ」

絵里「そうね。じゃあ、練習に入りましょう」

花陽「うん。じゃあ、屋上に行こう!」

凛「がんばるぞー!」
421: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 00:24:00.60 ID:jpyJqR9k.net
数日後街

凛「あ!穂乃果ちゃーん!こっちだよー!」

穂乃果「ご、ごめーん!遅刻しちゃったぁ!」

花陽「大丈夫だよ!全然待ってないから」

凛「うんうん。待っている間も楽しみの一つだよ!」

穂乃果「あ、ありがと!」

花陽「じゃあ、行こっか?」

凛「行くにゃー!」

穂乃果「おー!」



花陽「ここだよー」

穂乃果「おお!すごい!可愛い服がいっぱい!」

凛「凛もこの前かよちんに教えてもらったんだけど、すごくいいお店だったよ!」

穂乃果「楽しみだね!」

花陽「じゃあ、入ろうっか?」

凛「わくわくするにゃー!」

穂乃果「よーし!凛ちゃん!今日は穂乃果と花陽ちゃんに任せておいて!」

凛「穂乃果ちゃんは服のセンス微妙って言ってたけど」

穂乃果「き、気持ち!凛ちゃんのこと考えて一生懸命に選ぶの!」

花陽「そうだよ凛ちゃん。私たちが最高に似合う服選んであげるね」
423: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 00:44:32.48 ID:jpyJqR9k.net
穂乃果「これ!これも可愛い!どうかな花陽ちゃん?」

花陽「すごくいいと思います!凛ちゃんらしさもあって絶対に似合うよ!」

穂乃果「凛ちゃーん!これも選んだよー」

凛「わぁー!これもすっごい可愛いね」

穂乃果「でしょー!凛ちゃんが来てる姿を想像して選んでるんだぁ」

凛「じゃあ、ちょっと試着してくるねー!」



凛「終わったよー」

穂乃果「着てみてどうだった?」

凛「これもすごいよかったよ!」

花陽「何着か選んだけど、どれも似合ってて迷っちゃうね」

凛「どうしよっかなー」

穂乃果「凛ちゃんはどれを着ても可愛かったけど……うーん」

穂乃果「そうだ、この中から穂乃果たちが一つ選ぶってのは?」

花陽「そうする?」

凛「……ううん、凛が決めるよ!」

凛「どれが一番穂乃果ちゃんとかよちんの気持ちがこもってるかイメージしてみる!」

穂乃果「おぉ!凛ちゃんえらい!」

凛「いろんな自分をイメージして、いろんな可能性を見つめるのが自分自身に大事なことなんだ!」

穂乃果「すごーい!かっこいい!名言みたい!」

凛「えへへ……まぁ凛も人から教わったんだけど」

凛「でも、それにすごい救われた気がするんだー」

穂乃果(……あっ。これも私が言ったのかな)

穂乃果(はは、やっぱりすごいや)

花陽「どう?凛ちゃん」

凛「決まった!これだよ!」
425: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 00:55:41.41 ID:jpyJqR9k.net
翌日放課後部室

にこ「さて、ラブライブ本戦だけど」

絵里「私たちは新曲で出るのはどうかしら?」

穂乃果「いいと思う!そっちの方がインパクトありそう」

モブ「でも間に合うかなぁ?」

真姫「曲は私が作るわ。これでも結構早いのよ、作るの」

モブ「わー真姫ちゃんすごーい!」

真姫「ふふん♪当然でしょー」

にこ「じゃあ曲は真姫頼むわ」

凛「歌詞はどうするの?」

絵里「いつも通りみんなが考えて、一番いいのを採用しましょう」

花陽「私もチャレンジできるんだ」

ことり「じゃあ、私は衣装作るね」

海未「ことりは裁縫が得意なんです。この前のライブもことりが衣装を」

希「へえ。すごいやん」

ことり「可愛いの作るね♪」

絵里「振り付けもみんなで考えましょう」

モブ「なんかすごいいい曲ができそうだね!」

モブ「うん、楽しみ!」

にこ「本格的な練習は曲ができてからしかできないけど、その分基礎練習をみっちりやるわよ」

真姫「当然ね」

希「ほな、今日も練習がんばるで!」

みんな「おー!」
426: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 01:03:58.64 ID:jpyJqR9k.net
にこ「じゃあ行くわよー」ガチャ

穂乃果「……ねぇ真姫ちゃん」

真姫「ん?なによ」

穂乃果「あー、なんて言うか最近どう?」

真姫「なによその質問」

穂乃果「いやーみんながどんな風に頑張ってるのとか知りたいかなって」

真姫「……普通よ」

穂乃果「普通?」

真姫「そ、普通」

穂乃果「楽しくもないけど、つまらなくもないってこと?」

真姫「そうじゃないわ」

真姫「いつも通り幸せってこと」

穂乃果「いつも通り幸せかー」

真姫「そうよ」

穂乃果「そうだ、凛ちゃんや花陽ちゃんとかとはどう?」

穂乃果「クラスも一緒だよね?」

真姫「凛がいつも騒々しいわね」

穂乃果「あはは……」

真姫「ま、それも嫌じゃないけどね」

真姫「花陽はああ見えてすごいおもしろいわね」

穂乃果「花陽ちゃんが?」

真姫「ええ。私の知らないいろんなこと話してくれるわ」

穂乃果「へぇー。楽しそうだね」

真姫「さ、どうかしらね」
427: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 01:11:44.04 ID:jpyJqR9k.net
穂乃果「どうかしらねって……」

真姫「……でもまぁとても幸せね」

穂乃果「そっか」

真姫「結構変わったわ、私」

穂乃果「そうなの?」

真姫「友達って言えるの一人しかいなかったけど」

真姫「凛や花陽と話すようになって、クラスの友達も増えたわ」

穂乃果「よかったね!」

真姫「そうね、好きな人の分だけ人って幸せになるって知ったからね」

穂乃果「私たちもずっと友達だよ!」

真姫「ふふ、当たり前でしょ」

穂乃果(真姫ちゃんも変わったんだね)
431: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 01:21:00.21 ID:jpyJqR9k.net
夜希邸

希「いらっしゃーい♪」

穂乃果「お邪魔しまーす!」

絵里「お邪魔します」

穂乃果「おー、すごい!一人暮らし!」

絵里「家事とか大変そうね」

希「んー、まぁまぁやな。ご飯はコンビニにお世話になることもあるし」

穂乃果「あー駄目だよ!ちゃんと栄養取らないと!」

希「たまにや、たまに。普段はちゃんと自炊しとるで」

絵里「なんか希が年上に見えてきたわ」

穂乃果「……うん。そういえば希ちゃんってお母さんっぽいしね」

希「なんや、うちがふけとるって言いたいん?」

絵里「ち、違うわよ!お、大人の魅力よ!」

穂乃果「そ、そうだよ!母性だよ!魅力!」

希「いや、そんな必死にならんでも……冗談や」

絵里「それにしてもすごいクッションね」

希「あーそれな。夜さみしくならんようにたくさん買ったんよ」

希「あとはいつ人が来てもいいようにって。まぁ全然人呼ばんかったけど」

穂乃果「よーし!じゃあ、穂乃果このクッション!」

希「ふふふ、好きなの使いー」
432: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 01:29:59.49 ID:jpyJqR9k.net
絵里「あなた人の家なのにずいぶんと自由ね」

希「えりち、別にうちは気にせんよ」

穂乃果「ことりちゃんと海未ちゃんの家によく泊まったりするからね」

絵里「泊まり慣れって言うのかしらね」

希「うちとしてはえりちもあーなってええんやで」

絵里「そうねぇ……」

絵里「……」

絵里「じゃあ、このクッションは私がいただきー!」

希「……」

絵里「希ぃ!!」

希「冗談冗談。ええよ、そんなんで♪」

絵里「……もう」

穂乃果「よーし、クッションの準備おっけー!お話でもしようよ!」

絵里「あら、いいわね。どんな話にする?」

希「あ、じゃあお菓子とか飲み物持ってくるなー」

希「そうそう、穂乃果ちゃん。えりちは怖い話が好きやで」

穂乃果「そうなの?じゃあ、これは前に雪穂に聞いたんだけど……」

絵里「希ぃ!」

希「あははのはー」

絵里「あなたはさっきからー!」

希「えりちはおもろいなー」

絵里「こらー!」

穂乃果「……聞いたんだけど」グスッ
433: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 01:36:34.61 ID:jpyJqR9k.net
風呂場

絵里「湯船に三人は無理ね……」

希「せやなー。二人が入って一人が体洗うって感じやな」

穂乃果「交代交代だね!」

穂乃果「よーし!じゃあ先行くねー!」フクポイポイ

絵里「ほんと元気ねぇ」

穂乃果「二人ともー早くー」

希「脱いだ服たたんでからいこか」

絵里「そうね」




穂乃果「あーやっときたー」

希「穂乃果ちゃんとえりちが先に入っててええで」

絵里「わかったわ」

希「こんな狭い入浴はじめてや」

穂乃果「そうだ!穂乃果が洗ってあげる!」

希「ん?別に大丈夫やで」

穂乃果「いいの!洗いたいの!」

絵里「希、何を言っても無駄よ」

希「んー、じゃあお願いするね」

穂乃果「任されよう!」

絵里「ふふ」
435: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 01:44:41.01 ID:jpyJqR9k.net
絵里「ほんと穂乃果がアイドル研究部に入ってくれてよかったわ」

希「せやなー」

穂乃果「ん?なんで?」

絵里「あなた人を引っ張る素質があるのよ。私たちも安心して任せられるわ」

穂乃果「そ、そうかなぁ。海未ちゃんとかにはもっと考えて行動しなさいって言われてるけど」

絵里「まぁ確かにすごい行動力だと思うけど」

希「もし穂乃果ちゃんが間違った道を選びそうになったら仲間が助けてくれるよ」

希「うちも絶対に助けにいくよ。大好きな友達やもん」

穂乃果「……うん、ありがと」

穂乃果(絵里ちゃんが認めてくれた穂乃果はどの穂乃果なんだろ)
436: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 01:52:49.96 ID:jpyJqR9k.net
数日後部室

にこ「さて……みんなに歌詞を書いてもらったんだけど」

にこ「どう?」

モブ「……うーん、どれもいいと思うけど」

モブ「にこちゃんのとかもいいよね」

にこ「……」

絵里「海未、どう思う?」

海未「……そうですね。私も含めてなんですが」

海未「どの歌詞もなにかが足りない気がしますね」

モブ「そうかなー」

ことり「本戦用ってことでハードルは上がっちゃってるからねぇ」

花陽「そう感じるのも無理はないかも」

真姫「今までと同じ、少し上くらいだと納得いかないのかもしれないわね」

凛「でも、どう変えればいいのかわかんないにゃー」

希「とりあえず、暫定ででも選んどいたほうがええんちゃう?」

絵里「そうね。その歌詞をさらにみんなで改善していくってことで」

にこ「じゃあ投票ね」



絵里「歌詞は海未のね」

海未「私ですか……」

穂乃果「穂乃果はいいと思ったけど」

海未「悪くはなかったと思います。ですが、書いている途中もなにか足りないと思っていたんです」

にこ「……ま、今言っても仕方ないわ。各自また歌詞考えてきて」
438: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 02:03:15.53 ID:jpyJqR9k.net
放課後

穂乃果「にこちゃーん!」

にこ「なによ?」

穂乃果「クレープ食べにいこ!」

にこ「……っ」

穂乃果「どうしたの?」

にこ「……なんでもないわ。いいわよ、お勧めの店があるの。そこにしましょ」

穂乃果「うん!」




穂乃果「おいしーねー」

にこ「そうね」

穂乃果「あのね、にこちゃん」

にこ「ん?」

穂乃果「聞きたいことがあるんだけど」

にこ「なによ」

穂乃果「絆ってどう思う?」

にこ「……」

にこ「どんな場所、時間でも繋がっていて、私たちを幸せにしてくれるものね」

穂乃果「どんな世界でも?」

にこ「……そうよ」

穂乃果(いいなぁ……深い絆って)
439: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 02:23:12.81 ID:jpyJqR9k.net
にこ「いきなりどうしたのよ」

穂乃果「うん。穂乃果も繋がっているのかなーって」

にこ「当たり前でしょ」

穂乃果「そうだね……」

にこ「ほら、中のアイス溶けちゃうわよ」

穂乃果「あ、あわわ」

にこ「もうー、制服に垂れちゃってるじゃない」

穂乃果「ボーっとしちゃった」

にこ「ほらハンカチ使いなさい」

穂乃果「うん、ありがと」

穂乃果(穂乃果のノートにはたくさんの思い出が書いてあった)

穂乃果(すごいパワーで頑張って、目標を達成したのが伝わってきた)

穂乃果(どれだけみんなに感謝してるのか伝わってきた)

穂乃果(どれだけみんなとの絆が深いのか伝わってきた)

穂乃果(みんなからも穂乃果への感謝、絆を感じた)

穂乃果(大切な思い出を感じた)

穂乃果(でも)

穂乃果(それを作ったのも、そう想われるのももう一人の穂乃果なんだ)

穂乃果「今の穂乃果じゃないんだよ……」ボソッ

にこ「……穂乃果?」
440: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 02:36:03.55 ID:jpyJqR9k.net
翌日放課後

海未「穂乃果、部室に行きましょう」

ことり「今日もがんばろうね♪」

穂乃果「あ……先行ってて」

海未「どこか行くんですか?」

穂乃果「……んと、屋上」

ことり「なにか用事あるの?」

穂乃果「あ……うん。まぁそんなとこかな」

海未「……わかりました。では用事を済ませて早く来てくださいね」

穂乃果「……うん」




穂乃果「……はぁ、何やってんだろ私。こんな暗い性格だったかなぁ」

穂乃果(でも、どうしても考えちゃうよ)

穂乃果(何をやっていても穂乃果のことを……)

穂乃果(一緒にいるときみんなが私を想ってくれてるのは伝わる)

穂乃果(私もみんなといて楽しいし、幸せを感じる)

穂乃果(でも考えてしまう。心のどこかでは向こうの穂乃果を想っているんじゃないかって)

穂乃果(比べてしまう。向こうの穂乃果ならもっと上手くできるんじゃないかって)

穂乃果(一生勝てないよ……あんなすごい自分なんかに)
441: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 02:45:51.87 ID:jpyJqR9k.net
にこ「なーにたそがれてんのよ」ガチャ

穂乃果「にこちゃん、なんでここに」

海未「すみません。私が教えました」

穂乃果「海未ちゃん……」

ことり「なんか元気なかったからね」

花陽「花陽は元気な穂乃果ちゃんが好きです」

希「心配で見に来たんよ」

凛「それに穂乃果ちゃんがいないと部活始まらないしね!」

絵里「そうよ。私たち全員揃ってのアイドル研究部なんだから」

穂乃果「みんな……」

にこ「ほらっ、しけた顔してんじゃないわよ!さっさと部室行くわよ」

穂乃果「……」

海未「穂乃果?」

穂乃果「……必要なのはホントに穂乃果なの?」

絵里「……何言ってるの?」

穂乃果「みんなが好きで、信頼してて、感謝してるのは向こうの穂乃果でしょ!」

花陽「穂乃果ちゃん……」

穂乃果「わかってる!みんな穂乃果のこと想ってくれてるのは」

穂乃果「でも!ホントはあっちの穂乃果と一緒にいたかったんでしょ!」
442: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 03:02:59.65 ID:jpyJqR9k.net
真姫「……」

凛「……」

にこ「……ほんっとに馬鹿ね!あんたは!」

穂乃果「にこちゃん?」

ことり「そうだよ!穂乃果ちゃんは穂乃果ちゃんだよ!」

穂乃果「ことりちゃん……でも……」

海未「あなたはもう一人の穂乃果と言うかも知れません。ですが、私たちにとっては同じ穂乃果です」

穂乃果「でも!みんなを救ったの私じゃない!」

絵里「なら穂乃果。あなたは私たちを助けてくれないの?」

穂乃果「……え」

花陽「私が勇気を出せないでいたら、勇気をくれないの?」

真姫「今の穂乃果は私と友達になってくれないの?」

希「うちらは本当の友達やないの?」

穂乃果「……」

にこ「あんたはもう一人の別の人間って思ってるかもしれないけど違う。同じ人間よ」

にこ「確かに別の人生を歩んだかもしれない。でも、根っこは同じ穂乃果よ」

にこ「あんたの優しさ、感謝を忘れない気持ち、人を引っ張る勇気、幸せを与える愛情」

にこ「私たちはそれに救われた。でも、それって穂乃果が生まれ持った性格でしょ」

海未「だから私たちは穂乃果という存在に感謝しているんですよ」

海未「そして穂乃果はあなたです。他の誰でもありません」
443: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 03:18:23.83 ID:jpyJqR9k.net
凛「穂乃果ちゃんは最高の自分をイメージして成長すればいいんだよ!」

凛「自信を持って、強くなっていけばいいんだよ!」

絵里「それに私たちはどの世界のμ'sよりも最高の存在になるわ」

穂乃果「え」

絵里「まだ会って間もないのにこんなに絆が深いのよ?」

ことり「そしてここからもっと、もーっと深くなるんだよ!」

希「そんなうちらは最強のμ'sや」

花陽「そんなμ'sのメンバーが穂乃果ちゃんだよ」

穂乃果「私が……」

真姫「他の誰でもない、繋がっている絆は今の私たちよ」

にこ「そして、他の世界の私たち」

にこ「どんな世界でもにこはにこだし、穂乃果は穂乃果。そしてμ'sはμ'sよ」

穂乃果「私でいいのかな」

希「穂乃果ちゃんじゃないとダメなんよ」

海未「穂乃果がいないと何も始まりませんからね」

穂乃果「……ありがと、みんな」
444: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 03:35:07.88 ID:jpyJqR9k.net
穂乃果(伝わった。みんなの想いが)

穂乃果(私を好きでいてくれている想いを)

穂乃果(穂乃果の存在を好きでいてくれている気持ちを)

穂乃果(だから、私もみんなを好きで居続けよう)

穂乃果(勇気を知った花陽ちゃん、自分を好きになった凛ちゃん、幸せを知った真姫ちゃん)

穂乃果(強くなったことりちゃん、恥ずかしがり屋を克服した海未ちゃん)

穂乃果(絆を知ったにこちゃん、愛を感じた希ちゃん、想いの力を知った絵里ちゃん)

穂乃果(みんなが成長したから好きなんじゃない)

穂乃果(穂乃果がなにかをしたから好きになったわけじゃない)

穂乃果(もともとのみんなの存在が大好きなんだ)
468: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 22:30:10.64 ID:jpyJqR9k.net
部室

モブ「歌詞をにこちゃんたちが?」

にこ「ええ。いきなりで悪いんだけど」

穂乃果「やらせてほしいの!」

モブ「え、でも、全部にこちゃんたちに任せるなんて……」

絵里「ごめんなさい。今まで一緒にやってきたあなたたちを蔑ろにしたみたいで」

にこ「……ごめん」

モブ「……」

モブ「私は賛成!いいものができるって思うからやりたいんでしょ?」

モブ「そうだね!にこちゃんがあんな顔する時はすごいことやるもん!」

モブ「私たちも悔いのない一番のライブにしたいし!」

にこ「みんな……」

モブ「じゃあ、衣装とかは私たちに任せて!」

絵里「え、でも」

モブ「絵里ちゃんたちは歌詞に想いを込めるんでしょ!なら私たちも衣装に想いを込めておくよ!」

にこ「……ありがとう!」

モブ「よーし!最高のライブにするよー!」

モブ「ことりちゃーん!衣装について教えてー!」

ことり「うん!私の衣装への想いを伝えるね!」

モブ「絶対に形にするね!」

穂乃果「みんな……」

絵里「私たち……アイドル研究部でよかったわね」

にこ「……そうね」
469: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 22:50:40.84 ID:jpyJqR9k.net
夜希邸

凛「うわぁ!希ちゃんち広ーい!」

花陽「一人暮らしなんてすごいです!」

希「苦労も多いけどな、ははは」

真姫「ほら、遊んでないで」

海未「そうです、私たちは歌詞を作りに集まったんですよ」

穂乃果「穂乃果は今日もこのクッショーン!」グデー

海未「穂乃果も!」

絵里「私はこのクッションよ!」ギュー

ことり「絵里ちゃんもなんだ……」ハハ

にこ「さ、始めるわよ!」

花陽「これがμ'sでのはじめての作業ですね!」

凛「でもライブはできなかったにゃー」

真姫「仕方ないでしょ。ラブライブに私たちが出るわけにはいかないし」

海未「練度が低すぎますね」

絵里「そうね。それに私たちが積み上げてきたものだから、最後も私たちがしめたいの」

希「最後の予選もすごい気持ちが入ってたもんなー」

ことり「3年生が卒業する前に1回くらいライブやってみたいね」

穂乃果「……別にライブにこだわらなくてもいいんだよ!」

にこ「そうよ。私たちにとってμ'sはスクールアイドルグループじゃないわ」

希「この9人そろった絆がμ'sやね」

絵里「10年後みんなで遊んだって、それはμ'sの活動よ」

真姫「さながら仲良しグループ名ってとこね」

凛「……うん!そうだね!」
471: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 23:12:13.65 ID:jpyJqR9k.net
海未「では、歌詞を考えましょうか」

ことり「なにをイメージしよっか?」

にこ「みんなの大好きをイメージするの。私たちがこの世界を大好きだって伝えるのよ」

希「そうすると、みんな似たり寄ったりになるかもしれんなー」

花陽「うん。みんな大好きなのはいっしょかも」

穂乃果「なら、いろんな大好きを考えればいいんだよ!」

凛「いろんな大好き?」

穂乃果「私たちはこんなにも大好きなものがある!こんな幸せな気持ちにしてくれた
世界にありがとうを込めるの!」

絵里「いろんな幸せを感じて私たちは今ここにいる。その奇跡に感謝しましょう」

穂乃果「ここにいるみんなだけでなく、私たちに関わった全ての人に大好きを伝えよう!」

海未「この世界へ向けたラブソングですね」

真姫「ずいぶん壮大なラブソングね。まあ、そういうの嫌いじゃないけど」

穂乃果「大好きな気持ちは必ず伝わる。私も、みんなもそうだったように」

穂乃果「だから、ありったけの大好きを伝えよう!」
472: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 23:27:04.26 ID:jpyJqR9k.net
数週間後部室

モブ「ついに今週末だね、ラブライブ」

穂乃果「うん」

ことり「衣装もことりがデザインした時のイメージ以上の出来になってて感動しちゃった♪」

モブ「伝わったかな?私たちの想い」

ことり「すっごく♪」

モブ「曲も歌詞もすごい出来だったね。私震えちゃったよ」

真姫「私たちのありったけの想いも伝わったみたいね」

希「なにを担当しても、込めたのは結局同じ想いやもんね」

花陽「みんなが同じ幸せを感じるのは当たり前だね」

絵里「じゃあ、当日の予定について話すわね」

にこ「当日、私以外は現地集合よ」

海未「オープンキャンパスでしたっけ?」

絵里「そうよ。学校側からぜひアイドル研究部に挨拶してほしいって依頼があって」

凛「なにもこんな大事な時に頼まなくても……」

にこ「ラブライブと時間が被ってるわけでもないし、問題ないわ」

にこ「それに私も大好きな音ノ木坂のために何かしたかったし」

モブ「じゃあ、にこちゃんが来るまでに完璧に準備しておくよ!」

にこ「頼むわよ!」
474: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 23:37:30.78 ID:jpyJqR9k.net
絵里「念のため、学校にも数人行ってもらうわ」

にこ「にこは別に一人でも大丈夫って言ったんだけどね」

絵里「まぁ何があるかわからないでしょ。それに数人抜けても準備に支障はないわ」

穂乃果「はい!じゃあ、穂乃果が!」

にこ「うるさくして、オープンキャンパスめちゃくちゃにしないわよねぇ?」

穂乃果「し、しないよ!そんなこと!」

海未「では、監視役もかねて私も学校に寄りましょう」

穂乃果「か、監視って……」

にこ「そうね、海未がいたら安心ね」

穂乃果「にこちゃん!?」

絵里「じゃあ、穂乃果と海未、それとことりにお願いするわ」

ことり「うん♪」

穂乃果「私たち3人の幼なじみパワー見せてあげるね!」

にこ「別にあんたたちはそこまでやることないわよ」

穂乃果「き、気持ちの問題!」

凛「こっちは凛たちに任せるにゃー!」

希「せやな。みんなが最高のライブできるようがんばろな」

花陽「うん!」

絵里「……オープンキャンパスか」

真姫「絵里?」

絵里「雪が降らないといいわね」ボソッ

真姫「?」
475: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/17(火) 23:52:11.29 ID:jpyJqR9k.net
ラブライブ当日朝学校(にこ)

にこ「雪……か」

にこ(時間や日時は違えど、同じようなことが起こるものね)

ことり「大丈夫だよ、にこちゃん」

海未「そうですよ、今日は午後から晴れるようですし」

穂乃果「ラブライブは絶対に成功するよ!」

にこ「ふん、別にそんな心配してないわよ」

ことり「雪化粧の会場なんて幻想的なライブになりそうだねぇ」

海未「そうですね。私たちの想いがより伝わると思いますね」

穂乃果「みんなは大丈夫かなぁ?」

にこ「絵里たちなら大丈夫よ」

ことり「だね!あんなすごいもの作れるアイドル研究部が雪なんかに負けないよ!」

海未「きっと私たちが到着した頃には、最高の準備をしていてくれるはずです」

穂乃果「うん!そうだね!」

にこ「ほらっ、あんたたちも学校きたんだから準備手伝いに行くわよ!」

穂乃果「よーし!最高のオープンキャンパスにするぞー!」

ことり「おー♪」

にこ「……」

にこ(神様のいたずらかしらね……)
476: 名無しで叶える物語(しまむら【23:48 震度1】)@\(^o^)/ 2015/03/18(水) 00:04:27.74 ID:csUqRE2b.net
学校(にこ)

ことり「お母さんが開始を遅らせるって!」

穂乃果「え……」

海未「少し雪が強くなってきたからでしょか」

穂乃果「え、え!大丈夫なの!?」

にこ「あたふたしてんじゃないわよ。別にもともとギリギリの時間じゃないんだから」

海未「そうですね。ラブライブには間に合いますよ」

ことり「でも一応お母さんに聞いてこようか?抜けられるか」

穂乃果「そうだよ!少しでも早く行って緊張ほぐすとか準備とかした方が……」

にこ「大丈夫よ。そもそも抜ける気ないし」

にこ「私がやりたいからここにいるのよ」

穂乃果「にこちゃん……」

にこ「伝えたいのよ。この学校がどれだけ素晴らしいところかを」

にこ「私をこんなに楽しませてくれるってことを」

海未「わかりました。絵里にメールをしておきますね」

にこ「お願い」
480: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/18(水) 00:27:23.24 ID:csUqRE2b.net
オープンキャンパス開始直前講堂(にこ)

海未「にこ……これを見てください」

にこ「……」

ことり「電車が……止まってる」

穂乃果「そ、そんな」

ことり「ゆ、雪もすごく強くなってる……」

穂乃果「晴れるって言ってたのに……!」

海未「……にこ。ここはもうオープンキャンパスは諦めるべきです」

ことり「海未ちゃん……」

海未「今ならまだ間に合います。ですが、これ以上は……」

にこ「私はここにいるわ」

穂乃果「にこちゃん!」

にこ「こんな雪の中わざわざ来てくれた人がいるのよ!」

にこ「この学校に興味を持ってくれた人がいる。もしかしたら、にこに会いに来た人もいるかもしれない」

ことり「にこちゃん……」

にこ「そんな人を悲しませることなんてできない!」

にこ「にこはアイドルなのよ!目の前の人を笑顔にさせるのが使命なのよ!」

海未「……」

にこ「どっちかを笑顔にするために、どっちかを切り捨てるなんてアイドル失格なのよ!」
481: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/18(水) 00:30:54.34 ID:csUqRE2b.net
穂乃果「じゃ……じゃあ諦めるの!?ラブライブ!」

ことり「せっかくみんなで作ってきたのに」

にこ「諦めないわよ!」

穂乃果「!?」

にこ「今日ここにいる人も、ラブライブの会場に来た人もみんな笑顔にする!」

にこ「絶対に諦めない!最後まで!」

にこ「……だから、あんたたちは先に行って絵里たちを安心させてあげて」

穂乃果「で、でも……」

にこ「お願い。絵里たち焦ってるわ、たぶん。だから、にこは絶対に大丈夫って伝えてほしいの」

海未「……」

にこ「お願い!アイドル研究部を支えて!」

穂乃果「……っ!」ガチャ

ことり「穂乃果ちゃん!」

にこ「ほら、あんたたちも」

にこ「みんなに勇気を届けて」

ことり「にこちゃん……」

にこ「今の私の気持ちは電話やメールなんかじゃ伝わらない。あんたたちが伝えて」

ことり「……うん!絶対に待ってるから!」

海未「にこ。ご武運を」

にこ(最後まで絶対に諦めない)

にこ(私はこの世界の主人公なんだから!)
483: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/18(水) 00:41:01.51 ID:csUqRE2b.net
講堂(にこ)

生徒会役員「続いては、学校の魅力をより知ってもらいたいと思います」

生徒会役員「今回魅力を伝えて頂くのは、アイドル研究部部長矢澤にこさんです!」

生徒会役員「矢澤さんお願いします」

にこ「はい」

参加者「あれ、矢澤さんだ!すごい!本物!」

参加者「来てよかったね!」

参加者「でも……今日ラブライブだけど大丈夫なのかな?」

参加者「本物もちっちゃくて可愛いね!」

にこ「……」

にこ(会場がざわめいてる。みんなにこを見てくれてる。見に来てくれてる)

にこ(よし、なら……あれね!)

にこ(行くわよ!)

にこ「にっこにっこにー♪あなたのハートににこにこにー♪
笑顔届ける矢澤にこにこー♪にこにーって覚えてラブにこー♪」

生徒会役員「な……」

参加者「……」

にこ「で、おなじみのアイドル研究部部長矢澤にこです!」

にこ(ふふん、これでつかみは完璧ね)

理事長「や、矢澤さん……」
486: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/18(水) 01:08:54.21 ID:csUqRE2b.net
にこ「えー、おほん。……私は今すごい幸せです」

にこ「いろんな楽しいこと、嬉しいことがあり、大切な友達がいるからです」

にこ「だから、そんな幸せをくれたこの学校が大好きなんです」

にこ「学校は私に大切なことをたくさん教えてくれました」

にこ「誰かに頼ったり、協力したり、助けたり、笑い合ったりすることが」

にこ「本当に大切なんだと教えてくれました」

にこ「この学校の歴史が、雰囲気が、校風が教えてくれました」

にこ「この学校ではみんな優しい気持ちになれるんです」

にこ「その気持ちを友達に与え、その友達がさらに別の友達に与える」

にこ「そうやって、学校はより素晴らしいものになっていくんです」

にこ「音ノ木坂はそうやって素晴らしい学校になりました」

にこ「もし、皆さんが音ノ木坂に入ったら、大切な絆を見つけてください」

にこ「その絆は人を幸せにし、学校を幸せにします」

にこ「困ったら隣を見てください」

にこ「必ず助けてくれる大切な友人がいます」

にこ「そして、伝えてください。感謝の気持ちを」

にこ「大事なものを見つけてください」

にこ「この学校にはたくさん幸せが転がっています」

にこ「私も見つけて、今が幸せです」

にこ「だからこの学校が大好きです!」
487: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/18(水) 01:21:18.65 ID:csUqRE2b.net
学校玄関(にこ)

にこ「私が幸せだって……伝わったかな」

にこ「笑顔で帰ってくれるかな」

にこ(オープンキャンパスも無事成功して次はラブライブ)

にこ「……すごい雪」

にこ(時間は……あまりない)

にこ「電車も復旧してない」

にこ(なら……)

にこ「走っていくしかないでしょ!絶対に諦めないって言ったんだから!」

にこ「うおおおお!」

にこ(くっ、視界が悪い……でも、進まなきゃ)

にこ(にこを待ってくれてる、みんながいるんだ)

にこ(信じてくれている、みんながいるんだ)

にこ(夢をともにした、みんながいるんだ)

にこ(アイドル研究部の絆があるんだ!)

にこ(なら、私は絶対に間に合う!)

にこ「みんなの想いを無駄にするもんですか!」

にこ(諦めない!……でも、前が)



穂乃果「にこちゃん!」



にこ「穂乃……果、なんで」

穂乃果「夢の道は作ったよ!!」
489: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/18(水) 01:31:18.46 ID:csUqRE2b.net
にこ「これ……」

海未「電車が止まっています。なら走っていくしかないでしょう?」

にこ「海未……」

ことり「これブーツだよ♪」

にこ「ことり……なんで」

穂乃果「私たちはアイドル研究部の一員なんだよ?ならライブのために頑張るのは当然でしょ!」

にこ「あ、あんた……その手」

穂乃果「あ、手袋忘れちゃって……」アハハ

にこ「そんなになってまで雪を……」

ことり「だって、ことりたちは届けてほしいから」

海未「私たちが込めた想いを世界に」

穂乃果「にこちゃんがいなかったら届かないよ」

にこ「……」

穂乃果「私たちが感じたもの全てを伝えてほしいの!」

にこ「……なら、あんたたちも行くわよ!いっしょにライブ成功させるんだから!」

海未「……」

穂乃果「私たちはもう少しここにいるよ」

にこ「な、なんで」

ことり「私たちだってこの学校が大好きだもん。だから感謝を伝えたいの」

穂乃果「にこちゃんが伝えたように、今度は私たちも」

海未「私たちに幸せをありがとうと」
490: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/18(水) 01:43:03.63 ID:csUqRE2b.net
穂乃果「はい、これ」

にこ「このコートあんたのじゃ」

穂乃果「傘差しながら走ったら危ないでしょ」

にこ「でも、あんたコートも手袋もしなかったら――」

穂乃果「穂乃果は大丈夫!」

海未「穂乃果のことは私たちに任せてください」

ことり「そうそう。にこちゃんは全力でライブに向かって♪」

にこ「……」

にこ「……絶対に間に合いなさいよ!」

穂乃果「もちろん!にこちゃんたちが届ける私たちの想いを」

海未「必ず聞きに行きます」

ことり「それに私たちはどこにいても繋がっているよ♪」

にこ「ありがとう!」



にこ「はぁっ……はぁっ……」

凛「あー!にこちゃーん!ここを左だよー!」

にこ「凛!」

凛「いっくにゃー!」



にこ「はぁ……はぁ」

花陽「にこちゃん!がんばって!」

にこ「花陽……」

花陽「アイドルの魅力をみんなに教えてあげて!」



にこ「はぁ、はぁ、はぁはぁ」

真姫「転ぶんじゃないわよ!」

にこ「真姫」

真姫「最高のライブをしなさい!」
492: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/18(水) 01:52:41.37 ID:csUqRE2b.net
にこ「ぜぇぜぇ……」

希「にこっちー!もうすぐや!がんばりー!」

にこ「……希」

希「うちらの絆の深さ見せてやるんや!」

にこ(みんな私たちのために……)

にこ(やっぱりこっちの世界もすごい幸せになったわよ)





モブ「にこちゃーん!」

モブ「ここだよー!」

モブ「頑張れ!」

にこ「みんな!」

モブ「間に合ってよかったー!」

モブ「うんうん!さすが私たち!」

にこ「はぁ……はぁ……はぁ……」

絵里「にこ……」

にこ「絵里……絶対に届けるわよ!」

絵里「もちろんよ!」

にこ「みんなも!絶対に伝えるわよ!」

にこ「私たちを導いてくれた、たくさんの生徒に!友達に!世界に!」

みんな「うん!」

にこ「じゃあ、行くわよ!」

にこ「今日は私たちが主役よ!」
494: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/18(水) 02:04:27.83 ID:csUqRE2b.net
ラブライブ会場観客席

真姫「それにしてもよかったの?こっちにいて」

凛「ライブ出る人以外みんなこっちにいるもんね」

花陽「た、確かに。控室で最後までいっしょに手伝った方がよかったかな」

海未「にこたちがそれを望みませんでした。なら私たちは従った方がいいでしょう」

ことり「こっちの方が雰囲気を感じれるね」

穂乃果「きっと、にこちゃんたちは私たちにも届けたかったんだよ」

穂乃果「私たちが込めた想いを私たちにも伝えたかったんだよ」

真姫「なら、感じるとしましょうか」

海未「ええ、にこたちの想いを」

ことり「そして、私たちも伝えよう!みんなに」

花陽「一生懸命応援しましょう!」

凛「全員合わせてアイドル研究部にゃー!」

穂乃果「うん。思い合おう!」

穂乃果「そして、もっと幸せになろう!」

海未「ええ!」

凛「あっ!にこちゃんたち出てきた!」

花陽「にこちゃーん!」
495: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/18(水) 02:16:06.35 ID:csUqRE2b.net
にこ「みなさんこんにちは! 」

にこ「これから歌う曲は、この日に向けて新しく作った曲です!」

にこ「たくさんのありがとうを込めて歌にしました! 」

にこ「たくさんの幸せを込めました!」

にこ「たくさんの大好きを込めました!」

にこ「応援してくれた人、助けてくれた人がいてくれたおかげで私達は今!ここに立っています! 」

にこ「だからこれは!みんなで作った曲です! 」

にこ「聞いてください」




絵里(学校が大好きで)

真姫(音楽が大好きで)

にこ(アイドルが大好きで)

凛(踊るのが大好きで)

花陽(メンバーが大好きで)

希(この毎日が大好きで)

海未(頑張るのが大好きで)

ことり(歌うことが大好きで)

穂乃果(μ'sが大好きで)


みんな(この世界が大好きだったから)


にこ「Snow halation」
496: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/18(水) 02:33:24.10 ID:csUqRE2b.net
『不思議だねいまの気持ち 空から降ってきたみたい』

穂乃果(みんなに伝えたい、ありがとうを)

『初めて出会った時から 予感に騒ぐ心のMelody』

真姫(いつも笑顔をくれて、ありがとう)

『とめられない とまらない』

凛(いつも大好きでいてくれて、ありがとう)

『届けて 切なさには』

海未(いつも喜びを、ありがとうございます)

『微熱の中 ためらってもダメだね』

花陽(いつも一緒にいてくれて、ありがとう)

『音もなく 気配もなく』

ことり(いつも幸せをくれて、ありがとう)

『これからの未来に胸の 鼓動が早くなる』

絵里(いつも信じてくれて、ありがとう)

『すぐに駆けつけて 抱きしめたくて』

希(いつも想ってくれて、ありがとう)

『このまま一気に愛情 あずけて Please』

にこ(いつも繋がってくれて、ありがとう)

『届けて 切なさには』

穂乃果(いつも“私”を見てくれて、ありがとう)

『飛び込む勇気に賛成 まもなくStart』
497: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/18(水) 02:56:43.60 ID:csUqRE2b.net
数日後屋上

穂乃果(すごかったなぁ)

にこ「あんたホントに屋上好きね」ガチャ

穂乃果「みんな!」

絵里「なに?また悩み?」

真姫「年がら年中悩んでる人ね」

穂乃果「ち、違うよぉ」

海未「そうです。穂乃果は普段まったく悩まないんですから年がら年中ではありません」

穂乃果「フォローになってないよぉ……」

ことり「穂乃果ちゃんのいいところだよ♪」

凛「それでどうしたのー?」

花陽「悩みじゃないんですよね?」

穂乃果「うん。この前のライブすごかったなぁって」

希「せやな。こう、体中が興奮したわ」

穂乃果「あんなにも人を感動させられるんだって」

にこ「なーに、他人事みたいに言ってんのよ!」

穂乃果「え?」

絵里「そうよ、次はあなたたちがあそこに立つのよ」

にこ「私たちが見せた想いを継ぎなさいよ」

穂乃果「……うん!」

穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん、凛ちゃん、真姫ちゃん、花陽ちゃん」

穂乃果「それに他のアイドル研究部のメンバー全員で必ず穂乃果たちも優勝するね!」
499: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/18(水) 03:13:56.11 ID:csUqRE2b.net
希「気合い入っとるな」

絵里「やっぱり、穂乃果がアイドル研究部に入ってくれてよかったわ」

穂乃果「目標はラブライブ優勝だ!」

穂乃果「よーし!ゴールに向かって突っ走るぞー!」

にこ「それはいいけど、私たちμ'sのゴールも忘れないでよね」

穂乃果「μ'sのゴール?」

花陽「そうです!」

真姫「私たちこれからずっと一緒でしょ?」

海未「苦しいことも、悲しいこともずっと一緒に乗り越えましょう」

ことり「これからたくさん大切な思い出を作っていこう♪」

凛「お母さんになっても、おばさんになっても、おばあちゃんになってもずーっと!」

希「みんなで幸せになっていくんや」

絵里「ふふ、私たちのゴールはまだまだ先ね」

にこ「そう簡単に行かないから、より強固な関係になるのよ」

花陽「これからが楽しみです!」

穂乃果「私たちの……μ'sのゴール……」

希「だいぶ遠い話やけど、夢ってのは壮大な方がいいもんや!」

穂乃果「うん!……みんな。やり遂げようね、最後まで!」



絵里「さ!部室に戻りましょ!」ガチャ

凛「もう一回祝勝会にゃー!」

真姫「何回やるつもりよ!」

ことり「まぁまぁ、何回やっても嬉しいものだよ!」

穂乃果(私たちは繋がってる。強くて深い絆で)

穂乃果(だから、いつまでも、どこにいても一緒!)




穂乃果「叶え、μ'sの夢――!」

おわり
501: 名無しで叶える物語(しまむら)@\(^o^)/ 2015/03/18(水) 03:35:43.54 ID:csUqRE2b.net
くぅ疲
自分でも本編と比べてインパクト不足を感じてたけど
最後まで読んでくれた人はありがとう
蛇足だと思った人にはごめんなさい
長い間ありがとうございました
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『穂乃果「Dメール?」真姫「そうよ」』へのコメント

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