海未「まきちゃん」真姫「海未…」

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うみまき-アイキャッチ2
1: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 18:17:23.23 ID:KG5z4T3w.net
海未「まきちゃん」

真姫「ねえ、海未。夜の海も良いわね…」

海未「まきちゃん」

真姫「くすっ…そうね。海はあなたよね」

海未「まきちゃん」

真姫「ねえ、海未。覚えてる?」

海未「まきちゃん」

真姫「覚えてないわよね。私あなたのおかげでスクールアイドルを続けられたのよ?」

海未「まきちゃん」

真姫「私これでもあなたに凄い感謝してるのよ?ーーーそれこそ私の一生を捧げてもいいくらいに…」ぼそっ

海未「まきちゃん」

真姫「っ! そろそろ冷えてきたわね。海未、病室に戻るわね」

海未「まきちゃん」

真姫「大丈夫。あまり揺らさないわよ」

海未「まきちゃん」

元スレ: 海未「まきちゃん」真姫「海未…」

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2: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 18:21:33.78 ID:KG5z4T3w.net
真姫「海未、愛してるバンザイして」

海未「まきちゃん\(^-^)/」

真姫「ベッドに移すわよ」

海未「まきちゃん」

真姫「んしょ…、と」

海未「まきちゃん」

真姫「あら? 海未、あなた少し痩せたわね。なんだか軽いわ」

海未「まきちゃん」

真姫「ふふ、確かに私に力がついたのかもね」

海未「…まきちゃん」
3: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 18:24:50.61 ID:KG5z4T3w.net
真姫「海未、夜ご飯もってきたわ」

海未「まきちゃん」

真姫「はい、あーんして」

海未「まきちゃん…っ!」びくっ

真姫「あ、ごめんなさい。熱かった? 今冷ますからちょっと待ってね…ふぅー…ふぅー…」

海未「まきちゃん…」

真姫「ふぅー…よし、これくらいでいいわね。はい、あーん」

海未「まきちゃん…」あー
5: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 18:27:02.26 ID:KG5z4T3w.net
真姫「どう? 今日のは私の自信作なんだけど…」

海未「まきちゃん」

真姫「そう! それはよかったわ」

海未「まきちゃん」

真姫「べ、別に嬉しくなんかないわよ!」ぷいっ

海未「まきちゃん」
7: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 18:29:06.35 ID:KG5z4T3w.net
真姫「ねえ、海未。久しぶりに作詞してみない?」

海未「まきちゃん」

真姫「ほんと♪ なら今から紙とペンを持ってくるわね」

海未「まきちゃん」
9: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 18:34:51.69 ID:KG5z4T3w.net
真姫「えっ、もう出来たの!?」

海未「まきちゃん」

真姫「どれどれ? えっと」


まきちゃん(曲名)まきちゃん

まきちゃん(作詞)まきちゃん

まきちゃんまきちゃんまきちゃん
まきちゃんまきちゃん
まきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃん
まきちゃんまきちゃんまきちゃん
まきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃん
まきちゃんまきちゃんまきちゃん
まきちゃんまきちゃん
まきちゃんーー

まきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃん
まきちゃんまきちゃんまきちゃん
まきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃん
まきちゃんまきちゃんまきちゃん
まきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃん
まきちゃんまきちゃんまきちゃん
まきちゃんまきちゃん
まきちゃんーーー

まきちゃんまきちゃんまきちゃん

まきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃん
まきちゃんまきちゃん
まきちゃんーーー


真姫「…なによこれ」ぐすっ

海未「まきちゃん…」

真姫「すごく良い歌詞じゃない…」うるうる

海未「まきちゃん」
10: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 18:37:53.25 ID:KG5z4T3w.net
真姫「こんな良い歌詞を腐らせるのは勿体ないわ。今から私も作曲するわね」

海未「まきちゃん」

真姫「ええ、そうね。出来たら一緒に歌いましょう」

海未「まきちゃん」

真姫「あ、そうだ。どうせなら振り付けもつけてみる?」

海未「まきちゃん」

真姫「くすっ…、それも一緒に考えましょう」
12: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 18:40:51.36 ID:KG5z4T3w.net
真姫「海未、起きてる?」

海未「まきちゃん」

真姫「曲が出来たわ。聞いてみる?」

海未「まきちゃん」





真姫「ーーーどう? いいでしょ♪」

海未「まきちゃん」

真姫「うぇ!? そんなに褒めても何も出ないわよ?」

海未「まきちゃん」
13: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 18:46:09.09 ID:KG5z4T3w.net
真姫「ねえ、海未。知ってる?にこちゃんと花陽が引退するらしいわ」

海未「まきちゃん」

真姫「ふふ、そうね。にこちゃんはともかく花陽までアイドルになるなんて…、少し驚いたわ。あとで二人に電話するけど何か伝えたいことある?」

海未「まきちゃん」

真姫「それだけでいいの?」

海未「まきちゃん」

真姫「そう、わかったわ」
14: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 18:51:15.53 ID:KG5z4T3w.net
真姫「海未、おはよう。昨日、二人にあなたが言いたいことを伝えておいたわ。それであなたに言伝を預かってきたの」

海未「まきちゃん」

真姫「二人ともありがとうだって」

海未「まきちゃん」

真姫「それにしても寂しくなるわね。今まではテレビを付けたら頻繁に二人の様子を確かめられたんだけど、これからはそれもなくなるのよね」

海未「まきちゃん」

真姫「そうね。様子を知りたくなったら電話すればいいだけよね」

海未「まきちゃん」
15: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 18:54:39.85 ID:KG5z4T3w.net
真姫「海未、ほむまんを買ってきたわ」

海未「まきちゃん」

真姫「もうそんなにがっつかなくてもいっぱい買ってきたわ」

海未「まきちゃん」

真姫「そうね。穂乃果もまた腕を上げて、これなら穂むらも安泰ね」

海未「まきちゃん」
16: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 19:00:20.99 ID:KG5z4T3w.net
真姫「今から出張なの!? いえ、別に問題はないけど…、その行く前に海未のところに…」

真姫「…ごめんなさい。別に海未を贔屓してるわけじゃ」

真姫「ええ、わかったわ」

真姫(はあ…、一週間の出張ね。海未のところに寄りたいけど…、無理そうね)
17: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 19:03:04.39 ID:KG5z4T3w.net
海未「まきちゃん…」

海未「まきちゃん」きょろきょろ

海未「まきちゃん」そわそわ

海未「まきちゃん…」きょろきょろ

海未「…まきちゃん」

海未「まきちゃん…」じわっ

海未「まきちゃん…」うるうる

海未「まきちゃん」ごしごし
20: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 19:08:30.91 ID:KG5z4T3w.net
 ーーー翌日。そのまた翌日も海未の前に真姫の姿はなかった。代わりに見知らぬ看護婦が海未の世話を始め出した

海未「…まきちゃん」しゅん

海未「まきちゃん…」じわっ

海未「まきちゃん…」うるうる

海未「…………………まきちゃん」ぽろぽろ
23: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 19:15:22.60 ID:KG5z4T3w.net
 真姫に見捨てられたかもしれないという焦燥感とまるで鉄格子の中に居るかのような冷たい看護婦たちの対応が相まって、海未の心は水を奪われた植物のように枯れていく

海未「…まきちゃん」

海未「まきちゃ…ぃ…」

海未「まきちゃ……ぁ…ぃ」

海未「まきちゃーーーー」

 その夜、海未は姿を消した
26: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 19:22:08.38 ID:KG5z4T3w.net
 数日後。帰宅した真姫に告げられたのは海未が失踪したということだった

真姫「ーーーなによそれ!」

真姫「海未がいなくなったってどういうこと!?なんでしっかり見てないのよ!」

真姫「いつ? いなくなったの?」

真姫「っ! なんですぐに私に連絡しないのよ!」

真姫「ーーーもういいわ。今から探しにいってくる」

真姫「うるさい。こんなことならあの時海未に一言告げてから行くんだった。もし、海未の身に何かあったらーーー絶対に許さないから」きっ

たっ

真姫(海未…)
27: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 19:30:50.02 ID:KG5z4T3w.net
 それはただの帰省本能だった。意図して移動していたわけではない。ただ、枯れた心に潤いを求めて、本能の赴くままに歩いてきただけ。そして、その結果たどり着いたのは彼女の故郷ーーー音の木坂だった。

海未「…きちゃん…まきちゃ…」

海未「まきちゃ…ん…まきちゃん」

海未「まきちゃん…」

 久しぶりの故郷。懐かしい香りがする。だけど、数日間ずっと飲食をしていなかったせいで車椅子を漕ぐ手にもあまり力が入らず、少しずつしか前に進まなかった
30: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:02:34.69 ID:KG5z4T3w.net
 前に。前に。そしてーーー前に進んでいく。

海未「…まきちゃ…」

 本能のままに進み、そこまで辿り着くと、そこで車椅子を漕ぐ手から力が抜けた。

海未「…ま…き…ちゃ…?」

 そこは帰省本能の最終地点。つまりは海未の生まれ育った場所。海未の実家があるはずだったーーー

 だけど、そこには見たこともないような家屋が立っていた

海未「ま…き…ちゃん」

 海未は手を伸ばす。その手の先には見知らぬ家屋。掌から何もかもが零れ落ちるかのような喪失感が海未の心に芽生えた。そしてーーー脳裏に血まみれの自分の姿が過ぎた
32: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:15:40.33 ID:KG5z4T3w.net
 さらに海未は手を伸ばす。失ったものを取り戻そうと惨めに足掻く堕天使のように虚空を掴み、そのまま海未は車椅子から転げ落ちた。

海未「ま…きちゃ…ーーー」

 転げ落ちてもなお海未は手を伸ばし続けた。それは神に救いを求め、すがり付く愚者のようだ。そしてーーー

 その手は何かを掴み取る。それは

海未「まきちゃん…」

 真姫の手だった

真姫「海未、遅くなってごめんなさい」
33: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:22:38.12 ID:KG5z4T3w.net
海未「まきちゃん…まきちゃ…まきちゃんーーー真姫…」

真姫「っ!? 海未…あなた」

海未「私は…全てを失い…あなたにすがったのですね…」

真姫「思い…出したの?」

海未「断片的に、ですが。私はーーーもう」

真姫「やめなさい、海未。いいの。何も考えなくて…、いいの」ぎゅっ

海未「真姫…、ですが…、そんなのは」

真姫「逃げと罵る人がいるかもしれない。でもそいつらがあなたを罵るなら私がその倍あなたを肯定してあげるわ。だからーーー」

海未「真姫ーーー」

海未(すいません、お母様、お父様。私は…)

真姫「ねえ、海未。戻りましょう」






海未「まきちゃん」
35: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:30:34.57 ID:KG5z4T3w.net
 海未の意識は深く心の奥底に沈み行く。もう二度と這い上がることを望まず、そのまま過去の記憶を抱き、精神の安寧を守るために眠り続ける。

 きっと二度と彼女が目覚めることはないのだろう。何故なら彼女にはもうーーーまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃん

まきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃん
まきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃん
まきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃん
まきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃん
まきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんーーー

海未「まきちゃん」

真姫「そうね。もう二度とあなたに寂しい思いをさせないわ」なでなで

海未「まきちゃん」
36: 名無しで叶える物語(WiMAX)@\(^o^)/ 2015/05/01(金) 20:32:02.56 ID:KG5z4T3w.net
おしまき
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