【SS】にこ「来たぞわれらの……ウルトラマン」

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にこ-アイキャッチ12
1: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 21:28:33.06 ID:PX2nTx9M.net
子供の頃からヒーローが、ウルトラマンが大好きだった。

街に現れた怪獣と戦う頼もしい光の戦士。

あんなふうになりたいなんて思った時もあった。

でも、ヒーローが好きなんて言ったらみんなに馬鹿にされて、少しずつ心を閉ざして。

気付けば私は高校生になっていて……いつしかヒーローなんて見向きもしなくなって。

どうせヒーローなんていないなんて、思うようになった。

元スレ: 【SS】にこ「来たぞわれらの……ウルトラマン」

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4: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 21:33:34.38 ID:PX2nTx9M.net
(時系列・アニメ版1期9話直後)
音ノ木坂学院・昼休み

真姫「花陽、そんな大きなおにぎり食べて大丈夫?」

花陽「大丈夫だよ、真姫ちゃん」モグモグ

凛「それはそうと真姫ちゃん、その筆箱に付いてるストラップ変わってるね、なんのストラップなのかにゃ?」

真姫「えっ、これは」アセアセ

凛に説明出来るわけない。このストラップは1センチほどの「スパークレンス」。

ウルトラマンティガの変身アイテムの玩具だ。
7: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 21:36:35.26 ID:PX2nTx9M.net
ウルトラマン好きが高じてこんなキーホルダーを付けている。

これなら、ウルトラマン好きがバレないと思った。

真姫「あー、フランスのオーパーツよ!」

凛「へぇ、真姫ちゃんなんか変わってるにゃー」

花陽「でも、なんかカッコいいよねそれ」

凛「まるでヒーローの変身アイテムみたいにゃ!」

なぜこんなに察しがいいのか。
11: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 21:40:02.82 ID:PX2nTx9M.net
真姫「そ、そう……?」アセアセ

花陽「でもなんかどこかで見たことあるような……」

真姫「きっと、オカルト番組とかで見たんじゃない? オーパーツだし」

凛「そういうもんなのかにゃ……」

真姫「とりあえず! さっさと食べないと昼休み終わるわよ! 特に花陽!」

花陽「あ、そうだね……」

凛「まだ半分も食べきれてないにゃ……」ハァ
13: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 21:45:49.56 ID:PX2nTx9M.net
練習後・夕方

にこ「はぁ、今日も頑張ったわね、皆! おつかれーっ!」

穂乃果「海未ちゃん! ことりちゃん! 帰ろーっ!」ダキッ

海未「もう、穂乃果ったら……」

ことり「まだ元気残ってるなんてすごいね穂乃果ちゃん……」

真姫「私達も帰りましょ、凛、花陽、にこちゃん」

花陽「そうだね」

にこ「そうそう、今日前行ったスクールアイドルのお店にμ'sの新グッズが入荷したそうよ! 4人で見に行きましょ!」

凛「賛成にゃーっ!」

希「寄り道はあんまり良くないよ? にこっち」

にこ「どうしたのよ、ちゃんと気を付けて帰るからいいでしょ?」

希「いやいやそうじゃなくて……カードがね」

にこ「また占い?」
14: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 21:48:33.68 ID:PX2nTx9M.net
希「そうや……真っ直ぐ帰ったほうが見のためやと思うで……」

にこ「まぁ、一応参考程度に聞いておくわ。でも、ここから私達の家へ真っ直ぐ帰る途中に秋葉原はあるからどっちみち寄るけどね!」

凛「という訳で行くにゃ!」

花陽「え、えぇ!?!?」

真姫「仕方ないわね……」

希「全く……ほんとに危険やっていうのに……」
15: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 21:51:16.40 ID:PX2nTx9M.net
秋葉原・ショップ

にこ「すごいわよ……私達のクリアファイルよ!」

花陽「感激です……っ!」

凛「μ'sがどんどん成長している気がするにゃ!」

にこ「実際してるのよ!」

凛「このまま廃校も阻止できちゃうね!」

にこ「ほんとよ!!」
17: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 21:54:20.94 ID:PX2nTx9M.net
真姫(しかし、今日の昼休みにスパークレンスに勘付かれたのはマズかったわ……違うキーホルダー探さないと……)

にこ「花陽! ここの近くのゲームセンターでμ'sねそべりぬいぐるみがプライズ景品であるんですって!」

花陽「にこちゃん! 早速行きましょう!」タタタッ

凛「あっ、かよちん待ってにゃー!」

真姫「3人とも! 待ちなさいよ!」
18: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 21:58:23.46 ID:PX2nTx9M.net
秋葉原・ゲームセンター

にこ「これよ! 私達のねそべりぬいぐるみぃぃっ!」

花陽「感動……ですっ!」

にこ「早速取るわよ! 500円投入!」

花陽「まずは100円からにしたほうが良かったんじゃ……」

にこ「気にしちゃダメよ! このぬいぐるみは最低500円の価値はあるから! 勿論500円の器に収まる商品じゃないけどね!」

真姫(あ、30センチサイズのウルトラマンXのフィギュア……欲しい! でも家に飾れないし……断念するしかないわね)
19: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 22:01:22.29 ID:PX2nTx9M.net
20分後

にこ「取れたわ……2000円弾けたけど!」

花陽「やったね! にこちゃん!」

凛「すごいにゃあ……」

にこ「さて、帰りましょ!」

花陽「うん!」

真姫(X……欲しかったな……でも我慢しなきゃ)

凛「あれ、あそこにあるのって」

真姫「どうしたのよ、凛」

凛「ほら、あそこにある……」

真姫「あっ」
20: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 22:04:14.78 ID:PX2nTx9M.net
「ウルトラ変身アイテムプライズ第一弾! スパークレンス登場!」

凛「真姫ちゃんの変わったキーホルダーにゃ!」

花陽「あっ、どこかで見たと思えば……お兄ちゃんが昔見てたウルトラマンの」

凛「全然フランスのオーメダルじゃないにゃ」

真姫「それを言うならオーパーツよ」

にこ「もしかしてアンタ、ああいうの好きなの?」

真姫「……え?」
21: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 22:08:04.59 ID:PX2nTx9M.net
にこ「だーかーら、ウルトラマン好きなのって聞いてるの」

真姫「えっ、それは……」

もしここで正直に言えばみんなどう反応するだろうか……少し考えてみた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

にこ「真姫がウルトラマンwwwウルトラマンってwwww」

花陽「子供っぽすぎるよ真姫ちゃんwwwww」

凛「真姫ちゃん完全に子供にゃあwwwwww」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

とかなるに違いない。自分が信頼を置いているμ'sのメンバーとはいえ、流石にこれは笑われるだろう。

真姫(どうすればいいの私……)
22: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 22:14:41.70 ID:PX2nTx9M.net
真姫「べ、別にそんなことないわよ!」

にこ「ほんとー?」ニヤニヤ

凛「好きじゃないとキーホルダーなんて付けないはずにゃあ!」

真姫「私はただフランスのオーパーツとして……」

にこ「でもそれウルトラマンの変身アイテムじゃない」

真姫「うっ……」

にこ「ホントは好きなんでしょ? ウルトラマン」ニヤニヤ

凛「正直に話すにゃ!」

真姫「ううっ……」

にこ「ほらほら、どうしたのよ真姫?」

真姫「別にどうだっていいでしょっ!!」ダッ

にこ「ちょっと真姫! 待ちなさいよ!」

花陽「にこちゃん、流石にあれはまずいよ……にこちゃんだってドルオタ趣味を隠してたとして、ああやって言われたら嫌だよね?」

にこ「ずっと隠しておくほうが問題よ! 好きなら好きってはっきり言えばいいのよ!」
23: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 22:20:01.48 ID:PX2nTx9M.net
夜・路地

真姫(ウルトラマン好きなんて言えるわけないでしょ……! にこちゃんのバカ……にこちゃんのバカ!)タッタッタッ

ドンッ

真姫「ああっ! ごめんなさい!」

希「あれ、真姫ちゃん」

真姫「希……」

希「奇遇やね、ちょっと話でもしない?」

真姫「えっ」

希「学校で練習していた時と全く顔色が違うから、どうしたのかなーって思って」

真姫「別にそんなこと……」

希「真姫ちゃんはすぐそうやって何でもないフリするの、ウチ知ってるからね」

真姫「……ちょっと嫌なことがあっただけよ」

希「じゃあその話聞かせて?」
24: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 22:22:58.15 ID:PX2nTx9M.net
希宅

希「それはそうと真姫ちゃん、嫌なことがあったのはウチの占い信じなかったせいかもしれへんで」

真姫「別に私は信じてなかったわけじゃ……」

希「まぁ、一番信じてなさそうなのはにこっちやしな。まぁ、真姫ちゃんら4人組のリーダーみたいなものだし、仕方ないよね。で、どんな嫌なことがあったん?」

真姫「実は……」

カクカクシカジカ
25: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 22:27:37.07 ID:PX2nTx9M.net
希「そういう事やね……まさか真姫ちゃんからウルトラマンって単語が出るとはね。でも、ウチに話してよかったん?」

真姫「希は別に馬鹿にしてるわけじゃないんでしょ?」

希「そうやね……ウチは一応特撮に理解はあるつもりやで。真姫ちゃんほど好きではないけど、たまにテレビで見たりするし。朝にやってる仮面ライダーとか」

真姫「そう、良かった……」

希「で、真姫ちゃんはにこっち達にどう言い出すか迷ってるんやろ? 馬鹿にされるかもーって。現にからかわれるような目にあったわけやしちょっと怖いんやろ」

真姫「そ、そうよ……」
26: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 22:30:48.50 ID:PX2nTx9M.net
希「まぁ、次からかわれるような事があったらはっきりというのが一番やろね」

真姫「でも、言ったら言ったで子供っぽいとか馬鹿にされるんじゃ……」

希「分野は違えどにこっちやってオタクなんや。少しくらい真姫ちゃんの気持ちも分かるはずや……もし馬鹿にされたらウチがなんとかしたる」

真姫「ありがとう……希」

希「ウチら、μ'sやろ?」
27: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 22:34:17.07 ID:PX2nTx9M.net
海未宅

海未「それにしても今日は星が綺麗です……! 東京だというのにまるで山頂のような星の輝き! ここ本当に東京ですか!?」

海未「流れ星がこんなに……! 1、2、3、4……何なんですかこの量は……!」


無数の流星の雨が地球を直撃した。

海未「あっ!流れ星がマンションに……! 火事……火事ですっ!」
28: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 22:39:45.18 ID:PX2nTx9M.net
火事現場

にこ「流れ星が当たって火事ぃ? とんでもない事もあるわね……」

花陽「あ、消防車が来たよ」

凛「これで一安心にゃ……ん? にこちゃん、これ何かにゃ?」

にこ「これって……怪獣の人形?」

凛「真姫ちゃんにあげたら喜ぶかにゃ?」

花陽「真姫ちゃん気にしてたんだから辞めておいたほうがいいよ!」

凛「でも、これで仲直りとか……」

にこ「頑固な真姫がどうにかしないと、どうにもならないわよ……ん? この人形変に光ってるわね……」

凛「気味悪いにゃ……!」

花陽「えっ……えっ……! にこちゃんも光ってるよ!」

にこ「ちょっと待ちなさい! これってどういう!」

ビュンッ

凛「にこちゃんが人形と一緒に消えたにゃ……怪奇現象にゃああっ!」
29: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 22:42:47.23 ID:PX2nTx9M.net
ことり宅

ことり「何あれ……! お母さん!大変だよ!」

ことりママン「夢でも見てるの……?」


穂乃果宅

穂乃果「街が大変だよ! どうするの! お父さん!」

ほのパパ「」

穂乃果「硬直してる……」

雪穂「お姉ちゃん! とりあえずここから離れたほうが……」
30: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 22:44:29.99 ID:PX2nTx9M.net
火事現場

凛「にこちゃんが巨大怪獣になっちゃったにゃ……」

花陽「凛ちゃん……怖いよ……」

凛「そんなの凛だって同じにゃ! とりあえず逃げるにゃ!」

花陽「うん……!」
31: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 22:48:48.75 ID:PX2nTx9M.net
真姫宅

真姫「怪獣!? どうしてこの世界に……っ! 暗くてよく見えないけどあれは……」

真姫「最強合体獣 キングオブモンス……」

キングオブモンス(以下KOM)「ガォォォン!」

真姫「破壊光線でビルが消し飛んだ!? このままだと私も……!」

KOM「ガォォォン……」

真姫「こっち見た!? 逃げなきゃ……!」
34: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 22:51:18.65 ID:PX2nTx9M.net
真姫「あっ……これもとりあえず……」

真姫ママ「真姫! 避難するわよ!」

真姫「うん!」

KOM「ガアアッ!」

真姫「破壊光線がウチの屋根に……!」

真姫ママ「ああっ!」バタン

真姫「ママっ! ママが瓦礫に挟まれて……」

真姫ママ「真姫っ! 早く逃げなさい!」

真姫「でも! ママが!」
35: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 22:57:15.30 ID:PX2nTx9M.net
KOM「ガォォォンッ!」

真姫ママ「真姫っ! 怪獣がこっちに来る前に早く!」

真姫「ダメよママ……今助けるから……!」ガシッ

真姫「うううっ! 何よこれ! 瓦礫が重くて……っ!」

KOM「ガォォォン……っ!」

真姫「う、動いてっ! ううっ!」

真姫ママ「真姫! もういいわ! 早く逃げなさい!」

真姫「そんな訳にはいかないのよ……っ! 私は絶対にママを助けるんだから……! 助けるまで諦めないんだからあああっ!」

KOM「ガォォォォォォン!」破壊光線

真姫「動いてえええええっ!」
36: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 23:02:11.35 ID:PX2nTx9M.net
その時、私のズボンのポケットで何かが輝いた。

真姫「動いてぇぇぇっ!」ブンッ

どこからそんな力が出たのだろう。

ママの足に引っかかっていた瓦礫を退けるどころか怪獣へ投げてしまった。

瓦礫が破壊光線に丁度当たり、良い盾となった。

真姫「この力はどこから……ポケットの……これから……?」

真姫ママ「真姫……それは」

真姫「スパーク……レンス、そうか、そういうことなのね!」

KOM「グォォン………!」

真姫「私がこの世界を……μ'sと出会ってからの楽しい日常を守る……守ってみせるんだからぁぁぁぁぁっ! 行くわよ……」

「ティガアアアアアアアアアアアッ!」
37: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 23:03:37.39 ID:PX2nTx9M.net
http://i.imgur.com/pU2D1Sq.jpg
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38: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 23:06:35.37 ID:PX2nTx9M.net
【BGM:ティガ!】
http://i.imgur.com/rfPz4Ls.jpg
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眩い光に包まれた私は、気付けば目線が高くなっていた。

真姫「まさか……私は……」

KOM「!?」

真姫「そういうことね……! かかってきなさい! 怪獣! 貴方の攻略法は頭に入っているのよ!」

KOM「ガォォォン!」
39: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 23:10:53.85 ID:PX2nTx9M.net
真姫「破壊光線! だったらこうして……」

KOM「!?」

真姫「ううっ! バリアを使っても痛いものは痛いのね……よし、行くわよ!」

ティガは怪獣へと走り出し、パンチを決める。

真姫「どう!」

KOM「グォォン……!」

KOMにパンチを受け止められ、殴り返される。

真姫「ああっ!」

KOM「ガアアッ!」

真姫「まだまだ!」

ティガはパワータイプへと姿を変え、再び殴りかかった。
40: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 23:14:11.42 ID:PX2nTx9M.net
KOM「グアアッ!」

流石パワータイプ、ちゃんと効いている。

真姫「まだまだお見舞いしてやるわ!」

更に2、3発パンチを入れる。

KOM「ガアア……ッ!」

真姫「よし! これで決めるわ! ハンドスラッ……!?」

http://i.imgur.com/0y1wY9Q.jpg
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41: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 23:18:44.03 ID:PX2nTx9M.net
KOM「ガアアァァッ!」

真姫「忘れてた! キングオブモンスの最大の特徴……!」

キングオブモンスは体内に存在するバジリス、スキューラの2体の怪獣を含め、キングオブモンスなのだ。

かつて、キングオブモンスと対決したウルトラマンガイアはこれに苦戦し、倒されそうになった。

キングオブモンスの登場した映画ではこの後、ティガとダイナが応援にかけつけ、3対3のフェアな状況を作り出し、勝利を収めたが、今は応援を期待するわけにもいかない。

真姫「やるしかない……っ! 今戦えるのは私だけ……私だけだから!」
43: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 23:22:14.13 ID:PX2nTx9M.net
バジリス「キィィィ!」

スキューラ「ゴォォン……!」

KOM「ガォォォン!」

真姫「行くわよ……!」

バジリスは自慢の高速でティガに斬りかかり、そのまま腕の鎌でティガを拘束する。

真姫「くっ……動かないっ!」

KOMがティガへ近寄り、何度もパンチを送り込む。

真姫「きゃあっ! ああっ!」

KOM「グォォン!」
44: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 23:24:32.76 ID:PX2nTx9M.net
神田明神

希「ここやとよく見えるなぁ……ウルトラマン。……それはともかく、そろそろ力を貸してくれてもええんとちゃうか?」

希はどこから持ってきたのか、金色の短剣のようなものを取り出す。

短剣は突如として光りだす。

希「そうそう……素直な方がええよ。御神体さん」
45: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 23:25:36.19 ID:PX2nTx9M.net
《ウルトライブ! ウルトラマンギンガ!》
http://i.imgur.com/djuOhmj.jpg
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46: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 23:27:24.78 ID:PX2nTx9M.net
希「はぁっ!」

突如として現れた青い水晶のような物体が特徴の赤い巨人「ウルトラマンギンガ」は、バジリスに光線を放つ。

バジリス「キィィィッ!」

KOM「!?」

真姫「あれは……!」
48: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 23:30:50.56 ID:PX2nTx9M.net
【BGM:ウルトラマンギンガの歌】

希「ティガ……! 助けに来たよ!」

真姫「ありがとう! ってのその声……」

希と真姫は自分たちにしか聞こえないようにお互い話す。

希「ウチやで……真姫ちゃん! 2人で行くよ!」

真姫「それはそうと、どうしてあなたが!」

希「簡単に言えば神社で拾った! それだけの話や! ほら、敵が来たで!」

KOM「グォォン!」

希「真姫ちゃんは怪獣のボスを! ウチはこの二体を!」

真姫「ええ!」
49: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 23:34:56.17 ID:PX2nTx9M.net
KOM「ガォォォン!」

真姫「はぁっ!」

KOM「グォォン……!」

ティガはパワータイプ自慢の蹴りを入れる。

真姫「どうよ!」

KOM「グォォン……!」

ティガはマルチタイプへと戻り、距離を置いて腕を十字に組む。

真姫「ゼペリオ……!? どういうことよ!」

光線を撃とうと意識を集中させた時だ。

KOMから、撃てない空気が漂ってきた。

ティガは分かった。

真姫「まさかあの怪獣の正体は……にこちゃん!?」
50: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 23:37:47.28 ID:PX2nTx9M.net
KOM「ガアアッ!」

真姫「にこちゃん……どうして!」

KOM「ガアアッ!」

真姫「何言ってるか分かんないわよもう! どうやって助けたらいいか分からないし……でも、ギンガに出てきた怪獣みたいに倒せばなんとかなるかも……それで行くしかないの……でもそれでにこちゃんも倒しちゃったら……!」

希「真姫ちゃん……! 危ない!」

真姫「え? きゃああっ!」

ティガに破壊光線が直撃する。

希「真姫ちゃん!」
51: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 23:41:10.54 ID:PX2nTx9M.net
ついにティガのカラータイマーが鳴る。

希「ウチがなんとかするしか……っ! はぁっ!」

バジリス「キィィィ!」

希「まずはあなたから……! ギンガクロスシュート!」

ギンガは必殺光線を放ち、バジリスに直撃させる。

バジリスは粉々に砕け散り、跡形もなく姿を消した。

希「これであと二体……!」
52: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 23:43:44.24 ID:PX2nTx9M.net
KOM「ガアアッ!ガアアッ!」

真姫「うっ! あああっ!」

KOMは容赦なくティガに蹴りを入れ、グリグリと踏みにじる。

希「真姫ちゃん!」

ティガを助けに行こうとしたギンガにスキューラが噛みつく。

足を噛みつかれ、その場に倒れるギンガ。

真姫「あっ……ああっ……希……!」
53: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 23:47:33.54 ID:PX2nTx9M.net
希「まだ……まだまだぁ!」

真姫「希ぃぃっ!」

ティガは腕から弱めの光線を発射し、スキューラに当てる。

スキューラは口を大きく開け、ギンガの足を離す。

希「真姫ちゃん……!」

真姫「希!」

希「はぁっ!」

ギンガはティガのやったことに応えるかのように光線をKOMめがけて撃つ。

KOM「ガアアッ!」

真姫「希! 行くわよ!」

希「うん!」
54: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 23:50:21.25 ID:PX2nTx9M.net
真姫「ゼペリオン光線!」

希「ギンガセイバーッ!」

ギンガはスキューラを真っ二つに斬り裂き、ティガは光線でKOMをふっ飛ばす。

両者大爆発を起こし、スキューラは同時に爆散した。

真姫「嘘……光線が効いてないの!?」

希「流石ボス怪獣……」

KOMは耐えたのだ。
55: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 23:52:45.06 ID:PX2nTx9M.net
真姫「光線が効かないんだったら……もうこうするしか……」

希「真姫ちゃん! 何をするつもり……?」

真姫「理想的な戦いの終わらせ方よ」

希「理想的……?」

真姫「にこちゃん! 聞こえてるんだったらもうこんなつまらない争いはやめましょう! 倒せばなんとかなると思ったけど……やっぱりにこちゃんだもの。一筋縄では行かないわね」

KOM「……」
56: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/01(日) 23:57:03.19 ID:PX2nTx9M.net
真姫「にこちゃん……明日にこちゃんに会ったら言いたいことがあったの。でも、今ここではっきり言うわ……」

KOM「グォォ……」

真姫「私はウルトラマンが大好き……! 現にこうやってウルトラマンになっちゃうくらいね」

KOM「……」

真姫「でも、これを言ったらにこちゃんに……その、馬鹿にされるんじゃないかって思って、さっきも逃げるような真似して……だからこうして言いたい……ウルトラマンが大好きなの!」

KOM「……」

希「怪獣から涙が……にこっちに届いたの……?」

真姫「だから……バカにしないでよね。にこちゃん!」

その時、KOMの身体は光を帯びた。
57: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/02(月) 00:00:07.19 ID:l2nfBY08.net
そして、光となって真姫たちの視界から消えた。


凛「あっ……にこちゃん! にこちゃん! 大丈夫かにゃ!」

花陽「にこちゃん……しっかりして!」


希「どうやら元の姿に戻ったようやね……真姫ちゃん」

真姫「ねぇ、希」

希「どうしたん?」

真姫「どうしてにこちゃんは怪獣になったのかしらね?」

希「きっと……意地悪の度が過ぎたんやろ。真姫ちゃんを散々からかった後やし」
58: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/02(月) 00:05:15.02 ID:l2nfBY08.net
>>1です
続き書きます


その後、真姫たちも変身を解いた。

それぞれの変身アイテムは石化し、手元に残った。

真姫「にこちゃん! にこちゃんってば!」

にこ「ん……真姫……」

真姫「にこちゃん!」

にこ「届いたわよ……貴女の気持ち。からかって悪かったわね……ごめん」

真姫「にこちゃん……こちらこそごめん……。あの時ちゃんと言い出さなくて……」

にこ「じゃあ、お互い様ってところね……」
59: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/02(月) 00:11:46.01 ID:l2nfBY08.net
翌日

真姫「おはよう! 花陽、凛!」

凛「おはようにゃあ!」

花陽「おはよう!」

凛「真姫ちゃん昨日かっこよかったにゃあ! あんなに大きくなって!」

真姫「そ、それは!」

花陽「花陽、ちょっと惚れちゃったかも……」

真姫「え!? 花陽まで!」

にこ「にこも真姫と心から分かりあえた気がして良かったわ、街を巻き込んだけど」

真姫「うわっ! にこちゃん!」

にこ「真姫、趣味は堂々と言えばいいのよ。それが愛の証明。だからさ、今度おすすめのヒーローの映画?でも教えてよ」

真姫「なんでにこちゃんに教える必要が!」

にこ「いいじゃない別に!」



希「皆更に絆が深まって良かったなぁ……。ありがとう……ウルトラマン」
60: 名無しで叶える物語(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/02(月) 00:12:45.89 ID:l2nfBY08.net
以上です!

読んでくださった皆さん、ありがとうございました!

また機会があれば続編なんかも書くかもしれません!
64: ◇lZ5OAvVMV6(おいしい水)@\(^o^)/ 2016/05/02(月) 00:47:16.24 ID:l2nfBY08.net
次回予告

謎の流星群、怪獣の発生、そしてウルトラマンの出現により、ラブライブの世界にワームホールが発生。

そこから飛来した宇宙人「バルタン星人(ベーシカル)」は人類に移住してよいかどうかを持ちかける。

彼らに対し、人類が下した結論は「攻撃」。

バルタン星人を敵と見なす風潮が世間を取り巻く中、小泉花陽は負傷したチャイルドバルタンを発見し……。

次回、「切なき放浪者」

好評だったので1週間以内に公開予定
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『【SS】にこ「来たぞわれらの……ウルトラマン」』へのコメント

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