穂乃果「音ノ木坂が廃校になる...!?」

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穂乃果-アイキャッチ36
1: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/25(月) 00:52:36.88 ID:Hn5nLOqW.net
音ノ木坂学院は今年の9月を持って廃校になる――
穂乃果がそれを初めて聞いたのは、三年生が卒業してすぐの始業式でした。
でも、突然の悲報にびっくりして、私はそのまま倒れてしまいました。

--

ことり「穂乃果ちゃん、穂乃果ちゃん!」

穂乃果「...ん?」

海未「穂乃果!やっと起きたんですね!心配してたんですよ!」

穂乃果「ここは..?」

ことり「病院だよ!みんな心配してたんだよ!」

海未「良かった...良かった...」ダキッ

穂乃果「!?」

ことり「穂乃果ちゃんっ!!!」ダキッ

海未「みんな本当に心配してたんですよ?穂乃果が意識を失っている間、
クラスのみんなや学校のみんながお見舞いに来てくれて、A-RISEの方たちまで...」

元スレ: 穂乃果「音ノ木坂が廃校になる...!?」

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2: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/25(月) 00:55:48.67 ID:Hn5nLOqW.net
穂乃果「意識を失っていた...?」

海未「そうですよ、穂乃果は始業式で倒れてから、三ヶ月も意識を失っていたんですよ!?」

ことり「海未ちゃん!」

穂乃果「三ヶ月...?」

海未「あっ...」

穂乃果「...学校は?学校はどうなったの!?もちろん廃校はなくなったんだよね!?ねぇ!?」

海未「...」

ことり「...」

海未「残念ながら...」

穂乃果「.......!!」
3: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/25(月) 01:02:55.24 ID:Hn5nLOqW.net
そんな..........まさか.........
胸がドクドクと不穏な音を立てる。

講堂で理事長が廃校を伝えた時...
去年の4月と今年の4月の景色が重なる。

「音ノ木坂学院は『廃校』になります」

穂乃果「いやああああああああああああ!!!!!!!!!」
7: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/25(月) 01:13:12.18 ID:Hn5nLOqW.net
海未「ことりっ!」

ことり「うんっ!」

ガチャッ

穂乃果「え・・・?」

海未「穂乃果、ごめんなさい」

ことり「こうするしか、なかったの...」

私は自分の四肢に視線を落とした。

穂乃果「何...これ...」

私の体は鉄輪のようなものでベットに固定されていて、身動き取れないようになっていた。

海未「ほんの少しの辛抱ですので、お願いします」

穂乃果「......っ!!」

穂乃果「ありえないよ...どうして...どうしてこんなにひどいことするの?教えてよ!」

海未「穂乃果のためです」

穂乃果「違う!そんなわけない!海未ちゃんは...海未ちゃんはこんなことしない!」

海未「お願いします、穂乃果...」

穂乃果「.......ふふっ......海未ちゃんは嘘をつくのが下手だね...すぐ顔に出ちゃう...」

海未「....!?」

穂乃果「どうゆうことか、教えてくれる?この状況も、学校のことも.......」

海未「っ!わかりました...」

ことり「海未ちゃん!」

海未「ことり、これ以上嘘をついても仕方ありません...それにもう時間もありません....」

ことり「そう、だね....」
24: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/25(月) 01:27:50.95 ID:Hn5nLOqW.net
海未「全ての始まりは...そう...μ'sをお終いにしたことにあるのですよ...」

穂乃果「μ'sをお終いにしたこと...?」

海未「そう、μ'sが無くなったことで、多くの人の混乱を招きました...」

海未「μ'sが無くなって、μ'sの活動によって利益を得ていた人々は憤慨し、
そして、μ'sの活動を疎ましく思っていた人々はこれをチャンスとして動き始めたのです....」
26: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/25(月) 01:42:15.92 ID:Hn5nLOqW.net
海未「まず、μ'sの活動によって得られた利益は、すべて音ノ木坂学院に回っていました。
これはスクールアイドルという特性を考えれば、当然のことです」

海未「音ノ木坂学院はμ'sのネームバリューによる入学希望者増加と、μ'sの利益という二つの柱によって、しばらくは安泰とされていました...」

海未「しかし、状況は変わりました。UTX学園の影響力が大きい『ラブライブ』運営が、金銭を要求してきたのです」

海未「名目上はラブライブへの謝恩でしたが、実際は音ノ木坂に入学希望者を取られる事態となったUTX学園の対抗策だったのです」
27: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/25(月) 01:49:25.94 ID:Hn5nLOqW.net
穂乃果「そんな...UTX学園がそんなことするなんて...」

海未「当然学院側は拒否しました...しかし、UTX側に以外な協力者が現れました...」

海未「それは、西木野総合病院、そう、西木野真姫の父親が経営する病院です...」

穂乃果「なんで西木野総合病院が...?」

海未「実は、去年、音ノ木坂が廃校になった場合、跡地を利用する予定だったのは西木野総合病院だったのです」

海未「音ノ木坂が廃校を免れて、跡地の利用ができなくなった西木野総合病院は音ノ木坂学院との関係が悪化していました...」
28: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/25(月) 01:55:09.05 ID:Hn5nLOqW.net
海未「そこで、UTXと手を組んだのです...」

海未「そこからは...もう...」

穂乃果「そんなことがあったなんて...」

ことり「わたしたちが海外ライブに行ってる間も...わたしたちの知らないところで...色々進んでたんだよ」

穂乃果「理事長のあの言葉も...」

海未「.......そうなりますね」
31: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/25(月) 02:08:35.57 ID:Hn5nLOqW.net
穂乃果「私達は...どうなるの?」

海未「元μ'sの6人は全員『UTX学園』への無試験入学ができます...その他の生徒は適宜試験を受けて、近くの高校へ転校することになります...」

穂乃果「じゃあ...海未ちゃん達は『UTX学園』に行くの...?」

海未「それは...」

海未「......実は、UTX学園に行くと支援金が一人ひとりにが配布されるのです。その額は、μ'sとして活動した成果に相当する額......私達が想像するのも躊躇うほどの....」

穂乃果「だからって!」

ことり「...」
41: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/25(月) 19:53:56.71 ID:Hn5nLOqW.net
穂乃果「ことりちゃんも何か言ってよ!」

ことり「ごめんね...穂乃果ちゃん...お母さんからもUTXに入るように言われてるの...」

ことり「UTXには世界的に有名な服飾の先生が居るんだって...もし
42: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/25(月) 20:09:28.69 ID:Hn5nLOqW.net
誤爆しました...

ことり「UTXには世界的に有名な服飾の先生が居るんだって...もしUTXに入れたら、留学しなくても済むんだよ...?
穂乃果ちゃん達とずっと一緒に居られるかもしれないんだよ...?」

穂乃果「それは......」

海未「実は、この話も穂乃果が倒れた後に、理事長から聞いたことなんです.......」

海未「理事長はあの時まで、ずっとこのことを隠し続けていました......理事長だけではありません....UTX学園、西木野総合病院も...」

海未「私達のことを思って、スクールアイドルの未来を思って、隠していたのです......」

海未「確かに、あの時、μ'sをお終いにしなければ、音ノ木坂学院はもう少し長く続いていたかも知れません....しかし、こんな事情がある以上、どちらにしても長くは続かなかったでしょう....」

穂乃果「......」

海未「......穂乃果、もう諦めましょう。私達が音ノ木坂学院を復活させたことには変わりありません。私達はやり遂げたのです。
それなら、それで良いではありませんか。例え、音ノ木坂が廃校になっても、私達の名前は永く語られ続けるでしょう。もう、こんなことにこだわるよりも、残り少ない音ノ木坂での高校生活を、楽しみませんか....?」
44: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/25(月) 20:35:30.66 ID:Hn5nLOqW.net
--

私の目の前にはあの日の光景が広がっていました――

きらびやかなライト、ピンクと白で彩られた華やかなステージ、そしてスクリーンに踊る「LoveLive!」の文字......

そう、そこは「ラブライブ!」本戦会場――

夢に見た、ラブライブ!優勝を成し遂げた場所――

海未『もうすっかり癖になりました。沢山の人前で歌う楽しさが!』

穂乃果「海未...ちゃん?」

希『今日のうちは遠慮しないで前でるから覚悟しといてね』

絵里『なら、私もセンターのつもりで目立ちまくるわよ!』

絵里『最後のステージなんだから!』

--
45: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/25(月) 20:50:03.05 ID:Hn5nLOqW.net
穂乃果「絵里ちゃんたちは」

海未「え?」

穂乃果「絵里ちゃん達は、どう思ってるんだろう」

海未「先輩達は.......」

ことり「.....」

穂乃果「穂乃果は、やっぱりおかしいと思う」

穂乃果「だって、そうだよ!音ノ木坂を守るためにμ'sを始めて、ラブライブに優勝して、海外ライブまでやって、なのになんで?
なんで廃校になるの?」

海未「穂乃果、現実と向き合わなければいけない時もあるのです」

穂乃果「違う!そんなの言い訳だよ!海未ちゃんだって認めたくないんだよ!音ノ木坂が無くなるのを、認めたくないんだよ!」

ことり「穂乃果ちゃん.....」

海未「....」
46: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/25(月) 21:11:40.69 ID:Hn5nLOqW.net
海未「確かに.....そうかもしれません....」

海未「私達はいつも穂乃果に引っ張られていました........」

海未「穂乃果のお陰でここまで来れたのも事実です....」

海未「でも、大人の事情は私達では太刀打ち出来ないのですよ...」

穂乃果「そんなことない!今からでもμ'sを再結成して、またライブをやれば!」

海未「どこでやるのですか?誰が支援してくれるのですか?ラブライブも音ノ木坂学院も、もう見方にはなってくれないのですよ...?」

海未「スクールアイドルなんて、大の大人がいなければ、ただの『子ども』。アイドル研究部も、ラブライブも、海外ライブも、ファイナルライブも全ては汚い大人たちの策略!
私達は大人たちに操られていた、お人形さんに過ぎなかったんです!」

バチンッ

穂乃果「.........え?」

ことり「私達の大切な思い出も、汚い大人たちの策略なの.......?」
47: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/25(月) 21:25:45.72 ID:Hn5nLOqW.net
海未「ことり..............っ!!!」ダッ

穂乃果「あっ!ちょっと....」

バタン

海未ちゃんはバタンと音を立てて、病室から出て行ってしまいました。
「汚い大人たちの策略」、か。海未ちゃんらしいな。でも、言われてみれば、そうだったのかもしれません。
そうでもないと、思いつきで始まったμ'sが、こんなに都合良く進んで、奇跡のような結果を残すなんて考えられません。
私達は自分たちで自分たちのことを決めてるようなつもりでいたけど、ホントはそんなことはなかったのかも知れません。
色んな人が助けあって、スクールアイドルは活動出来る――そのことに気が付くのは、もっと先のことでした。
60: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/27(水) 23:12:16.96 ID:/UQVTB0R.net
穂乃果「ことりちゃん...」

ことり「穂乃果ちゃん...海未ちゃんのこと叩いちゃったよ....どうしよう....」

穂乃果「....分からないよ」

穂乃果「もう、穂乃果分からないよ。何が正しくて何が間違ってるか....もう嫌だよ....」

穂乃果「全部、穂乃果のせいなんだね....穂乃果がスクールアイドルを始めたからこんなことになったんだよね....だからこうやって拘束されちゃうんだよね...」

ことり「それは...」

穂乃果「ごめんね、ことりちゃん...ずっと一緒に居るって言ったのに....音ノ木坂を守るって誓ったのに.....」

ガラッ

真姫「それは違うわ!」

穂乃果「....真姫....ちゃん?」

真姫「穂乃果!まだ終わってないわ!私達二年生に案があるの!ことり!この鍵で穂乃果の拘束具の鍵を外して!」ポイッ

ことり「え?」

真姫「いいから早く!今すぐここから脱出するのよ!!!」
62: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/27(水) 23:58:59.90 ID:/UQVTB0R.net
タッタッタ

真姫「こっちよ」

ことり「こんな道があったなんて...」

真姫「まあ、これでも西木野総合病院の一人娘だから」

穂乃果「ここは....西木野総合病院なの?」

真姫「...そうよ。穂乃果を監禁してたのよ....勝手に穂乃果が行動しないように....」

真姫「このエレベーターで一階まで降りるわ、二人共、急いで!」


プワーンプワーン

『緊急事態発生、緊急事態発生。コードE12、担当者は至急外来棟7階会議室までお越しください、繰り返します...』

真姫「くっ...少し遅かったわね...もうバレてしまったみたい....あれだけ偽装してきたのに....」

チーン ガシャン

真姫「来たわ、さあ乗って!」
65: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/28(木) 00:32:28.98 ID:Z8ouyYuO.net
ウィーン

チーン

真姫「...ってここまだ一階じゃ.......」

ガラガラ

真姫父「おっと、これはこれは、奇遇だな、真姫。それから....高坂穂乃果さんと南ことりさん、かな?」

真姫「ってなんでここにパパが....!!!」

真姫父「まあまあ、落ち着きたまえ。詳しい話は........上で聞こうか」

???「穂乃果に手を出すなぁぁ!」ボカン

真姫父「うっ」バタン

ことり「って!海未ちゃん!」

海未「私も協力します....穂乃果のためなら!」

真姫「急いで!追手が来るわ!」
66: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/28(木) 00:33:45.65 ID:Z8ouyYuO.net
タッタッタ

海未「ふぅ....とりあえず外に出れましたね......」

真姫「これで一安心ね....」

ことり「海未ちゃん....あれ....」ダダダダダ

真姫「まさか...」

海未「逃げましょう!」

ことり「でも逃げるってどこに!」

ブーンブーン キキキーッ

???「こっちやで!」

海未「あれは...」

真姫「希!」タッタッタ

希「すまん、遅れてしもうた、みんな乗って!」

穂乃果「希ちゃん......」

希「さ、乗ったら出発するでぇー!スピリチュアル号の出発やー!」

みんな「おー!」

ガシャン

みんな「!?」

希「あ、運転は期待せんどいてな、取って数日のペーパーやから」
67: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/28(木) 00:55:57.62 ID:Z8ouyYuO.net
--

希「みんなー穂乃果が帰ってきたでー」

穂乃果「ここが希ちゃんの家...」

凜「穂乃果ちゃーん!」

花陽「穂乃果ちゃん...」

絵里「穂乃果.....」

にこ「....」

みんな「おかえりなさい!!!」

穂乃果「みんな...」

穂乃果「じゃあ、みんな行くよ!」

穂乃果「μ’s!ミュージックスタ...」

絵里「穂乃果、ごめん」

穂乃果「え?」

絵里「μ’sはもう終わったのよ」

穂乃果「そっか...そうだよね、えへへ、みんあ集まったから勘違いしちゃった、てへへ」
75: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/30(土) 21:55:12.64 ID:gVsx9kau.net
絵里「.....さぁ、気を取り直していきましょう!」

海未「今日は穂乃果の退院パーティーです!」

ことり「じゃあ私は材料を買ってくるね!」

凛「よーし!凛もついていくにゃー!!!」

穂乃果「じゃあ穂乃果も...」

希「穂乃果ちゃんはまっててええんよ?病み上がりなんやから」

穂乃果「え?でも...」

絵里「にこ、穂乃果の相手、お願いできる?」

にこ「....わかったわ」

凛「じゃあ買い物に出発にゃー!」

真姫「買い物に気合入れてどうするのよ..」

アハハ...........
76: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/30(土) 22:07:51.77 ID:gVsx9kau.net
にこ「.....」

穂乃果「.........」

にこ「......なんか言いなさいよ」

穂乃果「え?」

にこ「あんた、色んな人から目つけられてるのよ」

穂乃果「穂乃果が?」

にこ「そうよ!穂乃果せいで私達がどれだけっ....」

穂乃果「にこちゃん....」

にこ「あんた、西木野総合病院からも目をつけられてたのよ?穂乃果は学会でも話題に上がるほど研究対象として人気があって...」

にこ「危うく、モルモットにされるところだったのよ」
78: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/04/30(土) 22:40:06.73 ID:gVsx9kau.net
穂乃果「そんなっ!」

にこ「今だって....」チラッ

にこ「....もう追いついたみたいね」

穂乃果「.....」

------------

絵里「それではー!穂乃果の退院を祝して!」

みんな「かんぱーい!」

花陽「ごはんたけたよー!」

凛「わーい!凛が一番先に食べるにゃ!」

真姫「子どもじゃないんだから....」カミノケクルクル

絵里「にこ、どうしたの?調子悪いみたいだけど」

にこ「何か...悪い予感がするのよ....」

希「まあまあ、みんな落ち着いて、今日は穂乃果ちゃんをお祝いする日や。主役は穂乃果ちゃんや」

ことり「じゃあ、穂乃果ちゃん、今なにかしたいこととかある?」

穂乃果「したいことか....」

みんな「じーーーー」

穂乃果「ってみんなで見ないでよ!」

穂乃果「今したいことか....」

穂乃果「わかった!テレビが見たい!」

希「ってそんなことかいっ!」

凛「じゃあ凛がテレビつけるにゃー!」

ポチッ

――――『.......速報です。先ほど入った情報によりますと、東京秋葉原で爆発が発生した模様です。現場は東京都千代田区の昌平橋付近で....』

凛「爆発?何か怖いにゃ....」

絵里「でも音なんかしたかしら.....」

にこ「.....」

絵里「...にこ?まさか...」

にこ「私の家....私の家が....燃えてる....」
85: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/05/03(火) 01:56:32.51 ID:n+lQ7LZo.net
絵里「そんなっ!」

にこ「..........」

みんな「........」

希「って!ボーッとしてる場合やないやろ!にこちゃんはうちとエリチが連れて行くから、他のみんなは穂乃果を宜しく頼むで!」

海未「しかし今からでは!もう....」

希「...........」

にこ「私の家.....私の家がぁ.......いやぁああーー!」

絵里「ちょっとにこ!しっかりしなさい!」

--------

----

---

絵里「海未、結果は....どうだった?」

海未「........」

海未「3人とも命に別条は無いようです...」

絵里「良かった.....」

希「あれ?にこっちは.....?」

ことり「さっき向こうで....」

穂乃果「穂乃果、ちょっと見てくるね!」

ことり「あっ!ちょっと穂乃果ちゃん!」

--

穂乃果「あ、にこちゃ....」

にこ「ここあ、こころ、こたろう....ここあ、こころ、こたろぉ!!!!」

にこ「みんな...なんで?なんでにこだけこんな目に合わないといけないの...?いやだよぉ...いなくなるなんて嫌だおぉ」

にこ「.....あいつさえ居なければ.....高坂穂乃果さえ居なければ....あいつさえいなければこんなことにはっ!!!」ガシャン

穂乃果「.......」
92: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/05/05(木) 03:21:40.07 ID:Y5ZoJMiw.net
--

絵里「どうだった....?」

穂乃果「うん...」

絵里「....そう」

絵里「とりあえず、希の家に戻りましょう...もう夜中の3時よ...」

海未「待ってください絵里!こんな状況で9人一緒に居たら狙われるに決まってます!ここは3人ずつに分かれましょう!」

希「うちもその方がいいと思う...」

絵里「....じゃあ穂乃果はことりと海未でお願い.....こんな様子だし....」

穂乃果「Zzzz.....」
98: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/05/07(土) 01:39:45.65 ID:22Yf7JM/.net
...........

穂乃果『じゃあ練習始めよ―!』

海未『ワンツースリーフォーファイブシックスセブンエイト...』

海未『穂乃果!今のステップズレています!しっかりしてください、センターなんですから』

穂乃果『うぅ、ごめん..』

海未『ではもう一回です!』

...........

穂乃果『今日の練習大変だったよ...』

ことり『もう大会前だししょうがないよ』

穂乃果『うぅ...』

穂乃果『そうだ!じゃあさ景気づけにクレープでも食べに行かない?』

ことり『いいかも!ことりいいクレープ屋さん知ってるんだ!この間出来たばっかりのとこでね...』

海未『穂乃.果っ!』

穂乃果『...海未ちゃんも食べたいよね.....?』

海未『っ!? しかし...』

ことり『海未ちゃん、いいよね?たまには、ね?』

海未『ことりがそこまで言うなら.......』

穂乃果『やったー!クレープで決定!』
99: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/05/07(土) 01:41:26.21 ID:22Yf7JM/.net
にこ『....』

穂乃果『あれ?にこちゃん...?』

にこ『.........せいよ』

にこ『あんたのせいよ!あんたさえ居なければ!』

穂乃果『にこちゃん?』

にこ『あんたさえ居なければ!私はまだアイドルを続けられてた!あんたさえ居なければここあもこたろうもこころも傷つかなかった!』

にこ『あんたさえ居なければ.....』

にこ『誰も傷つかなかった!!!!』



誰も傷つかなかった....

そっかそうだよね

穂乃果のせいだよね


穂乃果がみんなを傷つけちゃったんだよね


こんなことになるくらいなら....
100: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/05/07(土) 01:54:09.54 ID:22Yf7JM/.net
穂乃果「.....っ!!」ガバッ

ことり「穂乃果ちゃん...?」

海未「穂乃果...大丈夫ですか?」

穂乃果「え?」

海未「凄い汗かいてますが....」

穂乃果「あ、ちょっと悪い夢見ちゃっただけだから....えへへ」

海未「そう、ですか....」
101: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/05/07(土) 02:18:18.92 ID:22Yf7JM/.net
絵里「今日は穂乃果の退院記念パーティー2弾目!」

絵里「アキバ探索よ!」

みんな「.....」

穂乃果「ってなんで秋葉原なの?」

真姫「そうよ、地元じゃない」

絵里「ふふ、バカね」

真姫「ヴぇ?」

希「地元だからこそ、私たちの思い出が詰まってるんやない?」

花陽「アキバを探索して、穂乃果ちゃんと思い出を見て回ろうってことだよね!」

絵里「そういうこと!」

凛「じゃあ出発にゃー!」
104: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/05/08(日) 21:21:06.34 ID:8iLaricD.net
にこ「昨日はごめんね......ちょっと言い過ぎたわね」

穂乃果「.....えっ?うん」

にこ「穂乃果が全部悪いわけないのにね....私だめね....なんでも穂乃果のせいにして自分の責任から逃げてる...」

穂乃果「そんなことないよ...だってにこちゃんは...」

にこ「....気使わなくていいのよ...穂乃果のおかげでここまで来れたんだから...こころたちだって喜んでたのよ」

穂乃果「っ!」

絵里「そうよ、穂乃果のおかげでここまで来れたんだから」

真姫「もっと甘えていいのよ?」カミノケクルクル

穂乃果「...........」

穂乃果「....みんなっ....みんなおかしいよっ!なんで!?なんでにこちゃんの家族が事故に遭ったっていうのに!!」

希「だからそれは...」

穂乃果「違うっ!違う違う!絶対おかしい!何かがおかしい!」

絵里「......何かがおかしい?」

ことり「穂乃果ちゃん大丈夫.....?」

海未「まあ、まだ病み上がりですし.....」
105: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/05/08(日) 21:42:39.03 ID:8iLaricD.net
穂乃果「あっ、忘れ物したから取りに帰るね!」ダッ

海未「ちょっと穂乃果!」

おかしい....

やっぱり、何かがおかしい...

なんでみんなにこちゃんを心配しないの?

にこちゃんの家族が事故に遭ったっていうのに...

事故....事故?

爆発?火事?

にこ『私の家....私の家が....燃えてる....』

あれ?そういえばニュースの映像って流れてなかったような...

音もしなかったし....

穂乃果「......まさかね。ははは、にこちゃんに限ってそんなことするわけ....」

そう言い聞かせながら、私はにこちゃんの家へ向かいました。

穂乃果「橋を渡って...向こうにあるのが...」

穂乃果「あれ?」

そして私が見たのは

穂乃果「何にもなってない...?」

いつも通りのにこちゃんの自宅でした。

穂乃果「え...そんな...」

タッタッタ

穂乃果「にこちゃんの部屋のドア...」

ピーンポーン

穂乃果「ご、ごめんください」

ガチャ

こころ「穂乃果...さん?」

穂乃果「こころちゃん!爆発平気だった?怪我は?」

こころ「爆発...?けが....?」

穂乃果「....」

穂乃果「......そんなっ」
106: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/05/08(日) 21:45:24.72 ID:8iLaricD.net
カチャン

穂乃果「――え?」

こころ「ごめんなさい穂乃果さん、家族のためなんです」




パーン

穂乃果「.........」バタン
109: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/05/08(日) 22:03:19.74 ID:8iLaricD.net
---------
-----
---

穂乃果「....は!」ガバッ

真姫母「やっと起きたのね」

穂乃果「っ!ここは!」

ことり母「西木野総合病院よ」

穂乃果「理事長っ!」

穂乃果「理事長さん!大変なんです!穂乃果のせいで音ノ木坂が廃校になって、μ'sのみんなが狙われてて....」

ことり母「....ふふっ」

真姫母「...ぷっ、ふふふっおっかっしいわね!」

穂乃果「え?」

真姫母「そーんなことあるわけないじゃないのっ!!ぷぷっおっかっしい娘ね!!」

ことりママ「ほらほらあんまり笑ってはいけませんよ、西木野家の方がそんな笑い方をされては困りますよ」

真姫母「あらこれは失礼、ぷぷ、でも....」

ことりママ「今から、あなたに今の状況を説明してあげるから、よく聞きなさい」

真姫母「まあ、説明しても無駄でしょうけど」

ことりママ「....」

真姫母「....はいはい、わかりましたよ」

ことりママ「高坂穂乃果さん、あなたは」





ことりママ「統合失調症です」
110: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/05/08(日) 22:25:12.21 ID:8iLaricD.net
穂乃果「そんな....!!」

ことりママ「あなたは三年生が卒業してから段々おかしくなっていったのです」

真姫ママ「にこちゃんがいない!とか絵里ちゃんがいない!とかっぷぷっ」

ことりママ「世界的に有名になったμ'sを支えてきたあなたは、μ'sを失ってから凄まじいほどの自責の念に駆られていました」

ことりママ「本当にμ'sを終わりにしてよかったのか、他の人たちが報復してこないか、そしてなによりも」

ことりママ「あなた自身が嫌だったのでしょう。μ'sを終わらせることが」

穂乃果「ちがっ!そんなっ!」

ことりママ「いつまでもμ'sに執着して、いつまでも過去の栄光から抜け出せないままでいたのは、他の誰でもなく」

ことりママ「高坂穂乃果さん、あなただけなんです」

穂乃果「いやああああああ!!」

ビリビリビリビリ

穂乃果「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」

私の体に激痛が走りました。
息もできなくなるほどの.....

私の体にはあの時と同じような拘束具、そして電気ショックを与えるための電極が取り付けられていました。

それは、この世のものとは思えないほど酷く、醜いものでした。
111: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/05/08(日) 22:28:16.29 ID:8iLaricD.net
ことり「お母さん!!!」

ことり母「あら、ことり」

ことり「今すぐそれをやめて!!!」

ことり母「残念だけど、それはできないの」

ことり母「これをしてないと、またあの時みたいに....」

ことり「.......!!」

ことり母「ね?だから必要なのよ.......」

ビリビリビリビリ

穂乃果「あ゛っ!!!」

ことり「キャアアアアアア!!」
112: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/05/08(日) 22:57:27.15 ID:8iLaricD.net
------------------

穂乃果「海未ちゃん、にこちゃんは?」

海未「……え?」

海未「今、なんと....」

穂乃果「だ、か、ら、にこちゃんは?」

私が穂乃果の異変に気がついたのは三年生が卒業してから一週間くらい経ったある日のことでした。

放課後、アイドル研究部の部室に一足早く着いた私は穂乃果と二人きりでした。

海未「穂乃果、にこはもう...」

穂乃果「んもー、海未ちゃんの役立たず!ケチ!」

海未「え!?」

穂乃果「もーいいもん!穂乃果が自分で探しに行くもん!」

海未「あっ!穂乃果!にこなら今日はバイトで休みだといっていました!!」

穂乃果「えっ!そうだったの!だったら先に休みって言ってくれればいいのに...」

--

海未「ことり、穂乃果の様子がおかしいんです...」

ことり「穂乃果ちゃんの様子が?」

穂乃果「お!ことりちゃーん、にこちゃん知らない?」

ことり「にこちゃん?」

ことり「にこちゃんならもう、『卒業』してるよね.....?」

穂乃果「――――卒業?」

もう、それからは大変でした。

私にとってはあまり思い出したくはない記憶です。
116: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/05/08(日) 23:12:41.02 ID:8iLaricD.net
そして、私達3人は、穂乃果をいつも見守っていました。

穂乃果はいつも今もμ'sが続いているようなことを言っていて、μ'sに未練があるようにも見えました。

そこで私達は一つの作戦を思いつきました。

それは穂乃果にμ'sへの未練をなくさせるために、音ノ木坂学院が廃校になったと嘘の話をして、μ'sへの思いを断ち切ろうとするものでした。

理事長に協力してもらって嘘の始業式をしてもらって、穂乃果を失神させ、起きた時に三ヶ月経ったと嘘をついて絶望させる作戦でした。

そして、μ'sのメンバーにも協力してもらって、穂乃果を現実に呼び戻そうとしたのです。
118: 名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/ 2016/05/08(日) 23:34:02.95 ID:8iLaricD.net
音ノ木坂が廃校になる、そう教えた時から穂乃果は元に戻りました。

μ'sが終わったことも、三年生が卒業したことも把握している穂乃果に。

そして、この作戦の本当の意味に気づいた穂乃果は電気ショックを受けることになりました。

でも、もう、その必要もありません。

海未「ですよね、穂乃果」

穂乃果「うん...そうだよ、海未ちゃん」

穂乃果「穂乃果、全部思い出したよ....大切なみんなの思いも.....大切なみんなとも思い出も.....」

ことり「ほのかちゃん....」ギュ

穂乃果「うんっ」ギュ

海未「穂乃果っ!」ギュ

穂乃果「うんっ!」ギュ

真姫「私の出番は無かったようね」

穂乃果「真姫ちゃん!」

海未「それは、アメリカで新しく開発されたと言っていた統合失調症用の薬....」

穂乃果「ありがとね....真姫ちゃん....」

真姫「ヴぇ、べつにこのくらい....」

穂乃果「真姫ちゃんぎゅー!」

真姫「ヴぇ!も、もう...」ギュ

ガラガラ

絵里「穂乃果....」

希「穂乃果ちゃん...」

穂乃果「みんな....」

いろいろな人たちのお陰でスクールアイドルは活動できる。

そして、私はみんなのお陰で元の自分に戻ることができた。

色々な人が助けあって私たちは生きている。

そんなことに気が付くことができた、ある春の日のことでした。



おわり
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『穂乃果「音ノ木坂が廃校になる...!?」』へのコメント

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