海未「はあ......原稿が全く進みません」

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海未-アイキャッチ29
1: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/15(日) 20:13:46.63 ID:Hq+s/OtT.net
 小説家。まさか私がこの職業に就くことになるとは7年前には想像もしていませんでした。

 7年前にμ'sは解散し、三年生はそれぞれの道へ進み、残った私達は細々とスクールアイドルとして活動をしていました。

 ですが9人で輝いていた時の記憶がどうしてもやるせない思いを抱いてしまい、結局実質μ'sでの活動のみでスクールアイドルを終了したような形で終幕を向かえました。

 それからの時はまるで流れ星が流れるかのような速度で進み、私達3人は卒業を向かえ、お互い別の大学へと進みました。

需要あったら続けます!胸糞エンドとかではないです

 

元スレ: 海未「はあ......原稿が全く進みません」

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14: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/15(日) 20:45:54.11 ID:Hq+s/OtT.net
 大学での学生生活はそれなりに楽しんではいたのですが、やはりなにか物足りない気持ちで普遍的な生活を過ごしていました。

 時の流れや環境というのには逆らえないものですね。穂乃果達とも次第に疎遠になり、そして疎遠になると何故か当たり前のように連絡を取り合っていた筈なのに、連絡することに何か理由を必用に求めてしまい、何時しか連絡すらも取ることは無くなりました。

 そんなある日、大学の授業で過去に纏めたレポートのコピーが必要になり部屋の机の引き出しを探していた時に一冊のノートを見つけました。
 
それは懐かしい匂いのする作詞ノートでした。
私は何気なくノートを開いて懐かしみを抱きながら見ていると最後のページで私の目は止まりました。

 「僕達はひとつの光」
まさかあの時書いた言葉がこんなにも切ない気持ちにさせる言葉だとは思いもしませんでした。

 私はこの切ない思いを、切ないけれど精一杯やり遂げた足跡を、私は文にして書き綴ることにしたのです。
正直μ'sの頃にしていた作詞が懐かしくなって文を書きたくなったという理由もあるのですが私はとにかくあの頃の気持ちと今の気持ちを重ね、それを形にすることにしたのです。
17: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/15(日) 20:57:26.37 ID:Hq+s/OtT.net
 文を書いているといつの間にか忘れていた出来事や、下らないけどすごく笑えた他愛のない話を思い出し、とても幸せな青春時代を過ごしていたのだなと改めて気付かさせました。
 
 帰路となったのは大学で文学部を専攻している学生との出会いでした。

 
25: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/15(日) 21:18:07.33 ID:Hq+s/OtT.net
 私は昔から読書が趣味でしたので、その学生と私は意気投合し、何時しかお互いの家に遊びに行くようになりました。

 彼女が私の家に遊びに来たある日の事、私は自分の書き終えた文を彼女に見られてしまった事があったのです。

 彼女「お邪魔します」

 海未「はい!今お茶を用意するので先に部屋にいって待ってて下さいね」

 彼女「はーい」

 彼女「やっぱ海未ちゃんの部屋は綺麗に整頓されてるなあ。あれ?このノートなんだろう...」

海未「入りますよー。今日はお菓子あまり用意...ってええ!?なに勝手に見てるんですか!」
 
 




 
31: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/15(日) 21:32:08.09 ID:Hq+s/OtT.net
 彼女はとても真剣にノートを見ていて私の声は全く届いていないようでした。
 
 海未「彼女!聞いているのですか?」

 彼女「あっごめん!いつの間にいたの」

 海未「先程から何回も彼女に声をかけていましたよ...ってそれよりなに勝手に見ているのですか」

 彼女「ごめんごめん♪つい...それより海未ちゃん。最後までこれ読ませてくれないかな?」

 海未「え?嫌です!そんな...恥ずかしいです。それにそれは自己満足の為のようなものですから」

 彼女「...凄いと思った」

 海未「えっ?」

 彼女「凄い文だと思った。散文というか乱文に近い形なのに見ている人をこんなにも引き付ける。正直に言うと悔しいな」

 海未「...彼女。そんなことは」 

 彼女「ねえ海未ちゃん!お願いだから最後まで読ませて?どうしても読みたいってそう思うの」

 海未「...もう。分かりましたよ。そっその代わり恥ずかしいので私は居間で読了するのを待っていますので終わったら呼んでくださいね」

 彼女「うん!ありがとね海未ちゃん」
38: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/15(日) 22:11:42.06 ID:Hq+s/OtT.net
 人に文を見せるというのは作詞以外では初めてなので私はとても緊張しており何分その場で待っていたかは覚えていませんが、彼女が泣きながら居間に入って来たのは今でも印象に残っています。

 海未「どっ...どうしたのですか!?彼女」

 彼女「...ははっ。凄いよ...ズルいなぁ」

 海未「彼女?」

 彼女「きっと青春が聞こえる。私達が信じて歩んだ道はまさにこの言葉そのものでした」

 海未「はっ恥ずかしいから声に出して読まないで下さい!」

 彼女「...ふふっ。ねえ海未ちゃん。小説家向いてると思うよ」

 海未「ええ?いきなりなに言い出すんですか。小説家の倍率がどれくらいのものか彼女が一番分かっている筈です。ましてや小説を書くには物語の構成等沢山の私に不足してい...」

 彼女「そう。沢山の不足しているものがある。それは私も同じ、だけどね?人を惹き付けてやまない文を書くっていうのはやっぱり才能がいる。私にこんな文は書けないよ!」

 海未「...彼女。ですがあまりにも無謀ですよ。いきなり小説家を目指すなんて」 

 彼女「いつかこのステージを満員にしてみせる。彼女がいった言葉はあまりにも無謀でした。ですが何故でしょうか?彼女なら私達を引っ張っていってくれる気がしてくるのです。」

 彼女「海未ちゃん。私はこの文を見て海未ちゃんが懐かしみだけで書いているとは思えない。文を書くことを楽しんでいるようなそんな気かするの。だから凄く伝わってくるんだ!海未ちゃんの気持ちが」

 彼女「私は正直彼女のように引っ張っていくことは出来ないかもしれない。でもサポートすることは出来る。幾らでも協力するよ!」

 海未「...しかし。私はまだ昔の」

 彼女「海未ちゃん!やってみようよ!」

 やってみようよ!私はこの言葉を聞いた時彼女と穂乃果が重なったように見えました。離れていても何時もアナタに背中を押される私はまだまだ未熟者のようですね。とこの時感じました。
それはきっとこの文を綴ってる今でさえも変わらないようです。

 

 
42: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/15(日) 23:14:05.88 ID:Hq+s/OtT.net
 海未「...全く。強引に引っ張られるのは昔から慣れていますが、まさか大学に入ってまで引っ張られるとは思いもしませんでした」

 彼女「え?なんのこと?」

 海未「...ふふっ。なんでもありませんよ。やると決まったらとことん頑張るしかないですね!」

 彼女「海未ちゃん...うん!」

 海未「...それと彼女はサポートではなく一緒に小説を書き上げて貰ってもいいですか?」

 彼女「えっ?私も!?いや...無」

 海未「へえ〜なるほど。無理ですか?そうですかぁ...」ニッコリ

 彼女「わっわかったよぉ。もう」

 海未「宜しくお願いしますね!彼女」


 私達はそれから一冊の小説を完成させることにしました。主に私は文章や言い回し等を考え、そして彼女は物語の構成を考える役割となりました。
 基礎を学び、学び終えたら物語の構成を考え、文章を何度も手直しをし、ようやく完成したのは学生生活も終わりを向かえようとしている1月頃でした。

 海未「ようやく...ようやく完成ですね!しかし、一つの小説を書くのにこれだけの時間と労力を使うとは思いもしませんでした」

彼女「う"う"う"う"ぞうだねぇ...。なががっだねえ」

 海未「もう泣きすぎてすよ。彼女は」

 彼女「だっでぇえ...」

 海未「まだ完成しただけで勝負は終わってないんですから。後はこれを○○文学賞に応募して選考を勝ち上がらなければならないのですから」

 彼女「そうだね。とにかく私達の学生生活の集大成となるのがこの小説なんだから、出来れば良い結果として残したい」

 海未「そうですね!やれるだけのことはやりました。後はただ祈るのみです」
 
 海未「あっ!ポストに投函し終わった後に神社に行きませんか?うちの近所の神社には思い入れがあって、きっと御利益もあると思いますので」

 彼女「うん!賛成!じゃ早速行こうか」


 私達はポストに投函した後、神社に向かいました。神社についてから境内を見回しているととても懐かしい感覚に包まれました。

ここに来るとどうしても切ない気持ちになってしまうので初詣は別の神社にしたりと、ここに来ることを避けていたのですが、今日という日はここに来ることにしたのです。

 境内の奥に進んでいると色々な事を思い出してやはり切ない気持ちになり、どうしても涙が出そうになるので私はなるべく下を向いて歩くようにしました。

 彼女「あれ?誰かお参りしている人がいるよ!」

 彼女にそう言われて前を向くと、彼女が指を指した場所には本当に懐かしい人がそこに居ました。
 
43: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/15(日) 23:56:42.07 ID:Hq+s/OtT.net
 
 そこにいたのは白い外套を来た穂乃果がお参りをしていました。

 海未「ほ...穂乃果?」

 穂乃果が振り向くと後ろ姿では分からなかったのですが、少し垢抜けて綺麗になっていることに気が付きました。

 穂乃果「海未...ちゃん?」

 海未「そうですよ!お久し振りですね!凄く綺麗になりましたね」

 穂乃果「久しぶり!海未ちゃんも前より綺麗になったねえ」

 海未「とんでもないです。...穂乃果は少し遅い初詣ですか?」

 穂乃果「違うよ!就職先が決まったからこの神社のご利益のおかげかな?って思って。お礼言おうと思ってここに来たんだぁ。結構滑り込みだったしヒヤヒヤしたよ」

 海未「そうなのですね!それはおめでとうございます。ちなみに就職先はどちらなのですか?」

 穂乃果「うん!ありがとう!就職先はわたしが昔入園してた○○幼稚園だよぉ」  
 
 海未「穂乃果はまた幼稚園からやり直すということですか?」

 穂乃果「ちっちがうよー!先生だよせ ん せ い!」

 海未「冗談ですよ。まさか穂乃果が幼稚園の先生とは...本当に大丈夫なのですか?」

 穂乃果「酷いよぉ海未ちゃん!大丈夫だよ♪だって私一生懸命勉強したもん」

 海未「ふふっ。穂乃果はいつでも穂乃果ですね」

 穂乃果「それ褒めてるぅ?むぅ...あっ海未ちゃんの隣のその人は?」

 彼女「あっ...彼女です。高柳心優といいます!海未ちゃんとは大学が一緒なんです」

 穂乃果「おお!みゆちゃんかぁ!可愛い名前だねぇ♪私、高坂穂乃果って言います。よろしくね!」

 心優「ああ!あなたが穂乃果さんですか!よく海未ちゃんから話は聞いてますよ。お会いできて嬉しいです」

  
44: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 00:15:57.78 ID:yhCFlKig.net
 心優「海未ちゃんったら穂乃果さんのことを本当に楽しそうに話すんですよー?」

 海未「こっ...こら心優!余計なことを言わないで下さい!」

 穂乃果「へぇ〜そうなんだぁニヤニヤ♪その割には海未ちゃん全然私に連絡くれないんだけどなぁ♪」

 海未「そ...それは穂乃果だって同じじゃないですか!」

 穂乃果「ごめんごめん!大学が忙しかったからなかなか連絡する暇がなくって」

 海未「それは私も同じです。すいませんでした」

穂乃果「いや海未ちゃんが悪い訳じゃないんだから...。ところで海未ちゃんの就職先はどこなのぉ?」

 海未「えっ...そっそれは...あっIT関係の会社に就職先が決まりました」

 心優「...そうそう!海未ちゃん私より早く就職決まって凄いんだよ」

 穂乃果「おお!さすが海未ちゃん!私と違ってしっかりしてるからねえ」

 海未「...そっそんなことは...」

 穂乃果「あっ!もうこんな時間!じゃあ私そろそろ帰るね!今度また連絡するからその時ゆっくり話そうよ」

 海未「...そうですね」

 穂乃果「うん!じゃーねぇ♪海未ちゃんみゆちゃん♪」

 心優「さよならです!」

 
 私は手を振る事しか出来ませんでした。声が出ませんでした。穂乃果が自分の進む道をあゆんで
47: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 01:16:55.08 ID:yhCFlKig.net
 心優「海未ちゃんったら穂乃果さんのことを本当に楽しそうに話すんですよー?」

 海未「こっ...こら心優!余計なことを言わないで下さい!」

 穂乃果「へぇ〜そうなんだぁニヤニヤ♪その割には海未ちゃん全然私に連絡くれないんだけどなぁ♪」

 海未「そ...それは穂乃果だって同じじゃないですか!」

 穂乃果「ごめんごめん!大学が忙しかったからなかなか連絡する暇がなくって」

 海未「それは私も同じです。すいませんでした」

穂乃果「いや海未ちゃんが悪い訳じゃないんだから...。ところで海未ちゃんの就職先はどこなのぉ?」

 海未「えっ...そっそれは...あっIT関係の会社に就職先が決まりました」

 心優「...そうそう!海未ちゃん私より早く就職決まって凄いんだよ」

 穂乃果「おお!さすが海未ちゃん!私と違ってしっかりしてるからねえ」

 海未「...そっそんなことは...」

 穂乃果「あっ!もうこんな時間!じゃあ私そろそろ帰るね!今度また連絡するからその時ゆっくり話そうよ」

 海未「...そうですね」

 穂乃果「うん!じゃーねぇ♪海未ちゃんみゆちゃん♪」

 心優「さよならです!」
48: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 01:25:35.83 ID:yhCFlKig.net
本当にすいません。ここからで宜しくお願いします


 穂乃果が自分の道をしっかりと歩んでいるなかで、私の歩んでいる道は本当にこれで正しかったのか?
 どうして穂乃果には嘘をつく必要が無いと分かっているのに嘘をついてしまったのか。そんな様々な思いが私の頭の中に巡り、苦しくてたまりませんでした。

 私達はお参りを済ました後、家の方向が逆なので少しだけ立ち話をして帰る事にしました。
49: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 01:33:55.08 ID:yhCFlKig.net
 海未「...先程はありがとうございました」

 心優「いえいえ!正直私も聞かれたくないなぁって思ってたし!」

 海未「...しかし嘘をついてしまいました」

 心優「...いいんじゃない?」

 海未「えっ?」

 心優「だってさーそりゃあ嘘くらいつきたくなるよぉ。私達が歩んでる道は立派なものでもないし、それに海未ちゃんは昔からしっかり者って感じだったんでしょ?だったら見栄くらい張りたくもなるよー」

 海未「......」

 心優「よし!じゃあ嘘は私が許そう!えっへん♪」

 海未「...心優」
 
50: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 01:43:02.70 ID:yhCFlKig.net
 心優「だ け ど!後悔するのは良くないよねぇ!どうせ海未ちゃんの事だから自分の歩んでいる道は本当に正しいのか?なんて悩んでるんじゃないのぉ?」

 海未「そっ...それは...」

 心優「...大丈夫だよ!だって私達これだけ精一杯頑張って来たんだもん!きっとみんなに認められるよ♪クヨクヨしてたらせっかくの御利益も無くなっちゃうよ?だから、ね!クヨクヨしない!」

 海未「...ふふっ。そうですね!クヨクヨしていても仕方がないですよね!ありがとうございます心優」

 心優「いえいえ!じゃまた明日ね♪」

 海未「ええ!また明日」

 
 ...悔しいけど私じゃ敵わないなあ...本当に
 



 
51: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 02:00:40.31 ID:yhCFlKig.net
 この言葉は私の中で今でも心に残っています。普段は恥ずかしくて言えないのですが、心優は穂乃果と同じくらい私の大切な親友ですよ? 
 この本が完成したら私は心優に面と向かって伝えますね。

 
 海未「...うーん。ここから現在に至るまでは淡々と進んでここまで来ましたのでここからが難しいですねえ...」

 女「なに独り言言ってるのぉ?それよりどう?進んだ?」

 海未「あっ心優!それがなかなか難しくて...今までに類の無い自伝の書き方なので。参考資料がありませんし」

 心優「ふーん。ちょっと見せて!」

 海未「あっ!いけません!これは私が初めて一人で書き切ると決めたのですから完成してからじゃないと駄目です」

 心優「ぷぅ...ケチ」

 海未「ケチで結構です♪さっ心優は自分の仕事に取り掛かって下さい。仕事は山積みですから」

 心優「はーい!」

 彼女達がそれぞれの仕事に取り掛かって30分程経過し、海未は進みが良いとは言えないがそれでも文章を少しずつ書き進めていた時にドアのノックの音が部屋に鳴り響いた。

 アシ「失礼します。園田先生、玄関にお客様がお見えになっているのですがどう致しますか?何でも昔からの友人との事ですが」
53: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 02:13:54.42 ID:yhCFlKig.net
 海未「分かりました!直ぐに向かいますので少々お待ちいただくようお伝え...」

 海未が喋り終わる前に何やら奥から騒々しい足音と共に喋り声が聞こえてきた。

 ??「ちょっとだから友達って言ってるでしょ?どんだけ待たせるつもりなのよ!」

 アシB「で...ですからまだ確認が取れていないので勝手に入るのはやめ」

 ??「うるさいわねぇ!このスーパーアイドルにこちゃんなら顔パスに決まってるでしょ」

 海未「...にっにこ。おっお久し振りですね」

 にこ「久しぶりね!海未!...だから言ったでしょ?友達だって。園田海未先生は元μ'sなんだからあたしの顔くらい覚えて起きなさいよ!全く」
54: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 02:27:28.09 ID:yhCFlKig.net
 海未「ふふっ相変わらずにこはにこですね」

 にこ「ちょっとそれどういう意味?...あんたこそ全然変わってないみたいじゃない」

 海未「そのようですね!...立ち話もなんですし、応接室がありますのでそこで話しましょうか」

 にこ「そうね!案内頼むわよ」

 にこと海未は応接室に向かい、応接室に着くとアシスタントに珈琲を二人分頼み、それからソファーに腰をかけた。

 海未「本当にお久し振りですね!今日はわざわざ事務所までどうされたのですか?」

 にこ「たまたま表参道で撮影があったから海未の顔が見たくなって寄ることにしたのよ」

 海未「おお!それは嬉しいです!最近にこは凄く忙しそうですね。雑誌にTVに凄い人気じゃないですか!」

 にこ「まあね♪スーパーアイドル矢澤にこちゃんなんだから当然でしょ!」
55: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 02:40:14.56 ID:yhCFlKig.net
 二人の会話が弾む中、アシスタントが珈琲を持ってきて二人の前の机に置き部屋を去っていった。

 にこ「...ところで最近μ'sのメンバーとは連絡取ってるの?」

 海未「いえ、なかなか忙しくて連絡は取れずにいます。ことりも有名なデザイナーですし、絵里も希も自分の会社の経営」
 
 海未「穂乃果は園長を任されるまでになっていますし、凛も花陽も高校の教師、真姫も病院の経営とみなそれぞれ忙しくしているのでこちらからも連絡しにくいですから...」

 にこ「そうなのよねぇー!なかなか何か用事が無いと連絡しにくいのよね」
56: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 02:45:45.15 ID:yhCFlKig.net
 海未「...みんなの顔が見たいですね。本当に」

 にこ「あたしもそれは同じ。だから責めて海未だけでもってここに来た訳だし」

 海未「...にこ。私も今日はにこと久しぶりに会えて本当に嬉しいです!」

 にこ「なっなんか恥ずかしいわねぇ」
61: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 16:24:12.88 ID:yhCFlKig.net
 彼女達はそれから15分程応接室で話し、μ's全員が揃う機会は無いかとお互いの意見を出しあった。しかし、一向に良い案は浮かばず結局後日またお互いの予定が空いている機会に再び話し合う事でお預けとなった。

 にこの休憩時間の関係もあり、お互いにお別れを告げ、海未は原稿へと再び向かった。

 

 あれから1週間の時が過ぎた。海未の健康状態が害が及ぶくらいに海未は1週間の間ひたすら原稿を書き続けた。

 しかし刻苦精進する海未に対し、原稿は進むことを拒むかのように一向に進まず、完全に行き詰まっている状態であった。


 心優「だ...大丈夫?海未ちゃん...」

 海未「...私は何故生きているのでしょうか...ふふっフフフ♪」

 心優「う...海未ちゃん。あっあれだよ!多分頑張りすぎてるからそう言う思考になるんだよ♪さあこういう時は歌おう!」

 海未「...フフこーんこーん..こーんこーん...釘を...」

 心優「ダメだ。もう手遅れだ...」

 心優「あっ!そうだ!こう言う時はさ、同じ創作活動をしている人に相談してみるのも良いんじゃないかな?」

 海未「えっ?創作活動をしている人ですか?」

 心優「うん!そう言えばμ'sの南ことりさんってデザイナーでしょ?職業としては違うかもしれないけど、同じ創作活動をしているわけだからきっと何か良い刺激になるんじゃないかな?」

 海未「しかし...ことりは忙しくしていると思いますので迷惑かと...」

 心優「今は12時半だし、きっと昼食の時間だろうから大丈夫じゃない?」

 海未「おお!それもそうですね!ことりの声を聞けば元気も貰えると思いますしそうする事にします。心優ありがとうございます」

 心優「......うん!」
62: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 16:49:21.27 ID:yhCFlKig.net
 海未は携帯を片手に少し緊張しながらアドレス帳を開き、ことりに電話をかけた。

 ...プー プー プー

 海未「あれ?通話中ですか...仕方がありません。また後でかけ直す事にしましょう」

 海未「...はぁ」



 
 同時刻に、音ノ木坂学院の理事長室には携帯の着信音が鳴り響いていた。

 理事長「ん...ことり?何かしら」ピッ

 ??「あっもしもし、私西木野総合病院の...と申します。南ことりさんのお母様でお間違い無いでしょうか?」

 理事長「はいそうですが...ええ...ええ...ことりが...ええ分かりました。直ぐに向かいます」ピッ

 理事長の耳に突如入った情報に、動揺をしながらも理事長は職員室へと向かった。

 職員室のドアをノックし中へ入るのと理事長は「凛先生、花陽先生ちょっと良いかしら?」と言って二人を職員室の外へ呼んだ。

 花陽達は直ぐ様職員室の先生方に事情を話し、午後からの授業は教育実習生に代理をお願いすることを認められた。凛と花陽はとにかく急いでグラウンドの駐車スペースへと向かう。

 花陽「ココココ..ここれって不味い状況だよね?だだだっ大丈夫かな?」

 凛「ダダダ大丈夫に決まってるのであるぅ♪
何故なら西木野総合病院ということは真姫ちゃんが居るからどんな不治の病もななな、直るのであーる♪」

 花陽「しゃしゃしゃ喋り方変わってるよ!凛ちゃん」

 二人「と...とにかく、これはみんなに連絡だ!」
 
63: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 17:02:51.74 ID:yhCFlKig.net
 同時刻、事務所の休憩室に携帯の着信音が鳴り響く。
 
 海未「着信?ことりからですかね...ですが彼女に履歴は...花陽?」ピッ

 花陽「あっもしもし!海未ちゃん!久しぶり!」

 海未「お久し振りですね!花陽」

 花陽「そっそんな事より...たっ...タスケテ!!!」




 海未は知らせを聞くと直ぐ様、出掛ける身支度を済ませ、西木野総合病院に向かった。
 途中タクシーを広い、西木野総合病院にはおよそ20分ほどで着いた。

 タクシーが目的地に着くと、表示された金額を急いで払い、病院の中へ入ろうとした時、すぐ側にある駐車場に1台のSクラスのベンツが
停まった。
 中から出てきたのはスーツ姿の容姿端麗な二人が現れ、絵里とのぞみであるとすぐに海未は気付いた。
64: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 17:17:30.95 ID:yhCFlKig.net
 海未「希!絵里!」

 絵里「海未!久しぶりねえ!」

 希「本当に久しぶりだね!それより...ことりちゃんが倒れたって...」

 海未「...はい。私は花陽から連絡があって...って希喋り方変わりましたね」

 希「ふふっ。まあ私も社会人だし、秘書だからねー...それより今はことりちゃんの所に向かうよ!」

 海未「ええ!.,.おや?なにやら凄いスピードでこちらに向かってくる自転車が...って穂乃果ぁ!?」

 穂乃果「いやああああ!海未ちゃぁあん!絵里ちゃぁあん!希ちゃぁあん!久しぶり...ってうわああああ」

 海未「...だっ大丈夫ですか?」

 穂乃果「いてて...うん!大丈夫だよ!全くなんでこんな所に木が」

 海未「普通です。まったくどうしてこう落ち着きが無いんですか!」

 穂乃果「ごめんごめん♪って!それよりことりちゃ...んっ?何か凄いスピードで自転車がこっちに向かって...にこちゃん!?」

 にこ「うぉううえええええええ!とととっ止まらない...これは...ま ず い」ドカァン

 海未「.....相変わらずのようですね、あなた達」
65: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 17:31:47.81 ID:yhCFlKig.net
 
 海未達は受付でことりの居る病室の番号を教えて貰い、急ぎ足で向かった。そして病室につくとすぐに扉を開けた。
 

 全員「ことり!!!大丈ぶ...えっ?」

 ことり「あはははは...みんな久しぶりだね」

 真姫「ちょっ...いきなり全員で押し掛けてどうしたの?」

 花陽凛「......ひっ久しぶり」

 絵里「どうしたのってことりが倒れて救急車で運ばれたって聞いたから各自で駆け付けたんだけど」

 にこ「でっ!ぬぁんでことりがピンピンしてんのよ!」

 真姫「...過労による貧血で倒れただけだし、頭を強く打った外傷も無いから心配ないわ」

 全員「...えっ?」
66: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 17:46:30.22 ID:yhCFlKig.net
 

 凛「はっ早とちりしたにゃー!えへへ」

 にこ「えへへじゃないわよ!!わざわざ撮影中断させてまで駆け付けたんだから」

 穂乃果「でもことりちゃんが無事で良かったあ...」

 希「そうやね!本当に無事で何よりやね」

 ことり「えへへ、みんなありがとう!久々にμ'sみんな揃って嬉しい!」

 絵里「凄い集まり方で素直に喜べないわねえ...」

 真姫「全く。でも私達らしいんじゃない?」

 海未「そうですね。私達らしいですね!」

 絵里「ふふっ。あれ?そう言えばさっき希話し方戻ってなかった?」

 花陽「あっ凛ちゃんも!」

 凛「なんかこの9人が集まると昔に戻ったような気になるにゃー♪」

 希「うちも凛ちゃんと一緒。不思議と意識してないのに戻ってたんよ!」

 穂乃果「あはは!みんな変わった筈なのに、全然変わらないね」

 にこ「ほ...穂乃果が哲学らしき事言ってるんだけど...まあ、気持ちは分かるわ」

 ことり「やっと...会えたんだね」

 全員「...うん!」

 絵里「あっ理事長!お久し振りです。ご挨拶遅れて申し訳ありませんでした!」

 理事長「いいえ。皆さん凄く綺麗になって。ふふっ」 
67: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 18:02:57.93 ID:yhCFlKig.net
 穂乃果「...あっ!良いこと思い付いた!ムフフ」

 海未「何ですか良いことって?」

 にこ「どうせまたせっかくだからこれから皆で遊びに行こうとか...」

 穂乃果「アメリカに行こうよ!」

 にこ「そっ!アメリカに...ってええ!?」

 全員「「ええっ!!?」」

 にこ「何いってんのよ!いきなり」

 絵里「行きたい気持ちは分かるけど、今すぐにって言うのはちょっと...」

 海未「そうですよ!それに各自しご...」

 穂乃果「今すぐにって訳じゃないよ!これから一ヶ月後に予定をたてて行くんだよ!」

 にこ「はあ?......行くなら月はじめの土日月の三連休しかわたしは無理よ」

 絵里「希、ちょっと来月の予定を調べてくれない?」

 希「うん!ええっと...土日は元々休みになってるけど月曜は...溜まってる業務等かなり絞っていかないと難しいよ?」

 絵里「...やるしか無いわね」

 穂乃果「海未ちゃんとことりちゃんはぁ?」
 
 海未「そうですね。何とかなると思います」

 ことり「うん!多分行けると思うよ?」

 穂乃果「真姫ちゃんはあ?」

 真姫「来月なら何とかなると思うけど」

 花陽「まっ...待ってください!」
68: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 18:13:57.70 ID:yhCFlKig.net
 穂乃果「んっ?どうしたの?」

 花陽「あの...私はアイドル研究部の顧問なので...それに凛ちゃんも」

 凛「りんも陸上部の顧問だから部活の指導がある...から」

 理事長「...あっそう言えば研修生は再来月で移動になりますので、そろそろ本格的な授業に取り組ませようと計画していたところでした。

ん...部活動の顧問代理と月曜日に一日を通して授業の研修を行う予定ですので、凛先生、花陽先生。月はじめはお休みと言うことで宜しいですか?」

 花陽「えっ...あっはい!ありがとうございます!」

 凛「ありがとうございます!」

 ことり「お母さん...ニコッ」

 希「ところで肝心の穂乃果ちゃんは大丈夫なん?」

 穂乃果「うん!大丈夫...だいじょう...うんうん!大丈夫大丈夫♪」

 海未「...本当に大丈夫なのですか?全く」
69: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 18:32:18.58 ID:yhCFlKig.net
 真姫「って言うかみんなお金は大丈夫なの?」

 海未「実を言うと私はこの日の為に貯蓄していましたので問題はありません!」

 絵里「ふふっ。私と希も海未と同じみたいね」

 にこ「に...にこはぁ元々お金持ちだからぁ...」

 穂乃果「そんなこといってにこちゃんが一番楽しみにしてたくせに...ププ」

 にこ「う...うるさいわねえ!なに?わっ悪い?」

 真姫「一番心配なのは穂乃果なんだけど...大丈夫なの?」

 穂乃果「うん!私もみんなと同じでしっかりと...足りるかなあ?」

 凛「りっりんも心配だにゃぁ...」

 花陽「私も...」

 ことり「ああ!それなら前に皆で泊まったプラザホテルならわたし、オーナーさんと知り合いだから割引して貰えるかも!」

 全員「「ええええっ!?」」

 にこ「へ...へぇそうなんだぁ。にこもぉ..」

 穂乃果「凄いね!ことりちゃん!何処で知り合ったの?」

 にこ「ちょっとぉ!!!」

 ことり「うん。前にニューヨークでお仕事があった時に、打ち上げパーティがあってそこで知り合ったんだぁ♪」

 穂乃果「そうなんだぁ!流石ことりちゃん!...てなわけで割引の方宜しくお願いします!」

 花陽凛「お願いします!」

 ことりちゃん「うん!お願いしてみるね♪」

 絵里「...そうと決まれば希!仕事に戻るわよ!」

 希「おっやる気やねぇ!」

 穂乃果「よーし!!じゃあ一ヶ月後のアメリカ旅行に向けて頑張るぞぉ!」

 全員「「おおっ!!」」


 ...ふふっ、流石穂乃果ですね。そうやって皆を引っ張っていってくれる姿に、私達はいつも...そう...いつも
70: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 18:49:46.93 ID:yhCFlKig.net
 穂乃果達はことりに無理し過ぎだということを叱り、そして笑いあった。海未にとってこんなにも幸せな時間は久しぶりのように感じ、この時間のまま時が止まってほしいとさえ願った。

 本当に親しい人と会う時は、何故か久しぶりのように感じず、むしろついこの間会ったばかりと錯覚さえしてしまうもので、海未も同様、μ'sメンバー全員が同じように感じていた。

 皆それぞれに別れを告げ、一ヶ月後の再会を約束し、そして日常へと戻る。この日常へと戻るこの瞬間が海未にはとても辛く、それでも時間の流れは止められない事に気付く。

 それでも気持ちが纏まったおかげなのか、海未の書いている原稿は以前より進んだ。
 やはりそれでもゆっくりと、ゆっくりと進む原稿は海未の気持ちをあらわしているようだった。

 やがて一ヶ月が過ぎ、遂に皆が待ちに待ったアメリカ旅行の日がやって来た。

 「またいつか必ず行こうね」この約束が叶う時が来たのだ。しかし海未の心は嬉しくもあり、悲しくもあるような複雑な心境であった。

 
71: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 19:08:25.89 ID:yhCFlKig.net
 穂乃果「うーみちゃん♪空港だよ?旅行だよ?アメリカ旅行だよぉ♪」

 海未「全くもう。はしゃぎすぎです!それより忘れ物はありませんか?チケットちゃんと持っていますか?」

 穂乃果「もう、大丈夫だよ!海未ちゃんの取り越し苦労は相変わらずなんだからぁ」

 海未「それが的中するから怖いのです」

 

 花陽「凛ちゃん!早くみんなのところに行こうよぉ...」

 凛「うん!でもちょっと待ってその前に...テンション上がるにゃぁあん♪」

 


 絵里「あっ穂乃果達着いたみたいね。おーい!こっちこっち!」

 にこ「遅いわよぉ!早くしなさい」

 希「にこっちは着くの早すぎ。ふふっ楽しみだったんよね♪よしよし」

 にこ「ちょっ...止めなさいよ希ぃ...全く」

 ことり「ごめんねお待たせぇ♪」

 穂乃果「あっ凛ちゃん達も来たよ!」

 凛「あー!凛達ビリで着いたにゃん!真姫ちゃんのせいだよぉ?」

 真姫「だっだから私に合わせなくていいっていったじゃない。もう」

 花陽「けっ喧嘩は止めようよぉ...」

 絵里「よし!みんな揃ったわね!じゃあ元部長の矢澤にこさんから一言」

 にこ「ふふんっ。そう来ると思って予め用意したスーパーウルトララブリーな...」

 穂乃果「よぉし!出発!!」

  「「おお!!...って結局お決まりのパターンじゃない!」
73: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 19:34:00.18 ID:yhCFlKig.net
 
 穂乃果達は飛行機に乗り込み、アメリカへ向かった。旅の道中はμ'sらしい凄く暖かい時間を過ごし、まさに青春時代に戻ってきたようだ。

 穂乃果達はまずセントラルパークに向かい、そして付近の町で遊んでから夜はプラザホテルで宿泊。

このような予定を一日目にたて、二日目はタイムズスクエアへ向かい、昼食後は付近の観光地を巡り、そして夜にロックフェラセンターの屋上で昔見た夜景をもう一度見る。
 そしてホテルに戻り就寝後、翌日の朝に日本へ帰る。という計画を予定している。


 いよいよ飛行機がアメリカに到着し、穂乃果達の眠気も一気にぶっ飛んだ。

 穂乃果「やっと着いたぁ!アメリカ!」

 海未「ほのかぁ。あまり大きな声を出しては迷惑ですよ」

 ことり「やっほぉ♪ふふふっ」

 海未「ことりまで...」

 絵里「さっまずはホテルに向かいましょう!今回はホテルの場所間違えちゃ駄目よ?」

 凛「大丈夫にゃ♪プラザホテルでしょ?」

 絵里「そう!じゃあタクシー乗るわよ!」


 海未達はタクシーに乗り、プラザホテルへ向かった。そして無事にプラザホテルに着くと、それぞれチェックインを済ませセントラルパークへ向かう。
「セントラルパーク」穂乃果達が過去にランニングをした場所に遊びに行くというのは海未の提案であった。
 
74: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 19:55:33.95 ID:yhCFlKig.net
 心地の良い微風が海未の髪を揺らし、暖かい太陽が微風をよりいっそう引き立てる。そんな
最高の天気に包まれたセントラルパーク。

 ランナーはみな爽やかな風を感じながらランニングをしており、ランナーが走る姿に凛がいきなり走り出し、私は恐る恐る走るという懐かしい思い出をおもいだして「ここに来て正解でした」と海未は思う。
 
 

 希「セントラルパーク到着!でも...うちら走れる格好してないし、どうしよ?」

 真姫「別に走るだけがここの目的では無いんだし、散歩で...」

 凛「よぉし!みんなで走るにゃん♪いっくよぉ♪」

 真姫「あっ..凛!待ちなさい!って全くもう。結局走ることになるんだ か ら!」バッ

 海未「もう!凛は...ふふっ。よし!みんなで競争です よ!」バッ

 絵里「...面白いじゃな い!」バッ

 えー、みんなぁ待ってよぉ...
 
 あたしを置いてこうったってそうは行かな  いわよ?

 よーし!負けないぞぉ!

 ...みんなが居る。私にはこんなに幸せな時間は無いようです。
だって私の青春はずっと...ずっと終わってないままなんですから
 
75: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 20:19:41.14 ID:yhCFlKig.net
 穂乃果達は昔に帰り、μ'sを結成していた時に遊んだ時以上に楽しみ、笑い、そしてまた笑う。海未は笑い泣きをしながら遊んでいた事に全員が気付く。
きっとそれは涙の部分が大きいのかも知れないけれど、みんなはそれに気付かないふりをした。


 遊び終わったのは20時を少し過ぎた頃だった。皆は夕食を近くのレストランで済ませ、各自2〜3人に別れた部屋に戻り、思い出話に花を咲かせていた。


 ことり「今日はすっごく楽しかったね♪」

 海未「ええ!とても!穂乃果達は相変わらずはしゃぎっぱなしでしたね」

 ことり「そうだね!でもみんな昔と変わらないのがすっごく嬉しくなっちゃった」

 海未「私もです。きっとそれぞれ変わってるのだと思いますが、みんなが揃うと過去に戻ってしまうのですね」

 ことり「うん!...あっそう言えば海未ちゃん!わたしね、今度パリで私のデザインした服専門のお店がオープンすることになったんだ♪」

 海未「おお!凄いじゃないですか!ことり」

 ことり「えへへぇ...ありがとう♪みんなに報告したいなって思ってたんだけど、海未ちゃんに一番に報告出来て良かったぁ!」

 海未「えっ?なぜ私に?」

 ことり「だって創作活動っていう点では私達一緒でしょ?それに友達はライバル関係だって穂乃果ちゃんがいってたから」

 海未「...それは絵里の言葉を穂乃果が勝手に使ったんですよ」

 
76: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 20:39:05.92 ID:yhCFlKig.net
 ことり「でも間違ってないからいいんじゃない?」

 海未「まあそうですね。.....ことり」

 ことり「んっ?」

 海未「...ことりは創作活動をどのようにして行っているのですか?源と言うか考えと言うか」

 ことり「あたし?うーん基本的にはお客さんが着たらかわいいなって思うものを作ろうって気持ちでやっているけど...」

 海未「...では行き詰まった時はどうしているのですか?」

 ことり「...海未ちゃん達に着せたいなって思って考えるよ!」

 海未「えっ?しかしお客さんの為に作る物を.,.」

 ことり「...誰かに着せてあげたいなって思う気持ち。それが強ければ強い程、素敵なものがうまれると私は思うの」

 ことり「有名な作曲家の人達も大切な人への思いから素晴らしい曲はうまれるってよく言うでしょ?」

 ことり「だから私は行き詰まった時は大好きなμ'sのメンバーの為に作る気持ちで考えるんだ♪」

 海未「...ことり。ありがとうございます!ことりに相談して正解でした!」

 ことり「いえいえ!でも未だにμ'sのみんなから支えられているあたしはまだまだ独り立ちできてないなぁ」

 海未「...ことりはもう立派な一人前ですよ」


 
 そう...ことりはもう立派に前を向いて歩いている。みんなについていって私達をサポートしてくれていたことりが一人で自分の道を進んでいる。
 凄いですね、ことり。

 ...私は
 
77: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 21:11:36.90 ID:yhCFlKig.net
 皆はそれぞれベットに入り、眠りについた。皆気持ちの高ぶりで眠れないものかと思ったのだが、遊び疲れたということもあり、意外にもすぐに眠りそして直ぐに朝が来た。そして朝食を取りにホテルの食堂に向かった。


 にこ「穂乃果?あんた珍しく寝相良かったじゃないの」

 穂乃果「珍しくないよ!昔から寝相はいいほうだよ!」

 にこ「どこがよ!?前は私の上で寝るわ、ハネムーン仕様にするわで散々な寝相だったじゃない」

 穂乃果「ええ?そうだっけ?あっにこちゃんのそれ美味しそう!いたっだきまーす♪」

 にこ「ああ!あたしのハンバーグ!返しなさい!」

 絵里「もうバイキングなんだから食い意地張る必要はないでしょ?」

 海未「穂乃果は人のものを取ったら泥棒ということを園児には教えないのですか?」

 穂乃果「ど..泥棒じゃないよ!ちゃんと許可取ったもん♪」

 にこ「どこがよ、全く」

 ことり「まあまあにこちゃん!あたしが2つ取ってきたから食べていいよ?」

 希「それより花陽ちゃん。ご飯は無くても平気なの?」 

 花陽「はい!どうやらご飯を我慢できる日数が増えたようです!それに元々ギリギリ二日くらいなら我慢出来てたよ?」

 凛「えーでもりん!知ってるにゃん!サトウのご飯を夜隠れて食べてたにゃん!」

 花陽「り...りんちゃん!それは言っちゃ駄目だよぉ」

 凛「でも!炊きたてのご飯じゃなくても我慢出来るようになったなんて偉いにゃん♪」

 花陽「えへへ...そうかなぁ」

 希「二人は相変わらず仲良しやね!」

 絵里「さっみんな朝食を食べ終わったらタイムズスクエアに行く予定があるんだから早く食べて!」

 希「久しぶりやねぇ...あそこでのライブが全国的に話題になって、有名人に突然なっちゃって、大変やったねえ」

 絵里「そうねぇ...って何時もなら秘書のあなたが時間管理するところじゃないの!」

 希「うちは今はμ'sやからエリチの秘書やないからねぇ〜」

 絵里「...まったく。そろそろみんな食べ終わっただろうし早く行くわよ!」

 全員 「「はーい!」」
78: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 21:24:58.52 ID:yhCFlKig.net
 穂乃果達はホテルを出た後、過去にライブをしたタイムズスクエアに行き、その途中で飲み物を買ったり、洋服屋に入ったりととにかく寄り道という寄り道をまんべんなくした。

 結局タイムズスクエアについたのは16時となりこれは当初の予定到着時刻を4時間もオーバーした。
無計画に買い物をした凛が両手いっぱいに紙袋を持っていたので、交代で他のメンバーが持つ
ことになったのだが、追い討ちをかけるかのように穂乃果が両手いっぱいに紙袋を引っ提げて来たのだ。

 こうして一度荷物を置きに戻らなくてはいけなくなったのもあり、予定時刻を4時間オーバーするというもはや予定時刻は無かったといっても過言ではない結果となった。
79: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 21:52:02.48 ID:yhCFlKig.net
 穂乃果「あの...海未ちゃん?」

 凛「う...海未ちゃん!きょ今日も可愛いにゃぁん♪」

 海未「あはははは。凛ありがとうございます。ところで...4時間もオーバした件についてはどう弁解して下さるのでしょうか?」ニコッ

 凛「ひぃいいい」 穂乃果「ふぅいいい」

 絵里「...まあしょうがないんじゃないかしら?」イラッ 

 希「エリチ顔に出すぎや...」

 
 真姫「まあ色々回れたし、別にいいんじゃない?」


 ことり「そうだよ!...無事に着いたんだから、ね?」

 穂乃果「うう...あっねえ見て!私達が歌ったステージ!」

 にこ「おお!夕方に来るとなんか違うわねえ」

 海未「お昼に来た方がもっと違うと思いますが。...ですが不思議ですね」

 花陽「...私達ここで歌ったんだよね」

 絵里「...ええ。つい最近のようでずっと昔のようで」

 真姫「ずっと一緒に居られると、何故か心では信じていた」

 にこ「真姫がそんなことを言うなんて...めず..らし」

 真姫「...もう。にこちゃん」

 穂乃果「きっと...それは実現しているよ」

 海未「えっ?それはどう..」

 穂乃果「よぉし!みんなで精一杯ここを走るよー?」

 にこ「ちょっどんだけ走るのよ!」

 ことり「さすがに...歩いてゆっくり回ろうよ?穂乃果ちゃん!」

 穂乃果「えっ..うん!そうだね!ことりちゃん」
 
 凛「えー!りんは走りたかったにゃん」

 にこ「あんた達はマラソンをしに来たわけ?全く」

 
 分かっていた筈でした。みんなそれぞれ少しずつ成長をしていることに、昔のままの自分達ではないということに。

 どうして私はいつまでも変わらないのでしょうか?彼女達が強いからでしょうか?それとも彼女達が強くなったからでしょうか?

 答えは見付けられないままです。
 
 
 
 
80: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 22:09:05.73 ID:yhCFlKig.net
 彼女達はタイムズスクエアを隈無くまわり、この時を楽しんだ。そして時刻は21時を過ぎいよいよロックフェラセンターの屋上へと向かった。海未はこの時を楽しみにしていながらも恐れていた。

 
 
 花陽「このエレベーター懐かしいな!」

 真姫「そうね。装飾が凄く綺麗で、そしてこの先の夜景はもっと綺麗で」

 にこ「みんな早く乗りなさいよ!」

 
 エレベーターは上昇して最上階へと到着した。そしてエレベーターから出て扉を開けるとそこには昔見た夜景が広がっていた。

 凛「うわぁああ!綺麗だにゃん♪」

 海未「そうですねえ!絶景です!」

 ことり「なんか...この夜景を見ると私達本当に過去に戻ってきたみたいに感じるね♪」

 にこ「そうね...昔とおんなじ」

 希「一つ一つの街並みは変わっている筈なのに」

 真姫「遠くから見ると昔と変わらない。むしろ凄く前より輝いているように見えて」

 花陽「前よりももっと素敵なものに思える」

 穂乃果「この輝きはいつも私達の胸の中にある」
 
81: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 22:23:08.59 ID:yhCFlKig.net
絵里「...私ね。青春時代を振り替えることがよくあるの。それで青春時代ってこの私達がすむ星に凄く似てるなって思ったの」

 凛「おお!地球とはスケールが大きいにゃん♪」

 絵里「ふふっ。そうね!でもそう思ったのはスケールの大きさでもなく、遠く離れてから分かる美しさってところなの」

 海未「...それはどういう意味ですか?」

 絵里「私達はこの星に生まれて、その中で美しい景色をみることが出来る。青春時代の私達もみんなで過ごした日々は美しくて、かけがえの無いものだという実感はあった」

 絵里「でもね、もっと遠くに離れてみるとこの星は青く美しく輝いていた事に気付く。青春も同じ...凄く美しいものだと遠く離れてから改めて気付く」

 絵里「この夜景だって、私達が歩いてきた道がこんなにも美しいことだと気付くにはこの場所で無いと気付けない...」

 海未「.....では美しいと気付いてどうなると言うのですか?」
 
82: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 22:53:13.06 ID:yhCFlKig.net
 絵里「...海未」

 海未「美しいと気付いたところでもう遅いではありませんか!...わ..わたしは...美しいと気付いた先になにが...あ...ると」

 にこ「決まってるじゃない!その青春の光がいつも心の中で励ましてくれるのよ!」

 海未「.....」

 にこ「だってそうでしょ?こんなにも心が通じあえる仲間なのよ...あたし達、離れていても心は繋がっているって、綺麗事でいってるんじゃないわよ?...過去の光は未来を照らす為にあるの!現にいつも辛い時はみんなとの記憶が私を励ましてくれているの」

 ことり「そうだよ...いつもそうだった。ねえ海未ちゃんも心当たり無い?気が付けば青春の思い出に背中を押されていたこと」

 
 大丈夫♪大丈夫♪だって私達、一生懸命努力したからきっと認められるよ

 いつも穂乃果に支えられている私はまだまだ...

 そうだ。小説家になれたのも...昔の思い出達が...。

 
 穂乃果「うーみちゃん♪」ギュウ

 海未「な...なんですか...いきなり抱きついて」

 穂乃果「...ねえ海未ちゃん覚えてる?昔、ことりちゃんが留学しそうになった時のこと」

 穂乃果「海未ちゃんがあの時私の肩を押してくれなかったら...私はことりちゃんを...μ'sを失うところだった」

 海未「ほの...か?」

 穂乃果「だからね?海未ちゃん!今度は私が海未ちゃんの肩を押す番だよ?」

 穂乃果「海未ちゃん...いっぱい甘えていいからね?」

 海未「ほ...の...か...うっうう...ほのかぁぁ...」
 
 にこ「なっなに...よ。みんなまで泣いて...ば...かじゃないの」

 絵里「...いいの..よ。たまには、ね?」

 
 穂乃果は海未を優しく、この温もりがずっと続くようにしっかりと抱き締めた。



 そうか...。簡単なことだったんだ...。
 こんなにも、そして...またμ'sからひとつ
とても大切なことを教わりました。
 
83: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 23:12:45.27 ID:yhCFlKig.net
 海未「よし!ようやく完成しました!」

 心優「おおおお!遂に完成!おめでとう!じゃあさっそく...」

 海未「心優、大好きですよ♪」ギュ

 心優「えええ?海未ちゃん、いきなりどうしたの?」

 海未「なんでも無いですよ!ただ心優に伝えたかっただけです♪」

 海未「心優はわたしの本当に大切な親友ですからね?」ギュウ

 心優「う...海未ちゃん。うん♪」

 

 私はこの文を綴っているこの瞬間でさえも、μ'sに支えられているということを知りました。
 青春は遠くから見るともっと美しく見えると言うことを教えられ、そして私が気付けていなかったことに気が付いたのです。

 過去にばかり囚われていることで私は隣でいつも笑っていてくれた心優のことをもっと大切にすべきだという事を知ったのです。

 何故なら、失ってから気付く美しさは案外近くにあるものだと心優を見ると改めて感じます。

 そして青春が私に聞こえました。
 そしてその青春は今は無いのかもしれない。
 手に取ることは出来ないのかもしれない。
 だけどそれはいつでも私の近くで...



海未「これからも宜しくお願いしますね♪                 心優」

 
  光輝いているのです。  おしまい
 
84: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/05/16(月) 23:14:47.05 ID:yhCFlKig.net
見てくださっている方がいらっしゃいましたら本当に最後まで見ていただきありがとうございました!
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『海未「はあ......原稿が全く進みません」』へのコメント

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