【SS】にこちゃんが見知らぬ後輩から告白された時にありそうなこと

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にこ-アイキャッチ44
3: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:08:41.35 ID:yddnt4ZJ.net
希編

1日目
昼休み


にこ「えっ!?……あ、ごめん。……ちょっと、考える時間もらえる…かしら?…必ず返事…するから」

・・・・・・

放課後


にこ「……はぁ」

希「…どうしたん?にこっち。ため息なんかついて、なんかヤなことでもあったん?」

にこ「……なんでもないわ」

元スレ: 【SS】にこちゃんが見知らぬ後輩から告白された時にありそうなこと

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5: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:09:08.16 ID:yddnt4ZJ.net
希「眉間にシワなんか寄せてアイドルらしからぬ顔やん。にこっちになんもなっかとはどうしても思えんよ」

にこ「………」

にこ「希って、なんだかんだいってなんでもお見通しって感じよね。希相手だと隠し事が出来る気がしないわ」

希「そんなことないんよ。ウチにもわからんことはあるし。…やからにこっちがなにに対して困ってるのか気になるんよ」

にこ「…まったく相変わらずのお節介焼きなんだから」ハァ

希「性分や」ドヤ

にこ「……そうね」

にこ「………告白されたのよ」ボソッ

希「へぇ!スゴいやん!よかったやん!もしかして真姫ちゃん?いっつも仲ええもんなぁ」
6: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:09:40.62 ID:yddnt4ZJ.net
にこ「…違うわよ。いや、真姫ちゃんと仲が悪いってことじゃなくて真姫ちゃんじゃないってことなんだけど」

にこ「…それよりなんでここで真姫ちゃんが出てくるわけ?」

希「まぁまぁ、そんなことより真姫ちゃんじゃなかったんやったら誰だったん?もしかして花陽ちゃん?それとも超大穴で凛ちゃんやな」

にこ「…アンタ真面目に話聞く気あんの?どっちも違うわよ。…にこの知らない娘だったわ。1年生の…。にこのファンなんだって…」

希「へぇ、それでにこっちはなんて返事したん?」

にこ「考える時間を頂戴って言ったわ」
7: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:10:24.83 ID:yddnt4ZJ.net
希「ほぉ、にこっちにしては以外やなぁ?にこっちやったら今はアイドルに専念したいとかなんとかゆって断ると思ったのに」

にこ「…仕方ないじゃない」

にこ「いつも告白やら手紙とか貰ってるアンタや絵里にはわからないかもしれないけど、…にこにとっては初めてだったよ。誰かに好きって言ってもらうの」

にこ「あの娘だってにこに告白する時スゴい勇気が必要だったと思うわ」

にこ「だからテキトーに答えるんじゃなくて、付き合うにしても断るにしても真剣に答えたかったのよ」

希「…ふーん。まぁ、にこっちらしいって言ったらにこっちらしい考えやねぇ」

希「………なぁにこっち?」

希「もしウチが今にこっちに好きってゆったらなんてゆうてくれるん?」

にこ「……えっ!?」
8: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:11:17.08 ID:yddnt4ZJ.net
まきりんぱな編

昼休み
1年教室


一年B「ねぇねぇ?どうだった?」

一年A「ん?…ん〜〜〜」

B「どしたの?浮かない顔して。してきたんだよね?告白」

A「………うん」

一年C「マジっ!?で、矢澤先輩はなんて?もしかしてフラれたの?」

A「フラれてないよ!?…まだ」

C「まだ?」

A「うん、ちょっと考える時間が欲しいって」

C「は?なにそれ優柔不断じゃん。アタシ矢澤先輩はもう少し真面目な人だと思ってたのに、なんか以外」

B「私も」
9: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:12:11.87 ID:yddnt4ZJ.net
A「違うよ!!先輩はそんな人じゃない!!……私が先輩に告白した時、スゴく驚いてた。それから困った様な顔をして、考える時間が欲しいって言ってきたの」

A「その時の顔、スゴい真剣だった。多分アイドルのことやμ'sのことが大切だから、…だからこそ中途半端な気持ちで答えたくなかったんだと思うの」

C「…なんかごめん。なんも知らないのにテキトーなこと言って」

B「私もごめん」

A「ううん、大丈夫気にしてないよ。2人が私のことを思って言ったのはわかってたから」

B「ありがと。……うん、こうなったらAと矢澤先輩が付き合えるように、ウチらもとことん応援するよ」

C「さんせ〜!!だからAも泥舟に乗ったつもりで安心してよね」

A「ありがとう、2人共…」

B「泥舟じゃぁダメじゃん」



「「「アハハハ」」」

まきりんぱな「………」
10: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:13:00.20 ID:yddnt4ZJ.net
凛「にこちゃんがAちゃんに告白されたなんて……」

花陽「どっ、どうしよう凛ちゃん」

凛「どうしようもこうしようも凛にはわからないよ。…だけどいいの?真姫ちゃん」

真姫「ナニがよ」

凛「このままだとにこちゃん、Aちゃんに取られちゃうよ」

真姫「別に。………にこちゃんが決めることでしょ」

花陽「真姫ちゃんは本当にそれでいいの?…確かに決めるのはにこちゃんだけど、…花陽はイヤだな。…なんだかにこちゃんが私達の手の届かないトコロに行っちゃいそうで」

凛「凛知ってるよ。μ'sはね、…穂乃果ちゃんがいて、ことりちゃんと海未ちゃんがいて、凛とかよちんと真姫ちゃんがいて、絵里ちゃんと希ちゃんがいて、そしてにこちゃん」

凛「μ'sは9人で1つなんだよ。誰か1人が欠けてもダメなんだよ。それに、にこちゃんがいなくなったら、にこまきりんぱなの1年生組にならなくなっちゃうにゃ」
11: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:13:51.85 ID:yddnt4ZJ.net
真姫「にこちゃんは元々3年生でしょ」

凛「1年生だにゃ」

花陽「あはは、…でも真姫ちゃんも興味ないようなフリしてるけど、本当は私達と同じ気持ちだと思うよ」

真姫「だっ、だから私は別に「真姫ちゃんはもう少し自分の気持ちに素直になった方がいいにゃ」

真姫「ハッ、ハア?ナニソレ、イミワカンナイ」

花陽「真姫ちゃん」

真姫「うぅ…、ぅわかったわよ認めるわよ。確かに私も少し面白くないとは思っていたところよ」

凛「…少し?」

真姫「いっ、いいでしょ別に。そんなことよりもにこちゃんよにこちゃん。凛、アナタなにかいい案でもあるの?」
12: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:14:32.77 ID:yddnt4ZJ.net
凛「うっ、……り、凛達で逆に告白する…とか?」

真姫「却下。アナタ、にこちゃんと付き合いたいの?」

凛「ぜんぜん!」

花陽「凛ちゃん…」

真姫「花陽、アナタはなにかないの?」

花陽「……ごめんなさい」

真姫「はぁ、2人とも仕方がないわね」

凛「真姫ちゃんもなにも言ってないにゃ」

真姫「うるさい。…まっ、時間はあまり無いみたいだけど、ゆっくり考えましょ。焦っても上手くいかないものよ」

りんぱな「うんっ!!」



「「「ウ〜ン」」」

ABC「………」
13: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:15:20.15 ID:yddnt4ZJ.net
絵里編

2日目
通学路


にこ「………ふあ〜〜〜っ」トボトボ
(…眠い、結局昨日は色々と考え過ぎてあまり眠れなかったわね)

タタタタッ

にこ「………はぁ」トボトボ
(今朝はここあに起こしてもらっちゃうし、ごはんもこころに準備させちゃった。…サイアクね)

タタタタッ

??「おはよう。にこ」

にこ「………はぁ」トボトボ
(『もしウチが今にこっちに好きってゆったらなんてゆうてくれるん?』…希があんなこと言うなんて)
14: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:16:01.80 ID:yddnt4ZJ.net
??「ねぇ、聞いてるの!」

にこ「………はぁ」トボトボ
(またいつもみたいにからかってるだけよね…、あの娘に告白されたからって希の冗談もマに受けるなんて…)

??「にーこっ!」ヌッ

にこ「ぅわあぁぁっ!!ってなによ絵里じゃない。脅かさないでよ」

絵里「なによとはハラショーじゃない挨拶ね。それと私はさっきからにこに話しかけてたわよ。気付かないにこの方が問題があると思うわ」

にこ「うっ、それは…ごめん。ちょっとぼーっとしてて」

絵里「そう、でも気を付けないと危ないわよ。ただでさえにこはちっちゃくて気付いてもらえるかわからないんだから」

にこ「……そうね」

絵里「……」
15: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:16:42.90 ID:yddnt4ZJ.net
絵里「ねぇ、にこ。アナタさっきぼーっとしてたって言っていたけど、本当は違うんじゃない?」

絵里「実際はなにか考えごとをしていた。それも結構な悩みごと」

にこ「!?」

絵里「図星…みたいね。ねぇ、もし良かったらにこが何に悩んでいたのか話してくれないかしら」

にこ「っ……べ、別に絵里には関係のないことよ」

絵里「確かに私には関係のないことかもしれないわ。私じゃ上手く答えを出せないかもしれない。でも、にこの話を聞くことは出来るわ」

絵里「もちろんそれだけじゃにこの悩んでいることの解決にならないかもしれないけど、話を聞いてもらうだけでも違うと思うのよ」

にこ「……」
16: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:17:28.89 ID:yddnt4ZJ.net
絵里「無理にとは言わないは。…実は私も、生徒会にいた時に希が話を聞いてくれて楽になったことがあったのよ。まぁ、多少強引過ぎるところもあったんだけど」

にこ「………」フゥ

にこ「ねぇ、絵里」

絵里「何かしら?」ニヤリ

にこ「アンタにちょっと相談したいことがあるけどいいわよね。言っておくけど今さら拒否権なんてないんだから」

絵里「ええ、もちろん」ニマリ

・・・・・・

絵里「つまり、にこの友達が後輩から告白されて、それをいつも一緒に悪ふざけしてる同学年の友達に相談したってことね」

絵里「そしてその時、その友達からも告白みたいなことを言われて、いつもみたいな冗談なのかどうかがわからず悩んでいると」

にこ「あと後輩のこともね。…ってにこの友達が言ってたのよ。本当よ」
17: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:18:06.31 ID:yddnt4ZJ.net
絵里「……。…そうね、まずはにこの友達の友達のことやにこの友達のこ…何か言いにくいわね」

絵里「ここはちょっとわかりやすく、にこの友達を『にこ』、にこの友達の友達を『希』、にこの友達の後輩を…これは普通に『後輩』でいいかしら、とりあえず置き換えて話をするわ」

にこ「ぬぁんでよぉ!なに勝手ににこ達の名前使ってるのよ!」

絵里「いいじゃない、減るもんじゃないんだから」

にこ「気持ちの問題よ、気持ちの。……まあいいわ、それでどうすればいいと思うの?…もちろんにこの友達のことよ友達の」

絵里「わかってるわよ。…そうね、まずは『希』や『後輩』のことは一旦忘れて、『にこ』がどうしたいのかをじっくり考えてみたらいいんじゃないかしら」

にこ「どうしたいのか?」
18: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:18:51.79 ID:yddnt4ZJ.net
絵里「ええ、『にこ』が本当にやりたいこと。その子にだって叶えたい夢はあるはずよ」

絵里「『希』が言ったことが冗談かどうかは会ったことのない私にはわからないけど、その『後輩』は『にこ』が夢に向かって頑張ってる姿に惹かれたんだと思うわ」

絵里「だから『にこ』が真剣に考えて出した答えなら、その後輩の娘もきっと受け止めてくれるはずよ」

にこ「そうかしら……?」

絵里「大丈夫よ、その友達にはにこみたいな素敵な味方がいるんだから。にこには私達がついてるように」

にこ「……そうね、じっくり考えてみる…じゃなくて、まずは自分の気持ちをしっかり確かめるように言っておくわ。にこの友達に」

絵里「…それがいいわ」ニッ

にこ「……」

絵里「…どう?少しは楽になった?」

にこ「そうね。ここは素直にお礼を言っておくわ、ありがと」
19: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:19:39.17 ID:yddnt4ZJ.net
絵里「どういたしまして、また困ったことがあったらいつでも絵里お姉ちゃんを頼っていいのよ」

にこ「今回は偶々よ偶々。それと言っておくけどにこの方が先に生まれたんだからね」

絵里「はいはい。えらいえらい」ナデナデ

にこ「頭を撫でるなぁ!!」

絵里「あっ、そうだ。にこ」

にこ「今度はなによ!!」

絵里「おはよう」

にこ「えっ!?」

絵里「私は最初から『おはよう』って言ってるのににこは気付いてくれないんだもん。…エリーチカ寂しいわぁ」ジト-

にこ「えっ、あっ、ごめ「そうじゃないでしょ?」

にこ「…おはよう、絵里」

絵里「ええ」ニコッ
20: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:20:33.14 ID:yddnt4ZJ.net
ことほのうみ編

2年教室


ガラガラ

穂乃果「おっはよー、今日も天気がいいね!」

ことり「みんな、おはよぉ」

「穂乃果ちゃんおはよう」ガヤガヤ
「ことりちゃんおはよう」ガヤガヤ

穂乃果「よいしょっと、…まずは席に着いたところで」キリッ

穂乃果「おやすみなさ〜い」グデ〜

ことり「だ、ダメだよ穂乃果ちゃん。もうすぐHR始まっちゃうよ」

穂乃果「だって昨日夜中に入ってた番組が面白くてついつい最後まで」

ことり「穂乃果ちゃん〜〜〜!?」
21: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:21:15.88 ID:yddnt4ZJ.net
??「おはよう、穂乃果ちゃんことりちゃん」

ことり「おはよぉ、ヒデコちゃん」

穂乃果「あっ、ヒデコちゃん、おはよー。今度のライブも絶対成功させるから応援してね!」

ヒデコ「もちろん。私達も全力でサポートするから、穂乃果ちゃん達も頑張ってね」

穂乃果「うん!!」

ことり「いつもありがとう。ことりもガンバるよぉ」

ヒデコ「…そう言えば今日海未ちゃんは一緒じゃないの?」

ことり「海未ちゃんなら今日は弓道部の朝練があったみたいだから、道場の方に行ってるよ。もうそろそろしたら戻って来るんじゃないかなぁ?なにかようでもあったのぉ?」

ヒデコ「海未ちゃんにようっていうか、実は2人にも関係したことなんだけどね」
22: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:22:09.41 ID:yddnt4ZJ.net
穂乃果「穂乃果とことりちゃんにも?」

ヒデコ「うん。2人ともあの噂聞いてない?」

ことり「噂?…う〜ん、ことりはなんのことかわからないかなぁ。穂乃果ちゃんはなにか聞いてる?」

穂乃果「えっ、穂乃果!?…うーん、…うーん、………うーん、…ダメだ、穂乃果にもさっぱりだよー」

ことり「…ヒデコちゃんは知ってるんだよね、その噂」

ヒデコ「知ってるよ」

穂乃果「知ってるの!?」

ヒデコ「うん。だからその噂が本当なのかどうか穂乃果ちゃん達に聞きに来たんだけど…」

ことり「ことりも穂乃果ちゃんも噂のことは知らないし、海未ちゃんはまだ来てないから確かめようが無くなったってことだね」

ヒデコ「そのとおり!」
23: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:22:45.37 ID:yddnt4ZJ.net
穂乃果「おぉ〜!ことりちゃんさえてる〜!」

ことり「えへへぇ」

穂乃果「…そう言えばヒデコちゃん、その噂ってなんなの?穂乃果にも教えて。穂乃果達が関係しているなら、知っておいた方がいいと思うし」

ことり「そうだね。ヒデコちゃん、ことりからもお願ぁい」

ヒデコ「いいよ。…その噂なんだけどね、にこ先輩の話らしいの」

ことほの「にこちゃんの??」

・・・・・・

弓道場


ヒュッ   トス

海未「…………ふぅ」

海未「たまには良いものですね。スクールアイドルのことを忘れて弓道に身をいそしむというのも…」
24: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:23:33.23 ID:yddnt4ZJ.net
弓道部主将D「流石は海未ちゃんだね。綺麗なフォームだよ」

海未「いえ、私なんかまだまだ。引退した先輩達やお母様に比べると」

D「そんなことないよ。実際私より海未ちゃんの方が主将はむいてると思うし」

海未「いえ私のほうこそむいていませんよ。スクールアイドルを穂乃果達とやると決めておきながら、弓道のほうにも身を残していて」

海未「こんな浮わついた気持ちを持ったまま主将になったとしても、みんなを纏めあげる自信はありません」

D「固いなー。まっ、そこも魅力の内なんだけどね。…本人は気付いてないけど」

D「…ところで海未ちゃん」

海未「はい、なんでしょうか?」

D「矢澤先輩が一年生のAって娘と付き合ったって本当?」

海未「………はい??」
25: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:24:08.14 ID:yddnt4ZJ.net
D「……」

海未「…え、えーと…。すみません、突然矢澤先輩と言われても、私にはμ'sの矢澤にこのことしか思い当たらないもので…」

D「その矢澤にこ先輩だよ」

海未「ッ……!?」

D「海未ちゃん!?…大丈夫?顔が固まってるけど」

海未「…申し訳ありません。あまりのことに話についていけず」

D「その反応を見ると海未ちゃんは知らなかったみたいだね」

海未「はい」

D「じゃあ、嘘だったのかなぁ?」

海未「D、もしよろしければその話、詳しく聞かせてもらえないでしょうか?」

D「うん、いいよ」
26: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:24:48.68 ID:yddnt4ZJ.net
D「私も詳しくは知らないんだけどね。私の友達で隣のクラスのEちゃん、今年陸上部の部長になった娘なんだけど知らない?」

海未「えーと、確か髪がこのくらいの長さの元気そうな娘ですよね?」

D「うん、そのEちゃんの話だと、昨日矢澤先輩が1年のAっていう娘に告白されて、その告白を受けたみたいって話」

D「まぁ、Eちゃんも水泳部の知り合いからのまわってきただけだから確証は無いみたいなんだけどね」

海未「そうなのですか……」

D「一応私の知ってる話はこれで終わり、海未ちゃんはこの話どう思う?」

海未「…そうですね、にわかに信じられませんがにこ自身がちゃんと考えて決めたことなら、私にはなにも言う資格はありません」

海未「もちろん、学業やμ'sの練習を疎かにするようであれば別問題ですけど」
27: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:25:26.68 ID:yddnt4ZJ.net
D「海未ちゃんは信頼しているんだね」

海未「ええ、曲がりなりともアイドル研究部の部長ですからね」

D「それって誉めてるの?」

海未「ふふっ、どうでしょうか」

海未「…っと、私達もそろそろ教室に戻らないとHRに遅れてしまいますね」

D「そう言えばそうだったね。急いで片付けないと」

海未(このことは穂乃果達は知っているのでしょうか……)

・・・・・・

2年教室


ガラガラ

海未「おはようございます」

穂乃果「あっ!海未ちゃんだ。海未ちゃんおはよー!」

ことり「おはよぉ、海未ちゃん」
28: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:26:16.17 ID:yddnt4ZJ.net
海未「おはようございます。穂乃果、ことり」

ことり「それと、朝練お疲れさまぁ」

海未「ありがとうございます」

穂乃果「それより海未ちゃんは聞いた?あの噂」

海未「噂……、もしかしてにこのことでしょうか?」

穂乃果「やっぱり海未ちゃんも知ってたんだ。知ってたんだったら穂乃果にも教えてくれててもいいのに」

海未「いえ、私も先程Dに教えていただいたばかりですので」

ことり「そうなんだぁ」

海未「…そう言えば2人も知らなかったんですよね。誰からこの話を聞いたのですか?」

穂乃果「ヒデコちゃんだよ。…それにしてもにこちゃんがねー」
29: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:27:13.35 ID:yddnt4ZJ.net
海未「それにつきましては私も以外でしたが、にこが決めたことにとやかく言うわけにもいきませんから、私達は黙って見守ることにしましょう」

穂乃果「うん、そうだよね!ファイトだよ、にこちゃん!!」

海未「にこがいないのにここで応援してどうするんです」

穂乃果「気持ちだよ気持ち!にこちゃんを応援したいって気持ちが大事なんだよ!」

ことり「あはは…、穂乃果ちゃんらしいね」

海未「まったく穂乃果ときたら…」
(…しかしこの噂、少し気になりますね。…あとでヒデコやクラスのみんなにも聞いてみた方がいいかもしれません)
30: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:27:58.99 ID:yddnt4ZJ.net
海未「……ところで穂乃果」

穂乃果「な〜に?海未ちゃん」

海未「昨日出された課題はちゃんと終わっていますよね?」

穂乃果「……はっ!?……海未ちゃん見せ「ダメです」

穂乃果「ことりちゃ〜ん」ウルウル

ことり「ん〜、ことりも穂乃果ちゃんが自分でやらないとダメだと思うなぁ」

穂乃果「そんなぁ」ガックシ

ことり「ことりも手伝うから、一緒にガンバろ」

穂乃果「ことりちゃ〜ん」パァ

海未(…まずは目の前の問題が先のようですね)
31: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:28:54.45 ID:yddnt4ZJ.net
にこ編

3年教室(にこ’s)


にこ(…なんなのこの状況!?)

にこ(なんでにこが昨日会ったAって娘と付き合ってるってことになってるの!?真姫ちゃんじゃないけど、イミワカンナイ!!)

にこ(……)

にこ(………落ち着け、落ち着くのよ私。まずは状況を整理してみましょう。…でもどこから)



にこ(………)



にこ(………)



にこ(………、だーっ!私じゃなんにも思い付かない。こんな時に絵里や希がいれば………!?、そうよ希よ。希ならなにか知ってるかも)
32: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:29:36.89 ID:yddnt4ZJ.net
にこ(そうと決まれば善は急げね)

にこ「ごめん、にこちょっと希に用があるの思い出しちゃったから、その話はまたあとで」

「あっ!矢澤さん!!」
「にこちゃんからまだなにも聞いてないのに」

にこ「ほんとごめんっ」

・・・・・・

3年教室(のぞえり’s)


ガラガラ

「あっ矢澤さん、おはよう」

にこ「おはよう。ごめん、ちょっと失礼するわね」

「うん」
33: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:30:32.82 ID:yddnt4ZJ.net
にこ「えーと希は……いた、絵里と一緒ね」

ツカツカ

絵里「あらにこ、さっき別れたばっかりなのにもう私に会いに来たの?」

希「ちゃうて、えりち。にこっちはウチに会いに来てくれたんよぉ。なぁ、にこっちぃ?」

にこ「そうね。確かに希にようがあって来たんだけどいい?」

希「んも〜、彼女さんを放っておいてウチに会いに来るなんて、にこっちったら浮気屋さんやねぇ」

にこ「希ふざけないで。にこは真面目な話をしに来たのよ」

希「別にふざけとらんよ。にこっちに彼女さんがおって、ウチにようがあって来たのは、今んとこ事実なんやし。…なぁ、えりち」
34: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:31:11.09 ID:yddnt4ZJ.net
絵里「…さぁ、それはどうかしらね」ムッ

希(…アカン、せっかくのえりちのボケをにこっちがスルーしたおかげでスネておられる)

希(でも、ここを上手く抜けるには助け船が必要やん。にこっちぃ)パチパチ

にこ「…やっぱふざけてんの?ウィンクなんかして」

希(にこっちぃーっ!?)

絵里「ズルいわ希。さっきから希ばっかにこと遊んで」ムーッ

希(ぅわ〜、これめんどくさいほうのえりちや〜。…はぁ)

希「ごめんえりち、ウチが悪かったからそんなスネんといてぇ。にこっちもごめんなぁ、ちょと調子にのったわ」

絵里「……」

にこ「……」
35: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:32:01.94 ID:yddnt4ZJ.net
希「悪かったってぇ」

絵里「……」

にこ「……」



えりにこ「………ぷっ」



えりにこ「ふふふふっ」

絵里「やったわね、にこ」

にこ「そうね。でもあそこで絵里からパスが出るなんて思わなかったわ」

希「……」

絵里「私だってたまには希にやり返したい気持ちだってあるのよ。それでも私の意図をすぐに察して汲んでくれたなんて、さすがにこね」

にこ「当然よ。今どきのアイドルはいきなりの無茶振りにも臨機応変に対応出来ないとダメなんだから」
36: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 12:32:58.91 ID:yddnt4ZJ.net
希「……なんやそれ。ウチの謝り損やん!」

にこ「いいじゃない、たまには。こっちはいっつもやられっぱなしなんだから」

希「……」

絵里「そろよりもにこ、もうすぐHR始まっちゃうわよ。希にようがあったんでしょ急がないと」

にこ「そうね。希、さっきのことはにこも悪かったと思うわ。でも今回はいつものお相子ってことで許して」

にこ「…だからお願い、今はにこの質問に真面目に答えて」キリッ

希「……しゃーないなぁ」

絵里「さすが希ね」

希「ウチ、えりちのことまで許したとは言っとらんよ」ツ-ン

絵里「私はダメなの!?」
49: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 19:30:43.58 ID:yddnt4ZJ.net
にこ「いいじゃない、そんなことは今はどうでも」

絵里「にこの裏切りものぉ!!」

にこ「それよりも」

希「Aさんのことやね」

にこ「ええ、希は知っているはずよね。にこがまだ返事を返していないのを…。昨日にこから話を聞いたのは希なんだから」

希「せやね」

絵里「私も今朝にこから話を聞いていたからデマだってすぐにわかったわ」ドヤチカ

にこ「…あ、あれはにこの友達の話だって言ったでしょ!?」

絵里「じゃあにこは付き合ってるの?噂のAさんって1年生の娘と」

にこ「付き合ってないわよ。デマよデマ、大デマよ」
50: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 19:32:01.27 ID:yddnt4ZJ.net
絵里「ふーん、それはまぁいいとして、『希』の方はどうするの?」

にこ「どぁから、それもにこのとーもー…だーっもう、わかったわよ認めるわよ、にこのことよ」

にこ「…はぁ、それでどうなの?希。そっちのほうは」

希「ん〜?なにが〜?」

にこ「だから昨日の…その…す、スキッテハナシ…」ボソボソ

希「…あぁ!アレ?アレは冗談やん」ケロ

にこ「………はあっ!?」

希「昨日の練習の時、にこっちってばミスばっかで心ここに在らず、ずーっと上の空やったん」

希「だからちょっと気ぃ紛らわそぉと思ぉてからかってみただけやん」

にこ「……あーっもうっ、結局そんなこったろとは思っていたわよ!!」
51: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 19:33:50.91 ID:yddnt4ZJ.net
にこ「…はあ、寝不足までして悩んでたにこがバカだったわ」ブツブツ

希「ん〜?にこっち寝不足なん?」

希「寝不足は美容の天敵なんてゆってるにこっちが、寝るのを惜しんでまでウチのことを想ってくれるなんて、ウチは果報者やんなぁ」

にこ「ち、違うわよ!!別にそんなんじゃないんだから!!」

絵里(…これがいわゆるツンデレってやつね。…ハラショーだわ)

にこ「っだーもー!話が進まない!!この話題はもう終わり!!」

にこ「それよりも、絵里も知ってるみたいだから絵里にも聞くけど、さっきの噂、誰から聞いたの?」

絵里「さっきの噂って、にこがAさんと付き合ってるってやつね」

にこ「だから付き合ってないってば!!」

希「まぁまぁ…。とりあえずウチはクラスの娘が教えてくれたんよ?まぁ、実際は噂が本当かどうか聞かれたんやけどね」

希「その娘はバレー部の後輩から聞いたって話やね」
52: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 19:34:41.36 ID:yddnt4ZJ.net
絵里「私も希と同じようなものね。私の時は、今年チアリーディング部を引退した娘だったけど」

にこ「……なんの接点も思い付かない。2人に聞けばなにかわかると思ったのに、ますますわけわかんなくなってきたわ」

希「…別にムリになんとかしようとしなくても、放っておけばいいんやない?」

絵里「そうね、人の噂も75日って言うし、すぐ忘れるわよ」

にこ「ダメよ!!」

にこ「こんな本人達の知らないところで勝手に盛り上がられて、勝手に終わらせられるなんて、にこのことを好きって言ってくれたあの娘に対して失礼じゃない」

にこ「そんなこと、にこは絶対に認めないわ」

絵里「にこ…」
希「にこっち…」

にこ「…とりあえず、そろそろHRが始まるからにこはもう戻るわ。…あと、もし2人のほうでなにかわかったら連絡お願いね」

絵里「ええ、任せて」

希「了解やん」



「ねぇねぇ、矢澤さん例の1年の娘と付き合ってないんだって」ヒソヒソ
「これって私達にもまだチャンスがあるってことだよね」ヒソヒソ
「…決めた。私、にこちゃんにアタックしてみる」ヒソヒソ
53: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 19:37:33.38 ID:yddnt4ZJ.net
モブ編

3時限目中休み
1年教室


A「ど、どうしよう、Bちゃん…」ヒソヒソ

B「いや、私もここまで大ごとになるとは…」ヒソヒソ

C「ってゆーか、さっきから西木野さんがずっとこっち見てんだけど…」ヒソヒソ


真姫「………」ジロリ


C「!?」ビクッ



凛「…今日の真姫ちゃん、ご機嫌斜めだにゃ」

花陽「昨日は結局、なにもいい案が浮かばなかったもんね」
54: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 19:38:30.13 ID:yddnt4ZJ.net
凛「なんでだろう?部活が終わったあと、すぐに作戦会議を始めたのに??」

花陽「…そ、それは凛ちゃんが」

花陽「『腹が減っては戦はなんとかにゃ!!美味しそうなラーメン屋を見つけたから、今日はそこで会議だにゃ!!』って、提案して」

花陽「行ったのはいいけど、『お腹がいっぱいで、もうなんっにも考えられないにゃぁっ』って、食べただけで終わったからだと思うけど…」

凛「はうっ!?…で、でもでもかよちんだってごはんのお代わりして満足して帰ったじゃん!」

花陽「!?…うぅ、ごめんなさい」

凛「大丈夫だよかよちん。凛はそんなかよちんも大好きだから気にする必要ないにゃ」

凛「……そう言えば、真姫ちゃん授業中もあんな調子だったよね」
55: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 19:39:43.78 ID:yddnt4ZJ.net
花陽「なんで凛ちゃんがそんなこと知ってるの?」…ハァ

凛「英語の授業がつまらないのが悪いんだにゃ」

花陽「赤点取ると、また海未ちゃんに怒られちゃうよ」

凛「はうっ!?……ごめんなさい…ニャ」ガクブル

花陽「ドウ゛ジダノ゛リ゛ン゛ヂャン゛!?」

凛「…凛…ガンバるから、…だから…もう、山に籠ってテスト勉強はイヤだにゃ」ガクブル

花陽「凛ちゃん!?」アワアワ
(…前のときなにがあったんだろ?)



A「矢澤先輩、怒ってるよきっと」ウルウル

B「だ、ダイジョブだって、きっと」オロオロ

C「…けど、昨日の今日でこんなに話が拡がるとはね。μ'sと矢澤先輩の人気、侮ってたね」

B「…ごめん、私も軽率だった。あの時部長を止めてれば…」シュン


真姫「………」ジー
56: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 19:40:34.02 ID:yddnt4ZJ.net
・・・・・・

1日目放課後
某ファストフード店


金糸雀『部活終わったー』

すみれ『おつかれ』

ココア『お疲れさま。』

金糸雀『今なにしてる』

すみれ『Aとマクってる』

ココア『Bちゃんも来る?待ってるよ。』

金糸雀『行きたいけど今日は遅くなりそうだから』

すみれ『部活終わったんじゃないの?』

金糸雀『Aと矢澤先輩のこと部長に相談してる』

ココア『え!?言っちゃったの?』

金糸雀『あれ?マズった?』
57: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 19:41:34.61 ID:yddnt4ZJ.net
すみれ『いんじゃない?どうせウチらじゃなんも思い付かないんだし。カメノコよりトシノコっていうじゃん』

金糸雀『だから間違ってるって』

すみれ『ノコノコよりシシノケだっけ?』

金糸雀『なにそれコワイ』

ココア『それを言うなら、亀の甲より年の劫だよ。経験を積んだ年上に勝るものなしって意味だよ。』

すみれ『そうそれそれ』

金糸雀『Cも相変わらずだね。とりあえずA、只今絶賛相談中ナウだからキャンセルムリ』

ココア『そんなぁ。』


A「Bちゃんがまた勝手に話を進めてるよ。どうしよう…」

C「ダイジョブだって、さっきも言ったけど『亀の甲より年の刧』ってね」ドヤ
58: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 19:42:21.84 ID:yddnt4ZJ.net
A「間違えてたCちゃんが言っても説得力がないよぉ」

C「手厳しいなぁ、…あはは。でも思いついたら吉日って言うじゃん。Bを信じて見ようよ」

A「……そうだね、うん。…じゃあ、Bちゃんにあらためてお願いするよ」


ココア『お願いします。』


A「…これでいいかな。Cちゃんもありがとうね、応援してくれて」

C「なに言ってんの。ウチらの仲じゃん」

A「うん」

C「………ところでA」

A「なに?」

C「さっきの言葉だけど、やっぱ思いついたら大吉だっけ、 …それとも大安?」

A「……台無しだよ」
59: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 19:43:47.46 ID:yddnt4ZJ.net
・・・・・・

水泳部部室


B「『任せてよ』っと」

B「部長!Aから了承えました!」

水泳部部長F「オーケィ。ならちょっと待っててな。今みんなに送るメールの内容考えっから」

B「はい。…しかし、ホントにいいんスか?こんなことして」

F「大丈夫、大丈夫。こういう難攻不落な城は外掘りを埋めてから攻めろって言うだろ」

F「とりあえず、そのAちゃんが矢澤先輩に告白したのは事実なんだから、それを利用して周りから既成事実をつくる」

F「そして、なし崩し的に矢澤先輩がAを彼女だと認めないといけない状況にするんだ。…これぞ名付けて、高松城もとい矢澤城攻略作戦だ」

B「おお、なんかスゴそうっス」
60: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 19:44:39.95 ID:yddnt4ZJ.net
F「…よっと、出来た」

B「どんなんスか?」

F「見るか?」


『件名:チェーンメール 拡散希望
━━━━━━
1年のAちゃんって娘がμ'sの矢澤にこに告白して付き合うことになったって』


B「結構シンプルっスね」

F「こういうのは、シンプルなほうが信憑性があっていいんだよ」

B「…そういうもんスか?」

F「そういうもんなの。…送信っ!これでよしっと」

B「お疲れさまです。部長」

F「うん、とりあえず結果が出るまで2、3日様子を見ようか」

F「もし失敗しても、あたしがフォローするから」

B「ありがとうございます。部長」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:f70dfdc711a7c6ae6accccb939f27fbf)
61: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 19:45:45.90 ID:yddnt4ZJ.net
F「気にしない、気にしない。かわいい後輩の為だもん」

F「…でも、もしよかったら。今度クレープでも奢ってくれたら嬉しいなぁ。……今月ちょっとキビしくってさぁ」

B「…あはは、部長ったら」

F「…でもまぁ、今日のところはBはもう帰っていいよ。Aちゃん達のとこに行って来なよ、ここの片付けはあとはあたしがやっとくからさ」

B「部長…、ありがとうございます。あと、お疲れさまっしたっ!!」

F「車には気をつけろよー」フリフリ


金糸雀『まだ店にいる?』

すみれ『いる』

金糸雀『今からそっち行っていい?』

ココア『うん、待ってるね。』

すみれ『部長さんとナニ話したか教えて』

金糸雀『行ってからのお楽しみに』
64: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 20:59:47.14 ID:yddnt4ZJ.net
・・・・・・

2日目
1年教室


真姫「………」ジー

花陽「そろそろ休み時間終わるね」

凛「次は数学かぁ…。うー、かよちんタスケテー」

花陽「ダメだよ凛ちゃん。さっき頑張るって決めたんだから、ちゃんと授業受け『チロリーン♪』

まきりんぱな「!!」

凛「…えと、海未ちゃんからだ」

花陽「今日の放課後、生徒会室に」

真姫「AさんとBさんを連れて…ね」

凛「…なんだろう?」

真姫「さぁ?行ってみないことにはわからないわね」

花陽「と、とりあえず次の休み時間になったら、AちゃんとBちゃんに話をしてみましょう」

真姫「そうね」
65: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 21:01:09.35 ID:yddnt4ZJ.net
・・・・・・

放課後
生徒会室


コンコン

絵里「入るわよ」

ガラガラ

絵里「あら?もう、みんなそろっていたのね」

希「ごめんなぁ、にこっちの脚が短くてぇ」

にこ「ぬぁんでよぉ!普通にHRが長引いただけでしょうが!」

希「まぁまぁ、遅れたのは事実なんやし。そうなんにでもかっかしとったら、おっきくなれんよ」

にこ「どぁれのせいよぉ!それとドコを見ながら言ってんのよ!」

海未「にこ、静かにしてください。貴女も一応上級生なのですから、その自覚を持ってください」

にこ「一応ってなによ!一応って!!」

絵里「落ち着いてにこ。とりあえずココはおとなしく椅子に座りましょう」

にこ「ぐぬぬぬ…、なんなのこのやりきれない気持ちは…」
66: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 21:02:25.33 ID:yddnt4ZJ.net
・・・・・・

海未「それではみんなさんが席に着いたところですすめさせていただきます。…今日集まっていただいたのは、他でもありません」

海未「昨日から生徒の間で出回っている怪文…いえ、今回の場合はメールなので怪メールとしておきましょう」

???「!?」

海未「そして、その怪メールの内容が…、ことりお願いします」

ことり「うん」プロジェクター

海未「『1年生のAさんがμ'sのにこさんに告白して付き合うことになった』と、いうものです」

???「………」

海未「送るかたによって多少違いはありますが、大体がこのような文面でした」

海未「私も初め話を聞いた際は、事実であるならAさんのことはよく知りませんが」

海未「にこが自分の意思で決めたことなら、2人を見守り、応援しようと思いました」
67: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 21:03:40.75 ID:yddnt4ZJ.net
海未「…ですが、色々な方の話を伺って行くうちに、悪戯の可能性が強くなってきました。…そして、そのような考えに至った理由には3つ程あります」

???「………」
??「………」

海未「1つ目の理由は、……にこ、アナタです」

にこ「…私??」
(………)

海未「はい。にこは普段はおちゃらけていまが、アイドルに関することには真摯な態度で取り組んでおり。そこだけは私も尊敬の出来るところです」

にこ「だけは余計よ!」

海未「にこ、まだ話の途中です。ちゃちゃを入れないでください」

にこ「にごぉ……」

海未「…そんな独自のアイドル論を持っているにこだからこそ、彼女が出来たとしても無闇矢鱈と周りに拡めるはずがありません。逆もまた然りです」
68: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 21:05:49.58 ID:yddnt4ZJ.net
海未「2つ目の理由ですが、それは今回の怪メールは運動部を中心に周りに拡がってるということです」

???「………」
??「………」

海未「コレについては絵里と希にも手伝ってもらい確認を取りました」

にこ「ちょっと、にこ聞いてないわよ!教えてって言ったじゃない」
(………)チラッ

絵里「ごめんにこ、あまり時間なかったから」

希「せやでぇ、渦中のにこっちが動いても騒ぎが大きくなるだけやからね」

にこ「…コレもにこが魅力的過ぎるからいけないのね。もう、にこったら罪なオ・ン・ナ」
(………)チラッ

真姫「キモチワルイ」
凛「ちょっと寒くないかにゃー」

にこ「なによ!!」
(………)ハァ…

??「………」チラッ
69: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 21:08:20.11 ID:yddnt4ZJ.net
海未「…はぁ、すすめます。そして3つ目なのですが、コレがもっとも「いいかげんにしなさよ」

μ's「!?」
???「!?」
??「!?」ビクッ

海未「にこ、またアナタは」

にこ「いいかげんにしなさいって言ってんのよ!!」

にこ「海未、アンタ何様のつもり?犯人暴いて断罪でもしたいわけ?」

海未「違います!私は根も葉もない噂によって、にこのアイドル活動やAさん学院生活に支障が出てはいけないと思い、生徒会として「とんだ杞憂だわ!」

海未「にこ…」

にこ「……大丈夫よ。私はどんなことがあっても、もう挫けたりなんかしない。…だって今はアンタ達がいるんだもん」
70: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 21:10:03.02 ID:yddnt4ZJ.net
にこ「それと、Aさんのことも大丈夫よ。なんかあっても、ちゃんとにこがフォローするから」

にこ「後輩の面倒を見るのは上級生の仕事でしょ。…もちろん、アナタも私の大切な後輩よ」

海未「……すみませんでした、にこ。私は…」

にこ「海未」

海未「はいっ」

にこ「心配してくれるアンタの気持ち、嬉しかったわ。ありがと」

にこ「でも、今謝るべき相手は私じゃないでしょ」

海未「…はぃ」

にこ「うん、よし…っと」

にこ「そ「というわけで、今日はあと終わりで解散やん」「練習も休みにするから、今日はもう帰ってもいいわよ」
71: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 21:10:50.79 ID:yddnt4ZJ.net
にこ「希、絵里…?」

絵里「私達にはこれくらいしか出来ないけど」

希「海未ちゃんを止められんかった、せめてものお詫びやん」

にこ「2人共、ありがとね」

希「あっ、Aちゃん達はまだちょ〜っとばかし残っててなぁ」

ABC「…はい」

絵里「アナタもお願いね」

??「…はい」
72: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 21:11:54.39 ID:yddnt4ZJ.net
・・・・・・

海未「本っ当に、申し訳ありませんでした」

ABC「!?」

F「!?…あっ、いえ、頭を上げて園田さん。もともと悪いのはメールをみんなに送ったあたしなんだし」

B「!?、違います!!部長は悪くないです!!私が部長にお願いしたから」

A「Bちゃんも部長さんも悪くないよ!私が矢澤先輩に告白「ダメよ!」

にこ「Aさん、そっから先を口にしたら、にこは一生アナタを軽蔑しなくちゃいけなくなるわ」

A「ッ……」

にこ「にこは嬉しかった。誰かに好きって言ってもらったの初めてだったから。だから
こそアナタの気持ちに真剣に答えたかった」

にこ「Aさんのにこに対する気持ちを、にこのAさんに対する想いをウソにしないで…お願い」

A「ご、ごめんなさい、先輩…私……」
73: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 21:13:05.07 ID:yddnt4ZJ.net
にこ「謝らないで、誰も悪くないわ……いえ、本当に悪いのはあの時ちゃんと答えを出せなかった私ね……ごめんなさい」

A「ゼン゛パイ゛…」

にこ「アナタもわるかったわね。私のせいで損な役目を負わせる形になっちゃって…」

F「いえ、あたしが好きでやったことですから」

B「違いますよ、部長。私達です」

C「そうです。アタシはなにも出来ませんでしたが、Aが好きな気持ちは一緒ですから」

A「Bちゃん、Cちゃん、部長さん…」

にこ「…さてと海未」

海未「…はい、なんでしょう?」
74: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 21:14:15.24 ID:yddnt4ZJ.net
にこ「一応これでみんなが残る理由はなくなったけど、もう少しだけ生徒会室の鍵を借りていいかしら?」

海未「…ダメです」

にこ「相変わらず堅物ね、たまには空気を「普段ならそう言いますが、ある条件をのんでいただけるのでしたら、お貸しいたします」

にこ「はあ?ここでソレ?………はぁ、わかったわ。それで条件ってなに?」

海未「はい、…今回は必ず答えを出すこと、ソレが条件です」

にこ「なんだ、どんな条件を突き付けられるかと思って気負ったけど、必要なかったみたいね。その条件、のむわ」

海未「…そうですか、それでは期待していますよ。部長」ニコ

にこ「あったりまえよ。にこをダレだと思ってんのよ?」フフン
75: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 21:16:05.74 ID:yddnt4ZJ.net
・・・・・・

後日


「ちょっと凛!なににこの玉子焼き勝手に取ってんのよ!」

「違うにゃ、凛が玉子焼きを取ったんじゃなくて、玉子焼きが勝手に凛の口に飛んできたんだにゃ」モグモグ

「そうです。にこちゃんセンパイの料理が旨いのが悪いッス」ヒョイ

「…はぁ、凛もBももう少し静かに食べれないわけ?」ヒョイ

「どさくさに紛れて真姫ちゃんもなにしてんのよ!」

「ナニソレイミワカンナイ」モグモグ

(うぅぅ、花陽も食べたいけど…)

「かよちゃんのおにぎりもーらいっ!」ヒョイ

「ピャア!c、Cちゃん!?」
76: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 21:17:17.00 ID:yddnt4ZJ.net
「あ、あの…にこ先輩、もしよかったらコレどうぞ」

「……A、アナタは良い子ね」ナデナデ

「………」

ヒョイ

「ちょっ、真姫ちゃん!アンタまた!」



希「平和やねぇ」

絵里「そうね」フフフ

希「あの子ら、いつ見ても仲良しさんやなぁ」

絵里「そうね。…告白をしてフッたフラれた仲には、端からしたらとても見えないわよね」
77: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 21:18:37.60 ID:yddnt4ZJ.net
希「せやね。……それにしても、えりちはいつも愉しそうに見てるなぁ」

絵里「わかる?」フフフ

希「そりゃぁ、これでもいつも一緒におったからなぁ」

絵里「…なんていうか、にこって結構頑固者でしょ。そのせいか今まであまり上手くいってなかったじゃない」

絵里「だから嬉しいのよ。にこがみんなの中に入って愉しそうに笑っているのが」ニッ

希「…まったく、みんなしていっつもお節介だのなんだのてウチにゆうとるけど、ここにもお節介がおるやんか」ヤレヤレ

絵里「ふふっ、だって私はかしこいかわいいみんなの絵里お姉ちゃんだもの」ニコッ


おわり
78: 名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/ 2016/05/30(月) 21:26:19.27 ID:yddnt4ZJ.net
これにで完結となります
駄文ではありますが
おつきあいいただきありがとうございました
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