【SS】凛「凛たちは、二人で一人の」花陽「仮面ライダーです!」

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りんぱな-アイキャッチ4
1: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/(3段) (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/06(月) 23:46:47.85 ID:PC85Gxs70.net


【SS】りんぱな『「さあ、あなたの罪を数えなさい!」』
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元スレ: 【SS】凛「凛たちは、二人で一人の」花陽「仮面ライダーです!」

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2: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/06(月) 23:47:49.25 ID:PC85Gxs70.net
第三話 怪盗E/悲しみの果て


※このSSはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
3: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/06(月) 23:49:23.64 ID:PC85Gxs70.net
前回のラブライダー!

いつも捜査に協力してくれる、秋葉原警察署の特殊犯罪捜査課所属、園田海未ちゃん。

そんな彼女の幼馴染の南ことりちゃんが、特殊犯罪捜査課の新米としてこの街にやってきた。

同時に、ケーキが盗まれるドーパント事件解決の依頼も舞い込んできた!

ことりちゃんに辛辣な依頼人の楠田アイナさんと、怪しい動きをすることりちゃん。

結局、犯人はメイド喫茶のオーナーさんで、ことりちゃんの疑いも晴れてハッピーエンド!

新しく現れた"ナスカ"のメモリのドーパントもなんとか撃退して、いつも通りの日常に戻った!



〜〜〜矢澤探偵事務所〜〜〜


"仮面ライダー、またもドーパント事件を解決"

"仮面ライダーの正体とは?女性説が有力か"


ここあ「どの新聞も仮面ライダーの話題で持ち切りだね〜」

こころ「いいことじゃないですか!この事務所の名前が売れれば…」

花陽「ちょ、ちょっと待って!」

凛「…かよちん?どうかした?」

花陽「いや…その、正体、明かすの?」

ここあ「ダメなの?」

花陽「いや…その…うん」

凛「凛もあんまりよくないと思うなぁ」

こころ「何か理由があるんですか…?」

凛「それはね――――――」



『すみません!すみませーん!!』ドンドンドン


凛「わぁっ!?な、なに!?」

花陽「依頼人さんかな…?はーい!」ガチャ


依頼人「お邪魔します!」
4: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/06(月) 23:50:42.51 ID:PC85Gxs70.net
こころ「わぁ…すごい美人さんですね」

ここあ「外国の人かな?」


花陽「今日はどうしましたか?」

依頼人「仮面ライダーを探してほしいんです!」

花陽「仮面ライダーを…?」


ここあ「なーんだ、簡単な依頼だね」ヒソヒソ

こころ「この場で解決しちゃう依頼なんて初めてですね」ヒソヒソ

凛「だから正体は明かさないんだってば」ヒソヒソ


依頼人「そうです…街の敵っ!極悪怪盗、仮面ライダーですっ!」


凛「ま、街の敵…!?」

花陽「仮面ライダーが怪盗!?」
5: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/06(月) 23:52:52.54 ID:PC85Gxs70.net
花陽「…とりあえず、お話を聞かせてください。お名前は?」

亜里沙「絢瀬亜里沙です」

花陽「亜里沙ちゃん…えーっと、仮面ライダーが、怪盗って…?」


亜里沙「これを見てください!」バンッ


凛「写真?」

花陽「これは…」

ここあ「ダブルじゃないじゃん!」

亜里沙「ダブル?」

こころ「そうです!あの半分こ怪人、もとい仮面ライダーの正しい名前はダブル!ここにいる、花陽さんと凛さんが―――――」

花陽「わーっちょっとぉ!」

こころ「もご…」

凛「…とにかく、これは正義の仮面ライダーとはまた別の存在だにゃ」

亜里沙「そうなんですか?」

凛「うん」

亜里沙「でも…この仮面ライダーは、怪盗仮面ライダーだって言ってました」

花陽「…そんなの許せません」

こころ「花陽さん?」


花陽「…街の人が付けてくれた、素晴らしい名前を汚す怪盗…絶対に許せません」


花陽「…調査開始します」

こころ「あっ、わ、私も行きます!」

ここあ「私もー!」
7: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/06(月) 23:54:35.45 ID:PC85Gxs70.net
花陽「よい、しょっと…今日もよろしくね、ハードボイルダー」

亜里沙「あの二人は別行動なんですか?」

花陽「あ、うんっ。あの子たちはあの子たちのやり方があるから…」

亜里沙「そうですか…」

花陽「…」

亜里沙「あの!」

花陽「?」

亜里沙「私も、連れて行ってください」

花陽「え…でも、ドーパント事件かもしれないし…危ないよ」

亜里沙「確かめなきゃいけないことがあるんです…」

花陽「……後ろ、乗ってもいいけど…しっかり捕まっててね」

亜里沙「はい…!」


prrrr prrrr


花陽「あ、電話…はい花陽」

海未『海未です』

花陽「あ、海未ちゃん?どうしたの?」

海未『先程、UTXのアニメ展から出演者の衣装が盗まれる事件が発生しました』

花陽「えっ…今!?」

海未『はい…もし犯人らしき人を見つけたら知らせてください。メールに情報を添付しておきます』

花陽「わかったよっ」

海未『では、失礼しま…』

亜里沙「あの!」

花陽「亜里沙ちゃん?」

亜里沙「ちょっと代わってください!」

花陽「え、えっ」
8: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/06(月) 23:55:28.72 ID:PC85Gxs70.net
亜里沙「あの!」

海未『え?どなたですか?』

亜里沙「今起こった盗みの犯人は、仮面ライダーでしたか!?」

海未『い、いえ…違いますよ…というか、仮面ライダーが盗みなんてするわけないじゃないですか。変な噂が建っているようですが、私は信じません』

花陽(海未ちゃんありがとう…)グスン

亜里沙「じゃあ、ドーパントですか!?」

海未『いえ…普通の窃盗事件です』

亜里沙「探偵さん…急いでください」

花陽「え?」

亜里沙「早くしないと…その犯人さんが危険です…!」

海未『…花陽?今のはいったい誰なんですか?』

花陽「あ、えっとね、依頼人さんで…あ、あとで話す!」




〜〜〜〜〜〜


凛「さて、凛は検索して、かよちんにサポートでも…」

凛「…?」


ギュオーン!


凛「…こ、この声…っ…!?」


凛「…き、気のせい…?」


凛「…だ、だよね」
9: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 00:00:12.78 ID:U2HzDqkS0.net
〜〜〜UTX学院〜〜〜

アサコ「…ねえ、あんじゅ」

あんじゅ「はい?」

アサコ「あの子が見つかったというのは本当なんだよね?」

あんじゅ「もちろん」

アサコ「…じゃあ、どうしてあなたは動いていないの?」

あんじゅ「もう動き始めてますよ、焦らなくても」

アサコ「あらそう?」

あんじゅ「ええ♪」

英玲奈「…帰ってくるのか」

あんじゅ「ま、上手くいけばねぇ」

アサコ「…ねえ、あなたたち」

あんじゅ「どうかしました?」

アサコ「私たちは何?」

あんじゅ「私たちは…地球に選ばれた」

英玲奈「人類進化の先導者…」

アサコ「…そうよ。その為にも、どうしてもあの子が必要なの」

あんじゅ「そんなに急ぐとシワが増えますよ…あら、もうこんな時間」

あんじゅ「じゃ、ちょっとお仕事に行ってくるわね♪」

アサコ「…」

英玲奈(…煽る必要はあったのか?)


あんじゅ「…ふふっ♡」
10: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 00:01:16.54 ID:U2HzDqkS0.net
亜里沙「あのー!」

花陽「な、何?」ブゥゥゥン

亜里沙「どこにいくんですか!?」

花陽「バットショット…えっと、偵察を出してあるの。それが示していたのが、この辺りだったんだけど…」

亜里沙「…ハラショー」


「ぎゃあああああああああ!!!!」



花陽「!」

亜里沙「あの地下駐車場から聞こえました!」

花陽「わかってる!」ブゥゥゥン



〜〜〜地下駐車場〜〜〜



犯人「やっ…やめてくれ…盗んだ衣装は渡しただろ…」

仮面ライダー?「いいえ…盗みを働いたあなたは、この私…怪盗、仮面ライダーが裁く」

犯人「お、俺をどうするつもりだ…まさか、その短剣…」

仮面ライダー?「ええ、もちろん…こうよ」
11: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 00:02:45.71 ID:U2HzDqkS0.net
キキーッ ドンッ!


仮面ライダー?「ちっ…何よ一体…!?」

花陽「そこまでです!」

仮面ライダー?「…あらあら、これはこれは探偵さん…いえ、仮面ライダーさん、ね」

花陽「な、なんでそれを…!?」

亜里沙「探偵さんが、仮面ライダー…?」

仮面ライダー?「…あなた」

亜里沙「…」

花陽「…?」

仮面ライダー?「…探偵さん、なぜあなたの正体を知っているか、聞いたわね」

仮面ライダー?「それはね…私が仮面ライダーだからよ」

花陽「…違います」


花陽「街を護るのが仮面ライダーなんです…街を汚すあなたは、仮面ライダーなんかじゃありません!」


仮面ライダー?「あら、街を汚すだなんて…それはちょっと、聞き捨てならないわ」

花陽「何が違―――――」

仮面ライダー?「…」シュイィィン

花陽(変身を解いた…!?)


怪盗「…この顔に見覚えはない?」

花陽「…あ、あなた…!」


花陽「怪盗、エリーチカ…!」


亜里沙「お姉ちゃん…」


エリーチカ「正解よ」
12: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 00:04:47.79 ID:U2HzDqkS0.net
花陽「…うぇ!?お、お姉ちゃんっ!?」

亜里沙「…そうです。私のお姉ちゃん、怪盗エリーチカ…いえ、絢瀬絵里です」


花陽「最近は現れてなかったけど…この街から盗まれたものを静かに盗み返し、元の場所に戻す…『怪盗専門の怪盗』」


花陽「誰も傷付けることなく、一概に悪とは言い切れないことから、住民はもとより、警察にすらあなたを支持する人も多い…」


エリーチカ「あら、そこまで知ってもらえているなんて…嬉しいわ」


亜里沙「…でも、今のお姉ちゃんは」

エリーチカ「何?」

亜里沙「…静かに、誰も傷付けず…というルールに反している」

花陽「…もしかして、最初から…」

亜里沙「はい…もしかしたらお姉ちゃんなんじゃないかな、って…疑ってました」

花陽「亜里沙ちゃん…」
13: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 00:06:19.02 ID:U2HzDqkS0.net
亜里沙「…お姉ちゃん、どうして…?」

エリーチカ「どうして?何が?」

エリーチカ「今までとやってることは変わらないわ。悪人に盗まれたものを取り返す」

亜里沙「だから、その方法が―――――」

エリーチカ「…」チャキッ

亜里沙「!」

亜里沙「…お姉ちゃん、元のお姉ちゃんに戻って!私、お姉―――――」

エリーチカ「…うるさいわね」パァン

花陽「亜里沙ちゃん!」ガバッ ブシュッ

亜里沙「探偵さ…!」

花陽「うぅっ…!」

花陽(ダブルには不可欠な左腕だけど…掠めただけでよかった…)

亜里沙「探偵さん!?」

エリーチカ「…ご立派ね」

エリーチカ「依頼人を守るのが探偵の仕事…どっかの誰かさんも言ってたわ」

花陽「…!?」

エリーチカ「ま、でも…私はもう止められない」

エリーチカ「ガイアメモリという…禁断の果実を手にした私はね」

花陽「…メモリを捨ててください」

エリーチカ「いいえ…メモリを捨てるくらいなら…私は、怪盗の美学を捨てるわ」カチッ


『シーフ!』


シーフドーパント「…さあ、本物さんの力を見せてちょうだい?」
14: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 00:07:39.26 ID:U2HzDqkS0.net
花陽「…亜里沙ちゃん、下がっててください」スッ

亜里沙「それって…」

花陽「…」


腰にバックルを当て、ダブルドライバーが花陽に装着される。


同時に、凛の腰にもドライバーが現れる。


凛「…ん、もう見つかったんだ」

凛「…あれ、かよちん?怪我してるの?」


花陽『…大丈夫、このくらいなら平気だよ』


ダブルドライバーを通じて二人の意識が繋がっているので、このように頭の中で会話をすることができる。


凛「…無理はしないでね」

花陽『わかってる』


りんぱな『「変身!」』


『サイクロン!』


ギュオーン!


凛「…っ!?」

花陽『…凛ちゃん?どうしたの?』

凛「…大丈夫、なんでもないよ」ガシャーン!


凛「…」ドサッ




『ジョーカー!』

花陽「…」ガシャーン!


ドライバーを展開し、花陽はダブルへと姿を変える。
15: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 00:09:13.64 ID:U2HzDqkS0.net
ダブル『…これが噂の、怪盗仮面ライダー?』

ダブル「うん…亜里沙ちゃんのお姉さんだったの」

ダブル『…そんな関係だったんだ』

シーフ「これが本物ね…うーん、私の方が装飾が豪華ね」

亜里沙「本当の仮面ライダー…」

シーフ「…はっ!」

ダブル「!」


シーフドーパントは軽快なステップで距離を詰め、蹴り主体の格闘戦を仕掛けてくる。

ダブルもサイクロンのスピードを活かし、華麗に攻撃を受け流す。


シーフ「やるわね」

ダブル「…」

シーフ「…そらぁっ!」

ダブル「ぐっ…!」


シーフドーパントは腰に下がっている短剣を逆手に持ち、ダブルに斬りかかってくる。

間一髪のところでで回避し、風を纏った拳を叩き込む。


シーフ「…ふふっ、流石といった感じね」

ダブル『かよちん、メタルでいこう。武器には武器で』

ダブル「うん!」


『メタル!』


『サイクロン!メタル!』


シーフ「…はぁっ!」

ダブル『効かないよ!』


シーフの短剣をメタルシャフトで受け止める。

小気味良い金属音が、地下駐車場に鳴り響く。
16: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 00:10:56.69 ID:U2HzDqkS0.net
シーフ「…それはどうかしら」

ダブル「!」


シーフは変身前にも使っていた拳銃を取り出し、ダブルの左手に狙いを定め弾丸を撃ち込む。

鍔迫り合いの状態になっていた為、ダブルはとっさに手が出ず弾丸を喰らってしまう。


ダブル「うぅ…っ!」

ダブル『ただの弾丸じゃない…メモリの力で強化されてるにゃ!』

シーフ「ほら、反撃しないとやられちゃうわよ!」

ダブル「が…あぁっ…!」

ダブル『さっきから同じところばっかり…かよちんの怪我を狙ってきてるんだ…!』

シーフ「どう?盗みの腕だけじゃなくて、戦闘の腕もなかなかでしょう」

ダブル『…援軍、カモンにゃ!』

シーフ「させないわ!」

ダブル『もう遅いよ!』

シーフ「なにを…きゃぁっ!?」


地下駐車場の高さ制限のバーもお構いなしに、リボルギャリーが突っ込んでくる。


『ヒート!トリガー!』


シーフ「なっ…」

ダブル「はあああああっ!!!」


赤と青の狙撃手となったダブルはリボルギャリーを踏み台にし、高所から炎の弾丸を撃ち出す。

このヒートトリガーは火力に優れた形態だが、その分花陽への負担が大きい。


『サイクロン!トリガー!』


右半身を緑色に変え、風の弾丸を連射する。

サイクロントリガーは連射に優れてはいるが、火力はあまり出ない。


シーフ「…ええい、鬱陶しいわね…!」
17: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 00:11:58.96 ID:U2HzDqkS0.net
ダブル「させない!」


『ヒート!メタル!』


シーフ「ぐっ…!」


シーフの構えた短剣と拳銃をメタルシャフトで弾き飛ばし、喉元にシャフトを突き付ける。


ダブル『さあ、覚悟するにゃ』

ダブル「…仮面ライダーの名前を汚した罪、数えてもらいます…!」



こころ「…あ、ここあ!もう始まってます!…っていうか遅いくらいです!」

ここあ「…ほんとだ!…あーっ!あれが偽仮面ライダーだ!覚悟しろー!」



シーフ「…ふふっ」

ダブル「何がおかしいんですか…!」

シーフ「いえ…そろそろいい時間かな、と思ってね」

ダブル「え…?」


シーフが指を鳴らすと同時に、ダブルに向けて巨大な光弾が飛んでくる。


ダブル「きゃああぁっ!」

ダブル『な、なに…!?』


ドーパント「…ふふふっ♡」


ダブル『あ、あいつ…ビギンズナイトの!」
18: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 00:12:49.98 ID:U2HzDqkS0.net
ダブル「たしか、タブードーパント…」


赤い女性の上半身に、芋虫のような下半身のドーパント。

眼は存在せず、裂けた口は縫い付けられたような状態になっている。


タブー「…面白いくらいに引っかかってくれてありがとぉ…もういいわよぉ」

犯人「…へ、へへへ」ダッ

ダブル「なっ…もしかして…」

ダブル『組織の罠…』

タブー「そうよぉ…ぜぇんぶ、あなたたちをおびき出すためのお芝居…さあ、来なさい!」


タブーが手を振り上げると、周囲に潜んでいたマスカレイド・ドーパントたちが姿を現す。


タブー「この子たち、戦闘力はあんまり強くないんだけどぉ…これだけ沢山いたら、さすがの仮面ライダーさんも手が出ないわよねぇ」


ダブル『…このぉっ』

シーフ「おっと!いいのかしら?」

ダブル「なっ…!?」


こころ「…つ、捕まっちゃいましたぁ…」

ここあ「私たち、来る必要無かったぁ…」

亜里沙「っ…」


こころたちはマスカレイドに拘束されており、頭に拳銃を突き付けられている。



シーフ「変身を解きなさい」

ダブル「…わかりました」


ダブルは、ドライバーのメモリに手をかける。
19: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 00:14:37.86 ID:U2HzDqkS0.net
ダブル(…かよちん、変身を解除…すると見せかけて、ルナで意表を突こう)

ダブル(…わかってる)



ダブルがヒートのメモリを抜き、ルナのメモリを取り出した瞬間シーフも動いた。

ルナメモリを正確に撃ち抜き、一瞬で距離を詰める。

バックルの留め具に短剣の一撃を貰い、ダブルドライバーは弾き飛ばされ、ダブルの変身は解除されてしまった。



シーフ「はぁ…ガッカリだわ」

花陽「う…うぅっ…!」

シーフ「…目的の子は、そのデカブツの中に居るのよね」

花陽「!」


シーフは、リボルギャリーに向かってゆっくりと歩みを進める。


凛「…!」


花陽「凛ちゃん逃げてっ!!」

シーフ「黙ってなさい!」

花陽「ああああああああああっ!!!」

凛「かよち…っ…」

花陽「逃げてええええええええええっ!!!!!」


怪我をした腕を踏みつけられて悲鳴を上げる花陽の姿に、思わず声が出そうになる。

口を押さえて声を殺し、足音を立てないように凛は駐車場を去った。



タブー「そんなことしても無駄なのに…ここは任せたわよぉ、絵里ちゃん♪」

シーフ「ええ、任せて…」
20: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 00:16:18.54 ID:U2HzDqkS0.net
〜〜〜秋葉原警察署〜〜〜

海未「ですからっ!仮面ライダーは正義の味方です!」

ことり「そうですっ!私も助けてもらったんですから!」

巡査「いーやそんなこたない!」

部長「この写真見ろ!どう見ても仮面を被ってるじゃないか!」

ことり「違いますーっ!本物の仮面ライダーはこう、半分こなんですーっ!!」

海未「…もう知りません!行きますよ、ことり!」






〜〜〜公園〜〜〜

凛「はぁ、はぁ、はぁ…っ」タッタッタッタッ


凛「こ、ここまで、来れば…」



タブー「ここまで来れば、何かしらぁ?」


凛「!」


タブー「…ねえ、大人しく投降しなさい…ねぇ?」

凛「…嫌だよ」

タブー「…いい加減にしなさい」シュイィィン


凛(変身を解いた…?)


あんじゅ「ねぇ、リホ」
21: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 00:17:35.51 ID:U2HzDqkS0.net
凛「…リホ?」

あんじゅ「そうよ…それが、あなたの本当の名前」

凛「…凛は、リホ…?凛じゃなくて…?」

あんじゅ「ええ。星空凛なんて人間は本来、どこにも存在しない。…帰ってきなさい、リホ」

あんじゅ「あなたは運命の子…あなたを手にした人間が、この地球の勝者…」

凛「手にするとかなんとかって…凛はモノじゃないっ!」

あんじゅ「…私のこと、覚えていないのぉ?私はあなたの――――」

凛「あなたが誰かは知らないけどっ!」

凛「…でも、敵だにゃ…!」

あんじゅ「…随分生意気ね」

あんじゅ「まあいいわ…どうせまた、どうでもいい記憶は消すんだから」カチッ


『タブー』


凛「…っ」ダッ

タブー「…待ちなさい!」

凛「待てって言われて待つ人はいないにゃ!」

タブー「生意気言うんじゃないわっ!」ブンッ


凛(…やられる!)
22: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 00:18:27.53 ID:U2HzDqkS0.net
ガキン!


凛「…!?」

タブー「…あらぁ?当たったように見えたんだけどぉ…」


ギュオーン!


ファングメモリ「ギュオーン!」


凛「ファング…!?」


凛(…やっぱり、幻聴じゃなかった…!)

凛「…こ、来ないでっ!凛にはファングは必要ない!」

ファングメモリ「…ギュゥゥン」ピョン ピョン


タブー「ちっ…邪魔が入ったわねぇ…でも、まあいいわぁ」

タブー「…一緒に帰るのよ、リホ」

凛「ぐぅっ…!」pi po pa
23: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 00:19:21.23 ID:U2HzDqkS0.net
シーフ「…?」


ギャルルルルルル!!


ドンッ!


マスカレイド「グワーッ!」

マスカレイド「イヤーッ!」




ここあ「リボルギャリー!…って、逃げるのぉ!?」

こころ「わ、私たちのこと置いて行っちゃうんですかぁ…!?」

ここあ「薄情者ーっ!!」

花陽「…大丈夫、なんとかするから…今は、凛ちゃんだけでも…」

シーフ「…探偵さん」

花陽「…なんですか――――」

シーフ「ふんっ」ガッ

花陽「か…っは…」ガクッ

こころ「花陽さん!」

ここあ「ちょっと、何すんの!」

シーフ「黙ってなさい…」
24: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 00:21:31.91 ID:U2HzDqkS0.net
亜里沙「お姉ちゃん…やめてよ…目を覚まして…!」

亜里沙「お姉ちゃんは怪盗だったけど…でも、こんなことする悪党じゃな―――」

シーフ「亜里沙」シュイィィン


エリーチカ「…あなたは本当にいい子に育ったわね」

亜里沙「…お姉ちゃん」

エリーチカ「…あなたも一回、使ってみるといいわ」カチッ


『シーフ!』


亜里沙「いっ…いや…!」

エリーチカ「…流石に、実の妹を傷付けるのは心が痛むわ。消えなさい」

亜里沙「でも…っ!」

エリーチカ「消えなさいっ!」

亜里沙「…っ!……ッ…!」ダッ



シーフ「…ふん」














〜〜〜リボルギャリー内〜〜〜


凛「…ごめん、かよちん…こころちゃん、ここあちゃん…亜里沙ちゃんも…絶対助けに行くからね」

凛「…でも」


ギュオーン!



凛「…ファングだけは、使いたくない…使えないっ…」


凛「凛は…凛は、どうしたら…」ガクッ
25: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 00:26:25.62 ID:U2HzDqkS0.net
次回予告


花陽「…絶対来ちゃダメ。私のことはもう忘れて…もし来たら…凛ちゃん、絶交だからね――――」


海未「じゃあ見捨てるんですか!?」


亜里沙「そんなのわかってます…でも放っておけないんです…っ」



凛「凛はもう、知らないよ」






第三話 怪盗E/悲しみの果て(後編)



これで決まりにゃ!



※このSSはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

※内容は予告なく変更になる場合がございます。


一旦休憩です
30: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 19:27:55.15 ID:U2HzDqkS0.net
〜〜〜矢澤探偵事務所 ガレージ〜〜〜

ガコンッ


凛「…う、うぅっ…着いた…かぁ…」


prrrr prrrr


凛「…!」ピッ

こころ『凛さん…』

凛「こころちゃん!無事っ!?」

エリーチカ『戻ってきなさい』

凛「エリーチカ…!」

エリーチカ『場所はこの前潰れた工場。…あ、そうそう、早くした方がいいわよ』

エリーチカ『もうすぐあなたの相棒さんが参加する、残虐ゲームを――――』

花陽『凛ちゃん、ダメ!』

凛「かよちんっ!?」

花陽『…絶対来ちゃダメ。私のことはもう忘れて…もし来たら…凛ちゃん、絶交だからね――――』

花陽『っ…ああああああああああああああああああっ!!!!!』

凛「かよちん!かよちんっ!!」

エリーチカ『…死んじゃったら、絶交も何もないわよね』

エリーチカ『…それじゃあ、また後でね。待ってるわ』

エリーチカ『お願いね、星空の本棚さん』

花陽『うううううううううううっ、ああああああああああああああああああ!!!!!』

凛「かよちん、かよち―――――ー」プツッ


凛「…っ」
31: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 19:50:29.71 ID:U2HzDqkS0.net
〜〜〜UTX学院〜〜〜

あんじゅ「〜♪」

ツバサ「…随分ご機嫌ね、あんじゅ」

あんじゅ「ええ、まあね。無くした宝物が戻ってきそうなの♪」

ツバサ「…そう。ところで」

あんじゅ「何かしら?」

ツバサ「試作の強化型メモリが一本、消えていたんだけれど…知らない?」

あんじゅ「何のメモリ?」

ツバサ「シーフ、なんだけれど」

あんじゅ「全然?私は知らないわぁ…シュシュが咥えて持って行っちゃったんじゃないかしら」

ツバサ「…そう」
33: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 20:47:05.50 ID:U2HzDqkS0.net
花陽「…はぁ、すごくがっちり縛られちゃってる…几帳面なんだなぁ、エリーチカ…」

こころ「感心してる場合ですか!」

ここあ「…ねえ、花陽ちゃん」

花陽「…?」

ここあ「…もうダメかな、私たち」

花陽「…ファングがあれば…チャンスはあるかもだけど…」

ここあ「ファング?」

こころ「牙…ですか?」

花陽「…ダブルの、7本目のメモリなんだ。凛ちゃんの身体で変身する、唯一の方法」

こころ「そんなものが!?」

ここあ「もっと早く使おうよ!」

花陽「あ、あはは…それができたら苦労しないんだよね…」

花陽「…ファングは普通のメモリじゃないの。自分で動き回る、恐竜のメモリ」

花陽「…それに、現れても…凛ちゃんが認めないと思う」

花陽「…昔、組織から抜け出すときに一回だけ変身したんだけど――――」

〜〜〜〜〜〜〜

凛「もうファングは使わない…」


凛「あれを使い続けたら…凛が、凛でなくなる…!」

〜〜〜〜〜〜〜

花陽「…ファングは、凛ちゃんの中の何かを壊して…暴走しちゃう」

ここあ「暴走…」

花陽「そうなったらもう、私たちはダブルじゃない」

こころ「ダブルじゃない…?」

花陽「…ただのドーパントです」
34: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 21:01:50.27 ID:U2HzDqkS0.net
〜〜〜矢澤探偵事務所〜〜〜

凛(…見捨てるわけにはいかない)ズゾゾーッ

凛(でも…)

凛「…うぅ、ラーメンの味…わからないや…」


ギュオーン!


凛「…」

ファング「ギュオーン?」

凛「来るな…来るなぁっ!」ブンッ ガシャァンッ

ファング「ギュゥゥン…」ヒョイッ

凛「来ないでぇっ!」ブンッ


海未「失礼します…花陽は居ま――――」ビシャァッ

凛「あ…海未ちゃん…」

海未「…い、いったいなんなのですか…」

凛「ご、ごめんなさい!し、シャワー浴びる?」

海未「…お借りします」

ことり「…あれ、凛ちゃん一人?」

凛「…うん、一人」

ことり「…この辺で、怪盗エリーチカっぽい人を見かけたって言うから、お話聞きたいなぁって思ってここに来たんだけど」

凛「…?」
35: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 21:44:46.90 ID:U2HzDqkS0.net
ことり「…じゃあ、花陽ちゃんたちは廃工場に捕まってるんですねっ」

凛「そ、そうだけど…」

海未「…行きましょう、ことり」

ことり「うんっ」

凛「待って!下手なことしたら…」

海未「じゃあ見捨てるんですか!?」

凛「そうじゃないけどっ!!」


コンコン


凛「…誰だろ」

亜里沙「…」ガチャ

凛「亜里沙ちゃん…!」

海未「…か、怪盗エリーチカ…に、似てますけど」

凛「…エリーチカの妹さん…今回の事件の依頼人だよ」

ことり「い、妹!?」

ことり(かわいい…)
36: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 21:51:12.28 ID:U2HzDqkS0.net
凛「…亜里沙ちゃん」

亜里沙「…探偵さん、帰ってきてないんですね」

凛「…まあね」

亜里沙「…」

凛「…ねえ、亜里沙ちゃん。凛、かよちんたちを…いや、エリーチカを助けたいの!」

凛「何か知ってることはない!?エリーチカの弱点…ううん、弱点じゃなくても、なんでもいいから!」

亜里沙「…スリーサイズが上から、88/60/84です」

海未「随分ナイスバディですね…」

ことり「すごい…」

凛「…じゃなくてぇっ!」

亜里沙「チョコレートが好きで、梅干と海苔…あと、暗いところが嫌いで…」

亜里沙「身長は162、B型で10月21日生まれ…ロシアのクォーターです…」

凛「…亜里沙ちゃん?」

亜里沙「お姉ちゃんは…憧れだったんです…っ」グスッ

亜里沙「怪盗は、悪い事だけど…っ…それでも…この街の為に盗みをしてる、かっこいいお姉ちゃん、だったんです…っ」ヒグッ

亜里沙「でも…もうお姉ちゃんは、亜里沙の知ってるお姉ちゃんじゃなくて…」

亜里沙「…もう一度、会いに行きます…っ…!私がお姉ちゃんを…」

凛「危ないよ!エリーチカは、ガイアメモリの力に飲まれてる…」

亜里沙「そんなのわかってます…でも放っておけないんです…っ」

亜里沙「大切な人だから…っ」


凛「…大切な人…」


亜里沙「…?」

凛「…ちょっと行ってくる」ダッ

海未「り、凛!?」

亜里沙「刑事さん、私も連れてってください!」

海未「で、ですが…」

ことり「…海未ちゃん!」

亜里沙「刑事さん!」

海未「…わかりましたよ!」
37: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 22:00:21.42 ID:U2HzDqkS0.net
ギュオーン!


凛「…」ニッ


ファング「ギュオーン!ギュオーン!」



〜〜〜工場跡〜〜〜



花陽「うわ…っ!?」ズッ

エリーチカ「…目が覚めたみたいね」

花陽「…こ、これは…!?」


気が付くと、花陽はロープで縛られ宙吊りの状態になっていた。

そのロープはこころとここあが二人で支えており、花陽の下には鋭利な棘が敷き詰められている。

ロープはあまり長くなく、二人の手からロープが離れた瞬間―――――



花陽は串刺しになる。



こころとここあの手からは血が滲んでおり、ロープがだんだん赤く染まっていく。



その様子を、エリーチカはクスリとも笑わない凍てついた顔で、あんじゅは隠れてあきれ顔で見ている。


あんじゅ「…あらあら、どうなってるかと思えば…いい趣味ね」
38: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 22:25:40.80 ID:U2HzDqkS0.net
エリーチカ「…結構持ってるわね。あなたたち、根性あるのね」

ここあ「このくらい、お姉ちゃんなら…」

こころ「余裕だもの…!」

エリーチカ「姉…あ、もしかしてあなたたち…ああ、なるほど。それは根性もあって当然ね」

花陽「…もしかして、知ってるんですか」

エリーチカ「え?」

花陽「…にこちゃんのこと」

エリーチカ「…ええ、まあね。昔世話になった事があったわ」

花陽「…そうなんですか」

エリーチカ「…命綱を他人に任せて世間話とは良いご身分ね」

花陽「…辞世の句です」

エリーチカ「なに?」

花陽「…こころちゃん、ここあちゃん、ありがとう」

ここあ「そういうこと言うなぁーっ!!」

花陽「私、にこちゃんに…こころちゃんとここあちゃんに、会えて良かった」

こころ「まるで死ぬ人の台詞ですっ…!!」

ここあ「…や、ばっ…!」ズリッ

こころ「あぁっ…!」ズリッ


シュルルルルッ


花陽「…さよなら」ギュッ

エリーチカ「…っ」
39: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 22:42:17.11 ID:U2HzDqkS0.net
ガッ



こころ「…?」

ここあ「…あ、あれ…」


花陽「…?」プラーン


花陽「…あっ!?」


ファング「ガググググ…」


花陽「ファング…!?も、もしかして…」


エリーチカ「…ちぃっ」ヒュンッ


エリーチカは苛立ちの表情を見せ、花陽のロープに向けてナイフを投げる。



バキュゥンッ


ガキィンッ



エリーチカ「なっ…!?」



海未「ふぅ…間一髪、ですね」
40: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 22:49:11.79 ID:U2HzDqkS0.net
花陽「海未ちゃん!?」

ことり「怪盗エリーチカ!殺人未遂、ガイアメモリ使用、その他もろもろの罪で…逮捕しちゃうぞっ!」

海未「ちょっとノリが古いです…」

亜里沙「お姉ちゃんがノリが苦手だからってことですか…?ハラショー…」

海未「違います…って、コントやってる場合じゃないんですよ!」

ことり「ことりはエリーチカをやります!海未ちゃんは花陽ちゃんを助けて!」

海未「わかりました!」

ことり「覚悟ーっ!」ダッ

エリーチカ「…警察風情が…!」チャキッ

ことり「!」

エリーチカ「消えなさい!」パァンッ

ことり「…」ヒュンッ

エリーチカ「…嘘!?」

亜里沙「銃弾を避けた!?」
41: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 23:03:58.79 ID:U2HzDqkS0.net
ブウゥゥゥゥゥゥン…


キキーッ



凛「…」



花陽「…凛ちゃん!」


こころ「凛さん!」

ここあ「来ちゃったの!?」



凛「…絶交でもなんでもするといいにゃ、かよちん」



凛「…させないけどねっ!」



凛「…後悔しないでよ、怪盗エリーチカ」



凛「凛はもう、知らないよ」




エリーチカ「なんですって…?」




あんじゅ「ちっ…何なのよ、この展開はぁ…マスカレイド部隊!」

あんじゅ「…何!?デカい車で足止め!?…早くしなさぁい!」
42: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 23:29:56.67 ID:U2HzDqkS0.net
凛「…かよちん」


花陽「…凛ちゃん、まさかファングを…」


凛「…もう一度聞くけど…」


凛「星空の上から地獄の果てまで、悪魔と相乗りしてくれるかにゃ?」


花陽「…ま、待っ…」


凛「来て…ファング!」



凛の腰に、ドライバーが現れる。


いつもとは逆に、花陽のジョーカーメモリが凛のドライバーに転送される。



凛「…」


凛の掌に乗ったファングは、ガイアメモリへと姿を変える。


『ファング!』




花陽「…凛ちゃんっ!!待って!!!」



凛「…変身!」



『ファング!ジョーカー!』




花陽「っ…」ドサッ

海未「…花陽?」
43: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 23:33:44.74 ID:U2HzDqkS0.net
凛「うっ、うぅっ…!」



ダブル「うわああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!」



凛の身体は、白と黒の刺々しいダブルへと姿を変えた。




ここあ「本当に凛ちゃんの身体がダブルになった!」


マスカレイド「…」ザッ


あんじゅ「やっと来たのね…おっそい…!」



ダブル「うわぁううぅっ!!!」ガッ

マスカレイド「!?」

ダブル「あああああああああっ!!!!!!」


右手で一人の首を、左手でもう一人のマスカレイドの足を掴み、それを地面に何度も叩きつけるダブル。



エリーチカ「い、いったいなんなの…!?」


ダブル「があああああああああああああああ!!!!」



馬乗りになり、動かなくなるまで何度も何度も殴りつける。


腹に蹴りを入れ、倒れたところを何度も何度も踏みつける。



ダブルのその荒々しい戦闘スタイルは、まるで野獣のようだった。



海未「…な、なんですか…あれは…」

ことり「あれ…本当に、凛ちゃんと花陽ちゃんなの…?」
44: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 23:36:14.65 ID:U2HzDqkS0.net
ダブル「うぅ…!」


変形したファングのツノにあたる部分を一度倒し、ガイアウィスパーが"武器"の使用を告げる。


『アームファング!』



ダブル「うああああああああああああああああああああ!!!!!」



ダブルの右腕から白い刃が伸び、マスカレイドを次々に切り裂いていった。



全てマスカレイドが片付くと、ダブルはエリーチカに標的を定める。



亜里沙「…お姉ちゃんっ…!」


ダブル「がぁ!」


エリーチカ「…!」


アームファングの一閃を躱し、落としたメモリを回収する。


『シーフ!』



シーフ「この…っ」

ダブル「ああああああああああああああああああっ!!!!!」



短剣でアームファングを抑えようとするも、不意打ちの頭突きを喰らいふらつく。


その隙を突かれ、シーフは腹に一閃をもらう。



シーフ「がは…っ…!」
45: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 23:39:34.47 ID:U2HzDqkS0.net
あんじゅ「そうか…あのファングとかいうメモリ」

あんじゅ「あれはリホを守るためにあるんだわ…」

あんじゅ「リホを守るためなら、手段を選ばない…」

あんじゅ「ダブルを、変えてしまう存在なのね…」



ダブル『凛ちゃん、もうやめて!』

ダブル「ああああああああ!!!!」


花陽が必死に抑えようとするも、凛はもう止まらない。

攻撃を加えようと、シーフを追いかけ続ける。


ダブル『これが…これが、凛ちゃんの恐れてた…』


シーフ「動かないで!…こ、この子がどうなってもいいわけ!?」


ダブル『…こころちゃん!』


こころ「ひっ…!」


シーフはこころの頭に拳銃を突き付け、ダブルを脅す。


海未「なんて卑怯な…!」

ことり「…ま、待って…凛ちゃん、動いてる…!?」

海未「なっ…!」


ダブル「…うわああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!」

ダブル『凛ちゃぁん!!』

こころ「きゃー!!!!!」

ここあ「ぎゃー!!!!!」



ダブル『星空凛ッ!!!!』
46: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 23:42:48.43 ID:U2HzDqkS0.net
〜〜〜???〜〜〜


花陽「…っ!?」

花陽「ここは…」


花陽(たくさんの本と本棚が燃えている…)


花陽「もしかして…星空の本棚…!?」


うううううう…


花陽「…いや、違う…!凛ちゃんの意識の中だ…!」


うわああああ…






花陽(…凛ちゃんは、自分の理性と知識が全部燃えあがって…怖いんだ)



花陽「凛ちゃーんっ!どこーっ!?」


花陽「凛ちゃあああんっ!!」


花陽「…って」


花陽「…本の中に、手!?」ガサゴソ
47: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 23:54:09.83 ID:U2HzDqkS0.net
凛「…」


花陽「凛ちゃん…!」ギュッ


凛「…かよちん…ありがとう…」


花陽「…なんでこんな無茶したの…っ」


凛「…こうして…」


凛「こうして、かよちんが、凛のこと…助けてくれる…見つけてくれると、思ったから…」



花陽「…凛ちゃんのバカ…っ」



凛「えへへ…」



花陽「…当たり前だよ、凛ちゃん…だって、私たちは…」


凛「…うん、凛たちは…」



『「二人で一人だから…!」』



こころ「ううううお姉さま……あれ?」

ここあ「…止まってる!」

ことり「凛ちゃんが…止まった!」

海未「…やりました!」


ダブル「…もう大丈夫。ごめんね、こころちゃん」
48: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 23:54:51.34 ID:U2HzDqkS0.net
こころ「凛さん…!」


ダブル「…はぁっ!」



こころの首筋直前で止まっていたアームファングを一旦引き、シーフの脳天に拳を食らわせる。


シーフ「っつぅ…!」


ダブル「悪い子にはゲンコツしないとね」


ダブル『「さあ、あなたの罪を…数えなさい!」』

シーフ「うっ…うぅっ…!え、エリチカ、おうちに帰る…!」


『ショルダーファング!』


ファングのツノを二度倒し、右肩に刃が現れる。

逃げ出したシーフに向けてその刃を投げると、独特な軌道を描きシーフを斬りつける。


シーフ「がっ…はぁ…はぁ、はぁっ…!」
49: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/07(火) 23:56:14.83 ID:U2HzDqkS0.net
ダブル『凛ちゃん、メモリブレイクだよ!』

ダブル「うん!えっと、必殺技の名前は…」

ダブル『ファング…』

ダブル「ファング…ストライザーなんてどう?」

ダブル『いいね!意味は?』

ダブル「凛が作った!」

ダブル『…なるほど!』



ファングのツノを三度倒すと、ガイアウィスパーが鳴り響き、


『ファング!マキシマムドライブ!』


ダブルの右足に刃が現れる。



ダブル『「はぁああああ…はっ!!」』


ダブルは高く飛び上がり、回転しながらシーフに近づく。



ダブル『「ファングストライザー!!」』


シーフに向け、恐竜の牙を思わせるような回し蹴りを見舞う。


シーフ「きゃあああああっ!!!」



エリーチカ「ぐっ…うぅ…」



エリーチカの身体から排出されたシーフメモリは、粉々に砕け散った。
52: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/08(水) 00:06:30.00 ID:Yp7mZIzP0.net
亜里沙「お姉ちゃんっ!」

エリーチカ「亜里沙…私、今まで…」

亜里沙「お姉ちゃん…よかった…」

海未「…怪盗エリーチカ、逮――――」

ことり「海未ちゃん」

海未「…そうですね」

ことり「写真、撮った?」

海未「…あっ!?」

ことり「…もう!本物の仮面ライダーの写真撮って証拠にしよう、って言ったじゃんっ!」

海未「…うぅ、すみません…」


ブーン


海未「わっ…な、なんですか?」

ことり「カブトムシ?」


ポイッ


海未「わっ…これ、写真ですね」

ことり「…あっ!?これ、さっきの必殺技の瞬間の写真!?」

海未「な、なんでこんなものが…?」
53: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/08(水) 00:10:20.29 ID:Yp7mZIzP0.net
『今回の事件は、凛ちゃんの大活躍によって幕を閉じた。

仮面ライダーが怪盗という誤解も、海未ちゃんとことりちゃんが頑張って解いてくれた。

新しい力のファングも加えて…これからも、街を護っていこうと思う。

…仮面ライダーとして。


そういえば。


怪盗としての美学をガイアメモリに浸食されて、心を滅ぼされてしまった怪盗エリーチカ。

…どうやらメモリの後遺症も無く、無事に…と言っていいのかはわからないけれど。

今まで通りの絢瀬絵里、もといエリーチカとしての意識を取り戻し、警察に逮捕された。

…はず、だったんだけど…』




絵里「ねえ凛?これおかしくない?ちゃんとウィンナコーヒー?」

凛「うん?ちゃんとウインナーコーヒーだよ?」

絵里「え?」

凛「え?」

絵里「…うーん」ゴクッ

凛「…でも絵里ちゃんも変わってるね。なんでコーヒーにウインナーなんて入れるの?」

絵里「ウインナー…?」

凛「うん。腸詰めのアレ」

絵里「!?」ブーッ

凛「わっ!?」

絵里「ちょっと、ちゃんと調べて作ったんでしょうね!?」

凛「うん、そうだよ?コーヒーの上にウィンナ・コーヒーっていうのもあったけど」

絵里「それよ!」


花陽(エリーチカ…いえ、絵里さんは…なぜか、うちに住み込んでいます…)
54: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/08(水) 00:13:22.46 ID:Yp7mZIzP0.net
花陽「…あの、絵里さん?」

絵里「あら、私も『絵里ちゃん』でいいのに」

花陽「…絵里ちゃん、こんなところに居ていいんですか?」

絵里「駄目なことがある?」

花陽「えっと…ほら、その…」


ことり「こんにちは〜」ガチャ

海未「失礼します。花陽、今回の事件の資料を…」

絵里「…ハラショー。なるほどね」

海未「…か、怪盗エリーチカ!?」

ことり「た、たたた逮捕ですーっ!!」

絵里「そうはいかないわ!」バサッ


エリーチカ「また来るわ!凛、その時までちゃんとウィンナ・コーヒーの淹れ方覚えておくのよ!」

海未「待ちなさーいっ!!」

ことり「待てぇ〜っ!!」



『…これからも、しばらく怪盗エリーチカに関するドタバタは続きそうです…』
55: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9ecc-ChPp) 2016/06/08(水) 00:42:35.69 ID:Yp7mZIzP0.net
終わり

途中から誰も読んでなかったのはわかってたけどスレ建てた以上はと思って完走しました
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『【SS】凛「凛たちは、二人で一人の」花陽「仮面ライダーです!」』へのコメント

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